JP2005091441A - 帯状光ファイバチューブ - Google Patents
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Abstract
【課題】景観照明として光ロスが少なく十分な光量を出射する光ファイバチューブを提供する。
【解決手段】側面から漏光する光ファイバからなる複数個の光ファイバ束が同一平面上に平行になるように並べられた帯状光ファイバと、前記帯状光ファイバの一方の側面より出射した光を他方の側面側に反射する反射機構と、前記帯状光ファイバあるいは前記帯状光ファイバと前記反射機構とを被覆する透明チューブからなることを特徴とした帯状光ファイバチューブ。
【選択図】図1
【解決手段】側面から漏光する光ファイバからなる複数個の光ファイバ束が同一平面上に平行になるように並べられた帯状光ファイバと、前記帯状光ファイバの一方の側面より出射した光を他方の側面側に反射する反射機構と、前記帯状光ファイバあるいは前記帯状光ファイバと前記反射機構とを被覆する透明チューブからなることを特徴とした帯状光ファイバチューブ。
【選択図】図1
Description
本発明は建築物の壁面などの景観照明として利用される光ファイバチューブに関するものである。
従来の技術による光ファイバチューブを図によって説明する。
図2は側面から漏光する光ファイバの束を円形に束ねて透明チューブに入れたものである。この光ファイバチューブは断面が円形であるため、漏光した光は放射状に全方向に均一に出射される。また特許文献1には、透明チューブの内壁に沿って光ファイバ束が円形に配置され、さらにその内周部に反射材が設けられた照光プラスチック光ファイバチューブが開示されている。
特開平07−113919号公報
特許文献1記載のような構成の光ファイバチューブを景観照明として壁等に設置して用いた場合、漏光した光量の約半分は壁側に出射されることになり、景観照明に必要な表側への出射光が少ないという問題があった。
また、円形に束ねられた光ファイバの束のうち、中心付近に配置されたものや壁側に配置されたものから出射される光は、他の光ファイバの束が障害となって光ファイバチューブの表側に達すまでに大きく減衰する。このため、出射された光量のうちごく一部しか景観照明に寄与せず、視認性が悪いと共に光の利用効率が低いという問題があった。
上記の課題は以下の様にして解決される。すなわち、本発明の帯状光ファイバチューブは側面から漏光する光ファイバからなる複数個の光ファイバ束が同一平面上に平行になるように並べられた帯状光ファイバと、前記帯状光ファイバの一方の側面より出射した光を反射する反射機構と、前記帯状光ファイバあるいは前記帯状光ファイバと前記反射機構とを被覆する透明チューブからなることを特徴とする。
本発明の光ファイバチューブは、景観照明に必要な表側への光の出射量を増加させることができ、視認性とともに光の利用効率を向上させることができる。
以下本発明の好ましい形態を図面を用いて説明する。
本発明の第1の実施形態を図1に示す。
図1の光ファイバチューブは、側面漏光する複数個の光ファイバの束(1)を同一平面上に平行に並べ帯状に配置し、楕円形の透明チューブ(5)に入れたものである。楕円形の透明チューブ(5)の内壁面下部には反射機構としての反射材(4)を配置している。このような構成の光ファイバチューブは壁面(3)に固定して景観照明として使用される。
側面漏光する光ファイバの束(1)は、側面から漏光するように加工された複数本の光ファイバを円筒状に束ねることによって形成される。また、本発明に用いられる光ファイバとしては公知のものを用いることができるが、例えば芯がポリメタクリル酸メチル等の透明樹脂からなるプラスチック光ファイバを好ましく用いることができる。また、フッ化エチレンプロピレンチューブ(FEPチューブ)内部にポリメタクリル酸メチル等を充填してなる直径5mm以上の大口径光ファイバチューブなども好ましく用いることができる。
このようにして形成された光ファイバの束(1)を同一平面上に、かつ総ての光ファイバ束が平行になるように並べ帯状光ファイバとする。このような構成とすることによって、側面から漏光した光が表側に達するまでに減衰することを防止している。
透明チューブ(5)の内壁面下部に配置された反射材(4)は、側面漏光する光ファイバの束(1)の一方の側面から壁側に出射された光を他方の側面側(表側)に反射させる。これにより、景観照明として漏光した光を効率よく景観照明として使用することができる。反射材(4)としては、銀などの反射率の高い材料を蒸着させたフィルムや、反射率の高い塗料を塗った板などを使用することができるが、透明チューブ(5)の壁側に位置する内壁面あるいは帯状光ファイバの壁側の側面に直接銀などを蒸着させたり、塗料を塗布してもよい。
透明チューブ(4)は、側面漏光する光ファイバの束(1)を覆い漏光した光を透過するチューブであり、側面漏光する光ファイバの束(1)を一まとめにして作業性を向上させる目的、および側面漏光する光ファイバの束(1)を保護する目的で使用される。透明チューブ(5)として用いることができる材料は公知の透明性樹脂が挙げられるが、中でも塩化ビニール樹脂(PVC樹脂)を好ましく用いることができる。なお、本発明においては透明チューブ(5)で帯状光ファイバのみを被覆し、透明チューブ(5)の外壁面に反射材(4)等の反射機構を設けてもよい。後者の場合には、部品点数を減らすことができるため、構成をより簡略化でき、またコストを抑えることが出来る等の利点がある。
また、側面から漏光する光ファイバの複数本を撚り合わせることによって光ファイバの束(1)を形成することも出来る。このようにすることによって、光ファイバ側面より、より効果的に光を出射させることが可能となる。
以下、実施例により本発明を説明する。なお、作成した帯状光ファイバチューブの評価は、以下の様にして実施した。
(輝度の測定)
作成した帯状光ファイバチューブをステージ上に設置し、ステージから500mmの高さに輝度計(トプコン社製 Bm−7)を設置し、帯状光ファイバチューブの輝度を計測した。なお、光源にはメタルハライドランプを用い、帯状光ファイバチューブの一端より光を入射させ、Bm−7の視野角は2度に設定した。
作成した帯状光ファイバチューブをステージ上に設置し、ステージから500mmの高さに輝度計(トプコン社製 Bm−7)を設置し、帯状光ファイバチューブの輝度を計測した。なお、光源にはメタルハライドランプを用い、帯状光ファイバチューブの一端より光を入射させ、Bm−7の視野角は2度に設定した。
芯がポリメタクリル酸メチルからなる直径0.75mm、長さ5mのプラスチック光ファイバ(三菱レイヨン社製)14本を一束とした7本の光ファイバ束を同一平面上に互いに平行を保った状態で配置して帯状光ファイバとしたのち、その下面にアルミ製の反射材を配置し、それらをPVC樹脂からなる透明チューブにより取り囲み、幅40mmの帯状光ファイバチューブを作成した。作成した帯状光ファイバチューブの輝度を測定した結果を図3に示す。
帯状光ファイバチューブでは、中心部からチューブの幅方向にわたり、広範囲に高い輝度が得られ、視認性に優れていたと共に、比較例の光ファイバチューブと比べて出射光量は約1.7倍に上昇した。
(比較例)
芯がポリメタクリル酸メチルからなる直径0.75mm、長さ5mのプラスチック光ファイバ(三菱レイヨン社製)14本を一束とした7本の光ファイバ束を円筒状にまとめた状態でPVC樹脂からなる透明チューブで取り囲んで光ファイバチューブを作成した。作成した光ファイバチューブの輝度を測定したところ、中心部の輝度のみが高く、中心部からずれるにつれて、大きな輝度の低下が見られた。
芯がポリメタクリル酸メチルからなる直径0.75mm、長さ5mのプラスチック光ファイバ(三菱レイヨン社製)14本を一束とした7本の光ファイバ束を円筒状にまとめた状態でPVC樹脂からなる透明チューブで取り囲んで光ファイバチューブを作成した。作成した光ファイバチューブの輝度を測定したところ、中心部の輝度のみが高く、中心部からずれるにつれて、大きな輝度の低下が見られた。
1 光ファイバの束
2 円形透明チューブ
3 壁
4 反射材
5 楕円形透明チューブ
2 円形透明チューブ
3 壁
4 反射材
5 楕円形透明チューブ
Claims (3)
- 側面から漏光する光ファイバからなる複数個の光ファイバ束が同一平面上に平行になるように並べられた帯状光ファイバと、前記帯状光ファイバの一方の側面より出射した光を反射する反射機構と、前記帯状光ファイバあるいは前記帯状光ファイバと前記反射機構とを被覆する透明チューブからなることを特徴とする帯状光ファイバチューブ。
- 前記光ファイバ束が複数本の光ファイバを撚って形成されたことを特徴とする請求項1記載の帯状光ファイバチューブ。
- 前記反射機構が透明チューブの一方の内壁面に設置されていることを特徴とする請求項1または2記載の帯状光ファイバチューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003321229A JP2005091441A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 帯状光ファイバチューブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003321229A JP2005091441A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 帯状光ファイバチューブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005091441A true JP2005091441A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34452970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003321229A Pending JP2005091441A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 帯状光ファイバチューブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005091441A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012116126A (ja) * | 2010-12-01 | 2012-06-21 | Hitachi Ltd | 金属樹脂複合構造体及びその製造方法、並びにバスバ、モジュールケース及び樹脂製コネクタ部品 |
-
2003
- 2003-09-12 JP JP2003321229A patent/JP2005091441A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012116126A (ja) * | 2010-12-01 | 2012-06-21 | Hitachi Ltd | 金属樹脂複合構造体及びその製造方法、並びにバスバ、モジュールケース及び樹脂製コネクタ部品 |
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