JP2005065842A - ラケットフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】 軽量で良好な耐久性を確保し、剛性が高く、かつ、高反発なテニス用のラケットフレームを提供する。
【解決手段】 テニス用の繊維強化樹脂製のスリーブからなるラケットフレーム10であって、ストリング無しの重量が180g以上270g以下で、ストリングを張架していない状態での面内方向の2次固有振動数(F1)が200Hz以上320Hz以下、面外方向の2次固有振動数(F2)が480Hz以上650Hz以下であり、かつ、F1/F2を0.3以上0.6以下に設定している。
【選択図】図1

Description

本発明は、テニス用ラケットフレームに関し、特に、軽量で良好な耐久性及び高い剛性を確保しながら、反発性能を高めるものである。
近年,ラケットフレームは、軽量性,高剛性,高強度,耐久性等の性能が要求されており、その構成材料は繊維強化樹脂が主流となっている。通常、ラケットフレームは炭素繊維のような高強度,高弾性率の繊維で強化された熱硬化性樹脂から成形されている。この熱硬化性樹脂をマトリクス樹脂とする繊維強化樹脂は剛性が高く反発性に優れたものであるが、衝撃を受けた時に振動が発生しやすく、プレーヤーがテニスエルボーになりやすい問題がある。
そのため、近年、振動減衰性に優れた熱可塑性樹脂をマトリクス樹脂とし、連続繊維にて強化した繊維強化熱可塑性樹脂製のラケットフレームが提供されている。この繊維強化熱可塑性樹脂からなるラケットフレームは熱可塑性樹脂の持つ靭性の高さを反映して,従来の熱硬化性樹脂製ラケットでは達しなかった耐衝撃性、振動減衰性などの特性が得られている。
しかしながら、一般に熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂と比較して、弾性率・強度の環境依存性が大きく、ラケットフレームの使用環境により、剛性等の特性が変化しやすいという欠点がある。
加えて、女性やシニア層といった少ない力で飛び性能を要求する層に対応するため、ラケットの操作性・反発性が重要視され、ますます軽量化(慣性モーメントの低減)、高反発化が望まれるようになってきている。
反発性能を向上させる手段として、下記の3通りの方法が従来、採用されている。
(1)ラケットフレームの重量を付加し、慣性モーメントを増大させる。
(2)打球面を大きくする。
(3)ラケットフレームの面外剛性を上げ、面内剛性を下げる。
しかしながら、上記(1)の手段ではラケットフレームの操作性の低下を伴い、軽量化を図れない。(2)の手段ではラケットフレームの重量が増加し、慣性モーメントが増大して、操作性の低下を伴う。さらに、(3)の手段では積層構造、断面形状の変更を伴い、高弾性にすれば強度が低下し、強度を考慮すれば重量増加を伴う問題がある。
本出願人は、先に特開2003−38683号において、面内2次固有振動数を340Hz以上460Hz以下に調節することにより、スイートエリアの広いラケットを提供しているが、反発性能の向上には改善の余地がある。
また、特開2000−61004号において、内周側のガット穴径を大きくしてガットの変形量を大きくすることにより、反発性能を向上させたテニスラケットを提供しているが、ガット穴周りの強度が低下してフレームの耐久性が低下し、強度を向上させようとすると、ラケットフレームの重量が増大するという問題がある。
さらに、特許第2991129号において、ラケットフレームの内周面を凹状にしてスイートエリアを拡大したテニスラケットが提供されているが、断面周長が大きくなることにより重量が増加し、かつ、耐久性が低下するという問題がある。
さらにまた、登録実用新案第3090850号において、ストリング挿通部の内周面側を凹ませているラケットが提供されているが、面内方向の剛性が低下し、面安定性が低下するという問題がある。
特開2003−38683号公報 特開2000−61004号公報 特許第2991129号公報 登録実用新案第3090850号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、軽量で良好な耐久性を確保し、剛性が高く、かつ、高反発なラケットフレームを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、繊維強化樹脂製のスリーブからなるテニス用のラケットフレームであって、
ストリング無しの重量が180g以上270g以下で、
ヘッド部で囲まれる打球面にストリングを張架していない状態での面内方向の2次固有振動数(F1)が200Hz以上320Hz以下、面外方向の2次固有振動数(F2)が480Hz以上650Hz以下で、かつ、F1/F2を0.3以上0.6以下に設定していることを特徴とするラケットフレームを提供している。
本発明は、鋭意研究及び試打テストを含む実験の結果により知見したものであって、軽量のテニスラケットの反発性能を向上させるには、ストリングの固有振動数と面外方向の2次固有振動数を近接させるのが有効であり、さらに、ストリングの固有振動数と面内方向の2次固有振動数を近接させ、該面内方向の2次固有振動数(F1)と面外方向の2次固有振動数(F2)との関係(F1/F2)が上記0.3以上0.6以下の関係とすることが反発性能を高める上で最も有効であることが確認出来た。
まず、ストリングの固有振動数と面外方向の2次固有振動数が近接したときに反発性能が向上するのは、ストリングの位置と面外2次の振動モードの位置が一致しているためである考えられる。面外2次の振動波形とストリングの振動波形は、ラケットの打球面の範囲で振動モードが同じになるため、反発性能が大きくなる。即ち、面外方向の2次固有振動数をストリングの固有振動数に合わせること(インピーダンスマッチング)により、エネルギーロスが抑えられ反発性能が向上する。
さらに、テニスラケットの反発性能をさらに向上させるには、ストリングの固有振動数に対して面外方向の2次固有振動数を近接させると共に、面内方向の2次固有振動数もストリングの固有振動数に近接させることが有効である。
これは、実際にプレーする際はストリングを張架した状態であるため、反発性能を向上させるには、ストリングを張架した状態での固有振動数を考慮する必要がある。しかし、ストリングを通常の45lbs〜55lbsで張架した状態で、ラケットフレームの面内方向の2次固有振動数を測定すると、面内方向の2次固有振動数は、ストリングを張架していない時と比べ300〜400Hz増加することが判明した。
このように、面内方向の2次固有振動数はストリングを張架すると大幅に増加するため、ストリングの固有振動数と面内方向の2次固有振動数を近接させるにあたり、ストリングを張架していない状態での面内方向の2次固有振動数をストリングの固有振動数よりも小さく設定しておく必要がある。
一方、ストリングを通常の45lbs〜55lbsで張架した状態で、ラケットフレームの面外方向の2次固有振動数を測定すると、面外方向の2次固有振動数は、ストリングを張架していない時と比べ2〜3%減少するため、ストリングを張架していない状態での面外方向の2次固有振動数をストリングの固有振動数よりも若干大きく設定しておくことが好ましい。
なお、通常の45lbs〜55lbsのテンションでストリングを張架した場合、ストリングの固有振動数は450Hz〜600Hzとなる。
そこで、本発明では、ストリングを張架していない状態での面内方向の2次固有振動数(F1)を200Hz以上320Hz以下、面外方向の2次固有振動数(F2)を480Hz以上650Hz以下とし、かつ、F1/F2を0.3以上0.6以下に設定している。 即ち、ストリングを張架していない状態でのラケットフレームの面内方向の2次固有振動数を小さく、面外方向の2次固有振動数を大きく設定しているため、ラケットフレームにストリングを張架したときの面内方向の2次固有振動数と面外方向の2次固有振動数をストリングの固有振動数に近付けることができ、反発性能を向上させることができる
ストリングを張架していない状態での面内方向の2次固有振動数(F1)を200Hz以上320Hz以下とし、好ましくは、220Hz以上300Hz以下としている。これは200Hz未満であると面内剛性が低下し、面安定性が低下するためであり、320Hzを越えるとストリングを張架した状態での面内方向の2次固有振動数をストリングの固有振動数に近付けることができず、反発性能を十分に向上させることができないためである。
一方、面外方向の2次固有振動数(F2)を480Hz以上650Hz以下とし、好ましくは、500Hz以上630Hz以下である。これは480Hz未満あるいは650Hzを越えると、ストリングを張架した状態での面外方向の2次固有振動数をストリングの固有振動数に近付けることができず、反発性能を十分に向上させることができないためである。
かつ、F1/F2を0.3以上0.6以下と、好ましくは0.35以上0.55以下である。0.3以上0.6以下としているのは、0.3未満あるいは0.6より大きいと、ストリングを張架した状態での面内、面外方向の2次固有振動数のいずれか一方をストリングの固有振動数に近付けることができず、反発性能を十分に向上させることができないためである。
上記ラケットフレームの面内方向の2次固有振動数と面外方向の2次固有振動数の調節は、例えば、ラケットフレームを形成するプリプレグの強化繊維の繊維角度を従来と異ならせる、フレームの幅寸法、厚さ寸法、断面形状を変更する等により調節することができる。
上記面内方向の2次固有振動数(F1)と面外方向の2次固有振動数(F2)とを(F1/F2)が0.3以上0.6以下の関係とする手段として、ヘッド部の内周部の少なくとも一部に、フレーム長手方向の最大幅が直交方向のフレーム厚み方向の最大幅よりも狭い楕円形状あるいは長円形状の凹部を設けることが好ましい。
上記のように凹部を設けると、ラケットフレームの内周長を長くすることができ、成形時の皺の原因である内外周長の差を小さくして、クラックやひび割れを防止してラケットフレームの強度を高めることができる。よって、強化樹脂を樹脂で含浸したプレプレグの積層枚数、繊維角度を変更することなく、即ち、基本設計を変更することなく、かつ、ラケットフレームの強度を低下させることなく主として面内方向の2次固有振動数を小さくでき、簡単に(F1/F2)を0.3以上0.6以下の範囲内に設定することができる。
例えば、上記凹部はヨークと組み合わせて楕円形状あるいは長円形状の打球面を形成する上記ヘッド部の4つのコーナ部の内周部に設けている。4つのコーナ部は、打球面を時計面とみてトップを12時間とすると、2時、4時、8時、10時の近傍位置である。
上記凹部をガット孔周縁に形成し、凹部の中心にガット孔を形成すると、該ガット孔を通るストリングの実質有効長さを大とできるため、ストリングの反発性能を高めることができる。上記2、4、8、10時のガット孔に張架するストリングは打球面の中央部のスイートエリアを囲む外周位置であるため、外周位置のストリングの反発性能を高めることで、スイートエリアを実質的に拡大でき、反発性能を高めることができる。
上記凹部はコーナ部に代えて、最大幅部の3時と9時の近傍に設けてもよい。此の場合、スイートエリアを通るストリングの実質有効長さを大として、スイートエリアでの反発性能をより高めることができる。
また、上記凹部はガット孔の周縁ではなく、隣接するガット孔に挟まれた内周部を窪ませて設けてもよい。此の場合、ストリングの実質有効長さを大とする作用はないが、ストリングに影響を受けずに、ヘッド部の面内と面外との2次固有振動数の関係を(F1/F2)を0.3以上0.6以下となるように設計することができる。
上記繊維強化プリプレグとしては、主として、強化繊維をカーボン繊維とし、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)で含浸した繊維強化プリプレグが好適に用いられる。なお、強化繊維はカーボン繊維の他、アラミド繊維、ボロン繊維、芳香族ポリアミド繊維、芳香族ポリエステル繊維、超高分子ポリエチレン繊維が用いられる。
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、ストリングを張架していない状態でのラケットフレームの面内方向の2次固有振動数を小さく、面外方向の2次固有振動数を大きく設定しているため、テニスラケットにストリングを張架したときの面内方向の2次固有振動数と面外方向の2次固有振動数をストリングの固有振動数に近付けることができ、反発性能を向上させることができる。
また、ヘッド部の内周部に凹部を設けると、ラケットフレームの内周長を長くすることができ、成形時の皺の原因である内外周長の差を小さくして、クラックやひび割れを防止してラケットフレームの強度を高めることができる。よって、上記凹部をヘッド部の内周面に設けることにより、ラケットフレームの強度を低下させることなく面内、面外の2次固有振動数を調節することができる。とくに、該凹部をガット孔の周縁に設け、ガット孔を凹部の底面に穿設すると、ストリングの実質有効長さを大としてストリングの反発性能を高めることができる。よって、ヘッド部のコーナ部にガット孔の周縁に凹部を設けると、スイートエリア回りのストリングの反発性能をたかめ、スイートエリアを拡大できる。また、スイートエリアを通るストリングのガット孔の周縁に凹部を設けると、スイートエリア内のストリングの反発性能を高めることできる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の実施形態のテニス用のラケットフレーム1を示し、ラケットフレーム1は、繊維強化樹脂製のパイプからなり、打球面を囲むヘッド部11、スロート部12、シャフト部13、グリップ部14を連続的に形成している。スロート部12の両側枠の間の先端に第1ヨーク15を設け、スロート部12の長さ方向の略中間部に第2ヨーク16を設けている。また、ヘッド部11と第1ヨーク15により楕円形状の打球面Fを形成し、ヘッド部11に設けたガット孔にストリングを通して、該打球面Fにストリングを張架するようにしている。なお、ヘッド部11の打球面Fと直交方向の厚みDを28mmとしている。
ラケットフレーム1は、強化繊維を平行に引き揃えて熱硬化性樹脂に含浸させたプリプレグを積層したスリーブからなる予備成形体を作製し、これを金型のキャビテイ内に挿入し、加熱硬化して形成している。
ラケットフレーム1の軸線方向(長さ方向)に対するプリプレグの繊維角度を0°、30°、45°として層によって異ならせ、繊維角度0°、30°、45°のプリプレグの重量の比を2:4:4としている。
上記プリプレグの強化繊維はいずれも炭素繊維を用い、マトリクス樹脂としてエポキシ樹脂を用いている。
図2(A)に示すように、楕円形状の打球面Fの4つのコーナ部、詳細には打球面Fを時計面とし、トップ位置11tを12時としたときの2時、4時、8時、10時の位置及びその近傍のガット孔20は、図2(B)(C)に示すように、内周部11a、外周部11bに穿設した内周側ガット孔20a、外周側ガット孔20bの径は同一とする一方、内周側ガット孔20aの回りに最大深さdを2mmとする複数の凹部30を間隔をあけて形成している。なお、「深さd」とは、凹部30を形成していない箇所の内周部11aと連続する仮想内周部からの深さを指し、後述する実施例、比較例についても同様である。
上記凹部30は、図2(B)に示すように、各内周側ガット孔20aを中心とし、長径L1をフレーム厚みD方向、短径L2をフレーム長手方向とする楕円形状とし、本実施形態では、凹部30の長径L1を20mm、短径L2を10mmとしている。この凹部30をフレーム長さ方向に垂直に切断した断面形状は、図2(C)に示すように、略直線状となるように形成している。
ヘッド部11の他の箇所に設けるガット孔21は内周部のガット孔の回りに凹部を設けていない。また、第1ヨーク15には長さ方向に沿って1つの長尺なストリング挿通孔22を設け、該ストリング挿通孔22に該第1ヨーク15を通過する全てのストリングを通るようにし、第2ヨーク16にストリングを1本ずつ通すガット孔23を設けている。
上記ラケットフレーム1は、ストリングを張架していない状態の重量を246g、バランスを360mmとしている。また、ストリングを張架していない状態で測定した面内方向の2次固有振動数(以下、「面内2次固有振動数」と称す)(F1)が232Hz、面外方向の2次固有振動数(以下、「面外2次固有振動数」と称す)(F2)が555Hzとなるように設定しており、F1/F2を0.42としている。
一方、ラケットフレームにストリングを張架した状態で測定した面内2次固有振動数(F1’)は550Hz、面外2次固有振動数(F2’)は539Hz、ストリングの固有振動数(S)は526であり、|F1’−S|(F3)は24、|F2’−S|(F4)は13、F3+F4は37である。
上記構成のように、ラケットフレーム1では積層するプリプレグの繊維角度を異ならせると共に、所要箇所の内周部側のガット孔20aの周縁に凹部30を設け、該凹部30の底面にガット孔20aをあけていることで、ストリングを張架していない状態での面内2次固有振動数F1を小さく、面外2次固有振動数F2を大きく設定し、前記したように、F1/F2を0.42としている。
よって、図3に示すようにストリングSを打球面Fに張架した時の面内2次固有振動数F1と面外2次固有振動数F2をストリングの固有振動数に近付けることができ、反発性能を向上させることができる。
また、2時、4時、8時、10時の打球面のコーナ部に位置するガット孔20には、その内周部側のガット孔20aの回りに凹部30を形成しているため、ラケットフレーム1の内周長を長くすることができ、成形時の皺の原因である内外周長の差を小さくして、クラックやひび割れを防止してラケットフレーム1の強度を高めることができる。よって、凹部30を設けることにより、ラケットフレーム1の強度を低下させることなく面内2次固有振動数と面外2次固有振動数を調節することができる。また、内周部側のガット孔20aの回りに凹部30を形成しているため、ガット孔20aを通るストリングSの実質有効長さが大となる。よって、2時、4時、8時、10時近傍のガット孔20に通すストリングSの反発力を高めることができ、スイートエリアの拡大を図ることもできる。
以下、本発明のラケットフレームの実施例1〜6および比較例1、2について詳述する。
実施例1〜6および比較例1、2のラケットフレームは、すべて略同一形状とし、全長を685mmとした。ヘッド部は面外方向の厚みを28mm、面内方向の幅を13〜16mmとした略楕円形状の断面形状とした。打球面の面積を116平方インチとした。
ラケットフレームの材質、製造方法はすべて同一であり、φ14.5のマンドレルに66ナイロンチューブを被せ、該チューブにCFプリプレグ(東レT−300,T−700、T−800、M46J)を積層した。上記プリプレグの繊維角度は0°、30°、45°とし積層した。
積層した後、マンドレルより引き抜いてラケットフレームのレイアップを作成し、成形用金型のキャビテイに充填し、金型を型締して、150℃、30分間の加熱を行うと同時に内圧チューブ内に9kgf/cmの空気圧を付加し、チューブを引き抜いた。これにより中空部を有するパイプ状のラケットフレームを得た。その後、ラケットエンドから15cmの位置までのグリップ部内のリブをカットした。
Figure 2005065842
(実施例1)
ヘッド部の3時、9時の位置及びその近傍のガット孔の位置の内周部に楕円形状の凹部を設け、該凹部の底面にガット孔に穿設した。凹部の長径を20mm、短径を10mm、深さ2mmとした。繊維角度0°、30°、45°のプリプレグの重量の比を4:1:5とした。
(実施例2)
ヘッド部の3時、9時の位置及びその近傍のガット孔の位置の内周部に楕円形状の凹部を設け、其の底面にガット孔を穿設した。凹部の長径を20mm、短径を10mm、深さ2mmとした。繊維角度0°、30°、45°のプリプレグの重量の比を2:6:2とした。
(実施例3)
ヘッド部の2時、4時、8時、10時の位置及びその近傍のガット孔の位置の内周部に楕円形状の凹部を設け、其の底面にガット孔を穿設した。該凹部の長径を20mm、短径を10mm、深さ2mmとした。繊維角度0°、30°、45°のプリプレグの重量の比を2:3:5とした。
(実施例4)
上記実施形態と同様のラケットフレームとした。即ち、ヘッド部の2時、4時、8時、10時近傍のガット孔の位置の内周部に凹部を設け、その底面にガット孔を穿設した。凹部の長径を20mm、短径を10mm、深さ2mmとした。繊維角度0°、30°、45°のプリプレグの重量の比を2:4:4とした。
(実施例5)
ヘッド部の2〜4時、8時〜10時の位置及びその近傍のガット孔の位置の内周部に凹部を設け、その底面にガット孔を穿設した。凹部の長径を20mm、短径を10mm、深さ4mmとした。繊維角度0°、30°、45°のプリプレグの重量の比を2:5:3とした。
(実施例6)
ヘッド部の2〜4時、8時〜10時の位置及びその近傍のガット孔位置の内周部に凹部を設け、その底面にガット孔を穿設した。凹部の長径を20mm、短径を10mm、深さ4mmとした。繊維角度0°、30°、45°のプリプレグの重量の比を2:3:5とした。
(比較例1)
繊維角度0°、30°、45°のプリプレグの重量の比を2:8:0とした。ヘッド部のガット孔位置の内周部には凹部を設けなかった。
(比較例2)
繊維角度0°、30°、45°のプリプレグの重量の比を2:2:6とした。ヘッド部のガット孔位置の内周部には凹部を設けなかった。
上記実施例及び比較例のテニスラケットに関し、それぞれ後述する方法により側圧剛性、打球面剛性、ストリングを張架していない状態での面内2次固有振動数、面外2次固有振動数、ストリングを張架した状態での面内2次固有振動数、面外2次固有振動数、ストリング固有振動数、反発係数、側圧強度、耐久性を測定した。また、実打テストを行った。その結果を上記表1に示す。
(側圧剛性の測定)
側圧剛性の測定は、図4に示すように、実施例及び比較例のラケットフレームを横向きで打球面を垂直方向として、ラケットフレームを保持している。この状態で上方のヘッド部11のサイド11sに対して、平板Pにより、784Nの荷重を加えて、荷重時の変位から、バネ定数を算出し、側圧剛性を測定した。
また、上記治具を用いて、破壊するまで荷重をかけ、破壊した時の荷重値を記録し、側圧破壊強度を測定した。
(打球面剛性の測定)
打球面剛性(面外方向の剛性)測定は、図5に示すように、実施例及び比較例のラケットフレームを水平に配置し、そのヘッド部11のトップ位置11tを受け治具61(R15)で支持すると共に、トップ10cから340mm離れた位置で、スロート部11の両側から第1ヨーク14にかけた位置を受け治具62(R15)で支持した。この状態で、受け治具61より受け治具62の方向へ170mm離れた位置に対して、加圧具63(R10)により上方より784Nの荷重を加えて、荷重時の変位から、バネ定数を算出し、打球面剛性を測定した。
(面内2次固有振動数の測定)
図6(A)に示すように、ラケットフレームを下向きとし、シャフト部13とスロート部12との合流点を紐51で吊り下げ、ヘッド部11の最大幅位置の一側に加速度ピックアップ計53をフレーム面(打球面)に平行となるように固定した。この状態で、図6(B)に示すように、スロート部12をインパクトハンマー55で加振した。インパクトハンマー55に取り付けられたフォースピックアップ計で計測した入力振動(F)と加速度ピックアップ計53で計測した応答振動(α)をアンプ56A、56Bを介して周波数解析装置57(ヒューレットパッカード社製、ダイナミックシングルアナライザーHP3562A)に入力して解析した。解析で得た周波数領域での伝達関数を求め、ラケットフレームの振動数を得た。測定は、各実施例および比較例毎に、ストリングを張架していないテニスラケットとストリングを張架したテニスラケットについてそれぞれ測定した。
(面外2次固有振動数の測定)
図6(C)に示すように、ヘッド部11の上端を紐51で吊り下げ、スロート部12とシャフト部13との連続点に加速度ピックアップ計53をフレーム面に垂直に固定した。この状態で、加速度ピックアップ計53の裏側のフレームをインパクトハンマー55で加振した。そして、面内2次固有振動数と同等の方法で振動数を算出し、面外2次固有振動数とした。測定は、各実施例および比較例毎に、ストリングを張架していないテニスラケットとストリングを張架したテニスラケットについてそれぞれ測定した。
(ストリング固有振動数の測定)
テニスラケットを図6(D)に示すように、ストリングを張架した状態でヘッド部11の上端を紐51で吊り下げ、スロート部12とシャフト部13との連続点に加速度ピックアップ計53をフレーム面に垂直に固定した。この状態で、ヘッド部11の中央部においてガットをインパクトハンマー55で加振した。そして、上記面内2次固有振動数と同等の方法でストリング固有振動数を得た。各実施例及び比較例のラケットについて測定した。
(反発係数の測定)
反発係数は、図7に示すように、実施例及び比較例のラケットフレームに、ストリングを縦60ポンド、横55ポンドの張力で張架し、各ラケットフレームを垂直状態でフリーとなるようにグリップ部を柔らかく固定し、その打球面にボール打出機から一定速度V1(30m/sec)でテニスボールを打球面に衝突させ、跳ね返ったボールの速度V2を測定した。反発係数は発射速度V1、反発速度V2の比(V2/V1)であり、反発係数が大きい程、ボールの飛びが良いことを示している。このような方法で、反発係数を測定した。
(耐久性の測定)
実施例及び比較例のラケットフレームに、ストリングを縦60ポンド、横55ポンドの張力で張架し、各ラケットフレームを垂直状態でグリップ部を固定し、その打球面のトップ位置から18cm下方位置に球速55m/secでテニスボールを衝突させ、フレームが破損するか否か確認した。各実施例及び比較例についてそれぞれ6本のラケットフレームで実験を行い、6本中何本のラケットフレームが破損するかを調べた。
(実打評価)
実施例及び比較例のラケットを用いて実打テストを行った。実打テストは中・上級者(テニス歴10年以上、現在も週3日以上プレーする条件を満たす女性)56名で行い、ボールの飛びにつき、5点満点(高得点である程性能が優れている)で評価し、平均値を求めた。
表1に示すように、ストリングを張架していない状態の面内2次固有振動数(F1)を200Hz以上320以下、面外2次固有振動数(F2)を480Hz以上650Hz以下とし、F1/F2を0.3以上0.6以下とした実施例1〜6のラケットフレームでは、ストリングを張架したときの面内2次固有振動数(F1’)と面外2次固有振動数(F2’)を共にストリング固有振動数(S)に近付けることができるため、反発性能を向上させることが確認できた。
これに対し、ストリングを張架していない状態の面内2次固有振動数(F1)を330Hzと大きく、面外2次固有振動数(F2)を459Hzと小さく設定し、F1/F2を0.72とした比較例1のテニスラケットでは、ストリングを張架したときの面内2次固有振動数(F1’)と面外2次固有振動数(F2’)をストリング固有振動数(S)に近付けることができず、反発性能が著しく低下することが確認できた。
また、ストリングを張架していない状態の面内2次固有振動数(F1)を185Hzと小さく、面外2次固有振動数(F2)を670Hzと大きく設定し、F1/F2を0.28とした比較例2のラケットフレームでは、ストリングを張架したときの面内2次固有振動数(F1’)がストリング固有振動数(S)に近いため、反発性能を向上させることはできたが、面内2次固有振動数が低く側圧剛性も低いため強度が低下し、耐久性が低下することが確認できた。
また、実打評価においても、ラケットフレームの反発性能について同様の結果を得ることができた。
本発明の実施形態のラケットフレームの正面図である。 (A)は上記ラケットフレームの要部拡大図、(B)はガット孔を示す図面、(C)はガット孔を設けた位置の断面図である。 上記ラケットフレームにストリングを張架した状態の正面図である。 ラケットフレームの側圧剛性の測定方法を示す概略図である。 ラケットフレームの打球面剛性の測定方法を示す概略図である。 (A)〜(D)はラケットフレームの面内2次固有振動数、面外2次固有振動数、ストリング固有振動数の測定方法を示す概略図である。 ラケットフレームの反発係数の測定方法を示す概略図である。
符号の説明
1 ラケットフレーム
11 ヘッド部
12 スロート部
13 シャフト部
14 グリップ部
15 第1ヨーク
16 第2ヨーク
20 ガット孔
20a 内周側のガット孔
20b 外周側のガット孔
30 凹部
F 打球面

Claims (5)

  1. 繊維強化樹脂製のスリーブからなるテニス用のラケットフレームであって、
    ストリング無しの重量が180g以上270g以下で、
    ヘッド部で囲まれる打球面にストリングを張架していない状態での面内方向の2次固有振動数(F1)が200Hz以上320Hz以下、面外方向の2次固有振動数(F2)が480Hz以上650Hz以下で、かつ、F1/F2を0.3以上0.6以下に設定していることを特徴とするラケットフレーム。
  2. 上記ヘッド部の内周部の少なくとも一部に、フレーム長手方向の最大幅が直交するフレーム厚み方向の最大幅よりも狭い楕円形状あるいは長円形状の凹部を設けている請求項1に記載のラケットフレーム。
  3. ヨークと組み合わせて楕円形状あるいは長円形状の打球面を形成する上記ヘッド部の4つのコーナ部に上記凹部を設けている請求項2に記載のラケットフレーム。
  4. 上記打球面を時計面と見てトップ位置を12時とすると、3時と9時の位置および該位置と隣接位置に上記凹部を設けている請求項2または請求項3に記載のラケットフレーム。
  5. 上記凹部はガット孔の周縁に設けてガット孔を凹部の中心に位置させ、あるいは/および隣接するガット孔の間の内周部に上記凹部を設けている請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のラケットフレーム。
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