JP2005085104A - 課金システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子データの送信先である受信者が送付された電子データをプリントする場合に、送信元の送信者に対してプリント料金を課金することができるようにする。
【解決手段】 送信者により、電子データのプリントに対する費用負担条件を設定(102)し、指定されたプリンタで電子データのプリントを行うときに、費用負担条件設定されたものであるかを参照し、指定された電子データのプリント料金を算出(104)して、参照結果及び算出結果に応じて、当該プリント料金を送信者あるいは、受信者に対して課金する(105〜107)ようにする。
【選択図】 図41

Description

本発明は、ネットワークを介して電子データの送受信を行い、当該電子データのプリントに対して課金を行う課金システム及び課金処理方法に関する。特に、画像読み取り装置などで読み取られた画像データを、ネットワークを介してプリンタ装置などで用紙にプリントし、プリント料金の課金を行う課金システム及び課金処理方法に関する。
従来、コンビニエンスストア、コピーショップ等に設置されている複写機等に代表されるように、ユーザが原稿のコピーを行った場合には、その使用に応じてユーザにコピー料金が請求される。ユーザは、複写機に接続されたコイン投入機に硬貨を投入し、その金額分のコピーを取ることができる。
また、コピーを1枚とる毎に、複写機とコイン投入機が通信を行い、金額を引いていく方式の装置がある。他には、複写機にユーザの登録をしておき、複写機に接続されたカードリーダーを介して指定のカードを読み込ませ、ユーザを特定して、登録されたユーザ毎にコピー枚数を積算する方式のものや、読み込ませたカードが一定額のプリペイドカードである場合には、その料金分までコピーをとることができる方式のものが実用化されている。
また、複写機能だけでなく、コンピュータからのプリント機能、FAX機能、画像の送信機能を搭載した複合機が製品化されている。これらの機能の増加に合わせて、機能、処理、ユーザ等に応じて、その使用状況を機器内部あるいは機器外部で記憶し、課金する仕組みが実用化されている。
しかしながら、従来の課金方式では、装置を使用したユーザに対して課金されるため、例えば、電子メールに添付された画像・文書データをプリントした場合には、プリント処理を行った、つまりデータを受信したユーザに課金される。画像・文書データの送信者にプリント料金を課金することはできなかった。
例えば、以下のような例において、従来の課金方式では不便である。
会議の主催者が、出席者に対して事前に会議用の資料を送付して検討を依頼したい場合に、主催者がプリントした資料を郵便等で出席者に送付するよりは、電子メール、サーバ等を利用してインターネット等により文書データ、画像データを送付した方がより早く出席者に資料を送付することができる。通信コストがかかるが、インターネットの普及、スピードの高速化等により、プリントしたものを送付するよりは、低価格で送付することが可能である。
しかし、送付された電子データの資料をコンピュータ等に接続されたモニターで見るだけで構わない人がいる一方で、プリントしたものを見たい人もいることが想定される。そのような場合、資料のプリントを行った人が本来会議の主催者の負担するべきプリント料金を負担することになってしまう。
本発明は上述の問題点にかんがみてなされたもので、電子データの送信先である受信者が送付された電子データをプリントする場合に、送信元の送信者に対してプリント料金を課金することができる課金システム及び課金処理方法を提供することを目的とする。
本発明の課金システムは、ネットワークを介して電子データの送受信を行い、前記電子データのプリントに対して課金を行う課金システムであって、送信者により、前記電子データの前記プリントに対する費用負担条件を設定する費用負担条件設定手段と、前記電子データを送信するデータ送信手段と、前記データ送信手段により送信された電子データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信した電子データの前記プリントを指定するプリント指定手段と、 前記プリント指定手段によりプリント指定された電子データが、前記費用負担条件設定手段により設定されたものであるかを参照する参照手段と、前記プリント指定手段により指定された電子データの前記プリントに対するプリント料金を算出する料金算出手段と、前記参照手段及び前記料金算出手段での結果に応じて、前記プリント料金を送信者あるいは、受信者に対して課金する課金手段とを備える。
本発明によれば、電子データの送信先である受信者が送付された電子データをプリントする場合に、送信元の送信者に対してプリント料金を課金することができる。これにより、電子データの送信者は、電子データの受信者が当該電子データをプリントした場合に、そのプリント料金を自己で負担するか、もしくは負担しないかを指定することができるため、送信者の目的に応じて選択することができ、使用者のニーズにあった課金システムを提供することができる。
また、負担するプリント料金の上限、プリント部数、プリント期限等の制限を設定するようにしたので、送信した電子データのプリント料金に対する上限を設けることができる。
次に、添付図面を参照しながら本発明の課金システム及び課金処理方法の実施形態について説明する。
−課金システムの全体構成−
図1は、本発明の実施形態における課金システムの全体構成図である。
1001及び1024は、画像形成装置であり、後述するスキャナとプリンタから構成され、スキャナから読み込んだ画像をローカルエリアネットワーク1010(以下、LANと記す)に流したり、LAN1010から受信した画像をプリンタでプリントアウトしたりする。また、スキャナから読んだ画像を不図示のFAX送信手段により、PSTN又はISDN1030に送信したり、PSTN又はISDN1030から受信した画像をプリンタでプリントアウトしたりする。
1002は、データベースサーバであり、画像形成装置1001により読み込んだ2値画像及び多値画像をデータベースとして管理する。1003は、データベースサーバ1002のデータベースクライアントであり、データベースサーバ1002に保存されている画像データを閲覧もしくは検索等することができる。1004は、電子メールサーバであり、画像形成装置1001により読み取った画像を電子メールの添付として受け取ることができる。1005は、電子メールクライアントであり、電子メールサーバ1004の受け取ったメールを受信して閲覧したり、電子メールを送信したりすることが可能である。
1006は、HTML文書をLAN1010に提供するWWWサーバであり、自己から提供するHTML文書を画像形成装置1001でプリントアウトする。1011は、ルータであり、LAN1010をインターネット/イントラネット1012と連結する。インターネット/イントラネット1012には、前述した画像形成装置1001、データベースサーバ1002、電子メールサーバ1004、電子メールクライアント1005、WWWサーバ1006と同様の装置が、それぞれ画像形成装置1024、データベースサーバ1021、電子メールサーバ1023、電子メールクライアント1025、WWWサーバ1022として連結されている。
また、画像形成装置1001は、PSTN又はISDN1030を介してFAX装置1031と送受信可能に構成されている。また、LAN1010上には、プリンタ1040も連結されており、画像形成装置1001で読み取った画像がプリントアウト可能に構成されている。
−画像形成装置のソフトウェア構成−
図2は、課金システムのソフトウェアのブロック構成図である。
1501は、ユーザインタフェース(UI)を司るものであり、オペレータが本複合機の各種操作・設定を行う際、機器との仲介を行うモジュールである。本モジュールは、オペレータの操作に従い、後述の各種モジュールに入力情報を転送し処理の依頼、或いはデータの設定等を行う。
1502は、Address−Book即ちデータの送付先、通信先等を管理するデータベースモジュールである。このAddress−Bookの内容は、UI1501からの操作によりデータの追加、削除、取得が行われ、オペレータの操作により後述の各モジュールにデータの送付・通信先情報を与えるものとして使用されるものである。
1503は、Web−サーバモジュールであり、図外のWebクライアントからの要求により、本画像形成装置の管理情報を通知するために使用される。この管理情報は、後述のControll−API1518を介して読み取られ、後述のHTTP1512、TCP/IP1516、Network−Driver1517を介してWebクライアントに通知される。
1504は、Universal−Send即ち、データの配信を司るモジュールであり、UI1501によりオペレータに指示されたデータを、同様に指示された通信(出力)先に配布するものである。また、オペレータにより、本装置のスキャナ機能を使用し配布データの生成が指示された場合は、後述のControll−API1518を介して機器を動作させ、データの生成を行う。
1505は、Universal−Send1504内で出力先にプリンタが指定された際に実行されるモジュールである。また、1506は、Universal−Send1504内で通信先にE−mailアドレスが指定された際に実行されるモジュールである。また、1507は、Universal−Send1504内で出力先にデータベースが指定された際に実行されるモジュールである。また、1508は、Universal−Send1504内で出力先に本装置と同様の複合機が指定された際に実行されるモジュールである。
1509は、Remote−Copy−Scanモジュールであり、本装置のスキャナ機能を使用し、ネットワーク等で接続された他の複合機を出力先とし、本装置単体で実現しているCopy機能と同等の処理を行うモジュールである。また、1510は、Remote−Copy−Printモジュールであり、本装置のプリンタ機能を使用し、ネットワーク等で接続された他の複合機を入力先とし、本装置機単体で実現しているCopy機能と同等の処理を行うモジュールである。また、1511は、Web−Pull−Print即ちインターネット又はイントラネット上の各種ホームページの情報を読み出し、印刷するモジュールである。
1512は、本装置がHTTPにより通信する際に使用されるモジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより、前述のWeb−サーバ1503、Web−Pull−Print1511モジュールに通信を提供するものである。また、1513は、lprモジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより、前述のUniversal−Send1504内のプリンタモジュール1505に通信を提供するものである。また、1514は、SMTPモジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより、前述のUniversal−Send1504内のE−mailモジュール1506に通信を提供するものである。
1515は、SLM即ちSalutation−Managerモジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより、前述のUniversal−Send1504内のデータベースモジュール1517、DPモジュール1518及びRemote−Copy−Scan1509モジュール、Remote−Copy−Print1510モジュールに通信を提供するものである。また、1516は、TCP/IP通信モジュールであり、前述の各種モジュールに後述のNetwork−Driver1517により、ネットワーク通信を提供するものである。
1517は、ネットワークドライバであり、ネットワークに物理的に接続される部分を制御するものである。また、1518は、Controll−APIであり、Universal−Send1504等の上流モジュールに対し、後述のJob−Manager1519等の下流モジュールとのインタフェースを提供するものであり、上流、及び下流のモジュール間の依存関係を軽減しそれぞれの流用性を高めるものである。
1519は、Job−Managerであり、前述の各種モジュールよりControll−API1518を介して指示される処理を解釈し、後述の各モジュールに指示を与えるものである。また、本モジュールは、本装置内で実行されるハード的な処理を一元管理するものである。また、1520は、CODEC−Manegerであり、Job−Manager1519が指示する処理の中でデータの各種圧縮・伸長を管理・制御するものである。
1521は、FBE−Encoderであり、Job−Manager1519、Scan−Manager1524により、実行されるスキャン処理により読み込まれたデータをFBEフォーマットにより圧縮するものである。また、1522は、JPEG−CODECであり、Job−Manager1519、Scan−Manager1524により実行されるスキャン処理及びPrint−Manager1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのJPEG圧縮及び印刷データのJPEG展開処理を行うものである。
1523は、MMR−CODECであり、Job−Manager1519、Scan−Manager1524により実行されるスキャン処理及びPrint−Manager1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのMMR圧縮及び印刷データのMMR伸長処理を行うものである。また、1524は、Scan−Managerであり、Job−Manager1519が指示するスキャン処理を管理・制御するものである。
1525は、SCSIドライバであり、Scan−Manager1524と本装置が内部的に接続しているスキャナ部との通信を行うものである。また、1526は、Print−Managerであり、Job−Manager1519が指示する印刷処理を管理・制御するものである。また、1527は、Engine−I/Fドライバであり、Print−Manager1526と印刷部とのI/Fを提供するものである。また、1528は、パラレルポートドライバであり、Web−Pull−Print1511がパラレルポートを介して図外の出力機器にデータを出力する際のI/Fを提供するものである。
−画像形成装置のハードウェア構成−
図3は、画像形成装置のハードウェアのブロック構成図である。
コントローラユニット(Controller Unit)2000は、画像入力デバイスであるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリンタ2095と接続し、一方では、LAN2011や公衆回線(WAN)2051と接続することで画像情報やデバイス情報の入出力を行うためのコントローラである。
CPU2001は、システム全体を制御するコントローラである。RAM2002は、CPU2001が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003は、ブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェア、画像データ、ソフトウェアカウンタ値などを格納する。
操作部I/F2006は、操作部(UI)2012との間のインタフェースを司り、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、本システム使用者が操作部2012を介して入力した情報を、CPU2001に伝える役割を果たす。
ネットワーク(Network)2010は、LAN2011と接続し、LAN2011に対して情報の入出力を行う。モデム(MODEM)2050は、公衆回線2051と接続し、公衆回線2051に対して情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。
イメージバスインターフェース(Image Bus I/F)2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバス又はIEEE1394で構成される。画像バス2008には、以下のデバイスが配置される。
ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060は、PDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095とコントローラユニット2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像回転部2030は、画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データに対してはJPEG、2値画像画像データに対してはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。
(画像形成装置の画像入出力部)
図4は、画像形成装置における画像入出力デバイスを示す概略図である。
画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照明し、不図示のCCDラインセンサを走査させることにより、紙上の画像をラスターイメージデータ2071として電気信号に変換する。原稿用紙は、原稿フィーダ2072のトレイ2073にセットされ、装置使用者が操作部2012から読み取り起動を指示することにより、CPU2001からスキャナ2070に指示を与え(2071)、フィーダ2072は、原稿用紙を1枚ずつフィードして原稿画像の読み取り動作を行う。
画像出力デバイスであるプリンタ部2095は、ラスターイメージデータ2096を用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、コントローラCPU2001からの指示2096によって開始する。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズ又は異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2101、2102、2103、2104がある。また、排紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受けるものである。
(画像形成装置の操作部)
図5は、画像形成装置の操作部2012を示す概略図である。
LCD表示部2013は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されると、その位置情報をCPU2001に伝える。スタートキー2014は、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2014中央部には、緑と赤の2色LED2018があり、その色によってスタートキー2014が使える状態にあるかどうかを示す。
ストップキー2015は、稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキー2017は、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
(画像形成装置のスキャナ画像処理部)
図6は、画像形成装置のスキャナ画像処理部2080におけるブロック構成図である。
画像バスI/Fコントローラ2081は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部2080内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる働きをする。フィルタ処理部2082は、空間フィルタでコンボリューション演算を行う。編集部2083は、例えば入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。
変倍処理部2084は、読み取り画像の解像度を変える場合に、ラスターイメージの主走査方向について補間演算を行って拡大、縮小を行う。副走査方向の変倍については、不図示の画像読み取りラインセンサを走査する速度を変えることで行う。テーブル2085は、読み取った輝度データである画像データを濃度データに変換するために、行うテーブル変換である。2値化2086は、多値のグレースケール画像データを誤差拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。処理が終了した画像データは、再び画像バスコントローラ2081を介して、画像バス上に転送される。
(画像形成装置のプリンタ画像処理部)
図7は、画像形成装置のプリンタ画像処理部2090におけるブロック構成図である。
画像バスI/Fコントローラ2091は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、プリンタ画像処理部2090内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる働きをする。解像度変換部2092は、ネットワーク2011あるいは公衆回線2051からの画像データを、プリンタ2095の解像度に変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部2093は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
(画像形成装置の画像圧縮処理部)
図8は、画像形成装置の画像圧縮処理部2040におけるブロック構成図である。
画像バスI/Fコントローラ2041は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、入力バッファ2042、出力バッファ2045とのデータのやりとりを行うためのタイミング制御及び画像圧縮部2043に対するモード設定などを制御する働きをする。以下に、画像圧縮処理部2040の処理手順を示す。
画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像圧縮制御のための設定を行う。この設定により、画像バスI/Fコントローラ2041は、画像圧縮部2043に対して画像圧縮に必要な設定(例えばMMR圧縮、JBIG伸長等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像データの転送許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2041は、RAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。
画像バスI/Fコントローラ2041で受け取った画像データは、入力バッファ2042に一時格納され、画像圧縮部2043の画像データ要求に応じて一定のスピードで画像を転送する。この際、入力バッファは画像バスI/Fコントローラ2041と画像圧縮部2043との両者間で、画像データを転送できるかどうかを判断し、画像バス2008からの画像データの読み込み及び画像圧縮部2043への画像の書き込みが不可能である場合は、データの転送を行わないような制御を行う(以後このような制御をハンドシェークと呼称する)。
画像圧縮部2043は、受け取った画像データを一旦、RAM2044に格納する。これは、画像圧縮を行う際には、行う画像圧縮処理の種類によって数ライン分のデータを要するためであり、最初の1ライン分の圧縮を行うためには数ライン分の画像データを用意してからでないと画像圧縮が行えないためである。画像圧縮を施された画像データは、直ちに出力バッファ2045に送られる。
出力バッファ2045では、画像バスI/Fコントローラ2041及び画像圧縮部2043とのハンドシェークを行い、画像データを画像バスI/Fコントローラ2041に転送する。画像バスI/Fコントローラ2041では、転送された圧縮(もしくは伸長))された画像データをRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスにデータを転送する。
こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)、もしくはこの画像圧縮処理部2040から停止要求が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発生時等)繰り返される。
(画像形成装置の画像回転処理部)
図9は、画像形成装置の画像回転処理部2030におけるブロック構成図である。
画像バスI/Fコントローラ2031は、画像バス2008と接続し、そのバスシーケンスを制御する働きと、画像回転部2032にモード等を設定する制御及び画像回転部2032に画像データを転送するためのタイミングを制御する働きを行う。以下に、画像回転処理部2030の処理手順を示す。
画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2031に対して画像回転制御のための設定を行う。この設定により、画像バスI/Fコントローラ2041は、画像回転部2032に対して画像回転に必要な設定(例えば画像サイズや回転方向・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2031に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2031は、RAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。
尚、ここでは、回転を行う画像サイズを32×32ビットとし、また、画像バス2008上に画像データを転送する際に、32ビットを単位とする画像データの転送を行うものとする(扱う画像は2値を想定する)。上述のように、32×32ビットの画像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある(図10参照)。
不連続アドレッシングにより転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されているように、RAM2033に書き込まれる。例えば、90度の反時計方向回転であれば、最初に転送された32ビットの画像データを、図11のようにY方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画像が回転される。
32×32ビットの画像回転(RAM2033への書き込み)が完了した後、画像回転部2032は、RAM2033から上述した読み出し方法で画像データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ2031に画像データを転送する。回転処理された画像データを受信した画像バスI/Fコントローラ2031は、連続アドレッシングを行うことによって、RAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスに画像データを転送する。
こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返される。
(画像形成装置のデバイスI/F部)
図12は、画像形成装置のデバイスI/F部2020におけるブロック構成図である。
画像バスI/Fコントローラ2021は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、デバイスI/F部2020内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる働きをする。また、外部のスキャナ2070及びプリンタ2095への制御信号を発生させる。スキャンバッファ2022は、スキャナ2070から送られてくる画像データを一時保存し、画像バス2008に同期させて画像データを出力する。
シリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023は、スキャンバッファ2022に保存された画像データを順番に並べて、あるいは分解して、画像バス2008に転送できる画像データのデータ幅に変換する。パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部2024は、画像バス2008から転送された画像データを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバッファ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換する。
プリントバッファ2025は、画像バス2008から送られてくる画像データを一時保存し、プリンタ2095に同期させて画像データを出力する。以下に、画像スキャン時の処理手順を示す。
スキャナ2070から送られてくる画像データを、スキャナ2070から送られてくるタイミング信号に同期させて、スキャンバッファ2022に保存する。そして、画像バス2008がPCIバスの場合には、スキャンバッファ2022内に画像データが32ビット以上入ったときに、画像データを先入れ先出しで32ビット分、スキャンバッファ2022からシリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023に送り、32ビットの画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。
また、画像バス2008がIEEE1394の場合には、スキャンバッファ2022内の画像データを先入れ先出しでスキャンバッファ2022からシリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023に送り、シリアル画像データに変換して、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。以下に、画像プリント時の処理手順を示す。
画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バスから送られてくる32ビットの画像データを画像バスI/Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部2024に送り、プリンタ2095の入力データビット数の画像データに分解し、プリントバッファ2025に保存する。
また、画像バス2008がIEEE1394の場合には、画像バスから送られてくるシリアル画像データを画像バスI/Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部2024に送り、プリンタ2095の入力データビット数の画像データに変換し、プリントバッファ2025に保存する。
そして、プリンタ2095から送られてくるタイミング信号に同期させて、スキャンバッファ2022内の画像データを先入れ先出しして、プリンタ2095に送る。
−課金システムのアプリケーション−
以下、本発明の課金システムにおける組み込みアプリケーションの実施形態について図面を用いて説明する。
図30は、本発明の課金システムにおける配信に関する組み込みアプリケーションを示したブロック構成図である。
4050は、操作部2012のアプリケーションを示すブロックである。また、4100は、リモートコピーアプリケーションの送信側を示すブロックである。また、4150は、同報配信の送信側を示すブロックである。また、4200は、Web−Pull−Printモジュールを示すブロックである。また、4250は、Web−サーバモジュールを示すブロックである。
4300は、リモートコピーの受信側(プリント側)を示すブロックである。また、4350は、同報配信で送信されてきたイメージを汎用のプリンタで受信・プリントするブロックである。また、4400は、リモートプリントの受信側(プリント側)を示すブロックである。また、4450は、同報配信で送信されてきたイメージを公知のNotes−サーバで受信・格納するブロックである。4500は、同報配信で送信されてきたイメージを2値のイメージとして受信・格納するブロックである。また、4550は、同報配信で送信されてきたイメージを公知のMail−サーバで受信・格納するブロックである。また、4600は、同報配信で送信されてきたイメージを多値のイメージを受信・格納するブロックである。また、4650は、情報コンテンツを含んだ公知のWeb−サーバを示すブロックである。また、4700は、Web−サーバなどにアクセスする公知のWeb−Browserを示すブロックである。以下、それぞれのブロックに照らし合わせながら、アプリケーション群の説明を詳細に行う。
(ユーザインタフェース(UI)アプリケーション)
4050ブロックに示したユーザインタフェース(以下、UI)の詳細は、前記したとおりであるが、ここでは、4051のAddress−Bookについて説明する。このAddress−Book4051は、画像形成装置内の不揮発性の記憶装置(不揮発性メモリやハードディスクなど)に保存されており、この中には、ネットワークに接続された機器の特徴が記載されている。
例えば、以下に列挙するようなものが含まれている。
・機器の正式名やエイリアス名
・機器のネットワークアドレス
・機器の処理可能なネットワークプロトコル
・機器の処理可能なドキュメントフォーマット
・機器の処理可能な圧縮タイプ
・機器の処理可能なイメージ解像度
・プリンタ機器の場合の給紙可能な紙サイズ、給紙段情報
・サーバ(コンピュータ)機器の場合のドキュメントを格納可能なフォルダ名
以下に説明する各アプリケーションは、上記Address−Book4051に記載された情報により、配信先の特徴を判別することが可能となる。また、このAddress−Book4051は、編集可能であるとともに、ネットワーク内のサーバコンピュータなどに保存されているものをダウンロードして使用するまたは、直接参照することも可能である。
(リモートコピーアプリケーション)
リモートコピーアプリケーションは、配信先に指定された機器の処理可能な解像度情報をAddress−Book4051より判別し、それに従い、スキャナにより読み取った画像2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTI/FF(Tagged Image File Format)化し、SLM4103を通して、ネットワーク上のプリンタ機器に送信する。SLM4103とは、詳細には説明しないが、公知のSalutation−Manager(または、Smart−Link−Manager)と呼ばれる機器制御情報などを含んだネットワークプロトコルの一種である。
(同報配信アプリケーション)
同報配信アプリケーションは、前記リモートコピーアプリケーションと違い、一度の画像走査で複数の配信宛先に画像を送信する事が可能である。また、配信先もプリンタ機器にとどまらず、いわゆるサーバコンピュータにも直接配信可能である。以下、配信先に従って順に説明する。
配信先の機器が公知のネットワークプリンタプロトコルであるLPD(Line Printer Daemon)、プリンタ制御コマンドとして公知のLIPSを処理可能だとAddress−Book4051より判別された場合、同様にAddress−Book4051より判別された画像解像度に従って画像の読み取りを行い、また、画像自体は、本実施例では公知のFBE(First Binari Encoding)を用いて圧縮し、さらに、LIPSコード化して、公知のネットワークプリンタプロトコルであるLPRで相手機器に送信する。
配信先の機器が前記SLMで通信可能なサーバ機器の場合、Address−Book4051より、サーバアドレス、サーバ内のフォルダの指定を判別し、リモートコピーアプリケーションと同様に、スキャナにより読み取った画像2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTI/FF(Tagged Image File Format)化し、SLMを通してネットワーク上のサーバ機器における特定のフォルダに格納する事が可能である。
また、本実施形態の装置では、相手機器であるサーバが公知のJPEG圧縮された多値画像を処理可能だと判別した場合、前記の2値画像と同様に多値読み取りした画像を公知のJPEG圧縮を用いて、やはり公知のJFI/F化し、SLMを通して、ネットワーク上のサーバ機器における特定のフォルダに格納することが可能である。
配信先の機器が公知のE−mailサーバである場合、Address−Book4051に記載されたメールアドレスを判別し、スキャナにより読み取った画像2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTI/FF(Tagged Image File Format)し、公知のSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)4153を使用して、E−mailサーバに送信する。その後の配信は、mail−サーバ4550に従って実行される。
(Web−Pull−Printアプリケーション)
Web−Pull−Printアプリケーションは、本実施例とは直接関係しないので、説明は省略する。
(Web−サーバアプリケーション)
Web−サーバアプリケーションは、本実施例とは直接関係しないので、説明は省略する。
−画像形成装置の操作部の概要−
図13は、画像形成装置の操作部3000を示す概略図である。
LCD表示部3001は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラCPU2001に伝える。スタートキー3002は、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー3003は、稼働中の動作を止める働きをする。IDキー3004は、使用者のユーザIDを入力するときに用いる。リセットキー3005は、操作部からの設定を初期化するときに用いる。
以下、操作部3000の各画面について詳細に説明する。
図14は、操作部3000の操作画面を示した概略図である。
本実施形態における画像形成装置が提供する機能は、Copy/Send/Retrieve/Tasks/Management/Configurationの6つの大きなカテゴリーに分かれており、これらは操作画面3010上の上部に表示される6つのメインタブ(COPY3011、SEND3012、RETRIEVE3013、TASKS3014、MGMT3015、CONFIG3016)に対応している。これらのメインタブを押すことにより、各カテゴリーの画面への切り替えが行われる。他カテゴリーへの切り替えが許可されない場合は、メインタブの表示色が変わり、メインタブを押しても反応しない。
COPY3011は、自機器が有するスキャナとプリンタを使用して通常のドキュメント複写を行う機能と、自機器が有するスキャナとネットワークで接続されたプリンタを使用してドキュメントの複写を行う機能(リモートコピー)を含む。SEND3012は、自機器が有するスキャナに置かれたドキュメントを、電子メール、リモートプリンタ、ファックス、ファイル転送(FTP)及びデータベースに転送する機能であり、宛先を複数指定することが可能である。RETRIEVE3013は、外部にあるドキュメントを取得し、自機器が有するプリンタで印刷する機能である。ドキュメントの取得手段としてWWW、電子メール、ファイル転送及びファックスの使用が可能である。
TASKS3014は、ファックスやインターネットプリントなどの外部から送られるドキュメントを自動処理し、定期的にRetrieveを行うためのタスクの生成、管理を行う。MANAGEMENT3015は、ジョブ・アドレス帳・ブックマーク・ドキュメント・アカウント情報などの管理を行う。CONFIGURATION3016は、自機器に関しての設定(ネットワーク、時計など)を行う。以下、これらの機能設定を行う方法をLCD画面表示の例を使用して説明する。
図15は、操作部3000のID入力画面を示した概略図である。
電源投入直後及びIDキー押下時に、ID入力画面3020が表示される。このID入力画面3020でユーザID及びパスワードを正しく入力し、OKボタン3024を押すと、前述の操作画面が表示されて操作が可能になる。ID入力領域3021とパスワード入力領域3022の切り替えは、入力領域を直接押すことで切り替えることができる。
図18及び図19は、操作部3000のCOPY画面を示した概略図である。
COPY画面表示時にスタートボタンを押すと、スキャナが動作し、選択されているプリンタから画面上に表示されている各設定パラメータに応じた複写物が出力される。COPYメイン画面3100は、プリンタ選択ボタン3103及びプリンタ表示領域3102、Image−Quality選択ボタン3105及びImage−Quality表示領域3104、従来の複写機と同様のコピーパラメータ表示領域3101、拡大縮小設定ボタン3106,3107、紙選択ボタン3108、ソータ設定ボタン3110、両面コピー設定ボタン3112、濃度インジケータ及び濃度設定ボタン3109、テンキー3114から構成される。
プリンタ選択ボタン3103を押すと、図19に示すように、使用可能なプリンタ(自機器が有するプリンタ及びネットワークで接続されたプリンタ)の一覧3120がプルダウン表示される。一覧の中から所望のプリンタを選択すると、当該一覧が消え、プリンタ表示領域3102に選択したプリンタ名が表示される。
Image−Quality設定ボタン3105を押すと、Image−Quality一覧が表示され、写真・写真/テキスト・テキストの3種類の中から所望のImage−Qualityを選択することができる。
前述のコピーパラメータ設定ボタンを押すと、それぞれに対応した設定を行うためのサブ画面(拡大縮小設定、紙選択、ソータ設定、両面コピー設定など)が表示され、従来の複写機での設定と同様にパラメータを設定することができる。また濃度設定も、従来の複写機と同様に操作することができる。
図20及び図21は、操作部3000のSEND画面を示した概略図である。
SEND画面表示時にスタートボタンが押されると、スキャナが動作し、読み取った画像データを、設定された宛先に指定された送信方法で送信する処理が開始される。
SENDメイン画面3200は、宛先表示領域3202、詳細宛先数表示領域3203、宛先スクロールボタン3204、アドレスブックボタン3208、Newボタン3209、Editボタン3210、Deleteボタン3211、Subject入力領域3205、Message入力領域3206、File−Name入力領域3207、Cover−pageチェックボタン3212、Put−Into−HDチェックボタン3213、Print−Outチェックボタン3214、Scan−Settingボタン3215から構成される。リセットを含む初期化時には、図21の3201に示すように、宛先表示領域には1つの宛先も表示されず、操作説明画面が表示される。
宛先表示領域3202には、入力された宛先の一覧が表示される。入力は順次末尾に追加される。詳細宛先数表示領域3203には、現在設定されている宛先数が表示される。宛先表示領域からある宛先を選択した後、Deleteボタン3211を押すと、選択されていた宛先が削除される。また、Subject入力領域3205、Message入力領域3206、File−Name入力領域3207を押すと、フルキーボードが表示され、それぞれの入力が可能になる。
図22は、操作部3000におけるアドレスブックサブ画面3220を示した概略図である。
図20に示すAddress−Bookボタン3208を押すと、アドレスブックサブ画面3220が表示される。アドレス帳表示領域3221で選択マーク3232を付けられた宛先は、OKボタン3231を押すことにより、SENDメイン画面の宛先表示領域3202に追加される。アドレス帳の表示は、ソート項目設定ボタン3224〜3226を押すことにより、クラス別、名前昇順、名前降順にソートされる。項目選択件数表示領域3227には、選択マークの付けられた項目数を表示する。
OKボタン3231またはキャンセルボタン3230が押されると、アドレスブックサブ画面はクローズされ、SENDメイン画面が表示される。ここで、アドレス帳中の1つの項目を選択した状態でDetailボタン3229を押すと、Detailサブ画面3235が表示される。Detailサブ画面には、選択された項目の情報としてアドレス帳から得られるすべての情報が表示される。
図23は、操作部3000におけるサーチサブ画面3240を示した概略図である。
アドレスブックサブ画面3220内のSearchボタン3228を押すと、ローカルアドレス帳または外部にあるアドレスサーバから宛先を検索するためのサーチサブ画面3240が表示される。このサーチサブ画面上部は、検索条件設定部分である。検索対象クラス表示領域3245、検索対象属性表示領域3247、検索対象条件表示領域3249、検索対象アドレスブック表示領域3252には、現在選択されているものが表示される。
検索対象クラス設定ボタン3246を押すと、検索対象クラス一覧が表示される。その一覧から選択されたものが、検索対象クラス表示領域に表示される。検索対象属性設定ボタン3248を押すことによって、検索対象属性一覧が表示される。その一覧に表示される属性は、選択されている検索対象クラスによって、次のように変化する。Common Name・Address・Country(クラス:Person)、Common Name・Owner・Location・Model・Type・Resolution・Color・Finisher(クラス:Printer)、Common Name・Member(クラス:Group)、すべての属性(クラス:Everything)となる。
検索対象条件設定ボタン3250を押すと、検索対象条件一覧が表示され、その一覧の中から条件を選択する。検索対象アドレスブック設定ボタン3253を押すと、検索対象アドレスブックの一覧が表示され、その中から選択することが可能になる。また、検索対象属性値入力領域3251を押すと、フルキーボード3040が表示され、値を入力することが可能になる。
Do−Searchボタン3254を押すと、設定された検索条件に従って検索が行われる。検索結果は、検索結果表示領域3241に表示され、検索結果件数表示領域3244に件数が表示される。検索結果表示領域の項目のうち、1つを選択した状態でDetailボタン3255を押すと、その項目に対する詳細情報が表示される。
図24は、操作部3000における検索結果表示画面3265を示した概略図である。
図24に示すように、検索結果表示画面3265内の項目で宛先に追加するものには、選択マークを付加する。図23のOKボタン3257を押すと、サーチサブ画面3240がクローズされ、SENDメイン画面3200に戻り、選択マークが付加されていた項目が宛先に追加される。キャンセルボタン3256を押した場合は、サーチサブ画面3240がクローズされ、SENDメイン画面3200に戻るが、宛先に変化はない。
図25は、操作部3000における詳細宛先サブ画面3270を示した概略図である。
図20のSENDメイン画面3200のNewボタン3209を押すと、図25に示すようにPersonクラスの詳細宛先サブ画面3270が表示され、新しい宛先の設定が可能になる。宛先の入力は、送信方法(電子メール、ファックス、プリンタ、FTP)に対応した送信方法選択ボタン3271〜3274を押すか、詳細宛先入力領域3275〜3278を押すと、ファックスの場合には、テンキーボード3050、その他の場合にはフルキーボード3040が表示されて入力可能になる。3279〜3282は、それぞれの送信方法の送信オプションを行うためのボタンであるが、ここでは詳細な説明は省略する。
図20のSENDメイン画面3200において、Personクラスの宛先が選択されている状態でEditボタン3210が押された場合も、図26に示すようにPersonクラスの詳細宛先サブ画面3290が表示される。詳細宛先入力領域3275〜3278の該当する領域に、選択された宛先の詳細が表示され、前述した方法でキーボードを表示すると、宛先の編集が可能になる。
図20のSENDメイン画面3200において、Data−Baseクラスの宛先が選択されている状態でEditボタン3210が押された場合は、図27に示すようにData−Baseクラスの詳細宛先サブ画面3310が表示される。Data−Baseクラスの詳細宛先サブ画面3310には、データベース名3311、フォルダリスト3312が表示される。
図20のSENDメイン画面3200において、Groupクラスの宛先が選択されている状態で図28のEditボタン3210が押された場合は、Groupクラスの詳細宛先サブ画面3320が表示される。Groupクラスの詳細宛先サブ画面3320には、グループメンバー表示3321がされる。
図20のSENDメイン画面3200において、Put−Into−HDチェックボタン3213を押すと、ハードディスクに送信するための設定を行うHD−SETTINGサブ画面が表示される。詳細説明は省略する。
図20に示すPrint−Outチェックボタン3214を押すと、プリントアウトサブ画面が表示される。このプリントアウトサブ画面では、プリント枚数、紙サイズ、拡大縮小率、両面印刷、ソート、解像度などを設定する。
図20に示すScan−Settingボタン3215を押すと、図29に示すScan−Settingサブ画面3370が表示される。Scan−Settingサブ画面3370内のPresetモード選択領域3371からスキャン設定を1つ選択すると、それに対応する予め設定された解像度、スキャンモード、濃度がそれぞれの表示領域3377,3379,3381に表示される。これらの値は、手動で変えることが可能である。
各カテゴリーに共通のPut−Into−HDチェックボタン3213を押すと、 HD−Settingサブ画面が表示される。機能は、SendにおけるHD−SETTINGサブ画面と同様である。
各カテゴリーに共通のPrint−Outチェックボタン3214を押すと、Print−Settingサブ画面が表示される。機能は、Sendにおけるプリントアウトサブ画面と同様である。
図16は、画像形成装置の操作部においてフルキーボードが表示されたときの概略図である。
フルキーボード3040は、文字の入力領域が押されたときに表示される。WWW.ボタン3041、comボタン3042を押すと、それぞれ”WWW.”、”com”の文字が入力される。その他のキーについては、従来通りの機能であるため、説明は省略する。
図17は、画像形成装置の操作部においてテンキーボードが表示されたときの概略図である。
テンキーボード3050は、数値入力領域又は月入力領域が押されたときに表示される。各キーについての説明は省略する。
次に、デバイス・インフォメーション・サービス(DIS)について説明する。コントローラ内でジョブに対する設定値、デバイス(スキャナ、プリンタなど)の機能、ステータス、課金情報等をControll−APIに準拠したデータ形態で保持するデータベースと、そのデータベースとのI/Fをデバイス・インフォメーション・サービス(以下、DISと呼称する)として定義している。
図31は、DIS7102とJob−Manager7101、及びScan、Printの各Document−ManagerであるScan−Manager7103、Print−Manager7104とのやり取りを示した図である。
基本的に、Jobの開始命令など動的な情報は、Job−Manager7101から各Document−Managerに直接指示され、デバイスの機能やジョブの内容など静的な情報は、DIS7102を参照する。各Document−Managerからの静的、動的情報、イベントは、DIS7102を介してJob−Manager7101に伝えられる。
各Document−ManagerからDIS7102のデータベースにデータの設定、取得を行う場合、DIS7102の内部データ形式がControll−API準拠であることから、Controll−APIに準拠したデータ形式と各Document−Managerが理解できるデータ形式との相互の変換処理を行う。例えば、各Document−Managerからステータスデータの設定を行う場合、デバイス固有のデータを解釈し、Controll−APIで定義される対応するデータに変換し、DIS7102のデータベースへ書き込みを行う。
Job−Manager7101からDIS7102のデータベースにデータの設定、取得を行う場合には、Job−Manager7101とDIS7102の間でデータの変換は生じない。また、DIS710には、各Document−Managerから通知される各種イベント情報に基づき、イベントデータの更新が行われる。
図32は、DIS7102内部に保持される各種データベース(以下、DBと呼称する)を示し、それぞれのDBについて説明する。ここで、図32中の丸角長方形は、個々のDBを表している。
7201は、SupervisorDBであり、機器全体についてのステータスやユーザ情報を保持しているDBであり、ユーザIDやパスワード等、バックアップが必要な情報はHD装置、あるいはバックアップメモリなどの不揮発性の記憶装置に保持される。
7202は、Scan−ComponentDBであり、7203は、Print−ComponentDBであり、これらComponentDBは、存在するコンポーネント毎に対応して保持される。例えば、プリンタのみからなる機器の場合は、Print−ComponentDB7202のみが存在し、また例えば、FAXを備えた機器の場合は、FAX−ComponentDBが保持される。各ComponentDBには、初期化時にそれぞれ対応するDocument−Managerがコンポーネントの機能やステータスを設定する。
7204は、Scan−Job−ServiceDB、7205は、Print−Job−ServiceDBであり、これらのJob−ServiceDBもComponentDB同様、初期化時にそれぞれ対応する各Document−Managerが機器で使用できる機能や、それらのサポート状況を設定する。
次に、JobDB、DocumentDBについて説明する。
7206はScan−JobDB、7207はPrint−JobDBの各JobDB、7208はScan−DocumentDB、7209はPrint−DocumentDBである。JobDB、DocumentDBは、Jobとそれに付随するDocumentが生成される度に、Job−Manager7101により動的に確保、初期化が行われ、必要な項目の設定が行われる。
各Document−Managerは、Jobの処理開始前にJobDB及びDocumentDBから処理に必要な項目を読み出し、Jobを開始する。その後、Jobが終了すると、これらのJob及びそれに付随していたDocumentのDBは解放される。Jobは1つ以上のDocumentを持つので、あるJobに対して複数のDocumentDBが確保される場合がある。7211は各Document−Managerから通知されるイベント情報を保持するデータベースであり、7210は装置のScan回数、Print回数を記録するためのカウンタテーブルである。
各Document−Managerから通知されるイベントには、Scan−Manager7103からのコンポーネントの状態遷移、スキャン処理動作完了や各種のエラー、また、Print−Manager7104からのコンポーネントの状態遷移、プリント処理動作完了、紙詰まり、給紙カセットオープンなどがあり、それぞれのイベントを識別するためのイベントIDが予め定められている。
各Document−Managerからイベントが発行された場合には、DIS7102においてイベントデータベース7211に発行されたイベントIDと、必要ならば当該イベントに付随する詳細データを登録する。また、各Document−Managerからイベントの解除が通知された場合には、解除指定されたイベントデータをイベントデータベース7211から削除する。
Job−Manager7101よりイベントのポーリングが行われた場合には、DIS7102においてイベントデータベース7211を参照し、現在発生しているイベントIDと、必要ならば当該イベントに付随する詳細データをJob−Manager7101へ返信し、また、現在イベントが発生していない場合には、その旨を返信する。
また、スキャン処理動作完了、プリント処理動作完了のイベントが通知された場合には、スキャン処理、プリント処理を行ったユーザのカウンタ値を更新する。このソフトウェアによるカウンタは、不慮の電源遮断などでその値が失われないように、バックアップされたメモリ装置やHD装置の不揮発性記憶装置に、その値が更新される度に書き戻す。
以下に、スキャン動作の詳細について説明する。
図33は、スキャン動作に関するブロックの概念図である。スキャン動作における構成としては、PCIバス8105に、CPU8101と、メモリ8102と、画像の圧縮・伸長ボード(CODEC)8104と、SCSIコントローラ8103及びSCSIケーブル8106を介してスキャナ8107と、IDEコントローラ8108及びIDEケーブル8109を介してIDE−HD8110とが接続されている。
図34は、スキャン動作に関するソフトウェア構造を示した図である。
Job−Manager8201は、アプリケーションレベルの要求を分類、保存する機能を持つ。DIS8202は、アプリケーションレベルからのスキャン動作に必要なパラメータを保存する。また、アプリケーションからの要求は、メモリ8102に保存される。スキャン動作管理部8203は、Job−Manager8201とDIS8202からスキャンを行うのに必要な情報を取得する。
このスキャン動作管理部8203は、Job−Manager8201から、図35(a)に示すジョブ番号8303、ドキュメント番号8304のテーブルデータ8301を受け取り、このテーブルデータ8301をもとに、DIS8202から、図35(b)に示すスキャンパラメータ8302を受け取る。これにより、アプリケーションから要求されているスキャン条件をもとにスキャンを行う。
そして、スキャン動作管理部8203は、DIS8202から取得したスキャンパラメータ8302をドキュメント番号順にスキャンシーケンス制御部8204に受け渡す。スキャンパラメータ8302を受け取ったスキャンシーケンス制御部8204は、スキャン画像属性8308の内容に従ってSCSI制御部8207を制御する。そして、図33に示したPCIバス8105に接続されたSCSIコントローラを動作させて、SCSIケーブル8106を介してスキャナ8107にSCSI制御コマンドを送信することにより、スキャンが実行される。
スキャンした画像は、SCSIケーブル8106を介してSCSIコントローラ8103に送られ、さらに、PCIバス8105を介してメモリ8102に格納される。スキャンシーケンス制御部8204は、スキャンが終了してPCI8105バスを介してメモリ8102に画像が格納された時点で、スキャンパラメータ8302のスキャン画像圧縮形式8309の内容に従って、メモリ8102に格納されているスキャン画像を圧縮するために、圧縮・伸長制御部8205に対して要求を出す。
この要求を受け取った圧縮・伸長制御部8205は、PCI8105バスに接続されているCODEC8104を用いて、スキャンシーケンス制御部8204からのスキャン画像圧縮形式8309の指定に基づいて圧縮を行う。圧縮・伸長制御部8205は、この圧縮された画像を、PCI8105を介してメモリ8102に格納する。
スキャンシーケンス制御部8204は、圧縮・伸長制御部8205がスキャン画像圧縮形式8309で指定された形式にスキャン画像を圧縮し、メモリ8102に格納した時点で、スキャンパラメータ8302の画像ファイルタイプ8307に従ってメモリ8102に格納されている圧縮されたスキャン画像をファイル化する。また、スキャンシーケンス制御部8204は、ファイルシステム8206に対して、スキャンパラメータ8302の画像ファイルタイプ8307で指定されたファイル形式でファイル化することを要求する。
そして、ファイルシステム8206は、スキャンシーケンス制御部8204からの画像ファイルタイプ8307に従って、メモリ8102に格納されている圧縮された画像をファイル化し、PCIバス8105を介してIDEコントローラ8108に転送し、IDEケーブル8109を介してIDE Hard Disk8110に転送することによりスキャンされた圧縮画像をファイル化する。スキャンシーケンス制御部8204は、ファイルシステム8206がIDE−HD8110にファイル化された画像を格納した時点で、スキャナ8107上の1枚の現行の処理が終了したとして、スキャン動作管理部8203にスキャン終了通知を送り返す。
この時点でスキャナ8107上に、まだスキャンが行われていない原稿が存在し、Job−Manager8201からスキャン要求が存在する場合には、再度DIS8202に格納されているスキャンパラメータ8302を用いてスキャンシーケンス制御部8204にスキャン動作を要求する。また、スキャナ8107上にスキャンされていない原稿が存在しない場合又はJob−Manager8201からのスキャン要求が存在しない場合には、スキャン動作が終了したものとしてJob−Manager8201に対してスキャン終了通知を発行する。
続いて、以下に、プリント動作の詳細について説明する。
図36は、プリント動作に関するブロックの概念図である。プリント動作における構成としては、PCIバス9005に、CPU9001と、メモリ9002と、画像の圧縮・伸張ボード(CODEC)9004と、エンジンI/F9003及びエンジンI/Fケーブル9006を介してプリンタ9007とが接続されている。
エンジンI/F9003は、内部にDPRAMを持ち、このDPRAMを介してプリンタ9007へのパラメータ設定及びプリンタ9007の状態読み出しと、プリントの制御コマンドのやり取りを行う。また、このエンジンI/F9003は、ビデオコントローラを持ち、プリンタ9007からエンジンI/Fケーブル9006を介して与えられるVCLK(VideoClock)とHSYNCに合わせて、PCIバス9005上に展開されているイメージデータをエンジンI/Fケーブル9006を介してプリンタ9007に送信する。
図37は、エンジンI/F9003からプリンタ9007へのイメージデータの送信におけるタイミングチャートである。
VCLKは常に出力し続けており、HSYNCがプリンタ9007の1ラインの開始に同期して与えられる。ビデオコントローラは、設定された画像幅(WIDTH)分のデータを設定されたPCIバス9005上のメモリ(SOURCE)から読み出して、ビデオ信号としてエンジンI/Fケーブル9006に出力する。これを指定ライン分(LINES)繰り返した後、IMAGE−END割り込みを発生する。
前述したように、CPU上のアプリケーションプログラムからControll−API1518にプリントジョブの指示が受け渡されると、Controll−API1518は、これをコントローラレベルのJob−Manager7101にジョブとして受け渡す。さらに、このJob−Manager7101は、ジョブの設定をDIS7102に格納し、Print−Manager7104にジョブの開始を指示する。Print−Manager7104は、ジョブを受け付けるとDIS7102からジョブ実行に必要な情報を読み出し、エンジンI/F9003及びDPRAMを介してプリンタ9007に設定する。
ここで、図38に、エンジンI/F9003における設定項目を示し、また、図39に、プリンタ9007のDPRAMを介した設定項目及び制御コマンド、状態コマンドを示す。また、簡単のためにこのジョブを非圧縮、レター(11”×8.5”)サイズ2値画像における2ページ1部プリント、プリンタが600dpiの性能を持つものとして、以下に、具体的な動作を説明する。
まず、このジョブを受けると、Print−Manager7104は、この画像の幅(この場合8.5”の側とする)の画像バイト数を以下のようにして算出する。
WIDTH = 8.5 × 600 ÷ 8 ≒ 630(Bytes)
続いて、ライン数を以下のようにして算出する。
LINES = 11 × 600 = 6600(Lines)
これらの算出した値と与えられた1ページ目の画像が格納されているSOURCEアドレスとを、図38に示したWIDTH,LINES,SOURCEに設定する。この時点でエンジンI/F9003は、画像出力の用意が完了しているが、プリンタ9007からのHSYNC信号がきていないため(VCLKは、きている)、画像データを出力していない。
続いて、Print−Manager7104は、図39に示したDPRAMの所定のアドレス(BookNo)に出力部数である1を書き込む。その後、1ページ目に対する出力用紙の給紙要求(FEED_REQ)を出し、プリンタ9007からのIMAGE_REQを待つ。プリンタ9007からIMAGE_REQを受信したら、IMAGE_STARTを出力する。これを受けてプリンタ9007は、HSYNCの出力を開始し、HSYNC待ちであったエンジンI/F9003は、画像を出力する。
プリンタ9007は、出力用紙の後端を検出すると、IMAGE_ENDを出力し、出力用紙が排出されると、SHEET_OUTを出力する。Print−Manager7104は、1ページ目のIMAGE_ENDを受けて、2ページ目のWIDTH,LINES,SOURCEをエンジンI/F9003に設定し、FEED_REQを出力してIMAGE_REQを待つ。2ページ目のIMAGE_REQがきてからの動作は、1ページ目と同様である。
次に、本発明の特徴となる画像の送信処理の詳細を説明する。
図41は、画像の送信処理におけるフローチャートである。
まず、送信先の選択を行い(ステップ100)、続いて、解像度、サイズ等の送信条件の設定を行う(ステップ101)。続いて、送信する画像データの費用負担の選択を行う(ステップ102)。すなわち、受信された画像データのプリント処理を行うにあたって、その費用を送信者が負担するか、負担しないかの選択を行うことができる。さらに、料金の上限、プリント部数の上限、プリント日時の期限を操作部から設定することが可能である。
これらの設定の後、続いて、送信キー(スタートキー2014)の押下によって、送信処理をスタートする(ステップ103)。続いて、送信処理が行われると、図42に示した画像形成装置1001におけるソフトウェアカウンタのSEND項目のカウント値をアップさせる(ステップ104)。このソフトウェアカウンタの詳細は後述する。
ステップ102で指定されたプリント費用の負担元(送信元又は送信先)の指定に従って、図44に示す送信ジョブリストへの登録を行い(ステップ105〜107)、送信処理を終了する。このとき、例えば、図1の画像形成装置1001から電子メールクライアント1025に文書を送った場合には、図45で示すような電子メールに文書データが添付される。この電子メールには、プリントにおける課金が送付元にされること、送付文書名、プリントに関する制限が記載されている。
図44は、画像形成装置1001から送信された画像データの送信ジョブの詳細な送信ジョブリストを示した図である。このデータの内容は、後述するソフトウェアカウンタと同様に、HDD2004の一部の領域に格納されている。図44において、左からジョブのナンバーを示すJobNo、送信元のユーザID、送信先のユーザID、送信された文書の名前、原稿サイズごとの枚数、送信された画像データをプリントしたときの料金の負担先を示す。また、図41のステップ102において、送信元負担が指定された場合には、この項目に「送信元」と表示される。また、送信元が費用負担する場合にでも、プリント制限を行っているときには、次のプリント制限の項目に反映される。続いて、プリント処理が終了したかどうか、その日時、プリント料金を示す項目となっている。
例えば、JobNo.aaa0001は、2001年2月1日、13:00にユーザ0001からユーザ1001にxxx.pdfというA4サイズで10枚の文書が送られ、送信元が費用の負担を行うという情報である。プリント制限としては、1部まで、2001年2月8日、13:00まで有効となっている。送信された文書は、ユーザ1001よって、2001年2月1日の15:00にプリント済みで料金が100円かかったことを示している。
次に、受信した画像データのプリント処理について説明する。
図40は、受信した画像データのプリント処理におけるフローチャートである。受信した画像データのプリントに際し、プリント先を選択した後(ステップ201)、ユーザIDを入力、プリント部数、サイズ等のプリント条件を設定し(ステップ202)、PC等のプリントスタートキーを押下する(ステップ203)。続いて、送信元がプリント費用を負担するジョブであるかの問い合わせが画像形成装置1024からPCに対して行われ(ステップ204)、送信元がプリント費用を負担しない場合には、1)に進む。一方、送信元がプリント費用を負担する場合には、図44で示す送信ジョブリストに対して送信元がプリント費用を負担するジョブであるかどうかの確認を行う(ステップ205)。
送信ジョブリストがOKであるかどうかを確認し(ステップ206)、OKでなかった場合には、プリント費用負担の確認が行われ(ステップ207)、OKの場合には1)に進み、OKでない場合には2)に進み、ステップ201へ戻る。ステップ206において、送信ジョブリストがOKであった場合には、設定されたプリント条件に従って、プリント料金の見積もりを行う(ステップ208)。
このプリント料金の見積もりが送信元負担料金を超えている場合には(ステップ209)、画像形成装置1024はプリント料金がオーバーすることを表示してユーザに通知し(ステップ210)、オーバーする分について、ユーザが費用負担することがOKであるかどうかの確認を行う(ステップ211)。このユーザが費用負担することがOKであると確認された場合には、ステップ212に進む。一方、OKであると確認されない場合には、2)に進む。
続いて、ステップ212において、料金の送信元負担プリントの開始を送信元の画像形成装置1001に通知し、プリント処理を開始する(ステップ213)。プリントを開始すると、プリント用紙のページの処理毎に費用負担元に応じて課金処理を行う(ステップ214)。プリントを行うユーザが負担する処理では、図43のソフトウェアカウンタの例えばユーザID1001の欄がカウントアップされ(ステップ216)、送信元が負担する処理では、送信者のユーザID0001の欄がカウントアップされる(ステップ215)。
ステップ211において、オーバー分をプリントユーザが負担する場合には、最初はステップ215の処理が行われ、途中からステップ216の処理が行われる。これらの処理は、全てのプリント処理が終了するまで行われ(ステップ202)、送信先がプリント費用を負担するジョブである場合には(ステップ217)、プリントジョブの終了と、料金を通知する(ステップ218)。
次に、ソフトウェアカウンタについて説明を行う。
ソフトウェアカウンタの値を保持する不揮発性の記憶装置として、図3に示すように、HDD2004(磁気ディスク)が設けられている。このHDD2004は、その一部の領域をソフトウェアカウンタ値の格納のために使用している。前述したように、CPU2001は、システムバス2007を介してHDD2004のデータをリード・ライトすることが可能である。
図42は、画像形成装置1001の記憶装置に格納されるソフトウェアカウンタのデータ構成を示す図である。カウンタ値は、各ユーザID毎に管理される。また、COPY、PRINT、FAX、SENDの動作、用紙サイズなどの項目に分かれている。それぞれの単価と演算され、トータルコストを記憶する項目が用意されている。SENDPRINTの項目は、画像の送信先で発生したプリントコストを示す項目である。そのため、SENDPRINTのコストは、プリントを行ったプリンタから請求される。従って、例えばユーザID0001の操作者は、画像形成装置1001で52650円を使用し、その他のプリンタを600円(画像形成装置1024で400円、装置XXXXで200円)の料金分を使用したことを示す。
また、図43は、画像形成装置1024の記憶装置に格納されているソフトウェアカウンタのデータ構成を示す図である。図42に示したカウンタ構成とほぼ同様であるが、ユーザID0001〜0003の項目が増えている点が異なる。これは、ユーザID1001〜0003によって画像形成装置1001から送信された画像データを、画像形成装置1024を使用してプリントアウトしたことにより発生した課金である。例えば、ユーザID0001から送られた画像データのうち、A4サイズで40枚プリント分の料金の計400円が、ユーザ0001に課金されることを示す。この値は、図42のSENDPRINTの項目と一致している。この料金の請求は、画像形成装置1024の管理者が行ってもよいし、画像形成装置1024の分もまとめて画像形成装置1001の管理者がユーザID0001〜0003に対して行ってもよい。
以下、本発明の諸態様を附記としてまとめて記載する。
[附記1] ネットワークを介して電子データの送受信を行い、前記電子データのプリントに対して課金を行う課金システムであって、
送信者により、前記電子データの前記プリントに対する費用負担条件を設定する費用負担条件設定手段と、
前記電子データを送信するデータ送信手段と、
前記データ送信手段により送信された電子データを受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段により受信した電子データのプリント先を指定するプリント指定手段と、
前記プリント指定手段によりプリント指定された電子データが、前記費用負担条件設定手段により設定されたものであるかを参照する参照手段と、
前記プリント指定手段により指定された電子データの前記プリントに対するプリント料金を算出する料金算出手段と、
前記参照手段及び前記料金算出手段での結果に応じて、前記プリント料金を送信者あるいは、受信者に対して課金する課金手段と
を備えることを特徴とする課金システム。
[附記2] 前記費用負担条件は、プリント部数、プリント期限あるいは前記プリント料金のいずれかであることを特徴とする附記1に記載の課金システム。
[附記3] ネットワークを介して、電子データの送受信を行い、前記電子データのプリントに対して課金を行う課金方法であって、
送信者により、前記電子データの前記プリントに対する費用負担条件を設定する第1のステップと、
前記電子データを送信する第2のステップと、
前記第2のステップにより送信された電子データを受信する第3ステップと、
前記第3のステップにより受信した電子データのプリント先を指定する第4のステップと、
前記第4のステップによりプリント指定された電子データが、前記第1のステップにより設定されたものであるかを参照する第5のステップと、
前記第4のステップにより指定された電子データの前記プリントに対するプリント料金を算出する第6のステップと、
前記第5のステップ及び前記第6のステップでの結果に応じて、前記プリント料金を送信者あるいは、受信者に対して課金する第7のステップと
を備えることを特徴とする課金方法。
本発明の実施形態における課金システムの全体構成図である。 課金システムのソフトウェアのブロック構成図である。 画像形成装置のハードウェアのブロック構成図である。 画像形成装置における画像入出力デバイスを示す概略図である。 画像形成装置の操作部を示す概略図である。 画像形成装置のスキャナ画像処理部におけるブロック構成図である。 画像形成装置のプリンタ画像処理部におけるブロック構成図である。 画像形成装置の画像圧縮処理部におけるブロック構成図である。 画像形成装置の画像回転処理部におけるブロック構成図である。 画像の回転処理を説明するための図である。 画像の回転処理を説明するための図である。 画像形成装置のデバイスI/F部におけるブロック構成図である。 画像形成装置の操作部を示す概略図である。 操作部の操作画面を示した概略図である。 操作部のID入力画面を示した概略図である。 画像形成装置の操作部においてフルキーボードが表示されたときの概略図である。 画像形成装置の操作部においてテンキーボードが表示されたときの概略図である。 操作部のCOPY画面を示した概略図である。 操作部のCOPY画面を示した概略図である。 操作部のSEND画面を示した概略図である。 操作部のSEND画面を示した概略図である。 操作部におけるアドレスブックサブ画面を示した概略図である。 操作部におけるサーチサブ画面を示した概略図である。 操作部における検索結果表示画面を示した概略図である。 操作部における詳細宛先サブ画面を示した概略図である。 操作部における詳細宛先サブ画面を示した概略図である。 操作部における詳細宛先サブ画面を示した概略図である。 操作部における詳細宛先サブ画面を示した概略図である。 操作部におけるスキャン設定画面を示した概略図である。 本発明の課金システムにおける配信に関する組み込みアプリケーションを示したブロック構成図である。 DISとJob−Manager、及びScan、Printの各Document−Managerとのやり取りを示した図である。 DIS内部に保持される各種データベースを示した図である。 スキャン動作に関するブロックの概念図である。 スキャン動作に関するソフトウェア構造を示した図である。 スキャン動作におけるパラメータテーブルの概略図である。 プリント動作に関するブロックの概念図である。 エンジンI/Fからプリンタへのイメージデータの送信におけるタイミングチャートである。 エンジンI/Fにおける設定項目を示した図である。 プリンタのDPRAMにおける設定項目及び制御コマンド、状態コマンドを示した図である。 受信した画像データのプリント処理におけるフローチャートである。 画像の送信処理におけるフローチャートである。 画像形成装置におけるカウンタの構成を示す図である。 画像形成装置におけるカウンタの構成を示す図である。 画像形成装置から送信された画像データの送信ジョブの詳細な送信ジョブリストを示した図である。 送信元がプリント費用を負担することを通知するEメールの例を示した図である。
符号の説明
1001、1024 画像形成装置
1002、1021 データベースサーバ
1003 データベースクライアント
1004、1023 電子メールサーバ
1005、1025 電子メールクライアント
1006、1022 WWWサーバ
1010 ローカルエリアネットワーク(LAN)
1011 ルータ
1012 インターネット/イントラネット
1030 PSTN又はISDN
1031 FAX装置
1040 プリンタ

Claims (2)

  1. ネットワークを介して電子データの送受信を行い、前記電子データのプリントに対して課金を行う課金システムであって、
    送信者により、前記電子データの前記プリントに対する費用負担条件を設定する費用負担条件設定手段と、
    前記電子データを送信するデータ送信手段と、
    前記データ送信手段により送信された電子データを受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段により受信した電子データの前記プリントを指定するプリント指定手段と、
    前記プリント指定手段によりプリント指定された電子データが、前記費用負担条件設定手段により設定されたものであるかを参照する参照手段と、
    前記プリント指定手段により指定された電子データの前記プリントに対するプリント料金を算出する料金算出手段と、
    前記参照手段及び前記料金算出手段での結果に応じて、前記プリント料金を送信者あるいは、受信者に対して課金する課金手段と
    を備えることを特徴とする課金システム。
  2. 前記費用負担条件は、プリント部数、プリント期限あるいは前記プリント料金のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の課金システム。
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