JP2005018598A - 制御テスト支援システム、及び制御テスト支援システム用プログラム - Google Patents

制御テスト支援システム、及び制御テスト支援システム用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】テスト治具を用いて行う制御機器の制御動作のテストを効率的に行うことができるようにする。
【解決手段】制御テスト支援システム1は、テスト治具3と、テスト装置本体4とを備えている。テスト治具は、入力機器及び出力機器の動作を模擬的に行う模擬入力部31及び模擬出力部32を有し、テスト対象制御機器2に接続されている。テスト装置本体4は、コンピュータからなり、テスト実施者が入力機器の動作信号に対応する入力データを入力することが可能な入力部41と、入力データを表示することが可能な表示部42と、入力データに基づいて模擬入力部31からテスト対象制御機器2に入力される動作信号を可変して制御動作のテストを行う制御部43と、入力データをテスト入力データログとして記憶することが可能な記憶部44とを有している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御テスト支援システム、及び制御テスト支援システム用プログラム、特に、入力機器及び出力機器に接続されて設備機器を構成する制御機器の制御動作を確認するために、制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器を、入力機器及び出力機器の動作を模擬的に行う模擬入力部及び模擬出力部を有するテスト治具に接続して、制御動作のテストを行う制御テスト支援システム、及びこの制御テスト支援システムにおいて、テスト治具に接続されたコンピュータからなるテスト装置本体に使用される制御テスト支援システム用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置等の家電製品や設備機器においては、マイコンを内蔵した制御機器が組み込まれている。この制御機器は、主に、家電製品や設備機器を構成する入力機器の動作信号に応じて、出力機器の動作を制御することを目的として設けられている。このため、制御機器は、製造された後に、各種の入力機器及び出力機器の動作を模擬的に行う模擬入力部及び模擬出力部を備えたテスト治具に接続されて、模擬的な運転環境の中で、主に、マイコンが設計どおりに制御動作を行うかどうかが確認されている(以下、制御動作のテストに使用される制御機器をテスト対象制御機器とする)。
【0003】
次に、家電製品や設備機器の一例としての空気調和装置が備える制御基板の制御動作のテストについて、サーモオフ状態から室内の空調温度の設定に対して室内温度が上昇した場合の制御動作を確認するテストを例として説明する。この場合、まず、テスト実施者は、室内温度が上昇した条件を作るために、模擬入力部である室内温度センサの温度値を空調温度の設定値よりも高い温度になるように変更する。すると、この室内温度センサの模擬入力部の動作信号がテスト対象制御機器に入力されるため、テスト対象制御機器は、自身が内蔵するマイコンの制御ソフトウェアにより、冷媒回路内に冷媒を循環させるために、模擬出力部である圧縮機のモータや電子膨張弁に対して、起動指令や弁の開指令に対応する動作信号を圧縮機の模擬出力部や電子膨張弁の模擬出力部に対して出力する。そして、テスト実施者は、この動作信号によって圧縮機の模擬出力部の運転表示や電子膨張弁の模擬出力部の開方向動作の表示等が設計通りに行われるかどうかを確認する。その他の制御動作を確認するテストについても、使用する模擬入力部や模擬出力部が異なる場合もあるが、上記と同様に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のテストにおいては、テスト実施者が手動入力によってテスト治具の模擬入力部から制御機器に動作信号を入力することで、制御動作のテストが行われているため、操作性が悪いという問題がある。例えば、上記のテストにおいて、温度センサの模擬入力部は、可変抵抗の抵抗値を変化させることによって、温度センサからテスト対象制御機器に入力される電圧信号を模擬する電圧信号を発生させる構成になっており、テスト実施者が可変抵抗の抵抗値を手動で変化させる必要があるからである。また、テスト実施者が模擬入力部にテスト条件を手動入力によって入力しているため、再度、同じテストを行う際にも、容易に再現することができないという問題もある。このように、テスト対象制御機器の制御動作のテストを効率的に行うことができないという問題が生じている。
【0005】
本発明の課題は、テスト治具を用いて行う制御機器の制御動作のテストを効率的に行うことができるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の制御テスト支援システムは、入力機器及び出力機器に接続されて設備機器を構成する制御機器の制御動作を確認するために、制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器を用いて制御動作のテストを行う制御テスト支援システムであって、テスト治具と、テスト装置本体とを備えている。テスト治具は、入力機器及び出力機器の動作を模擬的に行う模擬入力部及び模擬出力部を有し、テスト対象制御機器に接続されている。テスト装置本体は、コンピュータからなり、入力機器の動作信号に対応する入力データを入力することが可能な入力部と、入力データを表示することが可能な表示部と、入力データに基づいて模擬入力部からテスト対象制御機器に入力される動作信号を可変して制御動作のテストを行う制御部と、入力データをテスト入力データログとして記憶することが可能な記憶部とを有している。
【0007】
この制御テスト支援システムでは、コンピュータからなるテスト装置本体の入力部を介して、入力機器の動作信号に対応する入力データを表示部に表示させながら手動で入力することができ、この入力データに基づいて、テスト装置本体の制御部が模擬入力部からテスト対象制御機器に出力される動作信号を可変して、制御動作のテストが行なわれるため、従来のように、テスト実施者がテスト治具の模擬入力部に対して手動で入力することにより制御機器に動作信号を入力する場合に比べて、入力操作の操作性が向上し、制御動作のテストを効率的に行うことができる。
【0008】
また、テスト装置本体の記憶部が、入力データをテスト入力データログとして記憶することができるようになっているため、同じテストを再度行う際にも、容易に再現することができるようになり、制御動作のテストを効率的に行うことができる。
請求項2に記載の制御テスト支援システムは、請求項1において、制御部は、テスト入力データログを利用して、制御動作のテストを行うことが可能である。
【0009】
この制御テスト支援システムでは、テスト装置本体を介して手動入力されたテスト入力データログを利用して、制御動作のテストを行うことができるため、同じテストを自動的に簡単に再現することができる。
請求項3に記載の制御テスト支援システムは、請求項2において、制御部は、テスト入力データを表示部に表示させた状態で、入力部を介して、テスト入力データの内容を編集することが可能である。
【0010】
この制御テスト支援システムでは、テスト入力データの内容を可視化して編集できるため、テスト条件を部分的に変更する等のテスト入力データの編集作業を簡単に行うことができる。
請求項4に記載の制御テスト支援システムは、請求項2において、制御部は、テスト対象制御機器と同じ仕様の制御機器を備えた設備機器を実際に運転して得られた運転データを利用して、制御動作のテストに必要な運転データのみからなる運転入力データを生成することが可能である。記憶部は、運転入力データを運転入力データログとして記憶することが可能である。
【0011】
この制御テスト支援システムでは、設備機器を実際に運転して不具合が生じた場合に、この不具合が生じた際の運転データから制御動作のテストに使用する運転入力データを生成して、運転入力データログとして記憶し、この運転入力データを利用して、不具合が生じた設備機器が備える制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器に対して、不具合が生じた条件における制御動作のテストを行うことができる。
【0012】
請求項5に記載の制御テスト支援システムは、請求項4において、制御部は、運転入力データログから経時的変化が所定値を超える運転データのみを選択した簡略入力データを生成することが可能である。記憶部は、簡略入力データを運転入力データログとして記憶することが可能である。
この制御テスト支援システムでは、運転入力データログを構成する運転データから経時的変化が所定値を超える運転データのみを選択した簡略入力データを生成することによって、記憶部に記憶させる運転入力データログのデータ量を削減することができる。
【0013】
請求項6に記載の制御テスト支援システムは、請求項4又は5において、制御部は、運転入力データログを利用して制御動作のテストを行うことによってテスト対象制御機器から模擬出力部に出力された動作信号に対応する出力データと、設備機器を実際に運転して得られた運転データのうち前記出力データに対応する運転データとの一致/不一致を判定することが可能である。
【0014】
この制御テスト支援システムでは、実機の設備機器において、不具合が生じた際の運転データと、制御動作のテストで得られた出力データとの一致/不一致を判定することができるため、実機の設備機器における不具合の原因を容易に特定することができる。
請求項7に記載の制御テスト支援システムは、請求項2又は3において、テスト対象制御機器は、制御動作のテストにより模擬出力部に出力する動作信号に対応する出力データを内部データとして記憶している。制御部は、内部データと、制御動作のテストによりテスト対象制御機器から模擬出力部に出力された動作信号に対応する出力データとの一致/不一致を判定することが可能である。
【0015】
この制御テスト支援システムでは、テスト対象制御機器が模擬出力部に出力する動作信号に対応する出力データからなる内部データと、制御動作のテストによりテスト対象制御機器から模擬出力部に実際に出力された動作信号に対応する出力データとの一致/不一致を判定することができるため、テスト対象制御機器の正常/異常を判定することができる。
【0016】
請求項8に記載の制御テスト支援システム用プログラムは、入力機器及び出力機器に接続されて設備機器を構成する制御機器の制御動作を確認するために、制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器を、入力機器及び出力機器の動作を模擬的に行う模擬入力部及び模擬出力部を有するテスト治具に接続して、制御動作のテストを行う制御テスト支援システムにおいて、テスト治具に接続されたコンピュータからなるテスト装置本体に使用される制御テスト支援システム用プログラムであって、入力データ入力ステップと、手動テストステップと、入力データ記憶ステップとを実行させる。入力データ入力ステップは、入力機器の動作信号に対応する入力データを入力する。手動テストステップは、入力データに基づいて模擬入力部からテスト対象制御機器に入力される動作信号を可変して制御動作のテストを行う。入力データ記憶ステップは、入力データをテスト入力データログとして記憶する。
【0017】
この制御テスト支援システム用プログラムでは、コンピュータからなるテスト装置本体の入力部を介して、入力機器の動作信号に対応する入力データを表示部に表示させながら入力することができ、この入力データに基づいて、テスト装置本体の制御部が模擬入力部からテスト対象制御機器に出力される動作信号を可変して、制御動作のテストが行なわれるため、従来のように、テスト実施者が手動入力によりテスト治具の模擬入力部から制御機器に動作信号を入力する場合に比べて、入力操作の操作性が向上し、制御動作のテストを効率的に行うことができる。
【0018】
また、テスト装置本体の記憶部が、入力データをテスト入力データログとして記憶することができるようになっているため、同じテストを再度行う際にも、容易に再現することができるようになり、制御動作のテストを効率的に行うことができる。
請求項9に記載の制御テスト支援システム用プログラムは、請求項8において、テスト入力データログを利用して、制御動作のテストを行う自動テストステップを実行させる。
【0019】
この制御テスト支援システム用プログラムでは、テスト装置本体を介して手動入力されたテスト入力データログを利用して、制御動作のテストを行うことができるため、同じテストを自動的に簡単に再現することができる。
請求項10に記載の制御テスト支援システム用プログラムは、請求項9において、テスト入力データの内容を画面表示させた状態で、データを編集する編集ステップを実行させる。
【0020】
この制御テスト支援システム用プログラムでは、テスト入力データの内容を可視化して編集できるため、テスト条件を部分的に変更する等のテスト入力データの編集作業を簡単に行うことができる。
請求項11に記載の制御テスト支援システム用プログラムは、入力機器及び出力機器に接続されて設備機器を構成する制御機器の制御動作を確認するために、制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器を入力機器及び出力機器の動作を模擬的に行う模擬入力部及び模擬出力部を有するテスト治具に接続して、制御動作のテストを行う制御テスト支援システムにおいて、テスト治具に接続されたコンピュータからなるテスト装置本体に使用される制御テスト支援システム用プログラムであって、実機再現データ生成ステップと、実機再現データ記憶ステップと、実機再現テストステップとを実行させる。実機再現データ生成ステップは、テスト対象制御機器と同じ仕様の制御機器を備えた設備機器を実際に運転して得られた運転データを利用して、制御動作のテストに必要な運転データのみからなる運転入力データを生成する。実機再現データ記憶ステップは、運転入力データを運転入力データログとして記憶する。実機再現テストステップは、運転入力データログを利用して、制御動作のテストを行う。
【0021】
この制御テスト支援システム用プログラムでは、設備機器を実際に運転して不具合が生じた場合に、この不具合が生じた際の運転データから制御動作のテストに使用する運転入力データを生成して、運転入力データログとして記憶し、この運転入力データを利用して、不具合が生じた設備機器が備えた制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器に対して、不具合が生じた条件における制御動作のテストを行うことができる。
【0022】
請求項12に記載の制御テスト支援システム用プログラムは、請求項11において、実機再現データ生成ステップは、運転入力データから、経時的変化が所定値を超える運転データのみを選択した簡略入力データを生成する実機再現簡略データ生成ステップを含んでいる。
この制御テスト支援システム用プログラムでは、運転入力データログを構成する運転データから経時的変化が所定値を超える運転データのみを選択した簡略入力データを生成することによって、記憶部に記憶させる運転入力データログのデータ量を削減することができる。
【0023】
請求項13に記載の制御テスト支援システム用プログラムは、請求項11又は12において、運転入力データログを利用して制御動作のテストを行うことによってテスト対象制御機器から模擬出力部に出力された動作信号に対応する出力データと、設備機器を実際に運転して得られた運転データのうち出力データに対応する運転データとの一致/不一致を判定する実機異常判定ステップを実行させる。
【0024】
この制御テスト支援システム用プログラムでは、実機の設備機器において、不具合が生じた際の運転データと、制御動作のテストで得られた出力データとの一致/不一致を判定することができるため、実機の設備機器における不具合の原因を容易に特定することができる。
請求項14に記載の制御テスト支援システム用プログラムは、請求項9又は10において、制御動作のテストによりテスト対象制御機器から模擬出力部に出力される動作信号に対応する出力データとしてテスト対象制御機器に記憶された内部データと、制御動作のテストによりテスト対象制御機器から模擬出力部に出力された動作信号に対応する出力データとの一致/不一致を判定する制御機器異常判定ステップを実行させる。
【0025】
この制御テスト支援システム用プログラムでは、テスト対象制御機器が模擬出力部に出力する動作信号に対応する出力データからなる内部データと、制御動作のテストによりテスト対象制御機器から模擬出力部に実際に出力された動作信号に対応する出力データとの一致/不一致を判定することができるため、テスト対象制御機器の正常/異常を判定することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる制御テスト支援システムの実施形態について、図面に基づいて説明する。
(1)制御テスト支援システムの全体構成
図1は、本発明の第1実施形態の制御テスト支援システム1にテスト対象制御機器2が接続された状態を示す構成図である。図2は、制御テスト支援システム1にテスト対象制御機器2が接続された状態を示すブロック図である。制御テスト支援システム1は、空気調和装置等の家電製品や設備機器を構成する入力機器及び出力機器に接続された制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器2を用いて制御動作のテストを行うシステムである。尚、本実施形態においては、制御テスト支援システム1を家電製品や設備機器の一つであるセパレート型の空気調和装置を対象とした制御テスト支援システムであるものとして、以下の説明を行う。
【0027】
<テスト対象制御機器>
テスト対象制御機器2は、本実施形態において、2つの制御基板21、22である。ここで、制御基板21、22は、それぞれ、空気調和装置の室内機及び室外機の制御基板であり、実際の運転環境と同様に、制御基板21、22間が通信線23を介して通信可能に接続されている。
【0028】
制御基板21は、図2に示すように、制御用ソフトウェアが格納されたPROMを有するマイコン21aと、RAMモニタ21bとを有しており、制御基板22は、制御基板21と同様に、マイコン22aと、RAMモニタ22bとを有している。マイコン21a、22aは、入力機器から入力される入力機器の動作信号に基づいて、制御用ソフトウェアに従って、出力機器が適切な動作を行うように指令するための動作信号を出力機器へ出力する。RAMモニタ21b、22bは、出力機器に出力される出力データを内部データとして記憶するメモリである。
【0029】
<制御テスト支援システム>
制御テスト支援システム1は、テスト治具3と、テスト装置本体4とを備えている。
テスト治具3は、空気調和装置を構成する入力機器及び出力機器の動作を模擬的に行う模擬入力部31及び模擬出力部32を有しており、テスト対象制御機器2に接続されている。ここで、空気調和装置における入力機器とは、室内機及び室外機の各所の温度や圧力を検出する温度センサや圧力センサ、又は各種アクチュエータ(例えば、モータや弁)の接点等のように、運転動作に必要な条件となる信号を制御基板21、22に入力する機器をいう。また、空気調和装置における出力機器とは、送風機や圧縮機等のように、入力機器の動作信号に応じて制御基板21、22から適切に動作するように指令がなされる機器をいう。尚、模擬入力部31及び模擬出力部32は、上記のように、いずれも多種多様なものが存在するため、図2においては、簡略化して表示している。
【0030】
模擬入力部31は、温度センサや圧力センサのように制御基板21、22に対して電圧信号を入力するものと、各種接点のようにON/OFF信号を入力するものとがある。そして、制御基板21、22の制御用ソフトウェアは、電圧信号を温度データや圧力データに変換して使用するようになっている。模擬出力部32は、制御基板21、22から出力された動作信号によって、表示ランプ等が点灯するようになっている。
【0031】
テスト装置本体4は、図2に示すように、テスト治具3に接続されたコンピュータであり、テスト実施者が入力機器の動作信号に対応する入力データを入力することが可能な入力部41と、入力データを表示することが可能な表示部42と、入力データに基づいて模擬入力部31から制御基板21、22に入力される動作信号を可変して制御動作のテストを行う制御部43と、入力データをテスト入力データログとして記憶することが可能な記憶部44とを有している。
【0032】
具体的には、入力部41は、キーボード41aやマウス41bであり、制御部43に接続されている。表示部42は、CRTや液晶等のディスプレイであり、制御部43に接続されている。
制御部43は、マイクロプロセッサを含むCPU43aと、ROMやRAMを含むメモリ43bと、I/O部43cとから構成されている。I/O部43cは、通信線45を介してテスト治具3に接続されており、テスト実施者が入力した入力データを模擬入力部31に出力することが可能である。ここで、テスト実施者が入力する入力データのうち、温度センサや圧力センサ等の動作信号に対応するアナログデータは、模擬入力部31において、制御基板21、22に入力するための電圧信号に変換されるようになっている。一方、テスト実施者が入力する入力データのうち、各種接点等の動作信号に対応するデジタルデータは、模擬入力部31を介して、制御基板21、22に直接入力されるようになっている。また、I/O部43cは、制御基板21、22から模擬出力部32に出力された出力データを取り込んで、制御部43に出力することが可能である。
【0033】
記憶部44は、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、CD−Rドライブ等であり、制御部43に接続されている。記憶部44は、入力データをテスト入力データログとして記憶したり、I/O部43cを介して模擬出力部32から出力された出力データを記憶することができる。
(2)手動テスト機能
次に、制御テスト支援システム1の手動テスト機能について、図2〜図5に基づいて説明する。ここで、図3は、手動テストのフローチャートである。図4は、手動テスト用GUIの画面表示を示す図である。図5は、手動テストのテスト入力データログを示す図である。手動テスト機能とは、テスト治具3の模擬入力部31から制御基板21、22に入力される動作信号を、テスト装置本体4の入力部41を介して入力し、制御動作のテストを行う機能である。
【0034】
<初期値入力ステップS1>
まず、図3に示すように、制御動作のテストの初期条件を作るために、入力データの初期値をテスト実施者が手動で入力を行う。このとき、図4に示されるような手動テスト用GUIをディスプレイ42に表示し、この画面表示を介して、各種項目の入力データの初期値をキーボード41aやマウス41bを用いて入力する。
【0035】
ここで、図4の手動テスト用GUIの画面表示について説明する。この画面では、温度センサや圧力センサ等のアナログデータの入力画面(図4の左側)と、各種接点等のデジタルデータの入力画面(図4の右側)とが分けて表示されている。
アナログデータの入力画面では、テキストボックス41cと、スライダ41dと、4つのボタン41eとが表示されている。
【0036】
テキストボックス41cは、入力データを表示する機能と、入力データを直接入力する機能とを有している。これにより、テスト実施者は、マウス41bを用いて入力したい項目のテキストボックスにカーソルを合わせてクリックし、キーボード41aを介して入力データを入力することができる。
スライダ41dは、入力データをスムーズに増減する機能を有している。これにより、テスト実施者は、マウス41bを用いてスライダを左右に移動させて入力データを増減することができる。このとき、テキストボックス41cに表示された入力データの値も同時に増減されるようになっているため、テスト実施者は、その表示された入力データを参照しながら、スライダ41dを移動させて入力データを増減することができる。
【0037】
4つのボタン41eは、予め設定されたステップ値ごとに入力データを増減する機能を有している。4つのボタン41eのうち、画面右側に表示された2つの黒く塗りつぶされた三角形のボタンは、画面左側に表示された2つの白抜きの三角形のボタンよりも大きなステップ値(例えば、10倍のステップ値等)が設定されている。そして、画面上向きに頂点を有する三角形のボタンは、入力データを増加させる機能を有し、画面下向きに頂点を有する三角形のボタンは、入力データを減少させる機能を有している。これにより、テスト実施者は、マウス41bを用いて各ボタンをクリックして入力データを増減することができる。このとき、テキストボックス41cに表示された入力データも同時に増減されるようになっているため、テスト実施者は、その表示された入力データを見ながら、これらのボタンをクリックして入力データを増減させることができる。
【0038】
各種接点等のデジタルデータの入力画面では、各項目ごとに、接点のON/OFFを切り換えるためのオプションボタン41fが表示されている。これにより、テスト実施者は、マウス41bを用いてオプションボタン41fをクリックすることで接点のON/OFFを切り換えることができる。
<手動テスト開始、初期値記憶ステップS2>
テスト実施者が各種項目の入力データの初期値の入力を終了すると、制御動作のテストを開始する。
【0039】
すると、これらの入力データの初期値は、制御部43のI/O部43c、通信線45を介してテスト治具3の模擬入力部31に送られる。そして、模擬入力部31に送られた入力データは、温度センサや圧力センサを模擬するアナログデータについては、模擬入力部31において、そのアナログデータに対応する電圧信号に変換される。このアナログデータから電圧信号への変換は、予め準備されたアナログデータと電圧信号との関係式あるいはテーブルを用いて行われる。例えば、温度センサを模擬する模擬入力部31においては、テスト装置本体4の入力部41から入力された温度データを対応する電圧信号に変換している。その後、この電圧信号は、電気線46を介して制御基板21、22のマイコン21a、22aに送られる。一方、各種接点を模擬するデジタルデータについては、模擬入力部31に送られた後、さらに、通信線47を介して制御基板21、22のマイコン21a、22aに送られる。次に、制御基板21、22のマイコン21a、22aに送られた電圧信号は、マイコン21a、22a内で、再度、電圧信号に対応するアナログデータに変換されて、制御用ソフトウェアに使用される。一方、制御基板21、22のマイコン21a、22aに送られたデジタルデータは、マイコン21a、22aの各種接点をON/OFFさせる。すると、マイコン21a、22aから入力データに応じた出力信号が模擬出力部32に送られて、模擬出力部32がその出力信号に応じた動作を行う。例えば、圧縮機を模擬する模擬出力部32に対して運転指令に相当する信号が出力されて、LED等により運転中であることを表示する等の動作が行われる。
【0040】
このとき、テスト装置本体4内においては、各種項目の入力データの初期値は、時刻0秒として、記憶部44又はメモリ43bに記憶されている(図5参照)。
<入力データ入力ステップS3>
次に、テスト実施者が、初期値入力ステップと同様に、手動テスト用GUIの画面表示を介して、各種項目の入力データをキーボード41aやマウス41bを用いて入力する。
【0041】
<入力データ記憶ステップS4>
入力データが入力されると、手動テスト開始時と同様に、入力データが対応する模擬入力部31に送られて電圧信号への変換等がされた後、マイコン21a、22aに送られる。そして、マイコン21a、22aに内蔵された制御用ソフトウェアによる処理がなされた後、模擬出力部32に出力信号が送られて、模擬出力部32において出力信号に応じた動作が行われる。
【0042】
このとき、テスト装置本体4内において、テスト実施者によって入力された入力データは、入力した時刻とともに、記憶部44又はメモリ43bに記憶されている(例えば、図5に示されるテスト開始から10秒後及び12秒後の入力データ参照)。
<手動テスト終了ステップS5>
上記のような入力データの入力、テスト実行、入力データの記憶をテスト終了まで繰り返して行うことで、手動テストを行う。そして、テストが終了した時点で、入力データの記憶を終了し、これらの入力データをテスト入力データログとして記憶部44に保存する。ここで、これらの入力データがRAM等のメモリ43bに一時的に記憶されている場合には、上記ステップS2及びステップS4における入力データを記憶する処理を行わずに、これらの入力データをステップS5の後に、テスト入力データログとして記憶部44にまとめて保存するようにしてもよい。
【0043】
以上のように、この手動テスト機能では、テスト実施者が、テスト装置本体4の入力部41を介して、入力機器の動作信号に対応する入力データを表示部42に表示させながら入力することができ、この入力データに基づいて、テスト装置本体4の制御部43が模擬入力部31から制御基板21、22に出力される動作信号を可変して、制御動作のテストが行なわれるため、従来のように、テスト実施者がテスト治具3の模擬入力部31に対して手動で入力することにより制御テストを行う場合に比べて、入力操作の操作性が向上し、制御動作のテストを効率的に行うことができる。
【0044】
また、テスト装置本体4の記憶部44が、入力データをテスト入力データログとして、例えば、図5に示すようなデータファイルとして記憶することができるようになっているため、同じテストを再度行う際にも、容易に再現することができるようになり、制御動作のテストを効率的に行うことができる。
(3)自動テスト機能
次に、制御テスト支援システム1の自動テスト機能について、図2及び図6を用いて説明する。ここで、図3は、手動テストのフローチャートである。自動テスト機能とは、手動テストにおいて入力され、記憶部44に記憶されたテスト入力データログを利用して、制御動作のテストを行う機能である。
【0045】
<テスト入力データログ読出ステップS11>
まず、図6に示すように、記憶部44に記憶されたテスト入力データログを制御部43のメモリ43bに読み出す。
<自動テスト実行ステップS12>
次に、メモリ43bに読み出されたテスト入力データログを構成する入力データ(例えば、図5に示されるデータ)を入力データの初期値から順に、入力した時刻ごとにテスト治具3の模擬入力部31に送り、制御動作のテストを実行する。
【0046】
以上のように、この自動テスト機能では、手動テストにおいて記憶部44に記憶されたテスト入力データログを利用して、制御動作のテストを行うことができるため、手動テストと同じテストを自動的に簡単に再現することができる。
(4)テストデータ編集
次に、制御テスト支援システム1のテストデータ編集機能について、図7及び図8を用いて説明する。ここで、図7は、テストデータ編集のフローチャートである。図8は、テストデータ編集用GUIの画面表示を示す図である。このテストデータ編集機能は、自動テストに使用するテスト入力データを新規に作成したり、手動テストで入力され記憶部44に記憶されたテスト入力データログの内容を編集する機能である。
【0047】
<選択ステップS21、テスト入力データログ読出ステップS22>
まず、図7に示すように、テスト実施者がテスト入力データを新規に作成するのか、又は、テスト入力データログを編集するのかを選択する。そして、テスト実施者がテスト入力データログを編集することを選択した場合には、記憶部44に記憶されたテスト入力データログを制御部43のメモリ43bに読み出す。
【0048】
<編集ステップS23、編集終了ステップS24>
次に、テスト実施者がテスト入力データの編集作業を行う。このとき、図8に示されるようなテストデータ編集用GUIを表示部42に表示し、この画面表示を介して、各種項目の入力データをキーボード41aやマウス41bを用いて編集する。
【0049】
ここで、図8のテストデータ編集用GUIについて説明する。この画面では、アナログデータを同じ単位を有するデータごとに、時刻を横軸にとって、折れ線グラフで表示(図8では、温度センサ類の温度を表示する折れ線グラフと、圧力センサ類の圧力を表示する折れ線グラフとに分けて表示)し、デジタルデータを各データごとに、時刻を横軸にとって、折れ線グラフで表示している。尚、新規にテスト入力データを作成する際には、この画面表示は、データ項目とグラフの横軸及び縦軸のみが表示されていたり、適当な入力データの初期値が入力された状態になっている。そして、これらの折れ線は、テスト実施者がマウス41bのドラッグアンドドロップ操作等で移動、線引き、及び線削除等の作業を行うことができるようになっている。これにより、テスト実施者は、図8に表示された折れ線によって入力データの値を参照しながら、折れ線の移動、線引き、及び線削除等の作業を行うことで、テスト入力データを編集することができる。
【0050】
<テスト入力データ記憶ステップS25>
上記のような入力データの編集作業を行った後、これらの入力データをテスト入力データログとして記憶部44に保存する。ここで、編集画面上で折れ線表示された入力データは、制御部43のメモリ43bに一時的に記憶されているため、これらの入力データを入力データログとして記憶部44に保存する。
【0051】
以上のように、このテストデータ編集機能では、テスト実施者が、新規に自動テスト用の入力データの作成や、記憶部44に記憶されたテスト入力データログの内容の編集を、表示部42の画面上に可視化した状態で行うことができる。これにより、例えば、テスト条件を部分的に変更する等のテスト入力データの編集作業を簡単に行うことができる。
【0052】
(5)制御基板のチェック機能
次に、制御テスト支援システム1の制御基板のチェック機能について、図2、図9及び図10を用いて説明する。ここで、図9は、手動テストを行う場合の制御基板のチェックのフローチャートである。図10は、自動テストを行う場合の制御基板のチェックのフローチャートである。制御基板のチェック機能とは、制御動作のテストにより制御基板21、22から模擬出力部32に出力される動作信号に対応する出力データとして制御基板21、22のRAMモニタ21b、22bに記憶された内部データと、制御動作のテストにより制御基板21、22から模擬出力部32に実際に出力された動作信号に対応する出力データとの一致/不一致を判定して、制御基板21、22の正常/異常を判定する機能である。尚、この機能は、手動テストを行う場合、及び自動テストを行う場合のどちらの場合でも、実行することが可能である。
【0053】
<手動テストの場合>
以下、図9を用いて、手動テストを行う場合の制御基板のチェックについて説明する。ここで、ステップS31、S32、S33、S35については、図3に示すステップS1、S2、S3、S5と同じであるため、説明を省略し、ステップS34、S36、S37のみについて説明する。
【0054】
ステップS33で、入力データが入力されると、入力データが対応する模擬入力部31に送られて電圧信号への変換等がされた後、マイコン21a、22aに送られる。そして、マイコン21a、22aに内蔵された制御用ソフトウェアによる処理がなされた後、模擬出力部32に出力信号が送られて、模擬出力部32において出力信号に応じた動作が行われる。また、マイコン21a、22aに接続されたRAMモニタ21b、22bには、マイコン21a、22aから模擬出力部32に出力される出力信号に対応する出力データが内部データとして記憶されている。
【0055】
このとき、テスト装置本体4において、テスト実施者によって入力された入力データは、入力した時刻とともに、記憶部44又はメモリ43bに記憶されている(例えば、図5に示されるテスト開始から10秒後及び12秒後の入力データ)。ここでは、テスト装置本体4において、さらに、模擬出力部32に出力された出力信号がI/O部43cを介して取り込まれて記憶部44に記憶されるとともに、RAMモニタ21b、22bから通信線48を介して内部データが取り込まれて、記憶部44に記憶される(図2参照)。
【0056】
次に、出力及び内部データ読出ステップS36において、一旦、記憶部44に記憶された出力データ及び内部データを制御部43に読み出す。そして、異常判断ステップS37において、出力データと内部データとの一致/不一致が判定される。そして、出力データと内部データとが一致しない場合には、制御基板21、22において、マイコン21a、22aから模擬出力部32へ出力データを出力する部分との間に異常があるものと判定される。
【0057】
<自動テストの場合>
自動テストを行う場合についても、上記の手動テストを行う場合と同様に、制御基板のチェックを行うことができる。ここで、自動テストを行う場合の制御基板のチェックは、図10に示されるように、図6に示すステップS11と同様のステップS38と、手動テストにおけるステップS34、S36、S37と同様のステップS39、S40、S41に従って行われる。
【0058】
以上のように、この制御基板のチェック機能では、制御基板21、22が模擬出力部32に出力する動作信号に対応する出力データからなる内部データと、制御動作のテストにより制御基板21、22から模擬出力部32に実際に出力された動作信号に対応する出力データとの一致/不一致を判定して、制御基板21、22の正常/異常を判断することができる。
【0059】
(6)実機再現機能
次に、制御テスト支援システム1の実機再現機能について、図11及び図12を用いて説明する。ここで、図11は、実機のRAMモニタの内部データを制御テスト支援システム1に取り込むことができるようにネットワーク接続された状態を示す構成図である。図12は、実機再現機能のフローチャートである。実機再現機能とは、実機のRAMモニタの内部データから自動テストに使用するテスト入力データを生成して運転入力データログとして記憶部44に記憶し、この運転データログを用いて、自動テストを行う機能である。
【0060】
<実機データ取込ステップS51>
制御テスト支援システム1は、図11に示すように、テストを実施している場所とは別の場所に設置された実機の空気調和装置91のRAMモニタとネットワーク49を介して接続されて、内部データを取り込むことができるようになっている。
【0061】
そして、図12に示すように、空気調和装置91のRAMモニタから実際に運転して得られた運転データをテスト装置本体4の制御部43に取り込む。
<実機再現データ生成ステップS52、実機再現データ記憶ステップS53>
次に、テスト装置本体4の制御部43に取り込まれた運転データの中から制御動作のテストに必要なデータのみを選択して運転入力データを生成する。そして、この運転入力データが運転入力データログとして記憶部44に記憶される。また、運転データのうち後述のテスト出力データログを構成する出力データに対応する項目の運転データが実機出力データログとして記憶部44に記憶される。
【0062】
<運転入力データログ読出ステップS54>
次に、記憶部44に記憶された運転入力データログを制御部43のメモリ43bに読み出す。
<自動テスト実行ステップS55>
次に、メモリ43bに読み出された運転入力データログをその初期値から順に入力した時刻ごとにテスト治具3の模擬入力部31に送り、制御動作のテストを実行する。ここでは、テスト装置本体4において、さらに、模擬出力部32に出力された出力データがI/O部43cを介して取り込まれて、テスト出力データログとして、記憶部44に記憶される。
【0063】
<出力データ読出ステップS56>
次に、記憶部44に記憶された実機出力データログ及びテスト出力データログを制御部43に読み出す。
<実機異常判定ステップS57>
次に、読み出された実機出力データログと、テスト出力データログとの一致/不一致が判定される。そして、実機出力データログとテスト出力データログとが一致しない場合には、実機の空気調和装置91の制御基板の不具合の原因を特定するためのデータとして利用される。
【0064】
以上のように、この実機再現機能では、実機と同じ入力条件での制御動作のテストを行うことができるため、空気調和装置91を実際に運転して不具合が生じた場合に、この不具合が生じた際の運転データから運転入力データを生成して、運転入力データログとして記憶し、この運転入力データを利用して、不具合が生じた空気調和装置91が備えた制御基板と同じ仕様の制御基板に対して、不具合が生じた条件における制御動作のテストを行うことができる。
【0065】
さらに、不具合が生じた際の運転データからなる実機出力データログと、制御動作のテストで得られたテスト出力データログとの一致/不一致を判定して、不具合の原因を特定することもできる。
(7)簡略データ生成機能
次に、制御テスト支援システム1の簡略データ生成機能について、図13、図14、図15及び図16を用いて説明する。ここで、図13及び図14は、簡略データ生成のフローチャートである。図15は、実機のRAMモニタの運転データログを示す図である。図16は、簡略データを示す図である。簡略データ生成機能とは、実機再現データ生成ステップS52(図12参照)において、運転入力データログを構成する運転データから、経時的変化が所定値を超える運転データのみを選択した簡略入力データを生成する機能である。
【0066】
<実機再現簡略データ生成ステップS61>
実機のRAMモニタからテスト装置本体4に取り込まれた運転データのうち、温度や圧力等のアナログデータの簡略入力データの生成方法について説明する。
まず、図13に示されるように、実機のRAMモニタからテスト装置本体4に取り込まれる運転データの処理が1回目かどうかを選択する(ステップS71)。ここで、1回目の場合は、図12に示される実機再現データ生成ステップS52と同様に、テスト装置本体4の制御部43に取り込まれた運転データの中から制御動作のテストに必要な運転データを選択する処理のみを行い、経時的な変化がない運転データであってもなくても、すべての運転データを含む運転入力データログを生成する(ステップS75)。ここで、図13に示される符号yは、処理中の現在時刻のデータを示し、符号yは、処理中のデータyの一つ前の時刻のデータを示している。
【0067】
一方、ステップS71において、2回目以降のデータ処理の場合には、経時的変化がない運転データについては、間引きした簡略入力データを生成するようにしている(ステップS72、S73)。詳細には、ステップS72において、処理中の現在時刻のデータyと一つ前の時刻のデータyとの差を演算して、その絶対値がしきい値T以上の場合には、運転データyをテストデータとするが(ステップS73)、しきい値T未満の場合には、たとえ運転データyと運転データyとが全く同じ値でない場合であっても、運転データyをテストデータとせずに、次の時刻の運転データを処理する。これにより、現在時刻の運転データyが間引きされる。このような処理をすべての時刻の運転データについて行う(ステップS74)。
【0068】
次に、デジタルデータの簡略入力データの生成方法について説明する。デジタルデータについても、図14に示されるように、実機のRAMモニタからテスト装置本体4に取り込まれる運転データの処理が1回目かどうかを選択する(ステップS76)。ここで、1回目の場合は、アナログデータの場合と同様に、テスト装置本体4の制御部43に取り込まれた運転データの中から制御動作のテストに必要な運転データを選択する処理のみを行い、経時的な変化がないデータであっても、すべての運転データを含む運転入力データログを生成する(ステップS80)。
【0069】
一方、ステップS76において、2回目以降のデータ処理の場合においても、アナログデータの場合と同様に、経時的変化がないデータについては、間引きした簡略入力データを生成するようにしている(ステップS77、S78)。しかし、デジタルデータの場合は、アナログデータの場合と異なり、値そのものが0と1だけしかないため、しきい値は設けられていない。これにより、現在時刻の運転データyが間引きされる。このような処理をすべての時刻の運転データについて行う(ステップS79)。
【0070】
上記の処理を図15及び図16を用いて、具体的に説明する。例えば、実機のRAMモニタからテスト装置本体4に取り込まれた運転データのうち、外気温度の運転データに着目すると、この運転データは、30℃(時刻10:00:00)から30.05℃(時刻10:00:02)に上昇し、また、30.1℃(時刻10:00:04)に上昇し、さらに、30.2℃(時刻10:00:10)に上昇している。ここで、外気温度についてのしきい値Tを0.1℃と設定している場合、上記の処理がなされると、図16に示されるように、時刻0秒(すなわち、時刻10:00:00)における外気温度は30℃となり、時刻2秒(すなわち、時刻10:00:02)における外気温度は、温度値の変化がしきい値Tよりも小さいため、時刻1秒(すなわち、時刻10:00:01)におけるデータがテストデータから間引きされている。このような処理により、時刻3秒(すなわち、時刻10:00:03)、5秒(すなわち、時刻10:00:05)〜9秒(すなわち、時刻10:00:09)までの外気温度データが間引きされている。このように、他の運転データについても、テストデータの間引きが行われるようになっている。
【0071】
以上のように、簡略データ生成機能では、運転入力データログを構成する運転データから経時的変化が所定値を超える運転データのみを選択した簡略入力データを生成することによって、記憶部44に記憶させる運転入力データログのデータ量を削減することができる。
(8)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0072】
例えば、前記実施形態では、本発明をセパレート型の空気調和装置に適用したが、これに限定されず、他の家電製品や設備機器に適用してもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1にかかる発明では、コンピュータからなるテスト装置本体の入力部を介して、入力機器の動作信号に対応する入力データを表示部に表示させながら手動で入力することができ、この入力データに基づいて、テスト装置本体の制御部が模擬入力部からテスト対象制御機器に出力される動作信号を可変して、制御動作のテストが行なわれるため、従来のように、テスト実施者がテスト治具の模擬入力部に対して手動で入力することにより制御機器に動作信号を入力する場合に比べて、入力操作の操作性が向上し、制御動作のテストを効率的に行うことができる。
【0074】
また、テスト装置本体の記憶部が、入力データをテスト入力データログとして記憶することができるようになっているため、同じテストを再度行う際にも、容易に再現することができるようになり、制御動作のテストを効率的に行うことができる。
請求項2にかかる発明では、テスト装置本体を介して手動入力されたテスト入力データログを利用して、制御動作のテストを行うことができるため、同じテストを自動的に簡単に再現することができる。
【0075】
請求項3にかかる発明では、テスト入力データの内容を可視化して編集できるため、テスト条件を部分的に変更する等のテスト入力データの編集作業を簡単に行うことができる。
請求項4にかかる発明では、設備機器を実際に運転して不具合が生じた場合に、この不具合が生じた際の運転データから制御動作のテストに使用する運転入力データを生成して、運転入力データログとして記憶し、この運転入力データを利用して、不具合が生じた設備機器が備える制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器に対して、不具合が生じた条件における制御動作のテストを行うことができる。
【0076】
請求項5にかかる発明では、運転入力データログを構成する運転データから経時的変化が所定値を超える運転データのみを選択した簡略入力データを生成することによって、記憶部に記憶させる運転入力データログのデータ量を削減することができる。
請求項6にかかる発明では、実機の設備機器において、不具合が生じた際の運転データと、制御動作のテストで得られた出力データとの一致/不一致を判定することができるため、実機の設備機器における不具合の原因を容易に特定することができる。
【0077】
請求項7にかかる発明では、テスト対象制御機器が模擬出力部に出力する動作信号に対応する出力データからなる内部データと、制御動作のテストによりテスト対象制御機器から模擬出力部に実際に出力された動作信号に対応する出力データとの一致/不一致を判定することができるため、テスト対象制御機器の正常/異常を判定することができる。
【0078】
請求項8にかかる発明では、コンピュータからなるテスト装置本体の入力部を介して、入力機器の動作信号に対応する入力データを表示部に表示させながら入力することができ、この入力データに基づいて、テスト装置本体の制御部が模擬入力部からテスト対象制御機器に出力される動作信号を可変して、制御動作のテストが行なわれるため、従来のように、テスト実施者が手動入力によりテスト治具の模擬入力部から制御機器に動作信号を入力する場合に比べて、入力操作の操作性が向上し、制御動作のテストを効率的に行うことができる。
【0079】
また、テスト装置本体の記憶部が、入力データをテスト入力データログとして記憶することができるようになっているため、同じテストを再度行う際にも、容易に再現することができるようになり、制御動作のテストを効率的に行うことができる。
請求項9にかかる発明では、テスト装置本体を介して手動入力されたテスト入力データログを利用して、制御動作のテストを行うことができるため、同じテストを自動的に簡単に再現することができる。
【0080】
請求項10にかかる発明では、テスト入力データログの内容を可視化して編集できるため、テスト条件を部分的に変更する等のテスト入力データの編集作業を簡単に行うことができる。
請求項11にかかる発明では、設備機器を実際に運転して不具合が生じた場合に、この不具合が生じた際の運転データから制御動作のテストに使用する運転入力データを生成して、運転入力データログとして記憶し、この運転入力データを利用して、不具合が生じた設備機器が備えた制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器に対して、不具合が生じた条件における制御動作のテストを行うことができる。
【0081】
請求項12にかかる発明では、運転入力データログを構成する運転データから経時的変化が所定値を超える運転データのみを選択した簡略入力データを生成することによって、記憶部に記憶させる運転入力データログのデータ量を削減することができる。
請求項13にかかる発明では、実機の設備機器において、不具合が生じた際の運転データと、制御動作のテストで得られた出力データとの一致/不一致を判定することができるため、実機の設備機器における不具合の原因を容易に特定することができる。
【0082】
請求項14にかかる発明では、テスト対象制御機器が模擬出力部に出力する動作信号に対応する出力データからなる内部データと、制御動作のテストによりテスト対象制御機器から模擬出力部に実際に出力された動作信号に対応する出力データとの一致/不一致を判定することができるため、テスト対象制御機器の正常/異常を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の制御テスト支援システムにテスト対象制御機器が接続された状態を示す構成図。
【図2】本発明の第1実施形態の制御テスト支援システムにテスト対象制御機器が接続された状態を示すブロック図。
【図3】手動テストのフローチャート。
【図4】手動テスト用GUIの画面表示を示す図。
【図5】手動テストのテスト入力データログを示す図。
【図6】自動テストのフローチャート。
【図7】テストデータ編集のフローチャート。
【図8】テストデータ編集用GUIの画面表示を示す図。
【図9】制御基板のチェックのフローチャート(手動テスト時)。
【図10】制御基板のチェックのフローチャート(自動テスト時)。
【図11】実機のRAMモニタの内部データを制御テスト支援システムに取り込むことができるようにネットワーク接続された状態を示す構成図。
【図12】実機再現機能のフローチャート。
【図13】簡略データ生成のフローチャート(アナログデータ)。
【図14】簡略データ生成のフローチャート(デジタルデータ)。
【図15】実機のRAMモニタのデータログを示す図。
【図16】簡略データを示す図。
【符号の説明】
1 制御テスト支援システム
2 テスト用制御機器
3 テスト治具
4 テスト装置本体
31 模擬入力部
32 模擬出力部
41 入力部
42 表示部
43 制御部
44 記憶部
91 空気調和装置

Claims (14)

  1. 入力機器及び出力機器に接続されて設備機器を構成する制御機器の制御動作を確認するために、前記制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器(2)を用いて制御動作のテストを行う制御テスト支援システム(1)であって、
    前記入力機器及び前記出力機器の動作を模擬的に行う模擬入力部(31)及び模擬出力部(32)を有し、前記テスト対象制御機器に接続されたテスト治具(3)と、
    前記入力機器の動作信号に対応する入力データを入力することが可能な入力部(41)と、前記入力データを表示することが可能な表示部(42)と、前記入力データに基づいて前記模擬入力部から前記テスト対象制御機器に入力される動作信号を可変して制御動作のテストを行う制御部(43)と、前記入力データをテスト入力データログとして記憶することが可能な記憶部(44)とを有し、前記テスト治具に接続されたコンピュータからなるテスト装置本体(4)と、を備えた制御テスト支援システム(1)。
  2. 前記制御部(43)は、前記テスト入力データログを利用して、制御動作のテストを行うことが可能である、
    請求項1に記載の制御テスト支援システム(1)。
  3. 前記制御部(43)は、テスト入力データを前記表示部(42)に表示させた状態で、前記入力部(41)を介して、前記テスト入力データの内容を編集することが可能である、
    請求項2に記載の制御テスト支援システム(1)。
  4. 前記制御部(43)は、前記テスト対象制御機器(2)と同じ仕様の制御機器を備えた設備機器(91)を実際に運転して得られた運転データを利用して、制御動作のテストに必要な運転データのみからなる運転入力データを生成することが可能であり、
    前記記憶部(44)は、前記運転入力データを運転入力データログとして記憶することが可能である、
    請求項2に記載の制御テスト支援システム(1)。
  5. 前記制御部(43)は、前記運転入力データログから経時的変化が所定値を超える運転データのみを選択した簡略入力データを生成することが可能であり、
    前記記憶部(44)は、前記簡略入力データを運転入力データログとして記憶することが可能である、
    請求項4に記載の制御テスト支援システム(1)。
  6. 前記制御部(43)は、前記運転入力データログを利用して制御動作のテストを行うことによって前記テスト対象制御機器(2)から前記模擬出力部(32)に出力された動作信号に対応する出力データと、前記設備機器(91)を実際に運転して得られた運転データのうち前記出力データに対応する運転データとの一致/不一致を判定することが可能である、請求項4又は5に記載の制御テスト支援システム(1)。
  7. 前記テスト対象制御機器(2)は、制御動作のテストにより前記模擬出力部(32)に出力する動作信号に対応する出力データを内部データとして記憶しており、
    前記制御部(43)は、前記内部データと、制御動作のテストにより前記テスト対象制御機器から前記模擬出力部に出力された動作信号に対応する出力データとの一致/不一致を判定することが可能である、
    請求項2又は3に記載の制御テスト支援システム(1)。
  8. 入力機器及び出力機器に接続されて設備機器を構成する制御機器の制御動作を確認するために、前記制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器(2)を、前記入力機器及び前記出力機器の動作を模擬的に行う模擬入力部(31)及び模擬出力部(32)を有するテスト治具(3)に接続して、制御動作のテストを行う制御テスト支援システム(1)において、前記テスト治具に接続されたコンピュータからなるテスト装置本体(4)に使用される制御テスト支援システム用プログラムであって、
    前記入力機器の動作信号に対応する入力データを入力する入力データ入力ステップと、
    前記入力データに基づいて前記模擬入力部から前記テスト対象制御機器に入力される動作信号を可変して制御動作のテストを行う手動テストステップと、
    前記入力データをテスト入力データログとして記憶する入力データ記憶ステップと、を実行させる制御テスト支援システム用プログラム。
  9. 前記テスト入力データログを利用して、制御動作のテストを行う自動テストステップを実行させる、請求項8に記載の制御テスト支援システム用プログラム。
  10. 前記テスト入力データの内容を画面表示させた状態で、入力データを編集する編集ステップを実行させる請求項9に記載の制御テスト支援システム用プログラム。
  11. 入力機器及び出力機器に接続されて設備機器を構成する制御機器の制御動作を確認するために、前記制御機器と同じ仕様のテスト対象制御機器(2)を、前記入力機器及び前記出力機器の動作を模擬的に行う模擬入力部(31)及び模擬出力部(32)を有するテスト治具(3)に接続して、制御動作のテストを行う制御テスト支援システム(1)において、前記テスト治具に接続されたコンピュータからなるテスト装置本体(4)に使用される制御テスト支援システム用プログラムであって、
    前記テスト対象制御機器と同じ仕様の制御機器を備えた前記設備機器(91)を実際に運転して得られた運転データを利用して、制御動作のテストに必要な運転データのみからなる運転入力データを生成する実機再現データ生成ステップと、
    前記運転入力データを運転入力データログとして記憶する実機再現データ記憶ステップと、
    前記運転入力データログを利用して、制御動作のテストを行う実機再現テストステップと、を実行させる制御テスト支援システム用プログラム。
  12. 前記実機再現データ生成ステップは、前記運転入力データから、経時的変化が所定値を超える運転データのみを選択した簡略入力データを生成する実機再現簡略データ生成ステップを含んでいる、請求項11に記載の制御テスト支援システム用プログラム。
  13. 前記運転入力データログを利用して制御動作のテストを行うことによって前記テスト対象制御機器(2)から前記模擬出力部(32)に出力された動作信号に対応する出力データと、前記設備機器(91)を実際に運転して得られた運転データのうち前記出力データに対応する運転データとの一致/不一致を判定する実機異常判定ステップを実行させる、請求項11又は12に制御テスト支援システム用プログラム。
  14. 制御動作のテストにより前記テスト対象制御機器(2)から前記模擬出力部(32)に出力される動作信号に対応する出力データとして前記テスト対象制御機器に記憶された内部データと、制御動作のテストにより前記テスト対象制御機器から前記模擬出力部に出力された動作信号に対応する出力データとの一致/不一致を判定する制御機器異常判定ステップを実行させる、請求項9又は10に記載の制御テスト支援システム用プログラム。
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