JP2005079449A - パターン不良予測装置、基板処理システム、パターン不良予測プログラム、及び情報記録媒体 - Google Patents

パターン不良予測装置、基板処理システム、パターン不良予測プログラム、及び情報記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板上において不良が生ずる蓋然性が高い箇所を迅速且つ容易に検出する。
【解決手段】 基板処理工場10内には複数の基板処理装置11及び保守管理サーバ13が設けられている。基板処理装置11の各々はレチクルとウエハとを同期移動させつつレチクルに形成されたパターンを投影光学系を介してウエハ上に逐次転写する走査露光型の露光装置を備えている。保守管理サーバ13は、露光装置に設けられる投影光学系の光学特性を示す情報と、レチクルとウエハとの同期誤差を示す情報とを用いてウエハ上に形成されるパターンの線幅を予測し、この予測した線幅と予め設定された基準線幅との線幅誤差が予め設定された閾値を越えているか否かを判断し、越えていると判断した場合に警告を発する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウエハやガラスプレート等の基板を露光する走査型の露光装置に関する各種情報に基づいて、該基板に形成されるパターンの良否を予測するパターン不良予測装置、該パターン不良予測装置を備えた基板処理システム、該パターン不良予測装置をコンピュータを用いて実現するためのパターン不良予測プログラム、及び該プログラムが記録された情報記録媒体に関する。
半導体素子、液晶表示素子、撮像素子、薄膜磁気ヘッド、その他のデバイスは、基板処理装置を用いてウエハ又はガラスプレート等の基板に対して各種の処理を施すことにより製造される。基板処理装置が基板に対して施す処理は、例えばフォトレジスト等の感光剤を塗布する塗布処理、感光剤が塗布された基板上にマスク又はレチクル(以下、これらを総称する場合にはマスクという)のパターンの像を投影露光する露光処理、及び露光処理が施された基板を現像する現像処理等である。
上記の露光処理は基板処理装置に設けられた露光装置により行われ、上記塗布処理及び現像処理は露光装置に対してインライン化された所謂コータ・デベロッパといわれる塗布現像装置により行われる。また、基板処理装置には、上記の各種処理が施された基板に形成されるパターンの均一性又はパターンの重なり具合いを評価する評価装置、並びに電子ビームを基板上に照射した際に生ずる二次電子や後方散乱電子を検出して基板上に形成されたパターンの観察及び検査を行う検査装置も設けられる。
上記の露光装置は種々の方式のものが案出されているが、近年においてはステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置が用いられる機会が多くなっている。この走査型露光装置は、長手方向の長さが投影光学系の物体面側(マスク側)における投影光学系の有効径と同程度に設定されたスリット状の照明光をマスクに照射している状態で、マスクと基板とを同期移動させつつマスクに形成されたパターンを投影光学系を介して基板上のショット領域に逐次転写し、転写後に基板をステップ移動させて他のショット領域に対する露光を同様にして行うものである。
走査型露光装置においては、基板が同期移動している間でも基板の表面を投影光学系の像面に合わせ込ませる必要がある。投影光学系の像面に対する合わせ込みが不完全な状態でパターン転写が行われると、基板上に形成されるパターンには線幅誤差が生じてしまう。このため、この種の露光装置においては、基板表面上の複数の検出点に対して斜め方向から検知光を照射し、その反射光から基板の表面位置及び姿勢を検出し、この検出結果に基づいて基板の表面位置及び姿勢を制御する合焦機構(オートフォーカス機構)が設けられている。
しかしながら、基板の表面に凹凸が形成されていると、基板の表面位置及び姿勢がオートフォーカス機構で誤検出され、この誤検出された結果に基づいて基板の位置及び姿勢制御が行われるため、基板上に形成されるパターンの線幅誤差が生ずることがある。パターンの線幅誤差が生ずる原因は、上記の原因以外に種々の原因があるが、以下に示す特許文献1には、露光時の基板の姿勢を示す情報と基板上に形成された凹凸形状を示す情報とから、パターンの線幅誤差が生ずる原因を特定する判断材料を提供する手法が開示されている。
特開2001−338870号公報
ところで、近年においてはデバイスの製造コストを低減させるために基板の大型化が図られている。例えば、半導体素子を製造する場合には、直径が300mmのウエハが用い始められている。基板を大型化すると基板上に設定されるショット領域の面積が等しければ基板1枚当たりに設定することができるショット領域の数が増加し、これにより1枚の基板から製造されるデバイス数が増加するため、デバイスの製造コストを低減させることができる。
しかしながら、大型の基板を用いた場合には、例えば線幅誤差が生じている状態で露光処理等の処理が進んでしまうと、不良となる蓋然性の高いデバイスが多くなり製造されたデバイスの不良率が高くなるという問題が生ずる。このため、大型の基板を用いる場合には以前にもまして迅速に不良発生の有無を検出するとともに、その発生原因の特定及び改善を早急に行う必要がある。
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、基板上において不良が生ずる蓋然性が高い箇所を迅速且つ容易に検出するできるようにして、デバイスの製造歩留まりを向上させることを目的とする。
以下、この項に示す説明では、本発明を、実施形態を表す図面に示す部材符号に対応付けて説明するが、本発明の各構成要件は、これら部材符号を付した図面に示す部材に限定されるものではない。
本発明の第1の観点によると、投影光学系(PL)に対してマスク(R)を保持するマスクステージ(81)及び基板(W)を保持する基板ステージ(85)を相対的に同期移動させつつ、照明光学系(IS)から露光光(IL)を射出して前記基板を露光する走査型の露光装置(30)の前記基板に露光転写されるパターンの良否を予測するパターン不良予測装置(13)であって、前記投影光学系の光学特性を示す情報並びに前記マスクステージ及び前記基板ステージのステージ誤差を示す情報を収集する収集手段(91)と、前記収集手段により収集された情報を用いて前記基板上に形成されるパターンの線幅を予測する線幅予測手段(92、93)と、前記線幅予測手段によって予測された線幅(CD)と予め設定された基準線幅(CD)との線幅誤差が予め設定された閾値(ΔCD)を越えているか否かを判断する判断手段(94)とを備えるパターン不良予測装置が提供される。
本発明の第2の観点によると、マスク(R)を保持するマスクステージ(81)と、基板(W)を保持する基板ステージ(85)と、前記マスクに形成されたパターンの像を前記基板上に投影する投影光学系(PL)と、前記マスク及び投影光学系を介して前記基板を露光する露光光(IL)を射出する照明光学系(IS)とを備え、前記投影光学系に対して前記マスクステージ及び前記基板ステージを相対的に同期移動させつつ、前記マスクに形成されたパターンを前記基板上に逐次転写する走査型の露光装置(30)と、前記露光装置とネットワーク(LN1,N,LN2)を介して接続された、本発明の第1の観点に係るパターン不良予測装置(13)とを備える基板処理システムが提供される。
本発明の第3の観点によると、コンピュータを本発明の第1の観点に係るパターン不良予測装置として機能させるパターン不良予測プログラムが提供される。
本発明の第4の観点によると、本発明の第3の観点に係るパターン不良予測プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体が提供される。
本発明では、露光装置の各種の情報に基づいて、基板上に形成されるであろうパターンの線幅を予測し、この線幅と基準線幅との線幅誤差が予め設定された閾値を越えているか否かを判断しているので、基板上において不良が生ずる蓋然性の高い箇所を迅速且つ容易に予測することができる。
本発明によると、基板上において不良が生ずる蓋然性の高い箇所を迅速且つ容易に予測することができるので、不良の発生原因の特定及び改善等の対策を早急に実行することができるようになり、その結果、デバイスの製造歩留まりを向上させることができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るパターン不良予測装置を含む基板処理システムの全体構成を示すブロック図である。図1において、10は基板処理を行う基板処理工場を示しており、20は基板処理工場に設けられた基板処理装置の管理を行う管理センターを示している。基板処理工場10は、例えば半導体メーカの工場であり、管理センター20は、例えば基板処理装置メーカの一つの部署内に設けられる。これらの基板処理工場10と管理センター20とはインターネット、専用回線、公衆回線等のネットワークNを介して接続されている。
基板処理工場10内には、複数の基板処理装置11、ホストコンピュータ12、保守管理サーバ13、端末装置14、及び接続装置15が設けられている。これらは、基板処理工場10内に敷設されたLAN(Local Area Network)等の内部ネットワークLN1に接続されている。基板処理装置11は、基板としてのウエハに対して、例えばフォトレジスト等の感光剤を塗布する塗布処理、感光剤が塗布された基板上にマスク又はレチクルのパターンの像を投影露光する露光処理、及び露光処理が施された基板を現像する現像処理等を行う。尚、以下の説明では基板処理装置11がウエハに対する処理を行うものである場合を例に挙げて説明するが、ウエハ以外にガラスプレート等に対する処理を行うものにも本発明を適用することができる。ホストコンピュータ12は、複数の基板処理装置11の動作を一括して管理・制御する上位のコンピュータである。
保守管理サーバ13は、各基板処理装置11の装置状態を示す装置データを内部ネットワークLN1を介して収集し、収集した装置データを用いてウエハのショット領域(区画領域)毎に形成されるパターンの線幅を予測するとともに、予め設定された基準線幅と予測したパターンの線幅との差を示す線幅誤差が所定の閾値を越えているか否かを判断する。また、必要に応じてパターンの線幅誤差及び予測に用いた装置データを、基板処理工場10及び基板処理装置11を特定するデータとともに保守データとしてネットワークNを介して管理センター20へ送信する。尚、保守管理サーバ13の詳細については後述する。
保守データの送信は、例えば電子メールで行うことが好ましい。電子メールで保守データを送信するときは、保守データを何ら暗号化せずに平文のまま基板処理工場10外へ送信すると盗用又は改竄される虞があり、また基板処理装置11の性能等の情報が第三者に知られる可能性が考えられる。そこで、保守データを暗号化して電子メールにて送信することが好適である。ここで、暗号化方式は、暗号化と復号とを同一の鍵を用いて行う共通鍵方式と、暗号化と復号とをそれぞれ異なる鍵を用いて行う公開鍵暗号化方式とに大別されるが、秘密保持の観点からは公開鍵暗号化方式を用いることが好ましい。
端末装置14は、基板処理装置11のメンテナンスを行う作業員(サービスマン)又は基板処理工場10で作業を行う作業員(オペレータ)によって操作され、保守管理サーバ13に格納する各種データの入力等に用いられる。例えば、サービスマンによりパターンの線幅誤差に対する閾値が入力され、オペレータによりウエハ上に塗布されるフォトレジストの感光特性を示すデータが入力される。接続装置15は、基板処理工場10内に敷設された内部ネットワークLN1とネットワークNとを接続するための装置であり、例えばルータ等の装置である。尚、基板処理工場10内で取り扱われる基板処理装置11の稼働状況を示す装置データが外部に漏洩することを防止するために、接続装置15はファイヤーウォール機能を有することが望ましい。
次に、管理センター20内には、管理サーバ21、複数の端末装置22、及び接続装置23が設けられている。これらは、管理センター20内に敷設されたLAN等の内部ネットワークLN2に接続されている。管理サーバ21は、基板処理工場10からネットワークNを介して送られた保守データを受信し、この保守データを特定の担当者(管理センター20の作業員の一人又は複数人)宛に送信する。また、管理サーバ21に基板処理装置11のメンテナンスを行うサービスマンの技能(スキル)及び作業可能日を示すサービスマンデータを格納し、送信されてきた保守データに基づいて、サービスマンの割り当て(スケジューリング)を行うようにすることが好適である。
端末装置22は、管理センター20の作業者によって操作され、例えば管理サーバ21に格納する各種データの入力、更新、確認等の作業を行うため、又は管理サーバ21から各々の作業員宛に送られてきた保守データの内容を確認するために用いられる。接続装置23は、管理センター20内に敷設された内部ネットワークLN2とネットワークNとを接続するための装置であり、例えばルータ等の装置である。尚、基板処理工場10に設けられた接続装置15と同様に、管理センター20内で取り扱われる各種のデータが外部に漏洩することを防止するために、接続装置23はファイヤーウォール機能を有することが望ましい。
次に、基板処理工場10内に設けられる基板処理装置11について説明する。図2は、基板処理装置11の概略構成を示す上面図である。基板処理装置11の各々は図2に示す構成と同様の構成である。図2に示す通り、基板処理装置11は露光装置30を囲むチャンバにインライン方式で接するように、コータ・デベロッパ部31が設置されており、また露光装置30及びコータ・デベロッパ部31の全体の動作を統轄制御する制御コンピュータ32が設置されている。この制御コンピュータ32は基板処理工場10内に敷設された内部ネットワークLN1に接続されている。
上記のコータ・デベロッパ部31には、その中央部を横切るようにウエハWを搬送する搬送ライン33が配置されている。この搬送ライン33の一端に未露光の多数のウエハWを収納するウエハキャリア34と、露光処理及び現像処理を終えた多数のウエハWを収納するウエハキャリア35とが配置されており、搬送ライン33の他端に露光装置30のチャンバ側面のシャッタ付きの搬送口(不図示)が設置されている。
また、コータ・デベロッパ部31に設けられた搬送ライン33の一方の側面に沿ってコータ部36が設けられており、他方の側面に沿ってデベロッパ部37が設けられている。コータ部36は、ウエハキャリア34から露光装置30に向けて、ウエハWにフォトレジストを塗布するレジストコータ36a、そのウエハW上のフォトレジストをプリベークするためのホットプレートからなるプリベーク装置36b、及びプリベークされたウエハWを冷却するためのクーリング装置36cが設置されている。
デベロッパ部37は、露光装置30からウエハキャリア35に向けて、露光処理後のウエハW上のフォトレジストをベーキングする、即ちいわゆるPEB(Post−Exposure Bake)を行うためのポストペーク装置37a、PEBが行われたウエハWを冷却するためのクーリング装置37b、及びウエハW上のフォトレジストの現像を行うための現像装置37cが設置されている。更に、本実施形態では、現像装置37cで現像されたウエハに形成されたフォトレジストのパターン(レジストパターン)の形状を測定する測定装置38がインライン設置されている。測定装置38は、ウエハW上に形成されているレジストパターンの形状(例えばパターンの線幅、パターンの重ね合わせ誤差等)を測定するためのものである。
露光装置30、コータ部36及びデベロッパ部37、測定装置38、及び制御コンピュータ32は、有線又は無線で接続されており、各々の処理開始又は処理終了を示す信号が送受信される。また、これらの装置の装置状態を示す装置データ及び測定装置38による測定結果は制御コンピュータ32へ出力され、制御コンピュータ32内に設けられるハードディスク等の記憶装置に記録される。
露光装置30は、ウエハベース86(図3参照)上を2次元的に移動するウエハステージ85を備えており、露光対像のウエハWはウエハホルダ84を介してウエハステージ85上に保持される。また、露光装置30内には、コータ・デベロッパ部31に設けられた搬送ライン33の中心軸の延長線にほぼ沿うように第1ガイド部材39が配置され、第1ガイド部材39の端部の上方に直交するように、第2ガイド部材40が配置されている。
第1ガイド部材39には第1ガイド部材39に沿って摺動可能に構成されたスライダ41が配置されており、このスライダ41には回転及び上下動自在にウエハWを保持する第1アーム42が設置されている。また、第2ガイド部材40にはウエハWを保持した状態で第2ガイド部材40に沿って摺動可能に構成された第2アーム43が配置されている。第2ガイド部材40は、ウエハステージ85のウエハのローディング位置まで延びており、第2アーム43には第2ガイド部材40に直交する方向にスライドする機構も備えられている。
また、第1ガイド部材39と第2ガイド部材40とが交差する位置の近傍にウエハWのプリアライメントを行うために回転及び上下動ができる受け渡しピン44が設置され、受け渡しピン44の周囲にウエハWの外周部の切り欠き部(ノッチ部)及び2箇所のエッジ部の位置又はウエハWの外周部に形成されたオリエンテーションフラットを検出するための位置検出装置(不図示)が設置されている。第1ガイド部材39、第2ガイド部材40、スライダ41、第1アーム42、第2アーム43、及び受け渡しピン44等からウエハローダ系が構成されている。
上記構成における基板処理装置11がウエハWに対する処理を行うときの動作について簡単に説明する。まず、図1中のホストコンピュータ12から内部ネットワークLN1を介して基板処理装置11が備える制御コンピュータ32に処理開始命令が出力される。制御コンピュータ32はこの処理開始命令に基づいて、露光装置30、コータ部36、及びデベロッパ部37に各種の制御信号を出力する。この制御信号が出力されると、ウエハキャリア34から取り出された1枚のウエハは、搬送ライン33を経てレジストコータ36aに搬送されてフォトレジストが塗布され、順次搬送ライン33に沿ってプリベーク装置36b及びクーリング装置36cを経て露光装置30の第1アーム42に受け渡される。
その後、スライダ41が第1ガイド部材39に沿って受け渡しピン44の近傍に達すると、第1アーム42が回転して、フォトレジストが塗布されたウエハWが第1アーム42から受け渡しピン44上の位置Aに受け渡されて、ここでウエハの外形基準で中心位置及び回転角の調整(プリアライメント)が行われる。その後、ウエハWは第2アーム43に受け渡されて第2ガイド部材40に沿ってウエハのローディング位置まで搬送され、そこでウエハステージ85上のウエハホルダ84にロードされる。そして、そのウエハW上の各ショット領域に対してレチクルの所定のデバイスパターンを介して露光が行われる。
露光処理を終えたウエハWは、第2ガイド部材40及び第1ガイド部材39に沿ってコータ・デベロッパ部31の搬送ライン33まで搬送された後、搬送ライン33に沿って順次ポストペーク装置37a及びクーリング装置37bを経て現像装置37cに送られる。そして、現像装置37cで現像が行われたウエハWの各ショット領域に、レチクルのデバイスパターンに対応した凹凸のレジストパターンが形成される。このように現像が行われたウエハWは、必要に応じて形成されたパターンの線幅、重ね合わせ誤差等が測定装置38で検査され、搬送ライン33に沿ってウエハキャリア35に収納される。このリソグラフィ工程の終了後にウエハキャリア35内の例えば1ロットのウエハは、例えばエッチング又はイオン注入等のパターン形成工程及びレジスト剥離工程等を実行する製造ラインに搬送される。
次に、基板処理装置11に設けられる露光装置30について説明する。図3は、この基板処理装置が備える露光装置の構成を示す図である。本実施形態においてはステップ・アンド・スキャン方式の露光装置を用いた場合を例に挙げて説明する。尚、以下の説明においては、図中に示したXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。XYZ直交座標系は、Y軸及びZ軸が紙面に対して平行となるよう設定され、X軸が紙面に対して垂直となる方向に設定されている。図中のXYZ直交座標系は、実際にはXY平面が水平面に平行な面に設定され、Z軸が鉛直上方向に設定される。Y軸に沿う方向がスキャン(走査)方向である。
図3において、51は露光光源であり、この露光光源51としては断面が略長方形状の平行光束である露光光ILを射出するArFエキシマレーザ光源(波長193nm)である。この露光光源51としては、これ以外に、例えばg線(波長436nm)、i線(波長365nm)を射出する超高圧水銀ランプ、又はKrFエキシマレーザ(波長248nm)、Fレーザ(波長157nm)、Krレーザ(波長146nm)、YAGレーザの高周波発生装置、若しくは半導体レーザの高周波発生装置を用いることができる。
露光光源51からの波長193nmの紫外パルスよりなる露光光IL(露光ビーム)は、ビームマッチングユニット(BMU)52を通り、光アッテネータとしての可変減光器53に入射する。ウエハ上のフォトレジストに対する露光量を制御するための露光制御ユニット73が、露光光源51の発光の開始及び停止、並びに出力(発振周波数、パルスエネルギー)を制御すると共に、可変減光器53における減光率を段階的、又は連続的に調整する。
可変減光器53を通った露光光ILは、レンズ系54a,54bよりなるビーム成形系55を経て第1段のオプティカル・インテグレータ(ユニフォマイザ、又はホモジナイザ)としての第1フライアイレンズ56に入射する。この第1フライアイレンズ56から射出された露光光ILは、第1レンズ系57a、光路折り曲げ用のミラー58、及び第2レンズ系57bを介して第2段のオプティカル・インテグレータとしての第2フライアイレンズ59に入射する。
第2フライアイレンズ59の射出面、即ちレチクルRのパターン面に対する光学的なフーリエ変換面(照明系の瞳面)には開口絞り板60が、駆動モータ60aによって回転自在に配置されている。開口絞り板60には、通常照明用の円形の開口絞り、輪帯照明用の開口絞り、及び複数(例えば4極)の偏心した小開口よりなる変形照明用の開口絞りや小さいコヒーレンスファクタ(σ値)用の小円形の開口絞り等が切り換え自在に配置されている。露光装置30の全体の動作を統括制御する主制御系74が駆動モータ60aを介して開口絞り板60を回転して、照明条件(露光条件)を設定する。
図3において、第2フライアイレンズ59から射出されて開口絞り板60に形成された何れかの開口絞りを通過した露光光ILは、透過率が高く反射率が低いビームスプリッタ61に入射する。ビームスプリッタ61で反射された露光光は、集光用のレンズ71を介して光電検出器よりなるインテグレータセンサ72に入射し、インテグレータセンサ72の検出信号は露光制御ユニット73に供始されている。インテグレータセンサ72の検出信号とウエハW上での露光光ILの照度との関係は予め高精度に計測されて、露光制御ユニット73内のメモリに記憶されている。露光制御ユニット73は、インテグレータセンサ72の検出信号より間接的にウエハWに対する露光光ILの照度(平均値)、及びその積分値をモニタできるように構成されている。
ビームスプリッタ61を透過した露光光ILは、光軸IAXに沿ってレンズ系62,63を順次経て、固定ブラインド(固定照明視野絞り)64及び可動ブラインド(可動照明視野絞り)65に入射する。後者の可動ブラインド65はレチクル面に対する共役面に設置され、前者の固定ブラインド64はその共役面から所定量だけデフォーカスした面に配置されている。固定ブラインド64は、投影光学系PLの円形視野内の中央で走査露光方向と直交した方向に直線スリット状、又は矩形状(以下、まとめて「スリット状」という)に伸びるように配置された開口部を有する。
固定ブラインド64及び可動ブラインド65を通過した露光光ILは、光路折り曲げ用のミラー66、結像用のレンズ系67、コンデンサレンズ68、及び主コンデンサレンズ系69を介して、レチクルRのパターン面(下面)の照明領域(照明視野領域)IAを照明する。尚、上記BMU52〜主コンデンサレンズ系69は照明光学系ISを構成する。露光光ILのもとで、レチクルRの照明領域IA内の回路パターンの像が両側テレセントリックな投影光学系PLを介して所定の投影倍率α(αは例えば1/4又は1/5等)で、投影光学系PLの結像面に配置されたウエハW上のフォトレジスト層のスリット状の露光領域に転写される。
図3において、レチクルRは、レチクルステージ81上に吸着保持され、レチクルステージ81は、レチクルベース82上でY方向に等速移動できると共に、X方向、Y方向、回転方向に傾斜できるように載置されている。レチクルステージ81(レチクルR)の2次元的な位置及び回転角は駆動制御ユニット83内のレーザ干渉計によってリアルタイムに計測されている。この計測結果、及び主制御系74からの制御情報に基づいて、駆動制御ユニット83内の駆動モータ(リニアモータやボイスコイルモータ等)は、レチクルステージ81の走査速度、及び位置の制御を行う。尚、駆動制御ユニット83内に設けられたレーザ干渉計の計測結果は主制御系74にも出力されている。
一方、ウエハWは、ウエハホルダ84を介してウエハステージ85上に吸着保持され、ウエハステージ85は、ウエハベース86上で投影光学系PLの像面と平行なXY平面に沿って2次元移動する。即ち、ウエハステージ85は、ウエハベース86上でY方向に一定速度で移動すると共に、X方向、Y方向にステップ移動する。更に、ウエハステージ85には、ウエハWのZ方向の位置(フォーカス位置)、並びにX軸及びY軸の回りの傾斜角を制御するZレベリング機構も組み込まれている。
ウエハステージ85のX方向、Y方向の位置、及びX軸、Y軸、Z軸の回りの回転角は駆動制御ユニット87内のレーザ干渉計によってリアルタイムに計測されている。この計測結果及び主制御系74からの制御情報に基づいて、駆動制御ユニット87内の駆動モータ(リニアモータ等)は、ウエハステージ85の走査速度、及び位置の制御を行う。尚、駆動制御ユニット87内に設けられたレーザ干渉計の計測結果は主制御系74にも出力されており、この計測結果と上記の駆動制御ユニット87からの計測結果とに基づいて、主制御系74はレチクルステージ81とウエハステージ85とを走査(同期移動)させるときの同期誤差を算出する。
また、ウエハステージ85上の一端には、投影光学系PLを介してウエハW上の露光領域に照射される露光光ILの照度(光量)を検出する照度センサ88が固定されている。この照度センサ88は、例えばピンホールが形成された筐体を有し、このピンホールの形成位置に受光素子の受光面が配置されたセンサであり、ピンホールを介して入射する露光光ILの照度(光量)を検出する。照度センサ88の検出信号は露光制御ユニット73に供給されている。ウエハステージ85上に露光光ILが照射されている状態で、照度センサ88を露光領域内で移動させることにより、露光光ILの照度むら(光量むら)及び積算光量むらを計測することができる。照度センサ88を用いた照度、この照度むら、及び積算光量むらの測定は、定期的に又は不定期に実行される。
ウエハステージ85の他の一端には、投影光学系PLの波面収差を測定する波面収差測定装置75が設けられている。この波面収差測定装置75は、例えば特開2002−250677号公報に開示されているように、レチクルステージ81上に測定用レチクル(不図示)を配置するとともに、波面収差測定装置75を投影光学系PLの露光領域に配置した状態で、測定用レチクル及び投影光学系を介した露光光ILをマイクロレンズアレイを用いて波面分割して集束し、波面分割された光束の集束位置の変化から投影光学系PLの波面収差を測定するものである。波面収差測定装置75を用いた投影光学系PLの収差測定は定期的に又は不定期に実行され、その測定結果は主制御系74へ出力される。
また、投影光学系PLの側面に、ウエハWの表面(被検面)の複数の計測点に斜めにスリット光を投影する投射光学系89aと、その被検面からの反射光を受光してそれらの複数の計測点のフォーカス位置に対応するフォ−カス信号を生成する受光光学系89bとからなる多点のオートフォーカスセンサも設けられており、それらのフォ−カス信号が主制御系74中に供給されている。
また、走査露光を行う際には、予めレチクルRとウエハWとのアライメントを行っておく必要がある。そのため、レチクルステージ81上にはレチクルRのアライメントマーク(レチクルマーク)の位置を計測するレチクルアライメント顕微鏡(不図示)が設置されている。更に、ウエハW上のアライメントマーク(ウエハマーク)の位置を計測するために、投影光学系PLの側面にオフ・アクシスで画像処理方式(FIA方式:Fleld Image Alignment 方式)のアライメントセンサ90が設置されている。アライメントセンサ90は、例えばハロゲンランプ等からの比較的広い波長域の照明光でウエハW上のアライメントマークを照明してCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子でその像を撮像するものである。アライメントセンサ90で得られた画像信号は主制御系74に供給されて画像処理が施され、位置情報が計測される。
主制御系74は、図2に示した制御コンピュータ32に設けられており、ウエハW上の各ショット領域のフォトレジストを適正露光量で走査露光するための各種露光条件を露光データファイルより読み出して、露光制御ユニット73とも連携して最適な露光シーケンスを実行する。露光処理が開始されると、主制御系74は、レチクルステージ81及びウエハステージ85のそれぞれの移動位置、移動速度、移動加速度、位置オフセット等の各種情報を駆動制御ユニット83,87に送る。これにより、レチクルステージ81及びウエハステージ85の加速が開始される。また、主制御系74は露光制御ユニット73に対しても走査露光開始指令を発する。
レチクルステージ81及びウエハステージ85の加速が終了して速度が一定になると、露光制御ユニット73は露光光源51の発光を開始すると共に、インテグレータセンサ72を介してウエハWに対する露光光ILの照度(単位時間当たりのパルスエネルギーの和)の積分値を算出する。その積分値は走査露光開始時に0にリセットされている。走査露光中は、レチクルステージ81を介して露光光ILの照明領域IAに対してレチクルRが+Y方向(又は−Y方向)に速度Vrで走査されるのに同期して、ウエハステージ85を介してレチクルRのパターン像の露光領域に対してウエハWが−Y方向(又は+Y方向)に速度α・Vr(αはレチクルRからウエハWへの投影倍率)で走査される。レチクルRとウエハWとの移動方向が逆であるのは、本例の投影光学系PLが反転投影を行うためである。
走査露光中は、露光制御ユニット73において、露光光ILの照度の積分値が逐次算出され、この結果に応じて、走査露光後のウエハW上のフォトレジストの各点で適正露光量が得られるように、露光光源51の出力(発振周波数、及びパルスエネルギー)及び可変減光器53の減光率を制御する。そして、当該ショット領域への走査露光の終了時に、露光光源51の発光が停止される。この動作が繰り返されることにより、ウエハW上に設定された複数のショット領域に対して露光処理が行われる。
また、主制御系74には、半導体メモリ又はハードディスク等の記憶装置が設けられており、インテグレータセンサ72の検出結果を示すデータ、照度センサ88を用いて計測して得られた照度、照度むら、及び積算光量むらを示すデータ、波面収差測定装置75を用いて測定された投影光学系PLの波面収差を示すデータ、レチクルステージ81とウエハステージ85との同期誤差を示すデータ、オートフォーカスセンサで得られた投影光学系PLの像面に対するウエハWの位置ずれ量を示すデータ等の各種データを装置データとして一時的に(例えば、1枚のウエハWに対する露光処理が終了するまでの期間、又は複数枚のウエハWを単位とした1ロット分のウエハWに対する露光処理が終了するまでの期間)記憶する。主制御系74は、図1に示す保守管理サーバ13から装置データの送信要求があったときに、一時的に記憶した装置データを読み出して、内部ネットワークLN1を介して保守管理サーバ13へ出力する。
次に、図1中の基板処理工場10内に設けられる保守管理サーバ13について詳細に説明する。図4は、保守管理サーバ13の構成を示すブロック図である。図4に示す通り、保守管理サーバ13は、装置データ収集部91、光学シミュレータ92、線幅算出部93、比較部94、記憶部95、及び表示部96を含んで構成される。
上記記憶部95は、図4に示す通り、基準線幅データD1、レジスト特性データD2、及び線幅誤差閾値データD3を記憶する。基準線幅データD1は、露光装置30の露光処理によりウエハWに形成されるパターンの基準線幅CDを示すデータである。この基準線幅CDとしては、例えばウエハW上に形成するパターンの設計上の線幅(例えば、130nm)が用いられる。
レジスト特性データD2は、ウエハW上に塗布されるフォトレジストの感光特性を示すデータである。図5は、レジスト特性データD2の一例を示す図である。図5に示す通り、レジスト特性データD2は、基準線幅を形成するときにフォトレジスト上に照射される露光光ILの光量(DOSE量)と線幅の変化との関係を示すデータである。このレジスト特性データD2は、フォトレジストに照射する露光光ILの光量を変化させたときに形成されるパターンの線幅の変化を予め求めたものである。レジスト特性データD2は、ウエハW上に塗布されるフォトレジストの種類に応じて変化するため、レジストの種類毎に露光光の光量とパターンの線幅変化との関係を予め求めておき、基板処理工場10で作業するオペレータが端末装置14を操作して入力する。
線幅誤差閾値データD3は、ウエハW上に形成されるパターンの線幅誤差の許容値(線幅誤差閾値ΔCD)を示すデータである。この線幅誤差閾値データD3は、例えば基準線幅CDの10%程度の幅に設定され、基準線幅CDが130nmの場合には、線幅誤差閾値D3として13nmが設定される。上記の基準線幅データD1及び線幅誤差閾値データD3は、例えばサービスマンが端末装置14を操作して入力する。
また、保守管理サーバ13に設けられる装置データ収集部91は、基板処理工場10内に設けられた基板処理装置11の各々に対して装置データの送信要求を送出し、この送信要求に応答して返信される装置データを収集して一定期間記憶する。保守管理サーバ13は、基板処理装置11が1枚のウエハWに対する露光処理を終えたタイミングで、又は1ロット分のウエハWに対する露光処理を終えたタイミングで装置データを収集する。装置データ収集部91が収集する装置データは、ウエハW上に形成されるパターンの線幅に影響を与える要因となるデータである。ここで、ウエハW上に形成されるパターンの線幅に影響を与える要因としては、以下の(1)〜(7)に示すようなものがある。
(1)露光光ILの照明むら(光量むら)
(2)投影光学系PLの波面収差
(3)露光光ILのパワー
(4)照明条件
(5)ステージ同期誤差
(6)フォーカス誤差
(7)露光エネルギ量の変動
上記(1)の露光光ILの照度むらは、図3に示す照度センサ88を用いて定期的に又は必要に応じて計測される。この計測結果は主制御系74の内部に設けられた不図示の記憶装置に記憶されており、装置データ収集部91の要求により収集される。露光光ILの照度むらは短時間で急激に変化するものではないため、ウエハW上に設定された1つのショット領域に対する露光処理中においては、一定であるとみなすことができる。
また、上記(2)の投影光学系PLの波面収差は、露光装置30が設けられる基板処理装置11を基板処理工場10に納入したときのデータを用いることができる。しかしながら、経時的な変化を考慮すると、上記(1)の露光光ILの照度むらと同様に、波面収差測定装置75を用いて定期的に又は必要に応じて測定することが望ましい。また、投影光学系PLの波面収差も短時間で急激に変化するものではないため、上記照度むらと同様に、ウエハW上に設定された1つのショット領域に対する露光処理中においては、一定であるとみなすことができる。
上記(3)の露光光ILのパワー及び上記(4)の照明条件は、上記の各種露光条件が格納された露光データファイルに設定されたものの内、主制御系74が選択したものが用いられる。ウエハW上に設定された1つのショット領域に対する露光処理中においては、露光光ILのパワーは一定であり、照明光学系ISで設定される照明条件(通常照明、輪帯照明、変形照明、小σ照明等)は変更されることはない。
上記(5)のステージ同期誤差としては、駆動制御ユニット83,87内に設けられたレーザ干渉計の計測結果から、露光処理中におけるレチクルステージ81とウエハステージ85との実際の同期誤差が用いられる。このステージ同期誤差は、ウエハW上に設定された1つのショット領域に対する露光処理中において変化するものである。
また、上記(6)のフォーカス誤差は、露光装置30に設けられるオートフォーカスセンサを用いて計測される。ステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置は、露光中のウエハWの表面位置及び姿勢を常時検出し、この検出結果を用いて投影光学系PLの像面にウエハWの表面を合わせ込むようにしているため、フォーカス誤差は1つのショット領域に対する露光処理中において変化するものである。
また、上記(7)の露光エネルギ量の変動は、露光装置30が備えるインテグレータセンサ72で露光処理中における露光光ILの実際のエネルギー量変化を検出したものである。以上の通り、上記(1)〜(7)に示したウエハW上に形成されるパターンの線幅に影響を与える要因は、露光処理中に変動しないものと露光処理中に変動するものに大別することができる。上記(1)〜(4)に示した要因が露光処理中に変動しないものであり、(5)〜(7)に示した要因が露光処理中に変動するものである。
保守管理サーバ13に設けられる光学シミュレータ92は、装置データ収集部91が収集した装置データの内の上記の(1)〜(4)に示される露光処理中に変動しない要因に基づいて変化する基準線幅CDの線幅CDを数学的(波動光学的)に算出する。また、線幅算出部93は、光学シミュレータ92で算出された線幅CD、レジスト特性データD2、及び装置データ収集部91が収集した装置データの内の上記の(5)〜(7)に示される露光処理中に変動する要因からウエハW上の各ショット領域に形成されるであろう線幅CDを予測する。
比較部94は、線幅算出部93で算出された線幅CDと基準線幅CDとの差を示す線幅誤差を求め、この線幅誤差と線幅誤差閾値データD3とを比較し、算出された線幅誤差が線幅誤差閾値データD3で示される線幅誤差閾値ΔCDを越えているか否かを判断する。具体的には以下の、(1)式が成立するか否かを判断する。
|CD−CD|≧ΔCD ……(1)
表示部96は、CRT(Cathod Ray Tube)又は液晶表示素子等の表示装置を備えており、ウエハW上に設定されたショット領域の配列を示すショットマップデータに、比較部94の比較結果を対応付けて色別表示した不良ショットマップを表示する。尚、比較部94で求められた線幅誤差及び予測に用いた装置データは、基板処理工場10及び基板処理装置11を特定するデータとともに保守データとしてネットワークNを介して管理センター20へ送信される。保守データを管理センター20へ送信することで、表示部96で表示される不良ショットマップと同様のものを得ることができる。
次に、この基板処理システムのパターン不良予測に関する動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。基板処理装置11の露光装置30に設けられる主制御系74は、定期的に照度センサ88を用いて投影光学系PLを介してウエハステージ85上に照射される露光光ILの照度、照度むら、及び光量むらの測定を行うとともに、波面収差測定装置75を用いて投影光学系PLの収差を測定し、これらの測定結果を不図示の記憶装置に記憶している。
また、基板処理装置11において、図2中のウエハキャリア34に格納された新たなウエハWは、ウエハキャリア34から1枚づつ取り出され、基板処理装置11のコータ部36においてフォトレジストが塗布されて露光装置30内に搬入されてウエハホルダ84上に保持される。露光装置30の主制御系74は、露光データファイルの内容に従って露光装置30が備える照明光学系ISの照明条件及び露光光ILのパワー等を設定し、露光光ILがレチクルRに照射された状態で、レチクルステージ81とウエハステージ85とを同期移動させつつレチクルRに形成されたパターンを投影光学系PLを介してウエハW上に転写する。
主制御系74は、パターン転写時のレチクルステージ81とウエハステージ85との同期誤差、オートフォーカスセンサで検出されるフォーカス誤差、及びインテグレータセンサ72で検出される露光光ILの露光エネルギ量の経時変化をモニタしており、ウエハW上に設定された各ショット領域に対する露光処理を終える毎に、これらを不図示の記憶装置に記憶する。全てのショット領域に対する露光処理を終えると、ウエハホルダ84上に保持されたウエハWは露光装置30から搬出され、デベロッパ部31により現像処理が行われた後でウエハキャリア35に格納される。
露光装置30からウエハWを搬出する作業が行われている間に、基板処理工場10に設けられた保守管理サーバ13の装置データ収集部91は、その露光装置30に設けられた主制御系74に対して装置データの送信要求を送出する。この送信要求に基づいて主制御系74は不図示の記憶装置に記憶した各種データ等を読み出して装置データとして保守管理サーバ13へ送信する。ここで送信される装置データは、1枚のウエハWに対する露光処理を行って得られたデータである。このようにして、装置データ収集部91は装置データの収集を行う(ステップS11)。
装置データの収集が完了すると、収集された装置データの内の、上記(1)〜(4)に示すパターンの線幅に影響を与える要因に関するデータは光学シミュレータ92に出力され、上記(5)〜(7)に示すパターンの線幅に影響を与える要因に関するデータは線幅算出部93に出力される。装置データ収集部91等のデータを得ると、光学シミュレータ92は、まず記憶部95に記憶された基準線幅データD1の読み出しを行い、ウエハW上に設定された複数のショット領域のうちの1つを、線幅を予測するショット領域に設定する(ステップS12)。
次に、光学シミュレータ92は、装置データ収集部91から出力された装置データを用いて数学的(波動光学的)なシミュレーションを行い、変化する基準線幅CDの線幅CDを算出する(ステップS13)。算出された線幅CDは線幅算出部93へ出力され、レジスト特性データD2及び装置データ収集部91から出力される装置データから、ステップS12で設定されたショット領域に形成されるであろう線幅CDを予測する(ステップS14)。予測された線幅CDは比較部94に出力される。
線幅CDが出力されると、この線幅CDと記憶部95に記憶された基準線幅データD1で示される基準線幅CDとの差を示す線幅誤差|CD−CD|が算出され、上記(1)式に示す通り、線幅誤差|CD−CD|が記憶部95に記憶された線幅誤差閾値データD3で示される線幅誤差閾値ΔCD以上であるか否かが判断される(ステップS15)。この判断結果が「YES」の場合には、その旨を示すデータが比較部94から表示部96へ出力され、ショットマップデータ中のそのショット領域について警告表示がなされる(ステップS16)。一方、ステップS35の判断結果が「NO」の場合には、ステップS16の警告表示はなされない。
ステップS16の警告表示がなされた場合、又はステップS15の判断結果が「NO」の場合には、光学シミュレータ92において線幅の予測がされていないショット領域の有無が判断される(ステップS17)。線幅の予測がされていないショット領域がある場合(判断結果が「YES」の場合)にはステップS12に戻り、線幅の予測が行われていないショット領域のうちの1つが、線幅を予測するショット領域に設定され、線幅CDの予測が同様に行われる。一方、ステップS17の判断結果が「NO」の場合には、一連の処理は終了する。
図7は、保守管理サーバ13の表示部96に表示される不良ショットマップの一例を示す図である。図7において、符号WEを付した曲線はウエハWの外縁を表す曲線であり、符号SAを付した複数の矩形領域はウエハW上に設定された複数のショット領域を表している。これらの曲線WE及び矩形領域SAからショットマップデータが構成されている。不良ショットマップは、このショットマップデータに対して線幅誤差閾値ΔCD以上の線幅誤差を有する線幅のパターンが形成されると予測されるショット領域(以下、不良ショットという)を色別表示したものである。図7に示す例では、符号DAを付した矩形領域SAが不良ショットであり、この不良ショットDAは例えば赤色表示される。以上の処理は、次のウエハWに対する露光処理が完了するまでに行われる。
以上説明したように、不良ショットを視覚的に表示することにより、不良ショットになる蓋然性が高いショット領域を迅速且つ容易に把握することができる。尚、不良ショットDAは数学的なシミュレーションにより求められたものであり、シミュレーションによる不良ショットDAの線幅と、実際にそのショット領域に形成されるパターンの線幅とは必ずしも一致しない。しかしながら、不良ショットになる蓋然性の高いショット領域を求めることで、不良発生を防止するための対策(不良発生原因の特定及び改善)を早期に取ることができる。
尚、以上の説明では、線幅誤差|CD−CD|が線幅誤差閾値ΔCD以上であるか否かを判断していたが、線幅誤差閾値を複数設定して線幅誤差|CD−CD|が各々の線幅誤差閾値を越えているか否かを判断するようにしてもよい。この場合には、何れの線幅誤差閾値を越えているかに応じて色表示を変えることにより、不良ショットになる蓋然性を示す分布を詳細に求めることができる。
また、上記実施形態では、ウエハW毎に装置データを収集して不良ショットマップを得ていたが、露光装置30に設けられた主制御系74が1ロット分のウエハWに対する露光処理が完了するまでの露光データを記憶しておき、1ロット分のウエハWに対する露光処理が完了した時点で、保守管理サーバ13がこの装置データを収集するようにしても良い。
この場合には、図6に示す処理と同様の処理を行ってウエハW毎の不良ショットマップを求め、ウエハW上の同一箇所に設定されたショット領域が不良ショットとなる回数に応じて、最終的に表示部96に表示する不良ショットマップの色表示を変えることが好ましい。例えば、複数枚のウエハWで同一のショット領域が不良ショットとなる回数が1回の場合には青色表示を行い、2回の場合には黄色表示を行うといった具合である。
このような表示を行うことで、不良の発生原因を推定することができる。例えば、線幅誤差がゴミの付着により発生するものと考えられる場合には、複数枚のウエハWで同一のショット領域が不良ショットとなる回数が1回のときにはウエハWの裏面にゴミが付着していると推定され、複数枚のウエハWで同一のショット領域が不良ショットとなる回数が複数回のときには、ウエハホルダ84上においてそのショット領域が配置される個所にゴミが付着していると推定される。
尚、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、図4に示す保守管理サーバ13の各ブロックの機能をハードウェアで構成することも可能であり、ソフトウェアで実現することも可能である。ソフトウェアで実現する場合には、保守管理サーバ13のハードウェア構成を、CPU(中央処理装置)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、通信インタフェース、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等の外部記憶装置等から構成し、上述した処理を行うプログラムを保守管理サーバ13に読み込ませて、そのプログラムを実行させることにより実現される。
例えば、図4に示す保守管理サーバ13の機能をハードウェアで構成することも可能であり、ソフトウェアで実現することも可能である。ソフトウェアで実現する場合には、保守管理サーバ13のハードウェア構成を、CPU(中央処理装置)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、通信インタフェース、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等の外部記憶装置等から構成し、上述した処理を行うパターン不良予測プログラムを保守管理サーバ13に読み込ませて、そのプログラムを実行させることにより実現される。尚、パターン不良予測プログラムは、コンピュータ読み取り可能な情報記録媒体内に記録されて配布され、当該媒体としては、CD−ROM、DVD(登録商標)、ハードディスク、光磁気ディスク、フレキシブルディスク、又は磁気テープ等を例示することができる。保守管理プログラムのコンピュータシステムへの読み込みは、コンピュータシステムが備える読み取り装置を介して行われ、あるいはインターネット等のネットワークを介してダウンロードすることにより行われる。
また、上述した実施形態では、パターン不良予測装置としての各機能(装置データ収集部91、光学シミュレータ92、線幅算出部93、比較部94、及び記憶部95)を、露光装置30にネットワークを介して接続された保守管理サーバ13により実現しているが、露光装置30が備える主制御系74等により実現してもよく、あるいは、センターの管理サーバ21により実現してもよい。保守管理サーバ13と管理サーバ21に機能分散させ、あるいはさらに複数のサーバに機能分散させて実現してもよい。
また、上記実施形態では、ウエハW上に形成されるパターンの線幅に影響を与える要因(1)〜(7)全てを用いて線幅CDの予測を行っていたが、最小限のデータ量で最大限の効果を得る(高精度な予測が行える)ために、上述した要因(1)〜(7)のうちの、(2)投影光学系PLの波面収差、(5)ステージ同期誤差、及び(6)フォーカス誤差のみを用いて線幅CDの予測を行うようにしても良い。また、これらに加えて、(1)露光光ILの照明むら、(3)露光光ILのパワー、(4)照明条件、及び(7)露光エネルギ量の変動の少なくとも1つを用いて線幅CDを予測しても良い。
また、上記実施形態では、露光装置30が露光光ILとしてArFエキシマレーザ等から射出されるレーザ光を用いていたが、レーザプラズマ光源、又はSORから発生する軟X線領域、例えば波長13.4nm、又は11.5nmのEUV(Extreme Ultra Violet)光を用いるようにしてもよい。さらに、電子線又はイオンビームなどの荷電粒子線を用いてもよい。また、投影光学系PLは、反射光学系、屈折光学系、及び反射屈折光学系のいずれを用いてもよい。
また、DFB半導体レーザ又はファイバーレーザから発振される赤外域、又は可視域の単一波長レーザを、例えばエルビウム(又はエルビウムとイットリビウムの両方)がドープされたファイバーアンプで増幅し、非線形光学結晶を用いて紫外光に波長変換した高調波を用いてもよい。
さらに、基板処理装置11は、半導体素子の製造に用いられるデバイスパターンをウエハW上に転写する露光装置だけでなく、液晶表示素子などを含むディスプレイの製造に用いられるデバイスパターンをガラスプレート上に転写する露光装置、薄膜磁気ヘッドの製造に用いられるデバイスパターンをセラミック基板上に転写する露光装置、撮像素子(CCDなど)、マイクロマシン、及びDNAチップなどの製造に用いられる露光装置等を備えていても良い。
本発明の実施形態に係る基板処理システムの全体構成を示すブロック図である。 基板処理装置の概略構成を示す上面図である。 露光装置の概略構成を示す図である。 保守管理サーバの構成を示すブロック図である。 レジスト特性データの一例を示す図である。 基板処理システムのパターン不良予測に関する動作を示すフローチャートである。 保守管理サーバの表示部に表示される不良ショットマップの一例を示す図である。
符号の説明
13…保守管理サーバ(不良予測装置)
30…露光装置
81…レチクルステージ(マスクステージ)
85…ウエハステージ(基板ステージ)
92…光学シミュレータ(線幅予測手段)
93…線幅算出部(線幅予測手段)
94…比較部(判断手段)
96…表示部(警告手段)
CD…線幅
CD…基準線幅
IL…露光光
IS…照明光学系
PL…投影光学系
R…レチクル(マスク)
W…ウエハ(基板)
ΔCD…線幅誤差閾値(閾値)

Claims (10)

  1. 投影光学系に対してマスクを保持するマスクステージ及び基板を保持する基板ステージを相対的に同期移動させつつ、照明光学系から露光光を射出して前記基板を露光する走査型の露光装置の前記基板に露光転写されるパターンの良否を予測するパターン不良予測装置であって、
    前記投影光学系の光学特性を示す情報並びに前記マスクステージ及び前記基板ステージのステージ誤差を示す情報を収集する収集手段と、
    前記収集手段により収集された情報を用いて前記基板上に形成されるパターンの線幅を予測する線幅予測手段と、
    前記線幅予測手段によって予測された線幅と予め設定された基準線幅との線幅誤差が予め設定された閾値を越えているか否かを判断する判断手段とを備えることを特徴とするパターン不良予測装置。
  2. 前記ステージ誤差を示す情報は、前記マスクステージと前記基板ステージとの同期誤差を示す情報と、前記投影光学系の像面に対する前記基板のずれ量を示す情報とを含むことを特徴とする請求項1に記載のパターン不良予測装置。
  3. 前記収集手段は、前記基板上に照射される前記露光光の光量むら、露光量、及び露光パワー、並びに前記照明光学系で設定される露光条件の少なくとも1つを更に収集し、
    前記線幅予測手段は、前記基板上に照射される前記露光光の光量むら、露光量、及び露光パワー、並びに前記照明光学系で設定される露光条件の少なくとも1つを更に用いて前記基板上に形成されるパターンの線幅を予測することを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン不良予測装置。
  4. 前記線幅予測手段は、前記基板上に設定された複数の区画領域毎に形成されるパターンの線幅を予測し、
    前記判断手段は、前記区画領域毎に前記線幅誤差が前記予め設定された閾値を越えているか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のパターン不良予測装置。
  5. 線幅誤差が予め設定された閾値を越えていると前記判断手段が判断した場合に、警告を発する警告手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載のパターン不良予測装置。
  6. 前記警告手段は、前記区画領域毎に前記警告を発することを特徴とする請求項5に記載のパターン不良予測装置。
  7. 前記警告手段は、複数枚を単位とした前記基板の各々に設定された前記区画領域毎における前記判断手段の判断結果に基づいて、前記警告を発することを特徴とする請求項6に記載のパターン不良予測装置。
  8. マスクを保持するマスクステージと、基板を保持する基板ステージと、前記マスクに形成されたパターンの像を前記基板上に投影する投影光学系と、前記マスク及び前記投影光学系を介して前記基板を露光する露光光を射出する照明光学系とを備え、前記投影光学系に対して前記マスクステージ及び前記基板ステージを相対的に同期移動させつつ、前記マスクに形成されたパターンを前記基板上に逐次転写する走査型の露光装置と、
    前記露光装置とネットワークを介して接続された、請求項1〜7の何れか一項に記載のパターン不良予測装置とを備えることを特徴とする基板処理システム。
  9. コンピュータを請求項1〜7の何れか一項に記載のパターン不良予測装置として機能させるパターン不良予測プログラム。
  10. 請求項9に記載のパターン不良予測プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
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