JP2005086471A - 通信制御方法、および、端末装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 異種通信システム間をシームレスにハンドオーバーするときのコンフィギュレーションを自動的に設定する。
【解決手段】 第１の通信システム（セルラー通信ネットワーク）と第２の通信システム（無線ＬＡＮ）との間で、一方の通信システムから他方の通信システムにハンドオーバーする通信制御方法は、ＭＴ１６において、一方の通信システムと通信している際に、他の通信システムのＡＰ２２からの信号を検出し、当該信号中のＡＰ２２を特定する情報を、当該ＡＰ局を特定する情報およびその接続情報を記憶したＣＳ２６に、一方の通信システムを介して送信する。ＣＳ２６から、一方の通信システムを介して、ＡＰ２２への接続情報を含む、ＭＴ１６の設定情報を受信すると、ＭＴ１６は、受信した設定情報を用いて、ＡＰ２２に接続するために、ＭＴ自身を設定し、他の通信システムと接続する。
【選択図】 図２

Description

本発明は、異種通信システム間をシームレスにハンドオーバーする際の通信制御に関する。

近年、移動中の通信手段としてセルラー通信や無線ＬＡＮなど、複数の通信システムを使用することが可能となった。セルラー通信と比べて無線ＬＡＮ通信は、利用エリアが限られるため、セルラー通信と無線ＬＡＮを同一端末で使用するケースも増加している。このような通信環境では、モバイルＩＰなどを用いることにより、通信を切断することなくセルラー通信と無線ＬＡＮという異種通信システム間をシームレスにハンドオーバーすることが可能である。たとえば、非特許文献１には、上述したハンドオーバーの技術が開示されている。
Ｃ．パーキンス（C. Perkins）著、「ＩＰｖ４のためのＩＰモビィティサポート（IP Mobility Support for IPv４）」、ＲＦＣ３３４４、ＩＥＴＦ、２００２年８月

しかしながら、たとえば無線ＬＡＮのアクセスポイント（ＡＰ）において、パスワードやＷＥＰキーなど、接続に必要な情報を事前に端末に設定しておかなければ、当該端末が無線ＬＡＮにアクセスすることができない。この設定を行う手間や煩雑さがネットワークのシームレス化を妨げる要因の一つとなっている。
本発明は、異種通信システム間をシームレスにハンドオーバーするときのコンフィギュレーションを自動的に設定する通信制御方法および通信制御システムを提供することを目的とする。

本発明の目的は、第１の通信システムと第２の通信システムとの間で、一方の通信システムから他方の通信システムにハンドオーバーする通信制御方法であって、端末装置において、一方の通信システムと通信している際に、他の通信システムの局からの信号を検出するステップと、当該信号中の当該局を特定する情報を、前記局を特定する情報、および、当該局への接続情報を記憶したサーバに、当該一方の通信システムを介して送信するステップと、前記サーバから、一方の通信システムを介した、前記局への接続情報を含む、当該端末装置の設定情報を受信するステップと、前記受信した設定情報を用いて、当該局に接続するために、端末装置を設定するステップと、前記他の通信システムと接続するステップとを備えたことを特徴とする通信制御方法により達成される。

本発明においては、端末装置自体は、予め、局に接続するための接続情報を含む設定情報を保持せず、接続中の通信システムから取得した設定情報により、当該端末装置の設定を変更する。これにより、未知の局を介した他方の通信システムへの接続が可能となる。本発明によれば、特に、外出先の接続を最適に行なうことができ、未知の局（たとえば、アクセスポイント：ＡＰ）を認識し、接続のための種々の設定を、接続中の第１の通信システムを介したデータ通信による誘導にて実現することができる。

なお、端末装置自体の認証は、既に接続中の第１の通信システムにて行えばよい。また、第１の通信システムにおいて端末装置でのデータ授受がセキュアであるのが望ましい。なお、設定情報には、接続情報だけでなく、セキュリティポリシやアプリケーションの設定情報も含まれる。

好ましい実施態様においては、さらに、前記サーバから受信した、局への接続情報を含む、端末装置の設定情報を端末装置の記憶装置に記憶するステップと、前記局から信号を検出した際に、前記記憶装置を検索して、前記局に関連する設定情報を見出すステップと、

前記設定情報が見出された場合に、当該設定情報を用いて、当該局に接続するために、端末装置を設定するステップとを備えている。つまり、かつて接続したことがある局については、その局への接続情報を含む設定情報を記憶しておくことにより、第１の通信システムを利用したサーバへのアクセスを省略することもできる。

より好ましい実施態様において、少なくとも、前記第２の通信システムが、無線ＬＡＮであり、前記端末装置が、前記信号として、アクセスポイントの暗号化された接続情報およびアクセスポイントを特定する情報を検出するステップと、前記サーバから、前記局のＷＥＰキーを受信し、受信したＷＥＰキーを用いて前記接続情報を復号するステップとを備えている。

たとえば、前記第１の無線システムが、セルラー通信ネットワークであっても良いし、 前記第１の無線システムが、他の無線ＬＡＮであっても良い。

また、本発明の目的は、第１の通信システムと第２の通信システムとの間で、一方の通信システムから他方の通信システムにハンドオーバーする端末装置であって、一方の通信システムと通信している際に、他の通信システムの局からの信号を検出する信号検出手段と、当該信号中の当該局を特定する情報を、前記局を特定する情報、および、当該局への接続情報を記憶したサーバに、当該一方の通信システムを介して送信し、かつ、前記サーバから、一方の通信システムを介した、前記局への接続情報を含む、当該端末装置の設定情報を受信する送受信手段と、前記受信した設定情報を用いて、当該局に接続するために、端末装置を設定する設定手段とを備え、前記端末装置が、前記他の通信システムと接続するように構成されたことを特徴とする端末装置によっても達成される。

好ましい実施態様においては、さらに、前記サーバから受信した、局への接続情報を含む、端末装置の設定情報を端末装置の記憶装置に記憶する記憶制御手段と、前記局から信号を検出した際に、前記記憶装置を検索して、前記局に関連する設定情報を見出す検索手段とを備え、前記設定情報が見出された場合に、当該設定情報を用いて、当該局に接続するために、端末装置を設定するように構成されている。

より好ましい実施態様においては、少なくとも、前記第２の通信システムが、無線ＬＡＮであり、前記信号検出手段が、前記信号として、アクセスポイントの暗号化された接続情報およびアクセスポイントを特定する情報を検出し、前記送受信手段が、前記サーバから、前記局のＷＥＰキーを受信し、かつ、前記設定手段が、受信したＷＥＰキーを用いて前記接続情報を復号するように構成されている。たとえば、前記第１の無線システムが、セルラー通信ネットワークであっても良いし、或いは、前記第１の無線システムが、他の無線ＬＡＮであっても良い。

本発明によれば、異種通信システム間をシームレスにハンドオーバーするときのコンフィギュレーションを自動的に設定する通信制御システムおよび通信制御方式を提供することが可能となる。

以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書において、あるデータの伝送媒体（たとえば、セルラー通信、無線ＬＡＮ、ＶＰＮなど）を通信システムと称する。また、本発明にかかる通信制御を実現する一連の機器を総称して通信制御システムと称する。

図１は、本発明の実施の形態にかかる通信制御システムの概略を示すブロックダイヤグラムである。図１に示すように、通信制御システムにおいては、セルラー通信システムに基づくセルラー通信ネットワーク１２と、無線ＬＡＮシステムによる無線ＬＡＮ１４とが存在する。携帯端末（ＭＴ）１６は、これらの無線システムを介してデータ通信を行うようになっている。

セルラー通信ネットワーク１２は、基地局（ＢＳ）１８を含む。ＭＴ１６は、ＢＳ１８を介して、インターネットやモバイルＩＰネットワーク（以下、「ＩＰネットワーク」と称する）２０に接続することができる。また、無線ＬＡＮ１４は、アクセスポイント（ＡＰ）２２を含む。ＭＴ１６は、ＡＰ２２を介して、ＩＰネットワーク２０に接続することもできる。

また、本実施の形態において、ＩＰネットワーク２０には、ＡＰのＡＰ接続情報を含むコンフィギュレーションを蓄積したデータベース（ＤＢ）２４を備えたコンフィギュレーションサーバ（ＣＳ）２６が接続される。なお、コンフィギュレーションは、ネットワークやＭＴに対する設定情報を意味し、その中の一部としてＡＰ接続情報が含まれる。

本実施の形態においては、ＭＴ１６は、セルラー通信ネットワーク１２と無線ＬＡＮ１４との間で、シームレスにハンドオーバーが可能となっている。図２に示すように、本実施の形態においては、ＭＴ１６は、無線ＬＡＮ１４の新規なＡＰ（新規ＡＰ）２２−ａを検出して当該新規ＡＰの情報を取得するＡＰ情報取得部３０と、取得した情報に基づいて、ＭＴ１６自身が記憶装置（図示せず）に記憶している情報で、無線ＬＡＮ１４に接続できるかを判断する検索処理部３２と、必要に応じて伝送媒体を変更するための処理を実行する媒体変更処理部３４と、ＭＴ１６自身のコンフィギュレーションを自動的に設定するコンフィギュレーション設定部３６とを有している。

また、ＣＳ２６は、無線ＬＡＮ１４における種々のＡＰ２２のコンフィギュレーションを取得してＤＢ２４に蓄積するコンフィギュレーション登録部４２と、ＭＴ１６からの要求に応じて、指定されたＡＰ２２のコンフィギュレーションを検索する検索インタフェース（Ｉ／Ｆ）４４とを有している。また、ＣＳ２６は、ネットワークを介して、ＭＴ１６がＣＳ２６に接続するための認証を行う認証サーバ４６に接続されている。このネットワークは、ＩＰネットワーク２０であっても良いし、他のネットワークであっても良い。

図１および図２に示した通信制御システムにおいて、セルラー通信ネットワーク１２に接続していたＭＴ１６が、シームレスに、無線ＬＡＮ１４に接続する場合について、図２および図３を参照して説明する。図３は、ＭＴ１６が無線ＬＡＮに接続するための処理を示すフローチャートである。無線ＬＡＮ１４の各ＡＰ２２は、前もって、自己のコンフィギュレーションを、ＩＰネットワーク２０を介して、ＣＳ２６に登録しておく（図２の符号２００および図３のステップ３００−１、３００−２）。また、図示していないが、ＭＴ１６が既に接続している通信システム（この例では、セルラー通信ネットワーク）において、当該通信システムを介して、ＣＳ２６にアクセスできるようになっている。

図４（ａ）は、ＤＢ２４に蓄積された情報を示す図である。図４（ａ）に示すように、ＤＢ２４のレコードは、ＡＰを特定するためのＡＰ番号（ＡＰ Ｎｏ．）、ＡＰのＭＡＣアドレス（ＭＡＣ）、ならびに、ＳＳＩＤおよびＷＥＰ（Wired Equivalent Privacy）からなる接続情報を含んでいる。

セルラー通信ネットワーク１２に接続しているＭＴ１６のＡＰ情報取得部３０が、あるＡＰ２２からの信号を受信する（符号２０１およびステップ３０１）。図４（ｂ）は、ＡＰ２２から与えられる信号（Ｂｅａｃｏｎ情報）を示す図である。図４（ｂ）に示すように、Ｂｅａｃｏｎ情報は、マスクされた、つまり暗号化されたＡＰ接続情報、および、マスクされていない当該ＡＰのＭＡＣアドレスを含む。

ＭＴ１６の検索処理部３２は、ＭＴの記憶装置（図示せず）を検索して、受理したＭＡＣアドレスに関連付けられたＡＰ接続情報が存在するかどうかを判断する（ステップ３０２）。本実施の形態においては、後述するように、取得したＡＰの接続情報を記憶装置に記憶しておき、再度、同一のＡＰに接続する場合に、ＣＳ２６へのアクセスなしに、ＡＰに接続することも可能である。

ＡＰ接続情報が存在しない場合、或いは、ＡＰ接続情報が存在しても、これが一時的なもの（たとえばワンタイムパスワードなど）である場合には、媒体変更処理部３４が、通信中のセルラー通信ネットワーク１２を介して、ＣＳ２６にクエリー情報（ｑｕｅｒｙ）を送信する（符号２０３およびステップ３０３）。図４（ｃ）は、クエリー情報を示す図である。図４（ｃ）に示すように、クエリー情報には、ＭＴ自身の端末情報と、取得したＡＰのＭＡＣアドレスとを含む。セルラー通信ネットワーク１２およびＩＰネットワーク２０を介してＣＳ２６に受信される。ＣＳ２６は、受信したクエリー情報中の端末情報を参照して、発信元を特定する。たとえば、ＣＳ２６は、ここで、端末情報を利用して、認証サーバ４６にアクセスして、ＭＴを認証しても良い。

ＣＳ２６の検索Ｉ／Ｆ４４は、クエリー情報中のＡＰのＭＡＣアドレスを参照して、ＤＢ２４中、当該ＭＡＣアドレスを含むレコードを検索する（ステップ３０４、３０５および３０６）。検索されたレコードの情報は、リプライ情報（ｒｅｐｌｙ）として、ＭＴ１６に送信される（符号２０７およびステップ３０７）。図４（ｄ）は、リプライ情報を示す図である。図４（ｄ）に示すように、リプライ情報は、ＭＴの端末情報、ＡＰのＭＡＣアドレス、ならびに、ＳＳＩＤやＷＥＰを含む当該ＡＰの接続情報を含む。

ＭＴ１６が、リプライ情報を受信すると、コンフィギュレーション設定部３６は、ＡＰのＭＡＣアドレスと関連付けて、受信した接続情報を記憶装置に記憶するとともに、コンフィギュレーションの設定を変更する（ステップ３０８）。たとえば、取得したＷＥＰキーを用いて、Ｂｅａｃｏｎ情報中のマスクされたＡＰ接続情報（図４（ｂ）参照）を復号し、これを用いてＡＰに接続するためにコンフィギュレーションを設定する。これにより、ＭＴ１６は、ＡＰ２２を介して、無線ＬＡＮ１４に接続することが可能となる（ステップ３０９）。

なお、検索処理部３２がＭＴの記憶装置を検索した際に、受理したＭＡＣアドレスに関連付けられたＡＰ接続情報が存在し、当該ＡＰ接続情報が有効である場合には、当該ＡＰ接続情報を利用して、コンフィギュレーションの設定を変更して、ＡＰ２２を介して、無線ＬＡＮ１４に接続することもできる。しかしながら、このようなＡＰ接続情報のＭＴの記憶装置への記憶は必須ではなく、ＭＴ１６がＡＰ２２からのＢｅａｃｏｎ情報を受理するごとに、通信中のネットワーク、すなわち、セルラー通信ネットワークを介してＣＳ２６にアクセスして、ＡＰ接続情報を取得しても良い。

このように、本実施の形態においては、無線ＬＡＮのＡＰのコンフィギュレーションを記憶する必要なく、通信中のネットワークから取得した接続情報により、ＭＴのコンフィギュレーションの設定を変更する。したがって、ユーザは、端末に情報を入力する手間なしに、シームレスに、無線ＬＡＮにハンドオーバーすることが可能となる。また、接続情報を、通信中のネットワークから取得するため、端末側に、設定のための情報を記憶する必要がないだけでなく、たとえば、無線ＬＡＮの無線エリアが拡張し、新たなＡＰが設置されたときにも、ＭＴは、当該新たなＡＰを介して無線ＬＡＮに接続することが可能となる。

なお、上記実施の形態において、セルラー通信ネットワークから無線ＬＡＮへのハンドオーバーの際について説明したが、無線ＬＡＮからセルラー通信ネットワークへのハンドオーバーにも同様に、本発明を適用することができる。たとえば、ＭＴ１６が、無線ＬＡＮ１４との接続の継続が困難と判断した場合、ＭＴ１６自身が保持している、セルラー通信ネットワークの接続情報を用いて、セルラー通信ネットワークに接続すればよい。

また、上記実施の形態においては、通信システムとして、セルラー通信ネットワークおよび無線ＬＡＮを利用しているが、他の通信システム間のハンドオーバーにも本発明を適用できる。図５は、本発明の他の実施の形態にかかる通信制御システムの概略を示すブロックダイヤグラムである。この例では、セルラー通信ネットワーク１４と、社内無線ＬＡＮ５０との間でのハンドオーバーを図る。社内ネットワーク（ＮＷ）５４は、アクセスポイント（ＡＰ）５２を有している。たとえば、社内無線ＬＡＮ５０はＶＰＮ接続である。

セルラー通信ネットワーク１４と通信中のＭＴ１６が、ＡＰ５２を検出して、当該ＡＰ５２の情報を取得する。ここでも、ＭＴ１６は、ＡＰのＭＡＣアドレスを取得して、当該ＭＡＣアドレスに関連付けられたＡＰ接続情報が既に存在するかどうかを判断する。ＡＰ接続情報が存在しない場合には、上述した第１の実施の形態と同様に、通信中のセルラー通信ネットワーク１４およびＩＰネットワーク２０を介して、ＣＳ２６にアクセスして、必要なＡＰ接続情報を取得して、コンフィギュレーションを設定する。これにより、ＭＴ１６は社内無線ＬＡＮ５０にアクセスすることが可能となる。

なお、社内無線ＬＡＮ５０からセルラー通信ネットワークへのアクセスも、第１の実施の形態と同様である。

本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、前記実施の形態において、ＡＰ接続情報をＣＳから取得し、ＭＴにおいて、ＡＰ接続情報に基づいて、新たに接続する通信システムのためのコンフィギュレーションを設定している。しかしながら、ＡＰ接続情報に限定されるものではなく、端末のセキュリティポリシ、アプリケーションの設定情報を、通信中の通信システムから取得しても良い。

また、本実施の形態においては、通信セルラーネットワークと無線ＬＡＮとの間、および、通信セルラーネットワークと社内ＬＡＮとの間でのハンドオーバーに本発明を適用したが、異種のＬＡＮ間でのハンドオーバーに本発明を適用することもできる。この場合、通信中の一方の通信システムにおいてセキュアにデータ伝送が実現できるのが望ましい。

図１は、本発明の実施の形態にかかる通信制御システムの概略を示すブロックダイヤグラムである。 図２は、本実施の形態にかかるＭＴおよびＣＳおよびこれらに関連する構成要素をより詳細に示すブロックダイヤグラムである。 図３は、本実施の形態において、セルラー通信ネットワークから無線ＬＡＮへのハンドオーバーの際に実行される処理を示すフローチャートである。 図４（ａ）〜（ｂ）は、それぞれ、本実施の形態におけるＣＳに接続されたＤＢのデータ構成、Ｂｅａｃｏｎ情報、クエリー情報およびリプライ情報を説明する図である。 図５は、本発明の他の実施の形態にかかる通信制御システムの概略を示すブロックダイヤグラムである。

符号の説明

１２ セルラー通信ネットワーク
１４ 無線ＬＡＮ
１６ ＭＴ
１８ ＢＳ
２０ ＩＰネットワーク
２２ ＡＰ
２４ ＤＢ
２６ ＣＳ
３０ ＡＰ情報取得部
３２ 検索処理部
３４ 媒体変更処理部
３６ コンフィギュレーション設定部
４２ コンフィギュレーション登録部
４４ 検索Ｉ／Ｆ

Claims (11)

1. 第１の通信システムと第２の通信システムとの間で、一方の通信システムから他方の通信システムにハンドオーバーする通信制御方法であって、
   端末装置において、一方の通信システムと通信している際に、他の通信システムの局からの信号を検出するステップと、
   当該信号中の当該局を特定する情報を、前記局を特定する情報、および、当該局への接続情報を記憶したサーバに、当該一方の通信システムを介して送信するステップと、
   前記サーバから、一方の通信システムを介した、前記局への接続情報を含む、当該端末装置の設定情報を受信するステップと、
   前記受信した設定情報を用いて、当該局に接続するために、端末装置を設定するステップと、
   前記他の通信システムと接続するステップとを備えたことを特徴とする通信制御方法。
2. さらに、前記サーバから受信した、局への接続情報を含む、端末装置の設定情報を端末装置の記憶装置に記憶するステップと、
   前記局から信号を検出した際に、前記記憶装置を検索して、前記局に関連する設定情報を見出すステップと、
   前記設定情報が見出された場合に、当該設定情報を用いて、当該局に接続するために、端末装置を設定するステップとを備えたことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 少なくとも、前記第２の通信システムが、無線ＬＡＮであり、
   前記端末装置が、前記信号として、アクセスポイントの暗号化された接続情報およびアクセスポイントを特定する情報を検出するステップと、
   前記サーバから、前記局のＷＥＰキーを受信し、受信したＷＥＰキーを用いて前記接続情報を復号するステップとを備えたことを特徴とする請求項１または２に記載の方法。
4. 前記第１の無線システムが、セルラー通信ネットワークであることを特徴とする請求項３に記載の方法。
5. 前記第１の無線システムが、他の無線ＬＡＮであることを特徴とする請求項３に記載の方法。
6. 前記設定情報が、セキュリティポリシおよび／またはアプリケーションの設定情報を含むことを特徴とする請求項１ないし５の何れか一項に記載の方法。
7. 第１の通信システムと第２の通信システムとの間で、一方の通信システムから他方の通信システムにハンドオーバーする端末装置であって、
   一方の通信システムと通信している際に、他の通信システムの局からの信号を検出する信号検出手段と、
   当該信号中の当該局を特定する情報を、前記局を特定する情報、および、当該局への接続情報を記憶したサーバに、当該一方の通信システムを介して送信し、かつ、前記サーバから、一方の通信システムを介した、前記局への接続情報を含む、当該端末装置の設定情報を受信する送受信手段と、
   前記受信した設定情報を用いて、当該局に接続するために、端末装置を設定する設定手段とを備え、前記端末装置が、前記他の通信システムと接続するように構成されたことを特徴とする端末装置。
8. さらに、前記サーバから受信した、局への接続情報を含む、端末装置の設定情報を端末装置の記憶装置に記憶する記憶制御手段と、
   前記局から信号を検出した際に、前記記憶装置を検索して、前記局に関連する設定情報を見出す検索手段とを備え、
   前記設定情報が見出された場合に、当該設定情報を用いて、当該局に接続するために、端末装置を設定するように構成されたことを特徴とする請求項７に記載の端末装置。
9. 少なくとも、前記第２の通信システムが、無線ＬＡＮであり、
   前記信号検出手段が、前記信号として、アクセスポイントの暗号化された接続情報およびアクセスポイントを特定する情報を検出し、前記送受信手段が、前記サーバから、前記局のＷＥＰキーを受信し、かつ、前記設定手段が、受信したＷＥＰキーを用いて前記接続情報を復号するように構成されたことを特徴とする請求項７または８に記載の端末装置。
10. 前記第１の無線システムが、セルラー通信ネットワークであることを特徴とする請求項９に記載の端末装置。
11. 前記第１の無線システムが、他の無線ＬＡＮであることを特徴とする請求項１０に記載の端末装置。

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