JP2005054722A - 送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 丸軸状のシャフトが圧入されると共にファンと嵌合する樹脂製のキャップを備える送風機において、キャップの割れに対する耐力を増加させることにより、回り止めトルクを増加させる。
【解決手段】 キャップ30において、シャフトが圧入される圧入孔36の形状をウェルドライン部38が長軸方向となる楕円形状に形成し、割れに対する強度の低いウェルドライン部38の圧入代がウェルドライン部38以外の圧入代よりも小さくなるようにする。従って、シャフト圧入時のウェルドライン部38にかかる応力を小さくでき、キャップ30の割れ耐力が増加する。これにより、ウェルドライン部38以外の圧入代の増加が可能となり、回り止めトルクが増加する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、樹脂製のファンを有する送風機に関し、特にファンと回転軸との固定構造に関する。
本出願人は、先に特願2002−109304号の特許出願において、樹脂製のファンおよびキャップに丸棒形状の回転軸であるシャフトを圧入し、キャップによりファンがシャフトに対して空転するのを防止する、すなわち回り止めを行っている送風機を提案している。 この先願の送風機は、図2に示すように駆動手段によって回転駆動される丸棒形状のシャフト21と、回転作動により回転中心軸C方向から吸入した空気を径外方側に送風するファン10を備えている。ファン10には、略円筒形状のファンボス部11と、ファンボス部11と一体に成形された翼(ブレード)12が備えられており、ファンボス部11にはシャフト21が圧入される。
ところが、ファン10は送風時の応力による割れやコストなどを考慮して、ポリプロピレン等の適度の弾性を持った熱可塑性樹脂を材料としているが、ポリプロピレンはクリープ特性による特性劣化や経時劣化等を起こす場合があり、ファン10のみのシャフト21への圧入固定では回り止めトルクが大幅に低減してしまうことがある。なお、回り止めトルクとはシャフト21への固定力を意味している。
そこで、本出願人は先願の特許出願において、材料の劣化が少ないファン10よりも固い樹脂で形成したキャップ30をファン10に嵌合させ、嵌合状態のファン10とキャップ30にシャフト21を圧入固定することでキャップ30がファン10の回り止めをする送風機を提案した。
このキャップは、図8に示すようにシャフト21が圧入される圧入孔36を有する略円筒状のキャップボス部31と、凸部である脚部34とを備えている。この脚部34とファンボス部11に配置された凹部13が回転方向に対して嵌合することで、キャップ30とファン10は一体となる。
そして、シャフト21が嵌合状態のファン10およびキャップ30、より具体的にはファン10のファンボス部11およびキャップ30の圧入孔36に圧入固定されると、シャフト21の回転トルクがファン10およびキャップ30に伝わる。同時に、キャップ30はその回り止めトルクにより、嵌合しているファン10の回り止めをする。
なお、キャップ30の材料は、具体的にはポリアミドのガラス強化材等の引っ張り強度の高い樹脂である。これにより、キャップ30とシャフト21との接触面圧を十分高くして回り止めトルクを増やし、より大きな回転力をファン10に伝達することができる。
ところで、キャップ30の圧入孔36は真円形状に形成されており、この圧入孔36の内径寸法はシャフト21の外径寸法との嵌め合いを考慮して設定されている(図8参照)。当然にキャップ30の圧入孔36の圧入代を大きくすると回り止めトルクを大きくすることができるが、その反面、圧入代が大きすぎると圧入荷重の増大によりキャップ30に割れが生じてしまう。ここで、圧入代とは圧入孔36の内径寸法とシャフト21の外径寸法との差であり、言い換えるとシャフト21の圧入時に圧入孔36が押し拡げられる寸法を意味している。
従って、圧入孔36の内径寸法は、回り止めトルクを確保しつつキャップ30に割れが生じないような寸法に設定されている。これにより、キャップ30は割れを生じずに回り止めトルクを確保でき、キャップ30と嵌合しているファン10がシャフト21に対して空転するのを防止することができる。
ところで、キャップ30は溶融状態の樹脂を注入口(ゲート)から型締めされた金型内のキャビティ(キャップ30の形状をした空間)に射出することにより成型加工される。
このとき、ゲートからキャビティ内に射出される溶融状態の樹脂は、金型の凸部(成型品の凹部、例えば空洞部33、圧入孔36等)で分岐しながらキャビティ内を流れ、最終的にゲートの反対側で合流する。 以下、キャップ30において、樹脂の注入部をゲート部37、樹脂の合流部をウェルドライン部38、樹脂の合流部に現れる細い線をウェルドラインと称す。
このウェルドラインは、キャビティ内を流れて温度が低下した樹脂が合流することにより発生している。そのため、ウェルドライン部38では樹脂同士の結合(ガラス繊維入りの場合は繊維の絡み合い)が弱く、機械強度が低下し易い。
従って、回り止めトルクを上げるために、シャフト21に対するキャップ30の圧入代を大きくすると強度が低いウェルドライン部38を起点に亀裂が発生することが本発明者らの評価で分かった。
本発明は、上記点に鑑み、樹脂にて型成形されたキャップによりファンをシャフトに固定する送風機において、キャップの割れに対する耐力を増加させることにより、回り止めトルクを増加させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、駆動手段(20)によって回転駆動される丸棒状のシャフト(21)と、シャフト(21)が圧入された樹脂製のファン(10)と、シャフト(21)が圧入され、回転作動により送風を行う樹脂製のファン(10)と、ファン(10)と嵌合した状態でシャフト(21)に圧入固定され、ファン(10)の回り止めをしている樹脂製のキャップ(30)とを備える送風機において、
キャップ(30)は、溶融状態の熱可塑性樹脂を成形型に射出する成型加工によって形成されており、
キャップ(30)において、シャフト(21)が圧入される圧入孔(36)は、成型加工により発生するウェルドライン部(38)の圧入代がウェルドライン部(38)以外の圧入代よりも小さくなるように形成されている送風機を特徴としている。
これによると、圧入孔(36)はウェルドライン部(38)以外の強度の高い部分の圧入代が大きくなるように形成され、一方、強度の低いウェルドライン部(38)の圧入代が小さくなるように形成されている。このため、シャフト(21)の圧入によりウェルドライン部(38)にかかる応力が小さくなる。
従って、シャフト(21)の圧入時の応力によるウェルドライン部(38)からの割れを防止することができる。換言すると、シャフト(21)の圧入時の応力に対するキャップ(30)の割れ耐力を増加させることができる。
さらに、ウェルドライン部(38)以外では、より大きな回り止めトルクを発生するために圧入孔(36)のシャフト(21)に対する圧入代を大きくでき、圧入孔(36)が真円形状の先願のキャップに比して回り止めトルクを増加させることができる。
また、請求項2に記載の発明では、駆動手段(20)によって回転駆動される丸棒状のシャフト(21)と、シャフト(21)が圧入され、回転作動により送風を行う樹脂製のファン(10)と、ファン(10)と嵌合した状態でシャフト(21)に圧入固定され、ファン(10)の回り止めをしている樹脂製のキャップ(30)とを備える送風機において、
キャップ(30)は、溶融状態の熱可塑性樹脂を成形型に射出する成型加工によって形成されており、
キャップ(30)において、シャフト(21)が圧入される圧入孔(36)は、成型加工により発生するウェルドライン部(38)でシャフト(21)の外周面と隙間を持つように形成されている送風機を特徴としている。
これによると、キャップ(30)の圧入孔(36)の内周面のうち、強度の低いウェルドライン部(38)はシャフト(21)の圧入による圧縮応力を受けない。従って、ウェルドライン部(38)にかかるシャフト(21)の圧入時の応力が小さくなり、応力にキャップ(30)の割れ耐力を増加させることができる。
これによっても、より大きな回り止めトルクを発生するためにウェルドライン部(38)以外の圧入孔(36)のシャフト(21)に対する圧入代を大きくでき、圧入孔(36)が真円形状の先願のキャップに比して回り止めトルクを増加させることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1または2において、圧入孔(36)をウェルドライン部(38)が長軸方向となる楕円形状に形成し、長軸方向、つまりウェルドライン部(38)のシャフト(21)に対する圧入代を短軸方向の圧入代よりも小さくして、請求項1で述べた理由と同様にキャップ(30)の回り止めトルクを増加させてもよい。
なお、圧入孔(36)の楕円形状によってはウェルドライン部(38)の圧入代がゼロ以下となり、圧入孔(36)の内周面とシャフト(21)の外周面との間に隙間ができる場合もある。この場合は、請求項2で述べた理由により、キャップ(30)の回り止めトルクを増加させることができる。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項3において、圧入孔(36)の楕円形状の長軸の寸法(L3)をシャフト(21)の直径寸法に対して96.6%〜101.5%とし、短軸の寸法(L4)はシャフト(21)の直径寸法に対して91.8%〜96.0%とすれば、キャップ(30)の割れ耐力および回り止めトルクの増加を最適な領域で両立することができる。
また、請求項5に記載の発明のように、請求項1または2において、圧入孔(36)は略円形状に形成されており、圧入孔(36)の内周面のうち、ウェルドライン部(38)に対応する部位に内周面から径外方向へ窪んでいる窪み部(36b)を配置して、請求項2と同様の理由によりキャップ(30)の割れに対する耐力および回り止めトルクを増加させてもよい。
また、請求項6に記載の発明のように、請求項5において、圧入孔(36)の内周面のうち、窪み部(36b)から180度ずれた部位に内周面から径外方向へ窪んでいる対向窪み部(36c)を配置して、より効果的にキャップ(30)の割れに対する耐力を増加させることにより、回り止めトルクを増加させてもよい。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る送風機を車両用空調装置の遠心式送風機に適用したものであって、図1は本実施形態に係る遠心式送風機(以下、送風機という)の断面図である。
送風機は、図1に示すように回転軸の軸C方向から吸入した空気を径外方側に向けて吹き出す遠心式多翼ファン(以下、ファンという)10と、ファン10を回転駆動する手段である電動モータ20と、電動モータ20の回転力をファン10に伝達するキャップ30とで構成されている。
電動モータ20には、この電動モータ20により回転駆動される丸棒形状の駆動シャフト(以下、シャフトという)21が備えられており、本実施形態ではシャフト21は、金属製(例えばS45C)で軸の直径(以下、軸径と称す)が8mmのものを使用している。
ファン10には、シャフト21が圧入される略円筒状のファンボス部11と、ファンボス部11と一体成形される複数枚の翼(ブレード)12が備えられている。ファンボス部11の内径はシャフト21の軸径よりも小さく形成されているため、シャフト21とファンボス部11は圧入状態となって一体に回転し、一体成形されるファンボス部11とブレード12は当然に一体に回転する。つまり、シャフト21とブレード12は一体に回転している。なお、ファンボス部11およびブレード12は、ポリプロピレン等の適度の弾性を持った熱可塑性樹脂にて成形されている。
図2は図1のファンボス部11およびキャップ30とシャフト21との嵌合部分、図3は図2中のA−A断面図を示している。ファンボス部11においてその外周側かつキャップ30側の部位には、キャップ30の脚部34(詳細後述)が嵌合する4つの凹部13と、凹部13間に位置する4つの凸部14とを備え、これらの凹部13および凸部14は周方向に沿って交互かつ等間隔に配置されている。
また、各凹部13の表面のうちシャフト21に近い側かつ径方向外側に向いている面、すなわち各凹部13の底部15には、先端部が脚部34の内周面に密着する突起部16が1つずつ形成されている。この突起部16は、底部15から径外方向、つまり嵌合する脚部34側に向かって突出する断面三角形状をしており、その頂部を連ねた尾根部はシャフト21と平行な方向に延びている。
そして、シャフト21を挟んで位置する2つの突起部16の先端部間の寸法L2は、シャフト21を挟んで対向する2つの脚部34間の寸法L1よりも大きくなっている(図2参照)。なお、ここでいう寸法L2はファン10とキャップ30とを組み付ける前の時点での寸法である。
ところで、キャップ30は、キャップ30は溶融状態の樹脂を注入口(ゲート)から型締めされた金型内のキャビティ(キャップ30の形状をした空間)に射出することにより成型加工される。キャップ30の材料には、ファン10よりも固い樹脂を使用しており、より具体的には、例えばポリアミドのガラス強化材のように引っ張り強度の高い樹脂を使用している。
図4はキャップ30を単体で図2中のB方向から示した図であり、キャップ30にはシャフト21が圧入される圧入孔36を有する略円筒状のキャップボス部31が備えられている。このキャップボス部31の外側には外筒部32が配置され、キャップボス部31と外筒部32をキャップボス部31から等間隔で放射状に延びる複数(本実施形態では、12本)のリブ35で繋いでいる。
このリブ35の間には、シャフト21の中心軸C方向に延びてファンボス部11側の端面で開口する12個の空洞部33が形成されており、これらの空洞部33もリブ35と同様に周方向に沿って等間隔に配置されている。
ここで、リブ35とキャップボス部31との接合箇所の丸取り部およびリブ35と外筒部32との接合箇所の丸取り部のうち、樹脂成形時に発生したウェルドライン部38の丸取り部39の曲率半径を、その他の接合箇所の丸取り部の曲率半径より大きくして、ウェルドライン部38の丸取り部39の肉厚をその他の丸取り部より厚くしている。なお、キャップ30には外筒部32からファンボス11側に向かって延び、ファンボス部11の凹部13に嵌合する4つの脚部34が配置されている。
また、圧入孔36はウェルドライン部38が長軸方向となる楕円形状に形成されている。より具体的には、長軸の寸法(L3)が7.73mm〜8.12mm、短軸の寸法(L4)が7.35mm〜7.68mmとなる楕円形状である。前述したシャフト21の軸径は8mmなので、長軸方向の圧入代は−0.12mm〜0.27mm、短軸方向の圧入代は0.32mm〜0.65mmとなる。ここで、長軸方向の圧入代がマイナスというのは、シャフト21の外周面と圧入孔36との間に隙間が開くことを意味している。
なお、図中の符号36aは、キャップボス部31の圧入孔36のファン10側端部に形成されたテーパ面(面取り部)を示しており、この面取り部36aにより圧入時にシャフト21を圧入孔36へ案内している。 次に、ファン10の組み付け手順を述べる。まず、ファン10にキャップ30を嵌め込んでファン10とキャップ30とを仮固定する。つまり、ファン10の一部である突起部16が、キャップ30の一部である脚部34より軟らかく、かつ、L2>L1となっているので、脚部34を凹部13に嵌合させると、突起部16の各先端部が塑性変形する。
この仮固定後、ファン10とキャップ30にシャフト21が圧入される。圧入により、シャフト21からの回転力は、直接ファン10に伝達される。さらに、脚部34との凹部13の嵌合により、凹部13の突起部16と脚部34が密着している面と、脚部34の回転方向(図3中矢印a)の面34aとファンボス部11の凹部13の回転方向aの面13a(別の表現では、ファンボス部11の凸部14の回転方向aとは逆側の面)の接触面とを介してシャフト21の回転力がファン10に伝達される。
なお、シャフト21からの回転力は、主にキャップ30を介してファン10に伝達されるが、本実施形態ではファン10にもシャフト21が圧入されるため、シャフト21から直接的にファン10に伝達される回転力も存在する。
以上の構成により、電動モータ20がシャフト21を回転駆動すると、シャフト21が圧入されたファン10およびキャップ30がシャフト21と一体に回転する。
次に、第1実施形態による作用効果を列挙すると、(1)圧入孔36がウェルドライン部38を長軸方向とする楕円で形成されるため、強度の低いウェルドライン部38の圧入代をウェルドライン部38以外の圧入代よりも小さくできる。これにより、大きな回り止めトルクを発生するためにウェルドライン部38以外のシャフト21に対する圧入代を大きくできる。
ところで、前述のように図8に示す圧入孔36が円形状の先願のキャップ30において、回り止めトルクを上げるために、シャフト21に対するキャップ30の圧入代を大きくすると強度が低いウェルドライン部38を起点に割れが発生する。
そこで、本発明者らは図9に示すキャップについて比較検討した。このキャップ30は割れ防止のための割れ防止窪み部50を圧入孔36の内周面に配置している。割れ防止窪み部50は、圧入孔36の内周面のうちリブ35に対応する部分に配置され、内周面から径外方向へ窪む形状である。
この割れ防止窪み部50により、シャフト21圧入時には圧入孔36の内周面のうち、主に割れ防止窪み部50以外の面が圧縮応力を受けることとなる。この応力により圧入孔36の材料は、割れ防止窪み部50に逃げるように変形することとなるので、圧入代の増大に伴う圧入荷重の増大の割合を小さくできる。つまり、キャップ30のシャフト21圧入時の応力による割れに対する耐力を増加させている。
しかし、割れに対する耐力は増加するが圧入孔36の内周面とシャフト21の接触面積が減少してしまい、回り止めトルクが減少してしまうという問題が発生した。
そこで、本実施形態では圧入孔36をウェルドライン部38が長軸方向となる楕円形状で、長軸の寸法(L3)が7.73mm(シャフト軸径の96.6%、以下同じ)〜8.12mm(101.5%)、短軸の寸法(L4)が7.35mm(91.8%)〜7.68mm(96.0%)となるように形成した。
これにより、圧入孔36はウェルドライン部38以外の強度の高い部分の圧入代が大きくなるように形成され、一方、強度の低いウェルドライン部38の圧入代が小さく、またはシャフト21の外周面と隙間を持つように形成される。このため、シャフト21圧入時にウェルドライン部38にかかる応力が小さくなる。
従って、シャフト21の圧入時の応力によるウェルドライン部38からの割れを防止することができる。換言すると、シャフト21の圧入時の応力に対するキャップ30の割れ耐力が増加する。
さらに、ウェルドライン部38以外では、より大きな回り止めトルクを発生するために圧入孔36のシャフト21に対する圧入代を大きくでき、圧入孔36が真円形状の先願のキャップに比して回り止めトルクを増加させることができる。
ここで、図5に先願のキャップ(図8)および本実施形態のキャップ30の圧入代と回り止めトルクの関係のプロット図を示す。図中丸印は本実施形態のキャップ30のデータであり、四角印は先願のキャップ30のデータである。圧入代が同等の場合において、本実施形態のキャップ30は先願形状のものに比べて回り止めトルクが大きくなっている。
また、シャフト21圧入による割れについても、本実施形態のキャップの方が先願のキャップに比べて、より大きな圧入代まで割れが発生していない。これより、割れに対する耐力も本実施形態のものが優れていると言える。
(2)単純形状である丸棒状のシャフト21を使用しているため、シャフト21の加工コストを低くできるとともに軸Cに対しての重量バランスが均等となり、振動、騒音を低減できる。
従来、シャフト21を断面D形状に切削加工してファン10のD形状の圧入孔に圧入し、さらにクランプを用いて固定して回り止めとする構造の送風機があるが、本実施形態では、シャフト21を丸棒状に形成することにより、D形状における切削加工を廃止してコストダウンを図ると共に、シャフト21の軸Cに対する重量バランスを均等にして振動、騒音の低減を図っている。
(3)回転力をファン10に伝達するキャップ30を、ファン10よりも固い樹脂にて形成しているため、キャップ30とシャフト21との接触面圧を十分高くして圧入強度を高めることができる。
そのため、樹脂にてキャップ30を形成しても十分な回り止めトルクを確保し、大きな回転力をシャフト21からファン10に伝達することができる。従って、安い樹脂の使用により低コスト化を図ることができる。
(4)キャップ30に空洞部33を設けたことにより、樹脂成型加工時の問題であるひけを防止できる。これにより、キャップ30の強度が高くなり、キャップ30とシャフト21との接触面圧を十分高くして圧入強度を高めることができ、回り止めトルクをさらにアップさせることができる。
(5)シャフト21を挟んで位置する2つの突起部16の先端部間の寸法L2を、シャフト21を挟んで対向する2つの脚部34間の寸法L1よりも大きくし、突起部16の各先端部を変形させて脚部34に密着させるようにしているため、厳しい寸法精度を設定することなく、ファン10とキャップ30とを仮固定することができる。これにより、ファン10とキャップ30とを仮固定した状態でシャフト21を圧入することにより、シャフト21の圧入工程を1回で済ませることができる。
(6)ウェルドライン部38の丸取り部39の曲率半径を、その他の接合箇所の丸取り部の曲率半径より大きくして、ウェルドライン部38の丸取り部39の肉厚をその他の丸取り部より厚くしているので、ウェルドライン部分の肉厚がその他の部位より厚くなる。
これにより、樹脂の結合強度が低くなり易いウェルドライン部38の強度を高めることができるので、キャップ30の強度を高めることができる。従って、キャップ30の圧入代を大きくすることができるので、キャップ30の固定力(回り止めトルク)を高めることができる。
(第2実施形態)
図6に示す第2実施形態のキャップ30では、第1実施形態において楕円形状に形成された圧入孔36を円形状に形成し、圧入孔36の内周面のうちウェルドライン部38に対応する部位に内周面から径外方向に窪んでいる窪み部36bを配置している。
これによると、強度の低いウェルドライン部38に配置された窪み部36bは、シャフト21の外周面に接していないためシャフト21の圧入による圧縮応力を受けない。従って、ウェルドライン部38にかかるシャフト21の圧入時の応力が小さくなり、応力によるキャップ30の割れ耐力を増加させることができる。
従って、より大きな回り止めトルクを発生するために圧入孔36のシャフト21に対する圧入代を大きくでき、圧入孔36が真円形状の先願のキャップに比して回り止めトルクを増加させることができる。
なお、第2実施形態においても当然に第1実施形態で述べた(2)〜(6)の作用効果を発揮できる。
(第3実施形態)
図7に示す第3実施形態のキャップ30の圧入孔36の内周面には、第2実施形態の窪み部36bに加えて、窪み部36bに対向する部位に対向窪み部36cを配置している。
これによると、強度の低いウェルドライン部38に配置された窪み部36bと対向窪み部36cは、シャフト21の外周面に接していないためシャフト21の圧入による圧縮応力を受けない。
従って、第2実施形態よりもキャップ30の割れ耐力を大きくでき、圧入孔36のシャフト21に対する圧入代も大きくできるため、より回り止めトルクを増加させることができる。
なお、第3実施形態においても当然に第1実施形態で述べた(2)〜(6)の作用効果を発揮できる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、シャフト21の軸径が8mmの例を示したが、シャフト21の軸径は8mmに限られるものではなく、大小様々に変更可能である。当然にキャップ30の圧入孔36も、シャフト21の軸径に対応した寸法に様々に変更可能である。
また、第1実施形態では、ゲート部37が1つの例を示したが、特にシャフト21の軸径が大きく、それに伴ってキャップ30が大きくなる場合には、ゲート部37をキャップ30において、対向する2ヶ所、または複数ヶ所に設けてもよい。
また、第2、第3実施形態でもゲート部37が1つの例を示したが、特にシャフト21の軸径が大きく、それに伴ってキャップ30が大きくなる場合には、ゲート部37が複数であってもよい。
また、上述の実施形態では、ファン10にシャフト21を圧入する例を示したが、シャフト21からの回転力は主としてキャップ30を介してファン10に伝達されるので、ファン10にシャフト21を中間ばめまたは接触面圧が略0となるように挿入してもよい。
また、上述の実施形態では、ファン10の材料にはポリプロピレン、キャップ30の材料にはポリアミドのガラス強化材を使用した例を示したが、ファン10およびキャップ30の材料は上述の材料に限定されるものでない。 また、上述の実施形態では、ウェルドライン部38の丸取り部のうちリブ35とキャップボス部31との接合箇所の丸取り部39の曲率半径をその他の丸取り部より大きくしたが、これに限定されるものではなく、リブ35と外筒部32との接合箇所の丸取り部40の曲率半径をその他の丸取り部より大きくしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る送風機の断面図である。 図1の送風機の要部を示す拡大図であり、先願技術の説明にも用いた図である。 図2のA−A断面図である。 図3のキャップを単体で示す図であり、図2のB視下面図である。 先願技術に係るキャップおよび本実施形態に係るキャップの圧入試験結果を示すプロット図である。 本発明の第2実施形態のキャップを示す下面図である。 本発明の第3実施形態のキャップを示す下面図である。 先願技術のキャップを示す下面図である。 比較例のキャップを示す下面図である。
符号の説明
10…ファン、20…電動モータ(駆動手段)、21…シャフト、30…キャップ、
36…圧入孔、36b…窪み部、36c…対向窪み部、38…ウェルドライン部、
L3…長軸寸法、L4…短軸寸法。

Claims (6)

  1. 駆動手段(20)によって回転駆動される丸棒状のシャフト(21)と、
    前記シャフト(21)が圧入され、回転作動により送風を行う樹脂製のファン(10)と、
    前記ファン(10)と嵌合した状態で前記シャフト(21)に圧入固定され、前記ファン(10)の回り止めをしている樹脂製のキャップ(30)とを備える送風機において、
    前記キャップ(30)は、溶融樹脂を成形型に射出する成型加工によって形成されており、
    前記キャップ(30)において、前記シャフト(21)が圧入される圧入孔(36)は、前記成型加工により発生するウェルドライン部(38)の圧入代が前記ウェルドライン部(38)以外の圧入代よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする送風機。
  2. 駆動手段(20)によって回転駆動される丸棒状のシャフト(21)と、
    前記シャフト(21)が圧入され、回転作動により送風を行う樹脂製のファン(10)と、
    前記ファン(10)と嵌合した状態で前記シャフト(21)に圧入固定され、前記ファン(10)の回り止めをしている樹脂製のキャップ(30)とを備える送風機において、
    前記キャップ(30)は、溶融樹脂を成形型に射出する成型加工によって形成されており、
    前記キャップ(30)において、前記シャフト(21)が圧入される圧入孔(36)は、前記成型加工により発生するウェルドライン部(38)において前記シャフト(21)の外周面と隙間を持つように形成されていることを特徴とする送風機。
  3. 前記圧入孔(36)は、前記ウェルドライン部(38)が長軸方向となる楕円形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の送風機。
  4. 前記圧入孔(36)の長軸の寸法(L3)は、前記シャフト(21)の直径寸法に対して96.6%〜101.5%であり、
    前記圧入孔(36)の短軸の寸法(L4)は、前記シャフト(21)の直径寸法に対して91.8%〜96.0%であることを特徴とする請求項3に記載の送風機。
  5. 前記圧入孔(36)は略円形状に形成されており、
    前記圧入孔(36)の内周面のうち、前記ウェルドライン部(38)に対応する部位に前記内周面から径外方向へ窪んでいる窪み部(36b)を配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の送風機。
  6. 前記圧入孔(36)の前記内周面のうち、前記窪み部(36b)から180度ずれた部位に前記内周面から径外方向へ窪んでいる対向窪み部(36c)を配置したことを特徴とする請求項5に記載の送風機。
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