JP2005064794A - 波長分割多重システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 マルチモードファイバを用いる波長分割多重を可能とする波長分割多重システムを提供する。
【解決手段】 マルチモードファイバと、少なくとも1つの分散補償ファイバとを備えた波長分割多重システムにおいて、マルチモードファイバと少なくとも1つの分散補償ファイバとを、波長フィルタを介して接続する。波長フィルタとしては、誘電体多層膜フィルタ1と、誘電体多層膜フィルタ1を介して対向するように配された第一のコリメータレンズ2および第二のコリメータレンズ3とを備えている波長分波器を用いる。マルチモードファイバと分散補償ファイバとを並列または直列に接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マルチモードファイバを用いる波長分割多重システムに関するものである。
グレーテッドインデックス(Graded Index)型ファイバ(以下、「GIファイバ」と略す。)のようなマルチモードファイバ(Multimode Optical Fiber、以下「MMF」と略すこともある。)は、大きなコア径および高い開口数を有し、光LANの伝送線路として広く用いられている。
光LANの高速化の要求に伴って、GIファイバの屈折率プロファイルの制御における精度が向上し、現在、ほぼ性能限界に達している。GIファイバの伝送帯域幅をこれ以上に大きくするためには、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing、WDM)しなければならない。
しかしながら、GIファイバでは、最適な屈折率プロファイルが、ファイバ内を伝搬する信号光の波長に大きく依存する。そのため、特定の波長において最適化された屈折率プロファイルを有するGIファイバは、異なる波長においては伝送帯域幅が非常に小さくなるから、波長分割多重には適用できないという問題がある(例えば、非特許文献1参照。)。
図19は、それぞれ波長λ=850nm、1300nmで最適化された屈折率プロファイルを有する、コア径50μm、外径125μmのGIファイバ(最大比屈折率差Δ=0.01、コア半径a=25μm)のOFL(Overfilled−Launch)帯域(規格IEC60793−1−49参照)の波長特性を示すグラフである。
図19から、波長が、最適波長(それぞれ、850nm、1300nm)から離れると、伝送帯域幅は急激に低下することが分かる。
なお、図19に関する計算および以下の全ての計算において、純粋石英およびゲルマニウム添加石英の材料分散係数は、文献A(柴田典義、枝広隆夫、“光ファイバ用ガラスの屈折率分散特性”、信学技報、vol.OQE80−114、pp.85−90、1980)、のものを使用し、フッ素添加石英の材料分散係数は文献B(J.W.Fleming,“Material dispersion in lightguide glasses”,Electron Lett.,vol.14,pp.326−328,1978)のものを使用し、入射光のRMSスペクトル幅は0.35nmとしている。また、伝送帯域幅の計算は、屈折率プロファイルから計算される各モードの群遅延に基づいて行っている(K.Okamoto,“Comparison of calculated and measured impulse of optical fibers”,Appl.Opt.,vol.18,pp.2199−2206,1979参照)。
大越孝敬、岡本勝就、保位和夫、"光ファイバ"、第7章、pp.182−184、オーム社、1984年
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、マルチモードファイバを用いる波長分割多重を可能とする波長分割多重システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、マルチモードファイバと、1以上の分散補償ファイバとを備えた波長分割多重システムであって、マルチモードファイバと、1つの分散補償ファイバとの間に接続された波長フィルタを具備し、前記分散補償ファイバは前記マルチモードファイバに伝搬される波長λ、λ、λ、・・・、λの光のうちの1つの波長λの光に対して最適化された屈折率プロファイルを有し、前記波長フィルタは波長λの光を選択して前記分散補償ファイバに供給するものである波長分割多重システムを提供する。
上記構成の波長分割多重システムにおいて、前記波長フィルタは、波長毎に光信号を分離する際に前記マルチモードファイバ内における電磁界分布を変化させない性質を有するものであることが好ましい。
上記構成の波長分割多重システムにおいて、前記波長フィルタは、誘電体多層膜フィルタと、該誘電体多層膜フィルタを介して対向するように配された2つのコリメータレンズとを備えているものであることが好ましい。
上記構成の波長分割多重システムにおいて、前記マルチモードファイバと前記分散補償ファイバとを並列に接続することができる。
上記構成の波長分割多重システムにおいて、前記マルチモードファイバと前記分散補償ファイバとを直列に接続することもできる。
上記構成の波長分割多重システムを、前記マルチモードファイバはコア径50μm、クラッド径125μmのグレーテッドインデックス型ファイバであり、波長770nm、790nm、810nm、830nm、850nm、870nm、890nm、910nm、1300nmの全てのチャンネルにおける伝送帯域幅が2GHz・kmを超えるものとすることもできる。
上記構成の波長分割多重システムを、前記マルチモードファイバはコア径50μm、クラッド径125μmのグレーテッドインデックス型ファイバであり、波長850nm、870nm、890nm、910nm、930nmの全てのチャンネルにおける伝送帯域幅が3GHz・kmを超えるものとすることもできる。
上記構成の波長分割多重システムを、前記マルチモードファイバはコア径50μm、クラッド径125μmのグレーテッドインデックス型ファイバであり、波長1220nm、1240nm、1260nm、1280nm、1300nm、1320nm、1340nm、1360nm、1380nmの全てのチャンネルにおける伝送帯域幅が5GHz・kmを超えるものとすることもできる。
上記構成の波長分割多重システムにおいて、前記チャンネル間隔が20nmであることが好ましい。
本発明の波長分割多重システムは、マルチモードファイバと、1つの分散補償ファイバとの間に接続された波長フィルタを具備し、分散補償ファイバはマルチモードファイバに伝搬される波長λ、λ、λ、・・・、λの光のうちの1つの波長λの光に対して最適化された屈折率プロファイルを有し、波長フィルタは波長λの光を選択して分散補償ファイバに供給するものとすることにより、これまで不可能であったマルチモードファイバの波長分割多重を実現することができる。このマルチモードファイバの波長分割多重の実現により、マルチモードファイバの伝送レートを飛躍的に向上することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。
本発明の波長分割多重システムは、マルチモードファイバと、1以上の分散補償ファイバとを備えた波長分割多重システムであって、マルチモードファイバと、1つの分散補償ファイバとの間に接続された波長フィルタを具備し、分散補償ファイバはマルチモードファイバに伝搬される波長λ、λ、λ、・・・、λの光のうちの1つの波長λの光に対して最適化された屈折率プロファイルを有し、波長フィルタは波長λの光を選択して分散補償ファイバに供給するものである。
ところで、分散補償ファイバ(Dispersion Compensating Fiber、以下、「DCF」と略すこともある。)とマルチモードファイバとの長さ比を最適化して、両者を接続することにより、マルチモードファイバのモード間分散を補償し、マルチモードファイバの屈折率プロファイルを最適化した波長とは異なる波長においても、大きな伝送帯域幅を実現することができる。しかしながら、この方法を用いて、波長分割多重を行うためには、波長ごとに光信号を分離する際に、マルチモードファイバ内における電磁界分布を保存(変化させない)する必要がある。
そこで、本発明では、マルチモードファイバと、マルチモードファイバに伝搬される波長λ、λ、λ、・・・、λの光のうちの1つの波長λの光に対して最適化された屈折率プロファイルを有する分散補償ファイバとを、波長λの光を選択する波長フィルタを介して接続することにより、マルチモードファイバ内における電磁界分布を保存して、マルチモードファイバを用いた波長分割多重を可能とした。
本発明で用いられる波長フィルタとしては、波長毎に光信号を分離する際にマルチモードファイバ内における電磁界分布を変化させない性質を有するものが挙げられる。このような波長フィルタとしては、誘電体多層膜フィルタ、ファイバグレーティングフィルタなどが挙げられ、これらの中でも、特に、誘電体多層膜フィルタと、この誘電体多層膜フィルタを介して対向するように配置された2つのコリメータレンズとを有するものが好ましい。
図1は、本発明で用いられる波長フィルタの一例を示す概略断面図である。
この波長フィルタは、誘電体多層膜フィルタ1と、誘電体多層膜フィルタ1を介して対向するように配置された第一のコリメータレンズ2および第二のコリメータレンズ3と、これらを収容する筒部材4と、入射ポートP用の光ファイバ11と、反射ポートP用の光ファイバ12と、出射ポートP用の光ファイバ13とから概略構成されている。
この波長フィルタでは、筒部材4内部のほぼ中央に誘電体多層膜フィルタ1が配置され、接着剤などで固定されている。また、筒部材4の両方の開口端から、筒部材4の内部に、第一のコリメータレンズ2と第二のコリメータレンズ3とがそれぞれ挿入され、これらが誘電体多層膜フィルタ1を介して対向するように配置されている。さらに、第一のコリメータレンズ2と第二のコリメータレンズ3は、接着剤5により筒部材4に固定されている。
また、光ファイバ11と光ファイバ12は、接着剤により第一のコリメータレンズ2に固定されている。一方、光ファイバ13は、接着剤により第二のコリメータレンズ3に固定されている。
誘電体多層膜フィルタ1としては、屈折率の異なる、SiO、Taなどの薄膜をそれぞれの厚さ数10nm〜数100nm程度で、数層〜数100層程度積み重ねてなるものなどが挙げられる。このような誘電体多層膜フィルタ1は、特定の波長の光を反射し、その他の波長の光を透過する性質を有している。
第一のコリメータレンズ2、第二のコリメータレンズ3としては、例えば、グレーテッドインデックス型屈折率分布を有するファイバ型レンズなどからなる円柱形状のレンズが挙げられる。
筒部材4としては、例えば、透湿性の低い金属、樹脂、ガラスなどの材料からなる円筒形状のものが挙げられる。
接着剤5としては、エポキシ系接着剤、シリコン系接着剤などが挙げられる。
光ファイバ11、12、13としては、シングルモードファイバが用いられる。
この波長フィルタにあっては、入射ポートPから入射した光(波長λ、λ、...、λの光)は第一のコリメータレンズ2によって平行光に変換され、誘電体多層膜フィルタ1に入射する。この誘電体多層膜フィルタ1において、特定の波長(例えば、波長λ)の光は反射し、反射ポートPに入射する。また、その他の波長(例えば、波長λ、...、λ)の光は誘電体多層膜フィルタ1を透過し、第二のコリメータレンズ3によって再び集光し、出射ポートPに入射する。
このような構成の波長フィルタによれば、誘電体多層膜フィルタ1で反射する光(波長λの光)も、誘電体多層膜フィルタ1を透過する光(波長λ、...、λの光)も、この波長フィルタに接続されるマルチモードファイバ内における電磁界分布を大きく変化させることはない。
ところで、分散補償ファイバの比屈折率差プロファイルΔDCFは、下記の式(1)で表される。
ΔDCF=Δoptimum+b[Δoptimum−Δtarget] (1)
ここで、Δoptimumは所望の波長に対する最も広い帯域を有するファイバの比屈折率差プロファイル、Δtargetは分散補償のターゲットとなるファイバの比屈折率差プロファイルを表し、bはターゲットファイバ(例えば、マルチモードファイバ)と分散補償ファイバの長さの比を表す定数である。
このように設計される分散補償ファイバは、長さを変えることにより、設計波長以外の波長でも分散補償の役割を果たすことができる。例えば、ターゲットファイバは波長λtargetで最適化されているとし、分散補償ファイバはある設計波長λdesignに対して、長さLdesignで完全補償するように設計されたと仮定すると、λtargetとλdesign間にある波長λmediumに対して、ある適切な長さLmedium<Ldesignで完全補償することが可能である。
この仕組みを利用して、波長分波する光の波長の順序を単調増加あるいは単調減少に設定した場合、各分散補償ファイバに必要となる分散補償の傾向が同じになる。最も簡単な場合、全ての分散補償ファイバは同じ比屈折率差プロファイルを有することができる。
このようなことから、本発明では、分散補償ファイバとしては、波長多重分割における各チャンネルの波長に対して最適化されたものが用いられる。
ところで、マルチモードファイバを用いる波長分割多重システムにおける波長合波は、シングルモードファイバの場合と同じような波長合波システムを適用することにより実現される。
しかしながら、マルチモードファイバを用いる波長分割多重システムでは、使用波長領域の全域において、マルチモードファイバを伝搬してきた光のモード間分散を一括して補償することができない。したがって、この波長分割多重システムによる波長分波は、上記のような波長フィルタと分散補償ファイバを組み合わせて用いることにより実現される。
図2は、本発明の波長分割多重システムの第一の実施形態を示す模式図である。
この実施形態の波長分割多重システムは、1つのマルチモードファイバ21と、4つの波長フィルタ31、32、33、34と、5つの光ファイバ41、42、43、44、45と、3つの分散補償ファイバ51、52、53とから概略構成されている。
この波長分割多重システムでは、マルチモードファイバ21の出射端と、反射ポート用の光ファイバ41と出射ポート用の光ファイバ42とを備えた波長フィルタ31の入射ポートとが接続されている。また、光ファイバ42に、反射ポート用の分散補償ファイバ51と出射ポート用の光ファイバ43とを備えた波長フィルタ32の入射ポートがと接続されている。また、光ファイバ43に、反射ポート用の分散補償ファイバ52と出射ポート用の光ファイバ44とを備えた波長フィルタ33の入射ポートがと接続されている。さらに、光ファイバ44に、反射ポート用の分散補償ファイバ53と出射ポート用の光ファイバ45とを備えた波長フィルタ34の入射ポートがと接続されている。
このような構成とすることにより、この波長分割多重システムは、マルチモードファイバ21と分散補償ファイバ51、52、53とが並列に接続された構造となる。
次に、この波長分割多重システムを用いた波長分波について説明する。
この波長分割多重システムでは、まず、マルチモードファイバ21から波長フィルタ31に入射した光(波長λ、λ、...、λの光)から、波長λの光を選択する波長フィルタ31によってマルチモードファイバ21の最適化波長(屈折率プロファイルを最適化した波長)λの光を分離する。この光は、すでにモード間分散が最小になっているので、さらなる分散補償を行う必要はない。
続いて、波長フィルタ31を透過し、光ファイバ42から波長フィルタ32に入射した光(波長λ、λ、...、λの光)から、波長λの光を選択する波長フィルタ32によって波長λの光を分離し、分散補償ファイバ51に入射する。ここで、分散補償ファイバ51としては、波長λの光のモード間分散が最小になるように最適化されたものが用いられる。したがって、波長λの光は、大きな伝送帯域幅を有するものとなる。
続いて、波長フィルタ32を透過し、光ファイバ43から波長フィルタ33に入射した光(波長λ、λ、...、λの光)から、波長λの光を選択する波長フィルタ33によって波長λの光を分離し、分散補償ファイバ52に入射する。ここで、分散補償ファイバ52としては、波長λの光のモード間分散が最小になるように最適化されたものが用いられる。したがって、波長λの光は、大きな伝送帯域幅を有するものとなる。
続いて、波長フィルタ33を透過し、光ファイバ44から波長フィルタ34に入射した光(波長λ、λ、...、λの光)から、波長λの光を選択する波長フィルタ34によって波長λの光を分離し、分散補償ファイバ53に入射する。ここで、分散補償ファイバ53としては、波長λの光のモード間分散が最小になるように最適化されたものが用いられる。したがって、波長λの光は、大きな伝送帯域幅を有するものとなる。
そして、波長フィルタ34を透過した光(波長λ、...、λの光)は、光ファイバ45から出射される。
なお、この実施形態では、4つの波長フィルタと、3つの分散補償ファイバとが用いられた波長分割多重システムを示したが、本発明の波長分割多重システムはこれに限定されず、分散補償ファイバは少なくとも1つ用いられていればよい。
図3は、本発明の波長分割多重システムの第二の実施形態を示す模式図である。
この実施形態の波長分割多重システムは、1つのマルチモードファイバ61と、4つの波長フィルタ71、72、73、74と、3つの分散補償ファイバ81、82、83と、5つの光ファイバ91、92、93、94、95とから概略構成されている。
この波長分割多重システムでは、マルチモードファイバ61の出射端と、反射ポート用の光ファイバ91を備えた波長フィルタ71の入射ポートとが接続されている。また、波長フィルタ71の出射ポートと、分散補償ファイバ81の入射端とが接続されている。さらに、分散補償ファイバ81の出射端と、反射ポート用の光ファイバ92を備えた波長フィルタ72の入射ポートとが接続されている。
以下、同様にして、波長フィルタ72の出射ポートと、分散補償ファイバ82の入射端とが接続され、分散補償ファイバ82の出射端と、反射ポート用の光ファイバ93を備えた波長フィルタ73の入射ポートとが接続されている。また、波長フィルタ73の出射ポートと、分散補償ファイバ83の入射端とが接続され、分散補償ファイバ83の出射端と、反射ポート用の光ファイバ94と出射ポート用の光ファイバ95とを備えた波長フィルタ74の入射ポートとが接続されている。
このような構成とすることにより、この波長分割多重システムは、マルチモードファイバ61と分散補償ファイバ81、82、83とが直列に接続された構造となる。
次に、この波長分割多重システムを用いた波長分波について説明する。
この波長分割多重システムでは、まず、マルチモードファイバ61から波長フィルタ71に入射した光(波長λ、λ、...、λの光)から、波長λの光を選択する波長フィルタ71によってマルチモードファイバ61の最適化波長(屈折率プロファイルを最適化した波長)λの光を分離する。この光は、すでにモード間分散が最小になっているので、さらなる分散補償を行う必要はない。
続いて、波長フィルタ71を透過した光(波長λ、λ、...、λの光)を分散補償ファイバ81に入射し、この分散補償ファイバ81を伝搬した光は波長フィルタ72に入射し、波長λの光を選択する波長フィルタ72によって波長λの光を分離する。ここで、分散補償ファイバ81としては、波長λの光のモード間分散が最小になるように最適化されたものが用いられる。したがって、波長λの光は、大きな伝送帯域幅を有するものとなる。
続いて、波長フィルタ72を透過した光(波長λ、λ、...、λの光)を分散補償ファイバ82に入射し、この分散補償ファイバ82を伝搬した光は波長フィルタ73に入射し、波長λの光を選択する波長フィルタ73によって波長λの光を分離する。ここで、分散補償ファイバ82としては、波長λの光のモード間分散が最小になるように最適化されたものが用いられる。したがって、波長λの光は、大きな伝送帯域幅を有するものとなる。
続いて、波長フィルタ73を透過した光(波長λ、λ、...、λの光)を分散補償ファイバ83に入射し、この分散補償ファイバ83を伝搬した光は波長フィルタ74に入射し、波長λの光を選択する波長フィルタ74によって波長λの光を分離する。ここで、分散補償ファイバ83としては、波長λの光のモード間分散が最小になるように最適化されたものが用いられる。したがって、波長λの光は、大きな伝送帯域幅を有するものとなる。
そして、波長フィルタ74を透過した光(波長λ、...、λの光)は、光ファイバ95から出射される。
なお、この実施形態では、4つの波長フィルタと、3つの分散補償ファイバとが用いられた波長分割多重システムを示したが、本発明の波長分割多重システムはこれに限定されず、分散補償ファイバは少なくとも1つ用いられていればよい。
また、本発明の波長分割多重システムは、マルチモードファイバと分散補償ファイバとの並列接続と、直列接続とを組み合わせた構成とすることもできる。
また、本発明の波長分割多重システムは、マルチモードファイバとして、コア径50μm、クラッド径125μmのグレーテッドインデックス型ファイバを用いた場合、波長770nm、790nm、810nm、830nm、850nm、870nm、890nm、910nm、1300nmの全てのチャンネルにおける伝送帯域幅が2GHz・kmを超えるものである。伝送帯域幅は、伝送可能な伝送レートと光ファイバの距離の積で表され、光ファイバの伝送容量を示している。
したがって、本発明の波長分割多重システムは、波長770nm、790nm、810nm、830nm、850nm、870nm、890nm、910nm、1300nmの全てのチャンネルにおいて、伝送レートが高く、波長分割多重を可能とする。
さらに、本発明の波長分割多重システムは、マルチモードファイバとして、コア径50μm、クラッド径125μmのグレーテッドインデックス型ファイバを用いた場合、波長850nm、870nm、890nm、910nm、930nmの全てのチャンネルにおける伝送帯域幅が3GHz・kmを超えるものである。
したがって、本発明の波長分割多重システムは、波長850nm、870nm、890nm、910nm、930nmの全てのチャンネルにおいて、伝送レートが高く、波長分割多重を可能とする。
そして、本発明の波長分割多重システムは、マルチモードファイバとして、コア径50μm、クラッド径125μmのグレーテッドインデックス型ファイバを用いた場合、波長1220nm、1240nm、1260nm、1280nm、1300nm、1320nm、1340nm、1360nm、1380nmの全てのチャンネルにおける伝送帯域幅が3GHz・kmを超えるものである。
したがって、本発明の波長分割多重システムは、波長1220nm、1240nm、1260nm、1280nm、1300nm、1320nm、1340nm、1360nm、1380nmの全てのチャンネルにおいて、伝送レートが高く、波長分割多重を可能とする。
また、本発明の波長分割多重システムは、各チャンネルの間隔を20nmとすることが好ましい。これにより、クーラでレーザの出射波長を正確に制御しなくても、温度などの影響によるチャンネル間の混信を最小に抑えることができ、低コストにシステムを構築することができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
この実施例では、マルチモードファイバと分散補償ファイバとが波長フィルタを介して並列に接続された波長分割多重システムの一例として、CWDM(Coarse WDM)を例示する。
波長λ=770nm、790nm、810nm、830nm、850nm、870nm、890nm、910nm、930nm、1300nmからなる10チャンネルのCWDMとした。
マルチモードファイバとしては、波長850nmで最適化され、比屈折率差Δ=0.01、コア半径a=25μmのα乗の屈折率プロファイルを有するものを用いた。
分散補償ファイバは、それぞれ波長λ=770nm、790nm、810nm、830nm、850nm、870nm、890nm、910nm、930nm、1300nmに対して最適化された屈折率プロファイルを有するものを用いた。
波長λ=770nm、790nm、810nm、830nm、850nm、870nm、890nm、910nm、930nmに対応する分散補償ファイバは長さ比b=50とした。また、波長λ=1300nmに対応する分散補償ファイバは長さ比b=10とした。
ここで、図4は、ターゲットファイバ(target、マルチモードファイバ)および各波長用の分散補償ファイバの屈折率プロファイルを示すグラフである。
図5は、長さ1kmのマルチモードファイバと、図4に示したような屈折率プロファイルを有する、波長λ=770nm、790nm、810nm、830nm、850nm、870nm、890nm、910nm、930nmに対応する分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。
図6は、長さ1kmのマルチモードファイバと、図4に示したような屈折率プロファイルを有する、波長λ=1300nmに対応する分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。
図4〜図6の結果から、表1に示すようなマルチモードファイバに対する波長分波の性能が得られた。
Figure 2005064794
(実施例2)
この実施例では、マルチモードファイバと分散補償ファイバとが波長フィルタを介して直列に接続された波長分割多重システムの一例を示す。
波長λ=850nm、870nm、890nm、910nm、930nmからなる5チャンネルの波長分割多重システムとした。
マルチモードファイバとしては、波長850nmで最適化され、比屈折率差Δ=0.01、コア半径a=25μmのα乗の屈折率プロファイルを有するものを用いた。
分散補償ファイバは、それぞれ波長λ=930nmを設計波長とし、長さ比b=50とした同一屈折率プロファイルを有するものとした。
ここで、図7は、ターゲットファイバ(target、マルチモードファイバ)、波長890nmのときの最適化ファイバ(optimum)および分散補償ファイバの屈折率プロファイルを示すグラフである。
図8は、長さ1kmのマルチモードファイバと、図7に示したような屈折率プロファイルを有する分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。
図7および図8の結果から、表2に示すようなマルチモードファイバに対する波長分波の性能が得られた。
Figure 2005064794
図9は、この実施例において、マルチモードファイバと分散補償ファイバとが波長フィルタを介して直列に接続された波長分割多重システムの概略構成を示す模式図である。
この波長分割多重システムでは、マルチモードファイバ101、波長フィルタ111、分散補償ファイバ121、波長フィルタ112、分散補償ファイバ122、波長フィルタ113、分散補償ファイバ123、波長フィルタ114、分散補償ファイバ124がこの順に接続されている。
マルチモードファイバ101の長さをLとすると、分散補償ファイバ121、122、123、124を合わせた全長は0.0164Lとなり、波長フィルタ111、112、113、114は、その途中の適切な場所に設置されている。
また、図9に示したような直列接続の波長分割多重システムに、波長λ=1300nmに対応するチャンネル並列に接続して、並列接続と直列接続とからなる構成としてもよい。
(実施例3)
この実施例では、マルチモードファイバと分散補償ファイバとが波長フィルタを介して直列に接続された波長分割多重システムの他の例を示す。
波長λ=850nm、870nm、890nm、910nm、930nmからなる5チャンネルの波長分割多重システムとした。
マルチモードファイバとしては、波長850nmで最適化され、比屈折率差Δ=0.01、コア半径a=25μmのα乗の屈折率プロファイルを有するものを用いた。
分散補償ファイバは、それぞれ波長λ=930nmを設計波長とし、長さ比b=10とした同一屈折率プロファイルを有するものとした。
ここで、図10は、ターゲットファイバ(target、マルチモードファイバ)、波長890nmのときの最適化ファイバ(optimum)および分散補償ファイバの屈折率プロファイルを示すグラフである。
図11は、長さ1kmのマルチモードファイバと、図10に示したような屈折率プロファイルを有する分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。
図10および図11の結果から、表3に示すようなマルチモードファイバに対する波長分波の性能が得られた。この実施例3と実施例2との差異は、長さ比bの値のみである。実施例3と実施例2とを比較すると、分散補償ファイバの長さは長くなるが、より大きな伝送帯域幅が得られていることが確認された。
Figure 2005064794
(実施例4)
この実施例では、波長フィルタを介したマルチモードファイバと分散補償ファイバとの接続において、並列接続と直列接続とを併用した波長分割多重システムの一例を示す。
波長λ=850nm、1220nm、1240nm、1260nm、1280nm、1300nm、1320nm、1340nm、1360nm、1380nmからなる10チャンネルの波長分割多重システムとした。
マルチモードファイバとしては、波長1300nmで最適化され、比屈折率差Δ=0.01、コア半径a=25μmのα乗の屈折率プロファイルを有するものを用いた。
波長λ=1320nm、1340nm、1360nm、1380nm用の分散補償ファイバ(DCF1)は、波長λ=1380nmを設計波長とし、長さ比b=50とした同一屈折率プロファイルを有するものとした。
波長λ=1220nm、1240nm、1260nm、1280nm用の分散補償ファイバ(DCF2)は、波長λ=1220nmを設計波長とし、長さ比b=50とした同一屈折率プロファイルを有するものとした。
波長λ=850nm用の分散補償ファイバ(DCF3)は、波長λ=850nmを設計波長とし、長さ比b=10とした屈折率プロファイルを有するものとした。
ここで、図12は、ターゲットファイバ(target、マルチモードファイバ)、および各分散補償ファイバの屈折率プロファイルを示すグラフである。
図13は、長さ1kmのマルチモードファイバと、波長λ=1220nm用に設計された分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。
図14は、長さ1kmのマルチモードファイバと、波長λ=1380nm用に設計された分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。
図15は、長さ1kmのマルチモードファイバと、波長λ=850nm用に設計された分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。
図12〜図15の結果から、表4に示すようなマルチモードファイバに対する波長分波の性能が得られた。
Figure 2005064794
また、図16は、波長フィルタを介したマルチモードファイバと分散補償ファイバとの接続において、並列接続と直列接続とを併用した波長分割多重システムの概略構成を示す模式図である。
この波長分割多重システムでは、マルチモードファイバ101、波長フィルタ141、波長フィルタ142、分散補償ファイバ151、波長フィルタ143、分散補償ファイバ152、波長フィルタ144、分散補償ファイバ153、波長フィルタ145、分散補償ファイバ154がこの順に接続されている。また、波長フィルタ141に波長フィルタ146が接続され、波長フィルタ146、分散補償ファイバ155、波長フィルタ147、分散補償ファイバ156、波長フィルタ148、分散補償ファイバ157、波長フィルタ149、分散補償ファイバ158がこの順に接続されている。さらに、波長フィルタ146には、分散補償ファイバ159が接続されている。
マルチモードファイバ131の長さをLとすると、分散補償ファイバ151、152、153、154、155、156、157、158、159を合わせた全長は0.1708Lとなり、波長フィルタ141、142、143、144、145、146、147、148、149は、その途中の適切な場所に設置されている。
(実施例5)
この実施例では、マルチモードファイバと分散補償ファイバとが波長フィルタを介して並列に接続された波長分割多重システムの他の例を示す。
波長λ=1220nm、1240nm、1260nm、1280nm、1300nm、1320nm、1340nm、1360nm、1380nmからなる9チャンネルの波長分割多重システムとした。
マルチモードファイバとしては、波長850nmで最適化され、最大比屈折率差Δ=0.02、コア半径a=31.25μm、クラッド径125μmのα乗の屈折率プロファイルを有するものを用いた。
波長λ=1330nmを除くチャンネル用の分散補償ファイバは、それぞれのチャンネル波長を設計波長とし、長さ比b=50とした。
ここで、図17は、ターゲットファイバ(target、マルチモードファイバ)、および各分散補償ファイバの屈折率プロファイルを示すグラフである。
図18は、長さ1kmのマルチモードファイバと、各分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。
図17および図18の結果から、表5に示すようなマルチモードファイバに対する波長分波の性能が得られた。
Figure 2005064794
本発明の波長分割多重システムは、高密度波長分割多重(Dense Wavelength Division Multiplexing、DWDM)システムにも適用可能である。
本発明で用いられる波長フィルタの一例を示す概略断面図である。 本発明の波長分割多重システムの第一の実施形態を示す模式図である。 本発明の波長分割多重システムの第二の実施形態を示す模式図である。 ターゲットファイバおよび各波長用の分散補償ファイバの屈折率プロファイルを示すグラフである。 長さ1kmのマルチモードファイバと、図4に示したような屈折率プロファイルを有する各分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。 長さ1kmのマルチモードファイバと、図4に示したような屈折率プロファイルを有する各分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。 ターゲットファイバ、波長890nmのときの最適化ファイバおよび分散補償ファイバの屈折率プロファイルを示すグラフである。 長さ1kmのマルチモードファイバと、図7に示したような屈折率プロファイルを有する分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。 マルチモードファイバと分散補償ファイバとが波長フィルタを介して直列に接続された波長分割多重システムの概略構成を示す模式図である。 ターゲットファイバ、波長890nmのときの最適化ファイバおよび分散補償ファイバの屈折率プロファイルを示すグラフである。 長さ1kmのマルチモードファイバと、図10に示したような屈折率プロファイルを有する分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。 ターゲットファイバおよび各分散補償ファイバの屈折率プロファイルを示すグラフである。 長さ1kmのマルチモードファイバと、波長λ=1220nm用に設計された分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。 長さ1kmのマルチモードファイバと、波長λ=1380nm用に設計された分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。 長さ1kmのマルチモードファイバと、波長λ=850nm用に設計された分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである 波長フィルタを介したマルチモードファイバと分散補償ファイバとの接続において、並列接続と直列接続とを併用した波長分割多重システムの概略構成を示す模式図である。 ターゲットファイバおよび各分散補償ファイバの屈折率プロファイルを示すグラフである。 長さ1kmのマルチモードファイバと、各分散補償ファイバとを接続した場合に、分散補償ファイバの長さと伝送帯域幅との関係を示すグラフである。 波長λ=850nm、1300nmで最適化された屈折率プロファイルを有するGIファイバの伝送帯域幅の波長特性を示すグラフである。
符号の説明
1・・・誘電体多層膜フィルタ、2・・・第一のコリメータレンズ、3・・・第二のコリメータレンズ、4・・・筒部材、5・・・接着剤、11,12,13・・・光ファイバ、21,61・・・マルチモードファイバ、31,32,33,34,71,72,73,74・・・波長フィルタ、41,42,43,44,45,91,92,93,94,95・・・光ファイバ、51,52,53,81,82,83・・・分散補償ファイバ。

Claims (9)

  1. マルチモードファイバと、1以上の分散補償ファイバとを備えた波長分割多重システムであって、
    マルチモードファイバと、1つの分散補償ファイバとの間に接続された波長フィルタを具備し、前記分散補償ファイバは前記マルチモードファイバに伝搬される波長λ、λ、λ、・・・、λの光のうちの1つの波長λの光に対して最適化された屈折率プロファイルを有し、前記波長フィルタは波長λの光を選択して前記分散補償ファイバに供給するものであることを特徴とする波長分割多重システム。
  2. 前記波長フィルタは、波長毎に光信号を分離する際に前記マルチモードファイバ内における電磁界分布を変化させない性質を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の波長分割多重システム。
  3. 前記波長フィルタは、誘電体多層膜フィルタと、該誘電体多層膜フィルタを介して対向するように配された2つのコリメータレンズとを備えているものであることを特徴とする請求項1または2に記載の波長分割多重システム。
  4. 前記マルチモードファイバと前記分散補償ファイバとが並列に接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の波長分割多重システム。
  5. 前記マルチモードファイバと前記分散補償ファイバとが直列に接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の波長分割多重システム。
  6. 前記マルチモードファイバはコア径50μm、クラッド径125μmのグレーテッドインデックス型ファイバであり、波長770nm、790nm、810nm、830nm、850nm、870nm、890nm、910nm、1300nmの全てのチャンネルにおける伝送帯域幅が2GHz・kmを超えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の波長分割多重システム。
  7. 前記マルチモードファイバはコア径50μm、クラッド径125μmのグレーテッドインデックス型ファイバであり、波長850nm、870nm、890nm、910nm、930nmの全てのチャンネルにおける伝送帯域幅が3GHz・kmを超えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の波長分割多重システム。
  8. 前記マルチモードファイバはコア径50μm、クラッド径125μmのグレーテッドインデックス型ファイバであり、波長1220nm、1240nm、1260nm、1280nm、1300nm、1320nm、1340nm、1360nm、1380nmの全てのチャンネルにおける伝送帯域幅が5GHz・kmを超えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の波長分割多重システム。
  9. 前記チャンネル間隔が20nmであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の波長分割多重システム。

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