JP2005076251A - 路面清掃装置、路面清掃車両、および路面清掃方法 - Google Patents

路面清掃装置、路面清掃車両、および路面清掃方法 Download PDF

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Shuji Ohira
修司 大平
Koji Sanao
康二 佐直
Masato Tanabe
政人 田部
Shiyouhei Riyuu
小平 劉
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Abstract

【課題】 路面上に車幅方向に散在したゴミ等を効率的に吸い込む。
【解決手段】 路面上のゴミ等を掻き上げるメインブラシ41の後方に、車幅方向にわたって複数の吸引ノズル31a〜31dを連設する。吸引ノズル31a〜31dに径の異なる吸引ダクト32a〜32dをそれぞれ接続する。ブロア51の回転により吸引ノズル31a〜31dの吸引力が発生し、路面上のゴミは吸引ノズル31a〜31d、吸引ダクト32a〜32dを介してホッパー21内に吸い込まれる。このとき吸引ダクト32a〜32dの径に応じて管路抵抗が異なるので、吸引力に差が生じ、吸引力をゴミの分布に対応させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、路面上に散在したゴミ等を吸い込む吸引式の路面清掃装置、路面清掃車両、および路面清掃方法に関する。
この種の清掃装置として、従来、ノズルを介して路面上のゴミ等を吸い上げ、吸い上げたゴミをホッパー内に収容するようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。これによれば車両の幅方向にわたって複数のノズルを上下動可能に配設し、路面の幅方向の傾斜が異なる場合であってもノズルの先端部が路面に追従可能なように構成している。
特開2002−30626号公報
ところで、一般に、路面は中央部が盛り上がって形成されるため、路肩側にゴミ等がたまりやすい。このようなゴミの分布を考慮せずに吸引したのでは、ゴミを効率的に吸い込むことができない。
本発明による路面清掃装置、車幅方向にわたって配設され、先端が路面に向けられた吸引ノズルと、吸引ノズルの吸引力を発生させる吸引装置と、吸引ノズルにより吸引された路面上の被吸引物を収容する収容タンクと、車幅方向にわたって吸引力が変化するように吸引ノズルの吸引力を調整する調整手段とを備えることを特徴とする。
吸引ノズルを、車幅方向にわたって複数連設し、各吸引ノズルから収容タンクにそれぞれ至る管路の抵抗を互いに異ならせて吸引力を調整するようにしてもよい。各管路にそれぞれ可変絞りを介装して吸引力を調整することもできる。路肩側の方が路面中央側よりも吸引力が大きくなるように吸引力を調整することが好ましい。
所定以上の大きさの被吸引物が吸引ノズルの下方へ侵入することを阻止することが好ましい。この場合、少なくとも吸引ノズルよりも作業方向前側で、所定以上の大きさの被吸引物を吸引ノズルの側方に移動させるとともに、その移動を促進させるように構成することが好ましい。
以上の路面清掃装置を路面清掃車両に備えると作業効率が一層改善する。
また、本発明による路面清掃方法は、車幅方向にわたって配設された吸引ノズルの吸引力を、路面上に散在した被吸引物の分布に応じて調整し、吸引力の調整された吸引ノズルを、路面に沿って移動させて路面上の被吸引物を吸引し、吸引した被吸引物を収容タンクに収容するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、車幅方向にわたって吸引ノズルを配設し、その吸引ノズルの吸引力を車幅方向に調整可能としたので、路面上のゴミ等の分布に応じて吸引力を調整することができ、効率的な路面清掃作業を行うことができる。
−第1の実施の形態−
以下、図1〜図7を参照して本発明による路面清掃装置の第1の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態による路面清掃装置をフロントアタッチメントとして装着したホイールローダの側面図である。すなわち本発明による路面清掃車両の側面図である。ホイールローダは、前後左右の車輪1を介して移動可能に設けられた車両本体2と、車両本体2上に搭載された運転席3と、車両本体2の前部に軸支された左右一対のブーム4と、ブーム4の先端部に取り付けられた路面清掃装置100とを有する。ブーム4はブームシリンダの伸縮により起伏し、ブームシリンダの伸縮により路面清掃装置100が昇降する。路面清掃装置100の後端部100aはブーム4に回動可能に連結され、後端部100bはベルクランク5を介してシリンダ6により支持される。路面清掃装置100はシリンダ6の伸縮により上下方向に回動する。なお、図1は、路面清掃装置100の作業姿勢を示している。
路面清掃装置100の構成を説明する。図2は図1の路面清掃装置100の拡大図であり、図3は図2の矢視III図(車両後方から見た図)、図4は図2のIV-IV線断面図である。図2に示すように路面清掃装置100の下部には支持枠11が設けられ、支持枠11の上部にホッパー21が搭載されている。支持枠11はキャスターフランジ12およびキャスター13を介して路面上を移動可能に支持されている。
支持枠11の下部中央にはメインブラシ41が車幅方向にわたって延設されている。メインブラシ41の上半分および両側面はブラシカバー43により覆われ、メインブラシ41の回転軸44(図4)は側面のブラシカバー43に回転可能に支持されている。また、側面のブラシカバー43には油圧モータ42が装着され、油圧モータ42の出力軸はメインブラシ41の回転軸44に連結されている。油圧モータ42の回転によりメインブラシ41は図2矢印方向に回転し、メインブラシ41の前方から後方にゴミや石等の被吸引物(以下、ゴミ等)を掻き揚げる。ブラシカバー43はばね14を介して支持枠11から弾性支持され、メインブラシ41はばね力により接地している。
メインブラシ41とその前方のキャスター13の間には、メインブラシ41とほぼ同等の長さを有するスクリーン70が車幅方向にわたって設けられている。スクリーン70の形状は図5により後述する。メインブラシ41の後方には吸引ノズル31が設けられ、吸引ノズル31の先端は車両斜め前方に向けられている。吸引ノズル31はメインブラシ41の後端部に設けられたフランジ52にピンを介して上下方向スライド可能に支持されている。これにより路面の凹凸に追従して吸引ノズル31が上下動し、路面に対しノズル先端が最適な位置を保持する。
吸引ノズル13の端部は伸縮可能な蛇腹状の吸引ダクト32を介し、ホッパー21の後面に装着されたL字状のダクト継ぎ部22に接続されている。ホッパー21はノズル31により吸引したゴミ等を集積するための空洞容器であり、ホッパー21の上方にはブロア51が設けられている。ブロア51は油圧モータ52により駆動され、これにより吸引ノズル31の吸引力が発生する。
ホッパー21の上部の空気通路の途中には粉塵濾過用のフィルター61が設けられている。フィルタ61はカートリッジ式であり、ホッパー前面の差込口23を開放し、ガイド部62に沿ってフィルター61をスライドさせて、フィルター61を挿脱する。これによりホッパー21内に吸い込まれた粉塵がフィルター61により濾過され、排気ダクト53からエアーのみが排出される。
ホッパー21の下部前面は前方に傾斜して形成され、この傾斜面に蓋24が設けられている。蓋24は上端の回動軸を支点に回動可能であり、シリンダ6の駆動によりホッパー21を傾けると、重力により蓋24が開閉する。
図3に示すように、吸引ノズル31は車両幅方向にわたって複数(図では4個)連設され(31a〜31d)、全体としてメインブラシ41とほぼ同等の長さを有する。ノズル31に対応してホッパー21の後面には4個のダクト継ぎ部22a〜22dが装着され、吸引ノズル31a〜31dとダクト継ぎ部22a〜22dはそれぞれ吸引ダクト32a〜32dを介して接続されている。吸引ダクト32a〜32dの径は例えばφ100,φ75,φ50,φ30であり、車両右側から左側にかけてダクト径が徐々に大きくなっている。これにより車両右側から左側にかけてノズル31の吸引力Feが徐々に大きくなる(図6参照)。なお、吸引ダクト32b〜32dと吸引ノズル31b〜31dの接続部、および吸引ダクト32b〜32dとダクト継ぎ部22b〜22dの接続部には、それぞれ異なる径の管路同士を接続するためのアダプタ25b〜25dが設けられている。
また、図3,4に示すように路面清掃装置100の左斜め前部には鉛直方向に回転軸を有するサイドブラシ94が設けられている。サイドブラシ94はモータ92の駆動により図4の矢印方向に回転し、これにより路肩に集中するゴミ等が路面中央側に寄せられる。したがって、路肩のゴミ等を吸引ノズル31に導くことができる。
図5(a)〜(c)は、それぞれスクリーン70の形状を示す正面図、側面図、上面図である。なお、本実施の形態では、図4に示すように一対のスクリーン70が車幅方向に左右対称に設けられるが、図5ではその一方のみを示す。図2,4,5に示すようにブラシカバー43の前面にはスクリーン取付用のフランジ72が固定され、フランジ72の前面に左右一対のブラケット74a,74bが設けられている。ブラケット74a,74bには、平板状のブレード71に設けられたブラケット73a,73bがピン75a,75bを介して揺動可能に連結されている。ブレード71は、その車幅方向中央部が側端部よりも前方に位置するように水平面内で前後方向に傾斜し、図4に示すようにメインブラシ41の前面でハ字状をなしている。
フランジ72にはボルト77により振動モータ76が装着され、振動モータ76の回転子79はブレード71に設けられた振動伝達体78に接続されている。これにより振動モータ76の回転がブレード71に伝達される。この場合、ブラケット74a,74bとブラケット73a,73bのクリアランスは小さいため、振動モータ76の回転時にブラケット同士が繰り返し接触し、ブレード71の移動が微少範囲に制限される。これによりブレード71が振動する。
図5(b)に示すようにブレード71の下端部は櫛形に形成され、ブレード71の下端面は路面から高さDcにセットされている。櫛形の隙間DaはDc以下に形成される。これによりDcより大きなゴミ等はブレード71に衝突し、メインブラシ43や吸引ノズル31の下方に所定以上の大きさのゴミ等が送られることが阻止される。なお、吸引ノズル31の高さはブレードの高さに応じて決定され、路面からのノズル先端部の高さはDc以上にセットされる。
次に、第1の実施の形態に係わる路面清掃装置の動作について説明する。
路面清掃作業を行う場合には、図1に示すようにホイールローダに路面清掃装置100をセットする。そして、モータ42,52,92を駆動してメインブラシ41,ブロア51,サイドブラシ94をそれぞれ回転させるとともに、振動モータ76を駆動してブレード71を振動させる。この状態でホイールローダを前進走行する。
このとき図4に示すように、進行方向前方にブレード高さDcより大きなゴミ101があると、このゴミ101は軌跡Db1でブレード71に接近し、ブレード71の前面に衝突する。ゴミDb1はスクリーン70の下部を通過することなく、軌跡Db2,Db3で示すようにブレード71の前面に沿って車両側方に移動する。これにより大型のゴミ等が吸引ノズル31の下方に侵入することなく、吸引ノズル31や吸引ダクト32の目詰まり、および吸引ノズル31の破損等を防止できる。
この場合、コンクリート骨材などの摩擦力の大きいゴミ等がブレード前面に衝突すると、ゴミ等はブレード71の前面に引っ掛かかり、ブレード71とともに前方に押し出される。このゴミの引っ掛かりは振動モータ76によるブレード71の振動によって防止され、大型のゴミ等は確実に車両側方に排除できる。なお、メインブラシ41の左側端部に、車両側方に排除されたゴミ等をすくい取るためのバケットなどを取り付け、このバケットに大型のゴミ等を収容するようにしてもよい。
一方、ブレード71の高さDcより小さなゴミ102は、軌跡Ds1,Ds2で示すようにスクリーン70の下方を通過した後、メインブラシ41により後方に掻き揚げられ、軌跡Ds3で示すようにノズル31から吸い込まれる。この場合、吸引ノズル31は、スクリーン70によって大きさの制限された小さなゴミ102を吸い込むので、ノズル31の目詰まりや破損のおそれはない。吸引ノズル31から吸い込まれたゴミ等は、吸引ダクト32、ダクト継ぎ部22を介してホッパー21に吸い込まれ、ホッパー21内に堆積される。ホッパー21内に吸い込まれた粉塵はフィルター61で濾過され、排気ダクト53からエアーのみが排出される。
車両前方の路肩に堆積したゴミ等は、サイドブラシ94により路面の中央側に掻き集められる。集められたゴミ等がDcより小さければ、そのゴミ等はスクリーン70およびメインブラシ41の下部を通過し、ノズル31により吸い込まれる。これにより車両の走行箇所にあるゴミと路肩にあるゴミを一度に吸い込むことができ、清掃作業効率が向上する。
ホッパー21内にゴミ等が所定量溜まると、清掃作業を一旦中断し、ブーム4を起立する。そして所定の廃棄場所に車両を移動し、シリンダ6の駆動により蓋24が下側となるように路面清掃装置100を回動する。これにより蓋24が開放し、ホッパー21内のゴミ等が排出される。
ところで、雪国などでは冬季にスリップ防止のため、図6(a)に示すように車道Bに数ミリ程度の砂SDをまく。車道Bは一般に中央部が盛り上がり、歩道Cとの境である路肩が低い構造となっている。そのため、砂をまいた直後は、図6(a)に示すように砂は路面上に均一に分布するが、車両の走行によって砂は次第に路肩側に寄せられ、春先には図6(b)に示すように中央部B3よりも路肩B1に多くの砂が堆積する。ここで、もし図6(c)に示すようにダクト32a〜32dの径をそれぞれ等しくすると、ノズル31a〜31dの吸い込み風量は吸い込み負荷に応じて変化し、負荷が大きい路肩側の吸い込み風量E1が小さく、負荷の小さい中央側の吸い込み風量E4が大きくなる。その結果、砂を吸い込むことが困難となり、清掃効率が悪化する。
これに対して本実施の形態では、車両右側から左側にかけて吸引ダクト32の径を徐々に大きくしたので、以下に述べるように清掃効率がよい。図7の曲線は、例えば路面上の砂利の厚さを示している。道路の中央部は盛り上がっているので、砂利厚さは道路中央側から路肩側にかけて厚くなる。図中、Fe1〜Fe4はノズル31a〜31dの吸引力である。なお、Feは吸引ダクト32a〜32dの径を互いに等しく(例えばφ100)とした場合の吸引力である。吸引ダクト31の径が大きくなると、管路抵抗が減少し、圧力損失が小さくなる。そのため、ノズル31a〜31dの吸引力は、図示のように道路中央側から路肩側にかけて徐々に大きくなる(Fe4<Fe3<Fe2<Fe1)。その結果、路面上の砂利厚さと吸引力Feとが良好に対応し、路肩側の砂利の吸い込み量が増加し、清掃効率が向上する。
第1の実施の形態の路面清掃装置によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)路面清掃装置100の車幅方向にゴミ吸い込み用の複数のノズル31a〜31dを連設し、これらノズル31a〜31dに連なる吸引ダクト32a〜32dの径を、道路中央側から路肩側にかけて徐々に大きくするようにした。これによりノズル31a〜31dの吸引力と路面上のゴミの分布とが良好に対応し、清掃効率が向上する。
(2)メインブラシ41の前方に路面から高さDcのブレード71を設け、ノズル31が吸い込むゴミの大きさを制限するようにしたので、ノズル31の目詰まりや破損を防止することができる。
(3)ブレード71を車両進行方向に対し所定角度で傾斜させるので、ブレード71に接触した大型のゴミ等はブレード71に沿って車両側方に押し出され、路面上の大型のゴミの排除が容易である。
(4)振動モータ76によりブレード71を振動させるようにしたので、摩擦力の大きい大型のゴミ等がブレード71に引っ掛かかることが阻止され、大型のゴミ等をスムーズに車両側方に押し出すことがでできる。
(5)吸引ダクト32a〜32dの径を変更することで、ノズル31a〜31dの吸引力を調整するようにしたので、ノズル31a〜31dおよびホッパー背面に取り付けられたダクト継ぎ部22a〜22dの形状をそれぞれ等しくすることができ、部品の共通化により、製作コストを削減できる。
(6)ブレード71の左斜め前方にサイドブラシ94を設けるようにしたので、路肩のゴミ等をブレード71の中央側に掻き集めることができる。したがって、車両の走行箇所にあるゴミと路肩のゴミを一度に吸い込むことができ、清掃作業効率が向上する。
第1の実施の形態の変形例について説明する。上記では、路面からのブレード71の高さをDcにセットし、ブレード71の下方をゴミ等が通過するようにしたが、櫛部の隙間Daを通過するように構成してもよい。この場合、ブレード71の高さをDcより小さく、櫛部の隙間DaをDcに等しくすればよい。これによりブレード71の高さ方向のセットが容易になる。
上記では、スクリーン70の前面に振動可能なブレード71を傾斜して設けるようにしたが、以下のようにスクリーン70を構成することもできる。図8(a)〜(c)は、それぞれスクリーン70の変形例を示す正面図、側面図、上面図である。フランジ72の前面にはブレード支持用の一対のブラケット84がそれぞれボルト85により取り付けられている。ブラケット84にはモータ取付用フランジ83とブレード81がボルト85により取り付けられ、ブレード81はフランジ72に対して平行に、かつ路面から高さDcで支持されている。フランジ83にはモータ87が取り付けられるとともに、フランジ83の左右両端部には一対のギヤ86a,86bがそれぞれ回転可能に支持され、ギヤ86aの回転軸はモータ87の出力軸に連結されている。
ギヤ86a,86bには、ブレード81の前方を経由してチェーン82が掛け渡され、モータ87の駆動によりギヤ86a,86bを介してチェーン82が駆動する。チェーン82は複数の稼働子820を環状に連結したものである。図8(d)に示すように、稼働子820は、ベース部82dと、ベース部82dの下方に突出したバー部82aと、ベース部82dの両側にそれぞれ設けられたオス側接続部82bおよびメス側接続部とからなり、稼働子820の接続部82bに、隣接する稼働子820の接続部82cをはめ込み、稼働子同士を連結する。
清掃作業時にはモータ87によりチェーン82を駆動する。これによりブレード81に接触した大型のゴミ等がバー部82aによって路肩側に運ばれる。同時にブレード81へのゴミ等の引っ掛かりも防止できる。また、ブレード81を車両前方に傾斜させる必要がないので、ブレード81の前方への突出が抑えられ、清掃装置100の全長を短くすることができる。
−第2の実施の形態−
図9を参照して本発明による路面清掃装置の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なるのは、ノズル31の吸引力の調整方法である。すなわち第1の実施の形態では吸引ダクト32の径を変更することで吸引力を調整するようにしたが、第2の実施の形態では可変絞りの絞り量を変更することで吸引力を調整する。
図9(a)は第2の実施の形態に係わる路面清掃装置100の要部側面図であり、図9(b)は要部後面図である。なお、図2,3と同一の箇所には同一の符号を付し、以下ではその相違点を主に説明する。第2の実施の形態では、ノズル31a〜31dからダクト継ぎ部22a〜22dに至る形状は互いに等しい。すなわち吸引ダクト32a〜32dの径は互いに等しく、図9(b)ではノズル31c,31dからダクト継ぎ部22c,22dに至る図示を省略する。
ダクト継ぎ部22a〜22dには、それぞれ絞り弁26a〜26d(ボールバルブ)が介装されている。絞り弁26a〜26dはボール型の絞り28を有し、ハンドル27a〜27dの操作によりそれぞれ絞り量が調整される。例えば車両右側から左側にかけて絞り弁26a〜26dの絞り量を徐々に大きくする。これにより車両右側から左側にかけて、すなわち道路中央側から路肩側にかけてダクト継ぎ部22a〜22dの管路抵抗が徐々に小さくなり、ノズル31a〜31dの吸引力が徐々に大きくなる。その結果、第1の実施の形態と同様、路面清掃を効率的に行うことができる。
このように第2の実施の形態では、ダクト継ぎ部22a〜22dにそれぞれ絞り弁26a〜26dを設けるようにしたので、ノズル31a〜31dの吸引力を容易に調整することができ、効率的な路面清掃が可能となる。吸引ダクト32a〜32dの形状が互いに等しいので、さらなる部品の共通化が可能となる。ハンドル27a〜27dの操作により絞り量を調整するので、吸引力の微調整が容易である。
なお、上記実施の形態では、複数の吸引ノズル31a〜31dを車幅方向に連設したが、単一の吸引ノズル31を車幅方向にわたって延設し、車幅方向にわたって吸引力を分布させるようにしてもよい。ブロア51によって吸引ノズル31の吸引力を発生させるようにしたが、吸引装置の構成はこれに限らない。収容タンクとしてのホッパー21の形状はいかなるものでもよい。
吸引ダクト32a〜32dの径を変更、または絞り弁26a〜26dの絞り量を変更することで吸引ノズル31a〜31dから収容タンク21に至る管路の抵抗をそれぞれ変更したが、吸引ダクト32a〜32dの長さを変化させる、ダクト継ぎ部22a〜22dの径を変化させる等により管路抵抗を変更してもよい。また、管路抵抗の変更以外に吸引力の調整手段を設けてもよい。例えば吸引ノズル31a〜31dに対応した数のブロアを設け、各ブロアの回転数を変更することで吸引力を調整することもできる。なお、車両右方から左方にかけて吸引ノズル31の吸引力を増加させるようにしたが、ゴミの分布に応じて吸引力を調整すればよく、調整パターンは上述したものに限らない。
スクリーン70により所定以上の大きさのゴミ等が吸引ノズル31の下方に侵入することを阻止するようにしたが、侵入阻止手段の構成は上述したものに限らない。例えば所定以上の大きさのゴミを砕いて所定以上の大きさのゴミの侵入を阻止するようにしてもよい。また、前後方向に傾斜したブレード70やチェーン82を有するブレード81などによりゴミ等を吸引ノズル31の側方に押し出すのではなく、他の移動装置によりゴミ等を移動させるようにしてもよい。チェーン82や振動モータ76以外の移動促進装置を用いてもよい。
上記実施の形態の路面清掃装置100はホイールローダに搭載したが、他の移動車両(例えばトラックなどの自走式車両や手押し車などの非自走式車両)に搭載してもよい。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の路面清掃装置に限定されない。
本発明の第1の実施の形態に係わる路面清掃車両の側面図。 図1の路面清掃装置の拡大図。 図2の矢視III図。 図2のIV-IV線断面図。 図2の路面清掃装置を構成するスクリーンの形状を示す(a)正面図、(b)側面図、および(c)上面図。 図6(a)は車道に砂をまいた直後の路面の幅方向の砂の分布を示す図であり、図6(b)は一定期間経過後の砂の分布を示す図、図6(c)は吸引ダクトの径を等しくした場合の作業状態を示す図。 本発明による路面清掃装置の動作特性を示す図。 図5の変形例を示す(a)正面図、(b)側面図、(c)上面図、および(d)要部拡大図。 本発明の第の2の実施の形態に係わる路面清掃装置の要部構成を示す(a)側面図および(b)後面図。
符号の説明
21 ホッパー 22 ダクト継ぎ部
26 絞り弁 31 吸引ノズル
32 吸引ダクト 51 ブロア
70 スクリーン 71 ブレード
76 振動モータ 81 ブレード
82 チェーン 100 路面清掃装置

Claims (8)

  1. 車幅方向にわたって配設され、先端が路面に向けられた吸引ノズルと、
    前記吸引ノズルの吸引力を発生させる吸引装置と、
    前記吸引ノズルにより吸引された路面上の被吸引物を収容する収容タンクと、
    車幅方向にわたって吸引力が変化するように前記吸引ノズルの吸引力を調整する調整手段とを備えることを特徴とする路面清掃装置。
  2. 請求項1に記載の路面清掃装置において、
    前記吸引ノズルは、車幅方向にわたって複数連設され、
    前記調整手段は、前記各吸引ノズルから前記収容タンクにそれぞれ至る管路の抵抗を互いに異ならせて吸引力を調整することを特徴とする路面清掃装置。
  3. 請求項2に記載の路面清掃装置において、
    前記調整手段は、前記各管路にそれぞれ介装された可変絞りであることを特徴とする路面清掃装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の路面清掃装置において、
    前記調整手段は、路肩側の方が路面中央側よりも吸引力が大きくなるように前記吸引ノズルの吸引力を調整することを特徴とする路面清掃装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の路面清掃装置において、
    所定以上の大きさの被吸引物の前記吸引ノズルの下方への侵入を阻止する侵入阻止手段をさらに備えることを特徴とする路面清掃装置。
  6. 請求項5に記載の路面清掃装置において、
    前記侵入阻止手段は、
    少なくとも前記吸引ノズルよりも作業方向前側で、前記所定以上の大きさの被吸引物を前記吸引ノズルの側方に移動させる移動装置と、前記被吸引物の移動を促進する移動促進装置とを有することを特徴とする路面清掃装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の路面清掃装置を備えることを特徴とする路面清掃車両。
  8. 車幅方向にわたって配設された吸引ノズルの吸引力を、路面上に散在した被吸引物の分布に応じて調整し、
    吸引力の調整された吸引ノズルを、路面に沿って移動させて路面上の被吸引物を吸引し、
    吸引した被吸引物を収容タンクに収容するようにしたことを特徴とする路面清掃方法。
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