JP2005073331A - Removing method of three-phase power cable - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、三相OFケーブル(oil-filled cable)や三相SLケーブル(separetly lead cable)等のような三相電力ケーブルを配線路から効率よく撤去するための三相電力ケーブルの撤去方法に関する。 The present invention relates to a three-phase power cable removal method for efficiently removing a three-phase power cable such as a three-phase OF cable (oil-filled cable) or a three-phase SL cable (separetly lead cable) from a wiring path. .
今日では、送電効率の高い大容量送電ケーブルとして、図27に示すような三相電力ケーブル1が使用されており、この三相電力ケーブル1を地中に配線する際には、図28に示すような管路2が使用されている。
Today, a three-
図27に示した三相電力ケーブル1は、一般的な「三相OFケーブル」であり、3本のコアケーブル3を遮蔽層4と防食層5とによって覆った構造を有しており、コアケーブル3の間には、3本のスパイラル送油管6と介在部材7とが介在されている。
The three-
一方、管路2(図28)は、コンクリートからなるマンホール2aと、マンホール2a間に配設された複数の多孔管2bとによって構成されており、各多孔管2bには、三相電力ケーブル1が配線される複数の配線路2cが形成されている。
On the other hand, the pipe line 2 (FIG. 28) includes a
そして、従来、配線路2c内に配線された三相電力ケーブル1を撤去する際には、チェーンブロックやウインチ等のような引抜装置を用いて、三相電力ケーブル1を力ずくで引き抜くようにしていた。
Conventionally, when the three-
従来では、三相電力ケーブル1を引抜装置によって力ずくで引き抜くようにしていたが、三相電力ケーブル1の長さが長い場合や、その他の事情で引抜抵抗が増大している場合には、引抜装置では対応できなかった。そのため、このような場合には、三相電力ケーブル1を放棄するか、地上から地面を開削して撤去するしか方法がなく、既設管路2の有効活用を図れないという問題があった。
Conventionally, the three-
なお、三相電力ケーブル1の引抜抵抗が増大する原因としては、地盤沈下による管路2の蛇行(図28)や、近隣区域Aに注入された地盤硬化剤の配線路2c内への浸入や、含水による防食層5(図27)の膨張等が考えられる。
The reasons why the pull-out resistance of the three-
それゆえに、この発明の主たる目的は、三相電力ケーブルの撤去作業を容易にすることにより既設管路の有効活用を図ることのできる、三相電力ケーブルの撤去方法を提供することである。 Therefore, a main object of the present invention is to provide a method for removing a three-phase power cable that can effectively utilize an existing pipeline by facilitating the removal work of the three-phase power cable.
請求項1に記載した発明は、「複数の導線40a,116aからなる導線束40,116を絶縁層44,120で覆うことによって構成された3本のコアケーブル26,106と、コアケーブル26,106の間に介在された介在部材28,108と、コアケーブル26,106および介在部材28,108を覆うようにして形成された防食層30,110とを備える三相電力ケーブル12,104を配線路22から撤去するための三相電力ケーブルの撤去方法であって、(a)介在部材28,108を引き抜き、(b)コアケーブル26,106の1本を引き抜き、(c)コアケーブル26,106の残りの2本を引き抜き、(d)防食層30,110を引き抜く、三相電力ケーブルの撤去方法」である。
According to the first aspect of the present invention, “three
この発明において、(a)工程で介在部材28,108を引き抜くと、コアケーブル26,106の間に隙間が形成され、コアケーブル26,106の引抜抵抗が低減される。したがって、(b)工程では、コアケーブル26,106の1本を容易に引き抜くことができる。また、コアケーブル26,106の1本を引き抜くと、残りのコアケーブル26,106の引抜抵抗がさらに低減されるので、(c)工程では、残りの2本のコアケーブル26,106を極めて容易に引き抜くことができる。(a)〜(c)工程を経て防食層30,110の内部に空洞Cを確保すると、防食層30,110を縮径させることができるので、(d)工程では、防食層30,110を容易に引き抜くことができる。
In the present invention, when the
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、「三相電力ケーブル12は、コアケーブル26の間に介在されたスパイラル送油管32を備え、(b)工程よりも前にスパイラル送油管32を引き抜くようにした」ことを特徴とする。
The invention described in
三相電力ケーブル12の種類としては、三相OFケーブルや三相SLケーブル等があるが、この発明は、請求項1に記載した発明を三相OFケーブルの撤去方法に限定したものである。
Examples of the three-
請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した発明において、「三相電力ケーブル12は、コアケーブル26および介在部材28を覆うようにして防食層30の内側に形成された遮蔽層34を備え、(d)工程では、遮蔽層34を軸方向へ延びる切断線において切断し、遮蔽層34および防食層30を縮径させ、その後、遮蔽層34および防食層30を引き抜くようにした」ことを特徴とする。
The invention described in
この発明において、遮蔽層34を軸方向へ延びる切断線で切断すると、遮蔽層34の強度が切断部分において低下するので、遮蔽層34および防食層30を容易に縮径させることができる。そして、遮蔽層34および防食層30を縮径させると、防食層30の外面と配線路22の内面との摩擦抵抗が低減されるので、遮蔽層34および防食層30を容易に引き抜くことができる。
In the present invention, when the
請求項4に記載した発明は、請求項1または2に記載した発明において、「三相電力ケーブル12は、コアケーブル26および介在部材28を覆うようにして防食層30の内側に形成された遮蔽層34を備え、(d)工程では、遮蔽層34を周方向へ延びる切断線において切断し、その後、遮蔽層34および防食層30を引き抜くようにした」ことを特徴とする。
The invention described in
この発明では、遮蔽層34を周方向へ延びる切断線で切断することによって、遮蔽層34を所定の長さで切り取ることができる。したがって、この切り取り長さを適切に設定することによって、遮蔽層34の引抜抵抗を低減することができ、遮蔽層34を容易に引き抜くことができる。そして、遮蔽層34を引き抜いた後は、防食層30を縮径させながら容易に引き抜くことができる。
In the present invention, the
この発明によれば、三相電力ケーブルを構成する各部材を内側から順次除去することによって、三相電力ケーブルを確実に撤去することができる。したがって、三相電力ケーブルの引抜抵抗が大きい場合でも、その三相電力ケーブルを放棄したり、撤去のために地面を開削したりする必要はなく、既設管路を有効に活用することができる。 According to this invention, the three-phase power cable can be reliably removed by sequentially removing the members constituting the three-phase power cable from the inside. Therefore, even when the pull-out resistance of the three-phase power cable is large, it is not necessary to abandon the three-phase power cable or to open the ground for removal, and the existing pipeline can be used effectively.
本発明が適用された「三相電力ケーブルの撤去方法」は、図1に示すように、管路10に挿通された三相OFケーブル12が老朽化した場合に、これを効率よく撤去するためのものである。
The “three-phase power cable removal method” to which the present invention is applied is for efficiently removing the three-phase OF
ここで、管路10は、図1に示すように、コンクリートからなるマンホール14と、マンホール14間に配管された複数の多孔管16とによって構成されている。各多孔管16は、図2に示すように、コンクリートからなる本体18を含み、本体18の内部には、複数(この実施例では4本)の保護管20が配設されている。したがって、複数の多孔管16によってマンホール14どうしを連通した状態(図1)では、マンホール14間に三相OFケーブル12を配線するための4本の配線路22が確保される。
Here, as shown in FIG. 1, the
三相OFケーブル12は、図3に示すように、3本のコアケーブル26と、コアケーブル26の間に介在された介在部材28と、コアケーブル26および介在部材28を覆うようにして形成された防食層30とを備える基本構造を有している。そして、コアケーブル26の間には、3本のスパイラル送油管32が介在されており、防食層30の内側には、コアケーブル26,介在部材28およびスパイラル送油管32を覆うようにして遮蔽層34が形成されている。また、遮蔽層34の内側には、銅線織込布帯36が配置されており、防食層30と遮蔽層34との間には、真鍮またはステンレス等の金属テープからなる補強層38が配置されている。
As shown in FIG. 3, the three-phase OF
各コアケーブル26は、複数の導線40aを束ねることによって構成された導線束40を含み、導線束40の外周面には、カーボン紙42a,紙等からなる絶縁層44,カーボン紙42bおよび銅テープ等からなる遮蔽層46がこの順に形成されている。介在部材28は、コアケーブル26およびスパイラル送油管32の間の隙間を埋めるものであり、紙またはジュート等によって紐状に形成されている。防食層30は、三相OFケーブル12の内部腐食を防止するものであり、補強層38の周囲にクロロプレンゴムまたはネオプレン等のような樹脂材料を押し出すことによって形成されている。各スパイラル送油管32は、絶縁油が流される送油路Bを構成するものであり、亜鉛メッキ鋼やステンレス等のような金属からなる帯状体を螺旋状に巻回することによって形成されている。遮蔽層34は、近隣に配設されている通信線等への電圧誘導(通信ノイズの原因)を防止するものであり、銅線織込布帯36の周囲に鉛またはアルミニウム等のような金属材料を押し出すことによって形成されている。
Each
このような三相OFケーブル12を管路10内に配線した状態では、図2に示すように、三相OFケーブル12の外面と配線路22(保護管20)の内面との間に隙間Cが確保される。そのため、配線した直後に三相OFケーブル12を撤去する場合には、配線路22から三相OFケーブル12を容易に引き抜くことができる。
In a state where such a three-phase OF
しかし、配線後に長期間が経過したときには、その間に生じた管路10の蛇行(図28)や、配線路22へ浸入した地盤硬化剤48(図17)や、水を含んで膨張した防食層30の膨張部50(図13)等によって、三相OFケーブル12の引抜抵抗が増大し、三相OFケーブル12を引き抜くことが困難になる場合がある。このような場合に、本実施例の「三相電力ケーブルの撤去方法」が用いられる。
However, when a long period of time has elapsed after wiring, the meandering of the pipe line 10 (FIG. 28) generated during the wiring, the ground hardening agent 48 (FIG. 17) that has entered the
本実施例の「三相電力ケーブルの撤去方法」では、まず、所定のマンホール14(図1)内において三相OFケーブル12を切断するとともに、他のマンホール14内において三相OFケーブル12を切断し、撤去すべき三相OFケーブル12を確保する。ただし、三相OFケーブル12が接続部材で接続されている場合には、接続部材において三相OFケーブル12を切り離すだけでよい。
In the “three-phase power cable removal method” of the present embodiment, first, the three-phase OF
撤去すべき三相OFケーブル12を確保した後は、図4に示すように、三相OFケーブル12の端部において、防食層30,補強層38,遮蔽層34および銅線織込布帯36を切除し、スパイラル送油管32,介在部材28およびコアケーブル26を剥き出しにする。そして、スパイラル送油管32,介在部材28およびコアケーブル26をこの順に引き抜く。
After securing the three-phase OF
スパイラル送油管32を引き抜く際には、図5に示すように、スパイラル送油管32の端部をペンチで掴み、これを人力で引き抜く。このとき、スパイラル送油管32の内側には送油路Bが確保されているので、スパイラル送油管32は引き伸ばされて縮径されながら引き抜かれることになる。したがって、スパイラル送油管32の引抜抵抗は小さく、人力による引抜作業は容易である。
When pulling out the spiral
介在部材28を引き抜く際には、図6に示すように、介在部材28の端部をペンチで掴み、これを人力で引き抜く。このとき、スパイラル送油管32は既に引き抜かれているので、介在部材28の周囲には十分な隙間がある。したがって、介在部材28の引抜抵抗は小さく、人力による引抜作業は容易である。
When pulling out the
コアケーブル26を引き抜く際には、図7に示すように、まず、1本のコアケーブル26の端部において遮蔽層46,カーボン紙42b,絶縁層44およびカーボン紙42aを切除し、導線束40を剥き出しにする。続いて、導線束40の端部を挟持部材52で挟持し、挟持部材52にワイヤ54を接続し、このワイヤ54をウインチ等のような巻取装置で巻き取る。すると、巻取装置によって導線束40が引っ張られ、コアケーブル26の全体が引き抜かれる。
When the
ここで、挟持部材52は、図8に示すように、鉄等のような金属からなる筒状の挟持部56と係止リング58とによって構成されている。挟持部56は、筒状の本体56aを含み、本体56aの一方端部内面には、雌ネジ56bが形成されている。一方、係止リング58は、リング状の本体58aを含み、本体58aの外周部には、雄ネジ部58bが突設されており、この雄ネジ部58bが雌ネジ56bに螺合されている。そして、挟持部材52によって導線束40を挟持する際には、挟持部56の内部に導線束40が挿入され、その後、挟持部56が押し潰される。
Here, as shown in FIG. 8, the holding
コアケーブル26を引き抜く際には、スパイラル送油管32および介在部材28は既に引き抜かれているので、コアケーブル26の周囲には十分な隙間がある。したがって、巻取装置による引抜作業は容易である。1本のコアケーブル26を引き抜いた後は、残りの2本のコアケーブル26をチェーンブロックやウインチ等のような引抜装置または人力で引き抜く。
When the
このようにしてスパイラル送油管32,介在部材28およびコアケーブル26の全てを引き抜くと、図9に示すように、銅線織込布帯36,遮蔽層34,補強層38および防食層30が残される。そこで、次の工程では、まず、銅線織込布帯36を引き抜き、続いて、遮蔽層34,補強層38および防食層30を同時に引き抜く。
When the spiral
銅線織込布帯36を引き抜く際には、銅線織込布帯36の端部をペンチで掴み、これを人力で引き抜く。このとき、銅線織込布帯36の内側には空洞Dが確保されているので、銅線織込布帯36は引き伸ばされて縮径されながら引き抜かれることになる。したがって、銅線織込布帯36の引抜抵抗は小さく、人力による引抜作業は容易である。
When pulling out the copper wire weaving
銅線織込布帯36を引き抜くと、図10に示すように、遮蔽層34,補強層38および防食層30だけが残される。しかし、遮蔽層34は、鉛またはアルミニウム等のような金属材料を押し出すことによって強固に形成されているため、これを引っ張ったとしても縮径されることはなく、その引抜作業は困難である。そこで、遮蔽層34,補強層38および防食層30については、切断装置60(図11,図12)を用いた「切断工程」と、縮径装置62(図13,図14)を用いた「縮径工程」を経た後に、これらを配線路22(図1,図2)から同時にはようにする。
When the copper wire woven
切断装置60(図11,図12)は、中心部に貫通孔を有する筒状の本体64を含み、本体64の外側面には、複数の切断刃66が進退自在に取り付けられており、本体64の貫通孔には、テーパ状の押圧面68aを有する芯材68が軸方向へ変位自在に挿通されている。また、芯材68の縮径側端部には、係止リング70aが取り付けられており、拡径側端部には、係止リング70bが取り付けられている。そして、係止リング70aには、線材72aが係止されており、係止リング70bには、線材72bが係止されている。
The cutting device 60 (FIGS. 11 and 12) includes a cylindrical
切断装置60を用いた「切断工程」では、まず、切断装置60を遮蔽層34の軸方向一方端部に配置し、一方の線材72bを空洞Dの軸方向一端から他端に亘って挿通させる。そして、図11に示すように、線材72bをウインチ等のような巻取装置または人力で巻き取ることによって、切断装置60を空洞D内へ引き込み、これを所定位置に位置決めする。続いて、図12に示すように、他方の線材72aを巻取装置または人力で巻き取ることによって、切断刃66を本体64から押し出し、切断刃66によって遮蔽層34の所定箇所を切断する。
In the “cutting step” using the
縮径装置62(図13,図14)は、縮径用短管74と、縮径用短管74を前進させるための複数の押圧用短管76とによって構成されている。
The diameter reducing device 62 (FIGS. 13 and 14) includes a diameter reducing
縮径用短管74は、保護管20の内面から防食層30を分離させながら遮蔽層34,補強層38および防食層30を同時に縮径させるものであり、縮径用短管74の先端部外面は、先端へ向かうにつれて縮径するように形成されており、先端部内面は、先端へ向かうにつれて拡径するように形成されている。一方、各押圧用短管76は、縮径用短管74の後端に順次連結されながら、図示しない押圧装置(油圧ジャッキ等)により推進されるものであり、各押圧用短管76の外径および肉厚は、縮径用短管74の外径および肉厚とほぼ同サイズに設定されている。
The diameter-reducing
縮径装置62を用いた「縮径工程」では、まず、遮蔽層34,補強層38および防食層30の軸方向一方端部をハンマー等で叩いて縮径させ、この端部に縮径用短管74を被せる。そして、縮径用短管74の後端を押圧装置(油圧ジャッキ等)により押圧し、これを配線路22内へ押し込んでいく。押圧装置の最大ストロークまで縮径用短管74を押し込むと、縮径用短管74の後端に押圧用短管76を連結し、その後端を押圧装置により押圧する。このようにして押圧用短管76を順次連結しながら押し込んでいく。すると、先頭にある縮径用短管74は、図13に示すように、遮蔽層34,補強層38および防食層30を縮径させながら推進される。
In the “reducing step” using the
なお、配線路22の内部には、図13に示すように、地盤硬化剤48の塊や膨張部50等が存在し、防食層30の外面と保護管20の内面とが部分的に固着されているおそれがあるが、そのような場合でも、縮径用短管74の先端部によって保護管20の内面から防食層30が分離されるので、縮径用短管74の推進が妨げられる心配はない。
In addition, as shown in FIG. 13, there are a lump of
遮蔽層34,補強層38および防食層30の縮径作業が完了すると、チェーンブロックやウインチ等のような引抜装置または人力によって配線路22から遮蔽層34,補強層38および防食層30を引き抜く。
When the diameter reducing operation of the
なお、上述の実施例によれば、遮蔽層34を軸方向へ延びる切断線において切断するようにしているが、たとえば図15および図16に示すような切断装置78によって、遮蔽層34を周方向へ延びる切断線において切断するようにしてもよい。
According to the above-described embodiment, the
切断装置78(図15,図16)は、三相OFケーブル12の撤去を容易にするために、三相OFケーブル12を構成する遮蔽層34をその内側から水圧(150〜200MPa)により切断するためのものであり、噴射部材80,2つの第1係止部材82,ホース接続部材84,連結部材86,第2係止部材88,第1リング90および第2リング92によって構成されている。
The cutting device 78 (FIGS. 15 and 16) cuts the
噴射部材80は、遮蔽層34の内面に対して高圧水(150〜200MPa)を所定角度(この実施例では略45度)で噴射するものであり、複数の噴射ノズル80aとこれらを保持するノズルキャリア80bとによって構成されている。各第1係止部材82は、切断装置78を引き戻すための図示しない線材(ワイヤ,ピアノ線,ロープ等)を係止するものであり、各第1係止部材82の雄ネジ部(図示省略)がノズルキャリア80bに形成されたネジ穴(図示省略)に螺合されている。ホース接続部材84は、噴射ノズル80aに対して高圧水を供給するためのホース94(図18)を接続するものであり、このホース接続部材84が連結部材86を介して噴射部材80に接続されている。第2係止部材88は、切断装置78を三相OFケーブル12の空洞C内へ引き込むための線材(ワイヤ,ピアノ線,ロープ等)を係止するものであり、第2係止部材88の雄ネジ部88aが噴射部材80のネジ穴80cに螺合されている。第1リング90は、噴射部材80の軸を三相OFケーブル12の中心に位置決めするものであり、第1リング90の中心には、第2係止部材88の雄ネジ部88aが挿通される孔90aが形成されている。第2リング92は、噴射部材80の軸を三相OFケーブル12の中心に位置決めするものであり、第2リング92の中心には、連結部材86が挿通される孔92aが形成されている。
The
切断装置78を用いて遮蔽層34を切断する際には、まず、図17に示すように、三相OFケーブル12の外面と保護管20の内面との隙間Cにファイバースコープ96を挿入し、引抜抵抗が増大していると考えられる箇所(以下、「抵抗増大箇所」という。)を探し出す。そして、抵抗増大箇所が見つかると、その箇所のやや奥部を切断点Pとして設定し、その位置を特定する。
When cutting the
切断点Pの位置を特定した後は、図18に示すように、ホース94が接続された切断装置78を三相OFケーブル12の空洞D内に引き込み、噴射ノズル80aを切断点Pに対して位置決めする。また、マンホール14(図1)内において、ホース94の外面に回転冶具98を装着する。そして、回転冶具98のハンドル98aを回すことによって切断装置78(噴射ノズル80a)を所定の回転速度(たとえば6.5mm/s)で回転させながら、遮蔽層34の内面に高圧水を噴射して遮蔽層34を周方向に切断する。
After specifying the position of the cutting point P, as shown in FIG. 18, the cutting
遮蔽層34を切断した後は、図19に示すように、上述した切断装置60(図11,図12)を「引抜装置」として用いて遮蔽層34を引き抜く。つまり、切断装置60に接続された一方の線材72bを引っ張ることによって切断装置60を遮蔽層34の空洞D内に引き込み、これを切断点Pの手前に位置決めする。そして、他方の線材72aを引っ張ることによって各切断刃66を遮蔽層34の内面に係止させ、空洞Dから遮蔽層34を引き抜く。
After cutting the
このようにして、切断点Pの両側にある遮蔽層34を引き抜いた後は、チェーンブロックやウインチ等のような引抜装置または人力によって補強層38および防食層30を引き抜く。
In this way, after the shielding layers 34 on both sides of the cutting point P are pulled out, the reinforcing
なお、切断点Pの位置や遮蔽層34の分割数は適宜変更可能であり、図20に示すように、抵抗増大箇所を挟む2点に切断点Pを設定することによって遮蔽層34を3分割し、分割された各遮蔽層34を切断装置60で引き抜くようにしてもよい。
The position of the cutting point P and the number of divisions of the
また、抵抗増大箇所に残された遮蔽層34を切断装置60で引き抜くことが困難な場合には、図21に示すような切削冶具100または図22に示すような切削冶具102を用いて遮蔽層34を取り除くようにしてもよい。
In addition, when it is difficult to pull out the
切削冶具100(図21)は、軸方向両端部がテーパ状に縮径された鉄製の本体100aを含み、本体100aにおける縮径部の外面には、断面略鋸刃状の複数の切削刃100bが形成されている。そして、本体100aの軸方向両端部には、係止リング100cが取り付けられており、各係止リング100cに対して線材100dが係止されている。この切削冶具100を用いて遮蔽層34を取り除く際には、一方の線材100dを引っ張ることによって遮蔽層34の端部内面に切削刃100bを食い込ませ、その状態で他方の線材100dを引っ張ることによって遮蔽層34を引きちぎる。
The cutting jig 100 (FIG. 21) includes an iron
切削冶具102(図22)は、繭状に形成された鉄製の本体102aを含み、本体102aの外面には、複数の切削刃102bが突設されている。また、本体102aの軸方向両端部には、係止リング102cが取り付けられており、各係止リング102cに対して線材102dが係止されている。この切削冶具102を用いて遮蔽層34を取り除く際には、2つの線材102dを交互に引っ張ることによって遮蔽層34を切削刃102bで削り取る。
The cutting jig 102 (FIG. 22) includes an iron
そして、上述の実施例では、この発明を三相OFケーブル12の撤去に適用した場合を示したが、この発明は、図23に示すような三相SLケーブル104の撤去にも適用可能である。
In the above-described embodiment, the case where the present invention is applied to the removal of the three-phase OF
三相SLケーブル104は、図23に示すように、3本のコアケーブル106と、コアケーブル106の間に介在された介在部材108と、コアケーブル106および介在部材108を覆うようにして形成された防食層110とを備える基本構造を有しており、防食層110の内側および外側には、クロロプレン引布帯112および114が配置されている。
As shown in FIG. 23, the three-
各コアケーブル106は、複数の導線116aを束ねることによって構成された導線束116を含み、導線束116の外周面には、カーボン紙118a,高粘度の絶縁油が含浸された紙等からなる絶縁層120,カーボン紙118b,鉛等からなる遮蔽層122およびクロロプレン引布帯124がこの順に形成されている。
Each
三相SLケーブル104を撤去する際には、まず、撤去すべき三相SLケーブル104を確保し、三相SLケーブル104の端部において、クロロプレン引布帯114,防食層110およびクロロプレン引布帯112を切除してコアケーブル106および介在部材108を剥き出しにする。そして、介在部材108の端部をペンチで掴んでこれを人力で引き抜き、続いて、コアケーブル106の1本をチェーンブロックやウインチ等のような引抜装置または人力で引き抜く。その後、コアケーブル106の残りの2本を引抜装置または人力で引き抜き、最後に、クロロプレン引布帯112,防食層110およびクロロプレン引布帯114を引抜装置または人力で同時に引き抜く。クロロプレン引布帯112,防食層110およびクロロプレン引布帯114は、伸縮性のある材料で形成されているので、これらは引き伸ばされて縮径されながら引き抜かれることになる。したがって、これらの引抜作業は容易である。
When removing the three-
10… 管路
12… 三相OFケーブル
22… 配線路
26… コアケーブル
28… 介在部材
30… 防食層
32… スパイラル送油管
34… 遮蔽層
36… 銅線織込布帯
38… 補強層
40… 導線束
52… 挟持部材
60… 切断装置
62… 縮径装置
96… ファイバースコープ
98… 回転冶具
100,102… 切削冶具
104… 三相SLケーブル
106… コアケーブル
108… 介在部材
110… 防食層
112,114… クロロプレン引布帯
DESCRIPTION OF
Claims (4)
(a)前記介在部材を引き抜き、
(b)前記コアケーブルの1本を引き抜き、
(c)前記コアケーブルの残りの2本を引き抜き、
(d)前記防食層を引き抜く、三相電力ケーブルの撤去方法。 Formed so as to cover three core cables configured by covering a conductor bundle of conductors with an insulating layer, an interposition member interposed between the core cables, and the core cable and the interposition member A method for removing a three-phase power cable for removing a three-phase power cable having a corrosion protection layer from a wiring path,
(A) pulling out the interposition member,
(B) Pull out one of the core cables,
(C) Pull out the remaining two core cables,
(D) A method for removing the three-phase power cable by pulling out the anticorrosion layer.
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