JP2005025906A - 光情報記録再生装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ホログラフィック記録再生としての特徴を維持しつつ、簡素で低価格に構成でき、信号対雑音比が良好で信頼性の高い情報再生を実用的に可能とする光情報記録装置及びその方法を提供する。
【解決手段】 所定の波長の光を発する第1の光源3と、第1の光源3とは異なる波長の光を発する第2の光源12と、第1の光源3から発した光により生成された光束を二つの光束に分岐する手段7,18と、空間光変調器8と、偏光ビームスプリッター24と、4分の1波長板25と、対物レンズ26を有し、
空間光変調器8は透過率が変調可能な複数の画素を有し、
偏光ビームスプリッター24の一つの面に第1の光源3からのS偏光が、他の一つの面に第1の光源3からのP偏光が入射し、
4分の1波長板25のファースト軸の方向がS偏光もしくはP偏光に対して45度になっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光を用いてディジタルデータ等の情報を媒体に記録する装置及びその方法、該媒体に記録された情報を再生する装置及びその方法、記録及び再生する装置並びにその方法に関し、とりわけ、記録・再生をホログラフィックに行う装置及びその方法に関する。
現在、光を用いた情報記録媒体としては、コンパクトディスク(CD)や、ディジタルバーサタイルディスク(DVD)や、光磁気(MO)ディスクなどが使われている。
これらの情報記録媒体では、情報は、1次元ディジタルデータとして記録される。このディジタルデータは、再生においては、光の反射率の違いとして表現される。例えば、反射率が高い場合がオン、反射率が低い場合がオフというようになる。また、反射率の代わりに、反射光の偏光方向の違いを利用することもある。
これらの情報媒体に用いている1次元記録方式では、情報記録密度を上げることが望まれている。そのために、記録・再生に用いる光源の波長の短波長化、媒体の情報記録層の多層化などが検討されている。
一方、情報を2次元的に記録・再生する方法として、ホログラフィック記録・再生方式が、従来から提案されている。尚、ここで言う2次元的な記録・再生とは、情報として2次元的に表現されるということである。ホログラフィック方式の場合、物理的な記録は3次元的になされるとも考えられる。
ホログラフィック方式では、例えば日経サイエンス1996年1月号46頁から54頁の、DサルティスとFモックによる記事(原文はScientific American, November 1995)に記載されている。この方式では、媒体への記録にあたって、データは2次元情報として体積的に記録される。そのため、飛躍的な記録密度の向上が期待される。
しかし、記録媒体として従来、ニオブ酸リシウム等のバルク状結晶を用いており、材料の特殊性という問題がある。また、媒体として主流となっている円盤状ディスク媒体(例えば、CD等)との両立性がないなどの問題がある。また、物体(情報)光に対し角度を持った方向から参照光が照射されるため、記録・再生光学系が大型化するという問題がある。そのため、実用化されるに到っていない。
そこで、これらの問題点を解決する方法が、例えば特許文献1〜5に提案されている。
特開平10-124872号公報 特開平11-311938号公報 特開2002-123949号公報 特表2002-513981号公報 特願2003-144513号 特許文献1、2及び3に記載のものは、ディスク状基板に反射層、ホログラム層(感光層)を設けたものを情報記録媒体としている。そして、ホログラフィック記録する際に、参照光及び物体光(情報光)を、同軸配置として光学系のコンパクト化を図っている。更に、参照光・物体光を共にディスク媒体の片側から照射して、2次元データのホログラフィックな記録を可能としている。このような構成により、従来のディスク媒体との両立性も実現できるようになっている。
また、記録再生光学系には、2分割旋光板が挿入されている。この2分割旋光板は、2つの旋光性光学素子で構成されている。具体的には、旋光方向がプラス45度の旋光性光学素子とマイナス45度の旋光性光学素子を、面状に突き合わせている。そして、この2分割旋光板と偏光ビームスプリッターと組み合わせて用いる。これによって、記録時に参照光と物体光(情報光)が同軸的に照射されていても、再生時において、不要となる背景光(0次回折光)と情報光(1次以上の回折光)とを分離することが可能となっている。
具体的には、特許文献1に記載の第1実施形態では、2分割旋光板としてオンオフ制御可能な液晶が用いられている。この液晶は、サーボ時にはオン状態に制御され、この状態では旋光性を生じないようになっている。一方、記録時及び再生時にはオフ状態に制御される。この状態では、2分割旋光板の半分はプラス45度の旋光性を、もう半分はマイナス45度の旋光性を生じるようになっている。このような素子を用いることで、記録時に、空間光変調器の各画素の旋光性をオンオフ制御することで、記録されるべき2次元情報を表現することができる。
また、再生時には、ホログラム記録層に入射する光によって、まず1次再生光が発生する。そして、この1次再生光を2次的な参照光とし、これによって2次的再生光を発生させる。そして、この2次的再生光を、電荷結同素子(CCD)などの2次元イメージセンサーで検出するようになっている。
また、特許文献1に記載の第2実施形態では、更にビームスプリッターと2次元イメージセンサーを付加し、これによって1次再生光も検出している。そして、1次再生光と2次的再生光の差動検出により、信号対雑音比の向上を図っている。
また、特許文献1に記載の第3実施形態では、旋光性光学素子を用いていない。その代わりに、光源から発せられて記録再生光学系(ピックアップ)に入る光束を2つに分けている(波面分割)。そして、一方の半断面を参照光とし、もう一方の半断面を物体光(情報光)とする方法が示されている。
特許文献2では3つの実施形態が示されており、いずれも2分割旋光板が用いられている。ただし、オンオフ制御可能な能動光学素子ではなく、受動光学素子が用いられている。この2分割旋光板の半分はプラス45度の旋光性を、もう半分はマイナス45度の旋光性を示すようになっている。そして、記録時には、記録領域の半分はS偏光に対して右45度の偏光状態で露光され、もう一方の半分は左45度の偏光状態で露光されるようになっている。また、再生時には、この記録領域に再生用参照光を照射することで、再生情報光が発生する。そして、この再生情報光を、CCDなどの2次元イメージセンサーで検出するようになっている。
特許文献3で開示されている記録再生光学系の構成は、特許文献2に記載の第3実施形態のものと概ね同様である。しかしながら、次のような相違がある。例えば、特許文献2に記載のものでは、参照光と情報光の収束位置が、媒体の厚さ方向でわずかに異なっている。これに対し、特許文献3に記載のものでは、参照光と情報光の収束位置が同一となっている。
また、2次元ページデータについての記録領域は、特許文献2に記載のものと同様に、2つの部分領域からなっている。しかしながら、特許文献3では、記録時には、いずれの部分領域もS偏光に対して右45度の偏光状態で露光されるとともに、左45度の偏光状態でも露光されるようになっている。
なお、再生時には、この記録領域に再生用参照光を照射している。このようにすることで、発生した再生情報光を、CCDなどの2次元イメージセンサーで検出するようになっている。よって、この点では同じである。
また、特許文献4では、偏光ホログラフィーの原理に依拠している。具体的には、記録媒体に光誘起異方性を持つ材料を用いた方法が開示されている。この方法においても、記録時には、参照光と情報(物体)光は同軸的に、カード状またはディスク状の媒体に照射される。その際、媒体の片側から照射されるようになっている。但し、参照光と情報(物体)光は、それぞれ直線偏光である。そして、偏光方向が互いに90度異なるようになっている。
また、再生時には、直線偏光した再生参照光に対し、偏光方向が90度異なる偏光成分を含んだ情報光が再生される。そして、偏光ビームスプリッターにより、不要となる背景光(0次回折光)が、情報光(1次以上の回折光)に対して分離されるようになっている。尚、記録用光学系と読み取り(再生)用光学系は、それぞれ別に設けられている。
また、特許文献5では、光源からの光を2つの光路に分岐している。2つの光路には、それぞれ偏光方向が直交する直線偏光の光が導かれる。これら2つの直線偏光を利用して、記録と再生が行われている。更に特許文献5では、トラッキング制御やフォーカシング制御が行われている。
特許文献1に記載の第1実施形態では、2分割旋光板として液晶を用いている。この場合、状態に応じてオンオフを制御しなければならず、制御装置を必要とする。そのため、装置全体としての複雑化、高価格化を招く。また、再生において、最初に発生する1次再生光を2次的な参照光とし、この2次的参照光によって発生する2次的再生光を情報光としている。そのため、最終的に得られる情報光の光強度が弱い。従って、信号対雑音比が悪く、信頼性の高い情報再生が困難である。
また、特許文献1に記載の第2実施形態では、1次再生光も検出し、1次再生光と2次的再生光の差動検出により信号対雑音比向上を図っている。しかしながら、このような構成では、付加的な光学部品、イメージセンサー及びその駆動電気回路などを必要とする。そのため、装置全体としての複雑化、大型化、高価格化を招く。
また、特許文献1に記載の第3実施形態は、2分割旋光板を用いていないので、装置構成が簡単である点で好ましい。しかしながら、再生の際に発生する不要背景光と情報光の分離ができないので、信号対雑音比が悪い。その結果、信頼性の高い情報再生が困難である。
また、特許文献2に記載の第1実施形態及び第2実施形態では、2分割旋光板を用いている。しかしながら、再生の際に発生する不要背景光と情報光の分離ができない。そのため、信号対雑音比が悪く、信頼性の高い情報再生が困難である。
また、特許文献2に記載の第3実施形態では、再生の際に発生する不要背景光と情報光の分離はできる。しかしながら、再生効率(入射させる再生参照光強度に対する情報光強度)が低い。これは、S偏光に対して右(あるいは左)45度の偏光状態で露光された領域に対し、再生用参照光の偏光方向がそれと直交していることによる。従って、この実施形態の場合も信号対雑音比が低く、信頼性の高い情報再生が困難である。
また、特許文献1、特許文献2では、参照光と情報光の収束位置を異ならせるための光学素子を必要としていた。これに対して、特許文献3では、これらの光学素子を必要としないのは好ましい。しかしながら、以下のような問題がある。
2次元ページデータを記録する場合を考える。この場合、2次元ページデータについての記録領域は、2つに分けて考えることができる。これを部分領域1、部分領域2とする。また、S偏光に対して右45度の偏光状態をB偏光とし、左45度の偏光状態をA偏光とする。すると、記録(露光)に際しては、部分領域1と部分領域2は、A偏光状態で露光されると共にB偏光状態でも露光される。
次に、再生について見ると、再生参照光の半断面の光束部分は、2分割旋光板を通過後A偏光になる。そして、部分領域1に入射した後、媒体の反射面で反射して部分領域2に入射する。このとき、部分領域1では、A偏光状態の記録に対応する情報光が、再生参照光とは逆向きに発生し、レンズを含む光学系を経て2次元イメージセンサーに入射する。またこのとき、部分領域2では、A偏光状態の記録に対応する情報光が、再生参照光とは逆向きに発生する。そして、媒体の反射面で反射された後、レンズを含む光学系を経て2次元イメージセンサーに入る。しかしながら、部分領域1および部分領域2は、B偏光状態でも露光されている。そのため、A偏光に比べれば弱いものの、B偏光の情報光も再生されてしまう。再生参照光のもう一方の半断面の光束部分についても、A偏光とB偏光、部分領域1と部分領域2がそれぞれ入れ替わったと考えれば、全く同様のことがいえる。
ところが、記録(露光)に際しては、A偏光状態の情報光とB偏光状態の情報光は、それぞれあるページデータの半分ずつの情報を記録する役割を担っている。換言すれば、A偏光状態の情報光とB偏光状態の情報光は、別々の情報を保有している。そのため、これらの光が2次元イメージセンサーの同一領域に重なって入射すると、本来必要とする情報に不要な情報が重なって検出されてしまことになる。従って、特許文献3に記載のものも、信号対雑音比が悪く、信頼性の高い情報再生が困難である。
また、特許文献4では、原理的に、再生時の不要背景光の偏光分離が行い易い。しかしながら、記録媒体に光誘起異方性を持つ特殊な材料を用いなければならない。しかし、このような材料はまだ実用的ではない。また、記録光学系と再生光学系を独立して設けているため、装置としての大型化、高価格化を招いている。
また、特許文献5では、トラッキング制御やフォーカシング制御には、記録や再生を行う光源からの光を用いている。そのため、トラッキング制御やフォーカシング制御は、記録や再生が行われない時間を利用して行われることになる。そのため、常時、トラッキング制御やフォーカシング制御を行えない。また、記録を行うときと同じ波長の光を使うことになる。そのため、トラッキング制御やフォーカシング制御を行う際は、光強度を十分小さくする必要がある。そうすると、信号対雑音比が悪くなる。
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであり、ホログラフィック記録再生としての特徴を維持しつつ、装置として簡素で、従って低価格に構成でき、信号対雑音比が良好で信頼性の高い情報再生を実用的に可能とする、光を用いて媒体に情報を記録、または記録された情報を再生、或いは記録及び再生のいずれかを行う光情報記録装置及びその方法を提供することを目的とする。
また、信号対雑音比が高く、常時トラッキング制御やフォーカシング制御を行うことができる記録、再生、あるいはその両方を行える装置、及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による光情報記録再生装置は、光を用いて媒体に情報を記録、または記録された情報を再生、或いは記録及び再生のいずれかを行う装置であって、所定の波長の光を発する第1の光源と、前記第1の光源とは異なる波長の光を発する第2の光源と、前記第1の光源から発した光により生成された光束を二つの光束に分岐する手段と、少なくとも一つの空間光変調器と、偏光ビームスプリッターと、4分の1波長板と、対物レンズを有し、
前記空間光変調器は、各画素の透過率が変調可能な複数の画素を有し、
前記偏光ビームスプリッターには、その一つの面に前記第1の光源から導かれたS偏光が入射し、他の一つの面に前記第1の光源から導かれたP偏光が入射し、
前記4分の1波長板は、そのファースト軸の方向が、S偏光もしくはP偏光に対して45度になるように、前記偏光ビームスプリッターと前記対物レンズの間に配置され、
前記対物レンズは、前記媒体に対向配置されることを特徴とする。
また、本発明による光情報記録再生装置は、前記第1の光源の波長と前記第2の光源の波長の光の一方に対しては透過性を示し、かつ、他の一方の光に対しては反射性を示すダイクロイックミラーを含むことを特徴とする。
また、本発明による光情報記録再生装置は、前記偏光ビームスプリッターの一つの面に前記第1の光源から導かれてS偏光として入射する光と前記偏光ビームスプリッターの他の一つの面に前記第1の光源から導かれてP偏光として入射する光のいずれか一方が情報光となり、他の一方の光が参照光となって、前記媒体に情報がホログラフィックに記録されることを特徴とする。
また、本発明による光情報記録再生装置は、前記第2の光源から導かれた光によって、フォーカス信号、トラッキング信号及びRF信号を生成する信号検出系を備えたことを特徴とする。
また、本発明による光情報記録再生装置は、前記空間光変調器の像が前記媒体での反射を経て投影される位置に、2次元イメージセンサーを有することを特徴とする。
また、本発明による光情報記録再生方法は、反射層を有する媒体と、請求項1に記載の光情報記録再生装置を用いて、媒体に情報を記録、または媒体に記録された情報を再生することを特徴とする。
また、本発明による光情報記録再生方法は、前記第1の光源から導かれた光による照射によって屈折率変調を受け、かつ、前記第2の光源の波長の光に対して実質的に感度を持たない感光層と、
周期的に形成されたランド及びグルーブと、
前記ランド及び前記グルーブの上面に形成された反射層を有する媒体と、
請求項4に記載の光情報記録再生装置を用いて、
媒体に情報を記録、または媒体に記録された情報を再生することを特徴とする。
また、本発明による光情報記録方法は、請求項1に記載の光情報記録再生装置を用いて、前記2次元イメージセンサーで前記空間光変調器の像を検出しつつ、情報の記録を行うことを特徴とする。
本発明の光情報記録再生装置及びその方法に依れば、ホログラフィック記録再生装置として簡素で、従って低価格に構成でき、信号対雑音比が良好で信頼性の高い情報記録再生が可能となる。更に、記録動作と並行して、また再生動作と並行して、対物レンズのフォーカシング信号、トラッキング信号を生成することができるので、高速記録、高速再生が可能である。また、多重記録を行うこともでき、更に、従来型光ディスクとの両立性も確保することができる。
以下、本発明による光情報記録再生装置の好適な実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明による光情報記録再生装置の一実施形態の要部概略構成図である。
図1において、1は光学系である。この光学系1は、本発明の光情報記録再生装置の主要部となる。光学系1は、光ピックアップとして、一つのユニットに組み込まれている。
2は媒体である。この媒体2には情報が記録される。あるいは、この媒体2から情報が再生される。媒体2は、図1ではその一部を断面として示してある。媒体2の形態としては、CDやDVDのような円盤状ディスク形態とするのが好ましい。この場合、CDやDVDの駆動装置(ドライブ)に於けるのと同様、媒体2は回転駆動される。一方、光ピックアップは、ディスク媒体2の半径方向に、直線駆動される構成となっている。図示はしないが、これらの駆動や制御に必要な機構や電気回路等は、従来から知られている方法を使うことができる。
図1で示す光学系1において、部材3は第1の光源である。第1の光源3としては、例えば半導体レーザーなどのコヒーレンスのよい光源が用いられる。第1の光源3から発せられる光は、直線偏光していることが望ましい。図1の場合、その偏光方向は、紙面に平行な方向となっている。また、第1の光源3の波長は、媒体2の感光材料の感度が高い波長、例えば、400nm〜600nmの範囲にある所定の波長となっている。
部材4は、第1のコリメーター光学系である。第1のコリメーター光学系4は、第1の光源3から発した光を平行光束に変換する。第1のコリメーター光学系4は、図1では便宜上、1枚レンズ構成のように示されているが、これに限られるものではない。例えば、非点収差を持つ半導体レーザーを第1の光源3に用いたとする。この場合は、その非点収差を補正するために、例えばシリンドリカルレンズが必要となる。また、光束断面内での強度分布の均一化をはかるために、光学素子を用いることもある。よって、第1のコリメーター光学系4には、これらの光学素子を含めることもできる。
部材5は、第1の光束絞りである。第1の光束絞り5は、第1のコリメーター光学系4から射出される平行光束の径を所定値に制限する。第1の光束絞り5は、第1のコリメーター光学系4の中に配置してもよい。
部材6は、偏光板である。偏光板6は、これを通過した光の偏光方向が紙面に平行な方向となるように、回転位置が決められている。但し、第1の光源3から発せられる光が直線偏光している場合は、この偏光板6は不要となる。
部材7は、第1のビームスプリッターである。第1のビームスプリッター7は、入射光に対して所定の、透過と反射の分岐比を持っている。よって、第1のビームスプリッター7に入射した光は、上記特性にしたがって、所定の割合で透過及び反射される。
部材8は、第1の空間光変調器である。図2にこれを正面から、即ち光軸9の方向に見た状態を示す。第1の空間光変調器8は、各々独立に光の透過率の制御が可能な多数の画素81を有している。第1の空間光変調器8は、例えば液晶を用いて構成することができる。
10は、第1の空間光変調器8に入射する光束を示している。
部材11は、ダイクロイックミラーである。ダイクロイックミラー11は、第1の光源3が発する上記波長の光に対しては反射性を示し、後述する第2の光源が発する所定の波長の光に対しては透過性を示すようになっている。
図1に示す通り、第1の光源3からダイクロイックミラー11までの上記構成要素は、光軸9に沿って配置されている。
図1に示す光学系において、部材12は第2の光源である。この第2の光源12としては、例えば半導体レーザーなどがある。第2の光源12から発せられる光は、直線偏光していることが望ましい。図1の場合、その偏光方向は、紙面に平行な方向となっている。また、第2の光源12の波長は、媒体2の感光材料が実質的に感度を持たない波長と略一致する波長、例えば、600nm〜1000nmの範囲にある所定の波長が好ましい。
部材13は、第2のコリメーター光学系である。第2のコリメーター光学系13は、第2の光源12から発した光を平行光束に変換する。第2のコリメーター光学系13は、図1では便宜上、1枚レンズ構成のように示されているが、これに限られるものではない。第1のコリメーター光学系4と同様に、シリンドリカルレンズなどの光学素子を含めることもできる。
部材14は、第2の光束絞りである。第2の光束絞り14は、第2のコリメーター光学系13から射出する平行光束の径を所定値に制限する。第2の光束絞り14は、第2のコリメーター光学系13の中に配置してもよい。
部材17は、第2の空間光変調器である。第2の空間光変調器17は、通過する光の位相を各々独立に制御できる複数の画素を有する。例えば、液晶を用いて構成することができる。第2の空間光変調器17は場合によって省略することも可能であって、詳細は後述する。
部材18は、第2のビームスプリッターである。第2のビームスプリッター18は、入射光に対して所定の分岐比、例えば透過約50%、反射約50%の分岐比を持っている。
部材19は、光源モニター系である。光源モニター系19は、主な構成要素として、第1の波長フィルター20と、凸パワーを持つレンズ21と、フォトディテクター22を含んでいる。
第1の波長フィルター20は、所定の分光透過率特性を備える。ここでは、第1の光源3の波長の光を透過させ、第2の光源12の波長の光を実質的に透過させない特性を備えている。なお、第1の波長フィルター20は、第2のビームスプリッター18の一面に設けても良い。例えば、図1に示す面181の上に直接設けることができる。この場合、例えば誘電体多層膜を以って構成してもよい。
図1に示す通り、第2の光源12から光源モニター系19までの上記構成要素(第1のビームスプリッター7を含む)は、光軸9に垂直な光軸23に沿って配置されている。
光学系1において、24は偏光ビームスプリッターである。偏光ビームスプリッター24は、これに入射する光のS偏光(紙面に垂直な偏光)成分は反射し、P偏光(紙面に平行な偏光)成分は透過する光学特性を備えている。
25は4分の1波長板である。4分の1波長板25は、これに入射する直線偏光の偏光方向に対し、そのファースト(F)軸の方向が(従ってスロー(S)軸の方向も)、右回り45度または左回り45度となるように配置されている。
また、4分の1波長板25は、水晶の複屈折性を利用したものを用いることができる。このとき、0次の4分の1波長板を用いてもよい。0次の4分の1波長板とは、常光線と異常光線についての光路差が、4分の1波長のものである。あるいは、低次の4分の1波長板を用いてもよい。低次の4分の1波長板とは、常光線と異常光線についての光路差が、4分の1波長と波長の整数倍の和であるもの(λ/4+nλ)である。但し、該整数は概ね6以下のものである。
0次の4分の1波長板を用いる場合は、第1の光源3の波長に対して所定の性能を発揮するようにする。低次の4分の1波長板を用いる場合、一方の波長がもう一方の波長に対して2倍程度以下であれば、2つの波長に対して所定の性能を発揮することができる。よって、この場合は、第1の光源3の波長と第2の光源12の波長に対して、所定の性能を発揮するようにする。なお、4分の1波長板25は、偏光ビームスプリッター24と次に述べる対物レンズ26との間に配置される。
部材26は対物レンズである。対物レンズ26は、媒体2に対向配置される。そして、対物レンズ26は、アクチュエーター27で駆動されるようになっている。アクチュエーター27は、後述する信号検出系からの信号に基づいて、フォーカシング制御及びトラッキング制御を行う。
また、対物レンズ26は、所定の波長範囲で、色収差補正を含めて必要な収差が補正されている。この所定の波長範囲には、第1の光源3の波長、及び第2の光源12の波長が含まれる。また、第1の光源3の波長と、第2の光源12の波長に対してのみ、収差が補正されているようにしても良い。この場合、より高い光学性能を得ることができる。なお、対物レンズ26は、図1では1枚レンズ構成のように示しているが、一般的には複数枚のレンズで構成されている。
28は第2の波長フィルターである。第2の波長フィルター28は、第1の波長フィルター20と同様に、所定の分光透過率特性を備えている。具体的には、第1の光源3の波長の光を透過させ、第2の光源12の波長の光を実質的に透過させない特性を備えている。また、第2の波長フィルター28は、第2のビームスプリッター18の一面に設けても良い。例えば、図1に示す面182の上に直接設けることができる。この場合、例えば、誘電体多層膜を以って構成してもよい。
部材29は結像レンズである。結像レンズ29は、図1では1枚レンズ構成のように示しているが、必要な収差の補正を行うために複数枚のレンズ構成としてもよい。
部材30は2次元イメージセンサーである。2次元イメージセンサー30としては、CCDやCMOS(相補型金属酸化半導体)などがある。
図1に示す通り、対物レンズ26から2次元イメージセンサー30までの上記構成要素は、光軸23に垂直な光軸31に沿って配置されている。
光学系1において、32は信号検出系である。信号検出系32は、主な構成要素として、凸パワーを持つレンズ33と、シリンドリカルレンズ34と、4分割フォトディテクター35を含んでいる。シリンドリカルレンズ34は、一方向に凸パワーまたは凹パワーを持つ。
図1に示す通り、偏光ビームスプリッター24から信号検出系32までの上記構成要素(ダイクロイックミラー11を含む)は、光軸9及び光軸31に垂直な光軸36に沿って配置されている。
上記した媒体2は、円盤ディスク状などの平板状形態を有し、対物レンズ26の側から順に、透明基板層37と、感光層38と、透明バッファー層39と、反射層40と、保護層41を有している。
透明基板層37としては、CDなどで用いられているポリーカーボネイトを材料に用いることができる。
感光層38は、光照射によって透過率が大きく変化せず、屈折率が場所的に変調を受けるような材料が用いられる。このような材料としては、例えばフォトポリマーがある。感光層38の厚さは、ここに形成されるホログラムがボリュームホログラム、所謂厚いホログラムと見なせる程度、例えば10μm以上となっている。複数のページを重ねて記録するいわゆる多重記録を行う場合には、感光層38の厚さは、更に厚い方が好ましい。
感光層38の材料は、露光によって収縮を生じることがある。そこで、それによる影響を低減することを一つの目的として、透明バッファー層39を設けている。従って、透明バッファー層39として用いる材料としては、光弾性の小さいものが好ましい。また、透明バッファー層39は、透明基板層37と感光層38の間に設けてもよく、感光層38を挟んで両側に設けてもよい。
また、透明バッファー層39には、ランド42とグルーブ43が、所定の間隔を置いて周期的に形成されている。ランド42とグルーブ43は、トラッキングの際のガイド役となる。但し、感光層の材料の収縮が実用上問題を生じなければ、透明バッファー層39を省略することもできる。この場合、感光層38に直接、ランド42とグルーブ43を形成してもよい。
反射層40は、このランド42の面上及びグルーブ43の面上に形成されている。反射層40は、例えば、アルミニウム蒸着によって形成されている。
保護層41は、反射層40を保護するために設ける層である。例えば、CDの保護層に使われているようなプラスティックを、材料として用いることができる。
次に、上記のように構成された本実施形態の光情報記録再生装置の動作について説明する。なお、2次元ページデータとしては、情報として記録されるべき2次元ページデータと、再生すべき2次元ページデータの2つがある。以下、それぞれ、記録ページデータ、再生ページデータとする。
まず、情報を記録する場合の動作について、図3を用いて説明する。図3において、381は情報がホログラフィックに記録される露光領域である。
第1の光源3を発した光は、第1のコリメーター光学系4により平行光束に変換される。そして、第1の光束絞り5により、所定の光束径に制限された後、以降の光学系に入る。このように光束径を制限することで、以降の光学系で不要な迷光やフレアなどが発生することを抑えることができる。
第1の光束絞り5を通過した光は、偏光板6に入射する。そして、偏光板6を通過した光は、偏光方向が紙面に平行な直線偏光となって第1のビームスプリッター7に入射する。そして、入射した光は、所定の分岐比、例えば透過50%程度、反射50%程度の割合で分岐される。
ここで、まず、第1のビームスプリッター7を透過した光について、その進行に沿って説明する。
図3において、第1のビームスプリッター7を透過した光は、光束10として図示されている。この光束10は、第1の空間光変調器8に入射する。
第1の空間光変調器8は、図2に示すように、複数の画素81で構成されている。各画素81は、透過率を変化させることができる特性(あるいは構造)を有している。よって、光束10が通過する領域内の各画素81は、記録ページデータに応じて、透過率を変化させる。その結果、光束10には、記録ページデータに応じた、光強度の変調が生じる。但し、記録ページデータがディジタルデータであれば、明状態か暗状態のいずれかの状態になるように、各画素を制御すればよい。
一般に、液晶を用いた空間光変調器では、液晶層の後に偏光板が配置された構成となっている。また、液晶層に入射する光としては、直線偏光の光を用いる。本実施形態においても、第1の空間光変調器8に液晶素子を用いる場合、液晶層の後に偏光板を配置する(詳細な図示は省略する)。そして、この時、この偏光板を通過する光の偏光方向が偏光ビームスプリッター24から見てS偏光となるように、この偏光板の方向は決められている。このようにすると、明状態の画素を通過する光は、液晶層で90度の施光を受けて、S偏光となって射出する。
なお、ディジタルデータの(0、1)と各画素の明暗の対応関係は、任意である。そこで、あらかじめ何れかに決めておく方法が考えられる。または、2画素で1組1ビットとし、どちらか一方の画素は必ず明状態に、もう一方は暗状態とする方法を用いることもできる。この場合、全体的な情報光の強度は常に一定となり、情報光の強度を参照光の強度と揃えることで、常に高い干渉縞コントラストを得ることができる。
空間光変調器8をS偏光として射出した光束44は、記録時の情報(物体)光となる。情報光束44は、ダイクロイックミラー11で反射されて、偏光ビームスプリッター24に入射する。そして、更にここで反射された後、4分の1波長板25に入射する。ここで、4分の1波長板25のファースト(F)軸の方向は、入射S偏光に対して右回り45度または左回り45度となっている。よって、この4分の1波長板25を射出する光は、右回りまたは左回りの円偏光となる。4分の1波長板25を射出する光は右回りと左回りの何れにすることも可能であるが、ここでは説明の便宜上、右回りの円偏光とする。なお、ファースト(F)軸の方向の代わりに、またはスロー(S)軸の方向を用いても良い。
右回り円偏光となった情報光束44は、対物レンズ26で収束する光束になる。そして、媒体2の透明基板層37、感光層38及び透明バッファー層39を通過し、反射層40上で最小スポットに集光される。集光された光は、反射層40で反射され、再び透明バッファー層39、感光層38及び透明基板層37を通過する。情報光束44は、透明基板層37を射出した後、対物レンズ26を経て再び平行光束となって、4分の1波長板25に再度入射する。この4分の1波長板25を射出した光はP偏光となっているので、偏光ビームスプリッター24を透過する。続いて、第2のビームスプリッター18及び第2の波長フィルター28を経て、結像レンズ29に入射する。そして、2次元イメージセンサー30上に、第1の空間光変調器8の像を形成する。
情報光たる光束44は、上記各光路の途中、感光層38などで一定の吸収を受ける。また、光束44は、第2のビームスプリッター18で、所定の割合で反射する。このようなことにより、光束44が2次元イメージセンサー30に到達した時、光束44の光の強度は必ずしも強くない。しかしながら、2次元イメージセンサー30が高感度であれば、以上のように、記録ページデータの像を、2次元イメージセンサー26で捉えることができる。よって、この像をモニターすることで、正しい情報が第1の空間光変調器8に表示されていることを確認しつつ、記録(露光)することができる。
一方、第1の空間光変調器8において、画素81の制御が記録ページデータの通りに行えなかったとする。この場合、記録ページデータ像には、画素欠陥等が生じる。この場合は、その露光を無効とするような重ね露光を行う。そして、再度画素81の制御を行い、記録ページデータの通りの像であることを確認して記録を行う。この時、露光は、重ね露光した場所とは別の場所で行う。
なお、第1の空間光変調器8において、画素81自体に欠陥が生じたとする。この場合、欠陥画素を使わないデータ表示を改めて行う。そして、感光層38の別の場所に露光することで、記録の信頼性を高めることができる。
尚、光が媒体2の各層を通過する際、光は各層の界面でその両側の物質の屈折率に応じた屈折を受ける。しかし、本発明においては本質的なことではないので、本明細書の図面においては屈折の効果を省略してある。また、対物レンズ26は、媒体2の各層の屈折率と厚さを考慮して設計されるのが望ましい。
次に、第1の光源3を発し、第1のビームスプリッター7で反射した光について、その進行に沿って説明する。
第1のビームスプリッター7で反射した光は、第2の空間光変調器17に入射する。そして、第2の空間光変調器17で、所定のパターンで位相変調を受ける。第2の空間光変調器17を射出した光は、第2のビームスプリッター18に入射し、所定の分岐比で、例えば、透過50%程度、反射50%程度の割合に分岐される。
第2のビームスプリッター18を透過した光は、モニター光として光源モニター系19に入射する。光源モニター系19では、入射した光の強度をフォトディテクター22で受光し、光の強度変化を検出する。よって、例えば、環境温度の変化などにより、第1の光源3の出力が変動したとする。この場合、フォトディテクター22からの出力信号に基づいて、第1の光源3を制御手段(図示省略)などを介して制御すればよい。このようにすれば、第1の光源3の出力の安定化を図ることができる。
尚、第1の波長フィルター20は、第2の光源12からの光が、光源モニター系19へ混入することを防ぐ。これにより、第2の光源12の出力変動の影響が、光源モニター系19の出力に及ぶことを排除している。また、光源モニター系19に入る光は、第2の空間光変調器17による位相変調を受けている。しかしながら、光強度としては影響を受けないので、光源モニター系19の動作に誤差を与えることはない。
一方、第2のビームスプリッター18で反射した光は、記録時の参照光となる。この光は、参照光束45として、偏光ビームスプリッター24に入射する。
参照光束45は、第2の空間光変調器17により、所定のパターンで位相変調を受けている。よって、この位相変調パターンを適宜変更することにより、位相符号化多重記録を行うことが可能である。第2の空間光変調器17を用いると、再生時に、所定の位相変調パターンを鍵として持っている者だけが、記録された情報を再生できるといった使い方もできる。なお、このような使い方をしない場合は、第2の空間光変調器17を省略することができる。
参照光束45は、偏光ビームスプリッター24に入射する。この時、参照光束45は、偏光方向が紙面に平行な直線偏光(P偏光)として入射する。そして、偏光ビームスプリッター24を透過した参照光束45は、更に4分の1波長板25を通過する。この時、上記の情報光束44は右回り円偏光となったのに対し、参照光束45は左回り円偏光となる。
左回り円偏光となった参照光束45は、4分の1波長板25を通過した後、対物レンズ26に入射する。そして、対物レンズ26で収束光となって、媒体2の透明基板層37、感光層38及び透明バッファー層39を通過し、反射層40上で最小スポットに集光される。集光した光は、反射層40で反射され、再び透明バッファー層39、感光層38及び透明基板層37を通過する。
ここで、情報光束44及び参照光束45が感光層38を通過する領域を、露光領域381とする。以上のように、情報光束44は右回り円偏光として、参照光束45は左回り円偏光として、それぞれ露光領域381を2回通過する。よって、以下の干渉により、第1の空間光変調器8に表示された2次元ページデータが、露光領域381にホログラフィックに記録される。
(A)反射層40で反射する前の情報光と、反射後の参照光による干渉。
(B)反射層40で反射した後の情報光と、反射前の参照光による干渉。
上記(A)の情報光は、対物レンズ20側から反射層40に向かう際に、露光領域381を通過する光である。また、上記(B)の情報光は、反射層40側から対物レンズ20に向かう際に、露光領域381を通過する光である。
尚、露光領域381で記録される情報光は、より正確には、第1の空間光変調器8の、対物レンズ26などを経た露光領域381でのフレネル回折パターン、及び、更に反射層40を経た露光領域381でのフレネル回折パターンである。また、露光領域381に形成されるホログラムは、反射型ホログラムである。
以上のような露光は、媒体2において、ランド42、またはグルーブ43、或いはその両方に沿って行われるようになっている。これは、従来の追記型光ディスクに於ける露光と同様である。また、露光領域381は、ランド42、グルーブ43、或いはその両方に対応する位置に形成されている。
また、あるページデータに対応する露光領域381と、次のページデータに対応する次の露光領域(図示せず)は、部分的に重なっていてもよい。これは一種の多重記録であり、重なりの程度(多重度)が高いほど記録密度を上げられる。どの程度まで多重度を上げられるかは、感光層38の厚さや感光層38に記録されるホログラムの回折効率など、種々の条件に依存する。この記録の多重化は、ランド42やグルーブ43の長手方向(媒体が円盤状ディスクの場合は接線方向)に行うことができるほか、その直角方向(媒体が円盤状ディスクの場合は半径方向)に行うことも可能である。
次に、記録時のフォーカシング制御及びトラッキング制御について説明する。
本実施例では、フォーカシング制御及びトラッキング制御のために、第1の光源3とは別に、第2の光源12を備えている。よって、本実施例では、フォーカシング制御及びトラッキング制御は、記録動作と並行して行われる。
第2の光源12を発した光は、第2のコリメーター光学系13により平行光束とされる。そして、第2の光束絞り14により所定の光束径に制限された後、制御光46として以降の光学系に入る。
先ず、制御光46は、第1のビームスプリッター7で透過光と反射光に分岐される。分岐された光のうち、透過光は第2の空間光変調器17を通過して、第2のビームスプリッター18に入射する。第2のビームスプリッター18に入射した光は、再度透過光と反射光に分岐される。
第2のビームスプリッター18で反射した光は、偏光ビームスプリッター24に入射する。そして、P偏光成分のみの光が通過して、4分の1波長板25に入射する。ここで、4分の1波長板25として、低次の4分の1波長板を用いたとする。この場合、4分の1波長板25は、第2の光源12の波長の光に対しても、4分の1波長板として機能する。よって、P偏光として入射した制御光46は、円偏光となって射出する。
続いて、制御光46は、対物レンズ26に入射し、ここで収束光となって射出する。そして、媒体2の透明基板層37、感光層38及び透明バッファー層39を通過し、反射層40上で最小スポットに集光される。集光された光は、反射層40で反射される。そして、再び透明バッファー層39、感光層38及び透明基板層37を通過する。このとき、感光層38は制御光46の波長の光に対して実質的に感度を持たないので、記録動作に影響を与えることはない。
制御光46は、透明基板層37を通過した後、対物レンズ26を経て再び平行光束となる。そして、4分の1波長板25に再度入射し、S偏光となって射出する。よって、4分の1波長板25を射出した光は、偏光ビームスプリッター24で反射され、ダイクロイックミラー11を透過して、信号検出系32に入る。
信号検出系32は、構成的にも動作的にもCDなどの駆動装置における信号検出系と同様に構成されている。よって、例えば、フォーカシング制御信号を非点収差法で、トラッキング制御信号をプッシュプル法で生成することができる。
また、4分の1波長板25として、0次の4分の1波長板を用いたとする。この場合、4分の1波長板25は、第2の光源12の波長の光に対して、制御光46に対して厳密には4分の1波長板として機能しない。そのため、反射層40側から偏光ビームスプリッター24に入射する光は、楕円偏光となっている。しかし、そのS偏光成分は、偏光ビームスプリッター24で反射し、ダイクロイックミラー11を透過して信号検出系32に入る。よって、0次の4分の1波長板を用いる場合も、フォーカシング制御信号及びトラッキング制御信号の生成が可能である。
なお、以上の説明から分かるように、本実施形態の光情報記録再生装置によれば、従来の追記型光ディスクを媒体として、従来の記録方式で記録することも可能である。このとき、該媒体の感光体が、第2の光源12の波長の光に実用的感度を持っていれば、第2の光源12の出力を上げて露光にも用いて、第1の光源3を休止させておいてもよい。
次に、記録された情報を再生する場合の動作について、図4、図5及び図6を用いて説明する。図5及び図6は、媒体2の露光領域381の近辺を拡大した図である。
図4に示すように、第1の光源3を発した光は、所定の平行光束となる。そして、第1のビームスプリッター7に入り、透過光と反射光に分岐される。但し、光源3からの光は、その光強度が所定の値に低く抑えられている。この所定の値は、露光領域381に形成された干渉縞のコントラストが、再露光によって低下させられることのない値である。
第1の空間光変調器8は、全画素が暗状態に制御されており、第1のビームスプリッター7を透過した光はここで遮られる。
第1のビームスプリッター7を反射した光は、第2の空間光変調器17を通過する。このとき、第2の空間光変調器17には、再生ページデータに対応した位相変調パターンが表示されている。よって、第2の空間光変調器17は、通過する光束に対して所定の位相変調を与える。
第2の空間光変調器17を通過した光は、第2のビームスプリッター18に入射し、透過光と反射光に分岐される。この透過光は光源モニター系19に入射し、記録時と同様に、第1の光源3の出力の安定化に利用される。
第2のビームスプリッター18を反射した光は、再生用参照光束46となって、偏光ビームスプリッター24に入射する。このとき、再生参照光束46の偏光方向は、紙面に平行な直線偏光(P偏光)になっている。よって、再生参照光束46は、偏光ビームスプリッター24を透過する。
再生参照光束46は、偏光ビームスプリッター24を透過した後、4分の1波長板25を通過して左回り円偏光となる。続いて、再生参照光束46は、対物レンズ26に入り、収束光となる。そして、図5に示すように、媒体2の露光領域381に再生参照光461として入る。
この時、露光領域381では、反射回折光462と共に、透過0次回折光463を生じる。透過0次回折光463は、反射層40で反射された後、再度露光領域381に入る。この時、反射回折光464と共に、透過0次回折光465を生じる。
反射回折光462、464は、記録時において、第1の空間光変調器8を通過し、4分の1波長板25を経て右回り円偏光とされた情報光に対応する再生光であるが、再生光として、実際的には楕円偏光となる。
反射回折光462は、対物レンズ26を経て、4分の1波長板25を通過する。また、反射回折光464は、反射層40で反射した後、対物レンズ26を経て、4分の1波長板25を通過する。4分の1波長板25を通過した光(462,464)は楕円偏光となるが、P偏光成分を強く含んでいる。このP偏光成分は偏光ビームスプリッター24を通過し、第2のビームスプリッター18、結像レンズ29等を経て、2次元イメージセンサー30に入射する。この時、2次元イメージセンサー30には、再生ページデータが投影される。
尚、反射回折光462による2次元イメージセンサー26上の再生パターンと、反射回折光464による2次元イメージセンサー26上の再生パターンは、殆ど同一である。また、反射回折光462と反射回折光464は、何れも一般のホログラフィーでいう直接像に相当する光である。
一方、図6に示すように、露光領域381に入射した光461に対して、一般のホログラフィーでいう共役像に相当する光も再生される。この共役像に相当する再生光を466及び467として、図6に示す。これら共役再生光466,467も、対物レンズ26を経て4分の1波長板25を通過後、楕円偏光となる。
しかし、4分の1波長板25を通過した共役再生光466,467は、P偏光成分が弱い。そのため、偏光ビームスプリッター24を通過した後の光は、その強度が大きく低下する。従って、共役再生光466,467も2次元イメージセンサー30に入射するが、その光強度は弱い。よって、2次元イメージセンサー30で検出する際、一定の閾値を設定すれば、共役再生光466,467による影響を除外することができる。設定する適当な閾値は、感光層39に形成されるホログラムの回折効率などの条件に依存するが、概ね、イメージセンサー30の各画素が出力する最大信号強度の10%から50%とすればよい。
一方、透過0次回折光465は、左回り円偏光となっている。この光は、対物レンズ26を経て、4分の1波長板25を通過するとS偏光となる。よって、偏光ビームスプリッター24で反射されるので、2次元イメージセンサー30には入らない。
以上のように、本実施形態の光情報記録再生装置によれば、信号対雑音比を低下させる要因となる共役像に相当する再生光は弱く、同じく信号対雑音比を低下させる要因となる0次回折光が、2次元イメージセンサー30に入らない。よって、高い信号対雑音比が実現でき、従って信頼性の高いデータ再生が可能となる。
尚、再生時のフォーカシング制御及びトラッキング制御は、再生動作と並行して行われているが、その動作は記録時と同様であるから、繰り返しの説明は省略する。
以上の説明から分かるように、本発明の光情報記録再生装置によれば、CDなどの従来型ディスクの再生も可能である。即ち、該媒体を媒体2の位置に置き、第2の光源12を点灯させることで、フォーカシング制御信号、トラッキング制御信号及びRF信号を得ることができる。この場合、第1の光源3は休止させておく。
以上説明したように、本発明の光情報記録再生装置及びその方法には、特許請求の範囲に記載された発明の他に、以下のものが含まれる。
(1)所定の波長の光を発する第1の光源と、
媒体に対向配置された対物レンズと
前記第1の光源から前記対物レンズに至る光路中に配置された偏光ビームスプリッターと、
前記対物レンズと前記偏光ビームスプリッターの間に配置された4分の1波長板と、
前記第1の光源から偏光ビームスプリッターに至る光路中に配置された第1の光分岐素子と、
該第1の光分岐素子と前記偏光ビームスプリッターに至る光路中に配置された、少なくとも一つの空間光変調器と、
前記第1の光源から発して前記媒体から反射した光を受光する第1の光検出器を備えた光情報記録再生装置であって、
更に、前記第1の光源とは異なる波長の光を発する第2の光源と、
前記第2の光源から発して前記媒体から反射した光を受光する第2の光検出器と、
第2の光分岐素子を備え、
該第2の光源は、該第2の光源からの光が前記第1の光分岐素子に入射するように配置され、
前記第2の光源から前記偏光ビームスプリッターに至る光路と、前記偏光ビームスプリッターから前記第2の光検出器に至る光路が交差する位置に、前記第2の光分岐素子を配置したことを特徴とする光情報記録再生装置。
(2)前記第2の光分岐素子は、所定の分光特性を有するダイクロイックミラーであり、
該分光特性は、前記第1の光源の光と前記第2の光源の光のうち、いずれか一方の光を透過し、他方の光を反射することを特徴とする上記(1)に記載の光情報記録再生装置。
(3)前記第2の光源が発する光の波長は、前記第1の光源が発する光の波長よりも長いことを特徴とする上記(1)に記載の光情報記録再生装置。
(4)前記第2の光検出器からの出力を用いて、フォーカス信号、トラッキング信号及びRF信号を生成する信号検出系を備えたことを特徴とする上記(1)に記載の光情報記録再生装置。
(5)前記第2の光源が発する光は、前記媒体の感度が略ゼロとなる波長域の光であることを特徴とする上記(1)に記載の光情報記録再生装置。
(6)第1の光源からの光を分岐させて、一方の光をそのまま媒体に照射すると共に、他方の光を変調して前記媒体に照射して情報を記録する記録ステップと、前記第1の光源からの光を記録済み媒体に照射して、前記媒体からの反射光を検出する再生ステップの少なくとも1つのステップを備え、
前記第1の光源とは異なる波長の光を発生する第2の光源を用いて、前記媒体あるいは前記記録済み媒体に光を照射し、該媒体からの反射光を検出する検出ステップを備えることを特徴とする光情報記録再生方法。
(7)前記検出ステップに基づいて、フォーカス信号、トラッキング信号及びRF信号を生成することを特徴とする上記(6)に記載の光情報記録再生方法。
本発明による光情報記録再生装置の一実施形態の要部概略構成図である。 本実施形態に用いる空間光変調器の正面図である。 本実施形態の光情報記録再生装置における情報を記録する場合の動作を示す説明図である。 本実施形態の光情報記録再生装置における情報を再生する場合の動作を示す説明図である。 本実施形態の光情報記録再生装置における情報を再生する場合の光束の状態を、媒体の露光領域近辺を拡大して示す説明図である。 本実施形態の光情報記録再生装置における情報を再生する場合の光束の状態を、媒体の露光領域近辺を拡大して示す説明図である。
符号の説明
1 光情報記録再生装置の主要部をなす光学系
2 媒体
3 第1の光源
4 第1のコリメーター光学系
5 第1の光束絞り
6 偏光板
7 第1のビームスプリッター
8 第1の空間光変調器
81 第1の空間光変調器の画素
9、23,31,36 光軸
10 光束
11 ダイクロイックミラー
12 第2の光源
13 第2のコリメーター光学系
14 第2の光束絞り
17 第2の空間光変調器
18 第2のビームスプリッター
181,182 第2のビームスプリッターの面
19 光源モニター系
20 第1の波長フィルター
21 レンズ
22 フォトディテクター
24 偏光ビームスプリッター
25 4分の1波長板
26 対物レンズ
27 アクチュエーター
28 第2の波長フィルター
29 結像レンズ
30 2次元イメージセンサー
32 信号検出系
33 レンズ
34 シリンドリカルレンズ
35 4分割フォトディテクター
37 透明基板層
38 感光層
381 露光領域
39 透明バッファー層
40 反射層
41 保護層
42 ランド
43 グルーブ

Claims (8)

  1. 光を用いて媒体に情報を記録、または記録された情報を再生、或いは記録及び再生のいずれかを行う装置であって、所定の波長の光を発する第1の光源と、前記第1の光源とは異なる波長の光を発する第2の光源と、前記第1の光源から発した光により生成された光束を二つの光束に分岐する手段と、少なくとも一つの空間光変調器と、偏光ビームスプリッターと、4分の1波長板と、対物レンズを有し、
    前記空間光変調器は、各画素の透過率が変調可能な複数の画素を有し、
    前記偏光ビームスプリッターには、その一つの面に前記第1の光源から導かれたS偏光が入射し、他の一つの面に前記第1の光源から導かれたP偏光が入射し、
    前記4分の1波長板は、そのファースト軸の方向が、S偏光もしくはP偏光に対して45度になるように、前記偏光ビームスプリッターと前記対物レンズの間に配置され、
    前記対物レンズは、前記媒体に対向配置されることを特徴とする光情報記録再生装置。
  2. 前記第1の光源の波長と前記第2の光源の波長の光の一方に対しては透過性を示し、かつ、他の一方の光に対しては反射性を示すダイクロイックミラーを含むことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  3. 前記偏光ビームスプリッターの一つの面に前記第1の光源から導かれてS偏光として入射する光と前記偏光ビームスプリッターの他の一つの面に前記第1の光源から導かれてP偏光として入射する光のいずれか一方が情報光となり、他の一方の光が参照光となって、前記媒体に情報がホログラフィックに記録されることを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  4. 前記第2の光源から導かれた光によって、フォーカス信号、トラッキング信号及びRF信号を生成する信号検出系を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  5. 前記空間光変調器の像が前記媒体での反射を経て投影される位置に、2次元イメージセンサーを有することを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  6. 反射層を有する媒体と、請求項1に記載の光情報記録再生装置を用いて、媒体に情報を記録、または媒体に記録された情報を再生することを特徴とする光情報記録再生方法。
  7. 前記第1の光源から導かれた光による照射によって屈折率変調を受け、かつ、前記第2の光源の波長の光に対して実質的に感度を持たない感光層と、
    周期的に形成されたランド及びグルーブと、
    前記ランド及び前記グルーブの上面に形成された反射層を有する媒体と、
    請求項4に記載の光情報記録再生装置を用いて、
    媒体に情報を記録、または媒体に記録された情報を再生することを特徴とする光情報記録再生方法。
  8. 請求項1に記載の光情報記録再生装置を用いて、前記2次元イメージセンサーで前記空間光変調器の像を検出しつつ、情報の記録を行うことを特徴とする光情報記録方法。
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