【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気回路の短絡事故等で発生する過電流を制限する限流器の組立方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来永久磁石と鉄心を積み重ねて構成される限流器等において、鉄心上に永久磁石を配置する場合には、一般に鉄心上の永久磁石を滑らせ配置していた。
また、永久磁石上に鉄心を配置する場合には、一般に永久磁石上に鉄心を滑らせ配置していた（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平５−１６８２１７号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来の鉄心と永久磁石の組立は以上のようになされていたので、鉄心と永久磁石の間に磁力による吸引力が働くため、吸引力に逆らいながら鉄心あるいは永久磁石を所定の位置まで滑らせなければならず、そのため吸引力が大きくなると組立の作業効率が低くなってしまうという問題点があった。
【０００５】
また、鉄心は通常薄板状の鉄板を複数枚積層して構成するため、個々の鉄板の寸法誤差及び組立誤差により、積層後の鉄心表面、すなわち永久磁石との接合面が滑らかに製作できず、一般に積層後の鉄心において、永久磁石と鉄心の接合面を研磨する等の作業が必要であるという問題点もあった。
【０００６】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、鉄心と永久磁石との間に吸引力が働いても容易に鉄心あるいは永久磁石を所定の位置に配置することができる限流器の組立方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項１に係る限流器の組立方法は、対向して配置された一対の第１及び第２の鉄心と、この第１及び第２の鉄心間に接合された永久磁石と、第１及び第２の鉄心に巻回されたコイルを備えた限流器の組立方法であって、第１の鉄心上にドライアイスを配置し、このドライアイスの上部に永久磁石を配置するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
実施の形態１．
以下、この発明の一実施形態を図に基づいて説明する。
図１はこの発明の実施の形態１による限流器を示す斜視図、図２は平面図、図３は正面図、図４は左側面図である。
図において、第１の鉄心１ａと第２の鉄心１ｂとの間に永久磁石２ａ，２ｂが挟持されており、又、第１の鉄心１ａと第２の鉄心１ｂの周囲にはコイル３が巻回されている。
尚、永久磁石２ａ，２ｂの上面は、互いに逆極性になるように配置されている。
【０００９】
次に、上記のように構成された永久磁石応用限流器の動作について説明する。
この限流器を構成する磁気回路において、鉄心１ａ，１ｂは永久磁石２ａ，２ｂによる磁束により磁気飽和状態になる。定格通電時では鉄心１ａ，１ｂの磁気飽和は解けず、見かけ上、限流器は空芯コイルと同等となり、低インダクタンスのために損失は小さく抑えられる。
限流器（コイル３）に、短絡電流のような大電流が流れた場合、コイル３の発生する磁界が強まり、鉄心１ａ，１ｂの磁気飽和が解消される。
これにより、定格通電時は見かけ上、空芯コイルと同等であった限流器が鉄心コイルとなり、高インダクタンス状態になることで限流動作が行なわれる。
【００１０】
図５は鉄心１ａ上に永久磁石２ａ及び２ｂを配置する方法を説明するための分解斜視図、図６は平面図、図７は正面図、図８は左側面図である。
図において、鉄心１ａにはドライアイス４が配置される。永久磁石２ａ，２ｂは、ドライアイス４の上面に配置し、所定の位置に移動させる。
これにより、鉄心１ａと永久磁石２ａ，２ｂの間に磁力による吸引力が働いても、永久磁石２ａ，２ｂはドライアイス４上を滑らかに移動し、容易に所定の位置に配置することができる。
ドライアイス４が昇華すれば、永久磁石２ａ，２ｂの配置が完了する。
【００１１】
図９は鉄心１ａ上に永久磁石２ａ，２ｂが組み付けられた状態のものに、更に鉄心１ｂを永久磁石２ａ，２ｂ上に配置する方法を説明するための分解斜視図であり、ドライアイス４が永久磁石２ａ，２ｂ上に配置される。
そして、鉄心１ｂはドライアイス４の上面に配置され、所定の位置に移動させる。
【００１２】
これにより、鉄心１ｂと永久磁石２ａ，２ｂの間に磁力による吸引力が働いても、鉄心１ｂはドライアイス４上を滑らかに移動することができ、容易に所定の位置に配置することができる。
そして、ドライアイス４が昇華すれば、鉄心１ｂの配置が完了する。
又、ドライアイス４を平板状に形成することで、鉄心１ｂ及び永久磁石２ａ，２ｂをより滑らかに移動させることができる。
【００１３】
以上のようにこの発明によれば、鉄心１ａ，１ｂと永久磁石２ａ，２ｂを組合せる際に、鉄心１ａ，１ｂと永久磁石２ａ，２ｂの間にドライアイス４を配置することにより、鉄心１ａ，１ｂと永久磁石２ａ，２ｂの間に吸引力が働いても、容易に鉄心１ａ，１ｂあるいは永久磁石２ａ，２ｂを所定の位置に配置することができる。
また、ドライアイス４は昇華するため、鉄心１ａ，１ｂや永久磁石２ａ，２ｂの構造に影響を及ぼす心配が無い。
又、従来鉄心上に永久磁石を滑らかにすべらせるために鉄心表面を研磨等する作業が必要であったが、本発明ではこのような作業を削除することができ、作業効率の向上を図ることができる。
【００１４】
実施の形態２．
次に、ドライアイス４を固定するための治具５を使用した組立方法の一例を図に基づいて説明する。
図１０及び図１１は組立方法を示すための斜視図、図１２は平面図である。
又、図１３は治具５を使用して、鉄心１ａ上に永久磁石２ａ，２ｂを配置しようとしている状態を示す正面図、図１４は図１３のＡ−Ａ線断面図である。
【００１５】
直方体状の非磁性材で構成された冶具５には段付き開口部５ａが設けられており、開口部５ａの下段部に第１の鉄心１ａを挿入し、更に開口部５ａよりドライアイス４を第１の鉄心１ａ上に載置する。
そして、開口部５ａの上段部に載置されている永久磁石２ａ，２ｂをドライアイス４上に載置させるようにして組み立てる。
【００１６】
このように、冶具５に設けられた開口部５ａ，５ｂよりドライアイス４を鉄心１ａ上に容易に精度良く固定することができ、さらに、ドライアイス４の上に配置する永久磁石２ａ，２ｂも同様に容易に精度良く配置することができる。
【００１７】
次に、冶具を使用することにより、第２の鉄心１ｂを組み立てる方法を図に基づいて説明する。
図１５は治具を使用した組立方法の一例を示す分解斜視図、図１６は同じく斜視図である。
又、図１７は治具を使用して、永久磁石２ａ，２ｂ上に鉄心１ｂを配置しようとしている状態を示す平面図、図１８は同じく正面図、図１９は図１８のＢ−Ｂ線断面図である。
【００１８】
図１５に示すように、図１０〜図１４で示した方法により組み立てられた第１の鉄心１ａと永久磁石２ａ，２ｂにおいて、永久磁石２ａ，２ｂの間に直方体状の非磁性材で構成された冶具７を挿入し、これらを直方体状の非磁性材で構成された冶具６に設けられた開口部６ａ内に挿入することにより、図１６の状態となる。
そして、図１７〜図１９に示すように、永久磁石２ａ，２ｂ上にドライアイス４を載置し、このドライアイス４の上に第２の鉄心１ｂを配置する。そして最後に冶具７を抜き取る。
【００１９】
このように、治具６に設けられた開口部６ａと治具７によって得られる開口部により、ドライアイス４を永久磁石２ａ，２ｂ上に容易に精度良く固定することができ、さらに、ドライアイス４の上に配置する第２の鉄心１ｂも同様に容易に精度良く配置することができる。
【００２０】
【発明の効果】
この発明の請求項１に係る限流器の組立方法によれば、対向して配置された一対の第１及び第２の鉄心と、この第１及び第２の鉄心間に接合された永久磁石と、第１及び第２の鉄心に巻回されたコイルを備えた限流器の組立方法であって、第１の鉄心上にドライアイスを配置し、このドライアイスの上部に永久磁石を配置するようにしたので、鉄心と永久磁石との間に吸引力が働いても、容易に鉄心あるいは永久磁石を所定の位置に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施の形態１による限流器を示す斜視図である。
【図２】この発明の実施の形態１による限流器を示す平面図である。
【図３】この発明の実施の形態１による限流器を示す正面図である。
【図４】この発明の実施の形態１による限流器を示す左側面図である。
【図５】この発明の実施の形態１による限流器の組立方法を示す分解斜視図である。
【図６】この発明の実施の形態１による限流器の組立方法を示す平面図である。
【図７】この発明の実施の形態１による限流器の組立方法を示す正面図である。
【図８】この発明の実施の形態１による限流器の組立方法を示す左側面図である。
【図９】この発明の実施の形態１による限流器の組立方法を示す分解斜視図である。
【図１０】この発明の実施の形態２による限流器の組立方法を示す分解斜視図である。
【図１１】この発明の実施の形態２による限流器の組立方法を示す分解斜視図である。
【図１２】この発明の実施の形態２による限流器の組立方法を示す平面図である。
【図１３】この発明の実施の形態２による限流器の組立方法を示す正面図である。
【図１４】図１３のＡ−Ａ線断面図である。
【図１５】限流器の組立方法を示す分解斜視図である。
【図１６】限流器の組立方法を示す斜視図である。
【図１７】限流器の組立方法を示す平面図である。
【図１８】限流器の組立方法を示す正面図である。
【図１９】図１８のＢ−Ｂ線断面図である。
【符号の説明】
１ａ 第１の鉄心、１ｂ 第２の鉄心、２ａ，２ｂ 永久磁石、３ コイル、４ ドライアイス、５，６，７ 治具。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of assembling a current limiter for limiting an overcurrent that occurs due to a short circuit accident or the like in an electric circuit.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a current limiter configured by stacking a permanent magnet and an iron core, when the permanent magnet is arranged on the iron core, the permanent magnet on the iron core is generally slid and arranged.
Moreover, when arrange | positioning an iron core on a permanent magnet, generally the iron core was slid and arrange | positioned on a permanent magnet (for example, refer patent document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 5-168217 [0004]
[Problems to be solved by the invention]
Since the conventional assembly of the iron core and permanent magnet has been done as described above, an attractive magnetic force acts between the iron core and the permanent magnet. For this reason, there is a problem that the working efficiency of the assembly is lowered when the suction force is increased.
[0005]
Also, since the iron core is usually constructed by laminating a plurality of thin steel plates, due to dimensional errors and assembly errors of individual iron plates, the surface of the iron core after lamination, that is, the joint surface with the permanent magnet cannot be manufactured smoothly. In general, the laminated iron core also has a problem that an operation such as polishing the joint surface between the permanent magnet and the iron core is necessary.
[0006]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems. As long as an attractive force acts between the iron core and the permanent magnet, the iron core or the permanent magnet can be easily arranged at a predetermined position. It is an object of the present invention to provide a method for assembling a flow device.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A method for assembling a current limiting device according to claim 1 of the present invention includes a pair of first and second iron cores arranged to face each other, and a permanent magnet joined between the first and second iron cores, A method for assembling a current limiting device including a coil wound around first and second iron cores, wherein dry ice is arranged on the first iron core, and a permanent magnet is arranged on top of the dry ice. It is.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 is a perspective view showing a current limiting device according to Embodiment 1 of the present invention, FIG. 2 is a plan view, FIG. 3 is a front view, and FIG. 4 is a left side view.
In the figure, permanent magnets 2a and 2b are sandwiched between a first iron core 1a and a second iron core 1b, and a coil 3 is wound around the first iron core 1a and the second iron core 1b. It has been turned.
The upper surfaces of the permanent magnets 2a and 2b are arranged so as to have opposite polarities.
[0009]
Next, the operation of the permanent magnet application current limiting device configured as described above will be described.
In the magnetic circuit constituting the current limiter, the iron cores 1a and 1b are brought into a magnetic saturation state by the magnetic flux generated by the permanent magnets 2a and 2b. At the time of rated energization, the magnetic saturation of the iron cores 1a and 1b cannot be solved, and the current limiter is apparently equivalent to an air-core coil, and the loss is suppressed small because of low inductance.
When a large current such as a short-circuit current flows through the current limiter (coil 3), the magnetic field generated by the coil 3 is strengthened, and the magnetic saturation of the iron cores 1a and 1b is eliminated.
As a result, the current limiting device that is apparently equivalent to the air-core coil at the time of rated energization becomes an iron core coil, and the current limiting operation is performed by entering a high inductance state.
[0010]
5 is an exploded perspective view for explaining a method of arranging the permanent magnets 2a and 2b on the iron core 1a, FIG. 6 is a plan view, FIG. 7 is a front view, and FIG. 8 is a left side view.
In the figure, dry ice 4 is disposed on the iron core 1a. The permanent magnets 2a and 2b are arranged on the upper surface of the dry ice 4 and moved to a predetermined position.
Thereby, even if attraction by magnetic force acts between the iron core 1a and the permanent magnets 2a and 2b, the permanent magnets 2a and 2b can move smoothly on the dry ice 4 and can be easily arranged at predetermined positions. .
When the dry ice 4 is sublimated, the arrangement of the permanent magnets 2a and 2b is completed.
[0011]
FIG. 9 is an exploded perspective view for explaining a method of disposing the iron core 1b on the permanent magnets 2a and 2b in the state where the permanent magnets 2a and 2b are assembled on the iron core 1a. It arrange | positions on the permanent magnets 2a and 2b.
And the iron core 1b is arrange | positioned on the upper surface of the dry ice 4, and is moved to a predetermined position.
[0012]
Thereby, even if attraction by magnetic force acts between the iron core 1b and the permanent magnets 2a and 2b, the iron core 1b can move smoothly on the dry ice 4 and can be easily disposed at a predetermined position. .
And if the dry ice 4 sublimates, arrangement | positioning of the iron core 1b will be completed.
Further, by forming the dry ice 4 in a flat plate shape, the iron core 1b and the permanent magnets 2a and 2b can be moved more smoothly.
[0013]
As described above, according to the present invention, when the iron cores 1a, 1b and the permanent magnets 2a, 2b are combined, the dry ice 4 is disposed between the iron cores 1a, 1b and the permanent magnets 2a, 2b, whereby the iron core 1a. , 1b and the permanent magnets 2a and 2b, the iron cores 1a and 1b or the permanent magnets 2a and 2b can be easily arranged at predetermined positions.
Further, since the dry ice 4 is sublimated, there is no fear of affecting the structure of the iron cores 1a and 1b and the permanent magnets 2a and 2b.
In addition, in order to smoothly slide the permanent magnet on the iron core, it has been necessary to grind the surface of the iron core. However, in the present invention, such work can be eliminated and work efficiency can be improved. Can do.
[0014]
Embodiment 2. FIG.
Next, an example of an assembly method using the jig 5 for fixing the dry ice 4 will be described with reference to the drawings.
10 and 11 are perspective views for illustrating an assembling method, and FIG. 12 is a plan view.
13 is a front view showing a state in which the permanent magnets 2a and 2b are about to be arranged on the iron core 1a using the jig 5, and FIG. 14 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG.
[0015]
The jig 5 made of a rectangular parallelepiped non-magnetic material is provided with a stepped opening 5a. The first iron core 1a is inserted into the lower step of the opening 5a, and the dry ice 4 is further transferred from the opening 5a. It mounts on the 1st iron core 1a.
Then, the permanent magnets 2 a and 2 b placed on the upper stage of the opening 5 a are assembled so as to be placed on the dry ice 4.
[0016]
Thus, the dry ice 4 can be easily and accurately fixed on the iron core 1a through the openings 5a and 5b provided in the jig 5, and the permanent magnets 2a and 2b disposed on the dry ice 4 are also provided. Similarly, it can be easily and accurately arranged.
[0017]
Next, a method for assembling the second iron core 1b by using a jig will be described with reference to the drawings.
FIG. 15 is an exploded perspective view showing an example of an assembling method using a jig, and FIG. 16 is a perspective view of the same.
17 is a plan view showing a state in which the iron core 1b is about to be disposed on the permanent magnets 2a and 2b using a jig, FIG. 18 is a front view, and FIG. 19 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. FIG.
[0018]
As shown in FIG. 15, the first iron core 1a and the permanent magnets 2a and 2b assembled by the method shown in FIGS. 10 to 14 are composed of a rectangular parallelepiped nonmagnetic material between the permanent magnets 2a and 2b. 16 is inserted into the opening 6a provided in the jig 6 made of a rectangular parallelepiped non-magnetic material.
Then, as shown in FIGS. 17 to 19, the dry ice 4 is placed on the permanent magnets 2 a and 2 b, and the second iron core 1 b is placed on the dry ice 4. Finally, the jig 7 is extracted.
[0019]
Thus, the opening 6a provided in the jig 6 and the opening obtained by the jig 7 can easily fix the dry ice 4 on the permanent magnets 2a and 2b with high accuracy. Similarly, the second iron core 1b arranged on 4 can be easily and accurately arranged.
[0020]
【The invention's effect】
According to the current limiter assembling method of the present invention, a pair of first and second iron cores arranged opposite to each other and a permanent magnet joined between the first and second iron cores. And a current limiter assembly method including a coil wound around the first and second iron cores, wherein dry ice is disposed on the first iron core, and a permanent magnet is disposed above the dry ice. Therefore, even if an attractive force is applied between the iron core and the permanent magnet, the iron core or the permanent magnet can be easily arranged at a predetermined position.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a current limiting device according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a current limiting device according to Embodiment 1 of the present invention;
FIG. 3 is a front view showing a current limiting device according to Embodiment 1 of the present invention;
FIG. 4 is a left side view showing a current limiting device according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 5 is an exploded perspective view showing a method for assembling a current limiting device according to Embodiment 1 of the present invention;
FIG. 6 is a plan view showing a method for assembling a current limiting device according to Embodiment 1 of the present invention;
FIG. 7 is a front view showing a method for assembling a current limiting device according to Embodiment 1 of the present invention;
FIG. 8 is a left side view showing a method for assembling a current limiting device according to Embodiment 1 of the present invention;
FIG. 9 is an exploded perspective view showing a method for assembling a current limiting device according to Embodiment 1 of the present invention;
FIG. 10 is an exploded perspective view showing a method of assembling a current limiting device according to Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 11 is an exploded perspective view showing a method of assembling a current limiting device according to Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 12 is a plan view showing a method for assembling a current limiting device according to Embodiment 2 of the present invention;
FIG. 13 is a front view showing a method for assembling a current limiting device according to Embodiment 2 of the present invention;
14 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 15 is an exploded perspective view showing a method of assembling the current limiting device.
FIG. 16 is a perspective view showing a method for assembling the current limiting device.
FIG. 17 is a plan view showing a method of assembling the current limiting device.
FIG. 18 is a front view showing a method for assembling the current limiting device.
19 is a sectional view taken along line BB in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1a 1st iron core, 1b 2nd iron core, 2a, 2b Permanent magnet, 3 coils, 4 Dry ice, 5, 6, 7 Jig.
