JP2005050774A - 照明制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】照明エリア毎のスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設した壁スイッチを利用者が操作する際の誤操作を防止する。
【解決手段】この照明制御システムは、照明器具7a〜7dの点消灯制御を行う制御用端末器6と、照明エリアA〜D毎のスイッチ51〜54と全ての照明を一度に点消灯するスイッチ55と表示モニタとを併設した壁スイッチ5と、この壁スイッチ5の各スイッチ51〜55の操作に応じて壁スイッチ5の表示モニタと制御用端末器6とを制御する主操作盤1を備える。主操作盤1は、スイッチどうしの関係が設定されたアドレス設定テーブル13と、壁スイッチ5の中のあるスイッチが操作された場合、制御用端末器6を制御して該当照明を点消灯させると共に、アドレス設定テーブル13を参照して該当スイッチとほぼ同時にリフレッシュ処理すべきスイッチと対応する表示モニタをリフレッシュ処理する制御部16とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】この照明制御システムは、照明器具7a〜7dの点消灯制御を行う制御用端末器6と、照明エリアA〜D毎のスイッチ51〜54と全ての照明を一度に点消灯するスイッチ55と表示モニタとを併設した壁スイッチ5と、この壁スイッチ5の各スイッチ51〜55の操作に応じて壁スイッチ5の表示モニタと制御用端末器6とを制御する主操作盤1を備える。主操作盤1は、スイッチどうしの関係が設定されたアドレス設定テーブル13と、壁スイッチ5の中のあるスイッチが操作された場合、制御用端末器6を制御して該当照明を点消灯させると共に、アドレス設定テーブル13を参照して該当スイッチとほぼ同時にリフレッシュ処理すべきスイッチと対応する表示モニタをリフレッシュ処理する制御部16とを具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば壁スイッチに該当照明の点消灯状態を表示する照明制御システムに関する。
部屋の入口等に設けた壁スイッチの操作で部屋の天井等に設置した照明器具を制御する照明制御装置では、壁スイッチに設けたスイッチの脇に配置した照明モニタを主操作盤が制御して照明の点消灯状態を示すよう構成されている(例えば特許文献1参照)。
従来の照明制御装置の場合、照明モニタは、例えば赤色、緑色等の2色の発光ダイオード(以下赤LED,緑LEDと称す)であり、部屋に複数の照明器具が設置されている場合、複数の照明器具の中の一つでも照明器具が点灯している場合、主操作盤は、照明モニタの赤LEDを点灯させて、利用者に消灯を促すようにしている。例えば赤LEDの点灯は、該当スイッチを押すことで該当照明器具が消灯するという意味を持ち、緑LEDの点灯は、該当スイッチを押すことで該当照明器具が点灯するという意味を持つ。
また、部屋の規模が大きくなり、例えば複数の照明器具の取付位置に応じて照明エリアをいくつかに分けそれぞれの照明エリア毎にスイッチを設けた壁スイッチの場合、個々のスイッチの脇に照明モニタを設け、主操作盤は、それぞれのスイッチ毎に照明の点消灯を促すよう照明モニタの赤LEDあるいは緑LEDを点消灯させる制御を行っている。
このような照明制御装置の場合、壁スイッチのスイッチ操作に対して照明器具と表示モニタとをほぼ同時に点消灯制御する必要があるが、制御対象数が多い場合、監視タイミングの関係で、照明器具の点消灯状態と表示モニタのLEDの照明状態とがずれる、つまり一致しなくなることがある。
このような表示モニタのずれが続くのは、最大、主操作盤が全ての照明器具、スイッチについてリフレッシュ処理を行う期間、例えば30秒程度であり、操作を促す程度の表示モニタの場合、若干のタイムラグは、利用者に対する影響が小さく了解事項とされてきた。
このような表示モニタのずれが続くのは、最大、主操作盤が全ての照明器具、スイッチについてリフレッシュ処理を行う期間、例えば30秒程度であり、操作を促す程度の表示モニタの場合、若干のタイムラグは、利用者に対する影響が小さく了解事項とされてきた。
ところが、近年では、スイッチのグループ化の要望、つまり複数の照明器具を一度に同時に点灯あるいは消灯させるスイッチを各照明器具のスイッチとは独立して設けてほしい、という要望がある。
例えば図4に示すように、部屋の複数の照明器具91がエリア照明「A」〜「E」等にエリア分けされており、各エリア毎に照明を点消灯させる複数のスイッチ「イ」〜「ホ」が壁スイッチ92に設けられている場合、例えば壁スイッチ92のスイッチ「ホ」を押して全ての照明エリア「E」の照明器具91を全点灯させたときに、壁スイッチ92のスイッチ「イ」〜「ニ」の全ての表示モニタが直ちに赤LEDを点灯させた状態にならず、例えばスイッチ「イ」の表示モニタのみ緑LEDが点灯したままの状態が残ることがある。この場合、利用者は不審に思い、照明エリア「A」を点灯させようとしてスイッチ「イ」を押し、このためせっかく全灯した中の照明エリア「A」の照明器具91が消灯してしまうことになる。
特許第3118808号公報(第2図)
このように従来の照明制御装置では、表示モニタのタイムラグは、さほど問題とならなかったが、複数のスイッチでいくつかの照明エリアを点消灯させる照明制御装置において、これらの照明エリアを一度に点消灯させるようなスイッチを壁スイッチに設ける場合に、利用者の意思とは相反する表示モニタの状態となることから、誤操作を招く恐れがあるという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、照明エリア毎に設けたスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設した監視用の子機(壁スイッチ)を利用者が操作する上で誤操作を防止することのできる照明制御システムを提供することを目的としている。
上記した課題を解決するために、本発明の照明制御システムは、照明の点消灯を行う制御対象の第1子機と;照明エリア毎に設けたスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設した監視対象の第2子機と;前記第2子機の各スイッチに対応してそれぞれ設けられ、照明の状態を示す表示を行う制御対象の第3子機と;前記スイッチどうしの関係が設定されたスイッチ連携設定記憶部と、前記第2子機のあるスイッチが操作された場合、該当照明を点消灯するように前記第1子機を制御すると共に、前記スイッチ連携設定記憶部を参照して該当スイッチと関係するスイッチに対応する第3子機に対して表示を照明の状態に一致させるよう制御する手段とを備えた親機と;を具備したことを特徴とする。
本発明の照明制御システムは、照明を行う光源と、前記光源の点消灯制御を行う制御用端末器と、前記光源の点消灯操作を行うために照明エリア毎に設けたスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設し、これらスイッチに対応してそれぞれ設けられた照明状態表示部とを備えた壁スイッチと、前記制御用端末器と前記壁スイッチに伝送線を介して接続され、前記壁スイッチの各スイッチの操作に応じて前記照明状態表示部と前記制御用端末器とを別個に制御する主操作盤とを備えた照明制御システムにおいて、前記主操作盤は、前記壁スイッチのスイッチどうしの対応関係が設定されたスイッチ連携設定記憶部と、所定時間間隔で前記光源の点消灯状態と前記照明状態表示部の表示状態とを一致させるリフレッシュ処理を行う第1リフレッシュ手段と、前記壁スイッチの中のあるスイッチが操作された場合、前記制御用端末器を制御して該当光源を点消灯させると共に、前記スイッチ連携設定記憶部を参照して該当スイッチとほぼ同時にリフレッシュ処理すべきスイッチと対応する照明状態表示部をリフレッシュ処理する第2リフレッシュ手段とを具備したことを特徴とする。
請求項1記載の発明では、第2子機のあるスイッチが操作された場合、該当照明を点消灯するように第1子機を制御すると共に、スイッチ連携設定記憶部を参照して該当スイッチと関係するスイッチに対応する第3子機に対して照明の状態に一致させるよう表示制御するので、第2子機のスイッチ操作に対してタイムラグがほとんど無く第3子機の表示が切り換わるようになり、照明エリア毎のスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設した第2子機の誤操作を防止することができる。
請求項2記載の発明では、壁スイッチの中のあるスイッチが操作された場合、主操作盤は、制御用端末器を制御して該当光源を点消灯させると共に、スイッチ連携設定記憶部を参照して該当スイッチとほぼ同時にリフレッシュ処理すべきスイッチと対応する照明状態表示部をリフレッシュ処理するので、壁スイッチのスイッチ操作に対してタイムラグがほとんど無く照明状態表示部の表示が切り換わるようになり、照明エリア毎に設けたスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設した壁スイッチを利用者が操作する際の誤操作を防止することができる。
請求項2記載の発明では、壁スイッチの中のあるスイッチが操作された場合、主操作盤は、制御用端末器を制御して該当光源を点消灯させると共に、スイッチ連携設定記憶部を参照して該当スイッチとほぼ同時にリフレッシュ処理すべきスイッチと対応する照明状態表示部をリフレッシュ処理するので、壁スイッチのスイッチ操作に対してタイムラグがほとんど無く照明状態表示部の表示が切り換わるようになり、照明エリア毎に設けたスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設した壁スイッチを利用者が操作する際の誤操作を防止することができる。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、照明エリア毎のスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設した第2子機を利用者が操作する際の誤操作を防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、照明エリア毎のスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設した壁スイッチを利用者が操作する際の誤操作を防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、照明エリア毎のスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設した壁スイッチを利用者が操作する際の誤操作を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る一つの実施の形態の照明制御システムの構成を示す図、図2は図1の照明制御システムにおいて、主操作盤に設定されている特別リフレッシュ対象スイッチのアドレス設定テーブルを示す図である。
同図に示すように、この照明制御システムは、親機としての主操作盤1と、この主操作盤1に2線の伝送線2を介して接続された部屋3毎の子機(監視対象の子機としての人感センサ4、制御対象の第1子機としての制御用端末器6、監視対象の子機としての壁スイッチ5など)とから構成されている。制御用端末器6には、照明エリアA〜D、E毎に点消灯される光源としての照明器具7a〜7dが接続されている。
同図に示すように、この照明制御システムは、親機としての主操作盤1と、この主操作盤1に2線の伝送線2を介して接続された部屋3毎の子機(監視対象の子機としての人感センサ4、制御対象の第1子機としての制御用端末器6、監視対象の子機としての壁スイッチ5など)とから構成されている。制御用端末器6には、照明エリアA〜D、E毎に点消灯される光源としての照明器具7a〜7dが接続されている。
壁スイッチ5には、それぞれのエリアA〜D、Eの照明器具7a〜7dを点消灯させるための押釦式のスイッチ51〜55(監視対象の第2子機)とそれぞれのスイッチに対応して設けられた照明状態表示部としての表示モニタ(制御対象の第3子機)が備えられている。表示モニタは、スイッチ51〜55の向かって左脇に設けられた赤色発光ダイオード51a〜55a(以下赤LED51a〜55aと称す)と、スイッチ51〜55の向かって右脇に設けられた緑色発光ダイオード51b〜55b(以下緑LED51b〜55bと称す)とからなる。赤LED51a〜55aは、照明の点灯状態を示す点灯モニタである。緑LED51b〜55bは、照明の消灯状態を示す消灯モニタである。
緑LED51bは、第1エリアAの照明器具7aが消灯していることを示す。緑LED52bは、第2エリアBの照明器具7bが消灯していることを示す。緑LED53bは、第3エリアCの照明器具7cが消灯していることを示す。緑LED54bは、第4エリアDの照明器具7aが消灯していることを示す。緑LED55bは、第1〜第4エリアA〜Dを含む部屋3全体としてのエリアEの照明器具7a〜7dが消灯していることを示す。
赤LED51aは、第1エリアAの照明器具7aが点灯していることを示す。赤LED52aは、第2エリアBの照明器具7bが点灯していることを示す。赤LED53aは、第3エリアCの照明器具7cが点灯していることを示す。赤LED54aは、第4エリアDの照明器具7dが点灯していることを示す。赤LED55aは、第1〜第4エリアA〜Dを含む部屋3全体としてのエリアEの照明器具7a〜7dが点灯していることを示す。なお、この壁スイッチ5のそれぞれのスイッチ51〜55は、アドレス設定テーブル13により自身とほぼ同時にリフレッシュすべきスイッチをアドレスで対応付けて指定することができる。
スイッチ51は、第1エリアAの照明器具7aを点消灯させるためのスイッチである。スイッチ52は、第2エリアBの照明器具7bを点消灯させるためのスイッチである。スイッチ53は、第3エリアCの照明器具7cを点消灯させるためのスイッチである。スイッチ54は、第4エリアDの照明器具7dを点消灯させるためのスイッチである。スイッチ55は、第1〜第4の全てのエリアEの照明器具7a〜7dを一度に点消灯させるためのスイッチである。
主操作盤1は、操作部11、メモリ14、表示部15、制御部16などを備えている。
操作部11は、壁スイッチ5、人感センサ4、制御用端末器6などのアドレスをメモリ4のアドレス設定テーブル13に設定するための入力操作などが行われたときに、そのアドレスデータを制御部16に入力する。表示部15は、操作部11が操作された内容、入力されたアドレスデータ、各子機の監視状況などを表示する。
制御部16は、上記各部を統括制御すると共に、壁スイッチ5の各スイッチ操作を監視、およびメモリ14の各テーブルを参照して制御用端末器6、表示モニタの各LEDを制御する。
メモリ14は、書換え可能な不揮発性の記憶素子、例えばシリコンディスクなどであり、スケジュール設定テーブル12、スイッチ連携設定記憶部としてのアドレス設定テーブル13などが記憶されている。スケジュール設定テーブル12には、年月日時分の単位で照明をオン・オフするためのタイムスケジュールのデータが設定(記憶)されている。アドレス設定テーブル13の内容について図2に詳述する。
操作部11は、壁スイッチ5、人感センサ4、制御用端末器6などのアドレスをメモリ4のアドレス設定テーブル13に設定するための入力操作などが行われたときに、そのアドレスデータを制御部16に入力する。表示部15は、操作部11が操作された内容、入力されたアドレスデータ、各子機の監視状況などを表示する。
制御部16は、上記各部を統括制御すると共に、壁スイッチ5の各スイッチ操作を監視、およびメモリ14の各テーブルを参照して制御用端末器6、表示モニタの各LEDを制御する。
メモリ14は、書換え可能な不揮発性の記憶素子、例えばシリコンディスクなどであり、スケジュール設定テーブル12、スイッチ連携設定記憶部としてのアドレス設定テーブル13などが記憶されている。スケジュール設定テーブル12には、年月日時分の単位で照明をオン・オフするためのタイムスケジュールのデータが設定(記憶)されている。アドレス設定テーブル13の内容について図2に詳述する。
図2に示すように、アドレス設定テーブル13には、壁スイッチ5のそれぞれのスイッチ51〜55のアドレスと、この中のスイッチ51〜55が操作されたときにリフレッシュすべき他のスイッチ51〜55のアドレスとが対応付けて設定されている。
具体的には、[1−10−1]というアドレスは、スイッチ55を示している。[1−1−1]というアドレスは、スイッチ51を示している。[1−1−2]というアドレスは、スイッチ52を示している。[1−1−3]というアドレスは、スイッチ53を示している。[1−1−4]というアドレスは、スイッチ54を示している。
この例の場合、アドレス[1−10−1]は、アドレス[1−1−1]、[1−1−2]、[1−1−3]、[1−1−4]と対応付けられている。アドレス[1−1−1]は、アドレス[1−10−1]と対応付けられている。アドレス[1−1−2]は、アドレス[1−10−1]と対応付けられている。アドレス[1−1−3]は、アドレス[1−10−1]と対応付けられている。アドレス[1−1−4]は、アドレス[1−10−1]と対応付けられている。
このアドレス設定テーブル13は、主操作盤1の操作部11を操作することによりデータの入力、更新が可能である。
このアドレス設定テーブル13は、主操作盤1の操作部11を操作することによりデータの入力、更新が可能である。
制御部16は、所定時間間隔で制御用端末器6に対して負荷の状態、つまり照明器具7a〜7dの点消灯状態を確認する。制御部16は、この確認結果に応じて表示モニタの表示状態を照明器具7a〜7dの点消灯状態に一致させるリフレッシュ処理を行う。
制御部16は、壁スイッチ5の、あるスイッチ(51〜55のいずれか)が操作された場合、アドレス設定テーブル13を参照して、通常のリフレッシュ処理とは異なり、該当スイッチとほぼ同時にリフレッシュ処理すべきスイッチと対応関係にある表示モニタをリフレッシュ処理する割込リフレッシュ処理を行う。
つまり、制御部16は、スイッチ51〜55のうちいずれかが操作された場合、該当照明を点消灯するように制御用端末器6を制御すると共に、アドレス設定テーブル13を参照して該当スイッチと関係するスイッチに対応する表示モニタに対して表示を照明の状態に一致させるよう制御する。
制御部16は、壁スイッチ5の、あるスイッチ(51〜55のいずれか)が操作された場合、アドレス設定テーブル13を参照して、通常のリフレッシュ処理とは異なり、該当スイッチとほぼ同時にリフレッシュ処理すべきスイッチと対応関係にある表示モニタをリフレッシュ処理する割込リフレッシュ処理を行う。
つまり、制御部16は、スイッチ51〜55のうちいずれかが操作された場合、該当照明を点消灯するように制御用端末器6を制御すると共に、アドレス設定テーブル13を参照して該当スイッチと関係するスイッチに対応する表示モニタに対して表示を照明の状態に一致させるよう制御する。
以下、図3のフローチャートを参照してこの照明制御システムの動作を説明する。
主操作盤1の電源を投入すると、制御部16は、イニシャライズ処理(イニシャル処理)を実行する(S101)。
イニシャル処理の後、制御部16は、以下のメイン処理を実行する。
メイン処理では、制御部16は、まず、操作スイッチまたは液晶画面のタッチパネル信号の入力をチェックする(S102)。
続いて、制御部16は、操作スイッチまたは液晶画面のタッチパネルから入力された信号を解析すると共にその解析結果に応じた処理を行う(S103)。
処理後、制御部16は、表示処理を実行することで、表示部15の液晶画面に処理結果を表示する(S104)。
続いて、制御部16は、スケジュール設定テーブル12を参照して割付データを読み出し、また、スケジュール設定テーブル12に対する設定データの記憶処理を実行する(S105)。
その後、制御部16は、タイムスケジュール制御処理・手動操作制御処理、伝送線2を介しての壁スイッチ5等の監視対象の子機からの操作信号の入力に応じた照明の制御処理を実行する(S106)。
照明制御処理後、制御部16は、伝送信号の入力・出力処理を行い(S107)、最後に全部屋3の中のスイッチ2個分のLED表示のリフレッシュ処理を実行する(S108)。リフレッシュ処理とは、対象スイッチに対応する照明器具の点消灯状態と表示モニタの表示状態とを一致させる処理である。
主操作盤1の電源を投入すると、制御部16は、イニシャライズ処理(イニシャル処理)を実行する(S101)。
イニシャル処理の後、制御部16は、以下のメイン処理を実行する。
メイン処理では、制御部16は、まず、操作スイッチまたは液晶画面のタッチパネル信号の入力をチェックする(S102)。
続いて、制御部16は、操作スイッチまたは液晶画面のタッチパネルから入力された信号を解析すると共にその解析結果に応じた処理を行う(S103)。
処理後、制御部16は、表示処理を実行することで、表示部15の液晶画面に処理結果を表示する(S104)。
続いて、制御部16は、スケジュール設定テーブル12を参照して割付データを読み出し、また、スケジュール設定テーブル12に対する設定データの記憶処理を実行する(S105)。
その後、制御部16は、タイムスケジュール制御処理・手動操作制御処理、伝送線2を介しての壁スイッチ5等の監視対象の子機からの操作信号の入力に応じた照明の制御処理を実行する(S106)。
照明制御処理後、制御部16は、伝送信号の入力・出力処理を行い(S107)、最後に全部屋3の中のスイッチ2個分のLED表示のリフレッシュ処理を実行する(S108)。リフレッシュ処理とは、対象スイッチに対応する照明器具の点消灯状態と表示モニタの表示状態とを一致させる処理である。
この一回のメイン処理(S101〜S108の処理)は、おおよそ50msec〜100msecで実行されるが、画面操作に対する応答が処理が遅いと使用者から苦情がくるため、画面操作関連の処理については、タイムシェアリングにより優先的に処理を実行するするようプログラムされている。リフレッシュ処理については、従来さほど問題にされなかったためゆっくり処理する対象とされてきた。
主操作盤1には、壁スイッチ5のスイッチとして、最大1024個が接続可能であり、一回のメイン処理で2個のスイッチをリフレッシュした場合、全てのスイッチをリフレッシュするのにメイン処理を512回実行することになる。1回のメイン処理を、例えば比較的速い処理時間の50msecで実行した場合、50×512=25600msec=25秒かかることになる。
しかしながら、この例のように通常の個別のスイッチ51〜54以外に、部屋全体の照明を一度に点消灯させるスイッチ55を壁スイッチ5に設けた場合、例えばスイッチ54のみをオンした状態(表示モニタは赤LED54aが点灯した状態)でスイッチ55を押すと、主制御盤1の制御部16は、この部屋3の照明器具7a〜7dを全消灯するように制御用端末器6を制御すると共に、スイッチ55に対応する表示モニタを赤LED54aから緑LED55bへ切り替える制御を行う。
このため、部屋3の照明は、瞬時に消灯するものの、従来のリフレッシュ処理対象のスイッチ54に対応する表示モニタ、つまり赤LED54aは、最大25秒間、点灯したまま、緑LED54bへは切り替わらないため、使用者は不審に思い、スイッチ54を押してしまい、この操作によって該当する照明器具7dが点灯してしまうことになる。この場合、せっかく消灯させた照明が点いてしまったため、使用者はスイッチ54を再度押して、照明器具7dを消すことになる。またこの逆にスイッチ55を押して全点灯させるときも同様の誤操作が生じる可能性がある。
そこで、この照明制御システムでは、主制御盤1の制御部16がメイン処理を行う際に、壁スイッチ5の中のあるスイッチ(51〜55のいずれか)が操作された場合、制御部16は、該当照明器具(7a〜7d)を点消灯するように制御用端末器6を制御すると共に、アドレス設定テーブル13を参照して該当スイッチとほぼ同時にリフレッシュ処理すべきスイッチに対応する表示モニタを割り込みでリフレッシュ処理する。
具体的には、例えばスイッチ55が操作された場合、制御部16は、アドレス設定テーブル13を参照して、スイッチ55のアドレス[1−10−1]と連携関係にあるアドレス[1−1−1]、[1−1−2]、[1−1−3]、[1−1−4]を読み出して、これらのアドレスのスイッチ51〜54と対応する表示モニタ(赤LED51a〜55a、緑LED51b〜55b)を直ちにリフレッシュ処理する。
これにより、操作されたスイッチ55に関係のあるスイッチ51〜54の表示モニタが直ちに切り替わるので、使用者が不審に思うことが無くなり、誤操作を防止できる。
これにより、操作されたスイッチ55に関係のあるスイッチ51〜54の表示モニタが直ちに切り替わるので、使用者が不審に思うことが無くなり、誤操作を防止できる。
このようにこの実施の形態の照明制御システムによれば、主操作盤1のメモリ14にアドレス設定テーブル13を設定したことで、壁スイッチ5のいずれかのスイッチが操作された場合、制御部16は、アドレス設定テーブル13を参照して、操作されたスイッチと表示モニタ、及びこれに関連するスイッチと表示モニタを直ちにリフレッシュ処理するので、スイッチ操作されて点消灯した照明の状態と表示モニタのLED表示がほとんどタイムラグ無く一致するようになり、照明エリアA〜D毎のスイッチ51〜54と全ての照明を一度に点消灯するスイッチ55とを併設した壁スイッチ5を利用者が操作する際の誤操作を防止することができる。
1…主制御盤、2…伝送線、3…部屋、4…人感センサ、5…壁スイッチ、6…制御用端末器、7a-7d…照明器具、11…操作部、12…スケジュール設定テーブル、13…アドレス設定テーブル、14…メモリ、15…表示部、16…制御部、51-55…スイッチ、51a-55a…赤色発光ダイオード(赤LED)、51b-55b…緑色発光ダイオード(緑LED)。
Claims (2)
- 照明の点消灯を行う制御対象の第1子機と;
照明エリア毎に設けたスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設した監視対象の第2子機と;
前記第2子機の各スイッチに対応してそれぞれ設けられ、照明の状態を示す表示を行う制御対象の第3子機と;
前記スイッチどうしの関係が設定されたスイッチ連携設定記憶部と、前記第2子機のあるスイッチが操作された場合、該当照明を点消灯するように前記第1子機を制御すると共に、前記スイッチ連携設定記憶部を参照して該当スイッチと関係するスイッチに対応する第3子機に対して表示を照明の状態に一致させるよう制御する手段とを備えた親機と;
を具備したことを特徴とする照明制御システム。 - 照明を行う光源と、前記光源の点消灯制御を行う制御用端末器と、前記光源の点消灯操作を行うために照明エリア毎に設けたスイッチと全ての照明を一度に点消灯するスイッチとを併設し、これらスイッチに対応してそれぞれ設けられた照明状態表示部とを備えた壁スイッチと、前記制御用端末器と前記壁スイッチに伝送線を介して接続され、前記壁スイッチの各スイッチの操作に応じて前記照明状態表示部と前記制御用端末器とを別個に制御する主操作盤とを備えた照明制御システムにおいて、
前記主操作盤は、
前記壁スイッチのスイッチどうしの対応関係が設定されたスイッチ連携設定記憶部と、
所定時間間隔で前記光源の点消灯状態と前記照明状態表示部の表示状態とを一致させるリフレッシュ処理を行う第1リフレッシュ手段と、
前記壁スイッチの中のあるスイッチが操作された場合、前記制御用端末器を制御して該当光源を点消灯させると共に、前記スイッチ連携設定記憶部を参照して該当スイッチとほぼ同時にリフレッシュ処理すべきスイッチと対応する照明状態表示部をリフレッシュ処理する第2リフレッシュ手段と
を具備したことを特徴とする照明制御システム。
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JP2007265767A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 照明制御端末 |
JP2013143720A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Azbil Corp | 設備機器制御システムおよび方法 |
JP2013201087A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 監視端末器及びこの監視端末器を用いた照明制御システム |
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