JP2005050041A - 画像出力装置及び暗号化情報印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報処理装置自体に復号化手段を設けることなく、画像出力手段に復号化手段を設けることにより、秘密鍵の盗難や紛失を確実に防止して、機密保持を確実に行う。
【解決手段】画像出力装置は、公開鍵暗号化方式の秘密鍵と対となる公開鍵によって暗号化された暗号化電子画像情報が入力されたときに、当該秘密鍵によって暗号化電子画像情報を復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した電子画像情報を可視画像として印刷する可視画像印刷手段と、前記公開鍵暗号化方式の公開鍵を出力する公開鍵出力手段とを備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子画像情報を暗号化することができ、また暗号化された電子画像情報を復号し印刷する画像情報出力装置、およびこの画像情報出力装置を使用した暗号化情報印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像情報出力装置としては、例えば、情報処理装置における機密情報の確実な管理を可能とするために、オペレータが暗号化を指示すると、ワークエリア上の原稿情報が暗号化手段によって暗号化されると共に、識別情報入力手段から原稿情報に関する識別情報として、日付やタイトルなどが入力され、暗号化された原稿情報は、その識別情報と共に、プリンタで記録紙に印刷され、印刷された原稿情報を復元する場合には、暗号化原稿情報及びその識別情報の記録された原稿がスキャナで読み取り、識別情報のみが識別情報削除手段によって削除され、暗号化原稿情報のみが復元手段によって復元されてワークエリアに格納される情報処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−161022号公報(第1頁〜第7頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、情報処理装置から出力される原稿情報が暗号化されて記録紙に印刷されることにより、印刷された原稿情報の機密保持性は向上するが、原稿情報自体はワークエリアで処理された後主記憶装置に記憶されており、他のユーザが主記憶装置に不正アクセスすることにより、原稿情報を改竄したり、盗聴したりすることが可能となるという未解決の課題がある。
【0005】
さらに、通常この秘密鍵は通常情報処理装置の主記憶装置に記憶格納しておくため、秘密鍵の盗難や紛失の危険性があり、機密保持を確実に行うことができないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、情報処理装置自体に復号化手段を設けることなく、画像出力手段に復号化手段を設けることにより、秘密鍵の盗難や紛失を確実に防止して、機密保持を確実に行うことができる画像出力装置及び暗号化情報印刷システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る画像出力装置は、電子画像情報が入力されることにより、可視画像を出力する画像出力装置において、公開鍵暗号化方式の秘密鍵と対となる公開鍵によって暗号化された暗号化電子画像情報が入力されたときに、当該秘密鍵によって暗号化電子画像情報を復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した電子画像情報を可視画像として印刷する可視画像印刷手段と、前記公開鍵暗号化方式の公開鍵を出力する公開鍵出力手段とを備えていることを特徴としている。
【0007】
この第1の発明では、プリンタ等の画像出力装置に、公開鍵によって暗号化された暗号化電子画像情報を秘密鍵によって復号する復号化手段を有することにより、コンピュータ等の情報処理装置から暗号化電子画像情報を画像出力装置に出力したときに、初めて復号化手段で暗号化電子画像情報が復号されて、電子画像情報が可視画像印刷手段で印刷用紙に印刷される。このため、画像出力装置自体が暗号化情報を復号する鍵の役目を担うことになり、秘密鍵の盗難や紛失を確実に防止して、機密保持性を向上させることができる。しかも、情報処理装置で秘密鍵を電子データとして格納する場合には、情報処理装置に不正アクセスされることにより、秘密鍵を不正コピーされたとしても、この不正コピーされたか否かを判断する手段がなく、定期的に秘密鍵を変更するような煩雑な処理を行うことで対処するしか方法がないが、画像出力装置自体が鍵の役目を担うことにより、不正アクセスの手立てがなく、画像出力装置自体が盗まれた場合には盗難が明らかであり、この時点で秘密鍵を変更すればよい。
【0008】
また、第2の発明に係る画像出力装置は、電子画像情報が入力されることにより、可視画像を出力する画像出力装置において、公開鍵暗号化方式の秘密鍵と対となる公開鍵によって暗号化された暗号化電子画像情報が入力されたときに、当該秘密鍵によって暗号化電子画像情報を復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した電子画像情報を可視画像として印刷する可視画像印刷手段と、前記公開鍵暗号化方式の公開鍵を出力する公開鍵出力手段と、前記電子画像情報が入力されたときに、任意の公開鍵及び自己の秘密鍵の何れかによって暗号化して暗号化電子画像情報を形成する暗号化手段と、該暗号化手段で暗号化した暗号化電子画像情報を出力する暗号化情報出力手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】
この第2の発明では、前述した第1の発明に対して暗号化手段及び暗号化情報出力手段が付加された構成を有するので、前記第1の発明の作用効果に加えて、暗号化手段で公開鍵又は自己の秘密鍵によって電子画像情報を暗号化し、暗号化した電子画像情報をファイル形式で出力する暗号化装置として使用することができる。
【0010】
さらに、第3の発明に係る画像出力装置では、第1又は第2の発明において、前記公開鍵出力手段は、公開鍵を画像印刷データに変換して印刷用紙に印刷する公開鍵印刷手段で構成されていることを特徴としている。
この第3の発明では、公開鍵印刷手段でバイナリデータで構成される公開鍵を特定色及び配列に対応させたカラー画像印刷データに変換して印刷用紙に印刷するので、公開鍵によって電子画像情報を暗号化する画像読取装置等で、公開鍵を印刷した印刷用紙を読取ることにより、公開鍵を容易に取得することができる。
【0011】
さらにまた、第4の発明に係る画像出力装置は、第1乃至第3の何れかの発明において、前記公開鍵出力手段は、公開鍵を電子データとして出力する電子データ出力手段で構成されていることを特徴としている。
この第4の発明では、公開鍵を電子データとして出力するので、公開鍵をネットワークを介して、又はオフラインで、暗号化処理を行う装置に容易に配布することができる。
【0012】
なおさらに、第5の発明に係る暗号化情報印刷システムは、印刷画像情報を読取る画像情報読取手段と、該画像情報読取手段で読取った画像情報を公開鍵暗号化方式の任意の公開鍵及び自己の秘密鍵の何れかによって暗号化して暗号化電子画像情報を形成する暗号化手段と、該暗号化手段で暗号化した暗号化電子画像情報を出力する暗号化情報出力手段とを備えた画像情報読取装置と、該画像情報読取装置から出力される暗号化電子情報を記憶する情報記憶装置と、該情報記憶装置に記憶されている暗号化電子画像情報を公開鍵暗号化方式によって復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した電子画像情報を可視画像として印刷する可視画像印刷手段と、前記公開鍵暗号化方式の公開鍵を前記画像情報読取装置の暗号化手段に出力する公開鍵出力手段とを備えた画像出力装置とを備えていることを特徴としている。
【0013】
この第5の発明では、画像情報読取装置で、画像情報を読取った電子画像情報を公開鍵によって暗号化して暗号化電子画像情報を出力し、この暗号化電子画像情報を情報記憶装置に記憶し、必要時に情報記憶装置に記憶された暗号化電子画像情報を画像出力装置に入力することにより、その復号化手段で復号化して、可視画像印刷手段で記録用紙に印刷することができる。このため、情報記憶装置には暗号化電子画像情報のみが記憶されることにより、この暗号化電子画像情報を復号化する秘密鍵が記憶されることはないので、秘密鍵の盗難、紛失を確実に防止することができ、情報記憶装置に記憶されている暗号化電子画像情報がコピーされたとしても秘密鍵を有する電子画像出力装置以外の電子画像出力装置では、復号化することができず、機密保持性を格段に向上させることができる。
【0014】
また、第6の発明に係る暗号化情報印刷システムは、ネットワークを通じて相互に通信が可能な、印刷情報送信要求を受信したときに該当する印刷情報を送信するサーバと、前記印刷情報送信要求を送信すると共に、前記サーバから印刷情報を受信したときに、印刷情報を印刷する画像出力装置とを備え、前記サーバは、前記画像出力装置から印刷情報送信要求と共に送信される公開鍵に基づいて印刷情報を暗号化して送信する暗号化手段を有し、前記画像出力装置は、印刷情報送信要求と自己の公開鍵暗号化方式の秘密鍵と対となる公開鍵とを送信する情報送信手段と、前記サーバから暗号化された印刷情報を受信したときに、前記秘密鍵によって印刷情報を復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した印刷情報を可視画像として印刷する可視画像印刷手段とを備えていることを特徴としている。
【0015】
この第6の発明に係る暗号化情報印刷システムは、画像出力装置で、例えばコンサートのチケットや、金券、ギフト券等の発行を、これらを管理しているサーバに要求する際に、印刷情報送信要求に自己の復号化手段の秘密鍵に対となる公開鍵を付加して配信元となるサーバに送信することにより、サーバでチケットや金券、ギフト券等の印刷情報を公開鍵によって暗号化した暗号化印刷情報を画像出力装置に送信し、この暗号化印刷情報を受信した公開鍵と対となる秘密鍵を有する画像出力装置のみが暗号化印刷情報を復号して、印刷用紙に印刷することができ、印刷用紙に印刷された印刷情報の信憑性を高めることができると共に、サーバから送信される暗号化印刷情報が記憶装置に格納されることなく印刷用紙に印刷されるので、暗号化印刷情報および秘密鍵がコピーされ他の画像出力装置によって不正に出力されることを確実に防止することができる。
【0016】
さらに、第7の発明に係る暗号化情報印刷システムは、ネットワークを通じて相互に通信が可能な、印刷情報送信要求を受信したときに該当する印刷情報を送信するサーバと、前記印刷情報送信要求を送信すると共に、前記サーバから印刷情報を受信したときに、印刷情報を印刷する画像出力装置と、該画像出力装置で印刷された印刷情報と前記サーバで送信した印刷情報とを照合する印刷情報照合装置とを備え、前記サーバは、前記画像出力装置から印刷情報送信要求と共に送信される公開鍵を印刷情報に対応させて記憶する記憶手段と、該当する印刷情報を公開鍵によって暗号化して送信する暗号化送信手段を有し、前記画像出力装置は、印刷情報送信要求と自己の公開鍵暗号化方式の秘密鍵と対となる公開鍵とを送信する情報送信手段と、前記サーバから暗号化された印刷情報を受信したときに、前記秘密鍵によって印刷情報を復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した印刷情報及び公開鍵を可視画像として印刷する可視画像印刷手段とを備え、前記印刷情報照合手段は、印刷された可視画像の印刷情報及び公開鍵とサーバの記憶手段に記憶している印刷情報及び公開鍵とを照合するように構成されていることを特徴としている。
【0017】
この第7の発明では、上記第6の発明の構成に、印刷情報照合装置が付加されており、この印刷情報照合装置で、画像出力装置で印刷した印刷情報及び公開鍵とサーバに記憶されている印刷情報及び公開鍵とを照合して印刷情報の有効無効を判断することができ、この印刷情報照合装置を印刷情報の使用場所となるコンサート会場、商店等に配置することにより、印刷情報の有効無効を瞬時に判断することができる。
【0018】
さらにまた、第8の発明に係る暗号化情報印刷システムは、印刷画像情報を読取る画像情報読取手段と、該画像情報読取手段で読取った画像情報を公開鍵暗号化方式の公開鍵によって暗号化して暗号化電子画像情報を形成する暗号化手段と、該暗号化手段で暗号化した暗号化電子画像情報を出力する暗号化情報出力手段とを備えた画像情報読取装置と、該画像情報読取装置の暗号化情報出力手段から出力される暗号化電子画像情報を記憶する暗号化情報記憶装置と、該暗号化情報記憶装置に記憶されている暗号化電子画像情報を公開鍵暗号化方式によって復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した電子画像情報を可視画像として印刷する可視画像印刷手段と、前記公開鍵暗号化方式の公開鍵を前記画像情報読取装置の暗号化手段に出力する公開鍵出力手段とを備えた画像出力装置とを備え、前記画像情報読取装置で遺言書を暗号化電子画像情報として出力して前記暗号化情報記憶装置に記憶し、遺言執行時に前記暗号化情報記憶装置に記憶されている暗号化電子画像情報を前記画像出力装置で復号して可視画像印刷することを特徴としている。
【0019】
この第8の発明では、遺言書を画像読取装置で読取ることにより、暗号化手段で、画像出力装置の公開鍵で暗号化して暗号化電子画像情報として出力し、この画像読取装置から出力される暗号化電子画像情報を暗号化画像情報記憶装置に記憶しておき、遺言執行時に、暗号化画像情報記憶装置に記憶されている暗号化電子画像情報を画像出力装置に入力することにより、復号化手段で、電子画像情報に復号し、可視画像印刷手段で電子画像情報を可視画像として記録用紙に印刷することにより、遺言書を復元することができる。このため、遺言書が暗号化電子画像情報として暗号化画像情報記憶装置に記憶され、この暗号化電子画像情報を画像出力装置に入力することにより、初めて遺言書として復元されるので、遺言書を盗み見たり、遺言書を改竄したりすることを確実に防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示すブロック図であって、図中、1は画像出力装置としての例えばネットワーク対応型のプリンタであって、このプリンタ1がローカルエリアネットワーク(以下、LANと称す)2を介してクライアント端末3に接続されている。
【0021】
さらに、LAN2はルータ4を介してインターネット5に接続され、プリンタ1及びクライアント端末3からインターネット5に接続された複数のコンテンツサーバ6に対するアクセスが可能に構成されている。
プリンタ1は、LAN2に接続するネットワークインタフェース部11と、このネットワークインタフェース部11を介して入力される印刷情報を一時的に格納するメモリ12と、このメモリ12に記憶された印刷情報に基づいて印字データを形成する印刷制御部13と、この印刷制御部13で形成された印紙データに基づいて印刷用紙への印刷を行うプリントエンジン14と、ネットワークインタフェース部11を介するインターネット5へのアクセス等を制御するプリンタ制御部15と、後述するクライアント端末3を介して指定したコンテンツサーバ6のアドレス情報を格納するアドレス情報登録部16と、暗号化コマンド及び復号化コマンドを入力するキー入力部17と、メモリ12に記憶されている暗号化情報を公開鍵暗号化方式の秘密鍵によって復号する復号化部18と、メモリ12に記憶されている情報を公開鍵暗号化方式の秘密鍵と対をなす公開鍵によって暗号化する暗号化部18とを備えている。
【0022】
ネットワークインタフェース部11は、LAN2に接続するためのLANドライバやTCP/IPやHTTP等の各種プロトコル群等を備えており、プリンタ1はこのネットワークインタフェース部11を介してクライアント端末3及びインターネット5に接続することができる。
メモリ12は、クライアント端末3から入力される文書データ等の印刷情報やコンテンツサーバ6からダウンロードしたHTML文書データ等のコンテンツ情報を一次記憶し、プリンタ制御部15によって格納した印刷情報やコンテンツ情報の出力先が決定される。
【0023】
印刷制御部13は、メモリ12又は復号化手段から出力される印刷情報を解釈して最終的な印字データを生成し、改行、改ページ等の制御データ及び印字データに基づいてプリントエンジン14を制御することにより、印刷処理を実行する。
プリントエンジン14は、例えば、紙送り機構やプリントヘッド等を含んで構成されており、印刷用紙等の印刷記録媒体に印刷を行う。このプリントエンジン14としては、レーザプリンタのようにページ単位で印刷するページプリンタ、インクジェットプリンタや熱転写プリンタのように1文字単位で印刷するシリアルプリンタ、1行単位で印刷するラインプリンタ等の各種エンジンを適用することができる。
【0024】
プリンタ制御部15は、アドレス登録部16に記憶された所定アドレスのコンテンツサーバ6にアクセスしてコンサートチケット、金券等のコンテンツ情報をダウンロードすると共に、キー入力部17から入力される暗号化コマンド及び復号化コマンドに応じてメモリ12に記憶されている情報を印刷制御部13、復号化部18及び暗号化部19の何れかに出力するように構成されている。
【0025】
すなわち、ネットワーク制御部15では、図2に示す印刷制御処理を実行し、先ずステップS1で、クライアント端末3から後述する公開鍵送信要求を受信したか否かを判定し、公開鍵送信要求を受信したときにはステップS2に移行して、公開鍵送信要求時に通知されるコンテンツサーバ6のアドレス情報に基づいてクライアント端末のアドレス情報、プリンタ1の復号化部18で格納している秘密鍵と対をなすバイナリデータで構成される公開鍵情報及びプリンタ1のアドレス情報を含む応答情報をコンテンツサーバ6に送信してからステップS3に移行する。
【0026】
このステップS3では、コンテンツサーバ6からコンサートチケット、金券、商品券等の暗号化印刷情報を受信したか否かを判定し、暗号化印刷情報を受信していないときにはこれを受信するまで待機し、暗号化印刷情報を受信したときにはステップS4に移行する。
このステップS4では、メモリ12に一時記憶されている暗号化印刷情報を復号化部18に出力し、この復号化部18で公開鍵暗号化方式の秘密鍵によって復号し、次いでステップS5に移行して復号した印刷情報を印刷制御部13へ入力してからステップS6に移行する。
【0027】
このステップS6では、印刷情報の印刷が完了したか否かを判定し、印刷が完了したときにはステップS7に移行して、印刷完了通知をクライアント端末3及びコンテンツサーバ6へ送信してから前記ステップS1に戻り、印刷が完了していないときにはステップS8に移行する。
このステップS8では、印刷エラーが発生したか否かを判定し、印刷エラーが発生していないときには前記ステップS6に戻り、印刷エラーが発生したときにはステップS9に移行して、印刷エラー通知をクライアント端末3へ送信してから前記ステップS1に戻る。
【0028】
一方、前述したステップS1の判定結果が公開鍵送信要求を受信していないときには、ステップS10に移行して、クライアント端末3から印刷情報が入力されたか否かを判定し、印刷情報が入力されていないときには前記ステップS1に戻り、印刷情報が入力されたときにはステップS11に移行する。
このステップS11では、キー入力部17から暗号化コマンドが入力されているか否かを判定し、暗号化コマンドが入力されているときにはステップS12に移行して、メモリ12に一時記憶された印刷情報を暗号化部19に出力して公開鍵暗号化方式の秘密鍵と対をなす公開鍵によって暗号化する。
【0029】
次いでステップS13に移行して、暗号化が完了したか否かを判定し、暗号化が完了していないときにはこれが完了するまで待機し、暗号化が完了したときにはステップS14に移行して、暗号化情報をクライアント端末3に送信してから前記ステップS1に戻る。
さらに、前記ステップS11の判定結果が、暗号化コマンドが入力されていないときにはステップS15に移行し、キー入力部17から復号化コマンドが入力されているか否かを判定し、復号化コマンドが入力されているときにはステップS16に移行する。
【0030】
このステップS16では、メモリ12に一時記憶されている暗号化印刷情報を復号化部18に出力して、公開鍵暗号化方式の秘密鍵によって復号化し、次いでステップS17に移行して、復号化した印刷情報を印刷制御部13に入力して印刷処理を行ってからステップS18に移行する。
このステップS18では、印刷が完了したか否かを判定し、印刷が完了したときにはステップS19に移行して、印刷完了通知をクライアント端末3に送信してから前記ステップS1に戻り、印刷が完了していないときにはステップS20に移行して、印刷エラーが発生したか否かを判定し、印刷エラーが発生していないときに前記ステップS18に戻り、印刷エラーが発生したときにはステップS21に移行して、印刷エラー通知をクライアント端末3に送信してから前記ステップS1に戻る。
【0031】
さらに、前記ステップS15の判定結果が、復号化コマンドが入力されていないものであるときには、ステップS22に移行して、メモリ12に一時記憶されている印刷情報を印刷制御部13へ入力して印刷処理を開始させてから前記ステップS18に移行する。
この図2の処理において、ステップS2の処理が公開鍵出力手段及び電子データ出力手段に対応し、ステップS3,S4,S16,S17の処理及び復号化部18が復号化手段に対応し、ステップS5,S17の処理及び印刷制御部13、プリンタエンジン14が可視画像印刷手段に対応している。
【0032】
アドレス情報登録部16には、後述する公開鍵送信要求時にクライアント端末3でユーザが指定したコンテンツサーバ6のアドレス情報が登録される。
復号化部18は、ネットワーク制御部15で選択された暗号化電子画像情報が入力されると、予め設定された公開鍵暗号化方式の互いに対をなす秘密鍵及び公開鍵のうち公開鍵を使用して復号する復号化アルゴリズムを実装しており、復号した電子画像情報にバイナリデータで構成される公開鍵を特定色及び配列に対応させて変換したカラー画像印刷データを付加する公開鍵印刷手段としての公開鍵印刷データ付加部18aを有し、この公開鍵印刷データ付加部18aで公開鍵を表すカラー画像印刷データが付加された電子画像情報を印刷制御部13に出力する。ここで、秘密鍵は、プリンタに固有の鍵としてメーカー側で設定するか又はプリンタ1を購入したユーザがインストールウィザードに従って任意の所定数の英数字を入力することにより設定するようにしてもよい。
【0033】
暗号化部18は、ネットワーク制御部15で選択された電子画像情報が入力されると、鍵記憶部17aに記憶されている公開鍵を使用して電子画像情報を暗号化する暗号化アルゴリズムを実装しており、暗号化された電子画像情報をクライアント端末3に送信する。
一方、クライアント端末3は、ネットワークインタフェース部31、プリンタドライバ32と、ワープロソフト、描画ソフト等のアプリケーションプログラム33と、インターネット5のコンテンツサーバ6にアクセスするインターネットアクセスプログラム34とを備えている。
【0034】
ネットワークインタフェース部31は、LAN2に接続するためのものであり、ネットワークインタフェース部31及びLAN2を介してプリンタ1と双方向データ通信を行うことが可能に構成されていると共に、LAN2、ルータ4を介してインターネット5に接続されているコンテンツサーバ6にアクセス可能に構成されている。
【0035】
プリンタドライバ32は、アプリケーションプログラム33から入力されたソースコードを、フォントメモリ等を参照しながら解釈することにより、所定の印刷コマンド体系に基づく印刷データを生成するように構成されている。このプリンタドライブ32には、プリンタ1にURL等のコンテンツサーバ6のアドレス情報を指示するためのアドレス情報指定部32aと、アプリケーションプログラム33からのソースコードを解釈する解釈部32bと、この解釈部32bの解釈結果に基づいて所定の印刷コマンド体系に従った印刷データを生成する印刷データ生成部32cとを含んでいる。
【0036】
インターネットアクセスプログラム34は、インターネット5に接続されたコンテンツサーバ6に格納されているホームページの所在を特定するURL(Uniform Resource Locator)のような、インターネット5上に置かれた情報資源を特定するために必要なアドレス情報を設定することにより、所望のコンテンツサーバ6のホームページにアクセスし、必要事項を登録してから、コンサートチケット、金券、商品券、領収書等の印刷情報を送信する前にプリンタ1の公開鍵を要求されたときに、プリンタ1に対してアドレス情報を通知して、公開鍵の送信要求を行い、プリンタ1から印刷情報の印刷が完了したことを表す印刷完了通知を受信すると、アクセス処理を終了する。
【0037】
すなわち、インターネットアクセスプログラム34では、プログラムが起動されることにより、図3に示すアクセス処理を実行する。このアクセス処理は、先ず、ステップS31で、URL等のアドレス情報が入力されたか否かを判定し、アドレス情報が入力されていないときにはアドレス情報が入力されるまで待機し、アドレス情報が入力されたときにはステップS32に移行する。
【0038】
このステップS32では、入力されたアドレス情報に従ってインターネット5上のコンテンツサーバ6に格納されたホームページにアクセスし、次いでステップS33に移行して、ホームページから送信される画像データをディスプレイに表示しながら所定のデータの入力やページ選択を行う。
次いで、ステップS34に移行して、購入商品の選択が完了したか否かを判定し、購入商品の選択が完了していないときにはステップS35に移行して、ホームページへのアクセスを終了したか否かを判定し、アクセスを継続しているときには前記ステップS34に戻り、アクセスを終了したときにはアクセス制御処理を終了する。
また、前記ステップS34の判定結果が購入商品の選択が完了したときにはステップS36に移行して、コンテンツサーバ6からクレジットカード番号、又はチケット代金の支払えることを証明するデータ、又はチケット代金を銀行等に支払ったことを証明するデータ等の精算情報と、ユーザを特定する名前、住所、電話番号、電子メールアドレス等のユーザ情報とを含む証明情報を要求する証明情報要求を受信したか否かを判定し、証明情報要求を受信していないときにはステップS38に移行して、ホームページに対するアクセスを終了したか否かを判定し、アクセスを終了していないときに前記ステップS37に戻り、アクセスを終了したときには処理を終了する。
【0039】
また、ステップS37の判定結果が証明情報送信要求を受信したときには、ステップS39に移行して、前述した証明情報をディスプレイに表示された項目に対して順次入力し、必要項目の入力が完了すると、証明情報をコンテンツサーバ6に送信する。
次いで、ステップS40に移行して、クライアント端末3からプリンタ1の公開鍵の送信要求を受信したか否かを判定し、公開鍵送信要求を受信していないときにはこれを受信するまで待機し、公開鍵送信要求を受信したときには、ステップS41に移行する。
【0040】
このステップS41では、プリンタ1に対して、コンテンツサーバ6のアドレス情報と公開鍵送信要求とを送信し、次いでステップS42に移行して、プリンタ1からコンサートチケット等の印刷完了通知を受信したか否かを判定し、印刷完了通知を受信していないときにはステップS43に移行して、プリンタ1から印刷エラー情報を受信したか否かを判定し、印刷エラー情報を受信したときには、前記ステップS41に戻り、印刷エラー情報を受信していないときには印刷完了通知を受信するまで待機する。
【0041】
また、ステップS42の判定結果が印刷完了通知を受信したときには、ステップS44に移行して、コンテンツサーバ6に対するアクセスが終了されたか否かを判定し、アクセスが継続されているときには前記ステップS1に戻り、アクセスが終了されるときに処理を終了する。
一方、コンテンツサーバ6は、コンサートチケット、金券、商品券等の電子取引を行うように設定され、クライアント端末3からのアクセスがあったときに、商品選択メニュー表示情報をクライアント端末3に送信し、送信した商品選択メニュー表示情報に基づいてクライアント端末から購入要求があったときに、前述した証明情報要求を送信し、証明情報を受信し、その確認を行った後に、プリンタの公開鍵情報及びアドレス情報の送信要求を行い、公開鍵情報及びアドレス情報を受信したときに、販売する商品の印刷情報を公開鍵によって暗号化してからプリンタ1に送信する。
【0042】
すなわち、コンテンツサーバ6では、図3に示す商品販売処理を実行し、先ず、ステップS51で、クライアント端末3からアクセスがあったか否かを判定し、アクセスがないときにはアクセスがあるまで待機し、クライアント端末3からのアクセスがあったときには、ステップS52に移行して、予め設定された商品選択メニュー表示情報をクライアント端末3に送信してからステップS53に移行する。
【0043】
このステップS53では、クライアント端末3から商品購入要求を受信したか否かを判定し、商品購入要求を受信していないときにはステップS54に移行して、クライアント端末3からのアクセスが終了したか否かを判定し、アクセスが終了していないときには商品購入要求を受信するまで待機し、アクセスが終了したときには前記ステップS51に戻る。
【0044】
また、前記ステップS53の判定結果が商品購入要求を受信したときには、ステップS55に移行して、前述した証明情報を入力する証明情報入力画面表示情報をクライアント端末3に送信し、次いでステップS56に移行して、クライアント端末3から証明情報を受信したか否かを判定し、証明情報を受信していないときにはステップS57に移行して、クライアント端末3からのアクセスが終了したか否かを判定し、アクセスが終了していないときには証明情報を受信するまで待機し、アクセスが終了したときに前記ステップS51に戻る。
【0045】
また、ステップS57の判定結果が証明情報を受信したときには、ステップS58に移行して、受信した証明情報の確認処理を行って、証明情報が有効であるか否かを判定し、証明情報が有効でないときにはステップS59に移行して、証明情報が有効でなく、再度証明情報の入力を促すメッセージ情報をクライアント端末3に送信してから前記ステップS55に戻り、証明情報が有効であるときにはステップS60に移行する。
【0046】
このステップS60では、クライアント端末3に対して、プリンタ1の公開鍵情報及びアドレス情報とクライアント端末3のアドレス情報とを含む応答情報を要求する応答情報送信要求を送信し、次いでステップS61に移行して、プリンタ1から応答情報を受信したか否かを応答情報に含まれるクライアント端末3のアドレス情報から判定し、応答情報を受信していないときにはこれを受信するまで待機し、応答情報を受信したときにはステップS62に移行する。
【0047】
このステップS62では、商品がコンサート等のチケットである場合には会場名、日時、座席番号等の照合情報、金券、商品券等である場合には種別情報、通し番号等の照合情報と、プリンタの公開鍵情報とを関連付けた照合元情報を所定のデータベースに登録してからステップS63に移行する。
このステップS63では、チケット、金券、商品券等の印刷情報を受信した公開鍵によって暗号化して暗号化印刷情報を形成し、次いでステップS64に移行して、暗号化印刷情報をプリンタ1に送信してからステップS65に移行する。
【0048】
このステップS65では、プリンタ1からの印刷完了通知を受信したか否かを判定し、印刷完了通知を受信していないときには、ステップS66に移行して、再度応答情報を受信したか否かを判定し、再度応答情報を受信したときには前記ステップS62に戻り、応答情報を受信していないときには印刷完了通知を受信するまで待機する。
【0049】
ステップS65の判定結果がプリンタ1から印刷完了通知を受信したときにはステップS67に移行して、クライアント端末1のアクセスが終了したか否かを判定し、アクセスが終了していないときには前記ステップS52に戻り、アクセスが終了したときには前記ステップS51に戻る。
さらに、コンサート等のイベント会場や商店等に配設されてインターネット5に接続された照合装置7は、プリンタ1で印刷されたコンサートチケット、金券、商品券等の商品を光学的に読取り、コンサートチケットであるときには会場名、日時、座席番号及び公開鍵情報でなる照合情報、金券、商品券等であるときに種別情報、通し番号及び公開鍵情報でなる照合情報をコンテンツサーバ6に送信し、このコンテンツサーバ6のデータベースに登録されている照合元情報と一致するか否かを判定し、両者が一致している場合にはイベント会場への入場を許可するか金券、商品券の使用を許可し、両者が不一致である場合には、コンサートチケット、金券、商品券等の使用を禁止する。
【0050】
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、クライアント端末3を操作するユーザが例えばコンサートチケットを購入するために、インターネットアクセスプログラムを起動すると、図2のアクセス処理が実行開始される。そして、コンサートチケットを購入するコンテンツサーバ6に格納されたホームページのURLを入力することにより、該当するホームページへのアクセスが開始される。該当するコンテンツサーバ6では、クライアント端末3からアクセスがあると、商品購入選択メニュー表示情報をクライアント端末3に送信することにより、クライアント端末3のディスプレイに商品購入選択メニューが表示される。このため、ユーザがディスプレイに表示されている商品購入選択メニューに従って購入を希望するコンサートチケットを選択してから購入要求をコンテンツサーバ6に送信する。
【0051】
この購入要求をコンテンツサーバ6で受信すると、証明情報を入力する証明情報入力画面表示情報をクライアント端末3に送信し、クライアント端末3でディスプレイに表示された証明情報入力画面に従って精算情報及びユーザ情報を入力してから証明情報をコンテンツサーバ6に送信する。
コンテンツサーバ6ではクライアント端末3からの証明情報を受信と、受信した証明情報が有効であるか否かを確認し、無効であるときには再度証明情報の入力を促すメッセージ情報をクライアント端末3に送信するが証明情報が有効であるときにはクライアント端末3に対してプリンタ1の公開鍵情報及びアドレス情報とクライアント端末のアドレス情報とを含む応答情報の送信を要求する。
【0052】
クライアント端末3では応答情報の送信要求を受信すると、プリンタ1に対して、LAN2を介してコンテンツサーバ6のアドレス情報及びクライアント端末3のアドレス情報を含む応答情報送信要求を送信する。
プリンタ1ではクライアント端末3からの応答情報送信要求を受信すると、自己の公開鍵暗号化方式における秘密鍵と対をなす公開鍵の公開鍵情報と、自己のアドレス情報及びクライアント端末3のアドレス情報とで構成される応答情報を形成し、この応答情報をクライアント端末3から通知されたコンテンツサーバ6のアドレス情報宛に送信する。
【0053】
コンテンツサーバ6で、プリンタ1からの応答情報を受信すると、これに含まれるクライアント端末のアドレス情報に基づいてクライアント端末3を特定し、受信した公開鍵情報とクライアント端末3から入力されたコンサートチケットの会場名、日時、座席番号とを関連づけて照合情報として所定のデータベースに登録し、この登録が完了すると、コンサートチケットの印刷情報を作成し、作成した印刷情報を公開鍵によって暗号化して暗号化印刷情報を形成し、この暗号化印刷情報をプリンタ1に送信する。
【0054】
プリンタ1では、コンテンツサーバ6からの暗号化印刷情報をネットワークインタフェース部11を介して受信すると、この暗号化印刷情報をメモリ12に一次記憶し、プリンタ制御部15でコンテンツサーバ6からの暗号化印刷情報であるので、メモリ12に記憶された暗号化印刷情報を復号化部18に出力する。
この復号化部18では入力された暗号化印刷情報を公開鍵暗号化方式の秘密鍵によって印刷情報を復号し、復号した印刷情報に秘密鍵と対となる公開鍵情報を付加してチケット印刷情報を形成し、このチケット印刷情報を印刷制御部13に出力することにより、この印刷制御部13で、チケット印刷情報を解釈して最終的な印字データを生成し、改行、改ページ等の制御データ及び印字データに基づいてプリントエンジン14を制御することにより、コンサートチケットの印刷処理を実行する。ここで、復号した印刷情報に付加する公開鍵情報としては、光学的に読取可能な状態となるように、公開鍵情報に対応させた色情報又はその配列或いはバーコード等で印刷される。
【0055】
そして、コンサートの当日プリンタ1で印刷されたコンサートチケットをコンサート会場に持参し、入場口に配設された照合装置7に投入する。この照合装置7では、投入されたコンサートチケットに印刷されている会場名、日時、座席番号、公開鍵情報でなる照合情報を光学的に読取り、読取った照合情報を、インターネット5を介してコンテンツサーバ6に送信する。
【0056】
コンテンツサーバ6では、照合装置7から送信された照合情報を受信すると、この照合情報とコンサートチケット購入時に登録した照合元情報とを照合して、両者が一致するときには、入場許可通知を照合装置7に送信することにより、この入場許可情報を照合装置7で受信したときに、例えばゲートが開いてコンサート会場内への入場が可能となる。
【0057】
しかしながら、コンテンツサーバ6での照合結果が照合装置7から送信された照合情報とコンサートチケット購入時に登録した照合元情報とが不一致である場合には、入場不許可通知を照合装置7に送信することにより、照合装置7で、ゲートが閉じたままとなり、入場が阻止されて、コンサートチケットの検証が行われる。
【0058】
なお、クライアント端末3のアプリケーションプログラムによって作成された文書データや画像データ等の印刷情報については、クライアント端末3からプリンタ1に直接入力される。このとき、キー入力部17を操作しておらず、暗号化コマンド及び復号化コマンドがプリンタ制御部15に入力されていないときには、入力された印刷情報がメモリ12で一時記憶された後、直接印刷制御部13に供給されて、この印刷制御部13でプリントエンジン14を制御して印刷用紙に印刷情報を所定のフォーマットで印刷する。
【0059】
また、クライアント端末3のアプリケーションプログラムによって電子画像情報としての機密情報を作成した場合には、その機密情報の作成が完了した時点で、プリンタ1のキー入力部17を操作して暗号化コマンドを入力してから、機密情報をプリンタ1に送信すると、この機密情報がメモリ12に一時記憶された後、プリンタ制御部15でメモリ12に記憶された機密情報が暗号化部19に供給されて、この暗号化部19で復号化部18の秘密鍵と対をなす公開鍵で暗号化されて暗号化機密情報が形成され、この暗号化機密情報がクライアント端末3に送信されてハードディスク等に格納される。そして、この暗号化機密情報の情報記憶媒体への記憶が完了した時点又はプリンタ1のキー入力部17で復号化コマンドを入力してから、ハードディスクに記憶された暗号化機密情報をプリンタ1に送信して復号化部18で復号化し、印刷制御部13でプリントエンジン14を制御して印刷用紙に機密情報を印刷して確認した時点で、クライアント端末3のアプリケーションプログラムで作成した機密情報を削除することにより、暗号化機密情報のみがハードディスクに記憶されることになり、この暗号化機密情報が外部から不正アクセスされたり、不正にコピーされて外部に持ち出されたりしたとしても、プリンタ1がない限り正規の復号化を行うことはできず、機密保持を確保することができる。
【0060】
このように、上記第1の実施形態によると、コンサートチケット購入者がクライアント端末3からインターネット5を介してコンテンツサーバ6にアクセスして、購入チケットを選択してから精算情報及びユーザ情報でなる証明情報を入力してコンテンツサーバ6に送信することにより、コンテンツサーバ6からプリンタ1の公開鍵情報及びアドレス情報とクライアント端末のアドレス情報とを含む応答情報を要求し、この応答情報を受信したときに、コンサートチケットの印刷情報を生成し、この印刷情報を受信した公開鍵によって暗号化した暗号化印刷情報をプリンタ1に送信するので、インターネット5上で他人が暗号化印刷情報を不正に取得した場合でも、この他人が秘密鍵を持っていないことにより印刷情報を復号することはできず、コンサートチケットが不正に印刷されることを確実に防止することができる。
【0061】
しかも、コンテンツサーバ6から送信された暗号化印刷情報が直接プリンタ1に送信され、このプリンタ1でそのまま復号化されて、印刷用紙に印刷されることから、復号された印刷情報が記憶されることはなく、復号化された印刷情報が他人に不正コピーされることを確実に防止することができる。
また、クライアント端末3で機密情報を作成した場合には、この機密情報をプリンタ1に送信して、暗号化部19で暗号化して暗号化機密情報をクライアント端末3に戻して、ハードディスク等に記憶してから、作成した機密情報を削除することにより、暗号化機密情報のみが記憶されるので、不正コピーした場合でも秘密鍵を有するプリンタ1がなければ、正規の復号化を行うことができず、機密保持を確保することができる。
【0062】
さらに、復号化部18の公開鍵データ付加部18aでバイナリデータで構成される公開鍵情報を特定色及び配列に対応させたカラー画像印刷情報に変換して復号した電子画像情報に付加するので、電子画像情報の印刷時に同時に公開鍵情報も印刷され、印刷されたデータをスキャナ等で読取ることにより、公開情報を容易に取得することができる。
【0063】
しかも、画像出力装置としてのプリンタ1自体が鍵の役目を担うことにより、不正アクセスの手立てがなく、プリンタ1自体が盗まれた場合には盗難が明らかであり、この時点で秘密鍵を変更すればよい。因みに、従来のようにクライアント端末等の情報処理装置で秘密鍵を電子データとして格納する場合には、情報処理装置に不正アクセスされることにより、秘密鍵を不正コピーされたとしても、この不正コピーされたか否かを判断する手段がなく、定期的に秘密鍵を変更するような煩雑な処理を行うことで対処するしか方法がないが、上記第1の実施形態では低的に秘密鍵を変更する煩雑な処理を行う必要がない。
【0064】
なお、上記第1の実施形態においては、単にクライアント端末3からプリンタ1に暗号化機密情報を送信して印刷するようにした場合について説明したが、暗号化機密情報の印刷を行う場合に、プリンタ1側でパスワードを設定しておき、このパスワードが入力されたときに初めて暗号化機密情報を復号化して印刷することが可能となるように構成することにより、より機密保持機能を向上させることができる。
【0065】
次に、本発明の第2の実施形態を図5及び図6について説明する。
この第2の実施形態は、アプリケーションプログラムによって電子画像情報を形成する場合に代えて、遺言書のように用紙に書かれた情報を暗号化して保存し、必要時に復号化することができるようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態においては、弁護士事務所等の遺言書作成場所において、前述した第1の実施形態におけるLAN2にプリンタ1及びクライアント端末2が接続され、この他に画像情報読取装置としてのイメージスキャナ9が接続されている。
【0066】
イメージスキャナ9は、LAN2に接続するネットワークインタフェース部41と、イメージ読取部42に載置された用紙のイメージ情報をイメージセンサで光学的に読み取る画像情報読取手段としてのスキャナエンジン43と、このスキャナエンジン43で読取ったイメージデータが一時記憶するメモリ44と、このメモリ44に記憶されたイメージデータをキー入力部45から暗号化コマンドが入力されているか否かによってメモリ44の出力を前述したプリンタ1の暗号化部19と同様の構成を有する暗号化手段としての暗号化部46を介してクライアント端末3に出力するか、直接クライアント端末3に出力するかを制御するスキャナ制御部47とを備えている。なお、クライアント端末3にはイメージスキャナ9から入力されるイメージデータをアプリケーションソフトで読込むスキャナドライバ35が組込まれている。なお、暗号化部46では、LAN2を介してプリンタ1に対して公開鍵情報の送信を要求し、プリンタ1から送信された電子データの公開鍵情報を取得する。
【0067】
スキャナ制御部47では、電源投入時に、図6に示すスキャナ制御処理を実行開始し、先ず、ステップS71で、クライアント端末3から読取開始コマンドが入力されたか否かを判定し、読取開始コマンドが入力されていないときには読取開始コマンドが入力されるまで待機し、読取開始コマンドが入力されているときには、ステップS72に移行して、スキャナエンジン43を制御して、用紙載置台に載置された被読取用紙のイメージ情報を光学的に読取って、読取ったイメージデータを電子画像情報としてメモリ44に一時記憶する。
【0068】
次いで、ステップS73に移行して、1頁分のイメージデータの読取りが完了したか否かを判定し、1頁分のイメージデータの読取りが完了していないときにはこれが完了するまで待機し、1頁分のイメージデータの読取りが完了したときにはステップS74に移行する。
このステップS74では、キー入力部45から暗号化コマンドが入力されているか否かを判定し、暗号化コマンドが入力されていないときには、ステップS75に移行して、メモリ44に記憶されている1頁分のイメージデータをそのままクライアント端末3に送信してからステップS76に移行する。
【0069】
このステップS76では、次に読取る被読取用紙が存在するか否かを判定し、被読取用紙が存在しない場合には前記ステップS71に戻り、被読取用紙が存在する場合には前記ステップS72に戻る。
一方、前記ステップS74の判定結果がキー入力部45から暗号化コマンドが入力されているときには、ステップS77に移行して、メモリ44に記憶されている1頁分のイメージデータを暗号化部46に出力して、プリンタ1の秘密鍵と対となる公開鍵でイメージデータを暗号化して暗号化イメージデータを形成し、この暗号化イメージデータをクライアント端末3に送信してから前記ステップS78に移行する。
【0070】
このステップS78では、次に読取る被読取用紙が存在するか否かを判定し、被読取用紙が存在しない場合にはステップS79に移行して、キー入力部45から入力された暗号化コマンドをクリアしてから前記ステップS71に戻り、被読取用紙が存在する場合には前記ステップS72に戻る。
次に、上記第2の実施形態の動作を説明する。
【0071】
今、例えば遺言書を自筆で作成したものとすると、この遺言書を弁護士事務所等の遺言書作成場所に配置されたイメージスキャナ9の自動給紙機構にセットすると共に、キー入力部45から暗号化コマンドを入力し、この状態で又はその前にクライアント端末3で所定のワープロアプリケーションソフトを起動して、遺言書の書誌的事項を入力し、この書誌的事項の入力が完了した時点で、イメージデータの挿入処理を実行する。このイメージデータの挿入処理の実行により、イメージスキャナ9に対して読取開始コマンドが送信される。
【0072】
この読取開始コマンドをイメージスキャナ9で受信すると、自動給紙機構にセットされた遺言書の最初の1枚を読取テーブルに移送し、遺言書の第1頁の光学的読取りを開始し、読取ったイメージデータをメモリ44に順次記憶する。
そして、1頁分のイメージデータの読取りが完了すると、キー入力部45から暗号化コマンドが入力されているので、メモリ44に記憶された1頁分のイメージデータが暗号化部46に出力されて、この暗号化部46でプリンタ1の秘密鍵と対をなす公開鍵によって暗号化して暗号化イメージデータを形成し、形成した暗号化イメージデータをクライアント端末3に送信する。
【0073】
クライアント端末3ではイメージスキャナ9から送信された暗号化イメージデータを受信すると、この暗号化イメージデータを書誌的事項が入力されたファイルの所定個所に挿入される。
その後、遺言書が複数枚で構成されている場合には、上記暗号化処理を繰り返して、形成された暗号化イメージデータをクライアント端末3に送信することにより、送信された暗号化イメージデータが順次作成途中のファイルに追加挿入され、遺言書の最終頁の暗号化イメージの挿入が終了すると、自動給紙機構に遺言書が存在しないので、キー入力部45から入力された暗号化コマンドをクリアしてから再度読取開始コマンドが入力されるまで待機する。
【0074】
このようにして、作成したファイルに遺言書の暗号化イメージデータを全て挿入すると、作成したファイルに所望のファイル名を設定してからハードディスク又は他の記憶媒体に記憶し、遺言書の登録処理を終了する。
その後、遺言書の執行時には、クライアント端末3で、ファイル名を指定してハードディスク又は他の記憶媒体に記憶されている遺言書ファイルを検索し、該当する遺言書ファイルを抽出し、抽出した遺言書ファイルを開くことにより、所定のワープロアプリケーションソフトが起動して、書誌的事項及び暗号化イメージデータがディスプレイに表示される。
【0075】
この状態で、プリンタ1のキー入力部17から暗号化コマンドを入力してから、遺言書ファイルの暗号化イメージデータをプリンタ1に印刷ジョブとして送信することにより、暗号化イメージデータがメモリ12に記憶され、暗号化コマンドが入力されているので、プリンタ制御15でメモリ12に一時記憶された暗号化イメージデータが順次復号化部1に出力され、この復号化部1で遺言書のイメージデータに復号されて、印刷制御部13に供給されることにより、プリントエンジン14を制御して、印刷用紙に遺言書が印刷される。
【0076】
なお、遺言書が文書データで形成されている場合には、前述した第1の実施形態と同様に、プリンタ1のキー入力部17で暗号化コマンドを入力してから文書データの遺言書をプリンタ1に送信することにより、暗号化部19で公開鍵によって暗号化して暗号化遺言書情報をクライアント端末3のハードディスク等の記憶媒体に記憶することができる。
【0077】
このように、上記第2の実施形態によれば、手書きの遺言書をイメージスキャナ9で読取って、暗号化イメージデータを形成し、これをクライアント端末3に送信して、遺言書ファイルに格納し、この遺言書ファイルをハードディスク等の記憶媒体に記憶するようにしたので、この遺言書ファイルを不正にコピーしたり、外部から不正アクセスして盗み出したりしたとしても、プリンタ1の秘密鍵がない限り正規の遺言書を印刷することはできず、機密保持を確保することができる。
【0078】
また、上記第2の実施形態においても、前述した第1の実施形態と同様に画像出力装置としてのプリンタ1自体が鍵の役目を担うことにより、不正アクセスの手立てがなく、プリンタ1自体が盗まれた場合には盗難が明らかであり、この時点で秘密鍵を変更すればよい。この場合、既に作成済みの遺言書については盗難された秘密鍵と対をなす公開鍵によって暗号化されているので、プリンタ1の秘密鍵設定時に、フレキシブルディスク、フラッシュメモリ等の記憶媒体に別途記憶しておき、この記憶した秘密鍵で復号化してから再度新たに設定した秘密鍵と対をなす公開鍵で暗号化して再格納する。
【0079】
なお、上記第2の実施形態においては、機密情報として遺言書を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、書面に記載された情報であれば任意の情報を暗号化して保持し、プリンタ1で復号化することができる。
また、上記第2の実施形態においては、イメージスキャナ9で書面に記載された情報を光学的に読取ったイメージデータを直接暗号化する場合について説明したが、書面に記載された情報が文書データである場合には、イメージスキャナ9にイメージデータを文書データに変換するアプリケーションソフト(OCR)を内蔵させることにより、文書データ変換してから暗号化部46で暗号化してクライアント端末3に送信するようにしてもよい。
【0080】
さらに、上記第2の実施形態においては、イメージスキャナ9で暗号化した暗号化イメージデータを一旦クライアント端末3に送信して遺言書ファイルに格納する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、イメージスキャナ9に記憶媒体を駆動するドライブを設け、直接記憶媒体に暗号化イメージデータを記憶するようにしてもよい。
【0081】
さらにまた、上記第1及び第2の実施形態においては、プリンタ1としてネットワーク対応型のプリンタを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、パラレルインターフェイスやUSBのみを持ったプリンタを適用して、クライアント端末3に直接接続するようにしてもよい。
なおさらに、上記第1及び第2の実施形態においては、暗号化電子画像情報をプリンタ1で復号して印刷する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、プリンタ1に液晶ディスプレイ等のディスプレイを接続し、プリンタ1で復号化した電子画像情報を一旦液晶ディスプレイ等のディスプレイにプレビュー表示してから印刷するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】プリンタの印刷制御処理を示すフローチャートである。
【図3】クライアント端末のアクセス処理を示すフローチャートである。
【図4】コンテンツサーバの商品販売処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図6】イメージスキャナのスキャナ制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…プリンタ、2…ローカルエリアネットワーク(LAN)、3…クライアント端末、4…ルータ、5…インターネット、6…コンテンツサーバ、7…照合装置、9…イメージスキャナ、11…ネットワークインタフェース部、12…メモリ、13…印刷制御部、14…プリントエンジン、15…プリンタ制御部、16…アドレス登録部、17…キー入力部、18…復号化部、19…暗号化部、31…ネットワークインタフェース部、32…プリンタドライバ、33…アプリケーションソフト、34…インターネット検索アプリケーションソフト、41…ネットワークインタフェース部、42…イメージ読取部、43…スキャナエンジン、44…メモリ、45…キー入力部、46…暗号化部、47…スキャナ制御部

Claims (8)

  1. 電子画像情報が入力されることにより、可視画像を出力する画像出力装置において、
    公開鍵暗号化方式の自己の秘密鍵と対となる公開鍵によって暗号化された暗号化電子画像情報が入力されたときに、当該秘密鍵によって暗号化電子画像情報を復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した電子画像情報を可視画像として印刷する可視画像印刷手段と、前記公開鍵暗号化方式の公開鍵を出力する公開鍵出力手段とを備えていることを特徴とする画像出力装置。
  2. 電子画像情報が入力されることにより、可視画像を出力する画像出力装置において、
    公開鍵暗号化方式の自己の秘密鍵と対となる公開鍵によって暗号化された暗号化電子画像情報が入力されたときに、当該秘密鍵によって暗号化電子画像情報を復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した電子画像情報を可視画像として印刷する可視画像印刷手段と、前記公開鍵暗号化方式の公開鍵を出力する公開鍵出力手段と、前記電子画像情報が入力されたときに、自己あるいは他者の生成した任意の公開鍵及び自己の秘密鍵の何れかによって暗号化して暗号化電子画像情報を形成する暗号化手段と、該暗号化手段で暗号化した暗号化電子画像情報を出力する暗号化情報出力手段とを備えたことを特徴とする画像出力装置。
  3. 前記公開鍵出力手段は、公開鍵を画像印刷データに変換して印刷用紙に印刷する公開鍵印刷手段で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像出力装置。
  4. 前記公開鍵出力手段は、公開鍵を電子データとして出力する電子データ出力手段で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像出力装置。
  5. 印刷画像情報を読取る画像情報読取手段と、該画像情報読取手段で読取った画像情報を公開鍵暗号化方式の自己あるいは他者の生成した任意の公開鍵及び自己の秘密鍵の何れかによって暗号化して暗号化電子画像情報を形成する暗号化手段と、該暗号化手段で暗号化した暗号化電子画像情報を出力する暗号化情報出力手段とを備えた画像情報読取装置と、該画像情報読取装置から出力される暗号化電子情報を記憶する情報記憶装置と、該情報記憶装置に記憶されている暗号化電子画像情報を公開鍵暗号化方式によって復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した電子画像情報を可視画像として印刷する可視画像印刷手段と、前記公開鍵暗号化方式の公開鍵を前記画像情報読取装置の暗号化手段に出力する公開鍵出力手段とを備えた画像出力装置とを備えていることを特徴とする暗号化情報印刷システム。
  6. ネットワークを通じて相互に通信が可能な、印刷情報送信要求を受信したときに該当する印刷情報を送信するサーバと、前記印刷情報送信要求を送信すると共に、前記サーバから印刷情報を受信したときに、印刷情報を印刷する画像出力装置とを備え、前記サーバは、前記画像出力装置から印刷情報送信要求と共に送信される公開鍵に基づいて印刷情報を暗号化して送信する暗号化手段を有し、前記画像出力装置は、印刷情報送信要求と自己の公開鍵暗号化方式の秘密鍵と対となる公開鍵とを送信する情報送信手段と、前記サーバから暗号化された印刷情報を受信したときに、前記秘密鍵によって印刷情報を復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した印刷情報を可視画像として印刷する可視画像印刷手段とを備えていることを特徴とする暗号化情報印刷システム。
  7. ネットワークを通じて相互に通信が可能な、印刷情報送信要求を受信したときに該当する印刷情報を送信するサーバと、前記印刷情報送信要求を送信すると共に、前記サーバから印刷情報を受信したときに、印刷情報を印刷する画像出力装置と、該画像出力装置で印刷された印刷情報と前記サーバで送信した印刷情報とを照合する印刷情報照合装置とを備え、前記サーバは、前記画像出力装置から印刷情報送信要求と共に送信される公開鍵を印刷情報に対応させて記憶する記憶手段と、該当する印刷情報を公開鍵によって暗号化して送信する暗号化送信手段を有し、前記画像出力装置は、印刷情報送信要求と自己の公開鍵暗号化方式の秘密鍵と対となる公開鍵とを送信する情報送信手段と、前記サーバから暗号化された印刷情報を受信したときに、前記秘密鍵によって印刷情報を復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した印刷情報及び公開鍵を可視画像として印刷する可視画像印刷手段とを備え、前記印刷情報照合手段は、印刷された可視画像の印刷情報及び公開鍵とサーバの記憶手段に記憶している印刷情報及び公開鍵とを照合するように構成されていることを特徴とする暗号化情報印刷システム。
  8. 印刷画像情報を読取る画像情報読取手段と、該画像情報読取手段で読取った画像情報を公開鍵暗号化方式の公開鍵によって暗号化して暗号化電子画像情報を形成する暗号化手段と、該暗号化手段で暗号化した暗号化電子画像情報を出力する暗号化情報出力手段とを備えた画像情報読取装置と、該画像情報読取装置の暗号化情報出力手段から出力される暗号化電子画像情報を記憶する暗号化情報記憶装置と、該暗号化情報記憶装置に記憶されている暗号化電子画像情報を公開鍵暗号化方式によって復号する復号化手段と、該復号化手段で復号した電子画像情報を可視画像として印刷する可視画像印刷手段と、前記公開鍵暗号化方式の公開鍵を前記画像情報読取装置の暗号化手段に出力する公開鍵出力手段とを備えた画像出力装置とを備え、前記画像情報読取装置で遺言書を暗号化電子画像情報として出力して前記暗号化情報記憶装置に記憶し、遺言執行時に前記暗号化情報記憶装置に記憶されている暗号化電子画像情報を前記画像出力装置で復号して可視画像印刷することを特徴とする暗号化情報印刷システム。
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