JP2005110126A - 通信装置及びその通信制御方法及び通信システム - Google Patents

通信装置及びその通信制御方法及び通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 複写機やFAXなどの入出力デバイスを用いて、インターネット経由の通信、例えば電子メール通信を行う場合において、通信の安全性と確実性を保証するための有料サービスをISPサービスの一環として提供する。
【解決手段】 ID課金サーバ129は、利用者IDに対応した課金条件を選択可能に表示し、その選択された課金条件を設定し、またセキュリティサーバ141により、入力デバイスから入力されたデータに対するセキュリティ機能を設定し、その設定されたセキュリティ機能に基づいてセキュリティサーバ141によりセキュリティ機能が付されたデータを送信する。この送信に際して、ID課金サーバ129は、その設定された課金条件及びセキュリティ機能に基づいて、そのデータの伝送料金を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インターネットなどのネットワークに接続された入力デバイスから入力されたデータをネットワークを介して送信する通信する技術に関する。
現在、複写機やFAX等といった事務機器においても、インターネット対応型の製品が一般的となってきている。このようなインターネット対応の機能の一つとして、例えばスキャナで画像を読み取り、その読み取った画像を電子メールに添付して送信する機能等がある(例えば、特許文献1)。このような画像の入力及び伝送機能は、インターネット対応となる以前では、例えばFAXでは当然に備わっている機能である。また複写機の場合では、このようなFAX機能を搭載して電話回線による画像情報の伝送が行われていた。しかしながら、このような電話回線による画像伝送は通信速度が遅いため(1440bps程度)、複数の画像を伝送する場合には伝送時間が長時間になってしまい、伝送コストの高騰を招いていた。
一方、インターネットによる画像伝送の場合には、一般的には定額課金方式であるために、伝送コストは伝送に要した時間に左右されないというメリットがある。また、通信速度も通常数メガバイトbpsであるため伝送時間も大幅に短縮できる。このようなインターネットによる画像伝送のメリットを享受するために、事務機器、特に複写機やFAXにおいてインターネット対応が促進され、通信コストの低減を狙った製品が次々に発表されている。
一方、近年、インターネットを使った通信のセキュリティ問題が発生している。インターネットを介して流れる情報は、特殊な処理を施さない限り、その内容を誰でも確認することが可能である。Webアクセスについては暗号化通信も一般的であるが、電子メール通信については、暗号化されたメール自体の通信が行われるケースはまだ一般的ではない。
これに対して電話回線を利用した通信は、電話通信自体が秘匿性を持っているために、通信速度が遅くコスト的に不利であっても、セキュリティの観点からすれば、インターネット通信、特にインターネットによる電子メール通信と比較すると非常にセキュリティレベルが高いといえる。また、電話による通信の場合は、例えば通信記録を電話会社から提供を受けることができるため、通信の確実性や認証性は高いといえる。
特開2002−077504号公報
入力デバイスを用いたデータ送信について、安全性及び確実性の保証を利用者に選択させ、選択した内容に応じて課金を行うシステムとする。これは送信するデータの重要性に応じて、利用者に選択の自由度を与えることを目的としている。
例えば、複写機やFAXなどの入出力デバイスを用いて、インターネット経由の通信、例えば電子メール通信を行う場合において、通信の安全性と確実性を保証するための有料サービスをISPサービスの一環として提供するものである。特に、ドキュメントデータをインターネット経由で送信する際には、通常の郵便などで行われている様なサービスを提供することを目的とする。
本発明の通信装置は、以下のような構成を備える。即ち、
入力デバイスから入力されたデータをネットワークを介して送信する通信装置であって、
利用者IDに対応した課金条件を選択可能に表示する課金条件表示手段と、
前記課金条件表示手段により表示された課金条件を選択する選択手段と、
前記入力デバイスから入力されたデータに対するセキュリティ機能を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定されたセキュリティ機能に基づいてデータを送信する送信手段と、
前記選択手段により選択された課金条件及び前記設定手段により設定されたセキュリティ機能に基づいて前記データの伝送料金を決定する料金決定手段とを有することを特徴とする。
また本発明の通信システムは以下のような構成を備える。即ち、
ネットワークを介して接続された入力デバイスから入力したデータをネットワークを介して送信する通信システムであって、
入力デバイスのユーザ認証を行う認証手段と、
前記認証手段によりユーザ認証されたユーザに対する課金種別の選択を行うための選択手段と、
前記入力デバイスから入力されたデータに対するセキュリティ機能を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定されたセキュリティ機能に基づいてデータを送信する送信手段と、
前記選択手段により選択された課金種別及び前記設定手段により設定されたセキュリティ機能に基づいて、前記データの伝送料金を決定する料金決定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、安全かつ確実にデータを送受信できる構成を、より簡便に達成することが可能となり、これによるコスト上昇も押さえることができる。
更に、通信毎にセキュリティレベルを利用者が任意に選択できるため、利用者にとっても、通信データの内容に応じた最適なセキュリティサービスを選択できる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。
<通信システムの説明>
図1は、本発明の実施の形態に係る通信システムの全体構成図である。
図において、100は本実施の形態に係るサービス提供システムを示している。101はデスクトップ・パーソナルコンピュータ、即ち、ユーザが利用する情報処理装置で、本実施の形態に係るサービス提供システム100とインターネット111を介して接続されている。このパーソナルコンピュータ101では、電子メールを送受信するためのメーラプログラム(MUAプログラムを含む)を備えており、ユーザは、このプログラムを操作して、メールサーバ124に電子メールの送信を依頼したり、メールサーバ124から電子メールを取得することができる。また、パーソナルコンピュータ101は、例えばInternetExplorer(登録商標)に代表されるWebブラウザを備えており、ユーザは、このWebブラウザを操作して、サービス提供システム100のWebサーバ125及びID課金サーバ129及び機器利用実績管理サーバ130にアクセスすることができる。
103はマルチファンクション複合機で、例えばコピー、ファクス、プリンタ、スキャナ等の機能を備えており、Webブラウザを搭載し、電子メールの送受信やインターネットにアクセス可能である。104は画像伝送装置(例えばファクシミリ装置)で、電子メールを送受信できる機能と、WebページにアクセスするためのWebブラウザ機能を備えている。111は公衆電話回線、ISDN、衛星通信網などで構成されている通信回線網(例えばインターネット)である。
次に、本実施の形態に係るサービス提供システム100の構成を説明する。
123はADMINサーバで、認証プログラム123a、登録画面表示プログラム123b、設定管理プログラム123c、システムタイマ123dを備えている。ユーザが、このサービス提供システム100の基本設定及び管理をする際に、認証プログラム123aによって、不図示のデータベースサーバの認証データベースに保存されている認証データに基づくユーザの認証、管理者の認証、各アプリケーションサービスへの認証を行う。こうしてユーザが認証された後、登録画面表示プログラム123bによってWebサーバ125の表示制御プログラム125cに登録画面の生成及び作成の指示を行う。そして設定管理プログラム123cによって、このサービス提供システム100へのユーザ設定及び管理を行う。この場合の設定及び管理内容としては、メールアカウントの設定、契約内容表示、使用実績(ハードディスク領域)表示、管理者(postmaster)機能、ホームCGI起動、インスタントホームページ作成、Webショップページ作成、FTPアップロード等の機能がある。また、システムタイマ123cは、各プログラム処理の日付時刻情報を更新する機能を持っている。
124はメールサーバで、SMTP/POPプログラム124aを格納している。各ユーザがMUAプログラムを操作し、POP(Post Office Protocol)を使って、このサービス提供システム100にアクセスしてくると、SMTP/POPプログラム124aはメールサーバ124のメールスプールに保存されているメールをMUAに引き渡す。また、各ユーザがMUAプログラムを操作して電子メールの送信処理を行った場合は、MUAプログラムはこのシステム100のMTAプログラムに電子メールの配信を依頼する。こうして配信依頼を受けたMTAプログラムは、各ユーザが作成した電子メールをSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)で配信する。
125はWebサーバで、認証プログラム125a、登録プログラム125b、表示制御プログラム125c、Webデータベース125dを有している。このWebサーバ125は、サービス提供者(ユーザ)のWebページを登録したり表示する機能を持っている。ADMINサーバ123の認証プログラム125aでユーザが認証された後、そのユーザは登録プログラム125bでWebページを登録或はアップロードをすることができる。また表示制御プログラム125cによって、サービス提供者によるWeb画面の生成及び表示を管理する。サービス提供者のWebページのデータは、Webデータベース125dに保存されている。
126は課金サーバで、課金プログラム126aと課金データベース126bを収納している。課金プログラム126aは、販売管理サーバ128に登録されている販売管理データベース128bに登録されている商品サービスの課金処理(例えば、サービ開始/終了情報、請求先情報、契約情報、商品情報、請求処理情報等)を行う。
128は販売管理サーバで、販売管理プログラム128aと販売管理データベース128bを収納している。販売管理プログラム128cによって販売管理情報が販売管理データベース128bに登録される。この販売管理データベース128bは、販売管理情報を保存している。この販売管理情報には、顧客情報(例えば会社名、管理者名、管理者ID、住所、電話番号等)とサービス情報(例えばサービス内容、取得ドメイン名、IPアドレス等)と販売店情報(販売店名、販売店コード等)が含まれている。
129はID課金サーバで、認証プログラム129a、登録画面表示プログラム129b、ID課金登録プログラム129c、ID課金データベース129dを収納している。機器管理者は、Webブラウザ(例えば、操作端末に装備されたWebブラウザ)を操作して認証画面上で、サービス提供者から事前に与えられた認証ID及びパスワードを入力する。このID及びパスワードがID課金サーバ129に入力されると、認証プログラム129aによって認証画面の生成及び認証が行われ、認証されると登録画面表示プログラ129bによって各種登録画面が生成される。この状態で、機器管理者は、その認証画面から機器の課金手段、課金金額、課金レベルを登録及び設定する。こうして登録されたデータはID課金データベース129dに登録される。
また、機器利用者も同様にして、前記認証画面から管理者としての課金方法(例えば会社課金、部門課金)や個人としての課金方法(例えばクレジットカード、プリペイドカード)を登録及び設定する。こうして登録されたデータはID課金データベース129dに収納される。
130は機器利用実績管理サーバで、機器利用実績管理プログラム130a、機器利用実績データベース130b、ID別機器利用実績データベース130cを収納している。ここでは機器利用者が機器を利用すると、その機器の利用実績を記憶した後、利用実績データが機器利用実績管理サーバ130にアップロードされる。こうしてアップロードされた機器利用実績データに基づいて、機器利用実績管理プログラム130aによって、機器全体の利用実績は機器利用実績管理データベース130bに記憶され、各ID別の利用実績は、ID別機器利用実績データベース130cに記憶される。141はセキュリティサーバで、データ送信の安全性、確実性(以下、セキュリティ機能とする)を提供している。このセキュリティサーバ141の動作については詳しく後述する。
尚、本実施形態に係るサービス提供システム100の各サーバは、次のようなコンピュータ装置で構成可能である。即ち、このコンピュータ装置は、例えば、ROMに格納されている制御プログラムに従って制御を行うCPUと、後述するフローチャートに示す処理を実行させるためのプログラムや各種データ等を格納するROMやハードディスク(HD)などの記憶装置、CPUが処理を行う際のワークエリアとして用いたり各種データ等を記憶するたあめのRAM、データなどを格納する磁気ディスク等の外部記憶装置、外部と通信を行うためのネットワーク・インターフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等を有するユーザインターフェースなどが含まれる。
尚、本実施形態において、ID課金サーバ129や機器利用実績管理サーバ130の記憶装置に各種プログラムが格納されているとしたが、これらプログラムは、フロッピィディスクやCD−ROMなどの外部記憶媒体に格納され、必要に応じて読み込まれて実行されるものであっても良く、或はネットワークを介して外部装置から受信されて実行されるものであってもよい。
図2は、本実施の形態に係るセキュリティサーバ141の構成を説明する図である。
141hは送信履歴データベース(DB)で、送信履歴を記憶している。141aは送信履歴記録プログラムで、送信履歴を送信履歴DB141hに記録する。141bは送信履歴ID発行プログラムで、送信履歴記録プログラム141aが送信履歴DB141hに記録した送信履歴を参照するためのIDを発行する。141cは送信履歴ID参照プログラムで、外部から与えられた送信履歴IDに基づいて、送信履歴DB141hに記録されている送信記録を参照する。
141iは送信データDBで、送信されたデータを保存している。141dは送信データ保管プログラムで、送信データを送信データDB141iに記録する。141eは保管データ送信プログラムで、送信データDB141iに保管された送信データを取り出し、送信データの送信先と送信元にそれぞれ正本、副本として送信する。141fは保管データID発行プログラムで、送信データDB141iに保管されている送信データを、ユーザが送信データDB141iから取得する際に用いるIDを発行する。141gは保管データ取得プログラムで、保管データID発行プログラム141fが発行したIDに該当する保管データを取得する。
141jは、後述の各セキュリティ機器の公開キーを記憶している公開キーDBである。141kは異常検出プログラムである。
[本実施形態における前提条件]
<ユーザ(顧客)>
本実施形態において、サービス提供システム100を管理運営しているサービス提供事業者は、ユーザ(顧客)に対してWebサーバ125とメールサーバ124の貸し出し及び管理を行うホスティングサービス(以後ISPと記す)を提供する。一方、顧客は、このサービス提供システム100と契約するとともに独自のドメインを取得し、そのドメインを基にユーザのメールアカウントを作成する。ここで作成されたメールアカウントが、このサービス提供システム100におけるサービスを利用するための<認証ID>となる。また顧客の中で管理者に付与されるものが<管理者ID>となる。
また、ISPに未加入なユーザであっても、このサービス提供システムに登録、加入することによってユーザ認証IDを取得でき、このサービス提供システムによるサービスを利用することができる。
<機器管理者>
本実施形態では、サービス提供システム100のサービス提供事業者は顧客に機器を提供し、その機器から、このシステム100によるサービスへの各登録処理をするための機器のユーザ認証IDを付与する。ここでは、機器を提供された顧客を<機器管理者>とし、その機器に付与されたIDを<機器認証ID>とする。機器認証IDは、機器購入の際にサービス提供事業者への登録(例えば電子メール、郵便)をした後、パスワードとともに付与される。
<請求IDの分類>
ユーザは、機器管理者が登録した請求IDによって各課金手段を選択できる。このサービスでの請求IDは以下の通りである。
取得したドメインを請求ID(会社)(例えばsample.co.jp)とし、そのドメインを基に部門別に枝番号をつけたものを請求ID(部門)(例えばsample.co.jp-0001、sample.co.jp-0002など)とする。また、そのドメインを基に作成されたユーザのメールアカウントを請求ID(個人−公)及び請求ID(個人−私)とする。この請求ID(個人−公)と請求ID(個人−私)との違いは、請求ID(個人−公)は、その機器を業務目的で個人的に利用(例えば保険外交員が顧客向けのチラシをコピーすることなど)することを意味しており、請求ID(個人−私)は、その機器を私的な目的で個人的に利用(例えば同窓会の案内をコピーすることなど)することを意味している。
[セキュリティ機能提供のメカニズム]
次に、本実施形態において、セキュリティ機能を提供するメカニズムについて説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係るセキュリティサーバ141の接続形態を説明する図で、前述の図1と共通する部分は同じ記号で示している。
図において、103a,103bはそれぞれ図1に示す複合機103に相当しており、それぞれプリンタ、スキャナ、FAX、インターネットへデータを送信する機能(データ送信機能)を有している。3002,3005はそれぞれ複合機103a,103bからのデータを暗号化してインターネット111へ送信する機能、セキュリティサーバ141からの暗号化されたデータを復号する機能、送信者の署名を送信データに追加する送信者署名機能、送信者署名を復号して可視判別可能なフォーマットに変更する変換機能、そして複合機103への出力処理実施を送信元に通知する出力証明機能を有するセキュリティ機器である。セキュリティサーバ141はセキュリティ機能を提供しており、図1のセキュリティサーバに該当している。101はPCである。尚、図3において、データは複合機103aから送信され、インターネット111を介して複合機103bで受信される場合で説明する。
図4は、本実施の形態に係るセキュリティ機器3002(3003)の構成を表すブロック図である。
図において、41はCPUで、このセキュリティ機器全体の動作を制御している。42はRAMで、送信データを保持するのに十分なメモリサイズを有している。43はROMで、CPU41により実行される制御プログラムやデータなどを記憶している。44はネットワークコントローラで、回線を介してネットワーク47とのインターフェースを制御している。45はフラッシュメモリ(Flash Memory)で、一次的なデータ記憶に使用される。表示部46は、このセキュリティ機器の動作状況を表示するのに使用される。尚、このセキュリティ機器は、暗号化通信や送信者署名に使用するための秘密キーをフラッシュメモリ45に記憶しているものとする。
[課金手段、課金金額、課金レベル登録処理]
次に本実施の形態のサービス提供システムにおける課金手段、課金金額、課金レベルの登録処理を説明する。
図5〜図7は、本実施の形態のサービス提供システム100における処理の流れを説明するフローチャートである。
まずステップS301で、複合機103においてWebブラウザを立ち上げて、このサービス提供システム100のURLが入力されると、ID課金サーバ129の認証プログラム129aによって認証画面が形成され、その画面が複合機103のWebブラウザにより複合機103の操作画面に表示される。次にステップS302に進み、このWebブラウザ上で機器管理者により機器認証IDとパスワードが入力されると、その機器認証IDとパスワードとがID課金サーバ129に送信されてくる。これによりステップS303で、その機器認証IDとパスワードによる認証処理を行う。この認証処理は、認証プログラム129aにより実行され、ID課金データベース129dに登録されている機器の課金手段登録テーブル601(図8:ISP契約者用)及び課金手段登録テーブル701(図9:ISP非契約者用)を参照して認証が行われる。ステップS303で認証がOKであればステップS304へ進むが、そうでないときはステップS302へ戻って、機器認証IDとパスワードの入力を待つ。
ここで顧客がISPに加入している場合は、ステップS304において、顧客は機器認証IDに関連付けられた販売管理サーバ128の販売管理データベース128bに登録されているISP基本情報テーブルを参照する。次にステップS305に進み、その基本情報テーブル毎のメールアカウントを検索する。そしてステップS306では、その一致したメールアカウント(ユーザ認証ID)を決定する。そしてステップS307に進み、登録画面表示プログラム129bにより登録選択画面を生成して表示させる。次にステップS308に進み、その顧客が登録内容を選択する。ここで「課金手段登録」を選んだ場合はステップS312に進み、「課金金額登録」を選択した場合はステップS320(図6)に進み、「課金レベル登録」を選んだ場合はステップS335(図7)に進む。
一方、顧客がISPに加入していない場合は、顧客は機器IDに関連付けられた機器の課金手段登録テーブル(ISPなし)701(図9)を参照し、ステップS305で課金手段登録テーブル(ISPなし)701毎にメールアカウントを検索し、ステップS306で、その一致したメールアカウント(認証ID)を決定し、ステップS306で登録画面表示プログラム129bにより登録選択画面を生成して表示させる。但し、ISP非加入の場合、選択肢として「課金手段登録」は表示されない。そしてステップS308で登録する内容を選択する。ここで「課金金額登録」を選んだ場合はステップS320に進み、また「課金レベル登録」を選んだ場合はステップS335(図7)に進む。
ここで図8及び図9に示す課金手段登録テーブルについて簡単に説明する。
図8は、ISP契約者用の機器の課金手段登録テーブル601を示すもので、ISP契約済みの機器所有者及び機器管理者がWebブラウザを有した機器、例えばインターネットに接続可能な複合機103を操作してID課金サーバ129のID課金データベース129cに対し、機器の課金手段を登録する際に用いられる領域である。例えば、各ユーザのメールアカウントに対し、会社・「部門」・個人(公私)の請求IDを初期登録することで、機器使用時の課金手段を選択可能とする。
602は「顧客NO」で、顧客がISP契約を行うことによって付与された管理番号を示す。603は「会社名」で、顧客の会社名を示す。604は「住所」で、顧客の住所を示す。605は「ドメイン名」で、顧客のインターネットのドメイン名を示す。606は「機器認証ID」で、顧客の所有する機器の認証IDで、機器をISP側で特定する際に使用する。607は「パスワード」で、機器認証IDとともに、機器の認証に使用する。608は「ユーザメールアカウント」で、個人ユーザ毎に取得するメールアカウントで、ユーザを特定するために第一段階で使用される。609は「パスワード」で、ユーザメールアカウントとともにユーザを認証するために使用する。610は「請求ID(会社)」で、機器使用時の請求先として会社を選択した場合の請求先IDを示す。611は「請求ID(部門)」で、機器使用時の請求先として部門を選択した場合の請求先IDを示す。612は「請求ID(個人―公)」で、機器使用時の請求先として公的個人を選択した場合の請求先IDを示す。この場合の選択枝として、例えば、クレジットカード、給与天引き、プリペイドカード等による支払いがある。613は「請求ID(個人―私)」で、機器使用時の請求先として私的個人を選択した場合の請求先IDを示す。この場合の選択枝として、例えば、クレジットカード、給与天引き、プリペイドカード等がある。
以降は上記と同様の並びで、ユーザメールアカウント以後がユーザ数に応じてカウントアップされて登録される。
図9は、ISP契約なし機器の課金手段登録テーブル701を説明する図である。
ISP契約なしの機器所有者及び機器管理者がWebブラウザを有した機器、例えばインターネットに接続可能な複合機103を操作してID課金サーバ129のID課金データベース129cに対し、機器のメールアカウントを登録する際に用いられる領域である。例えば、機器のメールアカウントは公共の場、例えばコンビニエンスストア等で機器を解放する際の機器固有のIDとして使用される。この課金手段登録テーブル701には以下の12個の領域が用意されている。
702は「顧客NO」で、顧客が機器購入時にISP側に登録することによって付与された管理番号を示す。703は「会社名」で、顧客の会社名を示す。704は「住所」で、顧客の住所を示す。705は「ドメイン名」で、顧客の機器購入時の登録によって、ISP側から発行された顧客固有のインターネットドメイン名を示す。706は「機器メールアカウント」で、顧客の所有する機器のメールアカウントを示し、機器をISP側で特定する際に使用する。尚、ISP契約を行っていない顧客の場合は、(機器のシリアル番号)+(ドメイン名)を、この機器のメールアカウントとして使用する。707は「パスワード」で、機器メールアカウントと伴に使用する。これ以降は上記と同様の並びで顧客番号毎にデータが配列されている。
<課金手段登録>
この「課金手段登録」では、機器管理者が機器認証IDに関連付けられた各メールアカウントの請求ID(会社)と請求ID(部門)を登録する。
まずステップS312で、ID課金サーバ129の登録画面表示プログラム129bにより課金手段登録画面を生成して表示させる。この課金手段登録画面には、前述のステップS304〜ステップS306の処理によって機器認証IDに関連付けられた情報、例えば顧客NO、会社名、住所、ドメイン名、機器メールアカウント、機器メールアカウントのパスワード、ユーザメールアカウント、ユーザメールアカウントのパスワードなどを同時に表示させる。
図10は、この課金手段登録画面の一例を示す図である。
図10(a)で、「課金登録」2401aが指示されると、図10(b)に示す画面が表示されて、認証IDとパスワードの入力が促される。これら入力された値が予め登録されているIDやパスワードと一致すると図10(c)に示す画面が表示される。ここで「課金手段」が選択されると図10(d)に示す画面が表示されて、課金手段が登録されることになる。
次にステップS313に進み、この課金手段登録画面(図10(d))により、機器管理者がメールアカウント毎に請求ID(会社)を登録する(2410)。この請求ID(会社)は、登録画面上のデフォルト表示としてISPとの契約をした際の独自ドメイン(例えば、ox.com)が登録されており、その請求IDを認めるのであるならばステップS314に進み、認めないのならば請求IDを空欄にしてステップS314に進む。ステップS314では、ステップS313と同様にして、請求ID(部門)を登録する(2420)。この請求ID(部門)は、登録画面上のデフォルト表示として空欄であり、請求ID(部門)を認めない場合は、そのままステップS315へ進むが、請求ID(部門)を登録したい場合は独自ドメイン−枝番号(例えばox.com-0001)と登録してステップS315へ進む。ステップS315では、追加登録の有無の確認を行うもので、追加のメールアカウントの登録をする時には「あり」を選択してステップS312に戻り、前述のステップS313〜ステップS314の処理を繰り返す。
一方、追加登録が無い場合は「なし」を選択してステップS316に進み、課金手段登録処理の最終確認画面を表示する。ここで問題がある場合は「戻る」が選択されて再びステップS312からの処理を行う。問題がない場合は「次へ」が選択されてステップS307に戻り、その他の登録処理がなければ「課金登録終了」が選択されて、この課金手段登録処理を終了する。
この課金手段登録画面において、基本情報テーブルから引っ張ってきた情報と今回登録された情報はID課金データベース129dの機器の課金手段登録テーブル601(図8)に保存される。
<課金金額登録処理>
「課金金額登録」処理では、利用者が機器管理者の機器を利用した際、請求ID毎の課金額のベースになる機器所有者に戻ってくる手数料額を加味した利用料金を登録する。
この場合はステップS308からステップS320(図6)に進み、ID課金サーバ129の登録画面表示プログラム129bにより課金金額の登録選択画面を生成して表示させる。次にステップS321に進み、この選択画面で「会社課金」を選択した場合はステップS322に進み、登録画面が表示される。図12(a)〜(d)は、図12(a)で「課金登録」を指示することにより、図12(b)で認証IDとパスワードが入力され、図12(c)で「課金金額」選択されると図12(d)の選択画面が表示される例を示している。
図11は、図12(d)の状態で「会社課金」が選択された場合の登録画面の表示例を示す図である。
この登録画面では、機器IDに関連付けられた利用機能が表示される(例えばカラーコピーができない機器にはカラーコピーという機能は表示されない)。
ステップS322で登録画面を表示した後、機器の利用機能毎と一回課金の際の利用料金、及び従量課金の際の利用料金が登録される。ここで「一回課金」とは、各機能の利用回数に応じて料金を設定する手段である。一般的には印刷を伴わない機能を利用する際に設定され、例えばFAX,iFAXやスキャナを使ってネットワークのサーバにアップロードしたり、セキュリティサービスを受けるといった、プリント動作を伴わない機能の利用料金を設定する際に使われる。一方、「従量課金」とは、各機能の利用枚数に応じて料金を設定する手段である。一般的には、コピーやプリンタといったプリントを伴う機能の料金を設定する際に使われる。
図11の例では、コピー(カラー、モノクロ)、プリンタ(カラー、モノクロ)は「従量課金」に設定され、その他の項目は「一回課金」に設定されている。
そしてステップS323に進み、各機能における料金を登録する。ここでは「一回課金」、「従量課金」ともに利用料金を登録する。例えば、モノクロコピーでは、一枚当たり7円で設定される。なお、図11の画面例では、機器の各機能におけるモノクロとカラーの区別のみ掲載しているが、紙種、紙の大きさ、解像度等の詳細な項目に対応させて料金を設定することも可能である。こうして各機能別の利用料金を登録するとステップS330へ進み、追加登録の有無の確認をする。ここで「部門」、「個人−公」、「個人−私」の登録を引き続いてする場合は「追加登録」が選択されてステップS320に戻り、ステップS321から追加選択がされる。ここで「部門」が選択されるとステップS324〜ステップS325が実行され、「個人−公」ならばステップS326〜ステップS327が実行され、「個人−私」ならばステップS328〜ステップS329が実行される。そしてステップS330で「なし」が選択されて追加登録が指示されないときはステップS331に進む。
ステップS331では、課金金額処理により登録された確認画面が表示される。ここで何らかの問題があって「戻る」が選択されると、再びステップS320から課金金額の登録処理を繰り返し実行する。また問題がなければ<YES>が選択されてステップS307に戻り、その他の登録処理がなければ「終了」が選択されて、この課金金額処理を終了する。
この課金金額処理で登録された情報は、ID課金データベース129dの機器の課金手段登録テーブル601(図8)に保存される。
<課金レベル登録>
この「課金レベル登録」は、課金金額処理にて登録された利用料金に対して各請求ID毎の割引率を設定し、またその登録された割引率に対して機器の累積利用枚数に応じたさらなる各請求IDの割引率の設定、及び各請求IDの本サービスへのアクセス権制限(利用制限)を設定するものである。
この場合はステップS308からステップS335(図7)に進み、ID課金サーバ129の登録画面表示プログラム129bにより、課金レベル対象の選択画面を生成して表示する。
図12(e),(f)は、この課金レベル対象の選択画面の概要図である。
次にステップS336に進み、表示されている選択画面で「部門課金レベル」が選択されるとステップS339に進み、機器認証IDに関連付けられた請求ID(部門)登録画面が表示されて(図12(e))ステップS340へ進む。ステップS340では、機器認証IDに対する「課金レベルA」、「課金レベルB」、「課金レベルC」の3つの課金レベルの設定と「アクセス権制限」の設定ができる。続いて図12(f)に示すような、課金レベル毎の請求ID(部門)の設定画面が表示され、これに基づいて課金レベル毎の請求IDを設定できる。また、設定をしない場合は、前述の課金金額登録処理の基本料金が適用される。
図12(f)は、課金レベル対象の選択画面の一例を示す図である。
また任意の請求ID(部門)対する本サービスへのアクセス権制限(利用制限)の設定ができる。
この課金レベルの設定内容としては、まず各課金レベル(ここではA,B,C)に対して基本割引率(%)の設定を行う、続いて特別レベル割引率(%)を設定する。この特別レベル割引とは、機器の利用料金を算出する上で重要な要素となる機器の保守料金(ここでは複写機型のコピーした枚数に応じた変化する保守料金体系を例にしている)が、ある一定の枚数を超えた時に減額される場合、その減額に応じて更なる利用料金の割引率を設定することである。ここでは機器利用実績データベース130bに保存されている機器利用実績テーブル(会社)(図20)の月別利用実績枚数と、設定された特別レベル枚数とを照合し、そのテーブルの月別利用実績枚数が特別レベル枚数を超えた時から特別割引率が有効となる。
最後に各課金レベルに相当する請求IDを設定する。
こうして各請求IDを登録したらステップS345進み、追加登録の有無を確認する。「追加登録」が選択されると追加登録があることを意味しているのでステップS335に進み、前述の処理を実行する。
一方、ステップS345で<なし>が選択されると、追加登録がないことを示しているのでステップS346に進み、課金レベル確認画面を表示する。そして、その表示内容を確認した上でステップS347へ進み、<NO>が選択されると問題があることを意味しているのでステップS335へ戻り、前述した課金レベル登録処理を続ける。また、ステップS346で、<YES>が選択されると問題がないことを意味しているのでステップS307に戻る。そしてステップS308で<終了>が選択されると、その他の登録処理がないことを示しているので、この課金レベル登録処理を終了する。
こうして、この課金レベル登録処理で登録された情報は、ID課金データベース129dの機器の課金手段登録テーブル601(図8)に保存される。
ここで、図20の機器利用実績テーブルについて簡単に説明する。
図20に示す機器利用実績テーブル(会社)は、ISPが提供した機器に対し、会社請求ID毎の利用実績を機器利用実績管理サーバ130のID別機器利用実績データベース130cにアップロードし、機器ID毎で、かつ会社ID毎の利用実績を登録する際に用いられる領域である。
この機器利用実績テーブル(会社)1401には以下の32個の領域が用意されている。1402は「機器ID」で、機器所有者に対してISP側から付与される固有のIDである。1411は「会社ID」で、機器使用時の請求先として会社を選択した場合のIDを示している。1412は、会社ID毎の機器の利用実績を、回数、枚数別に登録し、また回数、枚数は、トータル数を登録するとともに、TERM毎、例えば1月別や半年別に登録している。1413は「コピーモノクロ」で、利用者が選択したコピーモノクロのメモリ領域を示し、該当機器を会社請求として利用した実績370枚を登録している。1414は「コピーカラー」で、利用者が選択したコピーカラーのメモリ領域で、該当機器を会社請求として利用した実績50枚を登録している。1415〜1420は、使用機器の種類毎に同様のデータが並んでいる。また1431以降は上記と同様の並びで、会社ID毎にデータが並んでいる。
[決済方法の登録処理]
以下、本実施の形態に係る決済方法の登録処理について図13及び図14のフローチャートを参照して説明する。
図13において、先ずステップS401で、インターネット111に接続されたパーソナルコンピュータ101及び102及び複合機103からWebブラウザを立ち上げ、指定のURLが入力される。これによりID課金サーバ129の認証プログラム129aによって認証画面が生成されて表示される。次にステップS402に進み、Webブラウザから、ユーザによりIDとパスワードが入力される。これにより、そのIDとパスワードとがADMINサーバ123の認証プログラム123aにより、データベースサーバの認証データベースを参照して、ISP管理者認証IDとパスワードとが認証される。ここで認証がOKであればステップS405へ進むが、認証がNGならばエラーを表示してステップS403に戻る。ステップS405では、管理者として決済方法を登録するか、個人として決済方法を登録するかが判定される。
管理者の場合はステップS408に進み、管理者認証IDのドメインとID課金データベース129dの課金手段登録テーブル(ISP契約者用)601(図8)のドメインと照合し、一致したドメイン名に関連付けられた請求ID(会社)、請求ID(部門)を抽出する。次にステップS409に進み、ステップS408で抽出した請求IDをID課金データベース129dの決済方法登録テーブル(「会社」及び「部門」)と照合し、請求IDと一致した決済方法を抽出する。そしてステップS410に進み、ステップS409で抽出された決済方法に基づいた登録選択画面を登録画面表示プログラム129bを用いて生成し表示する。そしてステップS411に進み、登録項目を選択する。ここで会社決済ならばステップS412へ進み、部門決済ならばステップS414へ進む。
会社決済の場合は、まずステップ412で、そのドメイン名に関連付けられた販売管理サーバ128の販売管理データベース128bからISP加入時に指定した会社指定口座を抽出し、登録画面にデフォルトで表示する。
図15(a)〜(c)は、この決済方法登録画面の一例を示す図である。
図15(a)は、決済方法の登録認証画面で、この画面を使用して認証IDとパスワードが入力される。そして会社決済の場合は図15(b)に示す請求先を指定するための画面が表示される。
次にステップS413に進み、変更又は新規口座を登録したい場合は、その決済方法を入力した後ステップS414へ進み、決済タームを登録する。この決済タームは、1ヶ月と3ヶ月が選択できる。こうして決済タームを選択して登録した後ステップS418へ進む。ステップS418では、追加登録の有無を確認する。<あり>が選択されたときは追加登録が必要であるためステップS410へ戻り、「終了」が選択されたときは追加登録がないものとしてステップS418へ進む。ステップS418では、今まで登録した決済方法を表示して確認する。ここで<YES>が選択されると、問題がないものとしてステップS402に戻って追加登録又は終了する。<NO>が選択されると問題があるものとしてステップS410の登録選択画面表示へ戻る。
又、部門決済の場合はステップS415に進んで、決済方法登録画面を表示し、次にステップS416で、変更又は新規口座を登録したい場合は、その決済方法を入力した後ステップS417へ進み、決済タームを登録する。ここでも決済タームは、1ヶ月と3ヶ月が選択できる。こうして決済タームを選択して登録した後ステップS418へ進む。
ここで登録されたデータは、ID課金データベース129dの請求方法テーブル(「会社」及び「部門」)に保存される。
ID課金データベース129dの請求方法テーブル(「会社」及び「部門」)には、会社及び部門の場合の決済方法登録テーブルの一例を示す図で、各会社及び部門ごとに、ドメイン名、会社指定口座、新規口座、決済ターム(TERM)が登録されている。
一方、ステップS405で、個人決済が選択されるとステップS424(図14)に進み、ID課金データベース129dの課金手段登録テーブル(ISP契約者用)601(図8)のユーザメールアカウント001〜XXXを参照し、ユーザ認証IDと一致した場合はステップS425へ進み、課金手段登録テーブル(ISP契約者用)601から決済方法情報を抽出する。そしてステップS426に進み、その抽出した内容に基づいて、決済方法(「個人−公」)と決済方法(個人−私)の登録選択画面を生成して表示する。一方、ユーザ認証IDと一致しない場合は、決済方法(個人−私)の登録選択画面のみを生成し、表示する。ステップS427では、「個人−公」及び「個人−私」の各決済方法登録を選択する。
図15(c)は、決済方法「個人−公」を選択した際の画面概要図である。
ここで「個人−公」でクレジットカードを選択した場合はステップS428へ進み、登録画面表示プログラム129bを用いて登録画面を生成して表示する(図15(c))。次にステップS429に進み、決済に必要な情報を登録する。次にステップS430に進み、決済タームを登録する。この決済タームは、1ヶ月と3ヶ月が選択できる。こうして決済タームを登録したらステップS442で進む。
またステップS427で、「個人−公」でプリペイドカードを選択した場合はステップS431〜ステップS432の処理を実行する。ここでは決済タームの登録受付処理は実行されずにステップS442へ進む。
またステップS427で、「個人−公」で給与天引きを選択した場合はステップS433に進む。この場合のステップS433〜S435の処理は、前述のステップS428〜ステップS430の処理と同様である。
またステップS427で、「個人−私」でクレジットカードが選択された場合はステップS436に進む。この場合の処理も、前述のステップS428〜ステップS430の処理と同様である。
またステップS427で、「個人−私」でプリペイドカードが選択された場合はステップS439に進み、前述のステップS428〜ステップS430と同様の処理を実行する。
ステップS442では、今まで登録した決済方法の確認の画面を表示する。ここで、<あり>が選択されると、追加登録や変更があるのでステップS426へ戻る。追加登録や変更がない場合はステップS402へ進み、この処理を終了する。
ここで登録されたデータは、ID課金データベース129dの請求方法テーブル(個人−公及び個人−私)に保存される。
[機器利用の際の処理]
次に、本実施の形態に係るサービス提供システムにおける機器利用の際の処理方法について図16を参照して説明する。
図16は、本実施の形態に係るサービス提供システム100における、機器利用に伴う利用実績の更新処理を説明するフローチャートである。
この処理では、複合機103からWebブラウザを立ち上げ、指定のURLを入力すると、ID課金サーバ129にある認証プログラム129aによって認証画面が形成され、それが複合機103のブラウザに表示される(ここでは複合機103は既にインターネットに接続されているものとする)。
まずステップS501で、認証画面を表示する。次にステップS502に進み、ユーザ認証IDとパスワードが入力されると、そのユーザ認証IDとパスワードがID課金サーバ129に送信されてくる。また、ユーザ認証IDの入力の際に認証ID一覧をクリックすると、機器IDに関連付けられたユーザ認証IDをID課金データベース129dの機器の課金手段登録テーブル(ISP契約者)601(図8)に保存されているユーザ認証ID(ユーザメールアカウント001〜)を参照し、ユーザ認証IDとして一覧表示ができる。次にステップS503に進み、その認証IDとパスワードを用いて認証処理を行う。ここではISP加入者の場合は、認証プログラム129aがID課金データベース129dの課金手段登録テーブル601を参照して認証を行い、ISP未加入者の場合はISP未加入者向け登録テーブルを参照して認証を行う。認証がOKならばステップS504へ進むが、認証がNGならばステップS502へ戻る。
ISP加入者の場合は、ステップS504で、ユーザ認証IDに関連付けられた課金手段登録テーブル(ISP契約者)601(図8)を参照する。そしてステップS505に進み、課金手段登録テーブル(ISP契約者)601から、登録されている各請求IDを抽出する。従って、課金手段登録テーブルに登録されていない請求IDは抽出されない。次に、利用しようとしている機器のIDに関連付けられている課金レベル設定テーブル(会社)(図21)、課金レベル設定テーブル(部門)(図22)、課金レベル設定テーブル(個人−公)(図23)、課金レベル設定テーブル(個人−私)のいずれかを参照し、アクセス権の「規制」項目に、その抽出された各ドメイン名が登録されているかどうかを確認し、登録されていない場合は、その請求IDの表示を許可し、登録されている場合は、その請求IDの表示をさせない。
次にステップS506に進み、表示を許可された各請求IDを決済方法として決済選択画面に表示する。各決済方法表示の際には、以下のような決済方法表示優先順位が設定されている。
図21は、課金レベル設定テーブル(会社)の一例を示す図である。
この課金レベル設定テーブル(会社)は、ISPが提供した機器に対し、機器所有者が会社毎の課金レベルとアクセス権をID課金サーバ129のID課金データベース129cにアップロードし、機器ID毎の課金レベル及びアクセス権を使用する際に用いられる領域である。また、ID課金サーバ129に対し、特別レベル累積枚数をアップロードし、特別割引を設定する際に用いられる領域である。
「機器ID」は、機器所有者に対してISP側から付与される固有のIDを示す。「課金レベル&アクセス権A」は、課金レベル及びアクセス権毎かつ会社ID毎の課金設定のメモリ領域で、「課金レベル&アクセス権」がAで登録された「ox.com」、「ox.co.jp」の機器使用時の割引率は、基本課金金額の80%で、機器のトータル使用料が10,001枚以上の場合には、更に特別レベル割引75%に設定されている。その他の課金レベルB,Cに関しても同様に各項目が設定されている。「規制」は、課金レベル及びアクセス権毎に、かつ会社ID毎の課金設定のメモリ領域を示す。ここで「課金レベル及びアクセス権」が「規制」となっている会社IDは、その機器使用が不可であることを示している。
又図22は、課金レベル設定テーブル(部門)の一例を示す図である。
この課金レベル設定テーブル(部門)は、ISPが提供した機器に対し、機器所有者が部門毎の課金レベルとアクセス権をID課金サーバ129のID課金データベース129cにアップロードし、機器ID毎のレベル・アクセス権を使用する際に用いられる領域である。また、ID課金サーバに対し、特別レベル累積枚数をアップロードし、特別割引を設定する際に用いられる領域である。
このテーブルの各データの持つ意味は前述の図21の場合と同様であるため、その説明を省略する。
又図23は、課金レベル設定テーブル(個人−公)の一例を示す図である。
この課金レベル設定テーブル(個人−公)は、ISPが提供した機器に対し、機器所有者が個人−公毎の課金レベルとアクセス権をID課金サーバ129のID課金データベース129cにアップロードし、機器ID毎のレベル・アクセス権を使用する際に用いられる領域である。また、前記同様のサーバに対し、特別レベル累積枚数をアップロードし、特別割引を設定する際に用いられる領域である。
課金レベル設定テーブル(個人−私的)は、ISPが提供した機器に対し、機器所有者が個人−私毎の課金レベルとアクセス権をID課金サーバ129のID課金データベース129cにアップロードし、機器ID毎のレベル・アクセス権を使用する際に用いられる領域である。また、前記同様のサーバに対し、特別レベル累積枚数をアップロードし、特別割引を設定する際に用いられる領域である。
<決済方法表示優先順位>
1位:会社課金
2位:部門課金
3位:個人−公課金
4位:個人−私課金
従って、決済方法で表示優先順位の最上位の請求IDが、決済方法選択画面においてデフォルトで選択されることになる。
一方、ISP未加入者の場合は、ステップS506で、個人−私課金のみが表示される。また、利用しようとしている機器のIDに関連付けられている課金レベル設定テーブル(個人−私)でアクセス権の「規制」項目に、前記抽出された各決済方法に関連付けられているドメイン名が登録されているかどうかの確認をし、登録されていない場合は、その課金方法の表示を許可し、登録されている場合は、その決済方法の表示をさせない。
次にステップS507に進み、決済方法選択画面でデフォルト選択されている決済方法でOKならばステップS515へ進み、NOならば、デフォルトで選択されている決済方法以外のステップS510(会社課金)又はステップS511(部門課金)又はステップS512(個人課金(公))又はステップS513(個人課金(私))へ進み、決済方法を選択する。そしてステップS514に進み、新たに決済方法を選択した時に、決済方法確認画面を更新し、再びステップS507に戻って前述の処理を続ける。
ステップS507でOKが入力されたときはステップS515に進み、機器認証IDに関連付けられたID課金データベース129dの課金金額登録テーブルを参照する。そしてステップS516に進み、利用者が選択した決済方法に関連付けられた課金金額テーブルを決定する。次にステップS517に進み、ステップS516で決定した課金金額テーブルに保存されている機器の機能一覧と価格体系を表示する。次にステップS518に進み、表示された機能及び価格でOKと入力されるとステップS519へ進み、NOならばステップS507へ戻る。ステップS519では、利用者は機器を利用し、ステップS520でその利用実績をカウントし、一時的に機器に保存させる。
図17は、決済方法設定後の複合機103の機器利用時における画面表例を示す図である。
図17(a)は、ステップS501における認証画面を示し、図17(b)は、ステップS507での課金方法の選択画面を示している。図17(b)の例では、デフォルトの「会社課金」が選択されている。ここで選択された決済方法は、例えば図17(c)の2803bで示すように表示され、変更の際は変更タブ2803aを選択すれば、再度、決済方法の登録処理に戻ることができる。
ステップS520では、機器に保存されたデータの中で、ID別の機器利用実績データを、機器利用実績管理サーバ130のID別機器利用実績データベース130cの機器利用実績テーブルへ格納し、合計値を機器利用実績データベース130bへ送信した後、この処理を終了する。尚、機器利用実績データベース130bへ送信したデータについては本サービスとは別に、機器の保守料金の自動算出、トナーや紙といった消耗品の自動発注、機器の消耗部品自動発注等のサービスにも生かされる。
次に、決済方法で「会社決済」を選択した例で説明する。
ID別利用実績データベース130cに送られた会社課金の機器利用実績データは、請求ID(会社)に関連付けられるID別機器利用実績テーブル(図20)へ決済ターム(TERM)毎に登録される。決済ターム毎に登録された利用実績は、利用した機器の機器認証IDから関連付けられる課金金額登録テーブル(会社課金)(図24)で、利用した機能の単価が照合されて料金を計算する。次に、同様にして課金レベル設定テーブル(会社)(図21)で、ドメイン名(請求ID:会社)に一致する課金レベルを検索する。この検索後、決定した課金レベルに応じた割引率を基に、最終的な利用料金を決定する。ここで決定された利用料金は、課金サーバ126の課金プログラム126aを用いてISPの課金データベース126bの基本情報と認証IDとを照合し、各会社への請求処理を行う。
また、個人利用の場合には、ISP側に口座がなく、直接の請求ができないケースがあるので、その際は代行回収業者(例えばクレジットカード会社)に対して請求処理を行う。ユーザや代行回収業者から回収した利用料は経費等の手数料を差し引いた上、機器管理者へ戻す。
図24は、本実施の形態に係る課金金額登録テーブルの一例を示す図である。
この課金金額登録テーブル(会社課金)は、ISP契約済みの機器所有者及び機器管理者及びISP未契約でかつ機器IDを取得した機器所有者が、Webブラウザを有した機器、例えばインターネットに接続可能な複合機103を操作してID課金サーバ129のID課金データベース129cに対し、「会社課金」の際の課金金額を登録する際に用いられる領域である。
ここでは機器ID毎に、使用機器の種類、例えばコピー、プリンタ、FAX、スキャナ、セキュリティサービス毎の利用料金の設定、かつ機器所有者に属する手数料の設定を行うことができる。また使用機器の種類毎に、モノクロ、カラーにおける利用料金及び手数料の設定ができ、かつ紙種、紙の大きさ、解像度等といった詳細な項目での利用料金の設定及び手数料の設定が可能である。
「機器ID」は、機器所有者に対してISP側から付与される固有のIDである。「コピーモノクロ」は、インターネットに接続可能な入出力機器、例えばコピーモノクロにおける「一回課金」、「従量課金」毎の利用料金及び手数料の登録を示す。「一回課金」と「従量課金」の選択は、機器所有者によって行われる。コピーモノクロにおいて、「従量課金」での1枚当たりの利用料金は、例えば7円、手数料は2%である。「コピーカラー」は、インターネットに接続可能な入出力機器、例えばコピーカラーにおける「一回課金」、「従量課金」毎の利用料金及び手数料の登録を示し、「一回課金」と「従量課金」の選択は機器所有者によって行われる。コピーカラーの設定がない場合は「NULL」となっている。
[セキュリティ送信処理]
次に、データを送信する際のセキュリティ処理について図18を参照して説明する。
図18は、図3の構成において、入出力デバイス(複合機)103aから入出力デバイス(複合機)103bへデータを送信する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。
利用者は、入出力デバイス103aにより、データとして送信したい原稿をスキャンさせて読み取り、そのイメージデータを作成する(ステップS601)。次にステップS602で、入出力デバイス103aの画面上で送信タブを選択して送信画面を表示する。この送信画面では、そのスキャンしたイメージデータの送信先を選択する。このイメージデータは、電子メールの添付ファイルとして送信される。こうして送信先アドレスの入力が完了するとステップS603に進み、セキュリティ機能の設定を行う。このセキュリティ機能を設定する場合には、セキュリティボタンを選択して、図19に示す、セキュリティ機能設定の画面を表示させる。尚、ここでセキュリティ機能を利用しない場合には、送信ボタン3406を選択して、イメージデータを送信する。
このステップ603でセキュリティサービスを選択する場合は、図19に示す画面を表示する。図19において、3401は暗号化を指示するチェックボタン、3402は送信者署名を指示するチェックボタン、3403は送信履歴を指示するチェックボタン、3404は内容証明を指示するチェックボタン、3405は印刷証明を指示するチェックボタンである。図19の例では、暗号化、送信者署名及び印刷証明が選択されている状態を示している。また3406は、データ送信を指示する送信ボタンである。
こうして設定が完了するとステップS604で、送信ボタン3406が指示されてイメージデータの送信処理が行われる。こうして送信されたデータは、セキュリティ機器3202にネットワーク経由で送信される。尚、この際、選択されたセキュリティサービスは電子メールのEnvelop(ヘッダ部分)に拡張フィールドとして挿入されている。
X-Encrypt:ON 暗号化サービス選択
X-Signature:ON 送信者署名サービス選択
X-SubmitLog:ON 送信履歴サービス選択
X-ContentProof:ON 内容証明サービス選択
X-PrintProof:ON 印刷証明サービス選択
セキュリティサービスが選択されない場合は、拡張フィールドそのものが存在しないか、拡張フィールド情報がオン以外(例えばオフ)に設定されている。
次に、送信側のセキュリティ機器3202における処理について説明する。
まずステップS610で、入出力デバイス103aから送信された電子メールの拡張フィールドX-Encrypt(暗号化)を確認し、暗号化が設定されていないときはステップS613に進むが、暗号化が設定されている場合にはステップS611に進み、送信先のセキュリティ機器3005の公開鍵をセキュリティサーバ141の公開キーDB141jから取得する。次にステップS612で、送信データの暗号化処理を実施する。
次にステップS613で、X-Signature(送信者署名)フィールドを確認し、オンに設定されていないときはステップS616に進むが、送信者署名が設定されている(オン)場合はステップS614に進み、送信者情報(送信者のメールアドレス)を、このセキュリティ機器3002に記憶されている秘密キーで暗号化する。そしてステップS615で、その暗号化した送信者署名を電子メールの最後に追加する。次にステップS616に進み、その電子メールをメールサーバ124のSMTP/POPプログラム124aのSMTPを用いて送信する。
このときメールサーバ124は、セキュリティ処理及び課金処理を行うために、その電子メールをセキュリティサーバ141へ渡す。
次に、セキュリティサーバ141における処理について説明する。
先ずステップS620で、セキュリティサービスが設定されているかどうかを判断し、設定されていない場合にはセキュリティサーバの処理を終了する。
セキュリティサービスが設定されている場合はステップS621に進み、課金サーバ126に情報を送信して課金処理を実施する。この場合、課金サーバ126は、図24に示すような課金金額テーブルを参照して、各会社或は個人ごとの、暗号化に要する「一回課金」の料金を求めて課金を行う。
次にステップS622に進み、X-SubmitLog(送信履歴)フィールドを確認して、送信履歴が設定されていなければステップS625に進むが、送信履歴が設定されている場合はステップS623に進み、セキュリティサーバ141の送信履歴記録プログラム141aにより送信履歴DB141hに登録する。そしてステップS624で、送信履歴ID発行プログラム141bで、IDを利用者に電子メールを用いて通知する。これにより利用者は、送信履歴ID参照プログラム141cを用いて、任意のタイミングで送信履歴を確認することができる。
次にステップS625では、X-ContentProof(内容証明)フィールドを確認して、内容証明が設定されていなければ処理を終了するが、内容証明が設定されている場合はステップS626に進み、セキュリティサーバ141のデータ保管プログラム141dにより、電子メールに添付されてきたデータを一旦送信データDB141iへ保管する。次にステップS627に進み、その保管したデータを保管データ送信プログラム141eで取得し直す。次にステップS628に進み、その取得したデータを、新たな電子メールとして送信元と宛先にそれぞれ送信し直す。これにより、全く同じデータが送信されたこととなり、添付されているデータの同一性が証明されることになる。次にステップS629で、保管したデータのIDを利用者に電子メールで通知する。これにより利用者は、IDに基づく保管データ取得プログラム141gにより、任意のタイミングで、保管してあるデータを取得することができる。
また、送信履歴、内容証明の設定に応じて、前述の暗号化の場合と同様に、課金金額登録テーブルのセキュリティ項目の「一回課金」の金額を参照して、セキュリティ処理及び課金処理を行うようにしても良い。
次に、受信側のセキュリティ機器3005における処理を説明する。
先ずステップS630で、メールサーバ124から送信された電子メールを受信し、X-Encrypt(暗号化)フィールドをチェックし、暗号化が設定されていなければステップS632に進むが、暗号化が設定されているときはステップS631に進み、セキュリティ機器3005の秘密キーで復号し、可視判別が可能なフォーマットへ変換する。
次にステップS632で、X-Signature(送信者署名)フィールドを確認して、署名が設定されていないときはステップS636に進むが、送信者署名が設定されている場合はステップS633で、公開キーDB141jから送信元の公開キーを取得し、次にステップS634で、復号して可視判別可能なフォーマットに変換する。こうしてステップS635で、その変換された署名(送信者電子メールアドレス)を、その電子メールの最後に追加する。続いてステップS636に進み、送信すべきデータと署名を入出力デバイス103bへ送信して印刷させる(ステップS640)。次にステップS637に進み、X-PrintProof(印刷証明)フィールドをチェックして、印刷証明が設定されていなければ処理を終了するが、印刷証明が設定されている場合はステップS638に進み、利用者に対して印刷証明を電子メールで通知する。
一般的に、FAX通信の場合は、郵便における書留、親展や内容証明にみられるような多種多用なサービスは用意されていはいないものの、電話回線の秘匿性が保証されているために、一部の特別なケースを除き通信データを第3者が確認することは不可能であった。これに対してインターネット経由のデータ通信の場合には、通信の安全性、確実性を確保するメカニズムの実施を行った場合は、安全性・確実性の確保を全てのインターネット通信に対して実施するため、通常はVPN(仮想プライベートネットワーク)のように、まだまだ広く一般的に簡便に使えるものではない。更に、メカニズムも複雑で、当然コストも高価にならざるを得なかった。
しかし本実施の形態のように、入出力デバイスからのデータ通信に特化することで、安全かつ確実にデータを送受信できる構成を、より簡便に達成することが可能となり、これによるコスト上昇も押さえることができる。
更に、通信毎にセキュリティレベルを利用者が任意に選択できるため、利用者にとっても、通信データの内容に応じた最適なセキュリティサービスを選択できることになる。
ISPサービスをベースにした課金メカニズムを採用することで、利用者への課金も一括して行え、利用者が個別に複数のサービスに登録すると言った手間も省くことができる。
また機器利用実績テーブルに登録されているコピー、プリンタ、FAX、スキャナなどの実績枚数に応じて図21〜図23に示す割引率を変更するようにしたが本発明はこれに限定されるものでなく、セキュリティに関しても、暗号化、送信者署名、送信履歴、内容証明、印刷証明の利用実績に応じて、その割引率を変更するようにしても良い。
[他の実施の形態]
本発明の目的は前述したように、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれている。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
本発明の実施の形態に係る通信システムの全体構成図である。 本実施の形態に係るセキュリティサーバの構成を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るセキュリティサーバの接続形態を説明する図である。 本実施の形態に係るセキュリティ機器の構成を表すブロック図である。 本実施の形態のサービス提供システムにおける処理の流れを説明するフローチャートである。 ISP契約者用の機器の課金手段登録テーブルの一例を示す図である。 ISP非契約者用の機器の課金手段登録テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態に係る課金手段登録画面の一例を示す図である。 図12(d)の状態で「会社課金」が選択された場合の登録画面の表示例を示す図である。 課金登録時における表示画面例を示す図である。 本実施の形態に係る決済方法の登録処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る決済方法の登録画面の一例を示す図である。 本実施の形態に係るサービス提供システムにおいて機器利用に伴う利用実績の更新処理を説明するフローチャートである。 決済方法設定後の複合機の機器利用時の画面例を示す図である。 図3の構成において、入出力デバイス(複合機)から入出力デバイス(複合機)へデータを送信する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。 セキュリティ機能設定の画面例を示す図である。 本実施の形態における機器利用実績テーブルの一例を示す図である。 課金レベル設定テーブル(会社)の一例を示す図である。 課金レベル設定テーブル(部門)の一例を示す図である。 課金レベル設定テーブル(個人−公)の一例を示す図である。 本実施の形態における課金金額登録テーブル(会社課金)の一例を示す図である。

Claims (9)

  1. 入力デバイスから入力されたデータをネットワークを介して送信する通信装置であって、
    利用者IDに対応した課金条件を選択可能に表示する課金条件表示手段と、
    前記課金条件表示手段により表示された課金条件を選択する選択手段と、
    前記入力デバイスから入力されたデータに対するセキュリティ機能を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定されたセキュリティ機能に基づいてデータを送信する送信手段と、
    前記選択手段により選択された課金条件及び前記設定手段により設定されたセキュリティ機能に基づいて前記データの伝送料金を決定する料金決定手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記セキュリティ機能は、前記入力デバイスから入力されたデータの暗号化・復号機能、送信日時を記録する送信履歴記録機能、送信データの内容を保証する内容証明機能、送信先での出力を保証する出力証明機能の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記入力デバイスごとの利用実績を集計して記憶する集計記憶手段と、
    前記集計記憶手段に記憶された利用実績に応じて前記課金条件を変更する手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. ネットワークを介して接続された入力デバイスから入力したデータをネットワークを介して送信する通信システムであって、
    入力デバイスのユーザ認証を行う認証手段と、
    前記認証手段によりユーザ認証されたユーザに対する課金種別の選択を行うための選択手段と、
    前記入力デバイスから入力されたデータに対するセキュリティ機能を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定されたセキュリティ機能に基づいてデータを送信する送信手段と、
    前記選択手段により選択された課金種別及び前記設定手段により設定されたセキュリティ機能に基づいて、前記データの伝送料金を決定する料金決定手段と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  5. 前記セキュリティ機能は、前記入力デバイスから入力されたデータの暗号化・復号機能、送信日時を記録する送信履歴記録機能、送信データの内容を保証する内容証明機能、送信先での出力を保証する出力証明機能の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記入力デバイスごとの利用実績を集計して記憶する集計記憶手段と、
    前記集計記憶手段に記憶された利用実績に応じて前記課金条件を変更する手段を更に有することを特徴とする請求項4又は5に記載の通信システム。
  7. 入力デバイスから入力されたデータをネットワークを介して送信する通信制御方法であって、
    利用者IDに対応した課金種別を選択する選択工程と、
    入力デバイスから入力されたデータに対するセキュリティ機能を設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定されたセキュリティ機能に基づいてデータを送信する送信工程と、
    前記選択工程で選択された課金種別及び前記設定工程で設定されたセキュリティ機能に基づいて前記データの伝送料金を決定する料金決定工程と、
    を有することを特徴とする通信制御方法。
  8. 前記セキュリティ機能は、前記入力デバイスから入力されたデータの暗号化・復号機能、送信日時を記録する送信履歴記録機能、送信データの内容を保証する内容証明機能、送信先での出力を保証する出力証明機能の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項7に記載の通信制御方法。
  9. 前記入力デバイスごとの利用実績を集計して記憶する集計記憶工程と、
    前記集計記憶工程で記憶された利用実績に応じて前記課金条件を変更する工程を更に有することを特徴とする請求項7又は8に記載の通信制御方法。
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