JP2005094693A - 動画像データ処理装置および動画像データ処理方法 - Google Patents

動画像データ処理装置および動画像データ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画質の劣化を伴うことなく、動画像データのデータ量を減少させ、かつ動画像データファイル全体を解凍するといった処理を行うことなく動画像を再生する。
【解決手段】放送波等から取得したMPEG−2形式のデータがビデオレコーダ310に入力され、動画像データ変換部100に供給される。動画像データ変換部100では、MPEG−2形式のデータの中から、画像復元に必要なモード情報、動きベクトル情報、DCT係数情報を取得し、これらを一旦復号する。そして、これらの復号したデータに対し、MPEG−2形式のデータよりも符号化効率のよい符号化処理を行い、拡張MPEG−2形式のデータを出力する。このような拡張MPEG−2形式のデータが映像蓄積部301に蓄積される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧縮された動画像データを処理する動画像データ処理装置および動画像データ処理方法に関するものである。
近年、動画像処理技術の発展により、動画像をデジタルデータとして扱うことが多くなっている。例えば、テレビジョン放送によって配信される動画像を、MPEG(Moving Pictures Experts Group)1、2、4などの圧縮符号化方式で圧縮したデジタルデータをHDD(Hard Disk Drive)やDVD(Digital Versatile Disc)等の記録メディアに録画するPVR(Personal Video Recorder)が普及しつつある。このPVRは、テレビジョン放送などによって供給されるアナログ映像をデジタル化し、MPEG方式で圧縮して録画するものである。
また、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送、CS(Communication Satellite)デジタル放送、地上波デジタル放送などでは、放送局からMPEG2方式で圧縮符号化された動画像データが供給される。このようなデジタル放送によって供給される映像を録画するPVRでは、放送されるMPEG2データ(MPEG2方式で圧縮符号化されたデータをいう)をそのままHDDなどの記録メディアに記録することができる。しかしながら、HDTV(High Definition TeleVision)用のMPEG2データは、圧縮されているとはいえデータ量が膨大であり、多くのコンテンツを録画するには大容量の記録媒体が必要となる。したがって、放送されるMPEG2データをさらに圧縮してデータ量を減少させ、より長時間の録画を行いないというニーズがある。
そこで、放送局等から供給されるMPEG2データのビットレートを低減する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、データ量を削減する方法としては、放送等により供給されたMPEG2データファイルを、データ圧縮方法として知られているLZ(Ziv Lempel)符号など、ユニバーサル符号を用いて圧縮を行うことが考えられる。
すなわち、従来では、デジタル放送等で供給される動画像を録画し、再生する手順としては図23に示すような3つのケースのいずれかが用いられている。ケース1では、デジタル放送等で送られてくるMPEG−2形式の映像を、そのままHDD等の蓄積メディアに記録する。この蓄積されたMPEG−2形式の映像は、MPEG−2デコーダにて再生可能である。
ケース2は特許文献1に開示された技術等を用いたケースであり、長時間録画の為にデジタル放送等で送られてくるMPEG−2形式の映像を低いビットレートへレート変換することで、ファイルサイズAより少ないファイルサイズBのMPEG−2形式で録画ずる。
ケース3では、デジタル放送等で送られてくるMPEG−2形式の映像をファイルサイズAのままでHDD等の蓄積メディアに記録する。次に、蓄積されたMPEG−2形式のファイルをZip形式の圧縮ファイルに変換する。この際のファイルサイズCは、ほとんどの場合ファイルサイズAよりも小さくなる。しかし、Zip形式のままでは映像を再生することは出来ないため、映像を再生する際には、再度元のMPEG−2形式へと解凍を行う必要がある。
特開2001−169283号公報
しかしながら、上述したケース1の手順では、HDTV等の高品位な映像を録画するとファイルサイズAが膨大となってしまう。例えば、BSデジタル放送では2時間の録画で約20(GB)のファイルサイズとなる。
また、上記ケース2のようにビットレートを変更してデータ量を減少させた場合、動画像の画質が劣化してしまう。例えば、デジタル放送などでは、HDTVといった高品質の映像再生が可能となるデータが供給されているにもかかわらず、録画再生を行う場合にはその画質が劣化してしまうことになる。
また、上記ケース3のようにユニバーサル符号を用いてMPEG2データファイルを圧縮する方法では、画質劣化は問題とならないが、再生しようとする時には圧縮したデータファイルを解凍する必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画質の劣化を伴うことなく、動画像データのデータ量を減少させ、かつ動画像データファイル全体を解凍するといった処理を行うことなく動画像を再生することができる動画像データ処理装置および動画像データ処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、圧縮動画像データの中から、当該圧縮動画像データを復元するために必要なデータであって、第1の符号化処理によって符号化された復元用データを取得する復元用データ取得手段と、前記復元用データ取得手段によって取得された復元用データを、前記第1の符号化処理に対応する復号化処理によって復号する復号化処理手段と、前記復号化処理手段によって復号された復元用データを、前記第1の符号化処理よりも効率のよい符号化処理によって符号化する符号化処理手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明の別の態様は、圧縮動画像データの中から、当該圧縮動画像データを復元するために必要なデータであって、第1の符号化処理によって符号化された復元用データを取得する復元用データ取得ステップと、前記復元用データ取得ステップで取得された復元用データを、前記第1の符号化処理に対応する復号化処理によって復号する復号化処理ステップと、前記復号化処理ステップで復号された復元用データを、前記第1の符号化処理よりも効率のよい符号化処理によって符号化する符号化処理ステップとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、画質の劣化を伴うことなく、動画像データのデータ量を減少させ、かつ動画像データファイル全体を解凍するといった処理を行うことなく動画像を再生することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる動画像データ処理装置および動画像データ処理方法の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる動画像処理方法を実施するビデオレコーダ(動画像データ処理装置)の構成を示すブロック図である。同図に示すように、このビデオレコーダ310は、動画像データ変換部100と、映像蓄積部301と、拡張MPEG−2デコーダ313とを備えている。
ビデオレコーダ310には、放送局から放送されるMPEG−2形式で圧縮符号化された映像(動画像データ)が入力される。なお、ビデオレコーダ310は、放送波を受信する構成(アンテナ)、放送波に含まれるMPEG−2形式の動画像データを分離する構成等を備えているが、これらについての図示は省略する。このようにビデオレコーダ310に入力されたMPEG−2形式の動画像データは動画像データ変換部100に供給される。
なお、ビデオレコーダ310には、上記のようなMPEG−2形式の動画像データに限らず、他の規格にしたがって圧縮符号化された動画像データ、例えばMPEG−1形式、MPEG−4形式のデータを入力するようにしてもよい。以下においては、MPEG−2形式の動画像データが入力され、ビデオレコーダ310によって録画等する場合の構成および動作について説明する。
動画像データ変換部100は、MPEG−2形式の動画像データを、当該MPEG−2形式の圧縮率よりも高い圧縮率で圧縮した動画像データに変換し、変換後の動画像データを映像蓄積部301に出力する。本実施形態では、当該高い圧縮率の圧縮符号化形式で圧縮符号化された動画像データを拡張MPEG−2形式と称し、放送局等から供給されたMPEG−2形式と区別することとする。
また、動画像データ変換部100によって行われる拡張MPEG−2形式の圧縮符号化処理によれば、上記のようにMPEG−2形式より高い圧縮率での圧縮が可能であるとともに、その再生映像の劣化を伴わないようになっている。このような動画像データ変換部100による拡張MPEG−2形式の圧縮符号化処理の内容および当該処理を行う構成の詳細については後述する。
映像蓄積部301は、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置であり、動画像データ変換部100から出力される拡張MPEG−2形式の動画像データを蓄積する。拡張MPEG−2デコーダ313は、映像蓄積部301に蓄積されている拡張MPEG−2形式の動画像データから動画像を復元し、ベースバンドの映像信号を再生する。拡張MPEG−2デコーダ313は、再生した映像信号を図示せぬ映像表示装置(LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode-Ray Tube)、PDP(Plasma Display Panel)など)に供給する。これにより映像蓄積部301に蓄積された動画像データに基づく映像、つまり録画映像が再生表示される。
上述したように本実施の形態における動画像データ変換部100は、デジタル放送などによって供給されるMPEG−2形式の動画像データを、これとは異なる形式の拡張MPEG−2形式の動画像データに変換するものである。以下、まず放送局から配信されるMPEG−2形式のデータ構成、およびMPEG−2形式の動画像データの復号処理の内容について説明し、その後当該動画像データ変換部100について説明する。
図2は、MPEG−2形式の動画像データのフォーマットを示す図である。同図に示すように、MPEG2−形式で圧縮符号化されたデータは、シーケンス層、GOP(Group Of Picture)層、ピクチャ層、スライス層、マクロブロック層およびブロック層からなる階層構造となっている。
シーケンス層は、ビデオクリップの1単位である。ランダムアクセスを可能とするために複数のGOPに分割することも可能である。GOPの先頭にある“SH”とは、“シーケンスヘッダ”である。GOP層は、ランダムアクセスの1単位であり、複数のピクチャを含む。ピクチャ層は、1画面を構成する単位であり、その中は複数のスライスに分割されている。
スライス層は、複数のMB(マクロブロック)で構成される、最小の同期回復単位である。MPEG−2では、ピクチャ内でスライスごとの依存関係が無いようにしているため、それぞれ独立に復号可能となっている。マクロブロック層は、複数のブロックで構成され、4:2:0フォーマットの場合は、図2に示すようにY成分が4ブロック、Cr,Cb成分がそれぞれ1ブロックとなる。また、4:2:2フォーマットや4:4:4フォーマットの場合は、Cb,Cr成分がそれぞれ2ブロックおよび4ブロックとなる。ブロック層は、8×8画素で構成されDCT係数符号化の単位となる。
以上がMPEG−2形式のデータフォーマットであり、MPEG−2形式における符号化/復号化処理は、MB単位で行なわれている。図3は、MBの符号化データ構造の概略図であり、図4はその復号化プロセスを示す図である。
図3に示されるように、MBには、そのMBの符号化モード情報を表す「モード符号」と、動きベクトル情報を表す「動きベクトル符号」と、DCT(Discrete Cosine)係数の情報を表す「DCT係数符号」とが含まれる。すなわち、MBには、モード情報、動きベクトル情報、DCT係数をそれぞれ符号化したデータが含まれている。ここで、“モード符号”は、全てのMBに含まれるが、図4に示されるようにモード情報によって復号の状態遷移があるため、“動きベクトル符号”や“DCT係数符号”が含まれない場合もある。すなわち、MBによっては動きベクトル情報のないものあり、DCT係数のないものあり、どの情報を含むか否かはMBごとに異なっている。したがって、すべてのMBに、モード符号、動きベクトル符号およびDCT係数符号が含まれているわけではない。
次に、図5および図6は、MPEG−2ビデオの規格書(ISO/IEC 13818-2:2000(E))にしたがった画像の復号プロセスの概略を示す図である。図5は、復号プロセスの全体の流れであり、図6は、動き補償部(Motion Compensation)に着目した復号プロセスを説明するための図である。
図5に示すように、可変長復号化部410には可変長符号化されたDCT係数の符号化データ(図3中のDCT係数符号)が供給され、可変長復号化部410によって量子化されたDCT係数の1次元配列QFS[n]が復号される。QFS[n]は、逆スキャン部420にて8×8の2次元配列QF[v][u]に並べ替えられる。QF[v][u]は、逆量子化部430にてDCT係数F[v][u]に復元される。F[v][u]は、逆DCT部440にて、MC残差f[y][x]に復元される。f[y][x]は、動き補償部501にて動き補償予測値が加算され、再生画素値d[y][x]が復元される。
次に、図6に示すように、動きベクトル復号化部510には、可変長符号化された動きベクトルの符号化データ(図3中の動きベクトル符号)が供給され、動きベクトル復号化部510によって差分ベクトル値が復号される。更に、動きベクトル復号化部510では、動きベクトル予測部520から供給される動きベクトルの予測値と、先に復号化された差分ベクトル値との加算が行なわれ、動きベクトルが復元される。
復元された動きベクトルは、デュアルプライム(Dual-Prime)処理部530に供給され、デュアルプライム(Dual-Prime)モードが選択されている場合には、動きベクトルのスケーリングとデュアルプライム(Dual-Prime)差分ベクトルの加算が行なわれ、輝度信号用の動きベクトルVector'[r][s][t]が再生される。Vector'[r][s][t]は、色差信号用動きベクトル生成部540に供給され、スケーリング処理が行なわれた後、輝度成分/色差成分を含んだ動き補償用の動きベクトルVector[r][s][t]が再生される。
アドレス生成部550では、フィールド予測/フレーム予測選択部560の結果と、動きベクトルVector[r][s][t]とから、動き補償に用いる画素のアドレスを生成する。アドレス生成部550によりアドレス指定された画素値は、半画素予測値生成部570に供給され、半画素予測値生成部570および予測結合部580にて動き補償予測値p[y][x]に変換される。そして、MC残差f[y][x]と動き補償予測値p[y][x]が加算されて、再生画素値d[y][x]が復元される。
以上説明したのがMPEG−2形式の動画像データの復号プロセスの概略である。以上のようにMPEG−2形式の動画像データに含まれるDCT係数の符号化データは、QFS[n]がエントロピー符号化されたものである。したがって、MPEG−2規格より効率の良いエントロピー符号化でQFS[n]を符号化すれば、後段の信号処理部(逆スキャン部420、逆量子化部430、逆DCT部440、動き補償部501)がMPEG−2規格と同一であるため、MPEG−2で圧縮した場合と同一の画質で、より高い圧縮率を実現することができる。
また、上述したDCT係数の場合と同様に、動きベクトルの符号化データは、動きベクトル復号化部510から出力される動きベクトルと動きベクトル予測部520で生成される予測ベクトルとの差分ベクトルがエントロピー符号化されたものである。したがって、MPEG−2規格よりも効率の良いエントロピー符号化を行なえば、MPEG−2で圧縮した場合と同一の画質で、より高い圧縮率を実現することが出来る。
本実施の形態にかかるビデオレコーダ310の動画像データ変換部100では、上記のような点に着目し、モード情報、動きベクトル情報(本実施の形態では差分ベクトル情報)およびDCT係数といった画像復元に必要な情報を、MPEG−2規格にしたがった符号化よりも効率のよい符号化処理で符号化するといった処理を含むデータ変換処理を行う。以下、このような符号化処理を含むデータ変換処理を行う動画像データ変換部100の構成について説明する。
図7は、動画像データ変換部100の構成を示すブロック図である。同図に示すように、動画像データ変換部100は、符号化データ分離化部(復元用データ取得手段)110と、モード符号フォーマット変換部120と、動きベクトル符号フォーマット変換部130と、DCT係数符号フォーマット変換部140と、符号化データ多重化部150とを備えている。
符号化データ分離化部110は、ビデオレコーダ310に入力されたMPEG−2形式の動画像データの中に含まれる動画像を復元するために必要な復元用データを、その他のデータと分離し、復元用データを取得する。本実施形態では、復元用データとして、上記MPEG−2形式データ(図2、図3参照)のMBに含まれている、モード情報、動きベクトル情報およびDCT係数情報がそれぞれ符号化されたもの、つまりモード符号、動きベクトル符号およびDCT係数符号を分離し取得する。
モード符号フォーマット変換部120は、上記のように符号化データ分離化部110によって分離取得されたモード符号(モード情報の符号化データ)を一旦復号し、復号したモード情報に対して、MPEG−2形式で行われる符号化処理よりも高い効率の符号化処理を行う。
ここで、図8は、本実施の形態におけるモード符号フォーマット変換部120の構成を示す。同図に示すように、モード符号フォーマット変換部120は、可変長復号化部121と、モード情報エントロピー符号化部122とを有している。
可変長復号化部121は、モード符号に対し、MPEG−2形式で圧縮符号化する際になされた符号化処理に対応する復号化処理を行い、モード情報を復号する。モード情報エントロピー符号化部122は、上記のように復号されたモード情報に対し、MPEG−2形式にしたがった符号化処理よりも効率の高い符号化処理を行う。
本実施の形態では、モード情報エントロピー符号化部122は、符号化対象となっているMBの直前に符号化されたMBの状態に応じて可変長テーブルを切り換え、切り換えた可変長テーブルを参照して可変長符号化処理を行う。以下、このような可変長符号化処理の詳細について説明する。なお、MPEG−2形式のデータのモード情報としては、「Macroblock_type」、「coded_block_」pattern」などがあるが、ここでは、モード情報が「Macroblock_type」である場合を例にあげて説明する。
MPEG−2の規格では、「Macroblock_type」は、周囲のMBの符号化状態を加味せず、無記憶情報源として設計された(エントロピー符号化の一種である)ハフマン符号により可変長符号化される。したがって、周囲のMBの状態を加味した条件付確率に基づいて設計されたハフマン符号を用いて可変長符号化すれば、より圧縮率の高い符号化が実現される。そこで、本実施の形態におけるモード情報エントロピー符号化部122では、周囲のMBの状態を加味した可変長符号化処理を行うようにしている。
すなわち、MPEG−2規格にしたがったモード情報の符号化処理では、周囲のMBの状態にかかわらず、図9に示すような可変長符号テーブルが用いられる。しかしながら、直前に符号化されたMBが「Skipped MB(No MC, Not Coded)」の場合、処理対象MBが「MC, Coded」となる確率よりも、「 No MC, Not Coded」に似た状態である「MC, Not Coded」や「No MC, Coded」となる確率が高くなる。この場合に、図9に示す可変長テーブルを参照した符号化をなせば、符号長の短い符号語「1」(=「MC, Coded」)となる確率よりも、符号長の長い符号語「01」、「001」となる確率が大きくなり、効率のよい符号化とはいえない。
そこで、本実施形態におけるモード情報エントロピー符号化部122では、通常は図9に示す可変長テーブルを用いて符号化を行うが、直前に符号化されたMBがSkipped MBであった場合には、図10に示す可変長符号テーブルを使って符号化する。これにより図9に示す可変長テーブルを用いて符号化するMPEG−2形式の符号化処理よりも、効率のよい符号化を行うことができる。
以上が本実施の形態におけるモード情報エントロピー符号化部122が行う符号化処理の内容である。なお、モード情報エントロピー符号化部122が行う符号化処理は上記のようなものに限定されるわけではなく、入力されるモード情報に対して行われた符号化処理(本実施の形態では、MPEG−2形式にしたがった符号化処理)よりも効率のよい符号化処理であればよく、例えば算術符号化などを行うようにしてもよい。
図7に戻り、動きベクトル符号フォーマット変換部130は、上記のように符号化データ分離化部110によって分離取得された動きベクトル符号(差分ベクトル情報の符号化データ)を一旦復号し、復号した差分ベクトル情報に対して、MPEG−2形式で行われる符号化処理よりも高い効率の符号化処理を行う。
図11に示すように、動きベクトル符号フォーマット変換部130は、動きベクトル復号化部510と、動きベクトルエントロピー符号化部131とを有している。動きベクトル復号化部510は、動きベクトル符号に対し、MPEG−2形式で圧縮符号化する際になされた符号化処理に対応する復号化処理を行い、差分ベクトル情報を復号する。
動きベクトルエントロピー符号化部131は、上記のように復号された差分ベクトル情報に対し、MPEG−2形式にしたがった符号化処理よりも効率の高い符号化処理を行う。以下、動きベクトルエントロピー符号化部131によって行われる符号化処理の内容について説明するが、それに先立ち、MPEG−2形式にしたがった差分ベクトル情報の符号化処理の内容について説明する。
MPEG−2規格では、上記動きベクトル情報である差分ベクトル値(delta)を以下の2つの情報に分割して符号化している。
motion_code[r][s][t]
motion_residual[r][s][t]
ここで、r:First/Second, s:Forward/Backward, t:Horizontal/Verticalを表す。「motion_code[r][s][t]」は、図12の可変長符号テーブルを用いて可変長符号化される。動きベクトル情報のダイナミックレンジが±16に収まる場合は、「motion_code[r][s][t]」が動きベクトル情報に等しいが、±16の範囲に収まりきらない場合は、「motion_residual[r][s][t]」を使って対応する。その概要を以下に示す。ダイナミックレンジは「f_code[s][t]」と呼ばれる情報を用いて特定できるため、差分ベクトル値deltaは、以下のプロセスで求められる。
r_size = f_code[s][t] −1
f = 1 << r_size
if ( (f = = 1) || (motion_code[r][s][t] = = 0) )
delta = motion_code[r][s][t] ;
else [
delta = ( ( Abs(motion_code[r][s][t]) −1 ) * f ) + motion_residual[r][s][t] + 1;
if (motion_code[r][s][t] < 0)
delta = −delta;
]
図13は、「f_code[s][t]=1」の場合と「f_code[s][t]=3」の場合の符号語長を比較して示した図である。同図に示すように、「f_code[s][t]=1」の場合は、「motion_code[r][s][t]」そのものであり、「f_code[s][t]=1」の場合は、「motion_code[r][s][t]」に加えて2ビットの符号語長の「motion_residual[r][s][t]」が付与されたものとなる。
以上のようにMPEG−2規格にしたがった動きベクトル情報の符号化処理では、符号化処理の際に用いる可変長符号テーブルを図12に示すテーブルに限定することで、テーブルのコードサイズを小さくしている。しかしながら、符号化効率を考慮した場合、テーブルを1つに限定するのではなく、「f_code[s][t]」のとりうる値の数(Main Levalの場合、1〜8、計8個)だけ可変長符号テーブルを用意して、それぞれに最適な可変長符号を設計したほうが、符号化効率が高くなる。
そこで、本実施の形態における動きベクトルエントロピー符号化部131では、予め用意されている「f_code[s][t]」のとりうる値の数(Main Levalの場合、1〜8、計8個)の各々に対応する可変長符号テーブルを用い、差分ベクトル情報の符号化処理を行う。これにより、MPEG−2形式の符号化処理よりも、効率のよい符号化を行うことができる。
なお、上記動きベクトル符号フォーマット変換部130では、差分ベクトル情報を一旦復号し、復号した差分ベクトル情報に対して効率のよい符号化処理を行うようになっているが、復号した差分ベクトルと動きベクトルの予測値とを加算して動きベクトル情報を復号してから、復号した動きベクトル情報に対してMPEG−2形式の符号化処理よりも効率のよい符号化処理を行うようにしてもよい。
図7に戻り、DCT係数符号フォーマット変換部140は、上記のように符号化データ分離化部110によって分離取得されたDCT係数符号(DCT係数の符号化データ)を一旦復号し、復号したDCT係数情報に対して、MPEG−2形式で行われる符号化処理よりも高い効率の符号化処理を行う。
図14に示すように、DCT係数符号フォーマット変換部140は、可変長復号化部410と、DCT係数エントロピー符号化部141とを有している。可変長復号化部410は、DCT係数符号に対し、MPEG−2形式で圧縮符号化する際になされた符号化処理に対応する復号化処理を行い、DCT係数情報を復号する。
DCT係数エントロピー符号化部141は、上記のように復号されたDCT係数情報に対し、MPEG−2形式にしたがった符号化処理よりも効率の高い符号化処理を行う。以下、DCT係数エントロピー符号化部141によって行われる符号化処理の内容について説明する。
MPEG−2規格にしたがったDCT係数の符号化処理では、DCT係数情報QFS[n]のnを0から63までカウントアップして、QFS[n]が「0」である事象が連続する数(Run)とQFS[n]が「0」でない値(Level)との組み合わせ事象(Run, Level)をシンボルとして可変長符号化している。また、この可変長符号は、あるnから先は全てQFS[n]が「0」であることを示すシンボル(EOB:End of Block)も含めて設計されている。
一方、H.263やMPEG−4ビデオ規格では、(Run, Level)とEOBを組み合わせた事象(Run, Level, Last)をシンボルとして可変長符号を設計することで、より圧縮率の高いエントロピー符号化を実現している。そこで、本実施の形態におけるDCT係数エントロピー符号化部141は、H.263やMPEG−4ビデオ規格にしたがった符号化と同様、(Run, Level, Last)をシンボルとして設計された可変長符号を用いて符号化処理を行う。
なお、DCT係数エントロピー符号化部141が行う符号化処理は上記のようなものに限定されるわけではなく、入力されるDCT係数情報に対して行われた符号化処理(本実施の形態では、MPEG−2形式にしたがった符号化処理)よりも効率のよい符号化処理であればよく、例えば算術符号化などを行うようにしてもよい。
図7に戻り、符号化データ多重化部150には、モード符号フォーマット変換部120によって符号化されたモード符号と、動きベクトル符号フォーマット変換部130によって符号化された動きベクトル符号と、DCT係数符号フォーマット変換部140によって符号化されたDCT係数符号とが供給される。また、符号化データ多重化部150には、モード情報、動きベクトル情報およびDCT係数情報以外のデータが符号化データ分離化部110からそのまま供給される。なお、MPEG−2の符号化データに含まれる、モード情報の符号化データと、動きベクトル情報の符号化データと、DCT係数の符号化データとを合わせたデータ量は、MPEG−2の符号化データ総量のほとんどを占める。そのため、その他の符号化データは変換を加えずに、符号化データ多重化部150に供給される。
符号化データ多重化部150は、各フォーマット変換部から供給される符号化データを、MPEG−2形式のシンタックスに基づいて多重化し、拡張MPEG−2形式の符号化データとして出力する。すなわち、符号化データ多重化部150は、図2に示すようなMPEG−2形式と同様の階層構造を有するデータを出力するのであるが、出力される拡張MPEG−2形式のデータ中の各MB(図3参照)の「モード符号」にはモード符号フォーマット変換部120から供給されたモード符号が多重化されている。また、「動きベクトル符号」には動きベクトル符号フォーマット変換部130から供給される動きベクトル符号が多重化されている。さらに「DCT係数符号」にはDCT係数符号フォーマット変換部140から供給されたDCT係数符号が多重化されている。
なお、当該ビデオレコーダ310に供給されるMPEG−2形式の符号化データが、デジタル放送を受信して得られたものである場合、固定符号化レート制御の為に、データ中「stuffing bit」あるいは「stuffing byte」が挿入されている場合がある。この場合、上記3種類の符号化データ以外のデータの中から「stuffing bit」あるいは「stuffing byte」を取り除いてから、符号化データ分離化部110から符号化データ多重化部150に供給することで、録画される映像のファイルサイズが更に小さくすることができる。
以上が動画像データ変換部100の構成である。図1に戻り、動画像データ変換部100によって変換された拡張MPEG−2形式の動画像データは映像蓄積部301に蓄積される。そして、拡張MPEG−2デコーダ313は、映像蓄積部301に蓄積されている拡張MPEG−2形式の動画像データから動画像を復元し、映像信号を再生する。ここで、拡張MPEG−2デコーダ313では、拡張MPEG−2形式のデータ中に含まれるモード符号、動きベクトル符号およびDCT係数符号に対し、上記動画像データ変換部100の各フォーマット変換部が行った符号化処理に対応する復号化処理を行い、動画像の復元に必要なモード情報、動きベクトル情報およびDCT係数情報を取得する。
以上説明したのが本実施の形態にかかるビデオレコーダ310の構成である。かかる構成のビデオレコーダ310により実施される動画像データ変換方法では、図15に示すように、動画像データ変換部100によって放送波等から取得される。そして、取得された動画像データに対してロスレストランスコードがなされる。より具体的には、MPEG−2形式の圧縮動画像データの中から、動画像を復元するために必要な復元用データ(動きベクトル、モード情報、DCT係数)が取得され、一旦当該復元用データが復号される。そして、復号された復元用データがより符号化効率のよい符号化処理によって符号化される。このように効率のより符号化処理によって符号化された復元用データを含む圧縮符号化データ、つまり拡張MPEG−2形式のデータが出力され、これが映像蓄積部301に蓄積される。そして、このように蓄積された拡張MPEG−2形式のデータを用いて映像再生を行う。
上述したように本実施形態では、MPEG−2形式で圧縮された動画像を復元するために用いられる情報(動きベクトル、モード情報、DCT係数)が、MPEG−2形式よりも高効率の符号化処理で符号化されているため、動画像データのデータ量を削減することができる。上述したように動きベクトル情報、モード情報およびDCT係数情報のデータ量は、MPEG−2形式データの大部分を占めることになるので、これらの情報に対してより高効率の符号化を行うことで、データ量の削減が可能となる。
また、本実施形態では、上記のようにデータ量を削減することができるとともに、高校率化に伴う画像の劣化が生じない。すなわち、本実施形態では、ビットレートを変更するといった処理を行うのではなく、動きベクトル情報、モード情報およびDCT係数情報といった画像復元に必要な情報を、効率よく符号化することでデータ量の削減を実現しており、画像復元に必要な情報自体は元の圧縮動画像データ(MPEG−2形式データ)と変わらない。
したがって、効率よく符号化された動きベクトル情報等の画像復元に必要なデータを復号すれば、変換前のMPEG−2データと同じ動きベクトル情報等を取得することができ、これを用いて画像を復元することができる。このため、上記のようにデータ量を削減する場合であっても、画像劣化を生じないのである。例えば、デジタル放送などでは、HDTVといった高品質の映像再生が可能となるデータが供給されているが、この映像品質を保持しつつ、録画に必要となるデータ量を削減することができるのである。
また、本実施形態では、高効率の符号化処理がなされた動きベクトル、モード情報およびDCT係数といった画像復元のためのデータを、当該符号化処理に対応する復号化処理を行って復号すれば、画像を復元することができる。したがって、ユニバーサル符号を用いて動画像データファイルの圧縮を行った場合にように、動画像を再生するために圧縮ファイルを解凍するといった作業を行う必要がない。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるビデオレコーダ(動画像データ処理装置)について図16を参照しながら説明する。同図に示すように、第2の実施の形態におけるビデオレコーダ400は、拡張MPEG−2デコーダ313に代えてMPEG−2デコーダ303を備える点、および動画像データ再変換部200を備える点で、上記第1の実施の形態におけるビデオレコーダ310と相違している。なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と共通する構成要素には、同一の符号を付けてその説明を省略する。
第2の実施の形態におけるビデオレコーダ400では、放送波等によって供給されるMPEG−2形式の圧縮動画像データが動画像データ変換部100によって変換され、映像蓄積部301に蓄積される、つまり放送される番組等が録画される。上述したように映像蓄積部301に蓄積される動画像データは、放送波等により供給されるMPEG−2形式のデータよりもデータ量の少ない拡張MPEG−2形式の圧縮動画像データである。
ビデオレコーダ400では、映像蓄積部301に蓄積されている拡張MPEG−2形式の動画像データに基づく再生、つまり録画した動画像を再生する際に、拡張MPEG−2形式の動画像データをそのままデコーダに供給するのではなく、動画像データ再変換部200によって元のMPEG−2形式のデータに変換してからMPEG−2デコーダ303に供給するようになっている。
図17に示すように、動画像データ再変換部200は、符号化データ分離化部210と、モード符号フォーマット復元部220と、動きベクトル符号フォーマット復元部230と、DCT係数符号フォーマット復元部240と、符号化データ多重化部250とを備える。
符号化データ分離化部(第2の復元用データ取得手段)210は、映像蓄積部301に蓄積されている拡張MPEG−2形式の動画像データの中に含まれる動画像を復元するために必要な復元用データを、その他のデータと分離し、復元用データを取得する。本実施形態では、復元用データとして、モード情報、動きベクトル情報およびDCT係数情報がそれぞれ符号化されたもの、つまりモード符号、動きベクトル符号およびDCT係数符号を分離取得する。
モード符号フォーマット復元部220は、上記のように符号化データ分離化部210によって分離取得されたモード符号(モード情報の符号化データ)に対し、上記動画像データ変換部100のモード符号フォーマット変換部120によって行われた符号化処理に対応する復号化処理を行う。そして、復号したモード情報に対して、MPEG−2形式にしたがった符号化処理を行う。
ここで、図18は、本実施の形態におけるモード符号フォーマット復元部220の構成を示す。同図に示すように、モード符号フォーマット復元部220は、モード情報エントロピー復号化部221と、可変長符号化部222とを有している。
モード情報エントロピー復号化部221は、上記動画像データ変換部100のモード情報エントロピー符号化部122(図8参照)が行った符号化処理に対応する復号化処理を行い、モード情報を復号する。モード情報エントロピー符号化の一例として、上記第1の実施の形態のように直前に符号化されたMBの状態に応じて可変長符号テーブルを切り換える方式を用いた場合、モード情報エントロピー復号化部221でも同様に、直前に復号化されたMBの状態に応じて可変長符号テーブルを切り換えて復号化処理を行なう。
可変長符号化部222は、MPEG−2形式にしたがった符号化処理を行うものであり、モード情報エントロピー復号化部221によって復号されたモード情報を再度符号化する。したがって、モード符号フォーマット復元部220からは、放送波等によって供給されたMPEG−2形式の動画像データに含まれるモード符号と同じ符号化データが出力される。
図17に戻り、動きベクトル符号フォーマット復元部230は、上記のように符号化データ分離化部210によって分離取得された動きベクトル符号(差分ベクトル情報の符号化データ)に対し、上記動画像データ変換部100の動きベクトル符号フォーマット変換部130(図11参照)によって行われた符号化処理に対応する復号化処理を行う。そして、復号した動きベクトル情報に対して、MPEG−2形式にしたがった符号化処理を行う。
図19に示すように、動きベクトル符号フォーマット復元部230は、動きベクトルエントロピー復号化部231と、動きベクトル符号化部232とを有している。動きベクトルエントロピー復号化部231は、上記動画像データ変換部100の動きベクトルエントロピー符号化部131(図11参照)が行った符号化処理に対応する復号化処理を行い、動きベクトル情報を復号する。
上記第1の実施の形態のように、動きベクトル情報エントロピー符号化の一例として、"f_code[s][t]"のとりうる値の数だけ可変長符号テーブルを用意する方法を用いた場合、動きベクトルエントロピー復号化部231でも同様に、"f_code[s][t]"のとりうる値の数だけ可変長符号テーブルを用意する方法を用いて復号化処理を行なう。
動きベクトル符号化部232は、動きベクトルエントロピー復号化部231によって復号された動きベクトル情報に対し、MPEG−2形式にしたがった符号化処理を行い、動きベクトル情報を再符号化する。したがって、動きベクトル符号フォーマット復元部230からは、放送波等によって供給されたMPEG−2形式の動画像データに含まれる動きベクトル符号と同じ符号化データが出力される。
図17に戻り、DCT係数符号フォーマット復元部240は、上記のように符号化データ分離化部210によって分離取得されたDCT係数符号(DCT係数の符号化データ)に対し、上記動画像データ変換部100のDCT係数符号フォーマット変換部140(図14参照)によって行われた符号化処理に対応する復号化処理を行う。そして、復号したDCT係数情報に対して、MPEG−2形式にしたがった符号化処理を行う。
図20に示すように、DCT係数符号フォーマット復元部240は、DCT係数エントロピー復号化部241と、可変長符号化部242とを有している。DCT係数エントロピー復号化部241は、上記動画像データ変換部100のDCT係数エントロピー符号化部141(図14参照)が行った符号化処理に対応する復号化処理を行い、DCT係数を復号する。
上述した第1の実施の形態のように、DCT係数情報エントロピー符号化の一例として、H.263やMPEG−4ビデオ規格の様に(Run, Level, Last)をシンボルとして設計された可変長符号を用いる方法を用いた場合、DCT係数エントロピー復号化部241でも同様に、H.263やMPEG−4ビデオ規格の様に(Run, Level, Last)をシンボルとして設計された可変長符号を用いて復号化処理を行なう。
可変長符号化部242は、DCT係数エントロピー復号化部241によって復号されたDCT係数情報に対し、MPEG−2形式にしたがった可変長符号化処理を行い、DCT係数情報を再符号化する。したがって、DCT係数符号フォーマット復元部240からは、放送波等によって供給されたMPEG−2形式の動画像データに含まれるDCT係数符号と同じ符号化データが出力される。
図17に戻り、符号化データ多重化部250には、モード符号フォーマット復元部220によって符号化されたモード符号と、動きベクトル符号フォーマット復元部230によって符号化された動きベクトル符号と、DCT係数符号フォーマット復元部240によって符号化されたDCT係数符号とが供給される。また、符号化データ多重化部250には、モード情報、動きベクトル情報およびDCT係数情報以外のデータが符号化データ分離化部210からそのまま供給される。
符号化データ多重化部250は、各フォーマット変換部から供給される符号化データを、MPEG−2形式のシンタックスに基づいて多重化し、拡張MPEG−2形式の符号化データとして出力する。すなわち、符号化データ多重化部250は、放送等によって当該ビデオレコーダ400に供給されたデータと同じ、MPEG−2形式の動画像データを出力する。
図16に戻り、動画像データ再変換部200により再変換されたMPEG−2形式の動画像データは、MPEG−2デコーダ303に供給される。MPEG−2デコーダ303では、MPEG−2形式にしたがったデコードが行われ、動画像が復元される。これにより図示せぬ表示装置等に動画像が表示される。
以上説明したように第2の実施の形態では、放送波等により供給されるMPEG−2形式のデータよりもデータ量の少ない拡張MPEG−2形式のデータに変換され、映像蓄積部301に蓄積される。したがって、放送されるMPEG−2形式のデータをそのまま蓄積する場合よりも、より多くの動画像を録画することができる。
また、このように映像蓄積部301には拡張MPEG−2形式のデータとして記憶されているが、再生する際にはかかる動画像データ再変換部200によって当該拡張MPEG−2形式のデータが、汎用性のあるMPEG−2形式データに変換されるため、既に市場に広まっているMPEG−2規格に準拠したMPEG−2デコーダ303を利用して、動画像再生を行うことができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態にかかるビデオレコーダ(動画像データ処理装置)について図21を参照しながら説明する。同図に示すように、第3の実施の形態におけるビデオレコーダ500は、上記第1の実施の形態におけるビデオレコーダ310の構成に加え、制御部312、動画像データ再変換部200およびリムーバルメディア記録装置304を備える点で、上記第1の実施の形態におけるビデオレコーダ310と相違している。なお、第3の実施の形態において、第1の実施の形態および第2の実施の形態と共通する構成要素には、同一の符号を付けてその説明を省略する。
第3の実施の形態におけるビデオレコーダ500では、放送波等によって供給されるMPEG−2形式の圧縮動画像データが動画像データ変換部100によって変換され、映像蓄積部301に蓄積される、つまり放送される番組等が録画される。上述したように映像蓄積部301に蓄積される動画像データは、放送波等により供給されるMPEG−2形式のデータよりもデータ量の少ない拡張MPEG−2形式の圧縮動画像データである。
制御部312は、図示せぬユーザインターフェース(操作ボタン等)から入力されるユーザの要求にしたがい、映像蓄積部301に蓄積されている拡張MPEG−2形式の動画像データを読出して拡張MPEG−2デコーダ313または動画像データ再変換部200に供給する。
すなわち、ユーザからの要求が当該ビデオレコーダ500による動画像再生であった場合、制御部312は、映像蓄積部301に蓄積されている拡張MPEG−2形式の動画像データの中から、ユーザが指定する番組等に対応するデータを読出し、これを拡張MPEG−2デコーダ313に供給する。これにより当該拡張MPEG−2形式のデータが拡張MPEG−2デコーダ313によって復元され、動画像が再生される。
一方、ユーザからの要求がリムーバルメディアへの動画像データの記録であった場合、制御部312は、映像蓄積部301に蓄積されている拡張MPEG−2形式の動画像データの中から、ユーザが指定する番組等に対応するデータを読出し、これを動画像データ再変換部200に供給する。
上述したように動画像データ再変換部200は、拡張MPEG−2形式の動画像データを、通常のMPEG−2形式の動画像データに変換する。したがって、制御部312によって動画像データ再変換部200に供給された拡張MPEG−2形式の動画像データは、通常のMPEG−2形式の動画像データに変換され、リムーバルメディア記録装置304に供給される。
リムーバルメディア記録装置304は、DVR−R、DVD−RW、DVD−RAM、半導体メモリカードなどのリムーバルメディアに対し、動画像データ再変換部200から供給されるMPEG−2形式の動画像データを記録する。このようにユーザがリムーバルメディアに映像蓄積部301に蓄積されている動画像データの記録を要求した場合、通常のMPEG−2形式の動画像データがリムーバルメディアに記録される。
以上説明したように第3の実施の形態では、放送されるMPEG−2形式のデータをそのまま蓄積する場合よりも、より多くの動画像を録画蓄積することができる。また、このように映像蓄積部301には拡張MPEG−2形式のデータとして記憶されているが、映像蓄積部301に蓄積されている動画像データをリムーバルメディアに記録する場合には、通常のMPEG−2形式のデータに変換されてから記録される。したがって、当該リムーバルメディアに記録されている動画像データを、他の動画像再生装置、つまり広く普及しているMPEG−2再生機能付き装置で再生することができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態にかかるビデオレコーダ(動画像データ処理装置)について図22を参照しながら説明する。同図に示すように、第4の実施の形態におけるビデオレコーダ600は、拡張MPEG−2デコーダ313に代えてMPEG−2デコーダ303を備える点と、動画像データ再変換部200および制御部302を備える点で、上記第1の実施の形態におけるビデオレコーダ310と相違している。なお、第4の実施の形態において、第1の実施の形態〜第3の実施の形態と共通する構成要素には、同一の符号を付けてその説明を省略する。
第4の実施の形態におけるビデオレコーダ600では、放送波等によって供給されるMPEG−2形式の圧縮動画像データが動画像データ変換部100によって変換され、映像蓄積部301に蓄積される、つまり放送される番組等が録画される。上述したように映像蓄積部301に蓄積される動画像データは、データ量の少ない拡張MPEG−2形式の圧縮動画像データである。
ビデオレコーダ600では、図示せぬユーザインターフェース(操作ボタン等)を介して、ユーザからの動画像データの再生指示またはリムーバルメディアへの記録指示がなされた場合、映像蓄積部301に蓄積されている拡張MPEG−2形式の動画像データが読み出され、動画像データ再変換部200に供給されるようになっている。
上述したように動画像データ再変換部200では、拡張MPEG−2形式の動画像データが、通常のMPEG−2形式の動画像データに変換される。このように動画像データ再変換部200によって変換された通常のMPEG−2形式の動画像データが制御部312に供給される。
制御部302は、ユーザインタフェースを介して入力されるユーザの指示にしたがい、動画像データ再変換部200から供給されるMPEG−2形式のデータをMPEG−2デコーダ303またはリムーバルメディア記録装置304に供給する。より具体的には、ユーザからの指示が動画像再生である場合には、MPEG−2デコーダ303に動画像データを供給する。これによりMPEG−2デコーダ303によって動画像が再生され、図示せぬ表示装置に表示される。
一方、ユーザからの指示がリムーバルメディアへの記録である場合には、リムーバルメディア記録装置304に供給する。これによりリムーバルメディア記録装置304によってMPEG−2形式の動画像データがリムーバルメディアに記録される。
以上説明したように第4の実施の形態では、放送されるMPEG−2形式のデータをそのまま蓄積する場合よりも,より多くの動画像を録画することができるとともに、汎用性のあるデコーダを用いて動画像再生を行うことができる。さらに、映像蓄積部301に蓄積されている動画像データをリムーバルメディアに記録する場合には、通常のMPEG−2形式のデータに変換されてから記録される。したがって、当該リムーバルメディアに記録されている動画像データを、広く普及しているMPEG−2再生機能付き装置で再生することができる。
(変形例)
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
(変形例1)
上述した各実施の形態では、放送波等から供給されるMPEG−2形式の動画像データを拡張MPEG−2形式の動画像データに変換して蓄積するようにしていたが、MPEG−2形式の動画像データに限らず、他の規格にしたがって圧縮符号化された動画像データ、例えばMPEG−1形式、MPEG−4形式のデータを入力してもよい。この場合、これらに含まれる動画像復元に必要なデータを取得し、一旦復号する。そして、復号した復元用のデータを、より高効率の符号化方式で符号化するようにすればよい。
(変形例2)
また、上述した第3の実施の形態および第4の実施の形態では、映像蓄積部301に一旦蓄積された動画像データをリムーバルメディアに記録する場合の構成について説明したが、放送等により供給されるMPEG−2形式の動画像データをリアルタイムでリムーバルメディア記録装置304に記録する場合には、動画像データ変換部100や動画像データ再変換部200を介さず、受信等したMPEG−2形式の動画像データをそのままリムーバルメディア記録装置304に供給し、リムーバルメディアに記録するようにしてもよい。
(変形例3)
また、上述した第2の実施の形態および第4の実施の形態では、映像蓄積部301に一旦蓄積された動画像データを読み出して再生する構成について説明したが、放送等により供給されるMPEG−2形式の動画像データをリアルタイムで再生する場合には、動画像データ変換部100や動画像データ再変換部200を介さず、受信等したMPEG−2形式の動画像をそのままMPEG−2デコーダ303に供給し、再生するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる動画像データ処理装置および動画像データ処理方法は、MPEG−2形式等の圧縮符号化された動画像データを蓄積する場合に有用であり、特に、ビデオレコーダなどに適している。
本発明の第1の実施の形態にかかるビデオレコーダの構成を示すブロック図である。 前記ビデオレコーダに入力されるMPEG−2形式のデータ構成を示す図である。 前記MPEG−2形式のデータに含まれるMBのデータ構成を示す図である。 前記MPEG−2形式のMBの復号化プロセスを示す図である。 前記MPEG−2形式のデータの復号化プロセスを示す図である。 前記MPEG−2形式のデータの復号化プロセスを示し、特に動き補償の流れを示す図である。 前記ビデオレコーダの構成要素である動画像データ変換部の構成を示すブロック図である。 前記動画像データ変換部のモード符号フォーマット変換部の構成を示す図である。 前記MPEG−2形式のモード情報の符号化に利用される可変長符号テーブルを示す図である。 前記モード符号フォーマット変換部によって行われる符号化処理で用いられる可変長符号テーブルの一例を示す図である。 前記動画像データ変換部の動きベクトル符号フォーマット変換部の構成を示す図である。 前記MPEG−2形式のデータ中の動きベクトル情報を符号化するために用いられる可変長符号テーブルを示す図である。 前記MPEG−2形式のデータ中の動きベクトル情報の符号後長を説明するための図である。 前記動画像データ変換部のDCT係数符号フォーマット変換部の構成を示す図である。 前記ビデオレコーダによって実施される動画像データ処理方法の流れを示す図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるビデオレコーダの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかるビデオレコーダの構成要素である動画像データ再変換部の構成を示す図である。 前記動画像データ再変換部のモード符号フォーマット復元部の構成を示す図である。 前記動画像データ再変換部の動きベクトル符号フォーマット復元部の構成を示す図である。 前記動画像データ再変換部のDCT係数符号フォーマット復元部の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態にかかるビデオレコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態にかかるビデオレコーダの構成を示すブロック図である。 従来のMPEG−2形式の録画、再生手順を説明するための図である。
符号の説明
100 動画像データ変換部
110 符号化データ分離化部
120 モード符号フォーマット変換部
121 可変長復号化部
122 モード情報エントロピー符号化部
130 動きベクトル符号フォーマット変換部
131 動きベクトルエントロピー符号化部
140 DCT係数符号フォーマット変換部
141 DCT係数エントロピー符号化部
150 符号化データ多重化部
200 動画像データ再変換部
210 符号化データ分離化部
220 モード符号フォーマット復元部
221 モード情報エントロピー復号化部
222 可変長符号化部
230 動きベクトル符号フォーマット復元部
231 動きベクトルエントロピー復号化部
232 動きベクトル符号化部
240 DCT係数符号フォーマット復元部
241 DCT係数エントロピー復号化部
242 可変長符号化部
250 符号化データ多重化部
301 映像蓄積部
302 制御部
303 MPEG−2デコーダ
304 リムーバルメディア記録装置
310 ビデオレコーダ
312 制御部
313 拡張MPEG−2デコーダ
400 ビデオレコーダ
410 可変長復号化部
420 逆スキャン部
430 逆量子化部
440 逆DCT部
500 ビデオレコーダ
501 動き補償部
510 ベクトル復号化部
520 ベクトル予測部
600 ビデオレコーダ

Claims (8)

  1. 圧縮動画像データの中から、当該圧縮動画像データを復元するために必要なデータであって、第1の符号化処理によって符号化された復元用データを取得する復元用データ取得手段と、
    前記復元用データ取得手段によって取得された復元用データを、前記第1の符号化処理に対応する復号化処理によって復号する復号化処理手段と、
    前記復号化処理手段によって復号された復元用データを、前記第1の符号化処理よりも効率のよい符号化処理によって符号化する符号化処理手段と
    を具備することを特徴とする動画像データ処理装置。
  2. 前記復元用データ取得手段は、MPEG(Moving Pictures Experts Group)形式で圧縮された圧縮動画像データの中から、当該圧縮動画像データを復元するために必要なデータであって、MEPG形式にしたがった前記第1の符号化処理によって符号化された復元用データを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の動画像データ処理装置。
  3. 前記復元用データ取得手段は、前記復元用データとして、符号化モードを示すモード情報、動きベクトル情報およびDCT(Discrete Cosine Transform)係数情報の少なくとも1つを取得することを特徴とする請求項2に記載の動画像データ処理装置。
  4. 前記符号化処理手段によって符号化された復元用データを含む圧縮動画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶されている圧縮動画像データに含まれる符号化された復元用データを復号し、復号した復元用データを用いて動画像を復元し再生する再生手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の動画像データ処理装置。
  5. 前記符号化処理手段によって符号化された復元用データを含む圧縮動画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている圧縮動画像データの中から、前記符号化処理手段によって符号化された復元用データを取得する第2の復元用データ取得手段と、
    前記第2の復元用データ取得手段によって取得された復元用データを、前記符号化処理手段による符号化処理に対応する復号化処理によって復号する第2の復号化処理手段と、
    前記第2の復号化処理手段によって復号された復元用データを、前記第1の符号化処理によって符号化する再符号化処理手段と、
    前記再符号化処理手段によって符号化された復元用データを含む圧縮動画像データを可搬型記録媒体に記録する記録手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載に動画像データ処理装置。
  6. 前記符号化処理手段によって符号化された復元用データを含む圧縮動画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている圧縮動画像データの中から、前記符号化処理手段によって符号化された復元用データを取得する第2の復元用データ取得手段と、
    前記第2の復元用データ取得手段によって取得された復元用データを、前記符号化処理手段による符号化処理に対応する復号化処理によって復号する第2の復号化処理手段と、
    前記第2の復号化処理手段によって復号された復元用データを、前記第1の符号化処理によって符号化する再符号化処理手段と、
    前記再符号化処理手段によって符号化された復元用データを復号し、復号した復元用データを用いて動画像を復元し再生する再生手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載に動画像データ処理装置。
  7. 前記再符号化処理手段によって符号化された復元用データを含む圧縮動画像データを可搬型記録媒体に記録する記録手段をさらに具備することを特徴とする請求項6に記載の動画像データ処理装置。
  8. 圧縮動画像データの中から、当該圧縮動画像データを復元するために必要なデータであって、第1の符号化処理によって符号化された復元用データを取得する復元用データ取得ステップと、
    前記復元用データ取得ステップで取得された復元用データを、前記第1の符号化処理に対応する復号化処理によって復号する復号化処理ステップと、
    前記復号化処理ステップで復号された復元用データを、前記第1の符号化処理よりも効率のよい符号化処理によって符号化する符号化処理ステップと
    を具備することを特徴とする動画像データ処理方法。
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WO2008129855A1 (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Panasonic Corporation 画像データ復号化装置、画像データ復号化方法
CN111861947A (zh) * 2020-06-24 2020-10-30 江苏理工学院 提高直方图技术增强图像的信息熵的方法、装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008129855A1 (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Panasonic Corporation 画像データ復号化装置、画像データ復号化方法
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