JP2005050157A - 問い合わせ管理システムおよび問い合わせ管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 顧客の問い合わせの対象の部門が複数にわたる場合であっても、それら複数の部門の担当者が共同して回答をレビューすることができる問い合わせ管理システムおよび問い合わせ管理プログラムを提供する。
【解決手段】 製品知識共有サーバ100は、顧客等からの問い合わせに対する回答を入力する回答作成フレームと、回答に対するコメントが入力されるコメントフレームとを含むWebページを生成する。クライアント端末150は、Webページを表示して、回答を回答作成フレームに入力する。製品知識共有サーバ100は、回答が入力されると、回答とコメント入力欄とが記載されたレビュー専用Webページを関連部門の部門クライアント端末に提供する。部門クライアント端末は、レビュー専用Webページを表示して、コメントをコメント入力欄に入力する。回答作成担当者は入力されたコメントを参照して回答を修正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、顧客からの問い合わせに対して、複数の回答者が共同して問い合わせに回答する問い合わせ管理システムおよび問い合わせ管理プログラムに関する。
一般に、企業は顧客から質問や苦情等の問い合わせに対応するための窓口を設けている。そのような窓口は、従来、電話やFAXでの問い合わせに対応していた。しかし、近年、コンピュータおよびインターネットの普及により、電子メールでの質問や苦情に対応する企業が増加している。
顧客からの問い合わせの情報である問い合わせ情報を適宜抽出し、情報の担当者に必要な情報を送り、商談その他の商売に利用するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、顧客から受信した電子メールに含まれる単語を抽出し、抽出した単語に応じて回答者を決定し、決定した回答者に電子メールを転送するシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−189849号公報(第4−9頁、図1) 特開2002−132787号公報(第4−7頁、図1)
しかし、特許文献1および特許文献2に記載されたシステムは、顧客の問い合わせの対象となる部門が複数にわたる場合であっても、複数の部門の担当者が共同で回答をレビューすることができない。特許文献1および特許文献2に記載されたシステムは、問い合わせの回答に対して各部門の担当者が共同で対応するという技術思想が無いからである。
そこで、本発明は、顧客の問い合わせの対象の部門が複数にわたる場合であっても、それら複数の部門の担当者が共同で回答をレビューすることができる問い合わせ管理システムおよび問い合わせ管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明による問い合わせ管理システムは、問い合わせ者から問い合わせを受信し、問い合わせに対する回答を問い合わせ者に送信する問い合わせ管理サーバと、問い合わせ管理サーバと通信ネットワークを介して接続され、問い合わせ者からの問い合わせを問い合わせ管理サーバから読み込んで表示部に表示し、問い合わせに対する回答が入力されたら回答を問い合わせ管理サーバにアップロードするクライアント端末と、通信ネットワークに接続されて、企業内の各部門のそれぞれに設置され、クライアント端末がアップロードした回答を問い合わせ管理サーバから読み込んで表示部に表示し、回答に対するコメントが入力されたらそのコメントを問い合わせ管理サーバにアップロードする部門クライアント端末とを含む問い合わせ管理システムであって、問い合わせ管理サーバは、クライアント端末から回答がアップロードされると、問い合わせ者からの問い合わせに関連する部門の部門クライアント端末に対して、回答に対する各部門のコメントの送信を促すコメント勧誘手段を備えたことを特徴とする。
問い合わせ管理サーバは、部門クライアント端末がアクセス可能なコメントを入力するためのレビュー専用Webページを作成するレビュー専用Webページ作成手段を備えてもよく、コメント勧誘手段は、問い合わせ者からの問い合わせに関連する部門の部門クライアント端末に対して、レビュー専用Webページの所在を示す情報を送信してもよい。そのような構成によれば、問い合わせ者からの問い合わせに関連する部門の部門クライアント端末の使用者は、Webブラウザを用いるという簡便な方法で問い合わせに関するコメントを入力することができる。
問い合わせ管理サーバは、回答入力欄とコメント入力欄とを含む回答入力用Webページを作成してクライアント端末に提供するWebページ作成手段と、クライアント端末によってコメント入力Webページにコメントが入力されると、そのコメントをレビュー専用Webページのコメント欄に反映するコメント反映手段とを備えてもよい。そのような構成によれば、問い合わせ者からの問い合わせに関連する部門の担当者は、クライアント端末の使用者が入力したコメントをレビューしてコメントを入力することができる。
企業内の各部門のそれぞれに、通信ネットワークに接続され、予め自部門が担当する製品または用件の情報を記憶している部門サーバを備えてもよく、問い合わせ管理サーバは、製品名または用件名と、製品名または用件名に対応する部門とを対応づけるテーブルである製品一覧表を予め記憶し、問い合わせ者から問い合わせを受信すると、製品一覧表を参照して製品名または用件名を抽出し、抽出した製品名または用件名に対応づけられた1つまたは複数の部門を特定し、特定した部門の部門サーバにアクセスして、問い合わせ者からの問い合わせに関連する情報を部門サーバから抽出し、抽出した情報を回答入力用Webページに表示する関連情報表示手段を含んでもよい。そのような構成によれば、問い合わせ管理サーバは、問い合わせに関する情報を、部門サーバから自動的に抽出することができる。
問い合わせ管理サーバは、問い合わせ者から問い合わせを受信すると、製品一覧表を参照して、製品名または用件名に対応する1つの部門を特定し、特定した部門の部門クライアント端末を、問い合わせに対する回答が入力されるべきクライアント端末とするクライアント端末特定手段を含んでもよい。そのような構成によれば、問い合わせ管理サーバは、問い合わせに回答すべき部門を自動的に特定することができる。
クライアント端末は、コメントが反映された回答入力用Webページににおける回答入力欄に既に入力されている回答が修正されると、修正された回答を問い合わせ管理サーバにアップロードしてもよい。そのような構成によれば、クライアント端末の利用者は、入力されたコメントに応じて回答を修正して、問い合わせ者に回答を送信することができる。
本発明による問い合わせ管理プログラムは、問い合わせ者から問い合わせを受信し、問い合わせに対する回答を問い合わせ者に送信する問い合わせ管理サーバと、問い合わせ管理サーバと通信ネットワークを介して接続され、問い合わせ者からの問い合わせを問い合わせ管理サーバから読み込んで表示部に表示し、問い合わせに対する回答が入力されるとその回答を問い合わせ管理サーバにアップロードするクライアント端末と、通信ネットワークに接続されて、企業内の各部門のそれぞれに設置され、クライアント端末がアップロードした回答を問い合わせ管理サーバから読み込んで表示部に表示し、回答に対するコメントの入力を受け付けて問い合わせ管理サーバにアップロードする部門クライアント端末とを含む問い合わせ管理システムにおける問い合わせ管理サーバに搭載される問い合わせ管理プログラムであって、コンピュータに、回答入力欄とコメント入力欄とを含む回答入力用Webページを作成するしてクライアント端末に提供する処理と、部門クライアント端末がアクセス可能なコメントを入力するためのレビュー専用Webページを作成する処理と、問い合わせ者からの問い合わせに関連する部門の部門クライアント端末に対して、レビュー専用Webページの所在を示す情報を送信する処理と、コメント入力Webページにコメントが入力されると、そのコメントをレビュー専用Webページのコメント欄に反映する処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、問い合わせ管理サーバは、部門クライアント端末がコメントをアップロードしてから、クライアント端末がアクセスすると、クライアント端末がアップロードした回答と、部門クライアント端末がアップロードしたコメントとをクライアント端末の表示部に表示させ、クライアント端末は、回答の修正を受け付けて、修正された回答を問い合わせ管理サーバにアップロードする構成である。そのため、問い合わせの製品または用件の担当者である各部門の部門クライアント端末の使用者は、クライアント端末の利用者が回答した内容を閲覧し、コメントを入力し、クライアント端末の利用者は、入力されたコメントに応じて、回答を修正して問い合わせ者に回答を送信することができる。すなわち、クライアント端末の利用者と、問い合わせの製品または用件の担当者とが連携して回答を作成して、回答を問い合わせ者に送信することができる。また、他部門の製品または用件に関する問い合わせに自部門が担当する製品または用件が含まれていた場合、自部門が担当する製品または用件についてのコメントを入力することにより、他部門の製品または用件の問い合わせに対する回答に協力することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明による問い合わせ管理システムの第1の実施の形態を示すブロック図である。図1に示すシステムは、社内LAN210に接続される製品知識共有サーバ100(問い合わせ管理サーバ)と、社内LAN210に接続されるクライアント端末150と、社内LAN210に接続されるA部門サーバ110と、社内LAN210に接続されるB部門サーバ120と、社内LAN210に接続されるC部門サーバ130と、社内LAN210に接続されるA部門クライアント端末112と、社内LAN210に接続されるB部門クライアント端末122と、社内LAN210に接続されるC部門クライアント端末132とを含む。また、各部門に設置されている部門サーバは、それぞれ記憶装置と接続されている。なお、A部門クライアント端末112、B部門クライアント端末122およびC部門クライアント端末132(部門クライアント端末)は、それぞれ、自部門の部門サーバに接続される構成であってもよい。
製品知識共有サーバ100は、製品の顧客や製品の担当SE等(以下、顧客等と記す。)と問い合わせや質問等(以下、質問等と記す。)の電子メールを送受信するメールサーバ機能と、Webサーバ機能と、データベースサーバ機能とを有し、製品と、製品を担当する部門とを予めそれぞれ対応づけるテーブルである製品一覧表を記憶している。製品一覧表の一例を図2に示す。製品一覧表は、例えば、製品名と、製品のカテゴリと、製品の担当部門名と、製品の担当部門の窓口の電子メールアドレスと、製品の担当部門のサーバのアドレスとをそれぞれ対応づける。図2に示す例では、製品Xは、製品カテゴリはOSに分類され、B部門が担当し、窓口の電子メールアドレスはbb@bb.co.jpで、B部門のサーバのIPアドレスはddd.eee.fffである。
製品知識共有サーバ100は、CPUおよびプログラムを記憶するROM、RAM等によって構成され、所定のプログラムに従って問い合わせ管理システムを制御する。
製品知識共有サーバ100は、コンピュータに、部門クライアント端末がコメントをアップロードしてから、クライアント端末がアクセスすると、クライアント端末がアップロードした回答と、部門クライアント端末がアップロードしたコメントとをクライアント端末の表示部に表示させる処理を実行させるための問い合わせ管理プログラムを搭載している。
ここで、製品知識共有サーバ100が質問等の電子メールを受信して、回答の電子メールを送信する相手である顧客等とは、社内の営業担当者や、製品の担当SE(Sales Engineer)、または社外の顧客を含む。また、質問等とは、製品に関する問い合わせや苦情、質問等を含む。
また、製品一覧表は、各製品に関連する文字列を、製品名と対応づけて記憶していてもよい。各製品に関連する文字列とは、例えば、「DB(データベース)」や、「動作環境」等である。
製品知識共有サーバ100は、顧客等から、質問等の電子メールを受信すると、電子メールのヘッダ部とフッタ部(署名)とから顧客等の情報を抽出する。そして、抽出した情報を、顧客情報データベースに登録して記憶する。電子メールから抽出する顧客等の情報とは、顧客等の氏名、会社、部門、電子メールアドレス、電話番号等である。具体的には、電子メールを形態素解析して顧客等の情報を抽出する。例えば、電子メールのヘッダ部には、一般的に「○○会社△△部門の××と申します。」といった定型的なパターンによって顧客等の情報が記載されている。また、フッタ部にも、一般的に「○○会社△△部門××」、「TEL:03−1234−5678」、「FAX:03−1234−5679」、「e−mail:××@××.co.jp」といった顧客の情報がフッタ部に記載されている。そこで、ヘッダ部とフッタ部とを形態素解析して、「○○会社」、「△△部門」、「××」といった固有名詞を抽出する。
製品知識共有サーバ100は、電子メールから顧客等の情報の抽出に用いる用語辞書を記憶していてもよい。具体的には、用語辞書は、例えば、「会社」と「会社、株式会社、(株)、カンパニー、Corporation、Company等」を対応付けて記憶する。すると、電子メールに「○○株式会社」と記載されていても、「株式会社」と「会社」とは、対応付けられているため、「○○」を会社名として抽出することができる。また、ヘッダ部に、「○○会社△△部門の××と申します。」といった定型的なパターンが記載されていない場合は、電子メールのヘッダ情報の「From」から氏名と、電子メールアドレスとを抽出する。そして、製品知識共有サーバは、抽出した顧客等の情報を、顧客情報データベースに記憶する。
また、質問等の電子メールの本文から製品名の情報を抽出する。具体的には、電子メールと製品一覧表の製品名の欄の製品名とのパターンマッチングを行い、電子メールに含まれる文字列と合致する製品一覧表の製品名を抽出する。さらに、製品一覧表の文字列の欄の文字列と電子メールに含まれる文字列とのパターンマッチングを行い、電子メールに含まれる文字列と合致する製品一覧表の文字列の欄の文字列に対応づけられた製品名を抽出する。そして、製品名または文字列が合致した製品を担当している部門を特定する。
例えば、あるJ2EE(Java 2 Enterprise Edition)(登録商標)システム開発プロジェクトの顧客等が、あるJ2EEフレームワーク製品の動作環境について質問する電子メールを製品知識共有サーバ100に送信すると、製品知識共有サーバ100は、電子メールのヘッダ部とフッタ部とから顧客等の情報を抽出する。また、製品知識共有サーバ100は、電子メールの本文と製品一覧表の製品名の欄の製品名および文字列の欄の文字列とのパターンマッチングを行う。すると、電子メール本文の「J2EEフレームワーク製品」という文字列が製品一覧表の製品名の欄の製品名と合致し、「動作環境」という文字列が製品一覧表の文字列の欄の文字列と合致する。そして、製品名または文字列が合致した製品の担当部門を特定する。
図2の例では、「J2EEフレームワーク製品」という文字列が製品一覧表の製品名の欄の製品名と合致するA部門を質問等の製品を担当している部門に特定する。さらに、「動作環境」という文字列が製品一覧表の文字列の欄の文字列と合致するB部門およびC部門も質問等の製品を担当している部門に特定する。
各製品の担当部門に設置されている各部門のサーバは、データベースサーバの機能を有し、設置されている部門が担当する製品に関する情報を予め記憶している。例えば、A部門サーバ110は、A部門が担当している製品に関する情報を予め記憶している。製品に関する情報とは、例えば、FAQ(Frequently Asked Question)、ML(メーリングリスト)アーカイブ、資料ファイル等である。同様に、B部門サーバ120は、B部門が担当している製品に関する情報を予め記憶し、C部門サーバ130は、C部門が担当している製品に関する情報を予め記憶している。また、各部門のサーバは、記憶装置と接続されている。
製品知識共有サーバ100は、製品一覧表を参照して質問等の製品を担当している部門のサーバのアドレスを特定し、特定した1つまたは複数の部門のサーバにアクセスする。そして、製品情報の検索と取得とを行う。具体的には、製品知識共有サーバ100は、製品情報の検索と取得とを行うSQL命令文を作成し、特定した部門のサーバにアクセスしてSQL命令文を実行する。すると、製品情報の検索と取得とが行われる。ここで、MLアーカイブやFAQ等の、ファイル形式となっている製品情報は、FTPを用いて取得してもよい。製品知識共有サーバ100は、取得した製品情報を予め決められたフォーマットに整形して記憶し、URLの情報を含む電子メールをクライアント端末150に送信する。
クライアント端末150は、社内LAN210に接続するための通信プロトコルとWebブラウザとを備えたコンピュータである。クライアント端末150が、製品知識共有サーバ100におけるURLの情報を含む電子メールを受信すると、クライアント端末150の使用者である回答作成担当者は、クライアント端末150のWebブラウザを操作してURLで指定される領域にアクセス(HTTPリクエスト)する。
すると、例えば、製品知識共有サーバ100のJSP(Java Server Pages)(登録商標)がWebページ(回答入力用Webページ)を動的に生成し、クライアント端末150の画面に、製品情報フレーム、回答メール作成フレーム(回答入力欄)およびコメントフレーム(コメント入力欄)を表示させる。このように、製品知識共有サーバ100は、回答入力欄とコメント入力欄とを含む回答入力用Webページを作成してクライアント端末に提供するWebページ作成手段を備えている。なお、Webページを動的に生成するとは、製品知識共有サーバ100が、質問等ごとにそれぞれ異なるWebページを生成することを言う。製品情報フレームには、各部門のサーバから取得した製品情報が表示される。また、回答メール作成フレームに、回答の定形フォーマットとして、ヘッダ部とフッタ部とを自動的に挿入してもよい。ヘッダ部は、電子メールの宛先アドレス、会社名、部門名、顧客等の氏名、敬称等の情報を含み、フッタ部は、署名等の情報を含む。なお、製品知識共有サーバ100は、クライアント端末150からのアクセスに応じてWebページを生成するのではなく、顧客等から質問等の電子メールを受信したときに作成してもよい。
回答作成担当者は、製品情報フレームに表示されている情報を参照しながら、クライアント端末150を操作して、回答メール作成フレームに、製品知識共有サーバ100が顧客等から受信した質問等への回答を入力する。クライアント端末150は、入力された回答を製品知識共有サーバ100にアップロードする。
なお、クライアント端末150は、特定の回答作成担当者が操作する回答入力専用の端末であってもよいが、製品知識共有サーバ100が質問等の電子メールを受信する度に、製品知識共有サーバ100によって複数の部門クライアント端末の中から特定された一の部門クライアント端末であってもよい。クライアント端末150が複数の部門クライアント端末の中から特定される場合には、製品知識共有サーバ100は、製品一覧表を参照して質問等の製品を担当している部門のサーバを1つ特定し、特定した部門サーバが属する部門の部門クライアント端末を、クライアント端末150に決定する。そして、その部門に属するメンバー(製品担当者)が回答作成担当者となる。
Webページ(回答入力用Webページ)には、レビュー期限の入力欄と「関連部門の承認」のボタンも表示される。回答作成担当者は、顧客等への回答の作成が完了すると、レビュー期限の設定を行うとともに、「関連部門の承認」のボタンをクリックする。レビュー期限とは、各部門(関連部門)の製品担当者がWebページを閲覧する期限(例えば2日以内等。)である。「関連部門の承認」のボタンがクリックされると、製品知識共有サーバ100は、コメントを入力するためのWebページであるレビュー専用Webページを作成し、各部門の製品担当者に対してコメントの入力を促すために、製品一覧表の製品窓口アドレスの欄を参照して関連部門を特定し、レビュー専用Webページを記憶した領域を特定するURLの情報を含む電子メールを各部門のクライアント端末に送信する。レビュー専用Webページには、回答作成担当者が作成した回答も記載されている。また、電子メールには、レビュー期限も記載されている。
このように、製品知識共有サーバ100は、部門クライアント端末がアクセス可能なコメントを入力するためのレビュー専用Webページを作成するレビュー専用Webページ作成手段と、クライアント端末150から回答がアップロードされると、質問等に関連する部門の部門クライアント端末に対して、回答に対する各部門のコメントの送信を促すコメント勧誘手段を備えている。なお、レビュー専用Webページ作成手段は、回答担当者が回答を行う度にレビュー専用Webページを作成するのではなく、あらかじめ作成されているレビュー専用Webページを流用するようにしてもよい。
各部門の製品担当者は、部門クライアント端末が、レビュー専用Webページを記憶した領域を特定するURLの情報とレビュー期限の情報とを含む電子メールを受信すると、部門クライアント端末を操作してレビュー期限前の任意のタイミングでそのURLにアクセスする。すると、製品知識共有サーバ100は、レビュー専用Webページを部門クライアント端末に表示させる。各部門の製品担当者は、レビュー専用Webページを用いて、回答作成担当者がクライアント端末150に入力した回答を閲覧しながらコメントを入力することができる。すなわち、実質的に、各部門の製品担当者は、回答作成担当者と共同して(連携して)質問等に対する回答を作成することができる。また、他部門が担当する製品の質問等に、自部門が担当する製品が含まれている場合、製品担当者は、コメントフレームにコメントを入力して、回答のレビューに協力することができる。各部門の製品担当者は、回答作成担当者が設定したレビュー期限までにコメントの入力を終了する。部門クライアント端末は、入力されたコメントを製品知識共有サーバ100にアップロードする。
製品知識共有サーバ100は、レビュー専用Webページにコメントが入力されると、すなわち部門クライアント端末からコメントがアップロードされると、そのコメントを、Webページ(回答入力用Webページ)に反映する。例えば、複写する。
製品知識共有サーバ100は、回答作成担当者がクライアント端末150を操作してWebページにアクセスすると、製品情報フレーム、回答メール作成フレームおよびコメントフレームを含むWebページをクライアント端末150に表示させる。このとき、コメントフレームには、各部門の製品担当者が入力したコメントが表示されている。回答作成担当者は、コメントフレームに表示されているコメントに応じて、クライアント端末150を操作して、回答メール作成フレームに、顧客等へ送信する回答の内容を修正して入力し、顧客等への回答を作成する。回答作成担当者は、顧客等へ送信する回答の作成終了後、クライアント端末150を操作して、回答を製品知識共有サーバ100にアップロードし、回答の送信の承認を製品知識共有サーバ100に要求する。
製品知識共有サーバ100のJSPは、回答作成担当者が、顧客等への回答の作成が完了すると、回答の送信の承認の要求を受け付ける。製品知識共有サーバ100は、回答の送信の承認の要求を受け付けると、製品知識共有サーバ100が予め記憶している回答作成担当者の上司の電子メールアドレスに、WebページのURLを特定する情報を含む電子メールを送信する。
製品知識共有サーバ100のJSPは、回答作成担当者の上司が通信端末(図示せず)を操作してWebページにアクセスすると、製品情報フレーム、回答メール作成フレームおよびコメントフレームを含むWebページを通信端末に表示させ、回答の送信の承認または回答の修正の指示を受け付ける。回答作成担当者の上司の通信端末が回答の送信を承認する指示を製品知識共有サーバ100に送信すると、製品知識共有サーバ100は、顧客情報データベースを参照して顧客等の電子メールアドレスを特定し、回答の電子メールを顧客等の電子メールアドレスに送信する。
回答作成担当者の上司の通信端末が、製品知識共有サーバ100に、回答の修正を指示すると、製品知識共有サーバ100は、回答の修正を指示する電子メールを、回答作成担当者の電子メールアドレスに送信する。
次に、図3のフローチャートを参照して、この実施の形態の動作を説明する。製品知識共有サーバ100は、顧客等から質問等の電子メールを受信すると、電子メールのヘッダ部とフッタ部とから顧客等の情報を抽出し、本文から製品名の情報を抽出する(ステップS1、S2)。
製品知識共有サーバ100は、電子メールのヘッダ部とフッタ部とから抽出した顧客等の情報を顧客情報データベースに登録する(ステップS3)。そして、製品知識共有サーバ100は、質問等の本文から抽出した製品名の情報と、製品一覧表の製品名の欄の製品名とのパターンマッチングを行う(ステップS4、S5)。質問等の本文から抽出した製品名の情報と、製品一覧表の製品名の欄の製品名とが合致すると、部門サーバから製品情報の検索と取得とを行う(ステップS6)。
製品知識共有サーバ100は、取得した製品情報を予め決められたフォーマットに整形して記憶し、URLの情報を含む電子メールをクライアント端末150に送信する(ステップS7)。予め決められたフォーマットとは、クライアント端末150等の表示画面の大きさ等に応じて、取得した製品情報を表させる表示形式である。
クライアント端末150が、Webブラウザを利用して、URLで指定される領域にアクセス(HTTPリクエスト)すると、製品知識共有サーバ100のJSPがWebページを動的に生成する(ステップS8、S9)。このとき、製品知識共有サーバ100は、回答メール作成フレームに、回答雛形としてヘッダ情報と署名とを自動的に挿入してもよい。
回答作成担当者は、製品情報フレームに表示されている情報を参照しながら、クライアント端末150を操作して、回答メール作成フレームに、顧客等へ送信する回答の内容を記入し、顧客等への回答を作成する(ステップS10)。クライアント端末150は、回答作成担当者が作成した回答を製品知識共有サーバ100にアップロードする。
製品知識共有サーバ100のJSPは、回答作成担当者が、顧客等への回答の作成が完了すると、レビュー専用Webページを記憶した領域を特定するURLの情報を含む電子メールを各部門の製品窓口アドレスに送信する。各部門の製品担当者は、部門クライアント端末を操作してそのURLにアクセスしてレビュー専用Webページを閲覧し、必要に応じてレビュー専用Webページにおけるコメントフレームにコメントを入力する(ステップS11)。部門クライアント端末は、入力されたコメントを製品知識共有サーバ100にアップロードする。
回答作成担当者は、クライアント端末150を操作してWebページにアクセスし、コメントフレームに表示されているコメントに応じて、顧客等へ送信する回答の内容を修正して回答メール作成フレームに入力し、顧客等への回答を作成する(ステップS12)。クライアント端末150は、修正された回答を製品知識共有サーバ100にアップロードする。
回答作成担当者は、顧客等への回答の作成が完了すると、回答メールの送信の承認を製品知識共有サーバ100に要求する。製品知識共有サーバ100は、回答メールの送信の承認の要求を受け付けると、製品知識共有サーバ100が予め記憶している回答作成担当者の上司の電子メールアドレスに、WebページのURLを特定する情報を含む電子メールを送信する。
回答作成担当者の上司は、通信端末を操作してそのURLにアクセスしてWebページを閲覧する。回答作成担当者の上司が回答の修正が必要であると判断した場合、回答作成担当者の上司は、通信端末を操作してコメントフレームにコメントを入力し、回答の修正を指示する。製品知識共有サーバ100は、回答の修正を指示されると、回答の修正を指示する電子メールを、回答作成担当者の電子メールアドレスに送信する(ステップS13のN)。そして、ステップS12の動作を繰り返す。
回答作成担当者の上司は、回答の修正が必要ないと判断した場合、通信端末を操作して回答の電子メールの送信を承認する指示を製品知識共有サーバ100に送信する。すると、製品知識共有サーバ100は、顧客情報データベースを参照して顧客等の電子メールアドレスを特定し、回答の電子メールを顧客等の電子メールアドレスに送信する(ステップS13のY、S14)。
以上述べたように、この実施の形態によれば、製品知識共有サーバ100が、顧客等から受信した電子メールに含まれる製品名等を抽出して製品を特定し、特定した製品を担当する部門を決定して製品担当者に通知し、通知された各部門の製品担当者がレビュー専用Webページを参照してコメントを入力する構成としたため、複数の製品に関する質問等にも、各部門の担当者が迅速に対応することができる。製品担当者は、担当以外の製品に関する問い合わせに対してコメントフレームにその旨を記入して、回答作成担当者に対応を促すことができるため、担当以外の製品に関する質問等に対しても、迅速に対応することができる。また、他部門の製品に関する問い合わせに自部門が担当する製品が含まれていた場合、自部門が担当する製品についてのコメントを入力することにより、他部門の製品の問い合わせに対する回答に協力することができる。そして、質問等の内容に応じて、各部門の役割を分担することができる。
実施の形態2.
図4は、本発明による問い合わせ管理システムの第2の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形態は、社内LAN210に接続される保守サポート連携サーバ300(問い合わせ管理サーバ)と、社内LAN210に接続されるクライアント端末150と、社内LAN210に接続されるD部門サーバ310と、社内LAN210に接続されるE部門サーバ311と、社内LAN210に接続されるF部門サーバ312と、社内LAN210に接続されるD部門クライアント端末312と、社内LAN210に接続されるE部門クライアント端末322と、社内LAN210に接続されるF部門クライアント端末332とを含む。各部門に設置されているサーバは、それぞれ記憶装置と接続されている。
保守サポート連携サーバ300は、顧客等からの質問等の電子メールを受信するメールサーバ機能と、Webサーバ機能と、データベースサーバ機能とを有し、各製品または各用件と、各製品または各用件を担当する部門とを対応づけるテーブルである製品一覧表を記憶している。製品一覧表の一例を図5に示す。製品一覧表は、例えば、製品名または用件名と、製品または用件のカテゴリと、製品または用件の担当部門名と、製品または用件の窓口の電子メールアドレスと、製品または用件の担当部門のサーバのアドレスとを対応づける。用件名は、例えば、教育、SI(System Integrator)、技術支援、適用支援等である。図5に示す例では、用件:教育は、製品または用件のカテゴリは保守・サポートに分類され、E部門が担当し、窓口の電子メールアドレスはee@ee.co.jpで、E部門のサーバのアドレスはppp.qqq.rrrである。
保守サポート連携サーバ300は、顧客等から、質問等の電子メールを受信すると、電子メールのヘッダ部とフッタ部とから顧客等の情報を抽出する。そして、抽出した情報を、顧客情報データベースに登録して記憶する。電子メールから抽出する顧客等の情報とは、顧客等の氏名、会社、部門、電子メールアドレス、電話番号等である。
また、質問等の電子メールの本文から製品名または用件名の情報を抽出する。具体的には、電子メールと製品一覧表の製品名の欄の製品名または用件名とのパターンマッチングを行い、電子メールに含まれる文字列と合致する製品一覧表の製品名または用件名を抽出する。そして、電子メールに含まれる文字列と合致した製品または用件を担当している部門を特定する。
例えば、顧客等(例えば、社員教育プロジェクトの担当者)が、社員教育について質問する電子メールを保守サポート連携サーバ300に送信すると、保守サポート連携サーバ300は、電子メールのヘッダ部とフッタ部とから顧客等の情報を抽出する。また、保守サポート連携サーバ300は、電子メールの本文と製品一覧表の製品名または用件名の欄の文字列とのパターンマッチングを行う。すると、電子メール本文の「教育」という文字列が製品一覧表の製品名または用件名の欄の用件名と合致する。そして、製品名または用件名と電子メールの文字列が合致した製品名または用件名の担当部門を特定する。
図5の例では、「教育」という文字列が製品一覧表の製品名または用件名の欄の用件名と合致するE部門を電子メールの質問の用件を担当している部門に特定する。
各製品の担当部門に設置されている各部門のサーバは、データベースサーバの機能を有し、設置されている部門が担当する製品または用件に関する情報をメニューに分類して予め記憶している。例えば、E部門サーバ320は、E部門が担当している用件に関する情報を予め記憶している。用件に関する情報は、例えば、教育メニュー、保守メニュー、技術支援メニュー等の用件に分類されて記憶されている。また、E部門サーバ320は、保守メニューの下位のメニューとして、バージョンアップやリビジョンアップ、製品問い合わせ等の情報を分類して記憶している。同様に、D部門サーバ310は、D部門が担当している製品に関する情報をメニューに分類して予め記憶し、F部門サーバ330は、F部門が担当している用件に関する情報をメニューに分類して予め記憶している。
保守サポート連携サーバ300は、製品一覧表を参照して質問等の製品または用件を担当している部門のサーバのアドレスを特定し、特定した部門のサーバにアクセスする。そして、製品情報の検索と取得とを行う。保守サポート連携サーバ300が行う製品情報の検索と取得とは、第1の実施の形態において製品知識共有サーバ100が行う製品情報の検索および取得と同様な動作を行うので、説明を省略する。保守サポート連携サーバ300は、取得した製品情報を予め決められたフォーマットに整形して記憶し、URLの情報を含む電子メールをクライアント端末150に送信する。
クライアント端末150は、第1の実施の形態におけるクライアント端末150と同様な構成であるため、第1の実施の形態と同じ番号を付し、説明を省略する。
クライアント端末150の使用者である回答作成担当者は、クライアント端末150のWebブラウザを操作して、保守サポート連携サーバ300から通知されたURLで指定される領域にアクセス(HTTPリクエスト)する。すると、保守サポート連携サーバ300のJSPがWebページを生成し、クライアント端末150の画面に、教育・技術支援メニューフレーム、回答メール作成フレームおよびコメントフレームを含むWebページを表示させる。保守サポート連携サーバ300は、質問等ごとにそれぞれ異なるWebサーバを生成する。ここで、教育・技術支援メニューフレームには、各部門のサーバから取得した用件のメニューが表示される。また、回答メール作成フレームには、回答の定形フォーマットとして、ヘッダ部とフッタ部とを自動的に挿入してもよい。ヘッダ部は、電子メールの宛先アドレス、会社名、部門名、顧客等の氏名、敬称等の情報を含み、フッタ部は、署名等の情報を含む。
クライアント端末150の使用者である回答作成担当者は、教育・技術支援メニューフレームを参照しながら、クライアント端末150を操作して、回答メール作成フレームに顧客等への回答を入力する。クライアント端末150は、入力された回答を保守サポート連携サーバ300にアップロードする。保守サポート連携サーバ300のJSPは、回答作成担当者は、顧客等への回答の作成が完了すると、レビュー期限の設定を行うとともに、「関連部門の承認」のボタンをクリックする。「関連部門の承認」のボタンがクリックされると、保守サポート連携サーバ300は、コメントを入力するためのWebページであるレビュー専用Webページを作成し、製品一覧表の製品窓口アドレスの欄を参照して関連部門(関連製品窓口)を特定し、各部門の製品担当者に対してコメントの入力を促すために、レビュー専用Webページを記憶した領域を特定するURLの情報を含む電子メールを各部門の製品窓口アドレスに送信する
各部門の製品または用件担当者は、部門クライアント端末が、レビュー専用Webページを記憶した領域を特定するURLの情報とレビュー期限の情報とを含む電子メールを受信すると、部門クライアント端末を操作してレビュー期限前の任意のタイミングでそのURLにアクセスする。すると、保守サポート連携サーバ300は、レビュー専用Webページを部門クライアント端末に表示させる。レビュー専用Webページには、コメントフレームが存在するとともに、回答作成担当者がクライアント端末150に入力した回答も記載されている。各部門の製品担当者は、回答作成担当者がクライアント端末150に入力した回答を閲覧しながらレビュー専用Webページにおいてコメントを入力することができる。すなわち、実質的に、各部門の製品または用件担当者は、回答作成担当者と共同で(連携して)質問等の電子メールに対する回答を作成することができる。また、他部門が担当する製品または用件の質問等に、自部門が担当する製品または用件が含まれている場合、製品または用件担当者は、コメントフレームにコメントを入力して、回答のレビューに協力することができる。各部門の製品または用件担当者は、回答作成担当者が設定したレビュー期限までにコメントの入力を終了する。部門クライアント端末は、入力されたコメントを保守サポート連携サーバ300にアップロードする。
保守サポート連携サーバ300は、レビュー専用Webページにコメントが入力されると、すなわち部門クライアント端末からコメントがアップロードされると、そのコメントを、Webページ(回答入力用Webページ)に反映する。例えば、複写する。
保守サポート連携サーバ300は、回答作成担当者がクライアント端末150を操作してWebページにアクセスすると、教育・技術支援メニューフレーム、回答メール作成フレームおよびコメントフレームを含むWebページをクライアント端末150に表示させる。このとき、コメントフレームには、各部門の製品担当者が入力したコメントが表示されている。回答作成担当者は、コメントフレームに表示されているコメントに応じて、クライアント端末150を操作して、回答メール作成フレームに、顧客等へ送信する回答の内容を修正して入力し、顧客等への回答を作成する。回答作成担当者は、顧客等へ送信する回答の作成終了後、クライアント端末150を操作して、回答を保守サポート連携サーバ300にアップロードし、回答の送信の承認を保守サポート連携サーバ300に要求する。
保守サポート連携サーバ300のJSPは、回答作成担当者が、顧客等への回答の作成が完了すると、回答の送信の承認の要求を受け付ける。保守サポート連携サーバ300は、回答の電子メールの送信の承認の要求を受け付けると、保守サポート連携サーバ300が予め記憶している回答作成担当者の上司の電子メールアドレスに、WebページのURLを特定する情報を含む電子メールを送信する。
保守サポート連携サーバ300のJSPは、回答作成担当者の上司が通信端末(図示せず)を操作してWebページにアクセスすると、教育・技術支援メニューフレーム、回答メール作成フレームおよびコメントフレームを含むWebページを通信端末に表示させ、回答の送信の承認または回答の修正の指示を受け付ける。回答作成担当者の上司の通信端末が回答の送信を承認する指示を保守サポート連携サーバ300に送信すると、保守サポート連携サーバ300は、顧客情報データベースを参照して顧客等の電子メールアドレスを特定し、回答の電子メールを顧客等の電子メールアドレスに送信する。
回答作成担当者の上司の通信端末が、保守サポート連携サーバ300に、回答の修正を指示すると、保守サポート連携サーバ300は、回答の修正を指示する電子メールを、回答作成担当者の電子メールアドレスに送信する。
次に、図6のフローチャートを参照して、この実施の形態の動作を説明する。保守サポート連携サーバ300は、顧客等から、質問等の電子メールを受信すると、電子メールのヘッダ部とフッタ部とから顧客等の情報を抽出し、本文から製品名または用件名の情報を抽出する(ステップS21、S22)。
保守サポート連携サーバ300は、電子メールのヘッダ部とフッタ部とから抽出した顧客等の情報を顧客情報データベースに登録する(ステップS23)。そして、保守サポート連携サーバ300は、電子メールの本文から抽出した製品名の情報と、製品一覧表の製品名または用件名の欄の製品名または用件名とのパターンマッチングを行う(ステップS24、S25)。電子メールの本文から抽出した製品名または用件名の情報と、製品一覧表の製品名または用件名の欄の製品名または用件名とが合致すると、部門サーバから製品情報の検索と取得とを行う(ステップS26)。
保守サポート連携サーバ300は、取得した製品情報を予め決められたフォーマットに整形して記憶し、URLの情報を含む電子メールをクライアント端末150に送信する(ステップS27)。
クライアント端末150が、Webブラウザを利用して、保守サポート連携サーバ300から通知されたURLで指定される領域にアクセス(HTTPリクエスト)すると、保守サポート連携サーバ300のJSPがWebページを動的に生成する(ステップS28、S29)。このとき、保守サポート連携サーバ300は、回答メール作成フレームに、回答雛形としてヘッダ情報と署名とを自動的に挿入してもよい。
回答作成担当者は、製品情報フレームに表示されている情報を参照しながら、クライアント端末150を操作して、回答メール作成フレームに、顧客等へ送信する回答を記入し、顧客等への回答を作成する(ステップS30)。クライアント端末150は、回答作成担当者が作成した回答を保守サポート連携サーバ300にアップロードする。
保守サポート連携サーバ300のJSPは、回答作成担当者が、顧客等への回答の作成が完了すると、レビュー専用Webページを記憶した領域を特定するURLの情報を含む電子メールを各部門の製品窓口アドレスに送信する。各部門の製品または用件担当者は、任意のタイミングで部門クライアント端末を操作してそのURLにアクセスしてレビュー専用Webページを閲覧し、必要に応じてコメントフレームにコメントを入力する(ステップS31)。部門クライアント端末は、入力されたコメントを保守サポート連携サーバ300にアップロードする。
回答作成担当者は、クライアント端末150を操作してWebページにアクセスし、コメントフレームに表示されているコメントに応じて、顧客等へ送信する回答を修正して回答メール作成フレームに入力し、顧客等への回答を作成する(ステップS32)。クライアント端末150は、修正された回答を保守サポート連携サーバ300にアップロードする。
回答作成担当者は、顧客等への回答の作成が完了すると、回答メールの送信の承認を保守サポート連携サーバ300に要求する。保守サポート連携サーバ300は、回答メールの送信の承認の要求を受け付けると、保守サポート連携サーバ300が予め記憶している回答作成担当者の上司の電子メールアドレスに、WebページのURLを特定する情報を含む電子メールを送信する。
回答作成担当者の上司は、通信端末を操作してそのURLにアクセスしてWebページを閲覧する。回答作成担当者の上司が回答の修正が必要であると判断した場合、回答作成担当者の上司は、通信端末を操作してコメントフレームにコメントを入力し、回答の修正を指示する。保守サポート連携300は、回答の修正を指示されると、保守サポート連携サーバ300は、回答の修正を指示する電子メールを、回答作成担当者の電子メールアドレスに送信する(ステップS33のN)。そして、ステップS32の動作を繰り返す。
回答作成担当者の上司は、回答の修正が必要ないと判断した場合、通信端末を操作して回答の送信を承認する指示を保守サポート連携サーバ300に送信する。すると、保守サポート連携サーバ300は、顧客情報データベースを参照して顧客等の電子メールアドレスを特定し、回答の電子メールを顧客等の電子メールアドレスに送信する(ステップS33のY、S34)。
以上述べたように、この実施の形態によれば、製品に関する部門と、技術支援や教育等を行う部門とを、回答作成担当者と連携させる構成にしたため、顧客等から、単に製品に関する質問等に対応するだけでなく、技術支援や教育等を行う依頼にも連携して対応することができる。また、他部門の製品または用件に関する問い合わせに自部門が担当する製品または用件が含まれていた場合、自部門が担当する製品または用件についてのコメントを入力することにより、他部門の製品または用件の問い合わせに対する回答に協力することができる。
本発明による問い合わせ管理システムは、製品知識共有サーバが、顧客等の質問等に対する回答と、その回答へのコメントとを入力するWebページを生成するため、各部門の担当者はWebページ上で回答作成担当者の回答を参照することにより、回答作成担当者と互いに連携して顧客等の質問等に対応するため、顧客等の質問等への対応を迅速かつ的確に行うことを可能とする。
本発明の第1の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の製品一覧表の一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の製品一覧表の一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 製品知識共有サーバ
110 A部門サーバ
111 A部門記憶装置
112 A部門クライアント端末
120 B部門サーバ
121 B部門記憶装置
122 B部門クライアント端末
130 C部門サーバ
131 C部門記憶装置
132 C部門クライアント端末
150 クライアント端末
210 社内LAN
300 保守サポート連携サーバ
310 D部門サーバ
311 D部門記憶装置
312 D部門クライアント端末
320 E部門サーバ
321 E部門記憶装置
322 E部門クライアント端末
330 F部門サーバ
331 F部門記憶装置
332 F部門クライアント端末

Claims (7)

  1. 問い合わせ者から問い合わせを受信し、前記問い合わせに対する回答を問い合わせ者に送信する問い合わせ管理サーバと、前記問い合わせ管理サーバと通信ネットワークを介して接続され、前記問い合わせ者からの問い合わせを前記問い合わせ管理サーバから読み込んで表示部に表示し、前記問い合わせに対する回答が入力されたら回答を前記問い合わせ管理サーバにアップロードするクライアント端末と、前記通信ネットワークに接続されて、企業内の各部門のそれぞれに設置され、前記クライアント端末がアップロードした回答を前記問い合わせ管理サーバから読み込んで表示部に表示し、回答に対するコメントが入力されたらそのコメントを前記問い合わせ管理サーバにアップロードする部門クライアント端末とを含む問い合わせ管理システムであって、
    前記問い合わせ管理サーバは、前記クライアント端末から回答がアップロードされると、問い合わせ者からの問い合わせに関連する部門の部門クライアント端末に対して、回答に対する各部門のコメントの送信を促すコメント勧誘手段を備えた
    ことを特徴とする問い合わせ管理システム。
  2. 問い合わせ管理サーバは、前記部門クライアント端末がアクセス可能なコメントを入力するためのレビュー専用Webページを作成するレビュー専用Webページ作成手段を備え、
    コメント勧誘手段は、問い合わせ者からの問い合わせに関連する部門の部門クライアント端末に対して、前記レビュー専用Webページの所在を示す情報を送信する
    請求項1記載の問い合わせ管理システム。
  3. 問い合わせ管理サーバは、回答入力欄とコメント入力欄とを含む回答入力用Webページを作成してクライアント端末に提供するWebページ作成手段と、
    前記クライアント端末によってコメント入力Webページにコメントが入力されると、そのコメントを前記レビュー専用Webページのコメント欄に反映するコメント反映手段とを備えた
    請求項2記載の問い合わせ管理システム。
  4. 企業内の各部門のそれぞれに、通信ネットワークに接続され、予め自部門が担当する製品または用件の情報を記憶している部門サーバを備え、
    問い合わせ管理サーバは、製品名または用件名と、前記製品名または用件名に対応する部門とを対応づけるテーブルである製品一覧表を予め記憶し、問い合わせ者から問い合わせを受信すると、製品一覧表を参照して製品名または用件名を抽出し、抽出した製品名または用件名に対応づけられた1つまたは複数の部門を特定し、特定した部門の部門サーバにアクセスして、問い合わせ者からの問い合わせに関連する情報を前記部門サーバから抽出し、抽出した情報を回答入力用Webページに表示する関連情報表示手段を含む
    請求項3記載の問い合わせ管理システム。
  5. 問い合わせ管理サーバは、問い合わせ者から問い合わせを受信すると、製品一覧表を参照して、製品名または用件名に対応する1つの部門を特定し、特定した部門の部門クライアント端末を、問い合わせに対する回答が入力されるべきクライアント端末とするクライアント端末特定手段を含む
    請求項4記載の問い合わせ管理システム。
  6. クライアント端末は、コメントが反映された回答入力用Webページににおける回答入力欄に既に入力されている回答が修正されると、修正された回答を問い合わせ管理サーバにアップロードする
    請求項3から請求項5のうちのいずれか1項に記載の問い合わせ管理システム。
  7. 問い合わせ者から問い合わせを受信し、前記問い合わせに対する回答を問い合わせ者に送信する問い合わせ管理サーバと、前記問い合わせ管理サーバと通信ネットワークを介して接続され、前記問い合わせ者からの問い合わせを前記問い合わせ管理サーバから読み込んで表示部に表示し、前記問い合わせに対する回答が入力されるとその回答を前記問い合わせ管理サーバにアップロードするクライアント端末と、前記通信ネットワークに接続されて、企業内の各部門のそれぞれに設置され、前記クライアント端末がアップロードした回答を前記問い合わせ管理サーバから読み込んで表示部に表示し、回答に対するコメントの入力を受け付けて前記問い合わせ管理サーバにアップロードする部門クライアント端末とを含む問い合わせ管理システムにおける問い合わせ管理サーバに搭載される問い合わせ管理プログラムであって、
    コンピュータに、
    回答入力欄とコメント入力欄とを含む回答入力用Webページを作成するしてクライアント端末に提供する処理と、
    前記部門クライアント端末がアクセス可能なコメントを入力するためのレビュー専用Webページを作成する処理と、
    問い合わせ者からの問い合わせに関連する部門の部門クライアント端末に対して、前記レビュー専用Webページの所在を示す情報を送信する処理と、
    コメント入力Webページにコメントが入力されると、そのコメントを前記レビュー専用Webページのコメント欄に反映する処理と
    を実行させるための問い合わせ管理プログラム。
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