JP2005094159A - 音声再生装置及び音声再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、簡易な構成によって最適な音場環境を提供し得る音声再生装置及び音声再生方法を実現しようとするものである。
【解決手段】
複数のスピーカが所定の聴音位置を取り囲むように配置された音声再生装置において、各スピーカに音声信号を供給する信号供給手段と、ユーザの操作に応じて、複数種類のサラウンド音響方式のうち所望のサラウンド音響方式を指定する操作手段と、信号供給手段及び各スピーカ間に設けられ、操作手段により指定されたサラウンド音響方式に対応する各スピーカのみ接続をオン状態に切り換える切換手段とを設けるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は音声再生装置及び音声再生方法に関し、例えばマルチチャンネルのサラウンドシステムに適用して好適なものである。
従来、この種のマルチチャンネルのサラウンドシステムにおいては、複数チャンネルに対応するスピーカをユーザを取り囲むようにそれぞれ配置しておき、聴音するユーザにとって広がり感を伴いつつ原信号の方向感を保存し得るような立体的な音場環境を構築することにより、ユーザに臨場感を与えるようになされている。
近年では、音声のみならず映像とも一体化したAV(Audio/Visual)サラウンドシステムも普及しており、テレビジョン受像機と複数のスピーカとを組み合わせた複数種類のサラウンドシステムが提案され商品化されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−367290公報(第6頁〜第7頁、図13)
ところが、ユーザが視聴する映像音声のジャンルごとに最適な臨場感が異なることから、全てのスピーカの配置状態を固定したままでは、音場環境の相違に基づき不自然な感じを受けるおそれがある。
例えば映画鑑賞と音楽鑑賞とでは、要求される音場環境が全く異なる。すなわち、映画鑑賞の場合には、あたかも映画館内に居るような臨場感を得る必要があるため、ユーザの周囲にできるだけ多くのスピーカを配置するのが良い。これに対して、音楽鑑賞の場合には、あたかもコンサートホール内で演奏を聴音するような臨場感を得る必要があるため、ユーザの前方及び両側方にスピーカを配置するのが好ましい場合が多い(音声収録条件による)。
このような音場環境の相違を補うべく、映画鑑賞の場合と音楽鑑賞の場合とで、AVサラウンドシステムを構成する複数のスピーカの配置位置を、そのつどユーザが移動させる手法が考えられる。
しかし、実際に一般家庭内に設置されたAVサラウンドシステムを、映像音声のジャンルが変わるたびにユーザが複数のスピーカの配置位置を最適な場所に移動し直すのは手間がかかるという問題があった。このうちユーザの左右に置くスピーカは、映画鑑賞用では音場の広がりを演出すべく壁に掛けるのに対して、音楽鑑賞用では、原音に対して忠実にすべく床に置くのが好ましいため、スピーカの移動によるユーザの負担が特に大きかった。
この問題を解決する方法として、ユーザが所望する全ての映像音声のジャンルに対応し得るだけの数のスピーカを所望位置に配置しておき、ジャンルが異なるごとに、各スピーカの配線を付け替えると共に、各スピーカのアンプの出力調整を行い、さらには必要に応じて該当する配線をつなぎ合わせるといった方法が提案されている。
ところが、スピーカの配置移動よりは簡単に行えても、ユーザが映像音声のジャンルが変わるたびに、配線の付け替えやアンプ調整等を行うのは、実用上不便であることには変わりがなく、未だ不十分な問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構成によって最適な音場環境を提供し得る音声再生装置及び音声再生方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、複数のスピーカが所定の聴音位置を取り囲むように配置された音声再生装置において、各スピーカに音声信号を供給する信号供給手段と、ユーザの操作に応じて、複数種類のサラウンド音響方式のうち所望のサラウンド音響方式を指定する操作手段と、信号供給手段及び各スピーカ間に設けられ、操作手段により指定されたサラウンド音響方式に対応する各スピーカのみ接続をオン状態に切り換える切換手段とを設けるようにした。
この結果この音声再生装置においては、ユーザは所望の映像音声のジャンルを選択する際に、簡単な操作を行うだけで、サラウンド音響方式を変更することができることから、従来のような配線の付け替えやアンプ調整等を行う煩雑さを回避することができる。
また本発明においては、複数のスピーカが所定の聴音位置を取り囲むように配置された音声再生方法において、ユーザの操作に応じて、複数種類のサラウンド音響方式のうち所望のサラウンド音響方式を指定した後、当該指定されたサラウンド音響方式に対応する各スピーカのみ、音声信号を供給するように接続をオン状態に切り換えるようにした。
この結果この音声再生方法においては、ユーザは所望の映像音声のジャンルを選択する際に、簡単な操作を行うだけで、サラウンド音響方式を変更することができることから、従来のような配線の付け替えやアンプ調整等を行う煩雑さを回避することができる。
上述のように本発明によれば、複数のスピーカが所定の聴音位置を取り囲むように配置された音声再生装置において、各スピーカに音声信号を供給する信号供給手段と、ユーザの操作に応じて、複数種類のサラウンド音響方式のうち所望のサラウンド音響方式を指定する操作手段と、信号供給手段及び各スピーカ間に設けられ、操作手段により指定されたサラウンド音響方式に対応する各スピーカのみ接続をオン状態に切り換える切換手段とを設けるようにしたことにより、ユーザは所望の映像音声のジャンルを選択する際に、簡単な操作を行うだけで、サラウンド音響方式を変更することができ、かくして簡易な構成によって最適な音場環境を提供し得る音声再生装置を実現できる。
また本発明によれば、複数のスピーカが所定の聴音位置を取り囲むように配置された音声再生方法において、ユーザの操作に応じて、複数種類のサラウンド音響方式のうち所望のサラウンド音響方式を指定した後、当該指定されたサラウンド音響方式に対応する各スピーカのみ、音声信号を供給するように接続をオン状態に切り換えるようにしたことにより、ユーザは所望の映像音声のジャンルを選択する際に、簡単な操作を行うだけで、サラウンド音響方式を変更することができ、かくして簡易な構成によって最適な音場環境を提供し得る音声再生方法を実現できる。
以下図面について、本願発明の一実施の形態について説明する。
(1)本実施の形態によるAVサラウンドシステムの構成
図1(A)及び(B)において、1は全体として本実施の形態によるAVサラウンドシステムを示し、1台のテレビジョン受像機2と、複数種類でなる9個のスピーカSP1〜SP9と、これらテレビジョン受像器2及び全てのスピーカSP1〜SP9を制御するためのAVコントローラ3とがユーザの指定に応じた所定の配置状態を保って配置されることにより構成されている。
このAVサラウンドシステム1では、9個のスピーカSP1〜SP9は、視聴者であるユーザの視聴位置を基準として、前方中央のセンタスピーカSP1と、当該センタスピーカSP1の左右に位置する左フロントスピーカSP2及び右フロントスピーカSP3と、当該視聴位置の左右上方に位置する壁掛け用のサラウンド左上スピーカSP4及びサラウンド右上スピーカSP5と、当該視聴位置の左右側方に位置する床置き用のサラウンド左下スピーカSP6及びサラウンド右下スピーカSP7と、当該視聴位置の左右後方に位置するサラウンド左バックスピーカSP8及びサラウンド右バックスピーカSP9とからなる。
これら9個のスピーカSP1〜SP9の配置状態は、例えば国際標準規格ITU−R等に基づく各種サラウンド方式(以下、これをサラウンド音響方式と呼ぶ)に対応する配置位置が予め定められており、本実施の形態におけるマルチチャンネルのAVサラウンドシステム1の場合には、ユーザの選択に応じて映画鑑賞用の7.1ch方式又は音楽鑑賞用の5.1ch方式のディジタル音声規格に基づく方式を兼用できるように配置位置が予め決められている。
かかる7.1ch方式としては、例えばDOLBY DIGITAL SURROUND EX(商標)及びDTS EXTENDED SURROUND(商標)の各6.1ch方式における後方のスピーカ出力成分を2系統に分配したものが挙げられる。このためサラウンド左上スピーカSP4、サラウンド左バックスピーカSP8、サラウンド右上スピーカSP5及びサラウンド右バックスピーカSP9は同一平面上に配置され、より一層映画用に最適な臨場感が得られるような音場環境を構築し得るようになされている。
例えば映画鑑賞用の7.1ch方式の場合には、図2(A)及び図3(A)に示すように、AVサラウンドシステム1のうちセンタスピーカSP1、左フロントスピーカSP2、右フロントスピーカSP3、サラウンド左上スピーカSP4及びサラウンド右上スピーカSP5の5個のスピーカから再生音声を出力することにより、ユーザにあたかも映画館内に居るような臨場感を与えることができる。
また音楽鑑賞用の5.1ch方式の場合には、図2(B)及び図3(B)示すように、AVサラウンドシステム1のうちセンタスピーカSP1、左フロントスピーカSP2、右フロントスピーカSP3、サラウンド左下スピーカSP6及びサラウンド右下スピーカSP7の5個のスピーカから再生音声を出力することにより、ユーザにあたかもコンサートホール内で演奏を聴音するような臨場感を与えることができる。
なお図1(B)に示すように、実際には、上述のような7.1ch方式及び5.1ch方式を実現すべく、低域補正(LFE:Low Frequency Enhancement)用のスーパーウーファ(Super Woofer)SPWがユーザの所望位置に配置されており、それぞれの場合において0.1ch分を満たすようになされている。
(2)AVコントローラの構成
図4は、本実施の形態におけるAVコントローラ3の部分的構成を示し、CPU10は、外部から供給される各種の圧縮フォーマットに基づいて圧縮された音声信号S1〜S1を、デコーダ11において元の音声信号に復号させると共に、当該音声信号が映画鑑賞用の7.1ch方式の場合には7チャンネル分のディジタル音声信号S2〜S2に変換する一方、音楽鑑賞用の5.1ch方式の場合には5チャンネル分のディジタル音声信号S2〜S2に変換する。
続いてCPU10は、デコーダ11から出力される各チャンネル分のディジタル音声信号S2〜S2を、それぞれD/A(ディジタル/アナログ)変換器12A〜12Gを介してアナログ音声信号S3〜S3に変換した後、可変抵抗器13A〜13G及び続くアンプ14A〜14Gを介して増幅させる。
これら各チャンネル分のアナログ音声信号S3〜S3のうち、アナログ音声信号S3、S3、S3は、そのまま対応するセンタスピーカSP1、左フロントスピーカSP2及び右フロントスピーカSP3に送出され、アナログ音声信号S3、S3、S3、S3は、それぞれ対応するスイッチ回路15A〜15Fに送出される。
これら全てのスイッチ回路15A〜15Fは、CPU10により切換制御され、ユーザが押圧式のボタン群でなる操作部16を用いて映画鑑賞用の7.1ch方式又は音楽鑑賞用の5.1ch方式のサラウンド音響方式を選択的に指定することにより、CPU10から当該指定されたサラウンド音響方式に応じた切換制御信号S10が対応する各スイッチ回路15A〜15Fに与えられる。
これらスイッチ回路15A〜15Fは、一入力一出力端の構成でなり、出力端がそれぞれサラウンド左バックスピーカSP8、サラウンド左下スピーカSP6、サラウンド左上スピーカSP4、サラウンド右上スピーカSP5、サラウンド右下スピーカSP7及びサラウンド右バックスピーカSP9に接続されている。
実際にかかるAVサラウンドシステム1では、ユーザが操作部16を用いて、映画鑑賞用の7.1ch方式を選択すると、AVコントローラ3内のCPU10は、スイッチ回路15A、15C、15D、15Fの出力端をオン状態に切り換える一方、スイッチ回路15B、15Eの出力端をオフ状態に切り換えるように切換制御信号S10を送出する。
一方、ユーザが操作部16を用いて、音楽鑑賞用の5.1ch方式を選択すると、AVコントローラ3内のCPU10は、スイッチ回路15A、15C、15D、15Fの出力端をオフ状態に切り換える一方、スイッチ回路15B、15Eの出力端をオン状態に切り換えるように切換制御信号S10を送出する。
ここで映画鑑賞用の7.1ch方式に応じたスピーカSP1〜SP5、SP8及びSP9が選択された状態において、当該7.1ch方式に応じた音声信号S1〜S1が入力された場合には、7チャンネル分のディジタル音声信号S2〜S2をそのまま対応するスピーカSP1〜SP5、SP8及びSP9を介して音声出力されるが、5.1ch方式に応じた音声信号S1〜S1が入力された場合には、サラウンド左上スピーカSP4及びサラウンド左バックスピーカSP8と、サラウンド右上スピーカSP5及びサラウンド右バックスピーカSP9とを、それぞれ2個で1個分のスピーカを構築するように、双方の出力を併せた合成音声のレベルを所定レベル分(例えば3〔dB〕分)下げるように、可変抵抗器13A、13B及び13F、13Gを調整するようになされている。
これに対して音楽鑑賞用の5.1ch方式に応じたスピーカSP1〜SP3、SP6及びSP7が選択された状態において、当該5.1ch方式に応じた音声信号S1〜S1が入力された場合には、5チャンネル分のディジタル音声信号S2〜S2をそのまま対応するスピーカSP1〜SP3、SP6及びSP7を介して音声出力されるが、7.1ch方式に応じた音声信号S1〜S1が入力された場合には、サラウンド左バックスピーカSP8及びサラウンド右バックスピーカSP9の音声成分を生成することなく、当該スピーカSP8、SP9の出力をオフ状態にするようになされている。
(3)本実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、このAVサラウンドシステム1では、ユーザの操作に応じて映画鑑賞用の7.1ch方式が選択されると、AVコントローラ3は、スイッチ回路15A、15C、15D、15Fの出力端をオン状態に切り換える一方、スイッチ回路15B、15Eの出力端をオフ状態に切り換えることにより、ユーザの周囲を取り囲むスピーカSP1〜SP5、SP8及びSP9から再生音声を出力させることができ、この結果あたかも映画館内に居るような臨場感をユーザに与えることができる。
一方、ユーザの操作に応じて音楽鑑賞用の5.1ch方式が選択されると、AVコントローラ3は、スイッチ回路15A、15C、15D、15Fの出力端をオフ状態に切り換える一方、スイッチ回路15B、15Eの出力端をオン状態に切り換えることにより、ユーザの前方及び両側方のスピーカSP1〜SP3、SP6、SP7のみから再生音声を出力させることができ、この結果あたかもコンサートホール内で演奏を聴音するような臨場感をユーザに与えることができる。
特に床置きであるサラウンド左下スピーカSP6及びサラウンド右下スピーカSP7の再生出力音質が、サラウンド左上スピーカSP4、サラウンド右上スピーカSP5、サラウンド左バックスピーカSP8及びサラウンド右バックスピーカSP9よりも格段と高い場合には、原音に対する忠実度を一層増すことができる。
かくしてこのAVサラウンドシステム1では、ユーザは所望の映像音声のジャンルを選択する際に、簡単なボタン操作を行うだけで、サラウンド音響方式を変更することができることから、従来のような配線の付け替えやアンプ調整等を行う煩雑さを回避することができる。
以上の構成によれば、AVサラウンドシステム1において、ユーザの操作に応じてサラウンド音響方式が選択されたとき、当該サラウンド音響方式に対応するスピーカからのみ再生音声を出力するようにしたことにより、従来のような配線の付け替えやアンプ調整等を行う煩雑さを回避することができ、かくして簡易な構成によって最適な音場環境を提供し得るAVサラウンドシステム1を実現できる。
(4)他の実施の構成
なお上述のように本実施の形態においては、複数のスピーカSP1〜SP9が所定の聴音位置を取り囲むように配置された音声再生装置として、図1に示す構成からなるAVサラウンドシステム1を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、複数種類のサラウンド音響方式を実現できるように複数のスピーカが配置された構成のものであれば、この他種々の構成の音声再生装置に広く適用することができる。
また本発明においては、各スピーカSP1〜SP9に音声信号S1〜S1を供給する信号供給手段として、AVコントローラ3内のデコーダ11を適用し、外部から供給される各種の圧縮フォーマットに基づいて圧縮された音声信号S1〜S1を元の音声信号に復号するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外部供給される音声信号を、指定されたサラウンド音響方式に応じたチャンネル分のディジタル音声信号に変換することができれば、この他種々の構成の信号供給手段に広く適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、ユーザの操作に応じて、複数種類のサラウンド音響方式のうち所望のサラウンド音響方式を指定する操作手段として、AVコントローラ3内の操作部16を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、簡単な操作で所望のサラウンド音響方式を指定することができれば、この他種々の構成からなる操作手段に広く適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、デコーダ(信号供給手段)11及び各スピーカSP1〜SP9間に設けられ、操作部(操作手段)16により指定されたサラウンド音響方式に対応する各スピーカのみ接続をオン状態に切り換える切換手段として、複数のスイッチ回路15A〜15F及びCPU10を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、該当するスピーカのみ接続をオン状態に切り換えることができれば、この他種々の構成からなる切換手段に広く適用するようにしても良い。
また映画鑑賞用の7.1ch方式に対応する配置位置を、本実施の形態におけるAVサラウンドシステム1における7個のスピーカSP1〜SP5、SP8及びSP9のみならず、図5に示すように、サラウンド左上スピーカSP4及びサラウンド右上スピーカSP5よりも前方にサラウンド左前スピーカSP10及びサラウンド右前スピーカSP11を同一平面上に形成するようにした9個のスピーカからなるAVサラウンドシステム20を構築するようにしても良い。
このような9.1ch方式の場合、映画鑑賞用の7.1ch方式に応じた音声信号S1〜S1が入力されたときには、サラウンド左上スピーカSP4及びサラウンド左前スピーカSP10と、サラウンド右上スピーカSP5及びサラウンド右前スピーカSP11とを、それぞれ2個で1個分のスピーカを構築するように、双方の出力を併せた合成音声のレベルを所定レベル分(例えば3〔dB〕分)下げるように、可変抵抗器(図示せず)等を調整すれば良い。
また音楽鑑賞用の5.1ch方式に応じた音声信号S1〜S1が入力されたときには、サラウンド左上スピーカSP4、サラウンド左バックスピーカSP8及びサラウンド左前スピーカSP10と、サラウンド右上スピーカSP5、サラウンド右バックスピーカSP9及びサラウンド右前スピーカSP11とを併用させると共に、当該各スピーカの出力をそれぞれ所定レベル分(4.5〔dB〕分)下げるように、可変抵抗器(図示せず)等を調整すれば良い。
さらに音楽鑑賞用の5.1ch方式に対応する配置位置を、本実施の形態におけるAVサラウンドシステム1における5個のスピーカSP1〜SP3、SP6、SP7のみならず、図6に示すように、サラウンド左下スピーカSP6及びサラウンド右下スピーカSP7よりも少し高めに、当該スピーカSP6及びSP7と同質でなる床置きのサラウンド左バックスピーカSP12及びサラウンド右バックスピーカSP13を配置するようにした7個のスピーカからなるAVサラウンドシステム30を構築するようにしても良い。
このように要は、現在の各スピーカの配置位置を特定種類のサラウンド音響方式に対応する配置位置にしておき、当該サラウンド音響方式に相当しない音声信号が入力された場合であっても、当該配置位置の近傍の複数のスピーカを併用させて同等の音場環境をユーザに提供することができれば、併用されるスピーカ同士の組み合わせは種々のものでも良い。
音声再生装置及び音声再生方法において、ホームシアタやディジタルサウンドシステムに適用することができる。
本実施の形態によるAVサラウンドシステムの構成を示す略線図である。 各種サラウンド音響方式に応じたスピーカの配置状態の説明に供する略線的な平面図である。 各種サラウンド音響方式に応じたスピーカの配置状態の説明に供する略線的な斜視図である。 AVコントローラの内部構成を示すブロック図である。 他の実施の形態によるAVサラウンドシステムの構成を示す略線図である。 他の実施の形態によるAVサラウンドシステムの構成を示す略線図である。
符号の説明
1、20、30…AVサラウンドシステム、2……テレビジョン受像機、3……AVコントローラ、10……CPU、11……デコーダ、12A〜12G……D/A変換器、13A〜13G……可変抵抗器、14A〜14G……アンプ、15A〜15F……スイッチ回路、SP1〜SP13……スピーカ。

Claims (4)

  1. 複数のスピーカが所定の聴音位置を取り囲むように配置された音声再生装置において、
    各上記スピーカに音声信号を供給する信号供給手段と、
    ユーザの操作に応じて、複数種類のサラウンド音響方式のうち所望の上記サラウンド音響方式を指定する操作手段と、
    上記信号供給手段及び各上記スピーカ間に設けられ、上記操作手段により指定された上記サラウンド音響方式に対応する各上記スピーカのみ接続をオン状態に切り換える切換手段と
    を具えることを特徴とする音声再生装置。
  2. 上記切換手段は、
    複数の上記スピーカのうち、特定種類の上記サラウンド音響方式に対応する配置位置の近傍の各上記スピーカを併用させると共に、当該各スピーカの出力を所定レベル分下げる
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
  3. 複数のスピーカが所定の聴音位置を取り囲むように配置された音声再生方法において、
    ユーザの操作に応じて、複数種類のサラウンド音響方式のうち所望の上記サラウンド音響方式を指定する第1のステップと、
    上記指定された上記サラウンド音響方式に対応する各上記スピーカのみ、音声信号を供給するように接続をオン状態に切り換える第2のステップと
    を具えることを特徴とする音声再生方法。
  4. 上記第2のステップでは、
    複数の上記スピーカのうち、特定種類の上記サラウンド音響方式に対応する配置位置の近傍の各上記スピーカを併用させると共に、当該各スピーカの出力を所定レベル分下げる
    ことを特徴とする請求項3に記載の音声再生方法。
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JP2014096735A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Onkyo Corp 音声処理装置

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