JP2005076453A - 内燃機関の排気ガス浄化装置 - Google Patents

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Yasushi Iwasaki
靖 岩崎
Hitoshi Horikawa
仁 堀川
Yoshiya Tanaka
芳弥 田中
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Abstract

【課題】小型化及び軽量化を図りつつ、排気ガスを浄化処理するための触媒の有効温度領域を確保するのに貢献できる内燃機関の排気ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】排気ガス浄化装置としてのフロント触媒コンバータ12は、エンジンからの排気ガスを浄化処理するための触媒15を収容した触媒ケース17と、触媒15よりも上流側の触媒ケース17の内側部位に配設された熱交換部材としてのメタル担体18と、メタル担体18に近接するように触媒ケース17の外側に配設され、融解過程での吸熱反応によって吸熱すると共に、凝固過程での発熱反応によって発熱する蓄熱材19とを備えている。運転していたエンジンの停止後において、蓄熱材19の発熱とメタル担体18の熱とにより、ガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間等が暖められる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関からの排気ガスを浄化処理するための触媒を具備した内燃機関の排気ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の内燃機関の排気ガス浄化装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。この特許文献1に記載された内燃機関の排気ガス浄化装置は、内燃機関からの排気ガスを浄化処理するための触媒を収容した触媒ケース(触媒コンバータ)よりも上流側の排気管に蓄熱体を具備したものである。そして、蓄熱体により、内燃機関の運転中における排気ガスの熱を吸収して蓄熱し、内燃機関の再始動時等の低温の排気ガスが排気管内を流通する際に前記蓄熱した熱を放出して該排気ガスを暖めることで、排気管(及び蓄熱体)の後流側における触媒ケース内の触媒を排気ガスの熱によって有効温度領域まで昇温して触媒の浄化性能を十分に発揮させるように図っている。
【0003】
ところで、内燃機関からの排気ガスを浄化処理するための触媒においては、その浄化処理能力を効率良く発揮し得る有効温度領域(例えば、300〜700
℃)が存在する。触媒が有効温度領域より低温である場合には、触媒の浄化性能が不十分となってしまう。一方、触媒が有効温度領域より高温である場合には、触媒が劣化し易くなるため、触媒の耐久性及び信頼性が著しく低下してしまい、触媒の浄化性能が十分に発揮されないおそれがある。
【0004】
【特許文献1】
実開昭61−123818号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術の特許文献1に記載されたような内燃機関の排気ガス浄化装置では、蓄熱体を具備した排気管と触媒を収容した触媒ケースとが必要であると共に、それらの排気管と触媒ケースとを接続して使用しなければならないため、内燃機関の排気ガス浄化装置が長くなって大型化し、重量増を招いていた。また、蓄熱体と触媒とが比較的離間しているため、内燃機関の再始動時等の低温の排気ガスが排気管を介して触媒ケース内を流通する際において、蓄熱体により暖められた排気ガスが所定温度よりも低い温度で触媒に到達したり、触媒が有効温度領域まで昇温されなかったり等して、触媒の浄化性能が十分に発揮されないおそれがあった。
【0006】
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化及び軽量化を図りつつ、排気ガスを浄化処理するための触媒の有効温度領域を確保するのに貢献できる内燃機関の排気ガス浄化装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明における内燃機関の排気ガス浄化装置は、内燃機関からの排気ガスを浄化処理するための触媒を収容した触媒ケースと、前記触媒よりも上流側の前記触媒ケースの内側部位に配設された熱交換部材と、前記熱交換部材に近接するように前記触媒ケースの外側又は内側に配設され、融解過程での吸熱反応によって吸熱すると共に、凝固過程での発熱反応によって発熱する蓄熱材とを備えたことをその要旨としている。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、触媒よりも上流側の触媒ケースの内側部位に配設された熱交換部材に近接するように触媒ケースの外側又は内側に配設された蓄熱材は、内燃機関の運転中において触媒ケース内を流通する排気ガスの熱によって融解するようになる。この場合、熱交換部材は蓄熱材に近接するように触媒ケースの内側部位に配設されているため、触媒ケース内を流通する排気ガスの熱によって熱交換部材が暖められ、その暖められた熱交換部材の熱も蓄熱材に伝達されることで、蓄熱材は融解し易くなる。以上のように、蓄熱材に近接した熱交換部材を触媒よりも上流側の触媒ケースの内側部位に配設することで、熱交換部材と蓄熱材及び排気ガスとの熱交換が確実に行われる。前述したような蓄熱材の融解過程では、蓄熱材の吸熱反応により排気ガスや熱交換部材の熱を蓄熱材が吸熱(吸収)し、潜熱として蓄熱する。また、蓄熱材の融解過程での吸熱反応により、触媒が有効温度領域より高温になることが防止されるため、触媒の劣化が抑制され、ひいては触媒の耐久性及び信頼性の著しい低下が抑えられることとなり、触媒の浄化性能が十分に発揮されるようになる。
【0009】
次に、蓄熱材の融解過程での吸熱反応によって蓄熱材が潜熱として熱を蓄熱した後に、内燃機関を停止させると、触媒ケース内や触媒等の温度は降温し、蓄熱材が凝固するようになる。このような蓄熱材の凝固過程では、蓄熱材の吸熱反応時に潜熱として蓄熱していた熱を蓄熱材の発熱反応により発熱(放熱又は放出)する。この場合、蓄熱材に近接した熱交換部材は触媒よりも上流側の触媒ケースの内側部位に配設されているため、蓄熱材から発熱した熱が熱交換部材や触媒ケース(又は触媒ケース内)に伝達され、その伝達された熱によって熱交換部材や触媒ケース(触媒ケース内)が暖められる。従って、蓄熱材からの発熱と熱交換部材等からの熱とにより、触媒よりも上流側の触媒ケース内が暖められ、ひいては触媒ケース内に収容された触媒(特に上流側)も暖められる。これにより、内燃機関の停止後であっても、触媒よりも上流側の触媒ケース内の温度が所定温度以上に維持されている状態が従来よりも持続したり、触媒が有効温度領域に維持されている状態が従来よりも持続したり等する。すなわち、本発明に係る内燃機関の排気ガス浄化装置によれば、運転した内燃機関の停止後において、触媒よりも上流側の触媒ケース内の温度や触媒の温度が従来よりも低下(降温)しにくくなっている。
【0010】
そして、内燃機関の停止後から短時間内(例えば、30分以内)で内燃機関を始動(再始動)させると、低温(例えば、200℃)の排気ガスは触媒ケース内を流通しようとするが、その低温の排気ガスは触媒よりも上流側の触媒ケース内や熱交換部材の熱によって暖められ、その暖められた排気ガスが触媒に到達して触媒が有効温度領域まで昇温されるため、触媒の浄化性能が十分に発揮されるようになる。なお、内燃機関の再始動時であっても、触媒の温度が既に有効温度領域に到達しているのなら、触媒の浄化性能が十分に発揮されることは言うまでもない。以上のように、本発明に係る内燃機関の排気ガス浄化装置によれば、内燃機関の運転中及び再始動時において、排気ガスを浄化処理するための触媒の有効温度領域を確保するのに貢献できる。
【0011】
更に、請求項1に記載の発明における内燃機関の排気ガス浄化装置は、触媒を収容した触媒ケースに熱交換部材及び蓄熱材が配設されて一体化しているため、従来技術のように蓄熱体を具備した排気管と触媒を収容した触媒ケースとを接続して装置自体が長くなることが抑制されるので、装置の小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の排気ガス浄化装置において、前記熱交換部材としてメタル担体を用い、前記蓄熱材を前記触媒ケースの外側に配設したことをその要旨としている。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、熱交換部材として用いるメタル担体は熱伝導性に優れているため、メタル担体と蓄熱材及び排気ガスとの熱交換がより円滑に行われる。また、触媒ケースの外側に蓄熱材が配設されているため、触媒ケースの内側に蓄熱材が配設される場合と比較して、触媒ケース内を流通する排気ガスの流れを円滑にすることが可能となり、背圧の上昇が抑制されて内燃機関の出力低下が抑えられることとなる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の排気ガス浄化装置において、前記蓄熱材を内部に封入し、かつ前記熱交換部材により保持された収納容器を更に備えたことをその要旨としている。
【0015】
上記請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、蓄熱材を収納容器の内部に封入して該収納容器を熱交換部材によって保持することで、当該収納容器が触媒ケース内の所定位置で確実に保持されるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1,図2に基いて説明する。
【0017】
図1に示すように、本実施の形態に係る多気筒エンジン11(本例では4気筒)の排気ガス浄化装置は、フロント触媒コンバータ12及びリア触媒コンバータ13を具備しており、フロント触媒コンバータ12の下流側にリア触媒コンバータ13が配設されている。内燃機関としてのエンジン11から排出された排気ガスは、排気マニホルド14からフロント触媒コンバータ12を経由してリア触媒コンバータ13に導かれ、リア触媒コンバータ13を通過した後はマフラー等(図示略)を経て大気中に放出される。エンジン11としては、ガソリンエンジンを想定するが、ディーゼルエンジンに対しても本発明を適用できる。
【0018】
図2に示すように、本実施の形態に係る排気ガス浄化装置の一部を構成するフロント触媒コンバータ12は、エンジン11からの排気ガスを浄化処理するための触媒15をマット16を介した状態で収容した触媒ケース17と、触媒15よりも上流側〔図2(a)の左側〕の触媒ケース17の内側部位に配設された熱交換部材としてのメタル担体18と、メタル担体18に近接するように触媒ケース17の外側に配設された蓄熱材19とを備えている。なお、リア触媒コンバータ13(図1参照)は、前述したフロント触媒コンバータ12と同様にリア触媒コンバータ13の触媒ケース内にマットを介した状態で触媒を収容しているが、リア触媒コンバータ13の触媒ケースにはメタル担体及び蓄熱材が配設されていない。
【0019】
触媒15は、排気ガスが流通可能なセラミックス製の担体と、この担体に担持された触媒物質とから構成され、触媒ケース17内で位置ズレしないようにマット16によって保持されている。セラミックス製の担体は、ハニカム構造の円柱状に形成されており、担体の中心軸線が触媒ケース17の中心軸線Xと一致するように触媒ケース17内に配設されている。触媒物質は、排気ガス中のHC、CO、NO等を浄化する機能(浄化性能)を有し、触媒物質としては、白金、パラジウム及びロジウムの少なくとも1種が用いられている。
【0020】
マット16は、断熱性を有するアルミナファイバーからなり、触媒ケース17の内周面と触媒15の外周面との間に介在された状態となっている。マット16が断熱性を有することにより、マット16に接触している触媒15の熱が外部に逃げにくくなり、触媒15の放熱を抑制することができる。
【0021】
触媒ケース17は、耐熱性及び耐食性に優れたステンレス鋼により略円管状に形成されている。この触媒ケース17は、上流側に位置する円管状のガス導入部17aと、下流側に位置する円管状のガス導出部17bと、ガス導入部17aとガス導出部17bとの間(上流側と下流側との中間)に位置する円管状の収容部17cと、ガス導入部17aから収容部17cへ向かって漸次拡径する上流側傾斜部17dと、収容部17cからガス導出部17bへ向かって漸次縮径する下流側傾斜部17eとを有している。ガス導入部17a内の中間位置には、メタル担体18が配設されており、収容部17c内の略全域には、マット16を介在した状態で触媒15が収容されている。
【0022】
メタル担体18は、排気ガスが流通可能な金属製の担体であって、金属製の薄板からハニカム構造を有する円柱状に形成されており、この担体には触媒物質が担持されていない。このメタル担体18は、触媒ケース17のガス導入部17aに溶接によって接合され、メタル担体18の中心軸線が触媒ケース17の中心軸線Xと一致するように触媒ケース17のガス導入部17a内に配設されている。メタル担体18は、熱伝導性に優れており、セラミックス製の担体と比較して、排気ガスの熱によって温度が早く上昇する。
【0023】
蓄熱材19は、スズ−亜鉛系合金(例えば、スズ:54重量%、亜鉛:46重量%)からなり、融解過程での吸熱反応によって吸熱すると共に、凝固過程での発熱反応によって発熱する。この蓄熱材19は、ガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの外側にのみ配設されており、触媒ケース17の中心軸線Xを基準としてガス導入部17a及び上流側傾斜部17dを囲繞する蓋体20によって密封されている。蓋体20と触媒ケース17のガス導入部17a及び上流側傾斜部17dとは、溶接によって接合されている。なお、図2(a)及び図2(b)では、蓄熱材19が蓋体20とガス導入部17a及び上流側傾斜部17dとの間に隙間無く充填された状態で描いてあるが、実際には隙間(空間)を有している。
【0024】
さて、エンジン11の運転中においては、エンジン11から排出された排気ガスが触媒ケース17内を流通し、該排気ガスの熱により、ガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの外側にのみ配設された蓄熱材19が融解するようになる。この場合、メタル担体18は蓄熱材19に近接するようにガス導入部17aの内側部位に配設されているため、ガス導入部17a内を流通する排気ガスの熱によってメタル担体18が暖められ、その暖められたメタル担体18の熱も蓄熱材19に伝達されることで、蓄熱材19は融解し易くなっている。このような蓄熱材19の融解過程では、蓄熱材19の吸熱反応により排気ガスやメタル担体18の熱を蓄熱材19が吸熱(吸収)し、潜熱として蓄熱する。
【0025】
次に、蓄熱材19の融解過程での吸熱反応によって蓄熱材19が潜熱として熱を蓄熱した後に、エンジン11を停止させると、触媒ケース17内や触媒15等の温度は降温(低下)し、融解していた蓄熱材19が凝固するようになる。このような蓄熱材19の凝固過程では、蓄熱材19の吸熱反応時に潜熱として蓄熱していた熱を蓄熱材19の発熱反応により発熱(放熱又は放出)する。この場合、蓄熱材19に近接したメタル担体18は触媒15よりも上流側のガス導入部17aの内側部位に配設されているため、蓄熱材19から発熱した熱がメタル担体18やガス導入部17a及び上流側傾斜部17dに伝達され、その伝達された熱によってメタル担体18やガス導入部17a及び上流側傾斜部17dが暖められる。従って、蓄熱材19からの発熱とメタル担体18等からの熱とにより、触媒15よりも上流側のガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間が暖められ、ひいては触媒15(特に上流側)も暖められる。
【0026】
そして、エンジン11の停止後から短時間内(例えば、30分以内)でエンジン11を始動(再始動)させると、エンジン11から排出された低温(例えば、200℃)の排気ガスは触媒ケース17内を流通しようとするが、その低温の排気ガスは触媒15よりも上流側のガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間やメタル担体18の熱によって暖められ、その暖められた排気ガスが触媒15に到達して触媒15が有効温度まで早急に昇温される。なお、エンジン11の再始動時であっても、触媒15の温度が既に有効温度領域に到達している場合がある。
【0027】
以上詳述した本実施の形態によれば、以下に記す効果が得られるようになる。
【0028】
・本実施の形態によれば、メタル担体18を蓄熱材19に近接するようにガス導入部17a内の中間位置に配設することで、メタル担体18と蓄熱材19及び排気ガスとの熱交換を確実に行うことができる。ここで、メタル担体18は、熱伝導性に優れているため、メタル担体18と蓄熱材19及び排気ガスとの熱交換をより円滑に行うこともできる。
【0029】
・本実施の形態によれば、エンジン11の運転中(特に高速運転中)において、蓄熱材19の融解過程での吸熱反応により、排気ガスの過剰な熱を吸熱して触媒15が有効温度領域より高温になることを防止できるため、触媒15の劣化を抑制でき、ひいては触媒15の耐久性及び信頼性の著しい低下を抑えることができる。その結果、エンジン11の運転中において、触媒15の浄化性能を十分に発揮させることができるようになる。
【0030】
・本実施の形態によれば、運転していたエンジン11の停止後において、蓄熱材19の凝固過程での発熱反応によって蓄熱材19から発熱された熱により、メタル担体18やガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間を暖めることができ、ひいては触媒15(特に上流側)を暖めることができる。これにより、エンジン11の停止後であっても、触媒15よりも上流側のガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間を所定温度以上に維持している状態を従来よりも持続させたり、触媒15の温度を有効温度領域に維持している状態を従来よりも持続させたりすることができる。つまり、本実施の形態のフロント触媒コンバータ12によれば、運転したエンジン11の停止後において、触媒15よりも上流側のガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間の温度や触媒15の温度を従来よりも降温(低下)させにくくすることができる。
【0031】
・本実施の形態によれば、ガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの外側にのみ蓄熱材19を配設したため、エンジン11の停止後における蓄熱材19の凝固過程での発熱反応により、ガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間やメタル担体18を効率良く暖めることができる。
【0032】
・本実施の形態によれば、エンジン11の再始動時において、エンジン11から触媒ケース17内に排出された低温の排気ガスを、ガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間やメタル担体18の熱によって暖めることができる。このため、その暖められた排気ガスの熱を利用して、エンジン11の再始動時における触媒15を有効温度まで早急に昇温させることが可能となる。
【0033】
・本実施の形態では、触媒ケース17において、ガス導入部17a内にメタル担体18を配設し、ガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの外側に蓄熱材19を配設し、収容部17c内にマット16を介した状態で触媒15を配設することとした。このため、フロント触媒コンバータ12は、一体化された構造となっており、従来技術の場合と異なって長くなることを抑制できるので、フロント触媒コンバータ12の小型化及び軽量化を図ることができる。
【0034】
・本実施の形態によれば、ガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの外側に蓄熱材19が配設されているため、ガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内側に蓄熱材19が配設される場合と比較して、触媒ケース17内を流通する排気ガスの流れを円滑にすることが可能となり、背圧の上昇を抑制してエンジン11の出力低下を抑えることができる。
【0035】
・本実施の形態におけるフロント触媒コンバータ12によれば、エンジン11の運転中及び再始動時において、排気ガスを浄化する触媒15の有効温度領域を確保することに貢献できる。
【0036】
(第2の実施の形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施の形態を図3に基づいて説明すると共に、図1及び図2を併せ参照して説明する。但し、本実施の形態の構成等においては、上述した第1の実施の形態と同等である部分については同一の符号を付してその説明を省略する。そして、以下に第1の実施の形態との相違点を中心として説明することとする。
【0037】
図3に示すように、本実施の形態のフロント触媒コンバータ31では、その外形状及び内部構造等において、上記第1の実施の形態と異なっている。
【0038】
すなわち、本実施の形態のフロント触媒コンバータ31では、図2に示したようにガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの外側に蓄熱材19及び蓋体20が配設されておらず、触媒ケース17のガス導入部17a及び上流側傾斜部17dがそのまま外形状として露出した状態となっている。本実施の形態では、図1に示したエンジン11の排気ガス浄化装置の全体概要図において、図2に示したフロント触媒コンバータ12に代えて、外形状の異なる図3に示したフロント触媒コンバータ31が用いられる。
【0039】
また、本実施の形態のフロント触媒コンバータ31においては、蓄熱材19を内部に封入した収納容器32が触媒ケース17のガス導入部17a内で熱交換部材としての保持板33(本例では3つ)により保持された構造となっている。ここで、蓄熱材19を内部に封入した収納容器32は、その中心軸線が触媒ケース17の中心軸線Xと一致するように触媒ケース17のガス導入部17a内に配設されている。
【0040】
収納容器32は、熱伝導性に優れた銅又はステンレス鋼にて中空な弾丸形状に形成されており、有底略円筒状の容器本体部32aと円板状の蓋部32bとを備えている。容器本体部32a内に蓄熱材19を収納し、その容器本体部32aと蓋部32bとを溶接により接合することで、収納容器32の内部に蓄熱材19が封入される。なお、図3(a)及び図3(b)では、蓄熱材19が収納容器32内に隙間無く充填された状態で描いてあるが、実際には隙間(空間)を有している。また、収納容器32は、蓄熱材19を収納する役割を果たすだけでなく、熱交換部材としての機能も果たすようになっている。
【0041】
保持板33は、熱伝導性に優れた銅板又はステンレス鋼板から形成されており、平板部33aと該平板部33aの両端側に折曲形成された2つの接合部33b,33cとを有している。接合部33bと容器本体部32aとが溶接によって接合され、溶接部33cとガス導入部17aとが溶接によって接合されている。これらの接合部33b,33cにより、溶接が行い易くなり、両部材が確実に接合されることにつながる。保持板33は、容器本体部32aの外周及びガス導入部17aの内周において、等間隔毎に配設されている。
【0042】
さて、エンジン11の運転中においては、エンジン11から排出された排気ガスが触媒ケース17内を流通し、該排気ガスの熱により、ガス導入部17a内に配設された収納容器32内の蓄熱材19が融解するようになる。この場合、保持板33は蓄熱材19に近接するようにガス導入部17aの内側部位に配設されているため、ガス導入部17aを流通する排気ガスの熱によって保持板33が暖められ、その暖められた保持板33の熱も収納容器32を介して蓄熱材19に伝達されることで、蓄熱材19は融解し易くなっている。このような蓄熱材19の融解過程では、蓄熱材19の吸熱反応により排気ガスや保持板33及び収納容器32の熱を蓄熱材19が吸熱(吸収)し、潜熱として蓄熱する。
【0043】
次に、蓄熱材19の融解過程での吸熱反応によって蓄熱材19が潜熱として熱を蓄熱した後に、エンジン11を停止させると、触媒ケース17内や触媒15等の温度は降温(低下)し、融解していた蓄熱材19が凝固するようになる。このような蓄熱材19の凝固過程では、蓄熱材19の吸熱反応時に潜熱として蓄熱していた熱を蓄熱材19の発熱反応により発熱(放熱又は放出)する。この場合、蓄熱材19に近接した保持板33は触媒15よりも上流側のガス導入部17aの内側部位に配設されているため、蓄熱材19から発熱した熱が収納容器32を介して保持板33やガス導入部17a及び上流側傾斜部17dに伝達され、その伝達された熱によって保持板33やガス導入部17a及び上流側傾斜部17dが暖められる。従って、蓄熱材19からの発熱と保持板33及び収納容器32等からの熱とにより、触媒15よりも上流側のガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間が暖められ、ひいては触媒15(特に上流側)も暖められる。
【0044】
そして、エンジン11の停止後から短時間内(例えば、30分以内)でエンジン11を始動(再始動)させると、エンジン11から排出された低温(例えば、200℃)の排気ガスは触媒ケース17内を流通しようとするが、その低温の排気ガスは触媒15よりも上流側のガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間や保持板33及び収納容器32の熱によって暖められ、その暖められた排気ガスが触媒15に到達して触媒15が有効温度まで早急に昇温される。なお、エンジン11の再始動時であっても、触媒15の温度が既に有効温度領域に到達している場合がある。
【0045】
以上詳述した本実施の形態によれば、以下に記す効果が得られるようになる。
【0046】
・本実施の形態によれば、保持板33を蓄熱材19に近接するようにガス導入部17a内に配設すると共に、収納容器32を蓄熱材19に隣接した状態で配設することで、保持板33と蓄熱材19及び排気ガスとの熱交換、収納容器32と蓄熱材19及び排気ガスとの熱交換を確実に行うことができる。ここで、保持板33及び収納容器32は、熱伝導性に優れているため、蓄熱材19及び排気ガスとの熱交換をより円滑に行うこともできる。
【0047】
・本実施の形態によれば、エンジン11の運転中(特に高速運転中)において、蓄熱材19の融解過程での吸熱反応により、排気ガスの過剰な熱を吸熱して触媒15が有効温度領域より高温になることを防止できるため、触媒15の劣化を抑制でき、ひいては触媒15の耐久性及び信頼性の著しい低下を抑えることができる。その結果、エンジン11の運転中において、触媒15の浄化性能を十分に発揮させることができるようになる。
【0048】
・本実施の形態によれば、運転していたエンジン11の停止後において、蓄熱材19の凝固過程での発熱反応によって蓄熱材19から発熱された熱により、保持板33、収納容器32やガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間を暖めることができ、ひいては触媒15(特に上流側)を暖めることができる。これにより、エンジン11の停止後であっても、触媒15よりも上流側のガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間を所定温度以上に維持している状態を従来よりも持続させたり、触媒15の温度を有効温度領域に維持している状態を従来よりも持続させたりすることができる。つまり、本実施の形態のフロント触媒コンバータ31によれば、運転したエンジン11の停止後において、触媒15よりも上流側のガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間の温度や触媒15の温度を従来よりも降温(低下)させにくくすることができる。
【0049】
・本実施の形態によれば、ガス導入部17aの内側にのみ蓄熱材19を配設したため、エンジン11の停止後における蓄熱材19の凝固過程での発熱反応により、ガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間や保持板33及び収納容器32を効率良く暖めることができる。
【0050】
・本実施の形態によれば、エンジン11の再始動時において、エンジン11から触媒ケース17内に排出された低温の排気ガスを、ガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの内部空間や保持板33及び収納容器32の熱によって暖めることができる。このため、その暖められた排気ガスの熱を利用してエンジン11の再始動時における触媒15を有効温度まで早急に昇温させることが可能となる。
【0051】
・本実施の形態では、触媒ケース17において、ガス導入部17a内に蓄熱材19を封入した収納容器32を配設し、該収納容器32を3つの保持板33により保持することとした。このため、蓄熱材19を内部に封入した収納容器32をガス導入部17a内の所定位置で確実に保持することができる。つまり、収納容器32の中心軸線が触媒ケース17の中心軸線Xと一致するように、当該収納容器32を触媒ケース17のガス導入部17a内で確実に保持することができる。
【0052】
・本実施の形態によれば、触媒ケース17内に蓄熱材19、収納容器32、保持板33及び触媒15等が組み込まれているため、フロント触媒コンバータ31は、一体化された構造となっており、従来技術の場合と異なって長くなることを抑制できるので、フロント触媒コンバータ31の小型化及び軽量化を図ることができる。
【0053】
・本実施の形態によれば、収納容器32の容器本体部32aの上流側(先端側)が流線形状をなしているため、排気ガスの流れを円滑にすることが可能となり、排気抵抗を抑制することができる。
【0054】
・本実施の形態におけるフロント触媒コンバータ31によれば、エンジン11の運転中及び再始動時において、排気ガスを浄化する触媒15の有効温度領域を確保することに貢献できる。
【0055】
なお、前記各実施の形態を、次のように変更して実施することもできる。
【0056】
・前記第1の実施の形態では、メタル担体18として、円柱状のものを採用したが、円環状(ドーナツ形状)のものを採用してもよい。これにより、背圧の上昇を抑制してエンジン11の出力低下を抑えることができる。
【0057】
・前記第1の実施の形態では、熱交換部材として、触媒物質の担持されていないメタル担体18を用いたが、触媒物質の担持されたメタル担体を用いるようにしてもよい。このようにすることで、フロント触媒コンバータの浄化性能が向上する。
【0058】
・前記第1の実施の形態では、蓄熱材19をガス導入部17a及び上流側傾斜部17dの外側の全周に渡って配設したが、一部分に配設したり、等間隔毎に配設したり等してもよい。
【0059】
・前記第2の実施の形態では、ガス導入部17aの内側にのみ蓄熱材19、収納容器32及び保持板33を配設したが、それらを上流側傾斜部17dの側まで延設するようにしてもよい。このように構成することにより、排気ガスの熱を利用して、より効率良く上流側傾斜部17d内を暖めることが可能となる。
【0060】
・前記各実施の形態では、蓄熱材19としてスズ−亜鉛系合金を採用したが、特にスズ−亜鉛系合金に限定されるものではない。蓄熱材としては、マグネシウム、マグネシウム−亜鉛系合金、マグネシウム−亜鉛−アルミニウム系合金、マグネシウム−アルミニウム系合金、スズ、マグネシウム−スズ系合金、アルミニウム、アルミニウム−スズ系合金、アンチモン、アンチモン−スズ系合金、リチウム、リチウム−マグネシウム系合金、リチウム−アルミニウム系合金等の金属を例示できる。
【0061】
・前記各実施の形態では、収容部17cに収容された担体をセラミックス製としたが、金属製(メタル)としてもよい。担体を金属製とすることで、触媒を有効温度領域まで昇温させる場合に有利となる。
【0062】
・前記各実施の形態におけるエンジン11の排気ガス浄化装置では、リア触媒コンバータ13を具備する構成としたが、リア触媒コンバータ13を省略する構成としてもよい。
【0063】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、内燃機関の運転中において、触媒が有効温度領域より高温になることを防止できるため、触媒の劣化を抑制して、触媒の耐久性及び信頼性の著しい低下を抑えることができる。また、運転した内燃機関の停止後において、触媒よりも上流側の触媒ケース内の温度や触媒の温度を従来よりも低下(降温)しにくくすることができる。更に、内燃機関の再始動時において、触媒を早急に有効温度領域まで昇温させることが可能となるため、触媒の浄化性能を十分に発揮させることができるようになる。従って、請求項1に記載の発明によれば、内燃機関の運転中及び再始動時において、排気ガスを浄化処理するための触媒の有効温度領域を確保するのに貢献できる。加えて、請求項1に記載の発明によれば、触媒を収容した触媒ケースに熱交換部材及び蓄熱材を配設して一体化しているため、従来技術と比較して内燃機関の排気ガス浄化装置の小型化及び軽量化を図ることができる。
【0064】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、メタル担体と蓄熱材及び排気ガスとの熱交換をより円滑に行うことができるようになる。また、触媒ケースの内側に蓄熱材が配設される場合と比較して、触媒ケース内を流通する排気ガスの流れを円滑にすることが可能となり、背圧の上昇を抑制して内燃機関の出力低下を抑えることができる。
【0065】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、熱交換部材により、蓄熱材を内部に封入した収納容器を触媒ケース内の所定位置で確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの排気ガス浄化装置の全体概要を示した図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示し、(a)はフロント触媒コンバータを簡略化した断面図、(b)は(a)のA−A線における断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示し、(a)はフロント触媒コンバータを簡略化した断面図、(b)は(a)のB−B線における断面図である。
【符号の説明】
11 エンジン(内燃機関)
12 フロント触媒コンバータ(排気ガス浄化装置)
13 リア触媒コンバータ(排気ガス浄化装置)
15 触媒
16 マット
17 触媒ケース
17a ガス導入部
17b ガス導出部
17c 収容部
17d 上流側傾斜部
17e 下流側傾斜部
18 メタル担体(熱交換部材)
19 蓄熱材
31 フロント触媒コンバータ(排気ガス浄化装置)
32 収納容器
32a 容器本体部
32b 蓋部
33 保持板(熱交換部材)
33a 平板部
33b 接合部
33c 接合部

Claims (3)

  1. 内燃機関からの排気ガスを浄化処理するための触媒を収容した触媒ケースと、
    前記触媒よりも上流側の前記触媒ケースの内側部位に配設された熱交換部材と、
    前記熱交換部材に近接するように前記触媒ケースの外側又は内側に配設され、融解過程での吸熱反応によって吸熱すると共に、凝固過程での発熱反応によって発熱する蓄熱材と
    を備えたことを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化装置。
  2. 前記熱交換部材としてメタル担体を用い、前記蓄熱材を前記触媒ケースの外側に配設したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  3. 前記蓄熱材を内部に封入し、かつ前記熱交換部材により保持された収納容器を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
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