JP2005022211A - 液体噴射方法及び液体噴射システム - Google Patents

液体噴射方法及び液体噴射システム Download PDF

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Abstract

【課題】負荷を低減して、液体切れが生じるか否かの判断を行いながらも全体の液体噴射時間をより短くすることのできる液体噴射方法及び液体噴射システムを提供する。
【解決手段】各インクカートリッジのインクの残量Sが、メディアの種類及び印字モードのうち少なくとも1つ以上の条件により定められた監視判断量R以下となった場合(ステップS15にてYES)にのみ、インクの残量Sが印刷に必要な使用量T以上あるか否かを判断する(ステップS30)。すなわち、インクの残量Sが監視判断量R以上あり、印刷中にインク切れが生じないと判断できる場合には、そのインクについての使用量Tは算出されない。使用量Tの算出はコンピュータのCPUに大きな負荷をかけているので、その負荷を低減して、印刷実行から印刷終了までの時間を短くすることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体噴射方法及び液体噴射システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体をターゲットに噴射させる液体噴射装置として、インク滴を紙に噴射させて画像等を印刷するインクジェット式プリンタがある。この種のプリンタにおいては、印刷の途中でインクがなくなることにより種々の不具合が生じることがあった。例えば、印刷ができなくなったり、色の違う印刷に変わったりするなどである。この不具合をなくすために、印刷する前に各色のインクについて印刷に必要な使用量があるか否かをコンピュータが判断する記録システムが開発されている(例えば特許文献1)。この記録システムはコンピュータとプリンタを備えている。コンピュータは、プリンタが検出したインクカートリッジ内の各色のインクの残量と、印刷するデータに基づいて印刷に必要な各色のインクの使用量とを比較演算して、色毎のインクの残量が使用量以上である場合にすべての印刷を行う。
【0003】
このとき、コンピュータは、印刷するデータを解析し各色のインク毎に印刷にて駆動される記録ヘッドの動作回数を算出して、この記録ヘッドの動作回数とそのときの各色のインクの噴射量を掛け合わせることにより、各色のインクについて使用量を求めていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−166622号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の記録システムでは、例えば、白黒印字モード時に白黒印字においては使用されないカラーインクの残量と印刷に必要なカラーインクの使用量とを比較演算しており、演算回数が必要以上に増加していた。このようなことは、紙の種類によっては使用量が少ないインクについても、インクの残量と印刷に必要なインクの演算が行われる場合も同様であり、演算回数が必要以上に増加していた。
【0006】
従って、印刷における各色のインクの残量と使用量との比較演算回数は膨大となり、そのことは、コンピュータのCPUに大きな負荷をかけることになっていた。そのため、インク量があるか否かの判断に要する時間が長くなり、ユーザがプリンタに印刷実行の指令を与えてから印刷が終了するまでに大幅に時間がかかることとなっていた。
【0007】
本発明は、前記問題に鑑みてなされ、コンピュータのCPUの負荷を低減して、液体切れが生じるか否かの判断を行いながらも全体の印刷時間をより短くすることのできる液体噴射方法及び液体噴射システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明の液体噴射方法では、液体噴射ヘッドを備えたキャリッジを移動させながら、液体収容体内の液体を前記液体噴射ヘッドからターゲットに噴射する液体噴射方法において、前記液体収容体内の液体の残量が、ターゲットの種類及び液体噴射形式のうち少なくとも1つ以上の条件により定められた基準量以下である場合にのみ、所定の液体噴射に必要な液体の使用量を算出し、この算出された液体噴射に必要な液体の使用量が前記液体の残量以下であるか否かを監視することを要旨とする。
【0009】
この発明によれば、残量がターゲットの種類及び液体噴射形式のうち少なくとも1つ以上の条件により定められた基準量以下となった液体、すなわち液体切れが起こり易い液体についてのみ液体の使用量を算出し、残量が使用量以上あるか否かの監視を行う。換言すれば、液体の残量が基準量より多く液体噴射中に液体切れが生じないと判断できる液体については、使用量を算出しない。従って、液体噴射装置に大きな負荷をかけて算出する使用量を、すべての液体についてその液体噴射の実行のたびに算出しないので、液体切れが生じるか否かの判断を行いながら、液体噴射装置にかかる負荷を低減し、液体噴射を実行する指令を受信してから実際にすべての液体噴射が終了するまでの処理時間を短くすることができる。
【0010】
また、本発明では、前記液体噴射方法において、液体の残量が前記基準量以下の液体収容体が複数ある場合に、前記監視は、液体の残量が一番少ない前記液体についてのみ行われることを要旨とする。
【0011】
この発明によれば、基準量以下の残量である液体が複数ある場合であっても、残量が一番少なく、最も液体切れが起こり易いと考えられる1つの液体についての使用量だけを算出する。そして、この液体についてのみ液体切れが生じるか否かを判断する。従って、液体噴射装置に大きな負荷となる使用量の算出を最小限とするので、液体噴射装置にかかる負荷を低減し、処理時間を一層、短くすることができる。
【0012】
また、本発明では、前記液体噴射方法において、液体の残量が前記基準量以下の液体収容体が複数ある場合に、前記監視は、液体の残量が少ない順に行われることを要旨とする。
【0013】
この発明によれば、基準量以下の残量である液体が複数ある場合には、その残量の少ない順に、すなわち(例えば同じ液体使用量であれば)液体切れが生じ易い液体の順に使用量を算出して、液体切れが生じるか否かを判断する。従って、液体切れが生じると判断される液体を早く検出することができ、液体切れをより早く知らせることができる。
【0014】
また、本発明では、前記液体噴射方法において、前記基準量は、前記液体噴射が行われるターゲットの大きさ及びこのターゲットの数に基づいて変更可能であることを要旨とする。
【0015】
この発明によれば、ターゲットの大きさ及びターゲットの数から算出される値を基準量とすることにより、液体切れが生じないと考えられるおおよその値を容易にかつ的確に得ることができる。また、ターゲットの大きさ及びターゲットの数は、ユーザからの液体噴射を実行する指令を受信したときに得られる情報であるので、使用量を算出するよりも早く基準量を得ることができる。
【0016】
また、本発明では、前記液体噴射方法において、前記基準量は、前記液体の種類毎に設定可能であることを要旨とする。
この発明によれば、液体切れが早く起こると考えられる使用量の多い種類の液体(例えば、プリンタにおいて海や空の画像を印刷する場合にはシアンのインクなど)については基準量を高くして、早くから監視を行うので、液体切れを早く検出することができる。また、液体切れが生じ難いと考えられる使用量が少ない液体については基準量を低くして、監視をなるべく行わないようにするので、液体噴射装置にかかる負荷を低減することができる。従って、液体毎に監視時期を変えることにより、各液体に応じて、より適切な監視を行って、液体噴射装置にかかる負荷を低減しながら、液体切れを早く検出することができる。
【0017】
また、本発明の液体噴射システムでは、複数のノズルを有する液体噴射ヘッドを備えたキャリッジと、前記ノズルに接続され液体を収容した液体収容体とを備え、前記キャリッジをターゲットに対して相対的に移動させながら前記液体噴射ヘッドの前記ノズルから前記ターゲットに液体を噴射する液体噴射システムにおいて、前記液体の残量を検出する検出手段と、前記基準量をターゲットの種類及び液体噴射形式のうち少なくとも1つ以上の条件に応じて判断する判断手段と、前記液体の残量が所定の基準量以下であるか否かを判断する判断手段と、この判断手段により前記液体の残量が前記基準量以下であると判断された液体の所定の液体噴射に必要な使用量を算出する算出手段と、前記検出手段により検出された液体の残量と、前記算出手段により算出された使用量とを比較する比較手段とを備えたことを要旨とする。この発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
【0018】
また、本発明では、前記液体噴射システムにおいて、前記判断手段は、液体の残量が前記基準量以下の液体収容体が複数ある場合には、それら液体収容体のうち最も残量が少ない液体についてのみ前記比較手段に比較させることを要旨とする。この発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
【0019】
また、本発明では、前記液体噴射システムにおいて、前記判断手段は、液体の残量が前記基準量以下の液体収容体が複数ある場合には、液体の残量の少ない順に比較手段に比較させることを要旨とする。この発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
【0020】
また、本発明では、前記液体噴射システムにおいて、前記ターゲットの大きさ及びこのターゲットの数に基づいて前記基準量を設定する基準量設定手段を更に備えたことを要旨とする。この発明によれば、請求項4に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
【0021】
また、本発明では、前記液体噴射システムにおいて、前記ターゲットに対する液体噴射が終了した後に、その液体噴射に使用された使用量に基づいて液体の残量を算出する残量算出手段と、この液体の残量を記憶する残量記憶手段とを更に備えたことを要旨とする。
【0022】
この発明によれば、液体噴射終了後、各液体の残量を算出して記憶するので、次回の液体噴射時には、各液体の残量は算出することなく、迅速に得ることができる。従って、ユーザにより液体噴射を実行する指令が入力されてからすべての液体噴射が終了するまでの時間をより短くすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した液体噴射システムの第1の実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
【0024】
図1に示すように、液体噴射システムとしての印刷システムにおいて、ユーザが使用するコンピュータ11は、液体噴射装置としてのインクジェット式のプリンタ(以下、プリンタという。)12に接続されている。同コンピュータ11は、キーボード14及びマウス15を備え、これらが操作されることにより文字入力や設定変更などが行われる。また、同コンピュータ11はモニタ16を備え、ユーザによりこのモニタ16を介してユーザに印刷したい文書又は画像の指定や印刷実行の指示などが行われる。
【0025】
一方、プリンタ12は、外部に給紙トレイ17及び排紙トレイ18を備えるとともに、内部に複数の紙送りローラ19を備えている。紙送りローラ19は紙送りモータ19aによって適宜駆動される。このため、プリンタ12は、ターゲットであるメディアPを給紙トレイ17から導入し、このメディアPを副走査方向Xに搬送させた後、排紙トレイ18に排出する。
【0026】
また、プリンタ12は、内部に、キャリッジ20及びこれに対向するプラテン21を備えている。プラテン21は、印刷時にメディアPを支持する支持台であって、印刷時にはその上方に、前記紙送りローラ19により搬送されたメディアPが至る。キャリッジ20は、ガイド軸22に嵌合され、かつキャリッジモータ20aにより駆動されるタイミングベルト23に固着されて、主走査方向(図1の紙面に直交する方向)に往復移動可能とされている。
【0027】
キャリッジ20には、例えば、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエロ、ダークイエロ、ブラックの各色のインクを別々に収容した複数の液体収容体としてのインクカートリッジ25(図1では1つのみ表示)が搭載されている。ここで、前記各色のインクは「異なる種類の液体」に相当する。各インクカートリッジ25には、その外周面に残量記憶手段としての不揮発性メモリ(EEPROM)25aがそれぞれ取着されている。この不揮発性メモリ25aには、例えば該インクカートリッジ25に貯留されているインクの残量S及び該インクの色などのインクの属性情報と、該カートリッジの種類、取り付けられた回数及び製造年月日などのインクカートリッジ情報とが記憶されている。
【0028】
また、キャリッジ20は、その下面に液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド30を有しており、この記録ヘッド30は、図2に示す圧電素子30aの伸縮によって図示しないノズルから前記インクをメディアP上に噴射させる。従って、キャリッジ20は、主走査方向に移動しながら記録ヘッド30から各色のインクを噴射して、メディアPに印刷を行う。
【0029】
次に、この印刷システムの電気的構成について図2を参照して説明する。
コンピュータ11は、図2に示すように、検出手段、判断手段、算出手段、比較手段及び基準量設定手段としてのCPU40を備えている。このCPU40は、バス線41を介して前記キーボード14、マウス15及びモニタ16に接続されている。また、同CPU40は、RAM40a及びROM40bに接続されている。RAM40aは、CPU40で算出された数値などの情報を一時的に記憶するものである。また、ROM40bは、1色のインクでメディアPの全面を印刷したときに使用される使用量(以下、算出基準量CSという。)を、そのメディアPの大きさ毎に予め記憶している。
【0030】
更に、同CPU40は、データ記憶部42及びプログラム記憶部43に接続されている。データ記憶部42は文書データや画像データを記憶している。
プログラム記憶部43には、図示しない情報記録媒体から読み取られてインストールされたプリンタドライバ用プログラムと印刷用アプリケーションプログラムとが組み込まれている。プリンタドライバ用プログラムは、文書データや画像データなどに基づいて作成される印刷データをプリンタ12で処理可能な中間画像データに変換するプログラムである。その印刷データとしては、例えば、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエロ、ダークイエロ、ブラックの各色について多値化された信号からなるものが挙げられる。また、印刷用アプリケーションプログラムは、ユーザ操作に応じて、印刷に必要な情報の取得や演算などを行うために、所定の動作をCPU40に行わせるプログラムである。すなわち、CPU40はこの印刷用アプリケーションプログラムに従って、監視判断量Rや各インクの使用量Tを算出したり、これら監視判断量R又は使用量Tと、各インクの残量Sとを比較して、監視を行う必要が有るか否かまたはインク不足であるか否かの判断を行ったりする。また、CPU40はメディアPの種類と液体噴射形式である印字モードのうち少なくとも一つの条件に基づいて、算出基準量CSにそれぞれ変化量αを加算又は減算して得られた値である監視基準量CRを算出する演算も行う。なお、メディアPの種類は、本実施形態では普通紙と光沢系専用紙とする。又、印字モードは本実施形態では白黒印刷とカラー印刷とする。
【0031】
ここで監視判断量Rとは、1色のインクで全印刷領域を印刷する際に使用されるインク量であって、印刷に使用されるメディアPの大きさ及びその印刷枚数Nにより印刷毎に算出される。すなわち、監視判断量Rは、前記監視基準量CRと印刷枚数Nとの積により算出され、印刷を行うメディアPの大きさ及び印刷枚数Nに応じて変更される。そして、この監視判断量R(=CR×N)は、実際に印刷をする前に、監視処理(印刷中にインク切れが生じるかを判断する処理)を行うか否かの基準量となっている。
【0032】
また、前記使用量Tとは、印刷データを解析して得られる噴射回数K及びそのときの噴射量から算出されるインク量J、すなわちその印刷を完了するために必要なインクの量(=K×J)である。
【0033】
一方、プリンタ12は、残量算出手段としてのCPU45を備えており、このCPU45はインターフェイスIを介して前記コンピュータ11のCPU40に接続されている。CPU45は、バス線46を介してRAM47、ROM48に接続されている。RAM47はコンピュータ11から受信した印刷データを一時的に保存する。ROM48には所定のプログラムが記憶されており、このプログラムに基づいてCPU45が所定の動作を行い、印刷が行われる。
【0034】
また、プリンタ12のCPU45は、送りモータ駆動部51、移動モータ駆動部52、ヘッド駆動部53の各駆動部に接続されている。送りモータ駆動部51は前記紙送りモータ19aを、移動モータ駆動部52は前記キャリッジモータ20aを、ヘッド駆動部53は前記圧電素子30aをそれぞれ駆動させる。
【0035】
更に、プリンタ12のCPU45は、読取部49に接続している。この読取部49は、前記キャリッジ20が非作動位置にあるときに前記不揮発性メモリ25aに接続する。すなわち、CPU45は、キャリッジ20がホームポジションにあるときに、読取部49を介して前記不揮発性メモリ25aに対しデータの読み書きを行う。
【0036】
次に、上述した液体噴射システムの作用について図3〜図5に従って説明する。本実施形態においてはメディアPの種類(普通紙か光沢系専用紙の別)により監視判断量R(=CR×N)が増減する場合を例に挙げて説明する。また、使用インクとしては、染料系のインクのシアン(C)、ライトシアン(Lc)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(Lm)、イエロ(Y)、ダークイエロ(Dy)、ブラック(Bk)を例に挙げる。
【0037】
まず、ユーザは、コンピュータ11のモニタ16に表示された文書や画像を印刷したい場合には、キーボード14及びマウス15を介して、前記印刷用アプリケーションプログラムを起動する。そして、ユーザは、このプログラムの起動後、キーボード14又はマウス15を介して、印刷するメディアPの大きさ、印刷枚数N、メディアPの種類(普通紙か光沢系専用紙の別)及び印字モード(カラー印刷か白黒印刷かの別)を指定し、かつ印刷実行指令の入力を行う(ステップS11)。なお、このときには、これから印刷する文書や画像のデータはデータ記憶部42に保存されている。コンピュータ11は、印刷実行指令が入力されると、指定された文書や画像データをデータ記憶部42から取得し、このデータに基づいて所定の液体噴射である1つの印刷の印刷データを作成する。
【0038】
そして、コンピュータ11は、前記印刷実行指令の入力とともに監視判断量Rの算出処理を行う(ステップS12)。監視判断量Rの算出処理については図4に詳述する。
【0039】
まず、ステップS11で指定したメディアPの種類を前記印刷データから読み取り、メディアPの種類が普通紙であるか否かを判断する(ステップS101)。すなわち、普通紙か光沢系専用紙かを判断する。このとき、コンピュータ11は、前記印刷データの先頭に記録されている印刷時にユーザが指定したメディアPの種類を読み出し、普通紙か光沢系専用紙かを判断する。
【0040】
そして、コンピュータ11は、メディアPの種類が普通紙と判断したとき(ステップS101でYES)、ステップS105に移り、普通紙における監視基準量CRの算出を行う。一方、コンピュータ11は、メディアPの種類が普通紙ではなく光沢系専用紙と判断したとき(ステップS101でNO)、ステップS110に移り、光沢系専用紙における監視基準量CRの算出を行う。本実施形態では、7色のインクについてそれぞれ算出するので、監視基準量はCR1,CR2,CR3,CR4,CR5,CR6,CR7とする。詳述すると、CPU40は、まず、指定された大きさのメディアPにおける前記算出基準量CSをROM40bから読み出す。次に、メディアPの種類によってインクの使用量Tが異なるインクに対しては、前記算出基準量CSに変化量αを加算、あるいは減算し、監視基準量CRとする。メディアPの種類によってもインクの使用量Tが異ならないものは、算出基準量CSに対して加減算せずにそのまま監視基準量CRとする。
【0041】
例えばメディアPの種類が普通紙の場合(ステップS101にてYES)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)のインクは使用量Tが多いため、算出基準量CSに対して変化量αを加算し、監視基準量CR1(=CS+α),CR3(=CS+α),CR7(=CS+α)とする。一方、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)のインクは使用量Tが少ないため、算出基準量CSに対して変化量αを減算し、監視基準量CR2(=CS−α),CR4(=CS−α)とする(ステップS105)。それ以外のインクであるイエロ(Y)、ダークイエロ(Dy)についてはメディアPの種類によっては使用量Tが異ならないので、監視基準量CR5,CR6は前記算出基準量CSをそのまま代入する(CR5<−CS、CR6<−CS)。
【0042】
メディアPの種類が普通紙でない場合、すなわち光沢系専用紙の場合(ステップS101にてNO)、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)のインクは使用量Tが多いため、算出基準量CSに対して変化量αを加算し、監視基準量CR2(=CS+α),CR4(=CS+α)とする。一方、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)のインクは使用量Tが少ないため、算出基準量CSに対して変化量αを減算し、監視基準量CR1(=CS−α),CR3(=CS−α),CR7(=CS−α)とする(ステップS110)。それ以外のインクについては普通紙の場合と同様である(CR5<−CS、CR6<−CS)。
【0043】
そして、コンピュータ11は、指定されたメディアPの大きさ及び印刷枚数Nから各インクの監視判断量Rを算出する(ステップS115)。詳述すると、CPU40は、ステップS105,S110で算出した各インクの監視基準量CR1〜CR7と印刷枚数Nとを掛け合わせて対応する各インクの監視判断量R1〜R7をそれぞれ算出する。すなわち、CPU40は、1色のインクで指定された印刷枚数N及び指定された大きさのメディアPの全面を印刷したときの値として各インクの監視判断量R1〜R7を算出する。
【0044】
次に、図3に示すように、コンピュータ11は、プリンタ12のCPU45に対して、各色のインクカートリッジ25の不揮発性メモリ25aからインクの残量Sのデータを取得する信号を送信する(ステップS13)。本実施形態では、残量Sは各インクの前記監視基準量CR1〜CR7及び監視判断量R1〜R7に合わせて各インクカートリッジの残量S1〜S7とする。この信号を受信したCPU45は、読取部49を介して各インクカートリッジ25の不揮発性メモリ25aのインク情報を読み出し(ステップS14)、そのインク情報のうち各インクカートリッジ25のインクの残量S1〜S7のデータをコンピュータ11のCPU40に送信する。
【0045】
そして、コンピュータ11は、前記ステップS14においてCPU45から送信された各色のインクの残量S1〜S7が、それぞれ対応する監視判断量R1〜R7以下となっているか否かを判断する(ステップS15)。すなわち、コンピュータ11は、監視処理を行う必要があるか否かを判断している。
【0046】
次に、コンピュータ11は、各色のインクの残量S1〜S7が全てそれぞれ監視判断量R1〜R7より多くあると、すなわち監視判断量R1〜R7以下でないと判断する(ステップS15にてNO)。その場合には、図5に示すように、コンピュータ11はプリンタドライバ用プログラムに従って、印刷データを中間画像データに変換する(ステップS16)。
【0047】
次に、コンピュータ11は、印刷するメディアPの大きさ及び印刷枚数Nに基づいてこの印刷に要する時間を算出する(ステップS17)。ここにおいて、印刷に要する時間は、これから印刷するメディアPの大きさにおける平均印刷時間とその印刷枚数Nとの積で求められる。そして、コンピュータ11は、算出した印刷に要する時間をモニタ16に表示する(ステップS18)。更に、コンピュータ11は、変換した中間画像データをプリンタ12に送信する(ステップS19)。
【0048】
プリンタ12では、その中間画像データに基づいて印刷が行われる(ステップS20)。詳述すると、プリンタ12のCPU45は、受信した中間画像データをまずRAM47に一時的に保存する。そして、CPU45は、この一時的に記憶したデータ及びROM48のプログラムに基づいて、各駆動部51〜53に駆動信号を与え、キャリッジ20を移動させながら、その記録ヘッド30の図示しないノズルから所定の大きさのインク滴を噴射させる。なお、送りモータ駆動部51は、記録ヘッド30が前記主走査方向に1回移動する毎に稼動されて、印刷しながらメディアPを搬送する。なお、印刷中にプリンタ12のRAM47は、インクカートリッジ25の各色のインクを各ノズルから噴射させた回数KL及びその回数毎に実際に噴射させた実噴射量E1〜E7を記憶する。
【0049】
そして、印刷が終了すると、プリンタ12のCPU45は、RAM47に記憶した今回の印刷で実際に使用したインクの実使用量(前記実噴射量E1〜E7の総和)W1〜W7をそれぞれ対応するインクの印刷開始時の残量S1〜S7から引いて各インクの残量SL1〜SL7を算出する(ステップS21)。本実施形態では、各インクの印刷開始前の残量S1〜S7に合わせて、インクの残量SL1〜SL7とする。そして、同CPU45は、インクの残量SL1〜SL7を新たな残量S1〜S7として、読取部49を介して各色のインクカートリッジ25の不揮発性メモリ25aにそれぞれ記憶させる(ステップS22)。次に、プリンタ12は印刷終了信号をコンピュータ11に送信する(ステップS23)。これによりコンピュータ11は、モニタ16に印刷が終了したことを表示する(ステップS24)。
【0050】
一方、図3に示すように、コンピュータ11が、各インクの残量S1〜S7のうち監視判断量R1〜R7以下となっているインクカートリッジ25が1つでもあると判断する場合(ステップS15にてYES)がある。その場合には、各インクの残量S1〜S7のうち監視判断量R1〜R7以下と判断されたインクカートリッジ25が複数あるか否かを判断する(ステップS26)。コンピュータ11は、各インクの残量S1〜S7のうち監視判断量R1〜R7以下のインクカートリッジ25が複数あると判断した場合(ステップS26にてYES)には、対象インクの順番を決定する(ステップS27)。対象インクとは、これから行う処理の対象となるインクである。また、対象インクの順番とは、その処理を繰り返して行うときに、対象インクとなる順番であって、インクの残量S1〜S7の少ない順に決定される。例えば、シアンのインク、マゼンタのインク及びイエロのインクについて、インクの残量S1,S3,S5が監視判断量R1,R3,R5以下であるとする。このとき、シアンのインク、イエロのインク、マゼンタのインクの順番に残量が少ない場合には、コンピュータ11は、対象インクの順番としてシアンのインクが1番目、イエロのインクが2番目、マゼンタのインクが3番目として決定する。
【0051】
次に、コンピュータ11は、監視処理を行う対象インクを決定する(ステップS28)。複数のインクが監視処理を行う場合には、ステップS27で決定された順番に対象インクが決定される。すなわち、まず、1番目であるシアンのインクが対象インクとされる。なお、インクの残量が監視判断量以下のインクカートリッジが1つだけであった場合(ステップS26にてNO)には、そのインクカートリッジ25に収容されたインクが対象インクとして決定される(ステップS28)。
【0052】
コンピュータ11は、決定されたインクカートリッジ25の対象インクについて、印刷データを解析して、そのインクの使用量Tを算出する(ステップS29)。詳述すると、コンピュータ11のCPU40は、まず、印刷データを解析して、対象インクの噴射回数K及びそのときの噴射量から算出されるインク量Jを得る。そして、同CPU40は、得た噴射回数K及びインク量Jから、印刷に必要となる対象インクの使用量T(=K×J)を算出する。
【0053】
次に、コンピュータ11は、対象インクについて、算出した使用量Tとその時の残量Sとを比較し、残量Sが使用量T以上あるか否かの判断を行う(ステップS30)。コンピュータ11は、対象インクについて残量Sが使用量T以上ないと判断した場合(ステップS30にてNO)には、印刷中に、その対象インクがインク切れを起こすと判断し、その色についてインク不足が生じる旨をモニタ16に表示する(ステップS31)。このとき、インク不足が生じる旨を表示したモニタ16には、その色のインクを貯留したインクカートリッジ25の交換を促す旨が表示される。
【0054】
そこで、ユーザは、交換が促された対象インクのインクカートリッジ25を、それと同じ色でそれより残量Sが多いインクを収容したインクカートリッジ25に交換する。この交換が完了すると、プリンタ12は、インク交換終了信号をコンピュータ11に送信する(ステップS33)。コンピュータ11は、この信号を受信すると、交換されたインクカートリッジ25に収容されたインクの残量Sのデータを読み取り(ステップS13)、このステップS13以降の処理を繰り返し行う。
【0055】
一方、コンピュータ11は、残量Sが使用量T以上あると判断した場合(ステップS30にてYES)には、次に、この監視処理を行っていない対象インクがまだあるか否かを判断する(ステップS34)。インクの残量Sが監視判断量R以下のインクカートリッジ25が1つだけであった場合(ステップS26にてNO)には、対象インクは、監視処理を行っていない対象インクはもうない。この場合には、コンピュータ11は、前記ステップS16〜S24の処理を行って、印刷を完了させる。
【0056】
一方、コンピュータ11は、まだ監視処理をしていない対象インクがあると判断した場合(ステップS34にてYES)には、まだ監視処理をしていない対象インクについて、ステップS28〜S34の監視処理を繰り返して行う。具体的には、コンピュータ11は、2番目と決定されたイエロのインクについて監視処理をし(ステップS28〜S34)、次に、3番目と決定されたマゼンタについて監視処理を行う(ステップS28〜S34)。すなわち、コンピュータ11は、まだ監視処理をしていない対象インクがなくなるまで、残量Sが少ない順に監視処理を繰り返し行う。
【0057】
そして、図3に示すように、すべてのインクカートリッジ25について、その残量Sが監視判断量R以下であるが(ステップS15にてYES)、使用量T以上であった場合(ステップS30にてYES)には、コンピュータ11は、前記ステップS16〜S24の処理を行って、印刷を完了させる。
【0058】
(1)本実施形態によれば、各色のインクカートリッジ25のインクの残量S1〜S7が監視判断量R1〜R7以下となった場合(ステップS15にてYES)にのみ、対応するインクの残量S1〜S7が、印刷に必要な使用量T以上あるか否かを監視する(ステップS30)。すなわち印刷途中で切れることなく印刷可能か否かを監視する。つまり、インクの残量Sが監視判断量R以上あり、明らかに印刷中にインク切れが生じないと判断できる場合には、そのインクについての使用量Tは算出されずに印刷が行われる。従って、CPU40に大きな負荷がかかる使用量Tが、すべてのインクについてその印刷実行のたびに必ず算出されるということはない。そのため、コンピュータ11のCPU40の負荷を低減して、印刷実行から印刷終了まで(ステップS11〜S24)の時間を短くすることができる。
【0059】
(2)本実施形態によれば、メディアPの種類によって使用量Tの少ないインクについては監視判断量Rを少なくすることにより(ステップS105、S115)、残量Sが、印刷に必要な使用量T以上あるか否かを監視する(ステップS30)回数を減らした。従って、メディアPの種類によらず一定の監視判断量Rにする場合よりも、CPU40に大きな負荷がかかる使用量Tの算出回数を減らすことができる。そのため、コンピュータ11のCPU40の負荷を低減して、印刷実行から印刷終了まで(ステップS11〜S24)の時間を短くすることができる。
【0060】
(3)本実施形態によれば、メディアPの種類によって使用量Tの多いインクについては監視判断量Rを多くし(ステップS105,S115)、残量Sが、印刷に必要な使用量T以上あるか否かを監視した(ステップS30)。すなわち、メディアPの種類によって使用量Tが多いインクについては頻繁にインクの残量Sが使用量T以上あるか否かの判断(監視処理)を行う(ステップS30)。従って、インク切れが生じるインクをより早く正確に検出して、ユーザに知らせることができる。
【0061】
(4)本実施形態によれば、監視判断量R以下の残量Sであるインクが複数ある場合(ステップS26)には、そのインクのうち残量Sが少ない順番を決定し(ステップS27)、この順番でインクの残量Sが使用量T以上あるか否かの判断(監視処理)を行った(ステップS30)。すなわち、同じインクの使用量Tであればインク切れが起こり易いと考えられるインクの順に監視処理を行うので、インク切れが生じるインクを早く検出することができ、インク切れをより早くユーザに知らせることができる。
【0062】
(5)本実施形態によれば、各色のインクの監視判断量Rは、印刷実行指令とともに入力されたメディアPの大きさ及び印刷枚数Nから算出した(ステップS115)。従って、印刷を行う前に、インク切れが生じないと考えられるおおよその値を監視判断量Rとして容易かつ的確に算出することができる。そのため、インク切れが生じるか否かの判断を、より的確に、かつ簡単で短時間に行うことができる。
【0063】
(6)本実施形態によれば、プリンタ12が印刷を実行する前に、コンピュータ11はその印刷に要する時間を算出して(ステップS17)、表示した(ステップS18)。従って、ユーザは、プリンタ12の印刷終了時間を把握することができ、印刷中はプリンタ12から離れて他のことをしていても、印刷終了時間にプリンタ12に戻ってくればプリンタ12に次の印刷を続けて行うことができる。すなわち、ユーザは、プリンタ12の印刷時間を有効活用することができる。
【0064】
(7)本実施形態によれば、プリンタ12は印刷終了後、各インクの残量SL1〜SL7を算出して(ステップS21)、それらを残量S1〜S7として不揮発性メモリ25aに記憶した(ステップS22)。従って、コンピュータ11は、プリンタ12から各インクの残量S1〜S7を迅速に得ることができ、ユーザにより印刷実行指令が入力されてから印刷が終了するまで(ステップS11〜S24)の時間をより短くすることができる。
【0065】
(8)本実施形態によれば、インク不足と判断されてインクカートリッジ25が交換された後には、その交換されたインクカートリッジ25に収容されたインクの残量Sについて、監視処理を行うようにしている。そのため、途中まで使用したインクカートリッジを交換して使用することができる。また、このときには、交換したインクカートリッジ25のインクについても、その残量Sが監視判断量R以上であれば、インク切れはしないと判断されるので、迅速に印刷を最後まで行うことができる。
【0066】
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した印刷システムの第2実施形態を図3、図5、図6に従って説明する。以下の実施形態において、前記第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0067】
本実施形態においては、メディアPの種類により監視判断量Rの算出、監視処理及び印刷を省略できるインクのある点が、前記第1実施形態と異なる。本実施形態では顔料系のインクである、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエロ、フォトブラック、グレーを例に挙げる。また、フォトブラックはマットブラックに変更することができる。
【0068】
詳述すると、コンピュータ11は、ユーザにより印刷実行指令が入力されると(ステップS11)、監視判断量Rの算出処理を行う(ステップS12)。この監視判断量Rの算出処理については、まず、図6に示すように、メディアPの種類をコンピュータ11が読み取り、メディアPの種類が普通紙であるか否かを判断する(ステップS101)。すなわち、普通紙か光沢系専用紙かを判断する。
【0069】
例えばメディアPの種類が普通紙である場合(ステップS101にてYES)、コンピュータ11は、監視判断量Rの算出処理の対象であるインクカートリッジ25内のインクの色がグレーであるか否かを判断する(ステップS121)。詳述すると、メディアPの種類が普通紙の場合、グレーのインクは印刷に使用されない。従って、コンピュータ11がインクカートリッジ25に備えられている不揮発性メモリ25aに記憶されているインクの属性情報を読み取り、インクの色がグレーであるか否かを判断する。インクの色がグレーである場合(ステップS121にてYES)、そのインクについては監視基準量CRの算出から印刷までの処理、すなわち監視処理及び印刷は行わない。
【0070】
同様に、例えばメディアPの種類が普通紙でない場合、すなわち光沢系専用紙であるとする(ステップS101にてNO)。コンピュータ11は、監視判断量Rの算出処理の対象であるインクカートリッジ25内のインクの色がマットブラックであるか否かを判断する(ステップS125)。詳述すると、メディアの種類が光沢系専用紙の場合、マットブラックのインクは印刷に使用されない。従って、コンピュータ11がインクカートリッジ25に備えられている不揮発性メモリ25aに記憶されているインクの属性情報を読み取り、インクの色がマットブラックであるか否かを判断する。インクの色がマットブラックである場合(ステップS125にてYES)、そのインクについては監視基準量CRの算出から印刷までの処理、すなわち監視処理及び印刷は行わない。
【0071】
普通紙において監視判断量Rの算出処理の対象であるインクの色がグレーでない場合(ステップS121にてNO)、及び光沢系専用紙において前記インクの色がマットブラックでない場合(ステップS125にてNO)は、各インクについて監視基準量CRの算出を行う(ステップS130)。次に、各インクについて監視判断量Rの算出を行う(ステップS115)。そして、前記第1実施形態と同様に監視処理及び印刷を行う。
【0072】
そして、印刷が終了すると(ステップS20)、プリンタ12のCPU45が、RAM47に記憶した今回の印刷で実際に使用したインクの実使用量W1〜W7を印刷開始時の残量S1〜S7から引いて各インクの残量SL1〜SL7を算出する(ステップS21)。このとき、印刷に使用しないインクであっても、フラッシング処理によって少量のインクが噴射されるので、残量SL1〜SL7を算出する必要がある。その後、コンピュータ11及びプリンタ12は、図5のステップS22〜S24の処理を行って、印刷を完了させる。
【0073】
従って、本実施形態によれば、前記第1実施形態に記載の(1)、(4)〜(8)の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(9)本実施形態によれば、メディアPの種類によって印刷に使用しないインクがある場合(ステップS121にてYES又はステップS125にてYES)、そのインクを監視判断量Rの算出、監視処理及び印刷から除外することができる。従って、CPU40に大きな負荷がかかる使用量Tを、印刷に使用しないインクについてまでその印刷実行のたびに必ず算出するということはない。そのため、コンピュータ11のCPU40の負荷を低減して、印刷実行から印刷終了までの時間を一層、短くすることができる。
【0074】
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した印刷システムの第3実施形態を図3、図5、図7に従って説明する。以下の実施形態において、前述の第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0075】
本実施形態においては、印字モードにより監視判断量Rの算出、監視処理及び印刷を省略できるインクのある点が、前記第1及び第2実施形態と異なる。
詳述すると、コンピュータ11は、ユーザにより印刷実行指令が入力されると(ステップS11)、監視判断量Rの算出処理を行う(ステップS12)。この監視判断量Rの算出処理については、まず、図7に示すように、印字モードが白黒印刷であるかどうか判断する(ステップS141)。すなわち、白黒印刷かカラー印刷かを判断する。このとき、コンピュータ11は、前記印刷データの先頭に記録されている印刷時にユーザが指定した印字モードを読み出し、白黒印刷かカラー印刷かを判断する。
【0076】
例えば、印字モードが白黒印刷であるとする(ステップS141にてYES)。コンピュータ11は、監視判断量Rの算出処理の対象であるインクカートリッジ25内のインクがカラーインクであるか否かを判断する(ステップS145)。詳述すると、印字モードが白黒印刷の場合、カラーインクは印刷に使用されない。従って、コンピュータ11がインクカートリッジ25に備えられている不揮発性メモリ25aに記憶されているインクの属性情報を読み取り、インクの色がカラーであるか否かを判断する。インクがカラーインクである場合(ステップS145にてYES)、そのインクについては監視基準量CRの算出から印刷までの処理、すなわち監視処理及び印刷は行わない。
【0077】
印字モードが白黒印刷であって、監視判断量Rの算出処理の対象インクがカラーインクでない場合(ステップS145にてNO)、又は印字モードが白黒印刷でない場合(ステップS141にてNO)は、メディアPの種類をコンピュータ11が読み取る。そして、メディアPの種類が普通紙であるか否かを判断する(ステップS101)。すなわち、普通紙か光沢系専用紙かを判断する。
【0078】
普通紙を用いて白黒印刷する場合(ステップS141にてYES、ステップS145にてNO、ステップS101にてYES)を例に挙げると、監視判断量Rの算出処理の対象のインクであるブラックのインクについて監視基準量CRの算出を行う(ステップS105)。次に、各インクについて監視判断量Rの算出を行う(ステップS115)。そして、前記第1実施形態と同様に監視処理及び印刷を行う。
【0079】
そして、印刷が終了すると、プリンタ12のCPU45が、各インクの残量SL1〜SL7を算出する(ステップS21)。このとき、印刷時に使用しないインクであっても、第2実施形態と同様に残量SL1〜SL7は算出する必要がある。その後、コンピュータ11及びプリンタ12は、図4のステップS22〜S24の処理を行って、印刷を完了させる。
【0080】
従って、本実施形態によれば、前記第1実施形態に記載の(1)、(4)〜(8)の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(10)本実施形態によれば、印字モードによって印刷に使用しないインクがある場合(ステップS141にてYES及びステップS145にてYES)、そのインクを監視判断量Rの算出、監視処理、印刷から除外することができる。従って、CPU40に大きな負荷がかかる使用量Tを、印刷に使用しないインクについてまでその印刷実行のたびに必ず算出するということはない。そのため、コンピュータ11のCPU40の負荷を低減して、印刷実行から印刷終了までの時間を一層、短くすることができる。
【0081】
なお、前記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○前記各実施形態では、コンピュータ11がメディアPの種類、印字モードの検出処理及び判断処理、監視判断量Rの算出処理、監視処理をすると説明した。これに変えて、CPU、RAM,ROM,プログラム記憶部、データ記憶部を備えたプリンタ(液体噴射装置)が前記各処理を行うようにしてもよい。この場合、印刷を実行する際にコンピュータ11を必要としないプリンタにおいても前記各実施形態によって得られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0082】
○前記各実施形態では、記録ヘッド30を備えたキャリッジ20にインクカートリッジ25が搭載されたプリンタ12について説明した。これに変えて、キャリッジ20以外の場所にインクカートリッジ25を配置するプリンタ(液体噴射装置)に適用してもよい。
【0083】
○前記各実施形態においては、監視判断量Rは、メディアPの大きさ及び印刷枚数Nに応じて可変としたが、常に一定値に設定してもよい。
○前記各実施形態においては、監視判断量Rは、メディアPの種類や印字モードによって可変としたが、印刷データの内容によって変えるようにしてもよい。例えば、海や空の画像を印刷する場合にはシアンなどの使用量Tが多い色のインクについて監視判断量Rを高くする。それにより、インク切れが生じ易い色については、早くから監視を行って、インク切れを早く検出することができる。また、使用量Tが少ないインクについては監視判断量Rを低くして、インク切れが生じ易いと認められるインクについての監視は、なるべく行わないようにすることができる。従って、印刷データの内容によってインクの色毎に監視時期を変えることにより、各色のインクに応じてより適切な監視を行って、プリンタ12の負荷を低減しながら、インク切れを早く検出することができる。
【0084】
○前記各実施形態においては、メディアPの種類により監視判断量Rが異なる場合、メディアPの種類により監視処理を省略できるインクのある場合、印字モードにより監視処理を省略できるインクのある場合について説明した。これらの場合をそれぞれ単独で実施しても、2つ以上組み合わせて実施しても、あるいはメディアPの種類や印字モードによらずに一定の監視判断量Rを定めてもよい。
【0085】
○第3実施形態においては、印字モードを白黒印刷として説明したが、印字モードは白黒印刷でなくてもよい。例えば、セピアカラー印刷であってもよい。これにより、ユーザが指定した色相や彩度等の画像補正機能によって監視量算出、監視処理、印刷が省略可能になったり、監視判断量Rを変えられたりする。従って、インクの色毎に監視時期を変えたり監視を省略したりすることにより、各色のインクに応じてより適切な監視を行って、プリンタ12の負荷を低減しながら、インク切れを早く検出することができる。
【0086】
○前記各実施形態においては、印刷終了後に、プリンタ12のインクカートリッジ25の不揮発性メモリ25aにインクの残量S1〜S7を記憶させた(ステップS22)。この不揮発性メモリ25aに実使用量W1〜W7を記憶し、印刷前に実使用量W1〜W7から各インクの残量S1〜S7を算出してもよい。
【0087】
○前記各実施形態においては、各インクカートリッジ25に取着された不揮発性メモリ25aに、残量Sを記憶させたが、プリンタ12やコンピュータ11に記憶させるようにしてもよい。
【0088】
○前記各実施形態においては、残量Sが監視判断量R以下のインクが複数あった場合には、残量Sが少ない順に監視処理(ステップS30)を行うようにした。しかし、この監視処理を行う順番は、これに限らず、例えば、印刷する画像データに応じてユーザが指定してもよい。
【0089】
○前記各実施形態では、ステップS101の処理は、メディアPの種類が普通紙か否かの判断を行うものであり、メディアPの種類が普通紙でない場合は光沢系専用紙を用いる場合を例に挙げて説明した。これに変えて、ステップS101の処理は3種類以上のメディアPの種類を判断するようにしてもよい。
【0090】
○前記第2実施形態では、ステップS141の処理は、印字モードが白黒印刷か否かの判断を行うものであり、印字モードが白黒印刷でない場合はカラー印刷を用いる場合を例に挙げて説明した。これに変えて、ステップS141の処理は3種類以上の印字モードを判断するようにしてもよい。
【0091】
○前記各実施形態では、メディアPの種類又は印字モードに応じて算出基準量CSに変化量αを加減算して監視基準量CRを算出すると説明した。これに変えて、メディアPの種類及び印字モードの少なくとも1つに応じて予め監視基準量CRをROMに記憶させておいてもよい。
【0092】
○前記各実施形態では、メディアPの種類、印字モードに応じて算出基準量CSに一定量の変化量αを加減算して監視基準量CRを算出すると説明したが、変化量αは一定量でなくてもよい。例えば、メディアPの種類及び印字モード毎にそれぞれ変化量αを定めてもよい。また、インク毎にそれぞれ変化量αを定めたり、加算する場合と減算する場合とでそれぞれ別の変化量αを定めたりしてもよい。さらに、これらの場合を単独で実施しても、2つ以上組み合わせて実施してもよい。
【0093】
○前記各実施形態では、メディアPの種類として、普通紙と光沢系専用紙について説明したが、他のメディアであってもよい。例えば、非光沢系専用紙、クロス生地、マット紙、塩化ビニルなどであってもよい。
【0094】
○第1実施形態ではインクの種類として染料系のインクについて、第2実施形態では顔料系のインクについて説明したが、第3実施形態も含め、それぞれ他のインクであってもよい。例えば、昇華インクであってもよい。
【0095】
○前記各実施形態では、液体噴射装置として、インクを噴射するプリンタ(ファクシミリ、コピア等を含む印刷装置)について説明したが、他の液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における印刷システムの概略構成図。
【図2】同印刷システムの電気的構成を示すブロック図。
【図3】第1実施形態における印刷処理の前半の処理手順を示す流れ図。
【図4】第1実施形態における監視判断量の算出処理を示す流れ図。
【図5】同印刷処理の後半の処理手順を示す流れ図。
【図6】第2実施形態における監視判断量の算出処理を示す流れ図。
【図7】第3実施形態における監視判断量の算出処理を示す流れ図。
【符号の説明】
11…コンピュータ、12…液体噴射装置としてのプリンタ、20…キャリッジ、25…液体収容体としてのインクカートリッジ、25a…残量記憶手段としての不揮発性メモリ、30…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、40…検出手段、判断手段、算出手段、比較手段及び基準量設定手段としてのCPU、45…残量算出手段としてのCPU、CR,CR1〜CR7…監視基準量、CS…算出基準量、R,R1〜R7…基準量としての監視判断量、S,S1〜S7…残量、T…使用量、P…ターゲットとしてのメディア、α…変化量。

Claims (10)

  1. 液体噴射ヘッドを備えたキャリッジを移動させながら、液体収容体内の液体を前記液体噴射ヘッドからターゲットに噴射する液体噴射方法において、
    前記液体収容体内の液体の残量が、ターゲットの種類及び液体噴射形式のうち少なくとも1つ以上の条件により定められた基準量以下である場合にのみ、所定の液体噴射に必要な液体の使用量を算出し、この算出された液体噴射に必要な液体の使用量が前記液体の残量以下であるか否かを監視することを特徴とする液体噴射方法。
  2. 液体の残量が前記基準量以下の液体収容体が複数ある場合に、前記監視は、液体の残量が一番少ない前記液体についてのみ行われることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射方法。
  3. 液体の残量が前記基準量以下の液体収容体が複数ある場合に、前記監視は、液体の残量が少ない順に行われることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射方法。
  4. 前記基準量は、前記液体噴射が行われるターゲットの大きさ及びこのターゲットの数に基づいて変更可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の液体噴射方法。
  5. 前記基準量は、前記液体の種類毎に設定可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の液体噴射方法。
  6. 複数のノズルを有する液体噴射ヘッドを備えたキャリッジと、前記ノズルに接続され液体を収容した液体収容体とを備え、
    前記キャリッジをターゲットに対して相対的に移動させながら前記液体噴射ヘッドの前記ノズルから前記ターゲットに液体を噴射する液体噴射システムにおいて、
    前記液体の残量を検出する検出手段と、
    前記基準量をターゲットの種類及び液体噴射形式のうち少なくとも1つ以上の条件に応じて判断する判断手段と、
    前記液体の残量が所定の基準量以下であるか否かを判断する判断手段と、
    この判断手段により前記液体の残量が前記基準量以下であると判断された液体の所定の液体噴射に必要な使用量を算出する算出手段と、
    前記検出手段により検出された液体の残量と、前記算出手段により算出された使用量とを比較する比較手段と
    を備えたことを特徴とする液体噴射システム。
  7. 前記判断手段は、液体の残量が前記基準量以下の液体収容体が複数ある場合には、それら液体収容体のうち最も残量が少ない液体についてのみ前記比較手段に比較させることを特徴とする請求項6に記載の液体噴射システム。
  8. 前記判断手段は、液体の残量が前記基準量以下の液体収容体が複数ある場合には、液体の残量の少ない順に比較手段に比較させることを特徴とする請求項6に記載の液体噴射システム。
  9. 前記ターゲットの大きさ及びこのターゲットの数に基づいて前記基準量を設定する基準量設定手段を更に備えたことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の液体噴射システム。
  10. 前記ターゲットに対する液体噴射が終了した後に、その液体噴射に使用された使用量に基づいて液体の残量を算出する残量算出手段と、
    この液体の残量を記憶する残量記憶手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載の液体噴射システム。
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