JP2005085088A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 DC−DC変換装置のDC−DC出力電圧を低下させてインバータ装置のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善する電力変換装置を提供する。
【解決手段】 燃料電池9から供給される直流の電池電圧VBをDC−DC出力電圧VDに昇圧するDC−DC変換装置2と、DC−DC出力電圧VDを高周波のキャリア周波数のPWM信号SPWMでスイッチングしてインバータ出力電圧VCを発生するインバータ装置3と、可変可能な出力電圧補正指令値Vαを発生し、軽負荷時に、DC−DC変換装置2のDC−DC出力電圧VDを低下させる電圧低下手段7を有する制御装置4を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転する電力変換装置に係り、特に軽負荷時に、DC−DC変換装置の出力電圧を低下またはインバータ装置のスイッチングキャリア周波数を低下させてインバータ装置のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善する電力変換装置に関する。
近年、太陽光発電や燃料電池の直流電源を交流電源に電力変換した分散型電源と系統電源(商用電源:50Hz/60Hz、100V/200V)を連系し、分散型電源で家庭内の機器(負荷)を駆動し、分散型電源で賄えない場合には、系統電源を供給して家庭内の機器(負荷)を駆動する分散型電源システムが実用化されている。
従来の電力変換装置は、燃料電池の直流電源を昇圧してDC−DC直流出力に変換するDC−DC変換装置と、DC−DC変換装置のDC−DC直流出力を系統電源(商用電源:50Hz/60Hz、100V/200V)の周波数に一致させた周波数で交流電流を出力するインバータ装置とから構成される。
一方、燃料電池を用いた電力変換装置は、現時点では、系統側への逆潮流(充電)が運用上できないため、昼間や深夜などの家庭内の機器(例えば、冷蔵庫など)で消費する電力が少ない時間帯には、電力変換装置から系統(商用電源)側に逆潮流(充電)が発生しないように、燃料電池や電力変換装置の発電電力を抑えなければならない。
また、従来の電力変換装置は、「特許文献1」(系統連系型インバータ装置)に開示されているように、太陽電池から入力される大きさの変化する直流電源を昇圧回路部(DC−DC変換器)で昇圧し、昇圧した直流電源を交流電源に変換するインバータ主回路部を備え、昇圧回路部の出力電圧と系統電源(商用電源)のピーク値との差が一定になるように制御し、インバータ主回路部のスイッチ素子の損失を抑えるとともに、電力変換効率をアップさせる。
特開平10−14112号公報
従来の電力変換装置は、DC−DC変換装置が定格の出力電圧を出力し、インバータ装置が定格のキャリア周波数でスイッチング素子を駆動し、交流電流を出力する構成のため、家庭内の機器(例えば、冷蔵庫など)が軽負荷の時に交流電流を出力する場合には、系統電源(商用電源)への逆潮流を防止するために燃料電池の発電を抑えなければならず、使用する家庭内の機器に合った電力に調整する作業が煩雑になる。
また、軽負荷時には、家庭内の機器(例えば、冷蔵庫など)で使用しない余剰電力を抵抗器等で消費して系統電源(商用電源)への逆潮流を防止する対策が必要不可欠になる。
一方、燃料電池などの分散型電源システムのうち、1kW(キロワット)程度の小容量なシステムについては、インバータ装置のスイッチング損失のわずかな改善であっても、電力変換効率改善が大きい。
「特許文献1」(系統連系型インバータ装置)に開示された従来の電力変換装置は、直流電源の発電電力が比較的大きな太陽光発電システムでは、インバータ回路のスイッチ素子の損失を抑え、電力変換効率をアップさせることができるが、直流電源の発電電力が少ない燃料電池を用いた電力変換装置では、スイッチ素子の損失を最小まで抑えることができず、電力変換効率のアップも期待できない。
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、軽負荷時に、DC−DC変換装置のDC−DC出力電圧を低下させてインバータ装置のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善する電力変換装置を提供することにある。
また、第2の目的は、軽負荷時に、インバータ装置のキャリア周波数を低下させてスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善する電力変換装置を提供することにある。
前記課題を解決するためこの発明に係る電力変換装置は、燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、制御装置は、軽負荷時に、DC−DC変換装置の出力電圧を低下させる電圧低下手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係る電力変換装置は、燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、制御装置は、軽負荷時に、DC−DC変換装置の出力電圧を低下させる電圧低下手段を備えたので、DC−DC変換装置の駆動パルスのデューティ比を下げて出力電圧を低下させることができる。
また、この発明に係る電圧低下手段は、出力電力に対応した補正係数と系統電圧に対応したDC−DC出力電圧指令値を記憶する電圧値記憶手段と、出力電力および系統電圧を検出した場合、電圧値記憶手段から対応する補正係数および対応するDC−DC出力電圧指令値を読み出し、補正係数とDC−DC出力電圧指令値の積を演算してDC−DC出力電圧補正指令値を出力する補正指令値演算手段とを備え、DC−DC変換装置のDC−DC出力電圧を変更することを特徴とする。
この発明に係る電圧低下手段は、出力電力に対応した補正係数と系統電圧に対応したDC−DC出力電圧指令値を記憶する電圧値記憶手段と、出力電力および系統電圧を検出した場合、電圧値記憶手段から対応する補正係数および対応するDC−DC出力電圧指令値を読み出し、補正係数とDC−DC出力電圧指令値の積を演算してDC−DC出力電圧補正指令値を出力する補正指令値演算手段とを備え、DC−DC変換装置のDC−DC出力電圧を変更するので、軽負荷時に、DC−DC出力電圧補正指令値に基づいて出力電圧を低下させることができる。
さらに、この発明に係る電圧値記憶手段は、軽負荷時に、出力電力に対してリニアに変化する補正係数を記憶することを特徴とする。
また、電圧値記憶手段は、軽負荷時に、出力電力に対してステップ状に変化する補正係数を記憶することを特徴とする。
さらに、この発明に係る電圧値記憶手段は、軽負荷時に、出力電力に対して指数関数的に変化する補正係数を記憶することを特徴とする。
この発明に係る電圧値記憶手段は、軽負荷時に出力電力に対してリニア、軽負荷時に出力電力に対してステップ状または軽負荷時に出力電力に対して指数関数的に変化する補正係数を記憶するので、DC−DC出力電圧補正指令値を自由度を持って設定することができる。
さらに、この発明に係る制御装置は、測定した出力電流歪み率と規定歪み率を比較する歪み判定手段を備え、出力電流歪み率が規定歪み率を超えない範囲でDC−DC出力電圧補正指令値を出力することを特徴とする。
この発明に係る制御装置は、測定した出力電流歪み率と規定歪み率を比較する歪み判定手段を備え、出力電流歪み率が規定歪み率を超えない範囲でDC−DC出力電圧補正指令値を出力するので、出力電圧を規定歪み率を超えない範囲まで低下して出力することができる。
また、この発明に係る電力変換装置は、燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、制御装置は、軽負荷時に、インバータ装置のスイッチングキャリア周波数を低下させる周波数低下手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係る電力変換装置は、燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、制御装置は、軽負荷時に、インバータ装置のスイッチングキャリア周波数を低下させる周波数低下手段を備えたので、インバータ装置のスイッチング素子のスイッチングキャリア周波数を低下させることができる。
さらに、この発明に係る周波数低下手段は、出力電力に対応したキャリア周波数指令値を記憶する周波数記憶手段を備え、出力電力を検出した場合、周波数記憶手段から対応するキャリア周波数指令値を読み出してインバータ装置のスイッチングキャリア周波数を変更することを特徴とする。
この発明に係る周波数低下手段は、出力電力に対応したキャリア周波数指令値を記憶する周波数記憶手段を備え、出力電力を検出した場合、周波数記憶手段から対応するキャリア周波数指令値を読み出してインバータ装置のスイッチングキャリア周波数を変更するので、インバータ装置のスイッチング素子のスイッチングキャリア周波数を低下させることができる。
また、この発明に係る周波数記憶手段は、出力電力に対してリニアに変化するキャリア周波数指令値を記憶することを特徴とする。
さらに、この発明に係る周波数記憶手段は、出力電力に対してステップ状に変化するキャリア周波数指令値を記憶することを特徴とする。
また、この発明に係る周波数記憶手段は、出力電力に対して指数関数的に変化するキャリア周波数指令値を記憶することを特徴とする。
この発明に係る周波数記憶手段は、出力電力に対してリニア、出力電力に対してステップ状または出力電力に対して指数関数的に変化するキャリア周波数指令値を記憶するので、キャリア周波数指令値を自由度を持って設定することができる。
さらに、この発明に係る制御装置は、測定した出力電流歪み率と規定歪み率を比較する歪み判定手段を備え、出力電流歪み率が規定歪み率を超えない範囲でキャリア周波数指令値を出力することを特徴とする。
この発明に係る制御装置は、測定した出力電流歪み率と規定歪み率を比較する歪み判定手段を備え、出力電流歪み率が規定歪み率を超えない範囲でキャリア周波数指令値を出力するので、インバータ装置のスイッチング素子を規定歪み率を超えない範囲のスイッチングキャリア周波数まで低下して駆動することができる。
また、この発明に係る電力変換装置は、燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、制御装置は、軽負荷時に、DC−DC変換装置の出力電圧を低下させる電圧低下手段と、インバータ装置のスイッチングキャリア周波数を低下させる周波数低下手段とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る電力変換装置は、燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、制御装置は、軽負荷時に、DC−DC変換装置の出力電圧を低下させる電圧低下手段と、インバータ装置のスイッチングキャリア周波数を低下させる周波数低下手段とを備えたので、DC−DC変換装置の出力電圧およびインバータ装置のスイッチング素子のスッチングキャリア周波数を低下させることができる。
さらに、この発明に係る制御装置は、電圧低下手段と周波数低下手段の動作順序を設定するシーケンス手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係る制御装置は、電圧低下手段と周波数低下手段の動作順序を設定するシーケンス手段を備えたので、DC−DC変換装置の出力電圧およびインバータ装置のスイッチングキャリア周波数のいずれか一方を低下させてから他方を低下させることができる。
この発明に係る電力変換装置は、燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、制御装置は、軽負荷時に、DC−DC変換装置の出力電圧を低下させる電圧低下手段を備えたので、DC−DC変換装置の駆動パルスのデューティ比を下げて出力電圧を低下させることができ、インバータ装置のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善することができる。
また、この発明に係る電圧低下手段は、出力電力に対応した補正係数と系統電圧に対応したDC−DC出力電圧指令値を記憶する電圧値記憶手段と、出力電力および系統電圧を検出した場合、電圧値記憶手段から対応する補正係数および対応するDC−DC出力電圧指令値を読み出し、補正係数とDC−DC出力電圧指令値の積を演算してDC−DC出力電圧補正指令値を出力する補正指令値演算手段とを備え、DC−DC変換装置のDC−DC出力電圧を変更するので、軽負荷時に、DC−DC出力電圧補正指令値に基づいて出力電圧を低下させることができ、インバータ装置のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善することができる。
さらに、この発明に係る電圧値記憶手段は、出力電力に対してリニア、出力電力に対してステップ状または出力電力に対して指数関数的に変化する補正係数を記憶するので、DC−DC出力電圧補正指令値を自由度を持って設定することができ、所定の電圧値に低減した出力電圧を出力することができる。
また、この発明に係る制御装置は、測定した出力電流歪み率と規定歪み率を比較する歪み判定手段を備え、出力電流歪み率が規定歪み率を超えない範囲でDC−DC出力電圧補正指令値を出力するので、出力電圧を規定歪み率を超えない範囲まで低下して出力することができ、インバータ装置のスイッチング損失を大幅に低下させて電力変換効率を改善することができる。
さらに、この発明に係る電力変換装置は、燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、制御装置は、軽負荷時に、インバータ装置のスイッチングキャリア周波数を低下させる周波数低下手段を備えたので、インバータ装置のスイッチング素子のスイッチングキャリア周波数を低下させることができ、スイッチング損失を減少させて電力変換効率を改善することができる。
また、この発明に係る周波数低下手段は、出力電力に対応したキャリア周波数指令値を記憶する周波数記憶手段を備え、出力電力を検出した場合、周波数記憶手段から対応するキャリア周波数指令値を読み出してインバータ装置のスイッチングキャリア周波数を変更するので、インバータ装置のスイッチング素子のスイッチングキャリア周波数を低下させることができ、スイッチング損失を減少させて電力変換効率を改善することができる。
さらに、この発明に係る周波数記憶手段は、出力電力に対してリニア、出力電力に対してステップ状または出力電力に対して指数関数的に変化するキャリア周波数指令値を記憶するので、キャリア周波数指令値を自由度を持って設定することができ、インバータ装置のスイッチング素子を希望する周波数特性で駆動することができる。
また、この発明に係る制御装置は、測定した出力電流歪み率と規定歪み率を比較する歪み判定手段を備え、出力電流歪み率が規定歪み率を超えない範囲でキャリア周波数指令値を出力するので、インバータ装置のスイッチング素子を規定歪み率を超えない範囲のスイッチングキャリア周波数まで低下して駆動することができ、インバータ装置のスイッチング損失を大幅に低下させて電力変換効率を改善することができる。
さらに、この発明に係る電力変換装置は、燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、制御装置は、軽負荷時に、DC−DC変換装置の出力電圧を低下させる電圧低下手段と、インバータ装置のスイッチングキャリア周波数を低下させる周波数低下手段とを備えたので、DC−DC変換装置の出力電圧およびインバータ装置のスイッチング素子のスイッチングキャリア周波数を低下させることができ、インバータ装置のスイッチング損失を最大限低下させて電力変換効率を一層改善することができる。
また、この発明に係る制御装置は、電圧低下手段と周波数低下手段の動作順序を設定するシーケンス手段を備えたので、DC−DC変換装置の出力電圧およびインバータ装置のスイッチングキャリア周波数のいずれか一方を低下させてから他方を低下させることができ、出力電圧の低下によるスイッチング損失の低下とスイッチングキャリア周波数の低下によるスイッチング損失の低下の相乗効果によって装置全体のスイッチング損失を最大限低下させて電力変換効率を一層改善することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る電力変換装置の一実施の形態ブロック構成図である。なお、本発明は装置の軽負荷時に、DC−DC変換装置のスイッチング素子を駆動する駆動パルスのデューティ比をDC−DC出力電圧指令値に基づいて低下して出力電圧を低下させることにより、インバータ装置のスイッチング素子のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善するものである。
図1において、電力変換装置1は、DC−DC変換装置2、インバータ装置3、制御装置4、ACフィルタ5、遮断器6を備え、燃料電池9が発電した直流の電池電圧VBを昇圧してDC−DC出力電圧VDに変換し、変換したDC−DC出力電圧VDを系統電源(商用電源)の周波数(50Hz/60Hz)と同期した交流電流に変換し、交流電源を家庭内の電気製品(冷蔵庫、エアコン、パソコン、TV、電子レンジ、オーブンレンジ等)の負荷L1、負荷L2または負荷L3に供給する分散型電源を構成し、系統電源(商用電源)と連系運転するように構築する。
DC−DC変換装置2は、燃料電池9から入力端子A,Bを介して供給される直流の電池電圧VBをスイッチング素子でトランスの一次側を比較的高い周波数でスイッチングして高周波パルスを発生してトランスの二次側から昇圧した高周波パルスを出力し、電解コンデンサC2で平滑して直流のDC−DC出力電圧VDが得られる。
高周波パルスの発生は、制御装置4から供給される出力電圧補正指令値Vαに基づいて駆動パルスでスイッチング素子をオン/オフ駆動する。なお、DC−DC出力電圧VDは、駆動パルスのオンパルス幅またはオン時間(デューティ比に相当)を変化させて調整する。
インバータ装置3は、スイッチング素子のブリッジ回路で構成し、電解コンデンサC2で平滑したDC−DC出力電圧VDを制御装置4から供給されるキャリア周波数指令値VFに基づいてPWM信号でスイッチング素子をPWM駆動し、系統電源の周波数(50Hzまたは60Hz)に同期した出力電流IOを出力する。
制御装置4は、マイクロプロセッサを基本に各種演算機能、処理機能、メモリ等で構成し、可変可能な出力電圧補正指令値Vαを発生し、軽負荷時に、DC−DC変換装置2のDC−DC出力電圧VDを低下させるコンバータ制御手段である電圧低下手段7、定格のキャリア周波数指令値VFを発生するインバータ制御手段8を備える。
また、制御装置4は、インバータ出力電圧VC、出力電流IO、系統電圧VACを検出する機能を備え、出力電力、出力電流歪み率を演算処理する。
さらに、制御装置4は、電力変換装置1に異常が発生した場合、系統電源VACに影響を及ぼすことなく、電力変換装置1から系統電源VACに切替えて負荷L1、負荷L2または負荷L3を駆動するため、遮断器6のスイッチs1〜s3をオフ状態にするスイッチ制御信号CSを発生する。
また、制御装置4は、出力電流IOの歪み率(DI)を演算し、規定歪み率(DK)を超えないように監視する。なお、制御装置4は、様々な保護機能を実現するため、直流電流、出力側直流分電流、内部制御電圧などのパラメータも検出して制御する。
図2はこの発明に係る電圧低下手段の一実施の形態要部ブロック構成図である。図2において、電圧低下手段7は、出力電力POに対応した補正係数Kと系統電圧VACに対応したDC−DC出力電圧指令値Vrを記憶する電圧値記憶手段10と、出力電力POおよび系統電圧VACを検出した場合、電圧値記憶手段11から対応する補正係数Kおよび対応するDC−DC出力電圧指令値Vrを読み出し、補正係数KとDC−DC出力電圧指令値Vrの積を演算してDC−DC出力電圧補正指令値Vαを出力する補正指令値演算手段11とを備える。
補正指令値演算手段10は、出力電力POおよび系統電圧VACを取り込んで電圧値記憶手段11にアクセスし、補正係数Kおよび出力電圧補正指令値Vrを読み出し、補正係数Kと出力電圧補正指令値Vrの積を演算し、演算した出力電圧補正指令値Vα(=K×Vr)をDC−DC変換装置2に供給し、DC−DC出力電圧VDを変更させる。
電圧値記憶手段11は、ROM等の固定メモリ、EEPROM等の書替え可能なメモリで構成し、予め出力電力POに応じた負荷率βと補正係数Kの対応テーブル、および系統電圧VACと出力電圧指令値Vrの対応テーブルを格納し、補正指令値演算手段10からアクセスがあると、対応テーブルから該当する補正係数Kおよび出力電圧指令値Vrを補正指令値演算手段10に提供する。
図3はこの発明に係る対応テーブルの一実施の形態特性図である。(a)図は負荷率β−補正係数Kの特性図、(b)図は系統電圧VAC−出力電圧指令値Vrの特性図を表わす。(a)図において、出力電力POが定格に達した負荷率βが定格(100%)では、補正係数Kが1.0であるが、出力電力POが軽負荷時の負荷率βが30%では、補正係数Kが0.95と小さくなる。
(b)図では、系統電圧VACが低下するにつれて、出力電圧指令値Vrも低下させることを表わすが、系統電圧VACは、一般的にAC100V(ボルト)付近であるが、地域によっても多少変動が発生し、電圧値が変化する。
つまり、電圧低下手段7は、軽負荷時に、負荷率βの低下に従って補正係数Kを低く設定し、出力電圧補正指令値Vαを低くしてDC−DC変換装置2のDC−DC出力電圧VDを低下させる。
このように、この発明に係る電圧低下手段7は、出力電力POに対応した補正係数Kと系統電圧VACに対応したDC−DC出力電圧指令値Vrを記憶する電圧値記憶手段11と、出力電力POおよび系統電圧VACを検出した場合、電圧値記憶手段11から対応する補正係数Kおよび対応するDC−DC出力電圧指令値Vrを読み出し、補正係数KとDC−DC出力電圧指令値Vrの積を演算してDC−DC出力電圧補正指令値Vα(=K×Vr)を出力する補正指令値演算手段10とを備え、DC−DC変換装置2のDC−DC出力電圧VDを変更するので、軽負荷時に、DC−DC出力電圧補正指令値に基づいて出力電圧を低下させることができ、インバータ装置のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善することができる。
図4はこの発明に係る電圧値記憶手段の一実施の形態補正係数格納状態図である。(a)図は軽負荷時に、出力電力POに対して補正係数Kがリニア特性、(b)図は軽負荷時に、出力電力POに対して補正係数Kがステップ特性、(c)図は軽負荷時に、出力電力POに対して補正係数Kが指数関数的特性を表わす。
出力電力POの定格に対して補正係数Kは、1.0であり、軽負荷時の出力電力POに対して補正係数Kは、E1特性のリニア、E2特性のステップk1〜k5、E3特性の指数関数的のそれぞれ減少する特性に設定できるので、補正係数Kを自由に設定することができ、DC−DC変換装置2のDC−DC出力電圧VDも軽負荷時の状態に応じて最適に設定することができる。
このように、この発明に係る電圧値記憶手段11は、軽負荷時の出力電力POに対してリニア、軽負荷時の出力電力POに対してステップ状または軽負荷時の出力電力POに対して指数関数的に変化する補正係数Kを記憶するので、DC−DC出力電圧補正指令値Vαを自由度を持って設定することができ、所定の電圧値に低減した出力電圧を出力することができる。
なお、本実施の形態では、電圧値記憶手段に予め補正係数のデータテーブルを準備し、補正係数を読み出すように構成したが、電圧値記憶手段に予め線形関数、ステップ関数または指数関数の演算式を記憶し、演算式を読み出し、パラメータを与えて演算によって補正係数を求めるように構成してもよい。
図5はこの発明に係るDC−DC変換装置のDC−DC出力電圧制御の一実施の形態構成図である。図5において、DC−DC変換装置2は、トランスT、MOSFET−Q、抵抗器R、ダイオードD、チョークコイルL、駆動パルス発生器12を備える。駆動パルス発生器12は、電圧低下手段7から供給される出力電圧補正指令値Vαでデューティ比を調節した比較的高周波の駆動パルスSDを発生し、駆動パルスSDをMOSFET−Qのゲートに供給する。
MOSFET−Qは、駆動パルス発生器12から供給される駆動パルスSDでトランスTの一次側の電池電圧VBをオン/オフして比較的高周波のパルスを発生し、発生した比較的高周波のパルスをトランスTを介して昇圧し、昇圧した比較的高周波のパルスを二次側に出力させる。昇圧した比較的高周波のパルスは、ダイオードDおよびチョークコイルLで構成する整流回路で整流された後、電解コンデンサC2で平滑され、直流のDC−DC出力電圧VDとなる。
図6はこの発明に係る駆動パルスの一実施の形態デューティ変更説明図である。(a)図は定格時の駆動パルス波形図、(b)図は軽負荷時の駆動パルス波形図を表わす。(a)図において、定格時の駆動パルスSDのデューティ比は、パルスオン幅TON1÷一周期Taで表わされる。
(b)図において、軽負荷時の駆動パルスSDのデューティ比は、パルスオン幅TON2÷一周期Taで表わされるため、軽負荷時のデューティ比は、定格時のデューティ比よりも小さくなり、MOSFET−Qのオン/オフによって発生する昇圧した比較的高周波のパルスも駆動パルスSDと同じパルスオン幅の短い波形となり、電解コンデンサC2で平滑されたDC−DC出力電圧VDが低下することになる。
なお、本実施の形態では、駆動パルス発生器12をDC−DC変換装置2に設けたが、制御装置4内に設けてもよい。
図7はこの発明に係る歪み判定手段の一実施の形態ブロック構成図である。図7において、歪み判定手段13は、制御装置4の内部に設ける。歪み判定手段13は、比較・判定機能を備え、制御装置4内で出力電流IOを検出して出力電流IOの基本波成分と高調波成分(例えば、n次高調波成分まで)から演算した出力電流歪み率DIが供給されると、出力電流歪み率DIと予め設定した規定歪み率DKを比較し、出力電流歪み率DIが規定歪み率DKを超える場合(DI>DK)には、判定信号HOを電圧低下手段7に提供する。
電圧低下手段7は、歪み判定手段13から判定信号HOが提供されると、例えば図4の(b)図に示す補正係数k5の場合には、一ランク大きな補正係数k4を出力して出力電流歪み率DIを改善し、規定歪み率DKを満足させるようにDC−DC出力電圧VDを増加させる。なお、DC−DC変換装置2は、DC−DC出力電圧VDを低下すると、出力電流歪み率DIが増加する傾向にある。
このように、この発明に係る制御装置4は、測定した出力電流歪み率DIと規定歪み率DKを比較する歪み判定手段13を備え、出力電流歪み率DIが規定歪み率DKを超えない(DK>DI)範囲でDC−DC出力電圧補正指令値Vαを出力するので、出力電圧VDを規定歪み率DKを超えない範囲まで低下して出力することができ、インバータ装置3のスイッチング損失を大幅に低下させて電力変換効率を改善することができる。
以上説明したように、この発明に係る制御装置4は、軽負荷時に、DC−DC変換装置2の出力電圧VDを低下させる電圧低下手段7を備えたので、DC−DC変換装置2の駆動パルスSDのデューティ比を下げて出力電圧VDを低下させることができ、インバータ装置2のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善することができる。
ACフィルタ5は、インバータ装置3からのパルス状のインバータ出力電流IOをフィルタリングして高調波成分を除去し、系統電源の周波数(50Hzまたは60Hz)に一致した正弦波の交流電流を単相2線式(交流電圧100V)または単相3線式(交流電圧200V)を、遮断器6を介して出力端子D,E間、出力端子D,E間、出力端子C,D間または出力端子C,E間にそれぞれ接続した負荷L1、負荷L2または負荷L3に供給する。
遮断器6は、スイッチs1〜s3で構成し、装置本体および系統電源側に異常が発生した場合、制御装置4からのスイッチ制御信号CSによってスイッチs1〜s3を遮断し、装置本体を系統電源VACから切り離す。
図8はこの発明に係る電力変換装置の別実施の形態ブロック構成図である。なお、本発明は装置の軽負荷時に、インバータ装置のスイッチング素子を駆動するPWM信号のスイッチングキャリア周波数をキャリア周波数指令値VFに基づいて低下させることにより、インバータ装置のスイッチング素子のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善するものである。
図8において、電力変換装置14は、DC−DC変換装置2、インバータ装置3、制御装置15、ACフィルタ5、遮断器6を備える。なお、電力変換装置14は、制御装置15にコンバータ制御手段16および周波数低下手段17を備えた構成のみが、図1に示す制御装置4に電圧低下手段7およびインバータ制御手段8を備えた電力変換装置1と異なる。
制御装置15は、マイクロプロセッサを基本に各種演算機能、処理機能、メモリ等で構成し、定格の出力電圧指令値Vrを発生するコンバータ制御手段16、可変可能なキャリア周波数指令値VFを発生し、軽負荷時に、インバータ装置3のPWM信号SPWMのスイッチングキャリア周波数を低下させるインバータ制御手段である周波数低下手段17を備える。
また、制御装置15は、インバータ出力電圧VC、出力電流IO、系統電圧VACを検出する機能を備え、出力電力、出力電流歪み率を演算処理する。
さらに、制御装置15は、電力変換装置14に異常が発生した場合、系統電源VACに影響を及ぼすことなく、電力変換装置14から系統電源VACに切替えて負荷L1、負荷L2または負荷L3を駆動するため、遮断器6のスイッチs1〜s3をオフ(遮断)状態にするスイッチ制御信号CSを発生する。
また、制御装置15は、出力電流IOの歪み率(DI)を演算し、規定歪み率(DK)を超えないように監視する。なお、制御装置15は、様々な保護機能を実現するため、直流電流、出力側直流分電流、内部制御電圧などのパラメータも検出して制御する。
図9はこの発明に係る周波数低下手段の一実施の形態要部ブロック構成図である。図9において、周波数低下手段17は、出力手段18、周波数記憶手段19を備える。
出力手段18は、メモリアクセス機能を備え、出力電力POを取り込んで電圧周波数記憶手段19にアクセスし、キャリア周波数指令値Fを読み出し、キャリア周波数指令値VF(=キャリア周波数指令値F)をインバータ装置3に供給し、インバータ装置3のスイッチング素子を駆動するPWM信号SPWMのスイッチングキャリア周波数を変更させる。
周波数記憶手段19は、ROM等の固定メモリ、EEPROM等の書替え可能なメモリで構成し、予め出力電力POに応じたキャリア周波数指令値Fの対応テーブルを格納し、出力手段18からアクセスがあると、対応テーブルから該当するキャリア周波数指令値Fを出力手段18に提供する。
図10はこの発明に係る対応テーブルの一実施の形態特性図である。図10において、出力電力POが定格(定格負荷)近傍では、キャリア周波数指令値VFを定格(定格周波数に相当)に設定し、出力電力POが軽負荷領域では、スイッチングキャリア周波数が低下するようにキャリア周波数指令値Fを減少するように設定する。
つまり、周波数低下手段17は、軽負荷時に、出力電力POの低下に従ってキャリア周波数指令値Fを低く設定し、低いキャリア周波数指令値VFをインバータ装置3に提供してPWM信号SPWMのスイッチングキャリア周波数を低下させてスイッチング素子(インバータブリッジ)を駆動するように制御する。
このように、この発明に係る周波数低下手段17は、出力電力POに対応したキャリア周波数指令値Fを記憶する周波数記憶手段19を備え、出力電力POにより、周波数記憶手段19から対応するキャリア周波数指令値Fを読み出してインバータ装置3のスイッチングキャリア周波数を変更するので、インバータ装置のスイッチング素子のスイッチングキャリア周波数を低下させることができ、スイッチング損失を減少させて電力変換効率を改善することができる。
図11はこの発明に係る周波数記憶手段の一実施の形態キャリア周波数指令値格納状態図である。(a)図は軽負荷時に、出力電力POに対してキャリア周波数指令値Fがリニア特性、(b)図は軽負荷時に、出力電力POに対してキャリア周波数指令値Fがステップ特性、(c)図は軽負荷時に、出力電力POに対してキャリア周波数指令値Fが指数関数的特性を表わす。
出力電力POの定格容量に対するキャリア周波数指令値Fは、定格周波数とする。軽負荷時の出力電力POに対してキャリア周波数指令値Fは、G1特性のリニア、G2特性のステップF1〜F5、G3特性の指数関数的のそれぞれ減少する特性に設定できるので、キャリア周波数指令値Fを自由に設定することができ、インバータ装置3のPWM信号SPWMのスイッチングキャリア周波数も軽負荷時の状態に応じて最適に設定することができる。
このように、この発明に係る周波数記憶手段19は、出力電力POに対してリニア、出力電力POに対してステップ状または出力電力POに対して指数関数的に変化するキャリア周波数指令値Fを記憶するので、キャリア周波数指令値Fを自由度を持って設定することができ、インバータ装置3のスイッチング素子を希望する周波数特性で駆動することができる。
なお、本実施の形態では、周波数記憶手段に予めキャリア周波数指令値のデータテーブルを準備し、キャリア周波数指令値を読み出すように構成したが、周波数記憶手段に予め線形関数、ステップ関数または指数関数の演算式を記憶し、演算式を読み出し、パラメータを与えて演算によってキャリア周波数指令値を求めるように構成してもよい。
図12はこの発明に係るインバータ装置のキャリア周波数制御の一実施の形態構成図である。図12において、インバータ装置3は、インバータブリッジを構成するMOSFET−Q1〜Q4やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)−Q1〜Q4等のスイッチング素子、PWM信号発生器20を備える。PWM信号発生器20は、周波数低下手段17から供給されるキャリア周波数指令値VFとPWM指令値とに基づいてPWM信号SPWMを発生し、PWM信号SPWMでMOSFET−Q1〜Q4やIGBT−Q1〜Q4をスイッチング駆動し、軽負荷時に、スイッチングキャリア周波数を低下させてスイッチング素子のスイッチング損失を低下させる制御を実行する。
図13はこの発明に係るPWM信号の一実施の形態波形図である。図13において、PWM信号発生器20は、軽負荷時に、破線で示す正弦波に相当するキャリア周波数指令値VFが低下したPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)のPWM信号SPWMでスイッチング素子Q1〜Q4を駆動するので、スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング損失を低下させることができる。
なお、本実施の形態では、PWM信号発生器20をインバータ装置3に設けたが、制御装置15内に設けてもよい。
図14はこの発明に係る歪み判定手段の一実施の形態ブロック構成図である。図14において、歪み判定手段21は、制御装置15の内部に設ける。歪み判定手段21は、比較・判定機能を備え、制御装置15内で出力電流IOを検出して出力電流IOの基本波成分と高調波成分(例えば、n次高調波成分まで)から演算した出力電流歪み率DIが供給されると、出力電流歪み率DIと予め設定した規定歪み率DKを比較し、出力電流歪み率DIが規定歪み率DKを超える場合(DI>DK)には、判定信号HOを周波数低下手段17に提供する。
周波数低下手段17は、歪み判定手段21から判定信号HOが提供されると、例えば図11の(b)図に示す補正係数F5の場合には、一ランク大きな補正係数F4を出力して出力電流歪み率DIを改善し、規定歪み率DKを満足させるように図12に示すPWM信号発生器20のPWM信号SPWMのスイッチングキャリア周波数を増加させる。なお、インバータ装置3は、スイッチングキャリア周波数を低下すると、出力電流歪み率DIが増加する傾向にある。
このように、この発明に係る制御装置15は、測定した出力電流歪み率DIと規定歪み率DKを比較する歪み判定手段21を備え、出力電流歪み率DIが規定歪み率DKを超えない(DI<DK)範囲でキャリア周波数指令値VFを出力するので、インバータ装置3のスイッチング素子Q1〜Q4を規定歪み率DKを超えない範囲のスイッチングキャリア周波数まで低下して駆動することができ、インバータ装置のスイッチング損失を大幅に低下させて電力変換効率を改善することができる。
以上説明したように、この発明に係る制御装置15は、軽負荷時に、インバータ装置3のスイッチングキャリア周波数を低下させる周波数低下手段17を備えたので、インバータ装置3のスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチングキャリア周波数を低下させることができ、スイッチング損失を減少させて電力変換効率を改善することができる。
図15はこの発明に係る電力変換装置の別実施の形態ブロック構成図である。なお、本発明は装置の軽負荷時に、DC−DC変換装置のスイッチング素子を駆動する駆動パルスのデューティ比をDC−DC出力電圧指令値に基づいて低下して出力電圧を低下させることにより、インバータ装置のスイッチング素子のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善するとともに、インバータ装置のスイッチング素子を駆動するPWM信号のスイッチングキャリア周波数をキャリア周波数指令値VFに基づいて低下させることにより、インバータ装置のスイッチング素子のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善するものである。
図15において、電力変換装置22は、DC−DC変換装置2、インバータ装置3、制御装置23、ACフィルタ5、遮断器6を備える。なお、電力変換装置22は、制御装置23に電圧低下手段7および周波数低下手段17を備えた構成のみが、図1に示す電力変換装置1および図8に示す電力変換装置14と異なる。
制御装置23は、図2に示す電圧低下手段7および図9に示す周波数低下手段17を備え、軽負荷時に、可変可能な出力電圧補正指令値Vαを発生し、DC−DC変換装置2のDC−DC出力電圧VDを低下させるとともに、可変可能なキャリア周波数指令値VFを発生し、インバータ装置3のPWM信号SPWMのスイッチングキャリア周波数を低下させる。
また、制御装置23は、インバータ出力電圧VC、出力電流IO、系統電圧VACを検出する機能を備え、出力電力、出力電流歪み率を演算処理する。
さらに、制御装置23は、電力変換装置22および系統電源側に異常が発生した場合、系統電源VACに影響を及ぼすことなく、電力変換装置22から系統電源VACに切替えて負荷L1、負荷L2または負荷L3を駆動するため、遮断器6のスイッチs1〜s3をオフ(遮断)状態にするスイッチ制御信号CSを発生する。
また、制御装置23は、出力電流IOの歪み率(DI)を演算し、規定歪み率(DK)を超えないように監視する。
さらに、制御装置23は、電圧低下手段7と周波数低下手段17の動作順序を規定するシーケンス手段を備える。
制御装置23は、電圧低下手段7を備えたことにより、DC−DC変換装置2のDC−DC出力電圧VDを増減できるので、軽負荷時に、出力電圧補正指令値Vαに基づいて出力電圧を低下させることができ、インバータ装置3のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善することがでる。
また、制御装置23は、周波数低下手段17を備えたことにより、インバータ装置3のスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチングキャリア周波数を低下させることができ、スイッチング損失を減少させて電力変換効率を改善することができる。
図16はこの発明に係るシーケンス手段の一実施の形態要部ブロック構成図である。図16において、制御装置23内にシーケンス手段24を設け、順序信号CK1を電圧低下手段7に供給するとともに、順序信号CK2を周波数低下手段17に供給し、電圧低下手段7および周波数低下手段17の動作順序を制御する。
シーケンス手段24は、出力電力POを検出すると、シーケンス信号CK1を出力して電圧低下手段7を最初に動作させた後、シーケンス信号CK2を出力して周波数低下手段17を動作させる。また、周波数低下手段17を動作させた後、電圧低下手段7を動作させてもよい。
このように、この発明に係る制御装置23は、電圧低下手段7と周波数低下手段17の動作順序を設定するシーケンス手段24を備えたので、DC−DC変換装置3の出力電圧VDおよびインバータ装置3のスイッチングキャリア周波数のいずれか一方を低下させてから他方を低下させることができ、出力電圧VDの低下によるスイッチング損失の低下とスイッチングキャリア周波数の低下によるスイッチング損失の低下の相乗効果によって装置全体のスイッチング損失を最大限低下させて電力変換効率を一層改善することができる。
図17はこの発明に係る歪み判定手段の一実施の形態ブロック構成図である。図17において、歪み判定手段25は、制御装置23内に設け、制御装置15内で出力電流IOを検出して出力電流IOの基本波成分と高調波成分(例えば、n次高調波成分まで)から演算した出力電流歪み率DIが供給されると、出力電流歪み率DIと予め設定した規定歪み率DKを比較し、出力電流歪み率DIが規定歪み率DKを超える場合(DI>DK)には、判定信号HOを電圧低下手段7および周波数低下手段17に供給する。
電圧低下手段7は、歪み判定手段25から判定信号HOが提供されると、例えば図4の(b)図に示す補正係数k5の場合には、一ランク大きな補正係数k4を出力して出力電流歪み率DIを改善し、規定歪み率DKを満足させるようにDC−DC出力電圧VDを増加させる。なお、DC−DC変換装置2は、DC−DC出力電圧VDを低下すると、出力電流歪み率DIが増加する傾向にある。
一方、周波数低下手段17は、歪み判定手段25から判定信号HOが提供されると、例えば図11の(b)図に示す補正係数F5の場合には、一ランク大きな補正係数F4を出力して出力電流歪み率DIを改善し、規定歪み率DKを満足させるように図12に示すPWM信号発生器20のPWM信号SPWMのスイッチングキャリア周波数を増加させる。なお、インバータ装置3は、スイッチングキャリア周波数を低下すると、出力電流歪み率DIが増加する傾向にある。
なお、歪み判定手段25は、図16に示すシーケンス手段24が電圧低下手段7の動作させている場合には、判定信号HOを電圧低下手段7に供給し、シーケンス手段24が周波数低下手段17を動作させている場合には、判定信号HOを電圧低下手段7に供給する。これにより、歪み判定手段25は、電圧低下手段7と周波数低下手段17が動作しても、出力電流歪み率DIが規定歪み率DKを超えないように制御し、インバータ装置3のスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング損失を低減し、電力変換効率を最大限改善することができる。
以上説明したように、この発明に係る制御装置23は、軽負荷時に、DC−DC変換装置2の出力電圧VDを低下させる電圧低下手段7と、インバータ装置3のスイッチングキャリア周波数を低下させる周波数低下手段17とを備えたので、DC−DC変換装置2の出力電圧VDおよびインバータ装置3のスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチングキャリア周波数を低下させることができ、インバータ装置のスイッチング損失を最大限低下させて電力変換効率を一層改善することができる。
本発明に係る電力変換装置は、軽負荷時に、DC−DC出力電圧を低下させ、またはスイッチングキャリア周波数を低下させてスイッチング損失を低減し、電力変換効率を改善することができ、燃料電池発電のみでなく、太陽光発電等のあらゆる電力変換装置に適用することができる。
この発明に係る電力変換装置の一実施の形態ブロック構成図 この発明に係る電圧低下手段の一実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係る対応テーブルの一実施の形態特性図 この発明に係る電圧値記憶手段の一実施の形態補正係数格納状態図 この発明に係るDC−DC変換装置のDC−DC出力電圧制御の一実施の形態構成図 この発明に係る駆動パルスの一実施の形態デューティ変更説明図 この発明に係る歪み判定手段の一実施の形態ブロック構成図 この発明に係る電力変換装置の別実施の形態ブロック構成図 この発明に係る周波数低下手段の一実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係る対応テーブルの一実施の形態特性図 この発明に係る周波数記憶手段の一実施の形態キャリア周波数指令値格納状態図 この発明に係るインバータ装置のキャリア周波数制御の一実施の形態構成図 この発明に係るPWM信号の一実施の形態波形図 この発明に係る歪み判定手段の一実施の形態ブロック構成図 この発明に係る電力変換装置の別実施の形態ブロック構成図 この発明に係るシーケンス手段の一実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係る歪み判定手段の一実施の形態ブロック構成図
符号の説明
1,14,22 電力変換装置
2 DC−DC変換装置
3 インバータ装置
4,15,23 制御装置
5 ACフィルタ
6 遮断器
7 電圧低下手段
8 インバータ制御手段
9 燃料電池
10 補正指令値演算手段
11 電圧値記憶手段
12 駆動パルス発生器
13,21,25 歪み判定手段
16 コンバータ制御手段
17 周波数低下手段
18 出力手段
19 周波数記憶手段
20 PWM信号発生器
24 シーケンス手段
C1,C2 電解コンデンサ
s1,s2,s3 スイッチ
T トランス
Q MOSFET
VB 電池電圧
VD DC−DC出力電圧
VC インバータ出力電圧
VAC 系統電源(電圧)
K 補正係数
Vα 出力電圧補正指令値
Vr 出力電圧指令値
F,VF キャリア周波数指令値
SD 駆動パルス
PO 出力電力
IO 出力電流
DI 出力電流歪み率
DK 規定歪み率
SPWM PWM信号
CK1,CK2 シーケンス信号

Claims (14)

  1. 燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、
    前記制御装置は、軽負荷時に、前記DC−DC変換装置の出力電圧を低下させる電圧低下手段を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記電圧低下手段は、出力電力に対応した補正係数と系統電圧に対応したDC−DC出力電圧指令値を記憶する電圧値記憶手段と、出力電力および系統電圧を検出した場合、前記電圧値記憶手段から対応する補正係数および対応するDC−DC出力電圧指令値を読み出し、補正係数とDC−DC出力電圧指令値の積を演算してDC−DC出力電圧補正指令値を出力する補正指令値演算手段と、を備え、前記DC−DC変換装置のDC−DC出力電圧を変更することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記電圧値記憶手段は、軽負荷時に、出力電力に対してリニアに変化する補正係数を記憶することを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  4. 前記電圧値記憶手段は、軽負荷時に、出力電力に対してステップ状に変化する補正係数を記憶することを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  5. 前記電圧値記憶手段は、軽負荷時に、出力電力に対して指数関数的に変化する補正係数を記憶することを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  6. 前記制御手段は、測定した出力電流歪み率と規定歪み率を比較する歪み判定手段を備え、出力電流歪み率が規定歪み率を超えない範囲でDC−DC出力電圧補正指令値を出力することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  7. 燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、
    前記制御装置は、軽負荷時に、前記インバータ装置のスイッチングキャリア周波数を低下させる周波数低下手段を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  8. 前記周波数低下手段は、出力電力に対応したキャリア周波数指令値を記憶する周波数記憶手段を備え、出力電力を検出した場合、前記周波数記憶手段から対応するキャリア周波数指令値を読み出して前記インバータ装置のスイッチングキャリア周波数を変更することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
  9. 前記周波数記憶手段は、軽負荷時に、出力電力に対してリニアに変化するキャリア周波数指令値を記憶することを特徴とする請求項8記載の電力変換装置。
  10. 前記周波数記憶手段は、軽負荷時に、出力電力に対してステップ状に変化するキャリア周波数指令値を記憶することを特徴とする請求項8記載の電力変換装置。
  11. 前記周波数記憶手段は、軽負荷時に、出力電力に対して指数関数的に変化するキャリア周波数指令値を記憶することを特徴とする請求項8記載の電力変換装置。
  12. 前記制御手段は、測定した出力電流歪み率と規定歪み率を比較する歪み判定手段を備え、出力電流歪み率が規定歪み率を超えない範囲でキャリア周波数指令値を出力することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
  13. 燃料電池の直流出力を交流に変換し、系統電源と連系運転するDC−DC変換装置、インバータ装置、制御装置を備えた電力変換装置において、
    前記制御装置は、軽負荷時に、前記DC−DC変換装置の出力電圧を低下させる電圧低下手段と、前記インバータ装置のスイッチングキャリア周波数を低下させる周波数低下手段と、を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  14. 前記制御装置は、前記電圧低下手段と前記周波数低下手段の動作順序を設定するシーケンス手段を備えたことを特徴とする請求項13記載の電力変換装置。
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