JP2005034872A - 曲げ金型 - Google Patents
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Abstract
【課題】 金属である金型本体に設けた取付凹部内にステイック形のIDタグを備えた曲げ金型を提供する。
【解決手段】 ワークの折曲げ加工を行うための折曲げ加工機に使用する曲げ金型であって、曲げ金型における金型本体1B,3Cの外側面に、IDタグ7を取付けるための取付凹部9を設け、前記IDタグ7の磁界発生エリアを形成するように、前記金型本体1B,3Cと非接触状態において前記取付凹部9内にIDタグ7を備えた構成であって、前記IDタグ7はタグホルダを介して前記取付凹部9に取付けてあり、前記取付凹部9は前記金型本体の前面又は後面の少なくとも一方の面に設けた溝であって、当該溝は前記金型本体の側面に開放してある。
【選択図】 図1
【解決手段】 ワークの折曲げ加工を行うための折曲げ加工機に使用する曲げ金型であって、曲げ金型における金型本体1B,3Cの外側面に、IDタグ7を取付けるための取付凹部9を設け、前記IDタグ7の磁界発生エリアを形成するように、前記金型本体1B,3Cと非接触状態において前記取付凹部9内にIDタグ7を備えた構成であって、前記IDタグ7はタグホルダを介して前記取付凹部9に取付けてあり、前記取付凹部9は前記金型本体の前面又は後面の少なくとも一方の面に設けた溝であって、当該溝は前記金型本体の側面に開放してある。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えばプレスブレーキ等のごとき折曲げ加工機に使用する曲げ金型に係り、さらに詳細には、各種のデータを読み取り可能、データを書き込み可能のIDタグを備えた曲げ金型に関する。
従来、例えばプレスブレーキ等のごとき折曲げ加工機に使用するパンチ、ダイ等の曲げ金型の履歴管理を行うために、また曲げ金型の形状、寸法、加工条件などの各種の情報を制御装置側へ入力するために、バーコードラベルが用いられていた。このバーコードラベルは、表面への汚れの付着によって読み難くなると共に長時間のうちには剥がれることがあるなどの問題がある。そこで、R/Wヘッドによって情報の読み書きが可能なICチップを曲げ金型に備えた構成も提案されている(例えば特許文献1参照)。
実開平4−22122号公報
プレスブレーキ等のごとき折曲げ加工機に使用する曲げ金型は工具鋼等の金属よりなるものであって磁性体である。このような曲げ金型に溝又は穴を形成して接着剤や樹脂によってICチップを取付ける場合、ワークの折曲げ加工時における大きな加圧力の影響がないように、前記溝又は穴を大きく形成することができず、前記溝又は穴内に取付けるICチップは小さなものである。
そして、前記溝又は穴内にICチップを取付けた構成においては、R/WヘッドとICチップとの間で交信を行うとき、電波信号としての磁束がICチップの周囲の金属の影響を受けるので、交信距離が短くなる。また、ICチップを前記溝又は穴内に設けた構成において、ICチップが金属と接触すると、R/WヘッドとICチップとの間においての通信が不可能になることがある。
本発明は、前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、ワークの折曲げ加工を行うための折曲げ加工機に使用する曲げ金型であって、曲げ金型における金型本体の前記折曲げ加工機への装着面及びワークの折曲げ加工を行うための加工面以外の外側面に、IDタグを取付けるための取付凹部を設け、前記IDタグの磁界発生エリアを形成するように、前記金型本体と非接触状態において前記取付凹部内にIDタグを備えた構成である。
また、本発明は、前記曲げ金型において、前記IDタグはタグホルダを介して前記取付凹部に取付けてある。
また、本発明は、上記曲げ金型において、前記取付凹部は前記金型本体の前面又は後面の少なくとも一方の面に設けた溝であって、当該溝は前記金型本体の側面に開放してある。
また、本発明は、上記曲げ金型において、前記取付凹部は前記金型本体の側面に設けた溝であって、当該溝は前記金型本体の前面又は後面の少なくとも一方に開放してある。
また、本発明は、上記曲げ金型において、前記取付凹部は前記金型本体に設けた穴である。
また、本発明は、上記曲げ金型において、前記金型本体は上面に複数の加工溝を備えたダイであって、上記各加工溝に対応したIDタグを備えている。
また、本発明は、上記曲げ金型において、前記IDタグはステック形のIDタグであって、当該IDタグの両端側及び側面の3方側が前記金型本体における金属部分から離れた状態にあり、かつ前記IDタグの端部側又は側面の少なく一側部が前記金型本体の外側面付近に設けてある。
前記構成により、本発明によれば、IDタグは、曲げ金型における金型本体に設けた取付凹部内に、前記IDタグの磁界発生エリアを形成するように金型本体と非接触状態において備えられているので、周囲の金属の影響が少なく、リーダ/ライタに備えたアンテナコイルによって発生した電波信号としての磁束がIDタグに備えたアンテナコイルと充分に鎖交することとなり、通信が可能になるものである。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明するに、折曲げ加工機の1例としてのプレスブレーキに使用される曲げ金型にはパンチ(雄型)1とダイ(雌型)3とがある。
上記パンチ1は、前記ダイ3に備えたV字形状の加工溝3A,3Bと協働して板状のワーク(図示省略)の折曲げ加工を行うV字形状の加工部1Aを、厚肉の
金型本体(パンチ本体)1Bの下部に比較的薄肉に形成したブレード部1Cの下部に備えた構成であって、前記パンチ本体1Bの上部には、折曲げ加工機側のパンチ装着部5へ取付ける取付部1Dが設けられている。
金型本体(パンチ本体)1Bの下部に比較的薄肉に形成したブレード部1Cの下部に備えた構成であって、前記パンチ本体1Bの上部には、折曲げ加工機側のパンチ装着部5へ取付ける取付部1Dが設けられている。
前記ダイ3は、ダイ本体(金型本体)3Cの上面に前記加工溝3A,3Bを備えた構成である。なお、ダイ3としては、複数の加工溝3A,3Bを備えることなく、上記加工溝は1つでも良いものである。
曲げ金型としての前記パンチ1における前記パンチ本体(金型本体)1Bの前面又は後面の一方又は両方には、IDタグ(RFID)を取付けるための取付凹部9が設けてあり、この取付凹部9内には、樹脂等のごとき絶縁部材11を介して、前記IDタグ7の磁界発生エリアを形成するように、前記取付凹部9の内面に対して非接触状態において前記IDタグ7が備えられている。
前記IDタグ7はステイック形のIDタグであって、このIDタグ7の両端側及び側面側(前記パンチ本体1Bの外側面側)の3方側は、前記取付凹部9の内面から比較的大きく離してあって、パンチ本体1Bの金属の影響を少なくしてある。すなわち、前記取付凹部9は、前記ステイック形のIDタグ7の長さより長く形成してあって、IDタグ7の一端側と対応した取付凹部9の一端側はパンチ1の側面に開放してある。そして、前記取付凹部9の他端側とIDタグ7の他端側との間には、磁界発生エリアを確保するように、磁界発生空間13に形成してある。
したがって、前記IDタグ7の両端側及びパンチ本体1Bの外側面側の3方側が磁界発生エリアとして開放した構成であり、前記IDタグ7の情報の読み取り、IDタグ7に対する情報の書き込みを行うために、リーダ/ライタ(図示省略)を前記IDタグ7に近接すると、上記リーダ/ライタに備えたアンテナコイルによって発生した電波信号としての磁束が前記IDタグ7に備えたアンテナコイルと充分に鎖交することができ、IDタグ7とリーダ/ライタとの間において通信可能なものである。
すなわち、IDタグ7に備えたアンテナコイルによって発生した磁束を外部に大きく漏れでるように取り出すことができ、磁性体としての金属内にIDタグ7を配置した構成であっても、IDタグ7の情報の読み取り、IDタグ7に対しての情報の書き込みを行うことができ、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
なお、図2に示すように、パンチ本体1Bの前後両面(図2においては左右両面)にIDタグ7を備えた構成においては、パンチ装着部5の前側又は後側にパンチ1を装着した場合であっても、折曲げ加工機の前側からIDタグ7の情報の読み取り、書き込みを行うことができ、利便性が向上するものである。
前記説明においては、曲げ金型の1例としてのパンチ1にIDタグ7を備えた場合について説明したが、曲げ金型としてのダイ3においても同様の構成でもってIDタグ7を備えることができるものである。なお、説明が重複することになるので、同一機能を奏する構成部分には同一符号を付することとして、ダイ3にIDタグ7を備えた場合の構成についての詳細な説明は省略する。
ところで、前記説明においては、取付凹部9に対して樹脂などのごとき絶縁部材11によってIDタグ7を取付ける場合について説明したが、取付凹部9に対してIDタグ7を取付ける構成としては、図3に示すように、樹脂などのごとき絶縁材により構成されたタグホルダ15にIDタグ7を備え、このIDタグを備えたタグホルダ15を、前記取付凹部9に対して着脱可能に取付ける構成とすることも可能である。また、前記取付凹部9を設ける位置としては、図4に示すように、金型本体(パンチ本体、ダイ本体)の側面に設けることも可能である。
上述のように、IDタグ7を備えたタグホルダ15を取付凹部9に対して取付ける構成においては、IDタグ7がタグホルダ15によって保護されると共に、IDタグ7からタグホルダ15の外表面までの寸法がIDタグ7の磁界発生エリアとして確保できることとなり、取付凹部9の内面からIDタグ7を離隔した非接触状態に取付けることが容易なものである。また、取付凹部9からIDタグ7を取り外して再利用するようなとき、タグホルダ15によってIDタグ7が保護され、IDタグ7を損傷することなく前記取付凹部9から取り外すことができるものである。
前記取付凹部9の形状としては、図5に示すように、ステイック形のIDタグ7より長く、かつIDタグ7の両端に対応して磁界発生空間13を形成した構成でもよいものである。すなわち、IDタグ7の両端側及びIDタグ7の一側の3方側が金型本体の金属部分から充分に離れて開放された構成であれば、この開放された部分がIDタグ7の磁界発生エリアとなり、周囲の金属の影響を少なくできる。したがって、前記取付凹部9の形状は、図5に示すように、両端側が閉じた構成(側面に開放していない構成)でもよいものである。また、取付凹部9の形状としては、前記磁界発生エリアを確保できる構成であれば、図6に示すように、穴の構成であっても良いものである。
以上のごとき説明より理解されるように、金型本体に設けた取付凹部9内にIDタグ7を配置した構成であっても、ステイック形のIDタグ7の両端部に対応した部分及びIDタグ7の側方の3方側が開放した構成であることにより、IDタグ7の磁界発生エリアを確保でき、リーダ/ライタと交信可能なものであって、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
なお、前述した種々の実施形態を適宜に組合せて実施することも可能である。
1 パンチ
3 ダイ
7 IDタグ
9 取付凹部
13 磁界発生空間
15 タグホルダ
3 ダイ
7 IDタグ
9 取付凹部
13 磁界発生空間
15 タグホルダ
Claims (7)
- ワークの折曲げ加工を行うための折曲げ加工機に使用する曲げ金型であって、曲げ金型における金型本体の前記折曲げ加工機への装着面及びワークの折曲げ加工を行うための加工面以外の外側面に、IDタグを取付けるための取付凹部を設け、前記IDタグの磁界発生エリアを形成するように、前記金型本体と非接触状態において前記取付凹部内にIDタグを備えたことを特徴とする曲げ金型。
- 請求項1に記載の曲げ金型において、前記IDタグはタグホルダを介して前記取付凹部に取付けてあることを特徴とする曲げ金型。
- 請求項1又は2に記載の曲げ金型において、前記取付凹部は前記金型本体の前面又は後面の少なくとも一方の面に設けた溝であって、当該溝は前記金型本体の側面に開放してあることを特徴とする曲げ金型。
- 請求項1又は2に記載の曲げ金型において、前記取付凹部は前記金型本体の側面に設けた溝であって、当該溝は前記金型本体の前面又は後面の少なくとも一方に開放してあることを特徴とする曲げ金型。
- 請求項1又は2に記載の曲げ金型において、前記取付凹部は前記金型本体に設けた穴であることを特徴とする曲げ金型。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の曲げ金型において、前記金型本体は上面に複数の加工溝を備えたダイであって、上記各加工溝に対応したIDタグを備えていることを特徴とする曲げ金型。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の曲げ金型において、前記IDタグはステック形のIDタグであって、当該IDタグの両端側及び側面の3方側が前記金型本体における金属部分から離れた状態にあり、かつ前記IDタグの端部側又は側面の少なく一側部が前記金型本体の外側面付近に設けてあることを特徴とする曲げ金型。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003274133A JP2005034872A (ja) | 2003-07-14 | 2003-07-14 | 曲げ金型 |
PCT/JP2004/009967 WO2005005074A1 (ja) | 2003-07-14 | 2004-07-13 | 金型並びに、それに用いられるパンチガイド、ストリッパプレート及びidタグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003274133A JP2005034872A (ja) | 2003-07-14 | 2003-07-14 | 曲げ金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005034872A true JP2005034872A (ja) | 2005-02-10 |
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ID=34211172
Family Applications (1)
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JP2003274133A Pending JP2005034872A (ja) | 2003-07-14 | 2003-07-14 | 曲げ金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005034872A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012035326A (ja) * | 2011-11-18 | 2012-02-23 | Amada Co Ltd | 金型 |
JP2016196044A (ja) * | 2016-07-04 | 2016-11-24 | 株式会社アマダホールディングス | 金型 |
-
2003
- 2003-07-14 JP JP2003274133A patent/JP2005034872A/ja active Pending
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