JP2005045566A - データ通信システム、局側装置、加入者側装置、冗長構成切替判断方法、動作制御方法及びプログラム - Google Patents

データ通信システム、局側装置、加入者側装置、冗長構成切替判断方法、動作制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005045566A
JP2005045566A JP2003277947A JP2003277947A JP2005045566A JP 2005045566 A JP2005045566 A JP 2005045566A JP 2003277947 A JP2003277947 A JP 2003277947A JP 2003277947 A JP2003277947 A JP 2003277947A JP 2005045566 A JP2005045566 A JP 2005045566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subscriber
side device
distance measurement
station
devices
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003277947A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Egashira
達哉 江頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2003277947A priority Critical patent/JP2005045566A/ja
Priority to US10/889,252 priority patent/US20050019035A1/en
Publication of JP2005045566A publication Critical patent/JP2005045566A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q11/0067Provisions for optical access or distribution networks, e.g. Gigabit Ethernet Passive Optical Network (GE-PON), ATM-based Passive Optical Network (A-PON), PON-Ring
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q2011/0079Operation or maintenance aspects
    • H04Q2011/0081Fault tolerance; Redundancy; Recovery; Reconfigurability
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q2011/0079Operation or maintenance aspects
    • H04Q2011/0083Testing; Monitoring

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】 OpSを介することなく切替を行うことができるデータ通信システムを得る。
【解決手段】 OLT30は、冗長構成を成すONT60及び70に対して距離測定(レンジング)を実行することにより、ONT60及び70の一方を現用系ONTとして決定する。カプラ50と現用系ONT60間で障害発生すると、OLT30は、再度ONT60及び70に対して距離測定を実行して予備系ONT70を起動せしめることにより、現用系ONT60を予備系ONT70に切替える。
【選択図】 図1

Description

本発明はデータ通信システム、局側装置、加入者側装置、冗長構成切替判断方法、動作制御方法及びプログラムに関し、特に冗長構成をなす複数の加入者側装置が光合分波器を介して局側装置に接続されるデータ通信システムに関する。
PON(Passive Optical Network)の冗長構成について規定している勧告としては、非特許文献1がある。
図11は従来のPONの構成を示す図である。図11に示すように、従来のPONは、OpS(Operation System)100と、局側装置であるOLT(Optical Line Terminal)200と、カプラ300と、加入者側装置であるONT(Optical Network Terminal)/ONU(Optical Network Unit)400〜600とを有している。ONT400はPON LT401及び402を有しており、ONT400とカプラ300間が2重化されている。
ONT400において、PON LT401が現用系、PON LT402が予備系であるとする。現用系PON LT401とカプラ300間に障害が発生すると、OLT200のPON LT202は、現用系PON LT401との通信が中断することにより障害を検知し、OLT200の制御用H/WまたはS/W201を介して障害の発生をOpS100に通知する(ステップS1及びS2)。
OpS100は、OLT200からの通知を受けると、OLT200に対して現用系PON LT401から予備系PON LT402への切替指示を送出する(ステップS3及びS4)。これにより、現用系PON LT401が予備系PON LT402に切替えられる。
次に、特許文献1に記載のシステムについて説明する。特許文献1に記載のシステムでは、複数のNT(Network Terminal)が一のスターカプラを介して現用系LT(Line Terminal)及び予備系LTに接続される。現用系LTは、複数のNTに対してポーリングにより距離測定を行い、予備系LTは、当該距離測定による複数のNTからの距離測定フレームを受信することにより、予備系LTとスターカプラ間の正常性を監視する。現用系LTとスターカプラ間の障害検出時に予備系LTとスターカプラ間が正常状態である場合、現用系LTが予備系LTに切替えられる。
なお、距離測定(レンジング(Ranging))については、非特許文献2に記載されている。
特開2001−203735号公報(第3−6頁、第1−3図)
図11に示したPONでは、障害検出時、OLT200は障害の発生をOpS100に通知し、OpS100が現用系PON LT401から予備系PON LT402への切替指示を送出することにより、切替が行われる。しかしながら、OpS100を介することなく切替を行うことができれば、切替時間の短縮及びOpS100の負荷削減が可能である。したがって、OLT自身が現用系ONTから予備系ONTへの切替を判断して実行することが望まれる。
一方、特許文献1に記載のシステムでは、各NTとスターカプラ間は正常であることを前提としており、また、予備系LTとスターカプラ間の正常性の監視に距離測定を用いている。したがって、OLTが現用系ONTから予備系ONTへの切替を判断して実行することはできない。
本発明の目的は、OpSを介することなく切替を行うことができるデータ通信システム、局側装置、加入者側装置、冗長構成切替判断方法、動作制御方法及びプログラムを提供することである。
本発明によるデータ通信システムは、冗長構成をなす複数の加入者側装置が光合分波器を介して局側装置に接続されるデータ通信システムであって、前記局側装置は、前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより前記局側装置と通信を行う加入者側装置を前記複数の加入者側装置から決定する制御手段を含むことを特徴とする。
本発明による冗長構成切替判断方法は、冗長構成をなす複数の加入者側装置が光合分波器を介して局側装置に接続されるデータ通信システムの冗長構成切替判断方法であって、前記局側装置は、前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより前記局側装置と通信を行う加入者側装置を前記複数の加入者側装置から決定することを特徴とする。
本発明による局側装置は、冗長構成をなす複数の加入者側装置が光合分波器を介して局側装置に接続されるデータ通信システムにおける局側装置であって、前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより自装置と通信を行う加入者側装置を前記複数の加入者側装置から決定する制御手段を含むことを特徴とする。
本発明による別の冗長構成切替判断方法は、冗長構成をなす複数の加入者側装置が光合分波器を介して局側装置に接続されるデータ通信システムにおける局側装置の冗長構成切替判断方法であって、前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより自装置と通信を行う加入者側装置を前記複数の加入者側装置から決定することを特徴とする。
本発明による加入者側装置は、局側装置と、光合分波器と、前記光合分波器を介して前記局側装置に接続される冗長構成をなす複数の加入者側装置とを含み、前記局側装置が前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するデータ通信システムにおける加入者側装置であって、前記局側装置から前記複数の加入者側装置に対して送信される距離測定要求信号の受信に応答して、前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するために用いられる距離測定応答信号を前記局側装置に送信する送信手段を含むことを特徴とする。
本発明による動作制御方法は、局側装置と、光合分波器と、前記光合分波器を介して前記局側装置に接続される冗長構成をなす複数の加入者側装置とを含み、前記局側装置が前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するデータ通信システムにおける加入者側装置の動作制御方法であって、前記局側装置から前記複数の加入者側装置に対して送信される距離測定要求信号の受信に応答して、前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するために用いられる距離測定応答信号を前記局側装置に送信するステップを含むことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、冗長構成をなす複数の加入者側装置が光合分波器を介して局側装置に接続されるデータ通信システムにおける局側装置の冗長構成切替判断方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより自装置と通信を行う加入者側装置を前記複数の加入者側装置から決定することを特徴とする。
本発明による別のプログラムは、局側装置と、光合分波器と、前記光合分波器を介して前記局側装置に接続される冗長構成をなす複数の加入者側装置とを含み、前記局側装置が前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するデータ通信システムにおける加入者側装置の動作制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記局側装置から前記複数の加入者側装置に対して送信される距離測定要求信号の受信に応答して、前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するために用いられる距離測定応答信号を前記局側装置に送信するステップを含むことを特徴とする。
このように、本発明では、局側装置は、冗長系を構成する複数の加入者側装置に対して距離測定を実行して、局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するようにしているので、OpS(Operation System)からの切替指示を受けることなく局側装置は、現用系加入者側装置を予備系加入者側装置に切替えることができる。
本発明では、冗長系を構成する複数のONT(Optical Network Terminal)/ONU(Optical Network Unit)がカプラを介してOLT(Optical Line Terminal)に接続されるPON(Passive Optical Network)の系において、OLTに接続されるOpSを介することなく切替を行うことができるデータ通信システムを提案するものである。
OLTは、OpSからのONT起動制御を受けると距離測定と称されるシーケンスを実行することで冗長構成を成すONTの一つを起動させる。この現用系のONTの障害や電源断、もしくはカプラと現用系ONT間の光ファイバに障害が発生した際にOLTがこれを検知して、再度距離測定シーケンスを行うことによりスタンバイしている予備系のONTに切替えを行う。
このように距離測定を用いることにより、OLTはどのONTと通信を行うかを判断することができ、よって、OpSからの切替指示を受けることなく切替を実行することができる。
本発明による効果は、OpSを介することなく切替を行うことができることである。その理由は、局側装置は、冗長系を構成する複数の加入者側装置に対して距離測定を実行して、局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するようにしているので、OpS(Operation System)からの切替指示を受けることなく局側装置は、現用系加入者側装置を予備系加入者側装置に切替えることができるためである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態によるPON(Passive Optical Network)におけるデータ通信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施形態によるデータ通信システムは、ユーザ側に設置される複数の端末装置(加入者側装置)であるONT(Optical Network Terminal)/ONU(Optical Network Unit)60〜80が局側に設置される装置(局側装置)であるOLT(Optical Line Terminal)30にカプラ50を介して光ファイバで接続されるPONシステムである。
また、OLT30には例えばLAN(Local Area Network)を介して制御端末であるOpS(Operation System)40が接続されている。
OpS40は、OLT30のONT制御部10に対してONT起動要求の命令を発行し、また、起動されたONTの製造番号通知や系切替え発生及び障害発生の通知を受信するPONの管理システムである。
OLT30は、主信号INF6と、光送受信部7と、MUX8と、DE−MUX9と、ONT制御部10と、制御信号生成部11と、制御信号終端部12とを有する。
ONT制御部10は、OpS40とのやりとりの他に、制御信号終端部12よりONT60〜80からの距離測定応答信号受信の通知を受けて適当な処理を行い、さらに、距離測定要求信号などのONT60〜80へ送信する全制御信号の生成及び送出を制御信号生成部11へ指示する。
主信号INF6は、バックボーンネットワークから受信された下り主信号をMUX8へ送信し、DE−MUX9から受信された上り主信号をバックボーンネットワークへ送信する。
MUX8は、制御信号生成部11から出力されるONT60〜80への制御信号と、主信号INF6から出力される主信号とをタイミング調整して光送受信部7へ出力する。
制御信号生成部11は、ONT制御部10からの指示に従ってONT60〜80へ送信する以下の制御信号を生成する。なお、以下の制御信号各々の後の()内はそれに伴うパラメータを示す。
送信要求コード割り当て信号(送信先ONT−ID、送信要求コード)
距離測定要求信号(送信要求コード)
遅延調整要求信号(送信先ONT−ID)
起動確定信号(送信先ONT−ID、製造番号)
距離測定値割り当て信号(送信先ONT−ID、距離測定値)
DE−MUX9は、光送受信部7から出力される信号を制御信号と主信号に分離して、それぞれ制御信号終端部12と主信号INF6に出力する。
制御信号終端部12は、ONT60〜80から送信される以下の制御信号の受信と、それに含まれるパラメータとをONT制御部10に通知する。なお、以下の制御信号の後の()内はそれに伴うパラメータを示す。
距離測定応答信号(送信元ONT−ID、製造番号)
ONT60は、光送受信部13と、MUX14と、DE−MUX15と、遅延挿入部16と、状態制御部17と、制御信号終端部18と、制御信号生成部19と、主信号INF20と、不揮発性メモリ21と、ONT−ID決定スイッチ22とを有する。なお、ONT70及び80の構成はONT60と同様である。
状態制御部17は、制御信号終端部18よりOLT30からの距離測定要求信号などの各制御信号受信の通知を受け適当な処理を行い、さらに、OLT30への距離測定応答信号の生成及び送出を制御信号生成部19へ指示する。
主信号INF20は、ユーザネットワークから受信された上り主信号をMUX14へ送信し、DE−MUX15から受信された下り主信号をユーザネットワークへ送信する。
MUX14は、制御信号生成部19から出力されるOLT30への制御信号と、主信号INF20から出力される主信号とをタイミング調整して遅延挿入部16を介して光送受信部13へ出力する。
制御信号生成部19は、状態制御部17からの指示に従ってOLT30へ送信する以下の制御信号を生成する。なお、以下の制御信号の後の()内はそれに伴うパラメータを示す。
距離測定応答信号(送信元ONT−ID、製造番号)
遅延挿入部16では、状態制御部17の指示によりランダムに微少な遅延を生成してOLT30へ送信する信号の位相をずらす。この遅延は電源が切られない限り固定的に保持するものとする。また、距離測定値割り当て信号が受信されたときに、遅延挿入部16は状態制御部17から通知される距離測定値(遅延値)を同様に固定的に挿入する。
DE−MUX15は、光送受信部13から出力される信号を制御信号と主信号とに分離して、それぞれ制御信号終端部18と主信号INF20に出力する。
制御信号終端部18は、OLT30から受信される以下の制御信号に含まれる送信先ONT−IDを不揮発性メモリ21に保持されているONT−IDと比較して、一致する場合に当該制御信号の受信とそれに含まれるパラメータとを状態制御部17に通知する。なお、以下の制御信号の後の()内はそれに伴うパラメータを示す。
送信要求コード割り当て信号(送信先ONT−ID、送信要求コード)
距離測定要求信号(送信要求コード)
遅延調整要求信号(送信先ONT−ID)
起動確定信号(送信先ONT−ID、製造番号)
距離測定値割り当て信号(送信先ONT−ID、距離測定値)
ONT−ID決定スイッチ22は、任意のONT−ID(ONT認識番号)を不揮発性メモリ21に書き込む。また、不揮発性メモリ21にはONT60の製造番号も保持されており、ONT−IDとともに状態制御部17へ通知される。
OLT30の光送受信部7とONT60の光送受信部13はカプラ50を介して光ファイバで接続されており、ONT70及び80も同様にしてOLT30に接続されている。
次に、本発明の実施形態によるデータ通信システムの動作について図面を参照して説明する。
図2は本発明の実施形態によるデータ通信システムの動作を説明するための図であり、図1と同等部分は同一符号にて示している。
図2に示すように、OLT30はバックボーンネットワークN1に接続されており、主信号がバックボーンネットワークN1との間で送受信される。一方、カプラ50を介してOLT30に接続されるONT60及び70は、同じONT−IDをもち、同じビル内など同一の場所5に設置され、ユーザネットワーク(LAN)N2を介してユーザ端末90と主信号のやりとりを行う。すなわち、同じONT−IDをもつONT60及び70はカプラ50との間で冗長系を構成している。
また、ONT80は、ONT60及び70と異なるONT−IDをもち、上記の冗長系には関与しないものとする。なお、ONT60のONT−IDは“n”、ONT60の製造番号は“x”、ONT70のONT−IDは“n”、ONT70の製造番号は“y”、ONT80のONT−IDは“m”、ONT80の製造番号は“z”である。
図3は本発明の実施形態によるデータ通信システムの動作の概略を示すシーケンス図である。図2及び3を参照して、本発明の実施形態によるデータ通信システムの動作の概略について説明する。
図2に示した系を構成する前に、ONT60〜80の不揮発性メモリ21それぞれに異なる製造番号“x”、“y”、“z”が書込まれる(図3のステップA1)。
ONT60及び70を同一の場所5に設置する際に、これらを設置する現地保守者がONT60及び70のONT−ID決定スイッチ22を操作して、ONT60及び70の不揮発性メモリ21に同一のONT−ID“n”を書込む(図3のステップA2)。また、ONT80の不揮発性メモリ21には異なるONT−ID“m”が書込まれる。
OpS40の通知を受けてOLT30は冗長系を構成するONT60及び70の同一のONT−ID“n”に対するONT起動制御を行う(図3のステップA3)。ONT起動制御により、現用系としてONT60が起動し、予備系としてONT70が距離測定状態となる(図3のステップA4及びA5)。
なお、ONTが起動されるということはONTが運用状態になるということであり、よって、ステップA4において起動されたONT60は運用状態になる(図3のステップA6)。これにより、端末90はユーザネットワークN2を介してONT60と通信可能であり、OLT30とその先のバックボーンネットワークN1と主信号のやりとりを行うことができる。
図2に示したようにカプラ50と現用系ONT60間で光ファイバーの障害が発生すると(図3のステップA7)、OLT30は、現用系ONT60との通信が中断したことで障害を検知し、再度、ONT起動制御を自動的に行う(図3のステップA8)。
ステップA8におけるONT起動制御により、距離測定状態にあった予備系ONT70が起動して運用状態となる(図3のステップA9及びA10)。これにより、端末90はユーザネットワークN2を介してONT70と通信可能であり、OLT30とその先のバックボーンネットワークN1と主信号のやりとりを行うことができる。
なお、ONT80は図3のシーケンスに影響を受けることなく起動、運用される。
以上説明した動作について図面を参照してより詳細に説明する。
図4は冗長構成をなすONT60及び70の一方が現用系として起動されるまでの本発明の実施形態によるデータ通信システムの動作を示すシーケンス図である。まず、図1、2及び4を参照して冗長構成をなすONT60及び70の一方が現用系として起動されるまでの動作を説明する。
上述したように、ONT60及び70は不揮発性メモリ21に、同一のONT−IDを保持しており、また、異なる製造番号を保持している。
オペレータの操作によりOpS40からOLT30に対して、冗長系を構成するONT60及び70が保持する同一のONT−IDに対するONT起動要求が発行される(図4のステップB1)。
OpS40からのONT起動要求に応答して、OLT30は、ONT60及び70に対して送信要求を行うためのユニークな認識コードを割り当てる(図4のステップB2)。すなわち、OLT30は、送信先ONT−IDとしてONT−ID“n”と、送信要求コードとを含む送信要求コード割り当て信号を送信する。これにより、ONT60及び70の各々は、自端末に割り当てられた送信要求コードを認識する(図4のステップB3)。
そして、OLT30は距離測定シーケンスを実行する。まず、OLT30は、ONT60及び70に割り当てられた送信要求コードを含む距離測定要求信号をONT60及び70に対して送信する(図4のステップB4)。また、OLT30は図示せぬ距離測定タイマーをスタートし、ONT60及び70からの応答の有無を監視する。
ONT60及び70の各々は、自端末に割り当てられた送信要求コードを含む距離測定要求信号を受信すると、送信元ONT−ID“n”と自端末の製造番号とを含む距離測定応答信号を生成して、OLT30へ送信する(図4のステップB5、B6及びB8)。
OLT30は、ONT60及び70からの距離測定応答信号のうち最初に受信された距離測定応答信号の送信元ONT(本例ではONT60)を起動対象と認識し(図4のステップB7)、遅れて受信された距離測定応答信号の送信元ONT(本例ではONT70)を予備系ONTと認識する(図4のステップB9)。
そして、OLT30は、ONT60を現用系として起動すべく、送信先ONT−ID“n”とONT60の製造番号とを含む起動確定信号を送信する(図4のステップB10)。
ONT60及び70はそれぞれOLT30からの起動確定信号を受信する。このとき、ONT60は、受信された起動確定信号に含まれる製造番号が自端末の製造番号と一致するので起動されるが(図4のステップB11)、ONT70は、受信された起動確定信号に含まれる製造番号が自端末の製造番号と不一致であるので、起動されずに信号を廃棄する(図4のステップB12)。
OLT30は、ONT60からの上り信号がONT80からの上り信号と衝突しないようにONT60の上り信号送出時に適当な遅延を与えるため、その値と送信先ONT−ID“n”とを含む距離測定値割り当て信号を送信する(図4のステップB13)。
ONT60及び70はそれぞれOLT30からの距離測定値割り当て信号を受信するが、起動確定しているONT60においてのみ距離測定値割り当て信号に含まれる遅延値が遅延挿入部16に設定され(図4のステップB14)、ONT70は距離測定値割り当て信号を廃棄する(図4のステップB15)。
これにより、ONT60は現用系ONTとして起動され、運用状態になる(図4のステップB16及び17)。一方、ONT70は予備系ONTとして距離測定状態を保持する(図4のステップB18)。
OLT30は、OpS40に対して起動完了を通知し、起動したONT60の製造番号を通知する(図4のステップB19及び20)。
図4に示した距離測定シーケンスにおいて、距離測定に失敗した場合(OLT30が距離測定要求信号を送信してから所定時間内に距離測定応答信号を受信できなかった場合)の動作について図5を参照して説明する。なお、図5は図4に示した距離測定シーケンスにおいて距離測定に失敗した場合の動作を示すシーケンス図であり、図5では図4のステップB1〜B3及びB10〜B20が省略されている。また、図5において図4と同等部分は同一符号にて示している。
距離測定シーケンスにおいて、OLT30はまず、ONT60及び70に割り当てられた送信要求コードを含む距離測定要求信号をONT60及び70に対して送信する(図5のステップB4)。また、OLT30は距離測定タイマーをスタートし、ONT60及び70からの応答の有無を監視する。
ONT60及び70の各々は、自端末に割り当てられた送信要求コードを含む距離測定要求信号を受信すると、送信元ONT−ID“n”と自端末の製造番号とを含む距離測定応答信号を生成して、OLT30へ送信する(図5のステップB5、B6及びB8)。しかし、ONT60及び70から送信された距離測定応答信号は衝突して消失するものとする。
OLT30は、距離測定応答信号を受信できずに距離測定タイマーが満了することで距離測定の失敗を認識し、送信先ONT−ID“n”を含む遅延調整要求信号をONT60及び70に送信する(図5のステップB21及びB22)。
ONT60及び70各々の状態制御部17は、遅延調整要求信号が受信されると、遅延挿入部16に対してランダムな遅延を固定的かつ恒久的に上り方向に挿入するように指示する(図5のステップB23)。
そして、OLT30は、ONT60及び70に割り当てられた送信要求コードを含む距離測定要求信号をONT60及び70に対して再び送信し(図5のステップB24)、距離測定タイマーをスタートする。
ONT60及び70の各々は、自端末に割り当てられた送信要求コードを含む距離測定要求信号を受信すると、送信元ONT−ID“n”と自端末の製造番号とを含む距離測定応答信号を生成して、OLT30へ再び送信する(図5のステップB25、B26及びB27)。
距離測定が成功するまで、上記ステップB22〜B27の処理が繰り返されることになる。
図6は障害発生時の本発明の実施形態によるデータ通信システムの切替動作を示すシーケンス図である。以下、図1、2及び6を参照して障害発生時の切替動作について説明する。
ONT60が現用系ONTとして運用中に、障害(現用系ONT60の故障または電源断、もしくはカプラ50と現用系ONT60間のファイバ異常)が発生すると(図6のステップC1)、OLT30は、これを検出してOpS40に障害の発生を通知する(図6のステップC2及びC3)。
また、OLT30は距離測定シーケンスを実行する。まず、OLT30は、ONT60及び70に割り当てられた送信要求コードを含む距離測定要求信号をONT60及び70に対して送信する(図6のステップC4)。また、OLT30は距離測定タイマーをスタートし、ONT60及び70からの応答の有無を監視する。
現用系ONT60は障害発生中のため応答できず、予備系ONT70のみが距離測定要求信号を受信し、送信元ONT−ID“n”と自端末の製造番号とを含む距離測定応答信号を生成してOLT30へ送信する(図6のステップC5及びC6)。
OLT30は、距離測定要求信号を送信してから所定時間内に最初に受信された距離測定応答信号の送信元ONT(予備系ONT70)を起動対象と認識し(図6のステップC7)、現用系ONT60から予備系ONT70に切替えるべく、送信先ONT−ID“n”とONT70の製造番号とを含む起動確定信号を送信する(図6のステップC8)。
ONT70は、自端末の製造番号と一致する製造番号を含む起動確定信号を受信することにより起動され(図6のステップC9)、一方、ONT60では障害発生中のため信号未受信となる。
OLT30は、ONT70からの上り信号がONT80からの上り信号と衝突しないようにONT70の上り信号送出時に適当な遅延を与えるため、その値と送信先ONT−ID“n”とを含む距離測定値割り当て信号を送信する(図6のステップC10)。
ONT70においてOLT30からの距離測定値割り当て信号が受信されると、距離測定値割り当て信号に含まれる遅延値がONT70の遅延挿入部16に設定される(図6のステップC11)。一方、ONT60では障害発生中のため信号未受信となる。
これにより、ONT70は起動され、運用状態になる(図6のステップC13及びC14)。一方、ONT60は故障または通信不能状態である(図6のステップC12)。
OLT30は、OpS40に対してONTの切替発生を通知し、ONT70の製造番号を通知する(図6のステップC15及びC16)。
図7は以上説明したOLT30の動作を示す状態遷移図である。図7に示すように、初期状態D1においてOLT30は、ONT60及び70が保持する同一のONT−IDに対するONT起動要求をOpS40から受けると、ONT起動前初期状態D2に遷移する。
ONT起動前初期状態D2に遷移すると、OLT30は、ONT60及び70に対して送信要求コード割り当て信号を送信し距離測定状態D3に遷移する。距離測定状態D3に遷移すると、OLT30は、ONT60及び70に対して距離測定要求信号を送信する。距離測定応答信号を受信できたならば、OLT30はONT起動状態D4に遷移する。
そして、OLT30は、距離測定値割り当て信号を送信しONT運用状態D5に遷移する。ここで、OLT30は、現用系ONTとカプラ50との間に障害を検出すると、すなわち現用系ONTの故障または電源断、もしくはカプラ50と現用系ONT60間の光ファイバ異常による障害を検出すると、距離測定状態D3に戻る。
図8はOLT30の動作を示すフローチャートである。図8に示すように、OLT30は、距離測定状態D3に遷移すると(図8のステップE1)、ONT60及び70に対して距離測定要求信号を送信し(図8のステップE2)、距離測定タイマーを開始する(図8のステップE3)。
距離測定要求信号の送信から所定時間内に距離測定応答信号を受信すると(図8のステップE4)、OLT30は、距離測定タイマーを停止し(図8のステップE5)、ONT起動状態D4に遷移する(図8のステップE8)。
一方、距離測定要求信号の送信から所定時間内に距離測定応答信号を受信できなかった場合(図8のステップE4及びE6)、OLT30は、遅延調整要求信号を送信し(図8のステップE7)、ステップE2に戻る。
OLT30は、ONT起動状態D4に遷移すると(図8のステップE8)、起動確定信号を送信し(図8のステップE9)、そして距離測定値割り当て信号を送信する(図8のステップE10)。そして、OLT30は、ONT運用状態D5に遷移する(図8のステップE11)。
ONT運用状態D5においてOLT30は、現用系ONTとカプラ50との間に障害を検出すると(図8のステップE12)、距離測定状態D3に遷移して距離測定要求信号を再び送信する(図8のステップE2)。
図9は以上説明したONT60及び70各々の動作を示す状態遷移図である。図9に示すように、初期状態F1において、ONT−ID決定スイッチ22の操作により不揮発性メモリ21にONT−IDが書込まれることにより、ONT(ONT60及び70の各々)はONT−ID決定状態F2に遷移する。
ONTは、OLT30からの送信要求コード割り当て信号を受信すると、距離測定状態F3に遷移する。距離測定状態F3において、ONTは、自端末の製造番号と一致する製造番号を含む起動確定信号を受信すると、起動状態(運用状態)F4に遷移する。一方、遅延調整要求信号を受信した場合、あるいは自端末の製造番号と異なる製造番号を含む起動確定信号を受信した場合は、ONTは距離測定状態F3にとどまる。
図10はONT60及び70各々の動作を示すフローチャートである。図10に示すように、ONT(ONT60及び70の各々)は、距離測定状態F3に遷移した場合において (図10のステップG1)、自端末に割り当てられた送信要求コードを含む距離測定要求信号を受信すると(図10のステップG2)、距離測定応答信号を送信する(図10のステップG3)。
ONTは、遅延調整要求信号を受信すると(図10のステップG4)、上り信号の送信に遅延を与えるようランダムに遅延値を決定して遅延挿入部16に設定する(図10のステップG5)。
一方、遅延調整要求信号を受信することなく起動確定信号を受信すると(図10のステップG4及びG6)、ONTは、起動確定信号に含まれる製造番号を自端末の製造番号と比較し(図10のステップG7)、両者が一致する場合に起動状態F4に遷移する(図10のステップG8)。
以上説明したように、本発明の実施形態では、OLT30は、冗長系を構成するONT60及び70に対して距離測定を実行して、OLT30と通信を行うONTを決定するようにしているので、OpS40からの切替指示を受けることなくOLT30は、現用系ONTを予備系ONTに切替えることができる。
なお、本発明の実施形態では、2台のONT60及び70を同一ONT−IDに設定してカプラとONT間の2重化を実現しているが、これに限られるものではなく、3台以上のONTを同一ONT−IDに設定してもよく、これにより、3重、4重・・・のように多重な冗長構成のPONが実現可能である。
なお、上記図8及び10に示した各フローチャートに従ったOLT及びONT各々の処理動作は、予めROM等の記憶媒体に格納されたプログラムを、CPU(制御部)となるコンピュータに読み取らせて実行せしめることにより、実現できることは勿論である。
本発明の実施形態によるデータ通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態によるデータ通信システムの動作を説明するための図である。 本発明の実施形態によるデータ通信システムの動作の概略を示すシーケンス図である。 冗長構成をなすONTの一方が現用系として起動されるまでの本発明の実施形態によるデータ通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図4の距離測定シーケンスにおいて距離測定に失敗した場合の動作を示すシーケンス図である。 障害発生時の本発明の実施形態によるデータ通信システムの切替動作を示すシーケンス図である。 図1のOLTの状態遷移図である。 図1のOLTの動作を示すフローチャートである。 図1のONTの状態遷移図である。 図1のONTの動作を示すフローチャートである。 従来のPONの構成を示す図である。
符号の説明
6,20 主信号INF
7,13 光送受信部
8,14 MUX
9,15 DE−MUX
10 ONT制御部
11,19 制御信号生成部
12,18 制御信号終端部
16 遅延挿入部
17 状態制御部
30 OLT
40 OpS
50 カプラ
60〜80 ONT
90 ユーザ端末
N1 バックボーンネットワーク
N2 ユーザネットワーク

Claims (30)

  1. 冗長構成をなす複数の加入者側装置が光合分波器を介して局側装置に接続されるデータ通信システムであって、
    前記局側装置は、前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより前記局側装置と通信を行う加入者側装置を前記複数の加入者側装置から決定する制御手段を含むことを特徴とするデータ通信システム。
  2. 前記制御手段は、前記複数の加入者側装置に対して距離測定要求信号を送信する送信手段を有し、前記複数の加入者側装置の各々は、前記距離測定要求信号の受信に応答して距離測定応答信号を送信する送信手段を含み、前記制御手段は、前記複数の加入者側装置からの前記距離測定応答信号を基に前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定することを特徴とする請求項1記載のデータ通信システム。
  3. 前記制御手段は、最初に受信された前記距離測定応答信号の送信元加入者側装置を前記局側装置と通信を行う加入者側装置と決定することを特徴とする請求項2記載のデータ通信システム。
  4. 前記局側装置の前記送信手段は、前記距離測定要求信号の送信から所定時間内に前記複数の加入者側装置から前記距離測定応答信号が受信されない場合、前記距離測定要求信号を再び送信することを特徴とする請求項2又は3記載のデータ通信システム。
  5. 前記局側装置の前記送信手段は、前記距離測定要求信号を再び送信する前に前記複数の加入者側装置に対して遅延調整要求信号を送信し、前記複数の加入者側装置の各々は、前記遅延調整要求信号の受信に応答してランダムに遅延値を自装置の前記送信手段に設定することを特徴とする請求項4記載のデータ通信システム。
  6. 前記距離測定は、前記複数の加入者側装置の現用系装置と前記光合分波器との間における障害検出に応答して実行されることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のデータ通信システム。
  7. 冗長構成をなす複数の加入者側装置が光合分波器を介して局側装置に接続されるデータ通信システムの冗長構成切替判断方法であって、
    前記局側装置は、前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより前記局側装置と通信を行う加入者側装置を前記複数の加入者側装置から決定することを特徴とする冗長構成切替判断方法。
  8. 前記局側装置において、前記複数の加入者側装置に対して距離測定要求信号を送信するステップと、前記複数の加入者側装置の各々において、前記距離測定要求信号の受信に応答して距離測定応答信号を送信するステップと、前記局側装置において、前記複数の加入者側装置からの前記距離測定応答信号を基に前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するステップとを含むことを特徴とする請求項7記載の冗長構成切替判断方法。
  9. 前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するステップは、最初に受信された前記距離測定応答信号の送信元加入者側装置を前記局側装置と通信を行う加入者側装置と決定することを特徴とする請求項8記載の冗長構成切替判断方法。
  10. 前記局側装置において、前記距離測定要求信号の送信から所定時間内に前記複数の加入者側装置から前記距離測定応答信号が受信されない場合、前記距離測定要求信号を再び送信するステップを有することを特徴とする請求項8又は9記載の冗長構成切替判断方法。
  11. 前記局側装置において、前記距離測定要求信号を再び送信する前に前記複数の加入者側装置に対して遅延調整要求信号を送信するステップと、前記複数の加入者側装置の各々において、前記遅延調整要求信号の受信に応答して、距離測定応答信号を送信するステップにおける送信に対してランダムに遅延値を設定することを特徴とする請求項10記載の冗長構成切替判断方法。
  12. 前記距離測定は、前記複数の加入者側装置の現用系装置と前記光合分波器との間における障害検出に応答して実行されることを特徴とする請求項7〜11いずれか記載の冗長構成切替判断方法。
  13. 冗長構成をなす複数の加入者側装置が光合分波器を介して局側装置に接続されるデータ通信システムにおける局側装置であって、
    前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより自装置と通信を行う加入者側装置を前記複数の加入者側装置から決定する制御手段を含むことを特徴とする局側装置。
  14. 前記制御手段は、前記複数の加入者側装置に対して距離測定応答信号の送信を促す距離測定要求信号を送信する送信手段を有し、前記複数の加入者側装置からの前記距離測定応答信号を基に自装置と通信を行う加入者側装置を決定することを特徴とする請求項13記載の局側装置。
  15. 前記制御手段は、最初に受信された前記距離測定応答信号の送信元加入者側装置を自装置と通信を行う加入者側装置と決定することを特徴とする請求項14記載の局側装置。
  16. 前記送信手段は、前記距離測定要求信号の送信から所定時間内に前記複数の加入者側装置から前記距離測定応答信号が受信されない場合、前記距離測定要求信号を再び送信することを特徴とする請求項14又は15記載の局側装置。
  17. 前記送信手段は、前記距離測定要求信号を再び送信する前に、前記複数の加入者側装置の各々が前記距離測定応答信号の送信にランダムに遅延値を割り当てるよう前記複数の加入者側装置に対して遅延調整要求信号を送信することを特徴とする請求項16記載の局側装置。
  18. 前記距離測定は、前記複数の加入者側装置の現用系装置と前記光合分波器との間における障害検出に応答して実行されることを特徴とする請求項13〜17いずれか記載の局側装置。
  19. 冗長構成をなす複数の加入者側装置が光合分波器を介して局側装置に接続されるデータ通信システムにおける局側装置の冗長構成切替判断方法であって、
    前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより自装置と通信を行う加入者側装置を前記複数の加入者側装置から決定することを特徴とする冗長構成切替判断方法。
  20. 前記複数の加入者側装置に対して距離測定応答信号の送信を促す距離測定要求信号を送信するステップと、前記複数の加入者側装置からの前記距離測定応答信号を基に自装置と通信を行う加入者側装置を決定するステップとを含むことを特徴とする請求項19記載の冗長構成切替判断方法。
  21. 自装置と通信を行う加入者側装置を決定するステップは、最初に受信された前記距離測定応答信号の送信元加入者側装置を自装置と通信を行う加入者側装置と決定することを特徴とする請求項20記載の冗長構成切替判断方法。
  22. 前記距離測定要求信号の送信から所定時間内に前記複数の加入者側装置から前記距離測定応答信号が受信されない場合、前記距離測定要求信号を再び送信するステップを有することを特徴とする請求項20又は21記載の冗長構成切替判断方法。
  23. 前記距離測定要求信号を再び送信する前に、前記複数の加入者側装置の各々が前記距離測定応答信号の送信にランダムに遅延値を割り当てるよう前記複数の加入者側装置に対して遅延調整要求信号を送信するステップを有することを特徴とする請求項22記載の冗長構成切替判断方法。
  24. 前記距離測定は、前記複数の加入者側装置の現用系装置と前記光合分波器との間における障害検出に応答して実行されることを特徴とする請求項19〜23いずれか記載の冗長構成切替判断方法。
  25. 局側装置と、光合分波器と、前記光合分波器を介して前記局側装置に接続される冗長構成をなす複数の加入者側装置とを含み、前記局側装置が前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するデータ通信システムにおける加入者側装置であって、
    前記局側装置から前記複数の加入者側装置に対して送信される距離測定要求信号の受信に応答して、前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するために用いられる距離測定応答信号を前記局側装置に送信する送信手段を含むことを特徴とする加入者側装置。
  26. 前記局側装置から前記複数の加入者側装置に対して送信される遅延調整要求信号の受信に応答してランダムに遅延値を前記送信手段に設定することを特徴とする請求項25記載の加入者側装置。
  27. 局側装置と、光合分波器と、前記光合分波器を介して前記局側装置に接続される冗長構成をなす複数の加入者側装置とを含み、前記局側装置が前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するデータ通信システムにおける加入者側装置の動作制御方法であって、
    前記局側装置から前記複数の加入者側装置に対して送信される距離測定要求信号の受信に応答して、前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するために用いられる距離測定応答信号を前記局側装置に送信するステップを含むことを特徴とする動作制御方法。
  28. 前記局側装置から前記複数の加入者側装置に対して送信される遅延調整要求信号の受信に応答して前記ステップにおける送信にランダムに遅延値を設定することを特徴とする請求項27記載の動作制御方法。
  29. 冗長構成をなす複数の加入者側装置が光合分波器を介して局側装置に接続されるデータ通信システムにおける局側装置の冗長構成切替判断方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより自装置と通信を行う加入者側装置を前記複数の加入者側装置から決定することを特徴とするプログラム。
  30. 局側装置と、光合分波器と、前記光合分波器を介して前記局側装置に接続される冗長構成をなす複数の加入者側装置とを含み、前記局側装置が前記複数の加入者側装置に対して距離測定(レンジング)を実行することにより前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するデータ通信システムにおける加入者側装置の動作制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記局側装置から前記複数の加入者側装置に対して送信される距離測定要求信号の受信に応答して、前記局側装置と通信を行う加入者側装置を決定するために用いられる距離測定応答信号を前記局側装置に送信するステップを含むことを特徴とするプログラム。
JP2003277947A 2003-07-23 2003-07-23 データ通信システム、局側装置、加入者側装置、冗長構成切替判断方法、動作制御方法及びプログラム Pending JP2005045566A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003277947A JP2005045566A (ja) 2003-07-23 2003-07-23 データ通信システム、局側装置、加入者側装置、冗長構成切替判断方法、動作制御方法及びプログラム
US10/889,252 US20050019035A1 (en) 2003-07-23 2004-07-13 Data communications system, station device, subscriber device, redundant configuration switch determination method, operation control method, and program therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003277947A JP2005045566A (ja) 2003-07-23 2003-07-23 データ通信システム、局側装置、加入者側装置、冗長構成切替判断方法、動作制御方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005045566A true JP2005045566A (ja) 2005-02-17

Family

ID=34074679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003277947A Pending JP2005045566A (ja) 2003-07-23 2003-07-23 データ通信システム、局側装置、加入者側装置、冗長構成切替判断方法、動作制御方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20050019035A1 (ja)
JP (1) JP2005045566A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7493043B2 (en) 2005-11-11 2009-02-17 Hitachi Communication Technologies, Ltd. ONU management method and optical line termination

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060093356A1 (en) * 2004-10-28 2006-05-04 Vereen Jerry D Optical network that detects and removes Rogue ONTS
US20060147203A1 (en) * 2004-12-30 2006-07-06 Thinguldstad Arthur M Optical network element with remote access capability
US7881607B2 (en) * 2006-04-05 2011-02-01 Tellabs Petaluma, Inc. Methods and apparatus for identifying a passive optical network failure
US20070237188A1 (en) * 2006-04-05 2007-10-11 Miguel Joseph D Method and apparatus for ONT ranging with improved noise immunity
US20080002718A1 (en) * 2006-06-30 2008-01-03 Bernard Marc R Method and apparatus to restore default settings in an Optical Network Terminal (ONT)
US20080138063A1 (en) * 2006-12-11 2008-06-12 Youichi Akasaka System and Method for Protecting an Optical Network
JP4820791B2 (ja) * 2007-09-21 2011-11-24 株式会社日立製作所 パッシブ光ネットワークシステムおよびレンジング方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3350926B2 (ja) * 1999-03-30 2002-11-25 日本電気株式会社 Ponのプロテクション切り換え方法および装置
JP3598952B2 (ja) * 2000-08-10 2004-12-08 日本電気株式会社 Atm−pon二重化システム、局側光網終端装置、加入者側光網終端装置、およびatm−pon二重化方法
EP1241836A4 (en) * 2000-12-15 2005-06-01 Mitsubishi Electric Corp MULTI-CHANNEL OPTICAL COMMUNICATION SYSTEM
US6868232B2 (en) * 2001-02-12 2005-03-15 Lucent Technologies Inc. Fast protection switching by snooping on upstream signals in an optical network
KR100421151B1 (ko) * 2002-01-17 2004-03-04 삼성전자주식회사 기가비트 이더넷 수동 광 가입자 망 시스템에서의 동작구현방법 및 그 이더넷 프레임 구조
JP2004032476A (ja) * 2002-06-27 2004-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 局側装置及び加入者側装置並びに光通信システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7493043B2 (en) 2005-11-11 2009-02-17 Hitachi Communication Technologies, Ltd. ONU management method and optical line termination
US7606491B2 (en) 2005-11-11 2009-10-20 Hitachi Communication Technologies, Ltd. ONU management method and optical line termination
US7664398B2 (en) 2005-11-11 2010-02-16 Hitachi Communication Technologies, Ltd. ONU management method and optical line termination

Also Published As

Publication number Publication date
US20050019035A1 (en) 2005-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5372960B2 (ja) 保護されたパッシブ光学通信システム
JP6445706B2 (ja) 多波長パッシブ光ネットワークに適用される通信方法、装置、及びシステム
JP6400111B2 (ja) 光回線終端/光ネットワークユニット波長調節方法及び装置
EP3142312B1 (en) Methods and apparatuses for processing upstream data anomaly
JP2007166496A (ja) 光加入者線端局装置、異常監視装置および光加入者線終端装置の異常検出方法
JP5387673B2 (ja) 遅延量割り当て手段、遅延量割り当て方法及び遅延量割り当て手段の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR101961053B1 (ko) 불량 광 네트워크 유닛을 검출하는 방법, 장치 및 시스템
JP2008244583A (ja) 局側終端装置、加入者側終端装置、通信システム、これら装置の制御方法、およびプログラム
JP2005045566A (ja) データ通信システム、局側装置、加入者側装置、冗長構成切替判断方法、動作制御方法及びプログラム
US11706547B2 (en) Systems and methods for collision resolution during ONU activation
JP5595783B2 (ja) 予備系光加入者線端局装置(olt)による、タイプbの保護されているパッシブ光ネットワーク(pon)のアクセス制御のテイクオーバを準備するための方法、タイプbのパッシブ光ネットワーク(pon)を保護するための方法、及び保護されているタイプbのパッシブ光ネットワーク(pon)
JP2009065341A (ja) Ponシステム
JP5640877B2 (ja) 通信システム、親局装置および通信回線切替方法
JP2011259064A (ja) 光通信ネットワークシステム、子局通信装置及び親局通信装置
JP5277072B2 (ja) 加入者端末登録方法、加入者端末及びネットワーク
JP6603644B2 (ja) 光集線ネットワークシステム及び信号伝送方法
US7496294B2 (en) Optical multi-branch communication system
JP2016143950A (ja) Ponシステム
JP4769971B2 (ja) Ponシステム、onu装置、ponシステムにおける拡張機能実行方法および拡張機能実行プログラム
JP5078596B2 (ja) 光通信システム及び子局装置
JP2006174270A (ja) 局側装置、端末装置および障害発生装置検出方法
WO2017098747A1 (ja) 宅側装置、ponシステムおよび宅側装置の制御方法
JP2012089979A (ja) 加入者宅側光回線終端装置
JP7025056B1 (ja) 多機能スプリッタ、ponシステム、通信制御方法およびプログラム
JP2009081662A (ja) ポイントtoマルチポイント光通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090526