JP2005104016A - Mold assembly - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、製品キャビティ内に熱可塑性の成形材料を充填する成形用金型装置に関するものである。 The present invention relates to a molding die device for filling a molding cavity with a thermoplastic molding material.
従来、この種の金型装置は、スタンパ−を設ける固定側キャビティ形成部材を備えた固定型体と、可動側キャビティ形成部材を備えた可動型体とを有し、型閉じ時に前記一対のキャビティ形成部材との間に形成された製品キャビティに熱可塑性の成形材料を充填することにより光ディスクを成形していた。
ところで、光ディスクはその厚みに精度を要求されるものであるので、金型装置自体を精密に仕上げる必要がある。しかしながら、金型装置自体は一体加工物とは異なり、キャビティ形成部材や取り付け板等各種部材を組み立てて構成する必要があり、組み立て誤差などに起因して成形時において数μ単位で偏りが生じてしまう。また、金型装置自体の精度が向上したとしても金型装置を取り付けて成形を行う射出成形機自体も精度がないと、これに起因して成形時において数μ単位で偏りが生じてしまう。 By the way, since the optical disk is required to be accurate in its thickness, it is necessary to finish the mold apparatus itself. However, unlike the integrally processed product, the mold apparatus itself needs to be configured by assembling various members such as a cavity forming member and a mounting plate, and due to assembly errors etc., deviation occurs in units of several μm during molding. End up. In addition, even if the accuracy of the mold apparatus itself is improved, if the injection molding machine itself that performs molding with the mold apparatus attached is also not accurate, this causes deviation in units of several μm during molding.
このような数μ単位で偏りを回避するには、いっそう精度の高い金型装置、射出成形機が要求されるが、このような精度の高い金型装置、射出成形機はいっそう高価となってしまう。 In order to avoid such a deviation in units of several μm, a mold apparatus and an injection molding machine with higher accuracy are required, but such a mold apparatus and injection molding machine with higher accuracy become more expensive. End up.
解決しようとする問題点は、精度を高く光ディスクなどを成形にあたり、金型装置自体や射出成形機自体を大幅に改良することなく、射出成形機に取り付けた時点での成形精度を向上することができる成形用金型装置を提供する点である。 The problem to be solved is that when molding optical discs with high accuracy, the molding accuracy at the time of mounting on the injection molding machine is improved without significantly improving the mold apparatus itself or the injection molding machine itself. It is a point which provides the mold apparatus for shaping | molding which can be performed.
請求項1の発明は、固定側キャビティ形成部材を備えた固定型体と、可動側キャビティ形成部材を備えた可動型体の間に製品キャビティを形成し、この製品キャビティ内に熱可塑性の成形材料を充填する成型用金型装置において、前記固定型体又は可動型体にスペーサ−を設けると共に、型閉じ時に前記スペーサ−の先端を前記固定型体又は可動型体の他方に当接可能に設けたことを特徴とする成形用金型装置である。 According to the first aspect of the present invention, a product cavity is formed between a fixed mold body having a fixed cavity forming member and a movable mold body having a movable cavity forming member, and a thermoplastic molding material is formed in the product cavity. In the mold apparatus for filling, a spacer is provided on the fixed mold body or the movable mold body, and a tip of the spacer is provided so as to come into contact with the other of the fixed mold body or the movable mold body when the mold is closed. This is a molding die apparatus.
請求項2の発明は、スタンパ−を設ける固定側キャビティ形成部材を備えた固定型体と、可動側キャビティ形成部材を備えた可動型体の間に光ディスクを形成する製品キャビティを形成し、この製品キャビティ内に熱可塑性の成形材料を充填する光ディスクの成形用金型装置において、前記製品キャビティの軸芯を中心として固定側又は可動側キャビティ形成部材の一方の外側周囲にスペーサ−を設けると共に、該スペーサ−の先端を型閉じ時に前記製品キャビティの軸芯を中心として前記固定側又は可動側キャビティ形成部材の他方の外側周囲に当接可能に設けたことを特徴とする成形用金型装置である。 According to a second aspect of the present invention, a product cavity for forming an optical disk is formed between a fixed mold body having a fixed cavity forming member provided with a stamper and a movable mold body having a movable cavity forming member. In a mold apparatus for molding an optical disk in which a thermoplastic molding material is filled in a cavity, a spacer is provided around one outer side of the fixed side or movable side cavity forming member around the axis of the product cavity, A mold apparatus for molding, characterized in that the tip of the spacer is provided so as to be able to contact the other outer periphery of the fixed side or movable side cavity forming member around the axis of the product cavity when the mold is closed. .
請求項3の発明は、前記軸芯方向の前記製品キャビティの厚みが小さい側の前記軸芯方向の前記スペーサ−の厚みを、前記軸芯方向の前記製品キャビティの厚みが大きい側の前記軸芯方向の前記スペーサ−の厚みより大きくすることを特徴とする請求項2記載の成形用金型装置である。
According to a third aspect of the present invention, the thickness of the spacer in the axial direction on the side where the thickness of the product cavity in the axial direction is small is set as the thickness of the spacer in the axial direction on the side where the thickness of the product cavity is increased. 3. The molding die device according to
請求項1の発明によれば、固定側キャビティ形成部材と可動側キャビティ形成部材との間隔、ひいては製品キャビティの厚みを、スペーサーを介在して補正することにより、精度の高い成形を行うことができる。 According to the first aspect of the invention, it is possible to perform highly accurate molding by correcting the distance between the fixed-side cavity forming member and the movable-side cavity forming member, and thus the thickness of the product cavity, through the spacer. .
請求項2の発明によれば、固定側キャビティ形成部材と可動側キャビティ形成部材との間隔、ひいては光ディスク成形用の製品キャビティの厚みを、スペーサーを介在して補正することにより、精度の高い光ディスクの成形を行うことができる。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、前記製品キャビティの偏り量に対応して厚みが形成されているスペーサーを介在することにより、比較的容易に製品キャビティの補正を行い、精度の高い成形を行うことができる。
According to the invention of
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。例えば、スペーサーの厚みは一様に減少や増加をするものではなく、製品キャビティの厚みが所定値より小さい箇所は厚みが所定値になるように補正できるようにすればよい。 Preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. The embodiments described below do not limit the contents of the present invention described in the claims. In addition, all of the configurations described below are not necessarily essential requirements of the present invention. For example, the thickness of the spacer does not decrease or increase uniformly, and it is only necessary to make correction so that the thickness of the product cavity is smaller than a predetermined value so that the thickness becomes a predetermined value.
図は第1実施例を示しており、図中1は固定型、2は可動型で、型体であるこれら固定型1および可動型2は、互いに図示上下方向(型開閉方向)に移動して開閉し、型閉時に光ディスクを形成する製品キャビティ3を相互間に形成するものである。
The figure shows a first embodiment. In the figure, 1 is a fixed mold, 2 is a movable mold, and the fixed
前記固定型1は、固定側型板6と、この固定側型板6における可動型2と反対側の面に固定された固定側取り付け板7とを備えている。この固定側取り付け板7は、後述する射出成形機の固定プラテンに取り付けられるものである。そして、固定側取り付け板7の中央部には、後述する射出成形機のノズルが接続されるスプルーブッシュ8がボルト9により固定されている。このスプルーブッシュ8は、内部が材料通路であるスプルー10になっているが、固定側取り付け板7を貫通し、固定側型板6側へ突出している。さらに、前記スプルーブッシュ8における可動型2と反対側の面にはローケートリング11がボルト12により固定されている。
The fixed
前記固定側型板6は、前記固定側取り付け板7にボルト16により着脱可能に固定されたキャビティ形成部材としてのキャビティブロック17と、このキャビティブロック17の外周側に嵌合して位置し固定側取り付け板7にボルト18により固定された位置決めリング19とからなっている。前記キャビティブロック17は製品キャビティ3を形成するものである。さらに、前記キャビティブロック17における可動型2側の部分の外周部には段差部22が形成されているが、この段差部22には円環状の外周スタンパー押え23が嵌合されてボルト24により固定されている。一方、前記キャビティブロック17の中央部に形成された貫通孔25内にはほぼ円筒状の内周スタンパー押え26が嵌合されて固定されている。前記キャビティブロック17には、光ディスクに記憶情報を転写させるスタンパー27が着脱可能に装着されるようになっているが、前記外周スタンパー押え23はスタンパー27の外周部を押え、内周スタンパー押え26はスタンパー27の内周部を押えるものである。また、前記スプルーブッシュ8は、筒状の内周スタンパー押え26内に嵌合している。そして、スプルーブッシュ8における可動型2側の先端面には凹部28が形成されている。
The fixed-
また、前記キャビティブロック17内には、製品キャビティ3を囲んで冷却水などの温調用流体を通すための温調通路31が形成されている。また、この温調通路31に連通する温調通路32が前記固定側取り付け板7内に形成されている。さらに、温調通路31を囲んでキャビティブロック17と固定側取り付け板7との間には、温調用流体の漏洩を防止するためのOリング33が装着されている。
In the
前記可動型2は、可動側型板41と、この可動側型板41における固定型1と反対側の面に固定された可動側受け板42と、この可動側受け板42における固定型1と反対側の面にボルト43により固定された可動側取り付け板44とを備えている。この可動側取り付け板44は、後述する射出成形機の可動プラテンに取り付けられるものである。前記可動側型板41は、前記可動側受け板42にボルト45により固定されたキャビティ形成部材としてのコアブロック46と、このコアブロック46の外周側に嵌合して位置し可動側受け板42にボルト47により固定された位置決めリング48とからなっている。前記コアブロック46は製品キャビティ3を形成するものである。
The
また、前記コアブロック46における固定型1側の部分の外周部には段差部51が形成されているが、この段差部51には、円環状の外周リング52が前記型開閉方向へ所定範囲摺動自在に嵌合されている。なお、53は、外周リング52を抜け止めするボルトである。また、外周リング52は、スプリング55により固定型1側へ付勢されている。そして、外周リング52は、型閉時に前記固定型1側の外周スタンパー押え23に突き当たるものである。また、外周リング52の内周部には、スタンパー27に近接対向して光ディスクの外周面を形成するキャビティ形成部56が形成されている。前記キャビティ形成部56の内周面には環状の環状凹部57が形成され、さらに図3に示すように環状凹部57の底部には、製品キャビティ3に充填される熱可塑性樹脂を逃がすための半円状の環状溝部58が形成されている。
Further, a
また、図2に示すように、前記コアブロック46の中央部における固定型1側の面に形成された凹部61内には、ほぼ円環状のエア吹き出し入子62が嵌合されてボルト63により固定されている。このエア吹き出し入子62と凹部61の内周面との間の隙間には、コアブロック46や可動側受け板42内に形成された空気通路64が連通している。
Further, as shown in FIG. 2, a substantially annular
また、前記エア吹き出し入子62内にはほぼ円筒状の突き出しスリーブ66が前記型開閉方向へ所定範囲摺動自在に嵌合されている。この突き出しスリーブ66は、前記コアブロック46を貫通し一端側が可動側受け板42内に位置しているが、この可動側受け板42との間にはスライドベアリング67が介在させてある。さらに、突き出しスリーブ66は、スプリング68により固定型1と反対側へ付勢されている。なお、69は、突き出しスリーブ66の摺動範囲を規制するために可動側受け板42内に固定された規制板である。
Further, a substantially cylindrical protruding
また、前記突き出しスリーブ66内にはほぼ円筒状のゲートカットスリーブ71が前記型開閉方向へ所定範囲摺動自在に嵌合されている。このゲートカットスリーブ71は、突き出しスリーブ66および前記規制板69を貫通しているが、ゲートカットスリーブ71と突き出しスリーブ66との間にはスライドベアリング72が介在させてある。そして、ゲートカットスリーブ71の一端部に形成されたフランジ部73が前記規制板69よりも可動側取り付け板44側に位置している。さらに、ゲートカットスリーブ71は、スプリング74により固定型1と反対側へ付勢されている。
Further, a substantially cylindrical gate cut
また、前記可動側取り付け板44には、突き出し板76が前記型開閉方向へ所定範囲摺動自在に支持されている。この突き出し板76は、スプリング77により固定型1と反対側へ付勢されている。そして、突き出し板76に固定された突き出しピン78が前記ゲートカットスリーブ71内に摺動自在に嵌合されている。また、突き出し板76に固定された連動ピン79が前記ゲートカットスリーブ71のフランジ部73および規制板69を貫通して前記突き出しスリーブ66に突き当たるようになっている。さらに、前記ゲートカットスリーブ71のフランジ部73に突設された受け部80が前記突き出し板76を摺動自在に貫通している。
In addition, a protruding
さらに、前記コアブロック46内には、冷却水などの温調用流体を通すための温調通路81が形成されている。また、この温調通路81に連通する温調通路82が前記可動側受け板42内に形成されている。さらに、温調通路81を囲んでコアブロック46と可動側受け板42との間には、温調用流体の漏洩を防止するためのOリング83が装着されている。
Further, a
そして、前記固定型1側のスプルーブッシュ8の先端面外周部と可動型2側のゲートカットスリーブ71の先端面外周部との間に、固定型1側のスプルー10を製品キャビティ3に連通させるゲート86が形成されるようになっている。また、ゲートカットスリーブ71がスプルーブッシュ8の凹部28に嵌合することにより、ゲート86においてスプルー10内の成形材料である樹脂と製品キャビティ3内の樹脂すなわち光ディスクとが切断され、この光ディスクの中央部の開口孔が形成されるようになっている。したがって、固定型1においては、キャビティブロック17に加えて内周スタンパー押え26およびスプルーブッシュ8の先端面外周部によって、光ディスクが形成される。また、可動型2においては、コアブロック46および外周リング52に加えてエア吹き出し入子62および突き出しスリーブ66によって光ディスクが形成される。
The
さらに、位置決めリング19にスペーサ−91を設ける。このスペーサ−91は、製品キャビティ3の軸芯zを中心として一方のキャビティ形成部材たるキャビティブロック17の外側周囲となる位置決めリング19に設けられる。スペーサ−91は、型閉じ時に前記製品キャビティ3の軸芯zを中心として前記他方のキャビティ形成部材たるコアブロック46の外側周囲に設けられた位置決めリング48に当接可能に設けられるようになっている。そしてスペーサ−91は、軸芯zを中心とした平らな円板状をなしたリング体92によって形成されるものであり、基端側となる一方の平面93を位置決めリング19の平らな先端面19aに当接すると共に、先端側となる他方の平面94を位置決めリング48の平らな先端面48aに当接することができるようになっている。そして、スペーサ−91の軸芯z方向の厚みは一定ではなく、製品キャビティ3の厚み、ひいては成形品の厚みを矯正するような厚みに形成されている。すなわち、軸芯zを中心として製品キャビティ3の一側の厚みDは目標値である所定値であるのに対して、製品キャビティ3の他側の厚みdが所定値の厚みDより誤差Δを有して小さいときには(D=d+Δ)、軸芯zを中心としてスペーサ−91の一側95の厚みを型閉時における位置決めリング19,48間の所定の厚みLを、所定値の厚みDに対応する目標値である所定値とする一方、スペーサ−91の軸芯zを中心として他側96の厚みMを前記厚みLに前記誤差Δを加算した厚みとする(M=L+Δ)。さらに、スペーサ−91の軸芯zを中心として一側95及び他側96の中間部97の厚みを、(2L+Δ)/2の厚みとして、スペーサ−91は一側95より他側96にかけて一様に厚みが増加するように形成されている。尚、前記誤差Δは数ミクロン或いは数十ミクロン程度であるので、図面においては図示できる程度の傾斜を図示していない。そして、その取付は、スペーサ−91の先端側となる他方の平面94側より、前記軸芯zと平行にスペーサ−91に形成した貫通孔95を介して固定具たるボルト99の螺子軸100を位置決めリング19の先端面19a側に挿入すると共に、ボルト99の頭部101をスペーサ−91の先端面98の凹部102に埋設するようになっている。
Further, a
次に前記固定型1及び可動型2を取り付ける成形機について説明する。固定プラテン111に固定型1が取り付けられ、可動プラテン113には可動型2が取り付けられている。そして、樹脂は加熱シリンダ116内で加熱され溶融させられる。尚、図5においては固定型1、可動型2、スペーサ−91を略図化して図示している。117は加熱シリンダ116内で回転自在にかつ進退自在に支持されるスクリュであり、溶融樹脂はスクリュ117を前進させることによってノズル115を介してキャビティ3内に射出される。また、図示しないホッパから加熱シリンダ116内に落下した樹脂は、背圧によりスクリュ117が後退するのに伴いスクリュ117の外周溝内を前進し、その間、樹脂自体の剪断発熱と加熱シリンダ116の周囲に配置されたズ図示しないヒータとで加熱され溶融する。
Next, a molding machine for attaching the fixed
スクリュ117の後端には射出シリンダ118が配設されていて、その図示しないピストンが射出軸を介してスクリュ117に連結されている。尚、射出軸とスクリュ117は回転可能であるが、射出シリンダ118内のピストンは回転しない。射出シリンダ118にはピストンを間にして2つの油室があり、射出サーボバルブ119を通して一方の油室に作動油を供給することによってスクリュ117を後退させ、他方の油室に作動油を供給することによってスクリュ117を前進させることができる。
An
一方、型締装置側においては、可動プラテン113、言い換えれば可動金型2が複数、実施例では四隅に配置された型開閉シリンダ121a,121b,121c,121dの駆動軸により固定金型1に対して接離され、型開閉が行われる。可動金型2はまた、型締シリンダ122により型締力が与えられる。123は型締センターロッド、124はメカロック用プレートである。型開閉シリンダ121a,121b,121c,121dにはそれぞれ2つの油室があり、それぞれに接続した型開閉サーボバルブ125a,125b,125c,125dを介して一方の油室に作動油を供給することにより可動金型2を前進させて型閉じを行い、他方の油室に作動油を供給することにより可動金型2を後退させて型開きを行う。
On the other hand, on the mold clamping device side, a plurality of
型締シリンダ122には、2つの油室の一方の油室にのみ型締サーボバルブ126を介して作動油が出入り可能にされ、作動油を供給することにより可動金型2に対して型締力を付与する。
In the
射出サーボバルブ119、型開閉サーボバルブ125、型締サーボバルブ126はそれぞれ、油圧供給源としての油ポンプ127に接続され、コントローラ130で制御される。さらに、型開閉サーボバルブ125a,125b,125c,125dにはそれぞれ、油ポンプ127が接続され、型開閉サーボバルブ125a,125b,125c,125dは、コントローラ130でそれぞれ制御されるようになっている。すなわち型開閉シリンダ121a,121b,121c,121dはコントローラ130でそれぞれ独立して制御されるようになっている。128はアキュムレータである。
The
次に前記構成についてその作用を説明する。固定プラテン111に固定型1が取り付けられ、可動プラテン113に可動型2が取り付けられている状態で、コントローラ130により型開閉シリンダ121a,121b,121c,121dをそれぞれ作動させて型閉めすると共に、コントローラ130により型締シリンダ122を作動して型締めする。このように型閉の際、或いは型締めの際には、スペーサペーサー96の先端側となる他方の平面94が位置決めリング48の先端面先端面48aに当接して、位置決めリング19,48間の長さをスペーサー91の厚みによって設定することができる。そして、スペーサー91は上述のように軸芯zを中心として製品キャビティ3の一側の厚みDは所定値であるのに対して、製品キャビティ3の他側の厚みdが所定値の厚みDより誤差Δが小さいときには(D=d+Δ)、軸芯zを中心としてスペーサ−91の一側95の厚みを型閉時における位置決めリング19,48間の所定の長さLとする一方、スペーサ−91の軸芯zを中心として他側96の厚みMを前記長さLに前記誤差Δを加算した厚みとする(M=L+Δ)ことによって、仮にスペーサ−91がなければ製品キャビティ3の一側の所定値の厚みDと、他側の厚みdが一致しないような状態であっても、スペーサ−91を設けることによって誤差Δを補正し軸芯zを中心として均一な製品キャビティを形成することができる。尚、このように型閉した状態で、可動型2の外周リング52が固定型1の外周スタンパー押え23に突き当たる。そして、射出成形機のノズルからスプルー10へ熱可塑性の成形材料である溶融した熱可塑性樹脂を射出する。この樹脂は、スプルー10からゲート86を通って製品キャビティ3内に流入する。その際、製品キャビティ3内の空気は、流入してきた樹脂に押されることにより、外周リング52のキャビティ形成部56とスタンパー27との間の隙間及び外周リング52の内周面とコアブロック46との隙間から製品キャビティ3外へ抜ける。尚、当初は固定型1および可動型2の型締力は比較的弱くなっており、製品キャビティ3内の樹脂の圧力により固定型1および可動型2が若干開くが、この可動型2のコアブロック46に対して摺動自在に支持された外周リング52は、スプリング55の付勢により外周スタンパー押え23に突き当たった状態に保持される。また、製品キャビティ3の中央部に開口したゲート86から製品キャビティ3内に樹脂が注入されるとき、この樹脂は、ゲート86すなわち製品キャビティ3の中央部から外周部へと放射状に広り、製品キャビティ3の外周部へは最後に樹脂が到達する。ここで、製品キャビティ3の外周部において、樹脂は外周リング52のキャビティ形成部56に形成する環状凹部57に充填されるが、固定型1および可動型2を型閉した当初は型締力が比較的弱くなってため、製品キャビティ3の外周面を成形する環状凹部57の内面に形成された微小な環状溝部58にまで樹脂が完全に充填されず、たとえ環状溝部58内に樹脂が入り込んでもその量が極僅かであり、大部分は空洞化した状態のままである。
Next, the operation of the above configuration will be described. With the fixed
そして、製品キャビティ3内に樹脂が充填された後、射出成形機側に設けられた図示していない押圧ロッドによってゲートカットスリーブ71の受け部80が固定型1の方へ押されることにより、ゲートカットスリーブ71が固定型1側へ移動し、この固定型1のスプルーブッシュ8の凹部28に嵌合する。これにより、ゲート86においてスプルー10内の樹脂と製品キャビティ3内の樹脂すなわち光ディスクとが切断される。また、固定型1および可動型2の型締力が強められることにより、コアブロック46を含めて可動型2のほぼ全体が固定型1の方へ移動して製品キャビティ3内の樹脂が圧縮される。これにより、スタンパ27の凹凸に応じた記憶情報が光ディスクに確実に転写される。また、型閉した当初は製品キャビティ3の外周縁を形成する外周ブロック52の環状凹部57には樹脂が充填されていないが、固定型1および可動型2の型締力を強めることによって、製品キャビティ3内の樹脂は可動型2の圧力によって周縁部に向かって広がり、外周ブロック52に形成する環状溝部58に樹脂が入りこむ。このように、外周ブロック52に製品キャビティ3内の樹脂を逃がす環状溝部58を形成することによって、固定型1および可動型2の型締力を強めた際、環状溝部58に樹脂が入り込んで外周リング52とスタンパー27の間の隙間や外周リング52とコアブロック46の隙間から樹脂がはみ出すことがない。
After the
そして、製品キャビティ3内の樹脂が冷却して固化することによって光ディスクが成形される。こうして光ディスクを成形した後、固定型1と可動型2とを型開される。この型開に伴い、成形された光ディスクおよびスプルー10内で固化した樹脂はまず固定型1から離れる。ついで、射出成形機側に設けられた図示していない押圧ロッドによって突き出し板7が固定型1の方へ押されることにより、突き出し板76と共に突き出しピン78が固定型1側へ移動し、スプルー10内で固化した樹脂を突き出して可動型2から離型させる。また、突き出し板76に固定された連動ピン79によって押されることにより突き出しスリーブ66が固定型1側へ移動し、光ディスクの内周部を突き出して可動型2から離型させる。離型時には、空気通路64から供給される空気がエア吹き出し入子62とコアブロック46との間の隙間から吹き出すことにより、光ディスクと可動型2との間の真空破壊が行われる。そして、離型した光ディスクは、図示していない取り出しロボットにより取り出される。こうして成形されるディスクは例えばDVDにおいては接着材によって二枚の光ディスクを貼り合わせる。
Then, the resin in the
尚、型閉じ状態或いは型締め状態にあって、前記スペーサ−91により製品キャビティ3における厚みの補正が対応しきれない場合には、コントローラ130により型開閉シリンダ121a,121b,121c,121dをそれぞれ作動して製品キャビティ3の各部における厚みを所定の厚みに設定することもできる。
If the thickness of the
以上のように実施例では、キャビティブロック17を備えた固定型体1と、コアブロック46を備えた可動型体2の間に製品キャビティ3を形成し、キャビティブロック17の外側周囲の位置決めリング19にスペーサー91を設けると共に、該スペーサー91の先端側となる平面94を型閉じ時にコアブロック4の位置決めリング48に当接可能に設けたことにより、キャビティブロック17とコアブロック4との間隔、ひいては製品キャビティ3の厚みを、スペーサー91を介在して補正することにより、金型自体や成形機の誤差をこれらを修正することなく成形を行うことができる。
As described above, in the embodiment, the
さらに、スタンパ−27を設けるキャビティブロック17を備えた固定型体1と、コアブロック46を備えた可動型体2の間に光ディスクを形成する製品キャビティ3を形成し、この製品キャビティ3内に熱可塑性の成形材料を充填する光ディスクの成形用金型装置において、前記製品キャビティ3の軸芯zを中心としてキャビティブロック17の外側周囲の位置決めリング19にスペーサー91を設けると共に、該スペーサー91の先端側となる他方の平面94を型閉じ時に前記製品キャビティ3の軸芯zを中心としてコアブロック4の位置決めリング48に当接可能に設けたことにより、キャビティブロック17とコアブロック4との間隔、ひいては製品キャビティ3の厚みを、スペーサー91を介在して補正することにより、金型自体や成形機の誤差をこれらを修正することなく精度の高い光ディスクの成形を行うことができる。
Further, a
また、前記スペーサ−91の前記軸芯方向zの厚みは、軸芯zを中心として製品キャビティ3の一側の厚みDは所定値であるのに対して、製品キャビティ3の他側の厚みdが所定値の厚みDより誤差Δが小さいときには(D=d+Δ)、軸芯zを中心としてスペーサ−91の一側95の厚みL、すなわち型閉時における位置決めリング19,48間の厚みを所定値とする一方、スペーサ−91の軸芯zを中心として他側96の厚みMを前記長さLに前記誤差Δを加算した厚みとする(M=L+Δ)ように、前記製品キャビティ3の偏り量の修正厚みに形成することにより、スペーサー91を介在して、比較的容易に製品キャビティ3の補正を行い、精度の高い成形を行うことができる。
The thickness of the
さらに、実施例上の効果として成形機においては、可動プラテン113が四隅に配置された型開閉シリンダ121a,121b,121c,121dの駆動軸により固定金型1に対して接離され、型開閉が行われ、型開閉シリンダ121a,121b,121c,121dにはそれぞれ2つの油室があり、コントローラ130によりそれぞれに接続した型開閉サーボバルブ125a,125b,125c,125dを介して一方の油室に作動油を供給することにより可動金型2を前進させて型閉じを行い、他方の油室に作動油を供給することにより可動金型2を後退させて型開きを行うようになっており、、型開閉シリンダ121a,121b,121c,121dを独立して操作できるので、例えばスペーサー91で対応しきれないような製品キャビティ3のような場合であっても、それぞれの型開閉シリンダ121a,121b,121c,121dを独立して操作することにより、大幅な製品キャビティ3の補正にも対応することができる。
Further, as an effect of the embodiment, in the molding machine, the
以上のように本発明にかかる光ディスクのほかにも、比較的薄い製品などの用途にも適用できる。 As described above, in addition to the optical disk according to the present invention, it can be applied to uses such as relatively thin products.
3 製品キャビティ
17 キャビティブロック(固定側キャビティ形成部材)
19 48 位置決めリング
27 スタンパ−
46 コアブロック(可動側キャビティ形成部材)
91 スペーサー
94 平面(先端)
z 軸芯
3 Product cavity
17 Cavity block (fixed side cavity forming member)
19 48 Positioning ring
27 Stamper
46 Core block (movable side cavity forming member)
91 Spacer
94 Flat (tip)
z axis
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003341881A JP2005104016A (en) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | Mold assembly |
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JP2003341881A JP2005104016A (en) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | Mold assembly |
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JP2003341881A Withdrawn JP2005104016A (en) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | Mold assembly |
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JP (1) | JP2005104016A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112477008A (en) * | 2020-11-27 | 2021-03-12 | 武汉华升源模具有限责任公司 | Self-locking structure for front mold of injection mold |
-
2003
- 2003-09-30 JP JP2003341881A patent/JP2005104016A/en not_active Withdrawn
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