JP2005064551A - プリンタ装置及びスキャナ装置 - Google Patents
プリンタ装置及びスキャナ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005064551A JP2005064551A JP2003206872A JP2003206872A JP2005064551A JP 2005064551 A JP2005064551 A JP 2005064551A JP 2003206872 A JP2003206872 A JP 2003206872A JP 2003206872 A JP2003206872 A JP 2003206872A JP 2005064551 A JP2005064551 A JP 2005064551A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- attribute information
- printer
- scanner
- wirelessly
- terminal device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Transmission Control (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
【課題】端末装置C1と無線通信するプリンタ装置F1〜F3で、プリンタ機能に関する情報を端末装置に通知する。
【解決手段】プリンタ装置では、属性情報無線送信手段が、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報D1〜D3を端末装置に対して無線送信する。端末装置では、属性情報受信手段がプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信し、プリンタ装置選択手段が受信される属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択し、無線接続手段が選択されたプリンタ装置と無線接続する。
【選択図】 図1
【解決手段】プリンタ装置では、属性情報無線送信手段が、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報D1〜D3を端末装置に対して無線送信する。端末装置では、属性情報受信手段がプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信し、プリンタ装置選択手段が受信される属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択し、無線接続手段が選択されたプリンタ装置と無線接続する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ装置やスキャナ装置などに関し、特に、属性情報を無線送信するプリンタ装置やスキャナ装置などに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、有線LAN(Local Area Network)を用いたネットワーク通信に対して、無線通信の高速化や規格化による相互接続性などの改善があり、無線によるネットワーク環境が拡大しつつある。特に、例えばIEEE802.11系やブルートゥース(Bluetooth)などの近距離無線通信を用いたデータの送受信が実用化され始めている。
【0003】
プリンタ専用機或いは複合機等のプリンタ装置(印刷装置)では、このような無線通信機能を搭載することにより、オフィス内ばかりでなく店舗や公共スペース等においてもパーソナルコンピュータ(PC)やPDA(Personal Digital Assistant)などのクライアント機器を用いてプリンタ装置とワイヤレスで接続してプリントすることが可能となっている。
【0004】
特に、外出先でのプリントニーズでは、ワイヤレスによる利便性は大きく、今後更に、無線を用いた印刷の利用が予測される。
しかしながら、外出先でのプリンタ利用では、ホームオフィスで通常使用しているケースと比べて、幾つかの問題が発生する。一つは、出先にあるプリンタのプリンタドライバを必ずしも保有していない点であり、他の一つは、プリンタの検索及び属性情報の取得である。ここで、属性情報とは、例えば、カラーのサポート、用紙種類、両面対応、面つけなどに関する情報のことである。
【0005】
上記したプリンタドライバに関しては、例えば、直接印刷できるフォーマットを特定して、クライアント側又はサーバを介して特定フォーマットに変換し、プリンタ側で直接出力することで、ある程度は問題を回避することができる。
一方、プリンタの検索とそのサービス内容の取得に関しては、例えば、Bluetoothでは、デバイス検索とサービスディスカバリーの機能が予め搭載されており、10m程度の周辺に存在するプリンタを検出して、そのサービス内容を取得することが可能である。
【0006】
しかしながら、例えば、IEEE802.11系の通信機能を用いる場合には、LANに接続するためのアクセスポイントを検索する機能は用意されているが、アクセスポイントの先にあるプリンタを検索することまではサポートされていない。
【0007】
特に、外出先のオフィスでは、目の前のプリンタに出力したいような場合においても、そのプリンタのIP(Internet Protocol)アドレス、ホスト名、サービス内容などの情報がわからないケースがあり、オフィス内にある複数のプリンタの中から、利用したいプリントサービスが使用可能なプリンタを検出することは容易ではなかった。
【0008】
また、通常は、アクセスポイント経由でLANに接続し、LAN上のプリンタを検索するが、アクセスポイントに接続するための情報がわからない場合も想定され、また、セキュリティ上、無線LAN接続ができないような場合も想定される。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−298467号公報
【特許文献2】
特開2001−313662号公報
【特許文献3】
特開2002−051058号公報
【特許文献4】
特開2002−051059号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例で述べたように、従来のプリンタ装置では、例えば、外出先のオフィス等においては、出力したいプリンタの検索、当該プリンタのサービス内容の取得、当該プリンタとの接続、当該プリンタによるプリント出力までには、必要な情報の取得と接続の設定等が煩雑となってしまい、効率が悪い面があるといった不具合があった。
また、スキャナ専用機或いは複合機等のスキャナ装置においても、上記したプリンタ装置と同様な不具合があった。
【0011】
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、端末装置に対してプリンタ機能に関する情報を通知することができるプリンタ装置などを提供することを目的とする。
また、本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、端末装置に対してスキャナ機能に関する情報を通知することができるスキャナ装置などを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係るプリンタ装置及び端末装置について説明する。
上記目的を達成するため、本発明に係るプリンタ装置では、端末装置と無線通信する機能を有しており、次のような処理を行う。
すなわち、属性情報無線送信手段が、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。
従って、端末装置に対してプリンタ機能に関する情報を通知することができる。
【0013】
ここで、プリンタ機能に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、白黒やカラーのサポート、用紙の種類、両面の対応、面付け、プリンタドライバ、プリンタドライバ無しでも出力可能なフォーマット(直接印刷のフォーマット)、などに関する情報のように提供可能なプリンタサービスに関する情報を用いることができ、また、例えば、紙切れ、エラー状況、混雑状況、故障状況、などに関する情報のようにプリンタの状態に関する情報を用いることができる。
【0014】
また、属性情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、プリンタ機能に関する情報のみを含むような情報が用いられてもよく、或いは、プリンタ機能に関する情報と共に、他の情報も含むような情報が用いられてもよい。
【0015】
本発明に係るプリンタ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、当該プリンタ装置の位置に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。
従って、端末装置に対してプリンタ装置の位置に関する情報を通知することができる。
【0016】
ここで、プリンタ装置の位置に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、端末装置から近い位置に存在する旨、端末装置から遠い位置に存在する旨、端末装置との離隔距離、端末装置から見た方向、などの情報を用いることができ、また、例えば、所定の部屋の中でいずれのところにプリンタ装置が存在するかを文字或いは地図などで示す情報や、所定の部屋の中で柱などに番号が付されている場合にいずれの番号の柱などの近くにプリンタ装置が存在するかを示す情報などを用いることができる。
【0017】
本発明に係るプリンタ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、無線通信機能に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。従って、端末装置に対して無線通信機能に関する情報を通知することができる。
【0018】
ここで、無線通信機能に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、基地局装置などの識別情報やアドレス情報などのように無線接続のための情報を用いることができる。また、無線接続のための情報としては、例えば、インターネットの利用とは無関係に、インターネットで使用されるID名やIPアドレスやホスト名などを利用することも可能である。
【0019】
本発明に係るプリンタ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、一定の時間間隔毎に、属性情報を端末装置に対して無線送信する。
従って、一定の時間間隔毎に、例えばフレームなどにより、端末装置に対して属性情報を通知することができる。
ここで、一定の時間間隔としては、種々な時間間隔が用いられてもよい。
【0020】
本発明に係るプリンタ装置では、一構成例として、属性情報更新手段が、属性情報無線送信手段により無線送信する属性情報を更新する。
従って、端末装置に対して通知する属性情報を更新することにより、新しい属性情報を端末装置に対して通知することができる。
【0021】
ここで、属性情報を更新するタイミングとしては、種々なタイミングが用いられてもよく、例えば、リアルタイムで更新する態様や、一定の時間間隔毎に更新する態様などを用いることができる。
【0022】
本発明に係るプリンタ装置では、一構成例として、複数の無線通信機能を有しており、そして、属性情報無線送信手段は、これら複数の無線通信機能の一部を用いて属性情報を無線送信する。
従って、属性情報を無線送信するとともに、他の無線通信を行うことが可能である。一例として、属性情報を無線送信するとともに、所定の端末装置と他の情報を無線通信するようなことが可能である。
【0023】
ここで、複数の無線通信機能の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、複数の無線通信機能の一部としては、例えば、1つの無線通信機能であってもよく、或いは、2以上の無線通信機能であってもよい。
また、複数の無線通信機能としては、例えば、無線通信に使用する周波数が異なるなどといったようにそれぞれ異なる無線通信方式を使用するものを用いることができる。
【0024】
本発明に係る端末装置は、プリンタ装置と無線通信する機能を有しており、次のような処理を行う。
すなわち、属性情報受信手段が、自装置(プリンタ装置)のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信する。また、プリンタ装置選択手段が、属性情報受信手段により受信される属性情報に基づいて、複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択する。そして、無線接続手段が、プリンタ装置選択手段により選択されたプリンタ装置と無線接続する。
従って、複数のプリンタ装置から選択されたプリンタ装置と無線通信が可能に接続することができる。
【0025】
ここで、プリンタ装置選択手段により属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択する仕方としては、種々な仕方が用いられてもよい。一例として、属性情報報知機能により1又は複数のプリンタ装置に関する属性情報を端末装置のユーザに対して表示など報知し、プリンタ装置選択指示入力機能により当該ユーザからプリンタ装置の選択指示を入力し、当該入力される選択指示に応じたプリンタ装置を選択するような仕方を用いることができる。他の例として、予め設定されたプリンタ装置の選択手順に従って、例えばユーザによる操作が無くとも自動的に、プリンタ装置を選択するような仕方を用いることができる。
なお、選択するプリンタ装置の数としては、1であってもよく、或いは、2以上であってもよい。
【0026】
本発明では、以上に示したようなプリンタ装置や端末装置に関する技術を、方法として提供することもできる。
一例として、本発明に係るプリンタ装置属性情報無線送信方法では、端末装置と無線通信するプリンタ装置において、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する。
【0027】
一例として、本発明に係る端末装置無線接続方法では、プリンタ装置と無線通信する端末装置において、自装置(プリンタ装置)のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信し、受信した属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択し、選択したプリンタ装置と無線接続する。
【0028】
本発明では、以上に示したようなプリンタ装置や端末装置に関する技術を、プログラムとして提供することもできる。
一例として、本発明に係るプログラムは、端末装置と無線通信するプリンタ装置を構成するコンピュータに実行させるものであり、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する機能を、当該コンピュータにより実現する。
【0029】
一例として、本発明に係るプログラムは、プリンタ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるものであり、自装置(プリンタ装置)のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信する機能と、受信した属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択する機能と、選択したプリンタ装置と無線接続する機能を、当該コンピュータにより実現する。
【0030】
また、本発明では、以上に示したようなプリンタ装置や端末装置に関する技術を、記憶媒体として提供することもできる。
一例として、本発明に係る記憶媒体では、端末装置と無線通信するプリンタ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを、当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶している。そして、当該プログラムは、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する処理を、当該コンピュータに実行させる。
【0031】
一例として、本発明に係る記憶媒体では、プリンタ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを、当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶している。そして、当該プログラムは、自装置(プリンタ装置)のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信する処理と、受信した属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択する処理と、選択したプリンタ装置と無線接続する処理を、当該コンピュータに実行させる。
【0032】
(2)本発明に係るスキャナ装置及び端末装置について説明する。
上記目的を達成するため、本発明に係るスキャナ装置では、端末装置と無線通信する機能を有しており、次のような処理を行う。
すなわち、属性情報無線送信手段が、当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。
従って、端末装置に対してスキャナ機能に関する情報を通知することができる。
【0033】
ここで、スキャナ機能に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、白黒やカラーのサポート、用紙の種類、スキャナドライバ、などに関する情報のように提供可能なスキャナサービスに関する情報を用いることができ、また、例えば、エラー状況、混雑状況、故障状況、などに関する情報のようにスキャナの状態に関する情報を用いることができる。
【0034】
また、属性情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、スキャナ機能に関する情報のみを含むような情報が用いられてもよく、或いは、スキャナ機能に関する情報と共に、他の情報も含むような情報が用いられてもよい。
【0035】
本発明に係るスキャナ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、当該スキャナ装置の位置に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。
従って、端末装置に対してスキャナ装置の位置に関する情報を通知することができる。
【0036】
ここで、スキャナ装置の位置に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、端末装置から近い位置に存在する旨、端末装置から遠い位置に存在する旨、端末装置との離隔距離、端末装置から見た方向、などの情報を用いることができ、また、例えば、所定の部屋の中でいずれのところにスキャナ装置が存在するかを文字或いは地図などで示す情報や、所定の部屋の中で柱などに番号が付されている場合にいずれの番号の柱などの近くにスキャナ装置が存在するかを示す情報などを用いることができる。
【0037】
本発明に係るスキャナ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、無線通信機能に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。
従って、端末装置に対して無線通信機能に関する情報を通知することができる。
【0038】
ここで、無線通信機能に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、基地局装置などの識別情報やアドレス情報などのように無線接続のための情報を用いることができる。また、無線接続のための情報としては、例えば、インターネットの利用とは無関係に、インターネットで使用されるID名やIPアドレスやホスト名などを利用することも可能である。
【0039】
本発明に係るスキャナ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、一定の時間間隔毎に、属性情報を端末装置に対して無線送信する。
従って、一定の時間間隔毎に、例えばフレームなどにより、端末装置に対して属性情報を通知することができる。
ここで、一定の時間間隔としては、種々な時間間隔が用いられてもよい。
【0040】
本発明に係るスキャナ装置では、一構成例として、属性情報更新手段が、属性情報無線送信手段により無線送信する属性情報を更新する。
従って、端末装置に対して通知する属性情報を更新することにより、新しい属性情報を端末装置に対して通知することができる。
【0041】
ここで、属性情報を更新するタイミングとしては、種々なタイミングが用いられてもよく、例えば、リアルタイムで更新する態様や、一定の時間間隔毎に更新する態様などを用いることができる。
【0042】
本発明に係るスキャナ装置では、一構成例として、複数の無線通信機能を有しており、そして、属性情報無線送信手段は、これら複数の無線通信機能の一部を用いて属性情報を無線送信する。
従って、属性情報を無線送信するとともに、他の無線通信を行うことが可能である。一例として、属性情報を無線送信するとともに、所定の端末装置と他の情報を無線通信するようなことが可能である。
【0043】
ここで、複数の無線通信機能の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、複数の無線通信機能の一部としては、例えば、1つの無線通信機能であってもよく、或いは、2以上の無線通信機能であってもよい。
また、複数の無線通信機能としては、例えば、無線通信に使用する周波数が異なるなどといったようにそれぞれ異なる無線通信方式を使用するものを用いることができる。
【0044】
本発明に係る端末装置は、スキャナ装置と無線通信する機能を有しており、次のような処理を行う。
すなわち、属性情報受信手段が、自装置(スキャナ装置)のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信する。また、スキャナ装置選択手段が、属性情報受信手段により受信される属性情報に基づいて、複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択する。そして、無線接続手段が、スキャナ装置選択手段により選択されたスキャナ装置と無線接続する。
従って、複数のスキャナ装置から選択されたスキャナ装置と無線通信が可能に接続することができる。
【0045】
ここで、スキャナ装置選択手段により属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択する仕方としては、種々な仕方が用いられてもよい。一例として、属性情報報知機能により1又は複数のスキャナ装置に関する属性情報を端末装置のユーザに対して表示など報知し、スキャナ装置選択指示入力機能により当該ユーザからスキャナ装置の選択指示を入力し、当該入力される選択指示に応じたスキャナ装置を選択するような仕方を用いることができる。他の例として、予め設定されたスキャナ装置の選択手順に従って、例えばユーザによる操作が無くとも自動的に、スキャナ装置を選択するような仕方を用いることができる。
なお、選択するスキャナ装置の数としては、1であってもよく、或いは、2以上であってもよい。
【0046】
本発明では、以上に示したようなスキャナ装置や端末装置に関する技術を、方法として提供することもできる。
一例として、本発明に係るスキャナ装置属性情報無線送信方法では、端末装置と無線通信するスキャナ装置において、当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する。
【0047】
一例として、本発明に係る端末装置無線接続方法では、スキャナ装置と無線通信する端末装置において、自装置(スキャナ装置)のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信し、受信した属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択し、選択したスキャナ装置と無線接続する。
【0048】
本発明では、以上に示したようなスキャナ装置や端末装置に関する技術を、プログラムとして提供することもできる。
一例として、本発明に係るプログラムは、端末装置と無線通信するスキャナ装置を構成するコンピュータに実行させるものであり、当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する機能を、当該コンピュータにより実現する。
【0049】
一例として、本発明に係るプログラムは、スキャナ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるものであり、自装置(スキャナ装置)のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信する機能と、受信した属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択する機能と、選択したスキャナ装置と無線接続する機能を、当該コンピュータにより実現する。
【0050】
また、本発明では、以上に示したようなスキャナ装置や端末装置に関する技術を、記憶媒体として提供することもできる。
一例として、本発明に係る記憶媒体では、端末装置と無線通信するスキャナ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを、当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶している。そして、当該プログラムは、当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する処理を、当該コンピュータに実行させる。
【0051】
一例として、本発明に係る記憶媒体では、スキャナ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを、当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶している。そして、当該プログラムは、自装置(スキャナ装置)のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信する処理と、受信した属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択する処理と、選択したスキャナ装置と無線接続する処理を、当該コンピュータに実行させる。
【0052】
(3)更に、本発明に係るプリンタ装置やスキャナ装置や端末装置について説明する。
プリンタ装置としては、例えば文字や画像の情報を紙面に印刷するような種々な装置が用いられてもよく、例えば、プリンタや、複写機や、FAX(特に、受信時の印刷機能)などを包含する。
スキャナ装置としては、例えば文字や画像の情報を紙面から読み込むような種々な装置が用いられてもよく、例えば、スキャナや、FAX(特に、送信時の読み込み機能)などを包含する。
また、プリンタ装置の機能とスキャナ装置の機能との両方を備えたような複合機についても、本発明に包含される。
【0053】
端末装置としては、無線端末装置が用いられ、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)や、PDAなどから構成することができる。
また、端末装置としては、例えば、携帯型の装置を用いることができる。
【0054】
プリンタ装置やスキャナ装置では、一構成例として、メモリを備えており、当該メモリに属性情報を記憶する。一例として、MIB(Management Information Base)を用いて属性情報を管理することが可能である。
【0055】
一構成例として、プリンタ装置と端末装置を含むシステムや、スキャナ装置と端末装置を含むシステムを、無線LANを用いて構築することができる。
具体例として、プリンタ装置やスキャナ装置は、有線或いは無線の回線を介して、基地局装置と通信接続される。また、基地局装置は、バックボーンのネットワークと接続される。
【0056】
そして、端末装置は、プリンタ装置と直接的に或いは基地局装置を介して間接的に通信接続して、当該プリンタ装置に対して印刷対象となるデータを送信し、当該プリンタ装置は受信した当該データを印刷する。
また、端末装置は、スキャナ装置と直接的に或いは基地局装置を介して間接的に通信接続して、当該スキャナ装置はスキャンにより読み込んだデータを当該端末装置に対して送信し、当該端末装置は当該データを受信する。
【0057】
【発明の実施の形態】
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
本実施例では、無線通信のインタフェースによりデータの送受信を行う端末装置である複数のクライアント機器と、プリンタ機能及びスキャナ機能を有する複数の複合機(デバイス)と、複数の基地局装置を含むシステムを、無線LANを用いて構築した複合機システムに本発明を適用した場合を示す。
また、本実施例では、主として、複合機が有するプリンタ機能を代表させて説明するが、スキャナ機能についても同様な構成や動作が実施可能である。
【0058】
本発明の第1実施例に係る複合機システムを説明する。
図1には、本例の複合機システムの構成例及び動作の概要を示してある。
具体的には、同図には、複数の複合機F1、F2、F3(デバイス1、2、3)と、複数の基地局装置B1、B2(アクセスポイントAP1、AP2)と、1つのクライアント機器C1(クライアント1)を示してあり、また、それぞれの複合機F1、F2、F3から無線により送信されるビーコン信号D1、D2、D3と、それぞれの基地局装置B1、B2から無線により送信されるビーコン信号E1、E2を示してある。
【0059】
クライアント機器C1や、各複合機F1〜F3は、それぞれ、無線通信機能を有している。
また、1つの複合機F1はアクセスポイントAP1(基地局装置B1)のサービスセットに含まれており、2つの複合機F2、F3はアクセスポイントAP2(基地局装置B2)のサービスセットに含まれている。
【0060】
各複合機F1〜F3は、接続先であるアクセスポイントAP1、AP2との無線通信とは無関係に、自装置(各複合機F1〜F3)に関する情報を含んだビーコン信号D1〜D3を一定時間毎に(定期的に)送信している。
これにより、クライアント機器C1は、アクセスポイントAP1、AP2から無線送信されるビーコン信号E1、E2を受信することが可能であるとともに、各複合機F1〜F3から無線送信されるビーコン信号D1〜D3を受信することが可能となる。
【0061】
通常、クライアント機器C1は、アクセスポイントAP1、AP2からのビーコン信号E1、E2により、現在において周辺に存在するアクセスポイントAP1、AP2を検出する。各アクセスポイントAP1、AP2からのビーコン信号E1、E2には、各アクセスポイントAP1、AP2のMACアドレス、ESS−ID(Extended Service Set Identity)、通信速度などの情報が盛り込まれている。クライアント機器C1は、当該情報に基づいていずれかのアクセスポイントAP1、AP2を選択し、選択したアクセスポイントAP1、AP2の先に存在するネットワークに接続する。
【0062】
本例では、次のようにして、クライアント機器C1が、希望するプリンタ機能を有した複合機を検索する。
ここでは、クライアント機器C1が、処理したいプリントジョブを持っており、出力先のプリンタを検索する場合を例とする。
【0063】
この場合、クライアント機器C1は、アクセスポイントAP1、AP2からのビーコン信号E1、E2を受信するのと同様にして各複合機F1〜F3からのビーコン信号D1〜D3を受信し、受信した各複合機F1〜F3からのビーコン信号D1、D2、D3を当該クライアント機器C1側で解析して、各複合機F1〜F3が有するプリンタ機能に関する情報、接続のための情報、当該各複合機F1〜F3の位置情報などを属性情報として当該クライアント機器C1の画面上に表示する。これにより、クライアント機器C1のユーザは、処理したいプリントジョブに最適な複合機F1〜F3を選択することが可能となる。
【0064】
また、クライアント機器C1は、例えば、出力したいプリンタ機能を有する複合機とプリンタのサービスが選択されると、ビーコン信号などにより取得した情報に基づいて、無線通信の接続設定を行い、そして、サービス内容に従って、印刷対象となるデータを印刷するための処理を実行する。
【0065】
ここで、各複合機F1〜F3が有するプリンタ機能に関する情報としては、例えば、白黒(BW:Black and White)或いはカラー、用紙サイズ、両面印刷対応、面付け対応、ダイレクトプリントのサポートフォーマットなどのように種々なサービスの可否などに関する情報が用いられ、また、例えば、エラー等の発生有無、プリントジョブの待ち時間などのように現在におけるプリンタの稼動状況(ステータス)に関する情報が用いられる。
【0066】
また、接続のための情報としては、例えば、IPアドレス、MACアドレス、ホスト名などの情報が用いられる。
また、各複合機F1〜F3の位置情報としては、例えば、各複合機F1〜F3が位置する場所をある程度或いは厳密に特定するような情報が用いられる。
【0067】
なお、本例では、クライアント機器C1において、ユーザが各複合機F1〜F3の属性情報を見て印刷に利用する複合機を選択するような構成を示したが、例えば、属性情報に基づいて複合機を選択する手順を予めクライアント機器C1に設定しておいて、クライアント機器C1が当該手順に従って自動的に印刷に利用する複合機を選択するような構成とすることも可能である。
【0068】
図2には、クライアント機器C1において要求に適した複合機F1〜F3を検索するための、(a)通常の検索手順の一例と、(b)本例(本提案)の検索手順の一例を示してある。
(a)通常の検索手順では、クライアント機器において、まず、アクセスポイント(AP)を検索及び選択する。アクセスポイントとの接続設定を完了したことで、アクセスポイントより先のネットワーク上のサービスを利用することができる。そして、クライアント機器側のアプリケーションにより、ネットワーク上にあるデバイス(本例では、複合機)の検索を行い、又は、デバイスに設けた共有ファイル、Webなどを利用してデバイスのサービスを取得する。
【0069】
具体的には、(a)通常の検索手順では、クライアント機器において、アクセスポイントの検索、例えばMACアドレスを利用したESS−IDの取得、例えばWEP(Wired Equivalent Privacy)、IPアドレスの設定による接続設定、クライアント機器側の検索機能を利用したプリンタ検索、ホスト名の取得、SMB(Server Message Block)等によるサービス取得といった手順で処理が行われる。
【0070】
一方、(b)本例の検索手順では、クライアント機器C1において、直接的に、デバイス(本例では、複合機F1〜F3)からのビーコン信号D1〜D3によりデバイス情報を取得することで、利用したいデバイスをいちはやく絞り込むことができる。また、例えば、クライアント機器C1側に無線接続や印刷ジョブと連動するアプリケーションを用意することにより、接続先の変更などに伴う手間を極力抑制することが可能となる。
【0071】
具体的には、(b)本例の検索手順では、クライアント機器C1において、デバイスの検索、ESS−IDやホスト名やサービス内容の取得、デバイスの選択といった手順で処理が行われる。
なお、クライアント機器C1では、例えば、定期的にデバイスの検索が行われてもよく、ユーザからの検索指示があったことに応じてデバイスの検索が行われてもよく、印刷実行の指示或いは必要性があった場合にデバイスの検索が行われてもよい。
【0072】
図3には、各複合機F1〜F3から無線送信されるビーコン信号D1〜D3のフレーム(ビーコンフレーム)の構成例を示してある。当該ビーコンフレームは、例えば、属性情報を含んだパケット状のデータとなっている。
具体的には、同図に示したビーコンフレームは、プレアンブルと、ヘッダーと、MPDUから構成されている。
【0073】
プレアンブルは、同期のための信号(“SYNC”)と、データの先頭を示す信号(“SFD”)から構成されている。
ヘッダーは、速度を示す信号(“Signal”)と、機能拡張のための速度や変調方式を示す信号(“Service”)と、長さを示す信号(“Length”)と、誤り検出符号の信号(“CRC”)から構成されている。
【0074】
MPDUは、暗号化や通信方向に関する信号(“Frame”)と、送信時の待機分の信号(“Duration”)と、送信元や受信先などのアドレスを示す信号(“add1”、“add2”、“add3”、“add4”)と、シーケンス番号を示す信号(“Seq”)と、各種の情報が格納される信号(“Frame Body”)と、誤り検出符号の信号(“CRC”)から構成されている。
【0075】
“Frame Body”は、無線接続のための通信情報を格納する信号として、ESS−IDを示す信号(“ESSID”)と、MACアドレスを示す信号(“MAC Adress”)と、ホスト名を示す信号(“Host Name”)を含んでいる。
また、“Frame Body”は、各複合機F1〜F3が有するプリンタ機能に関する情報を格納する信号として、各種のデバイス情報を示す複数の信号(“Device情報1”〜“Device情報4”)を含んでいる。
また、“Frame Body”は、各複合機F1〜F3の位置に関する情報を格納する信号として、各複合機F1〜F3の位置に関する情報を示す信号(“位置情報”)を含んでいる。
【0076】
このように、本例のビーコンフレームでは、データフレーム部に、接続情報エリアと、デバイス情報エリアと、その他の情報エリアを設けてあり、各エリアに情報を格納する。
接続情報エリアには、例えば、IPアドレス、ホスト名、グルーピングされているESS−IDを書き込んでおき、これにより、クライアント機器C1は、接続すべきアクセスポイント(AP)の情報や、各複合機F1〜F3のIPアドレス等を取得する。
【0077】
デバイス情報エリアには、例えば、該当する複合機F1〜F3によりサポートし得るサービスの内容を書き込む。
また、デバイス情報エリアには、例えば、各複合機F1〜F3の現在におけるステータスを書き込むことにより、クライアントC1ではリアルタイムな情報の取得が可能となる。具体的には、エラー状況や、現在における印刷ジョブの状況をクライアント機器C1側へ知らせることで、クライアント機器C1側では印刷待ちなどを回避することができる。
【0078】
その他の情報エリアには、例えば、各複合機F1〜F3の位置情報を書き込むことにより、クライアント機器C1側へ各複合機F1〜F3の所在地を知らせることが可能となる。
【0079】
なお、情報の形態としては、データパケット量の増加によるトラフィックの増加を回避するために、例えば、データサイズが最小となるようにコード化してもよい。
一例として、“Device情報”や“位置情報”の取得においては、情報テーブルでの変換や、メニュー出力が行われる。
【0080】
図4には、クライアント機器C1が有するユーザインタフェース(UI)上での操作画面の例を示してある。当該画面に表示される情報は、各複合機F1〜F3からのビーコン信号D1〜D3に基づいて取得した情報を反映するものである。
【0081】
同図(a)には、複合機F1〜F3の検索結果を表示する画面の一例を示してある。
具体的には、各デバイス1、2、3(複合機F1、F2、F3)について、ESS−IDの情報(例えば、“xxx”)と、使用するチャネルの情報(例えば、“CH1”等)と、WEP機能の有無(例えば、“◎”又は“×”)及びそのビット数(例えば、“40bit”等)と、IPアドレスの情報(例えば、“xxxxxxxx”)が表示されている。
【0082】
同図(b)には、同図(a)に示した検索結果において、クライアント機器C1のユーザによりデバイス1を選択する指示入力があった場合に、デバイス1の情報を表示する画面の一例を示してある。
具体的には、デバイス1について、カラー(“Color”)或いは白黒(“BW”)の種類や、両面可能であるか否かや、面付け可能であるか否かや、“A4”等といった用紙サイズや、“PDF”等といったダイレクト印刷フォーマットに関する情報が表示されている。また、“印刷する”というボタンが表示されており、クライアント機器C1のユーザが当該ボタンをマウスでクリックなどすると、これに応じてクライアント機器C1は選択されたデバイス1を利用して実際に印刷を実行する。
【0083】
このように、本例の操作画面では、クライアント機器C1側が、検索することができたデバイス1、2、3をリスト化して表示している。具体的には、クライアント機器C1は、まず、UI上に、各デバイス1、2、3の無線接続情報と印刷属性情報を表示する。そして、クライアント機器C1のユーザは、このように表示される情報を元にして、利用を希望するデバイスを選択し、その後、印刷指示をすると、クライアント機器C1は無線接続モードへ移行する。
【0084】
なお、このとき、選択されたデバイス側がインフラストラクチャーモードばかりでなくアドホックモードもサポートしている場合には、クライアント機器C1側で、インフラストラクチャーモードによるアクセスポイント(AP)を経由した接続と、アドホックモードによる直接的な接続とを選択することができるような構成とすることも可能である。
【0085】
以上のように、本例の複合機システムでは、クライアント機器C1との通信機能として無線通信機能を備える複合機F1〜F3において、当該複合機F1〜F3が保有する属性情報をパケットデータとして一定の時間毎に送信することが行われる。
【0086】
また、本例の複合機システムでは、複合機F1〜F3において、送信する属性情報に、ID名、IPアドレス、ホスト名などの無線接続情報を含めることが行われる。
また、本例の複合機システムでは、複合機F1〜F3において、送信する属性情報に、当該複合機F1〜F3の位置情報を含めることが行われる。
【0087】
また、本例の複合機システムでは、複合機F1〜F3において、送信する属性情報をリアルタイムに更新させることが行われる。
また、本例の複合機システムでは、クライアント機器C1において、例えばアプリケーションにより、複数の複合機F1〜F3が送信するパケットデータに含まれる属性情報に基づいて複合機F1〜F3を選択して、選択した複合機F1〜F3と無線接続することが行われる。
【0088】
従って、本例の複合機システムでは、例えばIEEE802.11系の無線通信を用いるような場合においても、クライアント機器C1では、各複合機F1〜F3が有するサービス内容の情報を容易に取得することができ、これにより、簡易に、接続及びプリンタ出力等が可能な複合機F1〜F3を検索することが可能となる。特に、クライアント機器C1では、ダイレクトに複合機F1〜F3とそのサービスを検出することができるため、例えばLAN上での検索方法と比べて、効率的なプリント出力等が可能となる。
【0089】
なお、本例では、複合機F1〜F3によりプリンタ装置やスキャナ装置が構成されており、クライアント機器C1により端末装置が構成されている。
また、本例の複合機F1〜F3では、ビーコン信号D1〜D3により属性情報を無線送信する機能により属性情報無線送信手段が構成されており、当該属性情報をリアルタイムに更新する機能により属性情報更新手段が構成されている。
【0090】
また、本例のクライアント機器C1では、ビーコン信号D1〜D3により属性情報を受信する機能により属性情報受信手段が構成されており、属性情報に基づいてユーザからの選択指示により或いは自動的に複合機F1〜F3を選択する機能によりプリンタ装置選択手段やスキャナ装置選択手段が構成されており、選択された複合機F1〜F3と無線により通信可能に接続する機能により無線接続手段が構成されている。
【0091】
本発明の第2実施例に係る複合機システムを説明する。
図5には、本例の複合機システムの構成例及び動作の概要を示してある。
具体的には、同図には、1つの複合機F11(デバイス1)と、1つの基地局装置B11(アクセスポイントAP1)と、複数のクライアント機器C11、C12、C12(クライアント1、2、3)を示してあり、また、複合機F11から無線により送信されるビーコン信号D11を示してある。
【0092】
本例の複合機システムでは、複合機F11や基地局装置B11や各クライアント機器C11〜C12は、それぞれ、例えば上記第1実施例の上記図1に示したものと同様な機能を有しており、以下では、異なる点について詳しく説明する。
すなわち、本例では、無線通信機能を複数有する複合機F11において、これら複数の無線通信機能のうちの一つを、サービス検出パケット(ビーコン信号D11)を送信するために使用している。
【0093】
複合機F11では、一例として、アクセスポイント(基地局装置B11)と無線通信するための通信機能1と、クライアント機器C11〜C13に対してビーコン信号D11を無線送信するための通信機能2とで、互いに干渉しないように周波数などのチャネルを分けておくことが為されている。これにより、例えば、ビーコン信号の増加によるトラフィックの低下を抑制することが可能となる。
【0094】
以上のように、本例の複合機システムでは、複合機F11が、複数の無線通信機能を有しており、少なくとも1つの無線通信機能を当該複合機F11が有する属性情報のパケットデータを送信するために利用することが行われる。
従って、本例の複合機システムでは、複合機F11において、クライアント機器C11に対して属性情報を無線送信するのと同時に、基地局装置B11を介して他のクライアント機器C12、C13などと無線通信することができ、効率的である。
【0095】
ここで、本発明に係るプリンタ装置やスキャナ装置や複合機などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記憶する記憶媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
【0096】
また、本発明に係るプリンタ装置やスキャナ装置や複合機などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記憶媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るプリンタ装置などによると、端末装置と無線通信する機能を有しており、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信するようにしたため、端末装置に対してプリンタ機能に関する情報を通知することができる。
【0098】
また、本発明に係るスキャナ装置などによると、端末装置と無線通信する機能を有しており、当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信するようにしたため、端末装置に対してスキャナ機能に関する情報を通知することができる。
【0099】
また、本発明に係る端末装置によると、プリンタ装置或いはスキャナ装置と無線通信する機能を有しており、プリンタ装置或いはスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信し、受信した属性情報に基づいて、複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択し或いは複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択し、選択したプリンタ装置或いはスキャナ装置と無線接続するようにしたため、複数のプリンタ装置から選択したプリンタ装置或いは複数のスキャナ装置からスキャナ装置と無線通信が可能に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る複合機システムの構成例を示す図である。
【図2】複合機を検索する手順の比較例を示す図である。
【図3】ビーコン信号のフレームの構成例を示す図である。
【図4】クライアント機器のユーザインタフェース画面の表示の一例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る複合機システムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
F1〜F3、F11・・複合機、
C1、C11〜C13・・クライアント機器、
B1、B2、B11・・基地局装置、
D1〜D3、D11、E1、E2・・ビーコン信号、
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ装置やスキャナ装置などに関し、特に、属性情報を無線送信するプリンタ装置やスキャナ装置などに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、有線LAN(Local Area Network)を用いたネットワーク通信に対して、無線通信の高速化や規格化による相互接続性などの改善があり、無線によるネットワーク環境が拡大しつつある。特に、例えばIEEE802.11系やブルートゥース(Bluetooth)などの近距離無線通信を用いたデータの送受信が実用化され始めている。
【0003】
プリンタ専用機或いは複合機等のプリンタ装置(印刷装置)では、このような無線通信機能を搭載することにより、オフィス内ばかりでなく店舗や公共スペース等においてもパーソナルコンピュータ(PC)やPDA(Personal Digital Assistant)などのクライアント機器を用いてプリンタ装置とワイヤレスで接続してプリントすることが可能となっている。
【0004】
特に、外出先でのプリントニーズでは、ワイヤレスによる利便性は大きく、今後更に、無線を用いた印刷の利用が予測される。
しかしながら、外出先でのプリンタ利用では、ホームオフィスで通常使用しているケースと比べて、幾つかの問題が発生する。一つは、出先にあるプリンタのプリンタドライバを必ずしも保有していない点であり、他の一つは、プリンタの検索及び属性情報の取得である。ここで、属性情報とは、例えば、カラーのサポート、用紙種類、両面対応、面つけなどに関する情報のことである。
【0005】
上記したプリンタドライバに関しては、例えば、直接印刷できるフォーマットを特定して、クライアント側又はサーバを介して特定フォーマットに変換し、プリンタ側で直接出力することで、ある程度は問題を回避することができる。
一方、プリンタの検索とそのサービス内容の取得に関しては、例えば、Bluetoothでは、デバイス検索とサービスディスカバリーの機能が予め搭載されており、10m程度の周辺に存在するプリンタを検出して、そのサービス内容を取得することが可能である。
【0006】
しかしながら、例えば、IEEE802.11系の通信機能を用いる場合には、LANに接続するためのアクセスポイントを検索する機能は用意されているが、アクセスポイントの先にあるプリンタを検索することまではサポートされていない。
【0007】
特に、外出先のオフィスでは、目の前のプリンタに出力したいような場合においても、そのプリンタのIP(Internet Protocol)アドレス、ホスト名、サービス内容などの情報がわからないケースがあり、オフィス内にある複数のプリンタの中から、利用したいプリントサービスが使用可能なプリンタを検出することは容易ではなかった。
【0008】
また、通常は、アクセスポイント経由でLANに接続し、LAN上のプリンタを検索するが、アクセスポイントに接続するための情報がわからない場合も想定され、また、セキュリティ上、無線LAN接続ができないような場合も想定される。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−298467号公報
【特許文献2】
特開2001−313662号公報
【特許文献3】
特開2002−051058号公報
【特許文献4】
特開2002−051059号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例で述べたように、従来のプリンタ装置では、例えば、外出先のオフィス等においては、出力したいプリンタの検索、当該プリンタのサービス内容の取得、当該プリンタとの接続、当該プリンタによるプリント出力までには、必要な情報の取得と接続の設定等が煩雑となってしまい、効率が悪い面があるといった不具合があった。
また、スキャナ専用機或いは複合機等のスキャナ装置においても、上記したプリンタ装置と同様な不具合があった。
【0011】
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、端末装置に対してプリンタ機能に関する情報を通知することができるプリンタ装置などを提供することを目的とする。
また、本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、端末装置に対してスキャナ機能に関する情報を通知することができるスキャナ装置などを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係るプリンタ装置及び端末装置について説明する。
上記目的を達成するため、本発明に係るプリンタ装置では、端末装置と無線通信する機能を有しており、次のような処理を行う。
すなわち、属性情報無線送信手段が、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。
従って、端末装置に対してプリンタ機能に関する情報を通知することができる。
【0013】
ここで、プリンタ機能に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、白黒やカラーのサポート、用紙の種類、両面の対応、面付け、プリンタドライバ、プリンタドライバ無しでも出力可能なフォーマット(直接印刷のフォーマット)、などに関する情報のように提供可能なプリンタサービスに関する情報を用いることができ、また、例えば、紙切れ、エラー状況、混雑状況、故障状況、などに関する情報のようにプリンタの状態に関する情報を用いることができる。
【0014】
また、属性情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、プリンタ機能に関する情報のみを含むような情報が用いられてもよく、或いは、プリンタ機能に関する情報と共に、他の情報も含むような情報が用いられてもよい。
【0015】
本発明に係るプリンタ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、当該プリンタ装置の位置に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。
従って、端末装置に対してプリンタ装置の位置に関する情報を通知することができる。
【0016】
ここで、プリンタ装置の位置に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、端末装置から近い位置に存在する旨、端末装置から遠い位置に存在する旨、端末装置との離隔距離、端末装置から見た方向、などの情報を用いることができ、また、例えば、所定の部屋の中でいずれのところにプリンタ装置が存在するかを文字或いは地図などで示す情報や、所定の部屋の中で柱などに番号が付されている場合にいずれの番号の柱などの近くにプリンタ装置が存在するかを示す情報などを用いることができる。
【0017】
本発明に係るプリンタ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、無線通信機能に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。従って、端末装置に対して無線通信機能に関する情報を通知することができる。
【0018】
ここで、無線通信機能に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、基地局装置などの識別情報やアドレス情報などのように無線接続のための情報を用いることができる。また、無線接続のための情報としては、例えば、インターネットの利用とは無関係に、インターネットで使用されるID名やIPアドレスやホスト名などを利用することも可能である。
【0019】
本発明に係るプリンタ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、一定の時間間隔毎に、属性情報を端末装置に対して無線送信する。
従って、一定の時間間隔毎に、例えばフレームなどにより、端末装置に対して属性情報を通知することができる。
ここで、一定の時間間隔としては、種々な時間間隔が用いられてもよい。
【0020】
本発明に係るプリンタ装置では、一構成例として、属性情報更新手段が、属性情報無線送信手段により無線送信する属性情報を更新する。
従って、端末装置に対して通知する属性情報を更新することにより、新しい属性情報を端末装置に対して通知することができる。
【0021】
ここで、属性情報を更新するタイミングとしては、種々なタイミングが用いられてもよく、例えば、リアルタイムで更新する態様や、一定の時間間隔毎に更新する態様などを用いることができる。
【0022】
本発明に係るプリンタ装置では、一構成例として、複数の無線通信機能を有しており、そして、属性情報無線送信手段は、これら複数の無線通信機能の一部を用いて属性情報を無線送信する。
従って、属性情報を無線送信するとともに、他の無線通信を行うことが可能である。一例として、属性情報を無線送信するとともに、所定の端末装置と他の情報を無線通信するようなことが可能である。
【0023】
ここで、複数の無線通信機能の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、複数の無線通信機能の一部としては、例えば、1つの無線通信機能であってもよく、或いは、2以上の無線通信機能であってもよい。
また、複数の無線通信機能としては、例えば、無線通信に使用する周波数が異なるなどといったようにそれぞれ異なる無線通信方式を使用するものを用いることができる。
【0024】
本発明に係る端末装置は、プリンタ装置と無線通信する機能を有しており、次のような処理を行う。
すなわち、属性情報受信手段が、自装置(プリンタ装置)のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信する。また、プリンタ装置選択手段が、属性情報受信手段により受信される属性情報に基づいて、複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択する。そして、無線接続手段が、プリンタ装置選択手段により選択されたプリンタ装置と無線接続する。
従って、複数のプリンタ装置から選択されたプリンタ装置と無線通信が可能に接続することができる。
【0025】
ここで、プリンタ装置選択手段により属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択する仕方としては、種々な仕方が用いられてもよい。一例として、属性情報報知機能により1又は複数のプリンタ装置に関する属性情報を端末装置のユーザに対して表示など報知し、プリンタ装置選択指示入力機能により当該ユーザからプリンタ装置の選択指示を入力し、当該入力される選択指示に応じたプリンタ装置を選択するような仕方を用いることができる。他の例として、予め設定されたプリンタ装置の選択手順に従って、例えばユーザによる操作が無くとも自動的に、プリンタ装置を選択するような仕方を用いることができる。
なお、選択するプリンタ装置の数としては、1であってもよく、或いは、2以上であってもよい。
【0026】
本発明では、以上に示したようなプリンタ装置や端末装置に関する技術を、方法として提供することもできる。
一例として、本発明に係るプリンタ装置属性情報無線送信方法では、端末装置と無線通信するプリンタ装置において、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する。
【0027】
一例として、本発明に係る端末装置無線接続方法では、プリンタ装置と無線通信する端末装置において、自装置(プリンタ装置)のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信し、受信した属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択し、選択したプリンタ装置と無線接続する。
【0028】
本発明では、以上に示したようなプリンタ装置や端末装置に関する技術を、プログラムとして提供することもできる。
一例として、本発明に係るプログラムは、端末装置と無線通信するプリンタ装置を構成するコンピュータに実行させるものであり、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する機能を、当該コンピュータにより実現する。
【0029】
一例として、本発明に係るプログラムは、プリンタ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるものであり、自装置(プリンタ装置)のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信する機能と、受信した属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択する機能と、選択したプリンタ装置と無線接続する機能を、当該コンピュータにより実現する。
【0030】
また、本発明では、以上に示したようなプリンタ装置や端末装置に関する技術を、記憶媒体として提供することもできる。
一例として、本発明に係る記憶媒体では、端末装置と無線通信するプリンタ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを、当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶している。そして、当該プログラムは、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する処理を、当該コンピュータに実行させる。
【0031】
一例として、本発明に係る記憶媒体では、プリンタ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを、当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶している。そして、当該プログラムは、自装置(プリンタ装置)のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信する処理と、受信した属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択する処理と、選択したプリンタ装置と無線接続する処理を、当該コンピュータに実行させる。
【0032】
(2)本発明に係るスキャナ装置及び端末装置について説明する。
上記目的を達成するため、本発明に係るスキャナ装置では、端末装置と無線通信する機能を有しており、次のような処理を行う。
すなわち、属性情報無線送信手段が、当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。
従って、端末装置に対してスキャナ機能に関する情報を通知することができる。
【0033】
ここで、スキャナ機能に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、白黒やカラーのサポート、用紙の種類、スキャナドライバ、などに関する情報のように提供可能なスキャナサービスに関する情報を用いることができ、また、例えば、エラー状況、混雑状況、故障状況、などに関する情報のようにスキャナの状態に関する情報を用いることができる。
【0034】
また、属性情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、スキャナ機能に関する情報のみを含むような情報が用いられてもよく、或いは、スキャナ機能に関する情報と共に、他の情報も含むような情報が用いられてもよい。
【0035】
本発明に係るスキャナ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、当該スキャナ装置の位置に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。
従って、端末装置に対してスキャナ装置の位置に関する情報を通知することができる。
【0036】
ここで、スキャナ装置の位置に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、端末装置から近い位置に存在する旨、端末装置から遠い位置に存在する旨、端末装置との離隔距離、端末装置から見た方向、などの情報を用いることができ、また、例えば、所定の部屋の中でいずれのところにスキャナ装置が存在するかを文字或いは地図などで示す情報や、所定の部屋の中で柱などに番号が付されている場合にいずれの番号の柱などの近くにスキャナ装置が存在するかを示す情報などを用いることができる。
【0037】
本発明に係るスキャナ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、無線通信機能に関する情報を含む属性情報を、端末装置に対して無線送信する。
従って、端末装置に対して無線通信機能に関する情報を通知することができる。
【0038】
ここで、無線通信機能に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、基地局装置などの識別情報やアドレス情報などのように無線接続のための情報を用いることができる。また、無線接続のための情報としては、例えば、インターネットの利用とは無関係に、インターネットで使用されるID名やIPアドレスやホスト名などを利用することも可能である。
【0039】
本発明に係るスキャナ装置では、一構成例として、属性情報無線送信手段は、一定の時間間隔毎に、属性情報を端末装置に対して無線送信する。
従って、一定の時間間隔毎に、例えばフレームなどにより、端末装置に対して属性情報を通知することができる。
ここで、一定の時間間隔としては、種々な時間間隔が用いられてもよい。
【0040】
本発明に係るスキャナ装置では、一構成例として、属性情報更新手段が、属性情報無線送信手段により無線送信する属性情報を更新する。
従って、端末装置に対して通知する属性情報を更新することにより、新しい属性情報を端末装置に対して通知することができる。
【0041】
ここで、属性情報を更新するタイミングとしては、種々なタイミングが用いられてもよく、例えば、リアルタイムで更新する態様や、一定の時間間隔毎に更新する態様などを用いることができる。
【0042】
本発明に係るスキャナ装置では、一構成例として、複数の無線通信機能を有しており、そして、属性情報無線送信手段は、これら複数の無線通信機能の一部を用いて属性情報を無線送信する。
従って、属性情報を無線送信するとともに、他の無線通信を行うことが可能である。一例として、属性情報を無線送信するとともに、所定の端末装置と他の情報を無線通信するようなことが可能である。
【0043】
ここで、複数の無線通信機能の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、複数の無線通信機能の一部としては、例えば、1つの無線通信機能であってもよく、或いは、2以上の無線通信機能であってもよい。
また、複数の無線通信機能としては、例えば、無線通信に使用する周波数が異なるなどといったようにそれぞれ異なる無線通信方式を使用するものを用いることができる。
【0044】
本発明に係る端末装置は、スキャナ装置と無線通信する機能を有しており、次のような処理を行う。
すなわち、属性情報受信手段が、自装置(スキャナ装置)のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信する。また、スキャナ装置選択手段が、属性情報受信手段により受信される属性情報に基づいて、複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択する。そして、無線接続手段が、スキャナ装置選択手段により選択されたスキャナ装置と無線接続する。
従って、複数のスキャナ装置から選択されたスキャナ装置と無線通信が可能に接続することができる。
【0045】
ここで、スキャナ装置選択手段により属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択する仕方としては、種々な仕方が用いられてもよい。一例として、属性情報報知機能により1又は複数のスキャナ装置に関する属性情報を端末装置のユーザに対して表示など報知し、スキャナ装置選択指示入力機能により当該ユーザからスキャナ装置の選択指示を入力し、当該入力される選択指示に応じたスキャナ装置を選択するような仕方を用いることができる。他の例として、予め設定されたスキャナ装置の選択手順に従って、例えばユーザによる操作が無くとも自動的に、スキャナ装置を選択するような仕方を用いることができる。
なお、選択するスキャナ装置の数としては、1であってもよく、或いは、2以上であってもよい。
【0046】
本発明では、以上に示したようなスキャナ装置や端末装置に関する技術を、方法として提供することもできる。
一例として、本発明に係るスキャナ装置属性情報無線送信方法では、端末装置と無線通信するスキャナ装置において、当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する。
【0047】
一例として、本発明に係る端末装置無線接続方法では、スキャナ装置と無線通信する端末装置において、自装置(スキャナ装置)のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信し、受信した属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択し、選択したスキャナ装置と無線接続する。
【0048】
本発明では、以上に示したようなスキャナ装置や端末装置に関する技術を、プログラムとして提供することもできる。
一例として、本発明に係るプログラムは、端末装置と無線通信するスキャナ装置を構成するコンピュータに実行させるものであり、当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する機能を、当該コンピュータにより実現する。
【0049】
一例として、本発明に係るプログラムは、スキャナ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるものであり、自装置(スキャナ装置)のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信する機能と、受信した属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択する機能と、選択したスキャナ装置と無線接続する機能を、当該コンピュータにより実現する。
【0050】
また、本発明では、以上に示したようなスキャナ装置や端末装置に関する技術を、記憶媒体として提供することもできる。
一例として、本発明に係る記憶媒体では、端末装置と無線通信するスキャナ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを、当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶している。そして、当該プログラムは、当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する処理を、当該コンピュータに実行させる。
【0051】
一例として、本発明に係る記憶媒体では、スキャナ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを、当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶している。そして、当該プログラムは、自装置(スキャナ装置)のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信する処理と、受信した属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択する処理と、選択したスキャナ装置と無線接続する処理を、当該コンピュータに実行させる。
【0052】
(3)更に、本発明に係るプリンタ装置やスキャナ装置や端末装置について説明する。
プリンタ装置としては、例えば文字や画像の情報を紙面に印刷するような種々な装置が用いられてもよく、例えば、プリンタや、複写機や、FAX(特に、受信時の印刷機能)などを包含する。
スキャナ装置としては、例えば文字や画像の情報を紙面から読み込むような種々な装置が用いられてもよく、例えば、スキャナや、FAX(特に、送信時の読み込み機能)などを包含する。
また、プリンタ装置の機能とスキャナ装置の機能との両方を備えたような複合機についても、本発明に包含される。
【0053】
端末装置としては、無線端末装置が用いられ、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)や、PDAなどから構成することができる。
また、端末装置としては、例えば、携帯型の装置を用いることができる。
【0054】
プリンタ装置やスキャナ装置では、一構成例として、メモリを備えており、当該メモリに属性情報を記憶する。一例として、MIB(Management Information Base)を用いて属性情報を管理することが可能である。
【0055】
一構成例として、プリンタ装置と端末装置を含むシステムや、スキャナ装置と端末装置を含むシステムを、無線LANを用いて構築することができる。
具体例として、プリンタ装置やスキャナ装置は、有線或いは無線の回線を介して、基地局装置と通信接続される。また、基地局装置は、バックボーンのネットワークと接続される。
【0056】
そして、端末装置は、プリンタ装置と直接的に或いは基地局装置を介して間接的に通信接続して、当該プリンタ装置に対して印刷対象となるデータを送信し、当該プリンタ装置は受信した当該データを印刷する。
また、端末装置は、スキャナ装置と直接的に或いは基地局装置を介して間接的に通信接続して、当該スキャナ装置はスキャンにより読み込んだデータを当該端末装置に対して送信し、当該端末装置は当該データを受信する。
【0057】
【発明の実施の形態】
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
本実施例では、無線通信のインタフェースによりデータの送受信を行う端末装置である複数のクライアント機器と、プリンタ機能及びスキャナ機能を有する複数の複合機(デバイス)と、複数の基地局装置を含むシステムを、無線LANを用いて構築した複合機システムに本発明を適用した場合を示す。
また、本実施例では、主として、複合機が有するプリンタ機能を代表させて説明するが、スキャナ機能についても同様な構成や動作が実施可能である。
【0058】
本発明の第1実施例に係る複合機システムを説明する。
図1には、本例の複合機システムの構成例及び動作の概要を示してある。
具体的には、同図には、複数の複合機F1、F2、F3(デバイス1、2、3)と、複数の基地局装置B1、B2(アクセスポイントAP1、AP2)と、1つのクライアント機器C1(クライアント1)を示してあり、また、それぞれの複合機F1、F2、F3から無線により送信されるビーコン信号D1、D2、D3と、それぞれの基地局装置B1、B2から無線により送信されるビーコン信号E1、E2を示してある。
【0059】
クライアント機器C1や、各複合機F1〜F3は、それぞれ、無線通信機能を有している。
また、1つの複合機F1はアクセスポイントAP1(基地局装置B1)のサービスセットに含まれており、2つの複合機F2、F3はアクセスポイントAP2(基地局装置B2)のサービスセットに含まれている。
【0060】
各複合機F1〜F3は、接続先であるアクセスポイントAP1、AP2との無線通信とは無関係に、自装置(各複合機F1〜F3)に関する情報を含んだビーコン信号D1〜D3を一定時間毎に(定期的に)送信している。
これにより、クライアント機器C1は、アクセスポイントAP1、AP2から無線送信されるビーコン信号E1、E2を受信することが可能であるとともに、各複合機F1〜F3から無線送信されるビーコン信号D1〜D3を受信することが可能となる。
【0061】
通常、クライアント機器C1は、アクセスポイントAP1、AP2からのビーコン信号E1、E2により、現在において周辺に存在するアクセスポイントAP1、AP2を検出する。各アクセスポイントAP1、AP2からのビーコン信号E1、E2には、各アクセスポイントAP1、AP2のMACアドレス、ESS−ID(Extended Service Set Identity)、通信速度などの情報が盛り込まれている。クライアント機器C1は、当該情報に基づいていずれかのアクセスポイントAP1、AP2を選択し、選択したアクセスポイントAP1、AP2の先に存在するネットワークに接続する。
【0062】
本例では、次のようにして、クライアント機器C1が、希望するプリンタ機能を有した複合機を検索する。
ここでは、クライアント機器C1が、処理したいプリントジョブを持っており、出力先のプリンタを検索する場合を例とする。
【0063】
この場合、クライアント機器C1は、アクセスポイントAP1、AP2からのビーコン信号E1、E2を受信するのと同様にして各複合機F1〜F3からのビーコン信号D1〜D3を受信し、受信した各複合機F1〜F3からのビーコン信号D1、D2、D3を当該クライアント機器C1側で解析して、各複合機F1〜F3が有するプリンタ機能に関する情報、接続のための情報、当該各複合機F1〜F3の位置情報などを属性情報として当該クライアント機器C1の画面上に表示する。これにより、クライアント機器C1のユーザは、処理したいプリントジョブに最適な複合機F1〜F3を選択することが可能となる。
【0064】
また、クライアント機器C1は、例えば、出力したいプリンタ機能を有する複合機とプリンタのサービスが選択されると、ビーコン信号などにより取得した情報に基づいて、無線通信の接続設定を行い、そして、サービス内容に従って、印刷対象となるデータを印刷するための処理を実行する。
【0065】
ここで、各複合機F1〜F3が有するプリンタ機能に関する情報としては、例えば、白黒(BW:Black and White)或いはカラー、用紙サイズ、両面印刷対応、面付け対応、ダイレクトプリントのサポートフォーマットなどのように種々なサービスの可否などに関する情報が用いられ、また、例えば、エラー等の発生有無、プリントジョブの待ち時間などのように現在におけるプリンタの稼動状況(ステータス)に関する情報が用いられる。
【0066】
また、接続のための情報としては、例えば、IPアドレス、MACアドレス、ホスト名などの情報が用いられる。
また、各複合機F1〜F3の位置情報としては、例えば、各複合機F1〜F3が位置する場所をある程度或いは厳密に特定するような情報が用いられる。
【0067】
なお、本例では、クライアント機器C1において、ユーザが各複合機F1〜F3の属性情報を見て印刷に利用する複合機を選択するような構成を示したが、例えば、属性情報に基づいて複合機を選択する手順を予めクライアント機器C1に設定しておいて、クライアント機器C1が当該手順に従って自動的に印刷に利用する複合機を選択するような構成とすることも可能である。
【0068】
図2には、クライアント機器C1において要求に適した複合機F1〜F3を検索するための、(a)通常の検索手順の一例と、(b)本例(本提案)の検索手順の一例を示してある。
(a)通常の検索手順では、クライアント機器において、まず、アクセスポイント(AP)を検索及び選択する。アクセスポイントとの接続設定を完了したことで、アクセスポイントより先のネットワーク上のサービスを利用することができる。そして、クライアント機器側のアプリケーションにより、ネットワーク上にあるデバイス(本例では、複合機)の検索を行い、又は、デバイスに設けた共有ファイル、Webなどを利用してデバイスのサービスを取得する。
【0069】
具体的には、(a)通常の検索手順では、クライアント機器において、アクセスポイントの検索、例えばMACアドレスを利用したESS−IDの取得、例えばWEP(Wired Equivalent Privacy)、IPアドレスの設定による接続設定、クライアント機器側の検索機能を利用したプリンタ検索、ホスト名の取得、SMB(Server Message Block)等によるサービス取得といった手順で処理が行われる。
【0070】
一方、(b)本例の検索手順では、クライアント機器C1において、直接的に、デバイス(本例では、複合機F1〜F3)からのビーコン信号D1〜D3によりデバイス情報を取得することで、利用したいデバイスをいちはやく絞り込むことができる。また、例えば、クライアント機器C1側に無線接続や印刷ジョブと連動するアプリケーションを用意することにより、接続先の変更などに伴う手間を極力抑制することが可能となる。
【0071】
具体的には、(b)本例の検索手順では、クライアント機器C1において、デバイスの検索、ESS−IDやホスト名やサービス内容の取得、デバイスの選択といった手順で処理が行われる。
なお、クライアント機器C1では、例えば、定期的にデバイスの検索が行われてもよく、ユーザからの検索指示があったことに応じてデバイスの検索が行われてもよく、印刷実行の指示或いは必要性があった場合にデバイスの検索が行われてもよい。
【0072】
図3には、各複合機F1〜F3から無線送信されるビーコン信号D1〜D3のフレーム(ビーコンフレーム)の構成例を示してある。当該ビーコンフレームは、例えば、属性情報を含んだパケット状のデータとなっている。
具体的には、同図に示したビーコンフレームは、プレアンブルと、ヘッダーと、MPDUから構成されている。
【0073】
プレアンブルは、同期のための信号(“SYNC”)と、データの先頭を示す信号(“SFD”)から構成されている。
ヘッダーは、速度を示す信号(“Signal”)と、機能拡張のための速度や変調方式を示す信号(“Service”)と、長さを示す信号(“Length”)と、誤り検出符号の信号(“CRC”)から構成されている。
【0074】
MPDUは、暗号化や通信方向に関する信号(“Frame”)と、送信時の待機分の信号(“Duration”)と、送信元や受信先などのアドレスを示す信号(“add1”、“add2”、“add3”、“add4”)と、シーケンス番号を示す信号(“Seq”)と、各種の情報が格納される信号(“Frame Body”)と、誤り検出符号の信号(“CRC”)から構成されている。
【0075】
“Frame Body”は、無線接続のための通信情報を格納する信号として、ESS−IDを示す信号(“ESSID”)と、MACアドレスを示す信号(“MAC Adress”)と、ホスト名を示す信号(“Host Name”)を含んでいる。
また、“Frame Body”は、各複合機F1〜F3が有するプリンタ機能に関する情報を格納する信号として、各種のデバイス情報を示す複数の信号(“Device情報1”〜“Device情報4”)を含んでいる。
また、“Frame Body”は、各複合機F1〜F3の位置に関する情報を格納する信号として、各複合機F1〜F3の位置に関する情報を示す信号(“位置情報”)を含んでいる。
【0076】
このように、本例のビーコンフレームでは、データフレーム部に、接続情報エリアと、デバイス情報エリアと、その他の情報エリアを設けてあり、各エリアに情報を格納する。
接続情報エリアには、例えば、IPアドレス、ホスト名、グルーピングされているESS−IDを書き込んでおき、これにより、クライアント機器C1は、接続すべきアクセスポイント(AP)の情報や、各複合機F1〜F3のIPアドレス等を取得する。
【0077】
デバイス情報エリアには、例えば、該当する複合機F1〜F3によりサポートし得るサービスの内容を書き込む。
また、デバイス情報エリアには、例えば、各複合機F1〜F3の現在におけるステータスを書き込むことにより、クライアントC1ではリアルタイムな情報の取得が可能となる。具体的には、エラー状況や、現在における印刷ジョブの状況をクライアント機器C1側へ知らせることで、クライアント機器C1側では印刷待ちなどを回避することができる。
【0078】
その他の情報エリアには、例えば、各複合機F1〜F3の位置情報を書き込むことにより、クライアント機器C1側へ各複合機F1〜F3の所在地を知らせることが可能となる。
【0079】
なお、情報の形態としては、データパケット量の増加によるトラフィックの増加を回避するために、例えば、データサイズが最小となるようにコード化してもよい。
一例として、“Device情報”や“位置情報”の取得においては、情報テーブルでの変換や、メニュー出力が行われる。
【0080】
図4には、クライアント機器C1が有するユーザインタフェース(UI)上での操作画面の例を示してある。当該画面に表示される情報は、各複合機F1〜F3からのビーコン信号D1〜D3に基づいて取得した情報を反映するものである。
【0081】
同図(a)には、複合機F1〜F3の検索結果を表示する画面の一例を示してある。
具体的には、各デバイス1、2、3(複合機F1、F2、F3)について、ESS−IDの情報(例えば、“xxx”)と、使用するチャネルの情報(例えば、“CH1”等)と、WEP機能の有無(例えば、“◎”又は“×”)及びそのビット数(例えば、“40bit”等)と、IPアドレスの情報(例えば、“xxxxxxxx”)が表示されている。
【0082】
同図(b)には、同図(a)に示した検索結果において、クライアント機器C1のユーザによりデバイス1を選択する指示入力があった場合に、デバイス1の情報を表示する画面の一例を示してある。
具体的には、デバイス1について、カラー(“Color”)或いは白黒(“BW”)の種類や、両面可能であるか否かや、面付け可能であるか否かや、“A4”等といった用紙サイズや、“PDF”等といったダイレクト印刷フォーマットに関する情報が表示されている。また、“印刷する”というボタンが表示されており、クライアント機器C1のユーザが当該ボタンをマウスでクリックなどすると、これに応じてクライアント機器C1は選択されたデバイス1を利用して実際に印刷を実行する。
【0083】
このように、本例の操作画面では、クライアント機器C1側が、検索することができたデバイス1、2、3をリスト化して表示している。具体的には、クライアント機器C1は、まず、UI上に、各デバイス1、2、3の無線接続情報と印刷属性情報を表示する。そして、クライアント機器C1のユーザは、このように表示される情報を元にして、利用を希望するデバイスを選択し、その後、印刷指示をすると、クライアント機器C1は無線接続モードへ移行する。
【0084】
なお、このとき、選択されたデバイス側がインフラストラクチャーモードばかりでなくアドホックモードもサポートしている場合には、クライアント機器C1側で、インフラストラクチャーモードによるアクセスポイント(AP)を経由した接続と、アドホックモードによる直接的な接続とを選択することができるような構成とすることも可能である。
【0085】
以上のように、本例の複合機システムでは、クライアント機器C1との通信機能として無線通信機能を備える複合機F1〜F3において、当該複合機F1〜F3が保有する属性情報をパケットデータとして一定の時間毎に送信することが行われる。
【0086】
また、本例の複合機システムでは、複合機F1〜F3において、送信する属性情報に、ID名、IPアドレス、ホスト名などの無線接続情報を含めることが行われる。
また、本例の複合機システムでは、複合機F1〜F3において、送信する属性情報に、当該複合機F1〜F3の位置情報を含めることが行われる。
【0087】
また、本例の複合機システムでは、複合機F1〜F3において、送信する属性情報をリアルタイムに更新させることが行われる。
また、本例の複合機システムでは、クライアント機器C1において、例えばアプリケーションにより、複数の複合機F1〜F3が送信するパケットデータに含まれる属性情報に基づいて複合機F1〜F3を選択して、選択した複合機F1〜F3と無線接続することが行われる。
【0088】
従って、本例の複合機システムでは、例えばIEEE802.11系の無線通信を用いるような場合においても、クライアント機器C1では、各複合機F1〜F3が有するサービス内容の情報を容易に取得することができ、これにより、簡易に、接続及びプリンタ出力等が可能な複合機F1〜F3を検索することが可能となる。特に、クライアント機器C1では、ダイレクトに複合機F1〜F3とそのサービスを検出することができるため、例えばLAN上での検索方法と比べて、効率的なプリント出力等が可能となる。
【0089】
なお、本例では、複合機F1〜F3によりプリンタ装置やスキャナ装置が構成されており、クライアント機器C1により端末装置が構成されている。
また、本例の複合機F1〜F3では、ビーコン信号D1〜D3により属性情報を無線送信する機能により属性情報無線送信手段が構成されており、当該属性情報をリアルタイムに更新する機能により属性情報更新手段が構成されている。
【0090】
また、本例のクライアント機器C1では、ビーコン信号D1〜D3により属性情報を受信する機能により属性情報受信手段が構成されており、属性情報に基づいてユーザからの選択指示により或いは自動的に複合機F1〜F3を選択する機能によりプリンタ装置選択手段やスキャナ装置選択手段が構成されており、選択された複合機F1〜F3と無線により通信可能に接続する機能により無線接続手段が構成されている。
【0091】
本発明の第2実施例に係る複合機システムを説明する。
図5には、本例の複合機システムの構成例及び動作の概要を示してある。
具体的には、同図には、1つの複合機F11(デバイス1)と、1つの基地局装置B11(アクセスポイントAP1)と、複数のクライアント機器C11、C12、C12(クライアント1、2、3)を示してあり、また、複合機F11から無線により送信されるビーコン信号D11を示してある。
【0092】
本例の複合機システムでは、複合機F11や基地局装置B11や各クライアント機器C11〜C12は、それぞれ、例えば上記第1実施例の上記図1に示したものと同様な機能を有しており、以下では、異なる点について詳しく説明する。
すなわち、本例では、無線通信機能を複数有する複合機F11において、これら複数の無線通信機能のうちの一つを、サービス検出パケット(ビーコン信号D11)を送信するために使用している。
【0093】
複合機F11では、一例として、アクセスポイント(基地局装置B11)と無線通信するための通信機能1と、クライアント機器C11〜C13に対してビーコン信号D11を無線送信するための通信機能2とで、互いに干渉しないように周波数などのチャネルを分けておくことが為されている。これにより、例えば、ビーコン信号の増加によるトラフィックの低下を抑制することが可能となる。
【0094】
以上のように、本例の複合機システムでは、複合機F11が、複数の無線通信機能を有しており、少なくとも1つの無線通信機能を当該複合機F11が有する属性情報のパケットデータを送信するために利用することが行われる。
従って、本例の複合機システムでは、複合機F11において、クライアント機器C11に対して属性情報を無線送信するのと同時に、基地局装置B11を介して他のクライアント機器C12、C13などと無線通信することができ、効率的である。
【0095】
ここで、本発明に係るプリンタ装置やスキャナ装置や複合機などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記憶する記憶媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
【0096】
また、本発明に係るプリンタ装置やスキャナ装置や複合機などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記憶媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るプリンタ装置などによると、端末装置と無線通信する機能を有しており、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信するようにしたため、端末装置に対してプリンタ機能に関する情報を通知することができる。
【0098】
また、本発明に係るスキャナ装置などによると、端末装置と無線通信する機能を有しており、当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信するようにしたため、端末装置に対してスキャナ機能に関する情報を通知することができる。
【0099】
また、本発明に係る端末装置によると、プリンタ装置或いはスキャナ装置と無線通信する機能を有しており、プリンタ装置或いはスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信し、受信した属性情報に基づいて、複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択し或いは複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択し、選択したプリンタ装置或いはスキャナ装置と無線接続するようにしたため、複数のプリンタ装置から選択したプリンタ装置或いは複数のスキャナ装置からスキャナ装置と無線通信が可能に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る複合機システムの構成例を示す図である。
【図2】複合機を検索する手順の比較例を示す図である。
【図3】ビーコン信号のフレームの構成例を示す図である。
【図4】クライアント機器のユーザインタフェース画面の表示の一例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る複合機システムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
F1〜F3、F11・・複合機、
C1、C11〜C13・・クライアント機器、
B1、B2、B11・・基地局装置、
D1〜D3、D11、E1、E2・・ビーコン信号、
Claims (26)
- 端末装置と無線通信するプリンタ装置であって、
当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する属性情報無線送信手段を備えた、
ことを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1に記載のプリンタ装置において、
属性情報無線送信手段は、当該プリンタ装置の位置に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する、
ことを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のプリンタ装置において、
属性情報無線送信手段は、無線通信機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する、
ことを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のプリンタ装置において、
属性情報無線送信手段は、一定の時間間隔毎に、属性情報を端末装置に対して無線送信する、
ことを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のプリンタ装置において、
属性情報無線送信手段により無線送信する属性情報を更新する属性情報更新手段を備えた、
ことを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のプリンタ装置において、
複数の無線通信機能を有しており、
属性情報無線送信手段は、これら複数の無線通信機能の一部を用いて属性情報を無線送信する、
ことを特徴とするプリンタ装置。 - プリンタ装置と無線通信する端末装置であって、
自装置のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信する属性情報受信手段と、
属性情報受信手段により受信される属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択するプリンタ装置選択手段と、
プリンタ装置選択手段により選択されたプリンタ装置と無線接続する無線接続手段と、
を備えたことを特徴とする端末装置。 - 端末装置と無線通信するプリンタ装置において、
当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する、
ことを特徴とするプリンタ装置属性情報無線送信方法。 - プリンタ装置と無線通信する端末装置において、
自装置のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信し、
受信した属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択し、
選択したプリンタ装置と無線接続する、
ことを特徴とする端末装置無線接続方法。 - 端末装置と無線通信するプリンタ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する機能を、当該コンピュータにより実現する、
ことを特徴とするプログラム。 - プリンタ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
自装置のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信する機能と、
受信した属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択する機能と、
選択したプリンタ装置と無線接続する機能を、当該コンピュータにより実現する、
ことを特徴とするプログラム。 - 端末装置と無線通信するプリンタ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶した記憶媒体であって、
当該プログラムは、当該プリンタ装置が有するプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する処理を、当該コンピュータに実行させる、
ことを特徴とする記憶媒体。 - プリンタ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶した記憶媒体であって、
当該プログラムは、自装置のプリンタ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するプリンタ装置から無線送信される属性情報を受信する処理と、
受信した属性情報に基づいて複数のプリンタ装置からプリンタ装置を選択する処理と、
選択したプリンタ装置と無線接続する処理を、当該コンピュータに実行させる、
ことを特徴とする記憶媒体。 - 端末装置と無線通信するスキャナ装置であって、
当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する属性情報無線送信手段を備えた、
ことを特徴とするスキャナ装置。 - 請求項14に記載のスキャナ装置において、
属性情報無線送信手段は、当該スキャナ装置の位置に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する、
ことを特徴とするスキャナ装置。 - 請求項14又は請求項15に記載のスキャナ装置において、
属性情報無線送信手段は、無線通信機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する、
ことを特徴とするスキャナ装置。 - 請求項14乃至請求項16のいずれか1項に記載のスキャナ装置において、
属性情報無線送信手段は、一定の時間間隔毎に、属性情報を端末装置に対して無線送信する、
ことを特徴とするスキャナ装置。 - 請求項14乃至請求項17のいずれか1項に記載のスキャナ装置において、
属性情報無線送信手段により無線送信する属性情報を更新する属性情報更新手段を備えた、
ことを特徴とするスキャナ装置。 - 請求項14乃至請求項18のいずれか1項に記載のスキャナ装置において、
複数の無線通信機能を有しており、
属性情報無線送信手段は、これら複数の無線通信機能の一部を用いて属性情報を無線送信する、
ことを特徴とするスキャナ装置。 - スキャナ装置と無線通信する端末装置であって、
自装置のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信する属性情報受信手段と、
属性情報受信手段により受信される属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択するスキャナ装置選択手段と、
スキャナ装置選択手段により選択されたスキャナ装置と無線接続する無線接続手段と、
を備えたことを特徴とする端末装置。 - 端末装置と無線通信するスキャナ装置において、
当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する、
ことを特徴とするスキャナ装置属性情報無線送信方法。 - スキャナ装置と無線通信する端末装置において、
自装置のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信し、
受信した属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択し、
選択したスキャナ装置と無線接続する、
ことを特徴とする端末装置無線接続方法。 - 端末装置と無線通信するスキャナ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する機能を、当該コンピュータにより実現する、
ことを特徴とするプログラム。 - スキャナ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
自装置のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信する機能と、
受信した属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択する機能と、
選択したスキャナ装置と無線接続する機能を、当該コンピュータにより実現する、
ことを特徴とするプログラム。 - 端末装置と無線通信するスキャナ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶した記憶媒体であって、
当該プログラムは、当該スキャナ装置が有するスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を端末装置に対して無線送信する処理を、当該コンピュータに実行させる、
ことを特徴とする記憶媒体。 - スキャナ装置と無線通信する端末装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶した記憶媒体であって、
当該プログラムは、自装置のスキャナ機能に関する情報を含む属性情報を無線送信するスキャナ装置から無線送信される属性情報を受信する処理と、
受信した属性情報に基づいて複数のスキャナ装置からスキャナ装置を選択する処理と、
選択したスキャナ装置と無線接続する処理を、当該コンピュータに実行させる、
ことを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003206872A JP2005064551A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | プリンタ装置及びスキャナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003206872A JP2005064551A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | プリンタ装置及びスキャナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005064551A true JP2005064551A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34363574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003206872A Pending JP2005064551A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | プリンタ装置及びスキャナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005064551A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007157077A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置を利用するためのプログラム、システム |
JP2009140486A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-25 | Sharp Corp | 情報処理装置、印刷ジョブ制御方法、情報処理プログラムおよび記録媒体 |
JP2011070610A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Brother Industries Ltd | 制御装置及びコンピュータプログラム |
JP2014179136A (ja) * | 2014-07-01 | 2014-09-25 | Sharp Corp | データ処理方法およびプログラム |
JP2015504561A (ja) * | 2011-12-02 | 2015-02-12 | アップル インコーポレイテッド | 印刷ジョブ用プリンターのアドホックな発見及び選択 |
JP2016129046A (ja) * | 2016-02-22 | 2016-07-14 | シャープ株式会社 | データ処理方法およびプログラム |
JP2017134846A (ja) * | 2017-02-23 | 2017-08-03 | シャープ株式会社 | データ処理方法およびプログラム |
JP2018120621A (ja) * | 2018-04-05 | 2018-08-02 | シャープ株式会社 | データ処理方法およびプログラム |
JP2020123378A (ja) * | 2012-07-10 | 2020-08-13 | 株式会社リコー | プログラム、操作端末及び方法 |
US10915274B2 (en) | 2018-09-25 | 2021-02-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Computer-readable medium, communication system, and method for making it easier to imagine output image from each selectable printer |
US11797243B2 (en) | 2012-07-10 | 2023-10-24 | Ricoh Company, Ltd. | System including operation device and information storing apparatus, method performed by the system, and the information storing apparatus |
-
2003
- 2003-08-08 JP JP2003206872A patent/JP2005064551A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007157077A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置を利用するためのプログラム、システム |
JP2009140486A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-25 | Sharp Corp | 情報処理装置、印刷ジョブ制御方法、情報処理プログラムおよび記録媒体 |
JP4516998B2 (ja) * | 2007-11-13 | 2010-08-04 | シャープ株式会社 | 情報処理装置、印刷ジョブ制御方法、情報処理プログラムおよび記録媒体 |
US8867067B2 (en) | 2009-09-28 | 2014-10-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Controlling device and computer program for controlling device |
JP2011070610A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Brother Industries Ltd | 制御装置及びコンピュータプログラム |
JP2015504561A (ja) * | 2011-12-02 | 2015-02-12 | アップル インコーポレイテッド | 印刷ジョブ用プリンターのアドホックな発見及び選択 |
JP2020123378A (ja) * | 2012-07-10 | 2020-08-13 | 株式会社リコー | プログラム、操作端末及び方法 |
US11797243B2 (en) | 2012-07-10 | 2023-10-24 | Ricoh Company, Ltd. | System including operation device and information storing apparatus, method performed by the system, and the information storing apparatus |
US11907597B2 (en) | 2012-07-10 | 2024-02-20 | Ricoh Company, Ltd. | System including operation device and information storing apparatus, method performed by the system, and the information storing apparatus |
JP2014179136A (ja) * | 2014-07-01 | 2014-09-25 | Sharp Corp | データ処理方法およびプログラム |
JP2016129046A (ja) * | 2016-02-22 | 2016-07-14 | シャープ株式会社 | データ処理方法およびプログラム |
JP2017134846A (ja) * | 2017-02-23 | 2017-08-03 | シャープ株式会社 | データ処理方法およびプログラム |
JP2018120621A (ja) * | 2018-04-05 | 2018-08-02 | シャープ株式会社 | データ処理方法およびプログラム |
US10915274B2 (en) | 2018-09-25 | 2021-02-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Computer-readable medium, communication system, and method for making it easier to imagine output image from each selectable printer |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6184580B1 (ja) | 情報処理装置、制御方法およびプログラム | |
US8848228B2 (en) | Image forming apparatus supporting peer to peer connection and method of performing image forming operation thereof | |
JP4670946B2 (ja) | 無線通信装置及びプログラム | |
KR20160053594A (ko) | 디바이스와 연결을 수행하는 방법 및 이를 수행하기 위한 wi-fi 다이렉트를 지원하는 장치 | |
JP2013196511A (ja) | ネットワークシステム、機器、サーバ | |
JP2013222991A (ja) | 無線通信システム、無線通信方法及び無線端末装置 | |
JP2004328273A (ja) | 情報蓄積端末装置及びその接続制御方法 | |
JP2006254301A (ja) | Ipアドレス設定システム | |
JP6702096B2 (ja) | 情報処理装置及びプログラム | |
JP2006295504A (ja) | 情報通信装置及びプロトコル選定方法 | |
JP6873660B2 (ja) | 情報処理装置、通信装置、プログラム及び制御方法 | |
JP7071575B2 (ja) | 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム | |
JP2005064551A (ja) | プリンタ装置及びスキャナ装置 | |
JP2006163793A (ja) | 無線通信システム | |
JP4635592B2 (ja) | ドキュメント処理システム | |
JP2007006157A (ja) | 無線通信システム | |
JP6118187B2 (ja) | 印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラム | |
KR101606831B1 (ko) | 화상형성장치, 호스트 장치 및 인쇄 제어 방법 | |
JP2005064552A (ja) | プリンタ装置及びスキャナ装置 | |
US8411589B2 (en) | Communication system, information processing apparatus, and control method | |
JP2006173946A (ja) | 無線通信システム | |
JP7352205B2 (ja) | 情報処理装置及びプログラム | |
JP4479494B2 (ja) | ドキュメント処理システム | |
US9596367B2 (en) | Function performing device, non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for terminal device, and function performing system | |
JP2006173949A (ja) | ドキュメント処理システム |