JP2005039359A - 画像再生装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、予め画像データのグループ化や関連付けを必要とせずに、関連する画像データを連続して再生可能とする。
【解決手段】ユーザにより、スライドショー表示として表示すべき画像データが選択されると、画像データを表示している間に、CPU11は、当該画像データの属性データを取得して、記憶部17に格納されている画像データの属性データと比較し、属性データに基づいて、表示されている画像データに関連する画像データを記憶部17から検出し、関連ファイルリスト151に登録する。また、画像データを表示させてから所定時間経過した場合、CPU11は、次の画像データを表示させ、当該画像データ関連する画像データを検出し、関連ファイルリスト151に登録する。そして、スライドショー表示の最後の画像データの表示が終了すると、関連ファイルリスト151を表示部13に表示させる。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザにより、スライドショー表示として表示すべき画像データが選択されると、画像データを表示している間に、CPU11は、当該画像データの属性データを取得して、記憶部17に格納されている画像データの属性データと比較し、属性データに基づいて、表示されている画像データに関連する画像データを記憶部17から検出し、関連ファイルリスト151に登録する。また、画像データを表示させてから所定時間経過した場合、CPU11は、次の画像データを表示させ、当該画像データ関連する画像データを検出し、関連ファイルリスト151に登録する。そして、スライドショー表示の最後の画像データの表示が終了すると、関連ファイルリスト151を表示部13に表示させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データを再生表示する画像再生装置及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルカムコーダ等を利用して撮影した静止画像や動画像のデジタル画像データをパソコン等のコンピュータ端末で読み込み、パソコンにインストールされた画像表示ソフトで再生することにより、気軽に静止画像や動画像を閲覧することができる。また、このような画像表示ソフトには、ユーザによりグループ化、関連ファイルとして登録された画像データを、所定の順序に従って一定時間ずつ切り替えて表示するスライドショーを行うものが知られている。これにより、例えば、運動会や旅行等で撮影された画像データを時系列、或いは、場所毎に連続再生することができ、ユーザは煩雑な操作をすることなく画像データを楽しむことができる。
【0003】
ところで、上記のようにスライドショーを楽しむためには予め画像データをグループ化、関連ファイルとして登録しておく必要があるが、このような作業は手間が係る。そこで、メモリカードに画像データを記録した時間又はイメージスキャナによりフィルム画像が読み取られ、画像データとしてデジタル化された時間に基づいて、画像データをグループ化して保存管理する画像読取保存装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、画像等のファイルを登録する際、付帯情報と共に登録するファイルに関連したファイルも同時に登録することで、登録および検索の手間を軽減できるデータベース管理システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。或いは、ユーザの操作を使用履歴情報として記憶し、ユーザの好みに合わせた操作環境を提供するシステムも知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−339344号公報
【特許文献2】
特開2002−149701号公報
【特許文献3】
特開2002−184157号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術(例えば、特許文献1〜3)においては、ユーザが意識的に画像データの関連付けを行う必要があり、意識的にそういった作業を行うことは煩わしい。また、関連する画像データをスライドショーにより表示する場合、上述した技術を利用して画像データのグループ化、関連ファイルの登録を予め行うことが前提であり、これらの作業が行われていない場合、関連する画像データの連続再生は行えない。すなわち、上述した技術を利用した場合であっても、画像データのグループ化、関連ファイルの登録は煩雑な操作を伴うため、ユーザの心理的負担が大きいという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、予め画像データのグループ化や関連付けを必要とせずに、関連する画像データを連続して再生可能な画像再生装置及びプログラムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
画像データを表示する表示部と、画像データを記憶する記憶部とを備える画像再生装置であって、
前記記憶部に記憶される画像データを前記表示部に表示させる指示を入力する入力部と、
前記入力部により指示された画像データを前記表示部に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により、画像データが表示されている間に、記憶部に記憶されている画像データの中から前記表示部に表示されている画像データに関連する他の画像データを検出する検出手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
したがって、画像データが表示部に表示されている間に、当該画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出するため、空き時間を利用して効率良く関連する画像データの検出を行うことができる。これにより、ユーザは、予め再生する画像データの選択やグループ化、関連付け等を行う必要なく、手軽に関連する複数の画像データを表示部に表示させることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像再生装置において、
前記入力部は、前記記憶部に記憶される複数の画像データを選択して入力し、前記表示制御手段は、前記選択された複数の画像データを所定時間ずつ順次切り替えて前記表示部に表示させ、
前記検出手段は、前記表示制御手段により、画像データが表示されている間に、前記記憶部に記憶されている画像データの中から前記表示部に表示されている画像データに関連する他の画像データを検出することを特徴とする。
【0010】
したがって、複数の画像データが選択され、スライドショー表示を行う場合に、画像データが表示部に表示されている間に、当該画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出するため、空き時間を利用して効率良く関連する画像データの検出を行うことができる。すなわち、スライドショーとして表示される一連の画像データに関連する他の画像データを容易に記憶部から検出することができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像再生装置において、
前記検出手段により検出された画像データを記憶する関連ファイルリストを作成する作成手段を備え、
前記表示制御手段は、前記関連ファイルリストを表示部に表示させることを特徴とする。
【0012】
したがって、検出手段により検出された画像データを記憶する関連ファイルリストを作成し、この関連ファイルリストを表示部に表示させることができるため、ユーザは、関連する画像データを容易かつ的確に認識することができる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像再生装置において、
前記関連ファイルリストに記憶される画像データを記憶部から取得して表示部に表示させることを特徴とする。
【0014】
したがって、関連する画像として検出された画像データを容易に表示部に表示させることができ、ユーザは関連する画像データを手軽に楽しむことができる。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の画像再生装置において、
前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された画像データを前記表示部に表示させ、
前記検出手段は、画像データが前記表示部に表示されている間に、当該表示されている画像データに関連する画像データを前記記憶部から検出する。
【0016】
したがって、検出手段により検出された画像データを表示部に表示させ、画像データが表示されている間に、当該画像データに関連する画像データを記憶部から検出し、連続して表示部に表示させることができる。すなわち、表示部に表示された一の画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出し、順次表示部に表示させることができるため、ユーザは、煩雑な操作を必要とせずに、関連する画像データの連続再生を楽しむことができる。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項3又は4記載の画像再生装置において、
前記表示制御手段は、前記入力手段により選択された複数の画像データを所定時間表示部に表示させた後、前記関連ファイルリストに記憶されている画像データを記憶部から取得して、順次所定時間ずつ表示部に表示させることを特徴とする。
【0018】
したがって、スライドショーとして一連の画像データを表示させた後に、表示された画像データに関連する複数の画像データをスライドショートして楽しむことができ、ユーザは、画像データの選択やグループ化、関連付け等を行う必要なく、手軽に関連する複数の画像データを楽しむことができる。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項1から6の何れか一項に記載の画像再生装置において、
前記画像データは、撮影日時、撮影場所の位置情報、撮影機種、ファイル名のうち少なくとも一つ以上を含む属性データを有し、
前記検出手段は、前記属性データに基づいて、一の画像データに関連する他の画像データを前記記憶部から検出することを特徴とする。
【0020】
したがって、種々の属性データに基づいて、一の画像データと他の画像データとが関連するか否かを判別することができ、一の画像データに関連する他の画像データを漏れなく的確に記憶部から検出して表示部に表示させることができる。
【0021】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の再生画像装置において、
前記検出手段は、前記一の画像データの撮影場所の位置情報と、前記記憶部に記憶される他の画像データの撮影場所の位置情報との離間距離を算出し、当該離間距離が所定の範囲内である場合に、前記他の画像データが前記一の画像データに関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出することを特徴とする。
【0022】
したがって、撮影場所の位置情報に基づいて、一の画像データと、他の画像データが関連しているか否かを判別するため、所定範囲の地域で撮影された画像データを関連する画像データとして検出することができ、的確に関連する画像データを検出することができる。
【0023】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の画像再生装置において、
前記記憶部は、所定の位置情報及び前記所定の位置情報からの距離に応じた離間距離の閾値を記憶し、
前記検出手段は、所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離と、一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離と、を算出し、前記所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離に応じた離間距離の閾値を前記記憶部から取得し、当該取得した離間距離の閾値と、前記算出した一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離とに基づいて、一の画像データと他の画像データが関連するか否かを判別することを特徴とする。
【0024】
したがって、一の画像データの撮影場所が所定の位置情報からどれくらい離れているかに応じて、一の画像データの撮影場所と、他の撮影画像の撮影場所との離間距離の閾値を取得し、所定の位置情報からどれくらい離れているかに応じて、画像データ同士が関連するか否かを判断することができる。
【0025】
請求項10記載の発明は、請求項7記載の画像再生装置において、
前記検出手段は、一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時とを取得し、撮影日時が同日である場合、一の画像データに他の画像データが関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出することを特徴とする。
【0026】
したがって、画像データの撮影日時に基づいて、一の画像データと他の画像データが関連するか否かを判別することができ、同日に撮影された画像データを的確に関連する画像データとして検出することができる。
【0027】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の画像再生装置において、
前記検出手段は、一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時を取得して撮影日時が同日であるかを判別する際に、午前0時から午前3時までを前日の日付として扱うことを特徴とする。
【0028】
例えば、イベントが午前0時を過ぎて行われていた場合であっても、午前3時以前であれば、同日として判別され、関連する画像を適切に検出することができる。
【0029】
請求項12記載の発明は、
画像データを表示する表示部と、画像データを記憶する記憶部とを備える画像再生装置を制御するコンピュータに、
前記記憶部に記憶される画像データを前記表示部に表示させる指示を入力する機能と、
前記入力された画像データを前記表示部に表示させる機能と、
画像データが表示されている間に、記憶部に記憶されている画像データの中から前記表示部に表示されている画像データに関連する他の画像データを検出する機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0030】
請求項13記載の発明は、請求項12記載のプログラムにおいて、
前記記憶部に記憶される複数の画像データを選択して入力する機能と、
前記選択された複数の画像データを所定時間ずつ順次切り替えて前記表示部に表示させる機能と、
前記画像データが表示されている間に、記憶部に記憶されている画像データの中から当該表示されている画像データに関連する他の画像データを検出する機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0031】
請求項14記載の発明は、請求項12又は13記載のプログラムにおいて、
前記検出手段により検出された画像データを記憶する関連ファイルリストを作成する機能と、
前記関連ファイルリストを前記表示部に表示させる機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0032】
請求項15記載の発明は、請求項14記載のプログラムにおいて、
前記関連ファイルリストに記憶される画像データを表示部に表示させる機能を実現するためのプログラムである。
【0033】
請求項16記載の発明は、請求項12記載のプログラムにおいて、
前記検出された画像データを前記表示部に表示させる機能と、
画像データが前記表示部に表示されている間に、当該表示されている画像データに関連する画像データを前記記憶部から検出する機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0034】
請求項17記載の発明は、請求項14又は15記載のプログラムにおいて、
前記選択された複数の画像データを所定時間表示部に表示させた後、前記関連ファイルリストに記憶されている画像データを記憶部から取得して、順次所定時間ずつ表示部に表示させる機能を実現させるためのプログラムである。
【0035】
請求項18記載の発明は、請求項12から16の何れか一項に記載のプログラムにおいて、
前記画像データは、撮影日時、撮影場所の位置情報、撮影機種、ファイル名のうち少なくとも一つ以上を含む属性データを有し、
前記属性データに基づいて、一の画像データに関連する他の画像データを前記記憶部から検出する機能を実現させるためのプログラムである。
【0036】
請求項19記載の発明は、請求項17記載のプログラムにおいて、
前記一の画像データの撮影場所の位置情報と、前記記憶部に記憶される他の画像データの撮影場所の位置情報との離間距離を算出し、当該離間距離が所定の範囲内である場合に、前記他の画像データが前記一の画像データに関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出する機能を実現させるためのプログラムである。
【0037】
請求項20記載の発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、
所定の位置情報及び前記所定の位置情報からの距離に応じた離間距離の閾値を記憶する機能と、
所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離と、一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離と、を算出し、前記所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離に応じた離間距離の閾値を前記記憶部から取得し、当該取得した離間距離の閾値と、前記算出した一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離とに基づいて、一の画像データと他の画像データが関連するか否かを判別する機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0038】
請求項21記載の発明は、請求項18記載のプログラムにおいて、
一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時とを取得し、撮影日時が同日である場合、一の画像データに他の画像データが関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出する機能を実現させるためのプログラムである。
【0039】
請求項22記載の発明は、請求項21記載のプログラムにおいて、
一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時を取得して撮影日時が同日であるかを判別する際に、午前0時から午前3時までを前日の日付として扱う機能を実現させるためのプログラムである。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0041】
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態における画像再生装置1の機能的構成を示す図である。
図1に示すように、画像再生装置1は、CPU11、表示部13、入力部12、通信部14、RAM15、I/F16、記憶部17等により構成され、各部はバス18により接続されている。
【0042】
CPU(Central Processing Unit)11は、記憶部17に格納されている各種プログラムの中から指定されたプログラムを、RAM15内の図示しないワークエリアに展開し、入力部12、及び通信部14から入力されるデータに応じて、プログラムに従った各種処理を実行し、処理結果をRAM15内のワークメモリに格納する。また、処理結果を表示するための表示情報を生成して表示部13へ出力する。
【0043】
具体的に、CPU11は、記憶部17からスライドショー表示処理プログラム、関連画像検出処理プログラムを読み出して、後述する画像データ表示処理1(図2参照)、関連画像検出処理1(図3参照)を実行する。
【0044】
入力部12は、文字キー、数字キー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU11に出力する。また、入力部12は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0045】
表示部13は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表示画面を備え、CPU11から入力される表示信号の指示に従って入力部12、通信部14を介して送受信される表示データを画面上に表示する。
【0046】
通信部14は、LAN、WAN等のネットワークに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェイスである。通信部14は、モデム又はターミナルアダプタ等によって構成され、電話回線、ISDN回線、無線通信回線、専用線、CATV回線等の通信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0047】
RAM(Random Access Memory)15は、CPU11によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM15は、後述する関連画像検出処理1において、検出された画像データを関連画像として登録するための関連ファイルリスト151を格納している。
【0048】
I/F部16は、データ入出力用のポート(図示せず)を備え、このポートにFD(登録商標)、CD−R、半導体メモリ等の記録メディアを接続してデータの転送速度の調整等を行い、画像再生装置1と、記録メディアとの間で画像データのやりとりを仲介する。
【0049】
記憶部17は、プログラムやデータ等が予め記録されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は、記憶部17に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記録する。また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。具体的に、記憶部17は、後述する画像データ表示処理11により表示部13に表示するための画像データ(例えば、静止画像、動画像等)や、音出力部(図示せず)から音声や音楽を出力するための音声データ、音楽データ等を格納している。
【0050】
なお、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して通信部15から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。また、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
【0051】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、画像再生装置1のCPU11が読み取り可能なプログラムコードの形態でROMに格納されており、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0052】
図2は、CPU11により実行される画像データ表示処理1を示すフローチャートである。図2に示すように、CPU11は、入力部12を介して、スライドショー表示を行う画像データが選択指示されると、選択された画像データの識別情報をRAM15に一次的に記憶させる(ステップS1)。次いで、選択された画像データのうち一の画像データを記憶部17から取得して、表示部13に表示させる(ステップS2)。
【0053】
次いで、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントすると共に(ステップS3)、再生中の画像データの属性データを取得する(ステップS4)。そして、CPU11は、再生中の画像に関連ある画像データを検出する関連画像検出処理1を実行する(ステップS5)。図3を参照して関連画像検出処理について説明する。
【0054】
図3は、画像データ表示処理1の一部として実行される関連画像検出処理1のフローチャートを示す図である。図3に示すように、CPU11は、記憶部17に格納されている画像データを所定順序に並べ(ステップS11)、先頭の画像データの属性データを取得する(ステップS12)。次いで、CPU11は、表示している画像データの属性データと、取得した画像データの属性データを比較して、各画像データが関連しているか否かを判別する(ステップS13)。
【0055】
ここで、属性データに基づいて、画像データが関連しているか否かを判別する方法について説明する。まず、属性データには、画像データの撮影日時、撮影場所の位置情報(緯度、経度、高度)、撮影装置の機種、ファイル名等を含んでいる。
そこで、CPU11は、表示されている画像データの撮影日時を取得して、記憶部17から取得した画像データの撮影日時が、同一日付、或いは、2,3日前後する範囲であるかを判別する。
【0056】
また、CPU11は、予め記憶部17に登録された所定の位置情報(例えば、自宅の位置情報)を取得して、表示されている画像データの撮影場所から自宅がどれくらい離れているかを算出する。CPU11は、算出した距離に基づいて、関連画像とみなす離間距離の閾値を設定する。ここで、関連画像とみなす離間距離の閾値は、例えば、表示されている画像データの撮影場所が自宅から0Km以上10Km未満の範囲で離れている場合、離間距離の閾値に500mが設定され、画像データの撮影場所が自宅から10Km以上100Km以下の範囲で離れている場合、離間距離の範囲に2Kmに設定され、画像データの撮影場所が自宅から100Km以上の範囲で離れている場合、離間距離の閾値に10Kmに設定される。
【0057】
すなわち、表示されている画像データの撮影場所が自宅から0Km以上10Km未満の範囲で離れている場合、表示されている画像データの撮影場所と、取得した画像データの撮影場所の離間距離が500m以内であれば、取得した画像データを関連画像として検出し、表示されている画像データの撮影場所が自宅から10Km以上100Km以下の範囲で離れている場合、表示されている画像データの撮影場所と、取得した画像データの撮影場所の離間距離が2Km以内であれば、取得した画像データを関連画像として検出する。さらに、表示されている画像データの撮影場所が自宅から100Km以上の範囲で離れている場合、表示されている画像データの撮影場所と、取得した画像データの撮影場所の離間距離が10Km以内であれば、取得した画像データを関連画像として検出する。
【0058】
これにより、日常生活においては、500m程度場所が離れていれば異なるイベントが行われていると判別され、例えば、ハイキングに出かけたような場合、その行動範囲は通常の生活よりも広がるため、離間距離を大きく設定する。さらに、遠出の旅行等に出かけた場合は、広範囲で移動した場合であっても同一のイベントとして判断可能とすることにより、同一のイベントにおいて撮影された関連画像を適切に検出することができる。この構成によれば、例えば、単純に画像データの撮影場所が所定の距離範囲内に入っているか否かに基づいて関連があるか否かを判別する場合と異なり、状況に応じて、画像データの関連性を的確に判別することができる。
【0059】
以上の方法により、CPU11は、表示部13に表示されている画像データと、撮影日時が同一或いは前後する画像データであって、撮影場所の離間距離が所定の範囲内である画像データを関連画像として検出する。上述した他にも、属性データに含まれる情報に基づいて、表示されている画像データと、記憶部17に格納されている画像データが関連するか否かを判別する構成であってもよい。
【0060】
そして、CPU11は、取得した画像データが関連画像であると判別した場合(ステップS14;YES)、関連ファイルリスト151に当該画像データを登録する(ステップS15)。さらに、CPU11は、取得した画像データが記憶部内の最後の画像データであったか否かを判別する(ステップS16)。ここで、記憶部17に格納される画像データは、静止画像か動画像であるかに関わらず、また、異なる機種(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルカムコーダ等)により撮影された画像データについても関連するか否かを判別する。
【0061】
続いて、CPU11により、最後の画像データでないと判別された場合(ステップS16;NO)、すなわち、記憶部17内に未確認の画像データが残っている場合、ステップS12に移行して次の画像データ取得の属性データを取得し、ステップS12〜S16を繰り返して実行する。そして、記憶部17内に格納される全ての画像データについて、関連画像であるか否かの確認を終了した場合(ステップS16;YES)、CPU11は、本関連画像検出処理1を終了して、画像データ表示処理1に移行する。
【0062】
図2に戻り、CPU11は、タイマを監視して画像データを表示部13に表示させてから所定時間が経過したかを判別し(ステップS6)、所定時間が経過した場合(ステップS6;YES)、次にスライドショー表示すべき画像データとして画像データの識別情報がRAM15に記憶されているか否かを判別する(ステップS7)。RAM15に次に表示すべき画像データの識別情報が記憶されている場合(ステップS7;YES)、CPU11は、対応する画像データを記憶部17から取得して、表示部13に表示させる(ステップS2)。
【0063】
次いで、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントすると共に(ステップS3)、表示部13に表示させた画像データの属性データを取得して、当該画像データに関連する画像データを記憶部17から検出するための関連画像検出処理1を実行する。そして、CPU11は、上述した処理を繰り返して実行し、スライドショー表示すべき画像データとして選択指示された全ての画像データを表示させると(ステップS7;NO)、関連ファイルリスト151を取得して、関連ファイルリストを表示部13に表示させる(ステップS9)。そして、CPU11は、本画像データ表示処理1を終了する。
【0064】
なお、上述した関連画像検出処理1において、一度関連ファイルリスト151に登録された画像データについては、登録済みフラグを画像データに付帯させることにより、表示部13に表示されている画像データと関連するか否かの確認を省略する構成であることが望ましい。これにより、一度関連ファイルリスト151に登録された画像データが再度登録されてしまうことを防止すると共に、関連ファイルリスト151に登録された画像データについては、関連の有無を判別する処理工程を省略して、効率良く関連する画像データを検出することができる。
【0065】
また、上述した画像データ表示処理1は、関連画像検出処理1において十分高速に関連画像の検出が行われる場合のCPU11の動作を説明するものである。
したがって、CPU11の処理能力が低く、関連画像検出処理1において十分高速に関連画像の検出が行えない場合、CPU11は、画像データ表示処理2を実行する。以下、画像データ表示処理2について説明する。
【0066】
図4は、CPU11により実行される画像データ表示処理2を示すフローチャートである。図4に示すように、CPU11は、入力部12を介して、スライドショー表示を行う画像データが選択指示されると、選択された画像データの識別情報をRAM15に一次的に記憶させる(ステップT1)。次いで、選択された画像データのうち一の画像データを記憶部17から取得して、表示部13に表示させる(ステップT2)。
【0067】
次いで、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントすると共に(ステップT3)、再生中の画像データの属性データを取得する(ステップT4)。そして、CPU11は、再生中の画像に関連ある画像データを検出する関連画像検出処理1を実行する(ステップT4)。図5を参照して関連画像検出処理について説明する。
【0068】
図5は、画像データ表示処理1の一部として実行される関連画像検出処理1のフローチャートを示す図である。図5に示すように、CPU11は、スライドショー表示を行う画像データの属性をすべて取得する(ステップT11)。次いで、CPU11は、記憶部17に格納されている画像データを所定順序に並べ(ステップT12)、先頭の画像データの属性データを取得する(ステップT13)。
【0069】
続いて、CPU11は、スライドショー表示する画像データの属性データと、取得した画像データの属性データを比較して、各画像データが関連しているか否かを判別する(ステップT13)。取得した画像データが関連画像であると判別した場合(ステップT14;YES)、CPU11は、関連ファイルリスト151に当該画像データを登録する(ステップT15)。さらに、CPU11は、取得した画像データが記憶部内の最後の画像データであったか否かを判別する(ステップT16)。
【0070】
続いて、CPU11により、最後の画像データでないと判別された場合(ステップT16;NO)、すなわち、記憶部17内に未確認の画像データが残っている場合、ステップT12に移行して次の画像データ取得の属性データを取得し、ステップT12〜T16を繰り返して実行する。そして、記憶部17内に格納される全ての画像データについて、関連画像であるか否かの確認を終了した場合(ステップT16;YES)、CPU11は、本関連画像検出処理1を終了して、画像データ表示処理2に移行する。なお、関連画像検出処理2においては、記憶部17内に未確認の画像データが残っている場合であっても、画像データ表示処理2において、タイマー割り込みにより処理が中断された場合、画像データ表示処理2に移行する。
【0071】
図4に戻り、CPU11は、タイマを監視して画像データを表示部13に表示させてから所定時間が経過したかを判別し、所定時間が経過した場合、タイマ割り込みにより画像データ表示処理2に復帰する(ステップT5)。次いで、CPU11は、スライドショー表示すべき画像データとして画像データの識別情報がRAM15に記憶されているか否かを判別する(ステップT6)。RAM15に次に表示すべき画像データの識別情報が記憶されている場合(ステップT6;YES)、CPU11は、対応する画像データを記憶部17から取得して、表示部13に表示させる(ステップT2)。
【0072】
続いて、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントすると共に(ステップT3)、表示部13に画像データを表示させている間に、関連画像検出処理2を実行し、関連画像の検出を実行する。そして、CPU11は、上述した処理を繰り返して実行し、スライドショー表示すべき画像データとして選択指示された全ての画像データを表示させると(ステップT6;NO)、関連ファイルリスト151を取得して、関連ファイルリストを表示部13に表示させる(ステップT8)。そして、CPU11は、本画像データ表示処理1を終了する。
【0073】
以上のように、本実施の形態における画像再生装置1によれば、ユーザにより、スライドショー表示として表示すべき画像データが選択されると、画像データを表示している間に、CPU11は、当該画像データの属性データを取得して、記憶部17に格納されている画像データの属性データと比較し、属性データに基づいて、表示されている画像データに関連する画像データを記憶部17から検出し、関連ファイルリスト151に登録する。また、画像データを表示させてから所定時間経過した場合、CPU11は、次の画像データを表示させ、当該画像データの属性データを取得して、記憶部17に格納されている画像データから関連する画像データを検出し、関連ファイルリスト151に登録する。そして、スライドショー表示の最後の画像データの表示が終了すると、関連ファイルリスト151を表示部13に表示させる。
【0074】
したがって、表示部13に画像データを表示している間に、表示されている画像データに関連する画像データを記憶部17から検出し、関連ファイルリスト151に登録するため、画像データを表示している時間を有効に利用して、関連する画像データを検出し、ユーザに提示することができる。これにより、ユーザは、スライドショーとして表示させる画像データのグループ化、関連付けのための手間及び時間を必要せずに手軽に関連する画像データを抽出することができる。
【0075】
また、表示部13に表示されている画像データについて、当該画像データが表示されている時間を有効に利用して、関連する画像データの検索を行うため、CPU11に係る負担が少なく、効率良く関連する画像データの検出を行うことができる。
【0076】
さらに、表示された関連リストファイル151が表示された場合に、ユーザの指示により、関連リストファイル151に登録された画像データのスライドショー表示を実行することが可能であり、ユーザは、煩雑な手間を必要とせずに、スライドショーを楽しむことができる。また、関連リストファイル151を表示させると同時に、関連リストファイル151に登録された画像データをスライドショー表示させる構成であっても良く、関連リストファイル151に登録された画像データのサムネール画像を一覧表示させる構成であっても良い。
【0077】
[第2の実施の形態]
次に、上述した第1の実施の形態における画像再生装置1を利用した第2の実施の形態について説明する。なお、画像再生装置1を構成する各構成部分については、上述した第1の実施の形態と同一であるため、図示及び詳細な説明を省略する。以下では、第2の実施の形態につき特徴的な画像再生装置1の動作について説明を行う。なお、本第2の実施の形態は、高速処理が可能なCPUを備える画像再生装置に適用した場合、特に有効である。
【0078】
図6は、本第2の実施の形態に特徴的な処理として、CPU11により実行される画像データ表示処理3のフローチャートを示す図である。図6に示すように、CPU11は、ユーザにより最初に表示させる画像データが選択されると(ステップS21)、選択された画像データを記憶部17から取得して、表示部13に表示させる(ステップS22)。
【0079】
次いで、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントすると共に(ステップS23)、表示させた画像データの属性データを取得する(ステップS24)。そして、CPU11は、次に再生するための画像データを検出するための関連画像検出処理3を実行する(ステップS25)。図7を参照して関連画像検出処理3について説明する。
【0080】
図7は、CPU11により、画像データ表示処理3の一部として実行される関連画像検出処理3のフローチャートを示す図である。図7に示すように、CPU11は、記憶部17に格納されている画像データを所定順序に並べ(ステップS41)、先頭の画像データの属性データを取得する(ステップS42)。次いで、CPU11は、表示している画像データの属性データと、取得した画像データの属性データを比較して、双方の画像データが関連しているか否かを判別する(ステップS43)。
【0081】
続いて、CPU11は、取得した画像データが関連画像であると判別した場合(ステップS44;YES)、関連ファイルリスト151に取得した画像データを登録する(ステップS45)。また、取得した画像データが関連画像でないと判別した場合(ステップS44;NO)、ステップS46に移行する。次いで、CPU11は、取得した画像データが記憶部17内の最後の画像データであったか否かを判別する(ステップS46)。
【0082】
取得した画像データが最後の画像データでない場合(ステップS46;NO)、すなわち、記憶部17内に未確認の画像データが残っている場合、CPU11は、ステップS42に移行して次の画像データを取得して、その属性データを取得し、ステップS42〜S46を繰り返して実行する。また、記憶部17内に格納される全ての画像データについて、表示部13に表示されている画像データに関連するか否かを確認した場合(ステップS46;YES)、CPU11は、関連ファイルリスト151に登録されている画像データが、記憶部17に格納されている画像データと関連性があるものであると判断する。
【0083】
すなわち、CPU11は、関連ファイルリスト151に登録された画像データを取得し、その属性データを取得する(ステップS47)また、記憶部17内に格納されている画像データを取得して、その属性データを取得する(ステップS48)。そして、CPU11は、属性データに基づいて、関連ファイルリスト151から取得した画像データと、記憶部17から取得した画像データが関連するか否かを判別する(ステップS49)。
【0084】
ここで、記憶部17から取得した画像データが関連すると判別された場合(ステップS50;YES)、CPU11は、関連ファイルリスト151に当該画像データを登録する(ステップS51)。また、当該画像データが関連しないと判別された場合(ステップS50;NO)、CPU11は、ステップS52に移行する。
【0085】
さらに、CPU11は、記憶部17から取得した画像データが最後の画像データであったか否か、すなわち、記憶部17内に未確認の画像データが残っているか否かを判別する(ステップS52)。そして、記憶部17内に未確認の画像データがある場合(ステップS52;NO)、ステップS48に移行して次の画像データを取得し、その属性データを取得して、ステップS48〜S52を繰り返して実行する。
【0086】
また、記憶部17内に格納される全ての画像データについて、ステップS47において関連ファイルリスト151から取得した画像データと関連するか否かを確認した場合(ステップS52;YES)、CPU11は、ステップS47において取得した画像データが関連ファイルリスト151に登録される最後の画像データであったか否か、すなわち、関連ファイルリスト151に登録されている画像データのうち未確認の画像データが残っているか否かを判別する(ステップS53)。
【0087】
ここで、関連ファイルリスト151に登録されている画像データのうち未確認の画像データが残っている場合(ステップS53;NO)、CPU11は、ステップS47に移行して、関連ファイルリスト151から未確認の画像データを取得して、その属性データを取得し、ステップS48〜S53の処理を繰り返して実行する。一方、関連ファイルリスト151に登録されている全ての画像データについて記憶部17内に関連する画像データがあるか否かを確認した場合(ステップS53;YES)、CPU11は、本関連画像検出処理3を終了して、画像データ表示処理3に移行する。
【0088】
続いて、図6のステップS26に戻り、CPU11は、画像データを表示部13に表示させてから所定時間が経過したかを判別し(ステップS26)、所定時間が経過した場合(ステップS26;YES)、関連ファイルリスト151に画像データが登録されているか否かを判別する(ステップS27)。関連ファイルリスト151に画像データが登録されている場合(ステップS27;YES)、CPU11は、登録されている画像データを取得して、表示部13に表示させる(ステップS27)。
【0089】
そして、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントし(ステップS28)、画像データを表示してから所定時間が経過したか否かを判別する(ステップS29)。所定時間が経過した場合(ステップS29;YES)、CPU11は、次に表示すべき画像データが関連ファイルリスト151に登録されているか否かを判別する(ステップS30)。
【0090】
関連ファイルリスト151に表示すべき画像データがある場合(ステップS30;YES)、CPU11は、ステップS27に移行して、関連ファイルリスト151から画像データを取得して、表示部13に表示させ、ステップS27〜S30の処理を繰り返して実行する。また、関連ファイルリスト151に表示すべき画像データが登録されていない場合(ステップS30;NO)、CPU11は、全ての画像データの表示を終了したと判断して、本画像データ表示処理3を終了する。
【0091】
以上のように、本第2の実施の形態における画像再生装置1によれば、表示部13に画像データを表示する一方で、当該画像データの属性データ及び記憶部17に格納される画像データの属性データに基づいて、表示部13に表示されている画像データに関連する画像データを記憶部17から検出し、関連画像として関連ファイルリスト151に登録する。また、関連ファイルリスト151に登録された画像データの属性データと、記憶部17に格納される画像データの属性データに基づいて、関連ファイルリスト151に登録された画像データに関連する画像データを記憶部17から検出して、関連画像として関連ファイルリスト151に登録する。そして、CPU11は、関連ファイルリスト151に登録された画像データをスライドショーにより順次表示部13に表示させる。
【0092】
したがって、表示部13に表示された画像データに関連する画像として検出された画像データに関連する画像データを記憶部17から検出し、関連ファイルリスト151に登録させ、さらに関連ファイルリスト151に登録された画像データに関連する画像を記憶部17から検出することができる。この結果、詳細かつ的確に記憶部17内から関連する画像データを検出して、再生表示させることができる。これにより、ユーザは、スライドショーにより画像データを表示させる場合に、画像データのグループ化や画像データの関連付けを行う手間を必要とせずに、的確に関連する画像データを検出して、表示させることができ、撮影された画像データを漏れなく楽しむことができる。
【0093】
また、本第1の実施の形態においては、予めスライドショー表示を行う画像データ群を選択し、その画像データ群のスライドショー表示を行っている間に関連画像を検索する構成としたが、本第2の実施の形態においては、スライドショー表示を行う画像データ群を選択しなくても、少なくとも一の画像データが選択されれば、その画像データに関連する画像データを検索して、スライドショー表示を行うため、予め関連する画像データ群の選択を必要とせずに、気軽に関連する画像をスライドショー表示させることができる。
【0094】
さらに、本第2の実施の形態においては、表示部13に再生されている画像データに関連する画像データが検出された後、さらに、関連画像として検出された画像データに関連する画像データを検出するため、画像データの属性データが徐々に変化するような画像データ群を的確に関連画像として検出することができる。
【0095】
また、本第2の実施の形態においては、最初の画像データが表示部13に表示されている間に、関連画像検出処理3を実行する場合を例として説明したが、例えば、マルチスレッド処理により、関連画像検出処理3と、画像データ表示処理3を並行して実行する構成であっても勿論良い。この場合、例えば、上述した第1の実施の形態における画像データ表示処理2と同様に、タイマ割り込みによる処理が行われるものとする。これにより、記憶部17に多数の画像データが格納されている場合であっても、確実に関連する画像データを検出して、スライドショーにより画像データを表示させることができる。
【0096】
本第1及び第2の実施の形態においては、記憶部17に格納される全ての画像データについて関連性を判別するため、例えば、静止画像や動画像、撮影された機種の別に関わらず、関連する全ての画像データを関連画像として表示させることができる。これにより、例えば、子供の運動会において、お父さんがデジタルビデオカメラで撮影し、お母さんがデジタルカメラで撮影した場合であっても、それぞれの画像データを関連する画像データとして検出して、静止画像と動画像や撮影機種の区別なく表示させることができる。
【0097】
また、本第1及び第2実施の形態においては、記憶部17に格納された画像データについて関連性を判断する場合を例として説明を行ったが、これに限らず、例えば、記憶部17に格納されている音声データや音楽データ等の関連性を判別し、関連する音楽データ等がある場合、スライドショーの最中に音楽データ等を出力する構成であってもよい。これにより、演奏会等の画像データをスライドショーにて再生する場合、バックに関連する音楽データを流しながら画像データを再生することができ、より効果的なスライドショーを実現することができる。
【0098】
さらに、撮影日時に基づいて同一の日付を判別する場合、ユーザの任意により基準となる時間を設定することができる。例えば、夜中にイベントが行われる場合、午前0時を基準として日付を判別すると、同一のイベントであっても異なる日に行われたと判別され、適切に関連性が判断されない場合がある。そこで、例えば、深夜に行われるイベントを考慮して、日付の区切りを午前3時に設定することも可能である。
【0099】
或いは、関連性を判別する際に、撮影場所の位置情報のみに基づいて、撮影日時を判別しない設定を行うことも可能である。これによれば、例えば、同一の場所において、3ヶ月前、半年前の画像データを時系列に閲覧することも可能であり、季節の移り変わりや、子供の成長等を時間を追って楽しむスライドショーを実現することができる。
【0100】
また、撮影場所の位置情報に基づいて画像データの関連性を判別する場合、関連性の判断基準となる所定の場所からの距離や画像データ間における撮影場所の離間距離等は、ユーザの任意により設定可能である。
【0101】
また、本第1及び第2実施の形態においては、撮影日時、撮影場所の位置情報に基づいて、記憶部17に格納された画像データとの関連性を判別する場合を例として説明を行ったが、これに限らず、ファイル名、撮影機種、その他のデータに基づいて、画像データの関連性を判別する構成であっても良い。
【0102】
また、本第1及び第2実施の形態においては、関連ファイルリスト151をRAM15に格納される構成として説明を行ったが、関連ファイルリスト151は、記憶部17に格納される構成であってもよい。すなわち、本実施の形態においては、再生中の画像に関連した画像データを検出し、その結果をその場で表示する場合を例として述べたが、関連ファイルリスト151を記憶部17に保存し、同じ画像データが再度、再生された場合には、関連画像の検出を行わず、記憶部17に保存した関連ファイルリスト151を利用する構成であっても良い。この結果、ユーザの煩雑な手間を必要とせずに、先行例で述べたような関連ファイルを登録しておく方法と同様の効果を得ることができる。
【0103】
なお、上述した本第1及び第2実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像再生装置の一例であり、これに限定されるものではなく、本実施の形態における画像再生装置1における各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
【0104】
【発明の効果】
請求項1又は12記載の発明によれば、画像データが表示部に表示されている間に、当該画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出するため、空き時間を利用して効率良く関連する画像データの検出を行うことができる。したがって、ユーザは、予め再生する画像データの選択やグループ化、関連付け等を行う必要なく、手軽に関連する複数の画像データを表示部に表示させることができる。
【0105】
請求項2又は13記載の発明によれば、複数の画像データが選択され、スライドショー表示を行う場合に、画像データが表示部に表示されている間に、当該画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出するため、空き時間を利用して効率良く関連する画像データの検出を行うことができる。すなわち、スライドショーとして表示される一連の画像データに関連する他の画像データを容易に記憶部から検出することができる。
【0106】
請求項3又は14記載の発明によれば、検出手段により検出された画像データを記憶する関連ファイルリストを作成し、この関連ファイルリストを表示部に表示させることができるため、ユーザは、関連する画像データを容易かつ的確に認識することができる。
【0107】
請求項4又は15記載の発明によれば、関連する画像として検出された画像データを容易に表示部に表示させることができ、ユーザは関連する画像データを手軽に楽しむことができる。
【0108】
請求項5又は16記載の発明によれば、検出手段により検出された画像データを表示部に表示させ、画像データが表示されている間に、当該画像データに関連する画像データを記憶部から検出し、連続して表示部に表示させることができる。すなわち、表示部に表示された一の画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出し、順次表示部に表示させることができるため、ユーザは、煩雑な操作を必要とせずに、関連する画像データの連続再生を楽しむことができる。
【0109】
請求項6又は17記載の発明によれば、スライドショーとして一連の画像データを表示させた後に、表示された画像データに関連する複数の画像データをスライドショートして楽しむことができ、ユーザは、画像データの選択やグループ化、関連付け等を行う必要なく、手軽に関連する複数の画像データを楽しむことができる。
【0110】
請求項7又は18記載の発明によれば、種々の属性データに基づいて、一の画像データと他の画像データとが関連するか否かを判別することができ、一の画像データに関連する他の画像データを漏れなく的確に記憶部から検出して表示部に表示させることができる。
【0111】
請求項8又は19記載の発明によれば、撮影場所の位置情報に基づいて、一の画像データと、他の画像データが関連しているか否かを判別するため、所定範囲の地域で撮影された画像データを関連する画像データとして検出することができ、的確に関連する画像データを検出することができる。
【0112】
請求項9又は20記載の発明によれば、一の画像データの撮影場所が所定の位置情報からどれくらい離れているかに応じて、一の画像データの撮影場所と、他の撮影画像の撮影場所との離間距離の閾値を取得し、所定の位置情報からどれくらい離れているかに応じて、画像データ同士が関連するか否かを判断することができる。
【0113】
例えば、所定の位置情報を自宅の場所に設定し、一の画像データの撮影場所が所定の位置情報から10Km程度離れた場所で撮影されたものである場合、他の画像データの撮影場所との離間距離が2Km以内であれば、一の画像データと他の画像データとは関連すると判別する。また、一の画像データの撮影場所が所定の位置情報から100Km程度離れた場所で撮影されたものである場合、他の画像データの撮影場所との離間距離が10Km以内であれば、一の画像データと他の画像データとは関連すると判別する。これにより、画像データの撮影場所の状況に応じて、画像データ同士の離間距離の閾値を変更して、画像データの関連性の有無を判別することができるため、状況に応じて好適に関連する画像データを顕出することができる。
【0114】
請求項10又は21記載の発明によれば、画像データの撮影日時に基づいて、一の画像データと他の画像データが関連するか否かを判別することができ、同日に撮影された画像データを的確に関連する画像データとして検出することができる。
【0115】
請求項11又は22記載の発明によれば、例えば、イベントが午前0時を過ぎて行われていた場合であっても、午前3時以前であれば、同日として判別され、関連する画像を適切に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における画像再生装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態において図1に示すCPU11により実行される画像データ再生処理1を示すフローチャートである。
【図3】図2に示す画像データ再生処理1の一部として実行される関連画像検出処理1を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態において図1に示すCPU11により実行される画像データ再生処理2を示すフローチャートである。
【図5】図4に示す画像データ再生処理2の一部として実行される関連画像検出処理2を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態において図1に示すCPU11により実行される画像データ再生処理3を示すフローチャートである。
【図7】図6に示す画像データ再生処理3の一部として実行される関連画像検出処理3を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像再生装置
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 通信部
15 RAM
16 I/F
17 記憶部
18 バス
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データを再生表示する画像再生装置及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルカムコーダ等を利用して撮影した静止画像や動画像のデジタル画像データをパソコン等のコンピュータ端末で読み込み、パソコンにインストールされた画像表示ソフトで再生することにより、気軽に静止画像や動画像を閲覧することができる。また、このような画像表示ソフトには、ユーザによりグループ化、関連ファイルとして登録された画像データを、所定の順序に従って一定時間ずつ切り替えて表示するスライドショーを行うものが知られている。これにより、例えば、運動会や旅行等で撮影された画像データを時系列、或いは、場所毎に連続再生することができ、ユーザは煩雑な操作をすることなく画像データを楽しむことができる。
【0003】
ところで、上記のようにスライドショーを楽しむためには予め画像データをグループ化、関連ファイルとして登録しておく必要があるが、このような作業は手間が係る。そこで、メモリカードに画像データを記録した時間又はイメージスキャナによりフィルム画像が読み取られ、画像データとしてデジタル化された時間に基づいて、画像データをグループ化して保存管理する画像読取保存装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、画像等のファイルを登録する際、付帯情報と共に登録するファイルに関連したファイルも同時に登録することで、登録および検索の手間を軽減できるデータベース管理システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。或いは、ユーザの操作を使用履歴情報として記憶し、ユーザの好みに合わせた操作環境を提供するシステムも知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−339344号公報
【特許文献2】
特開2002−149701号公報
【特許文献3】
特開2002−184157号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術(例えば、特許文献1〜3)においては、ユーザが意識的に画像データの関連付けを行う必要があり、意識的にそういった作業を行うことは煩わしい。また、関連する画像データをスライドショーにより表示する場合、上述した技術を利用して画像データのグループ化、関連ファイルの登録を予め行うことが前提であり、これらの作業が行われていない場合、関連する画像データの連続再生は行えない。すなわち、上述した技術を利用した場合であっても、画像データのグループ化、関連ファイルの登録は煩雑な操作を伴うため、ユーザの心理的負担が大きいという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、予め画像データのグループ化や関連付けを必要とせずに、関連する画像データを連続して再生可能な画像再生装置及びプログラムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
画像データを表示する表示部と、画像データを記憶する記憶部とを備える画像再生装置であって、
前記記憶部に記憶される画像データを前記表示部に表示させる指示を入力する入力部と、
前記入力部により指示された画像データを前記表示部に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により、画像データが表示されている間に、記憶部に記憶されている画像データの中から前記表示部に表示されている画像データに関連する他の画像データを検出する検出手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
したがって、画像データが表示部に表示されている間に、当該画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出するため、空き時間を利用して効率良く関連する画像データの検出を行うことができる。これにより、ユーザは、予め再生する画像データの選択やグループ化、関連付け等を行う必要なく、手軽に関連する複数の画像データを表示部に表示させることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像再生装置において、
前記入力部は、前記記憶部に記憶される複数の画像データを選択して入力し、前記表示制御手段は、前記選択された複数の画像データを所定時間ずつ順次切り替えて前記表示部に表示させ、
前記検出手段は、前記表示制御手段により、画像データが表示されている間に、前記記憶部に記憶されている画像データの中から前記表示部に表示されている画像データに関連する他の画像データを検出することを特徴とする。
【0010】
したがって、複数の画像データが選択され、スライドショー表示を行う場合に、画像データが表示部に表示されている間に、当該画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出するため、空き時間を利用して効率良く関連する画像データの検出を行うことができる。すなわち、スライドショーとして表示される一連の画像データに関連する他の画像データを容易に記憶部から検出することができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像再生装置において、
前記検出手段により検出された画像データを記憶する関連ファイルリストを作成する作成手段を備え、
前記表示制御手段は、前記関連ファイルリストを表示部に表示させることを特徴とする。
【0012】
したがって、検出手段により検出された画像データを記憶する関連ファイルリストを作成し、この関連ファイルリストを表示部に表示させることができるため、ユーザは、関連する画像データを容易かつ的確に認識することができる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像再生装置において、
前記関連ファイルリストに記憶される画像データを記憶部から取得して表示部に表示させることを特徴とする。
【0014】
したがって、関連する画像として検出された画像データを容易に表示部に表示させることができ、ユーザは関連する画像データを手軽に楽しむことができる。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の画像再生装置において、
前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された画像データを前記表示部に表示させ、
前記検出手段は、画像データが前記表示部に表示されている間に、当該表示されている画像データに関連する画像データを前記記憶部から検出する。
【0016】
したがって、検出手段により検出された画像データを表示部に表示させ、画像データが表示されている間に、当該画像データに関連する画像データを記憶部から検出し、連続して表示部に表示させることができる。すなわち、表示部に表示された一の画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出し、順次表示部に表示させることができるため、ユーザは、煩雑な操作を必要とせずに、関連する画像データの連続再生を楽しむことができる。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項3又は4記載の画像再生装置において、
前記表示制御手段は、前記入力手段により選択された複数の画像データを所定時間表示部に表示させた後、前記関連ファイルリストに記憶されている画像データを記憶部から取得して、順次所定時間ずつ表示部に表示させることを特徴とする。
【0018】
したがって、スライドショーとして一連の画像データを表示させた後に、表示された画像データに関連する複数の画像データをスライドショートして楽しむことができ、ユーザは、画像データの選択やグループ化、関連付け等を行う必要なく、手軽に関連する複数の画像データを楽しむことができる。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項1から6の何れか一項に記載の画像再生装置において、
前記画像データは、撮影日時、撮影場所の位置情報、撮影機種、ファイル名のうち少なくとも一つ以上を含む属性データを有し、
前記検出手段は、前記属性データに基づいて、一の画像データに関連する他の画像データを前記記憶部から検出することを特徴とする。
【0020】
したがって、種々の属性データに基づいて、一の画像データと他の画像データとが関連するか否かを判別することができ、一の画像データに関連する他の画像データを漏れなく的確に記憶部から検出して表示部に表示させることができる。
【0021】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の再生画像装置において、
前記検出手段は、前記一の画像データの撮影場所の位置情報と、前記記憶部に記憶される他の画像データの撮影場所の位置情報との離間距離を算出し、当該離間距離が所定の範囲内である場合に、前記他の画像データが前記一の画像データに関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出することを特徴とする。
【0022】
したがって、撮影場所の位置情報に基づいて、一の画像データと、他の画像データが関連しているか否かを判別するため、所定範囲の地域で撮影された画像データを関連する画像データとして検出することができ、的確に関連する画像データを検出することができる。
【0023】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の画像再生装置において、
前記記憶部は、所定の位置情報及び前記所定の位置情報からの距離に応じた離間距離の閾値を記憶し、
前記検出手段は、所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離と、一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離と、を算出し、前記所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離に応じた離間距離の閾値を前記記憶部から取得し、当該取得した離間距離の閾値と、前記算出した一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離とに基づいて、一の画像データと他の画像データが関連するか否かを判別することを特徴とする。
【0024】
したがって、一の画像データの撮影場所が所定の位置情報からどれくらい離れているかに応じて、一の画像データの撮影場所と、他の撮影画像の撮影場所との離間距離の閾値を取得し、所定の位置情報からどれくらい離れているかに応じて、画像データ同士が関連するか否かを判断することができる。
【0025】
請求項10記載の発明は、請求項7記載の画像再生装置において、
前記検出手段は、一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時とを取得し、撮影日時が同日である場合、一の画像データに他の画像データが関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出することを特徴とする。
【0026】
したがって、画像データの撮影日時に基づいて、一の画像データと他の画像データが関連するか否かを判別することができ、同日に撮影された画像データを的確に関連する画像データとして検出することができる。
【0027】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の画像再生装置において、
前記検出手段は、一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時を取得して撮影日時が同日であるかを判別する際に、午前0時から午前3時までを前日の日付として扱うことを特徴とする。
【0028】
例えば、イベントが午前0時を過ぎて行われていた場合であっても、午前3時以前であれば、同日として判別され、関連する画像を適切に検出することができる。
【0029】
請求項12記載の発明は、
画像データを表示する表示部と、画像データを記憶する記憶部とを備える画像再生装置を制御するコンピュータに、
前記記憶部に記憶される画像データを前記表示部に表示させる指示を入力する機能と、
前記入力された画像データを前記表示部に表示させる機能と、
画像データが表示されている間に、記憶部に記憶されている画像データの中から前記表示部に表示されている画像データに関連する他の画像データを検出する機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0030】
請求項13記載の発明は、請求項12記載のプログラムにおいて、
前記記憶部に記憶される複数の画像データを選択して入力する機能と、
前記選択された複数の画像データを所定時間ずつ順次切り替えて前記表示部に表示させる機能と、
前記画像データが表示されている間に、記憶部に記憶されている画像データの中から当該表示されている画像データに関連する他の画像データを検出する機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0031】
請求項14記載の発明は、請求項12又は13記載のプログラムにおいて、
前記検出手段により検出された画像データを記憶する関連ファイルリストを作成する機能と、
前記関連ファイルリストを前記表示部に表示させる機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0032】
請求項15記載の発明は、請求項14記載のプログラムにおいて、
前記関連ファイルリストに記憶される画像データを表示部に表示させる機能を実現するためのプログラムである。
【0033】
請求項16記載の発明は、請求項12記載のプログラムにおいて、
前記検出された画像データを前記表示部に表示させる機能と、
画像データが前記表示部に表示されている間に、当該表示されている画像データに関連する画像データを前記記憶部から検出する機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0034】
請求項17記載の発明は、請求項14又は15記載のプログラムにおいて、
前記選択された複数の画像データを所定時間表示部に表示させた後、前記関連ファイルリストに記憶されている画像データを記憶部から取得して、順次所定時間ずつ表示部に表示させる機能を実現させるためのプログラムである。
【0035】
請求項18記載の発明は、請求項12から16の何れか一項に記載のプログラムにおいて、
前記画像データは、撮影日時、撮影場所の位置情報、撮影機種、ファイル名のうち少なくとも一つ以上を含む属性データを有し、
前記属性データに基づいて、一の画像データに関連する他の画像データを前記記憶部から検出する機能を実現させるためのプログラムである。
【0036】
請求項19記載の発明は、請求項17記載のプログラムにおいて、
前記一の画像データの撮影場所の位置情報と、前記記憶部に記憶される他の画像データの撮影場所の位置情報との離間距離を算出し、当該離間距離が所定の範囲内である場合に、前記他の画像データが前記一の画像データに関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出する機能を実現させるためのプログラムである。
【0037】
請求項20記載の発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、
所定の位置情報及び前記所定の位置情報からの距離に応じた離間距離の閾値を記憶する機能と、
所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離と、一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離と、を算出し、前記所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離に応じた離間距離の閾値を前記記憶部から取得し、当該取得した離間距離の閾値と、前記算出した一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離とに基づいて、一の画像データと他の画像データが関連するか否かを判別する機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0038】
請求項21記載の発明は、請求項18記載のプログラムにおいて、
一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時とを取得し、撮影日時が同日である場合、一の画像データに他の画像データが関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出する機能を実現させるためのプログラムである。
【0039】
請求項22記載の発明は、請求項21記載のプログラムにおいて、
一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時を取得して撮影日時が同日であるかを判別する際に、午前0時から午前3時までを前日の日付として扱う機能を実現させるためのプログラムである。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0041】
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態における画像再生装置1の機能的構成を示す図である。
図1に示すように、画像再生装置1は、CPU11、表示部13、入力部12、通信部14、RAM15、I/F16、記憶部17等により構成され、各部はバス18により接続されている。
【0042】
CPU(Central Processing Unit)11は、記憶部17に格納されている各種プログラムの中から指定されたプログラムを、RAM15内の図示しないワークエリアに展開し、入力部12、及び通信部14から入力されるデータに応じて、プログラムに従った各種処理を実行し、処理結果をRAM15内のワークメモリに格納する。また、処理結果を表示するための表示情報を生成して表示部13へ出力する。
【0043】
具体的に、CPU11は、記憶部17からスライドショー表示処理プログラム、関連画像検出処理プログラムを読み出して、後述する画像データ表示処理1(図2参照)、関連画像検出処理1(図3参照)を実行する。
【0044】
入力部12は、文字キー、数字キー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU11に出力する。また、入力部12は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0045】
表示部13は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表示画面を備え、CPU11から入力される表示信号の指示に従って入力部12、通信部14を介して送受信される表示データを画面上に表示する。
【0046】
通信部14は、LAN、WAN等のネットワークに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェイスである。通信部14は、モデム又はターミナルアダプタ等によって構成され、電話回線、ISDN回線、無線通信回線、専用線、CATV回線等の通信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0047】
RAM(Random Access Memory)15は、CPU11によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM15は、後述する関連画像検出処理1において、検出された画像データを関連画像として登録するための関連ファイルリスト151を格納している。
【0048】
I/F部16は、データ入出力用のポート(図示せず)を備え、このポートにFD(登録商標)、CD−R、半導体メモリ等の記録メディアを接続してデータの転送速度の調整等を行い、画像再生装置1と、記録メディアとの間で画像データのやりとりを仲介する。
【0049】
記憶部17は、プログラムやデータ等が予め記録されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は、記憶部17に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記録する。また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。具体的に、記憶部17は、後述する画像データ表示処理11により表示部13に表示するための画像データ(例えば、静止画像、動画像等)や、音出力部(図示せず)から音声や音楽を出力するための音声データ、音楽データ等を格納している。
【0050】
なお、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して通信部15から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。また、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
【0051】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、画像再生装置1のCPU11が読み取り可能なプログラムコードの形態でROMに格納されており、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0052】
図2は、CPU11により実行される画像データ表示処理1を示すフローチャートである。図2に示すように、CPU11は、入力部12を介して、スライドショー表示を行う画像データが選択指示されると、選択された画像データの識別情報をRAM15に一次的に記憶させる(ステップS1)。次いで、選択された画像データのうち一の画像データを記憶部17から取得して、表示部13に表示させる(ステップS2)。
【0053】
次いで、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントすると共に(ステップS3)、再生中の画像データの属性データを取得する(ステップS4)。そして、CPU11は、再生中の画像に関連ある画像データを検出する関連画像検出処理1を実行する(ステップS5)。図3を参照して関連画像検出処理について説明する。
【0054】
図3は、画像データ表示処理1の一部として実行される関連画像検出処理1のフローチャートを示す図である。図3に示すように、CPU11は、記憶部17に格納されている画像データを所定順序に並べ(ステップS11)、先頭の画像データの属性データを取得する(ステップS12)。次いで、CPU11は、表示している画像データの属性データと、取得した画像データの属性データを比較して、各画像データが関連しているか否かを判別する(ステップS13)。
【0055】
ここで、属性データに基づいて、画像データが関連しているか否かを判別する方法について説明する。まず、属性データには、画像データの撮影日時、撮影場所の位置情報(緯度、経度、高度)、撮影装置の機種、ファイル名等を含んでいる。
そこで、CPU11は、表示されている画像データの撮影日時を取得して、記憶部17から取得した画像データの撮影日時が、同一日付、或いは、2,3日前後する範囲であるかを判別する。
【0056】
また、CPU11は、予め記憶部17に登録された所定の位置情報(例えば、自宅の位置情報)を取得して、表示されている画像データの撮影場所から自宅がどれくらい離れているかを算出する。CPU11は、算出した距離に基づいて、関連画像とみなす離間距離の閾値を設定する。ここで、関連画像とみなす離間距離の閾値は、例えば、表示されている画像データの撮影場所が自宅から0Km以上10Km未満の範囲で離れている場合、離間距離の閾値に500mが設定され、画像データの撮影場所が自宅から10Km以上100Km以下の範囲で離れている場合、離間距離の範囲に2Kmに設定され、画像データの撮影場所が自宅から100Km以上の範囲で離れている場合、離間距離の閾値に10Kmに設定される。
【0057】
すなわち、表示されている画像データの撮影場所が自宅から0Km以上10Km未満の範囲で離れている場合、表示されている画像データの撮影場所と、取得した画像データの撮影場所の離間距離が500m以内であれば、取得した画像データを関連画像として検出し、表示されている画像データの撮影場所が自宅から10Km以上100Km以下の範囲で離れている場合、表示されている画像データの撮影場所と、取得した画像データの撮影場所の離間距離が2Km以内であれば、取得した画像データを関連画像として検出する。さらに、表示されている画像データの撮影場所が自宅から100Km以上の範囲で離れている場合、表示されている画像データの撮影場所と、取得した画像データの撮影場所の離間距離が10Km以内であれば、取得した画像データを関連画像として検出する。
【0058】
これにより、日常生活においては、500m程度場所が離れていれば異なるイベントが行われていると判別され、例えば、ハイキングに出かけたような場合、その行動範囲は通常の生活よりも広がるため、離間距離を大きく設定する。さらに、遠出の旅行等に出かけた場合は、広範囲で移動した場合であっても同一のイベントとして判断可能とすることにより、同一のイベントにおいて撮影された関連画像を適切に検出することができる。この構成によれば、例えば、単純に画像データの撮影場所が所定の距離範囲内に入っているか否かに基づいて関連があるか否かを判別する場合と異なり、状況に応じて、画像データの関連性を的確に判別することができる。
【0059】
以上の方法により、CPU11は、表示部13に表示されている画像データと、撮影日時が同一或いは前後する画像データであって、撮影場所の離間距離が所定の範囲内である画像データを関連画像として検出する。上述した他にも、属性データに含まれる情報に基づいて、表示されている画像データと、記憶部17に格納されている画像データが関連するか否かを判別する構成であってもよい。
【0060】
そして、CPU11は、取得した画像データが関連画像であると判別した場合(ステップS14;YES)、関連ファイルリスト151に当該画像データを登録する(ステップS15)。さらに、CPU11は、取得した画像データが記憶部内の最後の画像データであったか否かを判別する(ステップS16)。ここで、記憶部17に格納される画像データは、静止画像か動画像であるかに関わらず、また、異なる機種(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルカムコーダ等)により撮影された画像データについても関連するか否かを判別する。
【0061】
続いて、CPU11により、最後の画像データでないと判別された場合(ステップS16;NO)、すなわち、記憶部17内に未確認の画像データが残っている場合、ステップS12に移行して次の画像データ取得の属性データを取得し、ステップS12〜S16を繰り返して実行する。そして、記憶部17内に格納される全ての画像データについて、関連画像であるか否かの確認を終了した場合(ステップS16;YES)、CPU11は、本関連画像検出処理1を終了して、画像データ表示処理1に移行する。
【0062】
図2に戻り、CPU11は、タイマを監視して画像データを表示部13に表示させてから所定時間が経過したかを判別し(ステップS6)、所定時間が経過した場合(ステップS6;YES)、次にスライドショー表示すべき画像データとして画像データの識別情報がRAM15に記憶されているか否かを判別する(ステップS7)。RAM15に次に表示すべき画像データの識別情報が記憶されている場合(ステップS7;YES)、CPU11は、対応する画像データを記憶部17から取得して、表示部13に表示させる(ステップS2)。
【0063】
次いで、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントすると共に(ステップS3)、表示部13に表示させた画像データの属性データを取得して、当該画像データに関連する画像データを記憶部17から検出するための関連画像検出処理1を実行する。そして、CPU11は、上述した処理を繰り返して実行し、スライドショー表示すべき画像データとして選択指示された全ての画像データを表示させると(ステップS7;NO)、関連ファイルリスト151を取得して、関連ファイルリストを表示部13に表示させる(ステップS9)。そして、CPU11は、本画像データ表示処理1を終了する。
【0064】
なお、上述した関連画像検出処理1において、一度関連ファイルリスト151に登録された画像データについては、登録済みフラグを画像データに付帯させることにより、表示部13に表示されている画像データと関連するか否かの確認を省略する構成であることが望ましい。これにより、一度関連ファイルリスト151に登録された画像データが再度登録されてしまうことを防止すると共に、関連ファイルリスト151に登録された画像データについては、関連の有無を判別する処理工程を省略して、効率良く関連する画像データを検出することができる。
【0065】
また、上述した画像データ表示処理1は、関連画像検出処理1において十分高速に関連画像の検出が行われる場合のCPU11の動作を説明するものである。
したがって、CPU11の処理能力が低く、関連画像検出処理1において十分高速に関連画像の検出が行えない場合、CPU11は、画像データ表示処理2を実行する。以下、画像データ表示処理2について説明する。
【0066】
図4は、CPU11により実行される画像データ表示処理2を示すフローチャートである。図4に示すように、CPU11は、入力部12を介して、スライドショー表示を行う画像データが選択指示されると、選択された画像データの識別情報をRAM15に一次的に記憶させる(ステップT1)。次いで、選択された画像データのうち一の画像データを記憶部17から取得して、表示部13に表示させる(ステップT2)。
【0067】
次いで、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントすると共に(ステップT3)、再生中の画像データの属性データを取得する(ステップT4)。そして、CPU11は、再生中の画像に関連ある画像データを検出する関連画像検出処理1を実行する(ステップT4)。図5を参照して関連画像検出処理について説明する。
【0068】
図5は、画像データ表示処理1の一部として実行される関連画像検出処理1のフローチャートを示す図である。図5に示すように、CPU11は、スライドショー表示を行う画像データの属性をすべて取得する(ステップT11)。次いで、CPU11は、記憶部17に格納されている画像データを所定順序に並べ(ステップT12)、先頭の画像データの属性データを取得する(ステップT13)。
【0069】
続いて、CPU11は、スライドショー表示する画像データの属性データと、取得した画像データの属性データを比較して、各画像データが関連しているか否かを判別する(ステップT13)。取得した画像データが関連画像であると判別した場合(ステップT14;YES)、CPU11は、関連ファイルリスト151に当該画像データを登録する(ステップT15)。さらに、CPU11は、取得した画像データが記憶部内の最後の画像データであったか否かを判別する(ステップT16)。
【0070】
続いて、CPU11により、最後の画像データでないと判別された場合(ステップT16;NO)、すなわち、記憶部17内に未確認の画像データが残っている場合、ステップT12に移行して次の画像データ取得の属性データを取得し、ステップT12〜T16を繰り返して実行する。そして、記憶部17内に格納される全ての画像データについて、関連画像であるか否かの確認を終了した場合(ステップT16;YES)、CPU11は、本関連画像検出処理1を終了して、画像データ表示処理2に移行する。なお、関連画像検出処理2においては、記憶部17内に未確認の画像データが残っている場合であっても、画像データ表示処理2において、タイマー割り込みにより処理が中断された場合、画像データ表示処理2に移行する。
【0071】
図4に戻り、CPU11は、タイマを監視して画像データを表示部13に表示させてから所定時間が経過したかを判別し、所定時間が経過した場合、タイマ割り込みにより画像データ表示処理2に復帰する(ステップT5)。次いで、CPU11は、スライドショー表示すべき画像データとして画像データの識別情報がRAM15に記憶されているか否かを判別する(ステップT6)。RAM15に次に表示すべき画像データの識別情報が記憶されている場合(ステップT6;YES)、CPU11は、対応する画像データを記憶部17から取得して、表示部13に表示させる(ステップT2)。
【0072】
続いて、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントすると共に(ステップT3)、表示部13に画像データを表示させている間に、関連画像検出処理2を実行し、関連画像の検出を実行する。そして、CPU11は、上述した処理を繰り返して実行し、スライドショー表示すべき画像データとして選択指示された全ての画像データを表示させると(ステップT6;NO)、関連ファイルリスト151を取得して、関連ファイルリストを表示部13に表示させる(ステップT8)。そして、CPU11は、本画像データ表示処理1を終了する。
【0073】
以上のように、本実施の形態における画像再生装置1によれば、ユーザにより、スライドショー表示として表示すべき画像データが選択されると、画像データを表示している間に、CPU11は、当該画像データの属性データを取得して、記憶部17に格納されている画像データの属性データと比較し、属性データに基づいて、表示されている画像データに関連する画像データを記憶部17から検出し、関連ファイルリスト151に登録する。また、画像データを表示させてから所定時間経過した場合、CPU11は、次の画像データを表示させ、当該画像データの属性データを取得して、記憶部17に格納されている画像データから関連する画像データを検出し、関連ファイルリスト151に登録する。そして、スライドショー表示の最後の画像データの表示が終了すると、関連ファイルリスト151を表示部13に表示させる。
【0074】
したがって、表示部13に画像データを表示している間に、表示されている画像データに関連する画像データを記憶部17から検出し、関連ファイルリスト151に登録するため、画像データを表示している時間を有効に利用して、関連する画像データを検出し、ユーザに提示することができる。これにより、ユーザは、スライドショーとして表示させる画像データのグループ化、関連付けのための手間及び時間を必要せずに手軽に関連する画像データを抽出することができる。
【0075】
また、表示部13に表示されている画像データについて、当該画像データが表示されている時間を有効に利用して、関連する画像データの検索を行うため、CPU11に係る負担が少なく、効率良く関連する画像データの検出を行うことができる。
【0076】
さらに、表示された関連リストファイル151が表示された場合に、ユーザの指示により、関連リストファイル151に登録された画像データのスライドショー表示を実行することが可能であり、ユーザは、煩雑な手間を必要とせずに、スライドショーを楽しむことができる。また、関連リストファイル151を表示させると同時に、関連リストファイル151に登録された画像データをスライドショー表示させる構成であっても良く、関連リストファイル151に登録された画像データのサムネール画像を一覧表示させる構成であっても良い。
【0077】
[第2の実施の形態]
次に、上述した第1の実施の形態における画像再生装置1を利用した第2の実施の形態について説明する。なお、画像再生装置1を構成する各構成部分については、上述した第1の実施の形態と同一であるため、図示及び詳細な説明を省略する。以下では、第2の実施の形態につき特徴的な画像再生装置1の動作について説明を行う。なお、本第2の実施の形態は、高速処理が可能なCPUを備える画像再生装置に適用した場合、特に有効である。
【0078】
図6は、本第2の実施の形態に特徴的な処理として、CPU11により実行される画像データ表示処理3のフローチャートを示す図である。図6に示すように、CPU11は、ユーザにより最初に表示させる画像データが選択されると(ステップS21)、選択された画像データを記憶部17から取得して、表示部13に表示させる(ステップS22)。
【0079】
次いで、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントすると共に(ステップS23)、表示させた画像データの属性データを取得する(ステップS24)。そして、CPU11は、次に再生するための画像データを検出するための関連画像検出処理3を実行する(ステップS25)。図7を参照して関連画像検出処理3について説明する。
【0080】
図7は、CPU11により、画像データ表示処理3の一部として実行される関連画像検出処理3のフローチャートを示す図である。図7に示すように、CPU11は、記憶部17に格納されている画像データを所定順序に並べ(ステップS41)、先頭の画像データの属性データを取得する(ステップS42)。次いで、CPU11は、表示している画像データの属性データと、取得した画像データの属性データを比較して、双方の画像データが関連しているか否かを判別する(ステップS43)。
【0081】
続いて、CPU11は、取得した画像データが関連画像であると判別した場合(ステップS44;YES)、関連ファイルリスト151に取得した画像データを登録する(ステップS45)。また、取得した画像データが関連画像でないと判別した場合(ステップS44;NO)、ステップS46に移行する。次いで、CPU11は、取得した画像データが記憶部17内の最後の画像データであったか否かを判別する(ステップS46)。
【0082】
取得した画像データが最後の画像データでない場合(ステップS46;NO)、すなわち、記憶部17内に未確認の画像データが残っている場合、CPU11は、ステップS42に移行して次の画像データを取得して、その属性データを取得し、ステップS42〜S46を繰り返して実行する。また、記憶部17内に格納される全ての画像データについて、表示部13に表示されている画像データに関連するか否かを確認した場合(ステップS46;YES)、CPU11は、関連ファイルリスト151に登録されている画像データが、記憶部17に格納されている画像データと関連性があるものであると判断する。
【0083】
すなわち、CPU11は、関連ファイルリスト151に登録された画像データを取得し、その属性データを取得する(ステップS47)また、記憶部17内に格納されている画像データを取得して、その属性データを取得する(ステップS48)。そして、CPU11は、属性データに基づいて、関連ファイルリスト151から取得した画像データと、記憶部17から取得した画像データが関連するか否かを判別する(ステップS49)。
【0084】
ここで、記憶部17から取得した画像データが関連すると判別された場合(ステップS50;YES)、CPU11は、関連ファイルリスト151に当該画像データを登録する(ステップS51)。また、当該画像データが関連しないと判別された場合(ステップS50;NO)、CPU11は、ステップS52に移行する。
【0085】
さらに、CPU11は、記憶部17から取得した画像データが最後の画像データであったか否か、すなわち、記憶部17内に未確認の画像データが残っているか否かを判別する(ステップS52)。そして、記憶部17内に未確認の画像データがある場合(ステップS52;NO)、ステップS48に移行して次の画像データを取得し、その属性データを取得して、ステップS48〜S52を繰り返して実行する。
【0086】
また、記憶部17内に格納される全ての画像データについて、ステップS47において関連ファイルリスト151から取得した画像データと関連するか否かを確認した場合(ステップS52;YES)、CPU11は、ステップS47において取得した画像データが関連ファイルリスト151に登録される最後の画像データであったか否か、すなわち、関連ファイルリスト151に登録されている画像データのうち未確認の画像データが残っているか否かを判別する(ステップS53)。
【0087】
ここで、関連ファイルリスト151に登録されている画像データのうち未確認の画像データが残っている場合(ステップS53;NO)、CPU11は、ステップS47に移行して、関連ファイルリスト151から未確認の画像データを取得して、その属性データを取得し、ステップS48〜S53の処理を繰り返して実行する。一方、関連ファイルリスト151に登録されている全ての画像データについて記憶部17内に関連する画像データがあるか否かを確認した場合(ステップS53;YES)、CPU11は、本関連画像検出処理3を終了して、画像データ表示処理3に移行する。
【0088】
続いて、図6のステップS26に戻り、CPU11は、画像データを表示部13に表示させてから所定時間が経過したかを判別し(ステップS26)、所定時間が経過した場合(ステップS26;YES)、関連ファイルリスト151に画像データが登録されているか否かを判別する(ステップS27)。関連ファイルリスト151に画像データが登録されている場合(ステップS27;YES)、CPU11は、登録されている画像データを取得して、表示部13に表示させる(ステップS27)。
【0089】
そして、CPU11は、タイマを開始させて画像データを表示させた時間をカウントし(ステップS28)、画像データを表示してから所定時間が経過したか否かを判別する(ステップS29)。所定時間が経過した場合(ステップS29;YES)、CPU11は、次に表示すべき画像データが関連ファイルリスト151に登録されているか否かを判別する(ステップS30)。
【0090】
関連ファイルリスト151に表示すべき画像データがある場合(ステップS30;YES)、CPU11は、ステップS27に移行して、関連ファイルリスト151から画像データを取得して、表示部13に表示させ、ステップS27〜S30の処理を繰り返して実行する。また、関連ファイルリスト151に表示すべき画像データが登録されていない場合(ステップS30;NO)、CPU11は、全ての画像データの表示を終了したと判断して、本画像データ表示処理3を終了する。
【0091】
以上のように、本第2の実施の形態における画像再生装置1によれば、表示部13に画像データを表示する一方で、当該画像データの属性データ及び記憶部17に格納される画像データの属性データに基づいて、表示部13に表示されている画像データに関連する画像データを記憶部17から検出し、関連画像として関連ファイルリスト151に登録する。また、関連ファイルリスト151に登録された画像データの属性データと、記憶部17に格納される画像データの属性データに基づいて、関連ファイルリスト151に登録された画像データに関連する画像データを記憶部17から検出して、関連画像として関連ファイルリスト151に登録する。そして、CPU11は、関連ファイルリスト151に登録された画像データをスライドショーにより順次表示部13に表示させる。
【0092】
したがって、表示部13に表示された画像データに関連する画像として検出された画像データに関連する画像データを記憶部17から検出し、関連ファイルリスト151に登録させ、さらに関連ファイルリスト151に登録された画像データに関連する画像を記憶部17から検出することができる。この結果、詳細かつ的確に記憶部17内から関連する画像データを検出して、再生表示させることができる。これにより、ユーザは、スライドショーにより画像データを表示させる場合に、画像データのグループ化や画像データの関連付けを行う手間を必要とせずに、的確に関連する画像データを検出して、表示させることができ、撮影された画像データを漏れなく楽しむことができる。
【0093】
また、本第1の実施の形態においては、予めスライドショー表示を行う画像データ群を選択し、その画像データ群のスライドショー表示を行っている間に関連画像を検索する構成としたが、本第2の実施の形態においては、スライドショー表示を行う画像データ群を選択しなくても、少なくとも一の画像データが選択されれば、その画像データに関連する画像データを検索して、スライドショー表示を行うため、予め関連する画像データ群の選択を必要とせずに、気軽に関連する画像をスライドショー表示させることができる。
【0094】
さらに、本第2の実施の形態においては、表示部13に再生されている画像データに関連する画像データが検出された後、さらに、関連画像として検出された画像データに関連する画像データを検出するため、画像データの属性データが徐々に変化するような画像データ群を的確に関連画像として検出することができる。
【0095】
また、本第2の実施の形態においては、最初の画像データが表示部13に表示されている間に、関連画像検出処理3を実行する場合を例として説明したが、例えば、マルチスレッド処理により、関連画像検出処理3と、画像データ表示処理3を並行して実行する構成であっても勿論良い。この場合、例えば、上述した第1の実施の形態における画像データ表示処理2と同様に、タイマ割り込みによる処理が行われるものとする。これにより、記憶部17に多数の画像データが格納されている場合であっても、確実に関連する画像データを検出して、スライドショーにより画像データを表示させることができる。
【0096】
本第1及び第2の実施の形態においては、記憶部17に格納される全ての画像データについて関連性を判別するため、例えば、静止画像や動画像、撮影された機種の別に関わらず、関連する全ての画像データを関連画像として表示させることができる。これにより、例えば、子供の運動会において、お父さんがデジタルビデオカメラで撮影し、お母さんがデジタルカメラで撮影した場合であっても、それぞれの画像データを関連する画像データとして検出して、静止画像と動画像や撮影機種の区別なく表示させることができる。
【0097】
また、本第1及び第2実施の形態においては、記憶部17に格納された画像データについて関連性を判断する場合を例として説明を行ったが、これに限らず、例えば、記憶部17に格納されている音声データや音楽データ等の関連性を判別し、関連する音楽データ等がある場合、スライドショーの最中に音楽データ等を出力する構成であってもよい。これにより、演奏会等の画像データをスライドショーにて再生する場合、バックに関連する音楽データを流しながら画像データを再生することができ、より効果的なスライドショーを実現することができる。
【0098】
さらに、撮影日時に基づいて同一の日付を判別する場合、ユーザの任意により基準となる時間を設定することができる。例えば、夜中にイベントが行われる場合、午前0時を基準として日付を判別すると、同一のイベントであっても異なる日に行われたと判別され、適切に関連性が判断されない場合がある。そこで、例えば、深夜に行われるイベントを考慮して、日付の区切りを午前3時に設定することも可能である。
【0099】
或いは、関連性を判別する際に、撮影場所の位置情報のみに基づいて、撮影日時を判別しない設定を行うことも可能である。これによれば、例えば、同一の場所において、3ヶ月前、半年前の画像データを時系列に閲覧することも可能であり、季節の移り変わりや、子供の成長等を時間を追って楽しむスライドショーを実現することができる。
【0100】
また、撮影場所の位置情報に基づいて画像データの関連性を判別する場合、関連性の判断基準となる所定の場所からの距離や画像データ間における撮影場所の離間距離等は、ユーザの任意により設定可能である。
【0101】
また、本第1及び第2実施の形態においては、撮影日時、撮影場所の位置情報に基づいて、記憶部17に格納された画像データとの関連性を判別する場合を例として説明を行ったが、これに限らず、ファイル名、撮影機種、その他のデータに基づいて、画像データの関連性を判別する構成であっても良い。
【0102】
また、本第1及び第2実施の形態においては、関連ファイルリスト151をRAM15に格納される構成として説明を行ったが、関連ファイルリスト151は、記憶部17に格納される構成であってもよい。すなわち、本実施の形態においては、再生中の画像に関連した画像データを検出し、その結果をその場で表示する場合を例として述べたが、関連ファイルリスト151を記憶部17に保存し、同じ画像データが再度、再生された場合には、関連画像の検出を行わず、記憶部17に保存した関連ファイルリスト151を利用する構成であっても良い。この結果、ユーザの煩雑な手間を必要とせずに、先行例で述べたような関連ファイルを登録しておく方法と同様の効果を得ることができる。
【0103】
なお、上述した本第1及び第2実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像再生装置の一例であり、これに限定されるものではなく、本実施の形態における画像再生装置1における各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
【0104】
【発明の効果】
請求項1又は12記載の発明によれば、画像データが表示部に表示されている間に、当該画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出するため、空き時間を利用して効率良く関連する画像データの検出を行うことができる。したがって、ユーザは、予め再生する画像データの選択やグループ化、関連付け等を行う必要なく、手軽に関連する複数の画像データを表示部に表示させることができる。
【0105】
請求項2又は13記載の発明によれば、複数の画像データが選択され、スライドショー表示を行う場合に、画像データが表示部に表示されている間に、当該画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出するため、空き時間を利用して効率良く関連する画像データの検出を行うことができる。すなわち、スライドショーとして表示される一連の画像データに関連する他の画像データを容易に記憶部から検出することができる。
【0106】
請求項3又は14記載の発明によれば、検出手段により検出された画像データを記憶する関連ファイルリストを作成し、この関連ファイルリストを表示部に表示させることができるため、ユーザは、関連する画像データを容易かつ的確に認識することができる。
【0107】
請求項4又は15記載の発明によれば、関連する画像として検出された画像データを容易に表示部に表示させることができ、ユーザは関連する画像データを手軽に楽しむことができる。
【0108】
請求項5又は16記載の発明によれば、検出手段により検出された画像データを表示部に表示させ、画像データが表示されている間に、当該画像データに関連する画像データを記憶部から検出し、連続して表示部に表示させることができる。すなわち、表示部に表示された一の画像データに関連する他の画像データを記憶部から検出し、順次表示部に表示させることができるため、ユーザは、煩雑な操作を必要とせずに、関連する画像データの連続再生を楽しむことができる。
【0109】
請求項6又は17記載の発明によれば、スライドショーとして一連の画像データを表示させた後に、表示された画像データに関連する複数の画像データをスライドショートして楽しむことができ、ユーザは、画像データの選択やグループ化、関連付け等を行う必要なく、手軽に関連する複数の画像データを楽しむことができる。
【0110】
請求項7又は18記載の発明によれば、種々の属性データに基づいて、一の画像データと他の画像データとが関連するか否かを判別することができ、一の画像データに関連する他の画像データを漏れなく的確に記憶部から検出して表示部に表示させることができる。
【0111】
請求項8又は19記載の発明によれば、撮影場所の位置情報に基づいて、一の画像データと、他の画像データが関連しているか否かを判別するため、所定範囲の地域で撮影された画像データを関連する画像データとして検出することができ、的確に関連する画像データを検出することができる。
【0112】
請求項9又は20記載の発明によれば、一の画像データの撮影場所が所定の位置情報からどれくらい離れているかに応じて、一の画像データの撮影場所と、他の撮影画像の撮影場所との離間距離の閾値を取得し、所定の位置情報からどれくらい離れているかに応じて、画像データ同士が関連するか否かを判断することができる。
【0113】
例えば、所定の位置情報を自宅の場所に設定し、一の画像データの撮影場所が所定の位置情報から10Km程度離れた場所で撮影されたものである場合、他の画像データの撮影場所との離間距離が2Km以内であれば、一の画像データと他の画像データとは関連すると判別する。また、一の画像データの撮影場所が所定の位置情報から100Km程度離れた場所で撮影されたものである場合、他の画像データの撮影場所との離間距離が10Km以内であれば、一の画像データと他の画像データとは関連すると判別する。これにより、画像データの撮影場所の状況に応じて、画像データ同士の離間距離の閾値を変更して、画像データの関連性の有無を判別することができるため、状況に応じて好適に関連する画像データを顕出することができる。
【0114】
請求項10又は21記載の発明によれば、画像データの撮影日時に基づいて、一の画像データと他の画像データが関連するか否かを判別することができ、同日に撮影された画像データを的確に関連する画像データとして検出することができる。
【0115】
請求項11又は22記載の発明によれば、例えば、イベントが午前0時を過ぎて行われていた場合であっても、午前3時以前であれば、同日として判別され、関連する画像を適切に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における画像再生装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態において図1に示すCPU11により実行される画像データ再生処理1を示すフローチャートである。
【図3】図2に示す画像データ再生処理1の一部として実行される関連画像検出処理1を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態において図1に示すCPU11により実行される画像データ再生処理2を示すフローチャートである。
【図5】図4に示す画像データ再生処理2の一部として実行される関連画像検出処理2を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態において図1に示すCPU11により実行される画像データ再生処理3を示すフローチャートである。
【図7】図6に示す画像データ再生処理3の一部として実行される関連画像検出処理3を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像再生装置
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 通信部
15 RAM
16 I/F
17 記憶部
18 バス
Claims (22)
- 画像データを表示する表示部と、画像データを記憶する記憶部とを備える画像再生装置であって、
前記記憶部に記憶される画像データを前記表示部に表示させる指示を入力する入力部と、
前記入力部により指示された画像データを前記表示部に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により、画像データが表示されている間に、記憶部に記憶されている画像データの中から前記表示部に表示されている画像データに関連する他の画像データを検出する検出手段と、を備えることを特徴とする画像再生装置。 - 前記入力部は、前記記憶部に記憶される複数の画像データを選択して入力し、前記表示制御手段は、前記選択された複数の画像データを所定時間ずつ順次切り替えて前記表示部に表示させ、
前記検出手段は、前記表示制御手段により、画像データが表示されている間に、記憶部に記憶されている画像データの中から前記表示部に表示されている画像データに関連する他の画像データを検出することを特徴とする請求項1記載の画像再生装置。 - 前記検出手段により検出された画像データを記憶する関連ファイルリストを作成する作成手段を備え、
前記表示制御手段は、前記関連ファイルリストを表示部に表示させることを特徴とする請求項1又は2記載の画像再生装置。 - 前記表示制御手段は、前記関連ファイルリストに記憶される画像データを記憶部から取得して表示部に表示させることを特徴とする請求項3記載の画像再生装置。
- 前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された画像データを前記表示部に表示させ、
前記検出手段は、画像データが前記表示部に表示されている間に、当該表示されている画像データに関連する画像データを前記記憶部から検出することを特徴とする請求項1記載の画像再生装置。 - 前記表示制御手段は、前記入力手段により選択された複数の画像データを所定時間表示部に表示させた後、前記関連ファイルリストに記憶されている画像データを記憶部から取得して、順次所定時間ずつ表示部に表示させることを特徴とする請求項3又は4記載の画像再生装置。
- 前記画像データは、撮影日時、撮影場所の位置情報、撮影機種、ファイル名のうち少なくとも一つ以上を含む属性データを有し、
前記検出手段は、前記属性データに基づいて、一の画像データに関連する他の画像データを前記記憶部から検出することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の画像再生装置。 - 前記検出手段は、前記一の画像データの撮影場所の位置情報と、前記記憶部に記憶される他の画像データの撮影場所の位置情報との離間距離を算出し、当該離間距離が所定の範囲内である場合に、前記他の画像データが前記一の画像データに関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出することを特徴とする請求項7記載の再生画像装置。
- 前記記憶部は、所定の位置情報及び前記所定の位置情報からの距離に応じた離間距離の閾値を記憶し、
前記検出手段は、所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離と、一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離と、を算出し、前記所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離に応じた離間距離の閾値を前記記憶部から取得し、当該取得した離間距離の閾値と、前記算出した一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離とに基づいて、一の画像データと他の画像データが関連するか否かを判別することを特徴とする請求項8記載の画像再生装置。 - 前記検出手段は、一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時とを取得し、撮影日時が同日である場合、一の画像データに他の画像データが関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出することを特徴とする請求項7記載の画像再生装置。
- 前記検出手段は、一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時を取得して撮影日時が同日であるかを判別する際に、午前0時から午前3時までを前日の日付として扱うことを特徴とする請求項10記載の画像再生装置。
- 画像データを表示する表示部と、画像データを記憶する記憶部とを備える画像再生装置を制御するコンピュータに、
前記記憶部に記憶される画像データを前記表示部に表示させる指示を入力する機能と、
前記入力された画像データを前記表示部に表示させる機能と、
画像データが表示されている間に、前記記憶部に記憶されている画像データの中から前記表示部に表示されている画像データに関連する他の画像データを検出する機能と、を実現させるためのプログラム。 - 前記記憶部に記憶される複数の画像データを選択して入力する機能と、
前記選択された複数の画像データを所定時間ずつ順次切り替えて前記表示部に表示させる機能と、
前記画像データが表示されている間に、記憶部に記憶されている画像データの中から当該表示されている画像データに関連する他の画像データを検出する機能と、を実現させるための請求項12記載のプログラム。 - 前記検出手段により検出された画像データを記憶する関連ファイルリストを作成する機能と、
前記関連ファイルリストを前記表示部に表示させる機能と、を実現させるための請求項12又は13記載のプログラム。 - 前記関連ファイルリストに記憶される画像データを表示部に表示させる機能を実現するための請求項14記載のプログラム。
- 前記検出された画像データを前記表示部に表示させる機能と、
画像データが前記表示部に表示されている間に、当該表示されている画像データに関連する画像データを前記記憶部から検出する機能と、を実現させるための請求項12記載のプログラム。 - 前記選択された複数の画像データを所定時間表示部に表示させた後、前記関連ファイルリストに記憶されている画像データを記憶部から取得して、順次所定時間ずつ表示部に表示させる機能を実現させるための請求項14又は15記載のプログラム。
- 前記画像データは、撮影日時、撮影場所の位置情報、撮影機種、ファイル名のうち少なくとも一つ以上を含む属性データを有し、
前記属性データに基づいて、一の画像データに関連する他の画像データを前記記憶部から検出する機能を実現させるための請求項12から17の何れか一項に記載のプログラム。 - 前記一の画像データの撮影場所の位置情報と、前記記憶部に記憶される他の画像データの撮影場所の位置情報との離間距離を算出し、当該離間距離が所定の範囲内である場合に、前記他の画像データが前記一の画像データに関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出する機能を実現させるための請求項18記載のプログラム。
- 所定の位置情報及び前記所定の位置情報からの距離に応じた離間距離の閾値を記憶する機能と、
所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離と、一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離と、を算出し、前記所定の位置情報から一の画像データの撮影場所までの距離に応じた離間距離の閾値を前記記憶部から取得し、当該取得した離間距離の閾値と、前記算出した一の画像データの撮影場所と他の画像データの撮影場所との離間距離とに基づいて、一の画像データと他の画像データが関連するか否かを判別する機能と、を実現させるための請求項19記載のプログラム。 - 一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時とを取得し、撮影日時が同日である場合、一の画像データに他の画像データが関連すると判別して、当該他の画像データを記憶部から検出する機能を実現させるための請求項18記載のプログラム。
- 一の画像データの撮影日時と、他の画像データの撮影日時を取得して撮影日時が同日であるかを判別する際に、午前0時から午前3時までを前日の日付として扱う機能を実現させるための請求項21記載のプログラム。
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