JP2005075575A - Elevator apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、かご及び釣合おもりを昇降させる駆動装置(巻上機)が昇降路内に配置されたエレベータ装置(いわゆる機械室レスエレベータ装置)に関するものである。 The present invention relates to an elevator device (so-called machine room-less elevator device) in which a drive device (hoisting machine) for raising and lowering a car and a counterweight is disposed in a hoistway.
従来、建物におけるエレベータ装置の占有空間を縮小するために、昇降路内に巻上機を配置するいわゆる機械室レスエレベータ装置が提案されている。従来の機械室レスエレベータ装置では、巻上機は昇降路下部に配置されている。昇降路内の上部には、かご側返し車及び釣合おもり側返し車が配置されている。かご及び釣合おもりは、かご側返し車、駆動シーブ及び釣合おもり側返し車に巻き掛けられたロープにより昇降路内に吊り下げられている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, a so-called machine room-less elevator device in which a hoisting machine is arranged in a hoistway has been proposed in order to reduce the space occupied by the elevator device in a building. In the conventional machine room-less elevator apparatus, the hoisting machine is disposed at the lower part of the hoistway. A car side return wheel and a counterweight side return wheel are arranged in the upper part of the hoistway. The car and the counterweight are suspended in the hoistway by a rope wound around the car side return wheel, the drive sheave and the counterweight side return wheel (see, for example, Patent Document 1).
しかし、駆動シーブへのロープの巻き回数は1回だけなので、ロープと駆動シーブとの接触面積が小さく、ロープが駆動シーブに対して滑ることがある。このことから、ロープの駆動シーブに対する滑りを防止するために、駆動シーブの外径を大形化したり、ロープが巻き掛けられる駆動シーブの溝を例えばアンダーカット溝等のような特殊な断面形状の溝としたりして、ロープと駆動シーブとの間のトラクション力(摩擦力)を確保する必要がある。従って、従来のエレベータ装置では、巻上機の大形化により巻上機のレイアウト設計が制約されたり、巻上機の製作コストが増大したりしてしまう。 However, since the rope is wound around the drive sheave only once, the contact area between the rope and the drive sheave is small, and the rope may slip with respect to the drive sheave. Therefore, in order to prevent the rope from slipping against the drive sheave, the outer diameter of the drive sheave is increased, or the groove of the drive sheave around which the rope is wound has a special cross-sectional shape such as an undercut groove. It is necessary to secure a traction force (friction force) between the rope and the drive sheave by forming a groove. Therefore, in the conventional elevator apparatus, the layout design of the hoisting machine is restricted due to the increase in size of the hoisting machine, and the manufacturing cost of the hoisting machine increases.
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、ロープと駆動シーブとの間の必要なトラクション力を確保したまま駆動シーブの外径を小さくすることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and can reduce the outer diameter of the drive sheave while ensuring the necessary traction force between the rope and the drive sheave. An object is to obtain an elevator apparatus.
この発明に係るエレベータ装置は、昇降路内を昇降可能なかご及び釣合おもり、駆動シーブを有し、昇降路内に配置されているとともに、最下階停止時のかごの床面の高さよりも上方で最上階停止時のかごの天井面の高さよりも下方に配置され、かつ昇降路を垂直投影したとき、かご及び釣合おもりの領域外に配置された駆動装置、駆動シーブに対して間隔を置いて配置されたトラクション増加用シーブ、昇降路内上部に配置されたかご側返し車及び釣合おもり側返し車、及び駆動シーブに複数回巻き掛けられるように駆動シーブ及びトラクション増加用シーブ間に巻き掛けられ、かご側返し車により下方へ向けられた一端部側でかごを吊り下げ、釣合おもり側返し車により下方へ向けられた他端部側で釣合おもりを吊り下げる主索を備えている。 The elevator apparatus according to the present invention has a car that can be moved up and down in the hoistway, a counterweight, and a drive sheave. The elevator apparatus is arranged in the hoistway, and the height of the car floor when the lowest floor is stopped. When the upper and lower floors are arranged below the ceiling of the car when the top floor is stopped, and when the hoistway is vertically projected, the drive device and the drive sheave are arranged outside the area of the car and the counterweight. Traction increase sheaves arranged at intervals, car side return wheel and counterweight side return wheel arranged in the upper part of the hoistway, and drive sheave and traction increase sheave so as to be wound around the drive sheave multiple times A main rope that is hung in the middle and hangs at one end side directed downward by a car-side return wheel and suspends a counterweight at the other end side directed downward by a counterweight-side return wheel With That.
この発明に係るエレベータ装置では、かご及び釣合おもりを吊り下げる主索は、駆動シーブに複数回巻き掛けられるように駆動シーブ及びトラクション増加用シーブ間に巻き掛けられているので、主索の駆動シーブに対する必要なトラクションを確保したまま、駆動シーブを小形化することができる。 In the elevator apparatus according to the present invention, the main rope for suspending the car and the counterweight is wound between the drive sheave and the sheave for increasing traction so as to be wound around the drive sheave multiple times. The drive sheave can be reduced in size while ensuring the necessary traction for the sheave.
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置を示す斜視図である。また、図2は、図1のエレベータ装置を示す平面図である。図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール2a,2b及び一対の釣合おもりガイドレール3a,3bがそれぞれ設置されている。かご4は、一対のかごガイドレール2a,2bに案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり5は、一対の釣合おもりガイドレール3a,3bに案内されて昇降路1内を昇降される。
1 is a perspective view showing an elevator apparatus according to
かご4は、一対のかごガイドレール2a,2bの間に配置されている。釣合おもり5は、一対の釣合おもりガイドレール3a,3bの間に配置されている。また、昇降路1を垂直投影したとき、一対のかごガイドレール2a,2bを結ぶ直線は、一対の釣合おもりガイドレール3a,3bを結ぶ直線に対して垂直となっている。
The
かご4は、かご上面(かご天井面)4aと、かご底面(かご床面)4bと、かご出入口が設けられたかご正面4cと、かご正面4cに対向するかご背面4dと、かご正面4c及びかご背面4dの側縁部間に設けられた第1及び第2のかご側面4e,4fとを有している。かご4は、乗場(図示せず)側にかご正面4cが、かごガイドレール2aが設置されている側に第1のかご側面4eが、かごガイドレール2bが設置されている側に第2のかご側面4fがそれぞれ向けられるように配置されている。
The
釣合おもり5及び一対の釣合おもりガイドレール3a,3bは、昇降路1を垂直投影したとき、かご4の第1のかご側面4e側に配置されている(図2)。
The
かごガイドレール2a及び釣合おもりガイドレール3aには、防振装置7を介して支持部材である下部支持部材8が支持されている。防振装置7は、弾性体である複数の防振ゴム6を有している。
A
下部支持部材8には、かご4及び釣合おもり5を昇降させるための薄形の駆動装置(巻上機)9が固定されている。駆動装置9は、最下階停止時のかご4の床面4bの高さ(図1のB−B線の高さ)よりも上方に配置され、かつ最上階停止時のかご4の天井面4aの高さ(図1のA−A線の高さ)よりも下方に配置されている。また、駆動装置9は、昇降路1を垂直投影したとき、かご4及び釣合おもり5の領域外に配置されている。ここでは、駆動装置9は、かご4の第1のかご側面4e側に配置されている。また、駆動装置9のかご4側の面は、かごガイドレール2aの背面(反かご4側の面)よりもかご4に近づけて配置されている(図2)。なお、駆動装置9の運転は、昇降路1内に設けられた制御盤(図示せず)により制御される。
A thin driving device (winding machine) 9 for raising and lowering the
駆動装置9は、モータを含む駆動装置本体10と、駆動装置本体10の駆動により回転される駆動シーブ11とを有している。駆動シーブ11には、かご4及び釣合おもり5を吊り下げる複数本の主索12が巻き掛けられている。
The
下部支持部材8には、主索12が巻き掛けられたトラクション増加用シーブ13が設けられている。トラクション増加用シーブ13は、駆動シーブ11に対して間隔を置いて配置されている。また、トラクション増加用シーブ13は、駆動装置9の上方に配置されている。さらに、トラクション増加用シーブ13の回転軸は、駆動シーブ11の回転軸と平行になっている。さらにまた、トラクション増加用シーブ13は、昇降路1を垂直投影したとき、駆動装置9の領域内に配置されている。また、トラクション増加用シーブ13の外径は、駆動シーブ11の外径よりも小さくなっている。さらに、トラクション増加用シーブ13及び駆動装置9は、地上1階の乗場床面の高さよりも上方に配置されている。
The
かごガイドレール2a及び一対の釣合おもりガイドレール3a,3bのそれぞれの上端部には、支持部材である上部支持部材14が固定されている。上部支持部材14の上面には、主索12がそれぞれ巻き掛けられたかご側返し車15及び釣合おもり側返し車16が設けられている。かご側返し車15は、昇降路1を垂直投影したとき、その一部が駆動装置9の領域に重なるように配置されている。また、かご側返し車15は、昇降路1を垂直投影したとき、駆動シーブ11に対して傾斜するように配置されている。
An
かごガイドレール2bの上端部には、第1の綱止め部17が固定されている。上部支持部材14には、第2の綱止め部18が固定されている。かご4の下端部には、主索12が巻き掛けられた一対のかご吊り車19が設けられている。釣合おもり5の上端部には、主索12が巻き掛けられた釣合おもり吊り車20が設けられている。
A
主索12は、第1の綱止め部17に接続された一端部12aと、第2の綱止め部18に接続された他端部12bとを有している。また、主索12は、一端部12aから、一対のかご吊り車19、かご側返し車15、駆動シーブ11、トラクション増加用シーブ13、駆動シーブ11、釣合おもり吊り車20及び釣合おもり側返し車16の順に巻き掛けられ、他端部12bに至っている。このように、主索12は、駆動シーブ11に2回巻き掛けられるように駆動シーブ11及びトラクション増加用シーブ13間に巻き掛けられている(フルラップローピングされている)。また、主索12は、かご側返し車15により下方へ向けられた一端部12a側でかご4を吊り下げ、釣合おもり側返し車16により下方へ向けられた他端部12b側で釣合おもり5を吊り下げている。
The
主索12の一端部12a側及び他端部12b側からのそれぞれの引っ張りにより駆動シーブ11に作用する力の向きは、駆動シーブ11がトラクション増加用シーブ13に近づく向きとされる。ここでは、駆動シーブ11は、一端部12a側及び他端部12b側からの主索12のそれぞれの引っ張りにより、引き上げられる向きに力を受ける。
The direction of the force acting on the
図3は、駆動シーブ11の径方向に沿った要部断面図である。図において、駆動シーブ11の外周面には、複数本の主索溝21が設けられている。主索12は、主索溝21に沿わせて駆動シーブ11に巻き掛けられている。主索溝21の断面形状は、主索12の断面形状の一部とほぼ同一となっている。主索12の主索溝21への接触により、主索12の主索溝21に対する必要なトラクション力が確保される。
FIG. 3 is a cross-sectional view of the main part along the radial direction of the
次に、動作について説明する。
駆動装置本体10の駆動により駆動シーブ11が回転されると、主索12が移動され、かご4及び釣合おもり5が昇降される。このとき、かご4は、最下階停止位置と最上階停止位置との間を昇降される。また、駆動装置9の振動は、防振装置7によって吸収される。
Next, the operation will be described.
When the
このようなエレベータ装置では、主索12が駆動シーブ11に2回巻き掛けられるように駆動シーブ11及びトラクション増加用シーブ13間に巻き掛けられているので、主索12の駆動シーブ11に対する接触面積を増加させることができ、主索12の駆動シーブ11に対する必要なトラクション力を確保したまま、駆動シーブ11を小形化することができる。従って、駆動装置9の昇降路1内でのレイアウト設計の自由度を大きくすることができる。また、主索12のサイズも小さくすることができる。さらに、駆動シーブ11に特殊な断面形状の主索溝を設けていないので、駆動装置9の製作コストを低減することができる。
In such an elevator apparatus, the
また、駆動装置9及びトラクション増加用シーブ13は、共通の下部支持部材8に設けられているので、駆動装置9及びトラクション増加用シーブ13のそれぞれに作用する力を下部支持部材8内で相殺させることができ、かごガイドレール2a及び釣合おもりガイドレール3aの支持負担を低減することができる。
Further, since the
また、下部支持部材8は、防振ゴム6を含む防振装置7を介してかごガイドレール2a及び釣合おもりガイドレール3aに支持されているので、駆動装置9の振動を防振装置7によって吸収することができ、駆動装置9からかごガイドレール2a及び釣合おもりガイドレール3aに伝搬する振動を低減することができる。
Further, since the
また、主索溝21の断面形状は、主索12の断面形状の一部とほぼ同一となっているので、主索溝21の内面に主索12の表面をほぼ均一に接触させることができ、主索12の主索溝21に対する接触圧力を低減することができる。従って、主索12の長寿命化を図ることができる。
Further, since the cross-sectional shape of the
また、トラクション増加用シーブ13の外径は、駆動シーブ11の外径よりも小さくなっているので、主索12が接触する駆動シーブ11の部分(円弧部分)の長さに対応する駆動シーブ11の中心角、即ち巻付け角(接触角)を増加させることができる。従って、主索12と主索溝21との接触面積をさらに増加させることができ、主索12の駆動シーブ11に対するトラクション力をさらに増加させることができる。
Further, since the outer diameter of the
また、トラクション増加用シーブ13は、昇降路1を垂直投影したとき、その一部が駆動装置9の領域に重なるように配置されているので、駆動装置9及びトラクション増加用シーブ13の設置に要する昇降路1内の水平方向の面積を小さくすることができ、昇降路1内の空間を有効に利用することができる。
Further, when the
また、かご側返し車15は、昇降路1を垂直投影したとき、その一部が駆動装置9の領域に重なるように配置されているので、駆動装置9及びかご側返し車15の設置に要する昇降路1内の水平方向の面積を小さくすることができ、昇降路1内の空間をさらに有効に利用することができる。
Further, since the car-
また、駆動装置9はかご側返し車15及び釣合おもり側返し車16よりも下方に配置され、トラクション増加用シーブ13は駆動シーブ11の上方に配置されているので、トラクション増加用シーブ13に主索12を巻き掛ける回数よりも駆動シーブ11に主索12を巻き掛ける回数を多くすることができ、しかも駆動装置9を引き上げる向きに主索12の張力を駆動シーブ11に作用させることができ、防振装置7及び下部支持部材8の負担を軽減させることができる。
Further, since the
また、駆動装置9及びトラクション増加用シーブ13は、地上1階の乗場床面の高さよりも上方に配置されているので、例えば洪水等により地下階全体が冠水した場合であっても、駆動装置9の損傷を防止することができる。
In addition, since the
なお、上記の例では、かご側返し車15は、昇降路1を垂直投影したとき、その一部が駆動装置9の領域に重なるように配置されているが、釣合おもり側返し車16の一部が駆動装置9の領域に重なるようにしてもよい。
In the above example, the car-
また、上記の例では、下部支持部材8は、かごガイドレール2a及び釣合おもりガイドレール3aにより支持されているが、かごガイドレール2a及び釣合ガイドレール3aのいずれか一方により下部支持部材8を支持するようにしてもよい。さらに、下部支持部材8を昇降路1の壁面に対して固定してもよい。
In the above example, the
また、上記の例では、トラクション増加用シーブ13は、昇降路1を垂直投影したとき、駆動装置9の領域内に位置するように配置されているが、トラクション増加用シーブ13の一部が駆動装置9の領域に重なるようにトラクション増加用シーブ13を配置してもよい。
Further, in the above example, the
また、上記の例では、防振装置7の弾性体は防振ゴムであるが、振動を吸収可能な防振用のばねとしてもよい。
In the above example, the elastic body of the
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るエレベータ装置を示す斜視図である。また、図5は、図4のエレベータ装置を示す平面図である。図において、釣合おもり5、一対の釣合おもりガイドレール3a,3b、駆動装置9、トラクション増加用シーブ13及びかご側返し車15は、昇降路1を垂直投影したとき、かご4のかご背面4d側に配置されている。また、釣合おもり側返し車16は、昇降路1を垂直投影したとき、かご4の第1のかご側面4e側に配置されている。さらに、かご側返し車15及び釣合おもり側返し車16は、昇降路1を垂直投影したとき、それぞれの一部が駆動装置9の領域に重なるようにそれぞれ配置されている(図5)。なお、昇降路1を垂直投影したとき、一対のかごガイドレール2a,2bを結ぶ直線は、一対の釣合おもりガイドレール3a,3bを結ぶ直線と平行となっている。
FIG. 4 is a perspective view showing an elevator apparatus according to
上部支持部材14の形状は略L字状となっている。上部支持部材14は、かごガイドレール2a及び一対の釣合おもりガイドレール3a,3bのそれぞれの上端部に固定されている。かご側返し車15は上部支持部材14の上面に設けられ、釣合おもり側返し車16は上部支持部材14の下面に設けられている。他の構成は実施の形態1と同様である。
The shape of the
このように、昇降路1を垂直投影したときの釣合おもり5及び駆動装置9の配置がかご4の背面4d側であるタイプの機械室レスエレベータ装置であっても、駆動シーブ11に複数回巻き掛けられるようにトラクション増加用シーブ13及び駆動シーブ11間に主索12を巻き掛けることができる。従って、実施の形態1と同様に、主索12の駆動シーブ11に対する必要なトラクション力を確保したまま、駆動装置9を小形化することができる。
As described above, even when the
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3に係るエレベータ装置を示す斜視図である。また、図7は、図6のエレベータ装置を示す平面図である。図において、釣合おもり5、一対の釣合おもりガイドレール3a,3b及び釣合おもり側返し車16は、昇降路1を垂直投影したとき、かご4のかご背面4d側に配置されている。また、駆動装置9、トラクション増加用シーブ13及びかご側返し車15は、昇降路1を垂直投影したとき、かご4の第1のかご側面4e側に配置されている。さらに、かご側返し車15及びトラクション増加用シーブ13は、昇降路1を垂直投影したとき、それぞれの一部が駆動装置9の領域に重なるようにそれぞれ配置されている(図5)。なお、昇降路1を垂直投影したとき、一対のかごガイドレール2a,2bを結ぶ直線は、一対の釣合おもりガイドレール3a,3bを結ぶ直線と平行となっている。
FIG. 6 is a perspective view showing an elevator apparatus according to
上部支持部材14の形状は略L字状となっている。上部支持部材14は、かごガイドレール2a及び一対の釣合おもりガイドレール3a,3bのそれぞれの上端部に固定されている。かご側返し車15及び釣合おもり側返し車16は、上部支持部材14の下面にそれぞれ設けられている。他の構成は実施の形態1と同様である。
The shape of the
このように、昇降路1を垂直投影したとき、釣合おもり5がかご4の背面4d側に配置され、駆動装置9がかご4の第1の側面4e側に配置されたエレベータ装置であっても、駆動シーブ11に複数回巻き掛けられるようにトラクション増加用シーブ13及び駆動シーブ11間に主索12を巻き掛けることができる。従って、実施の形態1と同様に、主索12の駆動シーブ11に対する必要なトラクション力を確保したまま、駆動装置9を小形化することができる。
Thus, when the
実施の形態4.
図8は、この発明の実施の形態4に係るエレベータ装置を示す斜視図である。図において、釣合おもり5、一対の釣合おもりガイドレール3及び釣合おもり側返し車16は、昇降路1を垂直投影したとき、かご4のかご背面4d側に配置されている。また、駆動装置9、トラクション増加用シーブ13及びかご側返し車15は、昇降路1を垂直投影したとき、かご4の第1のかご側面4e側に配置されている。なお、昇降路1を垂直投影したとき、一対のかごガイドレール2a,2bを結ぶ直線は、一対の釣合おもりガイドレール3a,3bを結ぶ直線と平行となっている。
FIG. 8 is a perspective view showing an elevator apparatus according to
上部支持部材14は、かごガイドレール2a及び釣合おもりガイドレール3aのそれぞれの上端部に固定されている。駆動装置9、トラクション増加用シーブ13、かご側返し車15及び釣合おもり側返し車16は、共通の上部支持部材14に設けられている。他の構成は実施の形態1と同様である。
The
このようなエレベータ装置では、実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、駆動装置9、トラクション増加用シーブ13、かご側返し車15及び釣合おもり側返し車16が同一の上部支持部材14に設けられているので、駆動装置9、トラクション増加用シーブ13、かご側返し車15及び釣合おもり側返し車16の相対的な位置合わせを容易にすることができる。また、駆動装置9、トラクション増加用シーブ13、かご側返し車15及び釣合おもり側返し車16のそれぞれに作用する力を上部支持部材14内で相殺することができ、かごガイドレール2a及び釣合おもりガイドレール3aのそれぞれの支持負担をさらに軽減することができる。
In such an elevator apparatus, the same effects as those of the first embodiment are obtained, and the
実施の形態5.
図9は、この発明の実施の形態5に係るエレベータ装置を示す斜視図である。また、図10は、図9のエレベータ装置を示す平面図である。図において、かごガイドレール2a及び一対の釣合おもりガイドレール3a,3bのそれぞれの上端部には、上部支持部材14が防振装置7を介して支持されている。駆動装置9は上部支持部材14の上面に設けられ、トラクション増加用シーブ13は上部支持部材14の側面に設けられている。また、トラクション増加用シーブ13は、駆動シーブ11の下方に配置されている。
FIG. 9 is a perspective view showing an elevator apparatus according to
駆動装置9は、最上階停止時のかご4の天井面4aの高さよりも上方に配置されている。また、駆動装置9は、昇降路1を垂直投影したとき、その一部がかご4の領域に重なるように配置されている。さらに、駆動シーブ11は、昇降路1を垂直投影したとき、かご4の第1の側面4eに対して傾斜するように配置されている。
The driving
主索12は、一端部12aから、かご吊り車19、駆動シーブ11、トラクション増加用シーブ13、駆動シーブ11及び釣合おもり吊り車20の順に巻き掛けられ、他端部12bに至っている。他の構成は実施の形態1と同様である。
The
このように、昇降路1を垂直投影したときの釣合おもり5の配置がかご4の第1の側面側であり、最上階停止時のかご4の天井面4aの高さよりも駆動装置9が上方に配置されたタイプの機械室レスエレベータ装置であっても、駆動シーブ11に主索12を複数回巻き掛けることができ、実施の形態1と同様に、主索12の駆動シーブ11に対する必要なトラクションを確保したまま、駆動装置9を小形化することができる。
Thus, the arrangement of the
また、駆動装置9は、昇降路1を垂直投影したとき、その一部がかご4の領域に重なるように配置されているので、駆動装置9及びかご4の設置に要する昇降路1内の水平方向の面積を小さくすることができ、昇降路1内の空間を有効に利用することができる。
Further, since the
実施の形態6.
図11は、この発明の実施の形態6に係るエレベータ装置を示す斜視図である。また、図12は、図11のエレベータ装置を示す平面図である。図において、かごガイドレール2a及び一対の釣合おもりガイドレール3a,3bのそれぞれの上端部には、上部支持部材14が固定されている。駆動装置9及びトラクション増加用シーブ13は、上部支持部材14の上面に設けられている。また、駆動装置9及びトラクション増加用シーブ13は、最上階停止時のかご4の天井面4aの高さよりも上方に配置されている。また、駆動装置9は、昇降路1を垂直投影したとき、その一部がかご4の領域に重なるように配置されている。
FIG. 11 is a perspective view showing an elevator apparatus according to
主索12は、一端部12aから、かご吊り車19、駆動シーブ11、トラクション増加用シーブ13、駆動シーブ11、トラクション増加用シーブ13及び釣合おもり吊り車20の順に巻き掛けられ、他端部12bに至っている。他の構成は実施の形態2と同様である。
The
このように、昇降路1を垂直投影したときの釣合おもり5の配置がかご4の背面4d側であり、最上階停止時のかご4の天井面4aの高さよりも駆動装置9が上方に配置されたタイプの機械室レスエレベータ装置であっても、駆動シーブ11に主索12を複数回巻き掛けることができ、実施の形態1と同様に、主索12の駆動シーブ11に対する必要なトラクションを確保したまま、駆動装置9を小形化することができる。
In this way, the
なお、各上記実施の形態では、主索12が駆動シーブ11に巻き掛けられる回数は2回となっているが、駆動シーブ11に3回以上巻き掛けられるように駆動シーブ11及びトラクション増加用シーブ13間に主索12を巻き掛けてもよい。
In each of the above embodiments, the
1 昇降路、2a,2b 一対のかごガイドレール、3a,3b 一対の釣合おもりガイドレール、4 かご、5 釣合おもり、6 防振ゴム(弾性体)、7 防振装置、8 下部支持部材(支持部材)、9 駆動装置、11 駆動シーブ、12 主索、12a 一端部、12b 他端部、13 トラクション増加用シーブ、14 上部支持部材(支持部材)、15 かご側返し車、16 釣合おもり側返し車。
DESCRIPTION OF
Claims (11)
駆動シーブを有し、上記昇降路内に配置されているとともに、最下階停止時の上記かごの床面の高さよりも上方で最上階停止時の上記かごの天井面の高さよりも下方に配置され、かつ上記昇降路を垂直投影したとき、上記かご及び上記釣合おもりの領域外に配置され、上記かご及び上記釣合おもりを昇降させる駆動装置、
上記駆動シーブに対して間隔を置いて配置されたトラクション増加用シーブ、
上記昇降路内上部に配置されたかご側返し車及び釣合おもり側返し車、及び
上記駆動シーブに複数回巻き掛けられるように上記駆動シーブ及び上記トラクション増加用シーブ間に巻き掛けられ、上記かご側返し車により下方へ向けられた一端部側で上記かごを吊り下げ、上記釣合おもり側返し車により下方へ向けられた他端部側で上記釣合おもりを吊り下げる主索
を備えていることを特徴とするエレベータ装置。 A car and a counterweight capable of moving up and down in the hoistway;
It has a drive sheave and is arranged in the hoistway, and is above the floor level of the car when the bottom floor is stopped and below the ceiling level of the car when the top floor is stopped. A drive device that is arranged and is located outside the area of the car and the counterweight when the hoistway is vertically projected, and moves up and down the car and the counterweight;
Traction increasing sheaves spaced from the drive sheave,
Wrapped between the drive sheave and the counterweight side return wheel disposed in the upper part of the hoistway, and the drive sheave and the traction increasing sheave so as to be wound around the drive sheave a plurality of times. A main rope that suspends the car on one end side directed downward by a side turn wheel and suspends the counterweight on the other end side directed downward by the counterweight side turn wheel. An elevator apparatus characterized by that.
上記釣合おもりの昇降を案内する釣合おもりガイドレール
をさらに備え、
上記かごガイドレール及び上記釣合おもりガイドレールの少なくともいずれか一方には、支持部材が設けられており、
上記駆動装置、上記かご側返し車及び上記釣合おもり返し車は、共通の上記支持部材に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。 A car guide rail for guiding the raising and lowering of the car, and a counterweight guide rail for guiding the raising and lowering of the counterweight,
At least one of the car guide rail and the counterweight guide rail is provided with a support member,
The elevator apparatus according to claim 1, wherein the driving device, the car side return wheel, and the counterweight return wheel are supported by the common support member.
駆動シーブを有し、上記昇降路内上部に配置され、かつ上記昇降路を垂直投影したとき、上記かごの領域に一部が重なるように配置され、上記かご及び釣合おもりを昇降させる薄形の駆動装置、
上記駆動シーブに対して間隔を置いて配置されたトラクション増加用シーブ、及び
上記駆動シーブに複数回巻き掛けられるように上記駆動シーブ及び上記トラクション増加用シーブ間に巻き掛けられ、一端部側で上記かごを吊り下げ、他端部側で上記釣合おもりを吊り下げる主索
を備えていることを特徴とするエレベータ装置。 A car and a counterweight capable of moving up and down in the hoistway;
A thin type that has a drive sheave, is arranged at the upper part in the hoistway, and is arranged so as to partially overlap the area of the car when the hoistway is vertically projected, and raises and lowers the car and the counterweight. Driving device,
A traction increasing sheave arranged at an interval with respect to the driving sheave, and wound between the driving sheave and the traction increasing sheave so as to be wound around the driving sheave a plurality of times. An elevator apparatus comprising a main rope for suspending a car and suspending the counterweight on the other end side.
上記釣合おもりの昇降を案内する釣合おもりガイドレール
をさらに備え、
上記かごガイドレール及び上記釣合おもりガイドレールの少なくともいずれか一方には、支持部材が設けられており、
上記駆動装置及び上記トラクション増加用シーブは、共通の上記支持部材に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載のエレベータ装置。 A car guide rail for guiding the raising and lowering of the car, and a counterweight guide rail for guiding the raising and lowering of the counterweight,
At least one of the car guide rail and the counterweight guide rail is provided with a support member,
The elevator apparatus according to any one of claims 1 to 6, wherein the drive device and the traction increasing sheave are provided on the common support member.
上記主索溝の断面形状は、上記主索の断面形状の一部とほぼ同一となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のエレベータ装置。 The drive sheave is provided with a main rope groove around which the main rope is wound,
The elevator apparatus according to any one of claims 1 to 8, wherein a cross-sectional shape of the main rope groove is substantially the same as a part of a cross-sectional shape of the main rope.
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JP2008120478A (en) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Hitachi Ltd | Elevator device |
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CN106115414A (en) * | 2016-08-31 | 2016-11-16 | 天津市奥瑞克电梯有限公司 | Novel inorganic machine room-free elevator is arranged |
CN114761344A (en) * | 2019-12-18 | 2022-07-15 | 三菱电机株式会社 | Elevator device |
-
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- 2003-09-01 JP JP2003309070A patent/JP2005075575A/en active Pending
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