JP2005033856A - 充電装置およびその充電電流検出回路 - Google Patents
充電装置およびその充電電流検出回路 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】安価なオペアンプを用いてロスのない回路を実現することができる充電装置およびその充電電流検出回路を提供すること。
【解決手段】検出抵抗7を、電源3の下流側における電源電圧側に配設し、かつ、オペアンプ14による入力電圧範囲の制限分を補う補助電圧を生成する補助電源手段16を備えたこと。
【選択図】 図1
【解決手段】検出抵抗7を、電源3の下流側における電源電圧側に配設し、かつ、オペアンプ14による入力電圧範囲の制限分を補う補助電圧を生成する補助電源手段16を備えたこと。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、充電装置およびその充電電流検出回路に係り、特に、電源から二次電池に充電電流を供給することによって二次電池を充電する充電装置およびその充電電流検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、二次電池を充電する充電装置には、電源から二次電池に対して供給される充電電流を検出する充電電流検出回路が設けられていた。
【0003】
図2は、このような充電電流検出回路1を備えたACアダプタ等の充電装置2の一例を示したものである。
【0004】
前記充電装置2は、所定電圧(図2において24V)の電源3を有しており、この電源3によって二次電池4に対して充電電流を供給するようことにより、前記二次電池4を充電するようになっている。
【0005】
前記電源3の下流側における電源電圧側(24V側)には、充電電流の供給を制御する制御用トランジスタ6が、そのエミッタを介して接続されており、この制御用トランジスタ6のコレクタは、前記二次電池4の正極側に接続されている。
【0006】
一方、前記電源3のグランド側(0V側)は、前記二次電池4の負極側に接続されている。
【0007】
そして、前記電源3の下流側におけるグランド側には、充電電流検出回路1の主要素としての検出抵抗7が配設されており、この検出抵抗7による電圧降下によって、充電電流の値を検出するようになっている。
【0008】
前記検出抵抗7の上流側は、可変電池5の負極に接続され、下流側は、前記オペアンプ9の非反転入力端子に接続されている。また、前記可変電池5の正極は、前記オペアンプ9の反転入力端子に接続されている。さらに、前記オペアンプ9の出力側は、抵抗8を経て前記制御用トランジスタ6のベースに接続されている。
【0009】
前記可変電池5は、前記オペアンプ9に対して充電電流設定用信号を出力するようになっている。そして、前記オペアンプ9は、前記充電電流設定用信号の入力を受けて、この信号の設定電圧と前記検出抵抗7による電圧降下とが等しくなるように前記制御用トランジスタ6を通電制御するようになっている。
【0010】
そして、前記オペアンプ9は、前記電源3から印加される電圧によって駆動され、駆動時において前記制御用トランジスタ6を通電制御することによって、二次電池4に対する充電電流の供給を制御するようになっている。
【0011】
【特許文献1】
特開平05−137276号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図2に示した充電装置2においては、検出抵抗7が、電源3の下流側におけるグランド側(0V側)に配設されているが、このような場合は、入力電圧がほぼ0Vまで動作可能な安価なオペアンプ9を使用することができる。
【0013】
しかし、回路の都合上、電源電圧側(24V側)に検出抵抗7を配設したくなる場合がある。
【0014】
その場合において、一般的な安価なオペアンプ9では、仕様上、電源電圧(例えば24V)よりも入力電圧範囲(例えば21V)が低く制限されているため、電源電圧(24V)のみではオペアンプ9を駆動するための電圧が不足し、オペアンプ9を適正に駆動することができない。
【0015】
これに対し、検出抵抗7を電源電圧側に配設する回路構成を採用した場合に、電源電圧の下で適正に動くオペアンプ10は、高価なレール・トゥ・レールオペアンプとなってしまう(図3参照)。
【0016】
また、従来は、検出抵抗7がグランド側(0V側)に配設されていたことにより、二次電池4のグランドと、充電装置2に接続された電子機器等のシステムのグランドとが直接接続されずに検出抵抗7を介して接続された状態になっていた。
【0017】
そのため、システムを二次電池4を介さずに充電装置2の電源3の電力によって直接動作させ、かつ、充電装置2で二次電池4を充電させ、さらに、二次電池4によってシステムを動作させようとする場合に、検出抵抗7による電圧降下によってロスが生じてしまっていた。
【0018】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、安価なオペアンプを用いてロスのない回路を実現することができる充電装置およびその充電電流検出回路を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明に係る充電装置の特徴は、二次電池に充電電流を供給する電源と、前記電源の下流側に配設され、前記充電電流を検出可能とされた検出抵抗と、前記電源から電圧を印加されるオペアンプとを有する充電装置において、前記検出抵抗を、前記電源の下流側における電源電圧側に配設し、かつ、前記オペアンプによる入力電圧範囲の制限分を補う補助電圧を生成する補助電源手段を備えた点にある。
【0020】
そして、このような構成によれば、安価なオペアンプを用いた場合においても、簡易な構成を用いてオペアンプによる入力電圧範囲の制限分を補うことによってオペアンプを適正に駆動することができ、また、システムのグランドと電池のグランドとを直接接続することができるため、ロスのない回路を構成することが可能となる。
【0021】
また、本発明に係る充電装置の特徴は、前記補助電源手段が、交流成分を含んだ信号を発生する信号発生手段と、この信号発生手段から出力された信号をAC結合するAC結合コンデンサと、AC結合した信号を電源の電圧にクランプする第1ダイオードと、前記AC結合コンデンサおよび前記第1ダイオードの下流に位置する整流用の第2ダイオードとを有する点にある。
【0022】
そして、このような構成によれば、補助電源手段をさらに簡易な構成によって安価に構成することが可能となる。
【0023】
さらに、本発明に係る充電検出回路の特徴は、電源から二次電池に充電電流を供給するようにされ、前記電源から電圧を印加されるオペアンプを備えた充電装置に配設され、前記充電電流を検出する検出抵抗を備えた充電電流検出回路において、前記検出抵抗を、前記電源の下流側における電源電圧側に配設し、かつ、前記オペアンプによる入力電圧範囲の制限分を補う補助電圧を生成する補助電源手段を備えた点にある。
【0024】
そして、このような構成によれば、安価なオペアンプを用いた場合においても、簡易な構成を用いてオペアンプによる入力電圧範囲の制限分を補うことによってオペアンプを適正に駆動することができ、また、システムのグランドと二次電池のグランドとを直接接続することができるため、ロスのない回路を構成することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る充電装置およびその充電電流検出回路の実施形態について、図1を参照して説明する。
【0026】
なお、従来と基本的構成の同一もしくはこれに類する箇所については、同一の符号を用いて説明する。
【0027】
図1に示すように、本実施形態における充電装置12は、二次電池4に充電電流を供給する電源3と、前記電源3の下流側に配設され、前記充電電流を検出可能とされた検出抵抗7と、前記電源3から電圧を印加されるオペアンプ14とを有している。
【0028】
ただし、本実施形態において、充電電流検出回路15を構成する検出抵抗7は、前記電源3の下流側における電源電圧側(24V側)に配設されている。
【0029】
また、本実施形態における充電装置12は、補助電圧手段16を有しており、この補助電圧手段16は、前記オペアンプ14による入力電圧範囲の制限分を補う補助電圧を生成するようになっている。
【0030】
これにより、安価なオペアンプ14を用いた場合においても、簡易な構成によってオペアンプ14による入力電圧範囲の制限分を補うことができ、オペアンプ14を適正に駆動することができるようになっている。
【0031】
また、図1に示すように、システムのグランドと二次電池4のグランドとを直接接続することができるため、ロスの少ない電気回路を構成することができるようになっている。
【0032】
さらに、前記補助電源手段16の構成について更に詳述すると、この補助電源手段16は、交流成分を含んだ信号を発生するクロック等の信号発生手段17を有しており、この信号発生手段17は、所定振幅の信号を出力するようになっている。
【0033】
前記信号発生手段17の下流側には、AC結合コンデンサ19が接続されており、このAC結合コンデンサ19は、前記信号発生手段17から出力された信号をAC結合して交流成分を取り出すようになっている。
【0034】
前記AC結合コンデンサ19の下流側には、前記AC結合コンデンサ19がAC結合した信号を電源3の電圧にクランプする第1ダイオード20が、カソード(陰極)を介して連結されており、この第1ダイオード20のアノード(陽極)は、電源3の電源電圧側(図1において24V側)に接続されている。
【0035】
さらに、前記第1ダイオード20のカソード側の下流側には、第2ダイオード21がアノードを介して接続されており、この第2ダイオード21は、前記第1ダイオード20によってクランプされた信号を整流するようになっている。
【0036】
そして、前記第2ダイオード21の下流側には、平滑用のコンデンサ22が接続されており、このコンデンサ22によって波形が平滑化された電圧が、オペアンプ14に印加されるようになっている。
【0037】
これにより、さらに簡易な構成によって補助電源手段16を安価に構成することができるようになっている。
【0038】
なお、前記検出抵抗7の上流側は、前記第1ダイオード20のアノードおよび可変電池5の正極に接続されており、下流側は、オペアンプ14の反転入力端子に接続されている。また、前記可変電池5の負極は、前記オペアンプ14の非反転入力端子に接続されている。
【0039】
さらに、前記オペアンプ14の出力側は、抵抗24を介して制御用トランジスタ6のベースに接続されており、この制御用トランジスタ6のエミッタには、前記電源3が、コレクタには二次電池4の正極側に接続されている。
【0040】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0041】
本実施形態においては、従来と同様に、前記電源3によって前記二次電池4に対して充電電流を供給し、その際に、前記検出抵抗7を用いて充電電流を検出する。
【0042】
このとき、前記オペアンプ14には、前記電源3の電圧を上回る電圧が生成される。
【0043】
すなわち、前記補助電圧手段16の信号発生手段17は、所定の振幅(例えば3V振幅)の交流信号を出力すると、この信号は、前記AC結合コンデンサ19によってAC結合された後、前記第1ダイオード20によって電源3の電圧にクランプされる。
【0044】
次いで、第2ダイオード21によって整流され、コンデンサ22によって波形を平滑化されることによって、電源電圧(24V)に所定の補助電圧(3V)が付加された電圧(27V)が生成されてオペアンプ14に印加される。
【0045】
これにより、オペアンプ14の入力電圧範囲が電源電圧(24V)よりも低い範囲(21V)に制限されている場合であっても、補助電圧(3V)によって制限分を補うことができるため、オペアンプ14を適正に駆動することができる。
【0046】
したがって、本実施形態によれば、補助電源手段16を設けたことによってオペアンプ14による入力電圧範囲の制限分を補うことができるため、検出抵抗7を電源電圧側に設けた場合においても、安価なオペアンプ14で適正に対応することができる。また、二次電池4のグランドとシステムのグランドとを直接接続することができるため、ロスの少ないない電気回路を実現することができる。
【0047】
なお、本発明は前記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る充電装置によれば、検出抵抗を電源電圧側に配設した場合においても、安価なオペアンプを用いることができ、ロスの少ない充電を行うことができる充電装置を実現することができる。
【0049】
また、本発明に係る充電装置によれば、さらに安価な充電装置を実現することができる。
【0050】
さらに、本発明に係る充電電流検出回路によれば、検出抵抗を電源電圧側に配設した場合においても、安価なオペアンプを用いることができ、ロスの少ない回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る充電装置およびその充電電流検出回路の実施形態を示す電気回路図
【図2】従来の充電装置およびその充電電流検出回路の一例を示す電気回路図
【図3】従来の充電装置およびその充電電流検出回路の図2と異なる他の一例を示す電気回路図
【符号の説明】
3 電源
4 二次電池
7 検出用抵抗
14 オペアンプ
15 充電電流検出回路
16 補助電源手段
17 信号発生手段
19 AC結合コンデンサ
20 第1ダイオード
21 第2ダイオード
【産業上の利用分野】
本発明は、充電装置およびその充電電流検出回路に係り、特に、電源から二次電池に充電電流を供給することによって二次電池を充電する充電装置およびその充電電流検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、二次電池を充電する充電装置には、電源から二次電池に対して供給される充電電流を検出する充電電流検出回路が設けられていた。
【0003】
図2は、このような充電電流検出回路1を備えたACアダプタ等の充電装置2の一例を示したものである。
【0004】
前記充電装置2は、所定電圧(図2において24V)の電源3を有しており、この電源3によって二次電池4に対して充電電流を供給するようことにより、前記二次電池4を充電するようになっている。
【0005】
前記電源3の下流側における電源電圧側(24V側)には、充電電流の供給を制御する制御用トランジスタ6が、そのエミッタを介して接続されており、この制御用トランジスタ6のコレクタは、前記二次電池4の正極側に接続されている。
【0006】
一方、前記電源3のグランド側(0V側)は、前記二次電池4の負極側に接続されている。
【0007】
そして、前記電源3の下流側におけるグランド側には、充電電流検出回路1の主要素としての検出抵抗7が配設されており、この検出抵抗7による電圧降下によって、充電電流の値を検出するようになっている。
【0008】
前記検出抵抗7の上流側は、可変電池5の負極に接続され、下流側は、前記オペアンプ9の非反転入力端子に接続されている。また、前記可変電池5の正極は、前記オペアンプ9の反転入力端子に接続されている。さらに、前記オペアンプ9の出力側は、抵抗8を経て前記制御用トランジスタ6のベースに接続されている。
【0009】
前記可変電池5は、前記オペアンプ9に対して充電電流設定用信号を出力するようになっている。そして、前記オペアンプ9は、前記充電電流設定用信号の入力を受けて、この信号の設定電圧と前記検出抵抗7による電圧降下とが等しくなるように前記制御用トランジスタ6を通電制御するようになっている。
【0010】
そして、前記オペアンプ9は、前記電源3から印加される電圧によって駆動され、駆動時において前記制御用トランジスタ6を通電制御することによって、二次電池4に対する充電電流の供給を制御するようになっている。
【0011】
【特許文献1】
特開平05−137276号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図2に示した充電装置2においては、検出抵抗7が、電源3の下流側におけるグランド側(0V側)に配設されているが、このような場合は、入力電圧がほぼ0Vまで動作可能な安価なオペアンプ9を使用することができる。
【0013】
しかし、回路の都合上、電源電圧側(24V側)に検出抵抗7を配設したくなる場合がある。
【0014】
その場合において、一般的な安価なオペアンプ9では、仕様上、電源電圧(例えば24V)よりも入力電圧範囲(例えば21V)が低く制限されているため、電源電圧(24V)のみではオペアンプ9を駆動するための電圧が不足し、オペアンプ9を適正に駆動することができない。
【0015】
これに対し、検出抵抗7を電源電圧側に配設する回路構成を採用した場合に、電源電圧の下で適正に動くオペアンプ10は、高価なレール・トゥ・レールオペアンプとなってしまう(図3参照)。
【0016】
また、従来は、検出抵抗7がグランド側(0V側)に配設されていたことにより、二次電池4のグランドと、充電装置2に接続された電子機器等のシステムのグランドとが直接接続されずに検出抵抗7を介して接続された状態になっていた。
【0017】
そのため、システムを二次電池4を介さずに充電装置2の電源3の電力によって直接動作させ、かつ、充電装置2で二次電池4を充電させ、さらに、二次電池4によってシステムを動作させようとする場合に、検出抵抗7による電圧降下によってロスが生じてしまっていた。
【0018】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、安価なオペアンプを用いてロスのない回路を実現することができる充電装置およびその充電電流検出回路を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明に係る充電装置の特徴は、二次電池に充電電流を供給する電源と、前記電源の下流側に配設され、前記充電電流を検出可能とされた検出抵抗と、前記電源から電圧を印加されるオペアンプとを有する充電装置において、前記検出抵抗を、前記電源の下流側における電源電圧側に配設し、かつ、前記オペアンプによる入力電圧範囲の制限分を補う補助電圧を生成する補助電源手段を備えた点にある。
【0020】
そして、このような構成によれば、安価なオペアンプを用いた場合においても、簡易な構成を用いてオペアンプによる入力電圧範囲の制限分を補うことによってオペアンプを適正に駆動することができ、また、システムのグランドと電池のグランドとを直接接続することができるため、ロスのない回路を構成することが可能となる。
【0021】
また、本発明に係る充電装置の特徴は、前記補助電源手段が、交流成分を含んだ信号を発生する信号発生手段と、この信号発生手段から出力された信号をAC結合するAC結合コンデンサと、AC結合した信号を電源の電圧にクランプする第1ダイオードと、前記AC結合コンデンサおよび前記第1ダイオードの下流に位置する整流用の第2ダイオードとを有する点にある。
【0022】
そして、このような構成によれば、補助電源手段をさらに簡易な構成によって安価に構成することが可能となる。
【0023】
さらに、本発明に係る充電検出回路の特徴は、電源から二次電池に充電電流を供給するようにされ、前記電源から電圧を印加されるオペアンプを備えた充電装置に配設され、前記充電電流を検出する検出抵抗を備えた充電電流検出回路において、前記検出抵抗を、前記電源の下流側における電源電圧側に配設し、かつ、前記オペアンプによる入力電圧範囲の制限分を補う補助電圧を生成する補助電源手段を備えた点にある。
【0024】
そして、このような構成によれば、安価なオペアンプを用いた場合においても、簡易な構成を用いてオペアンプによる入力電圧範囲の制限分を補うことによってオペアンプを適正に駆動することができ、また、システムのグランドと二次電池のグランドとを直接接続することができるため、ロスのない回路を構成することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る充電装置およびその充電電流検出回路の実施形態について、図1を参照して説明する。
【0026】
なお、従来と基本的構成の同一もしくはこれに類する箇所については、同一の符号を用いて説明する。
【0027】
図1に示すように、本実施形態における充電装置12は、二次電池4に充電電流を供給する電源3と、前記電源3の下流側に配設され、前記充電電流を検出可能とされた検出抵抗7と、前記電源3から電圧を印加されるオペアンプ14とを有している。
【0028】
ただし、本実施形態において、充電電流検出回路15を構成する検出抵抗7は、前記電源3の下流側における電源電圧側(24V側)に配設されている。
【0029】
また、本実施形態における充電装置12は、補助電圧手段16を有しており、この補助電圧手段16は、前記オペアンプ14による入力電圧範囲の制限分を補う補助電圧を生成するようになっている。
【0030】
これにより、安価なオペアンプ14を用いた場合においても、簡易な構成によってオペアンプ14による入力電圧範囲の制限分を補うことができ、オペアンプ14を適正に駆動することができるようになっている。
【0031】
また、図1に示すように、システムのグランドと二次電池4のグランドとを直接接続することができるため、ロスの少ない電気回路を構成することができるようになっている。
【0032】
さらに、前記補助電源手段16の構成について更に詳述すると、この補助電源手段16は、交流成分を含んだ信号を発生するクロック等の信号発生手段17を有しており、この信号発生手段17は、所定振幅の信号を出力するようになっている。
【0033】
前記信号発生手段17の下流側には、AC結合コンデンサ19が接続されており、このAC結合コンデンサ19は、前記信号発生手段17から出力された信号をAC結合して交流成分を取り出すようになっている。
【0034】
前記AC結合コンデンサ19の下流側には、前記AC結合コンデンサ19がAC結合した信号を電源3の電圧にクランプする第1ダイオード20が、カソード(陰極)を介して連結されており、この第1ダイオード20のアノード(陽極)は、電源3の電源電圧側(図1において24V側)に接続されている。
【0035】
さらに、前記第1ダイオード20のカソード側の下流側には、第2ダイオード21がアノードを介して接続されており、この第2ダイオード21は、前記第1ダイオード20によってクランプされた信号を整流するようになっている。
【0036】
そして、前記第2ダイオード21の下流側には、平滑用のコンデンサ22が接続されており、このコンデンサ22によって波形が平滑化された電圧が、オペアンプ14に印加されるようになっている。
【0037】
これにより、さらに簡易な構成によって補助電源手段16を安価に構成することができるようになっている。
【0038】
なお、前記検出抵抗7の上流側は、前記第1ダイオード20のアノードおよび可変電池5の正極に接続されており、下流側は、オペアンプ14の反転入力端子に接続されている。また、前記可変電池5の負極は、前記オペアンプ14の非反転入力端子に接続されている。
【0039】
さらに、前記オペアンプ14の出力側は、抵抗24を介して制御用トランジスタ6のベースに接続されており、この制御用トランジスタ6のエミッタには、前記電源3が、コレクタには二次電池4の正極側に接続されている。
【0040】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0041】
本実施形態においては、従来と同様に、前記電源3によって前記二次電池4に対して充電電流を供給し、その際に、前記検出抵抗7を用いて充電電流を検出する。
【0042】
このとき、前記オペアンプ14には、前記電源3の電圧を上回る電圧が生成される。
【0043】
すなわち、前記補助電圧手段16の信号発生手段17は、所定の振幅(例えば3V振幅)の交流信号を出力すると、この信号は、前記AC結合コンデンサ19によってAC結合された後、前記第1ダイオード20によって電源3の電圧にクランプされる。
【0044】
次いで、第2ダイオード21によって整流され、コンデンサ22によって波形を平滑化されることによって、電源電圧(24V)に所定の補助電圧(3V)が付加された電圧(27V)が生成されてオペアンプ14に印加される。
【0045】
これにより、オペアンプ14の入力電圧範囲が電源電圧(24V)よりも低い範囲(21V)に制限されている場合であっても、補助電圧(3V)によって制限分を補うことができるため、オペアンプ14を適正に駆動することができる。
【0046】
したがって、本実施形態によれば、補助電源手段16を設けたことによってオペアンプ14による入力電圧範囲の制限分を補うことができるため、検出抵抗7を電源電圧側に設けた場合においても、安価なオペアンプ14で適正に対応することができる。また、二次電池4のグランドとシステムのグランドとを直接接続することができるため、ロスの少ないない電気回路を実現することができる。
【0047】
なお、本発明は前記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る充電装置によれば、検出抵抗を電源電圧側に配設した場合においても、安価なオペアンプを用いることができ、ロスの少ない充電を行うことができる充電装置を実現することができる。
【0049】
また、本発明に係る充電装置によれば、さらに安価な充電装置を実現することができる。
【0050】
さらに、本発明に係る充電電流検出回路によれば、検出抵抗を電源電圧側に配設した場合においても、安価なオペアンプを用いることができ、ロスの少ない回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る充電装置およびその充電電流検出回路の実施形態を示す電気回路図
【図2】従来の充電装置およびその充電電流検出回路の一例を示す電気回路図
【図3】従来の充電装置およびその充電電流検出回路の図2と異なる他の一例を示す電気回路図
【符号の説明】
3 電源
4 二次電池
7 検出用抵抗
14 オペアンプ
15 充電電流検出回路
16 補助電源手段
17 信号発生手段
19 AC結合コンデンサ
20 第1ダイオード
21 第2ダイオード
Claims (3)
- 二次電池に充電電流を供給する電源と、前記電源の下流側に配設され、前記充電電流を検出可能とされた検出抵抗と、前記電源から電圧を印加されるオペアンプと
を有する充電装置において、
前記検出抵抗を、前記電源の下流側における電源電圧側に配設し、かつ、前記オペアンプによる入力電圧範囲の制限分を補う補助電圧を生成する補助電源手段を備えたことを特徴とする充電装置。 - 前記補助電源手段は、
交流成分を含んだ信号を発生する信号発生手段と、
この信号発生手段から出力された信号をAC結合するAC結合コンデンサと、
AC結合した信号を電源の電圧にクランプする第1ダイオードと、
前記AC結合コンデンサおよび前記第1ダイオードの下流に位置する整流用の第2ダイオードと
を有することを特徴とする充電装置。 - 電源から二次電池に充電電流を供給するようにされ、前記電源から電圧を印加されるオペアンプを備えた充電装置に配設され、前記充電電流を検出する検出抵抗を備えた充電電流検出回路において、
前記検出抵抗を、前記電源の下流側における電源電圧側に配設し、かつ、前記オペアンプによる入力電圧範囲の制限分を補う補助電圧を生成する補助電源手段を備えたことを特徴とする充電電流検出回路。
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