JP2005098530A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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隆幸 高谷
Takeji Watanabe
竹司 渡辺
Keijiro Kunimoto
啓次郎 國本
Masahiro Ohama
昌宏 尾浜
Kazuhiko Marumoto
一彦 丸本
Nobuhiko Fujiwara
宣彦 藤原
Tatsumura Mo
立群 毛
Seiichi Yasuki
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Abstract

【課題】圧縮機の使用範囲を超えることなく運転を継続させる。
【解決手段】圧縮機11、給湯用熱交換器12、風呂用熱交換器13、膨張弁14、及び蒸発器15を配管で接続したヒートポンプサイクル10において、圧縮機11の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段である吐出圧力センサ18を設け、給湯運転時に吐出圧力センサ18で検出した圧力が予め決定した第1の吐出圧力以上になった場合、膨張弁14の制御は吐出圧力制御を優先させることにより、圧縮機の使用範囲を超えることなく運転を継続させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機、給湯用熱交換器、風呂用熱交換器、膨張弁、及び蒸発器を配管で接続したヒートポンプサイクルを備え、給湯用熱交換器で加熱したお湯をそのまま出湯する、瞬間湯沸かし型のヒートポンプ給湯装置に関するものである。
従来から、種々のヒートポンプサイクルを利用した給湯装置が提案されている。この装置における給湯温度の制御方法として、給湯量が増加すると給湯温度が下がるとインバータの運転周波数を上昇させ、給湯量が減少すると給湯温度が上がるとインバータの運転周波数を下降させることにより、給湯温度を常時設定値範囲内に保持する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
図3は特許文献1に記載された従来のヒートポンプ給湯装置の配管ブロック図である。図3において、従来のヒートポンプ給湯装置は、圧縮機1と、利用側熱交換器2と、同一次側配管2aと、同二次側配管2bと、膨張弁3と、熱源側熱交換器4と、制御回路5と、給湯蛇口6と、温度センサ7と、インバータ8とから構成されている。
冷媒回路は圧縮機1より利用側熱交換器2の一次側配管2aと膨張弁3と熱源側熱交換器4とを経て、圧縮機1に戻る循環経路により形成されている。一方、給水回路は給水管より利用側熱交換器2の二次側配管2bを経て、給湯蛇口6に至る経路により形成されている。7は給湯蛇口6近傍の給湯温度を検出する温度センサで、定期的に給湯温度を検出して情報を制御回路5に送っている。8は圧縮機1を制御するインバータで、制御回路5の信号により出力周波数を変えて、利用側熱交換器2の温度を制御している。制御回路5は温度センサ7により検出された給湯蛇口6近傍の出湯温度と設定温度とを比較し、出湯温度が低い場合はインバータ8の出力周波数を上昇方向に操作して圧縮機1の回転数を上げて出湯温度が高い場合は、インバータ8の出力周波数を下降方向に操作して圧縮機1の回転数を下げる制御を行っている。
特開平2−223767号公報
しかしながら、前記従来の構成では、使用者が蛇口を操作することにより、給湯量の変化が起こった場合、出湯温度を検知してインバータの運転周波数の制御を行っているが、給湯温度の追従性が悪く設定値範囲内を広くしないと設定値範囲内に保持できなかったり、特に給湯量が急激に減少した場合圧縮機の吐出圧力が急激に上昇し使用圧力範囲内での運転が困難となり、圧縮機の信頼性を確保することが困難となる。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ヒートポンプサイクルを利用した瞬間湯沸かし型の給湯装置であって、吐出圧力を監視し制御しているため圧縮機の使用範囲を超えることなく運転を継続させることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯装置は、圧縮機の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段を設け、給湯運転時に前記吐出圧力検出手段で検出した圧力が予め決定した第1の吐出圧力以上になった場合、前記膨張弁の制御は吐出圧力制御を優先させるものである。
これによって、使用者が給湯中に蛇口を絞り急激に給湯量が減少したり、蛇口を閉じた場合でも吐出圧力を監視し制御しているため圧縮機の使用範囲を超えることなく運転を継続させることができる。
本発明によれば、給湯運転時に使用者が給湯中に蛇口を絞り急激に給湯量が減少したり、蛇口を閉じた場合でも吐出圧力を監視し制御しているため、圧縮機の使用範囲を超えることなく運転を継続させることができる。また、過渡的に、吐出圧力が上昇した効率の悪い運転状態を短時間で解消できる。さらに、吐出圧力のオーバーシュートをさらに抑制でき、さらに安定した給湯温度での給湯ができる。
第1の発明は、圧縮機、給湯用熱交換器、風呂用熱交換器、膨張弁、及び蒸発器を配管で接続したヒートポンプサイクルを備え、前記圧縮機の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段を設け、前記吐出圧力検出手段で検出した圧力が予め決定した第1の吐出圧力以上になった場合、前記膨張弁の制御は吐出圧力制御を優先させるヒートポンプ給湯装置とする。
従って、使用者が給湯中に蛇口を絞り急激に給湯量が減少したり、蛇口を閉じた場合でも吐出圧力を監視し制御しているため、圧縮機の使用範囲を超えることなく運転を継続させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の吐出圧力制御において、膨張弁の開動作させる。
従って、過渡的に、吐出圧力が上昇した効率の悪い運転状態を短時間で解消できる。
第3の発明は、特に、第1の発明の吐出圧力制御において、膨張弁の開度を、吐出圧力検出手段で検出した吐出圧力と予め決定した第2の吐出圧力との偏差に基づいて決定している。
従って、偏差が大きい場合は操作量を大きく、偏差が小さい場合は操作量を小さく制御し、吐出圧力のオーバーシュートを抑制でき、安定した給湯温度での給湯ができる。
第4の発明は、特に、第1の発明の吐出圧力制御において、膨張弁の開度を、吐出圧力検出手段で検出した吐出圧力と予め決定した第2の吐出圧力との偏差と吐出圧力の変化量に基づいて決定している。
従って、操作量を細かく決定し制御しているため、吐出圧力のオーバーシュートをさらに抑制でき、さらに安定した給湯温度での給湯ができる。
第5の発明は、特に、第1の発明の吐出圧力制御において、膨張弁の開度を、吐出圧力検出手段で検出した吐出圧力と予め決定した第2の吐出圧力との偏差と吐出圧力の変化量、及び給湯負荷に基づいて決定している。
従って、さらに操作量を細かく決定し制御しているため、吐出圧力のオーバーシュートをさらに抑制でき、さらに安定した給湯温度での給湯ができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれかの発明において、吐出圧力検出手段で検出した圧力が予め決定した第2の吐出圧力以下になった場合、吐出圧力制御を解除する。
従って、膨張弁は給湯熱交出口温度または、圧縮機の吐出温度といった本来の制御に移行するため、効率よく、設定温度の給湯を行うことができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれかに記載の発明において、圧縮機の起動時における膨張弁の開度を安定時の開度より小さい開度に設定する。
従って、圧縮機の起動において吐出圧力、吐出温度の上昇スピードが速くなり、ヒートポンプサイクルの立ち上げを速くすることができる。
第8の発明は、特に、第1〜6のいずれかに記載の発明において、圧縮機の起動時における膨張弁の開度を安定時の開度より小さい開度に設定し、圧縮機の運転周波数の上昇に従い、膨張弁の開度を大きくする。
従って、サイクルのオーバーシュートを抑制し、より速く設定温度に到達できさらに、ヒートポンプサイクルの立ち上げを速くすることができる。
以下、本発明の実施例について、図1、図2を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例によるヒートポンプ給湯装置の回路構成図である。図2は、本発明の第1の実施例によるヒートポンプ給湯装置の給湯運転での膨張弁制御のフローチャートである。
図1において、本発明の第1の実施例によるヒートポンプ給湯装置の冷凍回路について説明する。
ヒートポンプサイクル10は、圧縮機11、給湯用熱交換器12、風呂用熱交換器13、膨張弁14、及び蒸発器15を順に配管で接続して構成されている。また、ヒートポンプサイクル10は、給湯用熱交換器12をバイパスするバイパス回路16を備え、このバイパス回路16には制御弁17を設けている。また、ヒートポンプサイクル10には、圧縮機11からの吐出冷媒圧力を検出する吐出圧力センサ18を備えている。さらにヒートポンプサイクル10に対応する蒸発器15に送風するためのファン19を設けている。また、外気温センサ20を設置している。
本実施例によるヒートポンプ給湯装置は、二酸化炭素を冷媒として用い、高圧側では臨界圧を越える状態で運転することが好ましい。
次に、本発明の第1の実施例によるヒートポンプ給湯装置の出湯回路について説明する。
給湯用熱交換器12の水用配管12Aの流入側は、流量調整弁21、減圧弁22、及び逆止弁23を介して水道管等の水供給配管24に接続されている。水用配管12Aの流出側は、逆止弁25、第一混合弁26、及び第二混合弁27を介してキッチン、又は洗面所等の給湯用の蛇口28に接続されている。この出湯回路には、キッチン、又は洗面所等の給湯用の蛇口28の流量を検出する流量センサ29を備えている。
次に、本発明の第1の実施例によるヒートポンプ給湯装置の貯湯回路について説明する。
貯湯タンク30の底部配管32は、逆止弁31、減圧弁22、及び流量調整弁21を介して水道管等の水供給配管24に接続されている。この底部配管32は、循環ポンプ33を介して水用配管12Aの流入側と接続されている。また、貯湯タンク30の上部循環用配管34は、制御弁35を介して水用配管12Aの流出側と接続されている。なお、本発明の実施例による貯湯タンク30は、積層式の貯湯タンクであり、タンク内での撹拌が防止され、上部に高温水が底部に低温水が蓄積されるように構成されている。
一方、貯湯タンク30の上部出湯用配管41は、第一混合弁26に接続されている。また、貯湯タンク30の底部配管32から分岐させた出水用配管42は、逆止弁43を介して第二混合弁27に接続されている。
次に、本発明の第1の実施例によるヒートポンプ給湯装置の浴槽加熱回路について説明する。
風呂用熱交換器13の水用配管13Aは、循環ポンプ51を備えた浴槽用循環配管52と接続されている。この浴槽用循環配管52は、水用配管13Aをバイパスするバイパス配管53と、水用配管13Aとバイパス配管53とを切り換える三方弁54とを備えている。
なお、浴槽50への注湯は、第二混合弁26の下流側配管に接続した注湯用配管61を用いて行うことができる。この注湯用配管61は、浴槽用循環配管52に接続している。注湯用配管61には、注湯弁62が設けられている。
リモコン71は、蛇口28からの出湯温度の指示や、浴槽50の沸き上げ温度及び沸き上げ開始などを指示し、このリモコン71からの指示に基づいてヒートポンプサイクル10とを制御手段72にて制御する。なお各種のセンサの検出値はこの制御手段72に入力される。
次に、本発明の第1の実施例によるヒートポンプ給湯装置の給湯運転動作について説明する。蛇口28の開放を流量センサ29にて検知すると、ヒートポンプサイクル10が運転を開始する。
圧縮機11で圧縮された冷媒は、給湯用熱交換器12で放熱し、風呂用熱交換器13を通り、膨張弁14で減圧された後、蒸発器15にて吸熱し、ガス状態で圧縮機11に吸入される。このとき、制御弁17は閉状態で、バイパス回路16には冷媒は流れない。
水供給配管24から供給される水は、流量調整弁21、減圧弁22、及び逆止弁23を順に通り、分岐して、給湯用熱交換器12の水用配管12Aに導かれる。水用配管12Aで加熱された温水は、逆止弁25、第一混合弁26、及び第二混合弁27を順に通り蛇口28に導かれる。
なお、ヒートポンプサイクル10で能力制御を行っても、給湯用熱交換器12からの水温が設定温度よりも高い場合には、出水用配管42から第二混合弁27に冷水を導入し、第二混合弁27での出口温度が設定温度となるように制御する。
また、ヒートポンプサイクル10で能力制御を行っても、給湯用熱交換器12からの水温が設定温度よりも低い場合には、貯湯タンク30から第一混合弁26に温水を導入し、第一混合弁26での出口温度が設定温度となるように制御する。さらに第一混合弁26での出口温度が設定温度よりも低い場合は、通常全開状態の流量調整弁21の開度を小さくし、蛇口28からの出湯流量を少なくして第一混合弁26での出口温度が設定温度となるように制御する。
次に、本発明の第1の実施例によるヒートポンプ給湯装置の給湯運転での膨張弁制御に関して図2のフローチャートで説明する。
まず、蛇口28の開放を流量センサ29にて検知すると、膨張弁14の初期開度が設定される。安定時の膨張弁開度は、リモコン71の設定温度と入水温度(図示せず)および流量センサ29より定格の給湯能力に対する給湯負荷の割合が算出され、外気温センサ20により検出された外気温とにより、(表1)に示すように算出される。また、初期開度は、(表1)に示すように例えば、安定時の膨張弁開度の90%に設定される。また、圧縮機は給湯負荷に見合った運転周波数で起動される(ステップ1)。
Figure 2005098530
この制御を行うことにより、圧縮機の起動において吐出圧力、吐出温度の上昇スピードが速くなり、ヒートポンプサイクルの立ち上げを速くすることができる。
起動が終了すると、膨張弁は通常制御を開始する。この通常制御は、例えば、圧縮機11の吐出温度を給湯負荷と外気温により決定された温度に制御するかまたは、給湯熱交換機器12の冷媒側出口温度と水側入口温度差が5Kになるように制御する(ステップ2)。
次に、給湯運転において吐出圧力センサ18で圧縮機11からの吐出冷媒圧力を検出し、吐出圧力が第1の吐出圧力以上であるか判断される(ステップ3)。ここでは、急激な給湯量の減少が起こった場合、吐出圧力の急激な上昇が見られることに注目し、急激な給湯量の減少が起こっていないかを判断している。この第1の吐出圧力は、(表2)に示すように外気温によって決定されており、例えば45℃の給湯温度を得るための吐出圧力より1MPa高い圧力に設定されている。
給湯量が極端に減少した場合、給湯用熱交換器12の水用配管12Aを流れる水量も極端に減少し、給湯負荷も減少するため、圧縮機11の運転周波数は給湯負荷に見合った運転周波数に下げられるが、運転周波数が下がる速度が遅く、過渡的に圧縮機11の運転周波数に比べ、給湯負荷の方が小さく吐出圧力が上昇し、運転効率が悪くなったり、最悪の場合圧縮機の使用圧力範囲外になる。
Figure 2005098530
吐出圧力が第1の吐出圧力以上である場合、膨張弁は、吐出圧力制御に変更される。吐出圧力センサ18で検出された吐出冷媒圧力と第2の吐出圧力との偏差、吐出圧力の変化量、給湯負荷等により膨張弁の操作量を決定する(ステップ4)。
ここで、第2の吐出圧力は、(表3)に示すように外気温によって決定されており、例えば45℃の給湯温度を得るための吐出圧力より0.5MPa高い圧力に設定されている。また、膨張弁の操作量は、(表4)または(表5)または(表6)に示すように、吐出圧力センサ18で検出された吐出冷媒圧力と第2の吐出圧力との偏差、吐出圧力の変化量、定格の給湯能力に対する給湯負荷の割合等により決定されている。
Figure 2005098530
Figure 2005098530
Figure 2005098530
Figure 2005098530
使用者が蛇口28を操作することにより急激な給湯量の減少が起こった場合、吐出圧力センサ18で検出された吐出冷媒圧力が(表2)に示す吐出圧力を超えると、(表4)または(表5)または(表6)に示す操作量だけ膨張弁を制御する。
(表4)は、吐出圧力センサ18で検出された吐出冷媒圧力と第2の吐出圧力との偏差によって操作量を決定するものであり、操作量は、圧縮機の使用圧力範囲外になることを防止するため、大きな値となっている。
また、(表5)は、吐出圧力センサ18で検出された吐出冷媒圧力と第2の吐出圧力との偏差と吐出圧力の変化量によって操作量を決定するものであり、吐出圧力の変化を小さくするため、(表4)に比べ操作量の小さい領域や操作方向を変更させる領域を設けている。
さらに、(表6)は、吐出圧力センサ18で検出された吐出冷媒圧力と第2の吐出圧力との偏差と吐出圧力の変化量及び、定格の給湯能力に対する給湯負荷の割合によって操作量を決定するものであり、吐出圧力の変化をさらに小さくするため、(表5)に比べ操作量の小さい領域や操作方向を変更させる領域を設けている。
この制御を行うことによって、過渡的な運転効率の悪化を抑制できたり、圧縮機の使用圧力範囲外になることを防止できる。さらに、吐出圧力のオーバーシュートを抑制でき、安定した給湯温度での給湯ができる。
ステップ3で吐出圧力が第1の吐出圧力以上でない場合、ステップ2で膨張弁は通常制御される。次に、吐出圧力センサ18で圧縮機11からの吐出冷媒圧力を検出し、吐出圧力が第2の吐出圧力以下であるか判断される(ステップ5)。吐出圧力が第2の吐出圧力以下でない場合、過渡的な運転効率の悪い状態が継続しているものと見なされステップ4での膨張弁の吐出圧力制御が継続される。また、吐出圧力が第2の吐出圧力以下になった場合、過渡的な運転効率の悪い状態がほぼ解消され、給湯温度を安定させるため、膨張弁はステップ2の通常制御に変更される。
以上のように本実施例のヒートポンプ給湯装置は、吐出圧力センサ18で圧縮機11からの吐出冷媒圧力を検出し、使用者が蛇口28を操作することにより急激な給湯量の減少が起こった場合、吐出圧力の急激な上昇が起こることに注目し、この場合膨張弁14で吐出圧力を制御するようにしたので、過渡的な運転効率の悪化を抑制できたり、圧縮機の使用圧力範囲外になることを防止できる。さらに、吐出圧力のオーバーシュートを抑制でき、安定した給湯温度での給湯ができる。
なお、本実施例では冷媒として二酸化炭素を用いた場合で説明したが、冷媒としてR410A冷媒やHC冷媒などのその他の冷媒を用いてもよい。
また、本実施例では、ヒートポンプサイクル10を備えたヒートポンプ給湯装置を用いて説明したが、2つ以上のヒートポンプサイクルを用いてもよい。
また、ヒートポンプサイクル10の風呂用熱交換器13を、例えば床暖房や温風機器などの暖房用熱交換器として利用することもできる。
また、給湯運転の起動時に膨張弁は初期開度のまま立ち上げたが、サイクルのオーバーシュートを抑制し、より速く設定温度に到達できる。さらに、ヒートポンプサイクルの立ち上げを速くするために、圧縮機の運転周波数の上昇とともに安定時の開度まで開ける制御としてもよい。
以上のように本発明に係るヒートポンプ給湯装置は、安定した給湯温度での給湯ができるので、産業上の利用可能性がある。
本発明の実施例1におけるヒートポンプ給湯装置の回路構成図 本発明の実施例1におけるヒートポンプ給湯装置の給湯運転での膨張弁制御のフローチャート 従来のヒートポンプ給湯装置の配管ブロック図
符号の説明
10 ヒートポンプサイクル
11 圧縮機
12 給湯用熱交換器
13 風呂用熱交換器
14 膨張弁
15 蒸発器
18 吐出圧力センサ

Claims (8)

  1. 圧縮機、給湯用熱交換器、風呂用熱交換器、膨張弁、及び蒸発器を配管で接続したヒートポンプサイクルを備え、前記圧縮機の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段を設け、給湯運転時に前記吐出圧力検出手段で検出した圧力が予め決定した第1の吐出圧力以上になった場合、前記膨張弁の制御は吐出圧力制御を優先させることを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  2. 吐出圧力制御は、膨張弁を開動作させることを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯装置。
  3. 吐出圧力制御は、膨張弁の開度を吐出圧力検出手段で検出した吐出圧力と予め決定した第2の吐出圧力との偏差に基づいて決定することを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯装置。
  4. 吐出圧力制御は、膨張弁の開度を吐出圧力検出手段で検出した吐出圧力と予め決定した第2の吐出圧力との偏差と吐出圧力の変化量に基づいて決定することを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯装置。
  5. 吐出圧力制御は、膨張弁の開度を吐出圧力検出手段で検出した吐出圧力と予め決定した第2の吐出圧力との偏差、吐出圧力の変化量、及び給湯負荷に基づいて決定することを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯装置。
  6. 吐出圧力検出手段で検出した圧力が予め決定した第2の吐出圧力以下になった場合、吐出圧力制御を解除することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  7. 圧縮機の起動時における膨張弁の開度を安定時の開度より小さい開度に設定することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  8. 圧縮機の起動時における膨張弁の開度を安定時の開度より小さい開度に設定し、前記圧縮機の運転周波数の上昇に従い、前記膨張弁の開度を大きくすることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
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