JP2005095589A - 物品支持装置 - Google Patents
物品支持装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005095589A JP2005095589A JP2004222693A JP2004222693A JP2005095589A JP 2005095589 A JP2005095589 A JP 2005095589A JP 2004222693 A JP2004222693 A JP 2004222693A JP 2004222693 A JP2004222693 A JP 2004222693A JP 2005095589 A JP2005095589 A JP 2005095589A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- serration
- article
- support plate
- support
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Display Racks (AREA)
Abstract
【課題】物品を任意の姿勢にして支持することができ、商品の展示や小物類の支持に非常に好適な物品支持装置を提供する。
【解決手段】物品を支持する支持板1と、支持板1を保持する保持体2と、支持板1を任意の角度に設定するセレーション機構を備えると共に、セレーション機構が、互いに任意の回動位置で軸線方向に係脱自在なセレーション軸4とセレーション穴3を備えており、支持板1及び保持体2のいずれか一方にセレーション軸4を設けると共に、他方にセレーション穴3を設けた物品支持装置とし、物品を任意の姿勢にして支持し得るものとした。
【選択図】 図1
【解決手段】物品を支持する支持板1と、支持板1を保持する保持体2と、支持板1を任意の角度に設定するセレーション機構を備えると共に、セレーション機構が、互いに任意の回動位置で軸線方向に係脱自在なセレーション軸4とセレーション穴3を備えており、支持板1及び保持体2のいずれか一方にセレーション軸4を設けると共に、他方にセレーション穴3を設けた物品支持装置とし、物品を任意の姿勢にして支持し得るものとした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、物品支持装置に関し、とくに、商品の展示や小物類の支持に用いるのに好適な物品支持装置に関するものである。
近年、商品やサービスの宣伝・広告を省スペースで行うことができ、しかも商品等を目立たせ、消費者の購買意欲を喚起するためのものとして、いわゆるPOP製品が種々開発されている。これらのPOP製品において、例えば商品を展示するためのPOP用の物品支持装置としては、ボードに商品を貼り付けたりクリップで挟み付けたりするものがあった。
ところが、上記したような従来のPOP用の物品支持装置にあっては、ボードに固定手段を介して商品を取付けていたため、商品の展示姿勢が限られたものとなって、商品のアピール性が充分であるとは言い難い面があり、POP用としての機能をより充実させることが望まれていた。
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたもので、物品を任意の姿勢にして支持することができ、商品の展示や小物類の支持に非常に好適な物品支持装置を提供することを目的としている。
本発明の物品支持装置は、請求項1として、物品を支持する支持板と、支持板を保持する保持体と、支持板を任意の角度に設定するセレーション機構を備えると共に、セレーション機構が、互いに任意の回動位置で軸線方向に係脱自在なセレーション軸とセレーション穴を備えており、支持板及び保持体のいずれか一方にセレーション軸を設けると共に、他方にセレーション穴を設けた構成とし、請求項2として、保持体が、支持板の両端を保持する二つの保持脚を備え、支持板の両端及び各保持脚のいずれか一方にセレーション軸を設けると共に、他方にセレーション穴を設けた構成とし、請求項3として、支持板が、セレーション軸又はセレーション穴を有する支持具を係脱可能に備えている構成とし、請求項4として、支持板が、互いに係脱可能であり且つ同一平面状に連結される複数の支持プレートを備えている構成としており、上記構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
また、本発明の物品支持装置のより好ましい実施形態としては、請求項5として、セレーション穴を貫通孔とし、このセレーション穴の内部に内向きに突出した環状部を設け、セレーション穴の一端側からセレーション軸を係合させると共に、セレーション穴の他端側から同セレーション穴よりも小径の頭部を有する抑えねじを設け、且つ環状部と抑えねじの頭部との間にスプリングを介装すると共に、環状部に通した抑えねじをセレーション軸に螺着し、スプリングの圧縮代の範囲でセレーション軸とセレーション穴が係脱することを特徴としている。
さらに、本発明の物品支持装置のより好ましい実施形態としては、請求項6として、支持板が、傾斜状態において物品の下部を受ける支持突部を備えていることを特徴とし、請求項7として、支持板が、内部に光源を収容した本体部分と、本体部分の表側を形成する透光板を備えていることを特徴としている。
本発明の請求項1に係わる物品支持装置は、保持体により起立状態となり、支持板上に載置した物品を支持する。このとき、物品支持装置では、支持板と保持体が、セレーション機構すなわち互いに任意の回動位置で軸線方向に係脱自在なセレーション軸とセレーション穴により連結してあるので、セレーション軸とセレーション穴を外して任意の回動位置で再び係合することにより、支持板を任意の角度に設定し得る。つまり、得ようとする物品の姿勢に対応して支持板の角度を自由に設定し得る。
本発明の請求項2に係わる物品支持装置では、保持体を構成する二つの保持脚で支持板の両端を保持して、支持板を任意の角度に設定し得る。
本発明の請求項3に係わる物品支持装置では、支持板が、セレーション軸又はセレーション穴を有する支持具を係脱可能に備えているので、異なる支持板との交換や、支持板の保持位置の変更に対処し得る。
本発明の請求項4に係わる物品支持装置では、支持板が、互いに係脱可能であり且つ同一平面状に連結される複数の支持プレートを備えているので、支持する物品の大きさ等に対応して、支持プレートの数を増減することで支持体の大きさを変更し得る。
本発明の請求項5に係わる物品支持装置では、とくにセレーション機構において、貫通孔であるセレーション穴の一端側からセレーション軸を係合させると共に、セレーション穴の他端側から同セレーション穴よりも小径の頭部を有する抑えねじを設け、且つセレーション穴の内部に設けた環状部と抑えねじの頭部との間にスプリングを介装すると共に、環状部に通した抑えねじをセレーション軸に螺着しており、この状態で支持板と保持体を連結している。
そして、支持板の角度を変更するには、スプリングを圧縮しつつセレーション穴からセレーション軸を離脱させ、スプリングの反発力に抗した状態で双方を任意の回動位置にする。この際、物品支持装置では、セレーション穴とセレーション軸は外れるが、環状部、スプリング及び抑えねじによってそれ以上の抜けを阻止することとなり、また、任意の回動位置に変更した後には、スプリングの反発力によってセレーション穴とセレーション軸を再係合し得る。
本発明の請求項6に係わる物品支持装置では、傾斜状態にした支持板で物品を支持するに際して、支持板に物品の下部を受ける支持突部を設けているので、その物品を安定して支持し得ることとなる。
本発明の請求項7に係わる物品支持装置では、光源及び透光板によって支持板に照明機能が付加されたものとなり、支持板で支持した物品に対して背後から照明を行うことで展示機能を高める。
本発明の請求項1に係わる物品支持装置によれば、セレーション機構により、保持体に対して支持板の角度を自由に設定し且つその状態を確実に維持することができるので、物品を任意の姿勢にして支持することができ、商品の展示や小物類の支持に非常に好適なものとなる。
また、上記物品支持装置は、POP用の展示台として用いた場合には、商品等を立体的に目立つ状態で展示することができると共に、固定手段を必要としないので商品等を手に取って見ることもきわめて簡単であり、充分なアピール性をもたらすものとなる。さらに、POP用の展示台としてだけでなく、眼鏡、腕時計およびアクセサリーなどの小物類を置く支持台として使用することもでき、この場合にも、物品を立体的に支持しているので、小物類の所在が判り易く、紛失の防止にもなるなどの利点がある。
本発明の請求項2に係わる物品支持装置によれば、請求項1と同様の効果を得ることができるうえに、保持体を構成する二つの保持脚で支持板の両端を保持することから、当該物品支持装置の姿勢がより安定したものとなり、物品の支持機能を向上させることができると共に、大型の物品にも対処することができる。
本発明の請求項3に係わる物品支持装置によれば、請求項2と同様の効果を得ることができるうえに、支持板と、セレーション軸又はセレーション穴を有する支持具とが係脱可能であることから、物品の大きさや形状に対応して異なる支持板と交換したり、支持板の保持位置を変更したりすることが可能となり、物品の支持機能をより高めることができる。
本発明の請求項4に係わる物品支持装置によれば、請求項2及び3と同様の効果を得ることができるうえに、支持板を複数の支持プレートで構成したことにより、物品の大きさや形状に対応して、支持プレートの数を増減することで支持体の大きさを変更することができ、物品の支持機能のさらなる向上を実現する。
本発明の請求項5に係わる物品支持装置によれば、請求項1〜4と同様の効果を得ることができるうえに、セレーション機構において、貫通孔から成るセレーション穴、セレーション軸、環状部、抑えねじ及びスプリングを採用したことにより、セレーション穴とセレーション軸との係合状態をより確実に維持して、支持板と保持体が不用意に外れるのを防止することができ、また、支持板の角度を変更する場合にも、支持板と保持板が完全に分離するのを防止すると共に、セレーション穴とセレーション軸との再係合を容易に行うことができる。
本発明の請求項6に係わる物品支持装置によれば、請求項1〜5と同様の効果を得ることができるうえに、支持板に、傾斜状態において物品の下部を受ける支持突部を備えたことにより、大型の物品であってもこれを安定して支持することができる。
本発明の請求項7に係わる物品支持装置によれば、請求項1〜6と同様の効果を得ることができるうえに、光源及び透光板を備えた支持板を採用したことにより、支持板上の物品に対して背後から照明を行って、物品をより一層際立たせて展示することができ、POP用品としての展示機能を大幅に高めることができる。
図1(a)(b)に示す物品支持装置は、物品を支持する支持板1と、支持板1を保持する保持体2と、支持板1を任意の角度に設定するセレーション機構を備えている。図示例の支持板1は、例えば透明なプラスチック製であって、矩形状を成しており、下面には、その面と平行な方向にセレーション穴3を形成した連結部1aが突出状態に設けてある。
他方、保持体2は、例えば透明又は適宜の着色を施したブラスチック製であって、矩形状を成す下側の第1保持片2aと、第1保持片2aの端部から所定の角度を成して連続する矩形状の第2保持片2bを備え、第2保持片2bの上端に、その辺と平行な方向にセレーション軸4を備えた連結部2cが設けてある。
セレーション機構は、上記のセレーション穴3とセレーション軸4を備えたものである。セレーション穴3及びセレーション軸4は、内周又は外周に、軸線方向に沿う凹凸を全周にわたって形成したものであるが、いずれか一方に、凹凸を全周にわたって形成し、他方に、周方向に所定の間隔で凸部を形成したものでも良い。そして、セレーション穴3とセレーション軸4は、互いに任意の回動位置で軸線方向に係脱自在であり、凹凸同士の係合により回動不能となる。
また、この実施例のセレーション機構では、セレーション穴3を貫通孔とし、図1(c)に示すように、セレーション穴3の内部に内向きに突出した環状部3aを設けると共に、抑えねじ5と、スプリング(圧縮コイルスプリング)6を備えている。抑えねじ5は、セレーション穴3よりも小径の頭部と、環状部3の内孔よりも小径のねじ部を有している。
そして、セレーション機構は、セレーション穴3の一端側からセレーション軸4を係合させると共に、セレーション穴3の他端側から抑えねじ5を設け、且つ環状部3aと抑えねじ5の頭部との間にスプリング6を介装すると共に、環状部3aに通した抑えねじ5をセレーション軸4に螺着した構造になっており、スプリング6の圧縮代の範囲でセレーション軸4とセレーション穴3が係脱するものとなっている。
上記構成を備えた物品支持装置は、保持体3により起立状態となり、支持板1上に載置した物品(図示せず)を支持する。このとき、物品支持装置では、支持板1と保持体3が、互いに任意の回動位置で軸線方向に係脱自在なセレーション軸4とセレーション穴3により連結してあるので、得ようとする物品の姿勢に対応して支持板1の角度を自由に設定し得る。
すなわち、物品支持装置は、図1(d)に示すように、スプリング6を圧縮しつつセレーション穴3からセレーション軸4を離脱させると、スプリング6の反発力に抗した状態で双方を任意の回動位置に変更することができる。この際、当該物品支持装置では、セレーション穴3とセレーション軸4は外れるが、環状部3a、スプリング6及び抑えねじ5によってそれ以上の抜けを阻止し、支持板1と保持体2が完全に分離しないようにする。そして、任意の回動位置に変更した後には、スプリング6の反発力によりセレーション穴3とセレーション軸4を再係合させれば、その回動位置に対応した角度で支持板1を保持する。
このように、上記の物品支持装置は、セレーション機構により、保持体2に対して支持板1の角度を自由に設定し且つその状態を確実に維持することができ、これにより物品を任意の姿勢にして支持することができ、商品の展示や小物類の支持に非常に好適なものとなる。
なお、支持板1や保持体2には、プラスチックのほか金属等の各種材料を用いることができ、様々な色彩(透明を含む)や形状を採用し得る。また、支持板1の上面には、任意の角度で物品を支持するために、物品の下部を受ける適当な突起部分や滑り止めを設けることが有効であり、保持体2の下面には、当該物品支持装置自体の滑り止めを設けることが有効である。
上記の滑り止めには、支持板1や保持体2に直接形成した凹凸などのほか、支持板1や保持体2と別材料のものを採用し得る。とくに、別材料の滑り止めには、例えばアクリル系熱可塑性エラストマーが好適であるが、当然その他の樹脂や天然ゴムあるいは合成ゴムを用いることも可能である。この滑り止めは、とくに支持板1においては、上面全体又は一部に設けることができ、一部に設ける場合には、点状、線状及び適宜の平面形状等とし、これらを規則的に配置するのが良い。また、滑り止めを吸盤状に成形することも良い。さらに、滑り止めは、二重成形により一体成形したり、予め成形してから加熱や接着剤などの手段で固着させるようにしても良い。
図2に示す物品支持装置は、先の実施例における保持体が、いずれも平面状の第1保持片と第2保持片で構成されているのに対して、保持体2の第2保持片2bが、第1保持2aに滑らかに連続する曲面状を成している。この実施例にあっても、先の実施例と同様の効果を得ることができる。
図3に示す物品支持装置は、下面に連結部11aを有する支持板11と、保持体12を備えると共に、保持体12が、支持板11とほぼ同じ大きさで且つ上面に連結部13aを有する板部材13と、上下端に連結部14a,14aを有する脚部材14を備えている。支持板11及び板部材13の連結部11a,13aには、先の実施例と同様にセレーション穴が設けてあり、これに対して、脚部材14の連結部14a,14aには、セレーション軸が設けてあり、また、セレーション機構には、セレーション穴及びセレーション軸のほか、先の実施例(図1参照)と同様に、環状部、抑えねじ及びスプリングが含まれている。
上記の物品支持装置は、先の実施例と同様の効果を得ることができるうえに、保持体12を構成する脚部材14の上下において、支持板11及び板部材13の角度調整を行うことができ、さらに、上下を逆にして使用したり、支持板11及び板部材13を立てて使用したりすることもできる。
図4及び図5に示す物品支持装置は、保持体22が、支持板21の両端を保持する二つの保持脚23,23を備えている。各保持脚23は、三角形状を成している。そして、支持板21の下面両端に、セレーション軸4を有する連結部21a,21aが設けてあると共に、各保持脚23の上端に、セレーション穴3を有する連結部23aが設けてあり、セレーション機構には、セレーション穴3及びセレーション軸4のほか、先の実施例(図1参照)と同様に、環状部、抑えねじ5及びスプリング6が含まれている。
上記の物品支持装置は、先の実施例と同様の効果を得ることができるうえに、保持体22を構成する二つの保持脚23で支持板21の両端を保持することから、姿勢がより安定したものとなり、物品の支持機能を向上させることができると共に、大型の物品にも対処し得るものとなる。
図6〜図8に示す物品支持装置は、先の実施例と同様に、保持体32が、支持板31の両端を保持する二つの保持脚33,33を備え、各保持脚33に、セレーション穴3を有する連結部33aが設けてある。他方、支持体31は、互いに係脱可能であり且つ同一平面状に連結される複数(図示では二枚)の支持プレート34を備えていると共に、両側に、セレーション軸4を有する支持具35を係脱可能に備えている。なお、セレーション機構には、セレーション穴3及びセレーション軸4のほか、先の実施例(図1参照)と同様に、環状部、抑えねじ5及びスプリング6が含まれている。
支持板31の支持プレート34は、図7に示す下面の中央に、扁平な断面鳩尾状の連結用溝34aが幅方向にわたって形成してあり、この連結用溝34aに嵌合する板状の連結用プレート36により、互いに係脱可能であり且つ同一平面状に連結される。また、支持具35は、セレーション軸4のほか、連結用プレート36と同じ断面形状の嵌合部35aを一体的に有しており、この嵌合部35aが支持プレート34の連結用溝34aに係脱可能になっている。
上記の物品支持装置は、先の実施例と同様の効果を得ることができるうえに、支持板31が、支持具35を係脱可能に備えると共に、互いに係脱可能な複数の支持プレート34を備えているので、支持する物品の大きさや形状に対応して、異なる支持板との交換を行ったり、支持プレート34の数を増減して支持体31の大きさを変更したりすることができる。
図9及び図10に示す物品支持装置は、基本的に図6〜図8に示す実施例のものと同様の構成であるが、支持具35が、嵌合部35aの上側に対向する抑え片35bを有している。そして、嵌合部35aを支持プレート34の連結用溝34aに嵌合した際、抑え片35bを支持プレート34の上面に当接させることにより、支持板31をより強固に保持し得るものとなっている。
図11に示す物品支持装置は、例えばプラスチック製の矩形の支持板41と、湾曲した板状の保持体42を備えると共に、支持板41の端部に、傾斜状態において物品の下側を受ける支持突部41aが一体的に設けてある。この実施例の支持突部41aは、下側を曲面とした中空状を成し、支持板41の左右方向にわたって設けたものである。なお、支持突部は、突片状の簡単な形態にしたり複数箇所に設けたりしても良いが、上記の如く下側を曲面にすれば、当該物品支持装置を載置する面に損傷を与えるような心配が無いという利点がある。
また、物品支持装置は、図12に示すように、支持板41の背面に連結具43が設けてあり、この連結具43を介して保持体42を角度調整可能に連結すると共に、連結具43と保持体42の間にセレーション機構を備えている。
連結具43は、図12(a)に示すように、一方の連結軸44を有する一方の取付け部材45と、他方の連結軸46を有する他方の取付け部材47を備えている。一方の連結軸44は、その先端側(図12において右側)に、当該連結軸44よりも小径で且つ中空状のセレーション軸4を連続して有している。他方の連結軸46は、セレーション軸4よりも小径であると共に、その先端側(図12において左側)に、セレーション軸4の内側に嵌合する小径部48を連続して有している。これに対して、保持体42は、上端部の中央に、内側をセレーション穴3とした円筒状の連結部42aが設けてある。
上記の連結具43は、保持体42のセレーション穴3に他方の連結軸44を通した状態にして、一方の連結軸44のセレーション軸4の内側に他方の連結軸46の小径部48を嵌合し、この作業に前後して、両取付け部材45,47を支持板41の背面に固定する。
これにより、当該物品支持装置では、図12(b)に示すように、保持体42を他方の取付け部材47側(図12において右側)にずらせると、セレーション軸4とセレーション穴3との係合が解除され、支持板41に対して保持体42が回動自在となる。また、任意の回動位置において、図12(c)に示すように、保持体42を一方の取付け部材45側にずらせると、セレーション軸4とセレーション穴3とが係合し、保持体42をその回動角度で維持する。
上記の物品支持装置は、先の実施例と同様の効果を得ることができるうえに、傾斜状態にした支持板41で物品を支持するに際して、支持板41に物品の下部を受ける支持突部41aを設けているので、大型の物品であってもこれをより一層安定して支持し得るものとなっている。
図13に示す物品支持装置は、支持板51と、湾曲した板状の保持体52を備えると共に、とくに、支持板51が、内部に光源53を収容した本体部分と、本体部分の表側を形成する透光板54を備えている。なお、支持板51と保持体52は、先の実施例と同様の連結具及びセレーション機構(図12参照)を介して角度調整可能に連結してある。
支持板51は、上述の如く光源53を収容した矩形状の本体部分を備え、本体部分の表側に透光板54を備えると共に、透光板54の表側に滑り止め55を備えている。図示の光源53は、細長い冷陰極管であって、矩形状の本体部分の内部において片側又は両側の辺に沿って収容してある。
支持板51の本体部分は、例えばプラスチック製であって、裏板56と、裏板56の三辺に沿う枠部57を有すると共に、枠部57の内周側に透光板54の保持溝58が形成してあり、透光板54と裏板56の間に光源53を収容する。また、本体部分は、残る一辺に、枠部57とともに支持板51の外周部を形成するキャップ59が着脱可能に設けてあり、このキャップ59を取り外すと、図中に仮想線で示すように、透光板54をスライドさせる要領で着脱することができる。
透光板54は、例えばプラスチック製であって、内側の第1板部材54Aと、外側の第2板部材54Bを備えた二重構造になっており、第1及び第2の板部材54A,54Bの間に、フィルムや写真等のシート材を挟み込むことができる。このとき、透光板54は、シート材の挟み込みを考慮して、少なくとも外側の第2板部材54Bを透明なものとし、内側の第2板部材54Aを曇り硝子の如き半透明なものとしている。なお、第2板部材54Aは、透明なものでも良いが、シート材の無い状態で使用することも当然あり得るので、半透明なものにして光源53等が外部から見えないようにすることが望ましい。
滑り止め55は、透光性を有するシート状の部材から成るものであって、この実施例では透明なものであり、透光板54の表側(第2板部材54Bの表側)に対して全面に貼り付けてある。また、滑り止め55は、粘着性を有しており、その粘着性が物品の支持機能をより高める働きをすると共に、接着剤等の手段を何ら用いずに透光板54に貼り付けることができ、なお且つ剥がすこともできる。したがって、滑り止め55の交換や透光板54の清掃などに対処することが容易である。
上記の滑り止め55は、その材料がとくに限定されるものではないが、透光性や粘着性などの特性を有するものとして、例えばアクリル系熱可塑性エラストマーを用いることができ、その他に合成ゴムや天然ゴムを用いることも可能である。
上記の物品支持装置は、先の実施例と同様の効果を得ることができるうえに、光源53及び透光板54によって支持板51に照明機能が付加されたものとなり、支持板51上の物品に対して背後から照明を行って、物品をより一層際立たせて展示することができ、しかも、滑り止め55により物品を所定の位置に所定の姿勢で保持し得るものであって、POP用品としての展示機能を大幅に高めることができる。
また、透光性を有するシート状の部材から成る滑り止め55を採用したことにより、照明を妨げることなく透光板54の全面に滑り止めを設けることができ、しかも、第1及び第2の板部材54A,54Bを備えた二重構造の透光板54を採用しているので、彩色や模様を施したフィルムを両部材54A,54Bの間に挟み込んだり、物品と関連する写真やシート状の広告を両部材54A,54Bの間に挟み込んだりすることで、より一層興味深いものとなる。
上記実施例の物品支持装置では、光源53として、冷陰極管のほかに発光ダイオードなどを用いることができ、色彩が異なる複数の光源を用いて手動又は自動で照明の色を変化させるようにしても良い。また、滑り止め55は、シート状の部材のほかに、点状あるいは線状のものを用いることができ、透光板54に一体成形することも可能である。
さらに、図中に仮想線で示すように、支持板51の下側に、傾斜状態において物品の下部を受ける支持突部51を設けることができ、これにより、先の実施例と同様に、大型の物品であってもこれをより一層安定して支持し得るものとなる。
なお、本発明に係わる物品支持装置は、その詳細な構成が上記各実施例に限定されるものではなく、図11〜図13に示す実施例のように、セレーション機構がスプリングや抑えねじを含まないものであっても良く、例えば、セレーション機構がセレーション穴とセレーション軸のみで構成される場合には、保持体を構成する保持脚を二つ以上にして複数の支持板(又は支持プレート)を保持するようにし、この際、中間の保持脚の連結部に、左右両側に対応可能なセレーション穴又はセレーション軸を設けることも可能である。
1 11 21 31 支持板
2 12 22 32 保持体
3 セレーション穴
3a 環状部
4 セレーション軸
5 抑えねじ
6 スプリング
23 33 保持脚
34 支持プレート
35 支持具
41 51 支持板
41a 51a 支持突部
42 52 保持体
53 光源
54 透光板
2 12 22 32 保持体
3 セレーション穴
3a 環状部
4 セレーション軸
5 抑えねじ
6 スプリング
23 33 保持脚
34 支持プレート
35 支持具
41 51 支持板
41a 51a 支持突部
42 52 保持体
53 光源
54 透光板
Claims (7)
- 物品を支持する支持板と、支持板を保持する保持体と、支持板を任意の角度に設定するセレーション機構を備えると共に、セレーション機構が、互いに任意の回動位置で軸線方向に係脱自在なセレーション軸とセレーション穴を備えており、支持板及び保持体のいずれか一方にセレーション軸を設けると共に、他方にセレーション穴を設けたことを特徴とする物品支持装置。
- 保持体が、支持板の両端を保持する二つの保持脚を備え、支持板の両端及び各保持脚のいずれか一方にセレーション軸を設けると共に、他方にセレーション穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の物品支持装置。
- 支持板が、セレーション軸又はセレーション穴を有する支持具を係脱可能に備えていることを特徴とする請求項2に記載の物品支持装置。
- 支持板が、互いに係脱可能であり且つ同一平面状に連結される複数の支持プレートを備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の物品支持装置。
- セレーション穴を貫通孔とし、このセレーション穴の内部に内向きに突出した環状部を設け、セレーション穴の一端側からセレーション軸を係合させると共に、セレーション穴の他端側から同セレーション穴よりも小径の頭部を有する抑えねじを設け、且つ環状部と抑えねじの頭部との間にスプリングを介装すると共に、環状部に通した抑えねじをセレーション軸に螺着し、スプリングの圧縮代の範囲でセレーション軸とセレーション穴が係脱することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の物品支持装置。
- 支持板が、傾斜状態において物品の下部を受ける支持突部を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の物品支持装置。
- 支持板が、内部に光源を収容した本体部分と、本体部分の表側を形成する透光板を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の物品支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004222693A JP2005095589A (ja) | 2003-08-25 | 2004-07-30 | 物品支持装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003208608 | 2003-08-25 | ||
JP2004222693A JP2005095589A (ja) | 2003-08-25 | 2004-07-30 | 物品支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005095589A true JP2005095589A (ja) | 2005-04-14 |
Family
ID=34466703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004222693A Pending JP2005095589A (ja) | 2003-08-25 | 2004-07-30 | 物品支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005095589A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008148817A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Wayoo Kk | 容器展示用ホルダ |
WO2009015421A1 (en) * | 2007-07-27 | 2009-02-05 | Gesswein, Andreas Klaus | An adjustable display device |
KR200463398Y1 (ko) | 2010-05-18 | 2012-11-05 | 주식회사 카스 | 전자저울용 표시기의 고정대 |
KR20160003385U (ko) * | 2015-03-24 | 2016-10-05 | 정남 | 인조네일 아트자석 전시판 |
CN107719694A (zh) * | 2016-08-12 | 2018-02-23 | 波音公司 | 货舱地板支撑工具 |
-
2004
- 2004-07-30 JP JP2004222693A patent/JP2005095589A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008148817A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Wayoo Kk | 容器展示用ホルダ |
WO2009015421A1 (en) * | 2007-07-27 | 2009-02-05 | Gesswein, Andreas Klaus | An adjustable display device |
KR200463398Y1 (ko) | 2010-05-18 | 2012-11-05 | 주식회사 카스 | 전자저울용 표시기의 고정대 |
KR20160003385U (ko) * | 2015-03-24 | 2016-10-05 | 정남 | 인조네일 아트자석 전시판 |
KR200482157Y1 (ko) | 2015-03-24 | 2017-01-02 | 정남 | 인조네일 아트자석 전시판 |
CN107719694A (zh) * | 2016-08-12 | 2018-02-23 | 波音公司 | 货舱地板支撑工具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
USD571130S1 (en) | Product display | |
USD541082S1 (en) | Goods display stand | |
USD487354S1 (en) | Apparatus for framing and hanging a sheet-like display item | |
USD555008S1 (en) | Bag for carrying, displaying, and serving beverages | |
US20060114197A1 (en) | Lighted display and method | |
US20120017480A1 (en) | Flexible picture frame | |
WO1998039756A1 (en) | Display device with plastic laminate and frame | |
USD963383S1 (en) | Digital signage integrated display stand | |
USD956456S1 (en) | Digital signage integrated display stand | |
USD607061S1 (en) | Label and display card holder | |
JP2005095589A (ja) | 物品支持装置 | |
USD560670S1 (en) | Small universal fixed mount for a flat panel display | |
USD542922S1 (en) | Baby bottle with indicator lines | |
US8601732B2 (en) | Shrink wrap eyeglasses tag with hook | |
USD613962S1 (en) | Plastic sheet music holder with transparent plastic fingers for use on a music stand | |
US7134232B2 (en) | Display frame with side edge engagement members | |
USD508350S1 (en) | Goods display stand | |
US20080006182A1 (en) | Display table | |
JP2006034839A (ja) | 展示台 | |
USD984285S1 (en) | Watch display stand | |
USD506623S1 (en) | Goods display stand | |
USD485745S1 (en) | Two part bracket assembly for hanging display devices onto vertical surfaces | |
US2464292A (en) | Combination fan and mirror | |
KR100792588B1 (ko) | 장식 용도 다면체 광고물 | |
JP3224148U (ja) | プリント面を有したコースターのケース |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050511 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20071226 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080318 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080722 |