JP2005081333A - 塗装用切換バルブ - Google Patents

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行人 小野
Masaaki Shoji
正明 庄司
Toshiyuki Kuniyasu
敏幸 国保
Shoji Honma
将司 本間
Tomohiro Kozono
友浩 小園
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Abstract

【課題】簡単かつ安価な構成で、耐用性及び耐水性等を向上させることができ、連続使用に適することを可能にする。
【解決手段】切換バルブ10は、ボデイ12と、このボデイ12に螺着されるバルブ本体16と、前記ボデイ12内に進退自在に配設されるピストン34と、前記ピストン34に固着され、前記バルブ本体16のバルブシート部44に着座自在な弁体36とを備える。バルブ本体16は、ポリエーテルエーテルケトンで形成されており、耐摩耗性及び機械的強度である耐疲労性、耐薬品性、耐水性並びに加工性に優れるという特質を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗装装置を構成し、塗料の供給を行うために使用される塗装用切換バルブに関する。
例えば、導電性塗料に高電圧を印加して自動車車体等の被塗装物に静電塗装を施す塗装装置が採用されている。この種の塗装装置は、通常、種々の異なる塗色に対応するために、塗料色替え機構を組み込むとともに、トリガーバルブやカラーチェンジバルブ等として切換バルブが用いられている。
この種の切換バルブは、一般的にピストンを介して進退する弁体(ニードル弁)と、この弁体が着座自在なバルブシート(弁座)とを備えている。そして、弁体がバルブシートに着座する際に、塗料吐出口が閉塞されて塗料の吐出が阻止される一方、前記弁体が前記バルブシートから離間する際に、前記塗料吐出口が開放されて前記塗料が供給される。
上記の切換バルブとして、例えば、特許文献1に開示された自動バルブが知られている。この自動バルブでは、バルブを構成する部材及び要素は実質的にセラミック材料又は絶縁性プラスチック材料よりなり、また、ニードル弁はセラミック材料よりなり、そして、バルブシートはセラミック材料及び絶縁性プラスチック材料よりなる一体の複層構造品であって、そのうち少なくともニードル弁の先端と当接する部分はセラミック材料よりなっている。
特許第2811128号公報(図1)
ところで、上記の特許文献1において、バルブシートを構成するポリアセタール樹脂等のプラスチック材料は、吸水率が比較的高い。このため、特に水性塗料が使用される際には、バルブシート自体が塗料中の水を吸水してしまい、該バルブシートが膨潤し易い。これにより、塗料吐出口のシール性が低下し、塗料洩れが惹起されるという問題がある。
しかも、プラスチック材料は、耐摩耗性が低く、連続使用可能回数が少ないため、バルブシートの交換頻度が高くなる。従って、コストが高騰するとともに、バルブシートの交換作業が煩雑化するという不具合がある。
さらに、セラミック材料は、加工性が悪いためにコストが高騰し易い。また、セラミック材料は、硬度が非常に高くて柔軟性がないため、ニードル弁が当接することによって損傷が発生するという問題がある。
さらにまた、バルブシートがセラミック材料及びプラスチック材料よりなる一体の複層構造品であるため、部品点数が増加してしまう。しかも、セラミック材料とプラスチック材料との間に塗料が浸入し易く、バルブシートの洗浄性が低下するという問題がある。その上、セラミック材料とプラスチック材料とを、ボルト等により固定しなければならず、バルブシート自体が大型化するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単かつ安価な構成で、耐用性及び耐水性等を向上させることができ、連続使用に適する塗装用切換バルブを提供することを目的とする。
本発明に係る塗装用切換バルブでは、移動可能な弁体が着座することにより、塗料吐出口が閉塞されるバルブシートを備えるとともに、前記バルブシートは、少なくとも前記弁体が接触する部位をポリエーテルエーテルケトン(PEEK)で形成している。
本発明によれば、ポリエーテルエーテルケトンが使用されており、このポリエーテルエーテルケトンは、耐摩耗性及び機械的強度である耐疲労性、耐薬品性並びに耐水性に優れるとともに、加工性に優れるという特質を有している。
このため、ポリエーテルエーテルケトンで形成されるバルブシートは、連続使用に良好に耐えることができ、交換頻度が低くなるとともに、成形作業が簡素化されてコストの削減が容易に図られる。さらに、耐薬品性及び耐水性に優れるため、例えばシンナ等の溶剤に耐えるとともに、吸水率が比較的低くなり、水性塗料や溶剤塗料にも良好に使用することができ、汎用性が向上する。
また、耐摩耗性及び機械的強度に優れるため、バルブシートの小型化が図られ、切換バルブ全体を有効にコンパクトに構成することが可能になる。しかも、バルブシートは、金属で形成する場合に比べて軽量化が図られるとともに、絶縁性を有することによって静電塗装に良好に適用することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る切換バルブ10の断面説明図である。
切換バルブ10は、2ポート弁を構成しており、図示していないが、例えば、自動車用の静電塗装装置に組み込まれるカラーチェンジバルブ及び/又はトリガーバルブとして使用される。切換バルブ10は、略円筒状のボデイ12を備え、このボデイ12の開放側端部12aには、ねじ構造14を介してバルブ本体16が固定される。
ボデイ12の外周には、パイロット用空気供給ポート18と、洩れ検出用ポート20とが貫通形成されるとともに、前記ボデイ12の閉塞側の端部12bには、外周にねじ構造22を有する取付ナット24が設けられる。ボデイ12内には、バルブ本体16の端面に当接してリテーナ26が嵌合する。
リテーナ26の一方の端面は、空気供給ポート18に連通するシリンダ室28を形成するとともに、このリテーナ26には、洩れ検出用ポート20に連通する孔部30が形成される。
シリンダ室28には、Vパッキン32を介装してピストン34が矢印A方向に進退自在に配設される。このピストン34の中央部には、弁体36が嵌着されるとともに、前記ピストン34とボデイ12の端部12b、側端面との間にはスプリング38が介装される。
バルブ本体16の内周には、弁体36を摺動させるためのスリーブ40が配設される。このバルブ本体16は、先端側に塗料供給ポート42を貫通形成するとともに、弁体36の先端が着座自在なバルブシート部44を設ける。このバルブシート部44と弁体36との共動作用下に、塗料吐出口46が開閉自在である。
切換バルブ10の各摺動部及び接合部には、必要に応じてリング状シール48が配設される。切換バルブ10の主要構成部品の材質としては、特にバルブ本体16がポリエーテルエーテルケトンで形成される。なお、バルブ本体16全体をポリエーテルエーテルケトンで形成する代わりに、弁体36が接触する部位、すなわち、バルブシート部44のみをポリエーテルエーテルケトンで形成してもよい。
ボデイ12及び取付ナット24は、例えば、アルミニウム等の金属で形成される一方、リテーナ26及びスリーブ40は、含油ポリアセタール樹脂で形成される。
このように構成される切換バルブ10の動作について、以下に説明する。
先ず、塗料吐出口46を閉塞して塗料の供給を停止する状態が、図1に示されている。この状態では、空気供給ポート18に加圧エアの供給が行われず、シリンダ室28に配置されているピストン34は、スプリング38の弾性力を介して矢印A1方向に押圧されている。このため、ピストン34に嵌着している弁体36は、このピストン34と一体的に矢印A1方向に押圧されており、前記弁体36の先端部がバルブ本体16のバルブシート部44に着座している。
次いで、切換バルブ10により塗料の供給を行う際には、図2に示すように、空気供給ポート18に加圧エアが供給されて、シリンダ室28に配置されているピストン34には、矢印A2方向の押圧力が作用する。従って、ピストン34は、弁体36と一体的にスプリング38の弾性力に抗して矢印A2方向に移動し、前記弁体36の先端部がバルブシート部44から離間する。
これにより、塗料吐出口46が開放され、塗料供給ポート42に供給される塗料は、前記塗料吐出口46から図示しない塗装ガン等に供給される。その際、洩れ検出用ポート20では、塗料及び圧力空気の洩れを検出することができ、切換バルブ10の故障予知が自動的に行われる。
この場合、第1の実施形態では、バルブ本体16がポリエーテルエーテルケトンで形成されている。ポリエーテルエーテルケトンは、耐摩耗性、機械的強度、耐薬品性及び耐水性に優れるとともに、加工性が良好であるという特性を有している。このため、ポリエーテルエーテルケトンで形成されるバルブ本体16では、連続使用に良好に耐えることができ、交換頻度が高くなるとともに、成形作業が簡素化されてコストの削減が容易に図られるという効果が得られる。
実際上、バルブ本体16をアセタール樹脂で形成した従来構造では、130万回程度の使用でシール機能が低下して交換していたが、第1の実施形態では、水性塗料を用いた際、200万回以上の連続使用にも所望のシール性能を維持することができた。
さらに、ポリエーテルエーテルケトン製のバルブ本体16は、耐薬品性及び耐水性に優れるためにシンナ等の溶剤に耐え得るとともに、給水率が比較的低くなる。これにより、水性塗料や溶剤塗料にも良好に使用することができ、汎用性が向上するという利点がある。
また、バルブ本体16は、耐摩耗性及び機械的強度に優れるため、このバルブ本体16自体の小型化が図られ、切換バルブ10全体を有効にコンパクトに構成することが可能になる。しかも、バルブ本体16は、金属で形成する場合に比べて軽量化が図られるとともに、絶縁性を有するために静電塗装にも良好に適用することができる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る切換バルブ60の断面説明図である。なお、第1の実施形態に係る切換バルブ10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
切換バルブ60は、3ポート弁を構成しており、ボデイ12にねじ構造14を介して螺着されるバルブ本体62を備える。バルブ本体62には、塗料供給ポート42とリターンポート64とが貫通形成されるとともに、前記塗料供給ポート42と前記リターンポート64との間に位置して、バルブシート部66が設けられる。バルブ本体62の先端には、バルブシート部68が固定される。
ピストン34に嵌着される弁体70の先端には、膨径する弁体先端部70aが形成され、この弁体先端部70aは、バルブシート部66とバルブシート部68とに選択的に着座する。バルブ本体62及びバルブシート部68は、ポリエーテルエーテルケトンで形成される。
このように構成される第2の実施形態では、塗料吐出口46が閉塞される際には、図3に示すように、弁体先端部70aがバルブシート部66から離間してバルブシート部68に着座している。従って、塗料供給ポート42に供給される塗料は、リターンポート64を介して図示しない循環経路に戻され、前記塗料が常時流されている。
一方、塗料吐出口46を開放する際には、図4に示すように、空気供給ポート18に加圧エアが供給され、ピストン34が矢印A2方向に押圧される。このため、弁体70が矢印A2方向に移動し、弁体先端部70aは、バルブシート部68から離間してバルブシート部66に着座している。従って、塗料供給ポート42に供給される塗料は、塗料吐出口46から図示しない塗装ガン等に供給される。
このように構成される第2の実施形態では、ピストン34の移動に伴って弁体70が矢印A方向に進退する際に、弁体先端部70aが交互に着座するバルブシート部66を有するバルブ本体62及びバルブシート部68はポリエーテルエーテルケトンで形成されている。これにより、バルブ本体62及びバルブシート部68の耐疲労性、耐薬品性、耐水性及び加工性が有効に向上して連続使用回数が大幅に増加する等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る切換バルブの断面説明図である。 前記切換バルブの動作説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る切換バルブの断面説明図である。 前記切換バルブの動作説明図である。
符号の説明
10、60…切換バルブ 12…ボデイ
14、22…ねじ構造 16、62…バルブ本体
18…空気供給ポート 20…洩れ検出用ポート
24…取付ナット 26…リテーナ
28…シリンダ室 34…ピストン
36、70…弁体 38…スプリング
40…スリーブ 42…塗料供給ポート
44…バルブシート部 46…塗料吐出口
64…リターンポート 66…バルブシート部

Claims (1)

  1. 塗装装置を構成し、塗料の供給を行うために使用される塗装用切換バルブであって、
    移動可能な弁体が着座することにより、塗料吐出口が閉塞されるバルブシートを備えるとともに、
    前記バルブシートは、少なくとも前記弁体が接触する部位をポリエーテルエーテルケトンで形成することを特徴とする塗装用切換バルブ。

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