JP2005047581A - 紙製深皿 - Google Patents

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Shigeo Suzuki
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Abstract

【課題】 材料費や加工費を低減することのできる紙製深皿を提供することを課題とする。
【解決手段】 紙製深皿27は、平板11に波板12を貼り合わせてなる段ボール紙を素材として、波板12側が外面、平板11側が食べ物載置面となる向きでプレス加工により深皿状に成形してなることを特徴とする。利用者の指は、波板12を構成する波の頂部16だけに接触するため、熱い若しくは冷たい食べ物を取り扱う場合であっても、利用者は熱さや冷たさをあまり感じることなく、深皿27を取り扱うことができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は紙製深皿、特に使い捨てに適した紙製深皿に関する。
食物を載せる皿は陶器皿が基本であるが、使い捨ての用途にはプラスチック皿が実用に供されてきた。しかし、プラスチック皿は、焼却時に有害なガスが発生し、また破砕し埋め立てた時には腐植しないので、環境問題を引き起こす。そこで、近年、焼却や埋め立てが可能な紙皿が使い捨て皿として注目されている。
紙からなる使い捨て容器について幾つかの提案がなされてきた(例えば、特許文献1参照。)。
実用新案登録第3065471号公報
図8は特許文献1の図1の再掲図であり、容器(1)は、容器の組立段階で外装材(5)に隙間(4)を保って容器本体(3)を重ねてなる二重構造の容器であり、素材が紙であることを特徴とする。
二重構造であるため、容器本体(3)から外装材(5)への熱伝導が小さくなり、容器本体(3)の熱い食品を入れても、外装材(5)を持つことができる。又は、容器本体(3)に冷たい食品を入れた場合に、食品が暫くは温まらない。したがって、熱いものでも冷たいものでも載置収納できるというものである。
しかし、二重構造であるため、種々の問題が生じる。すなわち、容器本体と外装材とを各々製造するため材料費が嵩む。そして、容器本体と外装材との間に隙間を確保するためにリブなどを設けなければならず、加工費が嵩む。そして、容器本体と外装材を一体化する組立が不可欠であるため、加工費は更に膨らむ。素材が紙であって自然に戻すことができることは利点であるが、材料費や加工費が嵩むのではその利点が消えかねない。
そこで、本発明は、材料費や加工費を低減することのできる紙製深皿を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、平板に波板を貼り合わせてなる段ボール紙を素材として、波板側が外面、平板側が食べ物載置面となる向きでプレス加工により深皿状に成形してなることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、波板の波は、規則的に蛇行させた蛇行波であることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、一枚の段ボール紙をプレス加工するだけであるから、組立は不要となり、加工費用を大幅に削減することができる。
加えて、利用者の指は、波板を構成する波の頂部だけに接触するため、熱い若しくは冷たい食べ物を取り扱う場合であっても、利用者は熱さや冷たさをあまり感じることなく、深皿を取り扱うことができる。
請求項2に係る発明では、波を蛇行させた。波を蛇行させたことにより、外観性を高めることができる。
また、波が直線波(頂部が一直線である波)であれば、波と波との間の谷又は波の頂部で折れ易いため、強度的に課題が残るが、請求項2に係る発明では、蛇行波を採用したので谷や頂部での折れを抑制することができ、深皿の剛性をより高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明で採用した素材の断面図であり、段ボール紙の製造工程で、平板11に、波板12を貼り合わせることで製造した段ボール紙10を示す。段ボール紙10は、古紙、新聞紙、その他の紙製破棄物を原料とすると共に、段ボール製造工場で大量に生産できるため、低コストで、容易に入手できる。
図示しないが、平板11の表面13に、ポリエチレンやポリプロピレンなどの無害で且つ防水性に富む樹脂を塗布する若しくは塗布してあることが望ましい。
図2は図1の2矢視図であり、波板12の波は、規則的に蛇行させた蛇行波14であり、この蛇行波14を等間隔で多数平行に配列したことを特徴とする。
波が直線波であれば、波と波との間の谷又は波の頂部で折れ易いため、強度的に課題が残るが、本発明では、蛇行波14を採用したので谷15や頂部16での折れを抑制することができる。
図3は剪断後の段ボール紙の背面図であり、大判の段ボール紙から、適当な大きさの段ボール円板18を、切り出す。この切り出しは剪断機、剪断プレスを用いることで効率よく実施することができる。
図4は段ポール円板の平面図であり、段ボール円板18の平板11側にに、放射状に多数本の筋目19を入れる。これらの筋目19はプレス工程での皺発生を防止する。
筋目19は、専用プレスで刻むか、剪断機(剪断プレス)で同時に刻むことで発生させることができる。
図5は本発明に係るプレス工程の説明図であり、凹部21を有するダイ22と、凹部21に対応する凸部23を有するパンチ24と、縁抑えとしてのブランクホルダ25とからなるプレス機20を準備する。図示しないが、ダイ22及びパンチ24はヒータを備え、高温に保つことができる。ヒータは電熱ヒータ、スチームヒータを問わない。
先ず、パンチ24及びブランクホルダ25を上方へ待機させる。そして、ダイ22に段ボール円板18を、波板12がダイ22側になるようにして載せる。次に、フランクホルダ25を下げ、このブランクホルダ25で段ボール円板18の縁をダイ22に押圧する。この押圧は、波板12の高さHが、(0.3〜0.5)×Hになる程度に設定する。0.3×H未満では、縁が潰れすぎて成形品の外観性が下がる。また、0.5×Hを超えると、抑え力が減少し、プレス作業に支障がでる。
以上の条件に加えて、段ボール円板18を成形に適した温度まで加熱する。段ボール円板18が所定の温度に達したら、パンチ24を下げ、凸部23を凹部21に挿入することで、プレス工程を実行し、成形品を得る。この成形品は紙製深皿となる。
なお、プレス機20は一例を示したに過ぎず、ダイ22を上にパンチ24を下に配置することや、パンチ24を水平に移動させる横型プレス機であってもよく、プレス機の構造は自由に選択できる。
図6は本発明に係る紙製深皿の斜視図、図7は図6の7−7線断面図である。
図7に示すとおり、紙製深皿27は、平板11に波板12を貼り合わせてなる段ボール紙を素材として、波板12側が外面、平板11側が食べ物載置面となる向きでプレス加工により深皿状に成形してなることを特徴とする。
利用者の指は、波板12を構成する波の頂部16だけに接触するため、熱い若しくは冷たい食べ物を取り扱う場合であっても、利用者は熱さや冷たさをあまり感じることなく、深皿27を取り扱うことができる。
図6に戻って、紙製深皿27は外面に波板12を臨ませ、波模様が蔓を編んだように見える。プラスチック深皿や陶製深皿は、一般に内外面とも平坦であるため、外面に模様を描くなどの手を加える必要がある。この点、本発明の紙製深皿27は、外面に波模様が現れ、籐籠風の印象を与えるため、プレス成形品のままで、商品化が可能となる。
なお、図7で、紙製深皿27の縁の下面28は波がやや潰れている。しかし、縁の下面は、図6では最も目立たぬ位置にある。そのため、波の一部が潰れているにも拘わらず、紙製深皿27の外観性を良好に保つことができる。
尚、請求項1では、波模様は、実施例で説明した蛇行波の他、直線波、直線波を交差させた格子模様又は菱形模様若しくは多角模様であってもよく、要は見かけ上、波板の厚さを増加することができ、利用者の指に食べ物の温度が伝わりにくい構造であれば、種類は問わない。
また、紙製深皿は、文字通りの深皿の他、中皿、浅皿、ボール、パレットの何れでもよく、食べ物を載せる若しくは収納する容器であれば、種類は問わない。
本発明の紙製深皿は、食べ物を載せる皿に好適である。
本発明で採用した素材の断面図である。 図1の2矢視図である。 本発明に係る剪断後の段ボール紙の背面図である。 本発明に係る段ポール円板の平面図である。 本発明に係るプレス工程の説明図である。 本発明に係る紙製深皿の斜視図である。 図6の7−7線断面図である。 特許文献1の図1の再掲図である。
符号の説明
10…段ボール紙、11…平板、12…波板、14…蛇行波、27…紙製深皿。

Claims (2)

  1. 平板に波板を貼り合わせてなる段ボール紙を素材として、波板側が外面、平板側が食べ物載置面となる向きでプレス加工により深皿状に成形してなることを特徴とする紙製深皿。
  2. 前記波板の波は、規則的に蛇行させた蛇行波であることを特徴とする請求項1記載の紙製深皿。
JP2003283184A 2003-07-30 2003-07-30 紙製深皿 Pending JP2005047581A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015134646A (ja) * 2010-02-05 2015-07-27 株式会社エムエーパッケージング 紙製容器及びその製造方法
KR101579424B1 (ko) * 2015-08-31 2015-12-22 박기선 내수시트를 갖는 보온 보냉용 종이박스.

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