JP2005035622A - 自動販売機用ペットボトル - Google Patents

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Tsugiharu Akiyama
嗣晴 秋山
Osamu Aoyanagi
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Abstract

【課題】コスト面や商品デザイン面における制約が小さく、容量が500mL以下であっても「びん立ち」が生じにくい自動販売機用ペットボトルを提供する。
【解決手段】 ボトル本体1のボトル収納カラム壁面8との接触位置である肩部から裾部に至る部分の一部または全部に、凹凸模様9を形成する。これによりボトルの滑り性が良くなり、「びん立ち」が防止される。凹凸模様9は例えば肩部4と裾部6の最大径部分や、肩部4から胴部5を経て裾部6に至る部分全体に形成される。凹凸模様9は点状模様または格子模様であり、深さ1mm以下の模様であることが好ましい。凹凸模様9が形成されたボトル本体1の外周面を、滑り性のよいラベルで被覆すれば更に好ましい。
【選択図】 図1


Description

本発明は、自動販売機用ペットボトルに関するものであり、特に容量が500mL以下の小型の自動販売機用ペットボトルに関するものである。
自動販売機は缶やガラスびんの販売を考慮したものがほとんどであるが、最近増加してきたペットボトルを自動販売機で販売する場合には、自動販売機のボトル収納カラム内部における姿勢制御が不十分となり、「びん立ち」と呼ばれる問題が生じている。この「びん立ち」は、自動販売機のボトル収納カラムに水平姿勢で収納されているペットボトルが、製品補充時や販売時にボトル収納カラム内において傾いたり垂直になったりすることを意味する。
このような「びん立ち」が発生するとそれよりも上部のボトルはボトル収納カラムから供給されなくなり、販売されなくなる。また復旧するにはボトル収納カラム内に手を入れてボトルの姿勢を正さねばならず、手数と時間を要する困難な作業を余儀なくされる。特に後列のボトル収納カラムについてはこの復旧作業が非常に困難であるため、容量が300mL以下の小型のペットボトルは、前列のボトル収納カラムにしか収納できないという問題があった。
なお特許文献1に示すように、自動販売機のボトル収納カラムに姿勢制御機能を持たせることも行われているが、自動販売機にはメーカー、年式により様々な機種がある。このためペットボトル側においても、どのような自動販売機に使用した場合にも「びん立ち」を生じにくくする工夫が求められている。
そのためのひとつの対策として、ペットボトルを水平姿勢としたときの接地長さ(ボトル本体の胴部長)を長くして水平安定性を高める方法が考えられる。しかしこの方法は大型ボトルでは有効であるが、容量が180〜200mL、280〜300mL等の容量500mL以下の小型ペットボトルでは十分な接地長さを確保することは困難である。
また他の対策として、滑り性の良好なラベルでペットボトルの全体を被覆する方法がある。滑り性の良好なラベルとしては、PETやOPS製の熱収縮ラベルの表面にコーティングしたものが用いられる。このようにボトル全体の滑り性を良くしておけば、「びん立ち」が生じにくくなる。ところがこの方法を採用した場合には、ペットボトルを水平姿勢としたときの接地長全体を被覆できる長いラベルを使用しなければ効果がなく、コスト面や商品デザイン面における制約が大きくなるという問題がある。
特公昭60−29432号公報
本発明は上記した従来の問題点を解決して、コスト面や商品デザイン面における制約が小さく、しかも容量が500mL以下の小型のものであっても「びん立ち」を生じにくくした自動販売機用ペットボトルを提供するためになされたものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明の自動販売機用ペットボトルは、ボトル本体の肩部から裾部に至る部分の一部または全部に凹凸模様を形成することにより、ボトル本体とボトル収納カラム壁面との接触面積を減少させたことを特徴とするものである。凹凸模様をボトル本体の最大径部分や、胴部に形成することができる。また凹凸模様は、点状模様または格子模様とすることができる。さらにボトル本体の外周面を、熱収縮性ラベルで被覆することもできる。
本発明の自動販売機用ペットボトルは、ボトル収納カラム壁面と接触するボトル本体の肩部から裾部に至る部分の一部または全部に凹凸模様を形成することによって、自動販売機内部のボトル収納カラム壁面との接触面積を減少させたものであるから、従来のペットボトルよりも自動販売機内部における滑り性が良好となる。このためボトル収納カラムから水平姿勢のままで落下しやすくなり、後記する実験データのとおり「びん立ち」が生じにくくなる。なお凹凸模様の深さが1mmを越えてもよいが、凹凸の程度が大きいと却って引っかかりを生じたり、強度低下を招くおそれがあるうえ、デザイン面からも好ましくない。このため深さ1mm以下の凹凸模様であることが好ましい。
以下に本発明の好ましい実施形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態を示す正面図であり、1はペットボトルのボトル本体であり、スクリューネジ2を備えた首部3と、肩部4と、胴部5と、裾部6と、底部7とからなる。このボトル本体1のうち自動販売機内部のボトル収納カラム壁面8と接触する肩部4から裾部6に至る部分の一部または全部には、凹凸模様9が形成されている。この第1の実施形態では、凹凸模様9はボトル本体1の肩部4と裾部6の最大径部分に形成されている。この実施形態のペットボトルは入味容量が280mLであり、最大径部分は胴部5よりも直径が0.5〜2mm程度大きくなっている。
この第1の実施形態の凹凸模様9は不規則な点状模様であり、その深さは1mm以下である。この凹凸模様9は、図5に示すように自動販売機内部のボトル収納カラム壁面8との接触面積を減少させることにより、滑り性を向上させるために形成されたものであり、前記したように深さが1mm以上となると却って引っかかりを招くおそれがある。逆にあまり浅いと本発明の目的を達成できない。このため凹凸模様9の好ましい深さは0.2〜0.7mm程度であり、金型加工方法からも0.3mm程度が最適である。なお、このような凹凸模様9はブロー成形用金型を加工することによって容易に成形可能であり、そのための初期コストは必要である。しかし、本発明によれば従来のように高価な滑り性のよいラベルを使い続ける必要はないので、コストダウンを図ることができる。
図2は本発明の第2の実施形態を示す正面図である。この実施形態では、ボトル本体1のボトル収納カラム壁面8との接触位置である肩部4から胴部5を経て裾部6に至る部分全体に、凹凸模様9が形成されている。ボトル本体1の胴部5もボトル収納カラム内を落下・移動する際にボトル収納カラム壁面8と接触するので、この実施形態のように胴部5にも凹凸模様9を形成することにより、肩部4と裾部6の最大径部分のみに凹凸模様を形成したものよりも優れた効果を得ることができる。
この第2の実施形態の凹凸模様9は規則的な格子模様である。なお、凹凸模様9はボトル収納カラム壁面8との接触面積を減少させるためのものであるからその形状は任意であり、業界において梨地模様と総称されている各種パターンを自由に選択することができる。この第2の実施形態のペットボトルも、ボトル収納カラム壁面8との接触面積を減少させることにより、滑り性を向上させたものである。
図3は本発明の第3の実施形態を示す正面図である。この実施形態では、凹凸模様9が形成された肩部4と裾部6の最大径部分を含む外周面全体が、薄い熱収縮性ラベル10により被覆されている。この熱収縮性ラベル10としては、滑り性の良好なPETやOPS製の熱収縮ラベルの表面にコーティングを施したものが適している。
このように凹凸模様9が形成された表面を熱収縮性ラベル10で被覆しても、凹凸模様9は熱収縮性ラベル10の表面にも現れる。このためやはりボトル収納カラム壁面8との接触面積を減少させることができる。しかも滑り性の良好な熱収縮性ラベル10で被覆することにより、凹凸模様9だけのものよりも更に良好な滑り性を得ることができる。
図4は本発明の第4の実施形態を示す正面図である。この実施形態は、ボトル本体1の胴部5を薄い熱収縮性ラベル10で被覆したものである。この実施形態ではボトル本体1の肩部4と裾部6の最大径部分に凹凸模様9が形成されており、また胴部5は凹凸模様9が形成されているうえ更に熱収縮性ラベル10により被覆されている。このため、実施形態1,2、3と同様にボトル収納カラム壁面8との接触面積を減少させ、滑り性を向上させることができる。
なお、熱収縮性ラベル10をボトル本体1に装着する際には、ラベラーにより熱収縮性ラベル10をボトル本体1の規定位置に合わせたうえでスチームトンネルを通して熱収縮させるのであるが、本発明のペットボトルはボトル本体1に凹凸模様9,9が形成されているので、熱収縮性ラベル10がボトル本体1に対して滑りやすくなる。このためラベルの位置合わせをより確実に行うことができるようになる。
上記のように構成された本発明の自動販売機用ペットボトルは、何れも図5に示すようにボトル収納カラム壁面8との接触面積を減少させたものであるので、ボトル収納カラム壁面8に対する滑り性が良くなり、水平姿勢のまま商品取り出し部に落下する。このため「びん立ち」のトラブルを確実に防止することができる。以下にその具体的な実験データを示す。
ボトル本体の肩部と裾部の最大径部分に凹凸模様を形成したペットボトルにさらに熱収縮性ラベルを被覆した図3に示すとおりの実施例のサンプルと、表面に凹凸模様のないペットボトルに熱収縮性ラベルを被覆した比較例のサンプルとを多数作成した。そしてこれらのサンプルを、6メーカー14機種の自動販売機に満数入れて連続排出するテストを20回繰り返した。そしてボトル投入時と排出時の「びん立ち」及び多数本排出(2本以上排出)のトラブル発生率を測定した。その結果、凹凸模様のない比較例のサンプルは14機種中の2機種で20回中に1回ずつ「びん立ち」が発生したが、凹凸模様を形成した実施例のサンプルでは、「びん立ち」及び多数本排出は皆無であった。
以上に説明したように、本発明の自動販売機用ペットボトルは、ボトル本体のボトル収納カラム壁面との接触位置に凹凸模様を形成することにより、ボトル収納カラム壁面との接触面積を減少させ、滑り性を向上させたものである。これによりどのような自動販売機に収納した場合にも、ボトル収納カラムから水平姿勢のままで落下し、「びん立ち」が生じにくくなる。本発明は十分な接地長さを確保できない容量が500mL以下の小型の自動販売機用ペットボトルにも有効である。またボトル全体をラベルで被覆する必要もないので、コスト面や商品デザイン面における制約も小さい利点がある。
第1の実施形態を示す正面図である。 第2の実施形態を示す正面図である。 第3の実施形態を示す正面図である。 第4の実施形態を示す正面図である。 ボトル収納カラム壁面との接触状態の説明図である。
符号の説明
1 ボトル本体
2 スクリューネジ
3 首部
4 胴部
5 肩部
6 裾部
7 底部
8 ボトル収納カラム壁面
9 凹凸模様
10 ラベル

Claims (5)

  1. ボトル本体の肩部から裾部に至る部分の一部または全部に凹凸模様を形成することにより、ボトル本体とボトル収納カラム壁面との接触面積を減少させたことを特徴とする自動販売機用ペットボトル。
  2. 凹凸模様をボトル本体の最大径部分に形成した請求項1に記載の自動販売機用ペットボトル。
  3. 凹凸模様をボトル本体の胴部に形成した請求項1に記載の自動販売機用ペットボトル。
  4. 凹凸模様を点状模様または格子模様とした請求項1に記載の自動販売機用ペットボトル。
  5. ボトル本体の外周面を、熱収縮性ラベルで被覆した請求項1に記載の自動販売機用ペットボトル。
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