JP2005110920A - 携帯型生体情報モニタ装置及び情報管理装置 - Google Patents

携帯型生体情報モニタ装置及び情報管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 装置の付け替えを必要とせず、生体情報を常時モニタできる携帯型生体情報モニタ装置、及び該モニタ装置にて生成された情報の処理や提示を行う情報管理装置を提供する。
【解決手段】 緑色LEDを発光させて得られる脈波検出信号、赤外LEDを発光させて得られる体動検出信号を生体情報として検出し、設定された生成モードが覚醒・通常モードの時は、覚醒時の被験者の状態を評価するための覚醒評価指標として体動,脈拍を(S320)、生成モードが覚醒・定常運動モードの時は、定常運動時の被験者の状態を評価するための運動評価指標として体動,脈拍,ピッチを(S380)、生成モードが睡眠モードの時は、睡眠時の被験者の状態を評価するための睡眠評価指標として体動,脈拍,自律神経機能を(S420)、それぞれ生体情報を解析することで算出する。つまり、被験者の行動によらず単一のモニタ装置で、必要な指標を全て生成することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、被験者の身体に取り付けて使用する携帯型生体情報モニタ装置、及び該モニタ装置にて生成された情報の処理や提示を行う情報管理装置に関する。
従来より、脳波,体動,心拍,呼吸などの生体情報を検出し、その検出結果から、運動(覚醒時の活動量)や睡眠を評価する試みがなされている。
この種の装置として、寝具と一体に構成された圧電素子や脳波計を用いて睡眠中の生体情報を検出し、その検出結果から睡眠の質を評価する睡眠評価装置(例えば、特許文献1参照。)や、指先に取り付けた圧電マイクから脈波を検出すると共に、ベルト等に取り付けた加速度センサから体動を検出し、運動強度の評価などに用いるために、その検出結果から運動中の脈拍数や運動ピッチを求める装置(例えば、特許文献2参照。)等が知られている。
特許第2950038号公報 特許第2816944号公報
しかし、これらの従来装置は、運動や睡眠など、ある行動に限定して測定や評価を行うものであるため、被験者の状態を総合的に評価することができないという問題があった。
即ち、良い睡眠を得るには日中の十分な活動、適度な疲労が必要であったり、不眠症などの睡眠異常者は、夜に異常な覚醒が発生し、日中に異常な眠気が発生するなど、日中の運動(覚醒度、活動量)と睡眠とは密接に関連している。このため、ある限られた行動だけでは、十分な情報を得ることができず、的確な評価やアドバイスを行うことができないのである。
また、様々な行動についての生体情報を測定するために、行動毎に異なる装置を用いていたのでは、装置の付け替えが非常にわずらわしいという問題があった。また、特に、上述の睡眠評価装置のように脳波を測定するものでは、身体に取り付けられる電極と装置本体とをつなぐケーブルによって被験者の行動が制約されるため、通常の生活状態での生体情報を得ることが困難であるという問題もあった。
本発明は、上記問題点を解決するために、装置の付け替えを必要とせず、生体情報を常時モニタできる携帯型生体情報モニタ装置、及び該モニタ装置にて生成された情報の処理や提示を行う情報管理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の携帯型生体情報モニタ装置では、生体情報検出手段が、被験者の脈拍,体動,自律神経機能を反映した生体情報を繰り返し検出する。そして、その検出された生体情報に基づき、睡眠時における被験者の状態を評価するための指標である睡眠評価指標を生成する第1生成モード、及び該生体情報に基づき、覚醒時における被験者の状態を評価するための指標である覚醒評価指標を生成する第2生成モードを少なくとも含む、被験者の行動に応じた複数の生成モードを有する指標生成手段が、いずれかの生成モードにて動作し、その生成された指標を記憶手段が記憶する。
このように、本発明の携帯型生体情報モニタ装置によれば、携帯型の単一の装置により、睡眠時の生体情報と覚醒時の生体情報とをいずれもモニタすることができる。そして、これら生体情報から生成される睡眠評価指標及び覚醒評価指標に基づいて、被験者の状態(例えば、生活リズム,活動量(消費カロリー),体調,睡眠の質など)を総合的に評価することができ、その評価結果に基づいて被験者に対し的確なアドバイスを行うことができる。
また、本発明によれば、異なった行動を評価するための指標(睡眠評価指標,覚醒評価指標)を、同じ生体情報から生成しているため、行動によって装置の付け替えを行う必要がなく、また、装置自体が携帯型であり被験者の行動が制約されることもないため、被験者に意識させることなく、通常の生活状態での生体情報を簡単に取得することができる。
また、本発明によれば、生成モードに応じて、その生成モードでの評価に必要な指標のみを生成するようにされているため、指標を生成する際の処理量を必要最小限に抑えることができると共に、不要な指標が生成されることがないため、記憶手段の記憶容量を削減することができる。
なお、指標生成手段は、生成モードに応じて指標の生成タイミング(生体情報の解析タイミング)を変化させるように構成することが望ましい。即ち、一般的に、睡眠時には覚醒時より生体情報の変化が少なくなるため、例えば、第1生成モードの時には第2生成モードの時よりも測定周期を長くする等して、その生成モードに合った生成タイミングを設定することにより、必要な情報を必要最小限の処理量(ひいては消費電力)にて取得することができる。
また、本発明の携帯型生体情報モニタ装置は、動作モード選択手段が、外部からの指令に従って、生体情報の検出を常時実行する連続動作モード、又は指定された期間中だけ実行する限定動作モードのうち、いずれかの動作モードにて、生体情報検出手段を動作させるように構成してもよい。
なお、外部からの指令は、例えば、当該装置に設けられた操作ボタン等を介して入力してもよいし、当該装置と有線或いは無線通信が可能な外部装置を介して入力してもよい。また、指定された期間は、例えば、外部からの終了指令があった時を終了タイミングとしてもよいし、指標生成手段が生成する指標から、被験者の状態や行動を推定し、予め設定された条件に適合するような変化があった時を終了タイミングとしてもよいし、予め設定された時間が経過した時点を終了タイミングとしてもよい。
そして、動作モードが連続動作モードである場合には、行動判定手段が、指標生成手段にて生成された指標に基づいて、被験者の行動が生成モードのいずれに適合するかを判定し、その判定結果に従って、生成モード自動切替手段が、指標生成手段の生成モードを切り替えるように構成することが望ましい。この場合、被験者が生成モードの切替を行う必要がないため、その時々の被験者の行動に応じた的確な指標を連続的かつ確実に得ることができる。
一方、動作モードが限定動作モードである場合には、生成モード手動切替手段が、外部からの指令に従って、指標生成手段の生成モードを切り替えるように構成することが望ましい。この場合、限定動作モードで動作する期間の生成モードを、手動にて任意に選択することができる。
また、本発明の携帯型生体情報モニタ装置は、指標を生成するだけでなく、その指標に基づいて、評価手段が被験者の状態を評価するように構成してもよい。
そして、評価手段として、具体的には、被験者の状態を、生成モード毎に個別に評価する行動別評価手段を備えていてもよいし、更に、その行動別評価手段により得られる各生成モードでの評価結果に基づいて、総合的に被験者の状態を評価する総合評価手段を備えていてもよい。
なお、行動別評価手段は、例えば、評価対象となる生成モードにて生成された全ての指標のうち、予め指定された期間内に生成された指標を用いて評価を行うように構成してもよい。ここで指定された期間とは、例えば、第1生成モードであれば、睡眠時間全体であってもよいし、寝付き具合がわかる就床後3時間以内といった特定の時間帯、最も睡眠が深くなると考えられる午前3時〜5時といった特定の時刻帯などが考えられる。
また、行動別評価手段は、睡眠時における被験者の状態として、例えば、睡眠評価指標から、不整脈,無呼吸,多動のうち、少なくとも一つの評価を行うように構成してもよい。
具体的に、不整脈や無呼吸や多動などは、時間的順序を無視した脈拍の非特異的な変動(脈拍間隔の変動係数、例えばCVrr)の大きさや、その大きさの異常値の出現率などから特定することができるとともに、自律神経機能(HFやLF)や体動の頻度からも同様に特定することができる。
ところで、生体情報検出手段は、小型に構成できるものであれば何でもよいが、例えば、血液成分の吸光特性を利用して脈波を検出する光学式脈波センサを好適に用いることができる。この光学式脈波センサの検出信号には、脈波成分だけでなく、体動成分も含まれているため、この単一のセンサにて検出される生体情報から、脈拍,体動,自律神経機能の全てを求めることが可能である。
但し、脈波成分と体動成分とを分離することが困難である場合があるため、光学式脈波センサを用いる場合には、別途、体動を検出する体動センサを併用することが望ましい。即ち、光学式脈波センサの検出結果から、光学式体動センサにて検出される体動成分を除去することにより、脈拍、ひいては脈拍の変動から求められる自律神経機能を精度よく求めることができる。
そして、この体動センサも、脈波センサと同様に光を利用して検出を行うもの、即ち、体表などからの反射光を利用して体動を検出する光学式体動センサにすることが可能である。
また、本発明の携帯型生体情報モニタ装置は、少なくとも当該装置にて生成された情報を表示する表示手段を備えていてもよい。なお、当該装置にて生成された情報とは、指標生成手段が生成する各指標であってもよいし、評価手段を備えている場合には、その評価結果であってもよい。
また、表示手段には、記憶手段に記憶された過去の結果を呼び出して表示するように構成してもよく、この場合、例えば、指標や評価結果の過去数日間の推移を確認することが可能となる。
なお、携帯型の装置では表示画面の大きさを十分に確保できないことが考えられるため、そのような場合には、表示手段での表示内容を、外部からの指令に従って切替可能に構成することが望ましい。
更に、本発明の携帯型生体情報モニタ装置は、外部装置との通信を行う通信手段を備えていることが望ましい。この通信手段は、無線通信を行うものであってもよいし、外部装置との間にケーブルを接続して有線通信を行うものであってもよい。また、外部装置としては、コンピュータ端末の他、当該装置を充電するための充電器や、当該装置と同じ構成を有する他の装置であってもよい。
また、通信手段により、指標生成手段が生成する指標や、評価手段での評価結果をリアルタイムで外部装置に転送することも可能となり、その転送されてきた情報に基づいて、外部装置の制御を促すようなシステムを構成することもできる。
次に、第二の発明である情報管理装置は、携帯型生体情報モニタ装置との通信を行う通信手段を備えた外部装置であり、情報蓄積手段が、この通信手段を介して携帯型生体情報モニタ装置から取得した情報を蓄積し、その蓄積された情報に基づいて評価手段が被験者の状態を評価し、これら情報蓄積手段に蓄積された情報、又は評価手段での評価結果のうち、少なくとも一方を表示手段が表示する。また、逆に情報管理装置から携帯型生体情報モニタ装置へ過去の評価などの情報を送信することも可能である。
なお、評価手段は、上述した携帯型生体情報モニタ装置のものと同様の評価を行ってもよいが、携帯型生体情報モニタ装置から取得した情報と、別途取得されるモニタ装置では取得不能な各種情報とに基づいて、より詳細な評価を行うように構成してもよい。
また、情報管理装置は、被験者が携帯する必要がないため、表示手段には大きな表示画面を設けることができ、携帯型生体情報モニタ装置にて生成された情報の長期間に渡る推移の表示や、他の情報と対応付けた表示など、より評価を行いやすい態様で表示することができる。
また、本発明の情報管理装置は、通信手段を介して携帯型生体情報モニタ装置の動作を制御するリモート制御手段を備えていてもよい。
このリモート制御手段を利用すれば、例えば、評価手段での評価結果に応じて、又は被験者を観察する観察者の意志により、被験者に負担をかけることなく、外部から携帯型生体情報モニタ装置の設定を最適なものに変更することができる。また、あまり頻繁には変更されない設定については、このリモート制御手段を介して設定を変更するように携帯型生体情報モニタ装置を構成すれば、携帯型生体情報モニタ装置に設けるべき操作ボタンの数などを削減でき、ひいては携帯型生体情報モニタ装置の小型化を図ることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された体調管理システムの全体構成を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態の体調管理システムは、管理の対象となる被験者に取り付けて使用される携帯型生体情報モニタ装置1(以下単に「モニタ装置」と称する。)と、モニタ装置1への着脱が可能なケーブルCを介してモニタ装置1への充電およびモニタ装置1との通信を仲介する充電器30と、充電器30を介してモニタ装置1との通信を行うことにより、モニタ装置1の内部設定を変更したり、モニタ装置1から取得したデータに基づいて、各種処理を実行する情報管理装置50とからなる。
なお、情報管理装置50は、キーボード,ディスプレイ,CPU,ROM,RAM,ハードディスク,通信インタフェースなどを備えた周知のパーソナルコンピュータからなり、通信インタフェースには充電器30からのケーブルが接続され、ハードディスク上には、管理データベースが形成されている。この管理データベースは、通信インタフェース,充電器30を介してモニタ装置1から取得したデータを、別途入力された各種データ(モニタ装置1では入力できない被験者についてのデータや、他の被験者についてのデータ等)と共に蓄積することで作成される。そして、CPUは、管理データベースに蓄積されたデータの解析や評価を行い、その解析,評価結果や、管理データベースに蓄積されたデータを、様々な形式でディスプレイに表示する処理を実行するように構成されている。さらに、インターネットなどを通じて、管理データベースサーバーを構築し、さらに第3者が多くのデータを管理することも可能となる。これは本情報管理装置を経由でも、モニタ装置直接でもよい。送信受信とも可能である。
ここで、図2は、モニタ装置1の外観、及びその使用状態を示す説明図である。
図2(a)に示すように、モニタ装置1は、腕時計程度の大きさに形成された本体3と、本体3と一体に形成されたベルト状の取付部5とからなる。
そして、本体3の表側には、操作ボタン3a,表示パネル3b,動作確認用の発光ダイオード(LED)3c,充電確認用のLED3dが設けられ、裏側には、生体情報の検出に用いる光を通過させるための検出窓3e,充電器30から延設されたケーブルCを接続するためのコネクタ3fが設けられている。また、本体3には、被験者がモニタ装置1を装着したままでの入浴が可能なように防水加工が施されている。
このモニタ装置1は、図1(b)に示すように、本体3裏側の検出窓3eが被験者の皮膚に密着するように、取付部5により被験者の手首や足首などに固定して使用される。但し、取付位置は、手首や足首に限らず、四肢(腕脚)の指先から付け根までのどこであってもよい。また、取付部5は、ベルトの代わりにサポータなどを用いて構成してもよい。
次に、図3は、モニタ装置1の内部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、モニタ装置1は、検出窓3eを介して光を照射し、その反射光を受光することで生体情報を検出する情報検出部10と、情報検出部10にて検出される生体情報を処理する情報処理部20と、コネクタ3fに接続されるケーブルを介して充電可能に構成され、当該装置の各部に電源供給を行うバッテリ15とを備えている。
このうち、情報検出部10は、緑色光(本実施形態では波長が約520nm)を放射する緑色LED11a、赤外光(本実施形態では波長が約950nm)を放射する赤外LED11b,これらLED11a,11bから放射された光の反射光を受光するフォトダイオード(PD)11cからなる光学式の脈波・体動センサ11と、情報処理部20からの指示に従って、LED11a,11bを駆動する駆動回路12と、PD11cを駆動して反射光の強度に応じた検出信号を生成する検出回路13と、検出回路13からの検出信号をデジタルデータに変換するA/Dコンバータ14とからなる。
なお、LED11a,11bから放射され、被験者の体内を通る毛細動脈に到達した放射光は、その一部が毛細動脈を流れる血液中のヘモグロビンに吸収され、残りは毛細動脈で反射して散乱する。そして、その散乱光の一部が反射光としてPD11cに入射する。
この時、血液の脈動により毛細動脈にあるヘモグロビンの量が波動的に変化するため、ヘモグロビンに吸収される光も波動的に変化する。これに従って、毛細動脈で反射しPD11cで検出される受光量(検出信号の信号レベル)も変化するため、その検出信号から脈波に関する情報が得られる。
なお、血流は、体動の影響も受けるため、PD11cからの検出信号には、脈拍に同期する脈拍成分だけでなく、体動に同期する体動成分も含まれることになる(図8参照)。また、放射光の全てが毛細動脈に到達するわけではなく、身体の表面で反射した反射光(表面反射光)もPD11cにて受光され、この表面反射光にも、体動成分が多く含まれている。
但し、赤外光は緑色光と比較して吸光特性が低い。このため、図9に示すように、緑色LED11aを発光させた時にPD11cにて検出される検出信号では、脈拍成分と体動成分とがいずれも抽出可能な信号レベルにて検出される(図中(a)参照)が、赤外LED11bを発光させた時にPD11cにて検出される検出信号では、体動成分と比較して脈拍成分が非常に小さく、体動成分のみが抽出可能な信号レベルにて検出される(図中(b)参照)。なお、図9は、検出信号の周波数スペクトルの概要を示す模式図である。
つまり、脈波・体動センサ11は、緑色LED11aの発光時には、脈拍成分と体動成分とからなる脈波検出信号を出力する脈波センサとして動作し、赤外LED11bの発光時には、体動成分からなる体動検出信号を出力する体動センサとして動作する。
そして、駆動回路12は、情報処理部20からの指令によって起動すると、予め設定されたサンプリング間隔(本実施形態では50msec)毎に、両LED11a,11bを、それぞれ1回ずつ異なるタイミングで交互に発光させるように構成されている。また、A/Dコンバータ14は、この駆動回路12の発光タイミングに同期して動作することにより、緑色LED11aの発光時に検出される脈波検出信号、赤外LED11bの発光時に検出される体動検出信号を、それぞれデジタルデータに変換し、このデジタルデータを生体情報として情報処理部20に供給するように構成されている。
次に、情報処理部20は、操作ボタン3aに加えられた操作を検出する操作検出部21と、コネクタ3fへのケーブル接続の有無を検出すると共に、コネクタ3fに接続されたケーブルを介して外部装置との通信を制御する通信制御部22と、バッテリ15の電圧を検出する電圧検出部23と、情報検出部10にて検出される生体情報から指標を生成する処理、電圧検出部23を介したバッテリ電圧の監視処理、通信制御部22を介した外部装置との通信処理等を実行するマイクロコンピュータ(マイコン)24と、情報検出部10にて検出される生体情報や、その生体情報に基づいてマイコン24が生成する各種情報を記憶する記憶部25と、マイコン24からの指示に従って表示パネル3bに文字や図形を表示したりLED3c,3dの点灯や消灯を行う表示制御部26とを備えている。
なお、記憶部25には、少なくとも、情報検出部10から供給される生体情報を記憶するバッファ領域が確保されている。このバッファ領域は、予め設定された期間分(本実施形態では過去25秒分以上、即ち検出信号毎に500データ以上)のデータを格納可能な容量を有している。
次に、マイコン24は、CPU,ROM,RAMを中心に構成された周知のものであり、後述するメイン処理の他、時刻を求める計時処理、情報検出部10から生体情報の供給があった時に、記憶部25に確保されたバッファ領域のデータを更新するデータ更新処理、表示パネル3bへの表示を表示制御部26に行わせる表示処理等を実行する。
ここで、マイコン24が実行するメイン処理を、図4に示すフローチャートに沿って説明する。
電源が投入され、本処理が起動すると、まず、操作検出部21からの入力に基づき、操作ボタン3aを介してモード設定操作が行われたか否か(S100)、情報検出部10が検出した生体情報を解析して指標を生成する生成タイミングであるか否か(S120)、通信制御部22からの入力に基づき、コネクタ3fにケーブルが接続されているか否か(S160)、電圧検出部23からの入力に基づき、バッテリ15の充電量が不足しているか否か(S180)を順次判断し、いずれも否定判定された場合には、これらの判定を繰り返し実行することで待機する。
そして、先のS100にて、モード設定操作が行われたと判定されると、その設定操作により設定されたモードにて当該モニタ装置1を動作させるための各種設定を行って(S110)、S100に戻る。
なお、モード設定操作では、生体情報のモニタ(収集,解析)を実行する期間を指定する動作モードや、生体情報から生成する指標を指定する生成モード、表示パネル3bに表示する内容を指定する表示モードが設定される。
このうち、動作モードとしては、期間を区切ることなく連続的にモニタを行う連続動作モード、指定された期間の間だけモニタを行う限定動作モードが用意されている。
そして、動作モードが非選択(モニタを行わない)の状態から、連続動作モード又は限定動作モードのいずれかが選択された時には、情報検出部10の駆動回路12に起動指令を出力して、情報検出部10による生体情報の検出を開始させ、逆に動作モードが選択されてる状態から、非選択の状態になった時には、情報検出部10による生体情報の検出を停止させる。また、限定動作モードが選択された時には、その限定動作モードが維持されている間、動作確認用のLED3cを点滅させるようにされている。
また、生成モードとしては、睡眠時における被験者の状態を評価するための睡眠評価指標を生成する睡眠モード、覚醒時における被験者の状態を評価するための覚醒評価指標を生成する覚醒モードが用意されている。なお、覚醒モードは、二つのサブモードからなり、ジョギングなどの定常運動時における被験者の状態を評価するための運動評価指標を生成する定常運動モードと、それ以外の状況にて覚醒評価指標を生成する通常モードとが用意されている。更に、動作モードが限定動作モードである場合には、上述した生成モード以外に、予め決められた特別な行動(イベント)における被験者の状態を評価するためのイベント評価指標を生成するイベントモードが用意されている。
但し、動作モードが連続動作モードである場合には、後述するように生成モードが自動的に切り替わるため、動作モードが限定動作モードである場合にのみ、生成モードを選択できるようにされている。
また、生成モード毎に、指標を生成する生成タイミング(S120参照)が決められており、選択された生成モードに応じて生成タイミングも変更するようにされている。具体的には、運動時には脈拍数(指標)の変化が大きくなるため、詳細な心拍変化のモニタ等が可能となるように、覚醒・定常運動モードでは覚醒・通常モードより生成時間間隔が短くなるようにし、また、睡眠中は、脈拍数(指標)が大きく変化することが少ないため、睡眠モードでは覚醒モードより生成時間間隔が長くなるようにしている。つまり、生成時間間隔は、[睡眠モード]>[覚醒・通常モード]>[覚醒・運動モード]となるように設定されている(本実施形態では、覚醒・通常モードでの生成時間間隔を1秒以上(1秒〜5分)に設定)。
なお、イベントモードの生成タイミングは、そのイベントの内容に応じて、イベント評価指標の変化が頻繁なイベントであるほど、生成時間間隔が短くなるように設定される。
一方、表示モードとしては、時刻を表示する時刻表示モード、各生成モードにて生成される指標(脈拍、体動、自律神経機能、運動ラップ)を表示する指標表示モード、指標に基づく評価の結果を表示する評価結果表示モードが用意されている。但し、指標表示モードや、評価結果表示モードでは、設定されている生成モード毎に、表示可能な内容が異なるため、その表示可能な範囲内で選択できるようにされている。
フローチャートに戻り、先のS120にて、生成タイミングであると判定されると、設定されている動作モードが連続動作モードであるか否かを判断し(S130)、連続動作モードであれば、連続モニタ処理を実行して(S140)、S100に戻り、一方、連続動作モードではなく限定動作モードであれば、限定モニタ処理を実行して(S150)、S100に戻る。
また、先のS160にて、コネクタ3fにケーブルCが接続されたと判定されると、そのケーブルを介して、情報管理装置50から入力されるリモートコマンドに対応した処理を実行するリモートコマンド対応処理を実行して(S200)、S100に戻る。
この、リモートコマンド対応処理では、例えば、記憶部25に記憶された一部或いは全ての情報を情報管理装置50に転送する処理、先のS140(連続モニタ処理),S150(限定モニタ処理)にて実行するプログラムを更新する処理、生成タイミングなどの各種パラメータや設定を変更する処理等の実行が可能なようにされている。また、ケーブルCを介して充電が行われたか否かを判断し、充電が行われていれば充電確認用のLED3dを消灯する。
また、先のS180にて、充電量が不足であると判定されると、充電確認用のLED3dを点滅させて(S190)、S100に戻る。ここでは、充電確認用のLED3dを点滅させることで、充電不足を報知しているが、充電確認用のLED3dを省略し、表示パネル3bに、その旨を表示することで報知したり、別途設けたスピーカを介して音声により報知するように構成してもよい。
次に、先のS140にて実行する連続モニタ処理の詳細を、図5に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、設定されている生成モードが覚醒モードであるか否かを判断し(S300)、覚醒モードであれば、更に定常運動モードであるか否かを判断する(S310)。
そして、定常運動モードではなく通常モードであれば、通常モニタ処理を実行する(S320)。この通常モニタ処理では、覚醒時における被験者の状態を評価するための覚醒評価指標として、記憶部25のバッファ領域に記憶された生体情報を解析することで、体動及び脈拍を算出して、その算出結果を生体情報の検出時刻と共に記憶部25に記憶する。
この通常モニタ処理(覚醒評価指標の算出)が終了すると、その算出結果(特に体動の変化)に基づいて、被験者の行動が、通常の状態から、ジョギングなどの定常運動を行っている状態に変化したか否か、即ち、被験者が運動を開始したか否かを判断し(S330)、運動を開始したと判定された時は、生成モードの設定を覚醒・定常運動モードに切り替えると共に、生成タイミングの設定を覚醒・定常運動モードに対応したものに変更して(S340)、本処理を終了する。
一方、先のS310にて、定常運動モードであると判定された時は、運動モニタ処理を実行する(S380)。この運動モニタ処理では、定常運動時における被験者の状態を評価するための運動評価指標として、記憶部25のバッファ領域に記憶された生体情報を解析することで、体動,脈拍,運動のピッチを算出して、その算出結果を生体情報の検出時刻と共に記憶部25に記憶する。
この運動モニタ処理(運動評価指標の算出)が終了すると、その算出結果(特に体動の変化)に基づいて、被験者の行動が、定常運動を行っている状態から、運動を行っていない通常の状態に変化したか否か、即ち、被験者が運動を終了したか否かを判断し(S390)、運動を終了していないと判定された時は、そのまま本処理を終了する。
また、運動を終了していると判定された時は、定常運動モードが継続している間に生成された運動評価指標に基づいて、運動負荷や運動による身体への影響を評価する運動評価を行う(S400)。その後、生成モードの設定を覚醒・通常モードに切り替えると共に、生成タイミングの設定を覚醒・通常モードに対応したものに変更して(S410)、本処理を終了する。
先のS330にて、運動を開始していないと判定された時には、通常モニタ処理での算出結果に基づいて、被験者が入眠したか否かを判断する(S350)。この入眠したか否かの判断は、例えば、所定時間(例えば5分)以上連続して体動がなく、且つ、脈拍数が覚醒・通常モードでの平均値より所定拍(例えば5拍)以上低下した時に、入眠したと判定する。
そして、入眠していないと判定された時には、そのまま本処理を終了し、入眠したと判定された時には、覚醒モードが継続している間に生成された覚醒評価指標及び運動評価指標に基づいて、覚醒モード全体を通しての被験者の状態(例えば消費カロリーや活動量)を総合的に評価する日中活動量評価を行う。更に、記憶部25に過去の日中活動量評価及び睡眠評価の評価結果が記憶されていれば、これら過去の評価結果と、今回得られた日中活動量評価の評価結果とに基づいて被験者の状態を総合評価する(S360)。
その後、生成モードの設定を睡眠モードに切り替えると共に、生成タイミングの設定を睡眠モードに対応したものに変更して(S370)、本処理を終了する。
また、先のS300にて、覚醒モードではなく睡眠モードであると判定された時は、睡眠モニタ処理を実行する(S420)。この睡眠モニタ処理では、睡眠中における被験者の状態を評価するための睡眠評価指標として、記憶部25のバッファ領域に記憶された生体情報を解析することで、体動、脈拍、自律神経活動量を算出して、その算出結果を生体情報の検出時刻と共に記憶部25に記憶する。
この睡眠モニタ処理(睡眠評価指標の算出)が終了すると、その算出結果に基づいて、睡眠中の異常(不整脈/無呼吸/多動)を判定する睡眠異常判定処理を実行する(S430)。
この睡眠異常判定処理では、図6に示すように、まず先のS420(睡眠モニタ処理)にて睡眠評価指標の一つである脈拍を求める際に行われた脈波検出信号の解析結果から脈拍間隔を算出し(S500)、所定時間範囲(例えば、5min)毎に平均脈拍間隔M、及び脈拍間隔の標準偏差SDを求め(S510)、更に、これら平均脈拍間隔Mと標準偏差SDに基づいて、(1)式から評価値CVrrを、所定時間範囲毎に算出する(S520)。なお、この評価値CVrrは、時間的順序を無視した脈拍の非特異的な変動の大きさを示すものである。
VCrr=SD/M×100 (1)
そして、予め設定された期間(例えば入眠してから現時点まで)のうち、この評価値CVrrが10以上となる時間の割合が20%より大であるか否かを判断し(S530)、20%より大であれば、脈拍に異常(不整脈や無呼吸や多動など)がある旨の判定をする(S540)。
また、S420にて算出された睡眠評価指標(体動)に基づいて、予め設定された期間(例えば入眠してから現時点まで)のうち、体動ありとされた時間の割合が30%より大であるか否かを判断し(S550)、30%より大であれば、体動に異常(多動)がある旨の判定をする(S560)。
また、S420にて算出された睡眠評価指標(自律神経機能)に基づいて、脈拍に現れる高周波成分HF、低周波成分(副交感神経活動量)LF、高周波成分と低周波成分の比(交換神経活動量)LF/HFが、いずれも許容範囲内(例えば、10≦HF≦100且つ10≦LF≦100且つLF/HF≦4)にあるか否かを判断し(S570)、いずれか一つでも許容範囲外である場合には、異常(不整脈や無呼吸や多動などの疑い)がある旨の判定をして(S580)、本処理を終了する。
この睡眠異常判定処理が終了すると、図5に戻り、睡眠モニタ処理での算出結果に基づいて、被験者が起床したか否かを判断する(S440)。この起床したか否かの判断は、例えば、過去所定期間(例えば3分)中、所定比率(例えば1/6)以上の期間で体動があり、かつ脈拍数が睡眠モードでの平均値より所定拍(例えば5拍)以上上昇した時に、起床したと判定する。
そして、起床していないと判定された時には、そのまま本処理を終了し、起床したと判定された時には、睡眠モードが継続している間に生成された睡眠評価指標、及び睡眠異常判定処理での判定結果に基づいて、睡眠モード全体を通しての被験者の状態(例えば、睡眠の質,睡眠の深さ(リズム),就床時の寝入り度など)を評価する睡眠評価を行う。更に、記憶部25に過去の日中活動量評価及び睡眠評価の評価結果が記憶されていれば、これら過去の評価結果と、今回得られた睡眠評価の評価結果とに基づいて被験者の状態を総合評価する(S450)。
その後、生成モードの設定を覚醒・通常モードに切り替えると共に、生成タイミングの設定を覚醒・通常モードに対応したものに変更して(S460)、本処理を終了する。
つまり、連続モニタ処理(連続動作モード)では、生体情報(指標)から被験者の行動を推定し、その行動に応じた生成モードに自動的に切り替えながら、被験者の行動の評価に適した指標を適宜生成し、生成モードが切り替わる毎に、その生成モードでの評価や総合評価を行うようにされている。
なお、ここでは、睡眠異常判定(S430)を、検出タイミング毎に行うようにされているが、これを睡眠モードから覚醒モードに切り替わる際に、睡眠評価(S450)と一緒に実行するように構成してもよい。
次に、S150にて実行する限定モニタ処理を、図7に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、設定された生成モードに対応したモニタ処理を実行する(S600)。即ち、設定された生成モードが覚醒・通常モードであれば、先のS320の通常モニタ処理、覚醒・定常運動モードであれば先のS380の運動モニタ処理、睡眠モードであれば先のS420の睡眠モニタ処理、イベントモードであればイベントモニタ処理を実行する。なお、イベントモニタ処理では、イベント評価指標として、体動,脈拍,自律神経機能を求める。
そして、予め設定された終了条件を満たしているか否かを判断し(S610)、終了条件を満たしていなければ、そのまま本処理を終了し、終了条件を満たしていれば、設定された生成モードに対応した評価処理を実行して(S620)、本処理を終了する。
なお、終了条件としては、例えば、モニタ終了を指示する操作ボタン3aの操作や、予め設定された固定時間の経過、算出指標から推定される被験者の状態の変化などが考えられる。
また、評価処理では、設定された生成モードが覚醒・通常モードであれば先のS360の日中活動量評価(但し総合評価は除く)、覚醒・定常運動モードであれば先のS400の運動評価、睡眠モードであれば先のS430の睡眠異常判定及び先のS450の睡眠評価(但し総合評価は除く)と同様の評価を行う。但し、設定された生成モードがイベントモードであれば、そのイベントに適した評価を行う。
つまり、限定モニタ処理(限定動作モード)では、生成モードを固定して、限られた期間の間だけモニタを行い、指標の生成、指標に基づく評価を行うようにされている。
ここで、S320の通常モニタ処理、S380の運動モニタ処理、S420の睡眠モニタ処理において、生体情報(脈波検出信号及び体動検出信号のサンプリングデータ)から、体動、脈拍、自律神経機能、運動のピッチといった指標を算出する際に用いられる手法(アルゴリズム)について説明する。
まず、体動は、体動検出信号の振幅値、或いは体動信号の微分波形の振幅値(例えば1秒毎の平均又は累積値)を求め、その振幅値から、体動の有無や大きさを求めると共に、体動検出信号がゼロレベルをクロスする回数をカウントし(いわゆるゼロクロス法)、そのカウント値から体動の頻度を求める。
脈拍は、脈波検出信号及び体動検出信号をそれぞれFFT処理し、脈波検出信号のFFT結果から、その中で最大ピークを有する成分(脈拍成分)を特定することで求める。但し、体動がある時には、体動検出信号のFFT結果から体動成分を特定し、その特定した体動成分を脈波検出信号のFFT結果から除去するようにされている。なお、FFT処理の際には、周波数分解能の向上や応答時間(データ蓄積に要する時間)の短縮のための公知技術であるゼロ付加(実データに、値がゼロである仮想データを付加することでデータ数を増加させてFFT処理を実行)を行ってもよい。
運動ピッチは、体動検出信号のFFT結果から体動成分を特定し、特定した体動成分の周波数ピーク(基本波や高調波)が明確である時は、その体動がジョギングなどの定常運動によるものであるとして、その体動成分の周波数から求める。
自律神経機能(HF,LF,LF/HF)については、脈波信号に対して複素復調解析を繰り返す公知のアルゴリズム(例えば、特開2002−330935号公報参照)を用いて求める。
このように、各指標(体動,脈拍,自律神経機能,ピッチ)毎に、それぞれ異なったアルゴリズムでの処理を必要とするが、本装置1では、常に全ての指標を求めるのではなく、覚醒・通常モード(通常モニタ処理)では体動と脈拍、覚醒・定常運動モード(運動モニタ処理)では体動と脈拍とピッチ、睡眠モード(睡眠モニタ処理)では体動と脈拍と自律神経機能といったように、生成モード毎に必要な指標のみを求めるようにされている。
ところで、S360の日中活動量評価,S400の運動評価,S450の睡眠評価にて行う各生成モード毎での評価では、S320の通常モニタ処理,S380の運動モニタ処理,S420の睡眠モニタ処理において生体情報から求められる一次指標(体動,脈拍,自律神経機能(HF,LF,LF/HF))をそのまま用いてもよいが、この一次指標を加工した二次指標(一次指標の平均値,累積値,最大値,最小値,最大値と最小値との差,時間変化率,CVrrなど)を用いてもよい。また、加工の対象となる指標は、その生成モードの全期間であってもよいし、一部の時間帯であってもよい(図10参照)。
例えば、日中活動量評価では、覚醒モードの全期間に渡る脈拍数(一次指標)の累積値(二次指標)から一日の消費カロリーを求め、この消費カロリーから運動量を評価することが考えられる。また、体動頻度(1次指標)から活動量の変化を把握するようにしてもよい。
また、睡眠評価では、睡眠モードの全時間帯又は一部の時間帯における睡眠評価指標の平均値(又は累積値,最大値)から睡眠の質を評価し、また、睡眠評価指標の時間変化率(又は最大値と最小値との差)から睡眠の深さ(リズム)を評価し、更に、就床後一定時間(例えば3時間)内における睡眠評価指標の時間変化率から就床時の寝入り度を評価することが考えられる。なお、上記一部の時間帯としては、就床後又は起床前の数時間、深夜の特定時間帯などが考えられる。
また、総合評価では、日中活動量評価及び睡眠評価だけでなく、別途実行されるイベントモードにて求められた指標やその指標を用いた評価結果を加味して評価してもよい。
なお、本実施形態において、情報検出部10が生体情報検出手段、マイコン24が指標生成手段、記憶部25が記憶手段、表示制御部26,表示パネル3bが表示手段、通信制御部22が通信手段に相当する。また、S100〜S110が動作モード選択手段及び生成モード手動切替手段、S330,S390,S350,S440が行動判定手段、S340,S410,S370,S460が生成モード自動切替手段、S400,S360の一部,S430,S450の一部が行動別評価手段、S360の一部,S450の一部が総合評価手段に相当する。
以上説明したように本実施形態の体調管理システムでは、モニタ装置1を被験者に取り付けて連続動作モード、或いは限定動作モードにて動作させることにより、被験者の状態を評価するために必要な情報を取得することができる。
この時、モニタ装置1を連続動作モードにて動作させれば、その時々の被験者の行動に応じて、その行動における被験者の状態を評価するのに適した指標を、被験者を煩わせることなく長時間連続的に取得することができる。
つまり、被験者の行動に応じてモニタ装置1の付け替えを行う必要がなく、しかも、モニタ動作中は、モニタ装置1にケーブルを接続する必要がないため、被験者の行動が制約されることもなく、通常の生活状態での生体情報を簡単に取得することができる。
そして、このように長時間に渡って連続的に取得された情報には、睡眠,運動といった特定の行動だけでなく、一日の中に現れる様々な行動についての情報が含まれているため、これらの情報に基づいて、生活リズム、運動負荷、体調、消費カロリー、睡眠の質などを総合的に評価することができ、その評価結果に基づいて被験者に対して的確なアドバイスを行うことができる。
また、モニタ装置1を、限定動作モードにて動作させれば、任意に生成モードを指定できるため、所望の指標を取得することができる。
そして、例えば、生成モードをイベントモードにしてモニタ装置1が取得した情報(指標)を、被験者の状態に影響を与えるような動作をする外部装置(例えば、換気装置や冷暖房装置など)にフィードバックするようにすれば、閉鎖された空間(車内,寝室,会議室など)の環境を、被験者の状態に応じて自動的に快適なものに調整するシステムを構成することができる。
また、モニタ装置1では、被験者の行動に応じた複数の生成モードが用意されており、各生成モード毎に指標の生成タイミング(指標の生成間隔)を変化させると共に、その生成モードでの評価に必要な指標のみを生成するようにされている。このため、指標を生成する際の処理量(ひいては消費電力)を必要最小限に抑えることができる。
また、モニタ装置1が取得した情報(指標や評価結果)は、表示モードを適宜選択することで、モニタ装置1の表示パネル3bに表示させることができるため、被験者は、必要に応じて指標や評価結果を確認することができる。
また、本実施形態の体調管理システムでは、モニタ装置1が取得した情報を、充電器30にてモニタ装置1への充電を行っている時に、同時に情報管理装置50に転送することができる。
そして、情報管理装置50は、管理データベースに、モニタ装置1では得られないデータも蓄積しているため、これらのデータをモニタ装置1から読み込んだデータに加味して再解析や再評価をすることにより、モニタ装置1で行われる評価と比較して、より詳細な評価を行うことができる。
また、情報管理装置50では、モニタ装置1とは異なり、大きな表示画面を備えることが可能であるため、管理データベースに記憶された各種データを、被験者の状態がより把握され易い形式にて表示することができる。例えば、管理データベースに記憶された任意の情報を、その推移が理解できるように、任意のスパン(時間単位,日単位,週単位,月単位,年単位等)にて表示したり、他の被験者や多数の被験者の平均値等と対比させて表示したりすることなども可能となる。
ところで、本実施形態の体調管理システムは、自身を被験者とする個人の健康管理の他、運動選手,患者,高齢者,障害者の体調管理など、スポーツ,医療,福祉の分野にも適用することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、モニタ装置1と情報管理装置50とは、充電器30を介して通信を行うように構成されているが、図11に示すように、情報管理装置70に充電器を一体化させてもよい。また、充電器30に、モニタ装置1より大画面の表示装置を設けることにより、モニタ装置1を充電器30に設置するだけで、モニタ装置1が取得した情報を、モニタ装置1の表示パネル3bでの表示より見易い形式にて表示できるように構成してもよい。
また、モニタ装置1同士が直接通信を行い、互いのデータを交換できるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、通信制御部22は、コネクタ3fに接続されるケーブルCを介して有線通信を行うように構成されているが、無線通信を行うように構成してもよい。この場合、更に、操作ボタン3aを省略し、別途用意されるリモートコントローラを用い、無線通信を行う通信制御部22を介して各種モードの設定を行うように構成してもよい。
また、上記実施形態では、生体情報の検出のために、緑色LED11aと赤外LED11bとを備えたセンサを使用しているが、緑色LED11aのみからなるセンサを使用し、脈波検出信号から、脈拍成分と体動成分とをいずれも抽出するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、生体情報を検出するセンサとしては、光学式のものに限らず、体動,脈拍,自律神経機能を反映した生体情報を検出でき、しかも携帯できる程度に小型のセンサであればどのようなものを用いてもよい。
更に、検出する生体情報としては、上述のもの加えて、皮膚体温や発汗量等を反映した生体情報を検出するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、睡眠中の生成モードが睡眠モード一つだけであるが、中途覚醒モードを設けるようにしてもよい。
また、PD11cでの受光レベルなどからモニタ装置1が被験者に装着されているか否かを判定し、未装着であれば、表示パネル3bに指標などの表示を行わないように構成してもよい。
また、モニタ装置1を被験者に装着した直後も、脈拍数が安定するまでは、表示パネル3bに指標などの表示を行わないように構成してもよい。この時、表示パネル3bには、被験者に対して安静を促す表示を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、モニタ装置1にて生成した指標に基づく評価までを行うように構成したが、モニタ装置1ではデータ取得または指標の作成までとし、指標の作成や評価を情報管理装置50にて行わせるように構成してもよい。
本発明の実施形態を示す体調管理システムの全体構成図である。 携帯型生体情報モニタ装置の構成、及び使用状態を示す説明図である。 携帯型生体情報モニタ装置の内部構成を示すブロック図である。 携帯型生体情報モニタ装置のマイコンが実行するメイン処理の内容を示すフローチャートである。 連続モニタ処理の詳細を示すフローチャートである。 睡眠異常判定の詳細を示すフローチャートである。 限定モニタ処理の詳細を示すフローチャートである。 脈波波形の例を示す波形図である。 脈波検出信号及び体動検出信号の周波数スペクトルを示す模式図である。 睡眠評価指標の一例と、それに基づいて生成される二次指標の概要とを示す説明図である。 充電器を一体化させた情報管理装置の例を示す説明図である。
符号の説明
1…携帯型生体情報モニタ装置、3…本体、3a…操作ボタン、3b…表示パネル、3c…動作確認用LED、3e…充電確認用LED、3e…検出窓、3f…コネクタ、5…取付部、10…情報検出部、11…脈波・体動センサ、12…駆動回路、13…検出回路、14…A/Dコンバータ、15…バッテリ、20…情報処理部、21…操作検出部、22…通信制御部、23…電圧検出部、24…マイクロコンピュータ(マイコン)、25…記憶部、26…表示制御部、30…充電器、50,70…情報管理装置。

Claims (18)

  1. 被験者の身体に取り付けて使用する携帯型生体情報モニタ装置であって、
    被験者の脈拍,体動,自律神経機能を反映した生体情報を繰り返し検出する生体情報検出手段と、
    該生体情報検出手段にて検出される生体情報に基づき、睡眠時における被験者の状態を評価するための指標である睡眠評価指標を生成する第1生成モード、及び該生体情報に基づき、覚醒時における被験者の状態を評価するための指標である覚醒評価指標を生成する第2生成モードを少なくとも含む、被験者の行動に応じた複数の生成モードを有し、いずれかの生成モードにて動作する指標生成手段と、
    該指標生成手段にて生成された指標を記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とする携帯型生体情報モニタ装置。
  2. 前記指標生成手段は、前記生成モードに応じて前記指標の生成タイミングを変化させることを特徴とする請求項1に記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  3. 外部からの指令に従って、前記生体情報の検出を常時実行する連続動作モード、又は指定された期間中だけ実行する限定動作モードのうち、いずれかの動作モードにて、前記生体情報検出手段を動作させる動作モード選択手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  4. 前記動作モードが連続動作モードである場合に、前記指標生成手段にて生成された指標に基づいて、被験者の行動が前記生成モードのいずれに適合するかを判定する行動判定手段と、
    該行動判定手段での判定結果に従って、前記指標生成手段の生成モードを切り替える生成モード自動切替手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  5. 前記動作モードが限定動作モードである場合に、外部からの指令に従って、前記指標生成手段の生成モードを切り替える生成モード手動切替手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  6. 前記指標生成手段にて生成される指標に基づいて被験者の状態を評価する評価手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  7. 前記評価手段は、
    被験者の状態を、前記生成モード毎に個別に評価する行動別評価手段を備えること特徴とする請求項6に記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  8. 前記行動別評価手段は、評価対象となる生成モードにて生成された全ての指標のうち、予め指定された期間内に生成された指標を用いて評価を行うことを特徴とする請求項7に記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  9. 前記行動別評価手段は、睡眠時における被験者の状態として、前記睡眠評価指標から、不整脈,無呼吸,多動といった睡眠異常の評価を行うことを特徴とする請求項7又は8に記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  10. 前記睡眠異常の評価のための睡眠評価指標として、時間的順序を無視した脈拍の非特異的な変動を示す係数(CVrr)の平均値や、該係数が予め設定されたしきい値以上となる出現率を用いることを特徴とする請求項9に記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  11. 前記評価手段は、
    前記行動別評価手段により得られる各生成モードでの評価結果に基づいて、総合的に被験者の状態を評価する総合評価手段を備えることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  12. 前記生体情報検出手段は、血液成分の吸光特性を利用して脈波を検出する光学式脈波センサを備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  13. 前記生体情報検出手段は、体表からの反射光を利用して体動を検出する光学式体動センサを備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  14. 少なくとも当該装置にて生成された情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  15. 前記記憶手段で、過去の結果を記憶するとともにデータを呼び出すことにより、前記表示手段で過去結果が表示可能であることを特徴とする請求項14に記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  16. 外部装置との通信を行う通信手段を備えることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の携帯型生体情報モニタ装置。
  17. 請求項16に記載の携帯型生体情報モニタ装置との通信を行う通信手段と、
    該通信手段を介して前記携帯型生体情報モニタ装置から取得した情報を蓄積する情報蓄積手段と、
    該情報蓄積手段に蓄積された情報に基づいて、被験者の状態を評価する評価手段と、
    前記情報蓄積手段に蓄積された情報、又は前記評価手段での評価結果のうち、少なくとも一方を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする情報管理装置。
  18. 前記通信手段を介して前記携帯型生体情報モニタ装置の動作を制御するリモート制御手段を備えることを特徴とする請求項17に記載の情報管理装置。
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