JP2005072911A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、コンテンツデータの再生を行うための再生装置とコンテンツ再生方法、及び再生装置とサーバ装置とを含んで構成されるコンテンツ再生システムに関する。
例えば、映像、音声等のコンテンツを記録したメディアに対する再生が可能な再生装置がある。
近年、このような再生装置の小型化が進み、ユーザが携帯して使用することができるようにされたものがある。さらに、ディスプレイ装置が一体的に設けられて、メディアから再生したコンテンツを視聴できるようにされたものがある。
近年、このような再生装置の小型化が進み、ユーザが携帯して使用することができるようにされたものがある。さらに、ディスプレイ装置が一体的に設けられて、メディアから再生したコンテンツを視聴できるようにされたものがある。
このような携帯型の再生装置においては、より携帯性に優れた小型な機器を実現するために、上記のような映像・音声等が記録されるメディアとして小型のものを用いるようにされたものがある。
例えば、通常では直径120mmの光ディスクを用いるようにされるところを、例えば直径60mm程度のものを用いるようにし、さらなる機器の小型化を実現可能とするようにしたものがある。
このようにして、記録メディアの小型化が図られることによっては、当然、その記憶容量は小さくなるようにされる。そこで従来では、このような記録メディアとして記録密度の向上等を図り、より多くの記憶容量を得るようにされている。一例として、直径約60mm、二層記録方式による光ディスクとして、1.8GB(ギガバイト)程度のデータ記憶容量を有するものが提案されている。
例えば、通常では直径120mmの光ディスクを用いるようにされるところを、例えば直径60mm程度のものを用いるようにし、さらなる機器の小型化を実現可能とするようにしたものがある。
このようにして、記録メディアの小型化が図られることによっては、当然、その記憶容量は小さくなるようにされる。そこで従来では、このような記録メディアとして記録密度の向上等を図り、より多くの記憶容量を得るようにされている。一例として、直径約60mm、二層記録方式による光ディスクとして、1.8GB(ギガバイト)程度のデータ記憶容量を有するものが提案されている。
また、上記のような携帯型の再生装置は、屋外での使用が想定されて、例えば電池等によるバッテリー駆動とされるのが一般的である。
そして、このようにバッテリー駆動される機器としては、限られたバッテリー容量でより長時間のコンテンツ再生が可能となるように、装置の消費電力を特に抑えるように設計が為されている。
そして、このようにバッテリー駆動される機器としては、限られたバッテリー容量でより長時間のコンテンツ再生が可能となるように、装置の消費電力を特に抑えるように設計が為されている。
なお、下記特許文献には、このようなバッテリー駆動の携帯装置において、バッテリー残量に応じて、異なる記録媒体に対して情報を選択的に記録するように制御するものが記載されている。しかしながら、この文献に記載の発明は、バッテリー消費量自体を抑えることを目的とするものではなく、コンテンツをより長時間記録又は再生するといったことが考慮されているものではない。
特開平2002−142179号公報
ところで、上記のようにして近年では、記録メディアの記憶容量の増大化が図られつつあるが、このような記録メディアの容量に限りがあることには変わりない。特に、上述のようにメディアを小型化すれば、メディアの物理的サイズが小さくなることに応じて、記憶容量は小さくなり、例えば同一内容のコンテンツを記録するとしたとき、通常サイズのメディアに記録する場合よりも画質を落として記録する等の必要がでてくる。
このことから、このように小型化された記録メディアを再生するようにされた携帯型の再生装置では、高画質なコンテンツを楽しむといったことが困難とされていた。
このことから、このように小型化された記録メディアを再生するようにされた携帯型の再生装置では、高画質なコンテンツを楽しむといったことが困難とされていた。
また、上述のように、携帯型の再生装置においては、バッテリー駆動が前提とされているが、この際、特に映像コンテンツを再生するようにされた再生装置では、装置消費電力が比較的大きく、長時間のコンテンツ再生が困難とされる場合が少なくない。このため、少しでも長い時間コンテンツの再生が可能となるように、さらなる消費電力の低減が図られるのが好ましい。
そこで、本発明では以上のような問題点に鑑み、再生装置として以下のように構成することとした。
つまり、本発明の再生装置は、コンテンツデータの再生を行うための再生装置であって、コンテンツデータが記憶される外部機器とデータ通信を行うための接続処理を行って上記外部機器との間でデータ通信を行う通信接続手段を備える。
また、コンテンツデータが記録された記録媒体からのデータ読み出しを行う読出手段を備える。
また、上記通信接続手段により上記外部機器とデータ通信可能に接続された場合に、上記読出手段によって上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータと同一内容を有するコンテンツデータが上記外部機器から取得されるように上記通信接続手段を制御する制御手段を備えるものである。
つまり、本発明の再生装置は、コンテンツデータの再生を行うための再生装置であって、コンテンツデータが記憶される外部機器とデータ通信を行うための接続処理を行って上記外部機器との間でデータ通信を行う通信接続手段を備える。
また、コンテンツデータが記録された記録媒体からのデータ読み出しを行う読出手段を備える。
また、上記通信接続手段により上記外部機器とデータ通信可能に接続された場合に、上記読出手段によって上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータと同一内容を有するコンテンツデータが上記外部機器から取得されるように上記通信接続手段を制御する制御手段を備えるものである。
上記本発明によれば、外部機器とデータ通信可能に接続された場合には、上記記録媒体に記録されるコンテンツデータと同一内容を有するコンテンツデータが、上記外部機器から取得されるようにすることができる。
これにより、例えば上記外部機器に対して記憶される上記同一内容を有するコンテンツデータが、上記記録媒体に記録されるコンテンツデータよりも再生レートが高いものである場合には、外部機器から同一内容で且つより高再生レートなコンテンツデータを取得することができる。或いは、例えば上記外部機器に対して記憶される上記同一内容を有するコンテンツデータが上記記録媒体に記録されるコンテンツデータよりも再生レートの低いものである場合には、外部機器から同一内容で且つより低再生レートなコンテンツデータを取得することができる。
これにより、例えば上記外部機器に対して記憶される上記同一内容を有するコンテンツデータが、上記記録媒体に記録されるコンテンツデータよりも再生レートが高いものである場合には、外部機器から同一内容で且つより高再生レートなコンテンツデータを取得することができる。或いは、例えば上記外部機器に対して記憶される上記同一内容を有するコンテンツデータが上記記録媒体に記録されるコンテンツデータよりも再生レートの低いものである場合には、外部機器から同一内容で且つより低再生レートなコンテンツデータを取得することができる。
また、本発明では再生装置として以下のようにも構成することとした。
つまり、本発明の再生装置は、コンテンツデータの再生を行うための再生装置であって、コンテンツデータが記録された記録媒体からのデータ読み出しを行う読出手段を備える。
また、上記記録媒体に記録されるコンテンツデータと同一内容を有し且つ再生レートの異なるコンテンツデータが記憶される外部機器とデータ通信を行う通信手段と、上記再生装置に電力の供給を行う給電手段とを備える。
さらに、少なくとも上記給電手段の電力残量に基づいて再生レートの選択を行うと共に、選択した再生レートが上記記録媒体に記録されるコンテンツデータの再生レートである場合には上記記録媒体に記録されるコンテンツデータが上記読出手段によって読み出されるように制御し、選択した再生レートが上記外部機器に記憶される上記同一内容を有するコンテンツデータの再生レートである場合には上記外部機器からその再生レートによる上記同一内容を有するコンテンツデータが取得されるように上記通信手段を制御する制御手段を備えるものである。
つまり、本発明の再生装置は、コンテンツデータの再生を行うための再生装置であって、コンテンツデータが記録された記録媒体からのデータ読み出しを行う読出手段を備える。
また、上記記録媒体に記録されるコンテンツデータと同一内容を有し且つ再生レートの異なるコンテンツデータが記憶される外部機器とデータ通信を行う通信手段と、上記再生装置に電力の供給を行う給電手段とを備える。
さらに、少なくとも上記給電手段の電力残量に基づいて再生レートの選択を行うと共に、選択した再生レートが上記記録媒体に記録されるコンテンツデータの再生レートである場合には上記記録媒体に記録されるコンテンツデータが上記読出手段によって読み出されるように制御し、選択した再生レートが上記外部機器に記憶される上記同一内容を有するコンテンツデータの再生レートである場合には上記外部機器からその再生レートによる上記同一内容を有するコンテンツデータが取得されるように上記通信手段を制御する制御手段を備えるものである。
上記本発明によれば、例えばバッテリーなど給電手段の電力残量に応じて、同一内容のコンテンツデータについての再生レートを選択することができ、選択した再生レートを有するコンテンツデータを上記記録媒体から読み出す、又は外部機器から取得することができる。
これによれば、記録媒体と外部機器とでそれぞれ再生レートの異なるコンテンツデータが記憶されている場合に、限られた電力残量の条件下で目的に応じた適切な再生レートによるコンテンツデータの再生が行われるようにすることができる。
これによれば、記録媒体と外部機器とでそれぞれ再生レートの異なるコンテンツデータが記憶されている場合に、限られた電力残量の条件下で目的に応じた適切な再生レートによるコンテンツデータの再生が行われるようにすることができる。
上記のようにして本発明によれば、上記外部機器に対して記憶される上記同一内容を有するコンテンツデータとしてより再生レートが高いコンテンツデータが上記外部機器に記憶されている場合には、その外部機器からより高再生レートなコンテンツデータを取得することができるので、再生装置側において、記録媒体の記憶容量によらず高品質のコンテンツ再生が可能となる。
或いは、上記外部機器により再生レートの低いコンテンツデータが記憶されている場合には、同一内容を有するより低再生レートなコンテンツデータを取得することができ、これによれば、記録媒体に記録されたコンテンツデータついての再生を行うよりも、再生装置側における処理負担を軽減する等して、より少ない消費電力によりコンテンツデータの再生を行うことが可能となる。すなわち、これにより記録媒体のみからの再生を行う場合より、長時間のコンテンツ再生を行うことが可能となる。
或いは、上記外部機器により再生レートの低いコンテンツデータが記憶されている場合には、同一内容を有するより低再生レートなコンテンツデータを取得することができ、これによれば、記録媒体に記録されたコンテンツデータついての再生を行うよりも、再生装置側における処理負担を軽減する等して、より少ない消費電力によりコンテンツデータの再生を行うことが可能となる。すなわち、これにより記録媒体のみからの再生を行う場合より、長時間のコンテンツ再生を行うことが可能となる。
また、本発明では、例えばバッテリーなど給電手段の電力残量に応じて、同一内容のコンテンツデータについての再生レートを選択し、選択した再生レートを有するコンテンツデータを上記記録媒体から読み出す、又は外部機器から取得するようにしているが、これによれば、記録媒体と外部機器とでそれぞれ再生レートの異なる同一内容のコンテンツデータが記憶されている場合において、限られた電力残量の条件下で目的に応じた適切な再生レートによるコンテンツデータの再生が行われるようにすることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下、それぞれ第1の実施の形態、第2の実施の形態、第3の実施の形態とする)について説明していく。なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.実施の形態のコンテンツ再生システムの概要
2.実施の形態の再生装置の外観
3.第1の実施の形態
3−1.再生装置の構成例
3−2.ID認証サーバの構成例
3−3.配信サーバの構成例
3−4.コンテンツ再生動作の概要
3−5.コンテンツ切換再生
3−6.処理動作
4.第2の実施の形態
5.第3の実施の形態
1.実施の形態のコンテンツ再生システムの概要
2.実施の形態の再生装置の外観
3.第1の実施の形態
3−1.再生装置の構成例
3−2.ID認証サーバの構成例
3−3.配信サーバの構成例
3−4.コンテンツ再生動作の概要
3−5.コンテンツ切換再生
3−6.処理動作
4.第2の実施の形態
5.第3の実施の形態
1.実施の形態のコンテンツ再生システムの概要
図1は、本発明の各実施の形態のコンテンツ再生システムの構成例を示した図である。
この図1において、実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、図示するように実施の形態の再生装置としての携帯型娯楽機2、光ディスク100、複数のアクセスポイント3、ネットワーク4、ID照合サーバ5、及び実施の形態のサーバ装置としての配信サーバ6を含んで構成される。
先ず、この図に示されるコンテンツ再生システム1において、光ディスク100には、図示するコンテンツとして、例えば映像・音声データから成る映像コンテンツ、或いはゲームコンテンツが記憶される。
そして、この場合の光ディスク100として、上記のように映像コンテンツが記憶された光ディスク100に対しては、映像コンテンツと共に図示するコンテンツIDと呼ばれるID情報が記憶される。
このコンテンツIDは、予め映像コンテンツの内容ごとに固有となるようにされたID情報とされる。
なお、このように光ディスク100に対して記憶されるコンテンツIDとしては、例えばディスクの最内周部分に位置するバーストカッティングエリアに対して、高出力レーザ照射によって書き込む等、ディスク上の所要の領域に対して所要の方式により書き込まれればよい。
図1は、本発明の各実施の形態のコンテンツ再生システムの構成例を示した図である。
この図1において、実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、図示するように実施の形態の再生装置としての携帯型娯楽機2、光ディスク100、複数のアクセスポイント3、ネットワーク4、ID照合サーバ5、及び実施の形態のサーバ装置としての配信サーバ6を含んで構成される。
先ず、この図に示されるコンテンツ再生システム1において、光ディスク100には、図示するコンテンツとして、例えば映像・音声データから成る映像コンテンツ、或いはゲームコンテンツが記憶される。
そして、この場合の光ディスク100として、上記のように映像コンテンツが記憶された光ディスク100に対しては、映像コンテンツと共に図示するコンテンツIDと呼ばれるID情報が記憶される。
このコンテンツIDは、予め映像コンテンツの内容ごとに固有となるようにされたID情報とされる。
なお、このように光ディスク100に対して記憶されるコンテンツIDとしては、例えばディスクの最内周部分に位置するバーストカッティングエリアに対して、高出力レーザ照射によって書き込む等、ディスク上の所要の領域に対して所要の方式により書き込まれればよい。
携帯型娯楽機2は、上記光ディスク100に対する再生が可能に構成される。
上記光ディスク100が装填された携帯型娯楽機2では、光ディスク100に対して上記のように映像コンテンツが記憶されていた場合、この映像コンテンツについての再生出力動作を行うようにされる。また、ゲームコンテンツが記憶されていた場合に対応しては、このゲームコンテンツに従った各種動作を実行するようにされる。
なお、各実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、上記携帯型娯楽機2において、映像コンテンツが記憶された光ディスク100ついての再生が行われる場合に対応してのみ動作するものであるから、以下では、上記のように光ディスク100に対してゲームコンテンツが記憶される場合についての説明は省略するものとする。
上記光ディスク100が装填された携帯型娯楽機2では、光ディスク100に対して上記のように映像コンテンツが記憶されていた場合、この映像コンテンツについての再生出力動作を行うようにされる。また、ゲームコンテンツが記憶されていた場合に対応しては、このゲームコンテンツに従った各種動作を実行するようにされる。
なお、各実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、上記携帯型娯楽機2において、映像コンテンツが記憶された光ディスク100ついての再生が行われる場合に対応してのみ動作するものであるから、以下では、上記のように光ディスク100に対してゲームコンテンツが記憶される場合についての説明は省略するものとする。
また、携帯型娯楽機2としては、可搬性を有するようにされて、ユーザによる携帯使用が可能とされている。
さらにこの場合の携帯型娯楽機2は、所要のネットワークへの接続が可能とされた無線LAN環境が提供される、例えばホットスポット等において、無線によりネットワーク接続が可能とされる。
例えばこの場合、このようなホットスポットにおいて設置される、図示するアクセスポイント3を介してネットワーク4との接続が可能とされる。
このようなアクセスポイントとしては、例えば無線LAN機能を有するルータと、
ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム又はCATVモデム等の所要のネットワークインターフェースとによって構成されればよい。
さらにこの場合の携帯型娯楽機2は、所要のネットワークへの接続が可能とされた無線LAN環境が提供される、例えばホットスポット等において、無線によりネットワーク接続が可能とされる。
例えばこの場合、このようなホットスポットにおいて設置される、図示するアクセスポイント3を介してネットワーク4との接続が可能とされる。
このようなアクセスポイントとしては、例えば無線LAN機能を有するルータと、
ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム又はCATVモデム等の所要のネットワークインターフェースとによって構成されればよい。
ID照合サーバ5、配信サーバ6は、図示するようにネットワーク4と接続されて、このネットワーク4を介したデータ通信が可能とされる。これにより、当該コンテンツ再生システム1において、携帯型娯楽機2、ID照合サーバ5、配信サーバ6は、それぞれネットワーク4を介して相互にデータ通信を行うことが可能とされる。
上記ID照合サーバ5は、後述もするように、携帯型娯楽機2に対して装填された光ディスク100に記憶され、この携帯型娯楽機2によって読み出されたコンテンツID等についての照合処理を行うものとされる。
また、上記配信サーバ6には、後述もするように、光ディスク100に記憶された映像コンテンツと同一内容を有する映像コンテンツ等が記憶され、この映像コンテンツをネットワーク4を介して接続される携帯型娯楽機2に対して配信するようにされる。
また、上記配信サーバ6には、後述もするように、光ディスク100に記憶された映像コンテンツと同一内容を有する映像コンテンツ等が記憶され、この映像コンテンツをネットワーク4を介して接続される携帯型娯楽機2に対して配信するようにされる。
なお、このようなコンテンツ再生システム1としては、現状よりも、先に説明したようなホットスポットが増設される等して、ネットワーク4と携帯型娯楽機2との無線接続環境がより充実した、将来のネットワーク環境での使用を想定したものである。
2.実施の形態の再生装置の外観
図2は、実施の形態の再生装置としての携帯型娯楽機2の外観図である。
先ず、実施の形態の携帯型娯楽機2としては、図示するようにゲーム機としての外観を有し、この携帯型娯楽機2に対する操作入力を行うための入力部25としては、例えば十字キー等を始めとした一般的なゲーム機に備えられるような各種操作キーが配置される。
また、先の図1に示した光ディスク100の挿入口としては、図のような光ディスク挿入口29aが設けられる。
そして、これと共に、光ディスク100以外のメディアについての挿入口として、半導体メモリによるカード型のメモリ装置(メモリカード)を挿入するためのメモリカード挿入口31aも設けられている。このメモリカード挿入口31aに対して挿入されるメモリカードに対しては、例えばゲームデータのsave/load等、映像コンテンツ以外の各種データの記録・再生を行うことが想定されている。
また、図示するように、この場合の携帯型娯楽機2としては、スピーカ40、40、及びディスプレイ27を内蔵するものとされる。これによって、光ディスク100に記憶されたゲームコンテンツ・映像コンテンツに基づく音声・映像の出力が可能とされている。
図2は、実施の形態の再生装置としての携帯型娯楽機2の外観図である。
先ず、実施の形態の携帯型娯楽機2としては、図示するようにゲーム機としての外観を有し、この携帯型娯楽機2に対する操作入力を行うための入力部25としては、例えば十字キー等を始めとした一般的なゲーム機に備えられるような各種操作キーが配置される。
また、先の図1に示した光ディスク100の挿入口としては、図のような光ディスク挿入口29aが設けられる。
そして、これと共に、光ディスク100以外のメディアについての挿入口として、半導体メモリによるカード型のメモリ装置(メモリカード)を挿入するためのメモリカード挿入口31aも設けられている。このメモリカード挿入口31aに対して挿入されるメモリカードに対しては、例えばゲームデータのsave/load等、映像コンテンツ以外の各種データの記録・再生を行うことが想定されている。
また、図示するように、この場合の携帯型娯楽機2としては、スピーカ40、40、及びディスプレイ27を内蔵するものとされる。これによって、光ディスク100に記憶されたゲームコンテンツ・映像コンテンツに基づく音声・映像の出力が可能とされている。
このようにして実施の形態の携帯型娯楽機2としては、携帯型のゲーム機として機能すると共に、光ディスク100に記憶された映像コンテンツについての再生出力を行うことができる、携帯型の映像コンテンツ再生出力装置としても機能する娯楽機を想定している。
3.第1の実施の形態
3−1.再生装置の構成例
図3は、実施の形態の再生装置としての、携帯型娯楽機2の内部構成例を示したブロック図である。
先ず、この図において、図示するCPU21は、起動されたプログラムに基づいて携帯型娯楽機2の全体の制御、演算処理を行う。
特に本実施の形態の場合、CPU21は、後の図11、図12にて説明するような、実施の形態としてのコンテンツ再生動作を実現するための処理動作を実行するものとされる。
なお、CPU21は、図示するバス42を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
3−1.再生装置の構成例
図3は、実施の形態の再生装置としての、携帯型娯楽機2の内部構成例を示したブロック図である。
先ず、この図において、図示するCPU21は、起動されたプログラムに基づいて携帯型娯楽機2の全体の制御、演算処理を行う。
特に本実施の形態の場合、CPU21は、後の図11、図12にて説明するような、実施の形態としてのコンテンツ再生動作を実現するための処理動作を実行するものとされる。
なお、CPU21は、図示するバス42を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
ROM22は、CPU21の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。また、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等も記憶される。さらに、この場合のROM22に対しては、図示する機器IDが記憶される。
この機器IDは、予め携帯型娯楽機2の固体ごとに固有となるようにして割り与えられたID情報である。つまり、この機器IDの別によって、携帯型娯楽機2の個々を識別することが可能とされるものである。
また、図示するRAM23には、CPU21がプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
この機器IDは、予め携帯型娯楽機2の固体ごとに固有となるようにして割り与えられたID情報である。つまり、この機器IDの別によって、携帯型娯楽機2の個々を識別することが可能とされるものである。
また、図示するRAM23には、CPU21がプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
入力部25には、先の図2にて示したような各種操作キー等が、携帯型娯楽機2の筐体外部に表出するようにして配置され、ユーザが各種操作入力やデータ入力を行う。
入力部25で入力された情報は入力処理部24で所定の処理が施され、上記CPU21に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU21は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
入力部25で入力された情報は入力処理部24で所定の処理が施され、上記CPU21に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU21は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
光ディスクドライブ29は、先の図2にて示した光ディスク挿入口29aを介して装填された光ディスク100に対する再生動作を行うことが可能に構成される。この場合の光ディスクドライブ29としては、光ディスク再生に必要とされる例えば光学ヘッド、スピンドルモータ、再生信号処理部、サーボ回路等が備えられる。
ディスクドライブ制御部28は、上記光ディスクドライブ29における光ディスク100に対する再生動作、アクセス動作等を制御する。例えばユーザが入力部25から、装填された光ディスク100に対する再生操作を行った場合、CPU21はディスクドライブ制御部28に光ディスク100の再生を指示する。するとディスクドライブ制御部28は、光ディスクドライブ29に対して再生/アクセスを実行させる制御を行う。
なおこの際、後述もするようにCPU21の制御によっては、光ディスク100に対して記憶されたコンテンツIDの情報も読み出されるものとなる。
そして、光ディスクドライブ29では、読み出した再生データをディスクドライブ制御部28を介してバス42に送出する。
ディスクドライブ制御部28は、上記光ディスクドライブ29における光ディスク100に対する再生動作、アクセス動作等を制御する。例えばユーザが入力部25から、装填された光ディスク100に対する再生操作を行った場合、CPU21はディスクドライブ制御部28に光ディスク100の再生を指示する。するとディスクドライブ制御部28は、光ディスクドライブ29に対して再生/アクセスを実行させる制御を行う。
なおこの際、後述もするようにCPU21の制御によっては、光ディスク100に対して記憶されたコンテンツIDの情報も読み出されるものとなる。
そして、光ディスクドライブ29では、読み出した再生データをディスクドライブ制御部28を介してバス42に送出する。
メモリカードインターフェース(I/F)31には、図2に示したメモリカード挿入口31aに対して挿入されたメモリカードが装填される。このメモリカードインターフェース31には、メモリカード側に設けられた各種端子に対応した複数の端子が備えられ、これら複数の端子のうちの所定の端子を介して、メモリカードに対する動作電源や動作クロックの供給が行われる。また、上記複数の端子のうちの他の所定の端子を介してデータの授受を行うものとされる。
メモリ制御部30は、CPU21の制御に基づき、このようにメモリカードインターフェース31に装填されたメモリカードに対する各種データの読出/書込を行うようにされる。
メモリ制御部30は、CPU21の制御に基づき、このようにメモリカードインターフェース31に装填されたメモリカードに対する各種データの読出/書込を行うようにされる。
AVデコード部34には、入力される映像データについてのデコード処理を行うためのビデオデコーダと、音声データについてのデコード処理を行うオーディオデコーダとが備えられる。ビデオデコーダによりデコード処理の施された映像データは、図示する再生切換用バッファ33においてバッファリングされた後、バス42を介して表示処理部26に対して供給される。
また、オーディオデコーダによってデコード処理の施された音声データとしても、再生切換用バッファ33にバッファリングされ、その後にバス42を介してオーディオデータ処理部に供給される。
また、オーディオデコーダによってデコード処理の施された音声データとしても、再生切換用バッファ33にバッファリングされ、その後にバス42を介してオーディオデータ処理部に供給される。
デコードプログラム書換部32は、CPU21の制御に基づき、上記したAVデコード部34におけるデコード処理についてのプログラムを書き換える動作を行う。
例えば、後述するように、光ディスク100に記憶されたコンテンツとは再生レートの異なるコンテンツについてのデコード処理が行われる場合に対応して、CPU21によって供給されたプログラムをAVデコード部34のデコードプログラムとして書き換える動作を行う。
例えば、後述するように、光ディスク100に記憶されたコンテンツとは再生レートの異なるコンテンツについてのデコード処理が行われる場合に対応して、CPU21によって供給されたプログラムをAVデコード部34のデコードプログラムとして書き換える動作を行う。
ディスプレイ27は、例えば液晶パネルなどの表示デバイスとされ、ユーザに対して各種情報表示を行う。
例えば、CPU21が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部26に供給すると、表示処理部26は供給された表示データに基づいてディスプレイ27に表示動作を実行させる。
また、上記したメディアドライブ29において、例えば映像データが再生され、上記のようにして再生切換用バッファ33から映像データが供給された場合には、この映像データについての信号処理を行い、これにより得られた信号に基づいてディスプレイ27を駆動することによって、ディスプレイ27に映像表示を行わせる。
例えば、CPU21が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部26に供給すると、表示処理部26は供給された表示データに基づいてディスプレイ27に表示動作を実行させる。
また、上記したメディアドライブ29において、例えば映像データが再生され、上記のようにして再生切換用バッファ33から映像データが供給された場合には、この映像データについての信号処理を行い、これにより得られた信号に基づいてディスプレイ27を駆動することによって、ディスプレイ27に映像表示を行わせる。
オーディオデータ処理部39は、CPU21の制御に基づき、入力されたオーディオデータについて、イコライジング等の音場処理や音量調整、D/A変換、増幅等の処理を施し、これをスピーカ40を介して出力する。
例えば、上記光ディスクドライブ29により読み出されたオーディオデータが再生され、上記のように再生切換用バッファ33から音声データが供給された場合は、この音声データについての各種音声信号処理を行って、これにより得られた音声信号に基づいてスピーカ40を駆動するようにされる。
例えば、上記光ディスクドライブ29により読み出されたオーディオデータが再生され、上記のように再生切換用バッファ33から音声データが供給された場合は、この音声データについての各種音声信号処理を行って、これにより得られた音声信号に基づいてスピーカ40を駆動するようにされる。
無線LANインターフェース36は、先の図1に示したアクセスポイント3を介して接続可能となる、ネットワーク4に対して接続された外部機器との間でデータ通信を行う。
通信処理部35は、例えば先の図1に示したアクセスポイント3が設置されたホットスポットにて提供される、無線LAN(ネットワーク)の検出を行うと共に、この検出結果に基づいてネットワーク4との接続を確立するための処理を実行する。また、このような通信処理部35によるネットワークの検出結果は、逐次CPU21に対して通知される。
また、通信処理部35は、CPU21の制御に基づいて、無線LANインターフェース36を介して送信すべき送信データのエンコード処理、及び受信された受信データのデコード処理を行う。
また、この通信処理部35は、CPU21の制御に基づき、ネットワーク4から無線LANインターフェース36を介し、配信サーバ6からの映像コンテンツが受信されたときは、この映像コンテンツに基づくデータを、バス42を介して図示する通信状態検出用バッファ37に対して供給するようにされる。
通信処理部35は、例えば先の図1に示したアクセスポイント3が設置されたホットスポットにて提供される、無線LAN(ネットワーク)の検出を行うと共に、この検出結果に基づいてネットワーク4との接続を確立するための処理を実行する。また、このような通信処理部35によるネットワークの検出結果は、逐次CPU21に対して通知される。
また、通信処理部35は、CPU21の制御に基づいて、無線LANインターフェース36を介して送信すべき送信データのエンコード処理、及び受信された受信データのデコード処理を行う。
また、この通信処理部35は、CPU21の制御に基づき、ネットワーク4から無線LANインターフェース36を介し、配信サーバ6からの映像コンテンツが受信されたときは、この映像コンテンツに基づくデータを、バス42を介して図示する通信状態検出用バッファ37に対して供給するようにされる。
通信状態検出用バッファ37には、上記のようにして無線LANインターフェース36において受信される映像コンテンツに基づくデータがバッファリングされる。
通信状態検出部38は、上記通信状態検出用バッファ37におけるデータのバッファ容量について、予め設定された各種閾値との比較を行った結果に基づいて、上記無線LANインターフェース36を介して行われる通信状態の検出を行う。なお、この通信状態検出部37による通信状態検出動作については後述する。
通信状態検出部38は、上記通信状態検出用バッファ37におけるデータのバッファ容量について、予め設定された各種閾値との比較を行った結果に基づいて、上記無線LANインターフェース36を介して行われる通信状態の検出を行う。なお、この通信状態検出部37による通信状態検出動作については後述する。
また、バッテリー部41には電池が装着され、この電池により得られる電源電圧が携帯型娯楽機2内の各部に対して供給される。
なお、携帯型娯楽機2の構成はこの図3の構成に限られるものではなく、更に多様に考えられる。
例えばUSB、IEEE1394などの通信方式による周辺機器とのインターフェイスが設けられるようにしてもよい。またマイクロホンや外部のヘッドホンの接続に用いられる端子や、映像データ再生時に対応するビデオ出力端子、ライン接続端子、光デジタル接続端子等が設けられてもよい。
またPCMCIAスロットなどが形成され、外部の情報処理装置やオーディオ機器とデータのやりとりが可能とされてもよい。
例えばUSB、IEEE1394などの通信方式による周辺機器とのインターフェイスが設けられるようにしてもよい。またマイクロホンや外部のヘッドホンの接続に用いられる端子や、映像データ再生時に対応するビデオ出力端子、ライン接続端子、光デジタル接続端子等が設けられてもよい。
またPCMCIAスロットなどが形成され、外部の情報処理装置やオーディオ機器とデータのやりとりが可能とされてもよい。
3−2.ID認証サーバの構成例
図4は、図1に示したID照合サーバ5の内部構成例を示したブロック図である。
先ず、図示するCPU50は、起動されたプログラムに基づいて、このID照合サーバ5の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する記憶部53へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行うようにされる。
図4は、図1に示したID照合サーバ5の内部構成例を示したブロック図である。
先ず、図示するCPU50は、起動されたプログラムに基づいて、このID照合サーバ5の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する記憶部53へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行うようにされる。
このCPU50に対しては、図示するバス56を介して、メモリ部51、記憶部52、ID照合部53、通信処理部54が接続されている。
上記メモリ部51は、CPU50が処理に用いるRAM、ROM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
メモリ部51におけるROMには、CPU50の動作プログラム等が記憶される。また、上記フラッシュメモリには各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。また、上記RAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
上記メモリ部51は、CPU50が処理に用いるRAM、ROM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
メモリ部51におけるROMには、CPU50の動作プログラム等が記憶される。また、上記フラッシュメモリには各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。また、上記RAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
記憶部52は、例えばHDD(ハードディスクレコーダ)等の所要の記憶装置とされ、上記したCPU50の制御によってデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等が行われる。
この記憶部52に対しては、図示するようにID照合情報52aが格納される。このID照合情報は、後述するように携帯型娯楽機2の個々に予め格納される機器ID、及び携帯型娯楽機2において光ディスク100から読み出されたコンテンツIDについての照合を行うための情報である。
このような機器ID、コンテンツIDについての照合は、図示するID照合部53が、このID照合情報52aに基づいて行うようにされる。
この記憶部52に対しては、図示するようにID照合情報52aが格納される。このID照合情報は、後述するように携帯型娯楽機2の個々に予め格納される機器ID、及び携帯型娯楽機2において光ディスク100から読み出されたコンテンツIDについての照合を行うための情報である。
このような機器ID、コンテンツIDについての照合は、図示するID照合部53が、このID照合情報52aに基づいて行うようにされる。
通信処理部54は、CPU50の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインターフェース55は、上記通信処理部54でエンコードされた送信データを、図1に示したネットワーク4を介して所定の機器、特に配信サーバ6に送信する。またネットワーク4を介して携帯型娯楽機2などの外部機器から送信されてきた信号を通信処理部54に受け渡す。
通信処理部54は受信した情報をCPU50に転送する。
ネットワークインターフェース55は、上記通信処理部54でエンコードされた送信データを、図1に示したネットワーク4を介して所定の機器、特に配信サーバ6に送信する。またネットワーク4を介して携帯型娯楽機2などの外部機器から送信されてきた信号を通信処理部54に受け渡す。
通信処理部54は受信した情報をCPU50に転送する。
なお、このようなID照合サーバ5に対しては、実際には例えばキーボードやマウス、或いはリモートコマンダー、その他の入力デバイスを設けるようにして、サービスを運営する側のオペレータ等による各種操作入力やデータ入力が可能となるようにすればよい。また、ディスプレイ装置を備えるようにして、オペレータ等に対する各種情報表示が可能とされてもよい。
3−3.配信サーバの構成例
図5には、図1に示した配信サーバ6の内部構成例を示す。
先ず、この配信サーバ6において、CPU60は、起動されたプログラムに基づいて、この配信サーバ6の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する記憶部63へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行うようにされる。
そして、このCPU60に対しては、図示するようにバス66を介して、メモリ部61、データベース管理部62、通信処理部64が接続されている。
図5には、図1に示した配信サーバ6の内部構成例を示す。
先ず、この配信サーバ6において、CPU60は、起動されたプログラムに基づいて、この配信サーバ6の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する記憶部63へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行うようにされる。
そして、このCPU60に対しては、図示するようにバス66を介して、メモリ部61、データベース管理部62、通信処理部64が接続されている。
上記メモリ部61としては、この場合もCPU60が処理に用いるRAM、ROM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
このメモリ部61のROMには、CPU60の動作プログラム等が記憶され、また、上記フラッシュメモリには各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。また、上記RAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
このメモリ部61のROMには、CPU60の動作プログラム等が記憶され、また、上記フラッシュメモリには各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。また、上記RAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
データベース管理部62は、CPU60の制御に基づき、記憶部63に対するデータファイルの格納や読出、管理情報の作成・更新等を行う。
記憶部63は、例えばHDD(ハードディスクレコーダ)等の所要の記憶装置とされ、その内部には、図示するようにコンテンツデータベース63aが形成される。
ここで、先にも説明したように、この記憶部63における上記コンテンツデータベース63a内に記憶されるコンテンツデータとしては、各光ディスク100に記憶された映像コンテンツと同一内容を有する映像コンテンツが記憶される。
つまり、パッケージメディアとしての光ディスク100に収録されて、ユーザに提供される映像コンテンツについて、それぞれと同一内容を有するコンテンツデータが記憶されるものである。
このコンテンツデータベース63aにおいては、各映像コンテンツが、この映像コンテンツの内容に応じたコンテンツIDと対応づけられて記憶される。これによって、光ディスク100に記憶されたコンテンツIDの情報によっては、コンテンツデータベース63aに記憶される映像コンテンツのうちから、この光ディスク100に記憶されたコンテンツと同一内容を有する映像コンテンツを特定することが可能とされている。
記憶部63は、例えばHDD(ハードディスクレコーダ)等の所要の記憶装置とされ、その内部には、図示するようにコンテンツデータベース63aが形成される。
ここで、先にも説明したように、この記憶部63における上記コンテンツデータベース63a内に記憶されるコンテンツデータとしては、各光ディスク100に記憶された映像コンテンツと同一内容を有する映像コンテンツが記憶される。
つまり、パッケージメディアとしての光ディスク100に収録されて、ユーザに提供される映像コンテンツについて、それぞれと同一内容を有するコンテンツデータが記憶されるものである。
このコンテンツデータベース63aにおいては、各映像コンテンツが、この映像コンテンツの内容に応じたコンテンツIDと対応づけられて記憶される。これによって、光ディスク100に記憶されたコンテンツIDの情報によっては、コンテンツデータベース63aに記憶される映像コンテンツのうちから、この光ディスク100に記憶されたコンテンツと同一内容を有する映像コンテンツを特定することが可能とされている。
また、上記記憶部63に対しては、図示するようにデコードプログラム63bが記憶される。
このデコードプログラム63bとしては、後述もするように、上記コンテンツデータベース63a内に記憶される各コンテンツデータを、先の携帯型娯楽機2におけるAVデコード部34にてデコードする際に必要となる、プログラムデータが記憶される。
なお、後述もするように、第1の実施の形態と第2の実施の形態の場合、コンテンツデータベース63aに対して記憶されるコンテンツデータとして、全て同一の再生レートによるコンテンツデータを記憶するものとして想定されているものであるから、この場合、上記デコードプログラム63bとしては、この再生レートに応じた1つプログラムのみが記憶されていればよいことになる。
このデコードプログラム63bとしては、後述もするように、上記コンテンツデータベース63a内に記憶される各コンテンツデータを、先の携帯型娯楽機2におけるAVデコード部34にてデコードする際に必要となる、プログラムデータが記憶される。
なお、後述もするように、第1の実施の形態と第2の実施の形態の場合、コンテンツデータベース63aに対して記憶されるコンテンツデータとして、全て同一の再生レートによるコンテンツデータを記憶するものとして想定されているものであるから、この場合、上記デコードプログラム63bとしては、この再生レートに応じた1つプログラムのみが記憶されていればよいことになる。
通信処理部64は、CPU60の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインターフェース65は、上記通信処理部64でエンコードされた送信データを、ネットワーク4を介して所定の機器、特に携帯型娯楽機2に対して送信する。またネットワーク4を介してID照合サーバ5などの外部機器から送信されてきた信号を通信処理部64に受け渡す。そして、通信処理部64は受信した情報をCPU60に転送する。
ネットワークインターフェース65は、上記通信処理部64でエンコードされた送信データを、ネットワーク4を介して所定の機器、特に携帯型娯楽機2に対して送信する。またネットワーク4を介してID照合サーバ5などの外部機器から送信されてきた信号を通信処理部64に受け渡す。そして、通信処理部64は受信した情報をCPU60に転送する。
なお、このような配信サーバ6に対しても、実際には例えばキーボードやマウス、或いはリモートコマンダー、その他の入力デバイスを設けるようにして、サービスを運営する側のオペレータ等による各種操作入力やデータ入力が可能となるようにすればよい。また、ディスプレイ装置を備えるようにして、オペレータ等に対する各種情報表示が可能とされてもよい。
3−4.コンテンツ再生動作の概要
上記構成によるコンテンツ再生システム1において行われる、コンテンツ再生動作の概要について説明する。
先ず、図6では、第1の実施の形態のコンテンツ再生システム1において再生が想定される、各コンテンツのデータフォーマット(再生レート)の関係について説明しておく。
先ず、この図6に示すように、第1の実施の形態のコンテンツ再生システム1においては、光ディスク100に対して、MPEG4(Moving Picture Experts Group Layer4)方式による、再生レートが6Mbpsとされた映像コンテンツが記憶されるものとしている。
従ってこの場合、この光ディスク100についての再生を行う携帯型娯楽機2においては、光ディスク100の再生時に、このようなMPEG4(再生レート=6Mbps)のフォーマットに対応したプログラムに基づいて、AVデコード部34のデコード処理が行われるものとなる。
上記構成によるコンテンツ再生システム1において行われる、コンテンツ再生動作の概要について説明する。
先ず、図6では、第1の実施の形態のコンテンツ再生システム1において再生が想定される、各コンテンツのデータフォーマット(再生レート)の関係について説明しておく。
先ず、この図6に示すように、第1の実施の形態のコンテンツ再生システム1においては、光ディスク100に対して、MPEG4(Moving Picture Experts Group Layer4)方式による、再生レートが6Mbpsとされた映像コンテンツが記憶されるものとしている。
従ってこの場合、この光ディスク100についての再生を行う携帯型娯楽機2においては、光ディスク100の再生時に、このようなMPEG4(再生レート=6Mbps)のフォーマットに対応したプログラムに基づいて、AVデコード部34のデコード処理が行われるものとなる。
一方、配信サーバ6側に記憶されるコンテンツとしては、MPEG2方式によるHD(High Definition)映像、再生レートが20Mbpsとされる。
つまり、第1の実施の形態では、このように配信サーバ6により配信されるコンテンツの方が、光ディスク100より再生するコンテンツよりも高品質なものとなるようにしているものである。
つまり、第1の実施の形態では、このように配信サーバ6により配信されるコンテンツの方が、光ディスク100より再生するコンテンツよりも高品質なものとなるようにしているものである。
続いて、図7には、コンテンツ再生システム1において行われるコンテンツ配信動作について模式的に示す。
図7において、図示する光ディスク100に対しては、上述もしたように映像コンテンツと共に、コンテンツIDが記憶される。ここでは、図示するように映像コンテンツとしてコンテンツA1、及びこのコンテンツA1の内容に応じたコンテンツIDとしてコンテンツID−Aが記憶されていたものとする。
また、携帯型娯楽機2では、このように光ディスク100に記憶されたコンテンツA1のフォーマットに対応して、このコンテンツA1をデコードするための、図のようなデコードプログラムtype1がAVデコード部34のデコードプログラムとして記憶されている。
さらに、実施の形態の携帯型娯楽機2に対しては、先の図3にも示したように、予め、携帯型娯楽機2の固体ごとに割り与えられた、機器IDが記憶される。ここでは、図のように機器ID−Xが記憶されていたとする。
図7において、図示する光ディスク100に対しては、上述もしたように映像コンテンツと共に、コンテンツIDが記憶される。ここでは、図示するように映像コンテンツとしてコンテンツA1、及びこのコンテンツA1の内容に応じたコンテンツIDとしてコンテンツID−Aが記憶されていたものとする。
また、携帯型娯楽機2では、このように光ディスク100に記憶されたコンテンツA1のフォーマットに対応して、このコンテンツA1をデコードするための、図のようなデコードプログラムtype1がAVデコード部34のデコードプログラムとして記憶されている。
さらに、実施の形態の携帯型娯楽機2に対しては、先の図3にも示したように、予め、携帯型娯楽機2の固体ごとに割り与えられた、機器IDが記憶される。ここでは、図のように機器ID−Xが記憶されていたとする。
また、この場合、配信サーバ6に対しては、図示するように上記光ディスク100に記憶されるコンテンツA1と内容は同一とされるが、フォーマット(再生レート)の異なるコンテンツA2が記憶されるものとする。さらに、この配信サーバ6に対しては、このコンテンツA2とフォーマットが同一とされて、別内容とされた他のコンテンツB2、コンテンツC2・・・が記憶されている。
配信サーバ6において、これらコンテンツA2、コンテンツB2、コンテンツC2・・・は、それぞれ、コンテンツの内容の別を示すコンテンツIDに対応づけられて記憶される。すなわち、例えばコンテンツA2はコンテンツID−Aと、コンテンツB2はコンテンツID−Bと、コンテンツC2はコンテンツID−Cとにそれぞれ対応づけられて記憶されているものとされる。
また、さらに、この配信サーバ6側においては、これら同一フォーマットとされた各コンテンツのデコードを可能とするための、デコードプログラムtype2も記憶されている。
配信サーバ6において、これらコンテンツA2、コンテンツB2、コンテンツC2・・・は、それぞれ、コンテンツの内容の別を示すコンテンツIDに対応づけられて記憶される。すなわち、例えばコンテンツA2はコンテンツID−Aと、コンテンツB2はコンテンツID−Bと、コンテンツC2はコンテンツID−Cとにそれぞれ対応づけられて記憶されているものとされる。
また、さらに、この配信サーバ6側においては、これら同一フォーマットとされた各コンテンツのデコードを可能とするための、デコードプログラムtype2も記憶されている。
上記のようにコンテンツ再生システム1を想定した場合において、携帯型娯楽機2では、上記したようにして予めデコードプログラムtype1が、AVデコード部34のプログラムとして記憶されていることによって、装填された光ディスク100から読み出されたコンテンツA1に対するデコード処理を行って、これを再生出力することが可能とされる。つまり、コンテンツA1についての通常のディスク再生が可能とされる。
また、このようなコンテンツ再生システム1において、携帯型娯楽機2がネットワーク4に接続された状態では、以下のような動作により、配信サーバ6から携帯型娯楽機2に対して映像コンテンツを供給するものとしている。
先ず、このようにして携帯型娯楽機2がネットワーク4と接続されることに応じては、携帯型娯楽機2が、装填された光ディスク100に記憶されたコンテンツIDと、ROM22に対して予め記憶された機器IDとを、ID照合サーバ5に対して送信するようにされる。
つまり、この場合は図のようにコンテンツID−Aと、機器ID−XとをID照合サーバ5に対して送信するようにされる。
先ず、このようにして携帯型娯楽機2がネットワーク4と接続されることに応じては、携帯型娯楽機2が、装填された光ディスク100に記憶されたコンテンツIDと、ROM22に対して予め記憶された機器IDとを、ID照合サーバ5に対して送信するようにされる。
つまり、この場合は図のようにコンテンツID−Aと、機器ID−XとをID照合サーバ5に対して送信するようにされる。
ID照合サーバ5においては、このように携帯型娯楽機2から送信されたコンテンツID、機器IDを受信すると、これらのID情報についての照合処理を行うようにされる。つまり、先の図4にて説明したように、ID照合部53が、記憶部52に格納されたID照合情報52aに基づいて、これらコンテンツID、機器IDについての照合処理を行うものである。
そして、ID照合サーバ5では、このような照合処理の結果より、これらコンテンツID、機器IDが正当な情報であるとの判別が得られた場合は、受信されたコンテンツID(コンテンツID−A)をネットワーク4を介して配信サーバ6へ転送する。
そして、ID照合サーバ5では、このような照合処理の結果より、これらコンテンツID、機器IDが正当な情報であるとの判別が得られた場合は、受信されたコンテンツID(コンテンツID−A)をネットワーク4を介して配信サーバ6へ転送する。
配信サーバ6では、このように転送されたコンテンツID−Aの情報を元に、先の図5に示した記憶部63内に形成されたコンテンツデータベース63aを参照する。そして、このコンテンツID−Aと対応づけられて記憶されている、コンテンツA2を検索して読み出すようにされる。また、これと共に、記憶部63に記憶されている、このコンテンツA2のフォーマットに対応したデコードプログラムtype2を読み出すようにされる。
そして、配信サーバ6は、読み出したこれらコンテンツA2、及びデコードプログラムtype2をネットワーク4を介して携帯型娯楽機2に送信する。
これによって、携帯型娯楽機2では、このように送信されたデコードプログラム(type2)を、デコードプログラム書換部32によってAVデコード部34のデコードプログラムとして書き換えることにより、上記コンテンツA2についての再生出力を行うことが可能とされる。
そして、配信サーバ6は、読み出したこれらコンテンツA2、及びデコードプログラムtype2をネットワーク4を介して携帯型娯楽機2に送信する。
これによって、携帯型娯楽機2では、このように送信されたデコードプログラム(type2)を、デコードプログラム書換部32によってAVデコード部34のデコードプログラムとして書き換えることにより、上記コンテンツA2についての再生出力を行うことが可能とされる。
このようにネットワーク4との接続が確立された状態では、携帯型娯楽機2において、上記配信サーバ6側に記憶されていたコンテンツA2としての、より高品質なコンテンツの再生を行うことが可能とされる。
また、この場合、上記のようにしてID照合サーバ5によるコンテンツID・機器IDの照合結果に応じ、配信サーバ6から携帯型娯楽機2へのコンテンツ配信を行うことによっては、正当な携帯型娯楽機2を用い、且つ正当な光ディスク100を購入したユーザのみが、配信サーバ6に記憶されているより高品質な映像コンテンツを視聴することができるようにされている。
また、この場合、上記のようにしてID照合サーバ5によるコンテンツID・機器IDの照合結果に応じ、配信サーバ6から携帯型娯楽機2へのコンテンツ配信を行うことによっては、正当な携帯型娯楽機2を用い、且つ正当な光ディスク100を購入したユーザのみが、配信サーバ6に記憶されているより高品質な映像コンテンツを視聴することができるようにされている。
3−5.コンテンツ切換再生
上記のように本実施の形態では、携帯型娯楽機2がネットワーク4に接続された状態では、配信サーバ6側から配信されるコンテンツを再生出力するものとしている。
そして、この際、配信サーバ6側に記憶される映像コンテンツとして、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも再生レートの高い、つまり高品質なコンテンツを記憶させておくようにすることで、携帯型娯楽機2において、光ディスク100に記憶されるコンテンツよりも高品質なコンテンツを再生可能とするものである。
上記のように本実施の形態では、携帯型娯楽機2がネットワーク4に接続された状態では、配信サーバ6側から配信されるコンテンツを再生出力するものとしている。
そして、この際、配信サーバ6側に記憶される映像コンテンツとして、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも再生レートの高い、つまり高品質なコンテンツを記憶させておくようにすることで、携帯型娯楽機2において、光ディスク100に記憶されるコンテンツよりも高品質なコンテンツを再生可能とするものである。
ところで、先にも説明したように、このような携帯型娯楽機2としては可搬性を有するようにされているため、ユーザが移動しながらこれを使用することが想定されている。
このように移動しながらの使用を想定した場合、再生中の同一内容コンテンツを移動しながら視聴するといったことが考えられる。
この際、例えば携帯型娯楽機2とネットワーク4とが常に接続できる環境で使用されることが前提であれば、ネットワーク4を介してのコンテンツ再生のみを行うことができる。
しかし、モバイル機器として、上記のように移動しながらの使用が想定される場合は、常にネットワーク4からの再生が可能となるものではない。
このように移動しながらの使用を想定した場合、再生中の同一内容コンテンツを移動しながら視聴するといったことが考えられる。
この際、例えば携帯型娯楽機2とネットワーク4とが常に接続できる環境で使用されることが前提であれば、ネットワーク4を介してのコンテンツ再生のみを行うことができる。
しかし、モバイル機器として、上記のように移動しながらの使用が想定される場合は、常にネットワーク4からの再生が可能となるものではない。
そこで、本実施の形態としては、次の図8に示すようにして、ネットワークとの接続状態に応じて、光ディスク100からのコンテンツ再生と、ネットワーク4からのコンテンツ再生とが、自動的に切り換えられるようにする。
図8は、このような光ディスク100からとネットワーク4からとのコンテンツ再生の切換の様子を模式的に示す図である。
なお、この図8においては、時間経過を図示する時間tにより示している。また、この図では、図示する時点t1以前において、既に装填された光ディスク100に記憶されたコンテンツAについての再生が行われていたものとする。
先ず、この図8において、図示する時点t1〜時点t2の期間として示すように、携帯型娯楽機2と、ネットワーク4との接続が得られていない状態では、光ディスク100からのコンテンツ再生を行うようにされる。つまり、このようにネットワーク4との接続状態が得られない場合は、光ディスク100からの再生出力としての、MPEG4(再生レート=6Mbps)の品質による映像が得られるものとなる。
そして、時点t2において、例えば携帯型娯楽機2の移動に伴い、ネットワーク4との接続が可能とされた場合に応じては、ネットワーク4を介してのコンテンツ再生に自動的に切り換えるようにする。
図8は、このような光ディスク100からとネットワーク4からとのコンテンツ再生の切換の様子を模式的に示す図である。
なお、この図8においては、時間経過を図示する時間tにより示している。また、この図では、図示する時点t1以前において、既に装填された光ディスク100に記憶されたコンテンツAについての再生が行われていたものとする。
先ず、この図8において、図示する時点t1〜時点t2の期間として示すように、携帯型娯楽機2と、ネットワーク4との接続が得られていない状態では、光ディスク100からのコンテンツ再生を行うようにされる。つまり、このようにネットワーク4との接続状態が得られない場合は、光ディスク100からの再生出力としての、MPEG4(再生レート=6Mbps)の品質による映像が得られるものとなる。
そして、時点t2において、例えば携帯型娯楽機2の移動に伴い、ネットワーク4との接続が可能とされた場合に応じては、ネットワーク4を介してのコンテンツ再生に自動的に切り換えるようにする。
ここで、本実施の形態の場合、このようにネットワーク4との接続が可能とされて、ディスク100からの再生からネットワーク4を介しての再生に切換えるとしたときは、切換後に出力されるネットワーク4からの再生映像として、図示するようにコンテンツAとしての連続性が保たれるように、これまで光ディスク100から再生されていた映像の続きを再生するものとする。
これによって、ネットワーク4との接続が可能となることに応じて、図のようにこれまでの光ディスク100からの再生映像の続きとして、MPEG2のHD映像による高画質映像が切り換えて出力されるようにするものである。
これによって、ネットワーク4との接続が可能となることに応じて、図のようにこれまでの光ディスク100からの再生映像の続きとして、MPEG2のHD映像による高画質映像が切り換えて出力されるようにするものである。
また、以降の時点t3において、再び携帯型娯楽機2とネットワーク4との間の接続が不可となった場合には、ディスク100からの再生に切り換えるようにされる。そして、この場合においても、これまでのネットワーク4を介しての再生映像の続きとなる映像を、ディスク100から再生して出力するものとする。
図9は、このような再生切換動作を実現するために、携帯型娯楽機2における各部において行われるべき動作について模式的に示した図である。
なお、この9図では、携帯型娯楽機2の構成を、映像コンテンツの再生出力系のみについて抽出して示し、他の部分については省略して示している。
また、この場合、図示するスイッチS1は、CPU21の制御による、AVデコード部34への入力データの切換動作を模式的に示すものであり、スイッチS2は、CPU21の制御に基づくデコードプログラム書換部32によるデコードプログラム書換動作を模式的に示したものである。
なお、この9図では、携帯型娯楽機2の構成を、映像コンテンツの再生出力系のみについて抽出して示し、他の部分については省略して示している。
また、この場合、図示するスイッチS1は、CPU21の制御による、AVデコード部34への入力データの切換動作を模式的に示すものであり、スイッチS2は、CPU21の制御に基づくデコードプログラム書換部32によるデコードプログラム書換動作を模式的に示したものである。
この図9において、例えば先の図8に示した時点t1〜時点t2のように、ネットワーク4との接続が得られていない場合は、光ディスクドライブ29において光ディスク100についての再生が行われる。そして、この場合、光ディスクドライブ29からの再生データは、図示するようにAVデコード部34に供給される。
さらにこの場合、このAVデコード部34のデコードプログラムとしては、図のようにデコードプログラムtype1が設定され、これによってAVデコード部34では、光ディスク100からの再生データをデコードすることが可能とされる。
そして、このようにAVデコード部34にてデコードされた光ディスク100からの再生データは、図示するように再生切換用バッファ33にバッファリングされ、この後に、先の図3に示した表示処理部26にて所要の信号処理が施されてディスプレイ27に表示出力される。
さらにこの場合、このAVデコード部34のデコードプログラムとしては、図のようにデコードプログラムtype1が設定され、これによってAVデコード部34では、光ディスク100からの再生データをデコードすることが可能とされる。
そして、このようにAVデコード部34にてデコードされた光ディスク100からの再生データは、図示するように再生切換用バッファ33にバッファリングされ、この後に、先の図3に示した表示処理部26にて所要の信号処理が施されてディスプレイ27に表示出力される。
このような状態から、図8の時点t2以降として示したように、ネットワーク4との接続状態が得られた場合に応じては、無線LANインターフェース36を介して、配信サーバ6からのコンテンツA2としてのデータの受信を開始する。また、これと共に、配信サーバ6からは、このコンテンツA2に対応したデコードプログラムtype2を受信する。
この際、携帯型娯楽機2としては、上記のように配信サーバ6から受信されるべきコンテンツA2のデータとして、これまで再生していた(時点t2以前に再生していた)光ディスク100からの再生コンテンツの、続きとなるデータ部分を要求するようにする。例えばこの場合、この時点t2において出力されていたディスク100からの再生データの再生時間情報を予め配信サーバ6に対して送信する等して、このような続きとなるデータ部分からの送信を要求するものとする。
この際、携帯型娯楽機2としては、上記のように配信サーバ6から受信されるべきコンテンツA2のデータとして、これまで再生していた(時点t2以前に再生していた)光ディスク100からの再生コンテンツの、続きとなるデータ部分を要求するようにする。例えばこの場合、この時点t2において出力されていたディスク100からの再生データの再生時間情報を予め配信サーバ6に対して送信する等して、このような続きとなるデータ部分からの送信を要求するものとする。
上記のようにして、携帯型娯楽機2側にてデコードプログラムtype2が受信されることに応じては、先ずはCPU21の制御に基づいて、デコードプログラム書換部32により、AVデコード部34のプログラムをこのデコードプログラムtype2に書き換える。
その上で、図示するスイッチS1を切り換えて、無線LANインターフェース36を介して受信される、上記のようなコンテンツA2のデータをAVデコード部34に供給する。つまり、このようにデコードプログラムが書き換えられることに応じ、CPU21が、AVデコード部34への入力データを、無線LANインターフェース36を介して受信されるコンテンツA2に切り換えるように制御を行うものである。
これにより、上記時点t2に至ってネットワーク4との接続が得られた場合に対応しては、受信されたコンテンツA2のデータをデコードしてこれを再生することが可能な状態が得られる。
その上で、図示するスイッチS1を切り換えて、無線LANインターフェース36を介して受信される、上記のようなコンテンツA2のデータをAVデコード部34に供給する。つまり、このようにデコードプログラムが書き換えられることに応じ、CPU21が、AVデコード部34への入力データを、無線LANインターフェース36を介して受信されるコンテンツA2に切り換えるように制御を行うものである。
これにより、上記時点t2に至ってネットワーク4との接続が得られた場合に対応しては、受信されたコンテンツA2のデータをデコードしてこれを再生することが可能な状態が得られる。
ここで、上記のようにしてこの場合には、配信サーバ6側からのコンテンツA2として、続きとなるデータ部分から受信して、再生出力を切り換えるようにしているが、この際、単に受信されたこのような続きのデータ部分を切り換えて出力するだけでは、ディスクからの再生データから、ネットワークからの再生データへ継ぎ目無くシームレスに切り換えること困難である。
そこで、本実施の形態では、図のように再生切換用バッファ33にバッファリングさせた、ディスク100からの再生データを利用して、例えば以下のようにしてシームレスな再生切換を行うものとする。
先ずこの場合、CPU21は、上記のようにAVデコード部34への入力データの切換を行うことに応じて、図のように再生切換用バッファ33内にバッファリングされている光ディスク100からの再生データのうち、任意のフレーム画像を指定するようにする。この場合、例えばこのようなディスク100からの再生データ(コンテンツA1)のうちの、フレーム画像A−1を指定したとする。
そして、このように再生切換用バッファ33内にバッファリングされる再生データからフレーム画像を指定すると、このフレーム画像の再生時間情報を認識するようにする。
そこで、本実施の形態では、図のように再生切換用バッファ33にバッファリングさせた、ディスク100からの再生データを利用して、例えば以下のようにしてシームレスな再生切換を行うものとする。
先ずこの場合、CPU21は、上記のようにAVデコード部34への入力データの切換を行うことに応じて、図のように再生切換用バッファ33内にバッファリングされている光ディスク100からの再生データのうち、任意のフレーム画像を指定するようにする。この場合、例えばこのようなディスク100からの再生データ(コンテンツA1)のうちの、フレーム画像A−1を指定したとする。
そして、このように再生切換用バッファ33内にバッファリングされる再生データからフレーム画像を指定すると、このフレーム画像の再生時間情報を認識するようにする。
その上で、上記のように時点t2以降においてAVデコード部34によりデコード出力される、コンテンツA2としての再生データのうちから、上記のように認識した再生時間情報と同一の再生時間情報を有するフレーム画像を検出するようにする。
この場合、このようなコンテンツA2のデータ中の、上記同一の再生時間情報を有するフレーム画像がフレーム画像A−2であったとする。
そして、このようにフレーム画像A−2が検出されることに応じ、このフレーム画像A−2以降のデータが、上記再生切換用バッファ33内におけるフレーム画像A−1以降のデータとして上書きされるように、再生切換用バッファ33の書込動作を制御する。
これによって、この再生切換用バッファ33にバッファリングされるデータとしては、上記フレーム画像A−1・フレーム画像A−2の再生時間より前のデータは、光ディスク100からの再生データとなり、この再生時間から以降はネットワーク4からの受信データに基づく再生データとすることができる。
従ってこの場合、この再生切換用バッファ33から出力されてディスプレイ27に表示される映像としては、上記再生時間を境に、ディスクからの再生映像とネットワークからの再生映像とが、継ぎ目無く切り換えられて表示出力されるものとなる。
この場合、このようなコンテンツA2のデータ中の、上記同一の再生時間情報を有するフレーム画像がフレーム画像A−2であったとする。
そして、このようにフレーム画像A−2が検出されることに応じ、このフレーム画像A−2以降のデータが、上記再生切換用バッファ33内におけるフレーム画像A−1以降のデータとして上書きされるように、再生切換用バッファ33の書込動作を制御する。
これによって、この再生切換用バッファ33にバッファリングされるデータとしては、上記フレーム画像A−1・フレーム画像A−2の再生時間より前のデータは、光ディスク100からの再生データとなり、この再生時間から以降はネットワーク4からの受信データに基づく再生データとすることができる。
従ってこの場合、この再生切換用バッファ33から出力されてディスプレイ27に表示される映像としては、上記再生時間を境に、ディスクからの再生映像とネットワークからの再生映像とが、継ぎ目無く切り換えられて表示出力されるものとなる。
なお、この図9においては、光ディスク100からネットワーク4への再生切換についてのみ説明したが、逆の場合(ネットワーク4→光ディスク100)としても、同様に再生切換用バッファ33にバッファリングされる、ネットワークからの再生データ中のフレーム画像を指定し、このフレーム画像から以降に光ディスク100からの再生データが上書きされるようにすれば、継ぎ目無く再生切換を行うことができる。
また、ここでは再生データとして映像データについてのみ説明したが、音声データについても、再生切換用バッファ33にバッファリングさせたデータから任意のデータ部分を指定し、同様にこのデータ部分の再生時間情報に基づいた再生切換用バッファ33についての上書き動作を行うようにすれば、継ぎ目なく再生切換を行うことができる。
また、ここでは再生データとして映像データについてのみ説明したが、音声データについても、再生切換用バッファ33にバッファリングさせたデータから任意のデータ部分を指定し、同様にこのデータ部分の再生時間情報に基づいた再生切換用バッファ33についての上書き動作を行うようにすれば、継ぎ目なく再生切換を行うことができる。
ところで、これまでの説明のようにして、ネットワーク4を介して受信される映像コンテンツをリアルタイムで再生出力するといった場合、接続されたネットワークの状況等によっては、充分なデータ転送レートが得られなくなることを考慮しなければならない。
特に、映像データについては比較的高速な通信レートを要することから、充分な転送レートが得られない場合、コンテンツの再生が破綻してしまう可能性があることを考慮する必要がある。
特に、映像データについては比較的高速な通信レートを要することから、充分な転送レートが得られない場合、コンテンツの再生が破綻してしまう可能性があることを考慮する必要がある。
そこで、本実施の形態では、先の図3に示したように通信状態検出用バッファ37を設けて、ここにネットワーク4からの受信データをバッファリングするようにし、この通信状態検出用バッファ37へのデータのバッファリング状態に基づいて、通信状態検出部38によって通信状態の検出を行うものとしている。
図10は、このような通信状態検出用バッファ37と通信状態検出部38とによる検出動作について説明するための図である。
図10において、図10(a)は、コンテンツA2としての受信データのバッファリング容量を縦軸にとり、時間tを横軸にとった場合の通信状態検出用バッファ37のバッファ容量を示したグラフである。なお、図10(a)では、説明の便宜上バッファ容量の変化を模式的に示している。
また、図10(b)は、先の図3に示した、通信処理部35によるネットワーク検出動作の検出結果を示し、図10(c)は光ディスクドライブ29の駆動状態を示している。また、図10(d)では、出力される映像コンテンツのフォーマットの別を示している。
図10は、このような通信状態検出用バッファ37と通信状態検出部38とによる検出動作について説明するための図である。
図10において、図10(a)は、コンテンツA2としての受信データのバッファリング容量を縦軸にとり、時間tを横軸にとった場合の通信状態検出用バッファ37のバッファ容量を示したグラフである。なお、図10(a)では、説明の便宜上バッファ容量の変化を模式的に示している。
また、図10(b)は、先の図3に示した、通信処理部35によるネットワーク検出動作の検出結果を示し、図10(c)は光ディスクドライブ29の駆動状態を示している。また、図10(d)では、出力される映像コンテンツのフォーマットの別を示している。
先ず、図10(b)において、図示する時点t1として示すように、上記通信処理部35による検出動作によってネットワークが検出され、これに応じ配信サーバ6からの映像コンテンツの受信が開始されたとする。
これに応じては、このように受信される配信サーバ6からのコンテンツデータを、通信処理部35によって通信状態検出用バッファ37に対して供給させる。
これにより、この時点t1のタイミングに応じて、通信状態検出用バッファ37の容量が徐々に増加し始めることになる(図10(a)参照)。
これに応じては、このように受信される配信サーバ6からのコンテンツデータを、通信処理部35によって通信状態検出用バッファ37に対して供給させる。
これにより、この時点t1のタイミングに応じて、通信状態検出用バッファ37の容量が徐々に増加し始めることになる(図10(a)参照)。
このようにして、通信状態検出用バッファ37による受信データのバッファリングが開始されることに応じ、通信状態検出部38によって、図のような通信レート閾値th3と、通信状態検出用バッファ37の容量とを比較するようにする。
つまり、通信レート閾値th3としての、図のように時間経過に応じて所定の傾きにより増加するようにされた閾値と、バッファ容量とを比較することによって、このとき得られている通信レートが、所定レート以上とされているかを判別するものである。
この際、上記通信レート閾値th3の傾きは、例えばネットワーク4を介して受信されるMPEG2によるHD映像としてのコンテンツデータを、リアルタイムに再生(ストリーム再生)することが可能として予め定められた、所要の通信レートに対応する値が設定される。
従ってこの場合、時間経過に伴う通信状態検出用バッファ37のバッファ容量の増加率として、このバッファ容量が上記のような閾値th3を下回ってしまう場合は、MPEG2−HD映像のコンテンツデータをストリーム再生するのに充分な通信レートが得られていないとすることができる。
つまり、このような閾値th3に対し、上記バッファ容量が下回った場合に対応して、ネットワーク4からのコンテンツ再生への切換を行わないようにすれば、コンテンツ再生が破綻してしまうことを未然に防止することができる。
つまり、通信レート閾値th3としての、図のように時間経過に応じて所定の傾きにより増加するようにされた閾値と、バッファ容量とを比較することによって、このとき得られている通信レートが、所定レート以上とされているかを判別するものである。
この際、上記通信レート閾値th3の傾きは、例えばネットワーク4を介して受信されるMPEG2によるHD映像としてのコンテンツデータを、リアルタイムに再生(ストリーム再生)することが可能として予め定められた、所要の通信レートに対応する値が設定される。
従ってこの場合、時間経過に伴う通信状態検出用バッファ37のバッファ容量の増加率として、このバッファ容量が上記のような閾値th3を下回ってしまう場合は、MPEG2−HD映像のコンテンツデータをストリーム再生するのに充分な通信レートが得られていないとすることができる。
つまり、このような閾値th3に対し、上記バッファ容量が下回った場合に対応して、ネットワーク4からのコンテンツ再生への切換を行わないようにすれば、コンテンツ再生が破綻してしまうことを未然に防止することができる。
また、通信状態検出部38においては、上記のように通信状態検出用バッファ37にバッファリングが開始されると、図10(a)に示すようなレベルによる閾値th1によっても、そのバッファ容量を監視するようにされる。
このように通信状態検出部38に設定される閾値th1は、通信状態検出用バッファ37に対して、ストリーム再生を行うのに充分な量のデータが蓄積されたか否かを判別するための閾値である。
この場合の閾値th1としては、例えばAVデコード部34においてMPEG2のHD映像のコンテンツデータをデコードするのに、予め蓄積されておくべきとして定められた、所要のデータ容量に応じた値が設定されればよい。
このように通信状態検出部38に設定される閾値th1は、通信状態検出用バッファ37に対して、ストリーム再生を行うのに充分な量のデータが蓄積されたか否かを判別するための閾値である。
この場合の閾値th1としては、例えばAVデコード部34においてMPEG2のHD映像のコンテンツデータをデコードするのに、予め蓄積されておくべきとして定められた、所要のデータ容量に応じた値が設定されればよい。
そして、図示する時点t2において、通信状態検出用バッファ37の容量が、このような閾値th1を超えた場合は、図10(c)に示すようにして、光ディスクドライブ29における、光ディスク100からのコンテンツ再生を停止するようにする。
その上で、先の図9にて説明したようにして、AVデコード部34に、ネットワーク4からの受信データ、つまり上記通信状態検出用バッファ37からの出力データを供給するように切換を行う。
つまり、上記時点t2では、図9にて説明した再生切換動作を開始するようにし、これによって図10(d)に示すように、光ディスク100からの再生出力(MPEG4映像)から、ネットワーク4を介しての再生出力(MPEG2−HD映像)への切換が行われるようにする(時点t3)。
その上で、先の図9にて説明したようにして、AVデコード部34に、ネットワーク4からの受信データ、つまり上記通信状態検出用バッファ37からの出力データを供給するように切換を行う。
つまり、上記時点t2では、図9にて説明した再生切換動作を開始するようにし、これによって図10(d)に示すように、光ディスク100からの再生出力(MPEG4映像)から、ネットワーク4を介しての再生出力(MPEG2−HD映像)への切換が行われるようにする(時点t3)。
また、さらに通信状態検出部38においては、上記のように通信状態検出用バッファ37の容量が閾値th1を上回った以降(時点t2以降)も、バッファ容量を図10(a)に示すようなレベルによる閾値th2によって引き続き監視するようにする。
このような、通信状態検出部38に対して設定される閾値th2としては、データ再生を破綻させないためのバッファ容量に対応した値を設定するものとする。例えば、このような閾値th2としても、AVデコード部34においてMPEG2のHD映像のコンテンツデータをデコードする際に、予め蓄積されておくべきとして定められた所要のデータ容量に応じて設定されればよい。
このような、通信状態検出部38に対して設定される閾値th2としては、データ再生を破綻させないためのバッファ容量に対応した値を設定するものとする。例えば、このような閾値th2としても、AVデコード部34においてMPEG2のHD映像のコンテンツデータをデコードする際に、予め蓄積されておくべきとして定められた所要のデータ容量に応じて設定されればよい。
図10(a)において、時点t4として示したように、通信状態検出用バッファ37のバッファ容量がこの閾値th2を下回ったことが検出された場合は、図10(c)に示すようにして光ディスクドライブ29における光ディスク100の再生動作を開始させる。
そして、この場合も、先の図9の場合と同様の再生切換動作を実行して、ネットワーク4からのコンテンツ再生から、光ディスク100からのコンテンツ再生への切換を行うようにする。
これによって、図10(d)に示すように、再生出力が、光ディスク100からのMPEG4映像から、ネットワーク4からのMPEG2−HD映像へと切り換えられるようにする(時点t5)。
そして、この場合も、先の図9の場合と同様の再生切換動作を実行して、ネットワーク4からのコンテンツ再生から、光ディスク100からのコンテンツ再生への切換を行うようにする。
これによって、図10(d)に示すように、再生出力が、光ディスク100からのMPEG4映像から、ネットワーク4からのMPEG2−HD映像へと切り換えられるようにする(時点t5)。
このようにして携帯型娯楽機2側においては、ネットワーク4からの受信データを、通信状態検出用バッファ37へバッファリングするようにし、そのバッファリング状態に基づいて、通信状態検出部38によって通信状態の検出を行うようにする。
そして、この検出結果に基づいて、ディスクからの再生出力/ネットワークからの再生出力を切り換えるようにすることで、コンテンツの再生が破綻してしまうことを防止しようとするものである。
そして、この検出結果に基づいて、ディスクからの再生出力/ネットワークからの再生出力を切り換えるようにすることで、コンテンツの再生が破綻してしまうことを防止しようとするものである。
3−6.処理動作
これまでに説明してきた本実施の形態としての動作を実現するために、コンテンツ再生システム1において行われるべき処理動作を、次の図11、図12のフローチャートを用いて説明する。
なお、図11において、携帯型娯楽機2として示す動作は、例えば図3に示したROM22等に格納されるプログラムに基づいてCPU21が実行するものである。また、ID照合サーバ5として示す動作は、図4に示したCPU50によるものであり、また配信サーバ6として示す動作は図6に示したCPU60が実行するものである。
先ず、携帯型娯楽機2において、図示するステップS101においては、光ディスク100についての再生が指示されるのを監視する。このステップS101において、先の図3に示した入力部25に対する所定の操作入力が行われる等して、装填された光ディスク100についての再生が指示された場合には、ステップS102に処理を進める。
これまでに説明してきた本実施の形態としての動作を実現するために、コンテンツ再生システム1において行われるべき処理動作を、次の図11、図12のフローチャートを用いて説明する。
なお、図11において、携帯型娯楽機2として示す動作は、例えば図3に示したROM22等に格納されるプログラムに基づいてCPU21が実行するものである。また、ID照合サーバ5として示す動作は、図4に示したCPU50によるものであり、また配信サーバ6として示す動作は図6に示したCPU60が実行するものである。
先ず、携帯型娯楽機2において、図示するステップS101においては、光ディスク100についての再生が指示されるのを監視する。このステップS101において、先の図3に示した入力部25に対する所定の操作入力が行われる等して、装填された光ディスク100についての再生が指示された場合には、ステップS102に処理を進める。
ステップS102においては、光ディスクドライブ29により、光ディスク100に記憶されるコンテンツIDを読み出させる。そして、読み出されたコンテンツIDの情報を、例えばRAM23等に保持する。
ステップS103においては、通信処理部35の検出動作によって、ネットワークが検出されるのを監視する。
このステップS103において、通信処理部35よりネットワークが検出されたことが通知された場合は、ステップS104において、図3に示したROM22内に記憶される機器IDを読み出す。
ステップS103においては、通信処理部35の検出動作によって、ネットワークが検出されるのを監視する。
このステップS103において、通信処理部35よりネットワークが検出されたことが通知された場合は、ステップS104において、図3に示したROM22内に記憶される機器IDを読み出す。
続くステップS105においては、光ディスク100から再生されている再生データについての、再生時間情報を認識するようにされる。
このステップS105としては、例えば再生切換用バッファ33から出力される映像データに含まれる再生時間情報を認識するようにすればよい。そしてこれによって、先の図9にて説明したように、現在再生出力されている再生データの再生時間情報を認識するものである。
そして、このようにステップS105によって再生時間情報を認識すると、ステップS106においては、この再生時間情報と共に、上記ステップS102によって読みされたコンテンツID、及び上記ステップS104によって読み出した上機器IDの情報を、ID照合サーバ5に対して送信する。すなわち、これらの情報を通信処理部35に供給して送信動作を行わせる。
このステップS105としては、例えば再生切換用バッファ33から出力される映像データに含まれる再生時間情報を認識するようにすればよい。そしてこれによって、先の図9にて説明したように、現在再生出力されている再生データの再生時間情報を認識するものである。
そして、このようにステップS105によって再生時間情報を認識すると、ステップS106においては、この再生時間情報と共に、上記ステップS102によって読みされたコンテンツID、及び上記ステップS104によって読み出した上機器IDの情報を、ID照合サーバ5に対して送信する。すなわち、これらの情報を通信処理部35に供給して送信動作を行わせる。
ID照合サーバ5において、このように携帯型娯楽機2から送信された再生時間情報、コンテンツID、機器IDの各情報の受信の有無を、図示するステップS201において監視する。そして、このステップS201において、これらの情報が受信されたとした場合は、ステップS202に処理を進めて、受信されたコンテンツID、機器IDの情報についての照合処理を実行させる。
つまり、先にも説明したように、ID照合部53によって、これらコンテンツID、機器IDについての照合処理を実行させるようにするものである。
つまり、先にも説明したように、ID照合部53によって、これらコンテンツID、機器IDについての照合処理を実行させるようにするものである。
続くステップS203においては、このようなID照合部53の照合結果として、これらコンテンツID・機器IDの情報が正当であるとの結果が得られたか否かについて判別を行う。
このステップS203において、ID照合部53の判別結果としてコンテンツID・機器IDの情報が正当であるとの結果が得られず、否定結果が得られた場合は、図示するようにステップS204に処理を進めて、携帯型娯楽機2に対し、このように否定結果が得られた旨の不可通知を行うようにされる。
このステップS203において、ID照合部53の判別結果としてコンテンツID・機器IDの情報が正当であるとの結果が得られず、否定結果が得られた場合は、図示するようにステップS204に処理を進めて、携帯型娯楽機2に対し、このように否定結果が得られた旨の不可通知を行うようにされる。
携帯型娯楽機2においては、このような不可通知が受信されたか否かの判別を、図示するステップS107の処理によって行う。
このステップS107において、この不可通知が受信されてはいないとして否定結果が得られている場合は、後述するステップS109に処理を進める。そして、この不可通知が受信された場合は、図のようにステップS108に処理を進めて、再生不可処理を行うものとされる。
ここで、このステップS108に至る場合としては、上記のようにコンテンツID・機器IDとして正当ではないとされるID情報が、それぞれ光ディスク100、ROM22に記憶されていた場合である。つまり、光ディスク100として、正当に購入されたものではないディスクが装填されたか、或いは携帯型娯楽機2として正当な機器が使用されていないことが考えられる。
そこで、ステップS108の再生不可処理としては、このように正当な権利を有していない光ディスク100、携帯型娯楽機2が使用された場合に対応した処理が実行されればよい。例えば、このような再生不可処理としては、光ディスク100についての再生を強制的に停止させる処理を実行することが考えられる。或いは、このように正当なID情報ではないことを示すメッセセージデータをディスプレイ27上に表示させる等して、ユーザによる対応操作を待機する処理を実行するようにしてもよい。
このようにして、再生不可処理を実行すると、図示するように処理動作を終了するようにされる(図12)。
このステップS107において、この不可通知が受信されてはいないとして否定結果が得られている場合は、後述するステップS109に処理を進める。そして、この不可通知が受信された場合は、図のようにステップS108に処理を進めて、再生不可処理を行うものとされる。
ここで、このステップS108に至る場合としては、上記のようにコンテンツID・機器IDとして正当ではないとされるID情報が、それぞれ光ディスク100、ROM22に記憶されていた場合である。つまり、光ディスク100として、正当に購入されたものではないディスクが装填されたか、或いは携帯型娯楽機2として正当な機器が使用されていないことが考えられる。
そこで、ステップS108の再生不可処理としては、このように正当な権利を有していない光ディスク100、携帯型娯楽機2が使用された場合に対応した処理が実行されればよい。例えば、このような再生不可処理としては、光ディスク100についての再生を強制的に停止させる処理を実行することが考えられる。或いは、このように正当なID情報ではないことを示すメッセセージデータをディスプレイ27上に表示させる等して、ユーザによる対応操作を待機する処理を実行するようにしてもよい。
このようにして、再生不可処理を実行すると、図示するように処理動作を終了するようにされる(図12)。
また、ID照合サーバ5側における、上記ステップS203において、ID照合部53の判別結果としてコンテンツID・機器IDの情報が正当であるとの結果が得られ、肯定結果が得られた場合は、ステップS204に処理を進めて、図4に示した通信処理部54によって、上記ステップS201において受信されたコンテンツID、再生時間情報の各情報を配信サーバ6に対して送信させる。
配信サーバ6においては、これらの情報の受信の有無を、図示するステップS301において監視する。
そして、これら各情報が受信された場合は、ステップS302において、受信されたコンテンツIDの情報を元に、コンテンツデータベース63aを検索する。つまり、図5に示したデータベース管理部62によって、コンテンツデータベース63a内の、受信されたコンテンツIDと同一IDに対応づけられて記憶されるコンテンツデータを検索させる。
そして、ステップS303においては、このように検索させたコンテンツデータを、データベース管理部62によって読み出させる。
そして、これら各情報が受信された場合は、ステップS302において、受信されたコンテンツIDの情報を元に、コンテンツデータベース63aを検索する。つまり、図5に示したデータベース管理部62によって、コンテンツデータベース63a内の、受信されたコンテンツIDと同一IDに対応づけられて記憶されるコンテンツデータを検索させる。
そして、ステップS303においては、このように検索させたコンテンツデータを、データベース管理部62によって読み出させる。
続くステップS304においては、このように読み出されたコンテンツデータのうちの、上記再生時間情報に基づくデータ部分のみを抽出するようにされる。
このステップS304の処理では、読み出されたコンテンツデータ内の、上記再生時間情報と同一の再生時間情報を有するフレーム画像を認識するようにされる。そして、このコンテンツデータのうちの、上記のように認識されたフレーム画像の以降となるデータ部分を認識するようにするものである。
これによって、上記読み出されたコンテンツデータから、携帯型娯楽機2において再生出力される映像よりも時間的に後となる、続きのデータ部分のみを抽出できたことになる。
このステップS304の処理では、読み出されたコンテンツデータ内の、上記再生時間情報と同一の再生時間情報を有するフレーム画像を認識するようにされる。そして、このコンテンツデータのうちの、上記のように認識されたフレーム画像の以降となるデータ部分を認識するようにするものである。
これによって、上記読み出されたコンテンツデータから、携帯型娯楽機2において再生出力される映像よりも時間的に後となる、続きのデータ部分のみを抽出できたことになる。
ステップS305においては、記憶部63内に記憶された、デコードプログラム63bを読み出すようにされる。つまりこの場合は、コンテンツデータベース63a内に記憶される、MPEG2−HD映像による各コンテンツデータをデコードするための、先の図7にて説明したようなデコードプログラムtype2を読み出すものである。
そして、このようにしてデコードプログラム63bを読み出すと、ステップS306において、このデコードプログラム63bと先に抽出したデータ部分とを、携帯型娯楽機2に対して送信する動作を開始する。
つまり、このステップS306の処理としては、通信処理部64に、携帯型娯楽機2側に上記デコードプログラム63bを送信する動作を実行させる。そしてこれと共に、通信処理部64によって、上記ステップS304において認識されたフレーム画像から以降のデータ部分についての送信動作を開始させるものである。
そして、このようにしてデコードプログラム63bを読み出すと、ステップS306において、このデコードプログラム63bと先に抽出したデータ部分とを、携帯型娯楽機2に対して送信する動作を開始する。
つまり、このステップS306の処理としては、通信処理部64に、携帯型娯楽機2側に上記デコードプログラム63bを送信する動作を実行させる。そしてこれと共に、通信処理部64によって、上記ステップS304において認識されたフレーム画像から以降のデータ部分についての送信動作を開始させるものである。
携帯型娯楽機2においては、このような配信サーバ6からのデコードプログラム63b、コンテンツデータの各データの受信の有無についての判別を、ステップS109の処理によって行う。
ステップS109において、これら各データが受信されていないとして、否定結果が得られた場合は、先のステップS107の処理を実行して、ID照合サーバ5からの不可通知の受信の有無を判別する。つまりこの場合、これらステップS109→S107の処理が実行されることによっては、上記不可通知、及び上記デコードプログラム63b・コンテンツデータのいずれかの受信が監視されることになる。
また、ステップS109において、デコードプログラム63b・コンテンツデータが受信されたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS110に処理を進める。
ステップS109において、これら各データが受信されていないとして、否定結果が得られた場合は、先のステップS107の処理を実行して、ID照合サーバ5からの不可通知の受信の有無を判別する。つまりこの場合、これらステップS109→S107の処理が実行されることによっては、上記不可通知、及び上記デコードプログラム63b・コンテンツデータのいずれかの受信が監視されることになる。
また、ステップS109において、デコードプログラム63b・コンテンツデータが受信されたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS110に処理を進める。
ステップS110においては、受信されたデコードプログラム63bを、例えばRAM23等に一時保持する。
そして、ステップS111においては、通信処理部35によって、無線LANインターフェース36を介して受信されるコンテンツデータの、通信状態検出用バッファ37への入力を開始させる。このステップS111の処理を実行すると、次の図12に示すステップS112に処理を進める。
そして、ステップS111においては、通信処理部35によって、無線LANインターフェース36を介して受信されるコンテンツデータの、通信状態検出用バッファ37への入力を開始させる。このステップS111の処理を実行すると、次の図12に示すステップS112に処理を進める。
図12において、ステップS112では、通信状態の検出処理を開始する。
この通信状態の検出処理としては、先の図10にて説明したような、通信状態検出用バッファ37のバッファ容量と、通信状態検出部38に設定された各種閾値との比較結果に基づいた判別処理を開始するようにされる。
具体的には、先ずは通信状態検出部38における、先の図10(a)に示した通信状態検出用バッファ37のバッファ容量と通信レート閾値th3との比較結果を参照して、上記バッファ容量>閾値th3の状態が継続して得られているか否かについての判別処理を開始する。
また、これと共に、通信状態検出用バッファ37のバッファ容量と閾値th1との比較結果を参照して、バッファ容量>閾値th1となったか否かについての判別処理を開始する。
この通信状態の検出処理としては、先の図10にて説明したような、通信状態検出用バッファ37のバッファ容量と、通信状態検出部38に設定された各種閾値との比較結果に基づいた判別処理を開始するようにされる。
具体的には、先ずは通信状態検出部38における、先の図10(a)に示した通信状態検出用バッファ37のバッファ容量と通信レート閾値th3との比較結果を参照して、上記バッファ容量>閾値th3の状態が継続して得られているか否かについての判別処理を開始する。
また、これと共に、通信状態検出用バッファ37のバッファ容量と閾値th1との比較結果を参照して、バッファ容量>閾値th1となったか否かについての判別処理を開始する。
ステップS113においては、上記通信状態の検出処理の結果から、ストリーム再生が可能であるか否かについての判別を行う。
つまり、上記した「バッファ容量>閾値th3」の判別処理の結果、バッファ容量<閾値th3となる結果が得られた場合は、受信されたコンテンツデータについてのストリーム再生は不可であるとする。
これに対し、上記「バッファ容量>閾値th1」の判別処理の結果、バッファ容量>閾値th1となる結果が得られた場合は、受信コンテンツデータについてのストリーム再生が可能であるとする。
このステップS113において、上記のような判別処理の結果、ストリーム再生は不可であるとして否定結果が得られた場合は、図示するように先の図11に示したステップS103に処理を進めて、再びネットワークが検出されるのを監視するようにされる。つまり、この場合は、検出されたネットワークを介しての通信では充分な通信レートが得られていないとして、受信コンテンツデータについての再生を行わないようにするものである。
これによって、先の図10においても説明したように、通信レートが低い場合に受信コンテンツデータについての再生が行われて、コンテンツ再生が破綻してしまうことを未然に防止することができるものである。
なお、この際、ネットワークの混雑度が緩和されて、充分な通信レートが得られることも考えられる。このような場合に対応しては、上記のように再度ネットワークの検出を行わず、引き続き通信状態検出用バッファ37のバッファ容量を監視した後、充分な通信レートが得られることに応じて、受信コンテンツデータへの再生切換を行うようにしてもよい。
つまり、上記した「バッファ容量>閾値th3」の判別処理の結果、バッファ容量<閾値th3となる結果が得られた場合は、受信されたコンテンツデータについてのストリーム再生は不可であるとする。
これに対し、上記「バッファ容量>閾値th1」の判別処理の結果、バッファ容量>閾値th1となる結果が得られた場合は、受信コンテンツデータについてのストリーム再生が可能であるとする。
このステップS113において、上記のような判別処理の結果、ストリーム再生は不可であるとして否定結果が得られた場合は、図示するように先の図11に示したステップS103に処理を進めて、再びネットワークが検出されるのを監視するようにされる。つまり、この場合は、検出されたネットワークを介しての通信では充分な通信レートが得られていないとして、受信コンテンツデータについての再生を行わないようにするものである。
これによって、先の図10においても説明したように、通信レートが低い場合に受信コンテンツデータについての再生が行われて、コンテンツ再生が破綻してしまうことを未然に防止することができるものである。
なお、この際、ネットワークの混雑度が緩和されて、充分な通信レートが得られることも考えられる。このような場合に対応しては、上記のように再度ネットワークの検出を行わず、引き続き通信状態検出用バッファ37のバッファ容量を監視した後、充分な通信レートが得られることに応じて、受信コンテンツデータへの再生切換を行うようにしてもよい。
また、上記ステップS113において、上記した判別処理の結果、ストリーム再生が可能であるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS114において、先ずはディスクドライブ29の動作を停止させる。
そして、ステップS115において、AVデコード部34のデコードプログラムを書き換えるための処理を行う。
つまり、図3に示したデコードプログラム書換部32によって、これまでAVデコード部34のプログラムとして書き込まれていたデコードプログラム(type1)を、先のステップS110によって保持したデコードプログラム63b(type2)に書き換えさせる処理を実行するものである。
そして、ステップS115において、AVデコード部34のデコードプログラムを書き換えるための処理を行う。
つまり、図3に示したデコードプログラム書換部32によって、これまでAVデコード部34のプログラムとして書き込まれていたデコードプログラム(type1)を、先のステップS110によって保持したデコードプログラム63b(type2)に書き換えさせる処理を実行するものである。
続くステップS116においては、受信されたコンテンツデータについてのデコード処理を開始させる。
すなわち、通信状態検出用バッファ37にバッファリングされるコンテンツデータを、AVデコード部34に対して供給するようにして、この受信コンテンツデータについてのデコード処理を開始させる。
すなわち、通信状態検出用バッファ37にバッファリングされるコンテンツデータを、AVデコード部34に対して供給するようにして、この受信コンテンツデータについてのデコード処理を開始させる。
そして、続くステップS117においては、再生切換処理を実行する。
このステップS117における再生切換処理としては、先の図9にて説明したような再生切換動作を行うようにする。つまり、先ずは再生切換用バッファ33にバッファリングされる、光ディスク100からの再生データのうちの任意のフレーム画像データを指定し、このフレーム画像データに対応する再生時間情報を認識する。そして、AVデコード部34にてデコード出力される上記受信コンテンツデータについて、このように認識された再生時間情報と同一再生時間情報を有するフレーム画像データを検出する。
その上で、AVデコード部34からデコード出力される受信コンテンツデータの、このように検出されたフレーム画像から以降となるデータが、上記再生切換用バッファ33にバッファリングされる、光ディスク100からの再生データのうちの上記指定したフレーム画像以降のデータに上書きされるように、再生切換用バッファ33の書込動作を制御するものである。
これによって、上記もしたように、再生切換用バッファ33から出力されてディスプレイ27に表示される映像として、ディスク100からの再生映像とネットワーク4からの再生映像とを、シームレスに切り換えて出力することができるようになる。
このステップS117における再生切換処理としては、先の図9にて説明したような再生切換動作を行うようにする。つまり、先ずは再生切換用バッファ33にバッファリングされる、光ディスク100からの再生データのうちの任意のフレーム画像データを指定し、このフレーム画像データに対応する再生時間情報を認識する。そして、AVデコード部34にてデコード出力される上記受信コンテンツデータについて、このように認識された再生時間情報と同一再生時間情報を有するフレーム画像データを検出する。
その上で、AVデコード部34からデコード出力される受信コンテンツデータの、このように検出されたフレーム画像から以降となるデータが、上記再生切換用バッファ33にバッファリングされる、光ディスク100からの再生データのうちの上記指定したフレーム画像以降のデータに上書きされるように、再生切換用バッファ33の書込動作を制御するものである。
これによって、上記もしたように、再生切換用バッファ33から出力されてディスプレイ27に表示される映像として、ディスク100からの再生映像とネットワーク4からの再生映像とを、シームレスに切り換えて出力することができるようになる。
このようにして再生切換処理を実行すると、ステップS118の処理によって、通信状態検出用バッファ37のバッファ容量が、通信状態検出部38に設定された閾値th2を下回ったか否かを判別するようにされる。
つまり、先の図10にて説明したように、このような閾値th2を上記バッファ容量が下回ったか否かを判別することにより、接続されたネットワークにおける通信状態として、受信コンテンツデータについてのストリーム再生が困難な状態となったか否かを判別するものである。
このステップS118において、上記バッファ容量が上記閾値th2を下回ったとして、肯定結果が得られた場合は、ステップS119に処理を進めて、AVデコード部34のデコードプログラムを書き換える処理を行う。
つまりこの場合は、例えばROM22等に格納される、光ディスク100からの再生データのデコードのためのデコードプログラム(type1)を読み出すようにし、これを先のステップS114にて書き換えられたデコードプログラム63b(type2)に代えて、AVデコード部34のデコードプログラムとして書き換えるようにする。
つまり、先の図10にて説明したように、このような閾値th2を上記バッファ容量が下回ったか否かを判別することにより、接続されたネットワークにおける通信状態として、受信コンテンツデータについてのストリーム再生が困難な状態となったか否かを判別するものである。
このステップS118において、上記バッファ容量が上記閾値th2を下回ったとして、肯定結果が得られた場合は、ステップS119に処理を進めて、AVデコード部34のデコードプログラムを書き換える処理を行う。
つまりこの場合は、例えばROM22等に格納される、光ディスク100からの再生データのデコードのためのデコードプログラム(type1)を読み出すようにし、これを先のステップS114にて書き換えられたデコードプログラム63b(type2)に代えて、AVデコード部34のデコードプログラムとして書き換えるようにする。
そして、このようにデコードプログラムtype1への書換を行うと、続くステップS120において、光ディスク100からの再生データのデコードを開始させる。
つまり、このステップS120の処理としては、先ずは、光ディスクドライブ29において、光ディスク100からのデータの読出動作を開始させる。そして、このように光ディスク100から読み出されたデータを、AVデコード部34に対して供給するようにするものである。
なお、この場合の光ディスク100からの読出動作としては、実際には、この時点で再生出力されるネットワークからの再生データの再生時間情報を検出した上で、光ディスク100に記憶されるコンテンツデータから、この検出した再生時間情報の以降となるデータ部分からの読出を実行するようにされる。
これによって、この場合は、この時点で再生出力されている、ネットワークからの再生データの続きとなるデータ部分のみが、光ディスク100から読み出されるようになる。つまりこの際、AVデコード部34に対しては、光ディスク100からの再生データとして、現在の再生出力データの続き部分近辺の再生データを供給することができるものである。
つまり、このステップS120の処理としては、先ずは、光ディスクドライブ29において、光ディスク100からのデータの読出動作を開始させる。そして、このように光ディスク100から読み出されたデータを、AVデコード部34に対して供給するようにするものである。
なお、この場合の光ディスク100からの読出動作としては、実際には、この時点で再生出力されるネットワークからの再生データの再生時間情報を検出した上で、光ディスク100に記憶されるコンテンツデータから、この検出した再生時間情報の以降となるデータ部分からの読出を実行するようにされる。
これによって、この場合は、この時点で再生出力されている、ネットワークからの再生データの続きとなるデータ部分のみが、光ディスク100から読み出されるようになる。つまりこの際、AVデコード部34に対しては、光ディスク100からの再生データとして、現在の再生出力データの続き部分近辺の再生データを供給することができるものである。
そして、このようにAVデコード部34に対して、光ディスク100からの再生データについてのデコード処理を開始させると、続くステップS121において、再生切換処理を行うようにされる。
つまり、この場合の再生出力としては、ネットワークからの再生データから、ディスク100からの再生映像への切換が行われるものとなる。
このステップS121の処理を実行すると、図示するように、先の図11に示したステップS103に処理を進めて、再びネットワークが検出されるのを監視するようにされる。つまり、これによって、新たなネットワークが検出された場合に、再びネットワークからのコンテンツ再生に切換を行うための処理動作が実行されるようになるものである。
つまり、この場合の再生出力としては、ネットワークからの再生データから、ディスク100からの再生映像への切換が行われるものとなる。
このステップS121の処理を実行すると、図示するように、先の図11に示したステップS103に処理を進めて、再びネットワークが検出されるのを監視するようにされる。つまり、これによって、新たなネットワークが検出された場合に、再びネットワークからのコンテンツ再生に切換を行うための処理動作が実行されるようになるものである。
一方、先のステップS118において、通信状態検出用バッファ37のバッファ容量が、通信状態検出部38に設定された上記閾値th2を下回ってはいないとして、肯定結果が得られた場合は、ステップS122に処理を進めて、コンテンツの再生終了を判別する。つまり、例えばコンテンツが最後まで再生された、或いは入力部25に対する操作入力等により再生終了指示が為された等、コンテンツの再生を終了すべきとされる状態となったか否かを判別するものである。
このステップS122において、コンテンツの再生を終了すべき状態となってはいないとした場合は、図示するようにステップS118に処理を進めて、再びバッファ容量が閾値th2を下回ったか否かについての判別を行うようにされる。つまり、このようにしてステップS122→S118の処理の処理を実行することにより、このようなバッファ容量の低下と再生終了の何れかを監視するようにされるものである、
一方、コンテンツの再生を終了すべき状態となったとされた場合は、ステップS123において、再生動作を終了するための処理を実行する。
このステップS122において、コンテンツの再生を終了すべき状態となってはいないとした場合は、図示するようにステップS118に処理を進めて、再びバッファ容量が閾値th2を下回ったか否かについての判別を行うようにされる。つまり、このようにしてステップS122→S118の処理の処理を実行することにより、このようなバッファ容量の低下と再生終了の何れかを監視するようにされるものである、
一方、コンテンツの再生を終了すべき状態となったとされた場合は、ステップS123において、再生動作を終了するための処理を実行する。
以上のようにして、実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、携帯型娯楽機2において、光ディスク100に記憶された映像コンテンツについての再生と、ネットワーク4を介して接続される配信サーバ6から受信される映像コンテンツについての再生との、双方が可能となるように構成している。
そしてこの場合、携帯型娯楽機2では、ネットワーク4と接続されることに応じ、ディスク100から再生中であった映像コンテンツと同一内容の映像コンテンツを上記配信サーバ6側から受信し、これに基づいた再生出力に切り換えを行うように構成している。
その上で、第1の実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、先の図6にも示したように、上記配信サーバ6側に対し、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも再生レートの高い、より高品質な映像コンテンツを記憶させるようにしたものである。
そしてこの場合、携帯型娯楽機2では、ネットワーク4と接続されることに応じ、ディスク100から再生中であった映像コンテンツと同一内容の映像コンテンツを上記配信サーバ6側から受信し、これに基づいた再生出力に切り換えを行うように構成している。
その上で、第1の実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、先の図6にも示したように、上記配信サーバ6側に対し、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも再生レートの高い、より高品質な映像コンテンツを記憶させるようにしたものである。
このような第1の実施の形態のコンテンツ再生システム1によれば、携帯型娯楽機2は、上記のようにネットワークとの接続が得られた場合に、再生中の映像コンテンツと同一内容を有するがより高品質とされた映像コンテンツを配信サーバ6側から受信して、これを再生出力することが可能となる。
つまり、このようにして携帯型娯楽機2では、同一内容の映像コンテンツの再生について、光ディスク100の容量に左右されずに、より高品質な映像コンテンツを再生出力を行うことができるものである。
つまり、このようにして携帯型娯楽機2では、同一内容の映像コンテンツの再生について、光ディスク100の容量に左右されずに、より高品質な映像コンテンツを再生出力を行うことができるものである。
また、本実施の形態では、携帯型娯楽機2において、ネットワークとの接続状態が得られたことに応じ、光ディスク100からのコンテンツ再生から、ネットワーク4からのコンテンツ再生へ切換が、自動的に行われるものとなる。
これにより、携帯型娯楽機2のユーザは、ネットワークとの接続が可能な場所に移動するだけで、自動的に高品質な映像コンテンツを視聴することが可能となる。つまり、この際、ユーザは出力映像の切換のための操作等を行う手間が省かれるものとなる。
これにより、携帯型娯楽機2のユーザは、ネットワークとの接続が可能な場所に移動するだけで、自動的に高品質な映像コンテンツを視聴することが可能となる。つまり、この際、ユーザは出力映像の切換のための操作等を行う手間が省かれるものとなる。
また、先の図9にて説明したように、このような再生コンテンツの切換は、継ぎ目無くシームレスに行うことが可能とされているから、出力中のコンテンツが途切れてしまうといったことがなく、このような途切れによりユーザに違和感を与えてしまうようなことを防止することができる。
4.第2の実施の形態
続いては、本発明における、第2の実施の形態としてのコンテンツ再生システムについて説明する。
第2の実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、先の第1の実施の形態としてのコンテンツ再生システム1と各部を同様に構成した上で、光ディスク100に記憶される映像コンテンツと、配信サーバ6側に記憶される映像コンテンツについて、第1の実施の形態の場合とは、それぞれのデータフォーマットを異なるように設定するものである。
つまり、図13に示すようにして、第2の実施の形態の場合では、光ディスク100に対し、MPEG2方式のSD(Standard Definition)映像、再生レート=10Mbpsとされる映像コンテンツを記憶するものとする。そして、配信サーバ6側に対しては、MPEG4方式、再生レート=6Mbpsによる映像コンテンツを記憶させておくようにし、さらにこれに伴い、デコードプログラム63bとしては、このようなMPEG4方式(再生レート=6Mbps)による映像コンテンツのデコードを可能とするためのプログラムを記憶させておくようにするものである。
このようにして、第2の実施の形態では、配信サーバ6側に対し、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも再生レートの低い映像コンテンツを記憶するようにしたものである。
続いては、本発明における、第2の実施の形態としてのコンテンツ再生システムについて説明する。
第2の実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、先の第1の実施の形態としてのコンテンツ再生システム1と各部を同様に構成した上で、光ディスク100に記憶される映像コンテンツと、配信サーバ6側に記憶される映像コンテンツについて、第1の実施の形態の場合とは、それぞれのデータフォーマットを異なるように設定するものである。
つまり、図13に示すようにして、第2の実施の形態の場合では、光ディスク100に対し、MPEG2方式のSD(Standard Definition)映像、再生レート=10Mbpsとされる映像コンテンツを記憶するものとする。そして、配信サーバ6側に対しては、MPEG4方式、再生レート=6Mbpsによる映像コンテンツを記憶させておくようにし、さらにこれに伴い、デコードプログラム63bとしては、このようなMPEG4方式(再生レート=6Mbps)による映像コンテンツのデコードを可能とするためのプログラムを記憶させておくようにするものである。
このようにして、第2の実施の形態では、配信サーバ6側に対し、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも再生レートの低い映像コンテンツを記憶するようにしたものである。
上記のように光ディスク100、配信サーバ6側のそれぞれに記憶する映像コンテンツを想定した上で、第2の実施の形態の場合としても、第1の実施の場合と同等の動作を行うものとする。
つまり、第2の実施の形態のコンテンツ再生システム1としても、携帯型娯楽機2、ID照合サーバ5、及び配信サーバ6の各部は、先の図11、図12に示した処理動作と同等の処理動作を行うようにするものである。
つまり、第2の実施の形態のコンテンツ再生システム1としても、携帯型娯楽機2、ID照合サーバ5、及び配信サーバ6の各部は、先の図11、図12に示した処理動作と同等の処理動作を行うようにするものである。
ところで、上記のように配信サーバ6側に対し、光ディスク100よりも再生レートの低い映像コンテンツを記憶させた上で、先の図11、図12に示した動作が行うようにした場合、携帯型娯楽機2では、ネットワークからのコンテンツ再生として、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも、この場合は再生レートの低いとされる映像コンテンツについての再生を行うようにされる。
ここで、携帯型娯楽機2のコンテンツ再生動作として、例えば再生レートが高いとされる映像コンテンツについての再生を行う場合には、AVデコード部34におけるデコード処理を始めとした再生処理として、比較的多くの処理を要する傾向となる。従ってこの場合、再生処理に要する消費電力としても増大する傾向となる。
換言すれば、再生レートが低いコンテンツについての再生を行うときは、高再生レートのコンテンツについての再生処理を行う場合よりも、各部の処理負担が軽減されることになり、その分再生処理に要する消費電力としても低減されることになる。
さらに、この場合、ディスクからの再生と、ネットワークを介しての再生についての消費電力を考えると、ディスクからの再生では、スピンドルモータの駆動、スレッド駆動を始めとした各部の駆動を行うようにされることから、ネットワークかのらの再生時よりも、原理的に多くの消費電力を要するものとすることができる。
これらのことから、第2の実施の形態のコンテンツ再生システム1において、ディスク100からの再生から、ネットワークを介しての低再生レートのコンテンツ再生への切換が行われれば、携帯型娯楽機2における消費電力を少なくすることができると考えられる。
つまり、光ディスク100からのみのコンテンツ再生を行うよりも、携帯型娯楽機2の消費電力を削減することができるようになる。
換言すれば、再生レートが低いコンテンツについての再生を行うときは、高再生レートのコンテンツについての再生処理を行う場合よりも、各部の処理負担が軽減されることになり、その分再生処理に要する消費電力としても低減されることになる。
さらに、この場合、ディスクからの再生と、ネットワークを介しての再生についての消費電力を考えると、ディスクからの再生では、スピンドルモータの駆動、スレッド駆動を始めとした各部の駆動を行うようにされることから、ネットワークかのらの再生時よりも、原理的に多くの消費電力を要するものとすることができる。
これらのことから、第2の実施の形態のコンテンツ再生システム1において、ディスク100からの再生から、ネットワークを介しての低再生レートのコンテンツ再生への切換が行われれば、携帯型娯楽機2における消費電力を少なくすることができると考えられる。
つまり、光ディスク100からのみのコンテンツ再生を行うよりも、携帯型娯楽機2の消費電力を削減することができるようになる。
このことを、図14を用いて説明する。
図14は、第2の実施の形態の携帯型娯楽機2とネットワークとの接続状態の遷移と、これに伴う携帯型娯楽機2の消費電力の関係を模式的に示した図である。
先ず、この図14に示すネットワーク接続の可/不可として、ネットワーク接続が可ということは、ストリーム再生の可/不可についての判別処理(先の図12ステップS113)において、肯定結果が得られた場合を示すものである。また、ネットワーク接続が不可ということは、図12ステップS118の判別処理により、否定結果が得られたことを示す。つまり、ネットワークを介してのコンテンツ再生が不可となった場合を指すものである。
図14は、第2の実施の形態の携帯型娯楽機2とネットワークとの接続状態の遷移と、これに伴う携帯型娯楽機2の消費電力の関係を模式的に示した図である。
先ず、この図14に示すネットワーク接続の可/不可として、ネットワーク接続が可ということは、ストリーム再生の可/不可についての判別処理(先の図12ステップS113)において、肯定結果が得られた場合を示すものである。また、ネットワーク接続が不可ということは、図12ステップS118の判別処理により、否定結果が得られたことを示す。つまり、ネットワークを介してのコンテンツ再生が不可となった場合を指すものである。
この図14において、図中期間t1〜t2に示すように、ネットワーク接続が不可とされる場合は、先の第1の実施の形態でも説明したように、ディスクドライブ29がONとされて、光ディスク100からのコンテンツ再生が行われる。
この期間t1〜t2において、このような光ディスク100からのコンテンツ再生時の消費電力としては、図のようなレベルであったとする。
この期間t1〜t2において、このような光ディスク100からのコンテンツ再生時の消費電力としては、図のようなレベルであったとする。
そして、ネットワーク接続が可となった、時点t2以降は、ディスクドライブ29がOFFとされて、ネットワークからの再生に切り換えられる(図12ステップS114・S115)。そして、このようなネットワークを介してのコンテンツ再生動作は、ネットワーク接続が不可となる、時点t3まで継続される。
この場合、上記もしたようにネットワークを介して受信される映像コンテンツとしては、光ディスク100に記憶されるコンテンツよりも再生レートが低いものとされる。また、これと共に、この場合は上記のように光ディスク100からのコンテンツ再生は停止されるから、これらのことより、期間t2〜t3の消費電力としては、図示するように期間t1〜t2の光ディスク100からのコンテンツ再生時よりも低いレベルによる消費電力とすることができる。
この場合、上記もしたようにネットワークを介して受信される映像コンテンツとしては、光ディスク100に記憶されるコンテンツよりも再生レートが低いものとされる。また、これと共に、この場合は上記のように光ディスク100からのコンテンツ再生は停止されるから、これらのことより、期間t2〜t3の消費電力としては、図示するように期間t1〜t2の光ディスク100からのコンテンツ再生時よりも低いレベルによる消費電力とすることができる。
そして、ネットワーク接続が不可となった時点t3以降、再びネットワーク接続が可となる時点t4までは、光ディスク100からのコンテンツ再生が行われて、先の期間t1〜t2と同様のレベルの消費電力となる。
さらに、再びネットワーク接続が可とされる期間t4〜t5では、ネットワークを介してのコンテンツ再生が行われ、この際の消費電力としては、先の期間t2〜t3の場合と同じレベルに抑えることができる。
さらに、再びネットワーク接続が可とされる期間t4〜t5では、ネットワークを介してのコンテンツ再生が行われ、この際の消費電力としては、先の期間t2〜t3の場合と同じレベルに抑えることができる。
この図14の結果からも明らかなように、この場合は、光ディスク100からのみのコンテンツ再生が行われる場合よりも、図中の斜線で示した分の消費電力を削減することが可能となるのがわかる。
このようにして、第2の実施の形態のコンテンツ再生システム1では、第1の実施の形態の場合とは異なり、ネットワークと携帯型娯楽機2との接続が可能となったときに、光ディスク100に記憶されるコンテンツよりも再生レートの低いコンテンツを受信させてこれを再生出力させるようにしたから、この際の携帯型娯楽機2における再生処理に要する消費電力を削減することが可能となる。
このことから、第2の実施の形態によっては、光ディスク100からのみのコンテンツ再生を行う場合よりも、携帯型娯楽機2における消費電力を削減することができる。
そして、このように消費電力を削減することができることで、携帯型娯楽機2においては、限られたバッテリー容量でより長時間のコンテンツ再生を行うことが可能となる。
このことから、第2の実施の形態によっては、光ディスク100からのみのコンテンツ再生を行う場合よりも、携帯型娯楽機2における消費電力を削減することができる。
そして、このように消費電力を削減することができることで、携帯型娯楽機2においては、限られたバッテリー容量でより長時間のコンテンツ再生を行うことが可能となる。
5.第3の実施の形態
続いて、本発明における第3の実施の形態としてのコンテンツ再生システムについて説明する。
第3の実施の形態のコンテンツ再生システム1としても、光ディスク100、配信サーバ6側のそれぞれに対して、第1の実施の形態の場合とは異なるデータフォーマットによる映像コンテンツを記憶させるものとしている。
つまり、第3の実施の形態の場合、次の図15に示すようにして、光ディスク100、配信サーバ6側のそれぞれに対して映像コンテンツを記憶させるものとしている。
続いて、本発明における第3の実施の形態としてのコンテンツ再生システムについて説明する。
第3の実施の形態のコンテンツ再生システム1としても、光ディスク100、配信サーバ6側のそれぞれに対して、第1の実施の形態の場合とは異なるデータフォーマットによる映像コンテンツを記憶させるものとしている。
つまり、第3の実施の形態の場合、次の図15に示すようにして、光ディスク100、配信サーバ6側のそれぞれに対して映像コンテンツを記憶させるものとしている。
図15において、この場合の光ディスク100に対しては、図のようにMPEG2方式によるHD映像であり、再生レートが30Mbpsとされた映像コンテンツを記憶させておくものとしている。
そして、配信サーバ6側に対しては、同一内容を有する映像コンテンツとして、それぞれデータフォーマット(再生レート)が異なるようにされた、複数種の映像コンテンツを記憶するもとしている。
この場合としては、同一内容の映像コンテンツにつき、MPEG4方式・再生レート=5Mbpsによるコンテンツ、MPEG2方式のSD映像・再生レート=10Mbpsによるコンテンツ、さらにMPEG2方式のHD映像・再生レート20Mbspによるコンテンツの計3種類の映像コンテンツを記憶するものとしている。
すなわちこの場合、例えばそれぞれ同一内容を有するようにされたコンテンツAとしては、図示するようにそれぞれフォーマット(再生レート)が異なるようにされた3種の映像コンテンツが記憶されることになる。
そして、配信サーバ6側に対しては、同一内容を有する映像コンテンツとして、それぞれデータフォーマット(再生レート)が異なるようにされた、複数種の映像コンテンツを記憶するもとしている。
この場合としては、同一内容の映像コンテンツにつき、MPEG4方式・再生レート=5Mbpsによるコンテンツ、MPEG2方式のSD映像・再生レート=10Mbpsによるコンテンツ、さらにMPEG2方式のHD映像・再生レート20Mbspによるコンテンツの計3種類の映像コンテンツを記憶するものとしている。
すなわちこの場合、例えばそれぞれ同一内容を有するようにされたコンテンツAとしては、図示するようにそれぞれフォーマット(再生レート)が異なるようにされた3種の映像コンテンツが記憶されることになる。
また、この場合、図示はしていないが、配信サーバ6側において、先の図5に示したコンテンツデータベース63aでは、このように複数のフォーマットによる映像コンテンツが、それぞれのフォーマットごとに、フォーマット指定情報により対応づけられて記憶される。
つまり、例えば図示するMPEG2のHD映像・再生レート20Mbspによるコンテンツは、それぞれ、これを指定するための1つのフォーマット指定情報に対応づけられて記憶される。また、例えばMPEG4方式・再生レート=5Mbpsによるコンテンツは、それぞれこれを指定するための1つのフォーマット指定情報に対応づけられているものである。
つまり、例えば図示するMPEG2のHD映像・再生レート20Mbspによるコンテンツは、それぞれ、これを指定するための1つのフォーマット指定情報に対応づけられて記憶される。また、例えばMPEG4方式・再生レート=5Mbpsによるコンテンツは、それぞれこれを指定するための1つのフォーマット指定情報に対応づけられているものである。
また、これと共に、この場合の配信サーバ6側に対しては、これら複数種のフォーマットの映像コンテンツについてのデコードをそれぞれ可能とするための、複数のデコードプログラムが記憶される。
つまり、図のようにMPEG4(再生レート5Mbps)用、及びMPEG2SD(再生レート10Mbps)用、及びMPEG2HD(再生レート20Mbps)用のそれぞれのデコードプログラムが記憶されるものである。
さらにこの場合、このような複数種のデコードプログラムとしても、それぞれのフォーマットを指定するための、上記したフォーマット指定情報に対応づけられて、記憶部63に対して記憶される。
つまり、図のようにMPEG4(再生レート5Mbps)用、及びMPEG2SD(再生レート10Mbps)用、及びMPEG2HD(再生レート20Mbps)用のそれぞれのデコードプログラムが記憶されるものである。
さらにこの場合、このような複数種のデコードプログラムとしても、それぞれのフォーマットを指定するための、上記したフォーマット指定情報に対応づけられて、記憶部63に対して記憶される。
このようにして光ディスク100、配信サーバ6側に記憶させる映像コンテンツを想定した上で、第3の実施の形態では、携帯型娯楽機2に対して装填された光ディスク100に記憶される映像コンテンツと同一内容の映像コンテンツを再生するにあたって、バッテリー部41におけるバッテリー残量によって、最後までコンテンツの再生を可能とすることのできる再生レートの映像コンテンツを選択するようにする。
ここで、先にも説明したように、再生するコンテンツの再生レートによっては、携帯型娯楽機2における消費電力が異なるものとなるから、このとき選択されるコンテンツの再生レートによっては、コンテンツを最後まで再生できるものとできないものとがでてくる可能性がある。
そこで、この際、上記のようにしてコンテンツを最後まで再生可能な再生レートによる映像コンテンツを選択するようにして、より確実に、ユーザがコンテンツを最後まで視聴できるようにするものである。
ここで、先にも説明したように、再生するコンテンツの再生レートによっては、携帯型娯楽機2における消費電力が異なるものとなるから、このとき選択されるコンテンツの再生レートによっては、コンテンツを最後まで再生できるものとできないものとがでてくる可能性がある。
そこで、この際、上記のようにしてコンテンツを最後まで再生可能な再生レートによる映像コンテンツを選択するようにして、より確実に、ユーザがコンテンツを最後まで視聴できるようにするものである。
また、この際、例えば携帯型娯楽機2においてバッテリー残量が充分にある場合等では、このようにコンテンツを最後まで再生可能な再生レートによる映像コンテンツが、数種となることが考えられる。
そこで、このような場合に対応しては、上記のようにコンテンツを最後まで再生可能な再生レートによる映像コンテンツのうちから、最も再生レートの高い(つまり最も高品質な)映像コンテンツを選択して、これを再生出力しようとするものである。
なお、以下では説明の便宜上、このようにコンテンツ再生時に携帯型娯楽機2側で選択するとされる、光ディスク100に記憶される映像コンテンツ、及び配信サーバ6側に記憶される映像コンテンツのそれぞれを、フォーマットの別ごとに「ソース」と呼ぶことにする。
つまりこの際、光ディスク100に記憶される、MPEG2のHD映像(再生レート=30Mbps)のコンテンツは1つの「ソース」であり、また、配信サーバ6側に対して記憶される複数の映像コンテンツは、それぞれのフォーマット(再生レート)の別ごとに、1つの「ソース」を形成するものである。
そこで、このような場合に対応しては、上記のようにコンテンツを最後まで再生可能な再生レートによる映像コンテンツのうちから、最も再生レートの高い(つまり最も高品質な)映像コンテンツを選択して、これを再生出力しようとするものである。
なお、以下では説明の便宜上、このようにコンテンツ再生時に携帯型娯楽機2側で選択するとされる、光ディスク100に記憶される映像コンテンツ、及び配信サーバ6側に記憶される映像コンテンツのそれぞれを、フォーマットの別ごとに「ソース」と呼ぶことにする。
つまりこの際、光ディスク100に記憶される、MPEG2のHD映像(再生レート=30Mbps)のコンテンツは1つの「ソース」であり、また、配信サーバ6側に対して記憶される複数の映像コンテンツは、それぞれのフォーマット(再生レート)の別ごとに、1つの「ソース」を形成するものである。
このような動作を実現するために、第3の実施の形態では、携帯型娯楽機2として、次の図16に示すように構成する。
なお、この図16において、先の図3にて既に説明した部分については同一の符号を付して説明を省略する。
先ず、この場合の携帯型娯楽機2においては、先の図3に示した携帯型娯楽機2と比較してわかるように、通信状態検出用バッファ37、通信状態検出部38を備えないものとしている。
これは第3の実施の形態において、携帯型娯楽機2としては、移動しながらの使用を前提とはしていないことを想定していることによる。
つまり、第3の実施の形態では、上述もしたようにコンテンツを最後まで再生可能なソースを選択して、これについての再生出力を行うようにされるものであることから、ネットワークとの接続が途切れてしまい、万が一このソースについての再生が途切れてしまった場合に、コンテンツを最後まで再生することが困難となってしまう可能性がある。そこで、ここでは、携帯型娯楽機2が、例えばホットスポット等のネットワークとの接続が確立された場での使用を想定しているものである。
このため、この場合の携帯型娯楽機2では、先の図10にて説明したような通信状態の検出を行うための、これら通信状態検出用バッファ37、通信状態検出部38をあえて備えなくても良いものとしている。
なお、この図16において、先の図3にて既に説明した部分については同一の符号を付して説明を省略する。
先ず、この場合の携帯型娯楽機2においては、先の図3に示した携帯型娯楽機2と比較してわかるように、通信状態検出用バッファ37、通信状態検出部38を備えないものとしている。
これは第3の実施の形態において、携帯型娯楽機2としては、移動しながらの使用を前提とはしていないことを想定していることによる。
つまり、第3の実施の形態では、上述もしたようにコンテンツを最後まで再生可能なソースを選択して、これについての再生出力を行うようにされるものであることから、ネットワークとの接続が途切れてしまい、万が一このソースについての再生が途切れてしまった場合に、コンテンツを最後まで再生することが困難となってしまう可能性がある。そこで、ここでは、携帯型娯楽機2が、例えばホットスポット等のネットワークとの接続が確立された場での使用を想定しているものである。
このため、この場合の携帯型娯楽機2では、先の図10にて説明したような通信状態の検出を行うための、これら通信状態検出用バッファ37、通信状態検出部38をあえて備えなくても良いものとしている。
また、この場合の携帯型娯楽機2としては、再生切換用バッファ33を備えないものとしている。
これは、第3の実施の形態では、上記説明からも理解されるように光ディスク100からの再生/ネットワークからの再生についての切換をリアルタイムに行わずに済むものとしていることから、このようなリアルタイムな再生の切換を行うための再生切換用バッファ33としても、あえて備えなくてよいものとしているものである。
これは、第3の実施の形態では、上記説明からも理解されるように光ディスク100からの再生/ネットワークからの再生についての切換をリアルタイムに行わずに済むものとしていることから、このようなリアルタイムな再生の切換を行うための再生切換用バッファ33としても、あえて備えなくてよいものとしているものである。
この場合の携帯型娯楽機2においては、バッテリー部41のバッテリー残量を検出するための、バッテリー残量検出部45を備えるものとしている。
このバッテリー残量検出部45としては、バッテリー部41から入力される電源電圧に応じた電圧レベルを検出し、その結果をバッテリー残量情報として、図のようにバス42を介して接続されるCPU21に供給する。
このバッテリー残量検出部45としては、バッテリー部41から入力される電源電圧に応じた電圧レベルを検出し、その結果をバッテリー残量情報として、図のようにバス42を介して接続されるCPU21に供給する。
また、この場合、ROM22に対しては、図のような消費電力テーブル22bが格納されるものとなる。
この消費電力テーブル22bの構造としては、例えば次の図17に示すように、各ソースに対応づけられて、ソースごとの再生処理に要する消費電力(毎時)の情報が記憶されるものとなる。
つまり、この場合の消費電力テーブル22bによれば、例えば配信サーバ6側に記憶され、ネットワークを介して再生されるMPEG4:再生レート5Mbpsのコンテンツ(ソース)を再生する際には、携帯型娯楽機2での再生処理として、例えば10W/hの消費電力を要することが示されている。また、例えば光ディスク100からの、MPEG2のHD映像:再生レート30Mbpsのソース(コンテンツ)の再生については、例えば40W/hの消費電力を要することが示されるものである。
この消費電力テーブル22bの構造としては、例えば次の図17に示すように、各ソースに対応づけられて、ソースごとの再生処理に要する消費電力(毎時)の情報が記憶されるものとなる。
つまり、この場合の消費電力テーブル22bによれば、例えば配信サーバ6側に記憶され、ネットワークを介して再生されるMPEG4:再生レート5Mbpsのコンテンツ(ソース)を再生する際には、携帯型娯楽機2での再生処理として、例えば10W/hの消費電力を要することが示されている。また、例えば光ディスク100からの、MPEG2のHD映像:再生レート30Mbpsのソース(コンテンツ)の再生については、例えば40W/hの消費電力を要することが示されるものである。
このような消費電力テーブル22bの内容により、ソースごとの毎時の消費電力の情報を得ることができれば、上記バッテリー残量検出部42によって検出されたバッテリー残量の情報、及びコンテンツの残り再生時間の情報から、コンテンツを最後まで再生可能なソースを認識することができる。
つまりこの場合、バッテリー残量を「X」、ソースの毎時の消費電力を「Y」とすると、「X÷Y」の演算により、各ソースの再生可能時間長を算出することができる。
そして、このように算出された各ソースの再生可能時間長と、これから再生すべきコンテンツの再生時間長とを比較すれば、コンテンツを最後まで再生可能なソースを割り出すことができる。
つまり、この際、ソースの再生可能時間長を「Z」、コンテンツの残り再生時間を「W」とすると、「Z>W」となるソースを割り出せばよいものである。
つまりこの場合、バッテリー残量を「X」、ソースの毎時の消費電力を「Y」とすると、「X÷Y」の演算により、各ソースの再生可能時間長を算出することができる。
そして、このように算出された各ソースの再生可能時間長と、これから再生すべきコンテンツの再生時間長とを比較すれば、コンテンツを最後まで再生可能なソースを割り出すことができる。
つまり、この際、ソースの再生可能時間長を「Z」、コンテンツの残り再生時間を「W」とすると、「Z>W」となるソースを割り出せばよいものである。
そして、このように割り出されたソースのうち、最も再生レートの高いソースを選択するようにすれば、上述のように、コンテンツを最後まで再生可能なソースのうちの最も高品質な映像コンテンツを再生出力することができるようになる。
図18、図19は、上記のような第3の実施の形態としての動作を実現するために、コンテンツ再生システム1の携帯型娯楽機2、ID照合サーバ5、配信サーバ6のそれぞれにおいて実行されるべき処理動作について示したフローチャートである。
なお、携帯型娯楽機2として示す動作は、例えば図16に示したROM22等に格納されるプログラムに基づいてCPU21が実行するものである。また、ID照合サーバ5として示す動作は、この場合も先の図4に示したCPU50によるものであり、また配信サーバ6として示す動作としても先の図6に示したCPU60が実行するものである。
そして、この場合は、携帯型娯楽機2とネットワーク4とは、既に接続されている状態にあるとして以下の説明を続ける。
なお、携帯型娯楽機2として示す動作は、例えば図16に示したROM22等に格納されるプログラムに基づいてCPU21が実行するものである。また、ID照合サーバ5として示す動作は、この場合も先の図4に示したCPU50によるものであり、また配信サーバ6として示す動作としても先の図6に示したCPU60が実行するものである。
そして、この場合は、携帯型娯楽機2とネットワーク4とは、既に接続されている状態にあるとして以下の説明を続ける。
先ず、図18において、携帯型娯楽機2では、図示するステップS401の処理によって、光ディスク100についての再生が指示されるのを監視する。このステップS401において、先の図16に示した入力部25に対する所定の操作入力が行われる等して、装填された光ディスク100についての再生が指示された場合には、ステップS402に処理を進める。
ステップS402においては、光ディスクドライブ29により、光ディスク100に記憶されるコンテンツIDを読み出させる。そして、読み出されたコンテンツIDの情報を、例えばRAM23等に保持する。
続くステップS403においては、コンテンツの時間長を認識する。つまり、例えば光ディスク100に記憶される、映像コンテンツについての再生管理情報等から、この映像コンテンツについての時間長の情報を読み出して、これを認識するようにする。
そして、ステップS404においては、図16に示したバッテリー残量検出部45から供給されるバッテリー残量の情報を参照して、バッテリー部41のバッテリー残量を認識する。
さらに、ステップS405においては、上記のように認識したバッテリー残量の情報と、図17に示した消費電力テーブル22bに格納される情報内容とを元に、各ソースについての再生可能時間長を算出する。
つまり、先にも説明したように、「バッテリー残量X÷ソースの毎時の消費電力Y」の演算を行って、各ソースの再生可能時間長を算出するものである。
さらに、ステップS405においては、上記のように認識したバッテリー残量の情報と、図17に示した消費電力テーブル22bに格納される情報内容とを元に、各ソースについての再生可能時間長を算出する。
つまり、先にも説明したように、「バッテリー残量X÷ソースの毎時の消費電力Y」の演算を行って、各ソースの再生可能時間長を算出するものである。
続くステップS406においては、算出した各ソースごとの再生可能時間長と、先のスップS403にて認識したコンテンツの時間長とを比較する。
そして、ステップS407においては、このような比較結果に基づいて、コンテンツを最後まで再生可能となるソースを認識する。
すなわち、先に説明したように、算出されたそれぞれの再生可能時間長について、「再生可能時間長Z>コンテンツの時間長W」となるソースを割り出すものである。
さらに、ステップS408においては、このように割り出されたソースのうち、最も再生レートの高いソースを認識する。
これによって、コンテンツを最後まで再生可能なソースのうちの最も高品質なソースを認識できたことになる。
そして、ステップS407においては、このような比較結果に基づいて、コンテンツを最後まで再生可能となるソースを認識する。
すなわち、先に説明したように、算出されたそれぞれの再生可能時間長について、「再生可能時間長Z>コンテンツの時間長W」となるソースを割り出すものである。
さらに、ステップS408においては、このように割り出されたソースのうち、最も再生レートの高いソースを認識する。
これによって、コンテンツを最後まで再生可能なソースのうちの最も高品質なソースを認識できたことになる。
ステップS409においては、認識したソースが、光ディスク100に記憶された映像コンテンツであるか否かの判別を行う。
このステップS409において、認識されたソースが、光ディスク100に記憶された映像コンテンツであったとして肯定結果が得られた場合は、ステップS410に処理を進めて、光ディスク100からの映像コンテンツの再生を開始する。つまり、ディスクドライブ制御部28によって、光ディスクドライブ29に装填されている光ディスク100についての再生動作を開始させて、この光ディスク100からの映像コンテンツの再生を開始させるものである。
このようにして、ステップS409にて光ディスク100からのコンテンツ再生を開始させると、図19に示すステップS419に処理を進めて、コンテンツの再生終了を監視する。つまり、例えばコンテンツが最後まで再生された、或いは入力部25に対する操作入力等により再生終了指示が為された等、コンテンツの再生を終了すべきとされる状態となるのを監視する。
そして、このようなコンテンツの再生を終了すべき状態となったことに応じては、ステップS420に処理を進めて、再生動作を終了するための処理を実行するようにされる。
このステップS409において、認識されたソースが、光ディスク100に記憶された映像コンテンツであったとして肯定結果が得られた場合は、ステップS410に処理を進めて、光ディスク100からの映像コンテンツの再生を開始する。つまり、ディスクドライブ制御部28によって、光ディスクドライブ29に装填されている光ディスク100についての再生動作を開始させて、この光ディスク100からの映像コンテンツの再生を開始させるものである。
このようにして、ステップS409にて光ディスク100からのコンテンツ再生を開始させると、図19に示すステップS419に処理を進めて、コンテンツの再生終了を監視する。つまり、例えばコンテンツが最後まで再生された、或いは入力部25に対する操作入力等により再生終了指示が為された等、コンテンツの再生を終了すべきとされる状態となるのを監視する。
そして、このようなコンテンツの再生を終了すべき状態となったことに応じては、ステップS420に処理を進めて、再生動作を終了するための処理を実行するようにされる。
一方、上記ステップS409において、認識されたソースが、光ディスク100に記憶された映像コンテンツではなかったとして否定結果が得られた場合は、図19に示すステップS411に処理を進めて、認識されたソースのフォーマットを指定するための、先に説明したフォーマット指定情報を生成する。
このようなフォーマット指定情報としては、予め携帯型娯楽機2側と配信サーバ6側とで取り決めた、配信サーバ6側に記憶される映像コンテンツ(ソース)を指定するための情報となる。
このようなフォーマット指定情報としては、予め携帯型娯楽機2側と配信サーバ6側とで取り決めた、配信サーバ6側に記憶される映像コンテンツ(ソース)を指定するための情報となる。
続くステップS412においては、図16に示したROM22内に記憶される、機器ID22aを読み出すようにされる。
そして、ステップS413においては、この機器ID22aの情報と共に、先のステップS402によって読みされたコンテンツID、及びステップS411によって読み出したフォーマット指定情報を、ID照合サーバ5に対して送信する。
そして、ステップS413においては、この機器ID22aの情報と共に、先のステップS402によって読みされたコンテンツID、及びステップS411によって読み出したフォーマット指定情報を、ID照合サーバ5に対して送信する。
ID照合サーバ5において、このように携帯型娯楽機2から送信されるコンテンツID、機器ID、フォーマット指定情報の各情報の受信の有無を、図示するステップS501において監視する。そして、このステップS501において、これらの情報が受信されたとした場合は、ステップS502に処理を進めて、この場合も受信されたコンテンツID、機器IDの情報についての照合処理を実行させる。つまり、ID照合部53によって、これらコンテンツID、機器IDについての照合処理を実行させる。
続くステップS503においては、このようなID照合部53の照合結果として、これらコンテンツID・機器IDの情報が正当であるとの結果が得られたか否かについて判別を行う。
この場合も、このステップS503において、ID照合部53の判別結果としてコンテンツID・機器IDの情報が正当であるとの結果が得られず、否定結果が得られた場合は、図示するようにステップS504に処理を進めて、携帯型娯楽機2に対し、このように否定結果が得られた旨の不可通知を行うようにされる。
この場合も、このステップS503において、ID照合部53の判別結果としてコンテンツID・機器IDの情報が正当であるとの結果が得られず、否定結果が得られた場合は、図示するようにステップS504に処理を進めて、携帯型娯楽機2に対し、このように否定結果が得られた旨の不可通知を行うようにされる。
携帯型娯楽機2においては、このような不可通知が受信されたか否かの判別を、図示するステップS414の処理によって行う。
このステップS414において、不可通知が受信されてはいないとして否定結果が得られている場合は、後述のステップS416に処理を進める。一方、不可通知が受信された場合は、図のようにステップS415に処理を進めて、再生不可処理を行うものとされる。
なお、この場合におけるステップS415の再生不可処理としては、正当な権利を有していない光ディスク100、携帯型娯楽機2が使用された場合に対応した処理が実行されればよい。例えば、このような再生不可処理としては、光ディスク100についての再生を強制的に停止させる処理を実行することが考えられる。或いは、このように正当なID情報ではないことを示すメッセセージデータをディスプレイ27上に表示させる等して、ユーザによる対応操作を待機する処理を実行するようにしてもよい。
このようにして、再生不可処理を実行すると、図示するように処理動作を終了するようにされる。
このステップS414において、不可通知が受信されてはいないとして否定結果が得られている場合は、後述のステップS416に処理を進める。一方、不可通知が受信された場合は、図のようにステップS415に処理を進めて、再生不可処理を行うものとされる。
なお、この場合におけるステップS415の再生不可処理としては、正当な権利を有していない光ディスク100、携帯型娯楽機2が使用された場合に対応した処理が実行されればよい。例えば、このような再生不可処理としては、光ディスク100についての再生を強制的に停止させる処理を実行することが考えられる。或いは、このように正当なID情報ではないことを示すメッセセージデータをディスプレイ27上に表示させる等して、ユーザによる対応操作を待機する処理を実行するようにしてもよい。
このようにして、再生不可処理を実行すると、図示するように処理動作を終了するようにされる。
また、ID照合サーバ5側における、上記ステップS503において、ID照合部53の判別結果としてコンテンツID・機器IDの情報が正当であるとの結果が得られ、肯定結果が得られた場合は、ステップS504に処理を進めて、図4に示した通信処理部54によって、上記ステップS501において受信されたコンテンツID、及びフォーマット指定情報の各情報を配信サーバ6に対して送信させる。
配信サーバ6において、これらの情報の受信の有無は、図示するステップS601の処理によって監視される。
このステップS601において、これら各情報が受信されたとした場合は、ステップS602に処理を進めて、受信されたコンテンツID、及びフォーマット指定情報を元に、コンテンツデータベース63aを検索する。
つまり、このステップS602としては、先の図5に示したデータベース管理部62によって、コンテンツデータベース63a内の、受信されたコンテンツID、及びフォーマット指定情報の双方によって対応づけられて記憶されるコンテンツデータを検索させる。
そして、ステップS603においては、このように検索させたコンテンツデータを、データベース管理部62によって読み出させる。
このステップS601において、これら各情報が受信されたとした場合は、ステップS602に処理を進めて、受信されたコンテンツID、及びフォーマット指定情報を元に、コンテンツデータベース63aを検索する。
つまり、このステップS602としては、先の図5に示したデータベース管理部62によって、コンテンツデータベース63a内の、受信されたコンテンツID、及びフォーマット指定情報の双方によって対応づけられて記憶されるコンテンツデータを検索させる。
そして、ステップS603においては、このように検索させたコンテンツデータを、データベース管理部62によって読み出させる。
続くステップS604においては、受信されたフォーマット指定情報を元に、デコードプログラムを検索する。つまり、記憶部63内に記憶される3種のデコードプログラムのうちから、受信されたフォーマット指定情報と同一の指定情報に対応付けられて記憶されるデコードプログラムを検索するものである。
これによって、携帯型娯楽機2側で選択されたソースの映像コンテンツをデコードするためのデコードプログラムが検索される。
これによって、携帯型娯楽機2側で選択されたソースの映像コンテンツをデコードするためのデコードプログラムが検索される。
そして、ステップS605においては、このように検索されたデコードプログラムを、データベース管理部62によって読み出させる。
さらに、ステップS606においては、このように読み出されたデコードプログラムと、先のステップS603により読み出されたコンテンツデータとを、通信処理部64によって携帯型娯楽機2に対して送信させる。
さらに、ステップS606においては、このように読み出されたデコードプログラムと、先のステップS603により読み出されたコンテンツデータとを、通信処理部64によって携帯型娯楽機2に対して送信させる。
携帯型娯楽機2においては、このような配信サーバ6からのデコードプログラム、コンテンツデータの各データの受信の有無についての判別を、ステップS416の処理によって行う。
ステップS416において、これら各データが受信されていないとして、否定結果が得られた場合は、先のステップS414の処理を実行して、ID照合サーバ5からの不可通知の受信の有無を判別する。つまりこの場合としても、これらステップS416→S414の処理が実行されることによっては、上記不可通知、及び上記デコードプログラム・コンテンツデータのいずれかの受信が監視されることになる。
また、ステップS416において、デコードプログラムとコンテンツデータが受信されたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS417に処理を進める。
ステップS416において、これら各データが受信されていないとして、否定結果が得られた場合は、先のステップS414の処理を実行して、ID照合サーバ5からの不可通知の受信の有無を判別する。つまりこの場合としても、これらステップS416→S414の処理が実行されることによっては、上記不可通知、及び上記デコードプログラム・コンテンツデータのいずれかの受信が監視されることになる。
また、ステップS416において、デコードプログラムとコンテンツデータが受信されたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS417に処理を進める。
ステップS417においては、AVデコード部34のデコードプログラムを書き換えるための処理を行う。
つまり、図16に示されるデコードプログラム書換部32により、AVデコード部34のデコードプログラムとして、上記のように配信サーバ6側から受信されたデコードプログラムに書き換えが行われるように制御を行うものである。
つまり、図16に示されるデコードプログラム書換部32により、AVデコード部34のデコードプログラムとして、上記のように配信サーバ6側から受信されたデコードプログラムに書き換えが行われるように制御を行うものである。
続くステップS418においては、受信されたコンテンツデータについての再生を開始させる。
すなわち、無線LANインターフェース36を介して配信サーバ6側から受信されるコンテンツデータを、通信処理部64によってAVデコード部34に対して供給させて、この受信コンテンツデータについてのデコード処理を開始させ、これによってこの受信コンテンツデータについての再生動作を開始させるものである。
すなわち、無線LANインターフェース36を介して配信サーバ6側から受信されるコンテンツデータを、通信処理部64によってAVデコード部34に対して供給させて、この受信コンテンツデータについてのデコード処理を開始させ、これによってこの受信コンテンツデータについての再生動作を開始させるものである。
そして、このようにして、受信されたコンテンツデータについての再生を開始すると、先に説明したステップS419に処理を進めて、コンテンツの再生終了を監視する。そして、このステップS419において、コンテンツの再生を終了すべき状態となったとされた場合は、ステップS420において再生動作を終了するための処理を実行する。
つまり、この場合は、上記のように受信されたコンテンツについての再生動作を終了するための処理を実行する。
つまり、この場合は、上記のように受信されたコンテンツについての再生動作を終了するための処理を実行する。
このようにして、第3の実施の形態のコンテンツ再生システム1では、同一内容を有する映像コンテンツとして、それぞれデータフォーマットが異なる(再生レートが異なる)ようにされた映像コンテンツを、光ディスク100、及び配信サーバ6側に記憶させるようにしている。
つまり、同一内容を有する映像コンテンツについて、再生動作に要する消費電力がそれぞれ異なるようにされた映像コンテンツを、光ディスク100、配信サーバ6側に記憶させるようにしたものである。
そして、携帯型娯楽機2におけるバッテリー残量と、再生すべきコンテンツの時間長の情報から、これらの映像コンテンツ(ソース)のうち、コンテンツを最後まで再生可能な映像コンテンツを割り出すようにしている。
さらに、携帯型娯楽機2では、このように割り出されたソースのうち、最も再生レートの高いソースを選択し、このソースの映像コンテンツを配信サーバ6側から受信して再生出力するようにしている。
つまり、同一内容を有する映像コンテンツについて、再生動作に要する消費電力がそれぞれ異なるようにされた映像コンテンツを、光ディスク100、配信サーバ6側に記憶させるようにしたものである。
そして、携帯型娯楽機2におけるバッテリー残量と、再生すべきコンテンツの時間長の情報から、これらの映像コンテンツ(ソース)のうち、コンテンツを最後まで再生可能な映像コンテンツを割り出すようにしている。
さらに、携帯型娯楽機2では、このように割り出されたソースのうち、最も再生レートの高いソースを選択し、このソースの映像コンテンツを配信サーバ6側から受信して再生出力するようにしている。
このような第3の実施の形態のコンテンツ再生システム1によれば、再生すべき同一内容の映像コンテンツについて、これを最後まで再生可能とする映像コンテンツのうちの、最も再生レートの高い映像コンテンツを携帯型娯楽機2において再生出力させることが可能となる。
つまり、このような第3の実施の形態のコンテンツ再生システム1により、ユーザは、携帯型娯楽機2の限られたバッテリー残量の条件下で、映像コンテンツをできるだけ高画質に最後まで視聴することが可能となる。
つまり、このような第3の実施の形態のコンテンツ再生システム1により、ユーザは、携帯型娯楽機2の限られたバッテリー残量の条件下で、映像コンテンツをできるだけ高画質に最後まで視聴することが可能となる。
なお、この場合、携帯型娯楽機2においては、バッテリー残量に応じて、コンテンツを最後まで再生できる映像コンテンツ(ソース)を選択するものとしたが、これに代えて、予め設定された、任意の時間長分再生することのできるソース(映像コンテンツ)を選択するようにしてもよい。
つまり、この場合としては、例えばユーザがこれらから60分間コンテンツを視聴するとして、60分の時間長が指定された場合に、バッテリー残量に応じて、60分間コンテンツを再生することのできるソース(再生レート)を選択するようにするといったものである。
これを実現するとしたときは、先の図18に示したステップS406の処理によって、先ずは算出された各再生可能時間と、上記のように予め設定された時間長の情報とを比較し、続くステップS407において、このような予め設定された時間長分コンテンツを再生可能なソースを認識するようにすればよい。
つまり、この場合としては、例えばユーザがこれらから60分間コンテンツを視聴するとして、60分の時間長が指定された場合に、バッテリー残量に応じて、60分間コンテンツを再生することのできるソース(再生レート)を選択するようにするといったものである。
これを実現するとしたときは、先の図18に示したステップS406の処理によって、先ずは算出された各再生可能時間と、上記のように予め設定された時間長の情報とを比較し、続くステップS407において、このような予め設定された時間長分コンテンツを再生可能なソースを認識するようにすればよい。
また、この場合、バッテリーの消耗を極力抑えることのみを目的とした場合は、常に最も再生レートの低いソースを選択するように構成すればよい。
このようにすれば、携帯型娯楽機2のバッテリーの消費を可能な限り低く抑えることが可能となる。
このようにすれば、携帯型娯楽機2のバッテリーの消費を可能な限り低く抑えることが可能となる。
さらに、この場合、コンテンツを最後まで再生可能なソースを自動的に選択せず、ユーザに任意のソースを選択させてこれを再生出力するように構成されてもよい。
このようにして、ユーザに任意のソースを選択させるとした場合は、携帯型娯楽機2側の処理動作として、例えば以下のような動作を行うようにすればよい。
先ず、この場合の携帯型娯楽機2側の処理動作としては、先の図18に示したステップS405の処理によって、各再生可能時間を算出した上で、続くステップとして、例えば次の図20に示すようなソース選択画面27aをディスプレイ27上に表示する処理を行うようにする。
つまり、この図20に示すようにして、このようなソース選択画面27aとしては、例えば各ソースを文字データ等により示すと共に、これら各ソースについての再生可能時間を示すようにする。また、図のように、各ソースについての再生レートを対応づけるようにして示すようにする。
さらに、このソース選択画面27aにおいては、各ソースを選択するための図のようなカーソルCRを表示する。このようなカーソルCRを表示することによって、例えば入力部25を介した操作入力により、これらのうちから任意の1のソースを選択・決定することができるようにしておく。
そして、このソース選択画面27a上において、操作により1のソースが選択・決定されるのに応じて、ステップS409以降の処理を実行するようにすればよい。
これによって、再生可能な各ソースについて、それぞれの再生可能時間、再生レートの情報を提示した後、ユーザに任意の1のソースを選択させてこれを再生出力することが可能なる。
このようにして、ユーザに任意のソースを選択させるとした場合は、携帯型娯楽機2側の処理動作として、例えば以下のような動作を行うようにすればよい。
先ず、この場合の携帯型娯楽機2側の処理動作としては、先の図18に示したステップS405の処理によって、各再生可能時間を算出した上で、続くステップとして、例えば次の図20に示すようなソース選択画面27aをディスプレイ27上に表示する処理を行うようにする。
つまり、この図20に示すようにして、このようなソース選択画面27aとしては、例えば各ソースを文字データ等により示すと共に、これら各ソースについての再生可能時間を示すようにする。また、図のように、各ソースについての再生レートを対応づけるようにして示すようにする。
さらに、このソース選択画面27aにおいては、各ソースを選択するための図のようなカーソルCRを表示する。このようなカーソルCRを表示することによって、例えば入力部25を介した操作入力により、これらのうちから任意の1のソースを選択・決定することができるようにしておく。
そして、このソース選択画面27a上において、操作により1のソースが選択・決定されるのに応じて、ステップS409以降の処理を実行するようにすればよい。
これによって、再生可能な各ソースについて、それぞれの再生可能時間、再生レートの情報を提示した後、ユーザに任意の1のソースを選択させてこれを再生出力することが可能なる。
また、第3の実施の形態では、先にも説明したように、携帯型娯楽機2が動作中にネットワークに接続された状態から移動されないことを想定して、通信状態検出用バッファ37、通信状態検出部38による、先の図10に示したような接続状態の検出を行わないものとしたが、移動しながらの使用を想定した場合等には、第1、第2の実施の形態と同様、これら通信状態検出用バッファ37、通信状態検出部38を設けて、接続状態の検出を行うようにしてもよい。
また、第3の実施の形態の携帯型娯楽機2では、光ディスク100からの再生/ネットワーク4からの再生について、リアルタイムに切換を行わないものとして想定したことにより、再生切換用バッファ33を設けての、先の図9に示した再生切換動作は行わないものとしたが、同様に、移動しながらの利用を想定した場合等は、再生切換用バッファ33を設けてこのような再生切換動作を行うようにしてもよい。
また、第3の実施の形態の携帯型娯楽機2では、光ディスク100からの再生/ネットワーク4からの再生について、リアルタイムに切換を行わないものとして想定したことにより、再生切換用バッファ33を設けての、先の図9に示した再生切換動作は行わないものとしたが、同様に、移動しながらの利用を想定した場合等は、再生切換用バッファ33を設けてこのような再生切換動作を行うようにしてもよい。
また、この際、上記のように携帯型娯楽機2の移動しながらの利用を想定した場合、或るソースを選択して再生中に、ネットワークとの接続が途切れることが考えられる。そのような場合には、例えばネットワークから受信される映像コンテンツを可能なかぎり蓄積しておくためのバッファメモリを設けるようにし、ネットワークとの接続が得られる度にここに受信コンテンツを蓄積するようにしておく。
そして、これによってできるだけ多くのコンテンツデータを蓄積しておくようにし、この蓄積されたコンテンツを再生出力するようにすればよい。
そして、これによってできるだけ多くのコンテンツデータを蓄積しておくようにし、この蓄積されたコンテンツを再生出力するようにすればよい。
なお、各実施の形態において、光ディスク100、配信サーバ6側に記憶させる映像コンテンツのフォーマットは、あくまでも一例であり、当然これらに限定されるものではない。
但しこの場合、第1の実施の形態の効果を得るに当たっては、配信サーバ6側に、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも高品質(高再生レート)となる映像コンテンツを記憶させる必要がある。
また第2の実施の形態では、配信サーバ6側に、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも低再生レートとなる映像コンテンツを記憶させておくことが必要となる。
また、先に説明した第3の実施の形態としての動作を得るにあたっては、配信サーバ6側に、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも低再生レートとなる映像コンテンツを記憶させる。その上で、配信サーバ6側に記憶される映像コンテンツとしては、同一内容を有する複数の映像コンテンツとして、それぞれ再生レートが異なるようにしておくようにする。
但しこの場合、第1の実施の形態の効果を得るに当たっては、配信サーバ6側に、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも高品質(高再生レート)となる映像コンテンツを記憶させる必要がある。
また第2の実施の形態では、配信サーバ6側に、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも低再生レートとなる映像コンテンツを記憶させておくことが必要となる。
また、先に説明した第3の実施の形態としての動作を得るにあたっては、配信サーバ6側に、光ディスク100に記憶される映像コンテンツよりも低再生レートとなる映像コンテンツを記憶させる。その上で、配信サーバ6側に記憶される映像コンテンツとしては、同一内容を有する複数の映像コンテンツとして、それぞれ再生レートが異なるようにしておくようにする。
また、コンテンツ再生システム1の構成は、実施の形態としての動作が実現できる範囲内であれば、その構成が変更されても構わない。
例えば、各実施の形態では、ID照合サーバ5と配信サーバ6とを別体として構成する場合を例示したが、これらをネットワーク4に対して接続された1つの装置として構成するようにしてもよい。
また、デコードプログラムは配信サーバ6から携帯型娯楽機2に供給するものとしたが、例えば、再生が想定されるフォーマットに対応する全てのデコードプログラムを予め光ディスク100に記憶させておき、このように光ディスク100に記憶させたデコードプログラムを携帯型娯楽機2が読み出してデコードプログラムの書換を行うようにしてもよい。或いは、これらのデコードプログラムを携帯型娯楽機2側に予め保持させておくようにし、これらのうちから再生出力するコンテンツの別に応じたデコードプログラムを選択して書換を行うようにしてもよい。
また、実施の形態では、携帯型娯楽機2とネットワーク4とが無線により接続される場合を例示したが、このような無線による接続に加え、有線によりネットワーク4との接続が可能な構成が採られてもよい。
例えば、各実施の形態では、ID照合サーバ5と配信サーバ6とを別体として構成する場合を例示したが、これらをネットワーク4に対して接続された1つの装置として構成するようにしてもよい。
また、デコードプログラムは配信サーバ6から携帯型娯楽機2に供給するものとしたが、例えば、再生が想定されるフォーマットに対応する全てのデコードプログラムを予め光ディスク100に記憶させておき、このように光ディスク100に記憶させたデコードプログラムを携帯型娯楽機2が読み出してデコードプログラムの書換を行うようにしてもよい。或いは、これらのデコードプログラムを携帯型娯楽機2側に予め保持させておくようにし、これらのうちから再生出力するコンテンツの別に応じたデコードプログラムを選択して書換を行うようにしてもよい。
また、実施の形態では、携帯型娯楽機2とネットワーク4とが無線により接続される場合を例示したが、このような無線による接続に加え、有線によりネットワーク4との接続が可能な構成が採られてもよい。
1 コンテンツ再生システム、2 携帯型娯楽機、3 アクセスポイント、4 ネットワーク、5 ID照合サーバ、6 配信サーバ、21 CPU、22a 機器ID、22b 消費電力テーブル、23 RAM、24 入力処理部、25 入力部、26 表示処理部、27 ディスプレイ、28 ディスクドライブ制御部、29 光ディスクドライブ、29a 光ディスク挿入口、30 メモリ制御部、31 メモリカードインターフェース、31a メモリカード挿入口、32 デコードプログラム書換部、33 再生切換用バッファ、34 AVデコード部、35 通信処理部、36 無線LANインターフェース、37 通信状態検出用バッファ、38 通信状態検出部、39 オーディオデータ処理部、40 スピーカ、41 バッテリー部、42 バス、45 バッテリー残量検出部、100 光ディスク
Claims (15)
- コンテンツデータの再生を行うための再生装置であって、
コンテンツデータが記憶される外部機器とデータ通信を行うための接続処理を行って上記外部機器との間でデータ通信を行う通信接続手段と、
コンテンツデータが記録された記録媒体からのデータ読み出しを行う読出手段と、
上記通信接続手段により上記外部機器とデータ通信可能に接続された場合に、上記読出手段によって上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータと同一内容を有するコンテンツデータが上記外部機器から取得されるように上記通信接続手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする再生装置。 - 上記外部機器には、上記記録媒体に記録されるコンテンツデータよりも再生レートの高いコンテンツデータが記憶されており、
上記制御手段によっては、
上記同一内容を有するコンテンツデータとして、上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータよりも再生レートの高いコンテンツデータが取得される、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 上記外部機器には、上記記録媒体に記録されるコンテンツデータよりも再生レートの低いコンテンツデータが記憶されており、
上記制御手段によっては、
上記同一内容を有するコンテンツデータとして、上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータよりも再生レートの低いコンテンツデータが取得される、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - さらに、コンテンツデータの再生を行う再生手段と、
上記通信接続手段による上記外部機器との間でのデータ通信状態を検出する通信状態検出手段と、を備えると共に、
上記制御手段は、
上記通信接続手段により上記外部機器とデータ通信可能に接続された場合は、上記読出手段によって上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータと同一内容を有するコンテンツデータが上記外部機器から取得されるように上記通信接続手段を制御した上で、さらに上記通信状態検出手段の検出結果に基づき上記同一内容を有するコンテンツデータについてのストリーム再生が可能であるか否かを判別し、その結果ストリーム再生が可能であると判別した場合は、上記再生手段による再生出力が、上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータについての再生出力から上記同一内容を有するコンテンツデータについての再生出力に切り換えられるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - さらに、コンテンツデータについての再生を行う再生手段と、
上記通信接続手段による上記外部機器との間でのデータ通信状態を検出する通信状態検出手段と、を備えると共に、
上記制御手段は、
上記通信接続手段により上記外部機器とデータ通信可能に接続された場合は、上記読出手段によって上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータと同一内容を有するコンテンツデータが上記外部機器から取得されるように上記通信接続手段を制御した上で、さらに上記通信状態検出手段の検出結果に基づき上記同一内容を有するコンテンツデータについてのストリーム再生が可能であるか否かを判別し、その結果ストリーム再生が可能であると判別した場合は、上記再生手段による再生出力が、上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータについての再生出力から上記同一内容を有するコンテンツデータについての再生出力に切り換えられるように制御し、また上記判別の結果ストリーム再生が可能ではないとされた場合は、上記読出手段により上記記録媒体に記録されたコンテンツデータについての読み出しが行われるように制御すると共に、上記再生手段による再生出力が、上記同一内容を有するコンテンツデータについての再生出力から上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータについての再生出力に切り換えられるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 上記検出手段は、
上記通信接続手段によって上記外部機器から取得される上記同一内容を有するコンテンツデータが一時蓄積される通信用バッファメモリのデータ蓄積量に基づき上記データ通信状態を検出する、
ことを特徴とする請求項5に記載の再生装置。 - 上記制御手段は、
上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータと、上記外部機器から取得される上記同一内容を有するコンテンツデータとの再生出力の切り換えにあたっては、相互にその続き部分が再生出力されるように制御する、
ことを特徴とする請求項5に記載の再生装置。 - 上記制御手段は、
上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータと、上記外部機器から取得される上記同一内容を有するコンテンツデータとの再生出力の切り換えにあたっては、相互にその続き部分が再生出力され、且つ切り換え部分が継ぎ目なく再生出力されるように制御する、
ことを特徴とする請求項5に記載の再生装置。 - コンテンツデータについての再生を行うための再生装置であって、コンテンツデータが記憶される外部機器とデータ通信を行うための接続処理を行って上記外部機器との間でデータ通信を行う通信接続手段と、コンテンツデータが記録された記録媒体からのデータ読み出しを行う読出手段とを備えた再生装置におけるコンテンツ再生方法として、
上記通信接続手段により上記外部機器とデータ通信可能に接続された場合に、上記読出手段によって上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータと同一内容を有するコンテンツデータが上記外部機器から取得されるように上記通信接続手段を制御する制御ステップを備える、
ことを特徴とするコンテンツ再生方法。 - 再生装置と、コンテンツデータが記憶されるサーバ装置とを含んで構成されるコンテンツ再生システムであって、
上記再生装置は、
外部機器とデータ通信を行うための接続処理を行って上記外部機器との間でデータ通信を行う通信接続手段と、
コンテンツデータが記録された記録媒体からのデータ読み出しを行う再生装置側読出手段と、
上記通信接続手段により上記サーバ装置とデータ通信可能に接続された場合に、上記再生装置側読出手段によって上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータと同一内容を有するコンテンツデータが上記サーバ装置から取得されるように上記通信接続手段を制御する再生装置側制御手段と、を備え、
上記サーバ装置は、
外部機器との間でデータ通信を行うデータ通信手段と、
少なくとも上記同一内容を有するコンテンツデータが記憶された記憶手段と、
上記記憶手段から上記コンテンツデータを読み出すサーバ側読出手段と、
上記再生装置側制御手段の制御に伴い指示された上記同一内容を有するコンテンツデータが上記サーバ側読出手段により読み出されるように制御すると共に、読み出された上記コンテンツデータが上記データ通信手段により上記再生装置に対して送信されるように制御するサーバ側制御手段と、を備える、
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - コンテンツデータの再生を行うための再生装置であって、
コンテンツデータが記録された記録媒体からのデータ読み出しを行う読出手段と、
上記記録媒体に記録されるコンテンツデータと同一内容を有し且つ再生レートの異なるコンテンツデータが記憶される外部機器とデータ通信を行う通信手段と、
上記再生装置に電力の供給を行う給電手段と、
少なくとも上記給電手段の電力残量に基づいて再生レートの選択を行うと共に、選択した再生レートが上記記録媒体に記録されるコンテンツデータの再生レートである場合には上記記録媒体に記録されるコンテンツデータが上記読出手段によって読み出されるように制御し、選択した再生レートが上記外部機器に記憶される上記同一内容を有するコンテンツデータの再生レートである場合には上記外部機器からその再生レートによる上記同一内容を有するコンテンツデータが取得されるように上記通信手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする再生装置。 - 上記制御手段は、
上記電力残量と、さらに上記記録媒体に記録されるコンテンツデータの再生時間長の情報とに基づいて、上記電力残量で上記再生時間長分の再生を行うことができ且つ最も高い再生レートを選択する、
ことを特徴とする請求項11に記載の再生装置。 - 上記制御手段は、
上記電力残量と、さらに指定された時間長情報とに基づいて、上記電力残量で上記指定された時間長分の再生を行うことのできる再生レートを選択する、
ことを特徴とする請求項11に記載の再生装置。 - コンテンツデータの再生を行うための再生装置であって、コンテンツデータが記録された記録媒体からのデータ読み出しを行う読出手段と、上記記録媒体に記録されるコンテンツデータと同一内容を有し且つ再生レートの異なるコンテンツデータが記憶される外部機器とデータ通信を行う通信手段と、上記再生装置に電力の供給を行う給電手段とを備えた再生装置におけるコンテンツ再生方法であって、
少なくとも上記給電手段の電力残量に基づいて再生レートの選択を行うと共に、選択した再生レートが上記記録媒体に記録されるコンテンツデータの再生レートである場合には上記記録媒体に記録されるコンテンツデータが上記読出手段によって読み出されるように制御し、選択した再生レートが上記外部機器に記憶される上記同一内容を有するコンテンツデータの再生レートである場合には上記外部機器からその再生レートによる上記同一内容を有するコンテンツデータが取得されるように上記通信手段を制御する制御ステップを備える、
ことを特徴とするコンテンツ再生方法。 - コンテンツデータの再生を行うための再生装置であって記録媒体に記録されたコンテンツデータの読み出しが可能な再生装置と、上記記録媒体に記録されたコンテンツデータと同一内容を有し且つ再生レートの異なるコンテンツデータが記憶されるサーバ装置とを含んで構成されるコンテンツ再生システムであって、
上記再生装置は、
外部機器とデータ通信を行う再生装置側通信手段と、
上記記録媒体からのデータ読み出しを行う再生装置側読出手段と、
上記再生装置に電力の供給を行う給電手段と、
少なくとも上記給電手段の電力残量に基づいて再生レートの選択を行うと共に、選択した再生レートが上記記録媒体に記録されるコンテンツデータの再生レートである場合には上記記録媒体に記録されるコンテンツデータが上記再生装置側読出手段によって読み出されるように制御し、選択した再生レートが上記外部機器に記憶される上記同一内容を有するコンテンツデータの再生レートである場合には上記外部機器からその再生レートによる上記同一内容を有するコンテンツデータが取得されるように上記再生装置側通信手段を制御する再生装置側制御手段と、を備え、
上記サーバ装置は、
外部機器とデータ通信を行うサーバ側通信手段と、
上記同一内容を有するコンテンツデータが記憶された記憶手段と、
上記記憶手段から上記コンテンツデータを読み出すサーバ側読出手段と、
上記再生装置側制御手段の制御に伴い指示された上記同一内容を有するコンテンツデータが上記サーバ側読出手段により読み出されるように制御すると共に、読み出された上記コンテンツデータが上記サーバ側通信手段により上記再生装置に対して送信されるように制御するサーバ側制御手段と、を備える、
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
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