JP2005021739A - 流体ノズル構造及び汚泥除去方法 - Google Patents

流体ノズル構造及び汚泥除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回転するハニカムスクリーンに付着した汚泥を全体的に均一に吹き剥がし得るようにしたノズルを提供する。
【解決手段】中空円筒状の流体ノズル22を備えた流体ノズル構造であって、流体ノズル22は、フロック化汚泥を濾過する回転可能なハニカムスクリーン17aの分離液流れ方向下流側において、ハニカムスクリーン17aが上方から下方へ回転する側にハニカムスクリーン17a中心側から外周側に延在するよう配置され、流体ノズル22のハニカムスクリーン17aに対峙する側には、円周方向の幅がハニカムスクリーン17aの回転中心側で狭く、且つハニカムスクリーン17aの外周側に向かうに従い除々に広くなるようにしたスリット23を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体ノズル構造及び汚泥除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
上水、下水、工業用水等の水処理において発生する高含水汚泥を効率よく濃縮し脱水する汚泥の濃縮脱水処理装置としては、図5〜図8に示すごときものがある。
【0003】
図5において、汚泥の濃縮脱水処理装置1は、混合汚泥2(生汚泥や余剰汚泥だけの場合もある)を貯留しておく汚泥貯留槽3と、汚泥貯留槽3から混合汚泥2を他へ供給するポンプ、供給管などからなる汚泥供給手段4と、凝集剤供給部5と、汚泥供給手段4から供給される混合汚泥2と凝集剤供給部5から供給される高分子凝集剤6をモータ駆動の撹拌手段7により撹拌混合し、混合汚泥2の汚泥粒子を凝集してフロック化汚泥8を生成するための凝集槽9と、凝集槽9から管路等の自然落下手段10を介して自然流下供給されたフロック化汚泥8を濾過濃縮するための汚泥濃縮部11と、汚泥濃縮部11で生成された濃縮汚泥12を自然流下供給によりロータリプレス等の脱水機13に供給する濃縮汚泥供給手段14とを備えている。15は汚泥貯留槽3に設けたモータ駆動の撹拌手段である。
【0004】
汚泥濃縮部11は、図6にも示すように、自然落下手段10から供給されたフロック化汚泥8を重力濾過濃縮する濃縮槽16と、該濃縮槽16のフロック化汚泥8を濾過する、円盤状の適宜な厚み(汚泥の渣が絡み巻き付かず且つ必要十分な強度が得られる厚み)を有するハニカムスクリーン17a及びハニカムスクリーン17aに固設された水平軸17cに連結されてハニカムスクリーン17aを低速で回転させるモータ17bを備えた濾過手段17と、濾過手段17のハニカムスクリーン17aにより濾過生成された分離液18を貯留するよう濃縮槽16に接続された分離液貯留槽部19と、濾過手段17におけるハニカムスクリーン17aの分離液流れ方向下流側(裏側)に圧縮空気を吹き付ける圧縮空気供給手段20と、圧縮空気供給手段20からの圧縮空気の吹出し部(圧縮空気吹出し部)21とからなっている。
【0005】
自然落下手段10は濃縮槽16の一方の側部に対し略水平に接続されており、自然落下手段10から濃縮槽16へ導入されるフロック化汚泥8の流入方向は、平面視でハニカムスクリーン17aの回転方向Dと略平行となるように構成されている。
【0006】
図7、図8に拡大して示す濾過手段17のハニカムスクリーン17aは、SUS304、SUS316、Tiなどの耐食性の強い金属製部材からなる直径700〜1000ミリで且つ円盤状のメタルハニカムストレーナーであり、中心の水平軸17cを濃縮槽16で支持されており、槽内を最大20rpm程度のゆっくりとした速度で回転させられるようになっている。ハニカムスクリーン17aは、幅約20mmの強靱な外リングと、外リング内に幅20ミリ、厚み50ミクロン(20〜100ミクロンの任意の厚みのものが使用できる)の金属箔平板と金属箔波板が交互に積層されている。
【0007】
上述の濃縮脱水処理装置1においては、汚泥貯留槽3に貯留された混合汚泥2は汚泥供給手段4により凝集槽9に供給されると共に、凝集剤供給部5からは高分子凝集剤6が凝集槽9に供給される。
【0008】
凝集槽9では、撹拌手段7により混合汚泥2と高分子凝集剤6が撹拌混合され、汚泥粒子が凝集してフロック化汚泥8が生成され、生成されたフロック化汚泥8は、自然落下手段10により汚泥濃縮部11の濃縮槽16へその側方から回転方向Dへ低速回転しているハニカムスクリーン17aの前面に、供給方向が回転方向Dと略平行となるよう供給される。
【0009】
濃縮槽16に導入されたフロック化汚泥8は回転方向Dへ低速回転するハニカムスクリーン17aにより濾過され、ハニカムスクリーン17aを分離液流れ方向上流側から下流側へ通過した分離液18は分離液貯留槽部19へ流入する。又、ハニカムスクリーン17aに付着した汚泥は、濃縮槽16に濃縮汚泥12が溜まっている場合は、濃縮汚泥12により掻取られて濃縮槽16内に供給され、濃縮槽16に濃縮汚泥12が溜まっていない場合、或いは、濃縮汚泥12により掻取られなかった場合は、ハニカムスクリーン17aにより液中から気中へ搬送されて、圧縮空気吹き出し部21から吹き付けられる圧縮空気により吹き剥がされて除去され、濃縮槽16に落下する。このため、濃縮槽16の汚泥は濃縮されて濃縮汚泥12が得られ、濃縮汚泥12は濃縮槽16の下部に設けた下部ホッパ部16aから濃縮汚泥供給手段14により脱水機13へ送給され脱水される。
【0010】
ところが、上述の濃縮脱水処理装置1の汚泥濃縮部11においては、濃縮汚泥12は図7、図8に示すように濃縮槽16内において、自然落下手段10接続部とは反対側の側部に蓄積される傾向がある。しかるに、汚泥濃縮部11においては、濃縮汚泥12は、濃縮槽16の下部に設けた下部ホッパ部16aの下方から濃縮汚泥供給手段14へ引抜くようにしているため、濃縮汚泥12を引抜きにくく、従って引抜かれる濃縮汚泥12には液が混入し、その結果、濃縮汚泥12の濃度が低くなり、又、濃縮槽16に供給されたフロック化汚泥8の一部も濃縮汚泥12と一緒に濃縮汚泥供給手段14へ引抜かれてしまう。このため、濃縮汚泥12の脱水機13での脱水処理を効率的に行うことができない。
【0011】
そこで、本願出願人は、汚泥濃縮部の濃縮槽においてフロック化汚泥の脱水を行って得た濃度の高い濃縮汚泥を確実に濃縮槽から送出し得るようにした汚泥濃縮部構造を提供するべく、出願を行った(先行出願1)。
【0012】
【先行出願1】
特願2003−78623号明細書
【0013】
先行出願1の汚泥濃縮部構造においては、図9、図10に示すごとく、自然落下手段10は図7、図8に示す汚泥濃縮部11と同様、濃縮槽16の一方の側部に対し略水平に接続されており、自然落下手段10から濃縮槽16へ導入されるフロック化汚泥8の流入方向は、平面視でハニカムスクリーン17a回転方向Dと略平行となるように構成されている。しかし、濃縮槽16の下部には、下部に濃縮汚泥供給手段14が接続された下部ホッパ部16a(図7、図8参照)は設けられておらず、濃縮汚泥供給手段14は、濃縮槽16に対し自然落下手段10接続部とは反対側の他方の側部に対し略水平に接続されている。すなわち、濃縮汚泥供給手段14の濃縮槽16に対する接続部は、ハニカムスクリーン17aの下方において回転方向Dの下流側としてある。
【0014】
図9、図10に示す汚泥濃縮部11においては、自然落下手段10から濃縮槽16に供給されたフロック化汚泥8中の液はハニカムスクリーン17aを一面側から他面側へ通過してフロック化汚泥8から分離され、分離液18として分離液貯留槽部19へ流入する。又、フロック化汚泥8から液を分離された汚泥はハニカムスクリーン17aに付着し、ハニカムスクリーン17aに付着した汚泥は、濃縮槽16に濃縮汚泥12が溜まっている場合は、濃縮汚泥12により掻取られて濃縮槽16内に供給され、濃縮槽16に濃縮汚泥12が溜まっていない場合、或いは、濃縮汚泥12により掻取られなかった場合は、液中から気中へ搬送され、図6の圧縮空気吹出し部21から吹き付けられる圧縮空気により吹き剥がされて除去され、濃縮槽16に落下する。このため、濃縮槽16の汚泥は濃縮されて濃縮汚泥12が得られる。
【0015】
濃縮汚泥12はハニカムスクリーン17aの下端側においてハニカムスクリーン17aによる回転方向Dへの作用により、濃縮槽16の自然落下手段10が接続された側とは反対側の他方側側部である濃縮汚泥供給手段14側へ送給され、その結果、濃縮汚泥12は円滑に濃縮汚泥供給手段14に送出される。このため、汚泥濃縮部11においては、確実にフロック化汚泥8の脱水が行われ、濃度の高い濃縮汚泥12を得ることができる。従って、濃縮汚泥供給手段14を通して図5に示す脱水機13には、含まれる液は少量でフロック化汚泥8は含まない濃縮汚泥12を供給することができ、脱水機13での脱水は効率的に行われる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述の濾過手段17におけるハニカムスクリーン17aに付着した汚泥が、気中で圧縮空気により吹き剥がされる場合には、上述のように、圧縮空気は図6の圧縮空気供給手段20から圧縮空気吹出し部21を介しハニカムスクリーン17aに吹き付けられる。このとき、表面張力の作用によりハニカムスクリーン17aに含浸されている水は、圧縮空気により押しのけられて圧縮空気と共にハニカムスクリーン17aの前記一面側に吹き出される。このため、ハニカムスクリーン17aに付着していた汚泥は、水と空気の協働作用により効率的に剥がされる。
【0017】
しかし、ハニカムスクリーン17aにおいては、径方向外周側の周速度が内周側の周速度よりも高速であるため、単位時間当たりに吹き剥がさなければならない汚泥の量は、ハニカムスクリーン17aの外周側が内周側よりも多くなる。
【0018】
従って、圧縮空気吹き出し部21からハニカムスクリーン17aに吹き付ける圧縮空気の単位時間当たりの量は、ハニカムスクリーン17a中心側よりも径方向外周側の量を多くしなければならないが、上記圧縮空気吹出し部21では、この点に関し特に考慮は払われてはおらず、ハニカムスクリーン17aに付着した汚泥を全体的に均一に吹き剥がすことができない。
【0019】
本発明は、斯かる実情に鑑み、ハニカムスクリーンに付着した汚泥を全体的に均一に吹き剥がし得るようにした流体ノズル構造及び汚泥除去方法を提供することを目的としてなしたものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1の流体ノズル構造は、中空筒状の流体ノズルを備えた流体ノズル構造であって、流体ノズルは、フロック化汚泥を濾過する回転可能なハニカムスクリーンの分離液流れ方向下流側において、前記ハニカムスクリーンが上方から下方へ回転する側にハニカムスクリーン中心側から外周側に延在するよう配置され、前記流体ノズルの前記ハニカムスクリーンに対峙する側には、周方向の幅がハニカムスクリーンの回転中心側で狭く、且つハニカムスクリーン外周側に向かうに従い徐々に広くなるようにしたスリットを形成したものである。
【0021】
請求項2の流体ノズル構造においては、流体ノズルに形成したスリットの周囲に、ハニカムスクリーンの面に押圧可能なパッドを固設している。
【0022】
請求項3の流体ノズル構造においては、ハニカムスクリーンの分離液流れ方向下流側の面に対し近接離反可能なアームに、流体ノズルを取付けると共に、流体ノズルをハニカムスクリーンに対し押圧させる押圧手段を設けている。
【0023】
請求項4の流体ノズル構造においては、押圧手段は錘であり、請求項5の流体ノズル構造においては、押圧手段は弾撥体である。
【0024】
請求項6の汚泥除去方法においては、汚泥濃縮運転時に、請求項1〜請求項5の何れかにおける流体ノズル構造の流体ノズルから圧縮空気をハニカムスクリーンに吹き付けて、ハニカムスクリーンに付着している汚泥を吹き剥がし、請求項7の汚泥除去方法においては、汚泥濃縮運転終了時に、請求項1〜請求項5の何れかにおける流体ノズル構造の流体ノズルから洗浄水を噴射して、ハニカムスクリーンに付着している汚泥を洗浄する。
【0025】
ハニカムスクリーンは回転中心側よりも外周側の周速度が速いため、ハニカムスクリーンから吹き剥がさなければならない単位時間当たりの汚泥の量、或はハニカムスクリーンで洗浄しなければならない単位時間当たりの残余の汚泥の量は、ハニカムスクリーンの回転中心側から外周側に向かうに従い徐々に多くなる。
【0026】
しかるに、スリットのハニカムスクリーン回転中心側の幅は狭く、ハニカムスクリーン外周側の幅は広くなっているため、圧縮空気の単位時間当たりの吹き付け量、或は洗浄水の単位時間当たりの噴射量は、スリットのハニカムスクリーン回転中心側では少なく、スリットのハニカムスクリーン外周側では多くなる。
【0027】
従って、ハニカムスクリーンに付着している汚泥は、圧縮空気により、全体的に略均一に吹き剥がされて除去され、又、ハニカムスクリーンに付着している残余の汚泥は洗浄水により洗浄され、除去される。
【0028】
本発明によれば、ハニカムスクリーンに付着した汚泥の吹き剥がしや洗浄を確実に行うことができると共に、流体ノズルがパッドを介してハニカムスクリーンに押圧される場合には、流体ノズルの摩耗を防止することができ、且つ圧縮空気や洗浄水の漏れを減少させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明の流体ノズル構造及び汚泥除去方法の実施形態の一例である。
而して、本図示例においては、図6に示す圧縮空気吹出し部21に換えて、中空円筒状の流体ノズル22が、濃縮槽16(図9、図10参照)に収納されたハニカムスクリーン17aの裏面側である分離液流れ方向下流側(フロック化汚泥供給側とはハニカムスクリーン17aを挟んで反対側)に位置するよう、設けられており、流体ノズル22は、図1に示すように、ハニカムスクリーン17aが回転して上方から下方へ向かう側の水平軸17c取付け位置よりも若干上方位置に、ハニカムスクリーン17aの径方向に向けて水平に配設されている。
【0030】
流体ノズル22のハニカムスクリーン17a外周側端部は閉塞されており、その長さは、略ハニカムスクリーン17aの半径程度である。流体ノズル22のハニカムスクリーン17a対峙側には、長手方向へ延在するスリット23が、略流体ノズル22の全長に亘り形成されている。スリット23の流体ノズル22円周方向の幅は、ハニカムスクリーン17a回転中心側端部において狭く、ハニカムスクリーン17a外周側端部に向かうに従い直線的に徐々に広くなるよう形成されている。
【0031】
而して、流体ノズル22の長さは約300〜400mm、内径は約30mm、スリット23のハニカムスクリーン17a回転中心側端部における幅W1は約1mm、スリット23のハニカムスクリーン17a外周側端部における幅W2は約4mmである。
【0032】
流体ノズル22の外周には、スリット23縁部に沿って、ウレタンゴム系の柔らかいパッド24が貼着されており、流体ノズル22を所定位置に設置した際には、パッド24の前面は、ハニカムスクリーン17aのフロック化汚泥供給側に設置した際に、ハニカムスクリーン17aの面に所定の力で押圧されるようになっている。
【0033】
流体ノズル22のハニカムスクリーン17a回転中心側の端部には、圧縮空気25或は洗浄用水26を流体ノズル22に送給するための管路27が接続されており、管路27の流体ノズル22接続側と反対側の端部には、自動式若しくは手動式の三方切換弁28が接続されている。而して、三方切換弁28を切換えることにより、管路29を送給されてきた圧縮空気25、或は管路30を送給されてきた洗浄用水26を管路27から流体ノズル22へ送給し得るようになっている。
【0034】
なお、図2中、31はハニカムスクリーン17aの分離液流れ方向上流側(表面側)上方に設置され、運転時にハニカムスクリーン17aの分離液流れ方向上流側に洗浄用水32を噴射し得るようにした洗浄用ノズルである。
【0035】
次に、上記図示例の作動を図9、図10をも参照しつつ説明する。
汚泥濃縮運転時には、濃縮槽16に導入されたフロック化汚泥8は回転方向Dへ低速回転するハニカムスクリーン17aにより濾過され、ハニカムスクリーン17aを分離液流れ方向上流側から下流側へ通過した分離液18は分離液貯留槽部19へ流入する。又、ハニカムスクリーン17aの分離液流れ方向上流側の面に付着した汚泥は、濃縮槽16に濃縮汚泥12が溜まっている場合は、濃縮汚泥12により掻取られて濃縮槽16内に供給され、濃縮槽16に濃縮汚泥12が溜まっていない場合、或いは、濃縮汚泥12により掻取られなかった場合は、ハニカムスクリーン17aにより液中から気中へ搬送される。
【0036】
一方、三方切換弁28は圧縮空気25が流通するよう切換えられているため、管路29からの圧縮空気25は三方切換弁28、管路27を経て流体ノズル22へ導入され、スリット23からハニカムスクリーン17aの分離液流れ方向下流側(裏側)の面に吹き付けられ、ハニカムスクリーン17aの分離液流れ方向上流側(表側)へ流出する。このため、ハニカムスクリーン17aに付着していた汚泥は吹き剥がされて除去される。スリット23の周囲には、パッド24が貼着されているため、ハニカムスクリーン17aに吹き付けられた圧縮空気25はパッド24の周囲に漏れることはなく、ハニカムスクリーン17aを洗浄液流れ方向下流側から上流側へ通過し、排気される。又、流体ノズル22は直接17aに接触しないため、流体ノズル22の摩耗が防止される。
【0037】
ハニカムスクリーン17aは回転中心側よりも外周側の周速度が速いため、ハニカムスクリーン17aから吹き剥がさなければならない単位時間当たりの汚泥の量は、ハニカムスクリーン17aの回転中心側から外周側に向かうに従い徐々に多くなる。
【0038】
しかるに、スリット23はハニカムスクリーン17aの回転中心側の幅W1は狭く、ハニカムスクリーン17aの外周側に向かうに従い幅W2まで徐々に広くなっているため、圧縮空気25の単位時間当たりの吹き付け量は、スリット23のハニカムスクリーン17a回転中心側では少なく、スリット23のハニカムスクリーン17a外周側では多くなる。
【0039】
従って、ハニカムスクリーン17aに付着している汚泥は圧縮空気25により、全体的に略均一に吹き剥がされて除去され、濃縮槽16に落下する。このため、濃縮槽16の汚泥は濃縮されて濃縮汚泥12が得られ、濃縮汚泥12は濃縮槽16の自然落下手段10接続側とは反対側の側部に接続された濃縮汚泥供給手段14により脱水機13へ送給され脱水される。
【0040】
スリット23からハニカムスクリーン17aに対し吹き付けられる圧縮空気25の圧力は約10KPa程度である。
【0041】
ハニカムスクリーン17aの分離液流れ方向上流側の面には、洗浄用ノズル31から洗浄用水32が噴射されているため、汚泥濃縮運転中、或は、汚泥濃縮運転終了時に拘らず、ハニカムスクリーン17aに付着している汚泥の除去、洗除をより一層、効率的に行うことができる。
【0042】
汚泥濃縮運転が終了すると、ハニカムスクリーン17aの水による洗浄が行なわれる。すなわち、自動若しくは手動により三方切換弁28が切換えられて管路30から三方切換弁28、管路27を経て洗浄用水26が流体ノズル22へ導入され、洗浄用水26はスリット23からハニカムスクリーン17aの分離液流れ方向下流側の面に噴射される。このため、ハニカムスクリーン17aに付着していた残余の汚泥は洗浄される。スリット23の周囲には、パッド24が貼着されているため、ハニカムスクリーン17aに噴射された洗浄用水26は周囲に漏れることはなく、ハニカムスクリーン17aを分離液流れ方向下流側から上流側へ通過し、排出される。
【0043】
ハニカムスクリーン17aは回転中心側よりも外周側の周速度が速いため、洗浄されて除去されなければならない単位時間当たりの残余の汚泥の量は、ハニカムスクリーン17aの回転中心側から外周側に向かうに従い徐々に多くなる。
【0044】
しかるに、この場合も、スリット23はハニカムスクリーン17aの回転中心側の幅W1は狭く、ハニカムスクリーン17aの外周側に向かうに従い幅W2まで徐々に広くなっているため、洗浄用水26の単位時間当たりの噴射量は、スリット23のハニカムスクリーン17a回転中心側では少なく、スリット23のハニカムスクリーン17a外周側では多くなる。
【0045】
従って、ハニカムスクリーン17aに付着している残余の汚泥は噴射される洗浄用水26により、全体的に略均一に洗浄されて除去される。スリット23からハニカムスクリーン17aに対し噴射される洗浄用水26の圧力は約100〜200KPa程度である。
【0046】
流体ノズル22からの洗浄用水26によるハニカムスクリーン17a裏面側よりの洗浄の際、洗浄用ノズル31からの洗浄用水32によりハニカムスクリーン17a表側からも洗浄を行うようにするとより効果的に、残余の汚泥の洗浄を行なうことができる。
【0047】
本図示例によれば、ハニカムスクリーン17aに付着した汚泥の吹き剥がしや洗浄による除去を確実に行うことができる。
【0048】
図4は本発明の流体ノズル構造及び汚泥除去方法の実施形態の他の例であり、本図示例では、流体ノズル22に貼着したパッド24を所定の押圧力でハニカムスクリーン17aの分離液流れ方向下流側の面に当接させるようにした例である。すなわち、流体ノズル22の天端には上方へ延在するアーム33が固設され、アーム33の上端は、例えば濃縮槽16の側板等の支持部材からハニカムスクリーン17aに向けて水平突出させた梁部材34に、流体ノズル22と平行配置された水平ピン35を介して枢支されている。
【0049】
アーム33の高さ方向中途部に設けた台座36には、流体ノズル22をハニカムスクリーン17a側に近接させるためアーム33に回転モーメントを与えるよう、錘37が搭載されている。錘37は矢印イ方向へ移動させることにより、パッド24のハニカムスクリーン17aに対する押圧力を調整することができる。
【0050】
この例では、錘37を移動させることにより、パッド24のハニカムスクリーン17aに対する押圧力を調整するようにしているが、錘37の重さを変更するようにしても実施可能であり、又、錘37に替えてスプリング等の弾撥手段を設けても良い。
【0051】
本図示例では、流体ノズル22のパッド24は所定の押圧力でハニカムスクリーン17aの面に対し押圧されるため、ハニカムスクリーン17aの回転時にぶれが生じても(通常1〜3mm程度のぶれが生じる)、汚泥の吹き剥がしや洗浄の際に、圧縮空気25や洗浄用水26が周囲に漏れることがなく、ハニカムスクリーン17aの汚泥の吹き剥がしや洗浄による除去をより一層確実に行うことができる。又、前述の図示例と同様、流体ノズル22はハニカムスクリーン17aに直接接触しないため、流体ノズル22の押圧部での摩耗を防止することができる。
【0052】
なお、本発明の流体ノズル構造及び汚泥除去方法においては、流体ノズル22を中空円筒状とする場合について説明したが、円筒状に限らず、楕円筒状、多角形筒状であっても実施可能なこと、流体ノズル22のスリット23の幅はW1からW2へ徐々に直線的に拡大する場合について説明したが、直線的に拡大させなくても実施可能なこと(なお、スリットの幅と圧縮空気や洗浄水の吹き出し量若しくは噴射量は必ずしも正比例するものではない)、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜7記載の流体ノズル構造及び汚泥除去方法によれば、ハニカムスクリーンに付着した汚泥の吹き剥がしや洗浄を確実に行うことができると共に、流体ノズルがパッドを介してハニカムスクリーンに押圧される場合には、流体ノズルの摩耗を防止することができる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体ノズル構造及び汚泥除去方法に用いる流体ノズルをハニカムスクリーンの裏面側に配置した状態を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】本発明の流体ノズル構造及び汚泥除去方法に使用する流体ノズルの拡大斜視図である。
【図4】本発明の流体ノズル構造及び汚泥除去方法に使用する流体ノズルをハニカムスクリーンの裏面側に配置した他の例を示す図で、図1のII−II方向矢視図に相当する図である。
【図5】一般的な濃縮脱水処理装置のブロック図である。
【図6】図5のVI−VI方向矢視図である。
【図7】図5に示す濃縮脱水処理装置における汚泥濃縮部構造の一例の斜視図である。
【図8】図7の概略平面図である。
【図9】先行出願に開示された汚泥濃縮部構造の一例の斜視図である。
【図10】図9の概略平面図である。
【符号の説明】
17a ハニカムスクリーン
22 流体ノズル
23 スリット
24 パッド
25 圧縮空気
26 洗浄用水
33 アーム
37 錘
W1 幅
W2 幅

Claims (7)

  1. 中空筒状の流体ノズルを備えた流体ノズル構造であって、流体ノズルは、フロック化汚泥を濾過する回転可能なハニカムスクリーンの分離液流れ方向下流側において、前記ハニカムスクリーンが上方から下方へ回転する側にハニカムスクリーン中心側から外周側に延在するよう配置され、前記流体ノズルの前記ハニカムスクリーンに対峙する側には、周方向の幅がハニカムスクリーンの回転中心側で狭く、且つハニカムスクリーン外周側に向かうに従い徐々に広くなるようにしたスリットを形成したことを特徴とする流体ノズル構造。
  2. 流体ノズルに形成したスリットの周囲には、ハニカムスクリーンの面に押圧可能なパッドを固設した請求項1記載の流体ノズル構造。
  3. ハニカムスクリーンの分離液流れ方向下流側の面に対し近接離反可能なアームに、流体ノズルを取付けると共に、流体ノズルをハニカムスクリーンに対し押圧させる押圧手段を設けた請求項1又は2記載の流体ノズル構造。
  4. 押圧手段は錘である請求項1、2又は3記載の流体ノズル構造。
  5. 押圧手段は弾撥体である請求項1、2又は3記載の流体ノズル構造。
  6. 汚泥濃縮運転時には、請求項1〜請求項5の何れかにおける流体ノズル構造の流体ノズルから圧縮空気をハニカムスクリーンに吹き付けて、ハニカムスクリーンに付着している汚泥を吹き剥がすことを特徴とする汚泥除去方法。
  7. 汚泥濃縮運転終了時には、請求項1〜請求項5の何れかにおける流体ノズル構造の流体ノズルから洗浄水を噴射して、ハニカムスクリーンに付着している汚泥を洗浄することを特徴とする汚泥除去方法。
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