JP2005078262A - 車両用部品在庫管理システム及び方法 - Google Patents

車両用部品在庫管理システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 車両用部品を保有し管理する複数の拠点に対して、将来の所定期間において適正な在庫量で各部品を保有させるための車両用部品在庫管理システムにおいて、各部品の発注作業を簡略化する。
【解決手段】 管理サーバ12は、将来の所定期間における各拠点の各部品の受注予測数と各拠点の各部品の保有コミット率と下位拠点の各部品の保有在庫量とに基づいて、将来の所定期間における各拠点の各部品の保有在庫量を算出する。管理サーバ12又は拠点端末は、拠点の発注した時刻がその拠点の営業時間内であるか否かを判定する。発注した時刻がその拠点の営業時間内であると判定すると、管理サーバ12又は拠点端末はその拠点の直上に位置している拠点を部品の発注先とする一方、その拠点の営業時間外であると判定すると、管理サーバ12又は拠点端末は国内用部品庫を部品の発注先とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、自動車等の車両用部品を保有し管理する複数の拠点に対して、将来の所定期間において適正な在庫量で上記各部品を保有させるための車両用部品在庫管理システム及び方法に関するものである。
一般に、車両用部品の在庫拠点は、下層側と該下層側を管轄する上層側との複数の階層をなすように設けられている。すなわち、部品を顧客に直接販売する販売拠点が最下層の拠点として存在し、その販売拠点を都道府県単位等で管轄しかつ販売拠点に部品を供給する拠点(物流拠点等)が、中間層の拠点として存在し、その物流拠点等を管轄しかつ物流拠点等に部品を供給する部品庫が最上層の拠点として存在しており、これら最上層から最下層の拠点まで階層構造的に設けられている。
上記各拠点における部品の在庫・補充を管理する在庫補充管理システムとしては、例えば、特許文献1に示されているものが知られている。この在庫補充管理システムは、管理サーバと、販売拠点に設けられた販売拠点端末と、物流拠点に設けられた物流拠点端末とを備えている。管理サーバは、販売拠点端末からの部品の受注の情報に基づいて、販売拠点における目標在庫量を演算するとともに、新規受注量と目標在庫量の変動量とに基づいて、販売拠点における部品の補充量を演算し、その補充量分の部品を販売拠点に補充することを物流拠点に対して指示する。また、管理サーバは、販売拠点における目標在庫量と引当可能実在庫量との差に基づいて、販売拠点の過剰在庫量を演算し、その過剰在庫量分の部品を回収することを物流拠点に対して指示する。それにより、販売拠点は、限られたスペースしか持たないにも拘わらず、適正な種類・数の部品を管理することができるとともに、顧客からの部品の注文に対して即座に対応することができる。
特開2002−342431号公報
ところで、車両が故障した場合には、容易に買換えることが出来ないため、通常、故障した部品を交換することで対応する。この交換部品が、すぐに入手できないと、車両を使用できない状態で顧客を長期間待たせることとなり、顧客に対するサービス性が大幅に低下する。特に、海外の部品メーカから部品を取り寄せる場合には、顧客をさらに長期間待たせることとなる。このため、部品を供給販売する拠点は、顧客を長時間待たせることがないように、上記従来例の如く、各拠点の過去の受注数から将来の需要予測量を算出するが、各拠点の在庫スペースなどの諸事情により、その全てを予め各拠点に補充しておくことは出来ないため、そのうちの一部を、補充部品として補充しておき、それ以上の受注があった場合には、緊急部品として手配することとなる。すなわち、、販売拠点が上位の拠点に発注する部品には、その部品の需要予測値に基づき補充する補充部品と、顧客から受注したにも拘わらず在庫がないため、至急必要となる緊急部品とが含まれている。そして、顧客の注文に対して迅速に応対することが好ましいこと、物流拠点の在庫量が限られていること等の観点から、販売拠点が上位の拠点に部品を発注する際には、その部品が補充部品であるか緊急部品であるかを判別し、それに応じて注文先を変更することが望ましい。
しかしながら、上述の在庫補充管理システムは、発注した部品を補充部品と緊急部品とに区別することなく、その発注を一律に物流拠点に対して行うものである。したがって、この在庫補充管理システムでは、発注した部品を補充部品と緊急部品とに分ける作業が別途必要となるため、発注作業が煩雑になってしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、自動車等の車両用部品を保有し管理する複数の拠点に対して、将来の所定期間において適正な在庫量で上記部品を保有させるための車両用部品在庫管理システム及び方法において、上記部品の発注作業を簡略化する技術を提供することにある。
第1の発明は、下層側と該下層側を管轄する上層側との少なくとも3つの階層をなすように設けられ且つ複数種の車両用部品を保有し管理する複数の拠点に対して、将来の所定期間において適正な在庫量で上記各部品を保有させるための車両用部品在庫管理システムであって、上記将来の所定期間における上記各拠点の上記各部品の需要予測量を予測する予測手段と、上記各拠点毎に設定され且つ上記将来の所定期間において上記各部品の上記需要予測量に対して該各拠点が保有宣言する量の割合を示す、上記各部品の保有コミット率を、記憶する保有コミット率記憶手段と、少なくとも上記需要予測量と上記保有コミット率とに基づいて、上記将来の所定期間における上記各拠点の上記各部品の保有在庫量を算出し、該算出した保有在庫量を上記各拠点に対して指示する制御手段とを備え、上記制御手段が、上記各拠点から上記各部品の注文を受け付ける注文受付手段と、上記注文受付手段により受け付けられた、上記拠点からの上記部品の注文が所定条件を満たすときには、該部品は緊急部品であると判定するとともに、上記拠点の上層側に位置している第1拠点を上記部品の注文先とする一方、上記注文受付手段により受け付けられた、上記拠点からの上記部品の注文が上記所定条件を満たさないときには、該部品は補充部品であると判定するとともに、上記第1拠点よりも上層側に位置している第2拠点を上記部品の注文先とする注文先変更判定手段とを有していることを特徴とするものである。
ここで、緊急部品とは、受注量が現在の在庫量よりも多いため、緊急に必要となる部品であり、補充部品とは、将来の所定期間における保有在庫量と現在の在庫量との差に基づき補充する部品である。
これにより、注文先変更判定手段は、拠点からの部品の注文が所定条件を満たすときには、該部品は緊急部品であると判定する一方、拠点からの部品の注文が所定条件を満たさないときには、該部品は補充部品であると判定するため、該部品を緊急部品と補充部品とに分ける作業が不必要となる。したがって、車両用部品の発注作業を簡略化することができる。
また、注文先変更判定手段は、拠点からの部品の注文が所定条件を満たすか否かに基づいて、該部品が緊急部品又は補充部品であると判定するため、緊急部品と補充部品とを誤って発注することを防ぐことできる。したがって、車両用部品の在庫管理の精度を高めることができる。
また、注文先変更判定手段は、拠点が発注した部品が緊急部品であると判定したときには、第2拠点ではなく、第2拠点の下層側に位置し距離的に近い第1拠点を上記部品の注文先とするため、緊急部品としての上記部品を、上記拠点に対して速やかに供給することができる。したがって、緊急部品の発注元である拠点に対して即座に応対することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記各拠点から上記注文受付手段に対して注文するための方法は、上記部品が緊急部品又は補充部品であるかを識別する情報は付与しないことを特徴とするものである。
これにより、各拠点から注文受付手段に対して注文するための方法は、部品が緊急部品又は補充部品であるかを識別する情報を付与しないため、発注作業を更に簡略化することができる。
第3の発明は、上記第1又は2の発明において、上記注文先変更判定手段が、上記拠点からの上記部品の注文が所定時間帯に行われたときには、該部品は緊急部品であると判定する一方、上記拠点からの上記部品の注文が上記所定時間帯以外に行われたときには、該部品は補充部品であると判定するように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、拠点が発注した部品が、緊急部品又は補充部品であるかを判定する注文先変更判定手段を具体化することができる。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記制御手段が、上記所定時間帯以外にのみ、上記保有在庫量を上記各拠点に対して指示するように構成されていることを特徴とするものである。
ところで、緊急部品を発注するのは、受注量が現在の在庫量よりも多い場合であるため、このとき、保有在庫量を各拠点に対して指示する必要はない。
ここで、本発明によれば、制御手段は、所定時間帯以外にのみ、保有在庫量を各拠点に対して指示するように構成されているため、制御手段は、所定時間帯、すなわち、緊急部品の発注時間帯に、保有在庫量を各拠点に対して指示しない。
第5の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記注文先変更判定手段が、上記注文受付手段により受け付けられた、上記拠点からの上記部品の注文が所定部品の注文であるときには、該部品は緊急部品であると判定する一方、上記注文受付手段により受け付けられた、上記拠点からの上記部品の注文が上記所定部品の注文でなかったときには、該部品は補充部品であると判定するように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、拠点が発注した部品が、緊急部品又は補充部品であるかを判定する注文先変更判定手段を具体化することができる。
第6の発明は、下層側と該下層側を管轄する上層側との少なくとも3つの階層をなすように設けられ且つ複数種の車両用部品を保有し管理する複数の拠点に対して、将来の所定期間において適正な在庫量で上記各部品を保有させるための車両用部品在庫管理方法であって、上記将来の所定期間における上記各拠点の上記各部品の需要予測量を予測する工程と、上記各拠点毎に設定され且つ上記将来の所定期間において上記各部品の上記需要予測量に対して該各拠点が保有宣言する量の割合を示す、上記各部品の保有コミット率を記憶する工程と、少なくとも上記需要予測量と上記保有コミット率とに基づいて、上記将来の所定期間における上記各拠点の上記各部品の保有在庫量を算出し、該算出した保有在庫量を上記各拠点に対して指示する工程と、上記各拠点からの上記各部品の注文が所定条件を満たすときには、該各部品は緊急部品であると判定するとともに、上記拠点の上層側に位置している第1拠点を上記各部品の注文先とする一方、上記各拠点からの上記各部品の注文が上記所定条件を満たさないときには、該各部品は補充部品であると判定するとともに、上記第1拠点よりも上層側に位置している第2拠点を上記各部品の注文先とする工程と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、注文先変更判定手段は、拠点からの部品の注文が所定条件を満たすときには、該部品は緊急部品であると判定する一方、拠点からの部品の注文が所定条件を満たさないときには、該部品は補充部品であると判定するため、該部品を緊急部品と補充部品とに分ける作業が不必要となり、車両用部品の発注作業を簡略化することができる。
また、注文先変更判定手段は、拠点からの部品の注文が所定条件を満たすか否かに基づいて、該部品が緊急部品又は補充部品であると判定するため、緊急部品と補充部品とを誤って発注することを防ぐことでき、車両用部品の在庫管理の精度を高めることができる。
また、注文先変更判定手段は、拠点が発注した部品が緊急部品であると判定したときには、第2拠点ではなく、第2拠点の下層側に位置し距離的に近い第1拠点を上記部品の注文先とするため、緊急部品としての上記部品を、上記拠点に対して速やかに供給することができ、緊急部品の発注元である拠点に対して即座に応対することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る車両用部品在庫管理システム1は、下層側と該下層側を管轄する上層側との複数の階層をなすように設けられ且つ複数種の車両用部品(以下、部品という)を保有し管理する複数の拠点に対して、将来の所定期間において適正な在庫量で上記各部品を保有させるために、使用されるものである。
図1に示すように、部品を顧客に直接販売する販社拠点(販売拠点)2が下層の拠点として存在し、その販社拠点2を管轄しかつ販社拠点2に部品を供給する子拠点3が、第1中層の拠点として存在し、その販社拠点2又は子拠点3を管轄しかつ販社拠点2又は子拠点3に部品を供給する親拠点4(子拠点3が存在しない場合には販社拠点2を直接管轄しかつ該販社拠点2に部品を供給し、子拠点3が存在する場合にはその子拠点3を直接管轄しかつ該子拠点3に部品を供給する)が、第2中層の拠点として存在し、その親拠点4を管轄しかつ親拠点4に部品を供給する国内用部品庫5が上層の拠点として存在しており、これら上層から下層の拠点まで階層構造的に設けられている。
国内用部品庫・親拠点・子拠点・販社拠点の各拠点2,3,4,5はそれぞれ、各部品を各自で保有し管理している。また、国内用部品庫5を除く各拠点2,3,4は、部品が目標在庫量を下回った場合には、自拠点の直上に位置している拠点からその部品を補充する。すなわち、販社拠点2を除く各拠点3,4,5は、自拠点の直下に位置している拠点における部品が目標在庫量を下回った場合には、その部品をその拠点に対して補充する。本実施形態では、販社拠点2は、部品が目標在庫量を下回った場合には、直上に位置している子拠点3又は親拠点4からその部品を補充し、子拠点3は、直上に位置している親拠点4からその部品を補充し、親拠点4は、国内用部品庫5からその部品を補充する。
国内用部品庫5は、後述するサプライヤ6から供給された各部品を親拠点4に対して補充する拠点であり、例えば、日本国内に1つだけ設置されている。本実施形態では、国内用部品庫5は第1及び第2親拠点4a,4bを管轄している。
サプライヤ6は、各部品を製造するとともに、製造したその各部品を国内用部品庫5及び後述する海外用部品庫7に対して供給するものであり、例えば、日本国内に数百存在している。
また、国内用部品庫5は、後述する海外用部品庫7との間でも各部品を遣り取りする。この海外用部品庫7は、海外向けの各部品をアメリカ・ヨーロッパ等の海外拠点8に対して補充する拠点であり、例えば、日本国内に1つだけ設置されている。さらに、国内用部品庫5は各部品を直取販社9に対しても補充する。
親拠点4は、例えば、関東地方・近畿地方・中国地方等の地方単位毎に配置されている。本実施形態では、第1親拠点4aは第1及び第2子拠点3a,3bを管轄し、第2親拠点4bは第5〜第8販社拠点2e,2f,2g,2hを管轄している。また、親拠点4は各部品を部品商10及び整備業者11に対しても補充する場合がある(この場合、親拠点4は販社拠点2と同様に機能していることになる)。
子拠点3は、例えば、東京都・大阪府・広島県等の都道府県単位毎に配置されている。本実施形態では、第1子拠点3aは第1及び第2販社拠点2a,2bを管轄し、第2子拠点3bは第3及び第4販社拠点2c,2dを管轄している。
販社拠点2は各部品を顧客に対して実際に供給する拠点であり、例えば、市町村・区等の地域単位毎に配置されている。
図2に示すように、上記車両用部品在庫管理システム1は、予測手段及び制御手段としての管理サーバ12と、保有コミット率記憶手段としての管理用データベース13と、国内用部品庫5に設けられた国内用部品庫端末14と、各親拠点4のそれぞれに設けられた親拠点端末15と、各子拠点3のそれぞれに設けられた子拠点端末16と、各販社拠点2のそれぞれに設けられた販社拠点端末17とを備えている。管理サーバ12は、国内用部品庫端末14、各親拠点端末15、各子拠点端末16及び各販社拠点端末17のそれぞれと、通信回線を介して接続されている。
管理サーバ12は、各拠点2,3,4,5に対して、将来の所定期間において適正な在庫量で各部品を保有させるために、種々の動作を行うものである。管理サーバ12の動作の概要については後述する。
管理用データベース13は管理サーバ12からアクセス可能に構成され、各拠点2,3,4,5に対して、将来の所定期間において適正な在庫量で各部品を保有させるために必要な各種データ(情報)を記憶するものである。各種データには、受注データと、部品グループデータと、拠点間持合関係データと、保有率データと、スペースデータと、一過性データ抽出用データとが含まれている。受注データとは、各拠点2,3,4,5における各部品毎の受注のデータである。
部品グループデータとは、複数の基本部品グループのデータである。ここで、基本部品グループとは、複数の部品を、互いに関連性のある部品同士のグループに分けたものである。例えば、「品目」により複数の部品を分類したときには、これらの部品は「ロータリーエンジン部品」「レシプロエンジン部品」…等の基本部品グループに分けられる。また、「適用車種」により複数の部品を類別したときには、これらの部品は「A車」「B車」等の基本部品グループに分けられる。これらの基本部品グループのベースデータは予め入力されていて、管理用データベース13はそのベースデータを記憶している。また、基本部品グループのベースデータに対して、部品の追加、変更又は削除を行うことができる。さらに、これらの基本部品グループのうちいくつかを組み合わせること等により、組合せ部品グループを設定することができる。
上記拠点間持合関係データとは、持ち合い関係のデータである。ここで、持ち合い関係とは、2つの拠点間で部品を持ち合う関係をいう。この持ち合い関係は、2つの拠点間において、各部品単位又は各組合せ部品グループ単位で設定することができる。
上記保有率データとは、最低保有率、保有コミット率及び一時保有コミット率のデータである。ここで、最低保有率のデータには、「組合せ部品グループの最低保有率」のデータと「部品トータルの最低保有率」のデータとが含まれている。「組合せ部品グループの最低保有率」とは、将来の所定期間において組合せ部品グループの需要予測量に対して各拠点2,3,4,5が最低限保有すべき量の割合を示すものである。「部品トータルの最低保有率」とは、将来の所定期間において部品トータルの需要予測量に対して各拠点2,3,4,5が最低限保有すべき量の割合を示すものである。「組合せ部品グループの最低保有率」は、各拠点2,3,4,5において、各組合せグループ単位で設定することができる。「部品トータルの最低保有率」は、上述のように「組合せ部品グループの最低保有率」を設定することにより、各拠点2,3,4,5毎に自動的に設定される。
保有コミット率とは、保有引当率とも言い、将来の所定期間において各部品の需要予測量に対して各拠点2,3,4,5が保有宣言する量の割合を示すものである。この保有コミット率は、最低保有率以上の値に設定され、また、各拠点2,3,4,5において、各部品単位又は各組合せ部品グループ単位で設定可能である。
一時的保有コミット率とは、上述の保有コミット率の代わりに、一時的に用いられるものである。この一時的保有コミット率は、保有コミット率よりも小さい値に設定され、また、各拠点2,3,4,5において、各部品単位又は各組合せ部品グループ単位で設定することができる。
上記スペースデータには、各部品の大きさのデータと、各拠点2,3,4,5における各部品の載置可能スペースのデータとが含まれる。ここで、載置可能スペースとは、各拠点2,3,4,5において、部品を置くことができる空間である。
上記一過性データ抽出用データとは、一過性データを抽出するためのデータである。ここで、一過性データとは、災害や販促キャンペーン等を原因とした一過性の受注データである。
上記国内用部品庫端末14は入力用のキーボードと出力用のディスプレイとを有し、国内用部品庫5における各部品の受注データ及び各部品の現保有在庫量のデータを、管理サーバ12に対して送信する機能と、国内用部品庫5における各部品の保有在庫量・最低保有率・保有コミット率・一時的保有コミット率のデータを、管理サーバ12から受信する機能とを有している。ここで、現保有在庫量とは、各拠点2,3,4,5が現在実際に保有しているとみなされる在庫量であり、保有在庫量とは、各拠点2,3,4,5が将来の所定期間において保有すべき在庫量である。
上記親拠点端末15はキーボード及びディスプレイを有し、その親拠点4における各部品の受注データ及び各部品の現保有在庫量のデータを、管理サーバ12に対して送信する機能と、その親拠点4における各部品の保有在庫量・最低保有率・保有コミット率・一時的保有コミット率のデータを、管理サーバ12から受信する機能とを有している。
上記子拠点端末16はキーボード及びディスプレイを有し、その子拠点3における各部品の受注データ及び各部品の現保有在庫量のデータを、管理サーバ12に対して送信する機能と、その子拠点3における各部品の保有在庫量・最低保有率・保有コミット率・一時的保有コミット率のデータを、管理サーバ12から受信する機能とを有している。
上記販社拠点端末17はキーボード及びディスプレイを有し、その販社拠点2における各部品の受注データ及び各部品の現保有在庫量のデータを、管理サーバ12に対して送信する機能と、その販社拠点2における各部品の保有在庫量・最低保有率・保有コミット率・一時的保有コミット率のデータを、管理サーバ12から受信する機能とを有している。
−車両用部品在庫管理システムの動作−
ここで、各拠点2,3,4,5が部品の注文を受けた場合の、車両用部品在庫管理システム1の動作の概要を、図3のフローチャート及び図4を用いながら説明する。なお、所定の拠点間においては、上述の持ち合い関係が予め設定されている。
まず、各拠点の端末14,15,16,17に、受注した部品の品番及び数量等の受注データが入力される(ステップS1)。次に、入力された受注データは各拠点の端末14,15,16,17から管理サーバ12に送信され、管理用データベース13はこの受注データを記憶する(ステップS2)。
次に、管理サーバ12は、記憶している受注データの中から一過性データを抽出し、抽出した一過性データに対して所定の加工を行う(ステップS3)。次に、管理サーバ12は、記憶している受注データ、すなわち、実需実績に基づいて、各拠点2,3,4,5における各部品の将来の所定期間の受注予測数を算出する(ステップS4)。ここで、所定期間とは、各部品のリードタイム及び各拠点2,3,4,5の発注方式により決定される期間である。
次に、管理サーバ12は、少なくとも各拠点2,3,4,5における各部品の将来の所定期間の受注予測数と各拠点2,3,4,5における各組合せ部品グループ毎に設定・記憶された最低保有率とに基づいて、将来の所定期間における各拠点2,3,4,5の各部品の保有在庫量を算出する。
次に、管理サーバ12は、各拠点2,3,4,5における各組合せ部品グループ毎又は各部品毎に設定・記憶された最低保有率の情報と、将来の所定期間における各拠点2,3,4,5の各部品の保有在庫量の情報とを、各拠点の端末14,15,16,17に送信する。その後、各拠点の端末14,15,16,17には、各組合せ部品グループ毎に設定・記憶された最低保有率と、将来の所定期間における各拠点2,3,4,5の各部品の保有在庫量とが表示される。そして、これらの最低保有率と保有在庫量とに応じて、各拠点の端末14,15,16,17に、各組合せ部品グループ毎に保有コミット率が入力され、それから、入力された保有コミット率の情報は、各拠点の端末14,15,16,17から管理サーバ12に送信される(ステップS5)。
次に、管理サーバ12は、将来の所定期間における各拠点2,3,4,5の各部品の受注予測数と、各拠点2,3,4,5の各部品の目標保有率と、下位拠点の各部品の保有在庫量とに基づいて、将来の所定期間における各拠点2,3,4,5の各部品の保有在庫量を算出する(ステップS6)。ここで、下位拠点とは、販社拠点2を除く各拠点3,4,5の直下に位置しているすべての拠点である。また、目標保有率は、最低保有率及び保有コミット率のいずれかである。将来の所定期間における各拠点2,3,4,5における各部品の保有在庫量は、以下の式(1)により求められる。但し、販社拠点2の場合には、後述の「将来の所定期間における下位拠点の各部品の保有在庫量」を0とする。
将来の所定期間における各拠点の各部品の保有在庫量={(将来の所定期間における各拠点の各部品の受注予測数)+(将来の所定期間における下位拠点の各部品の保有在庫量)}×(各拠点の各部品の目標保有率)…(1)
なお、各拠点2,3,4,5が、保有コミット率の代わりに一時的保有コミット率を所定期間使用するときには、管理サーバ12は、上記の式(1)に用いる目標保有率としての保有コミット率に代えて、一時的保有コミット率を使用する。
次に、管理サーバ12は、将来の所定期間における各拠点2,3,4,5の各部品の保有在庫量の情報とを、各拠点の端末14,15,16,17に送信する。なお、管理サーバ12は、この将来の所定期間における各拠点2,3,4,5の各部品の保有在庫量の情報の送信を、各拠点2,3,4,5の営業時間外に行う。
次に、各拠点の端末14,15,16,17は、各拠点2,3,4,5の各部品の不足分を示す、緊急発注数又は補充発注数を算出する(ステップS7)。各拠点2,3,4,5の各部品の緊急発注数及び補充発注数は以下の式(2)及び(3)によりそれぞれ求められる。
各拠点の各部品の緊急発注数=(各拠点の各部品の受注数)−(各拠点の各部品の現保有在庫量)…(2)
各拠点の各部品の補充発注数=(将来の所定期間における各拠点の各部品の保有在庫量)−(各拠点の各部品の現保有在庫量)…(3)
上述の「各拠点の各部品の現保有在庫量」は、以下の式(4)により求められる。
各拠点の各部品の現保有在庫量=(現在実際に保有している数)+(既に発注しているが、まだ入庫されていない数)−(既に受注しているが、まだ出荷していない数)…(4)
次に、管理サーバ12は、各拠点2,3,4,5の各部品の保有在庫量及び緊急発注数又は補充発注数等の情報を、各拠点の端末14,15,16,17に送信し、そして、各拠点の端末14,15,16,17には、各部品の保有在庫量及び緊急発注数又は補充発注数等の情報が表示(指示)される。
次に、緊急発注数又は補充発注数等に応じて、各拠点の端末14,15,16,17に、発注する部品の品番及び数量、発注時刻等の発注データが入力され(ステップS8)、入力された発注データは各拠点の端末14,15,16,17から管理サーバ12に送信される。なお、各拠点2,3,4,5から管理サーバ12に対して発注するための端末14,15,16,17への発注データ入力方法は、発注する部品が後述する緊急部品又は補充部品であるかを識別する情報を付与しない。
次に、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、送信された発注データに基づいて、発注方式の判別を行う(ステップS9)。
ここで、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17による発注方式の判別の工程について、図5のフローチャートを用いながら詳細に説明する。
まず、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、発注元の拠点の発注時刻がその拠点の営業時間内であるか否かを判定する(ステップS11)。なお、本発明に係る所定時間帯は拠点の営業時間内に対応する。
次に、発注した時刻がその拠点の営業時間内であると判定すると、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、その拠点が発注した部品は緊急部品であると判定する。ここで、緊急部品とは、受注数が現保有在庫量よりも多いため、緊急に必要となる部品である。そして、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、その拠点の直上に位置している拠点を、緊急発注数分の部品の発注先とする(ステップS12)。例えば、発注元が第1販社拠点2aであるとき、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、第1子拠点3aを緊急発注数分の部品の発注先とし、発注元が第1子拠点3aであるとき、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、第1親拠点4aを緊急発注数分の部品の発注先とする(図6を参照)。
一方、図5に示すように、発注元の拠点の発注時刻がその拠点の営業時間内でないと判定、すなわち、営業時間外であると判定すると、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、その拠点が発注した部品は補充部品であると判定する。ここで、補充部品とは、将来の所定期間における保有在庫量と現保有在庫量との差に基づき補充する部品である。そして、図6に示すように、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、国内用部品庫5を、補充発注分の部品の発注先とする(ステップS13)。
次に、図3及び図4に示すように、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、発注元の拠点が発注した部品が緊急部品であると判定したときには、その拠点の直上に位置している拠点の端末に、緊急発注数分の部品を発注元の拠点に対して補充することを指示する情報を送信する一方、発注元の拠点が発注した部品が補充部品であると判定したときには、国内用部品庫端末14に、補充発注数分の部品を発注元の拠点に対して補充することを指示する情報を出力する(ステップS10)。
最後に、国内用部品庫端末14は、サプライヤ6に対して、各部品の必要数の調達を指示する。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、発注元の拠点の発注時刻がその拠点の営業時間内であると判定すると、その拠点が発注した部品は緊急部品であると判定する一方、発注元の拠点の発注時刻がその拠点の営業時間外であると判定すると、その拠点が発注した部品は補充部品であると判定するため、該部品を緊急部品と補充部品とに分ける作業が不必要となる。したがって、車両用部品の発注作業を簡略化することができる。
また、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、発注元の拠点からの部品の注文が営業時間内であるか否かに基づいて、該部品が緊急部品又は補充部品であると判定するため、緊急部品と補充部品とを誤って発注することを防ぐことできる。したがって、車両用部品の在庫管理の精度を高めることができる。
また、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、発注元の拠点が発注した部品が緊急部品であると判定したときには、国内用部品庫5ではなく、国内用部品庫5の下層側に位置し、距離的に近い拠点を上記部品の注文先とするため、緊急部品としての上記部品を、発注元の拠点に対して速やかに供給することができる。したがって、緊急部品の発注元である拠点に対して即座に応対することができる。
これにより、各拠点2,3,4,5から管理サーバ12に対して発注するための端末14,15,16,17への発注データ入力方法は、発注する部品が緊急部品又は補充部品であるかを識別する情報を付与しないため、発注作業を更に簡略化することができる。
ところで、緊急部品を発注するのは、受注量が現在の在庫量よりも多い場合であるため、このとき、受注予測数の情報を各拠点2,3,4,5に対して指示する必要はない。
ここで、本実施形態によれば、管理サーバ12は、各拠点2,3,4,5における各部品の将来の所定期間の受注予測数の情報に関しては、各拠点2,3,4,5の営業時間外に送信するため、管理サーバ12は、営業時間内、すなわち、緊急部品の発注時間帯に、受注予測量を各拠点2,3,4,5に対して指示しない。
(実施形態2)
本実施形態2に係る車両用部品在庫管理システム1は、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17が、発注元の拠点が発注した部品が所定部品であるか否かに基づき、発注方式の判別を行うものである。その他の点に関しては、実施形態1とほぼ同様である。
まず、図7のフローチャートに示すように、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、発注元の拠点が発注した部品が、所定部品であるか否かを判定する(ステップS14)。ここで、所定部品とは、例えば、保有するためにかなりのスペースを要する大型の部品である。
次に、発注したその部品が所定部品でないと判定すると、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、発注したその部品は緊急部品であると判定する。そして、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、その拠点の直上に位置している拠点を、緊急発注分の部品の発注先とする(ステップS15)。
一方、図7に示すように、発注したその部品が所定部品であると判定すると、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、発注したその部品が補充部品であると判定する。そして、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、国内用部品庫5を、補充発注分の部品の発注先とする(ステップS16)。
以上により、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態では、図6に示すように、発注元が第1又は第2子拠点3a,3bであるとき、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、第1親拠点4aを緊急発注数分の部品の発注先とするが、隣り合う子拠点3を緊急発注数分の部品の発注先としてもよい。すなわち、発注元が第1子拠点3aであるとき、管理サーバ12又は各拠点の端末14,15,16,17は、第2子拠点3bを緊急発注数分の部品の発注先としてもよい。
以上説明したように、本発明は、自動車等の車両用部品を保有し管理する複数の拠点に対して、将来の所定期間において適正な在庫量で上記各部品を保有させるためのシステム等について有用である。
(必要な場合に記載)
本発明の実施形態に係る車両用部品在庫管理システムに適用される拠点の階層構造を示す図である。 車両用部品在庫管理システムの概略構成図である。 車両用部品在庫管理システムの動作を示すフローチャートである。 拠点の保有在庫量を示す図である。 管理サーバによる発注方式の判別のフローチャートである。 管理サーバによる発注方式の判別に基づく発注先を示す図である。 管理サーバによる発注方式の判別のフローチャートである。
符号の説明
1 車両用部品在庫管理システム
2 販社拠点
3 子拠点
4 親拠点
5 国内用部品庫
12 管理サーバ(予測手段、制御手段)
13 管理用データベース(保有コミット率記憶手段)
14 国内用部品庫端末
15 親拠点端末
16 子拠点端末
17 販社拠点端末

Claims (6)

  1. 下層側と該下層側を管轄する上層側との少なくとも3つの階層をなすように設けられ且つ複数種の車両用部品を保有し管理する複数の拠点に対して、将来の所定期間において適正な在庫量で上記各部品を保有させるための車両用部品在庫管理システムであって、
    上記将来の所定期間における上記各拠点の上記各部品の需要予測量を予測する予測手段と、
    上記各拠点毎に設定され且つ上記将来の所定期間において上記各部品の上記需要予測量に対して該各拠点が保有宣言する量の割合を示す、上記各部品の保有コミット率を、記憶する保有コミット率記憶手段と、
    少なくとも上記需要予測量と上記保有コミット率とに基づいて、上記将来の所定期間における上記各拠点の上記各部品の保有在庫量を算出し、該算出した保有在庫量を上記各拠点に対して指示する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、
    上記各拠点から上記各部品の注文を受け付ける注文受付手段と、
    上記注文受付手段により受け付けられた、上記拠点からの上記部品の注文が所定条件を満たすときには、該部品は緊急部品であると判定するとともに、上記拠点の上層側に位置している第1拠点を上記部品の注文先とする一方、上記注文受付手段により受け付けられた、上記拠点からの上記部品の注文が上記所定条件を満たさないときには、該部品は補充部品であると判定するとともに、上記第1拠点よりも上層側に位置している第2拠点を上記部品の注文先とする注文先変更判定手段とを有している
    ことを特徴とする車両用部品在庫管理システム。
  2. 請求項1記載の車両用部品在庫管理システムにおいて、
    上記各拠点から上記注文受付手段に対して注文するための方法は、上記部品が緊急部品又は補充部品であるかを識別する情報を付与しないことを特徴とする車両用部品在庫管理システム。
  3. 請求項1又は2記載の車両用部品在庫管理システムにおいて、
    上記注文先変更判定手段は、上記拠点からの上記部品の注文が所定時間帯に行われたときには、該部品は緊急部品であると判定する一方、上記拠点からの上記部品の注文が上記所定時間帯以外に行われたときには、該部品は補充部品であると判定するように構成されていることを特徴とする車両用部品在庫管理システム。
  4. 請求項3記載の車両用部品在庫管理システムにおいて、
    上記制御手段は、上記所定時間帯以外にのみ、上記保有在庫量を上記各拠点に対して指示するように構成されていることを特徴とする車両用部品在庫管理システム。
  5. 請求項1又は2記載の車両用部品在庫管理システムにおいて、
    上記注文先変更判定手段は、上記注文受付手段により受け付けられた、上記拠点からの上記部品の注文が所定部品の注文であるときには、該部品は緊急部品であると判定する一方、上記注文受付手段により受け付けられた、上記拠点からの上記部品の注文が上記所定部品の注文でなかったときには、該部品は補充部品であると判定するように構成されていることを特徴とする車両用部品在庫管理システム。
  6. 下層側と該下層側を管轄する上層側との少なくとも3つの階層をなすように設けられ且つ複数種の車両用部品を保有し管理する複数の拠点に対して、将来の所定期間において適正な在庫量で上記各部品を保有させるための車両用部品在庫管理方法であって、
    上記将来の所定期間における上記各拠点の上記各部品の需要予測量を予測する工程と、
    上記各拠点毎に設定され且つ上記将来の所定期間において上記各部品の上記需要予測量に対して該各拠点が保有宣言する量の割合を示す、上記各部品の保有コミット率を記憶する工程と、
    少なくとも上記需要予測量と上記保有コミット率とに基づいて、上記将来の所定期間における上記各拠点の上記各部品の保有在庫量を算出し、該算出した保有在庫量を上記各拠点に対して指示する工程と、
    上記各拠点からの上記各部品の注文が所定条件を満たすときには、該各部品は緊急部品であると判定するとともに、上記拠点の上層側に位置している第1拠点を上記各部品の注文先とする一方、上記各拠点からの上記各部品の注文が上記所定条件を満たさないときには、該各部品は補充部品であると判定するとともに、上記第1拠点よりも上層側に位置している第2拠点を上記各部品の注文先とする工程と、
    を備えたことを特徴とする車両用部品在庫管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007112547A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Fujitsu Ltd 供給計画管理方法および供給計画管理プログラム
JP2015014911A (ja) * 2013-07-05 2015-01-22 株式会社日立システムズ 発注量計算システム

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