JP2005107404A - 広角撮像光学系、並びにそれを備えた広角撮像装置、監視用撮像装置、車載用撮像装置及び投写装置 - Google Patents

広角撮像光学系、並びにそれを備えた広角撮像装置、監視用撮像装置、車載用撮像装置及び投写装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、水平画角180°程度、垂直画角100°程度の広範囲に亘る画像の撮像を行う。
【解決手段】 物体からの光束を直接反射する第1及び第2の反射面1、2と、第1の反射面1からの光束を反射する第3の反射面3と、第2の反射面2からの光束を反射する第4の反射面4とを含む反射光学系と、結像光学系7と、第1の反射面1と第2の反射面2との間に形成され、物体からの光束が入射する開放部と、第3及び第4の反射面3、4からの光束を結像光学系7に入射させるための開口12aとを備える。共役距離の長い側から順に、第1の反射面1から第3の反射面3を経て結像光学系7に至る光学系を第1撮像光学系、共役距離の長い側から順に、第2の反射面2から第4の反射面4を経て結像光学系7に至る光学系を第2撮像光学系としたとき、前記第1撮像光学系と前記第2撮像光学系とが前記結像光学系を共有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、広範囲に亘る画像を撮像することが可能な広角撮像装置に好適な広角撮像光学系、並びにそれを備えた広角撮像装置、監視用撮像装置、車載用撮像装置及び投写装置に関する。
広範囲に亘る物体の像を効率良く撮像するために、広角撮像装置を用いてこれを実現しようという様々な研究及び開発がなされている。例えば、その1つとして、魚眼レンズを用いた広角カメラの開発がある。
また、特許文献1には全周パノラマ画像構成方法及び装置が開示されており、当該特許文献1においては、撮像装置の撮像面に対向する位置にミラーを傾斜させて配置し、前記ミラーを撮像装置の光軸を回転軸として360度回転させてパノラマ画像を撮影する方法が提案されている。
また、特許文献2には全方位撮影装置が開示されている。全方位撮影装置においては、凸面鏡とカメラを透明な筒体で連結する必要があるが、当該特許文献2に開示された全方位撮影装置は、筒体の内面で反射した光が凸面鏡によってカメラレンズに集光され撮影されてしまうことを防止するために、凸面鏡の頂部に、先端側が凸面鏡の軸線延長上をカメラ方向に延出する筒体内面反射防止用の棒状体を設けることを特徴としている。
さらに、特許文献3には広角撮像装置が開示されており、当該特許文献3に開示された広角撮像装置は、回転対称体の回転中心軸周りで基準光軸方向の略±90度の凸面形状の反射面を有する反射鏡により、略180度の範囲を撮影することを特徴としている。
特開平11−4373号公報 特許第3086204号公報 特開2002−196438号公報
しかし、通常、魚眼レンズ等を用いた広角撮像光学系は、多くのレンズを必要とするために、重量が増大すると共に、装置が大型かつ高価になってしまう。さらに、かかる広角撮像光学系は、色収差が発生する等の問題もあって、実際には特殊な撮影にしか利用することができない。
また、特許文献1に開示された全周パノラマ画像構成方法及び装置では、ミラー駆動用回転モータを用いて撮像用のミラーを回転させるために、装置が大型になり、一回のパノラマ撮影に長時間を要するといった問題があった。さらに、この装置は、全方位360度の範囲に亘る画像を撮影するものであるため、例えば180度程度の範囲の撮影で十分な場合には未使用画素が多くなってしまい、必要な画像の情報量が相対的に減少してしまうという問題点があった。
また、特許文献2に開示された全方位撮影装置では、筒体内面反射防止用の棒状体を設け必要があるために、構造が複雑化し、コストが高くなるという問題点があった。
さらに、特許文献3に開示された広角撮像装置では、回転対称体の回転中心軸に対して垂直方向の画角が制限されるため、反射面1つのみによる構成では、例えば画角100°以上の撮像が困難であった。
また、光学的ローパスフィルタや近赤外カットフィルタ等の光学部材を配置できる程度の比較的長いバックフォーカスを確保し、かつ、十分な収差補正を行うためには、比較的多くのレンズ枚数が必要であり、レンズ枚数を減らすための光学設計が課題となっている。
本発明は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で、水平画角180°程度、垂直画角100°程度の広範囲に亘る画像の撮像を行うことができ、また、撮像素子の有効領域を効率的に用いることができ、さらに、バックフォーカスが長く収差補正も良好で明るい広角撮像光学系、並びにそれを備えた広角撮像装置、監視用撮像装置、車載用撮像装置及び投写装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る広角撮像光学系の第1の構成は、物体からの光束を直接反射する第1及び第2の反射面と、前記第1の反射面からの光束を反射する第3の反射面と、前記第2の反射面からの光束を反射する第4の反射面とを含む反射光学系と、
結像光学系と、
前記第1の反射面と前記第2の反射面との間に形成され、物体からの光束が入射する開放部と、
前記第3及び第4の反射面からの光束を前記結像光学系に入射させるための開口とを備え、
共役距離の長い側から順に、前記第1の反射面から前記第3の反射面を経て前記結像光学系に至る光学系を第1撮像光学系、共役距離の長い側から順に、前記第2の反射面から前記第4の反射面を経て前記結像光学系に至る光学系を第2撮像光学系としたとき、前記第1撮像光学系と前記第2撮像光学系とが前記結像光学系を共有することを特徴とする。
この広角撮像光学系の第1の構成によれば、水平方向画角が180度程度、垂直方向画角が100度程度の広範囲に亘る撮像が可能となる。また、主要光学系が色収差の発生しない反射面(第1〜第4の反射面)で形成されているので、設計の工数及び製造上の制約も少なくなり、小型、軽量で明るい広角撮像装置を安価に提供することができる。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1の構成においては、前記第1の反射面の曲率中心と前記第2の反射面の曲率中心とを結ぶ軸を中心軸としたとき、
前記第1及び第2の反射面は前記中心軸に対して回転対称であり、
前記中心軸と直交する軸に対して対称となるように、前記第1の反射面と前記第2の反射面が配置され、
同じく、前記中心軸と直交する軸に対して対称となるように、前記第3の反射面と前記第4の反射面が配置され、かつ、
前記結像光学系の光軸が前記中心軸と直交する軸に一致しているのが好ましい。また、この場合には、前記第1及び第2の反射面が前記中心軸に対して回転対称な非球面であるのが好ましい。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1の構成においては、前記第1及び第2の反射面は、前記中心軸周りでおよそ180度に亘って形成され、かつ、物体からの入射光から見て凸面であるのが好ましい。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1の構成においては、前記第3及び第4の反射面が同一素子内に形成されているのが好ましい。この好ましい例によれば、光学部品数を減らすことができるので、装置の小型軽量化、低コスト化を図ることができる。また、この場合には、前記素子の物体側の面に遮光部が形成されているのが好ましい。この好ましい例によれば、第1の反射面や第2の反射面を経由せずに結像光学系に直接入射しようとする物体からの入射光や不要光等を効率良く除去することができる。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1の構成においては、前記開放部を囲むようにして、前記反射光学系を保護するための保護部材が配置されているのが好ましい。この好ましい例によれば、容易かつ効果的に反射光学系を保護することができる。また、この場合には、前記保護部材に遮光部が形成されているのが好ましい。この好ましい例によれば、入射光束の入射角度をある範囲内に制限し、第1の反射面や第2の反射面を経由せずに結像光学系に直接入射しようとする物体からの入射光や不要光等を除去することができる。また、この場合には、前記保護部材が内面反射防止構造を備えているのが好ましい。この好ましい例によれば、第1の反射面や第2の反射面を経由せずに結像光学系に直接入射しようとする物体からの入射光や、ゴーストやフレアの原因となる不要光等を除去することができる。また、この場合には、前記第1及び第2の反射面を保持する保持部材を備え、当該保持部材が光反射防止構造を有しているのが好ましい。この好ましい例によれば、保護部材によって反射光学系を保護する場合に、保護部材の内面反射によって従来発生していたゴーストが、保持部材による光反射防止構造のために発生しなくなる。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1の構成においては、前記結像光学系を保持する部材と、前記第1及び第2の反射面を保持する部材とを備え、両部材が一体成型されているのが好ましい。この好ましい例によれば、製造工程における加工コストを削減することができる。
また、本発明に係る広角撮像光学系の第2の構成は、物体からの光束を屈折させる第1及び第2のレンズ群を含む屈折光学系と、
前記第1のレンズ群からの光束を直接反射する第1の反射面と、前記第2のレンズ群からの光束を直接反射する第2の反射面とを含む反射光学系と、
結像光学系と、
前記第1及び第2の反射面からの光束を前記結像光学系に入射させるための開口とを備え、
共役距離の長い側から順に、前記第1のレンズ群から前記第1の反射面を経て前記結像光学系に至る光学系を第1撮像光学系、共役距離の長い側から順に、前記第2のレンズ群から前記第2の反射面を経て前記結像光学系に至る光学系を第2撮像光学系としたとき、前記第1撮像光学系と前記第2撮像光学系とが前記結像光学系を共有することを特徴とする。
この広角撮像光学系の第2の構成によれば、非常に広範囲に亘る撮像が可能となり、さらに小型、軽量で明るい広角撮像光学系を安価に提供することができる。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第2の構成においては、前記第1及び第2のレンズ群に共通な光軸をレンズ中心軸としたとき、
前記第1及び第2のレンズ群は前記レンズ中心軸に対して回転対称であり、
前記レンズ中心軸と直交する軸に対して対称となるように、前記第1のレンズ群と前記第2のレンズ群が配置され、
同じく、前記レンズ中心軸と直交する軸に対して対称となるように、前記第1の反射面と前記第2の反射面が配置され、かつ、
前記結像光学系の光軸が前記レンズ中心軸と直交する軸に一致しているのが好ましい。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第2の構成においては、前記第1及び第2のレンズ群は、前記レンズ中心軸周りでおよそ180度に亘って配置されているのが好ましい。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第2の構成においては、前記第1及び第2の反射面が同一素子内に形成されているのが好ましい。また、この場合には、前記素子の物体側の面に遮光部が形成されているのが好ましい。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1又は第2の構成においては、前記第1撮像光学系の結像倍率と前記第2撮像光学系の結像倍率とが共に同符号であるのが好ましい。この好ましい例によれば、第1撮像光学系で得られる画像が正立像の場合には、第2撮像光学系で得られる画像は正立像となり、また、第1撮像光学系で得られる画像が倒立像の場合には、第2撮像光学系で得られる画像は倒立像となるので、撮像素子上での画像の重複が回避される。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1又は第2の構成においては、光学系内部に中間像を形成しないのが好ましい。この好ましい例によれば、広角撮像光学系がリレー光学系とならず、光学系全長が小さくなるので、装置の小型化を図ることができる。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1又は第2の構成においては、前記結像光学系の内部に絞りを有するのが好ましい。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1の構成においては、前記第3の反射面と前記結像光学系との間、又は前記第4の反射面と前記結像光学系との間に、絞りを有するのが好ましい。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第2の構成においては、前記第1の反射面と前記結像光学系との間、又は前記第2の反射面と前記結像光学系との間に、絞りを有するのが好ましい。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1又は第2の構成においては、前記結像光学系に入射する不要な光をカットするための遮光手段を備えているのが好ましい。この好ましい例によれば、第1の反射面や第2の反射面、あるいは第1のレンズ群や第2のレンズ群を経由せずに結像光学系に直接入射しようとする物体からの入射光や、ゴーストやフレアの原因となる不要光等を除去することができる。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1又は第2の構成においては、前記結像光学系は、1〜10μmまでを含む赤外波長域で透明であるのが好ましい。また、前記本発明の広角撮像光学系の第2の構成においては、前記屈折光学系は、1〜10μmまでを含む赤外波長域で透明であるのが好ましい。これらの好ましい例によれば、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で、屈折光学系や結像光学系は光を透過するので、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で使用することができる。
また、前記本発明の広角撮像光学系の第1又は第2の構成においては、前記結像光学系は、物体側から順に配置された、負レンズの第1レンズと、正レンズの第2レンズと、正レンズの第3レンズとからなるのが好ましい。また、前記本発明の広角撮像光学系の第1又は第2の構成においては、前記結像光学系は、物体側から順に配置された、負レンズの第1レンズと、正レンズの第2レンズと、正レンズの第3レンズと、正レンズの第4レンズとからなるのが好ましい。これらの好ましい例によれば、少ないレンズ枚数で、バックフォーカスが比較的長く収差補正も良好で明るい結像光学系を実現することができる。
また、本発明に係る広角撮像装置の構成は、前記本発明の広角撮像光学系と、前記結像光学系で結像された像を撮像する撮像素子とを備えていることを特徴とする。この広角撮像装置の構成によれば、前記本発明の広角撮像光学系を備えているので、広範囲に亘る撮像が可能となる。
前記本発明の広角撮像装置の構成においては、前記撮像素子が1つの撮像素子で共用されているのがこのましい。この好ましい例によれば、小型軽量化、低コスト化を実現することができる。
前記本発明の広角撮像装置は、対象物に取り付け可能であり、かつ、取付け角度の調整が可能であるのが好ましい。この好ましい例によれば、撮像範囲を容易に変化させることができる。
前記本発明の広角撮像装置は、動体検知機能を備えているのが好ましい。この好ましい例によれば、動体を抽出することができるので、周囲の動作状況を的確に把握することができる。
本発明に係る監視用撮像装置の構成は、前記本発明の広角撮像装置を備えていることを特徴とする。この監視用撮像装置の構成によれば、前記本発明の広角撮像装置を備えているので、水平方向画角及び垂直方向画角が広範囲に亘る撮像が可能となる。また、光を反射する材料を用いた反射面と、光を透過する材料を用いたレンズとを組み合わせた構成とすることにより、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域において、昼間、夜間を問わずに、広範囲に亘る監視を行うことができる。
本発明に係る車載用撮像装置の構成は、前記本発明の広角撮像装を備えていることを特徴とする。この車載用撮像装置の構成によれば、前記本発明の広角撮像装置を備えているので、水平方向画角及び垂直方向画角が広範囲に亘る撮像が可能となり、撮像した画像を車両内に設置した車載モニタに映し出すように構成することにより、リアビューモニタ、フロントビューモニタ、あるいはサイドビューモニタ等として用いることができる。その結果、周囲の交通をリアルタイムに把握することができるので、より安全で快適な運転が可能となる。
本発明に係る投写装置の構成は、前記本発明の広角撮像装を備えていることを特徴とする。この投写装置の構成によれば、前記本発明の広角撮像装置を備えているので、観測者にとって非常に広視野に亘るビデオプロジェクタを実現することができる。
本発明によれば、非常に広範囲に亘る撮像が可能となる。また、小型、軽量で明るい広角撮像光学系、並びにそれを備えた広角撮像装置、監視用撮像装置、車載用撮像装置及び投写装置を安価に提供することができる。
以下、実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1の実施の形態における広角撮像装置の基本構成を示す概略図であり、第1の水平中心軸9を含む平面で切断した断面図である。図2は図1の矢印A方向から見た図、図3は図1から要部のみを取り出して示した斜視図である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態の広角撮像装置は、反射光学系と、結像光学系7と、結像光学系7で結像された像を撮像する撮像素子8とを備えている。反射光学系は、物体からの光束を直接反射する第1及び第2の反射面1、2と、第1の反射面1からの光束を反射する第3の反射面3と、第2の反射面2からの光束を反射する第4の反射面4とにより構成されている。また、第3の反射面3と第4の反射面4は、1つのクロスプリズム14内に形成されている。
第1の水平中心軸9は、第1の反射面1の曲率中心と第2の反射面2の曲率中心とを結ぶ軸である。また、垂直中心軸10は、第1の水平中心軸9と直交する軸であり、結像光学系7の光軸でもある。図2における点cは、第1の水平中心軸9と垂直中心軸10との交点であり、また、第1の水平中心軸9と垂直中心軸10と第2の水平中心軸9aは、点cを通り、互いに直交している。第1の反射面1と第2の反射面2は、第1の水平中心軸9上に所定の間隔をおいて、垂直中心軸10に対して対称となるように配置されている。そして、クロスプリズム14は、第1の水平中心軸9上で、かつ、第1の反射面1と第2の反射面2との中間位置である点cに配置されている。
第1の反射面1と第2の反射面2との間には、その上面が第1の水平中心軸9と第2の水平中心軸9aとを含む平面と一致するように保持部材としての黒塗り筐体12が配置されており、この黒塗り筐体12の、クロスプリズム14が位置する部分には、第3及び第4の反射面3、4からの光束を結像光学系7へ入射させるための開口12aが形成されている。また、開口12aには、結像光学系7に入射する不要な光をカットするためのフード13が設けられている。また、図1〜図3に示すように、第1の反射面1と第2の反射面2との間には、第1の水平中心軸9上の点を中心として開放し、物体からの光束が入射する開放部が形成されている。従って、図2に示す第3及び第4の反射面3、4への光の入射角度θが0〜180度のいずれであっても、物体からの光a、bは入射可能である。そして、前記開放部を囲むようにして、反射光学系を保護するための保護部材11が配置されている。この保護部材11は、例えば、厚さ数mm程度の樹脂材料、例えば、アクリル樹脂で形成される。上記のように黒塗り筐体12を配置することにより、本実施の形態のように、例えば、樹脂材料からなる保護部材11によって反射光学系を保護する場合に、保護部材11の内面反射によって従来発生していたゴーストが、黒塗り筐体12によって光反射が防止されることにより、発生しなくなる。
ここで、共役距離の長い側から順に、第1の反射面1から第3の反射面3、結像光学系7を経て撮像素子8に至る光学系を『第1撮像光学系』、同じく共役距離の長い側から順に、第2の反射面2から第4の反射面4、結像光学系7を経て撮像素子8に至る光学系を『第2撮像光学系』とする。クロスプリズム14の中心は、第1の水平中心軸9と垂直中心軸10(結像光学系7の光軸)との交点である点c(図2参照)に位置するため、第1撮像光学系における結像光学系7の光軸と、第2撮像光学系における結像光学系7の光軸とは一致している。すなわち、第1撮像光学系と第2撮像光学系とは結像光学系7を共有している。
第1撮像光学系の結像倍率と第2撮像光学系の結像倍率とは共に同符号であるのが望ましい。このことは以下の実施の形態においても言えることである。
絞りは、結像光学系7の内部、もしくは第3の反射面3と結像光学系7との間、又は第4の反射面4と結像光学系7との間にあるのが望ましい。
第1の反射面1は、物体からの入射光a(第1撮像光学系に入射する光束)から見て凸面であり、第2の反射面2は、物体からの入射光b(第2撮像光学系に入射する光束)から見て凸面である。物体からの入射光aは、第1の反射面1及びクロスプリズム14内にある第3の反射面3で反射された後、結像光学系7で結像され、撮像素子8によって撮像される。また、物体からの入射光bは、第2の反射面2及びクロスプリズム14内にある第4の反射面4で反射された後、結像光学系7で結像され、撮像素子8によって撮像される。
第1及び第2の反射面1、2は、それぞれ第1の水平中心軸9に対して回転対称な非球面(回転対称非球面)である。本実施の形態において、第1及び第2の反射面1、2は、それぞれ双曲線を回転して得られる反射面であって、第1の水平中心軸9周りでおよそ180度の範囲に亘って形成されている。
第3及び第4の反射面3、4は、垂直中心軸10に対して対称となるように配置されている。
図1において、第1撮像光学系における垂直方向画角αは、時計方向を正とすると、およそ0〜50度の範囲にあり、第2撮像光学系における垂直方向画角βは、およそ0〜−50度の範囲にある。このため、本実施の形態の広角撮像装置において、水平方向画角は180度程度、垂直方向画角は100度程度になる。尚、本実施の形態においては、このように垂直方向画角を100度程度としているが、これに限定されるものではない。
図4に、図1〜図3に示す広角撮像装置を用いて広範囲に亘って物体を撮像したときの画像を示す。図4に示すように、撮像素子8上には、第1撮像光学系によって撮像された半円環状画像42と、第2撮像光学系によって撮像された半円環状画像43とが映し出され、半円環状画像42と半円環状画像43とで1つの連続的な円環状の画像が形成されている。このため、撮像素子8の有効領域を効率的に用いることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、主要光学系が色収差の発生しない反射面(第1〜第4の反射面1〜4)で形成されているので、設計の工数及び製造上の制約も少なくなり、小型、軽量で明るい広角撮像装置を安価に提供することができる。また、屈折光学系を構成するレンズ及び反射光学系における反射面の形状を非球面とすることにより、光学系において発生する諸収差を補正することができる。さらに、撮像素子8を効率的に用いつつ、広範囲(水平方向画角:180度程度、垂直方向画角:100度程度)に亘る撮像が可能となる。
尚、本実施の形態においては、水平方向画角、垂直方向画角を図1に示すように規定しているが、本実施の形態の水平方向画角を垂直方向画角とし、また、本実施の形態の垂直方向画角を水平方向画角としてもよい。
また、本実施の形態においては、第1及び第2の反射面1、2として、双曲線を回転して得られる反射面を例に挙げて説明したが、第1及び第2の反射面1、2は、円を含む楕円又は放物線を回転して得られる反射面であってもよい。また、第3及び第4の反射面3、4は、曲面形状であってもよく、さらには、シリンドリカル面やトーリック面とすることもでき、さらに自由曲面としてもよい。ここで、自由曲面とは、回転対称軸を有しない曲面のことである。このことは、以下の各実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態の広角撮像光学系においては、光学系の内部に中間像を形成しないのが望ましい。このことは以下の実施の形態においても言えることである。
また、本実施の形態の広角撮像光学系においては、結像光学系7は、1〜10μmまでを含む赤外波長域で透明であるのが望ましい。
[第2の実施の形態]
図5は本発明の第2の実施の形態における広角撮像装置の基本構成を示す概略図であり、第1の水平中心軸9を含む平面で切断した断面図である。図6は図5の矢印B方向から見た図である。図5、図6に示すように、本実施の形態の広角撮像装置の基本構成は、図1〜図4に示した上記第1の実施の形態の広角撮像装置と同様であるが、クロスプリズム14の代わりに直角プリズム51が用いられている点、及び第1及び第2の反射面1、2が第1の水平中心軸9周りでおよそ190度に亘って形成されている(水平方向画角が190度程度)点で、上記第1の実施の形態の広角撮像装置と異なっている。
図5に示すように、物体からの入射光a(第1撮像光学系に入射する光束)は、第1の反射面1及び直角プリズム51内にある第3の反射面3で反射された後、結像光学系7で結像され、撮像素子8によって撮像される。また、物体からの入射光b(第2撮像光学系に入射する光束)は、第2の反射面2及び直角プリズム51内にある第4の反射面4で反射された後、結像光学系7で結像され、撮像素子8によって撮像される。第1撮像光学系及び第2撮像光学系は、結像光学系7の光軸である垂直中心軸10から偏心しているが、第1撮像光学系及び第2撮像光学系において発生する諸収差は、結像光学系7によって的確に補正されている。
図7は本実施の形態の他の例における広角撮像装置の基本構成を示す概略断面図である。図7に示す構成は、結像光学系7において偏心レンズ62が配置されている点で、図5に示す構成と異なっている。第1撮像光学系及び第2撮像光学系は、結像光学系7の光軸である垂直中心軸10から偏心しているが、偏心レンズ62を配置したことにより、第1撮像光学系及び第2撮像光学系において発生する諸収差はさらに的確に補正されている。
図8に、図5〜図7に示す広角撮像装置を用いて広範囲に亘って物体を撮像したときの画像を示す。図8に示すように、撮像素子8上には、第1撮像光学系によって撮像された略半円環状画像82と、第2撮像光学系によって撮像された略半円環状画像83とが映し出され、略半円環状画像82と略半円環状画像83とでほぼ連続的な1つの半円環状画像が形成されている。このため、撮像素子8の有効領域を効率的に用いることができる。
尚、本実施形態においては、第1及び第2の反射面1、2が第1の水平中心軸9周りでおよそ190度に亘って形成されている場合を例に挙げて説明したが、上記第1の実施の形態と同様に、第1の水平中心軸9周りでおよそ180度に亘って形成されていてもよい。図9に、この構成を有する広角撮像装置を用いて広範囲に亘って物体を撮像したときの画像を示す。図9に示すように、撮像素子8上には、第1撮像光学系によって撮像された半円環状画像92と、第2撮像光学系によって撮像された半円環状画像93とが映し出され、半円環状画像92と半円環状画像93とでほぼ連続的な1つの円環状の画像が形成されている。このため、撮像素子8の有効領域を効率的に用いることができる。
また、本実施形態においては、水平方向画角が190度程度とされているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば170度程度としてもよい。
[第3の実施の形態]
図10は本発明の第3の実施の形態における広角撮像装置の基本構成を示す概略図であり、第1の水平中心軸9を含む平面で切断した断面図である。
図10に示すように、本実施の形態の広角撮像装置は、屈折光学系と、反射光学系と、結像光学系7と、結像光学系7で結像された像を撮像する撮像素子8とを備えている。屈折光学系は、物体からの光束を屈折させる第1及び第2のレンズ群101、102によって構成されている。また、反射光学系は、第1のレンズ群101からの光束を直接反射する第1の反射面5と、第2のレンズ群102からの光束を直接反射する第2の反射面6とにより構成されている。尚、第1の反射面5と第2の反射面6は、直角プリズム103の面を利用して構成されている。
第1の水平中心軸9は、第1及び第2のレンズ群101、102に共通な光軸となっている(レンズ中心軸)。また、垂直中心軸10は、第1の水平中心軸9上の第1のレンズ群101と第2のレンズ群102との中点において第1の水平中心軸9と直交する軸であり、結像光学系7の光軸でもある。そして、直角プリズム103の中心は、第1の水平中心軸9と垂直中心軸10との交点に配置されており、第1の反射面5と第2の反射面6は、垂直中心軸10に対して対称となるように配置されている。
ここで、共役距離の長い側から順に、第1のレンズ群101から第1の反射面5、結像光学系7を経て撮像素子8に至る光学系を『第1撮像光学系』、同じく共役距離の長い側から順に、第2のレンズ群102から第2の反射面6、結像光学系7を経て撮像素子8に至る光学系を『第2撮像光学系』とする。直角プリズム103の中心は、第1の水平中心軸9と垂直中心軸10(結像光学系7の光軸)との交点に位置するため、第1撮像光学系における結像光学系7の光軸と、第2撮像光学系における結像光学系7の光軸とは一致している。すなわち、第1撮像光学系と第2撮像光学系とは結像光学系7を共有している。
物体からの入射光a(第1撮像光学系に入射する光束)は、第1のレンズ群101で屈折され、第1の反射面5で反射された後、結像光学系7で結像され、撮像素子8によって撮像される。また、物体からの入射光b(第2撮像光学系に入射する光束)は、第2のレンズ群102で屈折され、第2の反射面6で反射された後、結像光学系7で結像され、撮像素子8によって撮像される。
絞りは、結像光学系7の内部、もしくは第1の反射面5と結像光学系7との間、又は第2の反射面6と結像光学系7との間にあるのが望ましい。
第1及び第2のレンズ群101、102は、それぞれ第1の水平中心軸9に対して回転対称な球面もしくは非球面である。尚、第1及び第2の反射面5、6は、曲面形状であってもよく、さらには、シリンドリカル面やトーリック面とすることもでき、さらに自由曲面としてもよい。
図11に、図10に示す広角撮像装置を用いて広範囲に亘って物体を撮像したときの画像を示す。図11に示すように、撮像素子8上には、第1撮像光学系によって撮像された円状画像112と、第2撮像光学系によって撮像された円状画像113とが映し出され、2つの円状画像が形成されている。
図12は本実施の形態の他の例における広角撮像装置の基本構成を示す概略図であり、第1の水平中心軸9を含む平面で切断した断面図である。
図12に示すように、本構成においては、第1及び第2のレンズ群121、122が第1の水平中心軸9周りでおよそ180度の範囲に亘って配置されている(水平方向画角が180度程度)。さらに、第1及び第2の反射面5、6を含む光学部品として、クロスプリズム123が用いられている。
図13に、図12に示す広角撮像装置を用いて広範囲に亘って物体を撮像したときの画像を示す。図13に示すように、撮像素子8上には、第1撮像光学系によって撮像された半円状画像132と、第2撮像光学系によって撮像された半円状画像133とが映し出され、半円状画像132と半円状画像133とでほぼ連続的な1つの円状画像が形成されている。このため、撮像素子8の有効領域を効率的に用いることができる。
尚、図12に示す構成においては、水平方向画角が180度程度とされているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば170度程度もしくは190度程度としてもよい。
また、本実施の形態の広角撮像光学系においては、屈折光学系及び結像光学系7は、1〜10μmまでを含む赤外波長域で透明であるのが望ましい。
[第4の実施の形態]
図14は本発明の第4の実施の形態における広角撮像装置の基本構成を示す概略図であり、第1の水平中心軸9を含む平面で切断した断面図である。図14に示すように、本実施の形態の広角撮像装置の基本構成は、図1〜図4に示した上記第1の実施の形態の広角撮像装置と同様であるが、結像光学系7を保持するレンズ鏡筒と、第1の反射面1、第2の反射面2及び保護部材11を保持する部材とを、一体成型加工して新たな保持部材141とした点で、上記第1の実施の形態の広角撮像装置と異なっている。このような構成とすることにより、製造工程における加工コストを削減することができる。
尚、本実施の形態においては、上記第1の実施の形態の広角撮像装置の構成を用いた場合を例に挙げて説明しているが、他の実施の形態の広角撮像装置の構成を用いてもよい。
[第5の実施の形態]
図15は本発明の第5の実施の形態における広角撮像装置の基本構成を示す概略図であり、第1の水平中心軸9を含む平面で切断した断面図である。
図15に示すように、本実施の形態の広角撮像装置の基本構成は、図1〜図4に示した上記第1の実施の形態の広角撮像装置と同様であるが、保護部材11の中心付近に例えば遮光部151を設けている点で、上記第1の実施の形態の広角撮像装置と異なっている。遮光部151は、保護部材11の一部を直接黒塗りすることによって形成される。このような構成とすることにより、入射光束の入射角度をある範囲内に制限し、第1の反射面1や第2の反射面2を経由せずに結像光学系7に直接入射しようとする物体からの入射光や不要光等を除去することができる。
図16は本実施の形態の他の例における広角撮像装置の基本構成を示す概略図であり、第1の水平中心軸9を含む平面で切断した断面図である。
図16に示す広角撮像装置の基本構成は、図1〜図4に示した上記第1の実施の形態の広角撮像装置と同様であるが、第3の反射面3と第4の反射面4を含むクロスプリズムとして、保護部材11側の面に遮光部161が設けられたクロスプリズム162を用いている点で、上記第1の実施の形態の広角撮像装置と異なっている。遮光部161は、クロスプリズム162にディッピング等の手法によって黒塗りコーティングを施すことにより形成される。このような構成とすることにより、第1の反射面1や第2の反射面2を経由せずに結像光学系7に直接入射しようとする物体からの入射光や不要光等を効率良く除去することができる。尚、本構成を図15に示した構成と同時に用いれば、不要光等をさらに効率良く除去することが可能となる。
[第6の実施の形態]
図17はSi−As−Te系ガラスであるSi2 AsTe2 の光透過曲線を示す図である。図17から分かるように、Si2 AsTe2 は、赤外波長域(1〜10μm)で高い透過率を示している。また同様に、ゲルマニウム等も赤外波長域において高い透過率を示す材料である。一方、例えば、ガラス基板上にAlとMgF2 をコーティングして形成した反射面は、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で85%以上の高い反射率を示す。
以上のことから、上記各実施の形態において、例えばガラス基板上にAlとMgF2 をコーティングして形成した反射面と、例えばSi2 AsTe2 やゲルマニウム等を用いたレンズで形成した屈折光学系及び結像光学系7とを組み合わせた構成とすることにより、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で、反射面は光を反射し、かつ、屈折光学系及び結像光学系7は光を透過させるので、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で使用することのできる広角撮像装置を実現することができる。
[第7の実施の形態]
本実施の形態における広角撮像装置は、対象物に取り付けられ、かつ、取付け角度を調整することができるように構成されている。図18、図19は、広角撮像装置を車載用撮像装置として用いた場合の例を示している。これらの各図に示した例において、車載用撮像装置191は、車両193の後部に取り付けられている。車載用撮像装置191の基本構成は、上記各実施の形態における広角撮像装置と同じである。
図18に示した例において、車載用撮像装置191は、中心軸が撮像対象である地面に対して略垂直となっている。一方、図20に示した例において、車載用撮像装置191は、中心軸が撮像対象である地面に対して傾斜している。このように、車載用撮像装置191の車両193に対する取付け角度を変化させることにより、撮像可能な範囲を、やや狭い撮像範囲192(図18)から広い撮像範囲202(図19)へと変化させることができる。また、車載用撮像装置191の取付け角度を変化させることが可能な可動手段を設け、車両193の内部から車載用撮像装置191の取付け角度を制御できるようにすれば、撮像可能な範囲を容易に変化させることができ、周囲の状況を正確に把握することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、広角撮像装置を車載用撮像装置として用いる場合を例に挙げて説明したが、必ずしもこの用途に限定されるものではなく、例えば監視用撮像装置として用いることもできる。
[第8の実施の形態]
図20は、上記第7の実施の形態と同様、広角撮像装置を車載用撮像装置として用いた場合の例を示している。図20に示すように、車載用撮像装置211は、車両213の側部に取り付けられている。図20中、212は撮像範囲を示しており、214は他の車両を示している。車載用撮像装置211は、動体検知機能を搭載しており、車載用撮像装置211自体としては、上記各実施の形態における広角撮像装置を用いることができる。
図21、図22に、車載用撮像装置211の広域画像を示す。車載用撮像装置211の撮像範囲212に他の車両214が入った場合には、車載用撮像装置211の動体検知機能が作動し、図21に示すように、車両214の画像が動体画像222として広域画像221上に現れる。さらに他の車両214が移動した場合には、自動的に動体追跡が行われ、図22に示すように、車両214の画像が動体画像232として広域画像231上に現れる。このように、車載用撮像装置211が動体検知機能を搭載していることにより、車両213の周囲の動きのある物体(この例では、他の車両214)を抽出して表示することができるので、観測者(この例では、車両213の運転手)の注意を喚起することができる。
尚、本実施の形態の構成を上記第7の実施の形態の構成と組み合わせて用いることにより、傾斜による撮像範囲可変機能及び動体検知機能を含む広角撮像システムを実現することができ、さらに高度な撮像を行うことが可能となる。
[第9の実施の形態]
図23は、上記各実施の形態における広角撮像装置のいずれかを含む監視用撮像システムの一例を示している。図23に示すように、監視空間245には監視用撮像装置241が設置されており、当該監視用撮像装置241は、ケーブル244を用いてモニタ242及び画像処理装置243に接続されている。そして、撮影された画像を、画像処理装置243によってパノラマ画像に展開することにより、リアルタイムで広範囲に亘る監視を行うことが可能となる。また、画像処理装置243が記録媒体を兼ねるように構成することにより、撮像した画像の保存を行って、データベースとして用いることもできる。また、監視用撮像装置241を上記第6の実施の形態のような反射面とレンズとの組合わせによって構成すれば、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で使用することができるので、昼間、夜間を問わずに、広範囲に亘る監視を行い、かつ、その様子を記録することが可能となる。
[第10の実施の形態]
図24は、上記各実施の形態における広角撮像装置のいずれかを含む車載用撮像システムの一例を示している。図24に示すように、車両252には、その前部、後部、あるいはサイドミラー部分等に車載用撮像装置251が取り付けられている。そして、車載用撮像装置251によって撮像されたパノラマ画像を、車両252内に設置した車載モニタ253に映し出すように構成することにより、リアビューモニタ、フロントビューモニタ、あるいはサイドビューモニタ等として用いることができる。その結果、周囲の交通をリアルタイムに把握することができるので、より安全で快適な運転が可能となる。
[第11の実施の形態]
図25は、上記各実施の形態における広角撮像装置のいずれかを含む投写システムの一例を示している。図25に示すように、本実施の形態における投写システムは、光源263と、光源263から放射される光によって照明されると共に、光学像を形成する空間光変調素子262と、空間光変調素子262上の光学像を投写する広角撮像光学系261とにより構成されている。ここで、空間光変調素子262としては、液晶パネル等が用いられている。尚、図25中、264は広角撮像光学系261によって投写された映像のフォーカス面となるスクリーンを示している。
本実施の形態の投写システムにおいては、光源263によって照明される空間光変調素子262に形成された光学像が、広角撮像光学系261によってスクリーン264上に拡大投写される。従って、本実施の形態によれば、観測者265にとって非常に広視野に亘るビデオプロジェクタを実現することができる。
[第12の実施の形態]
図26は、本発明における広角撮像光学系を含むワイドコンバージョンレンズの一例を示している。図26に示すワイドコンバージョンレンズは、図1に示した広角撮像光学系において、結像光学系7及び撮像素子8の代わりに、ビデオカメラやカメラ等の撮像装置271を配置したものである。この構成を用いれば、一度で広範囲に亘る撮像が可能となる。
尚、本実施の形態においては、上記第1の実施の形態の広角撮像光学系を用いているが、他の実施の形態の広角撮像光学系を用いてもよい。
[第13の実施の形態]
以下に、本発明の第13の実施の形態における広角撮像光学系を、図面と数値実施例を参照しながら説明する。図27、図28は、それぞれ後述する数値実施例1、2に対応する広角撮像光学系を示す概略断面図である。図27、図28及び下記数値実施例1、2において、i(i=1、2、3、・・・)は面番号、riは物体側から光束の進行順に数えて第i番目の光学要素の曲率半径、diは第i番目の面間隔、nd及びνdはd線における屈折率及びアッベ数、fは光学系の焦点距離、Fnoは明るさ、ωは撮像範囲をそれぞれ表している。また、A2〜A10、Kは、それぞれ下記(数1)によって定義される非球面の非球面係数及び円錐定数である。
Figure 2005107404
但し、上記(数1)中、hは項軸からの高さ、Zは非球面上の光軸からの高さがhの点におけるサグ量、Rは面の曲率半径をそれぞれ表している。
いずれの数値実施例においても、反射光学系における第1及び第2の反射面は物体からの入射光から見て凸面であり、絞り位置は、クロスプリズム14と結像光学系7との間に設定されている。また、最も像面側のレンズと撮像素子8との間に挿入されている厚みを有する平板は、光学的ローパスフィルタ及び近赤外カットフィルタに相当している。
(数値実施例1)
第1撮像光学系
f=1.00 Fno=1.93 ω=0〜+50度
No ri di nd νd
1 -7.646 16.10 MIRROR

3 ∞ 2.68 MIRROR

5 -2.468 1.34 1.84666 23.8 接合レンズ
6 33.284 2.68 1.72916 54.7
7 -4.829 0.13
8 -8.040 2.01 1.72916 54.7
9 -5.925 0.13
10 6.503 2.01 1.52404 56.4
11 162.488 1.34
12 ∞ 4.0 1.51680 64.2
13 ∞

非球面係数及び円錐定数
第 1面 K=−1.5
第10面 A4=−7.346E−6 A6=−8.942E−6
A8=2.101E−6 A10=−3.375E−8
K=−0.911
第11面 A4=1.284E−4 A6=−1.764E−5
A8=3.047E−6 A10=−6.566E−8
K=306.574

第2撮像光学系
f=1.00 Fno=1.93 ω=-50〜0度
No ri di nd νd
1 MIRROR
2 7.646 -16.10

4 ∞ 2.68 MIRROR
5 -2.468 1.34 1.84666 23.8 接合レンズ
6 33.284 2.68 1.72916 54.7
7 -4.829 0.13
8 -8.040 2.01 1.72916 54.7
9 -5.925 0.13
10 6.503 2.01 1.52404 56.4
11 162.488 1.34
12 ∞ 4.0 1.51680 64.2
13 ∞

非球面係数及び円錐定数
第 1面 K=−1.5
第10面 A4=−7.346E−6 A6=−8.942E−6
A8=2.101E−6 A10=−3.375E−8
K=−0.911
第11面 A4=1.284E−4 A6=−1.764E−5
A8=3.047E−6 A10=−6.566E−8
K=306.574

(数値実施例2)
第1撮像光学系
f=1.00 Fno=2.01 ω=0〜+50度
No ri di nd νd
1 -7.890 16.61 MIRROR

3 ∞ 2.77 MIRROR

5 -3.447 1.38 1.84666 23.8 接合レンズ
6 88.777 2.77 1.72916 54.7
7 -5.655 0.14
8 7.072 2.77 1.52404 56.4
9 -7.178 1.38
10 ∞ 4.0 1.51680 64.2
11 ∞

非球面係数及び円錐定数
第1面 K=−1.5
第8面 A4=−6.854E−4 A6= 3.687E−6
A8= 3.176E−6 A10=−9.210E−8
K=−1.236
第9面 A4=−1.266E−4 A6=−1.082E−4
A8= 1.096E−5 A10=−2.614E−7
K=−3.722

第2撮像光学系
f=1.00 Fno=2.01 ω=-50〜0度
No ri di nd νd

2 -7.890 -16.61 MIRROR

4 ∞ 2.77 MIRROR
5 -3.447 1.38 1.84666 23.8 接合レンズ
6 88.777 2.77 1.72916 54.7
7 -5.655 0.14
8 7.072 2.77 1.52404 56.4
9 -7.178 1.38
10 ∞ 4.0 1.51680 64.2
11 ∞

非球面係数及び円錐定数
第1面 K=−1.5
第8面 A4=−6.854E−4 A6= 3.687E−6
A8= 3.176E−6 A10=−9.210E−8
K=−1.236
第9面 A4=−1.266E−4 A6=−1.082E−4
A8= 1.096E−5 A10=−2.614E−7
K=−3.722

図29に、上記数値実施例1における光学系の収差曲線図を示し、図30に、上記数値実施例2における光学系の収差曲線図を示す。
本発明は、小型、軽量で明るい広角撮像光学系、並びにそれを備えた広角撮像装置、監視用撮像装置、車載用撮像装置及び投写装置に適用できる。
本発明の第1の実施の形態における広角撮像装置の基本構成を示す概略断面図である。 図1の矢印A方向から見た図である。 図1から要部のみを取り出して示した斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における広角撮像装置を用いて広範囲に亘って物体を撮像したときの画像を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態における広角撮像装置の基本構成を示す概略断面図である。 図5の矢印B方向から見た図である。 本発明の第2の実施の形態の他の例における広角撮像装置の基本構成を示す概略断面図である。 本発明の第2の実施の形態における広角撮像装置を用いて広範囲に亘って物体を撮像したときの画像を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態の他の例における広角撮像装置を用いて広範囲に亘って物体を撮像したときの画像を示す概略図である。 本発明の第3の実施の形態における広角撮像装置の基本構成を示す概略断面図である。 本発明の第3の実施の形態における広角撮像装置を用いて広範囲に亘って物体を撮像したときの画像を示す概略図である。 本発明の第3の実施の形態の他の例における広角撮像装置の基本構成を示す概略断面図である。 本発明の第3の実施の形態の他の例における広角撮像装置を用いて広範囲に亘って物体を撮像したときの画像を示す概略図である。 本発明の第4の実施の形態における広角撮像装置の基本構成を示す概略断面図である。 本発明の第5の実施の形態における広角撮像装置の基本構成を示す概略断面図である。 本発明の第5の実施の形態の他の例における広角撮像装置の基本構成を示す概略断面図である。 本発明の第6の実施の形態におけるSi2 AsTe2 の光透過曲線を示す図である。 本発明の第7の実施の形態における広角撮像装置を車載用撮像装置として用いた場合の構成を示す概略図である。 本発明の第7の実施の形態における広角撮像装置を車載用撮像装置として用いた場合の構成の他の態様を示す概略図である。 本発明の第8の実施の形態における広角撮像装置を車載用撮像装置として用いた場合の構成を示す概略図である。 本発明の第8の実施の形態における車載用撮像装置の広域画像の一例を示す概略図である。 本発明の第8の実施の形態における車載用撮像装置の広域画像の他の例を示す概略図である。 本発明の第9の実施の形態における監視用撮像システムを示す概略斜視図である。 本発明の第10の実施の形態における車載用撮像システムを示す概略図である。 本発明の第11の実施の形態における投写システムを示す概略図である。 本発明の第12の実施の形態におけるワイドコンバージョンレンズを示す概略断面図である。 本発明の第13の実施の形態における数値実施例1に対応する広角撮像光学系を示す概略断面図である。 本発明の第13の実施の形態における数値実施例2に対応する広角撮像光学系を示す概略断面図である。 本発明の第13の実施の形態における数値実施例1に対応する広角撮像光学系の収差曲線図である。 本発明の第13の実施の形態における数値実施例2に対応する広角撮像光学系の収差曲線図である。
符号の説明
1、5 第1の反射面
2、6 第2の反射面
3 第3の反射面
4 第4の反射面
7 結像光学系
8 撮像素子
9 第1の水平中心軸
9a 第2の水平中心軸
10 垂直中心軸
11 保護部材
12 黒塗り筐体
12a 開口
13 フード
14、123、162 クロスプリズム
a 第1撮像光学系に入射する光束
b 第2撮像光学系に入射する光束
c 第1の水平中心軸と垂直中心軸との交点
42 第1撮像光学系によって撮像された半円環状画像
43 第2撮像光学系によって撮像された半円環状画像
51、103 直角プリズム
62 偏心レンズ
82 第1撮像光学系によって撮像された略半円環状画像
83 第2撮像光学系によって撮像された略半円環状画像
92 第1撮像光学系によって撮像された半円環状画像
93 第2撮像光学系によって撮像された半円環状画像
101、121 第1のレンズ群
102、122 第2のレンズ群
112 第1撮像光学系によって撮像された円状画像
113 第2撮像光学系によって撮像された円状画像
132 第1撮像光学系によって撮像された半円状画像
133 第2撮像光学系によって撮像された半円状画像
141 保持部材
151、161 遮光部
191、201、251 車載用撮像装置
193、203、213、214、252 車両
192 車載用撮像装置の撮像範囲
202 車載用撮像装置の撮像範囲
212 車載用撮像装置の撮像範囲
221、231 広域画像
222、232 動体画像
241 監視用撮像装置
242 モニタ
243 画像処理装置
244 ケーブル
245 監視空間
253 車載モニタ
261 広角撮像光学系
262 空間変調素子
263 光源
264 スクリーン
265 観測者
271 撮像装置

Claims (33)

  1. 物体からの光束を直接反射する第1及び第2の反射面と、前記第1の反射面からの光束を反射する第3の反射面と、前記第2の反射面からの光束を反射する第4の反射面とを含む反射光学系と、
    結像光学系と、
    前記第1の反射面と前記第2の反射面との間に形成され、物体からの光束が入射する開放部と、
    前記第3及び第4の反射面からの光束を前記結像光学系に入射させるための開口とを備え、
    共役距離の長い側から順に、前記第1の反射面から前記第3の反射面を経て前記結像光学系に至る光学系を第1撮像光学系、共役距離の長い側から順に、前記第2の反射面から前記第4の反射面を経て前記結像光学系に至る光学系を第2撮像光学系としたとき、前記第1撮像光学系と前記第2撮像光学系とが前記結像光学系を共有することを特徴とする広角撮像光学系。
  2. 前記第1の反射面の曲率中心と前記第2の反射面の曲率中心とを結ぶ軸を中心軸としたとき、
    前記第1及び第2の反射面は前記中心軸に対して回転対称であり、
    前記中心軸と直交する軸に対して対称となるように、前記第1の反射面と前記第2の反射面が配置され、
    同じく、前記中心軸と直交する軸に対して対称となるように、前記第3の反射面と前記第4の反射面が配置され、かつ、
    前記結像光学系の光軸が前記中心軸と直交する軸に一致している請求項1に記載の広角撮像光学系。
  3. 前記第1及び第2の反射面が前記中心軸に対して回転対称な非球面である請求項2に記載の広角撮像光学系。
  4. 前記第1及び第2の反射面は、前記中心軸周りでおよそ180度に亘って形成され、かつ、物体からの入射光から見て凸面である請求項1〜3のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  5. 前記第3及び第4の反射面が同一素子内に形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  6. 前記素子の物体側の面に遮光部が形成された請求項5に記載の広角撮像光学系。
  7. 前記開放部を囲むようにして、前記反射光学系を保護するための保護部材が配置されている請求項1〜6のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  8. 前記保護部材に遮光部が形成された請求項7に記載の広角撮像光学系。
  9. 前記保護部材が内面反射防止構造を備えた請求項7に記載の広角撮像光学系。
  10. 前記第1及び第2の反射面を保持する保持部材を備え、当該保持部材が光反射防止構造を有する請求項7に記載の広角撮像光学系。
  11. 前記結像光学系を保持する部材と、前記第1及び第2の反射面を保持する部材とを備え、両部材が一体成型された請求項1〜6のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  12. 物体からの光束を屈折させる第1及び第2のレンズ群を含む屈折光学系と、
    前記第1のレンズ群からの光束を直接反射する第1の反射面と、前記第2のレンズ群からの光束を直接反射する第2の反射面とを含む反射光学系と、
    結像光学系と、
    前記第1及び第2の反射面からの光束を前記結像光学系に入射させるための開口とを備え、
    共役距離の長い側から順に、前記第1のレンズ群から前記第1の反射面を経て前記結像光学系に至る光学系を第1撮像光学系、共役距離の長い側から順に、前記第2のレンズ群から前記第2の反射面を経て前記結像光学系に至る光学系を第2撮像光学系としたとき、前記第1撮像光学系と前記第2撮像光学系とが前記結像光学系を共有することを特徴とする広角撮像光学系。
  13. 前記第1及び第2のレンズ群に共通な光軸をレンズ中心軸としたとき、
    前記第1及び第2のレンズ群は前記レンズ中心軸に対して回転対称であり、
    前記レンズ中心軸と直交する軸に対して対称となるように、前記第1のレンズ群と前記第2のレンズ群が配置され、
    同じく、前記レンズ中心軸と直交する軸に対して対称となるように、前記第1の反射面と前記第2の反射面が配置され、かつ、
    前記結像光学系の光軸が前記レンズ中心軸と直交する軸に一致している請求項12に記載の広角撮像光学系。
  14. 前記第1及び第2のレンズ群は、前記レンズ中心軸周りでおよそ180度に亘って配置されている請求項12又は13に記載の広角撮像光学系。
  15. 前記第1及び第2の反射面が同一素子内に形成されている請求項12〜14のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  16. 前記素子の物体側の面に遮光部が形成された請求項15に記載の広角撮像光学系。
  17. 前記第1撮像光学系の結像倍率と前記第2撮像光学系の結像倍率とが共に同符号である請求項1〜16のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  18. 光学系内部に中間像を形成しない請求項1〜16のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  19. 前記結像光学系の内部に絞りを有する請求項1〜16のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  20. 前記第3の反射面と前記結像光学系との間、又は前記第4の反射面と前記結像光学系との間に、絞りを有する請求項1〜11のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  21. 前記第1の反射面と前記結像光学系との間、又は前記第2の反射面と前記結像光学系との間に、絞りを有する請求項12〜16のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  22. 前記結像光学系に入射する不要な光をカットするための遮光手段を備えた請求項1〜16のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  23. 前記結像光学系は、1〜10μmまでを含む赤外波長域で透明である請求項1〜16のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  24. 前記屈折光学系は、1〜10μmまでを含む赤外波長域で透明である請求項12〜16のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  25. 前記結像光学系は、物体側から順に配置された、負レンズの第1レンズと、正レンズの第2レンズと、正レンズの第3レンズとからなる請求項1〜16のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  26. 前記結像光学系は、物体側から順に配置された、負レンズの第1レンズと、正レンズの第2レンズと、正レンズの第3レンズと、正レンズの第4レンズとからなる請求項1〜16のいずれかに記載の広角撮像光学系。
  27. 請求項1〜26のいずれかに記載の広角撮像光学系と、前記結像光学系で結像された像を撮像する撮像素子とを備えた広角撮像装置。
  28. 前記撮像素子が1つの撮像素子で共用されている請求項27に記載の広角撮像装置。
  29. 対象物に取り付け可能であり、かつ、取付け角度の調整が可能である請求項27又は28に記載の広角撮像装置。
  30. 動体検知機能を備えた請求項27〜29のいずれかに記載の広角撮像装置。
  31. 請求項27〜30のいずれかに記載の広角撮像装置を備えた監視用撮像装置。
  32. 請求項27〜30のいずれかに記載の広角撮像装置を備えた車載用撮像装置。
  33. 請求項27〜30のいずれかに記載の広角撮像装置を備えた投写装置。
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