JP2005045698A - 特殊再生用データ作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特殊再生用データを磁気テープに記録すると、特殊再生用データの記録領域として割り当てられた領域TPAのデータサイズをオーバーし、TPAのデータサイズに収まらないことがある。
【解決手段】 画像データ変換回路21は、入力画像データから特殊再生画像で表示する画像部分を選択し、残りの画像部分を符号量が発生しない画像データで埋める。具体的には、白、黒などの単色の画像データで埋める。画像TPデータ作成回路22はその変換画像データをIピクチャとして符号化する。符号量判定回路23は符号化画像データの符号量が規定の符号量に収まっているかどうか判定し、規定の符号量に収まっていないときには、符号量判定回路23からの判定信号に基づき、画像データ変換回路21は黒を埋める画素数を前回よりも一定量増やすように画像データの変換を行うように制御される。
【選択図】 図1


Description

本発明は特殊再生用データ作成装置に係り、特に画像圧縮方式の国際標準規格であるMPEG2(Moving Picture Experts Group 2)データを磁気テープ等の記録媒体に記録再生するディジタルVCR(ビデオ・カセット・レコーダ)において、記録時とは異なる速度で再生するための特殊再生用データを、通常再生用データとは別に作成する特殊再生用データ作成装置に関する。
磁気テープ等の記録媒体にディジタル情報信号を記録し再生するディジタルVCRでは、情報信号をMPEG2により圧縮符号化したディジタル情報信号を記録し再生する。ここで、MPEG2による符号化は、よく知られているように、動き補償予測、DCT(離散コサイン)変換、エントロピー符号化を採用していて、ピクチャと呼ばれるフレーム単位で符号化データを伝送する。
上記のピクチャはIピクチャ、Pピクチャ及びBピクチャの3種類に分類される。Iピクチャは、原画像と同じ順序で符号化されるフレーム内符号化画像であり、Iピクチャ単独で1枚のフレームに再構成可能である。Pピクチャは、時間的に先(過去)のIピクチャまたはPピクチャから予測するフレーム間順方向予測符号化画像である。Bピクチャは、時間的に後(未来)及び先(過去)のIピクチャまたはPピクチャから予測するフレーム間双方向予測符号化画像である。
上記の3種類のピクチャは、適切に組み合わされてGOP(Group of Picture)を構成して伝送される。ここで、GOPはランダムアクセスの単位であり、図4に示すように、1GOPには一枚のIピクチャが含まれ、Iピクチャから始まり次のIピクチャの直前のピクチャまでからなる複数のピクチャから構成される。また、1GOP内にはIピクチャ又はPピクチャの間に、図4の例では2枚のBピクチャが挿入されている。同図の矢印は、予測の方向を示しており、Pピクチャ、Bピクチャを再構成するためには、それらの予測の基になるフレーム(ピクチャ)のデータが必要であるので、Pピクチャ、Bピクチャは単独で再構成することはできない。また、各ピクチャの符号化データ量は固定でないため、記録するテープ上の位置と画像の位置は一定ではない。
ここでは、Iピクチャの符号化方式のみ図5の符号化装置の一例のブロック図と共に簡単に説明する。入力された原画像は、図5のDCT部1で離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)され、量子化器2に送られる。DCT変換された係数は量子化器2で量子化スケールの値にしたがって量子化され可変長符号化(VLC:Variable Length Coding)器3へ送られる。VLC器3は量子化されたDCT係数のうち、出現確率の高いものは短い符号を、出現確率の低いものは長い符号を割り当てる可変長符号化を行うことで、統計的冗長度を削減した圧縮データを生成して出力する。
次に、上記のような圧縮データ(MPEGデータ)をディジタルVCR(DVCR:Digital Video Cassette Recorder)に記録する際のフォーマット(HDディジタルVCR協議会規格)について簡単に説明する。
図6はこのHDディジタルVCR協議会規格の記録フォーマットを示す。同図において、走行するカセット式磁気テープに対して回転ヘッドによりディジタル信号の記録再生を行うVCRにより、テープ走行方向に対して長手方向が傾斜した各トラックが磁気テープ上に形成され、その各トラックは、インサート情報とトラック情報からなるITIエリアと、音声データエリア、映像データエリア、サブコードデータエリアで構成される。音声、映像等のデータはシンクブロック単位で記録される。ただし、MPEGデータは映像データエリアのみに記録される。
映像データエリアは図6及び図7のように通常再生用データエリア(NPA)と高速再生等の特殊再生用データエリア(TPA)に分けられる。NPAとTPAが分けられている理由を説明する。特殊再生用データエリア(TPA)がなかった場合、映像データエリアには全て通常再生用データが記録される。この場合、早送り再生等の要求のため記録時と異なるテープ・ヘッド間相対速度で再生すると、第1、第2の回転ヘッドは図6にHA、HBで示すような複数本の記録トラックをまたぐ走査軌跡を交互に描いて走行することになり、当然MPEGデータは部分的にしか獲得できなくなる。
MPEGデータは前述の通り、Pピクチャ及びBピクチャの各データは単独では再構成できないので、上記の特殊再生の場合、独立して復号できるIピクチャのみを用いて特殊再生画像を得ることとなるが、再生されるIピクチャのデータは画面上では連続していなくて断片的なデータであり、しかも可変長符号化データであるので画面上のデータの位置と磁気テープ上の位置とは対応していないため、長時間再生できないこともあり、特殊再生画像はそのままでは極めて見づらいものとなる。
そこで、特定の倍速で再生した時には必ず回転ヘッドがトレースする位置、つまり、データが読み取れるエリアをTPAとしてトラック内に確保し、そこにIピクチャを特殊再生用データとして記録するのである。特殊再生用データの作成は、放送されてくるMPEGトランスポートストリームをNPAにそのまま記録すると同時に行われる。
次に、MPEGトランスポートストリームについて図8を用いて簡単に説明する。MPEGトランスポートストリーム(MPEG−TS)では、各放送局から送られてくる多種類の番組(プログラム)または、多種類のカメラで撮った画像を音声、文字等を多重化して伝送することが可能である。このMPEG−TSにおける番組(プログラム)の指定方法は以下のとおり2段階のポインタを使用する。
最初に、図8(A)に示すトランスポートパケットのトランスポートのパケット識別信号(PID)がPID=0であるパケット内に含まれる、プログラム・アソシエーション・テーブル(PAT)が参照される。このテーブルには、図8(B)に示すように、各プログラムを示すプログラムナンバーと、各PMT(プログラム・マップ・テーブル)を含むトランスポートパケットのPIDを関連付けた表が記載されている。
PMTとは、図8(C)に示すように、各プログラムのエレメンタリーストリーム(画像、音声、文字情報等の個々のストリーム)が伝送されているトランスポートパケットのPIDやクロックを含むパケットのPID等の情報が記載されたテーブルである。従って、PATを参照して所望のプログラムのプログラムナンバーを指定すると、次にそのプログラムナンバーのPIDに含まれるPMTを参照し、所望のプログラムの各エレメンタリーストリームが伝送されているPIDを得て、各プログラムの画像、音声、文字情報等が得られる。
次に、従来の特殊再生用データの作成装置について、図9のブロック図と共に説明する。まず、特定のプログラムを記録する場合について説明する。入力端子11から入力されたMPEG−TSは、プログラム抜き出し回路12に供給され、ここで記録したい特定のプログラムのデータが抽出される。この特定のプログラムのデータは、上記のトランスポートストリームからの指定のプログラム獲得方法で述べたとおり、画像、音声、文字情報等のストリームが多重化されているデータである。この特定のプログラムのデータは、通常速度で再生するためのデータとしてNPAに記録するため、NPバッファ13に一旦書き込まれる。
一方、プログラム抜き出し回路12により抽出された特定のプログラムのデータには、前述のように画像、音声、文字情報等のストリームが多重化されているため、画像ストリーム抜き出し回路14によって画像ストリームのみを抜き出し、特定プログラムの画像信号のみを含むストリームを出力する。抜き出されたこの画像ストリームは、画像復号化回路15において画像信号に復号化された後、画像メモリ16に一旦蓄積される。画像メモリ16に蓄積後、読み出された画像データは、画像TPデータ作成回路17で符号化ストリームに生成されて、特殊再生用データ(TPデータ)としてTPバッファ18に書き込まれる。
NPバッファ13及びTPバッファ18に書き込まれたNP、TPの各MPEG−TSは、それぞれ読み出されてトラックデータ作成回路19に供給され、ここで磁気テープに書き込むフォーマットに変換される。トラックデータ作成回路19でフォーマット化された各データは磁気テープの所定の位置に記録される。すなわち、NPバッファ13から読み出されたデータは、磁気テープ上の前記通常再生用データ領域NPAに記録され、TPバッファ18から読み出されたデータは、磁気テープ上の前記特殊再生用データ領域TPAに記録される。
入力データが画像信号の場合は端子10から画像メモリ16に直接画像信号を書き込む。画像TPデータ作成回路17は所定のタイミングで画像メモリ16から画像データを取り出す。その後の処理は前述したものと同じである。
特殊再生用データ領域TPAは前述した通り、領域が限定されており、元の画像データ量に比べ記録時の時間当たりのデータ量を減らす必要がある。このため、一般に画像データのIピクチャのみを抜き出したうえで、TPAに書き込み可能なデータ量より少なくなるように符号化しデータ量を削減する。
削減方法としては、Iピクチャ内の一部のIピクチャのみを使用して他のIピクチャを捨てる方法、Iピクチャの画像信号高域成分を削減する方法、画像ストリームを再構成して再びMPEGで符号化する方法などが考えられる。
ここで、画像の高周波成分の量、画像の動きの速さ等によってMPEGにおける各ピクチャの符号化データ量は一定でない。一般に、通常再生を高画質に記録する方が好まれるため、通常再生用データ領域NPAに多くのデータ量を割り当てて記録し、特殊再生用データ領域TPAはNPAに比べ十分小さなデータ領域とされることが望ましい。
そのため、上記の従来の特殊再生用データ作成装置では、特殊再生用データ領域TPAに書き込まれる1画像あたりの特殊再生用データ量を、通常再生用データ領域NPAに書き込まれる1画像あたりのMPEGデータ量と比較して、極めて小さなデータ量としている。その結果、TPAのMPEGストリームの画像(すなわち、特殊再生画像)は、NPAのMPEGストリームの画像(すなわち、通常再生画像)と比較して著しく悪くなっている。
そこで、本発明者は伝送されてくるMPEG−TSデータを記録媒体に記録する際に作成される特殊再生用データの画質を向上させ得る特殊再生用データ作成装置を先に開示した(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載の従来の特殊再生用データ作成装置は、MPEG方式で圧縮符号化された符号化画像データ又は復号された画像データに対し、画像サイズが同一又は小に変換され、かつ、画像更新率が増えるようにした画像サイズ変換を行い、その画像サイズ変換後の画像データからフィールド内又はフレーム内符号化された符号化画像データとN枚のフレーム間順方向予測符号化画像データからなる特殊再生用データを作成するようにしたものである。
特開2003−37818号公報
ところで、特殊再生用データ領域TPAはある一定のデータサイズであることが多く、特殊再生用画像データを高画質でTPAに書き込むためには、TPAのデータサイズを最大限に使用することが望ましい。しかるに、従来の特殊再生用データ作成装置で作成された特殊再生用データを磁気テープに記録すると、上記のTPAのデータサイズをオーバーし、TPAのデータサイズに収まらないことがある。そのような特殊再生用データが記録された記録媒体の特殊再生を行うと、画面の下部が破綻した再生画像になることがある。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、入力されるMPEG2−TSデータをテープ状記録媒体に記録する際に作成される特殊再生用データを、書き込み領域のデータサイズ以内で画像の破綻無く収めるように作成し得る特殊再生用データ作成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、テープ状記録媒体から記録時とは異なるテープ・ヘッド間相対速度で再生されるべき特殊再生用データであり、テープ状記録媒体に所定領域ずつ通常再生用データの記録領域とは異なる位置に分散して記録されるべき特殊再生用データを作成する特殊再生用データ作成装置において、MPEG方式で圧縮符号化された第1の画像データの所定画像部分を、単色の画像データで埋めた第2の画像データに変換する画像データ変換手段と、画像データ変換手段から出力された第2の画像データを、フレーム内符号化又はフィールド内符号化して特殊再生用データを作成するデータ作成手段と、データ作成手段から出力された特殊再生用データの発生符号量が、所定領域内に記録可能な規定の符号量以下であるか否かを判定し、発生符号量が規定の符号量よりも大きいときには、画像データ変換手段に対して第1の画像データの所定画像部分の範囲を更に拡大してその拡大した範囲を単色の画像データで埋めるように制御する符号量判定手段とを有し、符号量判定手段により規定の符号量以下と判定された特殊再生用データを出力する構成としたものである。
本発明によれば、特殊再生用データであるフレーム内符号化画像又はフィールド内符号化画像の発生符号量を規定の符号量以下に収まるようにしたため、テープ状記録媒体に通常再生用データの記録領域とは異なる位置に分散して所定の領域に記録される特殊再生用データを、上記の所定の領域のデータサイズ以内で画像の破綻無く収めることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる特殊再生用データ作成装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図9と同一構成部分には同一符号を付してある。本実施の形態は、図9に示した従来装置に、画像データ変換回路21、符号量判定回路23を付加すると共に、画像TPデータ作成回路22を従来装置の画像TPデータ作成回路17と異なる構成とした点に特徴がある。
図1において、入力端子11を介して入力されたMPEG−TSはプログラム抜き出し回路12により、記録したい特定のプログラムのデータが抜き出される。この記録したい特定のプログラムのデータは、画像、音声、文字情報等のストリームが多重化されており、通常速度で再生するための通常再生用データとして前記NPAに記録するためNPバッファ13に一旦書き込まれる。
一方、特殊再生用データ(TPデータ)は、上記の通常再生用データと同時に、以下のようにして作成される。プログラム抜き出し回路12から出力される記録したい特定プログラムのデータ(トランスポートストリーム)には、前述のように画像、音声、文字情報等のストリームが多重化されているため、画像ストリーム抜き出し回路14によってそのデータ中から画像ストリームのみが抜き出され、特定プログラムの画像信号のみを含むストリームが出力される。
画像ストリーム抜き出し回路14により抜き出された特定プログラムの画像ストリームは、画像復号化回路15において画像データに復号化された後、画像メモリ16に一旦蓄積されてから画像データ変換回路21に供給される。
画像データ変換回路21は、入力画像データから特殊再生画像で表示する画像部分を選択し、残りの画像部分を符号量が発生しない画像データで埋める。具体的には、画像の高周波数成分が少ないほど、発生符号量が少ないことが知られているので、白、黒などの単色の画像データで埋める。
例えば、画像メモリ16には水平方向720画素、垂直方向480画素の図2(A)に示す画像25に関する画像データが蓄積されているものとすると、画像データ変換回路21は、図2(B)に示すように、画像25の上下に各々8画素の黒画像26a、26bを埋めて水平方向720画素、垂直方向480(=8(黒)+464+8(黒))画素の画像データに変換する。このとき、同じ値の画像データの単位を水平方向及び垂直方向共に8画素とすると、MPEG等で用いられるDCTは水平方向及び垂直方向共に8画素の単位で行われるため、発生符号量が最小となる。
画像データ変換回路21により上記の如くに変換された画像データは、画像TPデータ作成回路22により例えば、IピクチャとしてMPEG Videoデータのフォーマットに符号化された後、符号量判定回路23に供給されて規定の符号量に収まっているかどうか判定され、規定の符号量に収まっている場合はTPバッファ18に供給されて一時蓄積される。
他方、規定の符号量に収まっていないときには、符号量判定回路23からの判定信号に基づき、画像データ変換回路21は黒を埋める画素数を前回よりも一定量増やすように画像データの変換を行うように制御される。この制御により画像データ変換回路21から出力された変換後の画像データは、再び画像TPデータ作成回路22で符号化された後、符号量判定回路23に供給されて規定の符号量に収まっているかどうか再び判定される。
以下、上記の動作を符号量判定回路23で規定の符号量以下に収まるまで繰り返す。こうして、規定の符号量以下の画像TPデータが符号量判定回路23から特殊再生用データ(TPデータ)として取り出されてTPバッファ18に書き込まれる。NPバッファ13及びTPバッファ18に書き込まれたNP、TPの各MPEG−TSは、それぞれ読み出されてトラックデータ作成回路19に供給され、ここでテープ状記録媒体に書き込むフォーマットに変換される。
トラックデータ作成回路19でフォーマット化されたデータは記録媒体の所定の位置に記録される。すなわち、NPバッファ13から読み出されたデータは、磁気テープ上の前記通常再生用データ領域NPAに記録され、TPバッファ18から読み出されたデータは、テープ状記録媒体上の前記特殊再生用データ領域TPAに記録される。
このように、本実施の形態によれば、入力されるMPEG2−TSデータをテープ状記録媒体に記録する際に作成される特殊再生用データを、書き込み領域TPAのデータサイズ以内で画像の破綻無く収めることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図3は本発明になる特殊再生用データ作成装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態の装置の、画像データ復号化回路15及び画像メモリ16の替わりに、DCT係数削減回路28を設けると共に、画像データ変換回路29の動作を画像データ変換回路21と異ならせた点に特徴がある。
図3において、画像ストリーム抜き出し回路14から出力された特定プログラムの画像信号のみを含むストリームは、DCT係数削減回路28に供給され、ここで画像のDCT係数がすべてのブロック又は一部のブロックについて調べられ、高次成分が0にされる。ここで、DCT係数は8×8画素(輝度信号の場合)の、0番目画素から63番目画素まで(0:DC係数、1〜63:AC係数)のブロック単位であり、AC係数が符号化されて伝送されるが、上記のように高次成分(DC成分以外)のDCT係数を0とすると、DCT係数を伝送する必要が無くなり、VLC(可変長符号)のコード発生量が小さくなる。
一方、画像の情報の輝度信号Y、色差信号Cb及びCrが、ある範囲にわたって同じ値であれば、視覚的に単色に見える。このとき、画像の周波数成分が小さくなり、高次成分は0になる。画像データ変換回路29では予め単色(例えば、黒)になるDCT係数を用意しておき、画像の情報の輝度信号Y、色差信号Cb及びCrの高次成分(DC成分以外)を、予め定めた所定数のブロックの0にした元のDCT係数と置き換える。
画像データ変換回路29により上記の如くに変換された画像データは、画像TPデータ作成回路22により例えば、IピクチャとしてMPEG Videoデータのフォーマットに符号化された後、符号量判定回路23に供給されて規定の符号量に収まっているかどうか判定される。規定の符号量に収まっていないときには、符号量判定回路23からの判定信号に基づき、画像データ変換回路29は単色(例えば、黒)になるDCT係数の8×8画素のブロックの数を前回よりも一定数増やすように画像データの変換を行うように制御される。この制御により画像データ変換回路29から出力された変換後の画像データは、再び画像TPデータ作成回路22で符号化された後、符号量判定回路23に供給されて規定の符号量に収まっているかどうか再び判定される。
以下、上記の動作を符号量判定回路23で規定の符号量以下に収まるまで繰り返す。こうして、規定の符号量以下の画像TPデータが符号量判定回路23から特殊再生用データ(TPデータ)として取り出されてTPバッファ18に書き込まれる。この場合も、TPデータの再生画像は図2(B)に示すような画像となる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、画像TPデータ作成回路22は16×16画素のマクロブロック単位で画面の左上から右下方向へ順番に符号化するが、マクロブロックを順番に符号化していった場合、残りのマクロブロックをすべて発生符号量の少ないブロック(ダミーブロック)で収められる範囲の符号量を超える前の閾値を設け、その閾値を超えたかどうか符号量判定回路で判定し、閾値を超えた場合は閾値を超えたマクロブロックの場所からダミーブロックで置き換えるようにしてもよい。
また、画面上、単色(例えば、黒)と見える画像位置は、画面の上部と下部の2箇所としたが、どちらか1箇所でもよいし、画像の真中でも左右の両方又は一方でもよい。また、特殊再生用データはフレーム内符号化画像であるIピクチャとして説明したが、フィールド内符号化画像であるIピクチャとして符号化してもよい。
なお、本発明により、特殊再生用データの作成に際しては、少なくとも入力ビデオ符号化データの縦横の画像サイズ、ピクチャ符号量、画像更新率及び画像アクティビティのいずれか一つを使用して、特殊再生用データの画像サイズと画像更新率を決定する方法を用いることによって、特殊再生画像の適切な画像更新率、解像度が得られる。
例えば、画像品質を安定させるためには、画像サイズをフィルタで小さくしたり(この場合は、ブロック当りの符号量を小さくでき、解像度感は失われるが、ブロックノイズが発生しなくなる)、画像更新率を小さくする(この場合は、転送レートが一定のとき、Iピクチャに与えられる符号量を大きくする)などの方法を採用する。
他方、画像更新率を上げ、検索し易いように画像の枚数を増やすためには、画像サイズをフィルタで小さくし、転送レートが一定のときにIピクチャへ与えられる符号量が小さくてもブロックノイズは発生させないで、更新率を上げる。画像更新率が高ければ、解像度感に対する人間の視覚感度が弱くなる傾向にあるので有効である(人間の目は動きの速いものに追従できない)。
また、符号化構造をインターレース構造かプログレッシブ構造とするかの選択に関しては、NPストリームの符号化構造と一致する方を選択することで、通常再生用データ再生と特殊再生用データの再生との切り替わりに生じるリセットを防ぎ、表示装置の表示切替時間を短縮する効果がある。
本発明の第1の実施の形態のブロック図である。 図1中の画像TPデータ作成回路の一実施の形態のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態のブロック図である。 MPEGピクチャの種類等を示す図である。 Iピクチャの符号化回路の一例のブロック図である。 ディジタルVCRの記録フォーマットである。 ディジタルVCRの映像データエリアである。 MPEGトランスポートストリームを説明する図である。 従来装置の一例のブロック図である。
符号の説明
11 MPEGトランスポートストリーム入力端子
12 プログラム抜き出し回路
13 NPバッファ
14 画像ストリーム抜き出し回路
15 画像復号化回路
16 画像メモリ
18 TPバッファ
19 トラックデータ作成回路
21、29 画像データ変換回路
22 画像TPデータ作成回路
23 符号量判定回路
28 DCT係数削減回路

Claims (1)

  1. テープ状記録媒体から記録時とは異なるテープ・ヘッド間相対速度で再生されるべき特殊再生用データであり、前記テープ状記録媒体に所定領域ずつ通常再生用データの記録領域とは異なる位置に分散して記録されるべき特殊再生用データを作成する特殊再生用データ作成装置において、
    MPEG方式で圧縮符号化された第1の画像データの所定画像部分を、単色の画像データで埋めた第2の画像データに変換する画像データ変換手段と、
    前記画像データ変換手段から出力された前記第2の画像データを、フレーム内符号化又はフィールド内符号化して前記特殊再生用データを作成するデータ作成手段と、
    前記データ作成手段から出力された前記特殊再生用データの発生符号量が、前記所定領域内に記録可能な規定の符号量以下であるか否かを判定し、前記発生符号量が前記規定の符号量よりも大きいときには、前記画像データ変換手段に対して前記第1の画像データの所定画像部分の範囲を更に拡大してその拡大した範囲を前記単色の画像データで埋めるように制御する符号量判定手段と
    を有し、前記符号量判定手段により前記規定の符号量以下と判定された前記特殊再生用データを出力することを特徴とする特殊再生用データ作成装置。


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