JP2005081583A - 平版印刷版原版及びそれを用いた印刷方法 - Google Patents

平版印刷版原版及びそれを用いた印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 取り扱い等による製版工程での傷が発生せず且つ耐刷力が高く印刷性能が良好な平版印刷版原版、および、該平版印刷版原版に画像情報に基づきレーザー露光し、現像処理を施さずに印刷することを特徴とする印刷方法を提供する。
【解決手段】 プラスチックフィルム支持体上に親水性層、画像形成層を順に有してなる平版印刷版原版において、該画像形成層が水溶性樹脂および熱溶融性粒子を有し、該水溶性樹脂としては重量平均分子量が500未満と500以上2,000,000未満の少なくとも2種類のものを有し、且つ該重量平均分子量が500以上2,000,000未満の水溶性樹脂の該画像形成層全固形分に対する割合N(質量%)が0.05<N<60であることを特徴とする平版印刷版原版。
【選択図】 なし

Description

本発明は、平版印刷版原版に関するものであり、詳しくは、ディジタル信号に基づいた画像記録が可能であり、簡易な処理により製版可能であり、安定した印刷物を得ることができる平版印刷版原版に関する。
従来の印刷工程は、原稿画像からネガもしくはポジフィルムを作製し、フィルムを介してアルミ砂目支持体上に感光層を有する平版印刷版材料(平版印刷版原版)に画像を露光し、アルカリ性現像液で現像処理を行うことで平版印刷版を作製し、これを印刷機に取り付け印刷するという手順で行われてきた。
近年、コンピューターの普及に伴い、フィルムを介さずに原稿画像データを直接印刷版に描画するコンピューター・トゥー・プレート(CTP)技術が普及しつつあり、フィルム作製に要していた時間短縮、コスト削減が可能となってきている。又印刷物のニーズとして、数千枚〜1万枚程度の刷り枚数で多種の高品質画像を印刷する、少部数多品種の傾向が高くなってきた。この為、描画時間が短く、高解像度が得られるヒートモードレーザー記録を用いた刷版作製がCTPの主流となりつつある。
CTPの普及と同期して印刷環境もオフィス化が進み、又環境適性の面からもアルカリ現像液を必要としない、更には全く現像処理を必要としない平版印刷版原版が望まれるようになってきた。
例えば特開平9−123387号、同9−123388号、同9−131850号には親水性結合剤中に分散された熱可塑性粒子を含有する平版印刷版原版を印刷機に取り付け、印刷機上で現像して平版印刷版を作製する方法を開示している。これらの技術に依ればアルカリ現像を施すことなく、又現像機も要することなく刷版作製が可能であり、擬似的に現像処理不要の平版印刷版原版を提供できる。
平版印刷版原版においては、支持体に親水性のアルミ基板を用いず近年プラスチックフィルムを支持体として用い得ることが記載されている。
プラスチックフィルムは金属に比較して熱伝導性が低く、画像形成の際のレーザー露光により感熱層において発生する熱を支持体へと拡散させることなく、効率よく画像形成に利用でき、さらに、アルミニウム支持体に比較して安価であるという利点を有している。
しかし、これらのプラスチックフィルムを支持体に用いた平版印刷版原版は、支持体上に設けられた層の強度が十分であると言えず改良が望まれている。
平版印刷版原版の製造工程、出力装置への装着、レーザーによる書込記録、取り扱い等による製版工程、インキングを含む印刷工程等において、支持体上に設けられた層の強度改良が望まれていた。
この層の強度を改良する一環として、特開平9−314794号公報には表面をコロナ処理した支持体の使用例が挙げられており、特開平11−245530号公報にはプラズマ処理した支持体が開示されている。しかしこれらの表面処理を行ったとしても、多数枚の印刷物を得られるような実用上充分な性能に達成されておらず、その改善が強く望まれている。
特開2002−154278号公報(特許文献1)では、支持体上に特定の金属酸化物粒子を含有する下塗り層を設けることで層の強度を強める記載があるが、取り扱い等による製版工程での傷に対する対策は不十分である。
特開2002−32048号公報(特許文献2)では、耐水性支持体上にシロキサン結合を有する樹脂とコア粒子表面に小粒子を固着させた凹凸表面粒子を用いた地汚れ改善について述べられているが、印刷性能と傷に対する双方解決の対策については述べられていない。
特開2002−154278号公報 特開2002−32048号公報
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、取り扱い等による製版工程での傷が発生せず且つ耐刷力が高く印刷性能が良好な平版印刷版原版、および、該平版印刷版原版に画像情報に基づきレーザー露光し、現像処理を施さずに印刷することを特徴とする印刷方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(請求項1)
プラスチックフィルム支持体上に親水性層、画像形成層を順に有してなる平版印刷版原版において、該画像形成層が水溶性樹脂および熱溶融性粒子を有し、該水溶性樹脂としては重量平均分子量が500未満と500以上2,000,000未満の少なくとも2種類のものを有し、且つ該重量平均分子量が500以上2,000,000未満の水溶性樹脂の該画像形成層全固形分に対する割合N(質量%)が0.05<N<60であることを特徴とする平版印刷版原版。
(請求項2)
前記画像形成層が該画像形成層より突出したフィラーを有し、最も突出したフィラーの高さをh(μm)、突出したフィラーの単位面積当たりの数をn(個/mm2)とするとき
0.1<h<15
300<n<20,000
であることを特徴とする請求項1記載の平版印刷版原版。
(請求項3)
前記画像形成層より突出したフィラーが、コア−シェル構造を有することを特徴とする請求項2記載の平版印刷版原版。
(請求項4)
請求項1〜3のいずれか1項記載の平版印刷版原版を画像情報に基づきレーザー露光し、機上現像後に印刷することを特徴とする印刷方法。
本発明によれば、取り扱い等による製版工程での傷が発生せず且つ耐刷力が高く印刷性能が良好な平版印刷版原版、および、該平版印刷版原版に画像情報に基づきレーザー露光し、現像処理を施さずに印刷することを特徴とする印刷方法を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明するが、本発明はこれらに限定されない。
本発明の平版印刷版原版は、プラスチックフィルム支持体上に親水性層、画像形成層を順に有してなる平版印刷版原版において、該画像形成層が水溶性樹脂および熱溶融性粒子を有し、該水溶性樹脂が重量平均分子量が500未満と500〜2,000,000未満の少なくとも2種類のものを有し且つ重量平均分子量が500〜2,000,000未満の水溶性樹脂の画像形成層全固形分に対する割合N(質量%)が0.05<N<60であることを特徴とする。
本発明においては、画像形成層に水溶性樹脂、熱溶融性粒子を有し、且つ水溶性樹脂が重量平均分子量が500未満と500以上2,000,000未満の少なくとも2種類のものを有し且つ500以上2,000,000未満の水溶性樹脂の画像形成層全固形分に対する割合N(質量%)が0.05<N<60であることが重要である。
熱により画像形成層の熱溶融性粒子が溶融し親水性層上に固着する本発明に於いては、画像形成層の熱溶融性粒子と水溶性樹脂の分子量、添加量の関係が耐傷性と耐刷性に非常に重要である。
即ち、画像形成層の水溶性樹脂が重量平均分子量が500未満のもののみである場合には、熱を受けたときの熱溶融性粒子の溶融性は良いが、耐傷性が弱くなり、且つ熱溶融で生成した画像形成膜の耐刷性が弱くなる。
また、画像形成層の水溶性樹脂が重量平均分子量が2,000,000以上のもののみである場合には、耐傷性は良くなるが、熱を受けたときの熱溶融性粒子の溶融性が劣化し熱溶融で生成した画像形成膜の耐刷性が弱くなる。
即ち、水溶性樹脂の重量平均分子量が500未満と500以上2,000,000未満であり、且つ、重量平均分子量500以上2,000,000未満の水溶性樹脂の画像形成層全固形分に対する割合N(質量%)が0.05<N<60である場合に平版印刷版原版が耐傷性が優れるにもかかわらず、かつ、生成した平版印刷版が耐刷性に優れることができる。
上記N(質量%)が、固形分中0.05<N<60の範囲でないと、耐傷性、耐刷力のバランスが得られない。
上記N(質量%)が0.05質量%未満では、外部の傷、圧力により画像形成膜中の熱溶融性粒子が変形したり潰れたりして耐傷性が劣化する。また上記Nが60質量%を越えると、熱を受けたときの熱溶融性粒子の溶融性が劣化し耐刷性が弱くなる。
尚、水溶性樹脂の重量平均分子量が500未満のものの、重量平均分子量の下限としては、とくに限定されないが、好ましくは100以上500未満、より好ましくは200以上500未満である。
また、本発明においては、画像形成層(膜厚)より突出したフィラーを少なくとも1種以上有し、最も突出したフィラーの高さをh(μm)、突出したフィラーの単位面積当たりの数をn(個/mm2)とすると
0.1<h<15
300<n<20,000
であることが好ましい。
更に、突出したフィラーの少なくとも1種類は、コア−シェル構造であることが好ましく、このことにより耐傷性と耐刷性を非常にバランス良く向上させることができる。
画像形成層(膜厚)より突出したフィラーを有することで物理的に画像形成層に形成される画像層の表面に接触できなくなり熱溶融性粒子が熱、圧力により潰れたり、変形しにくくなり、耐傷性が予想以上に向上することがわかった。
高さhは、0.1<h<15であることが好ましくい。
hが0.1μm未満では、防傷に対する効果が劣化する。また逆に熱、圧力が熱溶融性粒子に局部的にかかり応力が緩和できず、耐傷性が劣化することがある。また、hが15μmを越えると、印刷性能を劣化させることがわかった。
nは、300<n<20,000であることが好ましい。
nが300未満では、圧力が熱溶融性粒子に局部的にかかり応力が緩和できず防傷に対する効果が劣化する。nが20,000を越えると逆に膜中でフィラーが保持されず脱離し傷がつき易くなる。
更に、突出したフィラーの少なくとも1種類が、コア−シェル構造を有する場合には、印刷時に水とインキがコア−シェル構造の表面に効率良く存在し、膜面の水とインキ溶液の応答性を向上させ、耐傷性と耐刷性が非常にバランス良く向上されることがわかった。
(フィラー)
フィラーは、親水性層、画像形成層が数層になる場合も含め、本発明の構成条件を満たせば特に制限なく何処に含有されていても良い。
フィラーは同一種類、異なる種類何れを用いても良い。
フィラーは添加量としては特に制限なく用いられるが、塗布性、膜安定性から親水性層固形分に対して5〜30質量%の範囲が好ましい。
フィラー種としては、本発明の構成条件を満たすものであれば特に制限なく用いることが出来る。多孔質、無孔質、有機樹脂粒子、無機微粒子を問わず用いても良いが、多孔質無機粒子(フィラー)が最も好ましい。
フィラーとしては、カーボンブラック、グラファイト、酸化チタン(TiO2)、BaSO4、ZnS、MgCO3、CaCO3、ZnO、CaO、WS2、MoS2、MgO、SnO2、アルミナ(Al23)、酸性白土、活性白土、α−Fe23、α−FeOOH、SiC、CeO2、BN、SiN、MoC、BC、WC、チタンカーバイド、コランダム、人造ダイアモンド、ザクロ石、ガーネット、ケイ石、トリボリ、ケイソウ土、ドロマイト等の無機フィラー(無機微粒子)や、ポリエチレン樹脂粒子、フッ素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、シリコン樹脂粒子、メラミン樹脂粒子等の有機フィラー(有機樹脂微粒子)を挙げることができる。
多孔質無機フィラー
多孔質無機フィラーは、一般に湿式法又は乾式法により製造される。湿式法ではケイ酸塩水溶液を中和して得られるゲルを乾燥、粉砕するか、中和して析出した沈降物を粉砕することで得ることができる。乾式法では四塩化珪素を水素と酸素とともに燃焼し、シリカを析出することで得られる。これらの粒子は製造条件の調整により多孔性や粒径を制御することが可能である。多孔質シリカとしては、湿式法のゲルから得られるものが特に好ましい。
多孔質無機フィラーとしては、例えば、1.多孔質シリカ、2.多孔質アルミノケイ酸塩、3.ゼオライト等が挙げられる。
上記2の多孔質アルミノケイ酸塩は、例えば、特開平10−71764号公報に記載されている方法により製造される。すなわち、アルミニウムアルコキシドと珪素アルコキシドを主成分として加水分解法により合成された非晶質な複合体粒子である。また、製造時にその他の金属のアルコキシドを添加して3成分以上の複合体粒子として製造したものも本発明に使用できる。これらの複合体粒子も製造条件の調整により多孔性や粒径を制御することが可能である。
コア−シェル構造を有するフィラー
本発明のコア−シェル構造を有するフィラー(粒子)について説明する。
コア−シェル構造を有するフィラー(粒子)は、コア粒子表面にシェルとなる部分に粒子(小粒子)を固着させてなる粒子である。
コア粒子、シェルとなる部分の粒子は無機粒子でも有機粒子でもよい。
コア粒子にシェルとなる粒子を何層にも固着(被覆)させても良い。
無機粒子としては、例えば、金属粉体、金属酸化物、金属窒化物、金属硫化物、金属炭化物及びこれらの複合化物等が挙げられる。
有機粒子としては、例えば合成樹脂粒子、天然高分子粒子等が挙げられ、メラミン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリエチレンイミン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリウレア、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、カルボキシメチルセルロールス、ゼラチン、デンプン、キチン、キトサン等である。
コア粒子の平均粒径は0.1〜15μmが好ましく、より好ましくは平均粒径1〜10μmである。
また、小粒子としては、主として無機粒子が用いられる。例えば、金属粉体、金属酸化物、金属窒化物及びこれらの複合化物等が挙げられ、好ましくは金属酸化物等であり、より好ましくは金属、ガラス、SiO2、TiO2、ZnO、Fe23、ZrO2、SnO2等の粒子である。
小粒子の平均粒径は0.005〜5μmが好ましく、より好ましくは平均粒径0.01〜2μmである。
表面凹凸粒子において、小粒子の平均粒径はコア粒子の平均粒径の1/3以下が好ましく、より好ましくは1/10以下である。表面凹凸粒子の平均粒径は15μmを越えないことが好ましく、また0.1μm以上であることが好ましい。
コア粒子の表面に固着する小粒子の被覆度は、本発明の効果が現れる範囲で任意に選ぶことができる。
表面凹凸粒子は、例えば、東レリサーチセンター(株)編「微粒子ポリマーの新展開」に記載のヘテロ凝集法を利用する方法、コア粒子表面からの重合反応による方法、粉体工学会編「粒子設計工学」に記載のハイブリダイザーを用いる乾式凝集攪拌法、等を用いて容易に製造することができる。また、ある種のコア−シェル粒子はコア粒子の表面に小粒子を析出させることにより製造できる。
(親水性層)
本発明で述べている親水性層とは、印刷時に水とインキの乳化した溶液が来た際、水をより多く取り込むことの出来る層と定義する。
本発明では、支持体と親水性層の間にはその他の層を形成してもよい。例えば、親水性層の接着性を改善する下引き層や、長波長の緩やかな粗さを付与するうねり形成層、親水性層が受ける応力を緩和するクッション層などである。また、これらいずれかの層が光熱変換素材を含有していてもよい。
親水性層樹脂
平版印刷版原版の親水性層の親水性層樹脂としては特に大きな制限なく用いることが出来る。
例えば、ポリウレタン、ポリエステル、塩化ビニル系共重合体等の塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール系樹脂、ニトロセルロース等のセルロース系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリアミド、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルホルマール等のアセタール系樹脂、及びポリビニルアルコール、ゼラチン等の水溶性樹脂等がある。
(画像形成層)
本発明の平版印刷版原版の画像形成層は、熱により融着可能な熱溶融性粒子及び熱により親油性を発現する物質の内から選択して含有することができる。
熱により融着可能な熱溶融性粒子としては、ワックス類、アクリル系樹脂、アイオノマー樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、合成ゴム類、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂などの水に分散されたラテックスやエマルジョンから得られるものが挙げられる。これらの内その融点が70〜180℃のものが好ましく、表面エネルギーの親水性成分が10dyn/cm2以下であることが好ましい。融点がこの温度より低い場合には、保存時における性能劣化がし易く、この温度より高い場合には画像の強度が得られず耐刷性が劣化し易い。又表面エネルギーがこの範囲であると画像部のインキ着肉性が良好になる。このような点で熱溶融性物質としてはワックス類、アクリル系樹脂、合成ゴム類が特に好ましい。
本発明に利用可能なワックス類としてはカルナバワックス、蜜ろう、鯨ろう、木ろう、ホホバ油、ラノリン、オゾケライト、パラフィンワックス、モンタンワックス類、キャンデリラワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ライスワックスなどの天然ワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、モンタンワックス誘導体、パラフィンワックス誘導体、マイクロクリスタリンワックス誘導体、高級脂肪酸等が挙げられる。又、乳化しやすくするためにこれらのワックスを酸化し、水酸基、エステル基、カルボキシル基、アルデヒド基、ペルオキシド基などの極性基を導入することもできる。
熱により融着可能な熱溶融性粒子を含有する画像形成層には、レーザー露光時の粒子の融着性を阻害しない範囲で画像形成層の皮膜性を付与する為に親水性結着剤を含有させてもよい。
利用可能な親水性結着剤としては例えばポリビニルアルコール、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリビニルメチルエーテル、又は天然結合剤、例えばゼラチン、多糖類、例えばデキストラン、プルラン、セルロース、アラビアゴム、アルギニン酸が挙げられる。又親水性結着剤は、フェノール性ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基を有する水に不溶性、アルカリ溶解性又は膨潤性樹脂であってもよい。又種々の界面活性剤、コロイダルシリカなども利用できる。
熱により親油性を発現する物質としては融点が70〜180℃の熱溶融性物質が利用でき、ワックス類ではカルナバワックス、蜜ろう、鯨ろう、木ろう、ホホバ油、ラノリン、オゾケライト、パラフィンワックス、モンタンワックス類、キャンデリラワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ライスワックスなどの天然ワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、モンタンワックス誘導体、パラフィンワックス誘導体、マイクロクリスタリンワックス誘導体、高級脂肪酸等が、アクリル系樹脂では、例えばメタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、スチレンなどの一種もしくは2種以上を共重合したものが、又合成ゴム類ではポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリル酸エステル・ブタジエン共重合体、メタアクリル酸エステル・ブタジエン共重合体、イソブチレン・イソプレン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル・イソプレン共重合体、スチレン・イソプレン共重合体等が挙げられる。又その他に、アイオノマー樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂等が利用できる。これらの親油化剤は水分散体の形で利用することが塗工のし易さの面で好ましい。又、別の形態のものとして、熱破壊可能な親水性被覆材に覆われている熱架橋剤、熱により解離する保護基により官能基がブロックされた熱架橋剤が挙げられる。これら熱架橋剤は特開平7−1849号、同7−1850号、同9−311443号、同10−6468号、同10−1141168号にマイクロカプセル化された親油性成分として記載されている。
(画像形成層の水溶性樹脂)
また、本発明の平版印刷版原版の画像形成層は、水溶性樹脂を有し、該水溶性樹脂が重量平均分子量が500未満と500以上2,000,000未満の少なくとも2種類のものを有し且つ重量平均分子量が500以上2,000,000未満の水溶性樹脂の画像形成層全固形分に対する割合N(質量%)が0.05<N<60であることを特徴とする。
本発明の平版印刷版原版の画像形成層に用いられる水溶性樹脂としては、塗布乾燥後の膜が水で溶解、または膨潤出来うるものであり、特に制限なく用いることが出来る。
画像形成層の水溶性樹脂としては、具体的には、ポリビニルアルコール(PVA)、カルボキシ変性PVA等の変性PVA;澱粉及びその誘導体;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースのようなセルロース誘導体;アルギン酸アンモニウム、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイド、水溶性ウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート系ポリマー、N−ビニルカルボン酸アミドポリマー、カゼイン、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体等の水溶性樹脂;などが挙げられる。
アラビアゴム、澱粉誘導体、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、セルロースアセテート、アルギン酸ナトリウム、酢酸ビニル−マレイン酸コポリマー類、スチレン−マレイン酸コポリマー類、ポリアクリル酸類およびそれらの塩、ポリメタクリル酸類およびそれらの塩、ヒドロキシエチルメタクリレートのホモポリマーおよびコポリマー、ヒドロキシエチルアクリレートのホモポリマーおよびコポリマー、ヒドロキシプロピルメタクリレートのホモポリマーおよびコポリマー、ヒドロキシプロピルアクリレートのホモポリマーおよびコポリマー、ヒドロキシブチルメタクリレートのホモポリマーおよびコポリマー、ヒドロキシブチルアクリレートのホモポリマーおよびコポリマー、ポリエチレングリコール類、ヒドロキシプロピレンポリマー類、ポリビニルアルコール類の加水分解度が少なくとも60質量%、好ましくは少なくとも80質量%の加水分解ポリビニルアセテート、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、アクリルアミドのホモポリマーおよびコポリマー、メタクリルアミドのホモポリマーおよびポリマー、N−メチロールアクリルアミドのホモポリマーおよびコポリマー等を挙げることができる。
(支持体)
プラスチックフィルム支持体
本発明に用いられるプラスチックフィルム支持体としては、特に大きな制限無く、金属、プラスチックフィルム、ポリオレフィン等で処理された紙、更にこれら材料を適宜貼り合わせた複合基材等も用いることが出来る。
プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、アセテート、ナイロン、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、セルロースエステル類等を挙げることができる。これらプラスチックフィルムは塗布層との接着性を向上させるために、塗布面に易接着処理や下塗り層塗布を行うことが好ましい。易接着処理としては、コロナ放電処理や火炎処理、紫外線照射処理等が挙げられる。また、下塗り層としては、ゼラチンやラテックスを含む層等が挙げられる。
(平版印刷版原版の作製)
本発明の平版印刷版原版は上述した少なくとも親水性層を有する支持体上に画像形成層(感光層)を設けることで作製することができる。
画像形成層は、バインダー樹脂及び着色剤、必要に応じて潤滑剤、分散剤、帯電防止剤、充填剤、フィラー等と溶媒とを混練して、高濃度の感光層形成組成物を調製し、次いでこれを希釈して塗布用画像形成層形成組成物とし、支持体上に塗布・乾燥させて形成することができる。
画像形成層を形成するための塗料に用いられる有機溶剤としては、例えばアルコール類(エタノール、プロパノール等)、セロソルブ類(メチルセロソルブ、エチルセロソルブ)、芳香族類(トルエン、キシレン、クロルベンゼン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エステル系溶剤(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、エーテル類(テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、ハロゲン系溶剤(クロロホルム、ジクロルベンゼン等)、アミド系溶剤(例えばジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等)等を用いることができる。又、着色剤層成分の混練分散には二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、コボルミル、トロンミル、サンドミル、サンドグラインダー、Sqegvariアトライター、高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機、オープンニーダー、連続ニーダー等を用いることができる。
支持体上への画像形成層の形成は、例えばエクストルージョン方式の押し出しコータにより塗布乾燥して行うことができ、高解像度の画像を得るため感光層表面の硬さを上げるために、該表面をカレンダー処理してもよい。
(印刷方法及び画像露光)
本発明の平版印刷版原版に画像形成する露光光源として、レーザー光源としては一般によく知られているルビーレーザー、YAGレーザー、ガラスレーザーなどの固体レーザー;He−Neレーザー、Arイオンレーザー、Krイオンレーザー、CO2レーザー、COレーザー、He−Cdレーザー、N2レーザー、エキシマーレーザーなどの気体レーザー;InGaPレーザー、AlGaAsレーザー、GaAsPレーザー、InGaAsレーザー、InAsPレーザー、CdSnP2レーザー、GaSbレーザーなどの半導体レーザー;化学レーザー、色素レーザー等を挙げることができ、これらの中でも効率的にアブレートを起こさせるためには、波長が600〜1200nmのレーザーが光エネルギーを熱エネルギーに変換できることから、感度の面で好ましい。
本発明の印刷方法では、画像情報に基づいてレーザー露光した後、現像処理を施さずに印刷することを特徴とする。
(機上現像)
本発明における機上現像とは、以下の内容である。
露光済みの平版印刷版原版を印刷機のシリンダーに装着し、シリンダーを回転しながら湿し水とインキを供給することによって、平版印刷版原版の画像形成層の未露光部を除去する方法である。
すなわち、平版印刷版原版を露光後、そのまま印刷機に装着し、通常の印刷過程の中で現像処理が完了する方式である。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。尚、以下の「部」は「質量部」を表す。
実施例1
帝人・デュポンフィルム株式会社製HS74の175μm厚、730mm幅のPETフィルムに下記第一層親水層塗布液を乾燥膜厚1.8μmになるようにワイヤーバーを用いて塗布を行った。
(第一層親水層塗布液)
スノーテックス−XS〔日産化学工業株式会社製〕 16,855部
シルトンJC−30〔水澤化学工業株式会社製〕平均粒径3.0μm
1.87部
カルボキシメチルセルロースナトリウム〔関東化学株式会社製〕
0.085部
ベンゲル−31〔株式会社豊順洋行製〕 0.17部
MF−4500ブラック〔大日精化工業株式会社製〕光熱変換素材
0.9775部
リン酸三ナトリウム・12水〔関東化学株式会社製〕 0.0425部
純水 80部
上記で得られた第一層親水層上に、下記第二層親水層塗布液を乾燥膜厚1.0μmになるようにワイヤーバーを用い塗布して第二層親水層を設けた。
(第二層親水層塗布液)
スノーテックス−S〔日産化学工業株式会社製〕 3.12部
スノーテックス−PSM〔日産化学工業株式会社製〕 4.68部
AMT−08〔水澤化学工業株式会社製〕平均粒径0.95μm 1.5部
シルトンJC−10〔水澤化学工業株式会社製〕平均粒径1.5μm
1.2部
カルボキシメチルセルロースナトリウム〔関東化学株式会社製〕
0.12部
ベンゲル−31〔株式会社豊順洋行製〕 0.24部
MF−4500ブラック〔大日精化工業株式会社製〕光熱変換素材
1.08部
リン酸三ナトリウム・12水〔関東化学株式会社製〕 0.06部
純水 88部
上記得られた第二層親水層の上に乾燥膜厚0.55μmになるようにワイヤーバーを用いて下記画像形成層塗布液を塗布して画像形成層を設けた。
(画像形成層塗布液)
ポリアクリル酸ナトリウムDL40〔株式会社日本触媒製〕重量平均分子量M=3,500、画像形成層全固形分に対する割合N=25質量%
1.25部
トレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕 0.25部
HI−DISPER A118〔株式会社岐阜セラック製造所製〕熱溶融性粒子
3.125部
ハイミクロンL−271〔中京油脂株式会社製〕熱溶融性粒子
0.375部
純水 95部
得られた平版印刷版原版を平版印刷版原版101(重量平均分子量M=3,500、画像形成層全固形分に対する割合N=25質量%)(本発明)とする。
平版印刷版原版の露光及び印刷
平版印刷版原版に半導体レーザー光源(発光波長830nm、スポット寸法10μmの光源で解像度は走査方向、副走査方向ともに2000dpi(dpiとは2.54cm当たりのドットの数を表す))を用いて175線相当で50%網点画像及びベタ画像を、走査速度を変えて画像面における照射エネルギー量が300、250mJ/cm2で露光した。
露光後の平版印刷版原版を現像処理を行なわずにハイデルGTO印刷機に取り付け、エッチング液としてSEU−3(コニカ(株)製)の45倍水希釈液、インキとしてハイエコー(東洋インキ製造(株)製)を用い、印刷紙として上質紙を用いて印刷を行った。
印刷は、23℃48%RHの環境下で行った。
《評価方法》
(ドライスクラッチ耐性)
平版印刷版原版を新東科学株式会社製HEIDON−18を用いて直径0.1mmのサファイヤ針で1000mm/minのスピードで0〜300gの加重をかけ、膜の強度をJIS K 6718に準じた方式で行った。
数値が大きいほうが、膜が強いことになる。
(爪こすり傷耐性)
平版印刷版原版の表面を人差し指の爪の腹でこすり、印刷20枚目の実害度合いを下記ランクにて20人で評価し、全員のランクを積算した。積算点数の多い方が良好である。
5・・・全く地汚れ無し
4・・・若干地汚れ有るが実害なし
3・・・少し地汚れ有り実害性懸念
2・・・地汚れ有り、実害性有り
1・・・地汚れ多く、実害性大
(指紋跡耐性)
平版印刷版原版の未露光部の塗布面表面に指紋跡をつけ、印刷20枚目の実害度合いを下記ランクで20人に評価を行ってもらい、全員のランクを積算した。積算点数の多い方が良好である。
5・・・全く地汚れ無し
4・・・若干地汚れ有るが実害なし
3・・・少し地汚れ有り実害性懸念
2・・・地汚れ有り、実害性有り
1・・・地汚れ多く、実害性大
(ベース角傷耐性)
各層を塗布した平版印刷版原版の支持体の角を、平版印刷版原版の塗布面表面に5往復こすった。印刷20枚目の実害度合いを下記ランクで20人に評価を行ってもらい、全員のランクを積算した。積算点数の多い方が良好である。
5・・・全く地汚れ無し
4・・・若干地汚れ有るが実害なし
3・・・少し地汚れ有り実害性懸念
2・・・地汚れ有り、実害性有り
1・・・地汚れ多く、実害性大
(定規角傷耐性)
TCC CORPORATION製の直線定規R1020の角を、平版印刷版原版の塗布面表面に5往復こすった。
印刷20枚目の実害度合いを下記ランクで20人に評価を行ってもらい、全員のランクを積算した。積算点数の多い方が良好である。
5・・・全く地汚れ無し
4・・・若干地汚れ有るが実害なし
3・・・少し地汚れ有り実害性懸念
2・・・地汚れ有り、実害性有り
1・・・地汚れ多く、実害性大
(刷り出し性)
印刷開始後、完全に印刷物が得られたときの枚数を評価した。
枚数が少ない方が損紙少なく、且つ印刷開始までの時間が短いことになる。
(耐刷性)
印刷物の50%網点が再現されなかったところの枚数を目視により評価した。
枚数が多い方が耐刷性高く、良好である。
また更に、水溶性樹脂の種類、量を変化させて下記平版印刷版原版102〜112(本発明)、113〜116(比較)を作製し、同様に評価を行った。
平版印刷版原版102の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40を2.75部(画像形成層全固形分に対する割合N=55質量%)にし、HI−DISPER A118 を1.675部に変えた他は同様にして、平版印刷版原版102を作製した。
平版印刷版原版103の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40を添加せず、DL522〔株式会社日本触媒製、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量M=170,000〕0.05部(画像形成層全固形分に対する割合N=1質量%)を添加し、トレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕を1.45部(画像形成層全固形分に対する割合=29質量%)に変えた他は同様にして、平版印刷版原版103を作製した。
平版印刷版原版104の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40を添加せず、DL522〔株式会社日本触媒製、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量M=170,000〕0.25部(画像形成層全固形分に対する割合N=5質量%)を添加し、トレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕を1.25部(画像形成層全固形分に対する割合=25質量%)に変えた他は同様にして、平版印刷版原版104を作製した。
平版印刷版原版105の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40を添加せず、DL522〔株式会社日本触媒製、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量M=170,000〕0.75部(画像形成層全固形分に対する割合N=15質量%)を添加し、トレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕を0.75部(画像形成層全固形分に対する割合=15質量%)に変えた他は同様にして、平版印刷版原版105を作製した。
平版印刷版原版106の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40を添加せず、DL522〔株式会社日本触媒製、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量M=170,000〕の1.0部(画像形成層全固形分に対する割合N=20質量%)を添加し、トレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕を0.5部(画像形成層全固形分に対する割合=10質量%)に変えた他は同様にして、平版印刷版原版106を作製した。
平版印刷版原版107の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40を添加せず、DL522〔株式会社日本触媒製、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量M=170,000〕1.25部(画像形成層全固形分に対する割合N=25質量%)を添加し、トレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕を0.25部(画像形成層全固形分に対する割合=5質量%)に変えた他は同様にして、平版印刷版原版107を作製した。
平版印刷版原版108の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40を0.375部(画像形成層全固形分に対する割合N=7.5質量%)に変え、DL522〔株式会社日本触媒製、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量M=170,000〕0.375部(画像形成層全固形分に対する割合N=7.5質量%)を添加し、トレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕を0.75部(画像形成層全固形分に対する割合=15質量%)に変えた他は同様にして、平版印刷版原版108を作製した。
平版印刷版原版109の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40をIH L〔株式会社日本触媒製、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量M=1,500,000〕0.005部(画像形成層全固形分に対する割合N=0.1質量%)に変え、更にトレハ〔株式会社林原商事 重量平均分子量348〕を1.495部(画像形成層全固形分に対する割合=固形分中29.9質量%)に変えた他は同様にして、平版印刷版原版109を作製した。
平版印刷版原版110の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40をIH L〔株式会社日本触媒製、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量M=1,500,000〕0.25部(画像形成層全固形分に対する割合N=5質量%)に変え、更にトレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕を1.25部(画像形成層全固形分に対する割合=25質量%)に変えた他は同様にして、平版印刷版原版110を作製した。
平版印刷版原版111の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40をE−45〔明成化学工業株式会社製、ポリエチレンオキサイド、重量平均分子量M=700,000〕0.05部(画像形成層全固形分に対する割合N=1質量%)に変え、更にトレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕を1.45部(画像形成層全固形分に対する割合=29質量%)に変えた他は同様にして、平版印刷版原版111を作製した。
平版印刷版原版112の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40をE−45〔明成化学工業株式会社製、ポリエチレンオキサイド、重量平均分子量M=700,000〕0.5部(画像形成層全固形分に対する割合N=10質量%)に変え、更にトレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕を1.0部(画像形成層全固形分に対する割合=20質量%)に変えた他は同様にして、平版印刷版原版112を作製した。
平版印刷版原版113の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40(1.25部)をトレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕1.25部に変えた他は同様にして、平版印刷版原版113を作製した。
平版印刷版原版114の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40(1.25部)をIH F〔株式会社日本触媒製、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量M=65,000,000〕1.60部(画像形成層全固形分に対する割合=30質量%)に変えた他は同様にして、平版印刷版原版114を作製した。
平版印刷版原版115の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のトレハ〔株式会社林原商事製、重量平均分子量:348〕を1.4975部(画像形成層全固形分に対する割合=29.95質量%)に変え、DL522〔株式会社日本触媒製、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量M=170,000〕0.0025部(画像形成層全固形分に対する割合N=0.05質量%)を添加した他は同様にして、平版印刷版原版115を作製した。
平版印刷版原版116の作製
平版印刷版原版101の画像形成層塗布液のDL40をDL522〔株式会社日本触媒製、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量M=170,000〕3.5部(画像形成層全固形分に対する割合N=61質量%)に変え、更にHI−DISPER A118を1.625部に変えた他は同様にして、平版印刷版原版116を作製した。
結果を併せて表1に示す。
Figure 2005081583
※:N(質量%)は、重量平均分子量が500以上2,000,000未満の水溶性樹脂の画像形成層全固形分に対する割合(質量%)である。
表1から、本発明の平版印刷版原版は、耐傷性と耐刷性とが両立しかつ優れており、また刷り出し性も良好であることがわかる。
実施例2
帝人・デュポンフィルム株式会社製HS74の175μm厚、730mm幅のPETフィルムに下記第一層親水層塗布液を乾燥膜厚1.76μmになるようにワイヤーバーを用いて塗布を行って第一層親水層を設けた。
(第一層親水層塗布液)
スノーテックス−XS〔日産化学工業株式会社製〕 13.855部
シルトンJC−40〔水澤化学工業株式会社製〕平均粒径4.0μm
1.87部
サイリシア770〔富士シリシア化学株式会社製〕平均粒径6.8μm
3.0部
カルボキシメチルセルロースナトリウム〔関東化学株式会社製〕
0.085部
ベンゲル−31〔株式会社豊順洋行製〕 0.17部
MF−4500ブラック〔大日精化工業株式会社製〕光熱変換素材
0.9775部
リン酸三ナトリウム・12水〔関東化学株式会社製〕 0.0425部
純水 80部
上記得られた第一層親水層に下記第二層親水層塗布液を乾燥膜厚0.66μmになるようにワイヤーバーを用い塗布して第二層親水層を設けた。
(第二層親水層塗布液)
スノーテックス−S〔日産化学工業株式会社製〕 3.12部
スノーテックス−PSM〔日産化学工業株式会社製〕 4.68部
AMT−08〔水澤化学工業株式会社製〕平均粒径0.95μm 1.5部
シルトンJC−20〔水澤化学工業株式会社製〕平均粒径2.0μm
1.2部
カルボキシメチルセルロースナトリウム〔関東化学株式会社製〕 0.12部
ベンゲル−31〔株式会社豊順洋行製〕 0.24部
MF−4500ブラック〔大日精化工業株式会社製〕光熱変換素材
1.08部
リン酸三ナトリウム・12水 〔関東化学株式会社製〕 0.06部
純水 88部
上記で施した第二層親水層の上に乾燥膜厚0.55μmになるようにワイヤーバーを用いて下記画像形成層塗布液を塗布して画像形成層を施した。
(画像形成層塗布液)
トレハ〔株式会社林原商事製〕重量平均分子量:348 1.0部
ポリアクリル酸ナトリウムDL522〔株式会社日本触媒製〕重量平均分子量M=170,000、画像形成層全固形分に対する割合N=10質量%
0.5部
HI−DISPER A118〔株式会社岐阜セラック製造所製〕熱溶融性粒子
3.125部
ハイミクロンL−271〔中京油脂株式会社製〕熱溶融性粒子
0.375部
純水 95部
このときのであった。
得られた平版印刷版原版を平版印刷版原版201(重量平均分子量M=170,000、342、画像形成層全固形分に対する割合N=10質量%、h=3.83)(本発明)とする。
《評価方法》
実施例1と同様の評価と共に以下の評価も行った。
(最も突出したフィラーの高さh(μm)、及び突出したフィラーの単位面積当たりの数n(個/mm2))
画像形成層塗布後の表面を1mm2当たり、場所違いで5箇所測定し、平均値をとった。
松下インターテクノ株式会社製WYKO NT−1000を用いて測定した。
(汚し回復性)
インキローラーのみをニップして、全面にインキを付着した状態で印刷(尚、通常の印刷ではインキローラーと水ローラーをニップする)を行った。
その際、印刷物における非画線部の汚れがなくなった枚数を評価した。枚数が少ない方が損紙少なく良いこととなる。
(検版性)
露光後、版の同じ露光部分を5回手で触り、その後、手で触った箇所を目視で観察(検版)し、印刷内容を識別できるかを下記ランクにて20人により評価し全員のランクを積算した。積算点数の多い方が良好である。
3・・・識別に全く問題なし
2・・・若干識別しにくい
1・・・識別できない
また、以下の平版印刷版原版202〜213(本発明)、214〜222(比較)も作製し同様に評価を行った。
平版印刷版原版202の作製
平版印刷版原版201の画像形成層のDL522を0.75部(画像形成層全固形分に対する割合N=15質量%)に変更し、トレハを0.75部に変更した以外同様にして平版印刷版原版202を作製した。
平版印刷版原版203の作製
平版印刷版原版サンプル201の画像形成層のDL522を1部(画像形成層全固形分に対する割合N=20質量%)に変更し、トレハを0.5部に変更した以外同様にして平版印刷版原版203を作製した。
平版印刷版原版204の作製
平版印刷版原版201の画像形成層のDL522をIH Lの0.005部(画像形成層全固形分に対する割合N=0.1質量%)に変え、トレハを1.495部に変更した以外同様にして平版印刷版原版204を作製した。
平版印刷版原版205の作製
平版印刷版原版201の画像形成層のDL522をIH Lの0.25部(画像形成層全固形分に対する割合N=5.0質量%)に変更し、トレハを1.25部に変更した以外同様にして平版印刷版原版205を作製した。
平版印刷版原版206の作製
平版印刷版原版201の画像形成層のDL522をIH Lの0.5部(画像形成層全固形分に対する割合N=10質量%)に変えた以外同様にして平版印刷版原版206を作製した。
平版印刷版原版207の作製
平版印刷版原版201の画像形成層のDL522をTX172〔株式会社日本触媒製〕ポリカルボン酸、重量平均分子量M=2,000の0.25部(画像形成層全固形分に対する割合N=5質量%)に変え、トレハを1.25部に変更した以外同様にして平版印刷版原版207を作製した。
平版印刷版原版208の作製
平版印刷版原版201の画像形成層のDL522をTX172〔株式会社日本触媒製〕重量平均分子量M=2,000の1.0部(画像形成層全固形分に対する割合N=20質量%)に変え、トレハを0.5部に変更した以外同様にして平版印刷版原版208を作製した。
平版印刷版原版209の作製
平版印刷版原版201の画像形成層のDL522をTX172〔株式会社日本触媒製〕重量平均分子量M=2,000の2.5部(画像形成層全固形分に対する割合N=50質量%)に変え、トレハを無添加にし、HI−DISPER A118を2.125部に変更した以外同様にして平版印刷版原版209を作製した。
平版印刷版原版210の作製
平版印刷版原版201の第一層親水層塗布液のサイリシア770をサイリシア470〔富士シリシア化学株式会社製〕平均粒径:14.1μm(同部)に変えた以外同様にして平版印刷版原版210を作製した。
平版印刷版原版211の作製
平版印刷版原版201の第一層親水層塗布液のサイリシア770をサイリシア470(〔富士シリシア化学株式会社製〕平均粒径:14.1μm)(同部)に変え、画像形成層塗布液のDL522を0.75部(画像形成層全固形分に対する割合N=15質量%)に変更し、トレハを0.75部に変更した以外同様にして平版印刷版原版211を作製した。
平版印刷版原版212の作製
平版印刷版原版201の第一層親水層塗布液のサイリシア770をコア−シェル構造を有するSTM−6500S(〔日産化学工業株式会社製〕、コア粒子:コアメラミン樹脂粒子平均粒径6.5μmに、シェル粒子:シリカ平均粒径0.1μmを固着、更に、外側にシェル粒子メラミン樹脂平均粒径0.1μm、更に外側にシェル粒子シリカ平均粒径0.1μmを固着=全体の粒子径6.8μm)(同部)に変えた以外同様にして平版印刷版原版212を作製した。
平版印刷版原版213の作製
平版印刷版原版201の第一層親水層塗布液のサイリシア770をSTM−6500S〔日産化学工業株式会社性〕(同部)に変え、画像形成層塗布液のDL522を0.75部(画像形成層全固形分に対する割合N=15質量%)に変え、同じく画像形成層塗布液のトレハを0.75部に変更した以外同様にして平版印刷版原版213を作製した。
平版印刷版原版214の作製
平版印刷版原版201の画像形成層塗布液のDL522を無添加(画像形成層全固形分に対する割合N=0質量%)とし、トレハを1.5部に変更した以外同様にして平版印刷版原版214を作製した。
平版印刷版原版215の作製
平版印刷版原版201の画像形成層塗布液のDL522を無添加(画像形成層全固形分に対する割合N=0質量%)とし、トレハを2.5部に変更し、HI−DISPER A118を2.125部に変更した以外同様にして平版印刷版原版215を作製した。
平版印刷版原版216の作製
平版印刷版原版201の画像形成層塗布液のDL522をIH F〔株式会社日本触媒製〕ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量:65,000,000を0.5部(画像形成層全固形分に対する割合=10質量%)に変えた以外同様にして平版印刷版原版216を作製した。
平版印刷版原版217の作製
平版印刷版原版201の画像形成層塗布液のDL522を0.0025部(画像形成層全固形分に対する割合N=0.05質量%)に変更し、トレハを1.4975部に変更した以外同様同様にして平版印刷版原版217を作製した。
平版印刷版原版218の作製
平版印刷版原版201の画像形成層塗布液のDL522を3.0部(画像形成層全固形分に対する割合N=60質量%)に変更し、HI−DISPER A118を0.625部に変更した以外同様にして平版印刷版原版218を作製した。
平版印刷版原版219の作製
平版印刷版原版201の第一層親水層塗布液のサイリシア770をラブコロール(F)〔アクリルコポリマー、平均粒径20μm、大日精化工業株式会社製〕1.5部に変え、スノーテックス−XSを15.35に変更した以外同様にして平版印刷版原版219を作製した。
平版印刷版原版220の作製
平版印刷版原版201の第一層親水層塗布液のサイリシア770を添加せず、スノーテックス−XSを16.855部に変更し、画像形成層の膜厚を1.48μmに変更した以外同様にして平版印刷版原版220を作製した。
平版印刷版原版221の作製
平版印刷版原版201の第一層親水層塗布液のサイリシア770を0.2部に変更し、スノーテックス−XSを16.655部に変更した以外同様にして平版印刷版原版221を作製した。
平版印刷版原版222の作製
平版印刷版原版201の第一層親水層塗布液のサイリシア770を12部に変更し、スノーテックス−XSを4.855部に変更した以外同様にして平版印刷版原版222を作製した。
結果を併せて表2に示す。
Figure 2005081583
※:N(質量%)は、重量平均分子量が500以上2,000,000未満の水溶性樹脂の画像形成層全固形分に対する割合(質量%)である。
表2から、本発明の平版印刷版原版は、耐傷性と耐刷性とが両立しかつ優れており、また刷り出し性、汚し回復性も良好であることがわかる。

Claims (4)

  1. プラスチックフィルム支持体上に親水性層、画像形成層を順に有してなる平版印刷版原版において、該画像形成層が水溶性樹脂および熱溶融性粒子を有し、該水溶性樹脂としては重量平均分子量が500未満と500以上2,000,000未満の少なくとも2種類のものを有し、且つ該重量平均分子量が500以上2,000,000未満の水溶性樹脂の該画像形成層全固形分に対する割合N(質量%)が0.05<N<60であることを特徴とする平版印刷版原版。
  2. 前記画像形成層が該画像形成層より突出したフィラーを有し、最も突出したフィラーの高さをh(μm)、突出したフィラーの単位面積当たりの数をn(個/mm2)とするとき
    0.1<h<15
    300<n<20,000
    であることを特徴とする請求項1記載の平版印刷版原版。
  3. 前記画像形成層より突出したフィラーが、コア−シェル構造を有することを特徴とする請求項2記載の平版印刷版原版。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の平版印刷版原版を画像情報に基づきレーザー露光し、機上現像後に印刷することを特徴とする印刷方法。
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