JP2005035294A - 画像形成システム、画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、情報処理装置の制御プログラム、情報処理装置、及びその制御方法 - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、情報処理装置の制御プログラム、情報処理装置、及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 利用者が個々の利用者に応じた利用し易い形態により設定操作を行うことのできる、特に視覚障害者等の障害者に最適な画像形成装置、情報処理装置、それらの制御方法、及びそれらの制御プログラムを提供する。
【解決手段】 利用者を識別する個人識別情報を格納した個人識別情報格納手段13と、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納手段14と、外部から入力された個人情報と個人情報識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証手段15と、利用者認証手段15により認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納手段14から抽出する設定情報抽出手段16と、設定情報抽出手段16により抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定手段17とを、画像形成装置10又は情報処理装置50に備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成システム、画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、情報処理装置の制御プログラム、情報処理装置、及びその制御方法に関し、より詳しくは、利用者単位での個人情報を複数登録可能とし、使用する利用者を識別することで個々の利用者に利用し易い形態を提供する、特に視覚障害者等の障害者に最適な画像形成システム、画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、情報処理装置の制御プログラム、情報処理装置、及びその制御方法に関する。
近年、プリンタ,複写機等の画像形成装置では、健常者のみならず視覚障害者等でも利用できるように、操作手順に音声ガイダンスを用いるなどのユニバーサルデザイン的な工夫がなされてきている。
このような従来の画像形成装置として、ネットワークを介して接続されたコンピュータからのドライバに含まれるパスワード等を利用し、利用者を特定してログインを許可するか否かを判断し、許可した利用者に各種パラメータの選択項目を音声ガイダンスによって通知することにより、この音声ガイダンスに基づいて利用者が各種パラメータを設定できる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
こうした従来の画像形成装置によれば、利用者に応じてカスタマイズされたドライバを用いて音声対応の印刷処理を遂行するように構成しているので、利用者の認識や特定が比較的容易であり、また、個々の利用者にとって真に必要とされる音声ガイダンスを提供でき、さらに、個々の利用者は音声ガイダンスに基づいて操作できるため、使い勝手を向上させることができる。
したがって、画像形成装置の利用者が視覚障害者等である場合には、音声ガイダンスにしたがって操作が可能となるため、特に使い勝手を良くすることができる。
特開2002−342049号公報(第19−21頁、第4図)
しかしながら、以上のような従来の画像形成装置では、音声ガイダンスにより使い勝手を向上させることはできるが、操作者は必ずしも音声ガイダンスを認識できるとは限らない。すなわち、利用者が視覚障害者以外の聴覚障害者、知的障害者などであれば、音声ガイダンスを認識できない可能性がある。
また、障害の種類によってもその症状や重度は様々であり、本当に利用者が利用し易い形態は個人単位で異なっているため、結局、利用者が画像形成装置の形態に合わせた利用方法を取らざるを得ないといった問題があった。
さらに、同様な問題は、画像形成装置だけでなく、この画像処理装置へ印刷指示を与える情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータやノートパソコンなど)においても生じていた。
通常、情報処理装置は、ソフトウエア(プリンタドライバやユーティリティなど)のユーザインタフェイス(設定入力画面)を表示する場合、いずれの利用者に対しても同じ画面を表示していた。このため、例えば、利用者が視覚障害者の場合は、その表示された画面の内容を伝えることができなかった。また、視力が低い者(弱視者)にとっては、その表示された文字等が小さいために解読できず、使い勝手が悪いものとなっていた。
このように、視覚障害者等は、情報処理装置での操作が行えず、あるいは適切な設定を行うことができないことから、画像形成装置に所望の出力をさせることができないという問題があった。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであり、利用者が個々の利用者に応じた利用し易い形態により設定操作を行うことのできる、特に視覚障害者等の障害者に最適な画像形成システム、画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、情報処理装置の制御プログラム、情報処理装置、及びその制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の画像形成システムは、サーバと、該サーバにネットワークを介して接続された画像形成装置とを含む画像形成システムであって、サーバ又は画像形成装置内のいずれか一方が、利用者を識別する個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納手段を備え、画像形成装置は、個人識別情報を格納する個人識別情報格納手段と、外部から入力された個人情報と個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証手段と、利用者認証手段により認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納手段から抽出する設定情報抽出手段と、設定情報抽出手段により抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定手段とを備えた構成としてある。
画像形成システムをこのような構成にすれば、利用者に応じた適切な装置設定情報を設定情報格納手段に格納することにより、利用者の個人情報が入力されれば個々の利用者に適した装置設定が自動的になされる。このため、利用者は、例えば、音声入力のみにより操作設定を行ったり、操作パネルを手の届く高さに設定したりするなどの、利用し易い形態で装置を操作することができる。
また、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を画像形成装置側で格納しているため、外部から個人情報のみを取得することにより利用者に適した装置設定を行うことができる。したがって、例えば、外部からIDカード等の記憶媒体により装置設定を行う場合に入力情報は個人情報のみでよいため、記憶媒体において使用する記憶容量を最小限に留めることができる。
更に、設定情報格納手段をサーバ又は画像形成装置内のいずれかで一括して管理しているため、セキュリティの確保が容易に行え、且つ、データ項目、データファイルのフォーマット、データの符号の変更(例えば、弱視者をその重度によって、データ項目J1〜J3に割り振っていたのを、データ項目J1〜J5に変更する等。)を柔軟に行うことができる。
本発明の請求項2に記載の画像形成システムは、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置の設定を特定する複数のサンプル設定情報を格納するサンプル設定情報格納手段と、外部からの入力に応じて複数のサンプル設定情報の中からサンプル設定情報を選択するサンプル設定情報選択手段とを備え、装置設定手段は、サンプル設定情報選択手段により選択されたサンプル設定情報に基づいて装置設定を行う構成としてある。
画像形成システムをこのような構成にすれば、サンプル設定情報格納手段に複数のサンプル設定情報を格納させて外部からの設定を可能としているので、利用者は予め登録された特定の装置設定以外にも所望の装置設定を行うことができる。したがって、利用者に適する装置設定を自動的に行いつつ、利用者の要求にも柔軟に対応することができる。
本発明の請求項3に記載の画像形成システムは、請求項2に記載の画像形成システムにおいて、サンプル設定情報選択手段は、利用者認証手段による照合の結果、利用者が認証されない場合に、複数のサンプル設定情報の中から任意のサンプル設定情報を選択する構成としてある。
画像形成システムをこのような構成にすれば、当該利用者の装置設定情報が格納されていない場合に、利用者は複数のサンプル設定情報の中から任意に設定情報を選択することができる。このため、利用者が装置を初めて使用するときなどであっても、装置設定を適宜自在に行うことができる。
本発明の請求項4に記載の画像形成システムは、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、障害内容を示す障害情報と、該障害情報に適する装置設定情報とを対応付けて格納する障害情報格納手段を備え、個人識別情報格納手段は、個人識別情報と、該個人識別情報により識別される利用者の障害情報とを対応付けて格納し、設定情報抽出手段は、利用者認証手段により認証された利用者の障害情報を個人識別情報格納手段に格納されている障害情報をもとに特定し、この障害情報に適する装置設定情報を障害情報格納手段から抽出する構成としてある。
画像形成システムをこのような構成にすれば、利用者の個人認証がなされると、その利用者の障害情報を特定した後に、装置設定を特定することができる。
ここで、障害者の装置設定は、例えば、視覚障害者には音声ガイダンスによる操作設定、という具合に、同じ障害を持つ利用者の間では共通の設定がされていることが多い。
したがって、各利用者ごとに一対一で装置設定情報を設定するのではなく、所定の障害情報を関連付け、その障害情報に特有の装置設定を予め関連付けておくことにより、各障害に応じた装置設定を行うことを可能とし、設定情報格納手段に格納する装置設定情報を最小限に抑えることができる。
本発明の請求項5に記載の画像形成システムは、請求項4に記載の画像形成システムにおいて、外部からの入力に応じて障害情報格納手段に格納されている障害情報の中から障害情報を選択する障害情報選択手段を備え、装置設定手段は、障害情報選択手段により選択された障害情報に対応する装置設定情報に基づいて装置設定を行う構成としてある。
画像形成システムをこのような構成にすれば、利用者は障害情報単位で装置設定を外部からの操作によって設定することができる。したがって、利用者は、予め用意されている障害情報の中から自己の障害内容に最も近似する障害情報を選択することにより適切な装置設定が可能となり、容易に所望の装置設定を行うことができる。
本発明の請求項6に記載の画像形成システムは、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、個人識別情報格納手段は、利用者の声紋,角膜,指紋,虹彩のうちいずれか一以上の情報を個人識別情報として格納し、利用者認証手段は、外部から入力された利用者の声紋,角膜,指紋,虹彩のいずれかの情報と、個人識別情報と照合して利用者を認証する構成としてある。
画像形成システムをこのような構成にすれば、利用者認証手段は、入力された利用者の声紋,角膜,指紋,虹彩のいずれかの情報により個人認証ができるため、障害者の利用し易い認証形態により個人認証を行うことができる。したがって、聴覚障害者が音声ガイダンスによる操作指示を受けるといった不都合も防ぐことができる。
本発明の請求項7に記載の画像形成システムは、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、利用者認証手段による利用者の認証に応じて、装置設定手段により設定された装置設定情報を、該利用者の属する部門における動作処理情報として記録する部門管理手段を備えた構成としてある。
画像形成システムをこのような構成にすれば、部門管理手段は、利用者認証手段により利用者が認証されたときに設定された装置設定情報を、その利用者が属する部門における動作処理情報として管理することができる。したがって、利用者が属する部門ごとに統計を取ることができ、以後の装置設定に反映させることができる。
本発明の請求項8に記載の画像形成装置は、利用者を識別する個人識別情報を格納した個人識別情報格納手段と、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納手段と、外部から入力された個人情報と個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証手段と、利用者認証手段により認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納手段から抽出する設定情報抽出手段と、設定情報抽出手段により抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定手段とを備え、設定情報格納手段は、サーバ又は該画像形成装置内のいずれかで一括して管理される構成としてある。
画像形成装置をこのような構成にすれば、利用者に応じた適切な装置設定情報を設定情報格納手段に格納することにより、利用者の個人情報が入力されれば個々の利用者に適した装置設定が自動的になされる。
また、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を画像形成装置側で格納しているため、外部から個人情報のみを取得することにより利用者に適した装置設定を行うことができる。したがって、例えば、外部からIDカード等の記憶媒体により装置設定を行う場合に入力情報は個人情報のみでよいため、記憶媒体において使用する記憶容量を最小限に留めることができる。
本発明の請求項9に記載の画像形成装置の制御方法は、利用者を識別する個人識別情報を格納する個人識別情報格納ステップと、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納ステップと、外部から入力された個人情報と個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証ステップと、利用者認証ステップで認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納ステップで格納された装置設定情報から抽出する設定情報抽出ステップと、設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定ステップとを含む方法としてある。
画像形成装置の制御方法をこのような制御方法にすれば、設定情報格納ステップで利用者に応じた適切な装置設定情報を格納することにより、利用者の個人情報が入力されれば個々の利用者に適した装置設定が自動的になされる。
このため、利用者は、例えば、音声入力のみにより操作設定を行うなどの、利用し易い形態で装置を操作することができる。
本発明の請求項10に記載の画像形成装置の制御プログラムは、利用者を識別する個人識別情報を格納する個人識別情報格納ステップと、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納ステップと、外部から入力された個人情報と個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証ステップと、利用者認証ステップで認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納ステップで格納された装置設定情報から抽出する設定情報抽出ステップと、設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定ステップとを画像形成装置に実行させる画像形成装置の制御プログラムとしてある。
画像形成装置の制御プログラムをこのような制御プログラムにすれば、例えば、制御プログラムを記憶させた記録媒体をコンピュータを搭載した画像形成装置に直接装着して当該コンピュータに読み込ませることにより、設定情報格納ステップでは、利用者に応じた適切な装置設定情報を格納することができ、利用者の個人情報が入力されれば個々の利用者に適した装置設定が自動的になされる。
このため、利用者は、例えば、音声入力のみにより操作設定を行うなどの、利用し易い形態で装置を操作することができる。
本発明の請求項11に記載の情報処理装置の制御プログラムは、利用者を識別する個人識別情報を格納する個人識別情報格納ステップと、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納ステップと、外部から入力された個人情報と個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証ステップと、利用者認証ステップで認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納ステップで格納された装置設定情報から抽出する設定情報抽出ステップと、設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定ステップとを情報処理装置に実行させる情報処理装置の制御プログラムとしてある。
情報処理装置の制御プログラムをこのような制御プログラムにすれば、情報処理装置において、利用者に応じた適切な装置設定情報を設定情報格納手段に格納することにより、利用者の個人情報が入力されれば個々の利用者に適した装置設定が自動的になされる。このため、利用者は、情報処理装置において、例えば、音声入力のみにより操作設定を行ったり、操作パネルを手の届く高さに設定したりするなどの、利用し易い形態で装置を操作することができる。
また、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を情報処理装置側で格納しているため、外部から個人情報のみを取得することにより利用者に適した装置設定を行うことができる。したがって、例えば、外部からIDカード等の記憶媒体により装置設定を行う場合に入力情報は個人情報のみでよいため、記憶媒体において使用する記憶容量を最小限に留めることができる。
更に、設定情報格納手段を情報処理装置又はサーバのいずれかで一括して管理しているため、セキュリティの確保が容易に行え、且つ、データ項目、データファイルのフォーマット、データの符号の変更(例えば、弱視者をその重度によって、データ項目J1〜J3に割り振っていたのを、データ項目J1〜J5に変更する等。)を柔軟に行うことができる。
本発明の請求項12に記載の情報処理装置の制御プログラムは、請求項11に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報を画像形成装置へ送信する装置設定情報送信ステップを有した情報処理装置の制御プログラムとしてある。
情報処理装置の制御プログラムをこのような制御プログラムにすれば、画像形成装置における装置設定の変更を情報処理装置での入力設定操作により行うことができる。
例えば、画像形成装置のパネルの高さを装置設定情報の一つとし個人情報と対応付けて情報処理装置に登録しておく。その情報処理装置で個人情報が入力されると、画像形成装置におけるパネルの位置を、その個人情報に対応付けられた装置設定情報に示される高さに設定することができる。これにより、画像形成装置を利用者にとって使い勝手のよい装置設定にすることができる。
本発明の請求項13に記載の情報処理装置の制御プログラムは、請求項11又は12に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、情報処理装置及び/又は画像形成装置の設定を特定する複数のサンプル設定情報をサンプル設定情報格納手段に格納するサンプル設定情報格納ステップと、外部からの入力に応じて複数のサンプル設定情報の中から一又は二以上のサンプル設定情報を選択するサンプル設定情報選択ステップとを有し、装置設定ステップで、サンプル設定情報選択ステップにより選択されたサンプル設定情報に基づいて装置設定を行う情報処理装置の制御プログラムとしてある。
情報処理装置の制御プログラムをこのような制御プログラムにすれば、情報処理装置において、サンプル設定情報格納手段に複数のサンプル設定情報を格納させて外部からの設定を可能としているので、利用者は予め登録された特定の装置設定以外にも所望の装置設定を行うことができる。したがって、情報処理装置においても、利用者に適する装置設定を自動的に行いつつ、利用者の要求にも柔軟に対応することができる。
本発明の請求項14に記載の情報処理装置の制御プログラムは、請求項11〜13のいずれか一項に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、利用者認証手段による照合の結果、利用者が認証されない場合に、複数のサンプル設定情報の中から任意のサンプル設定情報を選択する非認証時サンプル設定情報選択ステップを有した情報処理装置の制御プログラムとしてある。
情報処理装置の制御プログラムをこのような制御プログラムにすれば、当該利用者の装置設定情報が情報処理装置に格納されていない場合に、利用者は複数のサンプル設定情報の中から任意に設定情報を選択することができる。このため、利用者が情報処理装置を初めて使用するときなどであっても、装置設定を適宜自在に行うことができる。
本発明の請求項15に記載の情報処理装置の制御プログラムは、請求項11〜14のいずれか一項に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、障害内容を示す障害情報と、該障害情報に適する装置設定情報とを対応付けて格納する障害情報格納ステップを有し、個人識別情報格納ステップで、個人識別情報と、該個人識別情報により識別される利用者の障害情報とを対応付けて格納し、設定情報抽出ステップで、利用者認証手段により認証された利用者の障害情報を個人識別情報格納手段に格納されている障害情報をもとに特定し、この障害情報に適する装置設定情報を障害情報格納手段から抽出する情報処理装置の制御プログラムとしてある。
情報処理装置の制御プログラムをこのような制御プログラムにすれば、情報処理装置において利用者の個人認証がなされると、その利用者の障害情報を特定した後に、装置設定を特定することができる。
ここで、障害者の装置設定は、例えば、視覚障害者には音声ガイダンスによる操作設定、という具合に、同じ障害を持つ利用者の間では共通の設定がされていることが多い。
したがって、各利用者ごとに一対一で装置設定情報を設定するのではなく、所定の障害情報を関連付け、その障害情報に特有の装置設定を予め関連付けておくことにより、各障害に応じた装置設定を行うことを可能とし、設定情報格納手段に格納する装置設定情報を最小限に抑えることができる。
本発明の請求項16に記載の情報処理装置の制御プログラムは、請求項15に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、外部からの入力に応じて障害情報格納手段に格納されている障害情報の中から障害情報を選択する障害情報選択ステップを有し、装置設定ステップで、障害情報選択手段により選択された障害情報に対応する装置設定情報に基づいて装置設定を行う情報処理装置の制御プログラムとしてある。
情報処理装置の制御プログラムをこのような制御プログラムにすれば、情報処理装置において、利用者は障害情報単位で装置設定を外部からの操作によって設定することができる。したがって、利用者は、予め用意されている障害情報の中から自己の障害内容に最も近似する障害情報を選択することにより適切な装置設定が可能となり、情報処理装置において、容易に所望の装置設定を行うことができる。
本発明の請求項17に記載の情報処理装置の制御プログラムは、請求項11〜16に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、装置設定ステップで行われる装置設定が、情報処理装置の表示手段に表示されたソフトウエアのユーザインタフェイスの配色、文字の大きさ、表示形態、ソフトウエアの音声ガイダンスのON/OFF、音声ガイダンスの言語、音量、キーの高さのうち一又は二以上を含む情報処理装置の制御プログラムとしてある。
情報処理装置の制御プログラムをこのような制御プログラムにすれば、情報処理装置における各種装置設定を利用者個々に対応させて変更できる。例えば、利用者が弱視者の場合には、ソフトウエアのユーザインタフェイスの文字の大きさを大きくするよう設定することができる。このため、情報処理装置を利用者にとって使い易いものとすることができる。
本発明の請求項18に記載の情報処理装置の制御プログラムは、請求項11〜17に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、前記装置設定ステップで画像形成装置へ送信される装置設定情報の示す装置設定が、前記画像形成装置における排紙トレイの指定又は前記排紙トレイの位置のうち一方又は双方を含む情報処理装置の制御プログラムとしてある。
情報処理装置の制御プログラムをこのような制御プログラムにすれば、情報処理装置における操作により画像形成装置での装置設定を利用者個々に対応させたものとすることができる。これにより、画像形成装置を利用者にとって使い易いものとすることができる。
本発明の請求項19に記載の情報処理装置は、利用者を識別する個人識別情報を格納した個人識別情報格納手段と、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納手段と、外部から入力された個人情報と個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証手段と、利用者認証手段により認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納手段から抽出する設定情報抽出手段と、設定情報抽出手段により抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定手段とを備えた構成としてある。
情報処理装置をこのような構成とすれば、個々の利用者に応じて適切に情報処理装置や画像形成装置の装置設定を行うことができる。しかも、装置設定情報が個人情報と対応付けて情報処理装置に登録されるため、その個人情報が入力されることにより、その装置設定情報の示す装置設定が自動的になされる。このため、利用者にとっては、利用し易い形態で情報処理装置や画像形成装置を操作することができる。
本発明の請求項20に記載の情報処理装置は、請求項19に記載の情報処理装置において、装置設定手段が、設定情報抽出手段により抽出された装置設定情報のうち画像形成装置に関するものを画像形成装置へ送信する構成としてある。
情報処理装置をこのような構成とすれば、情報処理装置で個人情報を外部入力することにより、画像形成装置の装置設定を行うことができる。例えば、情報処理装置に備えられた虹彩の識別装置に利用者の虹彩を読み取らせることで、その虹彩により特定された利用者に対応する装置設定情報が情報処理装置で抽出され、この抽出された装置設定情報が画像形成装置へ送信される。これにより、画像形成装置は、その受信した装置設定情報にもとづき利用者に応じた装置設定を行うことができる。
本発明の請求項21に記載の情報処理装置の制御方法は、利用者を識別する個人識別情報を情報処理装置で格納する個人識別情報格納ステップと、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を情報処理装置で格納する設定情報格納ステップと、外部から入力された個人情報と個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証ステップと、利用者認証ステップで認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納ステップで格納された装置設定情報から抽出する設定情報抽出ステップと、設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報に基づいて情報処理装置での装置設定を行う装置設定ステップとを含む情報処理装置の制御方法としてある。
情報処理装置の制御方法をこのような方法にすれば、利用者個々の要望、容姿、障害などに応じたかたちで適切に情報処理装置や画像形成装置の装置設定を行うことができる。このため、利用者にとっては、利用し易い形態で情報処理装置や画像形成装置を操作することができる。
本発明の請求項22に記載の情報処理装置の制御方法は、請求項21に記載の情報処理装置の制御方法において、前記設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報を画像形成装置へ送信する装置設定情報送信ステップを有した方法としてある。
情報処理装置の制御方法をこのような方法にすれば、情報処理装置で個人情報を入力することにより、その利用者に応じた装置設定を画像形成装置に行わせることができる。
以上説明したように本発明によれば、利用者を識別する個人識別情報を格納する個人識別情報格納手段と、個人識別情報に対応する装置設定情報を設定情報格納手段から抽出する設定情報抽出手段と、設定情報抽出手段により抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定手段とを備えたことにより、利用者が個々の利用者に応じた利用し易い形態で設定操作を行うことができる。
更に、外部から入力された個人情報と個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証手段を備えたことにより、利用者は特別な操作を必要とすることなく自己の利用し易い形態に装置設定することができる。また、利用者認証手段により認証されない利用者の操作を不能とすることにより、画像形成装置を操作することのできる利用者を制限することも可能である。
また、各利用者ごとに一対一で装置設定情報を設定するのではなく、所定の障害情報を関連付け、その障害情報に特有の装置設定を予め関連付けておくことにより、各障害に応じた装置設定を行うことを可能とし、設定情報格納手段に格納する装置設定情報を最小限に抑えることができる。
しかも、画像形成装置だけでなく、情報処理装置についても、利用者個々に応じた装置設定をすることができる。さらに、画像形成装置の装置設定を、情報処理装置での操作により行うこともできる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態に係る画像形成装置について図1を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。
図1に示すように、画像形成装置10は、プリンタ、FAX、複写機又は複合機などからなり、個人情報読取手段11、個人情報登録手段12、個人識別情報格納手段13、設定情報格納手段14、利用者認証手段15、設定情報抽出手段16、装置設定手段17、パネル部18、音声コントロール部19、サンプル設定情報格納手段20、サンプル設定情報選択手段21、部門管理手段22を有している。
個人情報読取手段11は、画像形成装置10の外部から利用者を識別する個人認証情報(例えば、声紋、角膜、指紋、虹彩等)を読み取り、読み取った個人認証情報をデータ化するインターフェースであり、例えば、カードリーダー、マイク、デジタルカメラ等からなる。
個人情報登録手段12は、個人情報読取手段11によりデータ化された個人認証情報を個人識別情報格納手段13に格納し、登録する。
個人識別情報格納手段13は、個人情報登録手段12により格納され、登録された個人認証情報を、パネル部18等を介して入力された個人名情報と対応付けて保持する。なお、これらの個人認証情報、個人名情報からなる個人識別情報は、適宜、パネル部18などにより設定変更、追加登録が可能である。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置の個人識別情報格納手段13において格納されている個人認証情報と個人名情報との関係を示したテーブル(個人情報対応テーブル)である。
このように、個人識別情報は、個人認証情報と個人名情報とを一対一で対応付けて保持している。
以下に、図2に示す個人識別情報の個人識別情報格納手段への登録ついて説明する。
デジタルカメラ(個人情報読取手段11)は、利用者の虹彩のパターン画像(虹彩a,虹彩b,虹彩c,...)を撮像し、このパターン画像をデータ化して個人情報登録手段12へ出力する。
個人情報登録手段12は、撮像されたパターン画像を個人識別情報格納手段13に格納し、登録するとともに、パネル部18等から入力された個人名情報(A氏,B氏,C氏,...)を対応付けて登録する。
また、図2に示すように、各個人名情報とともに、その個人(利用者)が所属する部門情報も対応して登録させることができる。
部門情報は、部門の名称等を示す情報である。この部門情報は、パネル部18で入力されると、個人情報登録手段12へ送られ、個人識別情報と対応付けられ、個人識別情報格納手段13へ送られ格納され、登録される。
これにより、個人識別情報や装置設定情報(後述)が登録された利用者について、それらの者による画像形成装置10の使用状況を部門単位で管理できる。
設定情報格納手段14は、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する。すなわち、装置設定情報は、個人識別情報により特定される利用者が、画像形成装置10を操作する上で最も適した(操作し易い)状態となるように、個人識別情報に対応付けられている。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置の設定情報格納手段14に格納されている個人識別情報と装置設定情報との関係を示したテーブル(個人情報−装置設定対応テーブル)である。
図3に示すように、本実施形態に係る画像形成装置では、個人識別情報と装置設定情報は、設定情報格納手段14に一対一の関係で格納されている。
なお、装置設定情報の具体的内容としては、以下のようなものがある。
(1)パネル部16
(a)パネルの配色(背景色、文字色等)
(b)パネル文字の大きさ
(c)パネルの表示形態(文字、シンボル等)
(2)機構動作
(a)排紙先のトレイ(画像形成された用紙の排紙トレイが複数ある場合に、特定のトレイに排紙されるように排紙機構を設定)
(3)機構状態
(a)物理的なパネルの位置(角度、高さ等)
(b)物理的な排紙トレイの位置(角度、高さ等)
(c)物理的な入力部の形状(例えば、点字付きの入力部にするためカバーを被せる等)
(4)音声
(a)音声ガイダンスの言語
(b)音声ガイダンスの音量
(c)ガイダンス音のキーの高さ
利用者認証手段15は、外部から入力され個人情報読取手段11により読み取られた個人情報と、個人識別情報格納手段13に格納されている個人識別情報とを照合して、利用者を認証する。
すなわち、個人識別情報格納手段13に利用者の声紋、角膜、指紋、虹彩のうちいずれか一以上の情報を個人識別情報として予め格納させた場合には、利用者認証手段15は、外部から入力された声紋、角膜、指紋、虹彩のうちいずれかの個人情報を得て、個人識別情報と照合を行う。そして、照合の結果、一致する個人識別情報が存在する場合に利用者を認証する。
声紋、角膜、指紋、虹彩は、いずれも個人ごとに異なる情報であり、且つ、終生不変であることから、個人認証には適するものである。さらに、他の個人認証判定として、顔貌、掌紋、掌形、指形、静脈パターン、耳介、DNA、キーストローク、及びこれらの組み合わせであるマルチモーダルといった判定も可能である。これらは、従来より周知である個人認証判定方法であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
設定情報抽出手段16は、利用者認証手段15により認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納手段14に格納されている複数の装置設定情報の中から抽出する。
装置設定手段17は、設定情報抽出手段16により抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う。例えば、パネル部18における配色(背景色、文字色等)、文字の大きさ、表示形態(文字、シンボル等)を設定し、音声コントロール部19における音声ガイダンスの言語、音量、ガイダンス音のキーの高さを設定する。
装置設定手段17は、後述するサンプル設定情報選択手段21により任意のサンプル設定情報が選択された場合にあっても、ここで選択された任意のサンプル設定情報に基づいて装置設定を行う。
パネル部18は、各種情報の入力機能、及び表示機能を有するインターフェースであり、音声コントロール部19は音声ガイダンスの出力制御を行う制御部である。
サンプル設定情報格納手段20は、設定情報格納手段14とは別個に設けられ、画像形成装置10の各種装置設定を特定する複数のサンプル設定情報をサンプル設定情報テーブル(図4)として格納する。
サンプル設定情報選択手段21は、パネル部18又は音声認識部(図示せず)等からの入力に応じて複数のサンプル設定情報の中から一又は二以上のサンプル設定情報を選択する。
なお、サンプル設定情報選択手段21は、利用者認証手段15による照合の結果、利用者が認証されない場合に、複数のサンプル設定情報の中から任意のサンプル設定情報を選択する構成とすることもできる。こうすることにより、利用者の装置設定情報が格納されていない場合に、利用者は複数のサンプル設定情報の中から任意に設定情報を選択することができるため、利用者が装置を初めて使用するときなどであっても、装置設定を適宜自在に行うことができる。
部門管理手段22は、利用者認証手段15による利用者の認証に応じて、装置設定手段17により設定された装置設定情報を、この利用者の属する部門における動作処理情報として記録する。
したがって、部門管理手段は、利用者認証手段により利用者が認証されたときに設定された装置設定情報を、その利用者が属する部門における動作処理情報として管理することができる。よって、利用者が属する部門ごとに統計を取ることができ、以後の装置設定に反映させることができる。
なお、上記実施形態では、個人識別情報格納手段13は、画像形成装置10内で一括管理する形態について説明したが、これに限るものではなく、例えば、画像形成装置10がネットワーク40を介してサーバ30と接続されているような場合には、サーバ30内で一括管理することもできる。
このように、画像形成装置10又はサーバ30内で個人識別情報を一括して管理することにより、セキュリティの確保が容易に行える。
図5は、本発明の第一実施形態に係る画像形成装置をネットワークを介してサーバと接続して構成される画像形成システムにおいて、サーバ内に個人識別情報格納手段を設けた場合の全体構成図である。
図5において、個人情報読取手段11により読み取られ、データ化された個人認証情報は、個人情報登録手段12によりデータ送受信手段A23へ出力される。
データ送受信手段A23は、受け取った個人認証情報をネットワーク40を介してサーバ30内のデータ送受信手段B31へ送信する。
データ送受信手段B31は、データ送受信手段A23から受信した個人認証情報を個人識別情報格納手段13に格納・登録させる。
したがって、サーバ30内に個人識別情報格納手段13を設けた場合にあっても、画像形成装置10内に個人識別情報格納手段13を設けた場合と同様に、個人識別情報を一括管理することができる。
また、利用者認証を行う場合にあっては、利用者認証手段15は、外部から入力され個人情報読取手段11により読み取られた個人情報と、個人識別情報格納手段13に格納されている個人識別情報とを照合して、利用者を認証する。
すなわち、利用者認証手段15は、個人情報の入力に応じてデータ送受信手段A23、ネットワーク40、及びデータ送受信手段B31を介して、個人識別情報格納手段13から個人識別情報を読み取ることにより、上記照合及び利用者の認証が実現される。
なお、上述してきた本実施形態では、利用者認証手段15は、画像形成装置10内に設けられた構成としているが、これに限るものではなく、サーバ30内に設けても同様の効果を奏することができる。この場合の利用者の認証にあっては、個人情報読取手段11は個人情報を読み取ると、データ送受信手段A23、ネットワーク40、及びデータ送受信手段B31を介して、サーバ30内に設けられた利用者認証手段15に個人情報を送出することにより、利用者認証が実行される。
また、上記実施形態では、設定情報格納手段14は、画像形成装置10内で一括管理する形態について説明したが、これに限るものではなく、画像形成装置10がネットワーク40を介してサーバ30と接続されているような場合には、上述した個人識別情報格納手段13をサーバ30内で一括管理することができるのと同様に、設定情報格納手段14についてもサーバ30内で一括管理することができる。
図6は、本発明の第一実施形態に係る画像形成装置をネットワークを介してサーバと接続して構成される画像形成システムにおいて、サーバ内に設定情報格納手段を設けた場合の全体構成図である。
図6において、利用者認証手段15により、外部から入力され個人情報読取手段11により読み取られた個人情報と、個人識別情報格納手段13に格納されている個人識別情報とを照合して利用者が認証されると、設定情報抽出手段16は、利用者認証手段15により認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納手段14に格納されている複数の装置設定情報の中から抽出する。
すなわち、利用者認証手段15は、個人情報の入力に応じてデータ送受信手段A23、ネットワーク40、及びデータ送受信手段B31を介して、認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納手段14から抽出する。
したがって、サーバ30内に設定情報格納手段14を設けた場合にあっても、画像形成装置10内に設定情報格納手段14を設けた場合と同様に、装置設定情報を一括管理することができる。
このように、画像形成装置10又はサーバ30内で装置設定情報を一括して管理することにより、データ項目、データファイルのフォーマット、データの符号の変更(例えば、弱視者をその重度によって、データ項目J1〜J3に割り振っていたのを、データ項目J1〜J5に変更する等。)を柔軟に行うことが可能となる。
なお、上述してきた本実施形態では、設定情報抽出手段16は、画像形成装置10内に設けられた構成としているが、これに限るものではなく、サーバ30内に設けても同様の効果を奏することができる。この場合の装置設定情報の抽出にあっては、利用者認証手段15が利用者を認証すると、その認証した個人識別情報をデータ送受信手段A23、ネットワーク40、及びデータ送受信手段B31を介して、サーバ30内に設けられた設定情報抽出手段16に送出することにより、設定情報の抽出が実行される。
次に、本実施形態の画像形成装置の動作について、図7を参照して説明する。
同図は、本実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、初期設定として個人識別情報格納手段13には画像形成装置10を利用する予定のある利用者の個人識別情報が予め登録・格納されている(個人識別情報格納ステップ)。また、設定情報格納手段14には個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を予め登録・格納し(設定情報格納ステップ)、更に、サンプル設定情報格納手段20には複数のサンプル設定情報を予め登録・格納しておく(サンプル設定情報格納ステップ)(以上、ステップS701)。
待機状態において、画像形成装置10は、外部から個人情報の入力がされたか否かを判断する(ステップS702)。
個人情報の入力がされたと判断した場合には、入力された個人情報と個人識別情報を照合する。そして、照合の結果、一致する個人識別情報が存在するか否かによって、利用者を認証可能か否かを判断する(利用者認証ステップ、ステップS703)。
ステップS703で、利用者を認証すると、認証した利用者の個人識別情報に対応する装置設定情報を抽出する(設定情報抽出ステップ、ステップS704)。
一方、ステップS703で、利用者を認証しなかった場合には、複数のサンプル設定情報(サンプル設定情報の一覧)の中から一又は二以上のサンプル設定情報を選択するようにパネル部18に表示する(ステップS705)。
パネル部18から一又は二以上のサンプル設定情報が選択入力されたか否かを判断する(ステップS706)。
ステップS704で抽出した装置設定情報、又はステップS706で選択入力されたサンプル設定情報に基づいて、装置設定を行う(装置設定ステップ、ステップS707)。
なお、ステップS706において、所定時間経過しても装置設定情報が選択入力されない場合には、予め設定されているデフォルトの装置設定を行うこともできる。
以上のように、本発明の第一実施形態に係る画像形成装置、その方法、及び画像形成システムによれば、利用者に応じた適切な装置設定情報を設定情報格納手段14に格納することにより、利用者の個人情報が入力されれば個々の利用者に適した装置設定が自動的になされる。このため、利用者は、例えば、音声入力のみにより操作設定を行うなどの、利用し易い形態で画像形成装置10を操作することができる。
また、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納しているため、画像形成装置10の外部から個人情報のみを取得することにより利用者に適した装置設定を行うことができる。したがって、例えば、外部からIDカード等の記憶媒体により装置設定を行う場合に入力情報は個人情報のみでよいため、記憶媒体において使用する記憶容量を最小限に留めることができる。
さらに、サンプル設定情報格納手段20に複数のサンプル設定情報を格納させて外部からの設定を可能としているので、利用者は予め登録された特定の装置設定以外にも所望の装置設定を行うことができる。したがって、利用者に適する装置設定を自動的に行いつつ、利用者の要求にも柔軟に対応することができる。
また、利用者の装置設定情報が格納されていない場合に、利用者は複数のサンプル設定情報の中から任意に設定情報を選択することができる。このため、利用者が装置を初めて使用するときなどであっても、装置設定を適宜自在に行うことができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置について図8を参照して説明する。
図8は、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。
図8において、図1と同一符号は同一又は相当箇所を示すため説明を省略する。本実施形態に係る画像形成装置は、新たな構成として障害情報格納手段24、障害情報選択手段25を有している。
図9(a)は、本実施形態における障害情報格納手段24において格納されている障害情報と装置設定情報との関係を示したテーブル(障害内容−装置設定対応テーブル)である。
障害情報格納手段24は、利用者の障害内容を識別する障害情報(S1,S2,S3,...)と、この障害情報に適する装置設定情報(音声ガイダンスの要/不要、排紙トレイの高さ1,2,3,...、操作パネル位置1,2,3,...等)とを対応付けて格納している。
なお、本実施形態における個人識別情報格納手段13は、上記第一実施形態とは異なり、個人識別情報(A氏,B氏,C氏,...)と、この個人識別情報により識別される利用者の障害情報(S1,S2,S3,...)とを対応付けて格納している。図9(b)に本実施形態における個人識別情報格納手段13において格納されている個人識別情報と障害情報との関係を示す(個人情報−障害内容対応テーブル)。
したがって、本実施形態に係る設定情報抽出手段16は、利用者認証手段15により認証された利用者の障害情報を個人識別情報格納手段13に格納されている障害情報をもとに特定し、この障害情報に適する装置設定情報を障害情報格納手段24から抽出する。
また、障害情報選択手段25は、パネル部18等の外部からの入力に応じて障害情報格納手段24に格納されている障害情報の中から障害情報を選択する。
したがって、障害情報選択手段25により障害情報が選択された場合には、装置設定手段17は障害情報選択手段25により選択された障害情報に対応して障害情報格納手段24に格納されていた装置設定情報に基づいて装置の設定を行う。
なお、本実施形態においても上記第一実施形態と同様に、図8に示すように、画像形成装置10がネットワーク40を介してサーバ30と接続されているような場合には、サーバ30内で個人識別情報格納手段13、及び/又は設定情報格納手段14を一括管理することもでき、セキュリティの確保が容易に行え、且つ、データの符号の変更等を柔軟に行うといった効果を得ることができる。
次に、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置の動作について図10を参照して説明する。
同図は、本実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、初期設定として個人識別情報格納手段13には画像形成装置10を利用する予定のある利用者の個人識別情報が予め登録・格納されている(個人識別情報格納ステップ)。また、設定情報格納手段14には個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を予め登録・格納し(設定情報格納ステップ)、更に、障害情報格納手段24には複数の障害情報を個人識別情報と対応付けて予め登録・格納しておく(ステップS1001)。
図10において、ステップS1002〜S1003は、上記第一実施形態で説明した画像形成装置の動作におけるステップS702〜S703と同一のため、その説明を省略する。
ステップS1003で、画像形成装置10は利用者を認証すると、認証した利用者の個人識別情報に対応して予め設定されていた障害情報を読み取る(ステップS1004)。
次いで、ステップS1004で読み取った障害情報に対応する装置設定情報を、複数の障害情報に対応する装置設定情報を予め格納している障害情報格納手段24から選択する(ステップS1005)。
一方、ステップS1003で、利用者を認証しなかった場合には、所定の複数の障害情報の中から所望の障害情報を選択するようにパネル部18に表示する(ステップS1006)。
パネル部18から所望の障害情報が選択入力されたか否かを判断する(ステップS1007)。
所望の障害情報が選択入力されると、その障害情報に対応付けられた装置設定情報が障害情報格納手段24から抽出される(ステップ1008)。
そして、ステップS1005又はステップS1008で抽出された装置設定情報に基づいて、装置設定を行う(装置設定ステップ、ステップS1009)。
なお、ステップS1007において、所定時間経過しても所望の障害情報が選択入力されない場合には、予め設定されているデフォルトの装置設定を行うこともできる。
以上のように、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置によれば、利用者の個人認証がなされると、その利用者の障害情報を特定した後に、装置設定を特定することができる。
ここで、障害者の装置設定は、例えば、視覚障害者には音声ガイダンスによる操作設定、という具合に共通していることが多く、利用者間で共通する設定がされていることが多い。
したがって、各利用者ごとに一対一で装置設定情報を設定するのではなく、所定の障害情報を関連付け、その障害情報に特有の装置設定を予め関連付けておくことにより、各利用者の装置設定を行うことを可能とし、設定情報格納手段に格納する装置設定情報を最小限に抑えることができる。
また、利用者は障害情報単位で装置設定をパネル部18を介して外部から選択入力により設定することができる。したがって、利用者は、予め用意されている障害情報の中から自己の障害内容に最も近似する障害情報を選択することにより適切な装置設定が可能となり、容易に所望の装置設定を行うことができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態に係る情報処理装置、及びその制御方法について、図11を参照して説明する。
図11は、本発明の第三実施形態に係る情報処理装置を有した画像形成システムの全体構成図である。
本実施形態は、第一実施形態と比較して、個人情報等にもとづく装置設定を、画像形成装置ではなく情報処理装置において行う点が相違する。すなわち、第一実施形態では、個人情報等にもとづく画像形成装置の装置設定を、その画像形成装置の制御プログラムにより、当該画像形成装置において行うのに対し、本実施形態では、個人情報等にもとづく画像形成装置や情報処理装置の装置設定を、その情報処理装置の制御プログラムにより、当該情報処理装置において行う。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図11等において、図1等と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る画像形成システム1は、図11に示すように、画像形成装置10と、サーバ30と、情報処理装置50とを有しており、これらがネットワーク40で接続されている。なお、画像形成装置10とサーバ30については、便宜上、情報処理装置50の説明の後に説明する。
情報処理装置50は、パーソナルコンピュータ(PC)やノートパソコンなどに代表される情報処理可能な装置であって、プログラム(情報処理装置の制御プログラム)により所定の処理が実行される。この情報処理装置50には、プリンタドライバやユーティリティなどのソフトウエアを搭載させることができ、それらソフトウエア(情報処理装置50の制御プログラム)が読み込まれ実行されることにより、情報処理装置50の構成各部の有する各種機能が動作・制御される。
この情報処理装置50は、図12に示すように、個人情報読取手段51、個人情報登録手段52、個人識別情報格納手段53、設定情報格納手段54、利用者認証手段55、設定情報抽出手段56、装置設定手段57、表示手段58、入力手段59、音声コントロール部60、サンプル設定情報格納手段61、サンプル設定情報選択手段62、設定情報登録手段63、通信手段64を有している。
個人情報読取手段51は、当該情報処理装置50の外部から利用者を識別する個人認証情報(例えば、声紋、角膜、指紋、虹彩等)を読み取り、読み取った個人認証情報をデータ化するインターフェースである。この個人情報読取手段51には、例えば、カードリーダー、マイク、デジタルカメラ等の他、声紋を分析する装置、網膜の形状を判別する装置、指紋認証装置、アイリスパターンを取得する装置、その他生体認証(バイオメトリクス)を行うための装置が含まれる。
この個人情報読取手段51においては、個人認証情報を登録するため(新規に登録するため、あるいは、既に登録された個人認証情報を変更して再度登録するため)に個人認証情報が読み取られる場合と、利用者が情報処理装置50を使用するときにその利用者を認証するために個人認証情報が読み取られる場合とがある。
前者の場合、読み取られた個人認証情報は、個人情報登録手段52へ送られ、個人名情報に対応付けられて個人識別情報格納手段53へ送られ格納・登録される。
一方、後者の場合、読み取られた個人認証情報は、利用者認証手段55へ送られる。
個人情報登録手段52は、データ化された個人認証情報を個人情報読取手段51から受け取る。また、入力手段59から個人名情報を受け取る。そして、それら個人認証情報と個人名情報とを対応付け、個人情報対応テーブルとして個人識別情報格納手段53へ送って格納し、登録する。
個人識別情報格納手段53は、個人情報登録手段52により格納され、登録された個人認証情報を保持する。また、その個人認証情報に対応付けられた個人名情報を保持する。なお、これら個人認証情報や個人名情報を含む個人識別情報は、適宜、入力手段59などにより内容変更、新規登録、追加登録が可能である。
図13は、本実施形態に係る情報処理装置50の個人識別情報格納手段53において格納されている個人認証情報と個人名情報との関係を示した個人情報対応テーブルの構成を示す。このように、個人識別情報は、個人認証情報と個人名情報とを一対一で対応付けて保持されている。ただし、個人認証情報又は個人名情報の一方又は双方は、複数とすることもできる。
なお、個人識別情報等の個人識別情報格納手段への登録の手順は、第一実施形態で説明した手順とほぼ同様である。ただし、個人名情報は入力手段59で入力され、個人情報登録手段52へ送られる。
また、個人情報対応テーブルは、図5に示したように、サーバ30に備えられた個人識別情報格納手段に格納・登録させることができる。この場合、サーバ30にはデータ送受信手段Bが、情報処理装置50には通信手段64がそれぞれ備えられ、ネットワーク40を介して、個人識別情報が送受信される。この個人識別情報の送受信の処理手順は、第一実施形態における個人識別情報の送受信の処理手順と同様である。
設定情報格納手段54は、個人識別情報と、この個人識別情報に対応付けられた装置設定情報とを個人情報−装置設定対応テーブルとして格納する。この個人情報−装置設定対応テーブルの構成を図14に示す。
図14に示すように、本実施形態に係る画像形成装置では、個人識別情報と装置設定情報は、設定情報格納手段54に一対一又は一対複数の関係で格納されている。ただし、個人識別情報を複数とし、複数対複数又は複数対一とすることもできる。
装置設定情報は、個人識別情報により特定される利用者が、情報処理装置50を操作する上で最も適した(操作し易い)状態となるように、個人識別情報に対応付けられている。なお、装置設定情報に対応付けられる個人識別情報は、個人名情報であってもよく、また、個人認証情報であってもよい。
装置設定情報の具体的内容(設定内容)としては、以下のようなものがある。
(1)表示手段58
(a)ソフトウエア(ドライバ、ユーティリティ)のユーザインタフェイスの配色(背景色、文字色等)
(b)ソフトウエア(ドライバ、ユーティリティ)のユーザインタフェイスの文字の大きさ
(c)ソフトウエア(ドライバ、ユーティリティ)のユーザインタフェイスの表示形態(文字、シンボル等)
(2)機構動作
(a)ソフトウエア(ドライバ、ユーティリティ)から印刷指示を出す際に選択可能な画像形成装置10における排紙先のトレイの指定(排紙トレイが複数ある場合に、特定のトレイに排紙されるように排紙機構を設定)
(3)機構状態
(a)ソフトウエア(ドライバ、ユーティリティ)から印刷指示を出す際に選択可能な画像形成装置10における物理的な排紙トレイの位置(角度、高さ等)
(4)音声
(a)ソフトウエア(ドライバ、ユーティリティ)の音声ガイダンス(音声案内)のON/OFF
(b)ソフトウエア(ドライバ、ユーティリティ)の音声ガイダンスの言語
(c)ソフトウエア(ドライバ、ユーティリティ)の音声ガイダンスの音量
(d)ソフトウエア(ドライバ、ユーティリティ)のガイダンス音のキーの高さ
(5)設定指示の方法
(a)入力手段59による入力指示
(b)音声による指示(マイク(図示せず)を使用)
なお、個人情報−装置設定対応テーブルは、図6に示したように、サーバ30に備えられた設定情報格納手段に格納・登録させることができる。この場合、サーバ30にはデータ送受信手段Bが、情報処理装置50には通信手段64がそれぞれ備えられ、ネットワーク40を介して、装置設定情報が送受信される。この装置設定情報の送受信の処理手順は、第一実施形態における装置設定情報の送受信の処理手順と同様である。
このように、情報処理装置50又はサーバ30内で装置設定情報を一括して管理することにより、データ項目、データファイルのフォーマット、データの符号の変更(例えば、弱視者をその重度によって、データ項目J1〜J3に割り振っていたのを、データ項目J1〜J5に変更する等。)を柔軟に行うことが可能となる。
利用者認証手段55は、外部から入力され個人情報読取手段51により読み取られた個人認証情報と、個人識別情報格納手段53に格納されている個人識別情報とを照合して、利用者を認証する。
すなわち、個人識別情報格納手段53に利用者の声紋、角膜、指紋、虹彩のうちいずれか一以上の情報を個人識別情報として予め格納させた場合には、利用者認証手段55は、外部から入力された声紋、角膜、指紋、虹彩のうちいずれかの個人認証情報を得ると、個人識別情報格納手段53に格納されている個人情報対応テーブルを参照して、それら個人認証情報と個人識別情報との照合を行う。そして、照合の結果、一致する個人識別情報が存在する場合に利用者を認証する。
さらに、利用者認証手段55は、利用者を認証できたときは、個人識別情報を設定情報抽出手段56へ送る。一方、利用者を認証できなかったときは、利用者不認証信号(利用者を認証できなかったことを示す信号)を装置設定手段57へ送る。
また、利用者認証手段55は、個人認証情報に代えて(又は個人認証情報とともに)、個人名情報により利用者の認証を行うことができる。
この場合、利用者認証手段55は、入力手段59などから個人名情報を受け取ると、個人識別情報格納手段53に格納された個人情報対応テーブルを参照して、その個人名情報が登録されているか否かを判断する。
判断の結果、登録されているときは、その個人名情報を入力した利用者を認証し、その個人識別情報(個人名情報又は個人認証情報の一方又は双方)を設定情報抽出手段56へ送る。
一方、登録されていないときは、その利用者を認証できないため、利用者不認証信号を装置設定手段57へ送る。
なお、本実施形態においては、利用者の認証方法としてバイオメトリクスによる方法を用いることとしているが、利用者認証方法は、バイオメトリクスによる方法に限るものではなく、例えば、情報処理装置50のログインアカウントにより認証する方法とすることもできる。
この場合、ログインアカウントであるユーザIDと装置設定情報とを対応付けて登録しておき、入力されたユーザIDによる認証後、装置設定情報を抽出し、それにもとづく装置設定を行う。
設定情報抽出手段56は、利用者認証手段55から個人識別情報を受け取ると、設定情報格納手段54に格納された個人情報−装置設定対応テーブルを参照し、その個人識別情報に対応した装置設定情報を得る。すなわち、利用者認証手段55により認証された利用者の装置設定情報を設定情報格納手段54に格納されている複数の装置設定情報の中から抽出する。この抽出された装置設定情報は、装置設定手段57へ送られる。
なお、設定情報抽出手段56は、本実施形態においては情報処理装置50内に設けた構成としているが、これに限るものではなく、例えば、サーバ30内に設けることもできる。このような構成において装置設定情報を抽出する場合、利用者認証手段55が利用者を認証すると、その認証された個人識別情報は、通信手段64、ネットワーク40、及びデータ送受信手段B31を介して、サーバ30内に設けられた設定情報抽出手段へ送出される。これにより、設定情報の抽出が実行される。
装置設定手段57は、設定情報抽出手段56からの装置設定情報又はサンプル設定情報選択手段62からのサンプル設定情報(後述)が画像形成装置10での装置設定を設定内容とするものか否かを判断する。判断の結果、画像形成装置10での装置設定を設定内容とするものであるときは、それら装置設定情報等を通信手段64へ送る。これにより、それら装置設定情報等が通信手段64からネットワーク40を介して画像処理装置10へ送られ、それら装置設定情報等にもとづいて装置設定が行われる。
一方、画像形成装置10での装置設定を設定内容とするものでないときは、装置設定手段57は、それら装置設定情報等に基づいて装置設定を行う。例えば、ソフトウエア(ドライバ、ユーティリティ)のユーザインタフェイスの配色(背景色、文字色等)、文字の大きさ、表示形態(文字、シンボル等)の設定、音声コントロール部60における音声ガイダンスの言語、音量、ガイダンス音のキーの高さの設定などを行う。
また、装置設定手段57は、利用者認証手段55から利用者不認証信号を受けると、サンプル設定情報選択手段62に対し、サンプル設定情報格納手段61からサンプル設定情報の全部又は一部を一覧として取り出すように指示(サンプル設定情報一覧取出指示)する。そして、そのサンプル設定情報選択手段62からのサンプル設定情報一覧を表示手段58へ送り、表示させる。
その後、サンプル設定情報選択手段62から選択されたサンプル設定情報が送られてくると、このサンプル設定情報にもとづき、情報処理装置50の装置設定を行う。ただし、サンプル設定情報選択手段62から送られてきたサンプル設定情報の全部又は一部に画像形成装置10での装置設定を示すサンプル設定情報がある場合、装置設定手段57は、その装置設定情報を通信手段64へ送る。これにより、そのサンプル設定情報が通信手段64からネットワーク40を介して画像処理装置10へ送られ、そのサンプル設定情報にもとづいて装置設定が行われる。
この装置設定手段57が行う装置設定は、装置設定情報又はサンプル設定情報の示す設定内容にもとづいて行われる。
例えば、装置設定情報等の示す設定内容が、表示手段58に関するもの(ソフトウエアのユーザインタフェイスの配色、文字の大きさ、表示形態など)の場合、装置設定手段57は、表示手段58に対してその設定内容を指示する。
また、設定内容が、画像形成装置10における機構動作や機構状態に関するものである場合は、その装置設定情報が通信手段64及びネットワーク40を介して画像形成装置10へ送信される。
さらに、設定内容が、音声に関するもの(音声ガイダンスの言語、音量、ガイダンス音のキーの高さなど)の場合は、音声コントロール部60に対してその設定内容を指示する。
また、設定内容が、設定指示の方法に関するもののうち音声による指示である場合は、マイク(図示せず)から入力された設定指示を解析し、その指示内容にもとづいて構成各部に指示を与える。
なお、装置設定情報等の設定内容は、これらユーザインタフェイスの配色等に限るものではない。このため、装置設定手段57は、装置設定情報等の設定内容に応じ、適宜関係制御部分に指示を与えて、その設定内容に合った装置設定を行わせる。
表示手段58は、各種情報の表示機能を有するインターフェースである。
この表示手段58で表示されるソフトウエアのユーザインタフェイス(設定入力画面)は、例えば、図15、図16に示すような構成とすることができる。
図15は、通常のプリンタドライバの設定入力画面、図16は、設定された装置設定情報にもとづき各種設定が変更されたプリンタドライバの設定入力画面を示す。つまり、図15は健常者用、図16は障害者用の設定入力画面を示す。なお、ここでは、印刷時にパラメータを設定するためのダイアログを例に挙げている。
図16に示すダイアログは、特に視覚障害者用であり、図15と比較して、ダイアログ自体の大きさ、文字サイズ、配色(背景色、文字色)を変更している。ダイアログ自体そして文字サイズを大きくすることにより、弱視者でも見やすくし、さらにマウスカーソルを使いやすくしている。また、黒地に白文字とコントラストを強めた方が見え易い人のために変更がなされている。
さらに、表示手段58は、装置設定手段57からの装置設定の指示にもとづいて、該表示手段58における装置設定を行う。
表示手段58での装置設定には、例えば、ユーザインタフェイスの配色、文字の大きさ、表示形態などがある。
また、表示手段58は、各種情報の入力画面を表示することができる。入力画面には、例えば、個人情報読取手段51で個人認証情報の読み取りが行われる際の読取指示、個人名情報や装置設定情報などが入力手段59等で入力される際の入力指示などがある。
具体例として、表示手段58等に表示される読取指示には、例えば、次のようなものがある。
(1)「指紋の登録を行います。読取面に指を乗せて下さい。」
(2)「利用者認証を行います。読取面に指を乗せて下さい。」
利用者は、これら表示手段58に表示された指示にしたがって、所定の操作や動作を行う。
入力手段59は、キーボードやマウスなどに代表されるMMI(Man Machine Interface)であって、情報処理装置50の有する機能に関するデータや命令などを入力する。
この入力手段59においては、例えば、個人名情報、装置設定情報、サンプル設定情報などが入力される。なお、それら個人名情報等が入力可能な状態においては、それら個人名情報等を入力するための各種入力画面を表示手段58に表示させることができる。
ここで、個人名情報は、登録のための個人認証情報が個人情報読取手段51で読み取られたことに対応して入力されたときは、個人情報登録手段52へ送られる。この場合、個人名情報は、その個人認証情報に対応付けられて個人識別情報格納手段53へ送られ格納・登録される。
また、個人名情報は、装置設定情報と対応させて入力されたときは、それら個人名情報と装置設定情報とが設定情報格納管理手段63へ送られる。この場合、設定情報格納管理手段63は、それら個人名情報と装置設定情報とを対応付けて設定情報格納手段54へ送り格納・登録する。
さらに、個人名情報は、利用者を認証するために入力されたときは、利用者認証手段55へ送られる。この場合、利用者認証手段55は、その個人名情報を用いて利用者の認証を行う。
入力手段59で入力された装置設定情報は、登録のために個人名情報と対応させて入力されたときは、設定情報格納管理手段63へ送られる。この場合、設定情報格納管理手段63は、それら装置設定情報と個人名情報とを対応付けて設定情報格納手段54へ送り格納・登録する。
入力手段59で入力されたサンプル設定情報は、サンプル設定情報格納手段61に格納・登録されるために入力されたときは、設定情報格納管理手段63へ送られる。この場合、設定情報格納管理手段63は、そのサンプル設定情報をサンプル設定情報格納手段61へ送り格納・登録する。
また、入力手段59で入力されたサンプル設定情報は、サンプル設定情報選択画面に表示された複数のサンプル設定情報の中から選択されたものであるときは、サンプル設定情報選択手段62へ送られる。
サンプル設定情報選択画面は、装置設定手段57から送られてきたサンプル設定情報の一覧を表示する画面である。利用者は、その一覧の中から一又は二以上のサンプル設定情報を任意に選択することができる。
なお、入力手段59は、それら個人名情報などが入力される他、情報処理装置50の有する各種機能に関するデータや命令などを入力することができる。
音声コントロール部60は、音声ガイダンスの出力制御を行う制御部である。
この音声コントロール部60においては、装置設定手段57からの装置設定の指示にもとづき、音声ガイダンスの出力制御が行われる。ここで、装置設定指示の内容としては、例えば、音声ガイダンスの言語(日本語、英語、ドイツ語、ロシア語など)、音量、ガイダンス音のキーの高さなどがある。
サンプル設定情報格納手段61は、設定情報格納手段54とは別個に設けることができ、情報処理装置50や画像形成装置10の各種装置設定を特定する複数のサンプル設定情報をサンプル設定情報テーブル(図17)として格納、登録する。
サンプル設定情報は、装置設定情報と同様の設定内容、例えば、表示手段58におけるユーザインタフェイスの配色等、画像形成装置10における排紙先のトレイの指定、物理的なパネル等の位置、音声出力部(図示せず)における音声ガイダンスの言語等などをその設定内容とすることができる。サンプル設定情報は、一つの設定内容を一つのサンプル設定情報とすることができ、また、複数の設定内容をまとめて一つのサンプル設定情報とすることもできる。
サンプル設定情報選択手段62は、装置設定手段57からサンプル設定情報一覧取出指示を受けると、サンプル設定情報格納手段61に格納されているサンプル設定情報テーブルを参照して、登録されているサンプル設定情報の全部又は一部を取り出し、これらをサンプル設定情報の一覧として装置設定手段57へ送る。
そして、サンプル設定情報選択手段62は、入力手段59又は音声認識部(図示せず)等からの入力に応じて複数のサンプル設定情報の中から一又は二以上のサンプル設定情報を選択する。例えば、表示手段58にサンプル設定情報選択画面が表示され、その中から選択されたサンプル設定情報が入力手段59から送られてきたときは、そのサンプル設定情報を選択して装置設定手段57へ送る。
なお、サンプル設定情報選択手段62は、利用者認証手段55による照合の結果、利用者が認証されない場合に、複数のサンプル設定情報の中から任意のサンプル設定情報を選択する構成とすることもできる。こうすることにより、利用者の装置設定情報が格納されていない場合に、利用者は複数のサンプル設定情報の中から任意に設定情報を選択することができるため、利用者が装置を初めて使用するときなどであっても、装置設定を適宜自在に行うことができる。
また、利用者認証手段55による利用者の認証を行わず、表示手段58にサンプル設定情報選択画面を表示させ、その中から選択されたサンプル設定情報を、サンプル設定情報選択手段62がサンプル設定情報として選択することもできる(情報処理装置の制御プログラム又はその制御方法におけるサンプル設定情報選択ステップ)。
設定情報格納管理手段63は、個人認証情報とこれに対応する装置設定情報とを入力手段59から受け取ると、それら個人認証情報と装置設定情報とを対応付けて設定情報格納手段54へ送り格納・登録させる。
また、設定情報格納管理手段63は、サンプル設定情報を入力手段59から受け取ると、そのサンプル設定情報をサンプル設定情報格納手段61へ送り格納・登録させる。
通信手段64は、装置設定手段57から送られてきた装置設定情報を、ネットワーク40を介して画像処理装置10へ送る。これにより、画像形成装置10においては、その受信した装置設定情報にもとづき装置設定が行われる。
この通信手段64は、画像処理装置10との間、そして、サーバ30との間で、データの送受信を行うことができる。
なお、本実施形態では、個人情報登録手段52、利用者認証手段55、設定情報抽出手段56、サンプル設定情報格納手段61、サンプル設定情報選択手段62などを情報処理装置50に設けた構成としているが、この構成に限るものではなく、例えば、それら個人情報登録手段52等の一部又は全部をサーバ30に設けることもできる。この場合、情報処理装置50とサーバ30との間は、ネットワーク40を介して所定の情報が送受信される。
画像形成装置10は、本実施形態においては、従来公知の画像形成装置、例えば、プリンタ、コピー機、ファクシミリ、スキャナ、デジタル複合装置(マルチファンクションペリフェラル(MFP))、コンピュータ等が含まれる。ただし、本実施形態の画像形成装置10は、第一実施形態や第二実施形態における画像形成装置10と同様の機能構成を有した画像形成装置10とすることもできる。
この画像形成装置10は、図12に示すように、少なくとも、データ送受信手段A23と、装置設定手段17とを有している。
データ送受信手段A23は、ネットワーク40を介して情報処理装置50から送信されてきた装置設定情報等を受信して、装置設定手段17へ送る。
装置設定手段17は、データ送受信手段A23からの装置設定情報にもとづき、画像形成装置10における各種装置設定を行う。
サーバ30は、ネットワーク40に接続されており、同じくネットワーク40に接続された一又は二以上の画像形成装置10における印刷処理を管理する。
このサーバ30においては、本実施形態の情報処理装置50が有する各種構成(個人情報登録手段、個人識別情報格納手段、設定情報格納手段、サンプル設定情報格納手段、利用者認証手段、設定情報抽出手段、サンプル設定情報選択手段など)の一部を備えることができる。
さらに、サーバ30は、データ送受信手段B31を有することができる。これにより、情報処理装置50との間で所定の情報(例えば、個人情報、装置設定情報、サンプル設定情報など)を送受信することができる。
なお、本実施形態における情報処理装置50等の構成各部が有する機能は、第一実施形態や第二実施形態における情報処理装置50等の構成各部が有する機能とすることができる。
次に、本実施形態の画像形成システムにおける装置設定の動作について、図18を参照して説明する。
同図は、本実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
なお、同図に示すステップS1801は、図7に示すステップS701と同様の動作内容であるため、その説明を省略する。
待機状態(又は個人認証情報の読取可能状態)において、情報処理装置50の個人情報読取手段51は、外部から個人認証情報の入力がされたか否かを判断する(ステップS1802)。
個人認証情報の入力がされたと判断した場合には、入力された個人認証情報が利用者認証手段55へ送られる。利用者認証手段55は、個人認証情報を受け取ると、個人識別情報格納手段53に格納された個人情報対応テーブルを参照し、受け取った個人認証情報と個人情報対応テーブルの個人識別情報とを照合する。そして、照合の結果、一致する個人識別情報がその個人情報対応テーブルの中に存在するか否かによって、利用者を認証可能か否かを判断する(利用者認証ステップ、ステップS1803)。
なお、利用者認証には、個人認証情報に代えて(又は個人認証情報とともに)個人名情報を用いることができる。この場合、個人名情報は、入力手段59などで入力されて利用者認証手段55へ送られる。利用者認証手段55は、個人識別情報格納手段53に格納された個人情報対応テーブルを参照し、受け取った個人名情報がその個人情報対応テーブルの中に存在するか否かを判断する。判断の結果、存在しているときは、利用者を認証する。一方、存在しないときは、利用者を認証しない。
なお、図18に示す「個人情報」には、「個人認証情報」と「個人名情報」とが含まれる。
ステップS1803で、利用者認証手段55が利用者を認証すると、その利用者認証手段55から設定情報抽出手段56へ個人識別情報が送られる。設定情報抽出手段56は、認証された利用者の個人識別情報に対応する装置設定情報を設定情報格納手段54に格納された個人情報−装置設定対応テーブルから抽出する(設定情報抽出ステップ、ステップS1804)。この抽出された装置設定情報は、設定情報抽出手段56から装置設定手段57へ送られる。
一方、ステップS1803で、利用者認証手段55が利用者を認証しなかった場合には、利用者認証手段55から装置設定手段57へ利用者不認証信号が送られる。装置設定手段57は、利用者不認証信号を受け取ると、サンプル設定情報一覧取出指示をサンプル設定情報選択手段62へ送る。サンプル設定情報選択手段62は、サンプル設定情報一覧取出指示を受けると、サンプル設定情報格納手段61に格納されたサンプル設定情報テーブルを参照し、サンプル設定情報の全部又は一部を取り出し、サンプル設定情報一覧として装置設定手段57へ送る。
装置設定手段57は、サンプル設定情報選択手段62からのサンプル設定情報一覧を表示手段58へ送り、サンプル設定情報選択画面として表示させる(ステップS1805)。
サンプル設定情報選択手段62は、その表示されたサンプル設定情報選択画面の中から一又は二以上のサンプル設定情報が入力手段59で選択入力されたか否かを判断する(ステップS1806)。判断の結果、一又は二以上のサンプル設定情報が選択入力されたときは、その選択入力されたサンプル設定情報がサンプル設定情報選択手段62へ送られ、装置設定されるサンプル設定情報として選択される(サンプル設定情報選択ステップ)。この選択されたサンプル設定情報は、サンプル設定情報選択手段62から装置設定手段57へ送られる。
装置設定手段57において、設定情報抽出手段56からの装置設定情報又はサンプル設定情報選択手段62からのサンプル設定情報が画像形成装置10での装置設定についてのものか否かを判断する(ステップS1807)。
判断の結果、画像形成装置10での装置設定についてのものであるときは、それら装置設定情報又はサンプル設定情報が、通信手段64及びネットワーク40を介して画像形成装置10へ送信される(装置設定情報送信ステップ、ステップS1808)。これにより、画像形成装置10において、その受信された装置設定情報にもとづき装置設定が行われる(装置設定ステップ)。
一方、画像形成装置10での装置設定についてのものでないときは、それら装置設定情報又はサンプル設定情報にもとづき、装置設定手段57が情報処理装置50における装置設定を行う(装置設定ステップ、ステップS1809)。
なお、ステップS1806において、所定時間経過しても装置設定情報が選択入力されない場合には、予め設定されているデフォルトの装置設定を行うこともできる。
以上のように、本発明の第三実施形態に係る情報処理装置、その制御プログラム、及び画像形成システムによれば、利用者に応じた適切な装置設定情報を設定情報格納手段に格納することにより、利用者の個人情報が入力されれば個々の利用者に適した装置設定が情報処理装置においても自動的になされる。このため、利用者は、例えば、音声入力のみにより操作設定を行うなどの、利用し易い形態で情報処理装置を操作することができる。
また、個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納しているため、情報処理装置の外部から個人情報のみを取得することにより利用者に適した装置設定を情報処理装置において行うことができる。したがって、例えば、外部からIDカード等の記憶媒体により装置設定を行う場合に入力情報は個人情報のみでよいため、記憶媒体において使用する記憶容量を最小限に留めることができる。
さらに、サンプル設定情報格納手段に複数のサンプル設定情報を格納させて外部からの設定を可能としているので、利用者は予め登録された特定の装置設定以外にも所望の装置設定を情報処理装置に対して行うことができる。したがって、情報処理装置においても、利用者に適する装置設定を自動的に行いつつ、利用者の要求にも柔軟に対応することができる。
また、利用者の装置設定情報が格納されていない場合に、利用者は複数のサンプル設定情報の中から任意に設定情報を選択することができる。このため、利用者が情報処理装置を初めて使用するときなどであっても、装置設定を適宜自在に行うことができる。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態に係る情報処理装置、及びその制御方法について図19を参照して説明する。
図19は、本発明の第四実施形態に係る情報処理装置を有した画像形成システムの構成図である。
本実施形態は、第一実施形態と比較して、個人情報等さらには障害情報にもとづく装置設定を、画像形成装置ではなく情報処理装置において行う点が相違する。すなわち、第一実施形態では、個人情報等にもとづく画像形成装置の装置設定を、その画像形成装置の制御プログラムにより、当該画像形成装置において行うこととしているのに対し、本実施形態では、個人情報等にもとづく情報処理装置や画像形成装置の装置設定を、その情報処理装置の制御プログラムにより、当該情報処理装置において行い、しかも、その装置設定を個人情報だけでなく障害情報によっても行うことができる。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図19等において、図1等と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る情報処理装置50は、図19に示すように、個人情報読取手段51、個人情報登録手段52、個人識別情報格納手段53、設定情報格納手段54、利用者認証手段55、設定情報抽出手段56、装置設定手段57、表示手段58、入力手段59、音声コントロール部60、サンプル設定情報格納手段61、サンプル設定情報選択手段62、設定情報登録手段63、通信手段64を有しており、さらに新たな構成として障害情報格納手段65と、障害情報選択手段66とを有している。
個人識別情報格納手段53は、上記第一、第三実施形態とは異なり、個人識別情報(個人名情報:A氏,B氏,C氏,...又は個人認証情報の一方又は双方)と、この個人識別情報により識別される利用者の障害情報(S1,S2,S3,...)とを対応付け、図20(a)に示すような個人情報−障害内容対応テーブルとして格納している。
なお、個人情報−障害内容対応テーブルは、図20(a)においては、個人識別情報として個人名情報と個人認証情報との双方を挙げてあるが、個人情報−障害内容対応テーブルに挙げる個人識別情報は、それら個人名情報と個人認証情報との双方に限るものではなく、いずれか一方であってもよい。
また、個人情報−障害内容対応テーブルは、図20(a)においては、個人識別情報と障害情報とが一対一で対応付けられているが、一対一に限るものではなく、複数対一、一対複数、複数対複数で対応付けることもできる。
個人情報登録手段52は、個人情報読取手段51によりデータ化された登録のための個人認証情報(又は、入力手段59で入力された登録のための個人名情報)と、入力手段59で入力された障害情報(障害内容を示す情報)とを対応付け、個人識別情報格納手段53に格納し、登録する。
利用者認証手段55は、外部から入力され個人情報読取手段51により読み取られた個人認証情報(又は、入力手段59で入力された個人名情報)を受け取ると、個人識別情報格納手段53に格納された個人情報−障害内容対応テーブルを参照し、その受け取った個人認証情報(又は個人名情報)と個人情報−障害内容対応テーブルの個人識別情報とを照合して、利用者を認証する。
そして、利用者認証手段55は、利用者を認証できたとき(個人情報−障害内容対応テーブル内の個人識別情報の中に、個人情報読取手段51又は入力手段59からの個人識別情報と同一の個人識別情報が存在していたとき)は、その個人識別情報に対応する障害情報を個人情報−障害内容対応テーブルから取り出して設定情報抽出手段56へ送る。一方、利用者を認証できなかったとき(個人情報−障害内容対応テーブル内の個人識別情報の中に、個人情報読取手段51又は入力手段59からの個人識別情報と同一の個人識別情報が存在しなかったとき)は、利用者不認証信号を装置設定手段57へ送る。
設定情報抽出手段56は、利用者認証手段55により認証された利用者の障害情報を個人識別情報格納手段53に格納されている障害情報をもとに特定し、この障害情報に適する装置設定情報を障害情報格納手段65から抽出する。すなわち、設定情報抽出手段56は、利用者認証手段55から障害情報を受け取ると、障害情報格納手段65に格納されている障害内容−装置設定対応テーブルを参照し、その障害情報に対応する装置設定情報を抽出する。この抽出された装置設定情報は、装置設定手段57へ送られる。
装置設定手段57は、設定情報抽出手段56から装置設定情報を受け取ると、この受け取った装置設定情報が情報処理装置50での装置設定に関するものか、あるいは画像形成装置10での装置設定に関するものかを判断する。
判断の結果、情報処理装置50での装置設定に関するものであるときは、その装置設定情報にもとづき情報処理装置50の装置設定を行う。
一方、画像形成装置10での装置設定に関するものであるときは、その装置設定情報を通信手段64及びネットワーク40を介して画像形成装置10へ送る。これにより、画像形成装置10は、その送信されてきた装置設定情報にもとづき、該画像形成装置10における装置設定を行うことができる。
また、装置設定手段57は、利用者認証手段55から利用者不認証信号を受け取ると、障害情報選択手段66に対し、障害情報格納手段65から障害情報の全部又は一部を一覧として取り出すように指示(障害情報一覧取出指示)する。そして、その障害情報選択手段66からの障害情報一覧を表示手段58へ送り、表示させる。
その後、障害情報選択手段66から選択された装置設定情報が送られてくると、その装置設定情報が情報処理装置50での装置設定に関するものか、あるいは画像形成装置10での装置設定に関するものかを判断する。判断の結果、情報処理装置50での装置設定に関するものであるときは、その装置設定情報にもとづき情報処理装置50の装置設定を行う。一方、画像形成装置10での装置設定に関するものであるときは、その装置設定情報を通信手段64及びネットワーク40を介して画像形成装置10へ送る。
なお、装置設定手段57は、利用者認証手段55から利用者不認証信号を受け取った場合において(又は、利用者認証の合否にかかわらず)、障害情報選択手段66に対しては障害情報格納手段65から、サンプル設定情報選択手段62に対してはサンプル設定情報格納手段61から、装置設定情報の全部又は一部を一覧として取り出すように指示(装置設定情報一覧取出指示)することができる。
そして、装置設定手段57は、障害情報選択手段66又はサンプル設定情報選択手段62からの装置設定情報一覧を表示手段58へ送り、表示させる。その後、障害情報選択手段66又はサンプル設定情報選択手段62から選択された装置設定情報が送られてくると、その装置設定情報が情報処理装置50での装置設定に関するものか、あるいは画像形成装置10での装置設定に関するものかを判断する。判断の結果、情報処理装置50での装置設定に関するものであるときは、その装置設定情報にもとづき情報処理装置50の装置設定を行う。一方、画像形成装置10での装置設定に関するものであるときは、その装置設定情報を通信手段64及びネットワーク40を介して画像形成装置10へ送る。
表示手段58は、情報処理装置50の有する各種機能に関する情報を表示する。
また、表示手段58は、ソフトウエア(プリンタドライバ、ユーティリティなど)の設定入力画面を表示する。
さらに、表示手段58は、装置設定手段57から送られてきた障害情報一覧や装置設定情報一覧などを表示する。利用者は、それら一覧の中から一又は二以上の障害情報又は装置設定情報を任意に選択し、入力手段59を用いて入力することができる。
入力手段59は、情報処理装置50の有する各種機能に関するデータや命令などを入力することができる。また、入力手段59は、個人名情報や装置設定情報、障害情報などを入力することができる。なお、入力された個人名情報、装置設定情報、障害情報などについての処理は、上記第一実施形態等における処理と同様であるため、その説明を省略する。
設定情報登録手段63は、障害情報とこれに対応する装置設定情報とを入力手段59から受け取ると、それら障害情報と装置設定情報とを対応付けて障害情報格納手段65へ送り格納・登録する。
障害情報格納手段65は、利用者の障害内容を識別する障害情報(S1,S2,S3,...)と、この障害情報に適する装置設定情報(音声ガイダンスの要/不要、排紙トレイの高さ1,2,3,...、操作パネル位置1,2,3,...等)とを対応付け、図20(b)に示すような障害内容−装置設定対応テーブルとして格納する。
本実施形態における障害内容−装置設定対応テーブルは、第二実施形態における障害内容−装置設定対応テーブルと同様の内容とすることができる。
なお、障害内容−装置設定対応テーブルは、図20(b)においては、障害情報と装置設定情報とが一対一で対応付けられているが、一対一に限るものではなく、一対複数、複数対一、複数対複数で対応付けることもできる。
また、障害内容−装置設定対応テーブルに示される装置設定情報は、第三実施形態で設定情報格納手段54又はサンプル設定情報格納手段61に格納された装置設定情報と同じ装置設定情報とすることができる。このため、装置設定手段57は、本実施形態においても、第三実施形態における装置設定と同じ内容の装置設定を行うことができる。
障害情報選択手段66は、装置設定手段57から障害情報一覧取出指示を受けると、障害情報格納手段65に格納されている障害内容−装置設定対応テーブルを参照して、障害情報の全部又は一部を取り出し、これらを障害情報一覧として装置設定手段57へ送る。
そして、障害情報選択手段66は、入力手段59又は音声認識部(図示せず)等からの入力に応じて複数の障害情報の中から一又は二以上の障害情報を選択し、この障害情報に対応する装置設定情報を障害情報格納手段25から取り出す。例えば、表示手段58に障害情報選択画面が表示され、その中から選択された障害情報が入力手段59から送られてきたときは、障害情報格納手段65に格納された障害内容−装置設定対応テーブルを参照し、その送られてきた障害情報に対応する装置設定情報を取り出す。この取り出された装置設定情報は、装置設定手段57へ送られる。
なお、障害情報選択手段66は、利用者認証手段55による照合の結果、利用者が認証されない場合に、複数の障害情報の中から任意の障害情報を選択する構成とすることもできる。こうすることにより、利用者の装置設定情報が格納されていない場合に、利用者は複数の障害情報の中から任意に設定情報を選択することができるため、利用者が装置を初めて使用するときなどであっても、装置設定を適宜自在に行うことができる。
また、利用者認証手段55による利用者の認証を行わず、表示手段58に障害情報選択画面を表示させ、その中から選択された障害情報を、障害情報選択手段66が障害情報として選択することもできる。
さらに、障害情報の一覧を示す障害情報テーブルを格納する格納手段(障害情報一覧格納手段、図示せず)を、障害情報格納手段65とは別個に設けることもできる。この場合、障害情報選択手段66は、装置設定手段57から障害情報一覧取出指示を受けると、その障害情報一覧格納手段に格納されている障害情報テーブルを参照して障害情報の一覧を取り出し、装置設定手段57へ送る。
なお、本実施形態においても上記第三実施形態と同様に、図19に示すように、情報処理装置50がネットワーク40を介してサーバ30と接続されているような場合には、サーバ30内で個人識別情報格納手段53、設定情報格納手段54、障害情報格納手段65、サンプル設定情報格納手段61等を一括管理することもでき、セキュリティの確保が容易に行え、且つ、データの符号の変更等を柔軟に行うといった効果を得ることができる。
なお、本実施形態における情報処理装置50等の構成各部が有する機能は、第一〜第三実施形態における情報処理装置50等の構成各部が有する機能とすることができる。
次に、本発明の第四実施形態に係る情報処理装置の動作について図21を参照して説明する。
同図は、本実施形態に係る情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、初期設定として個人識別情報、装置設定情報、障害情報が、個人情報−障害内容対応テーブル又は障害内容−装置設定対応テーブルとして、個人識別情報格納手段53又は障害情報格納手段65にそれぞれ予め登録・格納される(個人識別情報格納ステップ、設定情報格納ステップ、障害情報格納ステップ、ステップS2101)。
個人情報読取手段51は、外部から個人認証情報の入力がされたか否かを判断する(ステップS2102)。
個人認証情報の入力がされたと判断した場合には、入力された個人認証情報が利用者認証手段55へ送られる。利用者認証手段55は、個人認証情報を受け取ると、個人識別情報格納手段53に格納された個人情報−障害内容対応テーブルを参照し、受け取った個人認証情報と個人情報−障害内容対応テーブルの個人識別情報を照合する。そして、照合の結果、一致する個人識別情報がその個人情報−障害内容対応テーブルの中に存在するか否かによって、利用者を認証可能か否かを判断する(利用者認証ステップ、ステップS2103)。なお、利用者認証には、個人認証情報に代えて、個人名情報を用いることもできる。
判断の結果、認証できたときは、その認証した利用者の個人識別情報に対応して予め設定されていた障害情報を個人情報−障害内容対応テーブルから読み取る(障害情報選択ステップ、ステップS2104)。この読み取られた障害情報は、利用者認証手段55から設定情報抽出手段56へ送られる。
設定情報抽出手段56は、障害情報格納手段65に格納された障害内容−装置設定対応テーブルを参照し、ステップS2104で読み取られた障害情報に対応する装置設定情報を抽出する(設定情報抽出ステップ、ステップS2105)。
一方、ステップS2103で、利用者認証手段55が利用者を認証しなかった場合には、利用者認証手段55から装置設定手段57へ利用者不認証信号が送られる。装置設定手段57は、利用者不認証信号を受け取ると、障害情報一覧取出指示を障害情報選択手段66へ送る。障害情報選択手段66は、障害情報格納手段65に格納された障害内容−装置設定対応テーブルを参照し、障害情報の全部又は一部を取り出すと、障害情報一覧として装置設定手段57へ送る。
装置設定手段57は、障害情報選択手段66からの障害情報一覧を表示手段58へ送り、障害情報選択画面として表示させる(ステップS2106)。
障害情報選択手段66は、その表示された障害情報選択画面の中から一又は二以上の障害情報が入力手段59で選択入力されたか否かを判断する(障害情報選択ステップ、ステップS2107)。判断の結果、一又は二以上の障害情報が選択入力されたときは、その選択入力された障害情報が障害情報選択手段66へ送られる。障害情報選択手段66は、その選択入力された障害情報を受け取ると、障害情報格納手段65に格納された障害内容−装置設定対応テーブルを参照して、その選択入力された障害情報に対応する装置設定情報を取り出し(抽出し)、装置設定手段57へ送る(設定情報抽出ステップ、ステップS2108)。
装置設定手段57は、ステップS2105又はステップS2108で抽出された装置設定情報(設定情報抽出手段56又は障害情報選択手段66から送られてきた装置設定情報)が情報処理装置50での装置設定に関するものか、あるいは画像形成装置10での装置設定に関するものかを判断する(ステップS2109)。
判断の結果、画像形成装置10での装置設定に関するものであるときは、装置設定手段57は、通信手段64及びネットワーク40を介して画像形成装置10へ、その装置設定情報を送信する。これにより、画像形成装置10は、その受信した装置設定情報にもとづき該画像形成装置10での装置設定を行う(装置設定ステップ)。
一方、情報処理装置50での装置設定に関するものであるときは、装置設定手段57は、その装置設定情報にもとづき、該情報処理装置50の装置設定を行う(装置設定ステップ、ステップS2109)。
なお、ステップS2107において、所定時間経過しても所望の障害情報が選択入力されない場合には、予め設定されているデフォルトの装置設定を行うこともできる。
以上のように、本発明の第四実施形態に係る情報処理装置によれば、利用者の障害内容にもとづいて、当該情報処理装置の装置設定を行うことができる。
[制御プログラム]
次に、画像形成システムにおける制御プログラム(画像形成装置又は情報処理装置の制御プログラムを含む)について説明する。
上記の各実施形態におけるコンピュータ(画像形成装置、情報処理装置、サーバ)の装置設定に関する機能(装置設定機能)は、それらコンピュータの記憶部(ROMその他の記憶装置)に記憶された制御プログラムにより実現される。
制御プログラムは、コンピュータに読み込まれることにより、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、たとえば、画像形成装置、情報処理装置、サーバにおける個人情報読取手段の個人情報読取処理、個人情報登録手段の個人情報等登録処理、個人識別情報格納手段の個人情報対応テーブル格納処理、利用者認証手段の利用者認証処理、設定情報格納手段の個人情報−装置設定対応テーブル格納処理、設定情報抽出手段の設定情報抽出処理、サンプル設定情報格納手段のサンプル設定情報格納処理、サンプル設定情報選択手段のサンプル設定情報一覧取出処理やサンプル設定情報選択処理、装置設定手段の装置設定処理や装置設定情報送信処理、障害情報格納手段の障害情報格納処理、障害情報選択手段の障害情報一覧取出処理や装置設定情報選択処理、パネル部の各種画面表示処理や各種情報入力処理、表示手段の各種画面表示処理、入力手段の各種情報入力処理、音声コントロール部の音声制御処理などを行わせる。
これによって、装置設定機能は、制御プログラムとコンピュータ(ハードウエア資源)とが協働した画像形成装置、情報処理装置、サーバにより実現される。
なお、装置設定機能を実現するための制御プログラムは、コンピュータのROMやハードディスクなどに記憶される他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができる。
外部記憶装置とは、CD−ROM等の記憶媒体を内蔵し、画像形成装置、情報処理装置、サーバ等に外部接続されるメモリ増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気ディスク等をいう。
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAMにロードされて、CPUにより実行される。この実行により、上述した本実施形態の画像形成装置、情報処理装置、サーバ等の機能が実現される。
さらに、コンピュータで制御プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された制御プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。このダウンロードされた制御プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の画像形成装置、情報処理装置、サーバ等の装置設定機能を実現する。
以上、本発明の画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、情報処理装置、その制御方法、及びその制御プログラムについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、情報処理装置、その制御方法、及びその制御プログラムは、上述した第一〜第四実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、画像形成装置、情報処理装置、サーバに備えられた個人識別情報格納手段,設定情報格納手段,サンプル設定情報格納手段は、上記実施形態では画像形成装置、情報処理装置、サーバのいずれか一以上に設けた構成について説明したが、これに限るものではなく、それら画像形成装置等とは別個の記録媒体に格納させて、この記録媒体を直接画像形成装置等に装着して当該画像形成装置等に読み込ませることができ、また、通信回線を介して画像形成装置等に読み込ませるようにしても良い。
また、個人情報読取手段は、パネル部、表示手段、入力手段などと共通であっても良い。更に、個人情報読取手段は、画像形成装置、情報処理装置、サーバ等に一体化されているものに限られず、個人情報を読み取った後に画像形成装置等と通信回線等を介して接続することにより、すでに読み取った個人情報を画像形成装置等にダウンロード可能に提供することもできる。
更に、上記第一〜第四実施形態では、ネットワークに接続されるサーバ、画像形成装置、情報処理装置は、理解を容易にするため、ともに単数として説明をしたが、これに限るものではなく、それぞれ複数のサーバ、画像形成装置、情報処理装置がネットワークに接続されていてもよい。この場合において、例えば、いずれか一の画像形成装置内に設けられている個人識別情報格納手段を他の画像形成装置にも共用させることができることは言うまでもない。
また、上記第一〜第四実施形態では、利用者認証手段は、利用者を認証できない場合には、所定の装置設定を個別に選択入力を可能に提供していたが、例えば、個人情報の入力を3回連続して行っても利用者が認証されない場合には、認証処理を停止させて、画像形成装置等の操作を強制的に不能とさせることもできる。こうすることにより、画像形成装置等を特定の利用者のみに使用させることができる。
なお、本発明の画像形成装置(以下に示す各実施形態における画像形成装置)には、例えば、プリンタ、コピー機、ファクシミリ、スキャナ、デジタル複合装置(マルチファンクションペリフェラル(MFP))、コンピュータ等が含まれる。
さらに、本発明の画像形成装置がプリンタである場合、このプリンタには、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写方式プリンタ、ドットインパクトプリンタ、レーザプリンタ、溶融型熱転写方式プリンタなど、各種のプリント方式を備えたプリンタが含まれる。
本発明の第一実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 本発明の第一実施形態に係る画像形成装置の個人識別情報格納手段において格納されている個人識別情報を示したテーブル(個人情報対応テーブル)である。 本発明の第一実施形態に係る画像形成装置の設定情報格納手段において格納されている個人識別情報と装置設定情報との関係を示したテーブル(個人情報−装置設定対応テーブル)である。 本発明の第一実施形態に係る画像形成装置のサンプル設定情報格納手段において格納されているサンプル設定情報を示したテーブル(サンプル設定情報テーブル)である。 本発明の第一実施形態に係る画像形成システムの全体構成図である。 本発明の第一実施形態に係る画像形成システムの他の全体構成図である。 本発明の第一実施形態に係る画像形成装置の動作を示したフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る画像形成システムの全体構成図である。 (a)は、本発明の第二実施形態における障害情報格納手段において格納されている障害情報と装置設定情報との関係を示した対応表、(b)は個人識別情報格納手段において格納されている個人識別情報と障害情報との関係を示した対応表である。 本発明の第二実施形態に係る画像形成装置の動作を示したフローチャートである。 本発明の第三実施形態に係る情報処理装置を有した画像形成システムの全体構成図である。 本発明の第三実施形態に係る情報処理装置等の構成を示したブロック図である。 本発明の第三実施形態に係る情報処理装置の個人識別情報格納手段において格納されている個人識別情報を示したテーブル(個人情報対応テーブル)である。 本発明の第三実施形態に係る情報処理装置の設定情報格納手段において格納されている個人識別情報と装置設定情報との関係を示したテーブル(個人情報−装置設定対応テーブル)である。 本発明の第三実施形態に係る情報処理装置の表示手段に表示されるソフトウエアのユーザインタフェイス(設定入力画面)の構成を示した構成図である。 設定変更された設定入力画面を示した構成図である。 本発明の第三実施形態に係る情報処理装置のサンプル設定情報格納手段において格納されているサンプル設定情報を示したテーブル(サンプル設定情報テーブル)である。 本発明の第三実施形態に係る情報処理装置の動作を示したフローチャートである。 本発明の第四実施形態に係る情報処理装置等を有する画像形成システムの構成を示したブロック図である。 (a)は、本発明の第四実施形態における情報処理装置の個人識別情報格納手段において格納されている個人識別情報と障害情報との関係を示した対応表(個人情−障害内容対応テーブル)、(b)は障害情報格納手段において格納されている障害情報と装置設定情報との関係を示した対応表(障害内容−装置設定対応テーブル)である。 本発明の第四実施形態に係る情報処理装置の動作を示したフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
11 個人情報読取手段
12 個人情報登録手段
13 個人識別情報格納手段
14 設定情報格納手段
15 利用者認証手段
16 設定情報抽出手段
17 装置設定手段
18 パネル部
19 音声コントロール部
20 サンプル設定情報格納手段
21 サンプル設定情報選択手段
22 部門管理手段
23 データ送受信手段
24 障害情報格納手段
25 障害情報選択手段
30 サーバ
31 データ送受信手段
40 ネットワーク
50 情報処理装置
51 個人情報読取手段
52 個人情報登録手段
53 個人識別情報格納手段
54 設定情報格納手段
55 利用者認証手段
56 設定情報抽出手段
57 装置設定手段
58 表示手段
59 入力手段
60 音声コントロール部
61 サンプル設定情報格納手段
62 サンプル設定情報選択手段
63 設定情報登録手段
64 通信手段
65 障害情報格納手段
66 障害情報選択手段

Claims (22)

  1. サーバと、該サーバにネットワークを介して接続された画像形成装置とを含む画像形成システムであって、
    前記サーバ又は前記画像形成装置内のいずれか一方が、利用者を識別する個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納手段を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記個人識別情報を格納する個人識別情報格納手段と、
    外部から入力された個人情報と前記個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証手段と、
    前記利用者認証手段により認証された利用者の装置設定情報を前記設定情報格納手段から抽出する設定情報抽出手段と、
    前記設定情報抽出手段により抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定手段と
    を備えた
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置の設定を特定する複数のサンプル設定情報を格納するサンプル設定情報格納手段と、
    外部からの入力に応じて前記複数のサンプル設定情報の中からサンプル設定情報を選択するサンプル設定情報選択手段と
    を備え、
    前記装置設定手段は、前記サンプル設定情報選択手段により選択されたサンプル設定情報に基づいて装置設定を行う
    ことを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項2に記載の画像形成システムにおいて、
    前記サンプル設定情報選択手段は、前記利用者認証手段による前記照合の結果、利用者が認証されない場合に、前記複数のサンプル設定情報の中から任意のサンプル設定情報を選択する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
    障害内容を示す障害情報と、該障害情報に適する前記装置設定情報とを対応付けて格納する障害情報格納手段を備え、
    前記個人識別情報格納手段は、前記個人識別情報と、該個人識別情報により識別される利用者の障害情報とを対応付けて格納し、
    前記設定情報抽出手段は、前記利用者認証手段により認証された利用者の障害情報を前記個人識別情報格納手段に格納されている障害情報をもとに特定し、この障害情報に適する装置設定情報を前記障害情報格納手段から抽出する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項4に記載の画像形成システムにおいて、
    外部からの入力に応じて前記障害情報格納手段に格納されている障害情報の中から障害情報を選択する障害情報選択手段を備え、
    前記装置設定手段は、前記障害情報選択手段により選択された障害情報に対応する装置設定情報に基づいて装置設定を行う
    ことを特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
    前記個人識別情報格納手段は、利用者の声紋,角膜,指紋,虹彩のうちいずれか一以上の情報を前記個人識別情報として格納し、
    前記利用者認証手段は、外部から入力された利用者の声紋,角膜,指紋,虹彩のいずれかの情報と、前記個人識別情報と照合して、利用者を認証する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
    前記利用者認証手段による利用者の認証に応じて、前記装置設定手段により設定された装置設定情報を、該利用者の属する部門における動作処理情報として記録する部門管理手段を備えた
    ことを特徴とする画像形成システム。
  8. 利用者を識別する個人識別情報を格納した個人識別情報格納手段と、
    前記個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納手段と、
    外部から入力された個人情報と前記個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証手段と、
    前記利用者認証手段により認証された利用者の装置設定情報を前記設定情報格納手段から抽出する設定情報抽出手段と、
    前記設定情報抽出手段により抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定手段と
    を備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 利用者を識別する個人識別情報を格納する個人識別情報格納ステップと、
    前記個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納ステップと、
    外部から入力された個人情報と前記個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証ステップと、
    前記利用者認証ステップで認証された利用者の装置設定情報を前記設定情報格納ステップで格納された装置設定情報から抽出する設定情報抽出ステップと、
    前記設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定ステップと
    を含む
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 利用者を識別する個人識別情報を格納する個人識別情報格納ステップと、
    前記個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納ステップと、
    外部から入力された個人情報と前記個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証ステップと、
    前記利用者認証ステップで認証された利用者の装置設定情報を前記設定情報格納ステップで格納された装置設定情報から抽出する設定情報抽出ステップと、
    前記設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定ステップと
    を画像形成装置に実行させることを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
  11. 利用者を識別する個人識別情報を格納する個人識別情報格納ステップと、
    前記個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納ステップと、
    外部から入力された個人情報と前記個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証ステップと、
    前記利用者認証ステップで認証された利用者の装置設定情報を前記設定情報格納ステップで格納された装置設定情報から抽出する設定情報抽出ステップと、
    前記設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定ステップと
    を情報処理装置に実行させる
    ことを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、
    前記設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報を画像形成装置へ送信する装置設定情報送信ステップを有した
    ことを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
  13. 請求項11又は12に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、
    前記情報処理装置及び/又は画像形成装置の設定を特定する複数のサンプル設定情報をサンプル設定情報格納手段に格納するサンプル設定情報格納ステップと、
    外部からの入力に応じて前記複数のサンプル設定情報の中から一又は二以上のサンプル設定情報を選択するサンプル設定情報選択ステップと
    を有し、
    前記装置設定ステップで、前記サンプル設定情報選択ステップにより選択されたサンプル設定情報に基づいて装置設定を行う
    ことを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
  14. 請求項11〜13のいずれか一項に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、
    前記利用者認証手段による前記照合の結果、利用者が認証されない場合に、前記複数のサンプル設定情報の中から任意のサンプル設定情報を選択する非認証時サンプル設定情報選択ステップを有した
    ことを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
  15. 請求項11〜14のいずれか一項に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、
    障害内容を示す障害情報と、該障害情報に適する前記装置設定情報とを対応付けて格納する障害情報格納ステップを有し、
    前記個人識別情報格納ステップで、前記個人識別情報と、該個人識別情報により識別される利用者の障害情報とを対応付けて格納し、
    前記設定情報抽出ステップで、前記利用者認証手段により認証された利用者の障害情報を前記個人識別情報格納手段に格納されている障害情報をもとに特定し、この障害情報に適する装置設定情報を前記障害情報格納手段から抽出する
    ことを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
  16. 請求項15に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、
    外部からの入力に応じて前記障害情報格納手段に格納されている障害情報の中から障害情報を選択する障害情報選択ステップを有し、
    前記装置設定ステップで、前記障害情報選択手段により選択された障害情報に対応する装置設定情報に基づいて装置設定を行う
    ことを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
  17. 請求項11〜16に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、
    前記装置設定ステップで行われる装置設定が、
    情報処理装置の表示手段に表示されたソフトウエアのユーザインタフェイスの配色、文字の大きさ、表示形態、ソフトウエアの音声ガイダンスのON/OFF、音声ガイダンスの言語、音量、キーの高さのうち一又は二以上を含む
    ことを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
  18. 請求項11〜17に記載の情報処理装置の制御プログラムにおいて、
    前記装置設定ステップで画像形成装置へ送信される装置設定情報の示す装置設定が、
    前記画像形成装置における排紙トレイの指定又は前記排紙トレイの位置のうち一方又は双方を含む
    ことを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
  19. 利用者を識別する個人識別情報を格納した個人識別情報格納手段と、
    前記個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を格納する設定情報格納手段と、
    外部から入力された個人情報と前記個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証手段と、
    前記利用者認証手段により認証された利用者の装置設定情報を前記設定情報格納手段から抽出する設定情報抽出手段と、
    前記設定情報抽出手段により抽出された装置設定情報に基づいて装置設定を行う装置設定手段と
    を備えた
    ことを特徴とする情報処理装置。
  20. 請求項19に記載の情報処理装置において、
    前記装置設定手段が、前記設定情報抽出手段により抽出された装置設定情報のうち画像形成装置に関するものを画像形成装置へ送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  21. 利用者を識別する個人識別情報を情報処理装置で格納する個人識別情報格納ステップと、
    前記個人識別情報に対応付けられた装置設定情報を情報処理装置で格納する設定情報格納ステップと、
    外部から入力された個人情報と前記個人識別情報とを照合して、利用者を認証する利用者認証ステップと、
    前記利用者認証ステップで認証された利用者の装置設定情報を前記設定情報格納ステップで格納された装置設定情報から抽出する設定情報抽出ステップと、
    前記設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報に基づいて情報処理装置での装置設定を行う装置設定ステップと
    を含む
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  22. 請求項21に記載の情報処理装置の制御方法において、
    前記設定情報抽出ステップにより抽出された装置設定情報を画像形成装置へ送信する装置設定情報送信ステップを有した
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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