JP2005024190A - 床暖房パネルの製造方法 - Google Patents

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Takuma Ueakido
琢磨 上明戸
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Abstract

【課題】ウレタン層に残る気泡の除去作業の簡素化と、気泡除去作業によるヒータ線等の損傷を防止することができる床暖房パネルの製造方法を提供する。
【解決手段】凹凸状に形成した裏面板13の凹部14にヒータ線15を収容し、その裏面板13の裏面の凹凸部にウレタン発泡液を流し込んでウレタン層17を形成し、さらにヒータ線15を収容した裏面板13上に表面板19を貼り付けて形成される床暖房パネルの製造方法において、上記裏面板13の裏面を離型性のよい材料で形成し、その裏面にウレタン層17を形成した後、その形成したウレタン層17を裏面板13より分離させ、そのウレタン層17に残る気泡を鋭利な針などで突き刺して除去した後、その気泡を除去したウレタン層17を上記裏面板13に貼り付けるものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床暖房や畳暖房用に用いられる床暖房パネルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ヒータ線を用いた床暖房パネルは、特許文献1、2に示されるようにヒータ線を用いて形成されるが、例えば、図2に示すような構造が知られている。
【0003】
この床暖房パネルの製造方法は、先ず、図2(a)に示すように、ヒータ線31を、凹凸状に形成したアルミシート32とPETシート33の複合シート(ALPETシート)34のアルミシート32側の凹部35に収容する。この複合シート34のアルミシート32は熱放射を上部に反射する反射板の役割を果たし、PETシート33はこの複合シート34の型崩れ防止の役割を果たす。そして、このアルミシート32面に、アルミシート36に粘着層37を貼付したアルミ粘着シート38を貼付して、ヒータ線31を挟み込み、ヒータユニット39を形成する。
【0004】
次に、図2(b)に示すように、このヒータユニット39の複合シート34のPETシート33面にウレタン発泡液を流し込んで硬化させ、断熱材としてのウレタン層40を形成する。
【0005】
その後、アルミ粘着シート38を通して、先端が鋭利な針等を突き刺して、このウレタン層40とヒータユニット39との間の気泡や、ウレタン層40内部に残る気泡を除去する。このウレタン層40に穴を開け、気泡(ガス)の逃げ道を確保することで、床暖房パネル使用の際の熱による気泡の膨張を無くし、気泡膨張によるウレタン層40の変形や破損を未然に防止することができる。
【0006】
そして、図2(c)に示すように、上記アルミ粘着シート38上に、ヒータ線31の熱をパネル表面にムラ無く伝えるべく、均熱性を高めるためのアルミ板41を両面粘着テープ42等で固着させて床暖房パネルを製造する。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−293910号公報
【特許文献2】
実開平5−17410号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、気泡の除去(ガス抜き)作業は、アルミ粘着シート38側から、複合シート34を通してウレタン層40に針などで一箇所毎に突き刺すという煩わしい作業が必要となる。
【0009】
その際、ヒータユニット39にはヒータ線31やヒータ線配線が設けられており、これらを誤って外傷させてしまうことがあり、品質及び作業面で問題があった。
【0010】
また、ウレタン層40と一体成形されたヒータユニット39の均熱性を高めるために、ヒータユニット39とアルミ板41との接着に両面粘着テープ42を使用するため、部品点数が多くなる問題もある。
【0011】
さらに、ウレタン層40と複合シート34のPETシート33とは、一体に接合され、剥離性が悪いため、その解体が面倒であり、ゴミの分別廃棄が難しかった。
【0012】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、ウレタン層に残る気泡の除去作業の簡素化と、気泡除去作業によるヒータ線等の損傷を防止することができる床暖房パネルの製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、凹凸状に形成した裏面板の凹部にヒータ線を収容し、その裏面板の裏面の凹凸部にウレタン発泡液を流し込んでウレタン層を形成し、さらにヒータ線を収容した裏面板上に表面板を貼り付けて形成される床暖房パネルの製造方法において、上記裏面板の裏面を離型性のよい材料で形成し、その裏面にウレタン層を形成した後、その形成したウレタン層を裏面板より分離させ、そのウレタン層に残る気泡を鋭利な針などで突き刺して除去した後、その気泡を除去したウレタン層を上記裏面板に貼り付けたものである。
【0014】
上記裏面板は、凹凸状に形成したアルミシートの表面に粘着層が形成されていてもよい。
【0015】
裏面板は、アルミ板からなっていてもよい。
【0016】
裏面板と気泡除去後のウレタン層は、粘着シートで貼り付けられていてもよい。
【0017】
裏面板は、アルミニウムと合成樹脂からなる複合シートで形成され、そのアルミニウム面がヒータ側に、合成樹脂側がウレタン層側に位置するように形成され、且つ、その合成樹脂には、アルミ箔、テフロン(登録商標)、ポリ塩化ビニリデン等の離型材層が形成されていてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0019】
図1(a)〜(e)は本発明に係る床暖房パネルの製造方法を示す一実施形態を示した部分側面断面図である。
【0020】
図1(a)に示すように、先ず、凹凸状に成形した裏面板13にヒータ線15を収容してヒータユニット16を形成する。この裏面板13は、例えば、アルミシート11に粘着層12を貼付し、これを凹凸状に形成して形成され、、その凹部14の粘着層12にヒータ線15を収容してヒータユニット16が形成される。
【0021】
次に、図1(b)に示すように、裏面板13の裏面側にウレタン発泡液を流し込んでこれを硬化し、ヒータユニット16下部に断熱材としてのウレタン層17を設ける。
【0022】
図1(c)に示すように、この裏面板13の裏面は、アルミシート11で形成されるため、離型性がよく、ウレタン層17を形成後、容易に裏面板13からウレタン層17を分離できる。裏面板13から分離したウレタン層17をその表面及び裏面から鋭利な針等で突き刺し、ウレタン層17に残る気泡を除去する。
【0023】
この気泡除去作業は、予め、無数の針を備えたウレタン層17と同等サイズの治具を製作し、これを用いて、一括してウレタン層17に針を突き刺すこともできる。
【0024】
このウレタン層17に穴を開け、気泡の逃げ道を確保することで、床暖房パネル使用の際の熱による気泡の膨張を無くし、気泡膨張によるウレタン層17の変形や破損を未然に防止することができる。
【0025】
次に、図1(d)に示すように、気泡除去を施したウレタン層17を裏面板13に両面粘着テープ18等で貼り付けて再び一体化する。
【0026】
そして、図1(e)に示すように、裏面板13の表面の粘着層12にヒータ線15の熱をパネル表面にムラ無く伝えるべく、均熱性を高めるためのアルミ板等の表面板19を固着させて床暖房パネルとする。
【0027】
この表面板19の取付けは、図1に示した図示例では、ウレタン層17を形成し、その気泡除去作業を行って粘着層12で再度一体化した後に貼り付けるようにしたが、ヒータユニット16を形成した直後に表面板19を取り付けるようにしてもよい。
【0028】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0029】
本発明は、裏面板13の裏面にウレタン層17を形成するにおいて、裏面板13をウレタン層17と離型性のよい材料、本実施の形態では、アルミシート11で形成することで、ウレタン層17を成形後、容易にヒータユニットから分離することができる。分離したウレタン層は、再度、両面粘着テープで貼り付けるため、製品の解体も容易となる。
【0030】
また、ウレタン層17を分離した後の気泡除去は、ウレタン層17単体に針を突き刺すため、従来のように、ヒータ線15等に外傷を与えることがないため、無数の針を備えた治具を用い、一括して、気泡除去を行えるために、気泡除去作業を格段に向上させることができる。
【0031】
さらに、使用材料は、表面板(アルミ板)と、ヒータ線と、裏面板(アルミ粘着シート)と、ウレタンとの4品目となり、従来のように、5品目(アルミ板と、アルミシートと、ヒータ線と、複合シート(ALPETシート)と、ウレタン)の材料を使うのに比べて、その品目数を削減することができる。
【0032】
なお、上記の実施の形態では、裏面板13としてアルミ粘着シートを用いる例で説明したが、裏面板13としてはヒータ線15の熱反射機能を有し、且つ、ウレタン層17との剥離性のよい材料であれば、いかなるものでもよく、また、単品の他に、アルミシートにウレタン層17との剥離性のよい、ポリ塩化ビニリデン、テフロン(登録商標)、セラミック、シリコン等を複合させたものを使用してもよい。
【0033】
均熱性を高めるための表面板13はアルミ板以外の均熱性を持つ材料でもよい。
【0034】
一旦分離したヒータユニット16とウレタン層17の接着には、両面粘着テープ18の他に、瞬間接着剤や糊等を用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、以下に示す如く優れた効果を発揮するものである。
【0036】
(1)ヒータユニットとウレタン層を分離させ、ウレタン層のみに針が刺せるので、従来のように一箇所毎ではなく、無数の針を一括専用治具で刺すことにより、作業効率が格段に向上する。
【0037】
(2)製品を構成する品目を削減できると共に、製品解体、ゴミの分別廃棄が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床暖房パネルの製造方法の一実施形態を示す側面断面図である。
【図2】従来の床暖房パネルの製造方法を示す側面断面図である。
【符号の説明】
13 裏面板
14 凹部
15 ヒータ線
16 ヒータユニット
17 ウレタン層
19 表面板

Claims (5)

  1. 凹凸状に形成した裏面板の凹部にヒータ線を収容し、その裏面板の裏面の凹凸部にウレタン発泡液を流し込んでウレタン層を形成し、さらにヒータ線を収容した裏面板上に表面板を貼り付けて形成される床暖房パネルの製造方法において、上記裏面板の裏面を離型性のよい材料で形成し、その裏面にウレタン層を形成した後、その形成したウレタン層を裏面板より分離させ、そのウレタン層に残る気泡を鋭利な針などで突き刺して除去した後、その気泡を除去したウレタン層を上記裏面板に貼り付けることを特徴とする床暖房パネルの製造方法。
  2. 裏面板は、凹凸状に形成したアルミシートの表面に粘着層が形成されてなる請求項1記載の床暖房パネルの製造方法。
  3. 表面板は、アルミ板からなる請求項1又は2記載の床暖房パネルの製造方法。
  4. 裏面板と気泡除去後のウレタン層は、粘着シートで貼り付けられる請求項1〜3のいずれかに記載の床暖房パネルの製造方法。
  5. 裏面板は、アルミニウムと合成樹脂からなる複合シートで形成され、そのアルミニウム面がヒータ線側に、合成樹脂側がウレタン層側に位置するように形成され、且つ、その合成樹脂には、アルミ箔、テフロン(登録商標)、ポリ塩化ビニリデン等の離型材層が形成される請求項1〜4いずれかに記載の床暖房パネルの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103640214A (zh) * 2013-11-22 2014-03-19 张正国 制热地板的保温隔热层的生产方法
JP2018142542A (ja) * 2018-04-03 2018-09-13 トヨタ自動車株式会社 加熱装置
US10397982B2 (en) 2016-04-06 2019-08-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Photographing device for vehicle

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