JP2005049267A - 分注ユニットによる定量分注方法及び分注装置 - Google Patents
分注ユニットによる定量分注方法及び分注装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005049267A JP2005049267A JP2003282708A JP2003282708A JP2005049267A JP 2005049267 A JP2005049267 A JP 2005049267A JP 2003282708 A JP2003282708 A JP 2003282708A JP 2003282708 A JP2003282708 A JP 2003282708A JP 2005049267 A JP2005049267 A JP 2005049267A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dispensing
- unit
- droplet
- droplets
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Abstract
微量のサンプル液や試薬液の分注の定量性を高める。
【解決手段】
分注作業を開始する前にテストプリントを行なう。テストプリントは表面が撥水性の基材30の表面上に1000滴の液滴を吐出し、表面上に溜まった1000滴分の液滴6の体積から分注量を求め、所望の分注量になるようにフィードバック制御する。基材30の表面上に溜まった液滴6aの画像から分注量を求めるために、液滴6aの側方に向けたCCDカメラ20が設けられており、画像記憶部22はCCDカメラ20が取り込んだ画像を記憶し、画像処理部24は画像記憶部22に記憶されている画像を二値化や輪郭抽出などの画像処理を実施してその液滴の直径や半径などの大きさを求めて、分注量を計算する。
【選択図】 図1
Description
ピエゾ方式の分注装置は、図6に示されるように、先端に吐出部をもつピエゾチップ2を備えている。ピエゾチップ2は吐出部につながる液溜めを、ピエゾ素子を備えた駆動部により押圧することにより吐出部から液滴6を吐出する。駆動部を制御して一定の大きさの液滴を吐出するために、ピエゾ分注制御部4が設けられており、ピエゾ分注制御部4に設定されたピエゾ素子駆動のパラメータに従ってピエゾチップ2から液滴6を吐出する(特許文献1参照。)。
本発明は、微量のサンプル液や試薬液の分注の定量性を高めることを目的とするものである。
すなわち、本発明の分注方法は、次のステップ1から4を備えている。
1)吐出部の下方に表面が撥水性の基材を配置して、吐出部からその基材の表面に複数の液滴を吐出するステップ。
2)撥水性の基材表面に溜まった液滴の画像を取得するステップ。
3)その取り込んだ画像に基づいて液滴の大きさを求めるステップ。
4)その求めた液滴の大きさに基づいて液滴の分注量が所定値になるように分注ユニットの吐出駆動部への制御信号のパラメータを調節するステップ。
ステップ3で求める液滴の大きさは、例えば液滴の直径や半径である。
また、制御信号のパラメータを調節するステップは、吐出駆動部を制御する制御部に入力することにより行なうこともできる。その場合にはシステムが簡単になる。
試薬又は試料液を対象となる試料面上に分注する作業を開始する前にテストプリントを行なう。テストプリントは撥水性の基材30の表面上に例えば1000滴の液滴を吐出し、表面上に溜まった1000滴分の液滴6aの体積から1吐出あたりの分注量を求め、所望の分注量になるようにフィードバック制御する。以下にその詳細を説明する。
基材30の表面上に溜まった液滴6aの画像を取り込むために、撮像装置として液滴6aの側方にCCDカメラ20が設けられている。22はCCDカメラ20が取り込んだ画像を記憶する画像記憶部である。CCDカメラ20による画像の取込みは、ピエゾチップ2が液滴を所定回数だけ吐出するのに要する時間が経過した後に取り込むようにするか、又は、液滴が所定回数吐出されるタイミングと同期させて取り込むようにする。また、液滴が所定回数吐出された後に、手動でCCDカメラ20による画像の取り込みを行なってもよい。
基材30の表面上に溜まった液滴6aの大きさは、例えば数nl〜数百nl程度の大きさとなるようにする。液滴6aの大きさが大きすぎると表面張力により液滴が球状でなくなってしまい液滴画像の取り込みが困難となってしまう。また、小さすぎる場合には、半径や直径などの大きさを算出する際の誤差が大きくなってしまう。そのため、基材30の表面上に吐出する回数は基材30の表面にできる液滴が適当な大きさとなるように調節する。画像記憶部22と画像処理部24で画像処理装置25を構成している。
画像処理部24で画像処理されて求められた分注量はピエゾ分注制御部4aに送られる。ピエゾ分注制御部4aでは送られてきた分注量に基づいて、ピエゾチップ2の分注量が所望の分注量になるようにフィードバック制御を行なう。
予め設定されたピエゾチップ制御パラメータでピエゾチップ2の駆動を制御し、基材30の表面に液滴を1000回吐出する。基材30の表面に溜まった液滴6aの画像をCCDカメラ20で取り込み、画像記憶部22に記憶する。画像処理部24は画像記憶部22に記憶されている画像を二値化や輪郭抽出などの画像処理を実施してその液滴の直径や半径などの大きさを求めて、分注量を計算する。ピエゾ分注制御部4aはその分注量が所定の値である場合は、ピエゾチップ制御パラメータを変更しないで、テストプリントを終了する。しかし、その分注量が所定の値でない場合は、ピエゾチップ制御パラメータを変更し、ピエゾ分注制御部4aは次のテストプリントでの分注量が所望の値となるようにピエゾチップ2の駆動をフィードバック制御する。このテストプリントはピエゾチップ2の分注量が所望の分注量になるまで繰り返され、所望の分注量となった時点で終了する。
シリンジポンプ10につながるプローブ12からの液滴の吐出を、シリンジポンプ10を作動させるモータ14をシリンジ分注制御部18aにより制御して駆動することにより行なう。プローブ12の先端にはディスポーザブルチップ16が設けられる。
基材30の表面に溜まった液滴6aの画像を取り込むCCDカメラ20、画像処理装置25(画像記憶部22及び画像処理部24)、及び画像表示部26は図1に示されたものと同じである。
シリンジ分注制御部18aがモータ14の駆動を制御するパラメータは、プランジャのストローク、速度、加速度の全て又はそのうちの少なくとも1つである。
4a ピエゾ分注制御部
6,6a 液滴
10 シリンジポンプ
12 プローブ
14 モータ
16 ディスポーザブルチップ
18a シリンジ分注制御部
20 CCDカメラ
22 画像記憶部
24 画像処理部
25 画像処理装置
26 画像表示部
30 撥水性基材
Claims (7)
- 先端の吐出部から液滴を吐出する分注ユニットにおける分注方法において、
前記吐出部の下方に表面が撥水性の基材を配置して前記吐出部から前記基材の表面に複数の液滴を吐出するステップと、
前記基材表面に溜まってできた液滴の画像を取得するステップと、
その取り込んだ画像に基づいて液滴の大きさを求めるステップと、
その求めた液滴の大きさに基づいて液滴の分注量が所定値になるように前記分注ユニットの吐出駆動部への制御信号のパラメータを調節するステップとを備えて分注量を決定することを特徴とする分注方法。 - 前記分注ユニットは、先端の吐出部につながる空間に充填された液を、ピエゾ素子を備えた駆動部により押圧することによりその吐出部から液滴を吐出するピエゾヘッドを備えたピエゾ分注方式のものである請求項1に記載の分注方法。
- 前記制御信号のパラメータは、前記ピエゾ素子への印加電圧の大きさ、印加電圧の立上がり時間、印加時間、印加電圧の立下がり時間のうちの少なくとも1つを含んでいる請求項2に記載の分注方法。
- 前記分注ユニットはシリンジポンプによる分注方式のものである請求項1に記載の分注方法。
- 前記制御信号のパラメータは、前記シリンジポンプのプランジャのストローク、速さ、加速のうちの少なくとも1つを含んでいる請求項4に記載の分注方法。
- 先端から液滴を吐出する吐出部及び前記吐出部からの液滴の吐出を駆動する吐出駆動部を備えた吐出ユニットと、
前記吐出ユニットから吐出された液滴が撥水性の表面に吐出されて溜まって形成された液滴の画像を取得するように配置された撮像装置と、
前記撮像装置からの画像に関する信号を取り込んだ液滴の大きさを求める画像処理装置と、
前記画像処理装置により求められた液滴の大きさに基づいて液滴の分注量が所定値になるように前記分注ユニットの吐出駆動部への制御信号のパラメータを調節する分注制御部とを備えた分注装置。 - 前記分注制御部は請求項1から5のいずれかの方法により分注量を決定するものである請求項6に記載の分注装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003282708A JP4062203B2 (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 分注ユニットによる定量分注方法及び分注装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003282708A JP4062203B2 (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 分注ユニットによる定量分注方法及び分注装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005049267A true JP2005049267A (ja) | 2005-02-24 |
JP4062203B2 JP4062203B2 (ja) | 2008-03-19 |
Family
ID=34267837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003282708A Expired - Fee Related JP4062203B2 (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 分注ユニットによる定量分注方法及び分注装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4062203B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011064551A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Shimadzu Corp | 液体分注装置 |
JP2011095213A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Shimadzu Corp | 液体分注装置 |
CN103676919A (zh) * | 2012-08-30 | 2014-03-26 | 研祥智能科技股份有限公司 | 一种工业控制设备测试*** |
JP2020003274A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 株式会社アイカムス・ラボ | 吐出量測定システム及び吐出量測定方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104062219A (zh) * | 2014-06-26 | 2014-09-24 | 北京大学 | 一种图像法测量微孔材料渗透性能的方法 |
KR20230052987A (ko) * | 2017-10-10 | 2023-04-20 | 반알엑스 파마시스템즈 인크. | 무균 환경에서 컨테이너를 유체 의약으로 충전하는 것을 모니터링하고 제어하기 위한 장치 및 방법 |
-
2003
- 2003-07-30 JP JP2003282708A patent/JP4062203B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011064551A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Shimadzu Corp | 液体分注装置 |
JP2011095213A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Shimadzu Corp | 液体分注装置 |
CN103676919A (zh) * | 2012-08-30 | 2014-03-26 | 研祥智能科技股份有限公司 | 一种工业控制设备测试*** |
JP2020003274A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 株式会社アイカムス・ラボ | 吐出量測定システム及び吐出量測定方法 |
JP7226706B2 (ja) | 2018-06-26 | 2023-02-21 | 株式会社アイカムス・ラボ | 吐出量測定システム及び吐出量測定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4062203B2 (ja) | 2008-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6830406B2 (ja) | 分注装置 | |
US7823535B2 (en) | Liquid portioning method and device | |
US6579724B2 (en) | Dispensing method and apparatus for dispensing very small quantities of fluid | |
EP1653236B1 (de) | Verfahren und Vorrichtung zum Regeln einer Flüssigkeitsdosierung mittels Druckmessung | |
JPH10114394A (ja) | 微量流体処理装置 | |
JP4062203B2 (ja) | 分注ユニットによる定量分注方法及び分注装置 | |
US20060207316A1 (en) | Filtration tester | |
JP4475104B2 (ja) | 液滴吐出装置および駆動方法 | |
JP4355682B2 (ja) | 自動分注装置及び自動分注方法 | |
JP4144479B2 (ja) | マイクロアレイ製造装置及びマイクロアレイの製造方法 | |
JP2006308374A (ja) | 液体分注装置及び液体分注方法 | |
US20220118438A1 (en) | Method for adjusting a cell concentration and/or particle concentration in a dispensing system | |
JP5067415B2 (ja) | 液滴吐出装置の駆動方法 | |
JP2006167506A (ja) | 機能液吐出性試験方法、機能液吐出性試験装置および機能液吐出性試験装置を備えた液滴吐出装置 | |
CN110596411B (zh) | 一种微流控芯片点样机及点样方法 | |
JP2009162536A (ja) | 液体試料分注装置および駆動方法 | |
JP5402534B2 (ja) | 液体分注装置 | |
JP7009498B6 (ja) | 接触式液体測定のための方法および計量装置 | |
JP5402450B2 (ja) | 液体分注装置 | |
JP2005090986A (ja) | 液体分注装置 | |
JP2007278835A (ja) | 分注装置及び分注方法 | |
JP4479654B2 (ja) | 液体分注のための方法及び装置 | |
JP2004163144A (ja) | 分注ユニットによる分注方法 | |
CN110064451B (zh) | 流体驱动机构及流体驱动方法 | |
JPH06341932A (ja) | 分注装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070123 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071030 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4062203 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |