JP2005107588A - 人物照合システムおよび入退室管理システム - Google Patents

人物照合システムおよび入退室管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】辞書情報を登録した生体照合装置とは別の生体照合装置へ辞書情報を配信したときに、照明などの設置環境の違いによる影響を排除し、照合精度を向上させることのできる人物照合システムを提供する。
【解決手段】複数の人物照合装置をネットワークを介して接続し、そのうちの1つの人物照合装置を辞書情報の登録装置として使用し、その他の人物照合装置を顔照合を行なう照合装置として使用し、登録装置としての人物照合装置から照合装置としての人物照合装置に辞書情報が配信されたとき、人物照合装置において当該辞書情報を用いて1対1照合を行ない、照合が成功した際に当該辞書情報を更新する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば、照合対象者の固有の生体情報を辞書情報として登録するための少なくとも1つの生体登録装置と、この生体登録装置とは異なる複数の場所にそれぞれ設置されていて、前記生体登録装置と通信回線を介して接続され、入力された固有の生体情報と生体登録装置から配信される辞書情報とを照合することにより当該照合対象者が本人であるか否かを判定する複数の生体照合装置とを有して構成され、複数地点での照合が可能な人物照合システム、および、この人物照合システムを用いてセキュリティエリアなどに対する入退室を管理する入退室管理システムに関する。
たとえば、顔画像などの生体情報を利用して本人確認を行なう生体照合装置を複数の場所にそれぞれ設置するとともに、これら複数の生体照合装置をネットワークを介して接続することにより、複数地点での照合を可能とした人物照合システムがある。
このような人物照合システムでは、たとえば、複数の生体照合装置のうちの1つの生体照合装置を生体登録装置として用いることにより、この生体照合装置(生体登録装置)において、照合対象者の固有の生体情報(たとえば、顔画像)を辞書情報として登録し、この登録した辞書情報をネットワークを介して他の生体照合装置にそれぞれ配信することにより、各生体照合装置はこの配信された辞書情報を用いて照合を行なうようにしたものがある。
特開平11−175718号公報
上記したように、辞書情報を登録した生体照合装置とは別の生体照合装置へ辞書情報を配信して照合を行なった場合、辞書情報を登録した場所との照明などの設置環境の違いが照合精度に大きく影響を及ぼすことがある。
また、登録された全ての辞書情報と照合を行なう1対N照合では、照合対象者の人数が少ないほど他人との差異を判断する人数が減るため、照合精度が向上する。これに対し、複数の生体照合装置がネットワークにより接続され、ある生体照合装置で登録された辞書情報が他の生体照合装置に配信される場合、生体照合装置すべてに同じ人数の辞書情報が存在するため、1対N照合が可能な人数がシステム全体で登録可能な人数となり、やはり照合精度に影響を及ぼす。
そこで、本発明は、辞書情報を登録した生体照合装置とは別の生体照合装置へ辞書情報を配信したときに、照明などの設置環境の違いによる影響を排除し、照合精度を向上させることのできる人物照合システムおよび入退室管理システムを提供することを目的とする。
本発明の人物照合システムは、照合対象者の固有の生体情報を辞書情報として登録するための少なくとも1つの生体登録装置と、この生体登録装置とは異なる場所に設置されていて、前記生体登録装置と通信回線を介して接続され、入力された固有の生体情報と生体登録装置から配信される辞書情報とを照合することにより当該照合対象者が本人であるか否かを判定する少なくとも1つ以上の生体照合装置とを有して構成され、前記生体登録装置は、照合対象者を特定する特定情報を取得する第1の特定情報取得手段と、照合対象者の固有の生体情報を取得する第1の生体情報取得手段と、この第1の生体情報取得手段により取得された生体情報から辞書情報を作成する辞書作成手段と、この辞書作成手段により作成された辞書情報を前記第1の特定情報取得手段により取得された特定情報とともに前記生体照合装置へ配信する配信手段とを具備し、前記生体照合装置は、前記生体登録装置の配信手段により配信された辞書情報および特定情報を受信する受信手段と、この受信手段により受信した辞書情報と特定情報とを対応させて記憶する辞書記憶手段と、照合対象者を特定する特定情報を取得する第2の特定情報取得手段と、照合対象者の固有の生体情報を取得する第2の生体情報取得手段と、この第2の生体情報取得手段により取得された生体情報と前記辞書記憶手段に記憶された前記第2の特定情報取得手段により取得された特定情報と対応する辞書情報と照合することにより両情報の間に所定の関係が成立するか否かを判定する照合手段と、この照合手段による照合の結果、前記取得された生体情報と辞書情報との間に所定の関係が成立する照合成功時、前記辞書記憶手段に記憶された当該辞書情報を前記第2の生体情報取得手段により取得された生体情報に基づき更新する辞書更新手段とを具備している。
また、本発明の入退室管理システムは、照合対象者の固有の生体情報を辞書情報として登録するための少なくとも1つの生体登録装置と、この生体登録装置とは異なる場所に設置されていて、前記生体登録装置と通信回線を介して接続され、入力された固有の生体情報と生体登録装置から配信される辞書情報とを照合することにより当該照合対象者が本人であるか否かを判定する少なくとも1つ以上の生体照合装置と、この生体照合装置と通信回線を介して接続されていて、当該生体照合装置の照合結果に基づき入退室用の通行ゲートを開閉制御する入退室制御装置とを有して構成され、前記生体登録装置は、照合対象者を特定する特定情報を取得する第1の特定情報取得手段と、照合対象者の固有の生体情報を取得する第1の生体情報取得手段と、この第1の生体情報取得手段により取得された生体情報から辞書情報を作成する辞書作成手段と、この辞書作成手段により作成された辞書情報を前記第1の特定情報取得手段により取得された特定情報とともに前記生体照合装置へ配信する配信手段とを具備し、前記生体照合装置は、前記生体登録装置の配信手段により配信された辞書情報および特定情報を受信する第1の受信手段と、この第1の受信手段により受信した辞書情報と特定情報とを対応させて記憶する辞書記憶手段と、照合対象者を特定する特定情報を取得する第2の特定情報取得手段と、照合対象者の固有の生体情報を取得する第2の生体情報取得手段と、この第2の生体情報取得手段により取得された生体情報と前記辞書記憶手段に記憶された前記第2の特定情報取得手段により取得された特定情報と対応する辞書情報と照合することにより両情報の間に所定の関係が成立するか否かを判定する照合手段と、この照合手段による照合の結果、前記取得された生体情報と辞書情報との間に所定の関係が成立する照合成功時、当該照合対象者は通行ゲートに対し通行が許可されている通行許可者であるか否かの問い合わせを前記入退室制御装置に対して行なう問い合わせ手段とを具備し、前記入退室制御装置は、照合対象者が当該通行ゲートに対し通行が許可されている通行許可者であるか否かを示す通行可否情報と、前記生体照合装置の問い合わせ手段からの当該照合対象者は通行許可者であるか否かの問い合わせに対し前記通行可否情報を参照することにより当該照合対象者は通行ゲートに対し通行が許可されている通行許可者であるか否かを判定する判定手段と、この判定手段の判定結果を前記生体照合装置へ送信する送信手段とを具備し、前記生体照合装置は、前記入退室制御装置の送信手段により送信される前記判定手段の判定結果を受信する第2の受信手段と、この第2の受信手段により受信した判定結果が通行許可者であった場合、前記辞書記憶手段に記憶された当該辞書情報を前記第2の生体情報取得手段により取得された生体情報に基づき更新する辞書更新手段とをさらに具備している。
本発明によれば、辞書情報を登録した生体照合装置とは別の生体照合装置へ辞書情報を配信したときに、配信先の環境情報を取込むことにより、照明などの設置環境の違いによる影響を排除し、照合精度を向上させることのできる人物照合システムおよび入退室管理システムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明では、人物の生体情報として顔画像を用いた場合を例として述べるが、顔画像以外に、指紋画像、虹彩情報、掌形画像、指画像、音声情報、精脈情報などの他の生体情報を用いても同様に実施できる。
図1は、本実施の形態に係る人物照合システムが適用される入退室管理システムの構成を概略的に示すものである。図1において、それぞれが辞書登録および顔照合が可能な複数の人物照合装置(生体照合装置)11,12,13,14は、それぞれ異なる場所に設置されていて、ネットワーク(通信回線)15を介して互いに通信可能に接続されている。
人物照合装置11,12,13,14には、それぞれ入退室制御装置16,17,18,19が接続されている。入退室制御装置16,17,18,19は、人物照合装置11,12,13,14からの照合結果に基づき入退室用の通行ゲートに設けられた電気錠21,22,23,24をそれぞれ開閉制御する。
入退室制御装置16,17,18,19には、入退室管理サーバ25が接続されている。入退室管理サーバ25は、入退室制御装置16,17,18,19を管理するもので、通行ゲートごとや曜日、時間帯などで照合対象者の通行許可を管理する通行区域情報(通行可否情報)を保持していて、この通行区域情報を各入退室制御装置16,17,18,19にそれぞれ配信する。
人物照合装置11,12,13,14は、たとえば、図2に示すように、照合対象者(以下、人物ともいう)100の顔画像(少なくとも顔を含んでいる画像)を撮像して入力する生体情報取得手段としてのテレビジョンカメラ101、カメラ101の近傍から照合対象者100の少なくとも顔に向けて一定の照度で光を照射する照明手段としての照明部102、照合対象者100に対して入力された顔画像や各種案内などを表示したり、照合対象者100を特定するID番号(特定情報)やパスワードなどを入力したりする表示手段および特定情報取得手段としての入出力部103、および、カメラ101から入力された顔画像を処理して顔画像の認識処理などを行なう処理部104を有して構成されている。
なお、以下の説明では、画像入力データ、抽出した特徴量、部分空間、部分空間を構成するための固有ベクトル、相関行列、登録の時刻、日時、場所などの状況情報、暗証番号、ID番号などの個人情報の各情報が登場してくる。そして、認識データと言うときは、部分空間、または、部分空間を構成するための固有ベクトルを含み、登録情報(辞書情報)と言うときは、画像入力データ、抽出した特徴量、部分空間、部分空間を構成するための固有ベクトル、相関行列、状況情報、個人情報を含んでいる。したがって、認識データは登録情報に含まれる。
カメラ101は、照合対象者100の顔画像を下方から所定角度で撮像して入力するものであり、たとえば、CCDセンサなどの撮像素子を用いたテレビジョンカメラを有して構成されている。
照明部102は、カメラ101の近傍(たとえば、カメラ101の側部)から照合対象者100の顔に向けて一定の照度で光を照射する蛍光灯などの照明器具である。
入出力部103は、カメラ101で撮影されている照合対象者100の顔画像や各種ガイダンス、処理結果などを表示したり、照合対象者100の個人IDやパスワードなどを入力したりするもので、たとえば、液晶表示部とタッチパネルとを一体化して構成されていて、カメラ101の近傍、たとえば、カメラ101の上部で、ほぼ照合対象者100の顔部分と相対応する位置に設けられている。なお、表示によるガイダンスのみに限らず、音声によるガイダンス機能を付加してもよい。
処理部104は、カメラ101からの顔画像を入力する画像入力部105、画像入力部105から得られた人物の顔画像を用いて、あらかじめ準備されたパターン辞書との照合で顔および目、鼻などの顔部品の位置を検出する顔検出手段としての顔検出部106、顔検出部106の出力に基づき濃淡情報あるいは部分空間情報などの特徴量を抽出する特徴抽出手段としての特徴抽出部107、辞書情報登録時には、特徴抽出部107で抽出された特徴量を認識データ(辞書情報)として保持(登録)したり、外部から配信される辞書情報を保持したりする辞書記憶手段としての辞書情報記憶部108、人物照合(顔照合)時には、特徴抽出部107で抽出された特徴量(入力特徴情報)と辞書情報記憶部108に登録されている認識データ(辞書情報)とを照合することにより、両情報の間に所定の関係が成立するか否か、たとえば、入力特徴情報と辞書情報との類似度を求め、求めた類似度が閾値よりも高い場合には当該照合対象者100は登録者(本人)であると判定し、求めた類似度が閾値よりも低い場合には未登録者(本人ではない)と判定する照合手段としての認識部109、他の人物照合装置や入退室制御装置と通信するための通信部110、全体的な制御を司る制御手段としての制御部111を有して構成されている。
画像入力部105は、カメラ101からの顔画像を入力し、A/D変換してデジタル化した後、顔検出部106へ送る。
顔検出部106は、まず、画像入力部105で入力された顔画像から照合対象者100の顔の領域を検出する。たとえば、あらかじめ用意されたテンプレートを、画像中を移動させながら相関値を求めることにより、最も高い相関値を持った場所を顔領域とする。なお、その他に、固有空間法や部分空間法を利用した顔領域抽出法などの顔検出手段でもよい。
顔検出部106は、次に、検出された顔領域の部分の中から、目、鼻、口といった顔部品の位置を検出する。その検出方法は、たとえば、文献(福井和広、山口修:「形状抽出とパターン照合の組合せによる顔特徴点抽出」、電子情報通信学会論文誌(D),vol.J80−D−II,No.8,pp2170−2177(1997))などの方法を用いてよい。
図3に、顔の検出結果と目、鼻の検出結果の一例を示す。図3において、(fx,fy)は顔の中心座標、(fw,fh)は顔の大きさ、(EyeLx,EyeLy)、(EyeRx,EyeRy)は左右の目の位置座標、(NoseLx,NoseLy)、(NoseRx,NoseRy)は左右の鼻孔の位置座標を示している。なお、目の位置とは黒目の中心点、鼻の位置とは鼻孔の中心点を示しているものとする。
特徴抽出部107は、顔検出部106で検出された顔部品の位置を基に、顔領域を一定の大きさ、形状に切り出し、その濃淡情報を特徴量として用いる。ここでは、たとえば、mピクセル×nピクセルの領域の濃淡値をそのまま情報として用い、m×n次元の情報を特徴ベクトルとして用いる。
また、後で述べるように、認識を行なうための入力データとして部分空間自身を利用してもよい。したがって、部分空間を算出した結果は、認識部109および辞書情報記憶部108に送られる。
辞書情報記憶部108は、照合対象者100を認識あるいは同定するために利用する部分空間(または、相関行列)などの辞書情報を保持している。また、登録の際の日時、時刻、場所などの属性情報も保持できる。なお、辞書情報として、部分空間に限らず、入力された顔画像や抽出された顔の特徴量そのものを用いてもよい。
認識部109は、辞書情報記憶部108に蓄えられた認識データ(部分空間)と特徴抽出部107で得られた特徴量(濃淡情報あるいは部分空間情報)とを照合(比較)することにより、カメラ101で撮影している照合対象者100が誰であるかを認識、あるいは、該当人物であるかどうかを同定する。人物を認識するためには、どの人物のデータに最も類似しているかを求めればよく、最大類似度をとるデータに対応する人物を認識結果とすればよい。
また、カードやID番号、暗証番号、鍵などを用いて、顔画像による認識を行なう場合には、それぞれの人物のカードやID番号などの個人情報に対応する認識データとの類似度を計算して、設定した閾値と照合し、その閾値を越えた場合に、その人物と同定する。
これらカードやID番号、暗証番号、鍵など入力する手段が必要であるが、たとえば、カードならICカード、IDカード、無線カードなどを用いることで実現できる。ID番号や暗証番号を用いる場合は、キー入力手段を設ければよい。
認識の方法としては、特徴抽出部107の情報を用いる場合は、部分空間法や複合類似度法などの方法を用いてよい。本実施の形態での認識方法は、たとえば、文献(前田賢一、渡辺貞一:「局所的構造を導入したパターン・マッチング法」、電子情報通信学会論文誌(D),vol.J68−D,No.3,pp345−352(1985))に記載されている公知の認識方法である相互部分空間法を用いる。
この方法では、あらかじめ蓄えられた登録情報の中の認識データも、入力されるデータも部分空間として表現され、2つの部分空間のなす「角度」を類似度として定義する。ここで入力される部分空間を入力部分空間という。入力データ列に対して同様に相関行列Cinを求め、
Figure 2005107588
と対角化し、固有ベクトルΦinを求める。2つのΦin、Φdで表わされる部分空間の部分空間類似度(0.0〜1.0)を求め、それを認識するための類似度とする。
認識部109は、図4に示すフローチャートのように動作する。まず、認識処理(1対N照合)を行なうか、同定処理(1対1照合)を行なうかによって動作が異なる(ステップST1)。同定処理を行なう場合は、まず対象とする照合対象者のID番号を読込む(ステップST2)。次に、対象とするID番号に対応した登録情報(辞書情報)を辞書情報記憶部108から読出す(ステップST3)。
次に、上述したように、部分空間法などにより認識を行なうため、各登録情報の部分空間と、入力ベクトル(特徴抽出部107からの固有ベクトル)、または、入力部分空間との類似度を計算する(ステップST4)。次に、その類似度をあらかじめ設定されている閾値と比較し(ステップST5,ST6)、同定結果を出力する(ステップST7)。
認識処理を行なう場合、照合対象となる辞書情報を全て辞書情報記憶部108から読出す(ステップST8)。そして、それぞれの辞書情報との類似度を計算する(ステップST9)。次に、計算された類似度の中から最大のものを選択し(ステップST10)、それを認識結果として出力する(ステップST12)。
なお、図4の破線で囲んだステップST11のように、最大類似度を閾値判定することによって、認識結果が正しいかどうかを検証することもできる(ステップST13)。たとえば、類似度があまりに低い場合には、どの認識対象でもないと判断することもできる。
次に、上記のような構成において図1の基本的な動作を簡単に説明する。
なお、以下の説明では、たとえば、人物照合装置11を照合対象者の顔画像を辞書情報として登録する登録装置(生体登録装置)として使用し、その他の人物照合装置12,13,14は照合対象者の顔画像を照合する照合装置として使用するものとする。
まず、登録装置としての人物照合装置11では、カメラ101で取得した顔画像から、前述したような処理により照合対象者100の辞書情報を作成する。この作成した辞書情報は、ネットワーク15を介して他の照合装置としての人物照合装置12,13,14へそれぞれ配信される。
照合装置としての人物照合装置12,13,14では、前述したような処理により照合対象者100の顔照合が行なわれる。すなわち、登録装置としての人物照合装置11から配信された辞書情報と、カメラ101で取得した顔画像から作成した入力特徴情報とを照合して、両者の類似度計算を行なう。計算した類似度が設定された閾値以上の場合は照合成功とし、閾値未満の場合は非照合成功と判定する。
人物照合装置12,13,14の照合結果は入退室制御装置17,18,19へ送られる。入退室制御装置17,18,19は、人物照合装置12,13,14からの照合結果と入退室管理サーバ25からの通行区域情報に基づき入退室の判断を行ない、電気錠22,23,24をそれぞれ開閉制御する。
すなわち、人物照合装置12,13,14で照合した結果を入退室制御装置17,18,19に通知する。入退室制御装置17,18,19は、顔照合結果が照合成功で、かつ、照合した照合対象者が通行区域情報より通行許可者であれば、電気錠22,23,24を開錠するものである。
次に、初期辞書情報の更新処理を中心とした要部処理の流れについて図5に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、登録装置としての人物照合装置11では、カメラ101で取得した照合対象者(登録者)100の顔画像から特徴量を抽出して辞書情報を作成し(ステップS1)、この作成した辞書情報を当該登録者のID番号とともに通信部110によりネットワーク15を介して他の照合装置としての人物照合装置12,13,14へそれぞれ配信する(ステップS2)。
照合装置としての人物照合装置12,13,14では、人物照合装置11から配信された直後の辞書情報は、1対1照合対象者とし、1対N照合対象者としない。
さて、人物照合装置12,13,14では、照合対象者100によりID番号を入力させ、人物照合装置11から配信された辞書情報内の先に入力されたID番号と対応する辞書情報とカメラ101で取得した顔画像から作成した入力特徴情報とで1対1照合を行なう(ステップS3、S4)。
この照合の結果、照合成功の場合には、その照合結果を入退室制御装置17,18,19に送信する(ステップS5)。また、1対1の顔照合が失敗した場合(非照合成功時)には、当該照合対象者100にパスワードを入力させ(ステップS6)、パスワードが一致する正しい場合には(ステップS7)、入退室制御装置17,18,19へ照合結果を送信する(ステップS5)。
なお、ステップS7においてパスワードが一致しない場合にはステップS3に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
入退室制御装置17,18,19では、照合結果を受取ると、入退室管理サーバ25から配信された通行区域情報を参照することにより、当該照合対象者100がその通行ゲートに対して通行が許可されているか否かを判定し、その判定結果を人物照合装置12,13,14へ送る(ステップS8)。
人物照合装置12,13,14では、判定結果を受取ると(ステップS9)、その判定結果が通行許可者の場合には(ステップS10)、当該照合対象者100の顔照合時に取得した顔画像を使用して、当該辞書情報を更新する(ステップS11)。
なお、ステップS10において、判定結果が通行許可者でなかった場合にはステップS3に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
このような初期辞書更新を行なうことにより、配信先での照明環境などの違いを吸収していくことができ、次回の顔照合では類似度を高めることができ、照合精度の向上が図れる。
辞書情報の更新が終了すると、初期辞書更新があらかじめ設定された所定回数行なわれたか否かを判定し(ステップS12)、初期辞書更新が所定回数行なわれた場合には、当該照合対象者100を1対N照合対象者とする。
なお、ステップS12において、初期辞書更新が所定回数行なわれていない場合にはステップS3に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
このように、通行許可者でない場合は、顔照合の成功、失敗にかかわらず、初期辞書更新が行なわれないため、1対N照合対象者とならない。その結果、登録した人数に対して、人物照合装置ごとに1対N照合対象者の数を絞ることができ、照合精度を向上させることができる。
以上説明したように上記実施の形態によれば、辞書情報を取得(登録)した人物照合装置とは別の人物照合装置へ辞書情報を配信したときに、配信先の照明環境などを取込むことにより、照明環境などの違いによる影響を排除し、照合精度を向上させることができる。
また、人物照合装置の照合結果を入退室制御装置に問い合わせることにより、1対N照合対象者を絞り込み、照合精度を向上させることができる。
なお、前記実施の形態では、それぞれが登録と照合の機能を有する複数の人物照合装置のうちの1つを登録装置として使用し、残りの人物照合装置を照合装置として使用した場合について説明したが、必ずしもこのようにする必要はなく、たとえば、登録専用の1つの人物登録装置と照合専用の複数の人物照合装置とで構成されていてもよい。
要は、照合対象者の固有の生体情報を辞書情報として登録するための少なくとも1つの生体登録装置と、この生体登録装置とは異なる場所に設置されていて、当該生体登録装置と通信回線を介して接続され、入力された固有の生体情報と生体登録装置から配信される辞書情報とを照合することにより当該照合対象者が本人であるか否かを判定する少なくとも1つ以上の生体照合装置とを有して構成されていればよい。
本発明の実施の形態に係る人物照合システムが適用される入退室管理システムの構成を概略的に示すブロック図。 人物照合装置の構成を概略的に示すブロック図。 顔検出部の処理を説明するための図。 認識部の処理の流れを説明するためのフローチャート。 初期辞書情報の更新処理を中心とした要部処理の流れについて説明するフローチャート。
符号の説明
11,12,13,14…人物照合装置(生体照合装置)、15…ネットワーク(通信回線)、16,17,18,19…入退室制御装置、21,22,23,24…電気錠、25…入退室管理サーバ、100…照合対象者(人物)、101…カメラ(生体情報取得手段)、102…照明部(照明手段)、103…入出力部(特定情報取得手段)、104…処理部、105…画像入力部、106…顔検出部、107…特徴抽出部(特徴抽出手段)、108…辞書情報記憶部(辞書記憶手段)、109…認識部(照合手段)、110…通信部(通信手段)、111…制御部(制御手段)。

Claims (8)

  1. 照合対象者の固有の生体情報を辞書情報として登録するための少なくとも1つの生体登録装置と、この生体登録装置とは異なる場所に設置されていて、前記生体登録装置と通信回線を介して接続され、入力された固有の生体情報と生体登録装置から配信される辞書情報とを照合することにより当該照合対象者が本人であるか否かを判定する少なくとも1つ以上の生体照合装置とを有して構成され、
    前記生体登録装置は、
    照合対象者を特定する特定情報を取得する第1の特定情報取得手段と、
    照合対象者の固有の生体情報を取得する第1の生体情報取得手段と、
    この第1の生体情報取得手段により取得された生体情報から辞書情報を作成する辞書作成手段と、
    この辞書作成手段により作成された辞書情報を前記第1の特定情報取得手段により取得された特定情報とともに前記生体照合装置へ配信する配信手段とを具備し、
    前記生体照合装置は、
    前記生体登録装置の配信手段により配信された辞書情報および特定情報を受信する受信手段と、
    この受信手段により受信した辞書情報と特定情報とを対応させて記憶する辞書記憶手段と、
    照合対象者を特定する特定情報を取得する第2の特定情報取得手段と、
    照合対象者の固有の生体情報を取得する第2の生体情報取得手段と、
    この第2の生体情報取得手段により取得された生体情報と前記辞書記憶手段に記憶された前記第2の特定情報取得手段により取得された特定情報と対応する辞書情報と照合することにより両情報の間に所定の関係が成立するか否かを判定する照合手段と、
    この照合手段による照合の結果、前記取得された生体情報と辞書情報との間に所定の関係が成立する照合成功時、前記辞書記憶手段に記憶された当該辞書情報を前記第2の生体情報取得手段により取得された生体情報に基づき更新する辞書更新手段とを具備したことを特徴とする人物照合システム。
  2. 前記生体照合装置は、
    前記照合手段による照合の結果、前記取得された生体情報と辞書情報との間に所定の関係が成立しない非照合成功時、当該照合対象者がパスワードを入力するパスワード入力手段と、
    このパスワード入力手段により入力されたパスワードの成否を確認するパスワード確認手段とをさらに具備し、
    前記辞書更新手段は、前記パスワード確認手段により前記入力されたパスワードが正しいと確認されたとき、前記辞書記憶手段に記憶された当該辞書情報を前記第2の生体情報取得手段により取得された生体情報に基づき更新することを特徴とする請求項1記載の人物照合システム。
  3. 前記生体照合装置は、
    前記辞書更新手段による前記辞書記憶手段に記憶された辞書情報の更新があらかじめ定められた回数行なわれたか否かを判定する更新回数判定手段をさらに具備し、
    この更新回数判定手段により辞書情報の更新があらかじめ定められた回数行なわれたと判定された場合には当該照合対象者を前記第2の生体情報取得手段により取得された生体情報と前記辞書記憶手段に記憶された全ての辞書情報とを照合する1対N照合対象者に移行することを特徴とする請求項1記載の人物照合システム。
  4. 前記生体登録装置は、
    前記第1の生体情報取得手段により取得された生体情報と前記辞書作成手段により作成された辞書情報と照合することにより両情報の間に所定の関係が成立するか否かを判定する照合手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の人物照合システム。
  5. 照合対象者の固有の生体情報を辞書情報として登録するための少なくとも1つの生体登録装置と、この生体登録装置とは異なる場所に設置されていて、前記生体登録装置と通信回線を介して接続され、入力された固有の生体情報と生体登録装置から配信される辞書情報とを照合することにより当該照合対象者が本人であるか否かを判定する少なくとも1つ以上の生体照合装置と、この生体照合装置と通信回線を介して接続されていて、当該生体照合装置の照合結果に基づき入退室用の通行ゲートを開閉制御する入退室制御装置とを有して構成され、
    前記生体登録装置は、
    照合対象者を特定する特定情報を取得する第1の特定情報取得手段と、
    照合対象者の固有の生体情報を取得する第1の生体情報取得手段と、
    この第1の生体情報取得手段により取得された生体情報から辞書情報を作成する辞書作成手段と、
    この辞書作成手段により作成された辞書情報を前記第1の特定情報取得手段により取得された特定情報とともに前記生体照合装置へ配信する配信手段とを具備し、
    前記生体照合装置は、
    前記生体登録装置の配信手段により配信された辞書情報および特定情報を受信する第1の受信手段と、
    この第1の受信手段により受信した辞書情報と特定情報とを対応させて記憶する辞書記憶手段と、
    照合対象者を特定する特定情報を取得する第2の特定情報取得手段と、
    照合対象者の固有の生体情報を取得する第2の生体情報取得手段と、
    この第2の生体情報取得手段により取得された生体情報と前記辞書記憶手段に記憶された前記第2の特定情報取得手段により取得された特定情報と対応する辞書情報と照合することにより両情報の間に所定の関係が成立するか否かを判定する照合手段と、
    この照合手段による照合の結果、前記取得された生体情報と辞書情報との間に所定の関係が成立する照合成功時、当該照合対象者は通行ゲートに対し通行が許可されている通行許可者であるか否かの問い合わせを前記入退室制御装置に対して行なう問い合わせ手段とを具備し、
    前記入退室制御装置は、
    照合対象者が当該通行ゲートに対し通行が許可されている通行許可者であるか否かを示す通行可否情報と、
    前記生体照合装置の問い合わせ手段からの当該照合対象者は通行許可者であるか否かの問い合わせに対し前記通行可否情報を参照することにより当該照合対象者は通行ゲートに対し通行が許可されている通行許可者であるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定結果を前記生体照合装置へ送信する送信手段とを具備し、 前記生体照合装置は、
    前記入退室制御装置の送信手段により送信される前記判定手段の判定結果を受信する第2の受信手段と、
    この第2の受信手段により受信した判定結果が通行許可者であった場合、前記辞書記憶手段に記憶された当該辞書情報を前記第2の生体情報取得手段により取得された生体情報に基づき更新する辞書更新手段とをさらに具備したことを特徴とする入退室管理システム。
  6. 前記生体照合装置は、
    前記照合手段による照合の結果、前記取得された生体情報と辞書情報との間に所定の関係が成立しない非照合成功時、当該照合対象者がパスワードを入力するパスワード入力手段と、
    このパスワード入力手段により入力されたパスワードの成否を確認するパスワード確認手段とをさらに具備し、
    前記辞書更新手段は、前記パスワード確認手段により前記入力されたパスワードが正しいと確認されたとき、前記辞書記憶手段に記憶された当該辞書情報を前記第2の生体情報取得手段により取得された生体情報に基づき更新することを特徴とする請求項5記載の入退室管理システム。
  7. 前記生体照合装置は、
    前記辞書更新手段による前記辞書記憶手段に記憶された辞書情報の更新があらかじめ定められた回数行なわれたか否かを判定する更新回数判定手段をさらに具備し、
    この更新回数判定手段により辞書情報の更新があらかじめ定められた回数行なわれたと判定された場合には当該照合対象者を前記第2の生体情報取得手段により取得された生体情報と前記辞書記憶手段に記憶された全ての辞書情報とを照合する1対N照合対象者に移行することを特徴とする請求項5記載の入退室管理システム。
  8. 前記生体登録装置は、
    前記第1の生体情報取得手段により取得された生体情報と前記辞書作成手段により作成された辞書情報と照合することにより両情報の間に所定の関係が成立するか否かを判定する照合手段をさらに具備したことを特徴とする請求項5記載の入退室管理システム。
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