JP2005074527A - 屑分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 打抜き原板から製品部と製品部を囲む屑部分との分離を連続して行うことができる屑分離装置を提供する。
【解決手段】 打抜き原板から製品部外周の屑部分を分離する分離装置であって、
前工程で原板に製品の展開形状が刻設された打抜き原板aを1枚づつ送り出す送出し手段Aと、
前記送出し手段Aから送られてきた打抜き原板を、製品部a1は搬送方向に向けて水平に搬送し、製品部を囲み搬送方向と直交する原板の幅方向における左右屑部a2は前記製品部の搬送方向に対し下向きに搬送して製品部と屑部分とに分離する分離手段Bと、
前記分離手段Bにおける左右屑部分の搬送手段の下流側に配置した分離屑破砕手段Cと、
分離手段の前方に配置し、屑部分が分離された製品部を所定枚数積層して排出する製品排出部Dとを備え、
打抜き原板を1枚づつ搬送しながら屑部分を自動的に分離する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、段ボール紙や厚紙に製品の展開形状をロータリーダイカッタや平面打抜き機で切り込み形成した打抜き原板から製品部を囲む屑部分を分離する屑分離装置に関する。
段ボール箱や紙箱等は、材料の段ボール紙や厚紙に製品の展開形状を、ロータリーダイカッタや平面打抜き機等の打抜き装置で切れ目を入れ、その切れ目で製品部分と外周の屑部分とに分離し、製品部分を組み立てることで段ボール箱や紙箱が完成される。
しかして、材料の原板(段ボール紙や厚紙等)に製品の展開形状の切れ目を入れた打抜き原板から屑部分を分離する方法として、(1)作業者の手作業による分離、(2)機械による自動分離、が採用されている。
そして、後者の分離機として、打抜用紙の縁部を縁押えドラムと縁押えコンベアとで挟持し、且つ縁押えドラムに巻装される打抜用紙の縁部を下方に排出する排出機構と、縁押えドラムの間に配置され分離された打抜用紙の型部を載置するプレートと、該型部を搬送するコンベアを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載の発明は、左右の縁部の間に位置する型部は、打抜用紙の搬送方向に往復動するプレートに載置され、プレートの移動で搬送コンベアに移載するようになっている。しかしながら、前記したように縁部と分離される型部は前後に往復動するプレートで搬送コンベアに移載されるため、縁部と型部の分離を連続して行うことはできないという問題点を有する。
特開昭60−48994号公報
本発明が解決しようとする課題は、打抜き原板から製品部と製品部を囲む屑部分との分離を連続して行うことができる屑分離装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、打抜き原板から製品部外周の屑部分を分離する分離装置であって、前工程で原板に製品の展開形状が刻設された打抜き原板を1枚づつ送り出す送出し手段と、前記送出し手段から送られてきた打抜き原板を、製品部は搬送方向に向けて水平に搬送し、製品部を囲み搬送方向と直交する原板の幅方向における左右屑部分は前記製品部の搬送方向に対し下向きに搬送して製品部と屑部分とに分離する分離手段と、前記分離手段における左右屑部分の搬送手段の下流側に配置した分離屑破砕手段と、分離手段の前方に配置し、屑部分が分離された製品部を所定枚数積層して排出する製品排出部とを備え、打抜き原板を1枚づつ搬送しながら屑部分を自動的に分離することを特徴とする(請求項1)。
本分離装置は、打抜き原板を1枚づつ水平に搬送する途中で、該打抜き原板の幅方向の左右屑部分を搬送手段で挟持して下向きに搬送することで、屑部分を製品部から分離し、しかもその屑部分は分離屑破砕手段で小片状に破砕されて屑の後処理をしやすくし、屑部分が分離された製品部は水平状態のまま製品排出部側にむけて搬送される。
上記打抜き原板の送出し手段は、下流側に配置された分離手段に向けて打抜き原板を1枚づつ送り出すものであるが、該原板は最初から1枚づつの形態で送り出す枚葉送り手段と、所定の枚数が積層されたバッチ形態から1枚づつ送り出すバッチ送り手段とを備え、両方の形態に対応できるようにすると好適である。その場合、バッチ送り手段の使用時は枚葉送り手段が前記バッチ送り手段の下側に折り畳まれ格納されるようにする(請求項2)。
又、上記分離手段は、打抜き原板の幅方向における左右屑部分より内側の製品部を上下より挟んで水平搬送する製品搬送手段と、製品搬送手段の左右外側に配置し左右屑部分を上下より挟んで製品部の搬送方向に対して下方に搬送する左右屑搬送手段とからなり、左右屑搬送手段の原板入口は前記製品搬送手段の搬送方向途中に配置した構成とする(請求項3)。
上記の製品搬送手段及び左右屑搬送手段は、該原板を挟持する上下一対のベルトコンベアで構成し、製品搬送手段は製品部の搬送を安定よく行う為に幅狭い帯状のベルトコンベアを複数本並設して構成する。
更に、上記分離手段における左右屑搬送手段の下流側に配置する分離屑破砕手段は、左右屑搬送手段で搬送される屑部分を小片状に破砕するもので、搬送手段で送出される帯状の屑を、外周にカッタを備えた回転刃ローラと、前記回転刃ローラの反対側に配置する受けローラとで構成し、且つ左右屑搬送手段の搬送方向下流側に近接して配置する(請求項4)。小片状に破砕した屑は、コンベアで装置外に搬送しても、直接袋詰するなど任意である。
また、上記分離手段の製品部搬送手段で搬送される打抜き原板の上方には、該打抜き原板の製品部内に存在する内屑を分離除去する内屑除去装置を配置してもよい。その内屑除去装置は、原板の上面(搬送される原板の表面)を下方に押圧する弾発力が作用する部材を、製品搬送手段の上方に配置する。それにより、打抜き原板が水平状態で搬送される途中に自動的に内屑が除去される。
本発明の屑分離装置によれば、打抜き原板を一枚づつ連続して供給することで、該原板から周囲の屑を自動的に分離して、製品部を連続して排出することができる。そして、分離した屑は、小片状に破砕されて出てくる為、屑の後処理を容易に行うことができる。
又、請求項2の構成によれば、打抜き原板の供給を、一枚づつの供給と、バッチ形態でのセットの両形態で対応することができる。即ち、量が少ない時は一枚づつ、量が纏まって多い時はバッチ形態と、処理量に応じて打抜き原板の供給形態を選択できる。しかも、バッチ形態とした場合、一枚づつ送る枚葉送り手段はバッチ送り手段の下側に折り畳まれて格納される為、バッチ送り手段への打抜き原板(バッチ)のセットを容易に行うことができる。
更に、請求項3の構成によれば、打抜き原板を水平状態で搬送するだけで、製品部周囲の屑を効率良く分離することができると共に、製品部が水平状態に押えられた状態で屑部分が分離される為、製品部が折れるなどの問題は生じない。
また、請求項4の構成によれば、分離した屑を効率良く小片状に細分処理できる。
さらに、請求項5の構成によれば、屑部分の分離除去と同時に、製品部内に残っている内屑を除去することができる。
打抜き原板から製品部外周の屑部分を分離する分離装置は、打抜き原板を1枚づつ送り出す送出し手段の前方に、製品部と屑部分とに分離する分離手段と、分離した製品部を所定枚数積層して排出する製品排出部を直線状に配置し、更に前記分離手段における屑部分の搬送手段の下流側に該屑を小片状に破砕する分離屑破砕手段を配置し、その破砕手段で小片状となった屑は、分離手段より下方位置に配置した屑排出手段で原板搬送方向と交叉する方向に排出する。
そして、送出し手段は打抜き原板を1枚づつ送り出す枚葉送り手段と、打抜き原板を所定枚数積層したバッチの原板から1枚づつ送り出すバッチ送り手段の両方を備えた構成とし、処理量等に合わせて適宜選択使用できるようにする。又、枚葉送り手段は、バッチ送り手段を使用する時、該バッチ送り手段の下側に折り畳み格納して、バッチ送り手段に対する積層原板(バッチ)のセット作業を円滑に行うことができるようにする。
更に、前記した分離手段における製品部搬送手段の上方には、搬送される製品内に存在する内屑を、下方への押圧作用で打抜く内屑除去装置を配置し、製品部周囲の屑の分離除去と同時に内屑も除去する。
本発明に係る屑分離装置の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1は本装置の概略を示す正面図、図2は同平面図で、屑分離装置は、所定の間隔を置いて起立する一対のフレーム1,1’間に、打抜き原板aを1枚づつ送り出す枚葉送り手段A1とバッチ送り手段A2を備えた送出し手段A、製品部搬送手段B1と左右屑搬送手段B2とからなる分離手段B、前記分離手段Bから搬出される製品部を所定枚数積層したバッチ形態で排出する製品排出部Dを直線状に配置し、且つ前記分離手段Bにおける左右屑搬送手段B2の下流側に、分離した屑を小片状に細分する分離屑破砕手段Cを連設配置して構成されている。
送出し手段Aは、平面矩形状の段ボール紙や厚紙に今日周知の打抜き機で箱の展開形状に切断線を形成した打抜き原板aを分離手段Bに向けて1枚づつ送り出すものである。
そしてその送出し手段Aは、最初から1枚づつを連続的に送り出すタイプの枚葉送り手段A1と、打抜き原板aを所定枚数積層したバッチ形態(例えば、1バッチ50枚積層)から打抜き原板aを1枚づつ送り出すバッチ送り手段A2とを備え、前記枚葉送り手段A1の前方にバッチ送り手段A2が配置されている。
枚葉送り手段A1は、打抜き原板aを載承して1枚づつ水平状態で搬送するもので、細幅の帯状ベルトを幅方向に所定の間隔をおいて複数本(図面では4本)並設したベルトコンベア2と、そのベルトコンベア2の前方に配置したベルトコンベア2’と、打抜き原板aの幅方向を揃える前後一対のガイド板3とで構成されている。
そして、上記ベルトコンベア2とベルトコンベア2’における最外側に配置したベルト2a、2a’は、打抜き原板aの幅寸法に応じて幅方向に移動調整できるように構成されている。
その移動調整機構4は、ベルトコンベア2’の最外側に位置するベルト2a’が巻回されるプーリを支持する左右の支持フレーム4aを幅方向に移動するもので、その左右の支持フレーム4aに取り付けたナット部材に挿通螺合したボールネジ4bと、そのボールネジ4bの前後に配置したガイド杆4c,4dと、前記ボールネジ4bを駆動回転する変速機付モータ4eとで構成されている。従って、変速機付モータ4eが駆動することでボールネジ4bが回転され、それにより左右の支持フレーム4aがガイド杆4c,4dに沿って幅方向に移動し、打抜き原板aの幅に合った位置に移動調整できる。
又、上記移動調整機構4で直接移動されるのはベルトコンベア2’の最外側のベルト2a’であるが、該ベルトコンベア2’の手前位置に配置したベルトコンベア2の最外側のベルト2aも移動させる必要があるため、支持フレーム同士を連結して一体に移動するようにしてある。
そして、送出し方向に対し手前側(図面では右側)に位置するベルトコンベア2は、前方のベルトコンベア2’に対して前記したように支持フレーム同士が連結片5で折り畳み可能に連結されている。この折り畳み可能な連結構造は、送出し手段Aとして後述するバッチ送り手段A2を選択して使用する時、該枚葉送り手段A1が打抜き原板のバッチをセットするのに邪魔にならない位置に、コンパクトに格納する為である。従って、格納スペースが十分に確保できる場合は、ベルトコンベア2とベルトコンベア2’とに分割せずに一つのベルトコンベアとしてもよいものである。
更に、ボールネジ4b及びガイド杆4c,4dを架設した外フレーム6は、フレーム1,1’に亘って回転可能に架設した回転軸7に対して回動可能に取り付けられている。それにより、枚葉送り手段A1は図4に示すように、ベルトコンベア2をベルトコンベア2’の下側に折り畳み(図4(b)参照)、その折り畳んだベルトコンベア2とベルトコンベア2’を一体として外フレーム6を回転軸7を中心として垂直下方に回動する(図4(c)参照)。尚、外フレーム6を回転軸7を中心として水平状態、垂直状態に切換移動する動力源はエアシリンダ8を使用し、固定部材と外フレーム6とに亘って取り付ける。
上記枚葉送り手段A1の前方に配置されるバッチ送り手段A2は、打抜き原板aを多数枚積層したバッチ形態から打抜き原板aを1枚づつ送り出すもので、前記した枚葉送り手段A1のベルトコンベア2,2’と同様、細幅の帯状ベルトを幅方向に所定の間隔をおいて複数本(図面では7本)並設したベルトコンベア9と、バッチ形態の原板の送出し方向前側を整列するシートストッパ10と、送出し方向後側、即ち、打抜き原版aの長さ方向の後端を整列する後整列板11と、更に前記シートストッパ10の幅方向両側に鉛直に起立保持したガイド板12と、前記ベルトコンベア9の搬送面に吸引力を作用させるサクションホース13とで構成されている。
そして、シートストッパ10と後整列板11との間に収容されたバッチ(積層)状態の打抜き原板aは、ベルトコンベア9と接触する一番下側の打抜き原板aをサクションホース13により作用する吸引力で該ベルトコンベア9側に引き付け、その状態で一番下の打抜き原板aを搬送し、下流側の分離手段Bに送り込む。
ベルトコンベア9によって一番下の打抜き原板aが搬送されるが、その搬送時上位に積層された打抜き原板aが一緒に下流側の分離手段Bに送り込まれないようにするのが原板の前側を整列するシートストッパ10である。
そのシートストッパ10は、積層された打抜き原板aの前端を揃え、且つ一番下の打抜き原板aの1枚だけが下流側の分離手段Bに送出されるように規制するもので、打抜き原板aの厚さに応じて上下方向に移動調整し、該シートストッパ10の下端とベルトコンベア9の表面との隙間を調整する。そのシートストッパ10を上下方向に移動調整する機構としては、ボールネジ機構等が挙げられる。尚、ベルトコンベア9はモータ14によって駆動回転されるように構成されている。
又、バッチ状態の打抜き原板aの後端を揃える後整列板11は、打抜き原板aの寸法(搬送方向に沿った長さ)に合わせるため、搬送方向に沿って移動調整できるように構成されている。その調整機構は、フレーム1,1’にラックとピニオンからなる直線案内機構15を付設し、その直線案内機構15におけるピニオン歯車及びラックを上下より挟む案内ローラは後整列板11を取り付けた側枠11’に取り付け、前記ピニオン歯車をハンドル等で回動することで該ピニオン歯車はラック上を移動し、それに伴い後整列板11を保持した側枠11’はラックに沿って移動される。
これにより、バッチ状態の打抜き原板aを自動的に1枚づつ安定して送り出すことができる。
上記した枚葉送り手段A1又はバッチ送り手段A2によって送られてきた打抜き原板aの製品部の周囲の存在する屑部分を分離する分離手段Bは、該原板aに切断線で区画された製品部a1の部分を上下より挟んで水平搬送する製品搬送手段B1と、その製品搬送手段B1の幅方向外側に配置し製品部a1の外側の屑部a2を上下より挟んで製品部a1の搬送方向に対して下方に搬送する左右屑搬送手段B2とで構成されている。
製品搬送手段B1は、打抜き原板aを下側から支える下側ベルトコンベア16と、その下側ベルトコンベア16の上方に配置した上側ベルトコンベア17とで構成され、下側ベルトコンベア16は搬送方向に向かって縦一列に配置した前コンベア16aと後コンベア16bとで構成され、上側ベルトコンベア17は少なくとも前記下側ベルトコンベア16を構成する前コンベア16aと後コンベア16bの中継部を越えて前コンベア16aの中程に達する長さとする。
又、下側ベルトコンベア16の後コンベア16bと上側ベルトコンベア17はフレーム1,1’間に所定の間隔を置いて4本並設され、その内、上側ベルトコンベア17の幅方向両外側に位置するコンベア17’と下側ベルトコンベア16の後コンベア16bにおける幅方向両外側に位置するコンベア16b’は打抜き原版aの横幅寸法に応じて幅方向に移動調整できるように構成されている。
下側ベルトコンベア16の前コンベア16aは、打抜き原板aから屑部a2が分離されて残った製品部a1を下側から支える為、幅広のベルトコンベアで構成されている。即ち、屑部a2が取り除かれて打抜き原板aより小さくなった製品部a1を搬送するため、その製品部a1を損傷させずに安定よく搬送し得るように構成してある。
上記した下側ベルトコンベア16における後コンベア16bの外側のコンベア16b’を幅方向に移動調整する機構は、図6に示すように、モータ18で駆動回転されるネジ杆19に取付板20を螺着し、その取付板20にコンベア16b’を取り付け、モータ18の駆動によるネジ杆19の回転でコンベア16b’を支持した取付板20が幅方向に移動する。21は前記取付板20の移動を案内するガイド杆である。
又、上側ベルトコンベア17における外側のコンベア17’を幅方向に移動調整する機構は、図6に示すように、モータ21で駆動回転されるネジ杆22に取付板23を螺着し、その取付板23にコンベア17’を取り付け、モータ21の駆動によるネジ杆22の回転でコンベア17’を支持した取付板23が幅方向に移動する。尚、幅方向に移動するコンベア17’のベルトを駆動するモータは前記取付板23に取り付けて一緒に移動するようにしてある。又、幅方向に移動するコンベア17’の間に配置される幅方向に移動しないコンベアは図示は2本であるが、1本でもよいものである。
更に、上側ベルトコンベア17は、下側ベルトコンベア16とで打抜き原板aを挟んで搬送するが、下側ベルトコンベア16は上下方向に移動不能に設置されている為、上側ベルトコンベア17は処理する原板の厚さに応じて上下方向に移動調整する必要がある。
その移動調整機構は、図6に示すように、フレーム1,1’の外側に、回転運動を直線運動に変換する機構24、例えばラックとピニオン機構、カム機構、歯車の組み合わ等を取り付け、その変換機構24で上下方向に直線移動する移動体24’に前記フレーム1,1’を跨ぐ門形の枠体25を連結固定し、その枠体25に前記した幅方向移動調整機構を装備する。これにより、厚さの異なる打抜き原板に的確に対応できるようになっている。
左右屑搬送手段B2は、原板に切断線で区画された製品部a1を囲む屑部a2を分離するもので、前記製品搬送手段B1における下側ベルトコンベア16の後コンベア16bから前コンベア16aに乗り移る前に屑部a2を下側方向に搬送することで製品部a1と分離する。
その具体的な構成は、左右屑部a2を下側から支える平ベルトの下ベルトコンベア26と、その下ベルトコンベア26とで左右屑部a2を挟むVベルトからなる上ベルトコンベア27とで構成され、それらは前記後コンベア16bのコンベア16b’を取り付けた取付板20に取り付けられ、原版の幅寸法に合わせて移動調整できるように構成されている。
そして、下ベルトコンベア26は左右屑部a2を支持するベルト表面が下側ベルトコンベア16の先端から垂直下方に向けて所定長さ形成され、上ベルトコンベア27はその始端側を前記下ベルトコンベア26の先端プーリの軸芯線上に配置して左右屑部a2の入口28が形成され、上ベルトコンベア27の終端側は下ベルトコンベア26とで原板を挟持して垂直下方に搬送するように構成してある。
上記構成により、製品搬送手段B1の下側ベルトコンベア16と上側ベルトコンベア17で挟まれて水平に搬送された打抜き原板aの先端が下側ベルトコンベア16の後コンベア16bの先端に到達すると、打抜き原板aの幅方向の左右縁部、即ち左右屑部a2は左右屑搬送手段B2の下ベルトコンベア26と上ベルトコンベア27との入口28に入り込み、上・下ベルトコンベア26,27の作用で垂直下方に引き込まれる。それにより、左右縁部の先端側を連結する前側屑部分も製品部から分離されて下方に引き込まれる。同様に、左右縁部の後端側を連結する後側屑部分は製品部a1が下側ベルトコンベア16の前コンベア16aと上側ベルトコンベア17で挟まれて水平に搬送されるため、製品部の後端は後側屑部分から引き離され、後側屑部分は左右屑部a2と一緒に下方に搬送される。
上記左右屑搬送手段B2の下流側に近接して配置される分離屑破砕手段Cは、帯片状で搬送される左右屑a2を小片状に細分するもので、図7に示すように、前記左右屑搬送手段B2で搬出される帯状の左右屑部a2を挟むように配置した回転刃ローラ29と、受けローラ30とで構成され、回転刃ローラ29で帯状の左右屑a2が受けローラ30側に押し付けられて小片状に切断される。
上記左右屑搬送手段B2の真下には小片状に破砕された屑を集積排出する屑排出ベルトコンベア31が本分離装置と直角に交差して配置されている。これにより、屑部分は小片状に破砕されて自動的に分離装置の外に排出され、コンベアの終端で袋詰等されて廃棄される。尚、分離屑破砕手段Cで小片状に破砕した屑は、ベルトコンベアで排出することなく、直接袋詰するようにしてもよい。
前記分離手段Bで屑部a2が分離された製品部a1は製品搬送手段B1の前コンベア16aと上側ベルトコンベア17で挟まれて前方に搬送されるが、その製品部a1を1枚づつ搬送してもよいが、所定枚数を積層したバッチ形態で搬送するようにしてもよい。
その場合は、製品搬送手段B1の前コンベア16aの前方に製品排出部Dを配置する。
製品排出部Dは、製品搬送手段B1から搬出される製品部a1を所定枚数積層支持する支持部材32と、所定枚数が積層されたバッチ形態の製品部a1を本分離装置の外に排出する排出コンベア33とで構成されている。
製品部a1を所定枚数、積層支持する支持部材32は、製品搬送手段B1の前方に向かい合わせて配置した前後の支持部材32a,32bとで構成され、その前部支持部材32aと後部支持部材32bは、複数本の支持棒34を幅方向に所定間隔をおいて並設し、且つ各支持棒はエアシリンダ35で出没動自在に構成されている。
そして、後部支持部材32bは製品搬送手段B1の前コンベア16aから排出される製品部a1の後部を支持するが、排出される製品部の後部位置は前コンベア16aの速度などによって決定されるため所定位置に固定され、エアシリンダ35の作動で支持棒34が突出された時、製品部の後部を支持できるように構成されている。
他方、前部支持部材32aは、前コンベア16aから排出される製品部a1の前部を支持するが、該製品部a1の前部位置は製品の長さ(搬送方向に沿った長さ)によって異なる。そのため、前部支持部材32aは製品に応じて待ち受け位置を変更できるように、移動調整できるように構成されている。その移動機構36はラックとピニオン機構で構成され、手動で調整する。
又、前部支持部材32aの幅方向両側には分離手段Bから排出される製品部a1の幅方向を整列するガイド板38が取り付けられている。
上記構成により、前部支持部材32aと後部支持部材32bの支持棒34が突出した状態で製品部a1を受け止め、所定枚数積層されると前部支持部材32aと後部支持部材32bの支持棒34がそれぞれエアシリンダ35の作動で没入し、支持されていた製品部a1はその真下に位置する排出コンベア33上に落下し、排出コンベア33で分離装置の外に排出される。製品部a1を落下させた支持棒34は直ぐに突出して製品搬送手段B1の前コンベア16aから排出される製品部a1を受け止める状態に復帰する。尚、排出コンベア33の排出方向は図示する分離装置の方向と同方向(縦出し)に限られるものではなく、分離装置と交差する方向に配置して横出しするも任意である。
前部支持部材32aと後部支持部材32bにおける支持棒34の出没制御は、前記した分離手段Bにおける下側ベルトコンベア16の前コンベア16aより排出される製品部a1の枚数を検出するセンサ(図示省略)からの信号でエアシリンダ35の作動が制御されて行われる。
又、前記した製品部搬送手段B1で搬送される打抜き原板aの上方には、該打抜き原板の製品部a1内に存在する内屑a3を下方に押圧して製品部から除去する内屑除去装置Eを配置する。
その内屑除去装置Eは、図1及び図2に示すように、棒杆の先部を湾曲した押圧部材37を、前記した製品部搬送手段B1における上側ベルトコンベア17を支持する枠体25の下側に垂下取り付けると共に、該押圧部材37の先端湾曲部が打抜き原板aの上面に押圧接されるようにスプリング等で原板側に付勢されている。これにより、打抜き原板aの製品部a1内に存在する内屑a3は押圧部材37で下方に押圧され、原板から抜き落とされる。
又、前記製品部搬送手段B1における上側ベルトコンベア17には、図1及び図2に示すように、左右屑搬送手段B2の入口部より上流側位置から該上側ベルトコンベア17の下流側のプーリ手前位置の範囲に亘って、搬送される打抜き原板を上側ベルトコンベア17側に吸着するサクション手段39が配置されている。その具体的構成としては、上側ベルトコンベア17を構成するエンドレスベルトに通孔を列状に開設し、他方、そのベルトの往路側と復路側の間にはホースを介して吸気発生源に接続されたサクション手段39の吸気口を配置し、前記ベルトの幅範囲内に通孔を介して吸気作用が生じるように構成されている。
それにより、打抜き原板aは上側ベルトコンベア17側に吸着されながら搬送されるため、左右屑の分離を効率良く行うことが出来ると共に、左右屑が分離された製品部を安定よく搬送することができる。
尚、上側ベルトコンベア17のうち、幅方向外側に位置するコンベア17’は打抜き原板aの寸法に合わせて移動調整する為、該コンベア17’に配置するサクション手段39はコンベア17’の移動と共に移動するように構成されている(図5、6参照)。
更に、前記した分離手段Bにおける左右屑搬送手段B2の入口28より手前位置(上流側)には、左右屑搬送手段B2による周囲屑の引き込み時に製品部a1が引き込まれないようにする押えローラを設けてもよい。
本発明に係る装置の概略を示す正面図。 同一部切欠平面図。 送出し手段部分を示す拡大平面図。 送出し手段部分の拡大正面図で、(a)は枚葉送り手段の作動状態図、(b)は枚葉送り手段を一段折り畳んだ状態図、(c)は完全に折り畳んだ状態図。 分離手段部分を示す一部切欠拡大平面図。 同一部切欠側面図。 左右屑搬送手段及び分離屑破砕手段を示す斜視図。
符号の説明
A…送出し手段 A1…枚葉送り手段
A2…バッチ送り手段 B…分離手段
B1…製品搬送手段 B2…左右屑搬送手段
C…分離屑破砕手段 D…製品排出部
E…内屑除去装置 a…打抜き原板
a1…製品部 a2…屑部
a3…内屑 29…回転刃ローラ
30…受けローラ

Claims (5)

  1. 打抜き原板から製品部外周の屑部分を分離する分離装置であって、
    前工程で原板に製品の展開形状が刻設された打抜き原板を1枚づつ送り出す送出し手段と、
    前記送出し手段から送られてきた打抜き原板を、製品部は搬送方向に向けて水平に搬送し、製品部を囲み搬送方向と直交する原板の幅方向における左右屑部分は前記製品部の搬送方向に対し下向きに搬送して製品部と屑部分とに分離する分離手段と、
    前記分離手段における左右屑部分の搬送手段の下流側に配置した分離屑破砕手段と、
    分離手段の前方に配置し、屑部分が分離された製品部を所定枚数積層して排出する製品排出部とを備え、
    打抜き原板を1枚づつ搬送しながら屑部分を自動的に分離することを特徴とする屑分離装置。
  2. 上記送出し手段は、打抜き原板を1枚づつ送り出す枚葉送り手段と、所定枚数が積層されたバッチ様式から1枚づつを送り出すバッチ送り手段とを備え、バッチ送り手段の使用時は枚葉送り手段が前記バッチ送り手段の下側に折り畳まれ格納されることを特徴とする請求項1記載の屑分離装置。
  3. 上記分離手段は、打抜き原板の幅方向における左右屑部分より内側の製品部を上下より挟んで水平搬送する製品搬送手段と、製品搬送手段の左右外側に配置し左右屑部分を上下より挟んで製品部の搬送方向に対して下方に搬送する左右屑搬送手段とからなり、左右屑搬送手段の原板入口は前記製品搬送手段の搬送方向途中に配置したことを特徴とする請求項1又は記載の屑分離装置。
  4. 上記分離屑破砕手段は、外周にカッタを備えた回転刃ローラと、受けローラとからなり、左右屑搬送手段の搬送方向下流側に近接して配置したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の屑分離装置。
  5. 上記分離手段の製品部搬送手段で搬送される打抜き原板の上方に、該打抜き原板の製品部内に存在する内屑を下方に押圧して分離除去する内屑除去装置を配置したことを特徴とする請求項1記載の屑分離装置。
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