JP2005071050A - 情報提示システム、情報提示装置、及び情報提示プログラム。 - Google Patents

情報提示システム、情報提示装置、及び情報提示プログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが所望する情報を効率的に取得して提示することを目的とする。
【解決手段】 ユーザから入力された問合せ情報に基づいて、少なくとも1つのコンテンツプロバイダからコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記ユーザに提示するための情報提示システムにおいて、前記問合せ情報から前記コンテンツプロバイダに問合せするための共通の問合せ言語を生成する第1のエージェントと、前記コンテンツプロバイダ毎に蓄積されるコンテンツから前記共通の問合せ言語に基づいてコンテンツを取得する第2のエージェントと、前記第2のエージェントから得られるコンテンツと、前記ユーザが視聴したコンテンツの視聴履歴情報から生成されるユーザ嗜好値とに基づいて、前記コンテンツに提示内容情報を付加する第3のエージェントとを有することにより、上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報提示システム、情報提示装置、及び情報提示プログラムに係り、特にユーザが所望する情報を効率的に取得して提示することができる情報提示システム、情報提示装置、及び情報提示プログラムに関する。
近年、BS/地上波デジタル放送やインターネット等が混在する多メディア時代が目前となり、TV受像機等にもこれまでのような「番組を視聴する」機能だけでなく、メディア毎に異なる利用形態を持つ情報をユーザの嗜好や状況にあわせて提示する機能が求められている。
また、メディアの多様化に伴い、世間に溢れる情報には多くの利用形態が存在しており、それらを統合的に利用するためには、各々に対応したアクセス手段を用いて逐次的に情報を獲得し、ユーザ自身で再構成する必要がある。
なお、インターネットで提供されるメディアにおいては、ユーザができるだけ容易に異種メディアにアクセスするために、様々な分野の情報を収集・整理したポータルサイトや検索エンジンサイトが存在しており、知りたい情報を得るためには、上述のサイトを利用するのが一般的となっている。
また、他のメディアのアクセス方法として、予め様々な種類の情報を共通形式に変換して特定のメタデータサーバに蓄積しておき、その中を検索(アクセス)するという共通メタデータシステム等も考えられている(例えば、非特許文献1参照。)。
佐野ほか,"MPEG−7を利用したアプリケーションシステムの検討"、FIT(情報科学技術フォーラム)2002,D−22.Sep2002)
しかしながら、ポータルサイトにおいては、数多く存在するWebサイトの情報を整理し、そこへのリンク情報を提供しているに過ぎず、目的の情報を探すためには、ユーザが各Webサイトを訪れて確認しなければならない。また、常に変化し続けているWebサイトの内容が、常にポータルサイトに反映されているとは限らないのが実状である。
一方、共通メタデータシステムでは、異種メディアの情報を統合的に検索することができるものの、メタデータを特定のサーバに大量に蓄積するため、サーバ中のデータ量が膨大になり、検索処理の多くの時間を必要としている。
また、サーバ内に蓄積されなかった情報に関してはアクセスすることができない等の問題点もある。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、ユーザが所望する情報を効率的に取得して提示することができる情報提示システム、情報提示装置、及び情報提示プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、ユーザから入力された問合せ情報に基づいて、少なくとも1つのコンテンツプロバイダからコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記ユーザに提示するための情報提示システムにおいて、前記問合せ情報から前記コンテンツプロバイダに問合せするための共通の問合せ言語を生成する第1のエージェントと、前記コンテンツプロバイダ毎に蓄積されるコンテンツから前記共通の問合せ言語に基づいてコンテンツを取得する第2のエージェントと、前記第2のエージェントから得られるコンテンツと、前記ユーザが視聴したコンテンツの視聴履歴情報から生成されるユーザ嗜好値とに基づいて、前記コンテンツに提示内容情報を付加する第3のエージェントとを有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ユーザが所望する情報を効率的に取得して提示することができる。また、第1エージェント、第2のエージェント、第3のエージェント間でデータの送受信を行うことにより、迅速で容易にユーザが所望するコンテンツ情報を提示することができる。
請求項2に記載された発明は、前記第1のエージェントは、前記第3のエージェントから得られる提示内容情報と、予め設定された提示条件とに基づいて、提示用レイアウトを生成することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、ユーザの嗜好に対応した付加価値のあるコンテンツの提示を行うことができる。
請求項3に記載された発明は、前記第2のエージェントは、前記第1のエージェントにより生成された共通の問合せ言語から前記コンテンツプロバイダに蓄積されるコンテンツのデータ形式に基づいて問合せ言語を変換することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、各種コンテンツデータベースやWebサイトといった異種メディアからの情報検索が、各々のメディアに応じたアクセス手段を有することなく、容易に実現することができる。
請求項4に記載された発明は、前記第2のエージェントは、前記コンテンツのデータ形式に基づいて変換された問合せ言語に基づいて取得したコンテンツからメタデータを生成し、前記第3のエージェントに出力することを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、メタデータを生成することで、取得したコンテンツ情報の提示内容の提示レイアウト等を容易に設定することができ、汎用的にコンテンツ情報を使用することができる。これにより、ユーザが所望する情報を効率的に提示することができる。
請求項5に記載された発明は、前記第3のエージェントは、前記ユーザ嗜好値に基づいて、前記コンテンツに対してフィルタリング処理、スタイルシート付加処理、優先度情報付加処理の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、ユーザの嗜好に対応した付加価値のあるコンテンツの提示を行うことができる。
請求項6に記載された発明は、前記共通の問合せ言語は、UQLであることを特徴とする。ここで、UQL(Universal Query Language:汎用問い合わせ言語)とは、ユーザの問合せ(要求)を抽象化し、木構造形式で表現した言語である。格文法やフレーム形式を利用しており、述語(動詞)を中心に複数の格が付随することで構成される。
請求項6記載の発明によれば、UQLを用いることで、各種コンテンツデータベースやWebサイトといった異種メディアからの情報検索が、各々のメディアに応じたアクセス手段を有することなく、容易に実現することができる。これにより、ユーザが所望する情報を効率的に取得して提示することができる。
請求項7に記載された発明は、ユーザから入力された問合せ情報に基づいて、少なくとも1つのコンテンツプロバイダからコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記ユーザに提示するための情報提示装置において、前記問合せ情報から前記コンテンツプロバイダに問合せするための共通の問合せ言語を第1のエージェントにより生成し、前記コンテンツプロバイダに設けられる第2のエージェントに送信する言語生成送信手段と、前記ユーザが視聴したコンテンツの視聴履歴を蓄積し、蓄積した視聴履歴情報からユーザ嗜好値を生成するプロファイル手段と、前記第2のエージェントにより取得されたコンテンツを受信し、受信したコンテンツと、前記プロファイル手段より得られる前記ユーザ嗜好値とに基づいて、第3のエージェントにより前記コンテンツに提示内容情報を付加する提示内容付加手段とを有することを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、ユーザが所望する情報を効率的に取得して提示することができる。また、第1エージェント、第2のエージェント、第3のエージェント間でデータの送受信を行うことにより、迅速で容易にユーザが所望するコンテンツ情報を提示することができる。
請求項8に記載された発明は、前記提示内容付加手段により得られる提示内容情報と、予め設定された提示条件とに基づいて、提示用レイアウトを生成するレイアウト生成手段を有することを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、ユーザの嗜好に対応した付加価値のあるコンテンツの提示を行うことができる。
請求項9に記載された発明は、前記提示内容付加手段は、前記ユーザ嗜好値に基づいて、前記コンテンツのフィルタリング、スタイルシートの付加、優先度情報の付加の少なくとも1つを行うことを特徴とする。
請求項9記載の発明によれば、ユーザの嗜好に対応した付加価値のあるコンテンツの提示を行うことができる。
請求項10に記載された発明は、ユーザから入力された問合せ情報に基づいて、少なくとも1つのコンテンツプロバイダからコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記ユーザに提示する処理をコンピュータに実行させる情報提示プログラムにおいて、前記問合せ情報から前記コンテンツプロバイダに問合せするための共通の問合せ言語を第1のエージェントにより生成し、前記コンテンツプロバイダに設けられる第2のエージェントに送信する言語生成送信処理と、前記第2のエージェントにより取得されたコンテンツを受信し、受信したコンテンツと、前記ユーザが視聴したコンテンツの視聴履歴情報から生成されるユーザ嗜好値とに基づいて、第3のエージェントにより前記コンテンツに提示内容情報を付加する提示内容付加処理とをコンピュータに実行させる。
請求項10記載の発明によれば、ユーザが所望する情報を効率的に取得して提示することができる。また、第1エージェント、第2のエージェント、第3のエージェント間でデータの送受信を行うことにより、迅速で容易にユーザが所望するコンテンツ情報を提示することができる。また、実行プログラムをコンピュータにインストールすることにより、容易に情報提示を実現することができる。
本発明によれば、ユーザが所望する情報を効率的に取得して提供することができる。
<本発明の概要>
本発明は、情報取得及び提示機能を分散したエージェントを設け、エージェント同士の通信によってユーザが所望する情報を効率的に取得して提示する。更に具体的に説明すれば、本発明は、複数のエージェントにより構成されるマルチエージェントシステム上において、ユーザの要求を汎用問い合わせ言語UQL(Universal Query Language)として一意に表現し、データベース等のメディアをラッピングするラッパエージェント(Wrapper Agent:WA)、ユーザ側で各コンテンツの表示を生成するプレゼンテーションエージェント(Presentation Agent:PA)、ユーザからの問合せ内容からUQLを生成し、また、ユーザへ提示するコンテンツの画面レイアウトを決定するインターフェースエージェント(Interface Agent:IA)の各エージェントに基づいて情報提示システムを提供する。
これにより、所望する情報を要求するユーザは、様々な異なるアクセス手段を用いてメディアにアクセスする必要はなく、音声対話やキーボード入力といったインターフェースを用いて要求をシステムに伝えるだけでよい。
ここで、本発明で利用される各エージェントについて簡単に説明する。インターフェースエージェントIA(第1のエージェント)は、ユーザ入力に応じたUQLを生成し、各種メディアに実装されたラッパエージェントWA(第2のエージェント)群に対して送信する。各ラッパエージェントWAは、UQLを各メディアヘのアクセス手法に変換してユーザの問合せに対応する情報を取得し、その情報をメタデータ形式でユーザ側のプレゼンテーションエージェントPA(第3のエージェント)へ返信する。ここで、メディアとは、ラッパエージェントWAにより検索可能な情報提供手段を示し、コンテンツデータベースやWebサイト等が該当する。
プレゼンテーションエージェントPAは、ユーザの嗜好情報を参照しながらメタデータの表示方法や優先度等を決定し、最終的にはインターフェースエージェントIAによりコンテンツ提示用レイアウトの生成が行われ、情報がユーザに提示される。
以下に、上記のような特徴を有する本発明における情報提示システム、情報提示装置、及び情報提示プログラムを好適に実施した形態について、図面を用いて詳細に説明する。
<システム構成例>
図1は、本発明における情報提示システムのシステム構成の一例を示す図である。図1の情報提示システム10は、情報提供装置11と、少なくとも1つのコンテンツプロバイダ12(図1では、n個)とが通信ネットワーク13を介して送受信可能な状態で接続されている。なお、通信ネットワーク13は、有線でも無線でもよい。
また、情報提示装置11は、インターフェース装置14と、提示内容生成装置15と、プロファイル処理装置16とを有するよう構成されている。また、コンテンツプロバイダ12は、ラッピング装置17−1、17−2、・・・、17−nと、コンテンツデータベース18−1、18−2、・・・、18−n(以下、コンテンツDBという。)とを夫々有するよう構成されている。
つまり、家庭や職場といったように情報提示装置11が情報提示システムを利用する環境には、インターフェースエージェント(IA1)が動作するインターフェース装置14、プレゼンテーションエージェント(PA1〜PAn)が動作する提示内容生成装置15、及びプロファイル処理装置16が用意される。また、実際にコンテンツDBを有するコンテンツプロバイダやインターネット上のサイトといった各メディアについても、専用のラッパエージェント(WA1〜WAn)が動作するラッピング装置17が用意される。これらは、全て家庭内LANやインターネットといった通信ネットワーク13で常時接続されているものとする。これにより、メディアの数が増えた場合でも、専用のラッピングエージェントを用意することで、即座にシステムの一部として機能させることが可能である。
まず、情報提示装置11は、テレビやPCのディスプレイといった表示手段と、音声対話やキーボード等の入力手段とからなるインターフェース装置14からユーザの要求(問合せ情報)が入力される。インターフェース装置14にあるインターフェースエージェント(IA1)は、入力されたユーザ要求に基づき、ユーザの要求を抽象化した汎用問い合わせ言語UQLを生成する。生成されたUQLは、メディア側のラッパエージェント(WA1)、(WA2)、(WA3)に送信する。
ここで、UQLは、ユーザの要求を抽象化し木構造形式で表現した言語である。格文法やフレーム形式を利用しており、述語(動詞)を中心に複数の格が付随することで構成される。UQLを用いることでメディアの状況に合わせて、XML(eXtensible Markup Language)やS式(Symbol Expression:データと関数を区別なく記述できるようにするための形式)といった表現形式を容易に選択することができる。
ここで、上述の内容について図を用いて説明する。図2は、本発明における生成されたUQL記述の一例を示す図である。なお、図2(a)は、XML文書形式のUQLを表しており、図2(b)は、その木構造表現である。図2は、「ファイル“sample.xml”を特定のエージェント
“AgentA”から別のエージェント “AgentB”へ動かす。」ことを意味している。
ここで、図2(a)に示すUQLが、“AgentB”から“AgentA”に送られたものであれば、“AgentB”が“AgentA”に対して“sample.xmI”というファイルを要求しているのと同義である。
また、UQLは、メディアの種類によらず一意であり、各メディアに応じたアクセス手段に変換は、メディア毎に用意されるラッパエージェント(WA)により行われる。なお、図2においては、“move”の代わりに、“delete”や“update”といった述語を利用することで、メディア内の情報を削除したり、更新したりすることも可能となる。
また、上述した例とは別の例として、概念間の明確な定義の集まりであるオントロジを用いたUQL記述例について図を用いて説明する。図3は、オントロジを用いたUQL記述の一例を示す図である。
UQLは、格構造の階層化や特定の概念を明示することで、より複雑な要求を記述することが可能となり、様々なアプリケーションで汎用的に利用することができる。図3に示すUQLでは、“SUMMARY(概要)”や“FILMOGRAPHY(出演作品)”が欲しい情報の概念を表しており、「“Mel Gibson”に関する“SUMMARY”や“FILMOGRAPHY”を“move”しなさい。」という具体的依頼を表している。
このUQLを受け取ったラッピング装置17のラッパエージェント(WA)は、公開されている特定のオントロジを参照して“SUMMARY”や“FILMOGRAPHY”の解釈を行い、どのような処理を行うかを決定する。
また、UQLは、ACL(Agent Communication Language:エージェント間通信言語)に内包することで送受信される。また、オントロジの指定もACL中で行う。
図4は、UQLを内包したACL記述の一例を示す図である。図4は、FIPA(Foundation for Intelligent Physical Agents:エージェントに関する標準化団体)準拠のACLにUQLを内包した例である。このACLを受け取ったラッパエージェント(WA)は、図4の<ontology>タグに示す“NHKOnt−ACTOR”というオントロジを参照して、UQLの解釈を行う。
“NHKOnt−ACTOR”オントロジには、「“SUMMARY”とは“俳優の略歴”の意味である。」といった記述がされており、ラッパエージェント(WA)は“Mel Gibson”という俳優の略歴を抽出する処理を行う。
次に、コンテンツプロバイダ12が有するラッピング装置17によるUQL変換について図を用いて説明する。図5は、ラッピング装置によるUQL変換の一例を示す図である。
ラッピング装置17毎に設けられるラッパエージェント(WA)は、受信したUQLを夫々がラッピングする各メディア(コンテンツデータベースやWebサイト等)に応じたアクセス手段に変換する。ラッピング装置1(17−1)において、ラッパエージェント(WA1)は受信したUQLをデータベースアクセス言語(AL1)に変換し、それをコンテンツDB1(18−1)に適用することで問い合わせ結果(R1)を取得する。
ここで、例えば、コンテンツDB1がRDB(Relation Data Base:関係データベース)であれば、AL1はSQL(Structured Query Language:RDB用問い合わせ言語)となる。
上述したラッピング装置1(17−1)の処理を、他のラッピング装置2,3、・・・においても夫々のメディアの種類に応じてUQLを変換し、情報を取得する。なお、ラッピング装置3(17−3)では、特定のWebサイト用のラッパエージェント(WA3)を有し、受信したUQLの情報に基づきサイト内の特定箇所から目的の情報を抽出する処理(E)を行う。
次に、UQL変換手法の例について図を用いて説明する。図6は、XSLを用いたUQL変換の一例を示す図である。ラッピング装置17では、UQLが木構造であることを利用して他言語への変換を容易に行うことができる。
例えば、UQLがXML文書で表現されている場合、XML文書を他のXML文書へ変換する際に一般的に利用されているXSL(eXtensible Style Language)を用いて他言語へ変換することが可能である。
図6では、XML表現されたUQLについて、XSLを用いて図6(b)及び図6(c)に示すようにSQLに変換したり、図6(d)及び図6(e)に示すようにXQL(Xml Query Language:XML問い合わせ言語)に変換したりすることができる。このように、ユーザに理解しやすい変換言語を用いることで、例えば、ラッピング装置17に対する機能追加もXSLの編集だけで実現することができる。
次に、コンテンツプロバイダ12側から情報提示装置11への取得データの送信手順について図を用いて説明する。図7は、コンテンツプロバイダ側からの取得データの送信手順の一例を示す図である。ここで、図7は、ラッパエージェント(WA)による検索結果のメタデータ送信の様子を示している。ラッピング装置17が有するラッパエージェント(WA1〜WAn)は、コンテンツDB18やWebサイトといったメディアから取得した結果情報(R1〜Rn)を、夫々特定形式のメタデータ(CL1〜CLn)として生成し、提示内容生成装置15が有するプレゼンテーションエージェント(PA1〜PAn)に送信する。
ここで、特定形式のメタデータとしては、コンテンツ記述言語MPEG−7等を利用することができる。これにより、異種メディアの情報を特定形式にマッピングすることで、異種メディアからの情報を同一形式として扱うことが可能となる。
ラッパエージェント(WA)から送られたメタデータ(CL1〜CLn)は、提示内容生成装置15が有するプレゼンテーションエージェント(PA1〜PAn)によりフィルタリング処理、スタイルシート情報付加処理、及び優先度情報付加処理等を行ったメタデータ(PL1〜PLn)が生成される。なお、上述のフィルタリング処理、スタイルシート情報付加処理、及び優先度情報付加処理については後述する。
プレゼンテーションエージェント(PA)は、生成されたメタデータ(PL1〜PLn)をインターフェース装置14が有するインターフェースエージェント(IA1)に出力する。インターフェースエージェント(IA1)は、メタデータ(PL1〜PLn)に関して、優先度に基づく情報提示位置及び提示時間の決定やスタイルシートの適用等を行い、ユーザに提示される情報を統合してディスプレイに表示させる画面レイアウトの生成し、画像や音声での情報提示を行う。
ここで、情報提示装置11が有するプロファイル処理装置16には、ユーザのコンテンツ視聴履歴が逐一蓄積されており、その蓄積された視聴履歴情報に基づいて、ユーザ嗜好情報が生成される。
視聴履歴としては、視聴時刻、視聴したコンテンツのジャンル、視聴したコンテンツの出演者といった情報等が蓄積されており、それらの属性に関する視聴頻度を計算して「○○というユーザはニュース番組よりもバラエティ番組の方を好む。」といったユーザ嗜好値が生成される。
提示内容生成装置15に有するプレゼンテーションエージェント(PA)は、そのユーザ嗜好値を参照することで、フィルタリング処理、スタイルシート情報付加処理、及び優先度情報付加処理を行う。
ここで、プレゼンテーションエージェント(PA)及びインターフェースエージェント(IA)は、システムの中で自律的に動作しており、常にメタデータを受信することができる。このため、情報提示装置11は、緊急性の高いメタデータを受信した際には、(ユーザ要求と関連性が無くても)即座にPCやテレビ等のインターフェースによりユーザに提示することができる。
また、インターフェースエージェント(IA)は、表示インターフェースの特性や、提示する情報の種類に応じたポリシー(提示条件)が設定される。例えば、あるテレビ画面用インターフェースエージェント(IAt)は、「複数あるメタデータ情報のうち、優先度が上位3つの情報のみを表示し、その際のレイアウトは画面の左右に並べて表示する。」といったポリシーが設定される。また、「定数値以上の優先度が付加されたメタデータを受信した場合には、画面全体を利用してその情報を提示する」といったポリシーも設定可能である。
なお、画面の各領域にメタデータを表示する際には、プレゼンテーションエージェント(PA)で指定されたスタイルシート情報を用いることができる。これにより、文字の大きさや表示形式も柔軟に変更することができる。
上述したように、本発明における情報提示システムにより、ユーザが所望する情報を効率的に取得して提示することができる。
<各エージェント間処理手順>
ここで、本発明における情報提示システムにおける各エージェント間での処理手順についてシーケンスチャートを用いて説明する。図8は、各エージェント間における情報提示処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。また、図8では、インターフェースエージェント(IA)と、プレゼンテーションエージェント(PA)と、ラッパエージェント(WA)とからなるエージェント間の情報提示処理手順を説明する。
まず、ユーザからの要求をインターフェースエージェントが受信する(S01)。インターフェースエージェント(IA)は、ユーザからの要求に対して言語解析を行い(S02)、UQLを生成する(S03)。次に、インターフェースエージェント(IA)は、生成されたUQLをACLに内包し、ラッパエージェント(WA)へ送信する(S04)。なお、S02において、ユーザから入力される要求に対する言語解析ができなかった場合、例えば、「要求内容が不明です。」等のメッセージをテレビやPC等のディスプレイ画面に表示し、再度入力させるような処理を行う。
ラッパエージェント(WA)は、インターフェースエージェント(IA)よりACLを受信して(S05)、受信したACLにUQLが内包されている場合、UQLから検索するデータベースやWebサイトにアクセス可能となる言語(SQLやXQL等)への変換を行う(S06)。なお、S05において、ACLにUQLが内包されていない場合は、受信したACLに対応した処理を行う。
次に、ラッパエージェント(WA)は、S06にて変換した言語を用いてデータベースやWebサイト等のメディアへアクセスし、検索結果を取得する(S07)。ラッパエージェント(WA)は、取得した検索結果に基づいて、コンテンツメタデータを生成し(S08)、生成したコンテンツメタデータをACLに内包してプレゼンテーションエージェント(PA)に送信する(S09)。なお、S07において、検索の結果、何も抽出されなかった場合は、抽出されなかった旨を示すデータをACLに内包してプレゼンテーションエージェント(PA)に送信する。
プレゼンテーションエージェント(PA)は、ラッパエージェント(WA)からACLを受信し(S10)、更に、受信したACLの中にコンテンツメタデータが内包されている場合、プロファイル処理装置から予め蓄積されているユーザの視聴履歴情報から生成されるユーザ嗜好値等のプロファイル情報を参照し(S11)、参照により取得したプロファイル情報からフィルタリング処理、スタイルシート情報付加処理、及び優先度情報付加処理を行い、その処理結果を提示内容情報として付加させてコンテンツメタデータを生成する(S12)。なお、S10にて受信したACLにメタデータが含まれていない場合は、受信したACLに対応した処理を行う。
次に、プレゼンテーションエージェント(PA)は、生成したコンテンツメタデータをACLに内包してインターフェースエージェント(IA)へ送信する(S13)。
インターフェースエージェント(IA)は、プレゼンテーションエージェント(PA)から送信されたACLを受信する(S14)。インターフェースエージェント(IA)は、受信した複数のACLにコンテンツメタデータが内包されている場合、既にユーザに提示しているコンテンツメタデータと新たに取得したコンテンツメタデータとの統合処理を行い(S15)、ユーザへ提示するためのレイアウトの生成を行う(S16)。なお、統合処理についての具体的な説明は後述する。
最後に、S16にて生成されたレイアウトに基づいて、ユーザへ情報提示を行う(S17)。なお、S14において、ACLにコンテンツメタデータが内包されていない場合は、受信したACLに対応した処理を行う。
ここで、上述のS12にて行われるフィルタリング処理、スタイルシート情報付加処理、及び優先度情報付加処理について、フローチャート及び具体例を用いて説明する。
<フィルタリング処理>
最初にフィルタリング処理について説明する。図9は、プレゼンテーションエージェントにおけるフィルタリング処理手順を示す一例のフローチャートである。フィルタリング処理において、プレゼンテーションエージェントは、プロファイル処理装置に蓄積されているユーザプロファイル情報から、視聴するジャンル・時間帯・出演者等に関するユーザ嗜好値を抽出する(S21)。次に、嗜好値の低いコンテンツをメタデータ中から削除、又は嗜好値に応じてメタデータ内での順序の変更等のフィルタリング処理を行う(S22)。
ここで、フィルタリング処理の具体例について図を用いて説明する。図10は、フィルタリング処理の具体例を説明するための図である。図10において、ラッパエージェントから受信した検索結果のメタデータ(Meta−a)が、図10(a)に示すコンテンツ(A1〜A4)の構造を有するものとする。
通常、n個のラッパエージェントによる検索の結果は、結果が得られなかった場合を除き、n個のコンテンツA1〜Anが集まったものとなる。ここで、提示対象ユーザのジャンルに関する嗜好の度合い(嗜好値)に、「スポーツ>報道>映画>教育」の関係があるものとする。例えば、2つのコンテンツのみを提示させる場合は、図10(b)に示すように嗜好値の低いコンテンツを削除して、「コンテンツA2(スポーツ)」及び「コンテンツA3(報道)」のみを提示させるようコンテンツのフィルタリングを行う。また、全てのコンテンツを提示する場合は、図10(c)に示すようにコンテンツの順序を嗜好値の高い順「コンテンツA2→コンテンツA3→コンテンツA1→コンテンツA4」に変更して提示させるようにする。
上述したように、フィルタリング処理を行うことで、ユーザの嗜好に対応させて情報を提示することができる。これにより、ユーザに対して付加価値の高い情報を提供することができる。
<スタイルシート情報付加処理>
次に、スタイルシート情報付加処理について説明する。図11は、プレゼンテーションエージェントにおけるスタイルシート情報付加処理手順を示す一例のフローチャートである。スタイルシート情報付加処理において、プレゼンテーションエージェントは、プロファイル処理装置に蓄積されているユーザプロファイル情報から、視聴するジャンル・時間帯・出演者等に関するユーザ嗜好値を抽出する(S31)。次に、抽出した嗜好値に対応したスタイルシートを適用してコンテンツメタデータが提示されるようにする(S32)。例えば、嗜好値の高いコンテンツメタデータの場合には、他のメタデータ情報の表示と比較して、表示枠や文字等がより目立つようなスタイルシートを適用する。
ここで、スタイルシート情報付加処理の具体例について図を用いて説明する。図12は、スタイルシート情報付加処理の具体例を説明するための図である。図12において、ラッパエージェントから受信した検索結果のメタデータ(Meta−b)が、図12(a)に示すコンテンツ(A1〜A2)の構造を有するものとする。また、“スポーツ”は、提示対象ユーザの嗜好の度合い(嗜好値)が特に高いジャンルであったとする。ここで、Meta−bには、ユーザの嗜好値の高いコンテンツが含まれているため、例えば、図12(b)に示すように「Stylesheet=“Sheet−SP−M”」を提示内容情報として付加する。ここで、図12(b)に示す“Sheet−SP−M”は、スポーツ用のスタイルシートで、特に、文字の色、大きさが特に強調される。
上述したように、スタイルシート情報付加処理を行うことで、ユーザの嗜好に対応させた情報を提示することができる。これにより、ユーザに対して付加価値の高い情報を提供することができる。
<優先度情報付加処理>
次に、優先度情報付加処理について説明する。図13は、プレゼンテーションエージェントにおける優先度情報付加処理手順を示す一例のフローチャートである。優先度情報付加処理において、プレゼンテーションエージェントは、プロファイル処理装置に蓄積されているユーザプロファイル情報から、視聴するジャンル・時間帯・出演者等に関するユーザ嗜好値を抽出する(S41)。次に、抽出した嗜好値に対応してメタデータの優先度を決定し(S42)、決定した優先度情報を、メタデータ内に記述する(S43)。
ここで、優先度情報付加処理の具体例について図を用いて説明する。図14は、優先度情報付加処理の具体例を説明するための図である。図14において、ラッパエージェントから受信した検索結果のメタデータ(Meta−c)が、図14(a)に示すコンテンツ(A1〜A4)の構造を有するとする。ここで、ユーザのジャンルに関する嗜好の度合い(嗜好値)に「スポーツ>報道>映画>教育」の関係があるとする。ここで、図14(a)に示すMeta−cには、ユーザユーザの嗜好値の低いコンテンツしか存在していない。したがって、Meta−cは、優先度情報付加処理により、例えば、図14(b)に示すように「Priority=“10”」が付加される。ここで、優先度Pは、「100>P>0」の範囲を有するものとする。つまり、優先度10のメタデータ(Meta−c)は、ユーザ嗜好値の低いメタデータであることを示すことになる。
このように、メタデータに優先度を付加することにより、メタデータの統合において、優先度の高い順にメタデータを表示する等の処理を行うことで、ユーザ嗜好値に対応して付加価値の高い情報を提供することができる。
なお、S12においては、上述したフィルタリング処理、スタイルシート情報付加処理、及び優先度情報付加処理のうち、少なくとも1つの処理が行われる。<統合処理>
次に、上述のS15にて行われるメタデータの統合処理について、フローチャート及び図を用いて具体的に説明する。
図15は、インターフェースエージェントにて行われる統合処理手順を示す一例のフローチャートである。統合処理手順において、インターフェースエージェントは、プレゼンテーションエージェントから受信したメタデータから上述したスタイルシート情報付加処理及び優先度情報付加処理により得られるスタイルシート情報及び優先度情報を取得する(S51)。
次に、インターフェースエージェントは、インターフェース装置により既に別コンテンツを提示しているかを判断する(S52)。既に、別コンテンツを表示している場合(S52において、YES)、既に、表示しているメタデータコンテンツ群と、新たに取得したメタデータコンテンツとの優先度比較を行う(S53)。S53では、S51にて取得した優先度情報により優先度比較を行う。
S52において、別コンテンツを表示していない場合(S52において、NO)、又はS53の処理が終了後、ポリシーに基づいて表示レイアウトを決定する(S54)。
なお、インターフェースエージェントは、プレゼンテーションエージェントから常時コンテンツメタデータを受信できる状態になっており、受信したコンテンツメタデータ群のスタイルシート等の情報や、ポリシーに基づいてレイアウトを生成する。
ここで、統合処理の具体例について図を用いて説明する。図16は、統合処理の具体例を説明するための図である。図16におけるポリシーとして、例えば、コンテンツA,B,Cの優先度a,b,cに対して「a>b>c」の関係があるとする。また、上述した優先度に基づくコンテンツA,B,Cの画面全体のレイアウトは、図16(a)に示すように生成され、画面上には優先度の上位3つのコンテンツを表示するよう設定されている。更に、ある閾値xよりも大きな優先度を持ったコンテンツXを受信した場合には、画面全体を利用してコンテンツXを表示するよう設定されている。
インターフェースエージェントは、プレゼンテーションエージェントよりコンテンツD(優先度d)を新たに受信したとする。インターフェースエージェントは、既に提示されているコンテンツA,B,CとコンテンツDとを比較する。ここで、各コンテンツの優先度の関係が「a>d>b」であったとする。この場合は、上述のポリシーに基づいて、図16(b)に示すようなレイアウトが生成される。
また、コンテンツDの優先度dが閾値xよりも大きい場合(d>x)、図16(c)に示すように画面全体にコンテンツDを表示するようレイアウトを生成する。
上述したように、統合処理を用いて、ユーザの嗜好を反映した柔軟な情報の提示を実現することができる。
なお、上述の図1に示すような情報提示システムにおける専用の装置構成により本発明における情報提示処理を行うこともできるが、上述したエージェントを用いた情報提示処理における各ステップをコンピュータに実行させることができる実行プログラム(情報提示プログラム)を生成し、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等に情報提示プログラムをインストールすることにより本発明における情報提示が実現可能となる。
次に、本発明を適用した情報提示システムの具体的な実施例について図を用いて説明する。
<具体的な実施例1:映画情報提示システム>
図17は、本発明における情報提示の第1の具体的な実施例を示す図である。図17では、実施例として本発明を利用した映画情報提示システムについて示している。
本発明における映画情報提示システムを利用するユーザは、キーボードや音声認識等のインターフェースから、「チャップリンってどんな人?」という質問を入力する。映画情報提示システムは、予めインターフェース装置等に人名辞典等を登録しておき、登録された人名辞典等を利用して、「チャップリン」が俳優であることを判別する。次に、インターフェースエージェント(IAp)は、俳優の属性である「顔写真」、「略歴」、「代表作品」、及び「出演番組」等といった情報を要求するUQLを生成する。
次に、インターフェースエージェント(IAp)は、生成されたUQLを通信ネットワークに接続された各ラッパエージェントに送信する。通信ネットワーク上には、俳優の出演作品一覧を集めたWebサイトや、俳優の略歴を蓄積したデータベースが存在しており、それらは専用のラッパエージェントで検索できるようラッピングされている。
各ラッパエージェントは、インターフェースエージェント(IAp)から送信されたUQLの内容を確認し、自分のラッピングするメディアに該当情報があるか検索を行う。
ここで、例えば、図17に示すような番組データベース(pdb)のラッパエージェント(WAp)がこのUQLを受信した場合、UQLの中で「出演番組」という概念が要求されているので、チャップリンの出演番組一覧情報をデータベースから抽出し、メタデータ(CL−p)として生成した後、ユーザ側のプレゼンテーションエージェント(PA3)に送信する。
また、「顔写真」、「略歴」、「代表作品」といった情報も、別のラッパエージェント群からプレゼンテーションエージェント(PA)に送信される。なお、上述の情報は全てが得られるとは限らず、取得できた情報のみが出力される。図17では、代表作情報のメタデータがプレゼンテーションエージェント(PA1)に送信され、略歴情報のメタデータがプレゼンテーションエージェント(PA2)に送信される。
プレゼンテーションエージェント(PA1〜PA3)は、プロファイル処理装置のユーザ嗜好情報を参照しながら、受信したメタデータにフィルタリング処理や優先度情報の付加を行う。ここでは、例えば、ユーザがあまり番組を視聴しない時間帯の番組情報は、メタデータから削除したり(フィルタリング処理)、映画というジャンルをあまり好まないユーザに対しては、メタデータに低い優先度を付加したり(優先度情報の付加)等といったことが可能となる。
なお、図17において、プレゼンテーションエージェント(PA3)は、プロファイル装置を参照しユーザがあまり映画を見ないという嗜好情報を取得したとする。このため、インターフェースエージェント(IAp)に送信するメタデータ(PL−p)の優先度は低く設定されている。したがって、インターフェースエージェント(IAp)は、番組情報をユーザに提示せず、図17に示すようにメタデータ(PL−f)から得られる「代表作」やメタデータ(PL−p)から得られる「略歴」等を提示する。
<具体的な実施例2:番組関連情報提示システム>
図18は、本発明における情報提示の第2の具体的な実施例を示す図である。図18では、実施例として本発明を利用した番組関連情報提示システムの実現例について示している。
例えば、ユーザがテレビ番組を視聴している際に、番組中に出てきた場所についての詳しい情報を知りたくなったとする。ユーザは、キーボードや音声認識等のインターフェースから、「富士山に行きたい。」という文章(問合せ)を入力する。番組関連情報提示システムは、予めインターフェース装置に地名辞典等を登録しておき、登録された地名辞典等を利用して、富士山が地名であることを判別し、インターフェースエージェント(IAq)は、富士山の「概要」、「ここからの交通経路」、及び「天気」等といった情報を要求するUQLを生成する。インターフェースエージェント(IA)は、生成されたUQLを、通信ネットワークに接続された各ラッパエージェントに送信する。
ここで、図18では、交通経路を探索するWebサイト(s1)、及び天気予報Webサイト(s2)へアクセスするラッパエージェント(WA1)、(WA2)を有し、ラッパエージェント(WA1)、(WA2)から、夫々のWebサイト(s1)、(s2)へアクセスして「富士山への交通経路・所要時間」、「富士山のこれからの天気」等といった情報を抽出する。抽出した情報のメタデータは、プレゼンテーションエージェント(PA1)、(PA2)に送信される。プレゼンテーションエージェント(PA1)、(PA2)からのメタデータは、インターフェースエージェント(IAq)に送信され、上述のメタデータの統合処理等を行った後、テレビ画面(g1)の所定のレイアウト位置に表示される。
なお、レイアウトの生成時には、実際の番組を表示しているエリアを縮小してできる空き領域(a1)、(a2)を利用して情報を提示することにより、番組を見ながらそれらの情報を閲覧することが可能となる。
また、プレゼンテーションエージェント(PA)には自律性があるため、番組視聴中に重要な災害情報が入った場合等には、優先度を最大にした災害情報をインターフェースエージェント(IAq)に送信し、テレビ画面(g1)上に優先的に表示させることもできる。
上述したように本発明によれば、ユーザが所望する情報を効率的に取得して提示することができる。具体的には、各種コンテンツデータベースやWebサイトといった異種メディアからの情報検索が、各々のメディアに応じたアクセス手段を使うことなく、インターフェースエージェントに対して一度要求を伝えるだけで可能となる。
また、汎用問い合わせ言語UQLを利用してユーザ要求を記述することで、データベースやWebサイト側で最適な情報抽出手法を用いることができ、データの集中による検索速度の低下も回避できる。
また、ユーザの嗜好を反映した柔軟な情報提示を実現でき、テレビやPC等のディスプレイ上において効率的で多様な情報閲覧が可能となる。
このような情報提示システムの実現により、多くのメディアアクセス手段を使いこなせない高齢者や障害者といったユーザも、多種多様な情報を一元的に得ることが可能となり、情報デバイドの解消も期待できる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明における情報提示システムのシステム構成の一例を示す図である。 本発明における生成されたUQL記述の一例を示す図である。 オントロジを用いたUQL記述の一例を示す図である。 UQLを内包したACL記述の一例を示す図である。 ラッピング装置によるUQL変換の一例を示す図である。 XSLを用いたUQL変換の一例を示す図である。 コンテンツプロバイダ側からのデータ提供動作の一例を示す図である。 各エージェント間における情報提示処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。 プレゼンテーションエージェントにおけるフィルタリング処理手順を示す一例のフローチャートである。 フィルタリング処理の具体例を説明するための図である。 プレゼンテーションエージェントにおけるスタイルシート情報付加処理手順を示す一例のフローチャートである。 スタイルシート情報付加処理の具体例を説明するための図である。 プレゼンテーションエージェントにおける優先度情報付加処理手順を示す一例のフローチャートである。 優先度情報付加処理の具体例を説明するための図である。 インターフェースエージェントにて行われる統合処理手順を示す一例のフローチャートである。 統合処理の具体例を説明するための図である。 本発明における情報提示の第1の具体的な実施例を示す図である。 本発明における情報提示の第2の具体的な実施例を示す図である。
符号の説明
10 情報提示システム
11 情報提示装置
12 コンテンツプロバイダ
13 通信ネットワーク
14 インターフェース装置
15 提示内容生成装置
16 プロファイル処理装置
17 ラッピング装置
18 コンテンツDB

Claims (10)

  1. ユーザから入力された問合せ情報に基づいて、少なくとも1つのコンテンツプロバイダからコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記ユーザに提示するための情報提示システムにおいて、
    前記問合せ情報から前記コンテンツプロバイダに問合せするための共通の問合せ言語を生成する第1のエージェントと、
    前記コンテンツプロバイダ毎に蓄積されるコンテンツから前記共通の問合せ言語に基づいてコンテンツを取得する第2のエージェントと、
    前記第2のエージェントから得られるコンテンツと、前記ユーザが視聴したコンテンツの視聴履歴情報から生成されるユーザ嗜好値とに基づいて、前記コンテンツに提示内容情報を付加する第3のエージェントとを有することを特徴とする情報提示システム。
  2. 前記第1のエージェントは、
    前記第3のエージェントから得られる提示内容情報と、予め設定された提示条件とに基づいて、提示用レイアウトを生成することを特徴とする請求項1に記載の情報提示システム。
  3. 前記第2のエージェントは、
    前記第1のエージェントにより生成された共通の問合せ言語から前記コンテンツプロバイダに蓄積されるコンテンツのデータ形式に基づいて問合せ言語を変換することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報提示システム。
  4. 前記第2のエージェントは、
    前記コンテンツのデータ形式に基づいて変換された問合せ言語に基づいて取得したコンテンツからメタデータを生成し、前記第3のエージェントに出力することを特徴とする請求項3に記載の情報提示システム。
  5. 前記第3のエージェントは、
    前記ユーザ嗜好値に基づいて、前記コンテンツに対してフィルタリング処理、スタイルシート付加処理、優先度情報付加処理の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とする請求項1項に記載の情報提示システム。
  6. 前記共通の問合せ言語は、UQLであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報提示システム。
  7. ユーザから入力された問合せ情報に基づいて、少なくとも1つのコンテンツプロバイダからコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記ユーザに提示するための情報提示装置において、
    前記問合せ情報から前記コンテンツプロバイダに問合せするための共通の問合せ言語を第1のエージェントにより生成し、前記コンテンツプロバイダに設けられる第2のエージェントに送信する言語生成送信手段と、
    前記ユーザが視聴したコンテンツの視聴履歴を蓄積し、蓄積した視聴履歴情報からユーザ嗜好値を生成するプロファイル手段と、
    前記第2のエージェントにより取得されたコンテンツを受信し、受信したコンテンツと、前記プロファイル手段より得られる前記ユーザ嗜好値とに基づいて、第3のエージェントにより前記コンテンツに提示内容情報を付加する提示内容付加手段とを有することを特徴とする情報提示装置。
  8. 前記提示内容付加手段により得られる提示内容情報と、予め設定された提示条件とに基づいて、提示用レイアウトを生成するレイアウト生成手段を有することを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。
  9. 前記提示内容付加手段は、
    前記ユーザ嗜好値に基づいて、前記コンテンツのフィルタリング、スタイルシートの付加、優先度情報の付加の少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項7又は8に記載の情報提示装置。
  10. ユーザから入力された問合せ情報に基づいて、少なくとも1つのコンテンツプロバイダからコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記ユーザに提示する処理をコンピュータに実行させる情報提示プログラムにおいて、
    前記問合せ情報から前記コンテンツプロバイダに問合せするための共通の問合せ言語を第1のエージェントにより生成し、前記コンテンツプロバイダに設けられる第2のエージェントに送信する言語生成送信処理と、
    前記第2のエージェントにより取得されたコンテンツを受信し、受信したコンテンツと、前記ユーザが視聴したコンテンツの視聴履歴情報から生成されるユーザ嗜好値とに基づいて、第3のエージェントにより前記コンテンツに提示内容情報を付加する提示内容付加処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする情報提示プログラム。

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