JP2005109588A - 携帯端末装置、デジタル・テレビ放送受信システム及びデジタル・テレビ放送受信方法 - Google Patents
携帯端末装置、デジタル・テレビ放送受信システム及びデジタル・テレビ放送受信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005109588A JP2005109588A JP2003336511A JP2003336511A JP2005109588A JP 2005109588 A JP2005109588 A JP 2005109588A JP 2003336511 A JP2003336511 A JP 2003336511A JP 2003336511 A JP2003336511 A JP 2003336511A JP 2005109588 A JP2005109588 A JP 2005109588A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- receiving
- program
- processing circuit
- broadcast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】消費電力を抑え、かつデジタル放送受信を的確に受信できる携帯端末装置を提供する。
【解決手段】デジタル・テレビ放送信号を受信するためのテレビ受信機能と、データ通信機能を有する携帯端末機器は、テレビ受信機能を実現するためのテレビ信号処理回路と、データ通信機能を実現するためのデータ通信処理回路と、テレビ信号処理回路とデータ通信処理回路へ電力を供給するための電源部と、テレビ信号処理回路への電源部からの電力の供給を制御するためのスイッチと、データ通信機能を利用して、テレビ信号処理回路においてデジタル・テレビ信号を受信するために用いられる選局情報を、電子メールによって受信するための電子メール受信部とを有する。
【選択図】図4
【解決手段】デジタル・テレビ放送信号を受信するためのテレビ受信機能と、データ通信機能を有する携帯端末機器は、テレビ受信機能を実現するためのテレビ信号処理回路と、データ通信機能を実現するためのデータ通信処理回路と、テレビ信号処理回路とデータ通信処理回路へ電力を供給するための電源部と、テレビ信号処理回路への電源部からの電力の供給を制御するためのスイッチと、データ通信機能を利用して、テレビ信号処理回路においてデジタル・テレビ信号を受信するために用いられる選局情報を、電子メールによって受信するための電子メール受信部とを有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、携帯端末装置、デジタル・テレビ放送受信システム及びデジタル・テレビ放送受信方法に関し、特に、消費電力を抑え、かつデジタル・テレビ放送を的確に受信するための携帯端末装置、デジタル・テレビ放送受信システム及びデジタル・テレビ放送受信方法に関する。
地上波デジタル・テレビ放送に関しては、家庭等に設置される据え置き型のTV受信機向けの高データレート放送(以下13セグメント放送)と、主に携帯端末機器型のTV受信機向けの低データレート放送(以下1セグメント放送)が規格化されている。この1セグメント放送用の受信機として、a)携帯性を重視した専用TV受信機、b)個人用の情報端末で一般にPDA(Personal Digital Assistant)と呼ばれる携帯情報端末(以下、PDAという)、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)等の汎用機器を利用し、デジタル放送受信モジュール、カード等の後付機器を汎用機器に接続することにより、いわゆるモバイルTVとして機能させる形態のTV受信機、c)携帯電話機にデジタル放送受信機を組み込んで、携帯電話機の表示画面と信号処理機能を利用したデジタル放送の受信が可能な携帯電話機、等が想定されている(例えば、非特許文献1参照)。
ところで、日本の地上デジタル放送の受信に際しては、TV受信機は、SI(Service Information)/PSI(Program Specific Information)とよばれる情報に基づいて、選局のための情報、例えば各チャンネルの周波数等の情報等を得て、希望するチャンネルの受信ができるようになっている。SIは、番組配列情報であり、番組選択の利便性のために規定された各種情報である。SIは、総務省令で定義され、内容はARIB規格として規定されている。また、ARIB規格独自の拡張部分に加えて、MPEG-2のPSI情報も、SIに含まれる。PSIは、番組特定情報であり、所要の番組を選択するために必要な情報で、PAT(Program Association Table)、PMT(Program Map Table)、NIT(Network Information Table)、CAT(Conditional Access Table)の4つのテーブルからなる。PSIは、MPEG-2システムズ規格であり、総務省令で規定されている。
「いよいよテレビ・ケータイ 1時間の視聴が射程に」日経エレクトロニクス、2003.8.18,P.90〜95
「いよいよテレビ・ケータイ 1時間の視聴が射程に」日経エレクトロニクス、2003.8.18,P.90〜95
しかし、携帯電話機等の携帯端末機器型の場合、一般に軽量かつ小型であることが望まれることから、搭載する電池の容量には限界がある。例えば携帯電話機にデジタル放送受信機を組み込んだいわゆるモバイルTVを想定すると、携帯電話機の機能に加えて、デジタル放送受信機能用にも電池を消費することになり、携帯電話機のみ使用していた場合に比べ、より電池の消費が大きくなることが予想される。よって、携帯電話機等における消費電力を抑えるようにしなければ、いわゆるモバイルTVの実用性が低くなってしまう。
さらに、地上デジタル放送は地域単位の放送であり、移動とともに現在受信している地域から別の地域に移動した際には、その地域のSI/PSIの情報を取得しないと、選局できないという問題がある。
また、SI/PSIの情報の伝送速度の制限から情報を取得するまでにかなりの時間が掛かる。SI/PSIの各情報ごとに伝送周期は異なるが、長いものは百数十秒の周期で伝送される。さらにまた、SI/PSIの情報には、各チャンネル毎に伝送されない情報もあるため、その地域で放送されている全てのチャンネルの情報を取得しようとするとさらに時間が必要となる場合がある。
また、SI/PSIの情報の伝送速度の制限から情報を取得するまでにかなりの時間が掛かる。SI/PSIの各情報ごとに伝送周期は異なるが、長いものは百数十秒の周期で伝送される。さらにまた、SI/PSIの情報には、各チャンネル毎に伝送されない情報もあるため、その地域で放送されている全てのチャンネルの情報を取得しようとするとさらに時間が必要となる場合がある。
本発明は、上述した問題点を鑑みてなされたものであり、消費電力を抑え、かつデジタル放送受信を的確に受信できる携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末装置は、デジタル・テレビ放送信号を受信するためのテレビ受信機能と、データ通信機能を有する携帯端末機器であって、前記テレビ受信機能を実現するためのテレビ信号処理回路と、前記データ通信機能を実現するためのデータ通信処理回路と、前記テレビ信号処理回路と前記データ通信処理回路へ電力を供給するための電源部と、前記テレビ信号処理回路への前記電源部からの電力の供給を制御するためのスイッチと、前記データ通信機能を利用して、前記テレビ信号処理回路において前記デジタル・テレビ信号を受信するために用いられる選局情報を、電子メールによって受信するための電子メール受信部とを有する。
本発明によれば、消費電力を抑え、かつデジタル放送受信を的確に受信できる携帯端末装置を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
(システム構成と主な動作)
まず、本実施の形態に係わるシステムの構成を説明する。図1は、本実施の形態に係わるデジタル・テレビ放送受信システムの構成を示す構成図である。
(第1の実施の形態)
(システム構成と主な動作)
まず、本実施の形態に係わるシステムの構成を説明する。図1は、本実施の形態に係わるデジタル・テレビ放送受信システムの構成を示す構成図である。
図1において、1は、携帯端末機器型のTV受信機であり、地上波デジタル・テレビ放送を受信する機能と携帯電話機としての機能とを有する、デジタル・テレビ放送受信機が組み込まれている携帯電話機である。携帯電話機1は、地上波デジタル・テレビ放送を受信するテレビ受信機能によって、受信したテレビ放送の内容の映像が液晶表示装置(以下、LCDという)に表示され、受信したテレビ放送の内容の音声がスピーカ、イヤホン等から出力される。また、携帯電話機1は、携帯電話機の通話機能に加えて、データ通信機能も有している。携帯電話機1は、データ通信機能の下で、例えば電子メールの送受信が可能である。従って、携帯電話機1は、各放送局からのテレビ放送信号を受信することができ、さらに電子メール等のデータ通信を行うことができる。
2は、通信ラインとしてのインターネット3に接続された視聴予約サーバであり、放送局等のサーバ等のコンピュータから通信により適宜最新の番組情報すなわちEPG(Electronic Program Guide)情報を得て、あるいは、テレビ放送の信号を受信しその中に含まれる最新の番組情報を受信することによって、その番組情報に含まれる最新のSI/PSI情報を取得する。上述したように、SI/PSI情報は、ユーザが視聴したい番組を適切に選局して視聴することができるようにするための情報、すなわち選局情報である。なお、本実施の形態では、SI/PSI情報を選局情報の一つの例として説明するが、携帯電話機1がその存在するエリアにおいて予約した番組をユーザが選局して視聴できるようにする情報であれば、選局情報はその存在するエリアのSI/PSI情報のみでよく、全国の放送局のSI/PSIの全ての情報を含まなくてもよい。さらになお、本実施の形態では、視聴予約サーバ2は、全国の放送局のSI/PSI情報を取得することができるものとする。視聴予約サーバ2は、例えば地上波デジタル・テレビ放送は県域放送であるため、各県の放送局のSI/PSI情報を、記憶しておく必要がある。また、SI/PSI情報としては、関東、関西、中部などの広域放送圏では複数の県で同じ情報が使用される場合もある。
地上波デジタル・テレビ放送(以下、単にテレビ放送ともいう)は地域性を有しているため、エリアA、例えば東京地区においては、携帯電話機1は、エリアAにおいて予め決められたSI/PSI情報に基づいて選局を行わなければ、テレビ放送の信号を正しく受信することができない。SI/PSI情報は、携帯電話機1のテレビ受信機能を利用して、ユーザが番組を視聴するときに、ユーザが希望する番組を選局等できるようにするためのデータである。そのために、携帯電話機1は、後述するように視聴予約サーバ2から、電子メールによって通信回線であるインターネット3を介してSI/PSI情報を受信する。具体的には、ユーザは、携帯電話機1を利用して視聴予約サーバ2に対して、視聴を希望する番組を予め予約しておくと、番組の放送に先立って、携帯電話機1は視聴予約サーバ2からSI/PSI情報を受信する。そして、携帯電話機1は、その受信したSI/PSI情報に基づいて選局を行うので、ユーザは、携帯電話機1を用いて希望する番組を視聴することができる。
図1において、エリアA内では、放送局A1からAnのn個(nは整数)の放送局があれば、放送局毎に予め決められた周波数の信号を出力する等、各放送局は、エリアAについて予め決められた方式、すなわち周波数、変調方式等でテレビ放送を行っており、これらの情報がSI/PSI情報に配置される。後述するように、ユーザが視聴したい番組を選択して予約しておくと、その番組を放送する放送局からのテレビ放送の信号をユーザが選局して視聴できるようにするためのSI/PSI情報のデータを、携帯電話機1は電子メールによって受信する。その結果、ユーザは受信したSI/PSI情報に基づいて、携帯電話機1を利用して、予約した番組の放送局からの信号を選局してデコードし視聴することができる。
ユーザが携帯電話機1を持って、エリアAからの他のエリアB、例えば名古屋地区へ移動すると、エリアBにおいて予め決められたSI/PSI情報に基づいて選局を行わなければ、携帯電話機1は、テレビ放送の信号を正しく受信することができない。これは、エリアB内においても、放送局B1からBmのm個(mは整数)の放送局があれば、放送局毎に予め決められた周波数の信号を出力する等、各放送局は、エリアBについて予め決められた方式、すなわち周波数、変調方式等でテレビ放送を行っているからである。しかし、後述するように、ユーザは、携帯電話機1を利用して視聴予約サーバ2に対して、視聴を希望する番組をエリアAにいるときに番組予約を行っておけば、予約した番組の放送開始時刻に先立って、携帯電話機1は視聴予約サーバ2から電子メールによってエリアBにおけるSI/PSI情報をエリアBにおいて受信する。よって、携帯電話機1は、その受信したSI/PSI情報に基づいて選局を行うので、ユーザは、エリアBにおいて携帯電話機1を用いて希望する番組を視聴することができる。
以上のように、エリアAにおいてユーザが視聴したい番組を予約しても、携帯電話機1は、エリアBにおいて受信したSI/PSI情報に基づいて、予約した番組を放送する放送局からのテレビ放送の信号を適切に選局、デコード等できるので、ユーザは、携帯電話機1を用いて、視聴を希望する番組を視聴することができる。
次に、より具体的に上述した携帯電話機1におけるテレビ放送の受信方法について説明する。
例えば、ユーザがエリアAにおいて、放送局A1が月曜日の20時に放送している「20時のニュース」という番組の視聴を、予約するとする。その場合、ユーザは、インターネット3を介して視聴予約サーバ2にアクセスして、携帯電話機1のデータ通信機能を利用してその番組予約を行う。ユーザが携帯電話機1を利用して視聴予約サーバ2へアクセスし番組予約を行う方法としては、例えば、インターネット3に接続された、ウエブサーバとしての視聴予約サーバ2の予め決められたサイトのURL(Uniform Resource Locator)にアクセスする方法である。ユーザが、携帯電話機1を利用して番組予約を行うと、視聴予約サーバ2は、ユーザ毎の予約データを、記憶装置2aに記憶すなわち登録する。
例えば、ユーザがエリアAにおいて、放送局A1が月曜日の20時に放送している「20時のニュース」という番組の視聴を、予約するとする。その場合、ユーザは、インターネット3を介して視聴予約サーバ2にアクセスして、携帯電話機1のデータ通信機能を利用してその番組予約を行う。ユーザが携帯電話機1を利用して視聴予約サーバ2へアクセスし番組予約を行う方法としては、例えば、インターネット3に接続された、ウエブサーバとしての視聴予約サーバ2の予め決められたサイトのURL(Uniform Resource Locator)にアクセスする方法である。ユーザが、携帯電話機1を利用して番組予約を行うと、視聴予約サーバ2は、ユーザ毎の予約データを、記憶装置2aに記憶すなわち登録する。
予約データは、携帯電話機1の電子メールアドレス、予約された番組情報を含む。番組情報は、予約された番組を放送する放送局、放送開始時刻、番組の識別子(以下、番組IDという)を含む。
視聴予約サーバ2は、地域毎にあってもよいし、全国共通のあるいは複数の地域を統合して設けられたものでもよいが、上述したいように、ここでは、全国共通の視聴予約サーバの例で説明する。全国共通の視聴予約サーバは、各放送局のコンピュータ(以下、サーバともいう)から取得した放送局毎のSI/PSI情報を含むEPG等の番組情報を、記憶装置2aにストアし、かつ上述したユーザ毎の予約データも記憶装置2aにストアしている。
次に、視聴予約サーバ2の予約処理について説明する。図2は、視聴予約サーバ2における番組予約処理の流れの例を示すフローチャートである。視聴予約サーバ2は、いわゆるウエブサーバであり、ユーザは、携帯電話機1のウエブブラウザを利用してインターネット3を介して視聴予約サーバ2にアクセス可能となっている。視聴予約サーバ2は、そのアクセスに応じて携帯電話機1へインターネット3を介してEPG等の番組情報を供給できると共に、携帯電話機1へ電子メールを送信することもできる。携帯電話機1は、ウエブサーバである視聴予約サーバ2から供給されたデータに基づいて番組情報を、ウエブブラウザによって表示することができる。なお、視聴予約サーバ2は、中央処理装置(以下、CPUという)を有するコンピュータであり、記憶装置2a等に予めストアされたプログラムを実行することによって、以下に説明する各種処理が実行される。
まず、視聴予約サーバ2は、携帯電話機1から、インターネット3を介して視聴予約サーバ2にアクセスがあるか否かを判断する(ステップ(以下、Sと略す)1)。アクセスがあると、S1でYESとなって、携帯電話機1の位置情報を取得する(S2)。携帯電話機1の位置情報は、携帯電話機1の携帯電話サービスを提供している通信事業者のコンピュータCCに対して、視聴予約サーバ2が、インターネット3等を介する通信により問い合わせることによって取得される。
次に、視聴予約サーバ2は、その携帯電話機1へ携帯電話機1が現在いるエリアで受信可能な番組情報のデータを送信する(S3)。携帯電話機1では、受信したデータに基づいて番組情報がLCDに表示されるので、ユーザはその番組情報の番組一覧中から予約したい番組を選択することができる。例えば、ウエブサーバとしての視聴予約サーバ2は、番組一覧のデータをリスト形式で送信し、アクセスしてきたユーザの携帯電話機1のLCD上に番組一覧を表示させる。ユーザは、携帯電話機1のボタンを操作して、LCDを見ながら視聴したい番組にカーソルを移動させてその番組を選択し、送信ボタンを押す、すなわち予約指示を行うことができる。
なお、視聴予約サーバ2から送信される番組一覧の画面、例えばEPG画面は、携帯電話機1においても表示し易いように、例えば、放送局毎、ジャンル毎、時間帯毎など、ある程度表示する番組数を絞った表示形式であることが望ましい。さらには、携帯電話機1が現在いるエリア以外で受信可能な番組を予約できるように、エリア(地域)を指定するメニューがあっても良い。
次に、番組予約があったか否かが判断される(S4)。ユーザが視聴したい番組を選択し、予約指示を行うと、携帯電話機1から視聴予約サーバ2へ、携帯電話機1の固有の情報、例えば、電話番号、電子メールアドレスと共に、選択された番組の情報、例えば番組の識別コード等が送信される。従って、視聴予約サーバ2は、番組の識別コード等のデータを受信するので、予約があったと判断することができる。
視聴予約サーバ2は、予約指示がなければ、S4でNOとなって何もせず、予約指示があると、予約データを作成する(S5)。予約データは、例えば、予約指示のデータを送信してきた携帯電話機1の電話番号及び電子メールアドレスと、番組の識別コード情報である。そして、視聴予約サーバ2は、生成された予約データを、記憶装置2aにストアする(S6)。
次に、視聴予約サーバ2における携帯電話機1への選局情報の送信処理について説明する。図3は、視聴予約サーバ2における携帯電話機1への選局情報の送信処理の流れの例を示すフローチャートである。
まず、視聴予約サーバ2は、記憶装置2aに記憶された予約データを参照し、予約された番組の放送が開始される予約時刻よりも所定時間前になったか否かを判断する(S11)。例えば、その日の20時が予約された番組の放送開始時刻であれば、所定時間、例えば5分前になったか、すなわち19時55分になったか否かが判断される。なお、この所定時間は、予約された番組の放送予定状況を確認し、かつ携帯電話機1の位置情報を得るのに必要十分な時間であり、例えば、5から10分程度である。S11でNOであれば、何も処理はされない。
S11でYESであれば、視聴予約サーバ2は、予約された番組情報の最新データを取得する(S12)。この最新データは、視聴予約サーバ2が、放送局等のサーバ等のコンピュータから通信により適宜最新の番組情報を得て、あるいは、テレビ放送の信号BBを図示しない受信装置によって受信し、そのSI/PSI情報中に含まれる当該番組に関する情報を受信することによって、最新の番組情報を取得することができる。視聴予約サーバ2は、その最新のデータと予約データを比較することによって、予約された番組の放送開始時刻に変更があるか否かが判断される(S13)。例えば、20時の予定だったのが、30分遅れて放送が開始されるような場合は、S13でYESとなって、予約データの放送開始時刻を変更された開始時刻に変更にし(S14)、S11へ戻る。予約された番組の放送開始時刻に変更がなければ、S13でNOとなって、次に携帯電話機1の位置情報を取得する(S15)。この位置情報は、例えば、携帯電話機1に対する携帯電話サービスの提供を行っている通信事業者Cの有するコンピュータCCに対して、視聴予約サーバ2が、通信を行い、例えばインターネット3を介して携帯電話機1の位置情報を要求することによって取得される。
視聴予約サーバ2は、取得した携帯電話機1の位置情報に基づいて、携帯電話機1の存在するエリアに対応した選局情報であるSI/PSI情報を、記憶装置2aのデータを検索して取得する(S16)。視聴予約サーバ2は、各放送局からの放送信号BBを図示しない受信装置によって受信することによって、最新のSI/PSI情報を取得するか、あるいは各放送局のコンピュータAC1、・・・、ACn、BC1、・・・、BCm等とのインターネット3等の通信ラインを介したデータ通信によって、最新のSI/PSI情報を取得する。視聴予約サーバ2は、取得した最新のSI/PSI情報の中から、少なくとも視聴予約した番組を受信するために必要な一部または全部のSI/PSI情報を携帯電話機1へ電子メールによって送信する(S17)。電子メールに添付されるSI/PSI情報は、ユーザの保有する携帯電話機1の位置に応じたSI/PSI情報である。
次に、携帯電話機1の構成について詳細に説明する。図4は、携帯電話機1の構成例を示すブロック図である。上述したように、携帯電話機1は、携帯電話機にテレビ放送の受信機能を付加した携帯電話機である。図4において1点鎖線10で囲んだ範囲に含まれる、テレビ放送を受信するための復調、選局回路、映像音声等のデコード回路などが、携帯電話機に追加し内蔵されている。なお、テレビ放送の映像を表示する表示部については携帯電話機1に元々あるLCDをテレビ放送の視聴の際に切り替え使用する。テレビ放送の音声は携帯電話機1からイヤホンジャック等を通じて提供され、イヤホン、ヘッドホンで聴く。また映像音声等のデコード回路に関しては、携帯電話機1の付加機能として最近注目されているムービー機能のための処理回路を共用しても良い。
図4に示すように、携帯電話機1において、符号11から111までのブロックが、従来の携帯電話機における携帯電話機としての機能に必要なブロックであり、電子メール受信部を含むデータ通信処理回路も含まれる。携帯電話機1において、アンテナ11からアンプ12を介して入力した信号はRF回路において周波数変換された後、ベースバンド回路15において処理され、通話相手の音声はスピーカ19もしくはイヤホンジャック111等を通じて出力される。一方、携帯電話機1のマイク110に入力された音声もベースバンド回路15において処理され、RF回路14において周波数変換された後、アンプ13を介してアンテナ11から無線信号として出力される。
また、電子メール等の受信データはマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)16等で復号された後、ディスプレイ部18に表示されるほか、発信、着信の際の操作に関わる表示も同様に、マイコン16で処理され、ディスプレイ部18に表示される。キー入力部17は電話、メール等の操作を行うための一連のキー入力部である。
これに対し、符号112から115がテレビ放送を受信するために追加された回路である。テレビ放送の映像を表示する表示部については携帯電話機1に元々あるディスプレイ部18をテレビ放送の視聴の際に切り替え使用するために、切り替え回路112が設けられているほか、テレビ放送の音声はイヤホンジャック111等を通じて出力するために、切り替え回路113が設けられている。なお、音声をスピーカを通じて出力する場合には、スピーカ19の前にも切り替え回路(図示せず)が追加される。
映像音声等のデコード回路に関しては、図4に示すように、選局、復調、エラー訂正、MPEGデマルチプレックス等のための回路(以下、選局復調回路という)114の後段に、MPEGデコード回路115が追加されているが、ベースバンド回路15やマイコン16などの携帯電話機の機能の一部で処理可能な場合には、これらの回路等を共用しても良い。テレビ放送の受信チャンネルの切り替え入力のために、携帯電話機1のキー入力部17が共用されるものとする。またアンテナ11は、携帯電話機1の携帯電話機としてのアンテナと機能、性能が共用できない場合には、アンテナ11とは別にテレビ放送受信用のアンテナを設けるようにしてもよい。
また、携帯電話機1には電源が2系統設けられ、図4に示すように、それぞれ第1の電源系統BAT1、第2の電源系統BAT2と示している。第1の電源系統BAT1はスイッチ117を操作することによってユーザがオン/オフできる電源であり、スイッチ117を介して電池118と接続されている。この第1の電源系統BAT1は、第2の電源系統BAT2の電力が供給される選局復調回路114、MPEGデコード回路115等、少なくともテレビ放送を受信してユーザが視聴するためだけに使用されるテレビ信号処理回路以外に供給される電源である。第2の電源系統BAT2は、第1の電源系統BAT1の先にさらに設けられたスイッチ116によってオン/オフできる電源であり、スイッチ116は後述するようにマイコン16がテレビの視聴状態に応じて切り替えて、選局復調回路114、MPEGデコード回路115等のテレビ信号処理回路への電池118からの電力供給を制御するためのものである。
なお、本実施の形態では、携帯端末機器型のTV受信機は、上述したように携帯電話機にテレビ放送受信のための回路を付加したものとして説明するが、専用TV受信機に携帯電話の通信モジュールを追加して組み込んだものでもよく、さらに、PDA等の汎用機器にデジタル放送受信モジュールを接続したものに、携帯電話の通信モジュールを追加して組み込んだものでもよい。この場合、携帯電話の通信モジュールとは、例えばデータ通信に特化したPCカード型のモジュールやコンパクトフラッシュ型のモジュールであり、上記専用TV受信機等に接続し、使用される。
上述した図3のS17において選局情報が、電子メールによって携帯電話機1へ送信され携帯電話機1で受信し、ユーザがそのメールを選択し表示すると、携帯電話機1には、ユーザがテレビ放送の視聴予約をしてあったことを示す表示がLCD上に行われる。図5は、その表示例を示す図である。携帯電話機1は、表示部としてのLCD1aと、操作入力用のボタン部1bを有する。LCD1aの表示部には、「予約番組がまもなく開始されます。番組名:**** 視聴する時は、以下をクリック。」というメッセージ表示部1aaと、視聴指示を入力するための表示ボタン部1abが含まれる。
従って、携帯電話機1は、図5に示すような視聴予約の有無を告知する電子メールを受信するまで、前記図4のスイッチ116をオフとして、テレビ放送受信のための回路への電力供給を停止しておくことが可能である。すなわち、選局に必要であり、通常のTV受信機では常時更新し管理する必要があるSI/PSI情報が、電子メールによる通知時に電子メールに添付ファイルとして添付されて提供される。そのため、電子メールの受信動作後、所定の電子メールを受信したときに所定のプログラムが実行されることによって、SI/PSI情報をストアする記憶装置の内容が更新される。よって、ユーザは、SI/PSI情報を常時更新管理する必要が無く、前記図4のスイッチ116をオフとして電源供給を停止しておくことが可能である。このスイッチ116をオフした状態では、携帯電話機1は、テレビ放送受信機能無しの通常の携帯電話機と同じ回路構成となるので、省電力となる。
図6は、携帯電話機1の電子メールの受信時の処理の流れの例を示すフローチャートである。まず、視聴予約サーバ2から電子メールを受信すると、図6の処理が実行される。まず、視聴予約サーバ2からの電子メールを受信すると、添付ファイルのデータでSI/PSI情報を更新する(S21)。この更新によって、テレビ放送を受信するときに必要な選局等のための周波数、変調方式等のデータが更新され、携帯電話機1は、自己が存在するエリアの放送局の信号を適切に受信するためのデータを用意することができたことになる。
次に、図5の画面を表示する(S22)。そして、図5の視聴ボタン1abが押すという所定の操作がされたか否かが判断され(S23)、視聴ボタン1abが押されなかったときは、処理は何もせず、視聴ボタン1abが押されたときは、テレビ放送受信用のスイッチ116をオンにする(S24)。このとき、切り替え回路112及び113も入力信号を、ベースバンド回路15からMPEGデコード回路115の出力信号に切り替えられる。さらに更新されたSI/PSI情報を使用して選局復調回路114、MPEGデコード回路115に予約選択した番組を受信するようにデータを設定し、よって、携帯電話機1の表示部であるLCD1aには予約したテレビ放送の画面が表示され、イヤホンからはテレビ放送の音声が出力される。
なお、上述したように、電子メールの受信動作後、SI/PSI情報をストアする記憶装置の内容を自動的に更新するようにしてもよいが、電子メールに添付される番組情報は、ユーザが携帯電話機1を操作することによって、選局復調回路114、MPEGデコード回路115等が用いるSI/PSI情報をストアする記憶装置(図示せず)の内容を更新するようにしてもよい。すなわち、ユーザは、携帯電話機1を操作することによって、図5に示すような電子メールの表示時に、既に記憶装置(図示せず)にストアされているSI/PSI情報の内容を、添付ファイルのデータで更新する。
なお、上述した例では、視聴予約サーバ2は、携帯電話機1の通信を管理する通信事業者のコンピュータCCに問い合わせることによって、携帯電話機1の現在位置情報を得ていたが、その通信事業者自体が視聴予約サーバ2の管理を行う場合は、視聴予約サーバ2は、通信ライン(図示せず)で接続されたコンピュータCCのデータを検索することによって、携帯電話機1の現在位置情報を得ることができる。
また、上述した例によれば、予約した番組に放送予定時間等の変更がある場合すなわちいわゆる流動編成発生時には、変更された時間まで電子メールの送信がされず、変更された時間になったときに、視聴予約サーバ2は、再度最新の番組情報を取得して参照し、予約された番組の放送予定状況の確認が行われる。さらに、放送予定時間の変更による延長が複数回に及ぶ場合にはこれを繰り返され、予約した番組の放送開始時刻の所定時間前に、視聴予約した携帯電話機1の位置情報が、上述したように取得される。そして、視聴予約サーバ2は、取得した位置情報に応じた放送番組のSI/PSI情報を取得し、電子メールに添付して携帯電話機1へ送信する。
なお、放送予定時間等の変更があった場合には、時間変更後の電子メール通知の前に、当初予定していた時間に放送時間の変更があったことを示す電子メールを送信するようにしても良い。すなわち、流動編成発生時には、当初視聴予約した番組放送開始の予定時間に、流動編成発生した旨の第1の電子メールを、視聴予約サーバ2が携帯電話機1へ送信して流動編成が発生したことをユーザに通知する。そして、時間変更後の当該番組開始時刻に当該番組を選局できるようにする選局情報を含む第2の電子メールを送信する。
以上のように、視聴予約サーバ2が視聴予約された番組の開始時刻を管理するため、タイマー予約する等、携帯電話機において時間管理する場合に比べ、省電力でありながら、放送時間の変更を知ることができるというメリットがある。例えば、野球時間の延長など、流動編成時には、放送局がSI/PSI情報を変更し送出するが、本提案の携帯電話TVでは図4のスイッチ116を常時オフとしていても変更された開始時刻に合わせて電子メールを受信することが可能であり、SI/PSI情報の更新を常時管理する必要が無く、省電力でありながら、放送開始時刻の変更を知ることができる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、全国ネットあるいは複数の地域において同時放送される番組であれば、予約した番組の放送時間に携帯電話機1がいる場所に最適なSI/PSIを含む選局情報を使用し、携帯電話機が予約していた番組の選局が可能となる。また移動先の放送時間が、予約したときの携帯電話機1の場所における放送時間と異なる場合には、その場所にあった時間に予約された番組の放送があることを通知することが可能である。
なお、予約した番組が全国ネットで同時放送される番組ではなく、中継すなわち放送されていない場所に使用者が移動している場合には、視聴予約サーバは番組が中継されていない場所に使用者が移動していることを示すメール通知を行うようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、電子メールにSI/PSI情報を添付して送信するに際し、視聴予約サーバ2は携帯電話機1の現在位置を問い合わせてあるいは検索して、SI/PSI情報を提供する放送局のコンピュータからその現所在地に応じた放送番組のSI/PSI情報を得て、その得たSI/PSI情報を電子メールに添付してユーザに通知し、ユーザが電子メールを確認した上で視聴することとした。
第1の実施の形態では、電子メールにSI/PSI情報を添付して送信するに際し、視聴予約サーバ2は携帯電話機1の現在位置を問い合わせてあるいは検索して、SI/PSI情報を提供する放送局のコンピュータからその現所在地に応じた放送番組のSI/PSI情報を得て、その得たSI/PSI情報を電子メールに添付してユーザに通知し、ユーザが電子メールを確認した上で視聴することとした。
これに対し、本第2の実施の形態では、ユーザが選局情報であるSI/PSI情報を含む電子メールの内容を確認する等の番組を視聴するための所定の操作を携帯電話機に対して行わない場合に、携帯電話機1が、予約した番組を携帯電話機1に接続もしくは内蔵された記憶装置にその番組データを記録、すなわち番組を録画する例を示す。なお、第1の実施の形態と同じ構成については、同一の符号を付して説明は省略し、異なる点のみを説明する。
図7は、第2の実施の形態に係る携帯電話機101の構成例を示すブロック図である。携帯電話機101は、選局復調回路114とMPEGデコード回路115の間に記憶装置119と切り替え回路120が設けられている点が、第1の実施の形態に係る携帯電話機1と異なる。後述するように、記憶装置119に放送番組の内容が録画される。選局復調回路114の出力信号は、記憶装置119の入力信号及び、切り替え回路120の一方の入力信号となっている。切り替え回路120の他方の入力信号は、記憶装置119の出力信号である。
図8は、携帯電話機101内の記憶装置119に放送番組の内容が録画される場合の処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、携帯電話機101内の記憶装置119は、図7に示すようにMPEGデコード回路115に入力される前の信号を記憶するものとするが、携帯電話機101内の記憶装置は、そのデコード後の信号もしくは、他の形態の信号を記憶するものであってもよい。
図8のフローチャートは、携帯電話機101が、電話の待ち受け受信状態、通話状態等の、テレビ放送の視聴を行っていない場合の処理を示す。
まず、携帯電話機101は、電子メールの受信の有無を検出する(S101)。電子メールを受信しない場合には、この処理をループすることになる。電子メールを受信した場合には、S101でYESとなり、予め決められた時間のタイマーをリセットする(S102)。この予め決められた時間は、通話待ちすなわち電子メールの確認待ちの時間である。なお、そのタイマーは図7のマイコン16のプログラムで実現しても良いし、図示はしないが専用のタイマー回路によって実現してもよい。
まず、携帯電話機101は、電子メールの受信の有無を検出する(S101)。電子メールを受信しない場合には、この処理をループすることになる。電子メールを受信した場合には、S101でYESとなり、予め決められた時間のタイマーをリセットする(S102)。この予め決められた時間は、通話待ちすなわち電子メールの確認待ちの時間である。なお、そのタイマーは図7のマイコン16のプログラムで実現しても良いし、図示はしないが専用のタイマー回路によって実現してもよい。
次に、携帯電話機101のユーザが電子メールの確認をしたか否かが判定される(S103)。もしユーザが電子メールの確認をした場合には、処理は、S101に戻り、電子メールの確認をしていない場合にはS104へ進む。
S104では、タイマーの経過時間が確認される。予め決められた時間が経過した場合には、処理は、S105へ進み、その予め決められた時間が経過していない場合にはS103へ戻る。なお、タイマーにセットされるその予め決められた時間はユーザが設定できるようになっている方が望ましい。
その予め決められた時間が経過した場合にはS105へ進み、受信した電子メールの内容を確認する。すなわち受信した電子メールが、テレビ放送視聴予約についての電子メールであるかどうかである。なお、テレビ放送視聴予約の電子メールかどうかを判断する場合、テレビ放送視聴予約の場合には、放送番組のSI/PSI情報が電子メールに添付されているので、その添付ファイルのデータに基づいて判断しても良いし、あるいは視聴予約サーバ2との間で予め決められたデータもしくは文字列を含ませることにしておき、そのデータもしくは文字列の有無あるいは内容に基づいて判断するようにしても良い。テレビ放送視聴予約に関する電子メールであった場合には、処理は、S106へ進み、テレビ放送視聴予約に関する電子メールでなかった場合には、S101へ戻る。
次に、処理がS106へ進んだ場合には、スイッチ116をオンし、その結果、選局復調回路114、映像音声等のデコード回路115等、テレブ放送を受信するための回路への電力供給が開始される。
次に、S107で電子メールに添付されたSI/PSI情報を抽出して、そのSI/PSI情報に従って、復調、選局、エラー訂正、MPEGデマルチプレックス等のために選局復調回路114を制御して予約された所望のチャンネルを選局する。
S108では、選局されたチャンネルの放送データを記憶装置119に記憶するために、番組の録画を開始し、続くS109で記憶されたデータ量が記憶装置119の記憶容量の制限を超えたか否かをチェックする。記憶装置119の記憶されたデータ量が記憶容量を超えていなければ、番組の放送が終了したか否かが判断される(S110)。番組が終了していなければ、S110でNOとなり、処理は、S109へ戻り、録画は継続される。記憶装置119の記憶されたデータ量が記憶容量を超えた場合、あるいは番組の放送が終了した場合は、記憶装置119への 放送データの記憶を停止、すなわち番組の録画を終了する(S111)。S111で録画を終了した後、S112でスイッチ116をオフにし、選局復調回路114、MPEGデコード回路115等、テレビ放送を受信するための回路ブロックへの電力供給を停止し、S101の処理へ戻る。
ユーザは、携帯電話機101を操作して記憶装置119に記憶されたデータの再生を指示すると、記憶装置119に記憶された放送データは、切り替え回路120を介してMPEGデコード回路115に供給され、再生される。
以上のように、第2の実施の形態によれば、ユーザが電子メールの内容を確認する等の番組を視聴するための所定の操作を行わない場合には、自動的に携帯電話機内の記憶装置に放送内容が記録されるので、ユーザは、後で記録された放送内容を携帯電話機を利用して観ることができる。
なお、以上の例では、記憶装置119は携帯電話機101に内蔵されているが、メモリカード等の外付けのものであってもよい。
以上のように、第2の実施の形態によれば、ユーザが電子メールの内容を確認する等の番組を視聴するための所定の操作を行わない場合には、自動的に携帯電話機内の記憶装置に放送内容が記録されるので、ユーザは、後で記録された放送内容を携帯電話機を利用して観ることができる。
なお、以上の例では、記憶装置119は携帯電話機101に内蔵されているが、メモリカード等の外付けのものであってもよい。
以上のように上述した2つの実施の形態によれば、消費電力を抑え、かつテレビ放送の受信を的確に受信できる携帯端末装置を実現することができる。
なお、以上の2つの実施の形態では、ユーザに電子メールを送信するに際し、視聴予約サーバ2が携帯電話機の現在位置を、携帯電話機1、101の位置情報を有するコンピュータから得て、そして、SI/PSI情報を提供する放送局のサーバ等のコンピュータからその位置情報に応じた放送番組のSI/PSI情報を入手し、電子メールにSI/PSI情報のデータファイルが添付して送信していた。これに対し、最初の電子メールにはSI/PSI情報を添付せず、そのSI/PSI情報を提供する放送局のサーバへのリンク先情報、例えばURL等の情報を供給し、図5のような電子メールを受信したユーザがその電子メールを読み、電子メールの文と共に示された視聴ボタン、例えばアイコンを押した際に、前記SI/PSI情報を提供する放送局のサーバに接続し、その接続した際に、前記SI/PSI情報を提供するサーバが携帯電話機1、101の現在位置情報を、通信事業者のコンピュータ等に問い合わせて取得することによって、前記SI/PSI情報を提供するサーバから、携帯電話機1、101がその場所に応じた放送番組のSI/PSI情報が提供されるようにしてもよい。
なお、以上の2つの実施の形態では、ユーザに電子メールを送信するに際し、視聴予約サーバ2が携帯電話機の現在位置を、携帯電話機1、101の位置情報を有するコンピュータから得て、そして、SI/PSI情報を提供する放送局のサーバ等のコンピュータからその位置情報に応じた放送番組のSI/PSI情報を入手し、電子メールにSI/PSI情報のデータファイルが添付して送信していた。これに対し、最初の電子メールにはSI/PSI情報を添付せず、そのSI/PSI情報を提供する放送局のサーバへのリンク先情報、例えばURL等の情報を供給し、図5のような電子メールを受信したユーザがその電子メールを読み、電子メールの文と共に示された視聴ボタン、例えばアイコンを押した際に、前記SI/PSI情報を提供する放送局のサーバに接続し、その接続した際に、前記SI/PSI情報を提供するサーバが携帯電話機1、101の現在位置情報を、通信事業者のコンピュータ等に問い合わせて取得することによって、前記SI/PSI情報を提供するサーバから、携帯電話機1、101がその場所に応じた放送番組のSI/PSI情報が提供されるようにしてもよい。
さらになお、視聴予約サーバ2は、携帯電話機1の位置情報を、携帯電話機1の通信を管理する通信事業者CのコンピュータCCとの通信によって得ているが、ユーザがエリアを超えて移動したときに、携帯電話機1を用いて、ユーザが視聴予約サーバ2へ自己の位置情報のデータを送信し、その位置情報に基づいて予約時刻が迫っているか否かをチェックすることによって、視聴予約サーバ2が、携帯電話機1への予約時刻が迫っていることを通知し、かつそのエリアに対応する番組情報を提供するための電子メールの送信をするようにしてもよい。
あるいは視聴場所の設定に関しては、視聴予約のメニューにおいて、視聴する場所をユーザが指定する方法であっても良い。すなわち、使用者が予め移動する場所をわかっている場合には、その場所を指定する。このようにすれば、例えば現在関東圏におり、予約時刻に関西圏に移動している予定の使用者は、関西圏のEPG画面を見ながら、視聴予約を行うことが可能である。
さらになお、視聴予約サーバ2から携帯電話機1へ全国の放送局のSI/PSI情報を送信し、携帯電話機1において地域をユーザに選択させることによって、ユーザのいる地域に対応するSI/PSI情報を用いて、携帯電話機1が予約された番組の選局を行うようにしてもよい。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明は、地上波デジタル・テレビ放送でない、テレビ放送にも応用できるものである。
1,101 携帯電話機、2 視聴予約サーバ、3 インターネット、A1,・・An,B1,・・Bm 放送局、AC1,・・ACn,BC1,・・BCm 放送局コンピュータ、C 通信事業者、CC 通信事業者コンピュータ
Claims (9)
- デジタル・テレビ放送信号を受信するためのテレビ受信機能と、データ通信機能を有する携帯端末機器であって、
前記テレビ受信機能を実現するためのテレビ信号処理回路と、
前記データ通信機能を実現するためのデータ通信処理回路と、
前記テレビ信号処理回路と前記データ通信処理回路へ電力を供給するための電源部と、
前記テレビ信号処理回路への前記電源部からの電力の供給を制御するためのスイッチと、
前記データ通信機能を利用して、前記テレビ信号処理回路において前記デジタル・テレビ信号を受信するために用いられる選局情報を、電子メールによって受信するための電子メール受信部とを有することを特徴とする携帯端末装置。 - 前記電子メールの受信に応じて所定の操作がされたときに、前記スイッチがオンされて、前記テレビ信号処理回路へ前記電源部からの前記電力が供給されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
- さらに記憶装置を有し、
前記電子メールの受信に応じて前記所定の操作がされなかったときに、前記選局情報に基づいて受信した前記デジタル・テレビ信号のデータを前記記憶装置に記憶することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。 - 前記電子メールは、視聴予約された番組の放送開始時刻に先立って送信される電子メールであり、前記選局情報は、前記テレビ信号処理回路において前記視聴予約された番組を受信するための情報であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の携帯端末装置。
- デジタル・テレビ放送信号を受信するためのテレビ受信機能とデータ通信機能とを有する携帯端末装置と、放送される番組の選局情報を提供するセンタ装置とを含むテジタル・テレビ放送受信システムであって、
前記携帯端末装置は
前記テレビ受信機能を実現するためのテレビ信号処理回路と、
前記データ通信機能を実現するためのデータ通信処理回路と、
前記テレビ信号処理回路と前記データ通信処理回路へ電力を供給するための電源部と、
前記テレビ信号処理回路への前記電源部からの電力の供給を制御するためのスイッチと、
前記データ通信機能を利用して、前記テレビ信号処理回路において前記デジタル・テレビ信号を受信するために用いられる選局情報を、電子メールによって受信するための電子メール受信部とを有し、
前記センタ装置は、
ユーザからの前記番組の放送の受信の予約データを記憶する記憶装置と、
前記予約データに基づいて前記番組の放送の開始に先立って、前記番組を視聴する前記携帯電話機へ、前記予約データに係る前記番組を受信するために用いられる前記選局情報を、前記電子メールによって送信する電子メール送信手段とを有することを特徴とするデジタル・テレビ放送受信システム。 - 前記選局情報は、前記携帯端末装置の位置情報に応じた選局情報であることを特徴とする請求項5に記載のデジタル・テレビ放送受信システム。
- 前記携帯端末装置は、携帯電話機であり、前記位置情報は、該携帯電話機の位置情報であることを特徴とする請求項6に記載のデジタル・テレビ放送受信システム。
- 前記電子メール送信手段は、前記番組の放送の開始時刻が変更されたときは、前記予約データに係る前記番組の放送開始時刻に前記変更があったことを通知するための変更通知電子メールを送信することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載のデジタル・テレビ放送受信システム。
- デジタル・テレビ放送信号を受信するためのテレビ受信機能とデータ通信機能とを有する携帯端末装置と、放送される番組の選局情報を提供するセンタ装置とを利用して前記テジタル・テレビ放送信号を前記携帯端末装置において受信するデジタル・テレビ放送信号受信方法であって、
前記携帯端末装置は
前記テレビ受信機能を実現するためのテレビ信号処理回路と、
前記データ通信機能を実現するためのデータ通信処理回路と、
前記テレビ信号処理回路と前記データ通信処理回路へ電力を供給するための電源部と、
前記テレビ信号処理回路への前記電源部からの電力の供給を制御するためのスイッチと、
前記データ通信機能を利用して、前記テレビ信号処理回路において前記デジタル・テレビ信号を受信するために用いられる選局情報を、電子メールによって受信するための電子メール受信部とを有し、
前記センタ装置は、
ユーザからの前記番組の放送の受信の予約データを記憶する記憶装置と、
前記予約データに基づいて前記番組の放送の開始に先立って、前記番組を視聴する前記携帯端末装置へ、前記予約データに係る前記番組を受信するために用いられる前記選局情報を、前記電子メールによって送信する電子メール送信手段とを有し、
前記方法は、
前記センタ装置が、前記携帯端末装置から前記番組の予約情報を受信して、前記予約データを生成する工程と、
前記センタ装置が、前記電子メール送信手段によって前記電子メールを送信する工程と、
前記携帯端末装置は、前記電子メールによって送信された前記選局情報に基づいて前記デジタル・テレビ信号を受信する工程とを有することを特徴とするデジタル・テレビ放送受信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003336511A JP2005109588A (ja) | 2003-09-26 | 2003-09-26 | 携帯端末装置、デジタル・テレビ放送受信システム及びデジタル・テレビ放送受信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003336511A JP2005109588A (ja) | 2003-09-26 | 2003-09-26 | 携帯端末装置、デジタル・テレビ放送受信システム及びデジタル・テレビ放送受信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005109588A true JP2005109588A (ja) | 2005-04-21 |
Family
ID=34532596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003336511A Pending JP2005109588A (ja) | 2003-09-26 | 2003-09-26 | 携帯端末装置、デジタル・テレビ放送受信システム及びデジタル・テレビ放送受信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005109588A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006005935A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Samsung Electronics Co Ltd | デジタル放送プログラム情報を案内するデジタル放送受信用端末及びその方法 |
JP2006319613A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 携帯型放送受信装置 |
WO2009066387A1 (ja) * | 2007-11-21 | 2009-05-28 | Fujitsu Limited | 録画装置,録画システム,録画管理方法,録画支援装置,録画管理プログラム,録画支援プログラムおよび録画管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 |
JP2011009971A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 番組予約装置及び方法及びプログラム |
US8606082B2 (en) | 2009-12-03 | 2013-12-10 | Panasonic Corporation | Content reproduction apparatus and power control method |
-
2003
- 2003-09-26 JP JP2003336511A patent/JP2005109588A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006005935A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Samsung Electronics Co Ltd | デジタル放送プログラム情報を案内するデジタル放送受信用端末及びその方法 |
JP2006319613A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 携帯型放送受信装置 |
WO2009066387A1 (ja) * | 2007-11-21 | 2009-05-28 | Fujitsu Limited | 録画装置,録画システム,録画管理方法,録画支援装置,録画管理プログラム,録画支援プログラムおよび録画管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 |
JP2011009971A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 番組予約装置及び方法及びプログラム |
US8606082B2 (en) | 2009-12-03 | 2013-12-10 | Panasonic Corporation | Content reproduction apparatus and power control method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8737916B2 (en) | Metadata display control method and system for broadcast receiver | |
US7929904B2 (en) | Methods, systems, and computer program products for transmitting streaming media to a mobile terminal using the bandwidth associated with a wireless network | |
US8683463B2 (en) | Portable terminal device and reception method for simultaneously displaying applications | |
US20050283807A1 (en) | Digital broadcast receiving terminal and method of guiding digital broadcasting program information thereof | |
US7583929B2 (en) | Mobile communication terminal, channel information providing module, method of automatically accessing to DMB, and method of providing channel access information | |
US7567304B2 (en) | Method of sharing preference channel in digital broadcasting reception terminal | |
JP2009505562A (ja) | メディア・チューニング付き移動端末並びにそれを操作する方法およびコンピュータプログラム | |
JP2006081186A (ja) | 端末機のデジタルマルチメディア放送チャンネル情報表示装置及び方法 | |
US20070109445A1 (en) | Method for displaying wallpaper on digital broadcasting reception terminal | |
US20070074248A1 (en) | Remote controller for portable digital broadcasting receiver | |
US20060161957A1 (en) | Method for providing digital broadcasting service in mobile communication terminal | |
JP5672759B2 (ja) | テレビジョンシステム及びテレビジョン受像機 | |
US8346228B2 (en) | System and method for providing interactive services using a mobile device | |
KR100724993B1 (ko) | 디지털 방송 수신 장치의 디지털 방송 채널 검색 방법 | |
US20070089123A1 (en) | Terrestrial digital broadcasting system and method | |
JP2004187269A (ja) | 携帯機器 | |
JP2005109588A (ja) | 携帯端末装置、デジタル・テレビ放送受信システム及びデジタル・テレビ放送受信方法 | |
KR20080093197A (ko) | 방송 콘텐츠 제어방법 및 시스템 | |
US20080037416A1 (en) | Portable terminal and method for multitasking | |
JP4869728B2 (ja) | 通信端末、サービス提供装置、および、プログラム | |
US20130042268A1 (en) | Digital broadcasting system and method thereof | |
US20070155308A1 (en) | Digital broadcasting system and method thereof | |
KR100732991B1 (ko) | 긴급방송 자동시청기능이 구비된 디엠비단말기 및 그제어방법 | |
KR100719744B1 (ko) | 방송 수신 가능한 이동통신단말기를 통한 방송프로그램과연관된 부가 서비스 제공 방법 및 시스템 | |
JP2010004572A (ja) | 携帯機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060726 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080826 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081224 |