JP2005057620A - 通信品質制御方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 UDP通信品質へ影響を与えるバッファでのキューイング遅延を抑えつつ、TCP通信品質も維持できるようなパケット廃棄法を実現できるような通信品質制御方法およびその装置を提供すること。
【解決手段】 中継リンクの速度をC、TCP通信における最大ウインドーサイズをWmaxとし、前記中継リンクに多重されるTCPユーザiのアクセスリンク速度Ca(i)および前記ユーザiのTCP通信における往復伝播遅延時間の最小値RTTmin(i)を予め保持しておき、前記ユーザiからのパケットがバッファに到着したときに、当該バッファにおける出力待ちキュー長Q[byte]が(Wmax/Ca(i)−RTTmin(i))*Cを超えている場合にはそのパケットを廃棄することを特徴とする方法並びに装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、IPネットワークにおいて、バッファを効率的に利用してTCP通信品質並びにUDP通信品質を維持・管理するために有効な、通信品質制御方法およびその装置に関するものである。
IPネットワークが広く利用されてくるに伴って、IPネットワーク上での通信品質保証に対する要求が高まっている。現状のIPネットワークにおけるバッファ管理は、用意されたバッファが一杯になるまでパケットを蓄積し、バッファが一杯になったらそのときに到着したパケットを廃棄するというDrop-Tailが最も一般的である。
この方法では、バッファが一杯になるまでパケットを蓄積するため、ネットワークが輻輳するとバッファでのキューイング遅延やゆらぎが非常に大きくなり、TCP通信およびストリーム系・音声系アプリケーションを転送するUDP通信の両方の性能を劣化させてしまう。特にUDP通信品質はリアルタイム性が重視されるため、遅延時間の影響を大きく受けてしまう。
TCPスループットとTCPフロー間の公平性を向上させるためのパケット廃棄法として、RED(Randam Early Detection)(例えば、非特許文献1参照)が一般的に知られている。REDは、確率的なパケット廃棄を行うことでバースト的なパケット廃棄を防止し、平均キュー長を利用した輻輳検出方式に基づいている。この方法は設定すべきパラメータがいくつかあり、その設定値に依存して、トラヒック条件によってはDrop Tailよりも性能が劣化してしまう場合もあるという問題点があった(例えば、非特許文献2参照)。
その他にも、TCPスループットとTCPフロー間の公平性を改善するためのバッファ管理方法はいくつか提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。しかしながら、これらは、いずれも、TCP品質のみを改善することを目標とした方式であり、UDPトラヒックが混在した時にUDP通信品質への影響を考慮して、そのバッファでのキューイング遅延を抑えるということは考慮されていないという問題点があった。
一方、従来のバッファ設計法として、パケット(あるいは、ATM通信のセル)損失率を予め定めた目標値以下に抑えるのに必要なバッファサイズを算出する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。しかしながら、この方法における品質目標値は、IPレベル(あるいは、ATMレベル)におけるものであり、直接TCP品質を考慮した設計方法ではなかった。
特表2001−522183号公報 特開平10−233802号公報 特開平3−235550号公報 S.Floyd and V.Jacobson, "Random early detection gateways for congestion avoidance, "IEEE/ACM Transaction on Networking, vol.1,pp.397-413,Aug.1993. 長谷川,板谷,村田 "バックボーンルータにおけるREDの動的閾値制御方式"、信学技報(NS2001-11)、2001年4月
本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、UDP通信品質へ影響を与えるバッファでのキューイング遅延を抑えつつ、TCP通信品質も維持できるようなパケット廃棄法を実現できるような通信品質制御方法およびその装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、TCP通信品質を維持するのに必要なバッファサイズを、設定が容易なパラメータのみを用いて算出することで、無駄なバッファリソースの削減を実現できるバッファ設計法を実現できるような通信品質制御方法およびその装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る通信品質制御方法およびその装置は、以下に述べるTCPトラヒック特性を利用することを特徴とする。
本発明者の検討によれば、以下のようなTCPトラヒック特性が見出された。
すなわち、リンク速度がCである中継リンクにTCPコネクションが多重されているとし、TCP通信における最大ウインドーサイズをWmaxとし、前記中継リンクに多重されるTCPユーザのアクセスリンク速度をCa、往復伝播遅延時間の最小値をRTTminとするとき、バッファサイズBf(あるいは、TCPパケット廃棄閾値)が(Wmax/Ca−RTTmin)*C[bytes]より大きいとき、当該中継リンクを通過するTCPコネクションにおけるファイル転送時間の平均値が劣化し始めるリンク使用率は、Bfの値にかかわらず一定であるという特性が得られた。
図1に、その評価例を示す。これは、C=22.5Mbps×{512byte/(512+40)byte}(TCPデータセグメントサイズ=512byte、TCP/IPヘッダサイズ=40byteとし、そのオーバーヘッドを考慮してリンク速度22.5Mbpsを補正)、Ca=2Mbps×{512byte/(512+40)byte}とし、ポアソン到着過程に従って発生したTCPコネクションが、平均10KBの指数分布に従うファイルをダウンロードするというシミュレーション実験を行った結果である。
また、Wmax=8KB、RTTmin=2.68msに設定した。ここで、Bf=162packets(パケットサイズは512byteなので、バイト換算ではBf=162×512byte)のときが、(Wmax/Ca−RTTmin)*C[byte]に相当する。
これより、Bf>162packetsのときは、ファイル転送時間のリンク使用率に対する劣化ポイントはBfによらず一定であり、逆にBf<162packetsだとBfが小さい方が劣化ポイントは低くなることがわかる。
この現象は、ある中継リンクに多重されている各ユーザのアクセス回線速度Caが、当該リンク速度Cよりも十分小さい場合には、平均ファイル転送時間はあるリンク使用率を超えるまでは負荷にによらず一定であるという特性と、かつ、その劣化ポイントはバッファサイズが(Wmax/Ca−RTTmin)*C[byte]より大きいと一定であるという特性の2つからなる。
この特性は、以下のように説明できる。すなわち、TCPの品質は、遅延とパケット損の2つの要因に左右される。まず、パケット損がない場合を考える。TCPスロースタートの影響を無視できるほど十分大きいファイルサイズを持つTCPコネクションにおいて、そのTCPスループット(Th)は以下で与えられる。
Th=min(Ca,Wmax/RTT)
RTT=Dq+RTTmin
ここで、Dqはキューイング遅延である。
これより、Dq>(Wmax/Ca−RTTmin)となると、TCPは理想スループットであるCaを達成できず、品質が劣化してしまう。従って、Dqが大きくなってしまうと、たとえパケット損が生じなくてもTCP品質は劣化してしまうことになる。つまり、Dq>(Wmax/Ca−RTTmin)となり得る程の大きいバッファが用意されていれば、品質劣化ポイントはバッファサイズに寄らず一定となる(図1参照)。
一方、バッファサイズが(Wmax/Ca−RTTmin)*C[byte]より小さいと、遅延によるTCP品質劣化が始まる前にパケット損による品質劣化が生じるため、バッファサイズが小さい程、品質劣化ポイントは小さくなる(図1参照)。
また、Bf=∞の場合と、Bf=162[packets]の場合の平均キューイング遅延時間を比較すると、Bf=∞のときは遅延時間が発散するのに対し、Bf=162[packets]の場合は、20ms程度(<Wmax/Ca−RTTmin)に抑えることができる(図2参照)。従って、キュー長を(Wmax/Ca−RTTmin)に抑えることができる。従って、キュー長を(Wmax/Ca−RTTmin)*C[byte]以下に抑えれば、TCP品質に影響を与えることなく、UDP通信への影響を与えるキューイング遅延を抑えることが可能となる。
以上のTCP特性を利用して、本発明に係る第1の通信品質制御方法は、通信網におけるある中継リンクにTCPコネクションとUDPコネクションが多重されているとし、前記中継リンクの出力待ちパケットバッファのキュー長に応じてパケット廃棄を行う通信品質制御方法であって、前記中継リンクの速度をC、TCP通信における最大ウインドーサイズをWmaxとし、前記中継リンクに多重されるTCPユーザiのアクセスリンク速度Ca(i)および前記ユーザiのTCP通信における往復伝播遅延時間の最小値RTTmin(i)を予め保持しておき、前記ユーザiからのパケットがバッファに到着したときに、当該バッファにおける出力待ちキュー長Q[byte]が(Wmax/Ca(i)−RTTmin(i))*Cを超えている場合にはそのパケットを廃棄することを特徴とする。
ここで、RTT(i)の値は、ユーザ毎,通信毎によって様々な値をとるが、小さめの値(0でも可)に設定しておけば、閾値は大きめになり、安全側の閾値設定となる。
本発明に係る第2の通信品質制御方法は、通信網におけるある中継リンクにTCPコネクションとUDPコネクションが多重されているとし、前記中継リンクの出力待ちパケットバッファのキュー長に応じてパケット廃棄を行う通信品質制御方法であって、前記中継リンクの速度をC、TCP通信における最大ウインドーサイズをWmaxとし、前記中継リンクに多重されるユーザのアクセスリンク速度の最小値Ca_minおよび前記ユーザiのTCP通信における往復伝播遅延時間の最小値RTTmin(i)の中で最も小さい値RTTmin_minを把握しておき、TCPユーザからのパケットがバッファに到着したときに、当該バッファにおける出力待ちキュー長Q[byte]が(Wmax/Ca_min−RTTmin_min)*Cを超えている場合にはそのパケットを廃棄することを特徴とする。
また、本発明に係る第3の通信品質制御方法は、上記第1または第2のいずれかの方法でTCPパケットを廃棄し、かつ、UDP通信に対する当該バッファでの許容遅延時間Dmax_UDPを予め定めておき、UDPパケットが当該バッファに到着したときに、当該バッファにおける出力待ちキュー長Q[byte]がDmax_UDP*Cを超えている場合にはそのパケットを廃棄することを特徴とする。
また、本発明に係る第4の通信品質制御方法は、通信網におけるある中継リンクにTCPコネクションのみが多重されているとし、前記中継リンクの出力待ちパケットバッファにパケットが到着したときに、バッファに空きがなかった場合に、そのパケットを廃棄する通信品質制御方法であって、前記中継リンクの速度をC、TCP通信における最大ウインドーサイズをWmaxとし、前記中継リンクに多重されるユーザのアクセスリンク速度の最小値Ca_minおよび各ユーザのTCP通信における往復伝播遅延時間の最小値の中で最も小さい値RTTmin_minを把握しておき、当該バッファサイズを(Wmax/Ca_min−RTTmin_min)*Cに設定してバッファ設計を行うことを特徴とする。
一方、本発明に係る通信品質制御装置は、通信品質制御を行う装置であって、上記第1から第3のいずれかに記載の方法でパケットの廃棄閾値を決定する手段と、パケット到着時に出力待ちキュー長Q[bytes]を測定する手段と、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法でパケット廃棄を行う手段を具備することを特徴とする。
本発明によれば、UDP通信品質へ影響を与えるバッファでのキューイング遅延を抑えつつ、TCP通信品質も維持できるようなパケット廃棄方法、もしくは、TCP通信品質を維持するのに必要なバッファサイズを、設定が容易なパラメータのみを用いて算出することにより無駄なバッファリソースの削減を実現できるバッファ設計方法に基づく有効な通信品質制御方法およびその装置を提供することが可能となる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図3は、本発明が適用されるIPネットワークの基本構成の一例を示す図である。本実施例に係る通信品質制御装置は、図3における入側ノード内に配備する形で利用されるものである。また、図4は、本発明の通信品質制御方法を用いた通信品質制御装置の構成例を表すブロック図、図5〜図8は、図4に示した各部の動作を説明する動作フロー図である。
図4に示されている通り、本実施例に係る通信品質制御装置は、ユーザ情報管理部11,キュー長監視部12,パケット廃棄決定部13,廃棄閾値算出部14,パケット蓄積部(バッファ)15並びにパケット転送部16から構成される。
ユーザから到着したパケットは、ユーザ情報管理部11,キュー長監視部12ならびにパケット廃棄決定部13へ送信される。ユーザ情報管理部11では、図5に示すような手順で、パケットが到着すると(ステップ21)、パケットヘッダ情報を解析し(ステップ22)、ヘッダ部を解析してどのユーザからのパケットかを把握し、ユーザiからのパケットであると判断されたら(ステップ23)、予め用意されている管理テーブル11aから、ユーザiの情報としてアクセス速度Ca(i)および往復伝播遅延時間の最小値RTTmin(i)を読み出し、廃棄閾値算出部14へ通知する。
図9に、ユーザ情報管理部11内に用意されている管理テーブル11aの内容の一部を例示した。図9に示されているように、管理テーブル11aには、各ユーザ対応に、そのユーザのアクセス速度(Ca(i)),往復伝播遅延時間の最小値(RTTmin(i))等が予め記憶されている。
廃棄閾値算出部14は、図6に示すような手順で、ユーザ情報管理部11から通知された(ステップ31)Ca(i)、RTTmin(i)と、予め記憶してある最大ウインドーサイズWmaxおよび中継リンク速度Cを用いて(ステップ32)、ステップ33で、パケット廃棄閾値を(Wmax/Ca(i)−RTT(i))*Cにより算出し、この閾値をパケット廃棄決定部13に通知する(ステップ34)。
一方、ユーザからのパケットを受け取ったキュー長監視部12は、図7に示すような手順で、到着したパケット(ステップ41で「到着」の場合)についてはパケットサイズを読み出し、現在のキュー長Q[byte]をQ←Q+{該パケットサイズ}により更新し(ステップ42)、パケット廃棄決定部13に新たなQの値を通知する(ステップ43)。
パケット廃棄決定部13は、パケットを受信すると(ステップ51)、図8に示すような手順で、キュー長監視部12から通知されたQの値と、廃棄閾値算出部14から通知された閾値(Wmax/Ca(i)-RTT(i))*Cの値を比較し(ステップ52,53)、Q>(Wmax/Ca(i)−RTT(i))*C、かつ、ユーザパケットがTCPであれば、受信した上記パケットを廃棄する(ステップ54)。
また、上述のQの値と閾値(Wmax/Ca(i)-RTT(i))*Cの値の比較の結果が、Q<(Wmax/Ca(i)−RTT(i))*C、あるいは、ユーザパケットがTCPでなければ、ユーザパケットを受け付け、パケット蓄積部(バッファ)15へ送る。パケット転送部16は、パケット蓄積部15からパケットを取り出して、転送処理を行う(ステップ55)。
その後、パケット転送部16は、パケット蓄積部15にまだパケットがあるか否かを確認して、あれば、パケット蓄積部15から次のパケットを取り出して、転送処理を行うという動作を、パケット蓄積部15内にパケットがなくなるまで繰り返す。また、パケット転送部16は、パケットを読み出したときには、そのパケットのサイズをキュー長監視部12へ通知する。キュー長監視部12は、パケット転送部16からパケットサイズを受信した場合には、キュー長Qを、Q←Q−{該パケットサイズ}により更新する。
以上、本発明の通信品質制御方法並びにその装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の変更や改良を行ってもよいことはいうまでもないことである。
また、本発明の通信品質制御方法は、これを、TCP通信品質を維持するのに必要なバッファサイズを、設定が容易なパラメータのみを用いて算出する際に有効に用いることが可能であり、これにより無駄なバッファリソースを削減できるというバッファ設計の新たな方法をも提供するものである。
本発明の基になったTCP特性を説明する図で、バッファサイズを変えたときの、平均ファイル転送時間vsリンク使用率をシミュレーション実験により実測した結果を示すグラフである。 同、シミュレーション実験により、平均キューイング遅延時間vsリンク使用率を実測した結果を示すグラフである。 本発明が適用されるネットワークの基本構成例を示す図である。 本発明における通信品質制御装置の構成例を示すブロック図である。 図4に示した通信品質制御装置のユーザ情報管理部11の動作を説明する動作フロー図である。 図4に示した通信品質制御装置の廃棄閾値算出部14の動作を説明する動作フロー図である。 図4に示した通信品質制御装置のキュー長監視部12の動作を説明する動作フロー図である。 図4に示した通信品質制御装置のパケット廃棄決定部13の動作を説明する動作フロー図である。 図4に示した通信品質制御装置のユーザ情報管理部11内に設けられる管理テーブル11aの構成例を示す図である。
符号の説明
11 ユーザ情報管理部
12 キュー長監視部
13 パケット廃棄決定部
14 廃棄閾値算出部
15 パケット蓄積部(バッファ)
16 パケット転送部
21〜25,31〜34,41〜44,51〜55 処理ステップ

Claims (5)

  1. 通信網におけるある中継リンクにTCPコネクションとUDPコネクションが多重されているとし、前記中継リンクの出力待ちパケットバッファのキュー長に応じてパケット廃棄を行う通信品質制御方法であって、
    前記中継リンクの速度をC、TCP通信における最大ウインドーサイズをWmaxとし、前記中継リンクに多重されるTCPユーザiのアクセスリンク速度Ca(i)および前記ユーザiのTCP通信における往復伝播遅延時間の最小値RTTmin(i)を予め保持しておき、
    前記ユーザiからのパケットがバッファに到着したときに、当該バッファにおける出力待ちキュー長Q[byte]が(Wmax/Ca(i)−RTTmin(i))*Cを超えている場合にはそのパケットを廃棄する
    ことを特徴とする通信品質制御方法。
  2. 通信網におけるある中継リンクにTCPコネクションとUDPコネクションが多重されているとし、前記中継リンクの出力待ちパケットバッファのキュー長に応じてパケット廃棄を行う通信品質制御方法であって、
    前記中継リンクの速度をC、TCP通信における最大ウインドーサイズをWmaxとし、前記中継リンクに多重されるユーザのアクセスリンク速度の最小値Ca_minおよび前記ユーザiのTCP通信における往復伝播遅延時間の最小値RTTmin(i)の中で最も小さい値RTTmin_minを把握しておき、
    TCPユーザからのパケットがバッファに到着したときに、当該バッファにおける出力待ちキュー長Q[byte]が(Wmax/Ca_min−RTTmin_min)*Cを超えている場合にはそのパケットを廃棄する
    ことを特徴とする通信品質制御方法。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の方法でTCPパケットを廃棄し、
    かつ、UDP通信に対する当該バッファでの許容遅延時間Dmax_UDPを予め定めておき、
    UDPパケットが当該バッファに到着したときに、当該バッファにおける出力待ちキュー長Q[byte]がDmax_UDP*Cを超えている場合にはそのパケットを廃棄する
    ことを特徴とする通信品質制御方法。
  4. 通信網におけるある中継リンクにTCPコネクションのみが多重されているとし、
    前記中継リンクの出力待ちパケットバッファにパケットが到着したときに、バッファに空きがなかった場合に、そのパケットを廃棄する通信品質制御方法であって、
    前記中継リンクの速度をC、TCP通信における最大ウインドーサイズをWmaxとし、
    前記中継リンクに多重されるユーザのアクセスリンク速度の最小値Ca_minおよび各ユーザのTCP通信における往復伝播遅延時間の最小値の中で最も小さい値RTTmin_minを把握しておき、
    当該バッファサイズを(Wmax/Ca_min−RTTmin_min)*Cに設定してバッファ設計を行う
    ことを特徴とする通信品質制御方法。
  5. 通信品質制御を行う装置であって、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の方法でパケットの廃棄閾値を決定する手段と、
    パケット到着時に出力待ちキュー長Q[bytes]を測定する手段と、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の方法でパケット廃棄を行う手段
    を具備する
    ことを特徴とする通信品質制御装置。
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