JP2005044704A - 固体電解質 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安全性を向上しながら、イオン伝導度も向上できる固体電解質を提供する。
【解決手段】 分岐型のカーボネート基含有ポリマーと、電解質塩とを含む固体電解質とする。これにより、従来の有機高分子を用いた固体電解質よりも弾性率を低下させることができ、イオンが移動し易くできる。このため、可燃性有機溶媒を添加しなくても、イオン伝導度を向上できる。すなわち、安全性を向上しながら、イオン伝導度も向上できる。

Description

本発明は、様々な電気化学デバイスに用いる固体電解質に関する。
電池、キャパシター、センサーなどの様々なイオンの動きを利用した電気化学デバイスを構成する電解質として、イオン伝導性の点から、一般的に液状の電解質が用いられている。しかし、液状の電解質では、液漏れによる機器や部品などの損傷の恐れがあるといった問題がある。
これに対し、最近では、無機結晶性物質、無機ガラス、有機高分子などの固体電解質を用いることが提案されている。このような固体電解質は、液漏れを無くすことができ、また、液状の電解質に比べて電解質への着火性を低くすることが可能になり、電気化学デバイスの信頼性、安全性を向上できるる。さらに、有機高分子を用いた固体電解質では、他の材料を用いた場合に比べて、加工性、成形性を向上できるうえ、得られる固体電解質が柔軟性、曲げ加工性を有している。したがって、有機高分子を用いた固体電解質は、これを適用した電気化学デバイスの設計の自由度を向上できるなどの点から、その開発が期待されている。
このような有機高分子を用いた固体電解質としては、二次電池用の固体電解質として、ポリエチレンオキシドに特定のアルカリ金属塩を含有させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、可燃性有機溶媒を添加し、イオン伝導度を向上させたゲル状の電解質が検討され実用化されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、カーボネート基含有ポリマーを用いたゲル状の電解質なども提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−158039号公報(第2−3頁) 特開2000−82328号公報(第2頁) 特開2000−351843号公報(第2−3頁)
しかし、ポリエチレンオキシドに特定のアルカリ金属塩を含有させたような有機高分子を用いた固体電解質では、イオン伝導性の面では他の材質より劣っているのが現状である。例えば、室温におけるイオン伝導度が10−5S/cm程度と低く、室温作動型の電池などに適用することは難しい。そこで、イオン伝導度を向上できるゲル状の電解質が実用化されたり、また、提案されたりしているが、このような電解質では可燃性溶媒を含有しているため、液状の電解質に比べて電解質への着火性を低くすることが難しく、安全性を向上し難くい。このため、安全性を向上しながら、イオン伝導度も向上できる固体電解質が求められている。
本発明の課題は、安全性を向上しながら、イオン伝導度も向上することにある。
本発明の固体電解質は、一般式(1)で示される分岐型のカーボネート基含有ポリマーと、電解質塩とを含む構成とすることにより上記課題を解決する。
Figure 2005044704
(ただし、R及びXは炭化水素基、mは付加モル数、nは分岐数である)
このような構成とすることにより、従来の有機高分子を用いた固体電解質よりも弾性率を低下させることができ、イオンが移動し易くできる。このため、可燃性有機溶媒を添加しなくても、イオン伝導度を向上できる。すなわち、安全性を向上しながら、イオン伝導度も向上できる。
また、一般式(1)の式中、炭化水素基R及びXが炭素数2以上7以下である構成とすれば、確実にイオン伝導度を向上できるので好ましい。さらに、炭化水素基R及びXが炭素数2以上3以下である構成とすれば、一層確実にイオン伝導度を向上できるので好ましい。
また、一般式(1)の式中、付加モル数mが10以上10000以下である構成とすれば、確実にイオン伝導度を向上できると共に、有機高分子を用いた固体電解質の特性を確実に保持できるのでで好ましい。さらに、付加モル数mが100以上1000以下である構成とすれば、一層確実にイオン伝導度を向上できると共に、有機高分子を用いた固体電解質の特性を一層確実に保持できるので好ましい。
また、一般式(1)の式中、分岐数nが2以上3以下である構成とすれば、確実にイオン伝導度を向上できる有機高分子を用いた固体電解質を形成できるので好ましい。さらに、分岐数nが3である構成とすれば、一層確実にイオン伝導度を向上できる有機高分子を用いた固体電解質を形成できるので好ましい。
また、リチウムを可逆的に吸蔵放出する正極及び負極と、リチウムイオンを含む固体電解質とを有するリチウム二次電池であり、固体電解質として、上記のいずれかの固体電解質を有する構成とする。このような構成とすることにより、液漏を無くせると共に、イオン伝導度を向上できるため、安全性を向上しながら、リチウム二次電池の充放電特性も向上できる。
また、このとき、固体電解質が含む電解質塩は、LiPF6、LiN(CF3SO22、LiBF4、LiN(C25SO22、LiI、LiBrの少なくとも1つである構成とする。さらに、固体電解質が含む電解質塩は、LiN(CF3SO22及びLiN(C25SO22の少なくとも一方である構成とすれば、高分子中の解離度の点で好ましい。
本発明によれば、安全性を向上しながら、イオン伝導度も向上できる。
以下、本発明を適用してなる固体電解質、及びこの固体電解質を有するリチウム二次電池の一実施形態について説明する。
本実施形態の固体電解質は、一般式(1)で示される分岐型のカーボネート基含有ポリマーと、電解質塩とを含む構成である。なお、カーボネート基とは、−O−(C=O)−O−構造を指す。
Figure 2005044704
ただし、R及びXは炭素数が2以上7以下の炭化水素基、mは付加モル数で10以上10000以下、nは分岐数で2以上3以下である。
一般式(1)の炭化水素基Rは、上記のように、炭素数が2以上7以下の炭化水素基であり、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ジメチルトリメチレン、ジメチルテトラメチレン、ジメチルペンタメチレンなどの脂肪族炭化水素基などである。炭化水素基Rの炭素数が7を越えると、一定重量に占めるカーボネート基の割合が低下し、イオン、本実施形態ではリチウムイオンの配位可能サイトが減少してしまう。そして、イオンの配位可能サイトが減少するに連れ、イオン伝導度が低下して行く。このため、炭化水素基Rの炭素数が7を越えると、イオン伝導度を向上できなくなる場合がある。一方、炭化水素基Rの炭素数が2よりも小さくなると、高分子が結晶化し易くなることにより、イオンが動き難くなり、イオン伝導度を向上できなくなる場合がある。
したがって、炭化水素基Rの炭素数は、本実施形態の数値に限らず任意に選択することもできるが、本実施形態のように2以上7以下とすることにより、確実にイオン伝導度を向上できる。さらに、炭化水素基Rの炭素数は、2以上3以下とすることにより、一層確実にイオン伝導度を向上できる。
一般式(1)の付加モル数mは、上記のように、10以上10000以下である。付加モル数mが10000を越えると、分子量が大きくなり、分子が長くなり過ぎる。そして、分子が長くなるに連れて分子が動き難くなり、イオンが動き難くなるため、イオン伝導度が低下して行く。このため、付加モル数mが10000を越えると、イオン伝導度を向上できなくなる場合がある。一方、付加モル数mが10より小さくなると、分子が短くなり過ぎることから、やはり分子が動き難くなり、イオンが動き難くなるため、イオン伝導度が低下して行く。このため、付加モル数mが10よりも小さくなることでも、イオン伝導度を向上できなくなる場合がある。加えて、付加モル数mが10より小さくなると、分子が短くなり過ぎることから、有機高分子を用いた固体電解質に求められる加工性、成形性、柔軟性や曲げ加工性などの特性が損なわれてしまう。
したがって、付加モル数mは、本実施形態の数値に限らず任意に選択することもできるが、本実施形態のように10以上10000以下とすることにより、確実にイオン伝導度を向上できると共に、確実に有機高分子を用いた固体電解質としての特性を保持できる。さらに、付加モル数mは、100以上1000以下とすることにより、一層確実にイオン伝導度を向上できると共に、一層確実に有機高分子を用いた固体電解質としての特性を保持できる。
一般式(1)の分岐数nは、上記のように、2以上3以下である。分岐数nが3を越えたとき、そして、分岐数nが2より小さいとき、固体電解質を形成できない場合がある。したがって、分岐数nは、本実施形態の数値に限らず任意に選択することもできるが、本実施形態のように2以上3以下とすることにより、確実にイオン伝導度を向上できる有機高分子を用いた固体電解質を形成できる。さらに、分岐数nは、3とすることにより、一層確実に確実にイオン伝導度を向上できる有機高分子を用いた固体電解質を形成できる。
一般式(1)の炭化水素基Xは、上記のように、炭素数が2以上7以下の炭化水素基であり、炭化水素基Rと同様に、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ジメチルトリメチレン、ジメチルテトラメチレン、ジメチルペンタメチレンなどの脂肪族炭化水素基などである。炭化水素基Xの炭素数が7を越えると、炭化水素基Rと同様に、一定重量に占めるカーボネート基の割合が低下し、イオン、本実施形態ではリチウムイオンの配位可能サイトが減少してしまう。そして、イオンの配位可能サイトが減少するに連れ、イオン伝導度が低下して行く。このため、炭化水素基Xの炭素数が7を越えると、イオン伝導度を向上できなくなる場合がある。一方、炭化水素基Xの炭素数が2よりも小さくなると、高分子が結晶化し易くなることにより、イオンが動き難くなり、イオン伝導度を向上できなくなる場合がある。
したがって、炭化水素基Rと同様に、炭化水素基Xの炭素数は、本実施形態の数値に限らず任意に選択することもできるが、本実施形態のように2以上7以下とすることにより、確実にイオン伝導度を向上できる。さらに、炭化水素基Xの炭素数は、2以上3以下とすることにより、一層確実にイオン伝導度を向上できる。
本実施形態における電解質塩としては、リチウム二次電池を構成する固体電解質であるため、リチウム二次電池に用いることができる電解質塩であれば、様々な電解質を使用できる。例えば、LiClO4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO3)2、LiN(C25SO2)2、LiBF4、LiPF6、LiI、LiBr、低級脂肪族カルボン酸リチウムで表される化合物またはそれらの混合物などを用いることができる。ただし、高分子中での解離度を考慮すると、LiN(CF3SO3)2、LiN(C25SO2)2を用いることが望ましい。
さらに、本発明の固体電解質は、分岐型のカーボネート基含有ポリマーを含む構成とすることに加えて、数十nm程度の粒状の無機酸化物、例えばSiO、TiO、ZrOといったような無機酸化物の少なくとも1種類を含む構成とすることで、イオン伝導度をより向上することもできる。
本実施形態のリチウム二次電池を構成するリチウムを可逆的に吸蔵放出する正極としては、コバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)などの層状化合物、一種以上の遷移金属を置換したもの、または、マンガン酸リチウム、銅−リチウム酸化物(Li2CuO2)、LiV38 、LiFe34 、V25 、Cu227などのバナジウム酸化物、ジスルフィド化合物、そして、Fe2(MoO4)3 などを含む混合物などが挙げられる。
なお、マンガン酸リチウムは、Li1+xMn2-x4(ただしx=0〜0.33)、Li1+xMn2-x-yy4(ただし、MはNi、Co、Cr、Cu、Fe、Al、Mgより選ばれた少なくとも1種の金属を含み、x=0〜0.33、y=0〜1.0、2−x−y>0)、LiMnO3 、LiMn23 、LiMnO2 、LiMn2-xx2(ただし、MはCo、Ni、Fe、Cr、Zn、Taより選ばれた少なくとも1種の金属を含み、x=0.01〜0.1)、Li2Mn3MO8(ただし、MはFe、Co、Ni、Cu、Znより選ばれた少なくとも1種の金属を含む)などである。
一方、本実施形態のリチウム二次電池を構成するリチウムを可逆的に吸蔵放出する負極としては、天然黒鉛、石油コークスや石炭ピッチコークスなどから得られる易黒鉛化材料を2500℃以上の高温で熱処理したもの、メソフェーズカーボン、非晶質炭素、炭素繊維、そしてリチウムと合金化する金属、または、炭素粒子表面に金属を担持した材料などが用いられる。具体的には、リチウム、アルミニウム、スズ、ケイ素、インジウム、ガリウム、マグネシウムなどより選ばれた金属あるいは合金である。さらに、これらの金属の酸化物を負極として利用することもできる。
このような本実施形態の固体電解質では、一般式(1)で示される分岐型のカーボネート基含有ポリマーと、電解質塩とを含む構成とすることにより、従来の有機高分子を用いた固体電解質よりも弾性率を低下させることができ、イオンを移動し易くできる。このため、可燃性有機溶媒を添加しなくても、イオン伝導度を向上できる。すなわち、安全性を向上しながら、イオン伝導度も向上できる。
さらに、本実施形態の固体電解質を有する構成のリチウム二次電池とすることにより、液漏を無くせると共に、イオン伝導度を向上できるため、安全性を向上しながら、リチウム二次電池の充放電特性も向上できる。
また、本実施形態では、リチウム二次電池に用いる固体電解質を示したが、本発明の固体電解質は、リチウム二次電池に限らず、様々なイオンの動きを利用する電気化学デバイスに適用することができる。
また、本発明は、特定の用途に限らず、様々な用途、、例えば、ICカード、パーソナルコンピュータ、大型電子計算機、ノート型パソコン、ペン入力パソコン、ノート型ワープロ、携帯電話、携帯カード、腕時計、カメラ、電気シェーバ、コードレス電話、ファックス、ビデオ、ビデオカメラ、電子手帳、電卓、通信機能付き電子手帳、携帯コピー機、液晶テレビ、電動工具、掃除機、バーチャルリアリティなどの機能を有するゲーム機器、玩具、電動式自転車、医療介護用歩行補助機、医療介護用車椅子、医療介護用移動式ベッド、エスカレータ、エレベータ、フォークリフト、ゴルフカート、非常用電源、ロードコンディショナ、電力貯蔵システムなどの電源として使用することができる様々な構成のリチウム二次電池に適用できる。また、民生用のほか、軍需用,宇宙用などとしても用いることができる。
以下、本発明を適用してなる固体電解質、及びリチウム二次電池のモデルを作成し評価を行った一実施例について、図1などを参照して説明する。図1は、本発明を適用してなるリチウム二次電池のモデルの構成を示す斜視図である。なお、本実施例では、試料調製及びイオン伝導度の評価はアルゴン雰囲気下で、粘弾性評価は窒素雰囲気下で行い、電解質塩濃度はカーボネート基1molあたり0.05molになるよう調整した。
ここで、まず、分岐型のポリマーの作製例、電極の作製例、そして、固体電解質やリチウム二次電池のモデルの評価方法について説明する。
分岐型のポリマーの作製は、「日本化学会誌」、1993年、第8巻、p.985〜987の記載に準じて行った。すなわち、50cmの二口フラスコに、無水炭酸カリウム10mmol、N,N―ジメチルホルムアミド(DMF)、または、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)15cm、ジアルコール10mmol、ハロゲン化アルキル5mmolを入れ、CO置換したのち、上部にCO入りの風船(容積500cm)を取り付け、80℃で4時間かき混ぜた。反応終了後、冷却し、エーテル35cm、0.5M塩酸20cmを加え、分液した。水層をさらにエーテル10cmで2回抽出し、有機層は合わせて1M亜硫酸ナトリウム水溶液10cmで1回、飽和食塩水10cmで2回洗浄した後、無水硫酸マグネシウム上で乾燥することでポリカーボネートを得た。そして、このように合成したポリカーボネートを、トリメチロールプロパン45g(0.3mol)にリチウムメトキシドを0.1g加えた溶液に混合させ、分岐型のポリカーボネート基含有ポリマーを得た。
電極、すなわち正極及び負極の作製は、次のように行った。正極の作製では、セルシード(日本化学工業社製のコバルト酸リチウム)、SP270(日本黒鉛社製の黒鉛)、ポリエチレンカーボネート(PAC Polymers Inc.社製)、LiN(CF3SO22(Aldrich社製)、及びKF1120(呉羽化学工業社製のポリフッ化ビニリデン)を70:10:5:10:5重量%の割合で混合した。この混合物をN−メチル−2−ピロリドンに投入、混合して、スラリー状の溶液を作製した。そして、作製したスラリーを、厚さ20μmのアルミニウム箔にドクターブレード法で塗布し、乾燥した。合剤塗布量は、150g/m2 であった。合剤かさ密度が3.0g/cm3になるようにプレスし、1cm×1cmに切断して正極を作製した。
負極の作製では、カーボトロンPE(呉羽化学工業社製の非晶性カーボン)、ポリエチレンカーボネート(PAC Polymers Inc.社製)、LiN(CF3SO22(Aldrich社製)、及びKF1120(呉羽化学工業社製のポリフッ化ビニリデン)を80:10:5:5重量%の割合で混合した。この混合物をN−メチル−2−ピロリドンに投入、混合して、スラリー状の溶液を作製した。そして、作製したスラリーを厚さ20μmの銅箔にドクターブレード法で塗布し、乾燥した。合剤塗布量は、70g/m2 であった。合剤かさ密度が1.0g/cm3になるようにプレスし、1.2cm×1.2cmに切断して負極を作製した。
このように作製した固体電解質や、正極及び負極を用いたリチウム二次電池のモデルを以下のような評価方法で評価した。
分子量の測定は、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(以下、GPCと略称する)を用いて行った。
ガラス転移温度の測定は、動的粘弾性評価装置(IT計測制御社製DVA−220)を用い、温度範囲が−100℃〜100℃、昇温速度が5℃min−1、測定周波数が10Hzの条件で、正弦波振動をサンプルに印加し、弾性率の実数部と虚数部の比(δ)の温度変化を測定することで行い、tanδのピーク温度をガラス転移温度とした。
イオン伝導度の測定は、25℃において固体電解質をステンレス鋼電極で挟み込むことで電気化学セルを構成し、電極間に交流を印加して抵抗成分を測定する交流インピーダンス法を用いて行い、コール・コールプロットの実数インピーダンス切片から計算した。
充放電特性の評価は、次のように実施した。充放電器(東洋システム社製TOSCAT3000)を用い、25℃、電流密度0.5mA/cm2で充放電を行う。充電では、4.2V までは定電流充電を行い、電圧が4.2V に達した後、12時間定電圧充電を行った。充電後の放電では、放電終止電圧3.5V に至るまで定電流放電を行った。また、最初の放電で得られた容量を、初回放電容量とした。そして、このような電池充放電条件での充電・放電を1サイクルとして、初回放電容量の70%以下に至るまで充放電を繰り返し、その回数をサイクル特性とした。
さらに、電流密度1mA/cm2で4.2Vまで定電流充電を行い、電圧が4.2Vに達した後、12時間定電圧充電を行い、充電後、放電終止電圧3.5Vに至るまで定電流放電を行った。そして、このとき得られた容量と、上述の電池充放電条件での充放電サイクルで得られた初回サイクル容量とを比較し、その比率を高速充放電特性とした。
(実施例1)
前述の分岐型のポリカーボネート基含有ポリマーの作製例に従い、ジアルコールとしてヘキサメチレンジオール10mmol、ハロゲン化アルキルとして1,4−ジ(クロロメチル)5mmolを選択し、DMF15cmを用いてポリカーボネート(以下、ポリマーAと称する)を得た。さらに、前述の分岐型のポリカーボネート基含有ポリマーの作製例に従い、ポリマーAを出発物質として分岐型のポリカーボネート基含有ポリマー(以下、分岐型ポリマーAと称する)を得た。このようにして得た分岐型ポリマーAの分子量をGPCにより測定したところ、分子量は48000であった。
この分岐型ポリマーAと、電解質塩としてLiBFとをジメチルカーボネートに混ぜた溶液(以下、溶液Aと称する)を、テフロン(登録商標)上に塗布し、80℃で12時間アルゴン中に放置し、その後、80℃で12時間真空乾燥して厚さ100μmの固体電解質Aを得た。このようにして得られた固体電解質Aのガラス転移温度を前述の方法で測定したところ、15℃であった。
さらに、得られた膜状の固体電解質Aを、直径1cmの円板状に切抜き、これを一対のステンレス電極に挟み込んだ後、25℃でのイオン伝導度を前述の方法により求めたところ、イオン伝導度は、0.1mS/cmであった。
また、溶液Aを前述の方法で作製した正極および負極上にキャストし、80℃で12時間アルゴン中に放置し、その後、80℃で12時間真空乾燥を行った。そして、これらの正極及び負極を重ねあわせ、0.1MPaの荷重をかけ、80℃で6時間保持することで張り合わせた。この後、図1に示すように、正極1及び負極3に、各々、ステンレス端子5、7を取り付け、袋状のアルミラミネートフィルム9に挿入した。
このように作製したリチウム二次電池のモデルの充放電特性を前述の方法で評価したところ、初回放電容量は、1.1mAhであり、サイクル特性は、138回であった。さらに、高率放電特性は、60%であった。
(実施例2)
電解質塩として、実施例1で用いたLiBFの代わりにLiPFを用いること以外は、実施例1と全く同様の方法で固体電解質及びリチウム二次電池のモデルを作製し、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果、ガラス転移温度は、15℃、イオン伝導度は、0.2mS/cm、初回放電容量は、1.2mAh、サイクル特性は、138回、高率放電特性は、60%であった。
(実施例3)
電解質塩として、実施例1で用いたLiBFの代わりにLiN(CF3SO22(Aldrich社製)を用いること以外は、実施例1と全く同様の方法で固体電解質及びリチウム二次電池のモデルを作製し、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果、ガラス転移温度は、18℃、イオン伝導度は、0.3mS/cm、初回放電容量は、1.2mAh、サイクル特性は、138回、高率放電特性は、60%であった。
(実施例4)
前述の分岐型のポリカーボネート基含有ポリマーの作製例に従い、ジアルコールとしてヘキサメチレンジオール10mmol、ハロゲン化アルキルとしてヘキサメチレンジヨード5mmolを選択し、NMP15cmを用いてポリカーボネート(以下、ポリマーBと称する)を得た。さらに、前述の分岐型のポリカーボネート基含有ポリマーの作製例に従い、ポリマーBを出発物資として分岐型のポリカーボネート基含有ポリマー(以下、分岐型ポリマーBと称する)を得た。このようにして得た分岐型ポリマーBの分子量をGPCにより測定したところ、分子量は21000であった。
この分岐ポリマーBと、電解質塩としてLiN(CF3SO22とをジメチルカーボネートに混ぜた溶液(以下、溶液Bと称する)を、テフロン(登録商標)上に塗布し、80℃で12時間アルゴン中に放置し、その後、80℃で12時間真空乾燥して厚さ100μmの固体電解質Bを得た。このようにして得られた固体電解質Bのガラス転移温度を前述の方法で測定したところ、−20℃であった。
さらに、得られた膜状の固体電解質Aを、直径1cmの円板状に切抜き、これを一対のステンレス電極に挟み込んだ後、25℃でのイオン伝導度を前述の方法により求めたところ、イオン伝導度は、0.5mS/cmであった。
また、溶液Bを前述の方法で作製した正極および負極上にキャストし、80℃で12時間アルゴン中に放置し、その後、80℃で12時間真空乾燥を行った。そして、これらの正極及び負極を重ねあわせ、0.1MPaの荷重をかけ80℃で6時間保持することで張り合わせた。この後、図1に示すように、正極1及び負極3に、各々、ステンレス端子5、7を取り付け、袋状のアルミラミネートフィルム9に挿入した。
このように作製したリチウム二次電池のモデルの充放電特性を前述の方法で評価したところ、初回放電容量は、1.2mAhであり、サイクル特性は、140回であった。また、高率放電特性は、60%であった。
(実施例5)
前述の分岐型のポリカーボネート基含有ポリマーの作製例に従い、ジアルコールとしてヘキサメチレンジオール10mmol、ハロゲン化アルキルとしてヘキサメチレンジブロモ5mmolを選択し、NMP15cmを用いてポリカーボネート(以下、ポリマーCと称する)を得た。ポリマーとして、実施例4で用いたポリマーBの代わりにポリマーCを用いること以外は、実施例4と全く同様の方法で固体電解質及びリチウム二次電池のモデルを作製し、実施例4と同様の測定及び評価を行った。その結果、ガラス転移温度は、−40℃、イオン伝導度は、0.8mS/cm、初回放電容量は、1.3mAh、サイクル特性は、140回、高率放電特性は、65%であった。
(実施例6)
前述の分岐型のポリカーボネート基含有ポリマーの作製例に従い、ジアルコールとしてヘキサメチレンジオール10mmol、ハロゲン化アルキルとして1,4−ジ(クロロメチル)5mmolを選択し、DMF15cmを用いてポリカーボネート(以下、ポリマーDと称する)を得た。ポリマーとして、実施例4で用いたポリマーBの代わりにポリマーDを用いること以外は、実施例4と全く同様の方法で固体電解質及びリチウム二次電池のモデルを作製し、実施例4と同様の測定及び評価を行った。その結果、ガラス転移温度は、−60℃、イオン伝導度は、1.1mS/cm、初回放電容量は、1.3mAh、サイクル特性は、140回、高率放電特性は、65%であった。
(比較例1)
数平均分子量50000のポリエチレンカーボネート(PAC Polymers Inc.社製)と、電解質塩としてLiN(CF3SO22とをジメチルカーボネートに混ぜた溶液(以下、溶液Eと称する)を、テフロン(登録商標)上に塗布し、80℃で12時間アルゴン中に放置し、その後,80℃で12時間真空乾燥して厚さ100μmの固体電解質Eを得た。このようにして得られた固体電解質Eのガラス転移温度を前述の方法で測定したところ、20℃であった。
さらに、得られた膜状の固体電解質Eを、直径1cmの円板状に切抜き、これを一対のステンレス電極に挟み込んだ後、25℃でのイオン伝導度を前述の方法により求めたところ、イオン伝導度は、0.03mS/cmであった。
また、溶液Eを前述の方法で作製した正極および負極上にキャストし、80℃で12時間アルゴン中に放置し、その後、80℃で12時間真空乾燥を行った。そして、これらの正極及び負極を重ねあわせ、0.1MPa の荷重をかけ80℃で6時間保持することで張り合わせた。この後、図1に示すように、正極1及び負極3に、各々、ステンレス端子5、7を取り付け、袋状のアルミラミネートフィルム9に挿入した。
このように作製したリチウム二次電池のモデルの充放電特性を前述の方法で評価したところ、初回放電容量は、0.3mAhであり、サイクル特性は、30回であった。また、高率放電特性は、40%であった。
これら、実施例1〜実施例6、及び比較例1での評価の結果を表1にまとめた。
Figure 2005044704
このような本実施例での評価の結果から明らかなように、分岐型のポリカーボネート基含有ポリマーを含有する実施例1〜実施例6の固体電解質では、分岐型のポリカーボネート基含有ポリマーを含有していない比較例1の固体電解質に比べて、イオン伝導度が向上している。
さらに、分岐型のポリカーボネート基含有ポリマーを含有する固体電解質を用いた実施例1〜実施例6のリチウム二次電池のモデルでは、分岐型のポリカーボネート基含有ポリマーを含有していない固体電解質を用いた比較例1のリチウム二次電池のモデルに比べて、初回放電容量、サイクル特性、及び高率放電特性といったリチウム二次電池の充放電特性が向上している。
このように、本発明を適用してなる固体電解質では、安全性を向上しながら、イオン伝導度も向上できるものであり、様々な電気化学デバイスに用いることができる。しかし、特にリチウム二次電池では、本発明を適用してなる固体電解質をもちいることで、安全性を向上しながら、イオン伝導度も向上できるだけでなく、二次電池の充放電特性も向上できる。
本発明を適用してなるリチウム二次電池のモデルの一実施例の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 正極
3 負極
5、7 ステンレス端子
9 アルミラミネートフィルム

Claims (5)

  1. 一般式(1)で示される分岐型のカーボネート基含有ポリマーと、電解質塩とを含む固体電解質。

    Figure 2005044704
    (ただし、R及びXは炭化水素基、mは付加モル数、nは分岐数である)
  2. 前記一般式(1)の式中、炭化水素基R及びXが炭素数2以上7以下であることを特徴とする請求項1に記載の固体電解質。
  3. 前記一般式(1)の式中、付加モル数mが10以上10000以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の固体電解質。
  4. 前記一般式(1)の式中、分岐数nが2以上3以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の固体電解質。
  5. リチウムを可逆的に吸蔵放出する正極及び負極と、リチウムイオンを含む固体電解質とを有するリチウム二次電池であり、
    前記固体電解質として、請求項1乃至4のいずれか1項に記載された固体電解質を有することを特徴とするリチウム二次電池。
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