JP2005069072A - 容量制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変容量圧縮機のスムースな吐出容量制御を可能にする容量制御弁を提供すること。
【解決手段】電磁コイル213を有するソレノイド部に、作動流体が流入する内部を有するチューブ212を設ける。チューブに可動鉄心即ちプランジャー208を移動自在に嵌合させる。プランジャーにはソレノイドロッド部209を連結する。ソレノイドロッド部が貫通する内部孔207aを有した固定鉄心207をプランジャーと対向に配置する。ソレノイドロッド部と連結する作動ロッド206aに連動する弁体206にて制御流体通孔203aを開閉する。プランジャーには作動流体を両側に通過させる連通路208a,208g,208hを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、容量制御弁に関し、特に車両用空調装置に備えられその吐出容量を制御するのに適した容量制御弁に関する。
容量制御弁を備えた可変容量圧縮機の一例は特許文献1に開示されている。その可変容量圧縮機の容量制御弁について、図5を参照して説明する。
図5の容量制御弁10は、可変容量圧縮機の圧力Pdをもつ吐出圧領域と圧力Pcをもつクランク室とを連通する弁孔11を調整する可動の弁体12を備えている。弁体12はロッド13に支持されている。ロッド13には可動鉄心即ちプランジャー14が連結されている。プランジャー14は、弁本体15の端部に対しOリング16を介して密接状態に接するパイプホルダ17に取り付けられたパイプ18によって、摺動自在に支持されている。そして、ソレノイド部19の電磁力を利用してプランジャー14を移動させ、これにより設定吸入圧力を変更できるようにしている。
図5の容量制御弁にあっては、吸入室の吸入圧力Psが導かれる吸入ポート21は吸入通路22を介して感圧室23に連通している。そのため、プランジャー14は吸入圧力Psに曝されることになるので、プランジャー14とパイプ18との隙間に、冷媒とともにオイルも流入してしまう。プランジャー14とパイプ18との隙間は極めて小さく設計されるため、オイルが流入するとオイルの粘性抵抗でプランジャー14を動かすための摩擦力が増大する。最悪の場合には、流入したオイルによりプランジャー14とパイプ18との隙間がシールされ、プランジャー14の背面側が密閉状態になる恐れがある。このような場合、ソレノイド部19の電磁力を多少変化させてもプランジャー14が移動せず、弁体12のスムースな動きが阻害され、クランク室内の圧力調整が不安定となり、可変容量圧縮機の吐出容量制御がスムースに行われなくなる。
特開平11−218078号公報
それ故に本発明の課題は、可変容量圧縮機のスムースな吐出容量制御を可能にする容量制御弁を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、ソレノイド部を有する容量制御弁であって、前記ソレノイド部に設けられて作動流体が流入する内部を有するチューブと、前記チューブに移動自在に嵌合する可動鉄心と、前記可動鉄心に連結するソレノイドロッド部と、前記ソレノイドロッド部が貫通する内部孔を有して前記可動鉄心と対向に配置された固定鉄心と、前記ソレノイドロッド部と連結する作動ロッドと、前記作動ロッドに有して制御流体通孔を開閉する弁体とを具備し、前記可動鉄心には前記作動流体を両側に通過させる連通路を有することを特徴とする容量制御弁が得られる。
請求項2に記載の発明によれば、前記可動鉄心は外周面に前記チューブと摺動する摺動部を有すると共に前記摺動部より固定鉄心側が前記摺動部の径より小径に形成された非接触部を有することを特徴とする請求項1に記載の容量制御弁が得られる。
請求項3に記載の発明によれば、前記連通路は前記可動鉄心の軸方向穴と前記軸方向穴から前記非接触部に通じる貫通孔により形成されていることを特徴とする請求項2に記載の容量制御弁が得られる。
請求項4に記載の発明によれば、前記連通路は少なくとも前記可動鉄心の摺動部に軸方向へ突き抜ける溝により形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の容量制御弁が得られる。
請求項1に係わる発明の容量制御弁によれば、可動鉄心の一端側に流入した作動流体にオイル等の液体が含まれている。この液体が可動鉄心の摺動部とチューブの内周面に付着すると、可動鉄心の摺動時に液体の介在により可動鉄心の摺動抵抗が大きくなる。又、可動鉄心の摺動部とチューブの内周面との間の周囲に液体が介在すると可動鉄心の背面側の空所が密閉状態になる。この為に可動鉄心の動きが悪化する。しかし、本発明のように可動鉄心に両端へ貫通する連通路が設けられているので、この連通路より液体が可動鉄心の両側へ流通する。この為に、可動鉄心の摺動部に不要な液体が介在するのを防止できるので、ソレノイド部に流れる電流の大きさに対して可動鉄心の応答性が優れる。そして、容量制御弁は制御流体を正確に制御する効果が期待できる。
請求項2に係わる発明の容量制御弁によれば、可動鉄心の外周面が摺動部と非接触部に形成されているので、摺動部に液体が介在しても液体は直ぐに非接触部へ流れるので、可動鉄心の摺動抵抗が増加するのを効果的に防止できる。又、摺動部に液体が介在して可動鉄心の空所が密閉されても、この空所内に発生する圧力により液体が直ぐに摺動部から排出されるから、可動鉄心の作動に優れた効果を奏する。
請求項3に係わる発明の容量制御弁によれば、可動鉄心の連通路が可動鉄心に設けた軸方向穴と非接触部へ貫通する貫通孔とにより形成されているから、可動鉄心の背面に介在する液体が容易に連通路から排出されやすくなる。この為に、可動鉄心の摺動部に液体が介在しなくなるから、可動鉄心の摺動抵抗を小さくして可動鉄心と共に弁体の応答性が向上する効果を奏する。
請求項4に係わる発明の容量制御弁によれば、可動鉄心の摺動部に軸方向を成す溝が設けられているから、摺動部に付着した液体は、この溝から容易に排出される。更に、摺動部の溝により摺動部の周面に介在する液体が周方向に断続になるので、可動鉄心の背面側の空所が密閉されずに可動鉄心の作動力に対する応答性が向上する効果を奏する。
図2は本発明の実施の形態に係る容量制御弁を用いたクラッチレス可変容量圧縮機を示す図である。図2を参照すると、可変容量圧縮機50は車両用空調装置などに使用されて冷媒ガスなどの作動流体を圧縮するものであり、複数のシリンダボア51aを備えたシリンダブロック51と、シリンダブロック51の一端に設けられたフロントハウジング52と、シリンダプロック51に弁板装置54を介して設けられたリアハウジング53とを備えている。シリンダプロック51とフロントハウジング52とによって規定されるクランク室55内を横断して、駆動軸56が設けられている。駆動軸56の中心部の周囲には、斜板57が配置されている。斜板57は、駆動軸56に固着されたロータ58と連結部59を介して結合し、駆動軸56に沿ってその傾角が変化可能となっている。
駆動軸56のー端は、フロントハウジング52の外側に突出したボス部52a内を貫通して、外側まで延在している。駆動軸56の先端部にはねじが形成されて、ナット74により動力伝達板72が固定されている。またボス部52aの周囲にベアリング60を介してプーリー71が設けられている。プーリー71は固定ボルト73により動力伝達板72と連結されている。したがってプーリー71の回転により駆動軸56が回転するように構成されている。
駆動軸56とボス部52aとの間には、シール部材52bが挿入され、内部と外部とを遮断している。駆動軸56の他端は、シリンダプロック51内にあり、支持部材78によって支持されている。尚、符号75,76,及び77は、ベアリングである。
シリンダボア51a内には、ピストン62が配置されている。ピストン62の内側の一端のくぼみ62a内には、斜板57の外周部の周囲が収容され、シュー63を介して、ピストン62と斜板57とが互いに連動する構成となっている。
リアハウジング53には、吸入室65及び吐出室64が区画形成されている。吸入室65は、シリンダボア51aに、弁板装置54に設けられた吸入ポート81、及び図示しない吸入弁を介して連絡している。吐出室64は、シリンダポア51aに、図示しない吐出弁、及び弁板装置54に設けられた吐出ポート82を介して連絡している。
また、リアハウジング53の後壁の窪み内に容量制御弁200が設けられている。容量制御弁200は吐出室64とクランク室55とを接続する連通路68及び66の開度を調整し、クランク室55への作動流体即ち吐出ガスの導入量を制御する。またクランク室55内のガスは駆動軸56の他端とベアリング77との隙間、気室84、及び固定オリフィス83を介して吸入室65に流れる。
したがって容量制御弁200による連通路68及び66の開度の調整によりクランク室圧力を変化させ、ピストンストロークを調整することが可能である。
図1は容量制御弁200の詳細を示す図である。
図1を参照すると、容量制御弁200は、感圧室201に配設され、吸入室65の圧力(以下、吸入室圧力と呼ぶ)を受圧し、内部を真空にしてばねを配置した感圧部材として機能するベローズ202と、このベローズ202にその一端が当接し、弁ケーシング203に摺動可能に支持された感圧ロッド204と、この感圧ロッド204と一体形成され、ベローズ202の伸縮に応じて制御流体通孔203aを開閉する弁体206と、この弁体206と一体の弁軸即ち作動ロッド206aを摺動可能に支持する固定鉄心207と、作動ロッド206aの一端にその一端が当接し、固定鉄心207の内部孔207aに非接触で挿通されたソレノイドロッド部209と、ソレノイドロッド部209の他端に連結され、固定鉄心207に軸方向で対向に配置された可動鉄心としての鉄製のプランジャー208と、プランジャー208を閉弁方向に押圧するコイルスプリングなどのばね210と、プランジャー208に嵌合してその外周部に摺動することでプランジャー208を軸方向に移動自在に支持しかつソレノイドハウジング211に固定された、作動流体が流入する内部を有する非磁性体のチューブ212と、チューブ212の外周でソレノイドハウジング211の内部に配置された電磁コイル213とから構成されている。ここで、弁体206は、要するに、吐出室64から連通路68、連通孔203b、弁室205、制御流体通孔203a、連通孔203c、及び連通路66を経由してクランク室55に至る連通路に設けた制御流体通孔203aの開度を調整するものである。なお、ソレノイドハウジング211及び電磁コイル213を合せてここではソレノイド部と呼ぶ。
ベローズ202はその図中下端をベローズガイド214により支持されている。このベローズガイド214は、感圧室201の下端を形成する圧力設定部材215に摺動可能に支持されている。圧力設定部材215とベローズガイド214の間にはベローズ202を開弁方向に押圧するばね216が配置されている。圧力設定部材215は容量制御弁200が所定の圧力設定になるように弁ケーシング203への圧入量が調整され固定される。
感圧室201と固定鉄心207の内部孔207aとは導圧路203dにより連通している。したがって固定鉄心の内部孔207aに突出している作動ロッド206aの一端、固定鉄心207、プランジャー208、及びばね210は吸入室圧力に曝されている。弁体206に閉弁方向の吐出圧力の力が実質的に作用しないように、作動ロッド206aの断面積は制御流体通孔203aの面積よりわずかに大きく設定されている。尚、弁室205側から作動ロッド206aと作動ロッド206aの支持部207bとの隙間を介して固定鉄心の内部孔207aに向けて冷媒の漏れが発生するが、これは微小流量であり、導圧路203d及び感圧室201を介して吸入室65に流れ、固定鉄心207の内部孔207a領域の圧力には影響はない。
電磁コイル213で発生する電磁力は、プランジャー208及びソレノイドロッド部209を介して作動ロッド206aの一端に作用する。即ち、電磁力は閉弁方向に作用するものである。
したがって、この容量制御弁200では、実質的に吐出圧力の影響をほとんど受けず、電磁コイル213への通電量により一義的に吸入室圧力制御点を決めることができる。
また、ばね216の押圧力はばね210の押圧力より大きく設定されているため、吸入室圧力が極めて高く、ベローズ202が完全に収縮した状態でも、電磁コイル213を消磁した時は、ばね216の押圧力によりベローズ202を介して弁体206を押し上げ、制御流体通孔203aを開放することができる。つまり電磁コイル213を消磁すれば、いかなる状態でも吐出室64とクランク室55の連通路85及び86を強制開放でき、クランク室55に吐出ガスを導入して圧縮機を最小容量に維持できる。なお、連通孔203bの入口側にはフィルタ217が装着され、吐出室64から容量制御弁200内部に流入する異物を抑制する構造となっている。
図3はプランジャー208をソレノイドロッド部209の一部と共に示す拡大断面図であり、図4はプランジャー208のみの斜視図である。
図3及び図4を参照すると、プランジャー208は実質的に円筒形のものであるが、内部の下端側にソレノイドロッド部209の上端部209aが嵌合固定され、これにより上端側にのみチューブ212の密閉底部212aに対向する軸方向穴208aが残されている。プランジャー208の外周面は、プランジャー208のソレノイドロッド部209とは反対側の端面208bの近くに形成されてチューブ212の内面に実質的に摺動する摺動部208cと、摺動部208cよりも小径であってチューブ212の内面から実質的に接触しないように離間した非接触部208dと、摺動部208c及び非接触部208dの境界の段差208eとを有している。非接触部208dは、プランジャー208のソレノイドロッド部209側の端面208fまでのびている。プランジャー208には、軸方向穴208aを外周面に連通させた一対の貫通孔208gが形成されている。図1に示したばね210はプランジャー208の軸方向穴208aに配置される。
図1、図3、及び図4を参照して、説明を続ける。プランジャー208の外周部に段差208eを設けてチューブ212に接触する大径の摺動部208cの長さを短くしている。これにより、プランジャー208の摺動長さが低減するため、プランジャー208での摩擦力が低減する。尚、固定鉄心207とこれに対向するプランジャー208とで適切な磁路を形成するために、小径の非接触部208dは磁気特性が悪化しない程度に摺動部208cよりわずかに小さく設定してある。
プランジャー208の非接触部208dとばね210が配置されている軸方向穴208aとを連通する貫通孔208gが形成され、プランジャー208とチューブ212との間、軸方向穴208a、及び貫通孔208gが、プランジャー208の軸方向両側間を連通させる連通路を構成することになるため、プランジャー208とチューブ212の閉塞底部212aとの間の空所219が密閉状態になることはない。したがって、ソレノイドロッド部209の下端面、即ち、プランジャー208とは反対側の端面209bが吸入圧力に曝されていることで、固定鉄心207とソレノイドロッド部209との隙間、及びプランジャー208とチューブ212との隙間を通って冷媒ガス中のオイルが空所219に流入したとしても、プランジャー208の移動が妨げられる虞はない。したがって、ソレノイド部の電磁力に応じて弁体206がスムースに動作する。
さらに、プランジャー208の外周面には、固定鉄心207側の端面から固定鉄心207とは反対側の端面まで貫通孔208gを通って軸方向に突き抜けてのびた一対の溝208hが形成されている。即ち、貫通孔208gは、段差208eの近傍で非接触部208d、特に、溝208hに開口している。溝208hは、非接触部208dを摺動部208cよりも小径にするのみでは貫通孔208gの開口端部とチューブ212との隙間が小さくて十分な面積の通路が確保できない場合には、通路面積を確保する点で効果的である。
なお、溝208hの数は任意に変更可能である。
本発明の容量制御弁は、車両用空調装置に用いられる可変容量圧縮機に適用できる。
本発明の実施の形態に係る容量制御弁の断面図である。 図1の容量制御弁を用いた可変容量圧縮機の断面図である。 図1の容量制御弁のプランジャーをソレノイドロッドの一部と共に示す拡大断面図である。 図1の容量制御弁のプランジャーのみの斜視図である。 従来の容量制御弁の一例を示す断面図である。
符号の説明
10 容量制御弁
11 弁孔
12 弁体
13 ロッド
14 プランジャー
15 弁本体
16 Oリング
17 パイプホルダ
18 パイプ
19 ソレノイド
21 吸入ポート
22 吸入通路
23 感圧室
50 可変容量圧縮機
51 シリンダブロック
51a シリンダボア
52 フロントハウジング
52a ボス部
52b シール部材
53 リアハウジング
54 弁板装置
55 クランク室
56 駆動軸
57 斜板
58 ロータ
59 連結部
60 ベアリング
62 ピストン
62a くぼみ
63 シュー
64 吐出室
65 吸入室
66,68 連通路
71 プーリー
72 動力伝達板
73 固定ボルト
74 ナット
75,76,77 ベアリング
78 支持部材
81 吸入ポート
82 吐出ポート
83 固定オリフィス
84 気室
200 容量制御弁
201 感圧室
202 ベローズ
203 弁ケーシング
203a 制御流体通孔
203b 連通孔
203c 連通孔
203d 導圧路
204 感圧ロッド
205 弁室
206 弁体
206a 作動ロッド
207 固定鉄心
207a 内部孔
207b 支持部
208 プランジャー(可動鉄心)
208a プランジャーの軸方向穴
208b 端面
208c 摺動部
208d 非接触部
208e 段差
208f 端面
208g 貫通孔
208h 溝
209 ソレノイドロッド部
209a ソレノイドロッド部の上端部
209b ソレノイドロッド部の下端面
210 ばね
211 ソレノイドハウジング
212 チューブ
213 電磁コイル
214 ベローズガイド
215 圧力設定部材
216 ばね
217 フィルタ
219 空所

Claims (4)

  1. ソレノイド部を有する容量制御弁であって、前記ソレノイド部に設けられて作動流体が流入する内部を有するチューブと、前記チューブに移動自在に嵌合する可動鉄心と、前記可動鉄心に連結するソレノイドロッド部と、前記ソレノイドロッド部が貫通する内部孔を有して前記可動鉄心と対向に配置された固定鉄心と、前記ソレノイドロッド部と連結する作動ロッドと、前記作動ロッドに有して制御流体通孔を開閉する弁体とを具備し、前記可動鉄心には前記作動流体を両側に通過させる連通路を有することを特徴とする容量制御弁。
  2. 前記可動鉄心は外周面に前記チューブと摺動する摺動部を有すると共に前記摺動部より固定鉄心側が前記摺動部の径より小径に形成された非接触部を有することを特徴とする請求項1に記載の容量制御弁。
  3. 前記連通路は前記可動鉄心の軸方向穴と前記軸方向穴から前記非接触部に通じる貫通孔により形成されていることを特徴とする請求項2に記載の容量制御弁。
  4. 前記連通路は少なくとも前記可動鉄心の摺動部に軸方向へ突き抜ける溝により形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の容量制御弁。

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